JP2023100141A - 購入可否判定装置、決済装置、商品保管装置、商品販売所、購入可否判定方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

購入可否判定装置、決済装置、商品保管装置、商品販売所、購入可否判定方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Akira Tazawa
基道 木村
Motomichi Kimura
将 岡本
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和成 山下
Kazunari Yamashita
誠亮 川口
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Abstract

【課題】 購入に制限のある商品の購入可否を容易に判定する購入可否判定装置を提供する。【解決手段】 本発明の購入可否判定装置は、認証基準情報取得部、識別情報取得部、認証部、購入可否判定部を含み、前記認証基準情報取得部は、認証基準情報を取得し、前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、前記識別情報取得部は、認証対象者の識別情報を取得し、前記認証部は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、前記購入可否判定部は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、購入可否判定装置、決済装置、商品保管装置、商品販売所、購入可否判定方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店において、来店した顧客自身が自ら決済処理を行う、セルフレジシステムが知られている(特許文献1)。
特開2015-153224号公報
小売店においては、酒やたばこ等の購入・販売に制限がある商品も存在するが、このような商品は、セルフレジ等による販売が法令で規制されており、顧客はセルフレジによりこれらの商品を購入できず、不便である。
そこで本発明は、購入に制限のある商品の購入可否を容易に判定する購入可否判定装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の購入可否判定装置は、
認証基準情報取得部、識別情報取得部、認証部、購入可否判定部を含み、
前記認証基準情報取得部は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得部は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証部は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定部は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する。
本発明の決済装置は、
購入可否判定部、購入予定商品情報取得部、購入制限商品検出部、及び決済部を含み、
前記購入可否判定部は、前記本発明の購入可否判定装置であり、
前記購入予定商品情報取得部は、購入予定商品情報を取得し、
前記購入制限商品検出部は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合、前記決済部により前記購入予定商品の決済を行い、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入可否判定部は、前記購入制限商品の購入可否を判定し、
前記購入可否判定部により、前記認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、前記決済部により前記購入制限商品を含む購入予定商品の決済を行う。
本発明の商品保管装置は、
購入可否判定部、及び開錠制御部を含み、
前記購入可否判定部は、前記本発明の購入可否判定装置であり、
前記開錠制御部は、前記購入可否判定部により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する。
本発明の商品販売所は、前記本発明の購入可否判定装置、前記本発明の決済装置、及び前記本発明の商品保管装置からなる群から選択された少なくとも一つを含む。
本発明の購入可否判定方法は、
認証基準情報取得工程、識別情報取得工程、認証工程、購入可否判定工程を含み、
前記認証基準情報取得工程は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得工程は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証工程は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定工程は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する。
本発明のプログラムは、コンピュータに、認証基準情報取得手順、識別情報取得手順、認証手順、購入可否判定手順を含む購入制限商品の購入可否判定方法を実行させるためのプログラムであって、
前記認証基準情報取得手順は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得手順は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証手順は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定手順は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、プログラムである。
本発明によれば、購入制限商品の購入可否を容易に判定できる。
図1は、実施形態1の購入可否判定装置の一例の構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の購入可否判定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、購入可否判定装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態2の決済装置の一例の構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態2の決済装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、決済装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態3の商品保管装置の一例の構成を示すブロック図である。 図8は、実施形態3の商品保管装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図9は、商品保管装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本発明において、「購入制限商品」は、例えば、特定の属性を有する者が購入可能となる商品があげられる。前記特定の属性は、特に制限されず、例えば、年齢、性別、職業等があげられる。前記購入制限商品の具体例としては、例えば、酒やタバコ等の年齢制限のある商品、医療従事者のみが購入可能な医薬品又は医療機器、医療用医薬品等があげられる。前記購入制限商品は、例えば、法令等により購入・販売を規制されている商品であってもよいし、業界団体等に自主規制されている商品であってもよい。前記医療用医薬品は、例えば、医薬品のうち、医師若しくは歯科医師によって使用され又はこれらの者の処方せん若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品である。なお、本発明において、前記処方せん又は指示は、対面診療により発行された処方せん又は指示でもよいし、オンライン診療により発行された処方せん又は指示でもよい。
次に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
[実施形態1]
本実施形態の購入可否判定装置について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の購入可否判定装置10の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、購入可否判定装置10(以下、「本装置10」ともいう)は、認証基準情報取得部11、識別情報取得部12、認証部13、及び購入可否判定部14を含む。図示していないが、本装置10は、例えば、記憶部を含んでもよい。図示していないが、購入可否判定装置10は、通信回線網を介して、装置外のデータベースと接続可能であってもよい。また、図示していないが、購入可否判定装置10は、例えば、通信回線網を介して、システム管理者の外部端末とも接続可能であり、システム管理者は、前記外部端末から購入可否判定装置10の管理を実施してもよい。購入可否判定装置10は、例えば、実施形態2で後述する決済装置に組み込まれた装置であるか、前記決済装置と通信可能な装置であることが好ましい。
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、CPU101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置106、出力装置107、通信デバイス108等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
CPU101は、例えば、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、CPU101により、例えば、本発明のプログラム105やその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、CPU101が、認証基準情報取得部11、識別情報取得部12、認証部13、及び購入可否判定部14として機能する。本装置10は、演算装置として、CPUを備えるが、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、CPUとこれらとの組合せを備えてもよい。
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、決済装置、商品保管装置、又は外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、及び外部撮像装置等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス108により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。CPU101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラム105を、メモリ102が読み込み、CPU101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラム105が格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10が、例えば、前記記憶部を含む場合、記憶装置104が前記記憶部として機能する。本装置10が前記記憶部を含む場合、例えば、本装置が取得又は生成した各情報を前記記憶部が記憶してもよい。
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
本装置10は、例えば、さらに、入力装置106、出力装置107を備える。入力装置106は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置107は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置106と出力装置107とは、別個に構成されているが、入力装置106と出力装置107とは、タッチパネルディスプレイのように、一体として構成されてもよい。
つぎに、本実施形態の購入可否判定方法の一例を、図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の購入可否判定方法は、例えば、図1又は2に示す購入可否判定装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の購入可否判定方法は、図1又は図2の購入可否判定装置10の使用には限定されない。
まず、本装置10による処理に先立ち、例えば、認証基準情報として、ユーザの個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とを予め紐づけておく。前記個人識別情報は、ユーザ個人を一意に識別可能な情報であり、例えば、生体情報でもよいし、非生体情報でもよい。前記生体情報は、特に制限されず、例えば、公知の生体認証に利用する各種の情報が利用でき、具体例として、顔特徴量等の顔情報;虹彩情報;眼球血管情報;声紋等の音声情報;指紋情報;掌紋情報;指静脈等の静脈情報;耳音響情報;耳介情報;遺伝情報;筆跡、キーボードのキーストローク、まばたき、歩行等の行動的生体情報;等があげられる。前記非生体情報は、特に制限されず、例えば、メールアドレス;電話番号、マイナンバー、ID、パスワード、ユーザが所有する端末の機器固有情報(端末のシリアルナンバー、国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier)等の端末識別番号)等の識別番号;があげられる。前記購入制限商品の購入可否に関する属性情報は、例えば、購入制限商品の種類に応じて適宜設定でき、例えば、ユーザの年齢、性別、職業、疾患の罹患状態、医師又は歯科医師による処方情報(例えば、紙の処方せんの記載内容を電子入力した情報、又は電子処方せん情報)等があげられる。前記認証基準情報は、例えば、本装置10の記憶装置104に記憶されてもよいし、装置外のデータベース又はサーバに記憶されてもよいし、後述する認証用媒体に記録されてもよいが、プライバシー保護の観点から、認証用媒体に記録されることが好ましい。
前記認証用媒体は、例えば、一次元コード、二次元コード等の識別シンボルが表示されたカード又は端末;NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)等の非接触通信技術を利用した情報記録媒体(例えば、NFCタグ、FeliCa(登録商標)タグ等)等があげられる。前記二次元コードは、特に制限されず、例えば、スタック型でも、マトリックス型でもよい。前記識別シンボルの具体例としては、バーコード等の一次元コード;QRコード(登録商標)、CPコード、DataMatrix、MaxiCode、VeriCode、Semacode、AztecCode、PDF417(登録商標)、UCC/EANコンポジット、カメレオンコード(登録商標)等の二次元コード;等があげられ、QRコード(登録商標)が好ましい。前記認証基準情報が前記認証用媒体に記録されている場合、例えば、前記個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが記録された認証用媒体(例えば、QRコード(登録商標)が印刷されたカード等又はNFCタグ)を生成することにより、前記認証基準情報を含む認証用媒体を作成できる。
前記認証基準情報は、例えば、その他の情報が紐づけられていてもよい。前記その他の情報は、例えば、ユーザID、住所、氏名、生年月日等の情報があげられる。
本装置10の認証基準情報取得部11は、前記認証基準情報を取得する(S1、認証基準情報取得工程)。認証基準情報取得部11は、例えば、通信回線網を介して、前記認証基準情報を記録したデータベース又はサーバから前記認証基準情報を取得してもよいし、前記認証基準情報を含む認証用媒体を読み取った読取情報を取得し、前記読取情報から前記認証基準情報を抽出することにより、前記認証基準情報を取得してもよい。後者の場合、前記読取情報の取得は、例えば、本装置10のバス103に接続された、前記認証用媒体の読取装置により、前記認証用媒体を読み取ることにより実施できる。前記読取装置は、特に制限されず、例えば、認証用媒体の種類に応じた読取装置を適宜利用できる。前記読取装置の具体例として、例えば、QRコード(登録商標)リーダ、NFCリーダ等があげられる。認証基準情報取得部11は、例えば、前記読取装置により、前記認証用媒体を読み取った読取情報を取得し、前記読取情報から前記認証基準情報を抽出することにより、前記認証基準情報を取得できる。
つぎに、識別情報取得部12は、認証対象者の識別情報を取得する(S2、識別情報取得工程)。前記識別情報は、例えば、個人を一意に識別可能な情報であり、前記個人識別情報と対応する任意の情報を取得できる。識別情報取得部12による認証対象者の識別情報の取得は、例えば、前記識別情報の種類に応じて、適切な入力手段を用いて各種情報を取得すればよい。具体例として、前記識別情報が顔情報の場合は、カメラ等の撮像手段により取得でき、前記識別情報が音声情報である場合は、マイク等の音声入力手段により取得でき、前記識別情報が認証対象者の端末の電話番号である場合は、例えば、本装置10が指定する認証用電話番号に対して、認証対象者の端末より電話を発信させることにより取得できる。識別情報取得部12は、例えば、前記各種入力手段から情報を取得してもよいし、前記各種入力手段により取得された情報が記録された記憶装置から情報を取得してもよい。前記識別情報の取得は、例えば、直接的な取得でもよいし、間接的な取得でもよい。前記直接的な取得は、例えば、購入可否判定装置10が、バス103に接続された入力装置106(例えば、カメラ等の撮像装置、マイク等の音声入力装置等)により、認証対象者の識別情報を直接取得する場合があげられる。前記間接的な取得は、例えば、前記認証対象者の代理人を介して、前記認証対象者の識別情報を間接的に取得する場合があげられる。
認証部13は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証する(S3、認証工程)。認証部13は、例えば、前記個人識別情報と、認証対象者の識別情報に応じて適切な認証方式により前記認証対象者を認証できる。前記認証方式は、例えば、生体認証でもよいし、非生体認証でもよい。前記生体認証は、例えば、顔認証;虹彩認証;眼球血管認証;音声認証;指紋認証;掌紋認証;静脈認証;耳音響認証;耳介認証;遺伝認証;行動的生体認証;等があげられる。前記非生体認証は、例えば、電話番号を利用した着信認証等があげられる。認証部13は、例えば、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報等とを1:1照合して、前記認証対象者と、前記認証基準情報の個人識別情報により特定される者とが同一人であるかを判定する。前記認証対象者の識別情報と前記個人識別情報とが一致する場合(S3、Yes)、認証部13は、前記認証対象者と、前記認証基準情報の個人識別情報により特定される者とが同一人である、すなわち、前記認証対象者を認証基準情報が含む個人識別情報により特定される本人であると認証する。本装置10は、例えば、前記認証対象者が、認証基準情報が含む個人識別情報により特定される本人であると認証された場合、S4工程へ進む。他方、前記認証対象者の識別情報と前記個人識別情報とが一致しない場合(S3、No)、認証部13は、前記認証対象者と、前記認証基準情報の個人識別情報により特定される者とが同一人でない、すなわち、前記認証対象者を認証しない。認証部13による認証結果の情報は、例えば、認証ログともいう。
認証部13は、例えば、さらに、生体判定を実施してもよい。前記生体判定は、例えば、前記S2で取得した認証対象者の識別情報が、生体に基づく情報か否かを判定する工程であり、取得した識別情報の種類に応じて公知の生体判定方法が適宜利用できる。具体例として、前記識別情報が顔情報である場合、瞬き検知、指定した順番に顔を傾かせる、表情を変えさせる等の方法があげられる。
購入可否判定部14は、前記認証に成功した場合(S3、YES)、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定し(S4、購入可否判定工程)、処理を終了する(END)。購入可否判定部14は、例えば、前記認証に失敗した場合(S3、No)、処理を終了する(END)。なお、本発明はこれには制限されず、例えば、前記認証に失敗した場合(S3、No)、前記S1~S3工程のいずれかに戻り、処理を繰り返してもよい。
本実施形態の購入可否判定方法において、前記S1~S4を順次実行する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれには制限されない。具体的に、本発明において、前記S1及びS2は、S3より上流の工程で実行されていればよく、S1及びS2は、例えば、同時に実行してもよいし、別個に実行してもよい。後者の場合、実行する順序は、特に制限されず、任意である。
本実施形態の購入可否判定装置によれば、認証対象者の購入制限商品の購入可否、すなわち、認証対象者が、購入制限商品の購入資格を有しているか否かを容易に判定できる。また、本実施形態の購入可否判定装置は、認証部により、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証するため、例えば、購入制限商品の購入資格を有さない者(例えば、酒類の販売における未成年者、管理医療機器等の販売における非医療従事者、医療用医薬品の処方及び販売における処方を受けていない者等)によるなりすまし購入を抑制できる。
[実施形態2]
実施形態2は、本発明の決済装置の例である。
本実施形態の決済装置について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の決済装置の一例の構成を示すブロック図である。図4(A)に示すように、本実施形態の決済装置20は、例えば、購入可否判定部10、購入予定商品情報取得部21、購入制限商品検出部22、及び決済部23を含む。購入可否判定部10は、例えば、実施形態1の購入可否判定装置10と同様であり、その説明を援用できる。以下の説明において、「購入可否判定部」との記載は、例えば、「購入可否判定装置」に読み替えが可能である。また、図示していないが、決済装置20は、例えば、記憶部を含んでもよい。
決済装置20は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、決済装置20は、通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。通信回線網は、例えば、前述の通りである。決済装置20は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、決済装置20は、例えば、いわゆるPOS(Point of sale)装置、特に、無人販売所におけるPOS装置であることが好ましい。決済装置20は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、決済装置20は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。具体例として、例えば、図4(B)に示すように、購入制限商品検出部21、購入制限商品検出部22、及び決済部23を含むPOS装置20と、購入可否判定部10として、前記実施形態1の購入可否判定装置10が通信回線網30を介して接続された、決済システム100の形態があげられる。
実施形態2の決済装置において、例えば、購入予定商品情報取得部21は、購入予定商品情報を取得し、購入制限商品検出部22は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、購入可否判定部10は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入制限商品の購入可否を判定する。
図5に、決済装置20のハードウェア構成のブロック図を例示する。図5に示すように、決済装置20は、例えば、CPU201、メモリ202、バス203、記憶装置204、入力装置206、出力装置207、通信デバイス208等を備える。決済装置20の各構成の説明は、購入可否判定装置10の各構成の説明を援用できる。決済装置20の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス203を介して接続されている。決済装置20において、CPU201が、購入予定商品情報取得部21、購入制限商品検出部22、及び決済部23として機能する。図5に示す決済装置20において、購入可否判定部10(購入可否判定装置10)は、例えば、バス203に接続されている形態を示したが、本発明はこれには制限されない。決済装置20において、例えば、購入可否判定部10は、例えば、通信デバイス208により、通信回線網30を介して接続されていてもよいし、前記実施形態1の購入可否判定方法の各処理を実行させるためのプログラムが記憶装置204又はメモリ202に記憶され、CPU201が前記プログラムを読み取って実行することにより、CPU201が購入可否判定部10として機能してもよい。
つぎに、本実施形態の決済方法の一例を、図6のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の購入可否判定方法は、例えば、図4及び図5の決済装置20を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の決済方法は、図4及び図5の決済装置20の使用には限定されない。
まず、決済装置20の購入予定商品情報取得部21は、購入予定商品情報を取得する(S21、購入予定商品情報取得工程)。具体的に、例えば、購入予定商品情報取得部21は、決済装置20に接続された読取機により、購入予定の商品識別情報を読み取り、前記商品識別情報に基づいて購入予定商品情報を取得できる。前記商品識別情報は、例えば、JANコード、EANコード、UPCコード、ITF (Interleaved Two of Five)、CODE39、Code128、NW-7等の商品の識別コード;商品のパッケージの画像情報;等があげられる。前記読取機は、例えば、前記商品識別情報に応じて適切なものが適宜選択できる。決済装置20において、前記読取機による商品の読み取りは、例えば、ユーザが自ら行ってもよいし、決済装置20の管理者(例えば、店員)が行ってもよいが、ユーザが自ら行うセルフレジ形式であることが好ましい。なお、購入予定商品情報取得部21による購入予定商品情報の取得は、特に制限されず、例えば、公知の決済装置における種々の手法が利用できる。
つぎに、決済装置20の購入制限商品検出部22は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出する(S22、購入制限商品検出工程)。具体的に、購入制限商品検出部22は、例えば、購入予定商品情報が含む各商品に付された商品識別情報に基づいて、前記購入予定商品情報が含む各商品を特定し、特定した商品の商品属性情報として、購入制限情報が紐づけられているかを判定する。そして、購入制限商品検出部22は、各商品の属性情報に購入制限情報が紐づけられている商品を抽出することにより、購入制限商品が含まれているか否かを検出することができる。前記商品属性情報は、例えば、品名、価格、購入制限情報等を含む。前記商品識別情報と、前記商品属性情報との紐づけは、例えば、商品マスタファイルとして、決済装置20の記憶装置204又はメモリ202に記憶されていてもよいし、装置外のデータベースに記憶されていてもよい。
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合(S22、No)、決済部23により前記購入予定商品の決済を行う(S23)。具体的に、決済部23は、例えば、前記商品識別情報に基づいて特定された購入予定商品の商品属性情報に基づいて、購入予定商品の価格情報を取得し、各商品の代金を清算することにより決済を行うことができる。また、本発明はこれには制限されず、例えば、決済部23は、前記商品識別情報に基づいて特定された購入予定商品の商品属性情報に基づいて、購入予定商品の価格情報を取得し、通信回線網30を介して、前記購入予定商品の前記価格情報を装置外部の決済サーバに送信し、前記決済サーバによる決済結果を取得することにより、前記購入予定商品の決済を行ってもよい。なお、前記決済処理は、特に制限されず、例えば、公知の決済装置における種々の手法が利用できる。
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合(S22、Yes)、購入可否判定部10により、前記実施形態1における処理S1~S4と同様にして、S1~S4を実施する。この際、決済装置20は、あわせて誘導情報を出力してもよい。前記誘導情報は、例えば、認証対象者に認証を促すための情報であり、具体的に、前記認証基準情報の読取装置の位置を知らせるための情報であってもよい。前記誘導情報の出力は、例えば、決済装置20の出力装置207上への出力でもよいし、決済装置20に接続されたQRコード(登録商標)リーダ等の前記読取装置から出力してもよい。前記誘導情報の出力は、特に制限されず、例えば、音声出力でもよいし、情報の表示でもよいし、その双方の組み合わせでもよい。具体的に、例えば、前記誘導情報を出力装置207上に表示する場合、例えば、決済装置20の出力装置207に、「年齢確認が必要です。QRコードリーダにカードをかざして、顔認証を行ってください。」等の文字情報を、前記誘導情報として出力できる。この際、例えば、併せて出力装置207から音声情報を出力してもよい。前記音声情報は、特に制限されず、例えば、前記文字情報を読み上げた情報でもよいし、前記誘導情報が出力されたことを知らせる通知音でもよい。前記誘導情報を前記読取装置から出力する場合、具体例として、前記読取装置が備える発光部を発光させる、スピーカから音を鳴らす等の態様があげられる。なお、前記誘導情報の出力は、例えば、複数の方法を組み合わせることができる。そして、S4において、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、決済部23により前記購入予定商品の決済を行う(S23)。また、図6に示すように、本実施形態においては、S3において、認証対象者を認証できなかった場合(S3、No)例えば、処理S21に戻り、S21からの処理を繰り返し実施してもよい。
また、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合(S22、Yes)、決済装置20は、例えば、S22の後、所定時間の間、情報入力待ちとして待機してもよい。この場合において、例えば、前記所定時間経過しても前記認証基準情報及び認証対象者の識別情報の少なくとも一方が取得できなかった場合(すなわち、タイムアウトした場合)、決済装置20は、処理S21に戻り、S21からの処理を繰り返し実施してもよい。前記所定時間は、特に制限されず任意に設定できるが、具体例として、例えば、10秒、30秒、1分、2分、3分、4分、5分等があげられる。また、このように処理S21に戻った場合、例えば、決済装置20の出力装置207に、「年齢確認ができませんでした。最初からやり直してください。」等の情報を出力してもよい。
本実施形態の決済方法において、S21、S22、S1~S4、S23を順次実行する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれには制限されない。具体的に、本発明において、前記S1及びS2は、S3より上流の工程で実行されていればよく、S1及びS2は、例えば、S21及びS22と同時に実行してもよいし、別個に実行してもよい。後者の場合、実行する順序は、特に制限されず、任意である。
また、本実施形態の決済方法において、認証対象者の識別情報の取得は、ユーザが商品を決済装置20に読み取らせた後のタイミングで実施していたが、本発明はこれには制限されない。例えば、本発明の決済装置が設置された販売所(店舗)において、その入り口にカメラ等の撮像装置が設置されている場合、認証対象者が入店したタイミングで認証対象者の顔画像を撮像し、前記顔画像を認証対象者の識別情報として利用してもよい。
本実施形態の決済装置によれば、購入予定商品に購入制限商品が含まれている場合に、認証対象者が、購入制限商品の購入資格を有しているか否かを容易に判定できる。また、本実施形態の決済装置は、認証部により、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証するため、例えば、購入制限商品の購入資格を有さない者(例えば、酒類の販売における未成年者等)によるなりすまし購入を抑制できる。このため、本実施形態の決済装置は、例えば、無人販売所等において酒類等の購入制限商品の販売を行う際に好適に利用できる。
[実施形態3]
実施形態3は、実施形態2の決済装置20の利用の例である。
本実施形態では、例えば、本発明の決済装置20が設置された無人販売所において、ユーザ(店舗の利用者)が、前記認証用媒体として、前記認証基準情報が記録されたQRコード(登録商標)が印刷されたカード(以下、「許可証」ともいう)を所持して、前記購入制限商品として、年齢制限商品である酒類を購入する場合を例にあげて説明する。前述のように、本発明の決済方法において、認証用媒体はQRコード(登録商標)が印刷された印刷物には限定されず、購入制限商品は酒類には限定されない。また、以下の例示においては、本発明の決済装置20は、バーコードリーダが接続されたPOS端末であり、購入可否判定部10は、QRコード(登録商標)リーダが接続されたカメラを備えるタブレット端末である場合を例に挙げて説明するが、本発明は以下の例示には何ら制限されない。
まず、ユーザは、前記無人販売所への来店前に、例えば、無人販売所の管理組織が運営する許可証発行会場に赴き、免許証等の身分証明書を前記管理組織に提示し、自身の年齢が20歳以上である、すなわち、酒類の購入資格がある事を証明する。前記管理組織は、ユーザの顔と免許証の写真とを確認して本人確認を行い、かつ、年齢が20歳以上であることを確認する。ユーザの本人確認及び年齢確認が完了できた場合、管理組織は、前記ユーザの顔画像を撮像し、前記顔画像を解析してユーザの顔特徴量(識別情報)を取得し、前記顔特徴量とユーザの年齢とを記録したQRコード(登録商標)を生成し、前記QRコード(登録商標)が印刷されたカード(許可証)を発行する。なお、前記ユーザの年齢に代えて、前記ユーザの年齢情報又は生年月日情報が紐づけられたユーザ識別情報(例えば、ユーザID)を記録したQRコード(登録商標)を生成してもよい。
つぎに、ユーザは、本発明の決済装置20が配置された無人販売所において、決済装置20に接続されたバーコードリーダにより、酒類を含む商品のバーコードをスキャンする。決済装置20は、購入予定商品情報取得部21により、ユーザがスキャンしたバーコードに基づいて、ユーザの購入予定商品情報を取得し、購入制限商品検出部22により、前記購入予定商品情報から酒類を検出する。そして、決済装置20は、前記誘導情報として、その出力装置207に、ユーザに認証を促すメッセージを表示し、決済装置20に接続されたQRコード(登録商標)リーダの発光部を発光させる。前記メッセージは、例えば、「年齢確認が必要な商品があります。許可証をQRコードリーダにかざして、顔認証を行ってください。」等があげられる。
認証を促されたユーザは、前記QRコード(登録商標)リーダにより、前記許可証のQRコード(登録商標)をスキャンし、前記タブレット端末(購入可否判定部10)のカメラを用いて自身の顔画像を撮像する。
前記QRコード(登録商標)リーダは、前記許可証のQRコード(登録商標)を読み取った読取情報を生成し、前記読取情報を決済装置20に送信する。そして、購入可否判定部10は、前記読取情報から抽出した認証基準情報と、前記顔画像とを突合してユーザを認証し、購入制限商品の購入可否を判定する。決済装置20は、前記ユーザが認証できた場合に、ユーザは購入制限商品の購入資格を有するユーザであるとして、決済処理を行う。このようにして、本発明の決済装置20によれば、ユーザが購入制限商品の購入資格を有しているか、すなわち、ユーザの購入制限商品の購入可否を判定できる。
[変形例1]
本実施形態においては、本発明の決済装置20が設置された無人販売所において、ユーザ(店舗の利用者)が、前記認証用媒体として、前記認証基準情報が記録されたQRコード(登録商標)が印刷されたカード(以下、「許可証」ともいう)を所持して、前記購入制限商品として、年齢制限商品である酒類を購入する場合を例にあげて説明したが、本発明はこれには制限されない。本発明において、例えば、前記許可証に識別情報を記録されたユーザ本人に代えて、ユーザの代理人が前記許可証を所持して、前記代理人が前記ユーザを代理して前記購入制限商品を購入するという態様であってもよい。以下に変形例として、前記顔特徴量に代えて、ユーザの識別番号(電話番号)をユーザの年齢に紐づけて記録したQRコード(登録商標)が印刷されたカード(許可証)を所持した代理人が、ユーザの代理で購入制限商品を購入する場合の具体例を説明する。
まず、ユーザは、前記許可証発行会場において、例えば、前記ユーザの識別情報として、前記顔特徴量に代えて、ユーザの識別番号(電話番号)をユーザの年齢に紐づけて記録したQRコード(登録商標)が印刷されたカード(許可証)を発行する。そして、前記ユーザは、ユーザの代理人に前記許可証を貸与する。前記代理人は、本発明の決済装置20が配置された無人販売所において、決済装置20に接続されたバーコードリーダにより、酒類を含む商品のバーコードをスキャンする。決済装置20は、購入予定商品情報取得部21により、代理人がスキャンしたバーコードに基づいて、代理人の購入予定商品情報を取得し、購入制限商品検出部22により、前記購入予定商品情報から酒類を検出し、前述と同様にして前記誘導情報を出力して、代理人に認証を促す。
認証を促された代理人は、前記QRコード(登録商標)リーダにより、前記許可証のQRコード(登録商標)をスキャンする。前記QRコード(登録商標)リーダは、前記許可証のQRコード(登録商標)を読み取った読取情報を生成し、前記読取情報を決済装置20に送信する。
決済装置20の購入可否判定部(購入可否判定装置)10の認証基準情報取得部11は、前記読取情報から、前記識別番号(電話番号)情報を前記認証基準情報として抽出する。前記識別番号(電話番号)を抽出した場合、購入可否判定装置10の識別情報取得部12は、例えば、その出力装置107に、識別情報取得用情報を出力する。前記識別情報取得用情報は、例えば、着信認証に使用するための電話番号の情報である。また、この際、決済装置20は、例えば、前記誘導情報として、出力装置207に、「年齢確認が必要です。タブレット端末に表示された電話番号に電話して、着信認証を行ってください。」等の情報を表示してもよい。
前記代理人は、例えば、認証対象者であるユーザに前記識別情報取得用情報の電話番号を連絡し、認証対象者であるユーザは、許可証に記録した電話番号を有する端末から前記識別情報取得用情報で指定された電話番号に電話をかける。そして、識別情報取得部12は、例えば、前記識別情報取得用情報で指定された電話番号へ着信した電話番号を、前記認証対象者の識別情報として取得する。そして、認証部13は、前記読取情報から抽出した認証基準情報(電話番号)と、前記電話番号とを突合してユーザを認証し、購入制限商品の購入可否を判定する。決済装置20は、前記ユーザが認証できた場合に、前記代理人は、購入制限商品の購入資格を有するユーザの代理人であるとして、決済処理を行う。
このように、本発明の決済装置20は、代理人による購入であっても、容易に認証対象者の購入制限商品の購入可否を判定することができる。このため、本発明の決済装置20によれば、認証対象者本人が来店しない場合であっても、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証するため、例えば、購入制限商品の購入資格を有さない者(例えば、酒類の販売における未成年者、管理医療機器等の販売における非医療従事者、医療用医薬品の処方及び販売における処方を受けていない者等)によるなりすまし購入を抑制できる。
[実施形態4]
実施形態4は、本発明の商品保管装置の例である。
本実施形態の商品保管装置について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態の商品保管装置の一例の構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態の商品保管装置40は、例えば、購入可否判定部10及び開錠制御部41を含む。購入可否判定部10は、例えば、実施形態1の購入可否判定装置10と同様であり、その説明を援用できる。このため、以下の説明において、「購入可否判定部」との記載は、例えば、「購入可否判定装置」に読み替えが可能である。また、図示していないが、商品保管装置40は、例えば、記憶部を含んでもよい。
商品保管装置40は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、商品保管装置40は、例えば、通信回線網30を介して、外部装置と接続可能である。前記外部装置は、例えば、商品保管庫42があげられる。商品保管装置40の開錠制御部41は、例えば、商品保管庫42の施錠状態を制御可能である。商品保管装置40は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。商品保管装置40は、例えば、商品保管庫42の制御装置のバスに商品保管装置40が接続され、商品保管庫42の制御装置として構成されていてもよい。また、商品保管装置40は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、商品保管装置40は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
商品保管庫42は、例えば、購入制限商品を保管するための保管庫であり、施錠状態を制御可能な商品保管庫であればその他の構成は特に制限されない。具体例として、例えば、商品保管庫42は、例えば、外装部、施錠可能な扉部、商品陳列部、温度調整部、湿度調整部、これらの各部を制御可能な制御部等を含む。
図8に、商品保管装置40のハードウェア構成のブロック図を例示する。図8に示すように、商品保管装置40は、例えば、CPU401、メモリ402、バス403、記憶装置404、入力装置406、出力装置407、通信デバイス408等を備える。商品保管装置40の各構成の説明は、購入可否判定装置10の各構成の説明を援用できる。商品保管装置40の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス403を介して接続されている。商品保管装置40において、CPU401が、開錠制御部41として機能する。図8に示す商品保管装置40において、購入可否判定部10(購入可否判定装置10)は、例えば、バス403に接続されている形態を示したが、本発明はこれには制限されない。商品保管装置40において、例えば、購入可否判定部10は、例えば、通信デバイス408により、通信回線網30を介して接続されていてもよいし、前記実施形態1の購入可否判定方法の各処理を実行させるためのプログラムが記憶装置404又はメモリ402に記憶され、CPU401が前記プログラムを読み取って実行することにより、CPU401が購入可否判定部10として機能してもよい。
つぎに、本実施形態の商品保管方法の一例を、図9のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の商品保管方法は、例えば、図7及び図8の商品保管装置40を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の商品保管方法は、図7及び図8の商品保管装置40の使用には限定されない。以下の説明において、商品保管装置40が組み込まれた商品保管庫42に、年齢制限商品である酒が保管されており、商品保管装置40により年齢認証できたユーザが、前記酒を取り出す場合を例に挙げて説明するが、本発明は以下の例示には何ら制限されない。
まず、商品保管装置40の処理に先立ち、施錠可能な商品保管庫42内に、購入制限商品を保管(陳列)し、その扉部を施錠しておく。商品保管庫42の扉部には、例えば、生体情報取得部及びコードリーダが設けられていてもよい。前記生体情報取得部は、例えば、顔画像、虹彩等を撮像可能なカメラ等の撮像装置、指紋センサ、掌紋センサ等のセンサ類があげられる。前記コードリーダは、例えば、前記許可証のQRコード(登録商標)を読み取り可能なQRコード(登録商標)リーダがあげられる。
つぎに、前記実施形態1における処理S1~S4と同様にして、S1~S4を実施する(購入可否判定工程)。具体的に、例えば、まず、ユーザが商品保管庫42の扉部付近に設置されたQRコード(登録商標)リーダに、前記許可証のQRコード(登録商標)を読み込ませる。前記QRコード(登録商標)リーダは、前記許可証のQRコード(登録商標)を読み取った読取情報を生成し、前記読取情報を商品保管装置40に送信する。つぎに、ユーザは、商品保管庫42の前記扉部に設置された前記生体情報取得部により、顔画像等を撮像し、商品保管装置40に送信する。商品保管装置40は、前記読取情報から抽出した認証基準情報と、前記生体情報とを突合してユーザを認証し、購入制限商品の購入可否を判定する。
そして、開錠制御部41は、例えば、購入可否判定部10により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する(S41、開錠制御工程)。本実施形態の商品保管装置40によれば、例えば、購入制限商品が保管されている商品保管庫42の施錠状態を、ユーザの購入資格の有無に応じて開錠できる。このため、本実施形態の商品保管装置40によれば、購入制限商品の購入資格を有する者(例えば、酒類の販売における成人)だけが商品保管庫42を開けることができ、購入制限商品の購入資格を有さない者(例えば、酒類の販売における未成年者等)では、商品保管庫42を開けることができない。したがって本実施形態の商品保管装置40は、例えば、無人販売所等において酒類等の購入制限商品の陳列を行う際に好適に利用できる。
なお、開錠制御部41は、例えば、さらに、認証対象者が商品保管庫42の管理者であると判定された場合に、商品保管庫を開錠してもよい。前記管理者の判定は、例えば、商品保管装置40の購入可否判定部10により行ってもよいし、別途管理者認証部を設けてもよい。前記管理者の判定は、例えば、予め、前記認証基準情報として、前記管理者の個人識別情報と、管理者属性情報とを紐づけておくことにより実施できる。具体的に、購入可否判定部10又は前記管理者認証部は、例えば、前記管理者の個人識別情報と、認証対象者の識別情報とを取得し、前記管理者の個人識別情報と、認証対象者の識別情報とを突合することで、認証対象者が管理者か否かを認証できる。前記管理者の個人識別情報の取得、前記認証対象者の識別情報の取得、及び前記管理者の認証は、例えば、前記実施形態1の処理S1~S3において、前記認証基準情報に代えて、前記管理者の個人識別情報を取得し、前記管理者の個人識別情報と前記認証対象者の識別情報とを突合すること以外は同様にして実施できる。
本実施形態の商品保管方法において、S1~S4、S41を順次実行する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれには制限されない。具体的に、本発明において、前記S1及びS2は、S3よりも上流の工程で実行されていればよく、S1及びS2は、例えば、同時に実行してもよいし、別個に実行してもよい。後者の場合、実行する順序は、特に制限されず、任意である。
[実施形態5]
実施形態5は、本発明の販売所の例である。
本発明の販売所は、例えば、前記本発明の購入可否判定装置、決済装置、及び商品保管装置からなる群から選択された少なくとも一つを含むことを特徴とし、その他の構成及び条件は、何ら制限されない。本発明の販売所は、前記本発明の購入可否判定装置、決済装置、及び商品保管装置からなる群から選択された少なくとも一つを含むことから、例えば、購入制限商品の販売可否を判定可能である。前記販売所の形態は、例えば、店舗の形態でもよいし、自動販売機の形態でもよい。本発明の販売所は、例えば、無人販売所であることが好ましい。
前記店舗は、例えば、マンション、オフィスビル、駅、工場、大学、又は病院等の施設内に設置される店舗(いわゆる売店)があげられ、来店した顧客が商品の清算及び決済を、店員を介さずに可能としたものが好ましい。前記店舗は、例えば、店員が常駐しない無人店舗であってもよいし、有人店舗であってもよい。
本実施形態の販売所は、例えば、出入り口に監視カメラ等の撮像装置が設置されていてもよい。この場合、例えば、前記販売所内の購入可否判定装置、決済装置、又は商品保管装置は、前記監視カメラで撮像した来店者の顔画像を、前記認証対象者の識別情報として取得してもよい。
本発明の販売所における購入制限商品の購入可否判定方法、決済方法、及び商品保管方法は、例えば、前記本発明の購入可否判定装置、決済装置、及び商品保管装置における説明と同様であり、その記載を援用できる。
[実施形態6]
本実施形態の第1のプログラムは、前述の購入可否判定方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、認証基準情報取得手順、識別情報取得手順、認証手順、購入可否判定手順を含む購入制限商品の購入可否判定方法を実行させるためのプログラムである。
前記認証基準情報取得手順は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得手順は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証手順は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定手順は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する。
また、本実施形態の第1のプログラムは、コンピュータを、認証基準情報取得手順、識別情報取得手順、認証手順、購入可否判定手順として機能させるプログラムということもできる。
本実施形態の第1のプログラムは、前記本発明の購入可否判定装置及び購入可否判定方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
[実施形態7]
本実施形態の第2のプログラムは、前述の決済方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、購入可否判定手順、購入予定商品情報取得手順、購入制限商品検出手順、及び決済手順を実行させるためのプログラムである。
前記購入可否判定手順は、前記第1のプログラムにより実行され、
前記購入予定商品情報取得手順は、購入予定商品情報を取得し、
前記購入制限商品検出手順は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合、前記決済手順により前記購入予定商品の決済を行い、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入可否判定手順は、前記購入制限商品の購入可否を判定し、
前記購入可否判定手順により、前記認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、前記決済手順により前記購入制限商品を含む購入予定商品の決済を行う。
また、本実施形態の第2のプログラムは、コンピュータを、購入可否判定手順、購入予定商品情報取得手順、購入制限商品検出手順、及び決済手順として機能させるプログラムということもできる。
本実施形態の第2のプログラムは、前記本発明の決済装置及び決済方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
[実施形態8]
本実施形態の第3のプログラムは、前述の商品保管方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、購入可否判定手順、及び開錠制御手順を含む商品保管方法を実行させるためのプログラムである。
前記購入可否判定手順は、前記第1のプログラムにより実行され、
前記開錠制御手順は、前記購入可否判定手順により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する。
また、本実施形態の第3のプログラムは、コンピュータを、購入可否判定手順、及び開錠制御手順として機能させるプログラムということもできる。
本実施形態の第3のプログラムは、前記本発明の商品保管装置及び商品保管方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
認証基準情報取得部、識別情報取得部、認証部、購入可否判定部を含み、
前記認証基準情報取得部は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得部は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証部は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定部は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、購入制限商品の購入可否判定装置。
(付記2)
前記認証基準情報取得部は、前記認証基準情報を含む認証用媒体を読み取った読取情報を取得し、前記読取情報から前記認証基準情報を抽出する、付記1記載の購入可否判定装置。
(付記3)
前記個人識別情報が、生体情報であり、
前記識別情報取得部は、認証対象者の生体情報を取得し、
前記認証部は、前記認証対象者の生体情報と、前記認証基準情報が含む生体情報とを突合して前記認証対象者を認証する、付記1又は2記載の購入可否判定装置。
(付記4)
前記個人識別情報が、識別番号であり、
前記識別情報取得部は、認証対象者の認証対象者識別番号を取得し、
前記認証部は、前記認証対象識別番号と、前記認証基準情報が含む前記識別番号とを突合して前記認証対象者を認証する、付記1又は2記載の購入可否判定装置。
(付記5)
購入可否判定部、購入予定商品情報取得部、購入制限商品検出部、及び決済部を含み、
前記購入可否判定部は、付記1から4のいずれかに記載の購入可否判定装置であり、
前記購入予定商品情報取得部は、購入予定商品情報を取得し、
前記購入制限商品検出部は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合、前記決済部により前記購入予定商品の決済を行い、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入可否判定部は、前記購入制限商品の購入可否を判定し、
前記購入可否判定部により、前記認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、前記決済部により前記購入制限商品を含む購入予定商品の決済を行う、決済装置。
(付記6)
購入可否判定部、及び開錠制御部を含み、
前記購入可否判定部は、付記1から4のいずれかに記載の購入可否判定装置であり、
前記開錠制御部は、前記購入可否判定部により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する、商品保管装置。
(付記7)
付記1から4のいずれかに記載の購入可否判定装置、付記5記載の決済装置、及び付記6記載の商品保管装置からなる群から選択された少なくとも一つを含む、商品販売所。
(付記8)
無人販売所である、付記7記載の商品販売所。
(付記9)
認証基準情報取得工程、識別情報取得工程、認証工程、購入可否判定工程を含み、
前記認証基準情報取得工程は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得工程は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証工程は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定工程は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、購入制限商品の購入可否判定方法。
(付記10)
前記認証基準情報取得工程は、前記認証基準情報を含む認証用媒体を読み取った読取情報を取得し、前記読取情報から前記認証基準情報を抽出する、付記9記載の購入可否判定方法。
(付記11)
前記個人識別情報が、生体情報であり、
前記識別情報取得工程は、認証対象者の生体情報を取得し、
前記認証工程は、前記認証対象者の生体情報と、前記認証基準情報が含む生体情報とを突合して前記認証対象者を認証する、付記9又は10記載の購入可否判定方法。
(付記12)
前記個人識別情報が、識別番号であり、
前記識別情報取得工程は、認証対象者の認証対象者識別番号を取得し、
前記認証工程は、前記認証対象識別番号と、前記認証基準情報が含む前記識別番号とを突合して前記認証対象者を認証する、付記9又は10記載の購入可否判定方法。
(付記13)
購入可否判定工程、購入予定商品情報取得工程、購入制限商品検出工程、及び決済工程を含み、
前記購入可否判定工程は、付記9から12のいずれかに記載の購入可否判定方法であり、
前記購入予定商品情報取得工程は、購入予定商品情報を取得し、
前記購入制限商品検出工程は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合、前記決済工程により前記購入予定商品の決済を行い、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入可否判定工程は、前記購入制限商品の購入可否を判定し、
前記購入可否判定工程により、前記認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、前記決済工程により前記購入制限商品を含む購入予定商品の決済を行う、決済方法。
(付記14)
購入可否判定工程、及び開錠制御工程を含み、
前記購入可否判定工程は、付記9から12のいずれかに記載の購入可否判定方法であり、
前記開錠制御工程は、前記購入可否判定工程により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する、商品保管方法。
(付記15)
コンピュータに、認証基準情報取得手順、識別情報取得手順、認証手順、購入可否判定手順を含む購入制限商品の購入可否判定方法を実行させるためのプログラムであって、
前記認証基準情報取得手順は、認証基準情報を取得し、
前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
前記識別情報取得手順は、認証対象者の識別情報を取得し、
前記認証手順は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
前記購入可否判定手順は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、プログラム。
(付記16)
前記認証基準情報取得手順は、前記認証基準情報を含む認証用媒体を読み取った読取情報を取得し、前記読取情報から前記認証基準情報を抽出する、付記15記載のプログラム。
(付記17)
前記個人識別情報が、生体情報であり、
前記識別情報取得手順は、認証対象者の生体情報を取得し、
前記認証手順は、前記認証対象者の生体情報と、前記認証基準情報が含む生体情報とを突合して前記認証対象者を認証する、付記15又は16記載のプログラム。
(付記18)
前記個人識別情報が、識別番号であり、
前記識別情報取得手順は、認証対象者の認証対象者識別番号を取得し、
前記認証手順は、前記認証対象識別番号と、前記認証基準情報が含む前記識別番号とを突合して前記認証対象者を認証する、付記15又は16記載のプログラム。
(付記19)
コンピュータに、購入可否判定手順、購入予定商品情報取得手順、購入制限商品検出手順、及び決済手順を実行させるためのプログラムであって、
前記購入可否判定手順は、付記15から18のいずれかに記載のプログラムにより実行され、
前記購入予定商品情報取得手順は、購入予定商品情報を取得し、
前記購入制限商品検出手順は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合、前記決済手順により前記購入予定商品の決済を行い、
前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入可否判定手順は、前記購入制限商品の購入可否を判定し、
前記購入可否判定手順により、前記認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、前記決済手順により前記購入制限商品を含む購入予定商品の決済を行う、プログラム。
(付記20)
コンピュータに、購入可否判定手順、及び開錠制御手順を含む商品保管方法を実行させるためのプログラムであって、
前記購入可否判定手順は、付記15から17のいずれかに記載のプログラムにより実行され、
前記開錠制御手順は、前記購入可否判定手順により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する、プログラム。
(付記21)
付記15から20のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、購入制限商品の購入資格の有無を容易に判定できる。このため、本発明は、購入に制限のある商品を販売する小売業、卸売業等の分野において有用である。
10 購入可否判定装置
11 認証基準情報取得部
12 識別情報取得部
13 認証部
14 購入可否判定部
101、201、401 CPU(中央処理装置)
102、202、402 メモリ
103、203、402 バス
104、204、404 記憶装置
105、205、405 プログラム
106、206、406 入力装置
107、207、407 出力装置
20 決済装置
21 購入予定商品情報取得部
22 購入制限商品検出部
23 決済部
30 通信回線網
40 商品保管装置
41 開錠制御部
42 商品保管庫

Claims (10)

  1. 認証基準情報取得部、識別情報取得部、認証部、購入可否判定部を含み、
    前記認証基準情報取得部は、認証基準情報を取得し、
    前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
    前記識別情報取得部は、認証対象者の識別情報を取得し、
    前記認証部は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
    前記購入可否判定部は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、購入制限商品の購入可否判定装置。
  2. 前記認証基準情報取得部は、前記認証基準情報を含む認証用媒体を読み取った読取情報を取得し、前記読取情報から前記認証基準情報を抽出する、請求項1記載の購入可否判定装置。
  3. 前記個人識別情報が、生体情報であり、
    前記識別情報取得部は、認証対象者の生体情報を取得し、
    前記認証部は、前記認証対象者の生体情報と、前記認証基準情報が含む生体情報とを突合して前記認証対象者を認証する、請求項1又は2記載の購入可否判定装置。
  4. 前記個人識別情報が、識別番号であり、
    前記識別情報取得部は、認証対象者の認証対象者識別番号を取得し、
    前記認証部は、前記認証対象識別番号と、前記認証基準情報が含む前記識別番号とを突合して前記認証対象者を認証する、請求項1又は2記載の購入可否判定装置。
  5. 購入可否判定部、購入予定商品情報取得部、購入制限商品検出部、及び決済部を含み、
    前記購入可否判定部は、請求項1から4のいずれか一項に記載の購入可否判定装置であり、
    前記購入予定商品情報取得部は、購入予定商品情報を取得し、
    前記購入制限商品検出部は、前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれているか否かを検出し、
    前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれていない場合、前記決済部により前記購入予定商品の決済を行い、
    前記購入予定商品情報に購入制限商品が含まれている場合、前記購入可否判定部は、前記購入制限商品の購入可否を判定し、
    前記購入可否判定部により、前記認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、前記決済部により前記購入制限商品を含む購入予定商品の決済を行う、決済装置。
  6. 購入可否判定部、及び開錠制御部を含み、
    前記購入可否判定部は、請求項1から4のいずれか一項に記載の購入可否判定装置であり、
    前記開錠制御部は、前記購入可否判定部により、認証対象者が購入制限商品を購入可能と判定された場合、商品保管庫を開錠する、商品保管装置。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の購入可否判定装置、請求項5記載の決済装置、及び請求項6記載の商品保管装置からなる群から選択された少なくとも一つを含む、商品販売所。
  8. 認証基準情報取得工程、識別情報取得工程、認証工程、購入可否判定工程を含み、
    前記認証基準情報取得工程は、認証基準情報を取得し、
    前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
    前記識別情報取得工程は、認証対象者の識別情報を取得し、
    前記認証工程は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
    前記購入可否判定工程は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、購入制限商品の購入可否判定方法。
  9. コンピュータに、認証基準情報取得手順、識別情報取得手順、認証手順、購入可否判定手順を含む購入制限商品の購入可否判定方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記認証基準情報取得手順は、認証基準情報を取得し、
    前記認証基準情報は、個人識別情報と、購入制限商品の購入可否に関する属性情報とが紐づけられた情報であり、
    前記識別情報取得手順は、認証対象者の識別情報を取得し、
    前記認証手順は、前記認証対象者の識別情報と、前記認証基準情報が含む個人識別情報とを突合して前記認証対象者を認証し、
    前記購入可否判定手順は、前記認証に成功した場合、認証対象者は購入制限商品を購入可能と判定する、プログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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