JP2023095567A - 支援システム、端末、管理装置、および、支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援する支援システム、端末、管理装置及び支援方法を提供する。【解決手段】遠隔心臓リハビリテーションの支援システム1において、端末20を使用する実施者が実施している遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示する端末20と、複数の端末20それぞれについて、当該端末20を使用する実施者が実施している遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、実施者に紐づけて表示する管理装置40とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システム、端末、管理装置、および、支援方法に関する。
適切なリハビリテーションの実施による退院患者の再入院率の抑制は、医療費の低減のための1つの方策であり得る。この再入院率を下げるためには、リハビリテーションを継続的に行うことが有効である。しかし、通院によるリハビリテーションの継続率が高くないのが現状である。
心臓リハビリテーションによる運動療法は、医師等の医療関係者の指導の下に実施されることが求められ、また、医療関係者はリハビリテーションを実施している患者の状況を監視することが求められる。
在宅のままリハビリテーションを受けることが可能な遠隔リハビリテーションシステムが提案されている(特許文献1)。
遠隔心臓リハビリテーションは、一般に、管理者(例えば医療関係者)による監督の下で、複数の実施者(例えば患者または高齢者)が行う。複数の実施者は、一斉に遠隔心臓リハビリテーションを実施する場合もあるし、それぞれが異なる時間に遠隔心臓リハビリテーションを実施する場合もある。
その場合、管理者および複数の実施者のそれぞれが、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗を適切に把握することができないという問題がある。
そこで、本発明は、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援する支援システムなどを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の1つの態様に係る支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムであって、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置であって、前記複数の端末それぞれと通信可能に接続された管理装置とを備え、前記複数の端末それぞれは、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示し、前記管理装置は、複数の前記端末それぞれについて、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、前記実施者に紐づけて表示する支援システムである。
このような構成によれば、支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションを実施している複数の実施者それぞれに、自身が実施している工程の残時間を視認させることができるとともに、管理者に、複数の実施者それぞれが実施している工程の経過時間を視認させることができる。これにより、実施者自身に遠隔心臓リハビリテーションの進捗を認識させるとともに、複数の実施者全員の進捗を管理者に認識させることができる。複数の実施者が個々の都合のよい時間に遠隔心臓リハビリテーションを実施する場合、その実施時間が異なるので、管理者が複数の実施者全員の進捗を容易に認識できることが特に有用である。また、実施者には残時間を視認させるので、実施者が、自身が実施している工程があとどれくらいの時間で終了するかを把握させることができる。一方、管理者には複数の実施者それぞれの経過時間を視認させるので、複数の実施者それぞれが工程を実施した時間を容易に把握させることができる。このように、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援することができる。
また、前記管理装置は、複数の前記実施者それぞれについての前記経過時間を含む画像を表示してもよい。
このような構成によれば、支援システムは、複数の実施者についての工程の経過時間を、管理者に一時に視認させることができる。これにより、管理者は、複数の実施者についての工程の経過時間を一目で容易に把握することができる。このように、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握をより一層支援することができる。
また、前記複数の端末それぞれは、前記残時間を示す図形を表示し、表示している前記図形の面積は、時間の経過とともに小さくなってもよい。
このような構成によれば、支援システムは、時間の経過に伴って残時間が減少していくことを、図形の面積の減少によって直感的に実施者に把握させることができる。よって、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗のより直感的な把握を支援することができる。
また、前記管理装置は、複数の前記端末それぞれの前記実施者についての前記経過時間を示す図形を表示し、表示している前記図形の面積は、時間の経過とともに大きくなってもよい。
このような構成によれば、支援システムは、時間の経過に伴って経過時間が増加していくことを、図形の面積の増加によって直感的に管理者に把握させることができる。よって、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗のより直感的な把握を支援することができる。
また、前記複数の端末それぞれは、さらに、前記遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程に対応している複数の図形を表示し、表示している前記複数の図形のうち、当該端末を使用している前記実施者が実施している実施工程に対応している図形の表示態様が、前記実施工程と異なる工程に対応している図形の表示態様と異なり、前記管理装置は、さらに、複数の前記実施者それぞれに紐づけて、前記複数の図形を表示し、表示している前記複数の図形のうち、当該実施者が実施している実施工程に対応している図形の表示態様が、前記実施工程と異なる工程に対応している図形の表示態様と異なってもよい。
このような構成によれば、支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションの工程に対応した図形の表示およびその表示態様の差異を用いて、実施者が実施している工程を実施者および管理者に視認させるので、実施者および管理者は、その工程をより直感的に認識することができる。よって、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗のより直感的な把握を支援することができる。
また、本発明の1つの態様に係る端末は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える端末であって、前記端末は、前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用され、前記端末は、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示する端末である。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
また、本発明の1つの態様に係る管理装置は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える管理装置であって、前記支援システムは、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される前記管理装置であって、前記複数の端末それぞれと通信可能に接続された前記管理装置とを備え、前記管理装置は、複数の前記端末それぞれについて、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、前記実施者に紐づけて表示する管理装置である。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
また、本発明の1つの態様に係る支援方法は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが実行する支援方法であって、前記支援システムは、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置であって、前記複数の端末それぞれと通信可能に接続された管理装置とを備え、前記支援方法では、前記複数の端末それぞれが、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示し、前記管理装置が、複数の前記端末それぞれについて、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、前記実施者に紐づけて表示する支援方法である。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
本発明の態様に係る支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る支援システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
本実施の形態において、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援する支援システムについて説明する。
本実施の形態において、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援する支援システムについて説明する。
以降において、「実施者」は、遠隔心臓リハビリテーションを実施する者を意味し、具体的には、心臓などに障害を有する患者または高齢者などが該当し得るがこれらに限定されない。また、「管理者」は、遠隔心臓リハビリテーションを管理する者を意味し、具体的には、医師または看護師などが該当し得るがこれらに限定されない。遠隔心臓リハビリテーションの管理は、具体的には、遠隔心臓リハビリテーションに際してなされる問診、遠隔心臓リハビリテーションに含まれる運動の指示および監督、遠隔心臓リハビリテーション中に実施者に生じ得る事象に対する対処を含む。
図1は、本実施の形態に係る支援システム1の構成を示す模式図である。
図1に示される支援システム1は、管理者Vによる管理の下で、複数の実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施することを支援する。
図1に示されるように、支援システム1は、サーバ10と、端末20と、負荷装置31と、管理装置40とを備える。サーバ10と、端末20と、管理装置40とは、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。なお、端末20と負荷装置31とは、実施者Uごとに設けられ、つまり、支援システム1は、複数の端末20と複数の負荷装置31とを備える。
サーバ10は、遠隔心臓リハビリテーションを支援する機能を有するサーバ装置である。サーバ10は、実施者Uにより使用される端末20から実施者Uに関する情報を受信し、受信した情報を管理装置40に送信する。サーバ10が端末20から受信する情報および管理装置40に送信する情報については後で詳しく説明する。また、サーバ10は、端末20に制御情報を送信することで、負荷装置31の負荷を制御する。また、サーバ10は、実施者Uと管理者Vとのビデオ通話の通信を中継する。
管理装置40は、遠隔心臓リハビリテーションのために管理者Vにより使用される装置であり、管理者Vが遠隔心臓リハビリテーションの管理をする場所(例えば、病院またはその他の医療施設)に配置されることが想定される。管理装置40は、コンピュータ、タブレットまたはスマートフォンなどである。
管理装置40は、複数の実施者Uに関する情報を表示画面に表示する。また、管理装置40は、ビデオ通話の通話端末として機能し、サーバ10による中継を利用して実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を実現する。
端末20は、遠隔心臓リハビリテーションの実施者Uにより使用される装置であり、実施者Uの住居30に配置されることが想定される。端末20は、当該端末20を使用する実施者Uの負荷装置31に接続されている。端末20と負荷装置31との接続は、USBなどの有線通信であってもよいし、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。端末20は、コンピュータ、タブレットまたはスマートフォンなどである。
端末20は、当該端末20を使用する実施者Uに関する情報を表示画面に表示する。また、端末20は、当該端末20に接続されている負荷装置31の負荷を制御する制御情報を受信して、負荷装置31の負荷を制御する。また、端末20は、ビデオ通話の通話端末として機能し、サーバ10による中継を利用して実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を実現する。
負荷装置31は、遠隔心臓リハビリテーションの実施者Uに負荷を提供する装置であり、実施者Uの住居30に配置されることが想定される。負荷装置31は、例えばエルゴメータであり、実施者Uにバイク運動をさせることで負荷を提供する場合を例として説明する。なお、負荷装置31として、トレッドミルまたはステッパーなどを用いることも可能である。
ネットワークNは、インターネット、インターネットサービスプロバイダの通信ネットワーク、携帯電話ネットワークまたはローカルエリアネットワークなどの各種ネットワークを含み得る。ネットワークNに含まれるネットワークは、有線ネットワークであってもよいし無線ネットワークであってもよい。
図2は、本実施の形態に係る支援システム1の機能構成を示す模式図である。図2を参照しながら、サーバ10と、端末20と、管理装置40との機能を説明する。
サーバ10は、機能部として、通信部11と、制御部12と、中継部13とを備える。サーバ10が備える機能部は、サーバ10が備えるプロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
通信部11は、ネットワークNに接続される通信インタフェースである。通信部11は、具体的には、携帯電話キャリアネットワークに接続可能である無線通信インタフェース、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントに接続可能である無線通信インタフェース、または、Ethernet(登録商標)などの有線LANに接続可能である有線通信インタフェースを含む。
制御部12は、遠隔心臓リハビリテーションの実施の管理を制御する機能部である。制御部12は、実施者Uの状態を示す状態情報の管理と、遠隔心臓リハビリテーションの進捗の管理と、負荷装置31が提供する負荷の制御とを主に行う。
制御部12は、状態情報の管理として、通信部11を介して複数の端末20からコマ送り画像と状態情報とを受信し、受信したコマ送り画像と状態情報とを管理装置40に送信する。コマ送り画像と状態情報とを送信する際、制御部12は、受信したコマ送り画像と状態情報とを加工して管理装置40に送信する。加工は、コマ送り画像と状態情報とを一覧形式に加工することを含む。
制御部12は、端末20が送信するコマ送り画像と状態情報とを任意のタイミングで複数回受信可能である。例えば、端末20に対してコマ送り画像と状態情報とを要求し、その要求に応じて端末20が送信するコマ送り画像と状態情報とを受信してもよい。また、端末20が自発的に送信するコマ送り画像と状態情報とを受信してもよい。
制御部12は、コマ送り画像と状態情報とを任意のタイミングで管理装置40に送信可能である。例えば、管理装置40からのコマ送り画像と状態情報との要求を受信し、その要求に応じてコマ送り画像と状態情報とを送信してもよい。また、管理装置40が所定の時間間隔(例えば1秒~5秒程度)で自発的に送信してもよい。
制御部12は、遠隔心臓リハビリテーションの進捗の管理として、複数の実施者Uそれぞれが実施している、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗を管理する。具体的には、制御部12は、実施者Uごとに、遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程のうちのどの工程を当該実施者Uが実施しているかを管理し、また、当該工程について定められた期間内における時間(具体的には経過時間または残時間)を管理する。なお、期間は、例えば、遠隔心臓リハビリテーションの運動工程に含まれる、ウォーミングアップ期間、主運動期間、または、クールダウン期間である。
また、制御部12は、負荷装置31が提供する負荷の制御として、遠隔心臓リハビリテーションのための適切な負荷量を有する負荷を、負荷装置31が実施者Uに提供するよう制御する。適切な負荷量は、管理者Vにより決定され管理装置40から提供される。
中継部13は、実施者Uと管理者Vとのビデオ通話に関する通信を中継する機能部である。中継部13は、端末20と管理装置40との間で送受信されるビデオ通話に関する通信フレームを中継する。
端末20は、機能部として、通信部21と、制御部22と、表示部23と、操作部24と、カメラ25と、センサ26と、スピーカ27とを備える。
通信部21は、ネットワークNに接続される通信インタフェースである。通信部21は、具体的には、携帯電話キャリアネットワークに接続可能である無線通信インタフェース、Wi-Fiなどの無線LANのアクセスポイントに接続可能である無線通信インタフェース、または、Ethernetなどの有線LANに接続可能である有線通信インタフェースを含む。
制御部22は、端末20の動作を制御する機能部である。制御部22は、端末20が備えるプロセッサ(例えばCPU)(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
制御部22は、端末20を使用する実施者Uに負荷を提供する負荷装置31に接続されており、負荷を制御する機能を有する。制御部22は、管理装置40から受信する制御情報に従って負荷を制御する。
また、制御部22は、負荷装置31が提供している負荷の量(負荷量ともいう)を示す情報を負荷装置31から取得する。負荷量は、負荷装置31がエルゴメータである場合、ペダルの回転の重さとペダルの回転速度とから算出され得る。
また、制御部22は、カメラ25によって取得した、実施者Uが映っているコマ送り画像と、センサ26によって取得した実施者Uの状態情報とをサーバ10に送信する。コマ送り画像と状態情報との送信は、サーバ10からの要求に応じて行ってもよいし、自発的に行ってもよい。また、制御部22は、上記コマ送り画像および上記状態情報を表示部23に表示する。
また、制御部22は、サーバ10による制御の下で、当該端末20を使用する実施者Uについての遠隔心臓リハビリテーションの時間の表示を制御する。具体的には、制御部22は、当該端末20を使用する実施者Uが実施している遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示部23に表示する。残時間は、現時点から当該工程の終了時刻までの時間である。なお、残時間は、現時点から、遠隔心臓リハビリテーションが有するすべての工程の終了時刻までの時間であってもよい。
表示部23は、画像を表示する機能部である。表示部23は、例えば、液晶ディスプレイであり、言い換えれば、タッチパネルディスプレイのディスプレイ部分である。
操作部24は、実施者Uによる操作を受ける機能部である。操作部24は、例えば、表示部23が有する表示画面に重畳して設けられるタッチパネルであり、言い換えれば、タッチパネルディスプレイのタッチパネル部分である。
カメラ25は、実施者Uを撮影する撮像装置である。カメラ25は、実施者Uが映っているコマ送り画像を取得して制御部22に提供する機能を有する。カメラ25が取得するコマ送り画像は、所定時間間隔で実施者Uを撮影した複数枚の静止画を統合(つまり時間方向に連結)したものであり、再生されるとコマ送りの動画として認識されるものである。所定時間間隔は、例えば1秒~3秒程度であり、言い換えれば、コマ送り画像のフレームレートは、例えば1/3fps~1fps(frames per second)であるが、これらに限定されない。
また、カメラ25は、実施者Uが映っている動画を取得して制御部22に提供する機能を有する。カメラ25が取得する動画は、例えば、10~30fps(frames per second)程度のフレームレートを有する。カメラ25が取得する動画は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して管理装置40に送信され、管理装置40により表示されて管理者Vに視認される。
センサ26は、実施者Uの状態を示す情報を取得するセンサである。センサ26は、マイク、血圧計、SPO2(血中酸素飽和度)センサまたは心電計を含み得る。なお、センサ26は、端末20の内部に備えられている場合に限定されず、端末20の外部に存在していてもよい。その場合、端末20の外部に存在するセンサは、有線通信または無線通信によって端末20に、取得した情報を送信する。
マイクは、端末20の周囲の音を収音する収音装置であり、とくに、実施者Uが発する音声を収音する。実施者Uが発する音声は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して管理装置40に送信され、管理装置40により出力されて管理者Vに伝えられる。
血圧計は、実施者Uの血圧を計測するセンサであり、例えば、実施者Uの腕に巻き付けられることで装着される。
SPO2センサは、実施者Uの血中酸素飽和度を赤外線などを用いて計測するセンサであり、例えば、実施者Uの指先に装着される。
心電計は、実施者Uの心電図データを取得するセンサである。心電計が取得する心電図データは、実施者Uの心拍数または心電図波形データの分析に用いられ得る。
スピーカ27は、音を出力する機能部である。スピーカ27は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、管理装置40によって収音された管理者Vの音声を出力する。
管理装置40は、機能部として、通信部41と、制御部42と、表示部43と、操作部44と、カメラ45と、マイク46とを備える。
通信部41は、ネットワークNに接続される通信インタフェースである。通信部41は、具体的には、携帯電話キャリアネットワークに接続可能である無線通信インタフェース、Wi-Fiなどの無線LANのアクセスポイントに接続可能である無線通信インタフェース、または、Ethernetなどの有線LANに接続可能である有線通信インタフェースを含む。
制御部42は、管理装置40の動作を制御する機能部である。制御部42は、管理装置40が備えるプロセッサ(例えばCPU)(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
具体的には、制御部42は、サーバ10から通信部41を介してコマ送り画像と状態情報とを受信し、受信したコマ送り画像と状態情報とを表示部43に表示する。
また、制御部42は、サーバ10による制御の下で、複数の実施者それぞれについての遠隔心臓リハビリテーションの時間情報の表示を制御する。具体的には、制御部42は、また、制御部42は、複数の実施者Uそれぞれについて、当該実施者Uが実施している遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を表示部43に表示する。経過時間は、当該工程の開始時刻から現時点までの時間である。なお、経過時間は、遠隔心臓リハビリテーションが有するすべての工程の開始時刻から現時点までの時間であってもよい。
制御部42は、複数の実施者Uについての経過時間を表示部43に表示する際には、複数の実施者Uについての経過時間を時分割で順次に表示するのではなく、複数の実施者Uについての経過時間を含む画像を表示してもよい。言い換えれば、制御部42は、複数の実施者Uについての経過時間を一時に表示してもよい。この場合、管理者Vは、複数の実施者Uについての経過時間を一時に把握することができる利点がある。
表示部43は、画像を表示する機能部である。表示部43は、例えば、液晶ディスプレイである。表示部43は、タッチパネルディスプレイのディスプレイ部分であってもよい。
操作部44は、管理者Vによる操作を受ける機能部である。操作部44は、例えば、キーボードまたはマウスなどである。なお、操作部44は、表示部43がタッチパネルディスプレイである場合、表示画面に重畳して設けられるタッチパネルであり、言い換えれば、タッチパネルディスプレイのタッチパネル部分であってもよい。
カメラ45は、管理者Vを撮影する撮像装置である。カメラ45は、管理者Vが映っている動画を取得して制御部42に提供する機能を有する。カメラ45が取得する動画は、例えば、10~30fps程度のフレームレートを有する。カメラ45が取得する動画は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して端末20に表示されて実施者Uに視認される。
マイク46は、管理装置40の周囲の音を収音する収音装置であり、とくに、管理者Vが発する音声を収音する。管理者Vが発する音声は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して実施者Uに伝えられる。
スピーカ47は、音を出力する機能部である。スピーカ47は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、端末20によって収音された実施者Uの音声を出力する。
図3は、本実施の形態に係る端末20が表示する画像の一例を示す説明図である。図3に示される画像は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施しているときに端末20が表示する画像の一例である。図3に示される画像は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uに視認されることが想定される。
図3に示されるように、端末20(つまり表示部23)が表示する画像は、プログレスバー51と、コマ送り画像52と、心拍数53と、時間情報54と、血圧値55と、回転速度56と、ビデオ通話ボタン57とを含む。
プログレスバー51は、遠隔心臓リハビリテーションの進捗を示す図形である。プログレスバー51は、遠隔心臓リハビリテーションに含まれる複数の工程(問診1、ビデオ通話1、レジスタンス運動、問診2、ビデオ通話2、バイク運動、問診3、および、ビデオ通話3)に対応する複数の図形を含む。複数の図形は、対応する複数の工程の実施順に対応して配列されている。図3では、複数の図形は、対応する複数の工程の実施順に対応して左から右へ配列されている。なお、複数の図形が配列される方向は、どの方向であってもよい。
プログレスバー51は、遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程のうち、当該端末20を使用する実施者Uが実施している工程(実施工程)を示す画像である。プログレスバー51において、実施工程に対応している図形の表示態様が、複数の図形のうち実施工程と異なる工程に対応している図形の表示態様と異なる。
具体的には、図3に示されるプログレスバー51は、当該端末20を使用する実施者Uが実施している工程が、バイク運動をする工程である「バイク」の工程であることを示している。図3では、「バイク」の工程に対応する図形の表示態様としての当該図形の内部の色が、他の図形の内部の色と異なるように制御されている。なお、表示態様は、図形の内部の色のほか、図形の内部の模様、図形の大きさもしくは色、または、文字の大きさ、色もしくはフォントなどであってもよい。
なお、プログレスバー51に含まれる複数の図形の形状は、図3に示される矢羽形状に限定されず、矩形などの多角形または円形など、任意の形状であってよい。
コマ送り画像52は、実施者Uを撮影したコマ送り画像であり、カメラ25による撮影によって取得されたコマ送り画像である。
心拍数53は、実施者Uの現時点の心拍数[bpm(beats per minute)]を示す数値である。
時間情報54は、当該端末20を使用する実施者Uが実施している遠隔心臓リハビリテーションの期間の時間情報(具体的には残時間)を示す。上記時間情報は、遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程のうち、当該端末20を使用する実施者Uが実施している実施工程について定められた期間内での時間情報(具体的には残時間)を示す。また、上記時間情報は、遠隔心臓リハビリテーションが有するすべての期間における時間情報(具体的には残時間)を示してもよい。
血圧値55は、実施者Uの現時点の血圧(つまり、収縮期血圧および拡張期血圧)[mmHg]を示す数値である。
回転速度56は、実施者Uに負荷を提供している負荷装置31であるエルゴメータのペダルの回転速度[rpm(rotations per minute)]を示す数値である。
ビデオ通話ボタン57は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を開始する場合に操作されるボタンである。
図4は、本実施の形態に係る端末20が表示する、残時間を示す画像の別の例を示す説明図である。図4に示される画像は、期間の残時間を図形として示しており、図3に示される時間情報54として用いられ得る。
図4に示される図形は、期間全体に対応する矩形枠と、その矩形枠の内部に配置された、期間の残時間に対応する矩形領域とを含んでいる。また、期間全体に対応する「100%」との文字と、残時間の期間全体に占める割合に対応する文字(図4の(a)において70%を意味する「70」)を含んでいてもよい。
時間の経過とともに残時間が減少すると、残時間に対応する矩形領域の面積が小さくなる。
例えば、残時間が期間全体の70%であるときの画像が図4の(a)に示されている。また、上記時点より後の時点であって、残時間が期間全体の20%である状態が図4の(b)に示されている。
なお、遠隔心臓リハビリテーションが有する工程が複数の工程(サブ工程という)を有する場合がある。例えば、バイク運動の工程は、ウォーミングアップ、主運動およびクールダウンの3つのサブ工程を有する。ここで主運動とは、実施者Uが負荷装置31であるエルゴメータのペダルを回転させる運動をすることで、実施者Uが負荷装置31から適切な負荷を提供されているサブ工程である。ウォーミングアップとは、主運動に先立って行われる運動のサブ工程であり、実施者Uの身体の状態(心拍数、血圧または体温など)を、主運動を適切にできる状態に移行させるためのサブ工程である。クールダウンとは、主運動の後に行われる運動のサブ工程であり、実施者Uの身体を通常の状態に移行させるためのサブ工程である。
その場合、図3に示される画像に、さらに、複数のサブ工程のうち、実施者Uが実施しているサブ工程を示す画像が含まれてもよい。
図5は、本実施の形態に係る端末20が表示する、サブ工程を示す画像であるサブプログレスバー51Aを示す説明図である。サブプログレスバー51Aは、図3に示される画像のうちの例えばプログレスバー51のすぐ下に表示されるが、その表示位置はこれに限定されない。
サブプログレスバー51Aは、バイク運動の工程に含まれる複数のサブ工程(ウォーミングアップ、主運動、および、クールダウン)に対応する複数の図形を含む。複数の図形は、対応する複数のサブ工程の実施順に対応して配列されている。図5では、複数の図形は、対応する複数のサブ工程の実施順に対応して左から右へ配列されている。なお、複数の図形が配列される方向は、どの方向であってもよいが、プログレスバー51の複数の図形が配列される方向と一致していれば当該図形を視認する者が直感的にわかりやすい利点がある。
サブプログレスバー51Aは、実施者Uが実施するバイク運動の工程のうちでの進捗を示している。具体的には、サブプログレスバー51Aに含まれる複数の図形のうち、実施者Uが実施しているサブ工程に対応する図形の表示態様が、他の図形の表示態様と異なるように制御されている。図5では、期間の一例である「主運動」のサブ工程に対応する図形の表示態様としての当該図形の内部の色が、他の図形の内部の色と異なるように制御されている。なお、表示態様は、図形の内部の色のほか、図形の内部の模様、図形の大きさもしくは色、または、文字の大きさ、色もしくはフォントなどであってもよい。
なお、サブプログレスバー51Aに含まれる複数の図形の形状は、プログレスバー51と同様に、図5に示される矢羽形状に限定されず、矩形などの多角形または円形など、任意の形状であってよい。
なお、サブ工程ごとに、端末20が表示する画像の背景色を変化させてもよい。例えば、ウォーミングアップのサブ工程では背景色をピンク色とし、主運動のサブ工程では背景色を白色とし、クールダウンのサブ工程では背景色を紫色としてもよい。
図6は、本実施の形態に係る管理装置40(つまり表示部43)が表示する画像の第一例を示す説明図である。図6に示される画像は、複数の実施者Uについて実施者Uごとの状態情報を一覧形式で表示した画像であり、実施者Uごとの状態情報を一時に表示した画像である。ここでは、4人の実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施しているときの画像を例として説明する。
図6に示されるように、管理装置40が表示する画像は、状態情報を示す画像61、62、63および64を含む。
画像61、62、63および64は、それぞれ、1人の実施者Uの状態情報を示す画像である。状態情報を示す画像の内容について以下で詳しく説明する。
図7は、本実施の形態に係る管理装置40が表示する画像の第二例を示す説明図である。図7に示される画像は、図6に示される画像に示される複数の実施者Uのうちの1人の実施者Uについて、管理装置40が表示する画像61である。
図7に示されるように、画像61は、プログレスバー71と、コマ送り画像72と、心拍数73と、心電図波形74と、時間情報75と、回転速度76と、負荷量77と、ビデオ通話ボタン78とを含む。
プログレスバー71は、プログレスバー51と同様、遠隔心臓リハビリテーションの進捗を示す図形である。
プログレスバー71は、実施者Uが実施する遠隔心臓リハビリテーションの実施の1回のうちでの進捗を示している。具体的には、プログレスバー71に含まれる複数の図形のうち、実施者Uが実施している工程に対応する図形の表示態様が、他の図形の表示態様と異なるように制御されている。
プログレスバー71は、遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程のうち、当該実施者Uが実施している工程(実施工程)を示す画像である。プログレスバー71において、実施工程に対応している図形の表示態様が、複数の図形のうち実施工程と異なる工程に対応している図形の表示態様と異なる。
具体的には、図7に示されるプログレスバー71は、当該実施者Uが実施している工程が、バイク運動を意味する「バイク」の工程であることを示している。図7では、「バイク」の工程に対応する図形の表示態様としての当該図形の内部の色が、他の図形の内部の色と異なるように制御されている。なお、表示態様は、図形の内部の色のほか、図形の内部の模様、図形の大きさもしくは色、または、文字の大きさ、色もしくはフォントなどであってもよい。
なお、プログレスバー71に含まれる複数の図形の形状は、図7に示される矢羽形状に限定されず、矩形などの多角形または円形など、任意の形状であってよい。
コマ送り画像72は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの外観を示すコマ送り画像であり、端末20のカメラ25によって撮影されたものである。
心拍数73は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの心拍数を示す情報であり、端末20のセンサ26に含まれる心電計によって撮影されたものである。
心電図波形74は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの心電図波形を示す情報であり、端末20のセンサ26に含まれる心電計によって撮影されたものである。
時間情報75は、遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程のうち、当該実施者Uが実施している実施工程について定められた期間内での時間情報(具体的には経過時間)を示す。時間情報は、例えば上記期間の経過時間を時分秒形式で示す情報である。
回転速度76は、遠隔心臓リハビリテーションに含まれる「バイク」工程における負荷装置31であるエルゴメータのペダルの回転速度を示す情報であり、端末20の制御部22によって取得されたものである。
負荷量77は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uに提供されている負荷の量を示す情報である。
ビデオ通話ボタン78は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を開始する場合に操作されるボタンである。
なお、画像61において、時間情報75(具体的には経過時間)を図形として示すことも可能である。
図8は、本実施の形態に係る端末20が表示する、経過時間を示す画像の別の例を示す説明図である。図8に示される画像は、期間の経過時間を図形として示しており、図8に示される時間情報75として用いられ得る。
図8に示される図形は、期間全体に対応する矩形枠と、その矩形枠の内部に配置された、期間の経過時間に対応する矩形領域とを含んでいる。また、期間全体に対応する「100%」との文字と、経過時間の期間全体に占める割合に対応する文字(図8の(a)において30%を意味する「30」)を含んでいてもよい。
時間の経過とともに経過時間が増加すると、経過時間に対応する矩形領域の面積が大きくなる。
例えば、経過時間が期間全体の30%であるときの画像が図8の(a)に示されている。また、上記時点より後の時点であって、経過時間が期間全体の80%である状態が図8の(b)に示されている。
なお、図5の場合と同様に、実施者Uが実施しているサブ工程を示す図形を表示することも可能である。
以上のように構成された支援システム1の処理を以降で説明する。
ここでは例として、実施者Uとして2人の実施者AおよびBが遠隔心臓リハビリテーションを実施しているとする。実施者Aが使用する端末20を端末20Aといい、実施者Bが使用する端末20を端末20Bという。
図9は、本実施の形態に係る支援システム1の処理を示すシーケンス図である。図9に示される処理は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施している最中に、管理装置40が実施者Uのコマ送り画像と状態情報とを表示するときの支援システム1の処理を示している。
ステップS101において、端末20Aは、カメラ25を用いて実施者Aのコマ送り画像を取得し、取得したコマ送り画像をサーバ10に送信する。送信されるコマ送り画像は、実施者Aを撮影した静止画を少なくとも1枚含む。また、端末20Aは、センサ26を用いて実施者Aの状態情報を取得し、取得した状態情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、端末20Aが送信した実施者Aのコマ送り画像と状態情報とを受信する。
ステップS102において、端末20Bは、ステップS101と同様に、実施者Bのコマ送り画像を取得してサーバ10に送信し、また、実施者Bの状態情報を取得してサーバ10に送信する。サーバ10は、端末20Bが送信した実施者Bのコマ送り画像と状態情報とを受信する。
ステップS103において、ステップS101およびS102でサーバ10が受信した、実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを、管理装置40に送信する。このとき、サーバ10は、例えば、実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを、一覧形式(図6参照)で示すように加工して管理装置40に送信する。管理装置40は、サーバ10が送信した実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを受信する。
ステップS104において、管理装置40は、ステップS103で受信した実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを表示する(図6参照)。ステップS104が実行される前にすでに実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを管理装置40が表示している場合には、その表示を更新することで、ステップS103で受信した実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを表示する。
なお、図9に示される処理は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施している最中に繰り返し実行される。
また、ステップS101およびステップS102は、どちらが先になされてもよい。また、ステップS101およびステップS102の一方が実行されなくてもよい。一方が実行されない場合、ステップS104では、実行されなかった処理に対応するコマ送り画像と状態情報との更新がなされない。
図10は、本実施の形態に係るサーバ10の処理を示すフロー図である。
ステップS201において、サーバ10は、端末20に残時間を表示させる制御をする。具体的には、サーバ10は、図3、図4または図5に示される画像を端末20に表示させる制御をし、この制御に従って端末20は、画像を表示する。
ステップS202において、サーバ10は、管理装置40に残時間を表示させる制御をする。具体的には、サーバ10は、図6、図7または図8に示される画像を管理装置40に表示させる制御をし、この制御に従って管理装置40は、画像を表示する。
なお、図10に示される処理は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施している最中に繰り返し実行される。
なお、図10に示されるステップS201の処理は、サーバ10による制御によらず、端末20が自身の制御として実行してもよい。また、図10に示されるステップS202の処理は、サーバ10による制御によらず、管理装置40が自身の制御として実行してもよい。その場合、サーバ10は、図10に示される処理を行わなくてもよい。
図10に示される一連の処理により、支援システム1は、遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援することができる。
以上のように、本実施の形態の支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションを実施している複数の実施者それぞれに、自身が実施している工程の残時間を視認させることができるとともに、管理者に、複数の実施者それぞれが実施している工程の経過時間を視認させることができる。これにより、実施者自身に遠隔心臓リハビリテーションの進捗を認識させるとともに、複数の実施者全員の進捗を管理者に認識させることができる。複数の実施者が個々の都合のよい時間に遠隔心臓リハビリテーションを実施する場合、その実施時間が異なるので、管理者が複数の実施者全員の進捗を容易に認識できることが特に有用である。また、実施者には残時間を視認させるので、実施者が、自身が実施している工程があとどれくらいの時間で終了するかを把握させることができる。一方、管理者には複数の実施者それぞれの経過時間を視認させるので、複数の実施者それぞれが工程を実施した時間を容易に把握させることができる。このように、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握を支援することができる。
また、支援システムは、複数の実施者についての第一工程の残時間または第二工程の経過時間を、管理者に一時に視認させることができる。これにより、管理者は、複数の実施者についての第一工程の残時間または第二工程の経過時間を一目で容易に把握することができる。このように、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗の把握をより一層支援することができる。
また、支援システムは、時間の経過に伴って残時間が減少していくことを、図形の面積の減少によって直感的に実施者に把握させることができる。よって、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗のより直感的な把握を支援することができる。
また、支援システムは、時間の経過に伴って経過時間が増加していくことを、図形の面積の増加によって直感的に管理者に把握させることができる。よって、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗のより直感的な把握を支援することができる。
また、支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションの工程に対応した図形の表示およびその表示態様の差異を用いて、実施者が実施している工程を実施者および管理者に視認させるので、実施者および管理者は、その工程をより直感的に認識することができる。よって、支援システムは、実施者および管理者による遠隔心臓リハビリテーションの工程の進捗のより直感的な把握を支援することができる。
以上、本発明の1つまたは複数の態様に係る支援システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援する支援システムとして利用できる。
1 支援システム
10 サーバ
11、21、41 通信部
12、22、42 制御部
13 中継部
20、20A、20B 端末
23、43 表示部
24、44 操作部
25、45 カメラ
26 センサ
27、47 スピーカ
30 住居
31 負荷装置
40 管理装置
46 マイク
51、71 プログレスバー
51A サブプログレスバー
52、72 コマ送り画像
53、73 心拍数
54、75 時間情報
55 血圧値
56、76 回転速度
57、78 ビデオ通話ボタン
61、62、63、64 画像
74 心電図波形
77 負荷量
N ネットワーク
U 実施者
V 管理者
10 サーバ
11、21、41 通信部
12、22、42 制御部
13 中継部
20、20A、20B 端末
23、43 表示部
24、44 操作部
25、45 カメラ
26 センサ
27、47 スピーカ
30 住居
31 負荷装置
40 管理装置
46 マイク
51、71 プログレスバー
51A サブプログレスバー
52、72 コマ送り画像
53、73 心拍数
54、75 時間情報
55 血圧値
56、76 回転速度
57、78 ビデオ通話ボタン
61、62、63、64 画像
74 心電図波形
77 負荷量
N ネットワーク
U 実施者
V 管理者
Claims (8)
- 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムであって、
それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置であって、前記複数の端末それぞれと通信可能に接続された管理装置とを備え、
前記複数の端末それぞれは、
当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示し、
前記管理装置は、
複数の前記端末それぞれについて、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、前記実施者に紐づけて表示する
支援システム。 - 前記管理装置は、複数の前記実施者それぞれについての前記経過時間を含む画像を表示する
請求項1に記載の支援システム。 - 前記複数の端末それぞれは、前記残時間を示す図形を表示し、
表示している前記図形の面積は、時間の経過とともに小さくなる
請求項1または2に記載の支援システム。 - 前記管理装置は、複数の前記端末それぞれの前記実施者についての前記経過時間を示す図形を表示し、
表示している前記図形の面積は、時間の経過とともに大きくなる
請求項1~3のいずれか1項に記載の支援システム。 - 前記複数の端末それぞれは、さらに、
前記遠隔心臓リハビリテーションが有する複数の工程に対応している複数の図形を表示し、
表示している前記複数の図形のうち、当該端末を使用している前記実施者が実施している実施工程に対応している図形の表示態様が、前記実施工程と異なる工程に対応している図形の表示態様と異なり、
前記管理装置は、さらに、
複数の前記実施者それぞれに紐づけて、前記複数の図形を表示し、
表示している前記複数の図形のうち、当該実施者が実施している実施工程に対応している図形の表示態様が、前記実施工程と異なる工程に対応している図形の表示態様と異なる
請求項1~4のいずれか1項に記載の支援システム。 - 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える端末であって、
前記端末は、前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用され、
前記端末は、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示する
端末。 - 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える管理装置であって、
前記支援システムは、
それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される前記管理装置であって、前記複数の端末それぞれと通信可能に接続された前記管理装置とを備え、
前記管理装置は、
複数の前記端末それぞれについて、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、前記実施者に紐づけて表示する
管理装置。 - 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが実行する支援方法であって、
前記支援システムは、
それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置であって、前記複数の端末それぞれと通信可能に接続された管理装置とを備え、
前記支援方法では、
前記複数の端末それぞれが、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の残時間を表示し、
前記管理装置が、複数の前記端末それぞれについて、当該端末を使用する前記実施者が実施している前記遠隔心臓リハビリテーションの期間の経過時間を、前記実施者に紐づけて表示する
支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021211536A JP2023095567A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 支援システム、端末、管理装置、および、支援方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021211536A JP2023095567A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 支援システム、端末、管理装置、および、支援方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023095567A true JP2023095567A (ja) | 2023-07-06 |
Family
ID=87002048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021211536A Pending JP2023095567A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 支援システム、端末、管理装置、および、支援方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023095567A (ja) |
-
2021
- 2021-12-24 JP JP2021211536A patent/JP2023095567A/ja active Pending
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