JP2023098458A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023098458A JP2023098458A JP2021215228A JP2021215228A JP2023098458A JP 2023098458 A JP2023098458 A JP 2023098458A JP 2021215228 A JP2021215228 A JP 2021215228A JP 2021215228 A JP2021215228 A JP 2021215228A JP 2023098458 A JP2023098458 A JP 2023098458A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front cover
- region
- image forming
- forming apparatus
- operation panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】フロントカバーにかかる負荷を分散することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】フロントカバー11と、排紙されるシートをフロントカバー11とともに受ける排出トレイ6と、フロントカバー11の上方に位置する操作パネル5と、を備える画像形成装置1であって、フロントカバー11は、排出トレイ6より上方に位置する第1状態と第1状態よりも低い位置にある第2状態とに移動可能な排紙ストッパ15を有し、フロントカバー11の上面は、操作パネル5が上方を覆い、かつ、排紙ストッパ15が配置される第1領域R1と、第1領域R1に対して幅方向に異なる位置にあり、操作パネル5に上方が覆われずに露出する第2領域R2と、を有し、フロントカバー11の第1領域R1の上面11B1は、傾斜面形状に形成されフロントカバー11の第2領域R2の上面11B2は、第1領域R1よりも突出し、かつ上に凸の曲面形状に形成される。【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
従来、特許文献1に開示されるように、装置本体と、その上面に覆い付けられるカバー体とから構成される画像形成装置が知られている。当該画像形成装置は、本体ケーシングと、本体ケーシングの前面に開閉可能に設けられたフロントカバーと、フロントカバーの上部に取り付けられる延長トレイ(給紙ストッパに相当)と、延長トレイの上方に配置される操作部(操作パネルに相当)とを有している。
しかしながら、特許文献1に記載される画像形成装置においては、例えば胴内排紙されるシートの取り出し性やシートの視認性を向上させるために、排紙トレイの上方に位置する操作パネルの幅方向の寸法を装置本体の幅方向の寸法よりも短くなるように構成した場合、フロントカバーの上面の一部が操作パネルに覆われずに露出される。この場合、操作パネルに覆われないフロントカバーの上面にユーザが直接接触するおそれや、物が落下することなどによってフロントカバーに不意に負荷がかかってしまうおそれがあった。
そこで、本発明においては、フロントカバーにかかる負荷を分散することができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決する画像形成装置は、以下の特徴を有する。
即ち、画像形成装置は、プロセスカートリッジを挿抜可能な筐体の開口を開閉するフロントカバーと、前記フロントカバーの後方に位置し、排紙されるシートを前記フロントカバーとともに受ける排紙トレイと、前記フロントカバーの上方に位置する操作パネルと、を備える画像形成装置であって、前記フロントカバーは、前記排紙トレイより上方に位置する第1状態と当該第1状態よりも低い位置にある第2状態とに移動可能な排紙ストッパを有し、前記フロントカバーの前記上面は、前記操作パネルが上方を覆い、かつ、前記排紙ストッパが配置される第1領域と、前記第1領域に対して幅方向に異なる位置にあり、前記操作パネルに上方が覆われずに露出する第2領域と、を有し、前記フロントカバーの前記第1領域の上面は、傾斜面形状に形成され、前記フロントカバーの前記第2領域の上面は、前記第1領域よりも突出し、かつ上に凸の曲面形状に形成される。
上記の構成によれば、排紙ストッパを配置可能な空間を確保することができ、操作パネルの下方であっても排紙ストッパを操作しやすい。また、操作パネルに上方が覆われずに露出する第2領域の上面においては、上に凸の曲面形状に形成されることで、上面に負荷がかかってもその負荷を分散しやすい。
また、前記操作パネルの下面は、前端が後端よりも上方に位置するように傾斜している。
これにより、排紙トレイからシートを取り出すための開口部を拡大することができるため、シートが取り出しやすくなるとともに、排紙ストッパの操作がしやすい。
また、前記排紙ストッパは、回動可能であり、前記第1状態の前記排紙ストッパの回動先端は、回動中心よりも前方に位置し、前記第2状態の前記排紙ストッパの先端は、回動中心よりも後方に位置する。
これにより、排紙ストッパの先端が回動しても排紙ストッパの上方の操作パネルとは接触せず、排紙ストッパの干渉回避がしやすい。
また、前記フロントカバーの上端は、前記第1領域において前記第2状態の排紙ストッパを収容する第1凹部と、ユーザが指を掛けて前記排紙ストッパを操作するための第2凹部と、を有する。
これにより、必要に応じて排紙ストッパが第1凹部に収容可能であるため、フロントカバーの第1領域において排紙トレイから排紙されるシートの移動を妨げない。
また、前記フロントカバーの前記上面は、前記幅方向において前記第1領域に対して前記第2領域の反対側に位置し、かつ前記操作パネルの下方に位置する第3領域を有し、
前記第3領域の上面は、前記第2領域の上面と同じ上に凸の曲面形状に形成される。
前記第3領域の上面は、前記第2領域の上面と同じ上に凸の曲面形状に形成される。
これにより、第3領域の上面においては、第2領域の上面と同じ上に凸の曲面形状に形成されることで、フロントカバー全体の剛性を確保することできる。
また、前記フロントカバーにおける前記第2領域の下方と、前記第3領域の下方とに、前記フロントカバーを前記筐体に係止するロックが設けられる。
これにより、第2領域の上面や第3領域の上面に負荷がかかっても負荷を分散させることができるため、負荷による衝撃によりロックが解除されにくくなり、フロントカバーが不意に開くことを防止できる。
また、前記フロントカバーは、前記第1領域と前記第2領域との境界に、前記第1領域の上面及び第2領域の上面よりも上方に突出する突出リブを有する。
これにより、排紙トレイに排紙されたシートが突出リブ上に載ることで、シートが取り出しやすくなる。
本発明によれば、フロントカバーにかかる負荷を分散することができる。
以下の説明では、図1に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、シートトレイ21が引き出される側を前、その反対側を後とし、画像形成装置1を前側から見て左右方向を規定し、さらに画像形成装置1の第2筐体3側を上、第1筐体2側を下とし、各方向を定める。本実施形態において、左右方向は、前後方向及び上下方向に直交する幅方向である。
[画像形成装置の全体構成]
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置1の斜視図、図2は画像形成装置1の内部構成の概要を示す模式側面図、図3はその正面図、図4はその平面図、図5はその左側面図である。図6は図1において自動原稿送り装置34が開位置状態にある画像形成装置1を示す図である。画像形成装置1は、いわゆる胴内排出型と呼ばれる形態を有する。画像形成装置1は、第1筐体2と、第2筐体3と、操作パネル5と、カバー10とを備えている。
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置1の斜視図、図2は画像形成装置1の内部構成の概要を示す模式側面図、図3はその正面図、図4はその平面図、図5はその左側面図である。図6は図1において自動原稿送り装置34が開位置状態にある画像形成装置1を示す図である。画像形成装置1は、いわゆる胴内排出型と呼ばれる形態を有する。画像形成装置1は、第1筐体2と、第2筐体3と、操作パネル5と、カバー10とを備えている。
第1筐体2は略直方体形状の筐体である。第1筐体2には、図2に示すように、画像形成前のシートを収容するシートトレイ21と、シートトレイ21からシートを搬送する搬送機構22と、搬送機構22によって搬送されてきたシートに画像を形成する画像形成部23と、画像形成部23から第1筐体2外へシートを排出する排出機構24とが収容されている。搬送機構22及び排出機構24は、一対のローラを複数配置することで構成され、排出機構24の最下流部には上面に配置される排出トレイ6に画像が形成されたシートを排出する排出ローラ241が配置されている。画像形成部23の構成には特に限定はなく、電子写真方式、インクジェット方式、サーマルヘッド方式などの構成を用いることができる。なお、排出トレイ6は、排紙トレイの一例である。
また、画像形成部23は、シートを搬送する搬送機構23Aと、シートに転写されるトナー像が形成される感光ドラム23Bを有するプロセスカートリッジ23Cと、転写されたトナー像をシートに定着させる定着器23Dとを有する。
シートトレイ21は、第1筐体2に収容される収容位置(図1に示す位置)と第1筐体2から前方へ引き出される引出位置との間でスライド可能である。画像形成部の構成には特に限定はなく、電子写真方式、インクジェット方式、サーマルヘッド方式などの構成を用いることができる。
また、第1筐体2の上面には排出機構24によって排出されるシートを支持する排出トレイ6が設けられている。排出トレイ6は第1筐体2の上面に後側から前側に向かって登るように傾斜した形状に形成されている。これにより、画像が形成されたシートは、排出機構24によって後側から前側に向かって排出トレイ6に排出される。
排出トレイ6は、フロントカバー11の後方に位置し、排紙されるシートをフロントカバー11とともに受ける。
第2筐体3は、後端を中心に第1筐体2に対して回動可能である。第2筐体3は、第1筐体2の上方に設けられる原稿読取装置31を備えている。原稿読取装置31は、上面32Aに支持された原稿の画像を読み取る画像読取部(スキャナ)32Bを収容する原稿載置台32を有している。また、原稿読取装置31は、開閉自在に設けられ、原稿載置台32に載置された原稿を押さえる原稿押さえ33と、原稿載置台32の上方に配置される自動原稿送り装置(以下、ADF(auto document feeder)と記す)34とを有している。原稿押さえ33は、平面視において、原稿載置台32とちょうど重なる大きさに構成されている。
第2筐体3は、第1筐体2の上方に持ち上げた状態で保持される。これにより、第2筐体3は、排出トレイ6の上方にシートが排出される排出空間61を介して設置される。
原稿押さえ33は、その後端部において左右方向に延びる回動軸線を有するヒンジにより原稿載置台32に回動可能に支持されている。原稿押さえ33は、原稿載置台32の上面32Aを覆う閉位置と上面32Aを開放する開位置との間で回動可能である。
操作パネル5は、第2筐体3の前端に設けられる。操作パネル5は、略直方体形状のパネルであり、原稿載置台32の前面32Cから前方へ突出して設けられる。操作パネル5は、フロントカバー11の上方に位置する。操作パネル5は、画像形成部23及び画像読取部32B等を操作するためのタッチパネル51と、上面52Aと下面52Bを有するパネル部材52とを有している。タッチパネル51は、操作パネル5の上面52Aにおける左右方向の左側に位置する。
図8に示すように、操作パネル5の下面52Bは、前端が後端よりも上方に位置するように傾斜している。すなわち、操作パネル5の下面52Bは、前方に行くに従って上方に移行する傾斜形状に形成されている。これにより、排出トレイ6からシートを取り出すための開口部(排出空間61)を拡大することができるため、シートが取り出しやすくなるとともに、操作パネル5の下面52Bの下方に位置する排紙ストッパ15の操作がしやすい。
第1筐体2は、外観を構成する略直方体形状のカバー10を有している。カバー10は、フロントカバー11と、背面カバー12と、左面カバー13と、右面カバー14とを有する。フロントカバー11の下部には、シートトレイ21の前面が配置されている。
フロントカバー11は、プロセスカートリッジ23Cを挿抜可能な第1筐体2の開口111を開閉する。フロントカバー11は、前壁部11Aと、前壁部11Aの上端に設けられ、前方に向かうほど下に位置する上面11Bを有する。
図3に示すように、フロントカバー11の上面11Bは、操作パネル5が上方を覆い、かつ、排紙ストッパ15が配置される第1領域R1と、第1領域R1に対して幅方向に異なる位置にあり、操作パネル5に上方が覆われずに露出する第2領域R2と、を有する。換言すると、操作パネル5は、フロントカバー11よりも上方に位置し、幅方向においてフロントカバー11の上面11Bよりも操作パネル5は短い。従って、フロントカバー11の上面11Bには、上方に操作パネル5が存在する第1領域R1と、上方に操作パネル5が存在せず、上方が解放された第2領域R2と、が存在する。
第1領域R1は、フロントカバー11の上面11Bにおける一対の突出リブ11B6・11B6の間の領域である。第2領域R2は、操作パネル5の幅方向の寸法を第2筐体3の幅方向の寸法よりも短くなるように構成した場合に、フロントカバー11の上面11Bの一部が操作パネル5に覆われずに露出される領域である。本実施形態の第2領域R2は、フロントカバー11の上面11Bにおいて右側の突出リブ11B6からフロントカバー11の上面11Bの右端までの幅方向に亘る領域である。
図6に示すように、フロントカバー11の第1領域R1の上面11B1は、排紙ストッパ15と、第1凹部11B4と、第2凹部11B5とを有する。
排紙ストッパ15は、排出トレイ6の前方に設けられ、排出されたシートを整合するとともに装置外へ落下しないようにシートの排出方向下流側端部を規制する。詳細は後述するが、排紙ストッパ15は、排出トレイ6より上方に位置する第1状態(排出トレイ6の使用位置)と当該第1状態よりも低い位置にある第2状態(排出トレイ6の収容位置)とに移動可能である。
図7、図8及び図11に示すように、フロントカバー11の第1領域R1の上面11B1は、傾斜面形状に形成される。図9、図11に示すように、フロントカバー11の第2領域R2の上面11B2は、第1領域R1の上面11B1よりも突出し、かつ上に凸の曲面形状に形成される。より詳細には、第1領域R1の上面11B1は、第1領域R1の上面11B1の前端と後端と前後方向の同じ位置に第2領域R2の上面11B2の前端と後端とが位置し、さらに、後端から前端に向かうほど、水平面に対して角度が連続的に急峻となる曲面形状となっている。以上の構成により、排紙ストッパ15が配置される上面11Bを傾斜面形状に形成したことで、排紙ストッパ15を配置可能な空間を確保することができ、操作パネル5の下方であっても排紙ストッパ15を操作しやすい。また、操作パネル5に上方が覆われずに露出する第2領域R2の上面11B2を上に凸の曲面形状に形成したことで、上面11B2に負荷がかかってもその負荷を分散しやすい。
また、図3に示すように、フロントカバー11の上面11Bは、幅方向において第1領域R1に対して第2領域R2の反対側に位置し、かつ操作パネル5の下方に位置する第3領域R3を有する。第3領域R3の上面11B3は、図10に示すように、第2領域R2の上面11B2と同じ上に凸の曲面形状に形成される。これにより、第3領域R3の上面11B3においては、第2領域R2の上面11B2と同じ上に凸の曲面形状に形成されることで、フロントカバー11全体の剛性を確保することできる。
第1凹部11B4は、排出トレイ6の前方の略中央部分に設けられる。図6、図7に示すように、第1凹部11B4は、平面視で略矩形であり、排紙ストッパ15をフロントカバー11の第1領域R1の上面11B1とほぼ面一に収納可能な大きさに形成される。第2凹部11B5は、左右一対で構成され、第1凹部11B4の左右の両端部の後ろ側部分に連設される。これにより、第1凹部11B4に収容された状態の排紙ストッパ15の左右両端部にユーザの指を入れて持ち上げやすい。
フロントカバー11は、第1領域R1と第2領域R2との境界に、第1領域R1の上面11B1及び第2領域R2の上面11B2よりも上方に突出する突出リブ11B6を有する。また、フロントカバー11は、第1領域R1と第3領域R3との境界に、第1領域R1の上面11B1及び第3領域R3の上面11B3よりも上方に突出する突出リブ11B6を有する。すなわち、フロントカバー11は、第1領域R1の左右方向の両端に一対の突出リブ11B6・11B6を有する。
突出リブ11B6・11B6は、側面視略三角形状の一対のリブであり、排紙ストッパ15を中央にして、左右対称に位置する。フロントカバー11は、突出リブ11B6・11B6を有することにより、排出トレイ6に排紙されたシートが突出リブ11B6上に載ることで、シートが取り出しやすくなる。
排紙ストッパ15は、略板状の二つの第1支持板151及び第2支持板152から構成されている。第1支持板151は、第1凹部11B4より小さな大きさであって、長方形の板の左右方向両端を折り曲げた形状である。第1支持板151の下端部(基端部)には、幅方向の両側へ突出した左右一対の軸部153が設けられ(図8参照)、第1支持板151がフロントカバー11の上面11B(11B1)に対し軸部153を中心に回動可能に保持されている。軸部153は、フロントカバー11の上面11B(11B1)におけるシートの排出方向下流側の端部近傍に設けられている。
第2支持板152は、幅方向の寸法及び長さ寸法(短辺の長さ寸法)がともに第1支持板151よりも小さな長方形状である。第2支持板152の長さ方向の一端部には、左右両端に幅方向の両側へ突出した一対の軸部154が設けられ(図8参照)、第2支持板152が第1支持板151に対して回動可能に支持されている。
これにより、第2支持板152は、全体が第1支持板151の内面に重なる位置(このときの第1支持板151及び第2支持板152が折り畳まれた状態を「第1状態」という。)から、第1支持板151の自由端から軸部153と反対方向に伸び出す位置(このときの第1支持板151及び第2支持板152が展開された状態を「第2状態」という。)までの間を変位可能となっている。第1状態にある排紙ストッパ15は、排出トレイ6より上方に位置し、第2状態にある排紙ストッパ15は、第1状態にある排紙ストッパ15よりも低い位置にある。
第1支持板151及び第2支持板152を折り畳み状態とすることで、第2支持板152の先端を操作パネル5の下面に干渉させることなく第1支持板151を前後に回動可能である。また、第1支持板151及び第2支持板152を折り畳み状態とすることで、第1支持板151及び第2支持板152を第1凹部11B4内に収容することができる。
本実施形態では、フロントカバー11の上端に位置する上面11Bは、第1領域R1において第2状態(折り畳み状態)の排紙ストッパ15を収容する第1凹部11B4と、ユーザが指を掛けて排紙ストッパ15を操作するための第2凹部11B5と、を有する。これにより、必要に応じて排紙ストッパ15が第2状態で第1凹部11B4に収容可能であるため、フロントカバー11の第1領域R1において排出トレイ6から排紙されるシートの移動を妨げない。
つまり、図8に示すように、排紙ストッパ15は、フロントカバー11の上面11B(11B1)に対し軸部153を中心に回動可能であり、第1状態の排紙ストッパ15の回動先端である第2支持板152の先端152Aは、回動中心となる軸部153よりも前方に位置し、第2状態の排紙ストッパ15の第1支持板151の先端151Bは、回動中心となる軸部153よりも後方に位置する。これにより、排紙ストッパ15の第2支持板152の先端152Aが回動しても排紙ストッパ15の上方の操作パネル5とは接触せず、排紙ストッパ15の干渉回避がしやすい。
具体的には、図8には、第1支持板151の先端151Bの回動軌跡T1と、第2支持板152の先端152Aの回動軌跡T2を示している。このように、操作パネル5の下面52Bは、前端が後端よりも上方に位置するように傾斜しており、シートの排出空間61の開口寸法(操作パネル5の前端下縁とフロントカバー11の第1領域R1の上面11B1の前端との間)は、第2支持板152の先端152Aの回動軌跡T2よりも大きくなるように構成されている。
第1支持板151は、その回動操作によって、排出方向下流側へ斜め上向きに伸び出した排紙ストッパ15の使用位置(第1状態)と、フロントカバー11の上面11B1側に倒伏した排紙ストッパ15の収容位置(第2状態)とに変位可能となっている。第1支持板151は、収容位置(第2状態)においては、第2支持板152を裏側に収容しつつ、第1凹部57の内側に嵌まり込むとともに、その外面(収容位置において外側になる面)が傾斜面である上面11B1とほぼ面一になる。
また、第1凹部11B4は、第1凹部11B4の底面の前側において、第1凹部11B4の幅方向に亘って穿設される下に凸の湾曲状の第3凹部11B7を有する。これにより、第1支持板151の回動中心となる軸部153を第1凹部11B4の底面により近いに位置に配置することができる。また、第3凹部11B7を有することで、例えば排紙ストッパ15を収容位置(第2状態)から使用位置(第1状態)に回動させた際に、第1支持板151に基端151Aの回動を妨げない。
図9、図10、図12及び図13に示すように、本実施形態では、フロントカバー11における第2領域R2の下方と、第3領域R3の下方とに、フロントカバー11を第1筐体2に係止する右側ロック41、左側ロック42が設けられる。
右側ロック41は、フロントカバー11の右側端部近傍に設けられ、フロントカバー11の裏面から後方に向けて突出する片鏃状の係止フック部411と、第1筐体2の右側端部近傍に設けられ、係止フック部411が係止される返し状の被係止フック部412で構成される。左側ロック42は、フロントカバー11の左側端部近傍に設けられ、フロントカバー11の裏面から後方に向けて突出する片鏃状の係止フック部421と、第1筐体2の左側端部近傍に設けられ、係止フック部421が係止される返し状の被係止フック部422で構成される。
図12から図14に示す開状態のフロントカバー11を回動して開口111を閉塞することで、係止フック部411、421のそれぞれが被係止フック部412、422に係止され、フロントカバー11が図1に示すように第1筐体2に対してロックされる。
このような右側ロック41、左側ロック42を設けることで、第2領域R2の上面11B2や第3領域R3の上面11B3に負荷がかかっても負荷を分散させることができるため、負荷による衝撃により右側ロック41や左側ロック42のロック状態が解除されにくくなり、フロントカバー11が不意に開くことを防止できる。
1 画像形成装置
2 第1筐体
3 第2筐体
6 排出トレイ(排紙トレイ)
11 フロントカバー
11B 上面
11B1 上面
11B2 上面
15 排紙ストッパ
23C プロセスカートリッジ
R1 第1領域
R2 第2領域
2 第1筐体
3 第2筐体
6 排出トレイ(排紙トレイ)
11 フロントカバー
11B 上面
11B1 上面
11B2 上面
15 排紙ストッパ
23C プロセスカートリッジ
R1 第1領域
R2 第2領域
Claims (7)
- プロセスカートリッジを挿抜可能な筐体の開口を開閉するフロントカバーと、
前記フロントカバーの後方に位置し、排紙されるシートを前記フロントカバーとともに受ける排紙トレイと、
前記フロントカバーの上方に位置する操作パネルと、を備える画像形成装置であって、
前記フロントカバーは、前記排紙トレイより上方に位置する第1状態と当該第1状態よりも低い位置にある第2状態とに移動可能な排紙ストッパを有し、
前記フロントカバーの前記上面は、
前記操作パネルが上方を覆い、かつ、前記排紙ストッパが配置される第1領域と、
前記第1領域に対して幅方向に異なる位置にあり、前記操作パネルに上方が覆われずに露出する第2領域と、を有し、
前記フロントカバーの前記第1領域の上面は、傾斜面形状に形成され、
前記フロントカバーの前記第2領域の上面は、前記第1領域よりも突出し、かつ上に凸の曲面形状に形成されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記操作パネルの下面は、前端が後端よりも上方に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記排紙ストッパは、回動可能であり、前記第1状態の前記排紙ストッパの回動先端は、回動中心よりも前方に位置し、前記第2状態の前記排紙ストッパの先端は、回動中心よりも後方に位置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記フロントカバーの上端は、
前記第1領域において前記第2状態の排紙ストッパを収容する第1凹部と、
ユーザが指を掛けて前記排紙ストッパを操作するための第2凹部と、を有することを特徴とする請求項1~請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記フロントカバーの前記上面は、前記幅方向において前記第1領域に対して前記第2領域の反対側に位置し、かつ前記操作パネルの下方に位置する第3領域を有し、
前記第3領域の上面は、前記第2領域の上面と同じ上に凸の曲面形状に形成されることを特徴とする請求項1~請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記フロントカバーにおける前記第2領域の下方と、前記第3領域の下方とに、前記フロントカバーを前記筐体に係止するロックが設けられることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記フロントカバーは、前記第1領域と前記第2領域との境界に、前記第1領域の上面及び第2領域の上面よりも上方に突出する突出リブを有することを特徴とする請求項1~請求項6の何れか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021215228A JP2023098458A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021215228A JP2023098458A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023098458A true JP2023098458A (ja) | 2023-07-10 |
Family
ID=87072006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021215228A Pending JP2023098458A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023098458A (ja) |
-
2021
- 2021-12-28 JP JP2021215228A patent/JP2023098458A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7957689B2 (en) | Image forming apparatus | |
EP1079594B1 (en) | Image reading apparatus and image processing apparatus | |
JP2006003649A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4983520B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009116182A (ja) | 画像形成装置 | |
EP2738616B1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2010023932A (ja) | シート排出トレイ | |
JP2023098458A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003201054A (ja) | 用紙トレイ | |
JP4865342B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7017037B2 (ja) | 複合機 | |
JP5914378B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20220144577A1 (en) | Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus | |
JP7000718B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN108375882B (zh) | 片材托盘以及图像形成装置 | |
JP2021172475A (ja) | シート排出装置およびそれを備えた原稿搬送装置並びに画像形成装置 | |
JP6944842B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN112445095A (zh) | 图像形成设备 | |
JPH01321239A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6614114B2 (ja) | 開閉カバー機構、及び画像形成装置 | |
JP6878863B2 (ja) | 画像形成装置の装置本体 | |
JP2009278257A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009058641A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11194567A (ja) | 画像形成装置 | |
US8964199B2 (en) | Image forming apparatus |