JP2023101344A - 情報推薦方法、情報推薦プログラムおよび情報推薦装置 - Google Patents

情報推薦方法、情報推薦プログラムおよび情報推薦装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023101344000001
【課題】ユーザが気づいていないツールの操作を推薦できること。
【解決手段】情報推薦装置100は、ツール110を操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、ツールに関する習熟度と、操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定する。情報推薦装置100は、例えば、特定の被推薦ユーザがツール110を操作する際、被推薦ユーザの習熟度に対応する顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出する。情報推薦装置100は、抽出した操作を被推薦ユーザに推薦情報Soとして出力する。例えば、習熟度が「低」の被推薦ユーザには、顕在化難易度が「中」または「高」の操作を推薦する。被推薦ユーザは、推薦情報Soにより気づいていなかったツール110の操作が行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報推薦方法、情報推薦プログラムおよび情報推薦装置に関する。
従来、ユーザが操作する装置やソフトウェア等のツールは、開発を重ねる毎に機能が追加されて複雑になっていく。ツールの多様な機能は、操作に習熟したユーザには便利であるが、操作に不慣れなユーザには煩雑で扱いにくいものとなる。操作に不慣れなユーザに対し、ツールの操作の適切な情報を効率的に推薦することが求められる。
先行技術としては、例えば、施設監視アプリケーションの操作の予測器を協調フィルタリングで学習して予測結果をカスタムメニューとして提示するものがある。また、例えば、ユーザの操作履歴からユーザの習熟度を算出し、対象のユーザと操作履歴が類似するユーザのなかから習熟度が近いユーザを選定し、選定されたユーザの操作の傾向から対象のユーザに適した操作を選定し、推薦するものがある。また、検索ワードの専門度度合いにより専門性の高いユーザを認識し、専門性の高いユーザが利用する検索ワードを専門領域に関連するワードとして抽出するものがある。
特開2019-200564号公報 特開2018-197936号公報 特開2004-192542号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、ユーザに対し有用な操作を推薦できないことがあった。また、ユーザが気づいていない操作を推薦できないことがあった。また、ユーザの操作時の状況を考慮して有用な操作を推薦できないことがあった。
一つの側面では、本発明は、ユーザが気づいていないツールの操作を推薦できることを目的とする。
一つの実施態様によれば、ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、特定のユーザの前記習熟度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、処理をコンピュータが実行する情報推薦方法、情報推薦プログラムおよび情報推薦装置が提案される。
一態様によれば、ユーザが気づいていないツールの操作を推薦できるようになる。
図1は、実施の形態に係る情報推薦方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、情報推薦システムの構成例を示す図である。 図3は、情報推薦装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、操作履歴収集の機能的構成例を示すブロック図である。 図5は、曲げ加工機の構成例を示す図である。 図6は、操作履歴テーブルの記憶内容の一例を示す図表である。 図7は、操作履歴の情報の学習の機能的構成例を示すブロック図である。 図8は、データ整形部による整形後の操作履歴の情報の一例を示す図表である。 図9は、操作履歴の情報の学習の処理例を示すフローチャートである。 図10Aは、有用さテーブルの記憶内容の一例を示す図表である。 図10Bは、顕在化難易度テーブルの記憶内容の一例を示す図表である。 図10Cは、習熟度テーブルの記憶内容の一例を示す図表である。 図11は、推薦情報生成の機能的構成例を示すブロック図である。 図12Aは、被推薦ユーザ操作抽出部が行う処理例を示すフローチャートである。(その1) 図12Bは、被推薦ユーザ操作抽出部が行う処理例を示すフローチャートである。(その2) 図13は、被推薦ユーザ操作リストの例を示す図である。 図14は、推薦操作選定部が行う処理例を示すフローチャートである。 図15は、推薦情報の出力例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明に係る情報推薦方法、情報推薦プログラムおよび情報推薦装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態に係る情報推薦方法の一実施例)
図1は、実施の形態に係る情報推薦方法の一実施例を示す説明図である。情報推薦装置100は、ツール110を操作する特定のユーザ(被推薦ユーザ)に対し、被推薦ユーザが気づいていないツール110の操作の情報を出力するためのコンピュータである。被推薦ユーザは、情報推薦装置100から推薦情報を受けるユーザである。
情報推薦装置100は、例えば、被推薦ユーザがツール110を所定の状況で操作しようとする際、この被推薦ユーザに対してツール110を適切に操作するための推薦情報を出力する。
情報推薦装置100は、例えば、サーバやPC(Personal Computer)であり、操作履歴テーブル101と、情報推薦装置100の制御を実行する制御部102と、を含む。情報推薦装置100は、クラウドサーバであってもよく、操作履歴テーブル101と、制御部102は、クラウド上で任意に配置してもよい。
情報推薦装置100は、ツール110を操作した複数のユーザ(全ユーザ)の操作毎情報S1を取得する。ツール110は、例えば、ユーザが実際に操作する所定の工作機械(後述する曲げ加工機200等)や、ユーザが操作する所定のソフトウェア等である。ツール110は、全ユーザがそれぞれツール110を操作した毎の操作毎情報S1を出力する。操作毎情報S1は、ユーザ識別子(ID)、操作情報、状況情報を含む。操作情報は、ユーザがツール110を操作した時の操作対象(例えば、曲げ加工機200の動作設定)に関する情報である。状況情報は、ユーザがツール110を操作した時の操作対象(例えば、ワークWの各種情報)に関する情報である。
情報推薦装置100は、ユーザ毎の操作毎情報S1が入力される都度、ユーザ毎の操作毎情報を曲げ加工機200の操作履歴として集約した集約情報を生成し、操作履歴テーブル101を作成する。操作履歴テーブル101には、ユーザ毎のツール110の操作履歴が蓄積される。操作毎情報S1の集約は、情報推薦装置100が行うに限らず、ツール110が行ってもよい。
情報推薦装置100(制御部102)は、操作履歴テーブル101を参照し、ツール110を操作した全ユーザの操作履歴を学習し、ユーザ別の推薦情報を生成する。情報推薦装置100は、ユーザID等で指定された被推薦ユーザの入力情報Siが入力されると、指定された被推薦ユーザに対応した適切な推薦情報(出力情報)Soを出力する。入力情報Siおよび出力情報Soは、ツール110が入出力してもよいし、ツール110とは別のPC等が入出力してもよい。
情報推薦装置100が出力する推薦情報Soは、ツール110の操作において、被推薦ユーザが気づいていない操作を被推薦ユーザに推薦する内容を含む。
従来、例えば、被推薦ユーザに対しツールの適切な操作を推薦できないことがあった。例えば、ツールの操作に不慣れな被推薦ユーザに対し、他の不慣れなユーザが行った有用ではない操作を推薦する場合があった。また、被推薦ユーザが気づいていない操作を推薦できないことがある。例えば、誰でも知っているような操作を被推薦ユーザに推薦する場合がある。また、被推薦ユーザの操作時の状況を考慮して有用な操作を推薦できないことがある。例えば、被推薦ユーザによるツールの操作時の状況として、工程の進捗、タスクの属性(行うべき操作等)、アプリケーションや環境(温度、湿度等)の状況が異なる場合、以前の異なる状況と同じ操作では有用ではない場合がある。
そこで、本実施の形態では、情報推薦装置100は、被推薦ユーザに対し適切な操作を推薦する。例えば、情報推薦装置100は、被推薦ユーザが気づいていない操作を推薦する。ここで、情報推薦装置100は、被推薦ユーザの操作時の状況を考慮して気づいていない操作のうち有用な操作を推薦する。以下、実施の形態の情報推薦方法について説明する。
実施の形態では、用語を以下のように定義する。
「有用さ」の高い操作とは、多くのユーザが繰り返し行った操作、
「習熟度」が高いユーザとは、いろいろな操作を知っているユーザ、
「顕在化難易度」が高い操作とは、多くのユーザが気づきにくい操作(少人数のユーザだけが気づいて行った操作、気づかれにくさ)、である。
情報推薦装置100は、図1に示す全ユーザの「習熟度」と、「顕在化難易度」との対応関係に基づき、被推薦ユーザの習熟度に対応する顕在化難易度より高い顕在化難易度(気づかれにくさ)を有する作業を推薦する。例えば、習熟度「低」の被推薦ユーザに対しては、顕在化難易度(気づかれにくさ)が「中」以下のユーザ(中および高)が行っていた操作を推薦する(図1中実線)。また、習熟度「中」の被推薦ユーザに対しては、顕在化難易度(気づかれにくさ)が「高」のユーザが行っていた操作を推薦する(図1中点線)。
ここで、図1に示すように、情報推薦装置100は、習熟度「低」の被推薦ユーザに対しては、顕在化難易度が「低」の操作の推薦を行わない。また、習熟度「高」の被推薦ユーザに対しては、さらなる操作の推薦は不要と判断する。
図1の例では、便宜上、習熟度と、顕在化難易度と、をそれぞれ3分割して判断する説明とした。情報推薦装置100(制御部102)は、実際には、習熟度、および顕在化難易度をそれぞれに対応した所定範囲の値で判断している。例えば、情報推薦装置100(制御部102)は、習熟度「低」~「中」~「高」に対応した1.0~10.0~100.0の範囲の連続値を用い、また、顕在化難易度「低」~「中」~「高」に対応した0.2~2~20の範囲の連続値を用いる。
ここで、情報推薦装置100は、図1の実線に示した習熟度「低」の被推薦ユーザに対しては、顕在化難易度(気づかれにくさ)が「中」以下のユーザが行った操作を推薦し、「低」のユーザが行っていた操作は推薦していない。これは、「低」のユーザが行った操作は誰でも知っている(習熟度「低」の被推薦ユーザも操作を知っている)ためであり、情報推薦装置100は「低」のユーザが行っていた操作は推薦しない。
従来技術(例えば、特許文献2)の技術では、「習熟度」のみで推薦を行っており、実施の形態の「習熟度」と、「顕在化難易度」との対応関係に基づく判断は行っていない。このため、従来技術では、習熟度「低」の被推薦ユーザに対しては、習熟度「中」または「高」のユーザが行った操作を推薦することが考えられる。この場合、例えば、習熟度「中」の操作の中には、全ユーザが知っている当たり前の操作が混ざっており、習熟度「低」のユーザも知っていることが含まれており、被推薦ユーザに対して不要な推薦がされてしまう。また、習熟度「中」の操作の中で、習熟度「低」のユーザが行っていない操作を推薦することが考えられる。この場合、習熟度「低」のユーザがその操作を過去に行っていた場合には、そのノウハウは推薦されなくなってしまう。
これに対し、実施の形態の情報推薦装置100は、被推薦ユーザが気づいていないと推論した操作(ノウハウに相当)を推薦する。さらに、情報推薦装置100は、ある状況における被推薦ユーザの操作の有用さをスコアリングする。また、情報推薦装置100は、対象の被推薦ユーザが、ある状況における操作の「有用さ」に気づいているか否かを推論する。これにより、情報推薦装置100は、「有用さ」が高い操作、かつ対象の被推薦ユーザが「有用さ」に気づいていなかった操作を推薦できる。
(情報推薦システムの構成例)
図2は、情報推薦システムの構成例を示す図である。図2には、ツール110として、ユーザがワークを把持した状態でワークを曲げ加工する曲げ加工機200を例としている。情報推薦装置100は、曲げ加工機200を操作する全ユーザの操作毎情報S1を収集し、上記の学習処理を行う。そして情報推薦装置100は、ある特定の被推薦ユーザを対象とした呼出を受けた際、この被推薦ユーザに対し、被推薦ユーザが気づいていない曲げ加工機200の操作を含む推薦情報Soを出力する。さらに、情報推薦装置100は、被推薦ユーザが気づいていない曲げ加工機200の操作のうち有用な操作を示す推薦情報Soを出力することもできる。
また、図2の構成例では、曲げ加工機200と、情報推薦装置100との間に、PC201を配置している。PC201は、曲げ加工機200との間、および情報推薦装置100との間がそれぞれネットワークで通信接続される。PC201には、モニタ202が接続されている。PC201は、情報推薦装置100から送信された推薦情報Soをモニタ202に表示する。
図2を用いて処理の概要を順番に説明する。
1.曲げ加工機200は、曲げ加工機200がユーザによって操作される毎に、操作毎情報S1をPC201に送信する。操作毎情報S1は、上記の操作情報、状況情報、ユーザ情報(ID)を含む。曲げ加工機200は、ユーザによる操作毎に、操作毎情報S1をPC201に送信する。ここで、曲げ加工機200は、例えば、同一/および異なるユーザ、さらには時間経過による異なる操作毎に、操作したユーザのユーザIDと、操作情報と、操作時の状況情報をPC201に送信する。
2.PC201は、操作毎情報(ユーザID,操作情報、状況情報)S1を、ネットワークを介して情報推薦装置100に送信する。情報推薦装置100は、操作毎情報S1をユーザ毎に集約した集約情報S2を操作履歴テーブル101に格納する。操作履歴テーブル101には、時間経過(タイムスタンプ)毎のレコードに、ユーザ別の集約情報(操作情報、状況情報)S2を格納する。このようにして、操作履歴テーブル101には、曲げ加工機200を操作した複数のユーザ(全ユーザ)について、ユーザ毎の集約情報(操作情報、状況情報)S2が蓄積されていく。
3.情報推薦装置100(制御部102)は、所定のタイミング毎に、操作履歴テーブル101に蓄積された複数のユーザ(全ユーザに相当)の集約情報(操作情報、状況情報)S2を参照する。情報推薦装置100は、集約情報S2を学習に適した形式に整形し、整形後のデータを学習する。情報推薦装置100は、整形後のデータに対する所定の学習処理により、推薦情報Soの出力のためのモデルを生成する。
例えば、情報推薦装置100は、操作履歴テーブル101に蓄積された全ユーザの集約情報S2、所定の操作期間、初期パラメータ等に基づき、上記の「有用さ」、「顕在化難易度」、「習熟度」のパラメータを学習処理により推定する。
4.PC201は、呼出時、被推薦ユーザの入力情報Si(ユーザID、状況情報)を情報推薦装置100に出力する。PC201は、ある被推薦ユーザの入力情報Siを情報推薦装置100に出力する。
5.情報推薦装置100は、呼出毎、すなわち、入力された被推薦ユーザの入力情報Siを被推薦ユーザの入力情報Siを、作成済のモデルに適用することで、被推薦ユーザに適した推薦情報Soを生成し、PC201に出力する。
例えば、情報推薦装置100は、被推薦ユーザの入力情報Siの入力時、学習により推定した「有用さ」、「顕在化難易度」、「習熟度」に基づいて被推薦ユーザに適した推薦情報Soを生成する。情報推薦装置100は、生成した推薦情報SoをPC201に送信する。情報推薦装置100が行う学習による推薦情報Soの生成の詳細は後述する。
6.PC201は、情報推薦装置100から受信した被推薦ユーザ用の推薦情報Soを所定形式でモニタ202に画面表示する。モニタ202に表示される推薦情報Soは、被推薦ユーザが気づいていない曲げ加工機200の操作でかつ有用な操作を示す推薦の情報を含む。
(情報推薦装置100のハードウェア構成例)
次に、図3を用いて、情報推薦装置100のハードウェア構成例について説明する。
図3は、情報推薦装置のハードウェア構成例を示す図である。図3において、情報推薦装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、ネットワークI/F(Interface)303と、記録媒体I/F304と、記録媒体305とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、CPU301は、情報推薦装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることにより、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
ネットワークI/F303は、通信回線を通じてネットワークNWに接続され、ネットワークNWを介して他のコンピュータに接続される。そして、ネットワークI/F303は、ネットワークNWと内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F303は、例えば、モデムやLANアダプタなどである。
記録媒体I/F304は、CPU301の制御に従って記録媒体305に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F304は、例えば、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)ポートなどである。記録媒体305は、記録媒体I/F304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体305は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体305は、情報推薦装置100から着脱可能であってもよい。
可搬型記録媒体I/F306は、CPU301の制御に従って可搬型記録媒体307に対するデータのリード/ライトを制御する。可搬型記録媒体307は、可搬型記録媒体I/F306の制御で書き込まれたデータを記憶する。可搬型記録媒体307としては、例えば、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。
情報推薦装置100は、上述した構成部の他、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、マイク、スピーカーなどを有してもよい。また、情報推薦装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を複数有していてもよい。また、情報推薦装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を有していなくてもよい。
図2に示したPC201のハードウェア構成例は、図3に示した情報推薦装置100のハードウェア構成例と同様であるため、説明を省略する。
(情報推薦装置が行う処理)
情報推薦装置100は、被推薦ユーザに推薦情報を出力するにあたり、1.操作履歴収集、2.操作履歴の情報の学習、3.推薦情報の生成、の各処理を行う。以下、これらの処理を順に説明する。
(1.操作履歴収集)
図4は、操作履歴収集の機能的構成例を示すブロック図である。図4は、図2の曲げ加工機200を対象とした操作履歴収集に係るPC201と、情報推薦装置100の機能的構成を示す。図4の構成例では、PC201は、曲げ加工機200のユーザ操作時、操作に係る情報を検出する構成とした。このほか、PC201のユーザ操作に係る構成部は、曲げ加工機200が有してもよい。
PC201は、操作履歴収集に係る機能として、タイムスタンプ部401と、ユーザ識別部402と、状況検出部403と、操作検出部404とを含む。タイムスタンプ部401は、ユーザが曲げ加工機200を操作した時の時刻(タイムスタンプ)を検出する。ユーザ識別部402は、曲げ加工機200を操作したユーザ情報Uを検出し、ユーザ情報Uを出力する。
状況検出部403は、曲げ加工機200をユーザが操作する毎の状況に関する各種情報を検出する。状況に関する各種情報は、例えば、曲げ加工する板材等のワーク名、材質、曲げ加工の工程、ワークの操作(ユーザによるワークの把持)に関する情報等であり、状況検出部403は、これらの各種情報を状況情報cとして出力する。
操作検出部404は、曲げ加工機200をユーザが操作する毎の操作に関する各種情報を検出する。操作に関する各種情報は、例えば、ユーザが入力したワークの曲げ加工に対する所定の操作、ワーク曲げ時の曲げ加工機200が行う各種項目別の動作および動作の値等であり、操作検出部404は、これらの各種情報を操作情報aとして出力する。
PC201は、曲げ加工機200をユーザが操作する毎に、操作毎情報S1を情報推薦装置100に出力する。操作毎情報S1は、タイムスタンプと、ユーザ情報Uと、状況情報cと、操作情報aを含む操作毎情報S1を出力する。
情報推薦装置100は、制御部102の機能として操作履歴集約部411を含む。操作履歴集約部411は、PC201が出力する操作毎情報S1を曲げ加工機200の操作履歴として集約した集約情報を操作履歴テーブル101に格納する。
(曲げ加工機の構成例)
図5は、曲げ加工機の構成例を示す図である。図5を用いて、曲げ加工機200の構成および動作例について説明する。曲げ加工機200は、パンチ501と、ダイ502と、突当部503とを含む。パンチ501とダイ502は、ワークWを挟んで折り曲げるために所定形状の凹凸(図示の例では三角形状)を有している。
曲げ加工機200を操作するユーザは、把持したワークWを水平方向Xからダイ502の上部を介して突当部503にワークWの先端が当たるまで挿入する操作を行う。この後、ユーザは、ワークWの他端側を把持したまま、所定の操作SWを操作する等により、曲げ加工機200は、不図示のモータやシリンダ等の駆動部がパンチ501を下方向Yに下降させ、ワークWを折り曲げる。図中点線は、折り曲げ後のワークWを示し、ワークWは加工前の位置に対し両端が斜めに持ち上がる。
パンチ501とダイ502によるワークWの折り曲げの中心から突当部503側のワークW先端までの長さは突当側長さであり、中心からユーザ側のワーク他端までの長さは把持側長さである。
(操作履歴テーブルの記憶内容)
図6は、操作履歴テーブルの記憶内容の一例を示す図表である。操作履歴テーブル101は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図6に示すように、操作履歴テーブル101は、タイムスタンプと、ユーザと、状況と、操作の各情報のフィールドを有する。例えば、ユーザの情報は、曲げ加工機200を操作したユーザ名である。状況の情報は、情報推薦装置100が取得した状況情報cに対応する。状況の情報は、例えば、ワーク名、ワークの材質、工程、把持側長さ、突当側長さ、等である。工程は、曲げ加工機200に対しユーザが行う曲げ加工の所定の工程を示す。
操作の情報は、情報推薦装置100が取得した操作情報aに対応する。操作の情報は、操作ID、項目ID、値、等である。操作IDは、曲げ加工機200が行う動作に対しユーザが動作状態を変更する各種操作の識別子である。項目IDは、操作IDに対応した操作における曲げ加工機200が行う各種動作の識別子であり、値は、項目IDが示す各種動作で曲げ加工機200に行わせる動作状態の値である。
操作履歴テーブル101は、情報推薦装置100が取得した集約情報に基づき、各フィールドに情報を設定したレコード101-aとして記憶される。aは、任意の整数である。
図6に示すように、操作履歴テーブル101には、タイムスタンプの昇順に、曲げ加工機200を操作したユーザ、状況、操作の情報が記憶される。
例えば、レコード101-1は、タイムスタンプが「0:00」であり、ユーザ名が「ユーザA」である。また、状況のワーク名が「ワークA」、ワークの材質が「SECC」、ワークに対する加工の工程が「1」、ワークAの把持側長さが「500(mm)」、ワークAの突当側長さが「10(mm)」である。また、操作の操作IDが「1:ユーザ入力操作有」、項目IDが「1:曲げ速度の設定値」、値が「1:曲げ速度が遅い」である。値は大きいほど曲げ速度(パンチ501の下降速度)が速く、小さいほど遅い。
また、レコード101-4は、タイムスタンプが「1:00」であり、ユーザ名が「ユーザB」である。また、状況のワークWのワーク名が「ワークA」、ワークの材質が「SECC」、ワークに対する加工の工程が「1」、ワークAの把持側長さが「500(mm)」、ワークAの突当側長さが「10(mm)」であり、突当側長さよりも把持側長さの方が長い。また、操作の操作IDが「0:ユーザ入力操作なし」、項目IDが「0:曲げ速度の設定変更なし」、値が「0:曲げ速度の設定変更なし」である。
ユーザAのレコード101-1に示されるタイムスタンプ「0:00」での状況の情報と、ユーザBのレコード101-4に示されるタイムスタンプが「1:00」での状況の情報は同じである。しかし、ユーザAの操作の情報と、ユーザBの操作の情報とは異なっている。ユーザAは、操作ID「1」、項目ID「1」、値「1」により、曲げ加工時の速度(パンチ501の下降速度)が遅くなるように操作したことを示す。これに対し、ユーザBは、操作ID「0(操作なし)」であり、曲げ加工時のパンチ501の下降速度に対する操作を行っていないことを示す。
このほか、レコード101-7のユーザCについては、タイムスタンプ「0:00」のユーザAの状況の情報と同じである。ユーザCの操作の情報は、操作ID「1」、項目ID「1」、値「3」であり、曲げ加工時のパンチ501の下降速度が遅く(ユーザAの値「1」が示す遅さよりもやや速く)なるように操作したことを示す。
図6に示す操作履歴テーブル101の記憶内容に示すように、各ユーザA~Cは曲げ加工機200に対してそれぞれの操作を行っている。操作履歴テーブル101の記憶内容から見て、ユーザA,Cは、状況に合わせて有用な入力操作を行っている。すなわち、図5に示したワークW(ワーク名:A)は、把持側長さが500mmであり長い。
この場合、曲がる時の速度が速いとワークWを把持するユーザの手が追い付かず、ワークWの把持が不安定となるため、ユーザA,Cは、曲がる時の速度を遅くするように操作の設定を変更している。これに対し、ユーザBは、ワークWの状況に合わせた有用な操作を行っていない。例えば、ユーザBは、曲げ加工機200の操作の経験が少ないため、何が適切な操作なのかわからない状態であり、操作の設定を変更していないことが考えられる。これらの点から、ユーザA,Cは、曲げ加工機200の操作に関する習熟度が高く、ユーザBは習熟度が低いことが考えられる。
(2.操作履歴の情報の学習)
次に、情報推薦装置100による操作履歴情報の学習について説明する。情報推薦装置100は、曲げ加工機200に関して出力する推薦情報So生成にあたり、操作履歴テーブル101の操作履歴の情報を学習し、「有用さ」、「顕在化難易度」、「習熟度」の各種情報を推定する。
図7は、操作履歴の情報の学習の機能的構成例を示すブロック図である。情報推薦装置100の制御部102は、操作履歴の情報の学習の機能として、取得部701、データ整形部702、学習部703、操作期間抽出部711、初期パラメータ設定部712の機能を含む。
取得部701は、操作履歴テーブル101に記憶された操作履歴の情報(図6参照)を取得する。例えば、取得部701は、操作履歴テーブル101に記憶された全ユーザの操作履歴の情報(図6参照)を取得することで、学習部703は、全ユーザの操作履歴の情報に基づく学習処理を行う。
また、取得部701は、操作期間抽出部711で操作期間の指定がある場合、操作履歴テーブル101の操作履歴の情報のうち、指定された操作期間(タイムスタンプの範囲に相当)の操作履歴の情報を取得する。すなわち、学習部703が学習対象とする操作履歴テーブル101の情報について、全ユーザを対象とした全てのデータに限らず、操作期間の指定時には、操作期間に対応して操作履歴テーブル101の全データのうち一部のデータを用いた学習を行う。これにより、例えば、極端に古い時期の操作履歴の情報を除いた学習により学習の精度を高めることができる。
データ整形部702は、取得したユーザの操作履歴の情報を、後段の学習部703の学習に適した所定の形式に整形する。
図8は、データ整形部による整形後の操作履歴の情報の一例を示す図表である。データ整形部702は、ユーザ毎にある状況でユーザが取り得る操作履歴をデータ整形テーブル801の行方向に並べ、このデータ整形テーブル801に、ユーザ毎の通し番号を付与する。また、状況の複数の項目の組み合わせ毎に通し番号を付与する。同様に、操作の複数の項目の組み合わせ毎に通し番号を付与する。
図8の例において、レコード801-1には、インデックス「1」に、ユーザ番号「ユーザ1」、状況番号「状況1」、操作番号「操作1」、ユーザ選択「1」が付与される。これら「ユーザ1」の「状況1」、「操作1」、ユーザ選択「1」は、例えば、図6に示すレコード101-1の「ユーザA」の状況と操作の操作履歴情報にリンクしている。
また、図8のレコード801-3には、インデックス「3」に、ユーザ番号「ユーザ2」、状況番号「状況1」、操作番号「操作1」、ユーザ選択「0」が付与される。これら「ユーザ2」の「状況1」、「操作1」は、例えば、図6に示すレコード101-4の「ユーザB」の状況と操作の操作履歴情報にリンクしている。
データ整形部702は、データ整形テーブル801として、操作履歴の情報に対し、ユーザ毎、状況の組合わせ毎、操作の組み合わせ毎にそれぞれインデックスを付与し、ユーザが選択した操作「1」と選択しなかった操作「0」を識別する符号を「ユーザ選択」列として付与する。学習部703は、「有用さ」、「顕在化難易度」、「習熟度」をそれぞれ、または同時に推定する。
図7に戻り説明すると、学習部703は、データ整形部702により整形後の操作履歴の情報を用いて、有用さ推定部721は、「有用さ」を推定し、推定結果を有用さテーブル731に格納する。また、顕在化難易度推定部722は、「顕在化難易度」を推定し、推定結果を顕在化難易度テーブル732に格納する。また、習熟度推定部723は、「習熟度」を推定し、推定結果を習熟度テーブル733に格納する。これら有用さテーブル731、顕在化難易度テーブル732、習熟度テーブル733は、学習部703の学習処理結果を格納するデータベース(DB)である。
学習部703は、「有用さ」、「顕在化難易度」、「習熟度」の各種情報(各種パラメータ)を下記の定義で扱う。
「有用さ:rca」は、ある状況と操作の組み合わせに対して、効率的な作業であるかの度合い(添え字caは状況cと操作aの組であることを表す)
「顕在化難易度:ηca」は、ある状況cと操作aの組み合わせに対して、ユーザがその操作の有用さを把握する難しさ
「習熟度:θu」は、ユーザがツールの様々な操作の有用さが判断できる度合い(添え字uはユーザを表す)
学習部703には、初期パラメータ設定部712で設定された初期パラメータが入力される。初期パラメータ設定部712は、各種パラメータ(「有用さ:rca」、「顕在化難易度:ηca」、「習熟度:θu」)の初期値を、例えば、ランダムに生成する。
学習部703による推定方法の一例を説明する。学習部703は、整形後の操作履歴の情報(図8参照)の各レコードについて、状況における各操作(行わなかったものも含む)の「有用さ」をユーザが把握していたかどうかを示す潜在変数zを用いる。学習部703は、例えば、把握している場合はz=1、把握していない場合はz=0とする。「有用さ」は「習熟度」が高いほど把握しやすく、「顕在化難易度」が高いほど把握しにくいため、潜在変数zは、「習熟度θu」と、「顕在化難易度ηca」から決定される確率変数とみなし、確率pをp(z)=f(θu,ηca)により算出する。
上記によれば、学習部703は、潜在変数zが決まった時の「習熟度θu」、「顕在化難易度ηca」の最尤推定は既存の技術を用いて可能である。
ここで、学習部703は、z=1の場合とz=0の場合では、操作aを採用する確率が異なるモデルを仮定する。例えば、z=1の場合はユーザが確信をもって行った操作、z=0の場合はユーザが気づかず行った操作に相当する。学習部703は、z=1の場合は、「有用さrca」に従う何らかの決定により、操作aを採用するかどうかを判断する。また、学習部703は、z=0の場合は、操作aを採用する確率は一定とする。
学習部703は、上記モデルを仮定して、最尤推定により、「習熟度θu」、「顕在化難易度ηca」、「有用さrca」を推定する。この推定は、例えばzを未観測変数としたEMアルゴリズムを用いて行うことができる。これに限らず、学習部703は、有用さrcaを状況cの属性と、操作aの属性とを独立した属性とし、これら状況cの属性と操作aの属性の一致度に基づき、状況cの属性γcと操作aの属性βcを推定してもよい。この場合、学習部703は、確率pを(a=1|z=1)=g(γc,βc)により算出する。
図9は、操作履歴の情報の学習の処理例を示すフローチャートである。情報推薦装置100の制御部102(CPU301)が行う処理例について説明する。はじめに、情報推薦装置100の取得部701は、操作履歴テーブル101に格納された操作履歴の情報を取得する(ステップS901)。次に、情報推薦装置100のデータ整形部702は、取得した操作履歴の情報をデータ整形する(ステップS902)。
次に、情報推薦装置100の学習部703は、初期パラメータ設定部712に設定された初期パラメータを取得する(ステップS903)。情報推薦装置100の学習部703は、推定する各種パラメータ(「有用さ:rca」、「顕在化難易度:ηca」、「習熟度:θu」)を初期化する(ステップS904)。
そして、情報推薦装置100の学習部703は、最尤推定により、各種パラメータ(「有用さ:rca」、「顕在化難易度:ηca」、「習熟度:θu」)を推定する(ステップS905)。この後、情報推薦装置100の学習部703は、推定した各種パラメータ(「有用さ:rca」、「顕在化難易度:ηca」、「習熟度:θu」)を該当する各テーブル731~733に格納し(ステップS906)、以上の処理を終了する。
(有用さテーブルの記憶内容)
図10Aは、有用さテーブルの記憶内容の一例を示す図表である。有用さテーブル731は、図8に示したデータ整形テーブル801の「状況番号」と「操作番号」に、学習部703が推定したワークWの操作毎の「有用さ」のフィールドを加えたものである。各レコード731-1~731-4には、「状況番号」と「操作番号」の全ての組合わせに対する「有用さ」が設定される。「有用さ」のフィールドの値は、例えば、「0~1」の範囲を有し、値が大きいほど「有用さ」が高い。例えば、図10Aの例では、レコード731-1が示す状況番号「状況1」と操作番号「操作1」についての「有用さ」の値が「0.90」であり、最も有用である状態が示されている。
(顕在化難易度テーブルの記憶内容)
図10Bは、顕在化難易度テーブルの記憶内容の一例を示す図表である。顕在化難易度テーブル732は、図8に示したデータ整形テーブル801の「状況番号」と「操作番号」に、学習部703が推定したワークWの操作毎の「顕在化難易度」のフィールドを加えたものである。各レコード732-1~732-4には、「状況番号」と「操作番号」の全ての組合わせに対する「顕在化難易度」が設定される。「顕在化難易度」のフィールドの値は、例えば、「0~30」の範囲を有し、値が大きいほど「顕在化難易度」が高い。例えば、図10Bの例では、レコード732-1が示す状況番号「状況1」と操作番号「操作1」についての「顕在化難易度」の値が「30」であり、最も顕在化難易度(気づかれにくさ)が高い状態が示されている。
(習熟度テーブルの記憶内容)
図10Cは、習熟度テーブルの記憶内容の一例を示す図表である。習熟度テーブル733は、ユーザと、「習熟度」のフィールド1003を有し、学習部703は、推定したユーザ(ユーザA~C)毎のレコード733-1~733-3の「習熟度」のフィールド1003に、推定した「習熟度」の値を記憶する。「習熟度」の値は、例えば、「0~50」の範囲を有し、値が大きいほど「習熟度」が高い。例えば、図10Cの例では、レコード733-1が示すユーザAの「習熟度」の値が「40」であり、最も習熟度が高く、レコード733-2が示すユーザBの「習熟度」の値が「15」であり、最も習熟度が低い。
(3.推薦情報の生成)
図11は、推薦情報生成の機能的構成例を示すブロック図である。情報推薦装置100の制御部102は、推薦情報So生成のための機能として、上述したユーザ識別部402、状況検出部403(図4参照)、状況離散化部1100、被推薦ユーザ操作抽出部1101、推薦操作選定部1102の機能を含む。
状況離散化部1100は、データ整形部702で行った状況に関するデータの変更(状況番号の振り分け)を行う。被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ユーザ識別部402、状況離散化部1100、顕在化難易度テーブル732、習熟度テーブル733の各情報を取得する。被推薦ユーザ操作抽出部1101は、被推薦ユーザついて、この被推薦ユーザが「有用さ」を把握していない操作(気づいていない操作)を抽出し、被推薦ユーザ操作リストLを作成する。
被推薦ユーザ操作抽出部1101は、例えば、ある被推薦ユーザが指定(図2の呼出)されると、「顕在化難易度」が、被推薦ユーザの「習熟度」よりも高い操作を、被推薦ユーザが「有用さ」を把握していない(気づいていない)操作として抽出する(図1参照)。また、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、「顕在化難易度」と「習熟度」の差分に対して抽出する範囲を設けてもよい。例えば、「顕在化難易度」が高く「顕在化難易度」と「習熟度」の差分が範囲を超えた場合には、「顕在化難易度」の操作を抽出しないこととしてもよい。
推薦操作選定部1102は、被推薦ユーザ操作リストLと、状況検出部403が検出した現在の状況と、有用さテーブル731の情報とに基づき、被推薦ユーザに対しユーザが「有用さ」を把握していない操作のうち、最も「有用さ」が高い操作を推薦情報Soに選定する。
また、推薦操作選定部1102は、複数の「有用さ」が高い操作を推薦情報Soに選定してもよい。例えば、推薦操作選定部1102は、被推薦ユーザが「有用さ」を把握していない被推薦ユーザ操作リストLの操作のうち、「有用さ」の値が所定の閾値以上の操作をすべて推薦情報Soとして選定してもよい。また、推薦操作選定部1102は、被推薦ユーザが「有用さ」を把握していない被推薦ユーザ操作リストLの操作のうち、「有用さ」が高い順に所定数の操作をすべて推薦情報Soとして選定してもよい。
図12A,図12Bは、被推薦ユーザ操作抽出部が行う処理例を示すフローチャートである。情報推薦装置100の制御部102(CPU301)が行う処理例について説明する。はじめに、情報推薦装置100の被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ユーザ識別部402から被推薦ユーザの情報を取得する(ステップS1201)。次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、状況検出部403から被推薦ユーザが行った操作時の対象状況を取得する(ステップS1202)。
次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、顕在化難易度テーブル732から「顕在化難易度」の情報を取得する(ステップS1203)。次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、習熟度テーブル733から「習熟度」の情報を取得する(ステップS1204)。
次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、顕在化難易度テーブル732の状況からステップS1202で取得した被推薦ユーザの対象状況に該当するレコードを抽出する(ステップS1205)。次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、顕在化難易度テーブル732の状況に被推薦ユーザの対象状況に該当する状況があるか否かを判断する(ステップS1206)。
ステップS1206の判断結果、該当する状況があれば(ステップS1206:Yes)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ステップS1207の処理に移行する。一方、ステップS1206の判断結果、該当する状況がなければ(ステップS1206:No)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ステップS1209の処理に移行する。
ステップS1207では、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、習熟度テーブル733から被推薦ユーザに該当するレコードを抽出する(ステップS1207)。次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、習熟度テーブル733に該当する被推薦ユーザがあるか否かを判断する(ステップS1208)。
ステップS1208の判断結果、該当する被推薦ユーザがあれば(ステップS1208:Yes)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ステップS1211(図12B)の処理に移行する。一方、ステップS1208の判断結果、該当する状況がなければ(ステップS1208:No)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ステップS1209の処理に移行する。
ステップS1209では、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、該当する被推薦ユーザの情報がないため、警告を出力し(ステップS1209)、以上の処理を終了する。
図12Bに示すステップS1211では、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、抽出した状況レコードの総数を算出し、カウンタを1にセットする(ステップS1211)。次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、抽出した状況レコードの通し番号がカウンタに一致するレコードを抽出する(ステップS1212)。
次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、顕在化難易度が習熟度より高いか否かを判断する(ステップS1213)。判断の結果、顕在化難易度が習熟度より高ければ(ステップS1213:Yes)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、抽出した状況レコードの通し番号がカウンタに一致するレコードを被推薦ユーザ操作リストLに保存する(ステップS1214)。一方、ステップS1213の判断結果、顕在化難易度が習熟度より低ければ(ステップS1213:No)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ステップS1215の処理に移行する。
次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、カウンタを1進める(ステップS1215)。次に、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、カウンタの値が抽出した状況レコードの総数に一致したか否かを判断する(ステップS1216)。判断の結果、カウンタの値が抽出した状況レコードの総数に一致しなければ(ステップS1216:No)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、ステップS1212の処理に戻る。一方、カウンタの値が抽出した状況レコードの総数に一致すれば(ステップS1216:Yes)、被推薦ユーザ操作抽出部1101は、以上の処理を終了する。
図13は、被推薦ユーザ操作リストの例を示す図である。被推薦ユーザ操作抽出部1101は、被推薦ユーザ操作リストLとして、被推薦ユーザが「有用さ」を把握していない複数の操作をリスト化する。被推薦ユーザ操作リストLは、被推薦ユーザが「有用さ」を把握していない操作番号からなる。図13の例では、曲げ加工機200の操作について、被推薦ユーザが操作番号「操作1」、「操作2」、…の各有用な操作である可能性を把握していないことを示している。
図14は、推薦操作選定部が行う処理例を示すフローチャートである。情報推薦装置100の制御部102(CPU301)が行う処理例について説明する。はじめに、情報推薦装置100の推薦操作選定部1102は、被推薦ユーザの操作時の対象状況を状況検出部403から検出する(ステップS1401)。
次に、推薦操作選定部1102は、有用さテーブル731を取得する(ステップS1402)。次に、推薦操作選定部1102は、被推薦ユーザ操作リストLを取得する(ステップS1403)。
次に、推薦操作選定部1102は、被推薦ユーザ操作リストLの操作のうち、有用さテーブル731に記憶された操作で対象状況の操作のうち「有用さ」が高い操作を一つまたは複数抽出し(ステップS1404)、以上の処理を終了する。ステップS1404で抽出された「有用さ」が高い操作を示す情報が推薦情報Soとなる。
図15は、推薦情報の出力例を示す図である。情報推薦装置100(推薦操作選定部1102)は、被推薦ユーザに対し、被推薦ユーザが気づいていない操作でかつ有用な操作を示す推薦の内容を示す推薦情報Soを出力する。例えば、図2に示したシステム構成では、情報推薦装置100は、PC201に被推薦ユーザに対する推薦情報Soを出力し、PC201はモニタ202に推薦情報Soを表示出力する。
図15には、モニタ202上に表示される推薦情報Soの表示例を示す。推薦情報Soは、被推薦ユーザ名1501と、検出された状況1502と、推薦操作1503の各表示項目を有する。
図15の表示例では、被推薦ユーザ名1501が「ユーザB」であり、検出された状況1502の表示項目には、ユーザBが操作したワーク名「ワークB」、材質「SECC」、工程「1」、把持側長さ「500」、突当側長さ「10」の各項目と値が表示される。これは、図6に示したユーザBの操作履歴(レコード101-4)の操作に対応し、情報推薦装置100は、ユーザBが行った操作に対し、ユーザBが気づいていない操作でかつ有用な操作を推薦操作1503の項目に表示する。
推薦操作1503の項目には、被推薦ユーザに対する推薦操作が表示される。情報推薦装置100は、被推薦ユーザであるユーザBは「習熟度」が低いと推定したとする。ここで、情報推薦装置100は、ユーザBの習熟度に対応する顕在化難易度(気づかれにくさ)より高い顕在化難易度(気づかれにくさ)が「中」以上の作業を推薦する(図1参照)。
例えば、情報推薦装置100は、図6に示すユーザBの操作履歴(レコード101-4)が示す操作の情報で、操作ID「0(操作なし)」、項目ID「0」、値「0」であり、曲げ加工時の操作を何も行っていない。これに対し、ユーザBと同じ状況(同じ「ワークA」、同じ材質「SECC」、同じ工程「1」、同じ把持側長さ「500」、同じ突当側長さ「10」)である他のユーザA,Cは、操作ID、項目IDと値を操作している(レコード101-1,101-7)。
この場合、情報推薦装置100は、ユーザBが気づいていない操作でかつ有用な操作として、ユーザCの操作の情報(操作ID「1(入力操作)、項目ID「1(曲げ速度の設定値変更)」)に基づき、推薦操作1503の項目に「曲げ速度の設定値の変更をお勧めします」と文章を表示している。
これにより、推薦情報Soの推薦操作1503の表示により、ユーザBは、ワークAに対する曲げ加工時、ユーザBが気づいていない操作でかつ有用な操作に気づくことができる。ユーザBは、ワークAの加工時の状況(材質「SECC」、工程「1」、把持側長さ「500」、突当側長さ「10」)での操作として、曲げ速度の設定値の変更操作の推薦を受ける。この場合、ユーザは、その状況において曲げ速度の設定を変更することを検討することができる。
上述した実施の形態では、ツール110として曲げ加工機200を例に説明したが、これ以外の各種装置であってもよい。例えば、ツール110として、PC上で動作するソフトウェアに対する操作を対象として、このソフトウェアを操作する被推薦ユーザに適した機能の操作を推薦情報として出力することもできる。この場合、情報推薦装置100は、装置を操作する全ユーザの操作履歴に基づき、推薦情報の生成のための各種情報推定の情報(有用さテーブル、顕在化難易度テーブル、習熟度テーブル)をDBに作成しておき、被推薦ユーザの呼び出しに応じてDBを参照する。そして情報推薦装置100は、被推薦ユーザが気づいていない操作でかつ有用な操作を推薦する推薦情報を出力する。例えば、ソフトウェア・アプリケーションの新たな機能追加に対応した操作ボタンの操作方法について、習熟度が低いユーザに対し、新たに機能追加された操作ボタンの操作方法を推薦することができるようになる。
以上説明したように、情報推薦装置100によれば、ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、ツールに関する習熟度と、操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定する。情報推薦装置100は、特定のユーザの習熟度に対応する顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出する。情報推薦装置100は、抽出した操作を特定のユーザに推薦情報として出力する。例えば、特定のユーザがツールの習熟度が「低」の場合、情報推薦装置100は、顕在化難易度が「中」または「高」の操作を特定のユーザに推薦する。これにより、情報推薦装置100は、ツールを操作する特定のユーザに対し、気づいていない操作を提示でき、特定のユーザは、ツールを有効に使えるようになる。
情報推薦装置100によれば、推定の処理は、さらに、多数のユーザが行ったツールの操作から個々の操作の有用さを推定する。情報推薦装置100は、抽出の処理は、特定のユーザの習熟度に対応する顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作のうち、有用さが高い操作を抽出する。これにより、情報推薦装置100は、ツールを操作する特定のユーザに対し、気づいていない操作のうち多数のユーザが行った有用さが高い操作を提示できる。
情報推薦装置100によれば、操作履歴は、ユーザがツールを操作した際に検出した状況と、操作の情報を含み、推定の処理は、ユーザと、状況と、操作の各情報を組み合わせた最尤推定により、習熟度、顕在化難易度、有用さ、の各情報を推定する。これにより、情報推薦装置100は、過去にユーザがツールを操作した際の状況と、操作の情報に基づいて、習熟度、顕在化難易度、有用さ、の各情報を精度よく推定でき、これら各情報に基づく推薦情報の精度を向上できるようになる。
情報推薦装置100によれば、ツールは、ユーザが操作する所定の装置であり、状況は、ユーザが操作する操作対象の情報であり、操作は、操作時における装置の動作設定の情報である。例えば、ツールは、ユーザがワークを操作し加工する工作機械であり、状況は、ワークの情報であり、操作は、ワークを加工する際、工作機械の動作設定の情報である。これにより、情報推薦装置100は、所定の装置を用いて操作対象を操作する際、操作対象の操作で気づいていない操作の推薦を受けることができる。例えば、工作機械を用いたワークの操作について、適切な工作機械の動作設定の推薦を受けることで、安全に工作機械を操作できるようになる。
なお、本実施の形態で説明した情報推薦方法は、予め用意されたプログラムをPCやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。本実施の形態で説明した情報推薦プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。記録媒体は、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、MO(Magneto Optical disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などである。また、本実施の形態で説明した情報推薦プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、
特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、
前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報推薦方法。
(付記2)前記推定の処理は、
さらに、多数の前記ユーザが行った前記ツールの操作から個々の操作の有用さを推定し、
前記抽出の処理は、
特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作のうち、前記有用さが高い操作を抽出する、
ことを特徴とする付記1に記載の情報推薦方法。
(付記3)前記操作履歴は、前記ユーザが前記ツールを操作した際に検出した状況と、操作の情報を含み、
前記推定の処理は、
前記ユーザと、前記状況と、前記操作の各情報を組み合わせた最尤推定により、前記習熟度、前記顕在化難易度、前記有用さ、の各情報を推定する、
ことを特徴とする付記2に記載の情報推薦方法。
(付記4)前記ツールは、前記ユーザが操作する所定の装置であり、
前記状況は、前記ユーザが操作する操作対象の情報であり、
前記操作は、前記操作時における前記装置の動作設定の情報である、
ことを特徴とする付記3に記載の情報推薦方法。
(付記5)前記ツールは、前記ユーザがワークを操作し加工する工作機械であり、
前記状況は、前記ワークの情報であり、
前記操作は、前記ワークを加工する際、前記工作機械の動作設定の情報である、
ことを特徴とする付記4に記載の情報推薦方法。
(付記6)ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、
特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、
前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報推薦プログラム。
(付記7)ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、
特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、
前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、
処理を行う制御部を備えたことを特徴とする情報推薦装置。
100 情報推薦装置
101 操作履歴テーブル
102 制御部
110 ツール
200 曲げ加工機
201 PC
202 モニタ
301 CPU
302 メモリ
303 ネットワークI/F
304 記録媒体I/F
305 記録媒体
401 タイムスタンプ部
402 ユーザ識別部
403 状況検出部
404 操作検出部
411 操作履歴集約部
501 パンチ
502 ダイ
503 突当部
701 取得部
702 データ整形部
703 学習部
711 操作期間抽出部
712 初期パラメータ設定部
721 有用さ推定部
722 顕在化難易度推定部
723 習熟度推定部
731 有用さテーブル
732 顕在化難易度テーブル
733 習熟度テーブル
1100 状況離散化部
1101 被推薦ユーザ操作抽出部
1102 推薦操作選定部
1501 被推薦ユーザ名
1502 状況
1503 推薦操作
S1 操作毎情報
Si 入力情報
So 推薦情報(出力情報)
W ワーク

Claims (6)

  1. ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、
    特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、
    前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報推薦方法。
  2. 前記推定の処理は、
    さらに、多数の前記ユーザが行った前記ツールの操作から個々の操作の有用さを推定し、
    前記抽出の処理は、
    特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作のうち、前記有用さが高い操作を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報推薦方法。
  3. 前記操作履歴は、前記ユーザが前記ツールを操作した際に検出した状況と、操作の情報を含み、
    前記推定の処理は、
    前記ユーザと、前記状況と、前記操作の各情報を組み合わせた最尤推定により、前記習熟度、前記顕在化難易度、前記有用さ、の各情報を推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報推薦方法。
  4. 前記ツールは、前記ユーザが操作する所定の装置であり、
    前記状況は、前記ユーザが操作する操作対象の情報であり、
    前記操作は、前記操作時における前記装置の動作設定の情報である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報推薦方法。
  5. ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、
    特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、
    前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報推薦プログラム。
  6. ツールを操作した複数のユーザの操作履歴に基づき、前記ツールに関する習熟度と、前記操作のうち気づかれにくさである顕在化難易度とを推定し、
    特定のユーザの前記習熟度に対応する前記顕在化難易度より高い顕在化難易度を有する操作を抽出し、
    前記抽出した操作を前記特定のユーザに推薦情報として出力する、
    処理を行う制御部を備えたことを特徴とする情報推薦装置。
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