JP2023099899A - はんだ付け装置およびはんだ付け方法 - Google Patents

はんだ付け装置およびはんだ付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023099899A
JP2023099899A JP2022000084A JP2022000084A JP2023099899A JP 2023099899 A JP2023099899 A JP 2023099899A JP 2022000084 A JP2022000084 A JP 2022000084A JP 2022000084 A JP2022000084 A JP 2022000084A JP 2023099899 A JP2023099899 A JP 2023099899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible substrate
soldering apparatus
solder
electrode
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022000084A
Other languages
English (en)
Inventor
宏 上田
Hiroshi Ueda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2022000084A priority Critical patent/JP2023099899A/ja
Publication of JP2023099899A publication Critical patent/JP2023099899A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】はんだ付け不良の発生を抑制することができるはんだ付け装置およびはんだ付け方法を提供する。【解決手段】はんだ付け装置は、押さえ部と、第1加熱部とを有している。はんだ付け装置は、リジッド基板と、フレキシブル基板とをはんだ付けする。リジッド基板において、第1電極が設けられている。フレキシブル基板において、第2電極が設けられている。押さえ部は、第1電極と第2電極とによってはんだが挟み込まれるようにフレキシブル基板を押す。第1加熱部は、はんだを溶融する。押さえ部は、1以上の接触部と、複数の支持部とを有している。1以上の接触部は、フレキシブル基板に接触する。複数の支持部は、1以上の接触部をフレキシブル基板に押し当てる。複数の支持部の各々は、互いに離間している。【選択図】図1

Description

本開示は、はんだ付け装置およびはんだ付け方法に関し、特定的には、はんだを介してリジッド基板上にフレキシブル基板を接合するはんだ付け装置およびはんだ付け方法に関する。
特開平7-193362号公報では、リジッド基板に対してフレキシブル基板を押さえつつ、リジッド基板とフレキシブル基板とを接合するはんだ付け装置が開示されている。
特開平7-193362号公報
リジッド基板の凹凸および電極の厚さばらつきによって、フレキシブル基板において反りまたはうねりが発生する場合がある。上記はんだ付け装置では、フレキシブル基板において反りまたはうねりが発生している場合において、フレキシブル基板を均一に押さえることができない。このため、フレキシブル基板の表面において、押さえ荷重が偏る。これによって、リジッド基板およびフレキシブル基板の各々の電極の間における密着性が低下し、部分的にはんだ付けができない等のはんだ付け不良が発生する。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、はんだ付け不良の発生を抑制することができるはんだ付け装置およびはんだ付け方法を提供することである。
はんだ付け装置は、押さえ部と、第1加熱部とを備えている。はんだ付け装置は、リジッド基板と、フレキシブル基板とをはんだ付けする。リジッド基板において、第1電極が設けられている。フレキシブル基板において、第2電極が設けられている。押さえ部は、第1電極と第2電極とによってはんだが挟み込まれるようにフレキシブル基板を押す。第1加熱部は、はんだを溶融する。押さえ部は、1以上の接触部と、複数の支持部とを含んでいる。1以上の接触部は、フレキシブル基板に接触する。複数の支持部は、1以上の接触部をフレキシブル基板に押し当てる。複数の支持部の各々は、互いに離間している。
本開示に係るはんだ付け装置によれば、複数の支持部の各々は、互いに離間している。これによって、フレキシブル基板の表面において、押さえ荷重の均一性を向上することができる。そのため、はんだ付け不良の発生を抑制することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置の構成を示す斜視模式図である。 実施の形態1に係るはんだ付け装置の構成を示す一部断面模式図である。 実施の形態1に係るはんだ付け方法を概略的に示すフロー図である。 リジッド基板上にフレキシブル基板を配置する工程を示す斜視模式図である。 第1加熱部がレーザーを照射する位置を示す縦断面模式図である。 リジッド基板とフレキシブル基板とがはんだ付けされた状態を示す正面模式図である。 実施の形態2に係るはんだ付け装置の構成を示す斜視模式図である。 実施の形態3に係るはんだ付け装置の構成を示す斜視模式図である。
以下、図面に基づいて本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
実施の形態1.
実施の形態1に係るはんだ付け装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るはんだ付け装置の構成を示す斜視模式図である。図1に示されるように、はんだ付け装置100は、リジッド基板88とフレキシブル基板89とをはんだ付けする装置である。リジッド基板88において、複数の第1電極91が設けられている。複数の第1電極91の各々は並んでいる。複数の第1電極91の並ぶ方向を第1方向101と称する。複数の第1電極91の各々の上にはんだ93が位置している。
フレキシブル基板89は、リジッド基板88上に位置している。リジッド基板88からフレキシブル基板89に向かう方向を第2方向102と称する。第2方向102は、第1方向101に対して実質的に垂直である。フレキシブル基板89において、複数の第2電極92が設けられている。複数の第2電極92の各々は、リジッド基板88に対向している。複数の第2電極92は、第1方向101に沿って並んでいる。複数の第2電極92の各々は、はんだ93の上に位置している。別の観点から言えば、はんだ93は、複数の第1電極91と複数の第2電極92との間に位置している。はんだ付け装置100は、はんだ93を溶融することによって、リジッド基板88とフレキシブル基板89とを接合する。
図1に示されるように、はんだ付け装置100は、押さえ部1と、断熱ブロック13と、第1加熱部11と、第2加熱部12とを主に有している。押さえ部1は、フレキシブル基板89をリジッド基板88に向かって押す。具体的には、押さえ部1は、第1電極91と第2電極92とによってはんだ93が挟み込まれるようにフレキシブル基板89を押す。断熱ブロック13は、押さえ部1を支持している。第1加熱部11は、はんだを溶融する。第2加熱部12は、押さえ部1と、フレキシブル基板89とを加熱する。
押さえ部1は、複数の押さえ部材10を有している。複数の押さえ部材10の各々は、接触部2と、支持部3と、棒状部材4とを有している。別の観点から言えば、押さえ部1は、複数の接触部2と、複数の支持部3と、複数の棒状部材4とを有している。
具体的には図1に示されるように、押さえ部1は、たとえば3個以上の押さえ部材10を有している。別の観点から言えば、押さえ部1は、3個以上の接触部2と、3個以上の支持部3と、3個以上の棒状部材4とを有している。
接触部2は、フレキシブル基板89に接触する。接触部2は、たとえば円柱状である。接触部2は、たとえば第2方向102に沿って延在している。接触部2は、はんだ93の溶融する温度に耐えうる耐熱性を有している。なお、はんだ93が一般的な鉛フリーはんだである場合、はんだ93の溶融する温度は220℃程度である。接触部2は、たとえばセラミックまたは金属材料によって構成されている。接触部2は、溶融したはんだ93が付着しにくい材質によって構成されていることが好ましい。具体的には、接触部2は、ステンレス、タングステンまたはセラミック等の溶融したはんだ93が付着しにくい材質によって構成されていることが好ましい。接触部2の表面において、溶融したはんだ93の付着を抑制する表面処理が施されていてもよい。
支持部3は、接触部2上に位置している。支持部3は、接触部2に接している。支持部3は、接触部2を支持している。支持部3は、接触部2をフレキシブル基板89に押し当てる。具体的には、支持部3は、第2方向102に接触部2をフレキシブル基板89に押し当てる。支持部3は、第2方向102に沿って延在している。
第3方向103は、第1方向101および第2方向102の各々に垂直な方向とされる。棒状部材4は、支持部3に接している。棒状部材4は、たとえば第3方向103に沿って延在している。棒状部材4は、たとえば棒状のばね材によって構成されている。なお、ばね材とは、たとえばタングステン、ステンレスまたはチタン等の金属材料である。棒状部材4は、第2方向102において変形可能である。具体的には、棒状部材4は、第2方向102にたわむことによって変形可能である。棒状部材4は円筒形状であってもよい。棒状部材4の直径は、たとえば0.05mm以上2mm以下である。
3個以上の押さえ部材10の各々は、互いに離間している。別の観点から言えば、3個以上の接触部2の各々は、互いに離間している。同様に、3個以上の支持部3の各々は、互いに離間している。同様に、3個以上の棒状部材4の各々は、互いに離間している。
3個以上の押さえ部材10の各々は、第1方向101に沿って同一線上に並んでいてもよい。別の観点から言えば、3個以上の接触部2の各々は、第1方向101に沿って同一線上に並んでいてもよい。同様に、3個以上の支持部3の各々は、第1方向101に沿って同一線上に並んでいてもよい。同様に、3個以上の棒状部材4の各々は、第1方向101に沿って同一線上に並んでいてもよい。
断熱ブロック13は、押さえ部1に接続されている。具体的には、断熱ブロック13は、押さえ部1の棒状部材4に接続されている。断熱ブロック13は、たとえばセラミック等の断熱材料によって構成されている。断熱ブロック13は、非図示の駆動機構に接続されている。非図示の駆動機構は、断熱ブロック13を上下に駆動する。別の観点から言えば、非図示の駆動機構は、3個以上の押さえ部材10の各々を、一括して上下に駆動する。上下方向は、たとえば第2方向102である。
第1加熱部11は、押さえ部1および断熱ブロック13の各々から離間している。第1加熱部11は、たとえば半導体レーザー等のレーザー照射部である。第1加熱部11は、3次元的に移動可能である。具体的には、第1加熱部11は、フレキシブル基板89の周囲を移動可能である。
第2加熱部12は、押さえ部1、断熱ブロック13および第1加熱部11の各々から離間している。第2加熱部12は、熱風供給部である。第2加熱部12は、3次元的に移動可能である。具体的には、第2加熱部12は、フレキシブル基板89の周囲を移動可能である。
図2は、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の構成を示す一部断面模式図である。図2に示される断面は、第1方向101および第2方向102の各々に平行であり、かつ支持部3と交差する断面である。
図2に示されるように、支持部3は、たとえば保持部5と、コイルばね6とを有している。保持部5は、接触部2を支持している。保持部5と接触部2とは、摺動可能に組み合わされている。保持部5は、底付きの円筒状である。接触部2の一部は、保持部5の内部に位置している。
コイルばね6は、保持部5の内部に位置している。コイルばね6は、接触部2に取り付けられている。具体的には、コイルばね6は接触部2に接していてもよい。コイルばね6と接触部2との間において、他の部材が位置していてもよい。コイルばね6は、接触部2に弾性力を伝える。コイルばね6は、第2方向102において変形可能である。別の観点から言えば、接触部2は、第2方向102において移動可能である。コイルばね6により接触部2がフレキシブル基板89に押しつけられる。
次に、実施の形態1に係るはんだ付け方法について説明する。図3は、実施の形態1に係るはんだ付け方法を概略的に示すフロー図である。図3に示されるように、実施の形態1に係るはんだ付け方法は、リジッド基板上にフレキシブル基板を配置する工程(S10)と、はんだを溶融する工程(S20)とを主に有している。
まず、リジッド基板上にフレキシブル基板を配置する工程(S10)が実施される。図4は、リジッド基板上にフレキシブル基板を配置する工程(S10)を示す斜視模式図である。図4に示されるように、複数の第1電極91が設けられたリジッド基板88が準備される。複数の第1電極91の各々の上にはんだ93が配置される。別の観点から言えば、リジッド基板88上に複数のはんだ93が配置される。はんだ93は、たとえばクリームはんだである。はんだ93は溶融され、第1電極91上になじんだ状態で再凝固されていてもよい。
次に、複数の第2電極92が設けられたフレキシブル基板89が、はんだ93上に配置される。はんだ93は、第1電極91と第2電極92とに挟まれる。第2方向102において、複数の第2電極92の各々は、対応する第1電極91に重なり合うように位置している。フレキシブル基板89は、たとえばポリイミドによって構成されている。フレキシブル基板89において、スルーホール83が設けられている。第2方向102において、スルーホール83は、フレキシブル基板89を貫通している。以上のように、リジッド基板上にフレキシブル基板を配置する工程(S10)において、第1電極91と第2電極92との間にはんだが挟み込まれるようにリジッド基板88とフレキシブル基板89とが配置される。
次に、はんだを溶融する工程(S20)が実施される。非図示の駆動機構によって断熱ブロック13が下降する。図1および図2に示されるように、押さえ部1とフレキシブル基板89とが接触する。押さえ部1によって、第2方向102に沿ってフレキシブル基板89が押される。具体的には、押さえ部1によって、第1電極91と第2電極92とによってはんだが挟み込まれるようにフレキシブル基板89が押される。これによって、第1電極91と第2電極92とが、はんだを介して実質的に密着する。押さえ部1の3個の接触部2の各々とフレキシブル基板89とは、たとえば点状に接触する。接触部2は、第2電極92上に位置していることが好ましい。フレキシブル基板89の反りやたわみに影響を与えない程度に、第1方向101において、接触部2は隣り合う第2電極92の間に位置していてもよい。
次に、第2加熱部12によって、フレキシブル基板89上に熱風が供給される。具体的には、図1および図2に示されるように、第2加熱部12によって、矢印A1の方向に熱風が供給される。矢印A1の方向は、第2加熱部12からフレキシブル基板89に向かう方向である。第2加熱部12によって供給された熱風は、フレキシブル基板89および押さえ部1の各々に当たる。これによって、フレキシブル基板89と押さえ部1とが加熱される。フレキシブル基板89からの伝熱によって、第2電極92、はんだ93、第1電極91およびリジッド基板88の各々が加熱される。第2加熱部12を用いて供給される熱風の温度は、はんだ93の融点よりも低い。別の観点から言えば、第2加熱部12は、はんだ93を予熱する。
図5は、第1加熱部11がレーザーを照射する位置を示す縦断面模式図である。図5に示される断面は、第2方向102および第3方向103の各々に平行であり、かつスルーホール83、第2電極92および支持部3の各々と交差する断面である。図5に示されるように、第1電極91は、たとえば第3方向103に沿って延在している。第2電極92は、たとえば第3方向103に沿って延在している。はんだ93は、たとえば第3方向103に沿って延在している。
図5に示されるように、はんだ93は、第1露出部94と、第2露出部95と、第1非露出部96と、第2非露出部97とによって構成されている。第1露出部94は、フレキシブル基板89に対して張り出している。言い換えれば、第1露出部94は、フレキシブル基板89に覆われていない。第2露出部95は、スルーホール83において、フレキシブル基板89から露出している。
第1非露出部96は、第1露出部94と第2露出部95との間に位置している。第1非露出部96は、第1露出部94および第2露出部95の各々に連なっている。第1非露出部96は、第1電極91と第2電極92とに挟まれている。第2非露出部97は、第2露出部95に対して、第1非露出部96の反対側に位置している。第2非露出部97は、第2露出部95に連なっている。第2非露出部97は、第1電極91と第2電極92とに挟まれている。
図1、図2および図5の各々に示されるように、第1加熱部11は、矢印A2の方向にレーザーを照射する。矢印A2の方向は、第1加熱部11からはんだ93に向かう方向である。第1加熱部11は、はんだ93におけるフレキシブル基板89から露出している部分に対してレーザーを照射する。第1加熱部11を用いて、はんだ93の第1露出部94および第2露出部95の各々にレーザーが照射されてもよいし、はんだ93の第1露出部94および第2露出部95の一方にレーザーが照射されてもよい。第1露出部94および第2露出部95の各々からの伝熱によって、第1非露出部96および第2非露出部97の各々は加熱される。これによって、はんだ93は溶融する。
第1加熱部11は、移動とレーザーの照射を繰り返す。これによって、複数のはんだ93の各々が溶融される。溶融したはんだ93は、第1電極91および第2電極92の各々の表面において濡れ広がる。以上のように、押さえ部1によってフレキシブル基板89をリジッド基板88に対して押さえつつ、はんだ93が溶融される。
図6は、リジッド基板88とフレキシブル基板89とがはんだ付けされた状態を示す正面模式図である。図6に示されるように、溶融したはんだ93が凝固することによって、接合部98が形成される。接合部98によって、第1電極91と第2電極92とは、物理的および電気的に接合される。以上のように、リジッド基板88とフレキシブル基板89とがはんだ付けされる。
次に、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の作用効果について説明する。
通常、リジッド基板88およびフレキシブル基板89の各々の表面において、凹凸が存在している。さらに、第1電極91および第2電極92の各々の厚さは、ばらつきを有している。このため、リジッド基板88上にフレキシブル基板89を重ねて配置した場合、フレキシブル基板89において反りまたはうねりが発生する。押さえ部1が直方体形状の塊である場合、押さえ部1はフレキシブル基板89におけるうねりの頂点のみに接触する。このため、フレキシブル基板89の表面において、押さえ部1からの押さえ荷重が偏る。従って、フレキシブル基板89における押さえ荷重が小さい部分は、リジッド基板88に対して浮き上がる。これによって、第1電極91と第2電極92との間における密着性が低下する。この結果、部分的にはんだ付けができない等のはんだ付け不良が発生する。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、押さえ部1は、複数の支持部3を含んでいる。複数の支持部3の各々は、互いに離間している。このため、複数の支持部3の各々は、互いに独立して第2方向102に沿って移動することができる。これによって、複数の支持部3の各々は、フレキシブル基板89の反りまたはうねりに対して追従することができる。この場合、フレキシブル基板89の表面において、押さえ部1からの押さえ荷重の均一性を向上することができる。従って、第1電極91と第2電極92との間における密着性を向上することができる。この結果、はんだ付け不良の発生を抑制することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、押さえ部1は、3個以上の接触部2を有している。3個以上の接触部2の各々は、互いに離間している。このため、押さえ部1とフレキシブル基板89とは、3箇所以上において点状に接触する。これによって、フレキシブル基板89の表面において、押さえ部1からの押さえ荷重の均一性を向上することができる。この結果、はんだ付け不良の発生をより効果的に抑制することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、支持部3は、コイルばね6を有している。コイルばね6は、接触部2に接している。コイルばね6は、第2方向102において変形可能である。このため、接触部2とフレキシブル基板89とが接する際に、フレキシブル基板89から接触部2へ加わる力によって、コイルばね6は変形する。これによって、接触部2は、フレキシブル基板89の反りまたはうねりに対してより効果的に追従することができる。
第1加熱部11がフレキシブル基板89に接触しつつはんだ93を溶融する場合、第1加熱部11とフレキシブル基板89とが密着する必要がある。しかしながら、第1加熱部11とフレキシブル基板89との間に異物が付着している場合、第1加熱部11とフレキシブル基板89との間における密着性が低下する。このため、はんだ93に安定して熱が伝わらなくなる。一方、実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、第1加熱部11は、レーザー照射部である。従って、第1加熱部11は、フレキシブル基板89に接触することなく、はんだ93を溶融することができる。これによって、第1加熱部11とフレキシブル基板89とが密着する必要がなくなる。このため、第1加熱部11またはフレキシブル基板89に異物が付着している場合においても、安定してはんだ93を加熱することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、第2加熱部12はフレキシブル基板89を加熱する。これによって、第2電極92、はんだ93、第1電極91およびリジッド基板88の各々が加熱される。このため、第1加熱部11によってはんだ93が溶融される際に、はんだ93の周囲に熱が逃げることを抑制できる。これによって、はんだ93を安定して溶融することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100およびはんだ付け方法によれば、押さえ部1の接触部2とフレキシブル基板89とは、点状に接触する。このため、第2加熱部12からフレキシブル基板89に供給された熱風が接触部2によって遮られることを抑制できる。これによって、第2加熱部12によってより効果的にフレキシブル基板89を加熱することができる。この結果、はんだ93をより安定して溶融することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、第2加熱部12は押さえ部1を加熱する。このため、第2加熱部12がフレキシブル基板89を加熱する際に、フレキシブル基板89から押さえ部1へ熱が逃げることを抑制できる。これによって、はんだ93を安定して溶融することができる。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、断熱ブロック13は、セラミック等の断熱材料によって構成されている。このため、押さえ部1から断熱ブロック13へ熱が逃げることを抑制できる。これによって、はんだ93を安定して溶融することができる。
接触部2に溶融したはんだ93が付着した場合、接触部2にはんだ93が固着する。これによって、接触部2がフレキシブル基板89に接触する際に、接触部2とフレキシブル基板89との間において固着したはんだ93が挟まる。この結果、押さえ部1によるフレキシブル基板89の押さえが不安定になる。一方、実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、接触部2は、溶融したはんだ93が付着しにくい材質によって構成されている。このため、接触部2にはんだ93が固着することを抑制できる。これによって、フレキシブル基板89をより安定して押さえることができる。
なお、実施の形態1に係るはんだ付け装置100によれば、3個以上の押さえ部材10の各々は、第1方向101に沿って同一線上に並んでいる。言い換えれば、3個以上の押さえ部材10の各々は、第1方向101に沿って1列に並んでいる。しかしながら、3個以上の押さえ部材10の各々は、第1方向101に沿って、複数の列を形成して並んでいてもよい。
実施の形態1に係るはんだ付け装置100の構成は、上記に限定されない。たとえばはんだ付け装置100は、第3加熱部をさらに有していてもよい。第3加熱部は、押さえ部1、断熱ブロック13、第1加熱部11および第2加熱部12の各々から離間している。第3加熱部は、たとえばリジッド基板88の下方に位置している。第3加熱部は、たとえば遠赤外線ヒーターである。第3加熱部は、リジッド基板88を加熱する。リジッド基板88からの伝熱によって、第1電極91、はんだ93、第2電極92およびフレキシブル基板89の各々が加熱される。別の観点から言えば、第3加熱部は、はんだ93を予熱する。この場合、はんだ93をより安定して溶融することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係るはんだ付け装置100の構成について説明する。実施の形態2に係るはんだ付け装置100の構成は、主に、押さえ部1が棒状接触部7と棒状支持部8とを有している点において、実施の形態1に係るはんだ付け装置100と異なっており、その他の点については、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の構成と同様である。以下、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の構成と異なる点を中心に説明する。
図7は、実施の形態2に係るはんだ付け装置100の構成を示す斜視模式図である。図7に示されるように、3個以上の押さえ部材10の各々は、棒状支持部8と、棒状接触部7と、棒状部材4とを有している。
棒状支持部8は、棒状のばね材によって構成されている。棒状支持部8は、棒状部材4に連なっている。棒状支持部8は、たとえば第2方向102に沿って延在している。棒状支持部8は、棒状接触部7をフレキシブル基板89に押し当てる。棒状支持部8は円筒形状であってもよい。棒状支持部8の直径は、たとえば0.05mm以上2mm以下である。
棒状接触部7は、棒状支持部8に連なっている。棒状接触部7は、棒状のばね材によって構成されている。棒状接触部7は、第2方向102において変形可能である。具体的には、棒状接触部7は、第2方向102にたわむことによって変形可能である。より具体的には、第2方向に垂直な方向において棒状接触部7の端部が突き出るように棒状接触部7全体が変形することによって、第2方向102における棒状接触部7の長さが短くなる。棒状接触部7は円筒形状であってもよい。棒状接触部7は、針状であってもよい。具体的には、棒状接触部7は、棒状支持部8から離れるほど先細っていてもよい。棒状接触部7の直径は、たとえば0.05mm以上2mm以下である。
実施の形態2に係るはんだ付け装置100によれば、棒状接触部7は、棒状のばね材によって構成されている。棒状接触部7は、第2方向102に沿って変形可能である。このため、棒状接触部7とフレキシブル基板89とが接する場合、フレキシブル基板89から棒状接触部7へ加わる力によって、棒状接触部7は第2方向102において変形する。これによって、棒状接触部7は、フレキシブル基板89の反りまたはうねりに対してより効果的に追従することができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係るはんだ付け装置100の構成について説明する。実施の形態3に係るはんだ付け装置100の構成は、主に、押さえ部1が1本の棒状のばね材によって構成されている点において、実施の形態1に係るはんだ付け装置100と異なっており、その他の点については、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の構成と同様である。以下、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の構成と異なる点を中心に説明する。
図8は、実施の形態3に係るはんだ付け装置100の構成を示す斜視模式図である。図8に示されるように、はんだ付け装置100は、電力供給部14をさらに有している。電力供給部14は、押さえ部1に接続されている。具体的には、図8に示されるように、たとえば断熱ブロック13の内部において、電力供給部14は押さえ部1に接続されていてもよい。電力供給部14は、押さえ部1に電力を供給する。断熱ブロック13は、たとえばセラミック等の絶縁材料によって構成されている。このため、押さえ部1に供給された電力は、断熱ブロック13に流れない。
押さえ部1は、1本の棒状のばね材によって構成されている。具体的には、押さえ部1は、第1棒状部材41と、第2棒状部材42と、第1棒状支持部81と、第2棒状支持部82と、接続部9とを有している。第1棒状部材41と第2棒状部材42とは、平行であってもよい。第1棒状部材41は、第2棒状部材42から離間している。
第1棒状支持部81は、第1棒状部材41に連なっている。第2棒状支持部82は、第2棒状部材42に連なっている。第1棒状支持部81と第2棒状支持部82とは、平行であってもよい。第1棒状支持部81は、第2棒状支持部82から離間している。接続部9は、第1棒状支持部81および第2棒状支持部82の各々に連なっている。別の観点から言えば、接続部9は、第1棒状支持部81と、第2棒状支持部82との間において、連続的に延びている。第1方向101において、接続部9の長さは、たとえばフレキシブル基板89の長さの0.8倍以上である。接続部9は、棒状のばね材によって構成されている。接続部9は、実施の形態1に係るはんだ付け装置100の接触部2(図1参照)および実施の形態2に係るはんだ付け装置100の棒状接触部7(図7参照)に対応している。
押さえ部1の両端において、電力供給部14は接続されている。具体的には、押さえ部1の第1棒状部材41および第2棒状部材42の各々において、電力供給部14は接続されている。押さえ部1は、電熱線としての役割を有している。具体的には、押さえ部1は、電力供給部14から供給された電力によって発熱する。押さえ部1は、たとえばタングステン等の電熱線として用いられる材料によって構成されている。
実施の形態3に係るはんだ付け装置100によれば、接続部9は、第1棒状支持部81と、第2棒状支持部82との間において、連続的に延びている。このため、接続部9は、フレキシブル基板89と線状に接触する。これによって、押さえ部1がフレキシブル基板89をより安定して押さえることができる。
実施の形態3に係るはんだ付け装置100によれば、接続部9は、棒状のばね材によって構成されている。このため、接続部9は、フレキシブル基板89の反りまたはたわみに沿って変形することができる。これによって、押さえ部1がフレキシブル基板89をより安定して押さえることができる。
実施の形態3に係るはんだ付け装置100によれば、押さえ部1は、電力供給部14から供給された電力によって発熱する。このため、第2加熱部12がフレキシブル基板89を加熱した際に、フレキシブル基板89から押さえ部1へ熱が逃げることをより効果的に抑制できる。
なお、実施の形態3係るはんだ付け装置100は、1本の接続部9を有している。しかしながら、接続部9の数は1個に限定されない。具体的には、たとえば押さえ部1は、2本の接続部9を有していてもよい。2本の接続部9の各々は、前後方向に並んで位置していてもよい。前後方向は、たとえば第3方向103である。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 押さえ部、2 接触部、3 支持部、4 棒状部材、5 保持部、6 コイルばね、7 棒状接触部、8 棒状支持部、9 接続部、10 押さえ部材、11 第1加熱部、12 第2加熱部、13 断熱ブロック、14 電力供給部、41 第1棒状部材、42 第2棒状部材、81 第1棒状支持部、82 第2棒状支持部、83 スルーホール、88 リジッド基板、89 フレキシブル基板、91 第1電極、92 第2電極、93 はんだ、94 第1露出部、95 第2露出部、96 第1非露出部、97 第2非露出部、98 接合部、100 はんだ付け装置、101 第1方向、102 第2方向、103 第3方向、A1,A2 矢印。

Claims (10)

  1. 第1電極が設けられているリジッド基板と、第2電極が設けられているフレキシブル基板とをはんだ付けするはんだ付け装置であって、
    前記第1電極と前記第2電極とによってはんだが挟み込まれるように前記フレキシブル基板を押す押さえ部と、
    前記はんだを溶融する第1加熱部とを備え、
    前記押さえ部は、前記フレキシブル基板に接触する1以上の接触部と、前記1以上の接触部を前記フレキシブル基板に押し当てる複数の支持部とを含み、
    前記複数の支持部の各々は、互いに離間している、はんだ付け装置。
  2. 前記1以上の接触部の各々は、棒状のばね材によって構成されており、
    前記1以上の接触部を前記フレキシブル基板に押し当てる方向において、前記1以上の接触部の各々は、変形可能である、請求項1に記載のはんだ付け装置。
  3. 前記1以上の接触部は、3以上の接触部によって構成されており、
    前記3以上の接触部の各々は、互いに離間している、請求項1または請求項2に記載のはんだ付け装置。
  4. 前記複数の支持部の各々は、前記3以上の接触部の各々に取り付けられているコイルばねを有し、
    前記3以上の接触部を前記フレキシブル基板に押し当てる方向において、前記コイルばねは、変形可能である、請求項3に記載のはんだ付け装置。
  5. 前記複数の支持部は、第1支持部と、前記第1支持部と異なる第2支持部とを有し、
    前記1以上の接触部は、前記第1支持部と前記第2支持部との間において連続的に延びている接続部である、請求項1または請求項2に記載のはんだ付け装置。
  6. 前記押さえ部に接続されている電力供給部をさらに備え、
    前記押さえ部は、前記電力供給部から供給された電力によって発熱する、請求項5に記載のはんだ付け装置。
  7. 前記押さえ部を加熱する第2加熱部をさらに備えている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。
  8. 前記第2加熱部は、前記フレキシブル基板を加熱する熱風供給部である、請求項7に記載のはんだ付け装置。
  9. 前記第1加熱部は、レーザー照射部である、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のはんだ付け装置を用いたはんだ付け方法であって、
    前記第1電極と前記第2電極との間にはんだが挟み込まれるように前記リジッド基板と前記フレキシブル基板とを配置する工程と、
    前記フレキシブル基板を前記リジッド基板に対して押さえつつ前記はんだを溶融する工程とを備えている、はんだ付け方法。
JP2022000084A 2022-01-04 2022-01-04 はんだ付け装置およびはんだ付け方法 Pending JP2023099899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022000084A JP2023099899A (ja) 2022-01-04 2022-01-04 はんだ付け装置およびはんだ付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022000084A JP2023099899A (ja) 2022-01-04 2022-01-04 はんだ付け装置およびはんだ付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023099899A true JP2023099899A (ja) 2023-07-14

Family

ID=87113995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022000084A Pending JP2023099899A (ja) 2022-01-04 2022-01-04 はんだ付け装置およびはんだ付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023099899A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1578600B (zh) 部件接合装置及方法与部件安装装置
US20080230117A1 (en) Photovoltaic cell holder for holding a photovoltaic cell and interconnectors
WO2011049187A1 (ja) ハンダ付け装置及びハンダ付け方法
JP3948946B2 (ja) タブリードの半田付け方法と半田付け装置
EP1978564A2 (en) Method and apparatus for soldering interconnectors to photovoltaic cells
JP2023099899A (ja) はんだ付け装置およびはんだ付け方法
US20170118845A1 (en) System and Method For Pressing Pre-Tin Shaping
JP5257149B2 (ja) ハンダ除去装置及びハンダ除去方法
JP4385895B2 (ja) ボンディング装置
JP4919614B2 (ja) 太陽電池装置、及び太陽電池装置の製造方法
JP2001185841A (ja) 電子部品取付用加熱溶融装置
KR101042185B1 (ko) 레이저용접장치 및 이를 이용한 레이저용접방법
JP2006108162A (ja) 気密封止方法及び該方法を用いた気密封止体、並びに該方法に用いる加熱装置
JP2009031111A (ja) 半導体集積装置ソケットモジュール
JP2583142B2 (ja) 熱電モジュールの製造方法
JP2011146482A (ja) 太陽電池モジュールの製造装置及び太陽電池モジュールの製造方法
JP5207557B2 (ja) 接合装置
JP5319234B2 (ja) 熱圧着装置および電子部品の製造方法
JP2668330B2 (ja) 樹脂基板バンプ貼合わせ方法及び装置
JP7259250B2 (ja) 熱圧着装置および熱圧着方法
JP2012114318A (ja) 太陽電池セルへのタブリードのハンダ付け装置及びハンダ付け方法
KR102272891B1 (ko) 마이크로 소자 전사 장치
JP2005223241A (ja) 電子部品接合装置及び方法、並びに電子部品実装装置
CN218300528U (zh) 一种用于多排长针板间电连接器的预焊接装置
JP2022146324A (ja) スリーブ式電極およびスリーブ式電極を用いた接合方法