JP2012114318A - 太陽電池セルへのタブリードのハンダ付け装置及びハンダ付け方法 - Google Patents

太陽電池セルへのタブリードのハンダ付け装置及びハンダ付け方法 Download PDF

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修二 前田
Hidenari Nakahama
秀斉 仲濱
Keisuke Yano
圭祐 矢野
Atsushi Yufu
淳 油布
Hirotsugu Nakano
裕嗣 中野
Takeo Kobayasi
竹雄 小林
Takeyuki Kobayashi
丈之 小林
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Abstract

【課題】 太陽電池セルへのタブリードのハンダ付けにおける、タブリードの密着不良及び密着ムラを無くし、均一で効率よいハンダ付けを可能とし、高品位、均質、長寿命の太陽電池パネルを実現できる、ハンダ付け装置およびハンダ方法を提供する。
【解決手段】 太陽電池セルにタブリードをハンダ付けする方法及び装置であって、太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付け、一体化した押し付け面を持つ押さえ体でタブリードを太陽電池セルに押し付け、ハンダ溶融のための高温ガスを吹き付けることにより、ハンダ付けする方法及びその方法に用いられる装置。押し付け面の少なくとも太陽電池セルに接する側の面には、弾性体を用いる構成とした。
【選択図】 図10

Description

本発明は太陽電池パネルの製造において、当該パネルの構成部材である太陽電池セルにタブリードをハンダ付けする装置及びハンダ付けする方法に関するものである。
太陽電池セルは表面にタブリードと呼ばれる金属線が固着され、太陽電池セルの複数枚が接続され、電力が外部に取り出される。タブリードは銅やアルミニウム等、導電性の良い材質の表面をハンダでコーティングされた形で供給され、太陽電池セル上の所定の位置にハンダ付けされて固着される。
タブリードと太陽電池セルの密着不良や密着ムラは電力ロスにもなるし、またその部分の抵抗増大による発熱を誘引し、ひいては太陽電池パネルの劣化を引き起こすため、適切に密着させて固着することが必要とされる。
一方、環境や人体への影響の問題により、従来の共晶ハンダに代わり、無鉛ハンダの使用が標準的になっている。従来の共晶ハンダの溶融点が180〜190℃であるのに対し、無鉛ハンダは220〜235℃と高いが、太陽電池セルに245℃以上の温度が付与されると、太陽電池セルの材質破壊が起こり始める。したがって固着する部分に無鉛ハンダの溶融温度の熱を均一に、効率よく、短時間で与えることが要求される。前述したように、ハンダ付け作業に際してタブリードと太陽電池セルとの間の密着不良や密着ムラが起きないようにすることも重要である。
特許文献1には、棒状体により間隔を空けてタブリードの複数箇所を押さえながら熱を付与して固着する方法が開示されている。特許文献2には、太陽電池セルとタブリードを保持体で保持し、かつ上側保持体には板状の押さえ具を設け、かつ下側保持体には溝または孔を設ける方法が開示されている。
特開平11−87756号公報 特開2008−235554号公報
無鉛ハンダに溶融温度又はそれ以上の熱を付与するには、ヒーターによる加熱、IRランプ加熱などがあるが、高温ガスを吹き付ける方法が効率の良さ、昇温速度の点で有利である。また無鉛ハンダの採用によって必要となった短時間での加熱という点から、当該方法が好適である。
特許文献1の方法では、タブリードに密着させるために棒状体でセル側を押し付けるが、押し付けられる部分とそうでない部分では密着度が異なり、タブリード全体では不均一に密着され、密着ムラを引き起こしやすい。また、シリコンセルは非常に薄いため、棒状体による押し付けで割れやひびが生じることがある。
特許文献2の方法は板状体で押さえつけるのでこれら不具合は生じにくいが、板状体が高温ガスの吹き付けを阻害するので、密着ムラにつながる。
本発明はこれら問題点に鑑み、タブリードを太陽電池セルに均一に、効率よく、また短時間で固着させるハンダ付け方法及びハンダ付け装置を提供する。
上記の目的を達成するための第1発明のハンダ付けする装置は、太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付けし、太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする装置であって、タブリードを当該太陽電池セルに押し付けるための一体化した押し付け面を有する押し付け手段と、ハンダを溶融させるための高温ガスの吹き付け手段とを備えたことを特徴とする。
第2発明のハンダ付けする装置は、第1発明のハンダ付け装置において、前記押し付け手段の前記押さえ体が前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給することができる一つ以上の溝が設けられていることを特徴とする。
第3発明のハンダ付けする装置は、第1発明のハンダ付け装置において、 前記押し付け手段の前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給できる一つ以上の貫通孔が設けられていることを特徴とする。
第4発明のハンダ付けする装置は、第2発明または第3発明のハンダ付け装置において、前記押し付け手段の前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面と反対側に一つ以上の板状部材またはロッド状部材を設けたことを特徴とする。
第5発明のハンダ付けする装置は、第4発明のハンダ付け装置において、 前記高温ガスが前記ロッド状部材または板状部材の内部を通って前記タブリードに吹き付けられることを特徴とする。
第6発明のハンダ付けする装置は、第1発明から第5発明のいずれかのハンダ付け装置において、前記押さえ体の少なくともタブリードに接する側の面に弾性体を設けたことを特徴とする。
第7発明のハンダ付けする装置は、第6発明のハンダ付け装置において、 前記弾性体がガラス繊維等を芯材として複合化したシリコーンゴムであることを特徴とする。
上記の目的を達成するための第8発明のハンダ付けする方法は、太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付けし、太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法であって、前記タブリードを太陽電池セルに均一に密着させる押さえ体で押し付ける工程と、高温ガスを吹き付け前記タブリードのハンダを溶融させる工程とを有することを特徴とする。
第9発明のハンダ付けする方法は、第8発明において前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給することができる一つ以上の溝が設けられていることを特徴とする。
第10発明のハンダ付けする方法は、第8発明において前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給できる一つ以上の貫通孔が設けられていることを特徴とする。
第11発明のハンダ付けする方法は、第8発明から第10発明のいずれかにおいて前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面と反対側に一つ以上の板状部材またはロッド状部材を設けたことを特徴とする。
第12発明のハンダ付けする方法は、第11発明において前記高温ガスが前記ロッド状部材または板状部材の内部を通って前記タブリードに吹き付けられることを特徴とする。
第13発明のハンダ付けする方法は、第8発明から第12発明のいずれかにおいて前記押さえ体の少なくともタブリードに接する側の面に弾性体を設けたことを特徴とする。
第14発明のハンダ付けする方法は、第13発明において前記弾性体がガラス繊維等を芯材として複合化したシリコーンゴムであることを特徴とする。
以上説明したように第1発明のハンダ付けする装置および第8発明のハンダ付け方法によれば、太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付けし、前記タブリードを太陽電池セルに均一に密着させる押さえ体で押し付ける工程と、高温ガスを吹き付け前記タブリードのハンダを溶融させる工程とを有しているので、タブリードを太陽電池セルに対して均一に密着する。したがってハンダ付けによる固着が均一になり、従来問題となっていた密着不良や密着ムラがなくなる。また、高温ガスによる効率的なハンダ付けにより、他の部分の材質破壊を起こさないハンダ付けが可能となる。
したがって、高品位、均質、長寿命な太陽電池パネルを製造することが可能になり、歩留り向上につながる。
第2発明のハンダ付けする装置および第9発明のハンダ付け方法によれば、前記押さえ体がタブリードと接触する部分に一つ以上の溝が設けられており、その溝からタブリードに高温ガスを供給できるので短時間でタブリードを加熱してハンダ付けをすることができる。
第3発明のハンダ付けする装置および第10発明のハンダ付け方法によれば、前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給できる一つ以上の貫通孔が設けられており、その貫通孔からタブリードに高温ガスを供給できるので短時間でタブリードを加熱してハンダ付けをすることができる。また第2発明と第3発明を組み合わせた形態とすることにより、さらに高効率で短時間でタブリードを加熱することができる。
第4発明のハンダ付けする装置および第11発明のハンダ付け方法によれば、前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面と反対側に一つ以上の板状部材またはロッド状部材を設けているので、ハンダ付けの際にタブルリードに押し付け力を効果的に加えることができる。
第5発明のハンダ付けする装置および第12発明のハンダ付け方法によれば、前記高温ガスが前記ロッド状部材または板状部材の内部を通って前記タブリードに吹き付けられるので、ハンダ付け部分を効果的に昇温させることができる。
第6発明のハンダ付けする装置および第13発明のハンダ付け方法によれば、前記押さえ体の少なくともタブリードに接する側の面に弾性体を設けているので、押さえ体とタブリードを密着させてハンダ付けをすることができる。
第7発明のハンダ付けする装置および第14発明のハンダ付け方法によれば、前記弾性体がガラス繊維等を芯材として複合化したシリコーンゴムを使用しているので、無鉛ハンダが溶融する温度環境下でも前記弾性体は熱劣化等しない。
タブリードの断面模式図である。 タブリードをハンダ付けした太陽電池セルの上面模式図である。 図2に示す太陽電池セルの横断面模式図である。 太陽電池ストリングの説明図である。 本発明のハンダ付け装置の構成、およびハンダ付け方法の説明図である。 本発明のハンダ付け装置の構成、およびハンダ付け方法の説明図である。 本発明のハンダ付け装置の構成、およびハンダ付け方法の説明図である。 本発明のハンダ付け装置の構成、およびハンダ付け方法の説明図である。 本発明のハンダ付け装置における、昇降部材の説明図。 本発明のハンダ付け装置における、実施形態1の押さえ体の説明図。 本発明のハンダ付け装置における、実施形態2の押さえ体の説明図。 本発明のハンダ付け装置における、実施形態3の押さえ体の説明図。 本発明のハンダ付け装置における、実施形態4の押さえ体の説明図。 本発明のハンダ付け装置における、実施形態5の押さえ体の説明図。
以下、本発明について図面を参照し実施の形態により詳細に説明する。
<1>タブリード
図1はタブリードの断面模式図である。タブリード60は、図1に示すようにアルミや銅を素材とするリード線層30と、リード線層30をコーティングするハンダ層50とからなり、太陽電池セル10と接する部分(太陽電池セルのバスバー20、図2参照)にハンダ付けにより接着部を形成することで太陽電池セル10に接続される。
ハンダはタブリードが適切に固着できる限り種々のものが用いられ得るが、環境や人体への影響の点から、従来の共晶ハンダよりも無鉛ハンダが主として用いられる。ハンダの溶融は、当該ハンダを溶融できる温度に調整された高温ガスを吹き付けることによって行われる。共晶ハンダにおいては一般的に180〜190℃、無鉛ハンダにおいては220〜235℃であるが、組成によって最適温度の変動があり得る。ハンダ層50は、無鉛ハンダである。
<2>太陽電池セル
図2はタブリード60をハンダ付けした太陽電池セルの上面模式図である。また、図3は図2に示す太陽電池セルの横断面模式図である。図2、3の太陽電池セル10の上面は正極、下面は負極であり、上面、下面の表面には平行に2列のバスバー20が設けられている。また、図4はタブリード60により結線した太陽電池セルの断面模式図である。太陽電池セル10は図4に示すように、複数の太陽電池セルを並べ、太陽電池セルの上面(正極)のバスバーと下面(負極)のバスバーとをタブリードにて直列に結線し、太陽電池モジュールの部材を構成する。
<3>ハンダ付け装置の全体構成
図5は、本発明のハンダ付け装置100を模式的に示した図面である。ハンダ付け装置100は、加熱空間70、ハンダを溶融させるための高温ガスの吹き付け手段80、および太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付けされたタブリードを当該太陽電池セルに押し付ける押し付け手段90とを備えている。
タブリードを所定の長さに切断、成型、供給する手段、および太陽電池セルとタブリードの位置決め手段は、従来の公知技術を使用することができるので図面等による説明は省略している。
<4>ハンダ付け方法
図5に示すようにハンダ付けが完了した太陽電池セルの上面のバスバー上にハンダ付けされた一対のタブリードのハンダ付け装置の加熱空間70内のT1部分は、吸着機能等が付与されているベルトコンベアCV上に吸着され位置固定されている。このタブリードのT1部分に、図6に示すように太陽電池セルをそのバスバーが合致するように載置する。さらに図7に示すように、その太陽電池セル上にタブリード切断手段により所定長さに切断された一対のタブリードを段付き形状に成型手段により成型加工し、供給手段により、太陽電池セルのバスバー上に載置する。この状態にてハンダ付け装置外には、太陽電池セルがまだ載置されていないタブリードのT2部分がCV上に載置されている。次に図8に示すように上下から押し付け手段90の押さえ体91により、上下の二対のタブリードと太陽電池セルは押圧さる。この時、太陽電池セルのバスバーとタブリードのハンダは、後述する加熱手段80の高温ガスにより加熱され、ハンダが溶融し固化しハンダ付け(接合)される。ハンダ付けが完了するとベルトコンベアが走行しハンダ付けされた部分は、ハンダ付け装置外に搬出される。これにより図8のT2部分がハンダ付け装置内に搬入される。
図8のT2部分は、CVが走行しハンダ付け装置の加熱空間70内に搬入され図5の状態となる。次に図6および図7に示すように太陽電池セルとタブリードを載置し図8に示すようにハンダ付けを行う。以上の手順を繰り返し所定数の太陽電池セルを直列に接続して図4に示すような太陽電池ストリングSTが製造される。
尚タブリードの切断手段、成型手段および供給手段の詳細説明は、省略するが、上述のとおり、全て公知技術をして構成することができる。
<5>加熱手段80
加熱手段80は、後述する押さえ手段90の上部および下部に高温ガス81を装置外から供給を受け蓄積する容器状を呈している。タブリードの無鉛ハンダを短時間で高効率に加熱して溶融させるため、ハンダ付け部に直接高温ガスを吹き付ける手段を使用する。高温ガスには特に制限はなく、空気、窒素、炭酸ガス等から適宜選択し得る。温度の調整は、所定の温度のヒーター内にガスを通過させる等の公知の手段をとることができる。
<6>押し付け手段90
図5から図8に示すように本発明のハンダ付け装置の押し付け手段90は、ハンダ付け工程においてタブリードを押さえる押さえ体91と押さえ体を昇降し押圧する昇降部材92を備えている。昇降部材92は、図9(a)に示すように複数本のロッド状の部材92aとしその先端に押さえ体91を取り付ける構成を採用することができる。または昇降部材92は、図9(b)に示すように板状の部材92bとし、その先端に押さえ体を取り付ける構成とすることもできる。昇降部材92の昇降動作はエアーシリンダー、油圧シリンダーまたはサーボモータなどにより駆動され昇降する。押さえ体91は、ハンダ付け工程において太陽電池セルの所定位置に配置されたタブリードを太陽電池セルのバスバーに押し付けて密着させて、加熱手段(高温ガス)により太陽電池セルのバスバーとタブリードのハンダを加熱溶融しハンダ付けを行う。
本実施形態の押さえ体91は、タブリードのハンダ付け部分に亘る範囲に対応して一体化した押し付け面を有しタブリードのハンダ付けする長さ方向に亘り均一に密着させることを特徴とする。タブリードのハンダ付けする長さ方向に亘り部分的に複数個所を棒状体で垂直方向に押し付けるような、点押し付けあるいは点に近い小面積の面押し付けによる押圧では、押し付けられた部分とそうでない部分の密着度合の差が生じる。本発明は、一度にハンダ付けするタブリードに亘る範囲で面で押し付けすることを特徴とする。面での押し付けは、タブリードを均一に太陽電池セルに密着させることを可能とする。
以下押し付け手段90の押さえ体91の実施形態について詳細に説明する。
[押さえ体の実施形態1]
押さえ体の実施形態1について図10により説明する。
本実施形態の押さえ体911は、タブリードの密着性を高める目的に合致すれば良く、押し付け面の面積、形状、厚みは適宜選択し得る。例えばタブリード全面を覆う面積のものでも良いし、タブリードより若干小さい面積とすることも可能である。また、形状はタブリードの形状と同様な長方形でも良いし、あるいはそれを変形した楕円形等、適宜選択し得る。
厚みに関しては、太陽電池セル自体が持つ厚みの変動幅、押さえ体の押し付け方向の弾性、太陽電池セルの強度等により、適切な厚みを設定することが出来る。
押さえ体の材質は、タブリードのハンダ付けする部分を均一に密着させために、耐熱性および弾性を有する素材で構成する必要がある。金属材料を使用した場合、太陽電池セルやタブリードの厚さムラ等に追従できない。このような厚さムラに対応するために、例えば耐熱性を有するアラミド繊維やガラス繊維などを積層しシリコーンゴム素材等を含浸した素材などを採用することができる。また押さえ体91の昇降部材92の昇降手段90にフローティング機構などを設けた構成とすることもできる。
[押さえ体の実施形態2]
押さえ体の実施形態2について図11により説明する。
実施形態2の押さえ体912a〜912cは、押さえ体のタブリードと接触する側にコの字状に1つ以上の溝Gを設けた構成としている。溝Gは、図11(a)のように押さえ体の全面に一つの溝としても良いし、図11(b)のように押さえ体の両端から溝を2箇所設けても良いし、図11(c)のように押さえ体のタブリードの長さ方向と直角方向に複数個の溝を設けた構成とすることもできる。また溝の形状は、図11(a)、(b)および(c)の構成を組み合わせて使用することもできる。
押さえ体912a〜912cにこのような溝を設けることにより、押さえ体とタブリードとの密着性を損なうことなくハンダ付け部に高温ガスを供給することができる。
またこのような押さえ体912a〜912cは、図10の911と同一構成の薄板状の積層体912dを、その間に配設する構成とすることが好ましい。
[押さえ体の実施形態3]
押さえ体の実施形態3について図12により説明する。
本実施形態の押さえ体913a〜913dは、押さえ体に複数の貫通孔を設けた構成である。貫通孔は、例えば図12(a)から図12(d)に示すように押さえ体に設けることができる。図12(a)では、貫通孔をタブリードの長さ方向に直列的にほぼ等間隔に設けられている。図12(b)は、貫通孔を小孔とし押さえ体の全面に略均等に設けられている。図12(c)は、貫通孔を角孔とし図12(a)のように貫通孔をタブリードの長さ方向に直列的にほぼ等間隔に設けられている。図12(d)は、貫通孔を矩形状の角孔としタブリードの長さ方向に長孔状に設けられている。
押さえ体913にこのような溝を設けることにより、押さえ体とタブリードとの密着性を損なうことなくハンダ付け部に高温ガスを供給することができる。
またこのような押さえ体913a〜913dは、図示してはいないが、実施形態2と同じように図10の911と同一構成の薄板状の積層体912dを、その間に配設する構成とすることが好ましい。
[押さえ体の実施形態4]
押さえ体の実施形態4について図13により説明する。
本実施形態の押さえ体914は、押さえ体に接続された昇降部材924aを通してタブリードと接触する押さえ体を通して高温ガスをハンダ付けする部分に供給する構成である。貫通孔は、昇降部材がロッド状部材924aの場合は、図13(a)に示すようにロッド状部材をパイプ状とし、かつ押さえ体914にも貫通孔を設け直接ハンダ付けするタブリードに供給する。また貫通孔は、昇降部材が板状部材924bとする場合は、図13(b)に示すように板状部材と押さえ体に複数設けている。更に押さえ体がタブリードと接触する面に押さえ体の長さ方向に溝Gを設けている。このような構成によりハンダ付けするタブリードに高温ガスを供給する。
昇降部材924および押さえ体914にこのような貫通孔を設けることにより、押さえ体とタブリードとの密着性を損なうことなくハンダ付け部に高温ガスを直接供給することができる。
またこのような押さえ体914は、図示してはいないが、実施形態2と同じように図10の911と同一構成の薄板状の積層体912dを、その間に配設する構成とすることが好ましい。
[押さえ体の実施形態5]
押さえ体の実施形態5について図14により説明する。
本実施形態の押さえ体915は、本体部分915aと押さえ体がハンダ付けするタブリードと接触する部分のみを弾性機能を有する素材915bとから構成されている。本体部分915aは、耐熱性を有する金属材料等からなる。また押さえ体のタブリードと接触する部分には、図10の911と同一構成の弾性機能を有する素材が接合されている。これにより前記した太陽電池セルおよびタブリードの厚み方向の変動を吸収できるとともに、太陽電池セル、タブリードおよび押さえ体の密着性を向上させることができる。弾性機能を有する素材としては、前記高温ガスの高温に耐えうる材料であるシリコーンゴムをガラス繊維やアラミド繊維に含浸させたものなどを採用することができる。
前記実施形態の押さえ体を使用したハンダ付け装置およびハンダ付け方法を使用することにより、太陽電池セル、タブリードは密着してハンダ付けされるのでハンダ付け部分にハンダ付けのムラが無くなる。したがってこのようなハンダ付け装置およびハンダ付け方法により得られた太陽電池モジュールは、発電中にハンダ付け部からの接着不良により異常発熱が無く太陽電池モジュールの長寿命化を実現することができる。
10 太陽電池セル
20 太陽電池セルの集電極(タブリード)
30 タブリード中のリード線層
50 タブリード中のハンダ層
60 タブリード
70 加熱空間
80 加熱手段
81 高温ガス
90 押さえ手段
91 押さえ体
92a 昇降部材(ロッド状部材)
92b 昇降部材(板状部材)


Claims (14)

  1. 太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付けし、太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする装置であって、
    タブリードを当該太陽電池セルに押し付けるための一体化した押し付け面を有する押し付け手段と、
    ハンダを溶融させるための高温ガスの吹き付け手段と
    を備えたことを特徴とするハンダ付け装置。
  2. 請求項1に記載のハンダ付け装置において、
    前記押し付け手段の前記押さえ体が前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給することができる一つ以上の溝が設けられていることを特徴とするハンダ付け装置。
  3. 請求項1に記載のハンダ付け装置において、
    前記押し付け手段の前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給できる一つ以上の貫通孔が設けられていることを特徴とするハンダ付け装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のハンダ付け装置において、
    前記押し付け手段の前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面と反対側に一つ以上の板状部材またはロッド状部材を設けたことを特徴とするハンダ付け装置。
  5. 請求項4に記載のハンダ付け装置において、
    前記高温ガスが前記ロッド状部材または板状部材の内部を通って前記タブリードに吹き付けられることを特徴とするハンダ付け装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のハンダ付け装置において、
    前記押さえ体の少なくともタブリードに接する側の面に弾性体を設けたことを特徴とするハンダ付け装置。
  7. 請求項6に記載のハンダ付け装置において、
    前記弾性体がガラス繊維、アラミド繊維を芯材として複合化したシリコーンゴムであることを特徴とするハンダ付け装置。
  8. 太陽電池セルの所定位置にタブリードを位置付けし、太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法であって、
    前記タブリードを太陽電池セルに均一に密着させる押さえ体で押し付ける工程と、
    高温ガスを吹き付け前記タブリードのハンダを溶融させる工程と、
    を有することを特徴とする太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
  9. 前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給することができる一つ以上の溝が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
  10. 前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面に前記高温ガスを供給できる一つ以上の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
  11. 前記押さえ体の前記タブリードと接触する押し付け面と反対側に一つ以上の板状部材またはロッド状部材を設けることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
  12. 前記高温ガスが前記ロッド状部材または板状部材の内部を通って前記タブリードに吹き付けられることを特徴とする請求項11に記載の太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
  13. 前記押さえ体の少なくともタブリードに接する側の面に弾性体を設けたことを特徴とする請求項8から請求項12のいずれかに記載の太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
  14. 前記弾性体がガラス繊維、アラミド繊維を芯材として複合化したシリコーンゴムであることを特徴とする請求項13に記載の太陽電池セルとタブリードをハンダ付けする方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016006819A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 日立化成株式会社 太陽電池モジュールの製造方法
CN105609454A (zh) * 2014-11-20 2016-05-25 营口金辰机械股份有限公司 助焊剂喷涂及光学成像传输机构

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