JP2023095536A - 支援システム、サーバ、端末、管理装置、および、支援方法 - Google Patents

支援システム、サーバ、端末、管理装置、および、支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援する支援システム、サーバ、端末、管理装置及び支援方法を提供する。【解決手段】遠隔心臓リハビリテーションの支援システム1において、それぞれが遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末20と、遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置40と、複数の端末20と管理装置40とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバ10とを備える。複数の端末20のそれぞれは、当該端末20を使用する実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末20を使用する実施者の状態を示す状態情報とをサーバ10に送信する。サーバ10は、複数の端末20から受信したコマ送り画像と状態情報とを管理装置40に送信する。管理装置40は、サーバ10から受信したコマ送り画像と状態情報とを表示画面に表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システム、サーバ、端末、管理装置、および、支援方法に関する。
適切なリハビリテーションの実施による退院患者の再入院率の抑制は、医療費の低減のための1つの方策であり得る。この再入院率を下げるためには、リハビリテーションを継続的に行うことが有効である。しかし、通院によるリハビリテーションの継続率が高くないのが現状である。
心臓リハビリテーションによる運動療法は、医師等の医療関係者の指導の下に実施されることが求められ、また、医療関係者はリハビリテーションを実施している患者の状況を監視することが求められる。
仮に患者側で中止基準を満たす事態(例えば、不整脈などの突発的症状)が発生した場合は、心臓リハビリテーションを直ちに中止する等の緊急措置が求められる。
在宅のままリハビリテーションを受けることが可能な遠隔リハビリテーションシステムが提案されている(特許文献1)。
特開2002-191718号公報
遠隔心臓リハビリテーションを実現するネットワークシステムでは、管理者(例えば医療関係者)側と実施者(例えば患者または高齢者)とを結ぶ通信ネットワークにおいて、安定したリアルタイム通信が求められる。
上記通信ネットワークにおいて通信状態が悪化すると、管理者が実施者を監視できないことがあり、実施者によるリハビリテーションの実施が適切でなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援する支援システムなどを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の1つの態様に係る支援システムは、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムであって、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、前記複数の端末それぞれは、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバに送信し、前記サーバは、前記複数の端末から受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記サーバから受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを表示画面に表示する支援システムである。
このような構成によれば、支援システムは、複数の実施者が映っている画像と、実施者の状態情報とを管理装置に送信して管理者に視認させるので、管理者が遠隔心臓リハビリテーションの実施の管理を行うことに寄与し得る。ここで、複数の実施者それぞれが映っているコマ送り画像、および、複数の実施者それぞれの状態情報を監視者に視認させるので、監視者は、複数の実施者の様子を並行して確認することができる。また、監視者に視認させる画像が、実施者が映っているコマ送り画像であり、言い換えれば動画ではないので、端末、サーバおよび管理装置の通信の通信量を削減し、また、端末、サーバおよび管理装置の処理負荷を低減できる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記複数の端末それぞれは、当該端末を使用する前記実施者に負荷を提供する負荷装置に接続されており、前記負荷を制御する機能を有し、前記管理装置は、さらに、前記負荷装置が前記実施者に提供する前記負荷を減少させる指示を前記管理者から受ける負荷減少ボタンを前記表示画面に表示してもよい。
このような構成によれば、支援システムは、負荷装置が実施者に提供する負荷を制御する指示を、監視者による操作により受けることができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、実施者に提供する負荷を容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記管理装置は、前記負荷減少ボタンの操作がなされた場合に、前記負荷を減少させる対象である前記負荷装置を示す対象情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記対象情報を受信した場合に、前記対象情報に示される前記負荷装置に接続されている端末に、前記負荷を減少させる制御情報を送信し、前記複数の端末のうち前記制御情報を受信した端末は、当該端末に接続された前記負荷装置が前記実施者に提供する前記負荷を減少させる制御をしてもよい。
このような構成によれば、支援システムは、負荷装置が実施者に提供する負荷を制御する指示を受けた場合に、対象情報および制御情報を用いて、提供する負荷の制御対象である負荷装置の制御を行うことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、実施者に提供する負荷をより容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記管理装置は、前記負荷減少ボタンとして、前記複数の端末のすべてに接続された前記負荷装置が提供する前記負荷を減少させる指示を前記管理者から受けるボタンを前記表示画面に表示してもよい。
このような構成によれば、支援システムは、対象情報および制御情報を用いて、すべての負荷装置が提供する負荷を減少させる制御を行うことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、すべての実施者に提供する負荷をより容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記管理装置は、前記負荷減少ボタンとして、前記複数の端末のうちの特定の端末が接続された特定の前記負荷装置が提供する前記負荷を減少させる指示を前記管理者から受けるボタンを前記表示画面に表示してもよい。
このような構成によれば、支援システムは、対象情報および制御情報を用いて、特定の負荷装置が提供する負荷を減少させる制御を行うことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、特定の実施者に提供する負荷をより容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記サーバは、前記複数の端末から受信した前記状態情報が、前記実施者の状態が適正であることを示す条件を満たしているか否かを判定し、前記状態情報が前記条件を満たしていないと判定した場合に、前記条件を満たしていない前記状態情報に対応する前記実施者に紐づけたアラート情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、前記サーバから受信した前記アラート情報を前記表示画面にさらに表示し、または、前記アラート情報を音として出力してもよい。
このような構成によれば、支援システムは、適正な状態でない実施者に紐づけたアラート情報を管理装置に表示し、または、音として出力するので、適正な状態でない実施者を容易に管理者に認識させることができる。管理者が複数の実施者の様子を並行して確認しているときには、そのうちの特定の実施者の様子の異変に気付かないことが想定され得るが、上記アラート情報の表示または音出力によって、管理者が上記異変に容易に気付かせることができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適正な状態でない実施者を管理者に容易に認識させることで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記サーバは、前記実施者の状態が適正であることを示す条件として、前記実施者の血圧、心拍数、負荷量、血中酸素飽和度、呼吸数もしくは身体の部位の加速度が適正範囲から逸脱しているという条件、または、前記実施者を撮影した画像に対する顔認識処理が失敗しているという条件を用いて、前記判定をしてもよい。
このような構成によれば、支援システムは、実施者の血圧、心拍数、負荷量、血中酸素飽和度、呼吸数、もしくは、身体の部位の加速度、または、顔認識処理の成否を用いて、より容易に、実施者の状態が適正であるか否かを判定する。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適正な状態でない実施者をより容易に判定して管理者に認識させることで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記サーバは、前記実施者の状態が適正であることを示す条件として、前記実施者の身体の部位の加速度が適正範囲から逸脱しているという条件、および、前記実施者を撮影した画像に対する顔認識処理が失敗しているという条件を用いて、前記判定をしてもよい。
このような構成によれば、支援システムは、実施者の身体の部位の加速度、および、顔認識処理の成否を用いて、より高い確度で、実施者の状態が適正であるか否かを判定する。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適正な状態でない実施者をより容易に判定して管理者に認識させることで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記複数の端末のそれぞれは、当該端末を使用する前記実施者が前記管理者とのビデオ通話を開始する指示を受けるビデオ通話ボタンを表示画面に表示しており、前記複数の端末のうちの前記アラート情報に紐づけられた前記実施者が使用する前記端末は、表示している前記ビデオ通話ボタンの表示態様を変更してもよい。
このような構成によれば、支援システムは、端末に表示されているビデオ通話ボタンの表示態様を変更させることで、実施者にビデオ通話ボタンに気付かせ、実施者にビデオ通話を開始させることを促すことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適切なタイミングでビデオ通話を促すことで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、前記コマ送り画像のフレームレートは、1/3fps以上1fps以下であってもよい。
このような構成によれば、支援システムは、コマ送り画像として1/3fps以上1fps以下のフレームレート(つまり、1秒に1枚から、3秒に1枚までの範囲のフレームレート)を有する画像を用いて、より容易に、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、本発明の1つの態様に係るサーバは、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備えるサーバであって、前記支援システムは、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されている前記サーバとを備え、前記サーバは、前記複数の端末それぞれから、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを受信し、受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを前記管理装置に送信するサーバである。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
また、本発明の1つの態様に係る端末は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える端末であって、前記支援システムは、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末であって、前記端末を含む複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、前記端末は、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバに送信する端末である。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
また、本発明の1つの態様に係る管理装置は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える管理装置であって、前記支援システムは、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される前記管理装置と、前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、前記管理装置は、前記端末により取得された、前記端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバから受信し、受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを表示画面に表示する管理装置である。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
また、本発明の1つの態様に係る支援方法は、遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが実行する支援方法であって、前記支援システムは、それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、前記支援方法では、前記複数の端末それぞれが、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバに送信し、前記サーバが、前記複数の端末から受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを前記管理装置に送信し、前記管理装置が、前記サーバから受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを表示画面に表示する支援方法である。
これにより、上記支援システムと同様の効果を奏する。
本発明の態様に係る支援システムは、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
実施の形態に係る支援システムの構成を示す模式図である。 実施の形態に係る支援システムの機能構成を示す模式図である。 実施の形態に係る端末が表示する画像の一例を示す説明図である。 実施の形態に係る管理装置が表示する画像の第一例を示す説明図である。 実施の形態に係る管理装置が表示する画像の第二例を示す説明図である。 実施の形態に係る管理装置が表示する画像の第三例を示す説明図である。 実施の形態に係る支援システムの処理を示す第一のシーケンス図である。 実施の形態に係る支援システムの処理を示す第二のシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態に係る支援システムなどについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
本実施の形態において、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援する支援システムについて説明する。
以降において、「実施者」は、遠隔心臓リハビリテーションを実施する者を意味し、具体的には、心臓などに障害を有する患者または高齢者などが該当し得るがこれらに限定されない。また、「管理者」は、遠隔心臓リハビリテーションを管理する者を意味し、具体的には、医師または看護師などが該当し得るがこれらに限定されない。遠隔心臓リハビリテーションの管理は、具体的には、遠隔心臓リハビリテーションに際してなされる問診、遠隔心臓リハビリテーションに含まれる運動の指示および監督、遠隔心臓リハビリテーション中に実施者に生じ得る事象に対する対処を含む。
図1は、本実施の形態に係る支援システム1の構成を示す模式図である。
図1に示される支援システム1は、管理者Vによる管理の下で、複数の実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施することを支援する。
図1に示されるように、支援システム1は、サーバ10と、端末20と、負荷装置31と、管理装置40とを備える。サーバ10と、端末20と、管理装置40とは、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。なお、端末20と負荷装置31とは、実施者Uごとに設けられ、つまり、支援システム1は、複数の端末20と複数の負荷装置31とを備える。
サーバ10は、遠隔心臓リハビリテーションを支援する機能を有するサーバ装置である。サーバ10は、実施者Uにより使用される端末20から実施者Uに関する情報を受信し、受信した情報を管理装置40に送信する。サーバ10は、受信した情報を加工して管理装置40に送信してもよい。サーバ10が端末20から受信する情報および管理装置40に送信する情報については後で詳しく説明する。また、サーバ10は、管理装置40から受信する対象情報に基づいて端末20に制御情報を送信することで、負荷装置31の負荷を制御する。また、サーバ10は、実施者Uと管理者Vとのビデオ通話の通信を中継する。
管理装置40は、遠隔心臓リハビリテーションのために管理者Vにより使用される装置であり、管理者Vが遠隔心臓リハビリテーションの管理をする場所(例えば、病院またはその他の医療施設)に配置されることが想定される。管理装置40は、コンピュータ、タブレットまたはスマートフォンなどである。
管理装置40は、複数の実施者Uに関する情報を表示画面に表示する。また、管理装置40は、負荷装置31の負荷を制御するための対象情報をサーバ10に送信する。また、管理装置40は、ビデオ通話の通話端末として機能し、サーバ10による中継を利用して実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を実現する。
端末20は、遠隔心臓リハビリテーションの実施者Uにより使用される装置であり、実施者Uの住居30に配置されることが想定される。端末20は、当該端末20を使用する実施者Uの負荷装置31に接続されている。端末20と負荷装置31との接続は、USBなどの有線通信であってもよいし、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。端末20は、コンピュータ、タブレットまたはスマートフォンなどである。
端末20は、当該端末20を使用する実施者Uに関する情報を表示画面に表示する。また、端末20は、当該端末20に接続されている負荷装置31の負荷を制御する制御情報を受信して、負荷装置31の負荷を制御する。また、端末20は、ビデオ通話の通話端末として機能し、サーバ10による中継を利用して実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を実現する。
負荷装置31は、遠隔心臓リハビリテーションの実施者Uに負荷を提供する装置であり、実施者Uの住居30に配置されることが想定される。負荷装置31は、例えばエルゴメータであり、実施者Uにバイク運動をさせることで負荷を提供する場合を例として説明する。なお、負荷装置31として、トレッドミルまたはステッパーなどを用いることも可能である。
負荷装置31は、ペダルを有する。ペダルは、実施者Uによって回転力が付与されることで回転する。ペダルの回転の重さは、端末20により制御され得る。負荷装置31が有するペダルを回転させるために必要である、実施者Uが付与する回転力が、実施者Uに提供される負荷に相当する。負荷装置31は、端末20に接続されており、ペダルの回転の重さが端末20により制御されることで、負荷装置31が実施者Uに提供する負荷が端末20によって制御される。
ネットワークNは、インターネット、インターネットサービスプロバイダの通信ネットワーク、携帯電話ネットワークまたはローカルエリアネットワークなどの各種ネットワークを含み得る。ネットワークNに含まれるネットワークは、有線ネットワークであってもよいし無線ネットワークであってもよい。
図2は、本実施の形態に係る支援システム1の機能構成を示す模式図である。図2を参照しながら、サーバ10と、端末20と、管理装置40との機能を説明する。
サーバ10は、機能部として、通信部11と、制御部12と、中継部13とを備える。サーバ10が備える機能部は、サーバ10が備えるプロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
通信部11は、ネットワークNに接続される通信インタフェースである。通信部11は、具体的には、携帯電話キャリアネットワークに接続可能である無線通信インタフェース、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントに接続可能である無線通信インタフェース、または、Ethernet(登録商標)などの有線LANに接続可能である有線通信インタフェースを含む。
制御部12は、遠隔心臓リハビリテーションの実施の管理を制御する機能部である。制御部12は、実施者Uの状態を示す状態情報の管理と、負荷装置31が提供する負荷の制御とを主に行う。
制御部12は、状態情報の管理として、通信部11を介して複数の端末20からコマ送り画像と状態情報とを受信し、受信したコマ送り画像と状態情報とを管理装置40に送信する。コマ送り画像と状態情報とを送信する際、制御部12は、受信したコマ送り画像と状態情報とを加工して管理装置40に送信してもよい。加工は、例えば、コマ送り画像と状態情報とを一覧形式に加工することを含む。
制御部12は、端末20が送信するコマ送り画像と状態情報とを任意のタイミングで複数回受信可能である。例えば、端末20に対してコマ送り画像と状態情報とを要求し、その要求に応じて端末20が送信するコマ送り画像と状態情報とを受信してもよい。また、端末20が自発的に送信するコマ送り画像と状態情報とを受信してもよい。
制御部12は、コマ送り画像と状態情報とを任意のタイミングで管理装置40に送信可能である。例えば、管理装置40からのコマ送り画像と状態情報との要求を受信し、その要求に応じてコマ送り画像と状態情報とを送信してもよい。また、管理装置40が所定の時間間隔(例えば1秒~5秒程度)で自発的に送信してもよい。
制御部12は、実施者Uの状態を示す状態情報についての判定をする機能部である判定部12Aを有する。判定部12Aは、制御部12が受信した状態情報が、実施者Uの状態が適正であることを示す条件を満たしているか否かを判定する。判定部12Aは、状態情報が上記条件を満たしていないと判定した場合に、上記条件を満たしていない状態情報に対応する実施者Uに紐づけたアラート情報を、通信部11を介して管理装置40に送信する。
ここで「実施者Uの状態が適正である」とは、実施者Uが正常の状態(例えば、バイタルデータが適正である状態、正常な姿勢をとっている状態など)で遠隔心臓リハビリテーションを実施することができていることを意味し、言い換えれば、実施者Uのバイタルデータに異常または異変が生じていない状態にあること、実施者Uが倒れた状態ではないこと等を意味する。
実施者Uの状態が適正であることを示す条件は、例えば、実施者Uの血圧、心拍数、負荷量、血中酸素飽和度、呼吸数もしくは身体の部位の加速度が適正範囲から逸脱しているという条件、または、実施者Uを撮影した画像に対する顔認識処理が失敗しているという条件を含み得る。
より具体的には、実施者Uの状態が適正であることを示す条件は、例えば、以下の条件(a)~(g)から選択される1以上の条件のうち少なくとも1つが満たされることである。
(a)実施者Uの血圧が運動時の適正範囲(例えば、収縮期血圧について250mmHg以上もしくは80mmHg未満、拡張期血圧について115mmHg以上)から逸脱していること。
(b)実施者Uの心拍数が運動時の適正範囲から逸脱していること(例えば40bpm(beats per minute)以下)。
(c)負荷装置31の回転速度が適正範囲(例えば45~55rpm)から逸脱していること。
(d)血中酸素飽和度が運動時の適正範囲から逸脱していること(例えば90%未満)。
(e)呼吸数が運動時の適正範囲から逸脱していること。
(f)実施者Uの身体の部位の加速度が適正範囲(例えば0~3m/s)から逸脱していること。
(g)カメラ25で取得した画像での顔認識処理における顔認識が失敗していること。
ここで、上記(f)における上記身体の部位は、例えば、実施者Uの胸部または腹部である。実施者Uの胸部または腹部が比較的大きな加速度で移動した場合、実施者Uが倒れたことを示している可能性があるので、上記(f)により実施者Uの状態が適正であるか否かの判断が可能である。
また、上記(g)における顔認識処理における顔認識が失敗している場合、当該画像に実施者Uの顔が映っていない可能性があり、実施者Uが倒れたことを示している可能性がある。そのため、上記(g)により実施者Uの状態が適正であるか否かの判断が可能である。
なお、判定部12Aは、上記(f)および上記(g)が同時に満たされる場合に、比較的高い確度で実施者Uの状態が適正でないと判定することもできる。
なお、判定部12Aは、実施者Uの心拍数に関して、より詳細に、asystole(心拍数が0である場合)、tachycardia(心拍数が基準値(例えば100rpm)より高い場合)、bradycardia(心拍数が基準値(例えば60rpm)より低い場合)、VT(心室頻脈が観測された場合)、VF(心室細動が観測された場合)などに該当するか否かを判定してもよく、該当する場合には、該当した状態をアラート情報に含めてもよい。
なお、制御部12が受信した状態情報が上記条件を満たしているか否かの判定は、管理者Vによってなされてもよい。その場合、判定部12Aは、実施者Uの状態情報を管理者Vに提示し、その状態情報を視認した管理者Vから、状態情報が上記条件を満たしているか否かを示す情報の入力を受ける。判定部12Aは、その入力された情報を判定結果として用いる。
また、制御部12は、負荷装置31が提供する負荷の制御として、遠隔心臓リハビリテーションのための適切な負荷量を有する負荷を、負荷装置31が実施者Uに提供するよう制御する。適切な負荷量は、管理者Vにより決定され管理装置40から提供される。また、制御部12は、管理装置40から受信する対象情報に従って、対象情報に示される負荷装置31が提供する負荷を減少させる。制御部12は、管理装置40から受信する対象情報に示される負荷装置31に接続されている端末20に対して、負荷装置31が提供する負荷を減少させる制御情報を送信する。
中継部13は、実施者Uと管理者Vとのビデオ通話に関する通信を中継する機能部である。中継部13は、端末20と管理装置40との間で送受信されるビデオ通話に関する通信フレームを中継する。
端末20は、機能部として、通信部21と、制御部22と、表示部23と、操作部24と、カメラ25と、センサ26と、スピーカ27とを備える。
通信部21は、ネットワークNに接続される通信インタフェースである。通信部21は、具体的には、携帯電話キャリアネットワークに接続可能である無線通信インタフェース、Wi-Fiなどの無線LANのアクセスポイントに接続可能である無線通信インタフェース、または、Ethernetなどの有線LANに接続可能である有線通信インタフェースを含む。
制御部22は、端末20の動作を制御する機能部である。制御部22は、端末20が備えるプロセッサ(例えばCPU)(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
制御部22は、端末20を使用する実施者Uに負荷を提供する負荷装置31に接続されており、負荷を制御する機能を有する。制御部22は、設定可能な範囲内で負荷装置31が提供する負荷を増減させる制御をする。また、制御部22は、負荷装置31が提供する負荷を減少させる制御情報を管理装置40から受信した場合に、負荷装置31が提供する負荷を減少させる制御をする。制御情報には、負荷装置31が提供する負荷を、設定可能な範囲内で比較的低い値(例えば10W)に設定する情報が含まれており、制御部22は、上記制御情報に従って負荷装置31が提供する負荷を減少させる。
また、制御部22は、負荷装置31が提供している負荷の量(負荷量ともいう)を示す情報を負荷装置31から取得する。負荷量は、負荷装置31がエルゴメータである場合、ペダルの回転の重さとペダルの回転速度とから算出され得る。
また、制御部22は、カメラ25によって取得した、実施者Uが映っているコマ送り画像と、センサ26によって取得した実施者Uの状態情報とをサーバ10に送信する。コマ送り画像と状態情報との送信は、サーバからの要求に応じて行ってもよいし、自発的に行ってもよい。また、制御部22は、上記コマ送り画像および上記状態情報を表示部23に表示する。
表示部23は、画像を表示する機能部である。表示部23は、例えば、液晶ディスプレイであり、言い換えれば、タッチパネルディスプレイのディスプレイ部分である。
操作部24は、実施者Uによる操作を受ける機能部である。操作部24は、例えば、表示部23が有する表示画面に重畳して設けられるタッチパネルであり、言い換えれば、タッチパネルディスプレイのタッチパネル部分である。
カメラ25は、実施者Uを撮影する撮像装置である。カメラ25は、実施者Uが映っているコマ送り画像を取得して制御部22に提供する機能を有する。カメラ25が取得するコマ送り画像は、所定時間間隔で実施者Uを撮影した複数枚の静止画を統合(つまり時間方向に連結)したものであり、再生されるとコマ送りの動画として認識されるものである。所定時間間隔は、例えば1秒~3秒程度であり、言い換えれば、コマ送り画像のフレームレートは、例えば1/3fps~1fps(frames per second)(つまり、1秒に1枚から、3秒に1枚までの範囲のフレームレート)であるが、これらに限定されない。
また、カメラ25は、実施者Uが映っている動画を取得して制御部22に提供する機能を有する。カメラ25が取得する動画は、例えば、10~30fps程度のフレームレートを有する。カメラ25が取得する動画は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して管理装置40に送信され、管理装置40により表示されて管理者Vに視認される。
センサ26は、実施者Uの状態を示す情報を取得するセンサである。センサ26は、マイク、血圧計、SPO2(血中酸素飽和度)センサまたは心電計を含み得る。なお、センサ26は、端末20の内部に備えられている場合に限定されず、端末20の外部に存在していてもよい。その場合、端末20の外部に存在するセンサは、有線通信または無線通信によって端末20に、取得した情報を送信する。
マイクは、端末20の周囲の音を収音する収音装置であり、とくに、実施者Uが発する音声を収音する。実施者Uが発する音声は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して管理装置40に送信され、管理装置40により出力されて管理者Vに伝えられる。
血圧計は、実施者Uの血圧を計測するセンサであり、例えば、実施者Uの腕に巻き付けられることで装着される。
SPO2センサは、実施者Uの血中酸素飽和度を赤外線などを用いて計測するセンサであり、例えば、実施者Uの指先に装着される。
心電計は、実施者Uの心電図データを取得するセンサである。心電計が取得する心電図データは、実施者Uの心拍数または心電図波形データの分析に用いられ得る。また、心電計が取得する心電図データに係る電気信号から、実施者Uの呼吸数が分析され得る。また、心電計が備える加速度センサの出力値により、実施者Uの身体の部位(例えば胸部または腹部)の加速度が分析され得る。
スピーカ27は、音を出力する機能部である。スピーカ27は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、管理装置40によって収音された管理者Vの音声を出力する。
管理装置40は、機能部として、通信部41と、制御部42と、表示部43と、操作部44と、カメラ45と、マイク46とを備える。
通信部41は、ネットワークNに接続される通信インタフェースである。通信部41は、具体的には、携帯電話キャリアネットワークに接続可能である無線通信インタフェース、Wi-Fiなどの無線LANのアクセスポイントに接続可能である無線通信インタフェース、または、Ethernetなどの有線LANに接続可能である有線通信インタフェースを含む。
制御部42は、管理装置40の動作を制御する機能部である。制御部42は、管理装置40が備えるプロセッサ(例えばCPU)(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
具体的には、制御部42は、サーバ10から通信部41を介してコマ送り画像と状態情報とを受信し、受信したコマ送り画像と状態情報とを表示部43に表示する。
制御部42は、サーバ10からアラート情報を受信した場合には、アラート情報を表示部43にさらに表示し、または、アラート情報を音としてスピーカ47により出力する。アラート情報の表示態様または出力態様は、後で詳しく説明する。
また、制御部42は、負荷減少ボタンを表示部43に表示する。負荷減少ボタンは、負荷装置31が実施者Uに提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受けるボタンである。負荷減少ボタンをクールダウンボタンともいう。負荷の減少は、例えば、実施者Uに10Wの負荷を2分間提供することを含む。
制御部42は、負荷減少ボタンが管理者Vによって操作された場合に、負荷を減少させる対象である負荷装置31を示す対象情報をサーバ10に送信する。
負荷減少ボタンは、すべての実施者Uに提供する負荷を減少させる負荷減少ボタン(後述する全員クールダウンボタン)と、特定の実施者Uに提供する負荷を減少させる負荷減少ボタン(後述する特定クールダウンボタン)とを含む。
全員クールダウンボタンは、管理者Vが緊急に遠隔心臓リハビリテーションを中止しなければならない状態に陥った場合に操作されることが想定される。全員クールダウンボタンが操作された場合における、負荷を減少させる対象である負荷装置31は、支援システム1に含まれるすべての負荷装置31である。言い換えれば、全員クールダウンボタンは、複数の端末20のすべてに接続された負荷装置31が提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受けるボタンである。
特定クールダウンボタンは、複数の実施者Uのうちの特定(例えば1人)の実施者Uが安全でない状態に陥った場合に操作されることが想定される。特定クールダウンボタンが操作された場合における、負荷を減少させる対象である負荷装置31は、支援システム1に含まれる負荷装置31のうち、安全でない状態に陥った実施者Uに負荷を提供する負荷装置31を除く負荷装置31(特定の負荷装置ともいう)である。言い換えれば、負荷減少ボタンは、複数の端末20のうちの特定の負荷装置が提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受けるボタンである。
表示部43は、画像を表示する機能部である。表示部43は、例えば、液晶ディスプレイである。表示部43は、タッチパネルディスプレイのディスプレイ部分であってもよい。
操作部44は、管理者Vによる操作を受ける機能部である。操作部44は、例えば、キーボードまたはマウスなどである。なお、操作部44は、表示部43がタッチパネルディスプレイである場合、表示画面に重畳して設けられるタッチパネルであり、言い換えれば、タッチパネルディスプレイのタッチパネル部分であってもよい。
カメラ45は、管理者Vを撮影する撮像装置である。カメラ45は、管理者Vが映っている動画を取得して制御部42に提供する機能を有する。カメラ45が取得する動画は、例えば、10~30fps程度のフレームレートを有する。カメラ45が取得する動画は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して端末20に表示されて実施者Uに視認される。
マイク46は、管理装置40の周囲の音を収音する収音装置であり、とくに、管理者Vが発する音声を収音する。管理者Vが発する音声は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、サーバ10を介して実施者Uに伝えられる。
スピーカ47は、音を出力する機能部である。スピーカ47は、ビデオ通話に利用され、言い換えれば、端末20によって収音された実施者Uの音声を出力する。
図3は、本実施の形態に係る端末20が表示する画像の一例を示す説明図である。図3に示される画像は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施しているときに端末20が表示する画像の一例であり、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uに視認されることが想定される。
図3に示されるように、端末20(つまり表示部23)が表示する画像は、コマ送り画像51と、心拍数52と、血圧値53と、回転速度54と、呼吸に関するボルグ指数55と、運動に関するボルグ指数56と、ビデオ通話ボタン57とを含む。
コマ送り画像51は、実施者Uを撮影したコマ送り画像であり、カメラ25による撮影によって取得されたコマ送り画像である。
心拍数52は、実施者Uの現時点の心拍数[bpm(beats per minute)]を示す数値である。
血圧値53は、実施者Uの現時点の血圧(つまり、収縮期血圧および拡張期血圧)[mmHg]を示す数値である。
回転速度54は、実施者Uに負荷を提供している負荷装置31であるエルゴメータのペダルの回転速度[rpm(rotations per minute)]を示す数値である。
呼吸に関するボルグ指数55は、実施者Uの主観による決められる呼吸のきつさを示す数値である。ボルグ指数は、一般に大きな数値ほど、実施者Uがきついと感じていることを示す指標であり、例えば、ボルグ指数の11が「楽である」を示し、ボルグ指数の13が「ややきつい」を示し、ボルグ指数の15が「きつい」を示す。
ボルグ指数55の左右には、ボルグ指数を減少させるボタン55Aと、ボルグ指数を上昇させるボタン55Bとが表示されている。ボタン55Aおよび55Bは、実施者U自身が感じる呼吸のきつさを示す値がボルグ指数55に設定されるように、実施者Uにより操作される。
運動に関するボルグ指数56は、実施者Uの主観による決められる運動のきつさを示す数値である。ボルグ指数については、上記の呼吸に関するボルグ指数55における説明と同様である。また、ボルグ指数56の左右に表示されるボタン56Aおよび56Bは、上記のボルグ指数55についてのボタン55Aおよび55Bと同様である。
ビデオ通話ボタン57は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を開始する場合に操作されるボタンである。ビデオ通話ボタン57は、当該端末20を使用する実施者Uに紐づけられたアラート情報がサーバ10から管理装置40に送信された場合、サーバ10または管理装置40による制御の下で、表示態様が変更されてもよい。この場合、端末20は、ビデオ通話ボタン57の表示態様を変更する指示情報をサーバ10または管理装置40から受信し、受信した指示情報に従ってビデオ通話ボタン57の表示態様を変更する。表示態様の変更は、例えば、ビデオ通話ボタン57の色または大きさの変更を含み得る。
図4は、本実施の形態に係る管理装置40(つまり表示部43)が表示する画像の第一例を示す説明図である。図4に示される画像は、複数の実施者Uについて実施者Uごとの状態情報を一覧形式で表示した画像である。ここでは、4人の実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施しているときの画像を例として説明する。図4に示される画像は、管理者Vに視認されることが想定される。
図4に示されるように、管理装置40が表示する画像は、クールダウンボタン60と、状態情報を示す画像61、62、63および64とを含む。
クールダウンボタン60は、実施者U全員を対象として、負荷装置31が提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受ける負荷減少ボタンである。クールダウンボタン60は、複数の端末20のそれぞれに接続された負荷装置31が提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受けるボタンである。クールダウンボタン60は、全員クールダウンボタンに相当する。
画像61、62、63および64は、それぞれ、1人の実施者Uの状態情報を示す画像である。状態情報を示す画像の内容については、後で図5を参照しながら詳しく説明する。
なお、画像61、62、63および64のうち、画像64については、背景色が他の画像(画像61、62および63)と異なっており、これがアラート情報の表示態様の一例である。アラート情報の表示態様の他の例として、画像の枠線の色、太さまたは線種を変更するなどの方法があり得る。
なお、管理装置40は、アラート情報の表示とともに、または、アラート情報の表示に代えて、アラート情報を音としてスピーカ47により出力してもよい。その場合、スピーカ47は、「Aさんに異変があるようです」というように、実施者Uと紐づけて、実施者Uにアラート情報を音として出力する。
図5は、本実施の形態に係る管理装置40が表示する画像の第二例を示す説明図である。図5に示される画像は、図4に示される画像のうちの、1人の実施者Uについての状態情報を示す画像61である。
図5に示されるように、画像61は、プログレスバー71と、コマ送り画像72と、心拍数73と、心電図波形74と、時間情報75と、回転速度76と、呼吸に関するボルグ指数77と、運動に関するボルグ指数78と、負荷量79と、ビデオ通話ボタン80とを含む。
プログレスバー71は、遠隔心臓リハビリテーションの進捗を示す図形である。プログレスバー71は、遠隔心臓リハビリテーションに含まれる複数の工程(問診1、ビデオ通話1、レジスタンス運動、問診2、ビデオ通話2、バイク運動、問診3、および、ビデオ通話3)に対応する複数の図形を含む。複数の図形は、対応する複数の工程の実施順に対応して配列されている。図5では、複数の図形は、対応する複数の工程の実施順に対応して左から右へ配列されている。なお、複数の図形が配列される方向は、どの方向であってもよい。
プログレスバー71は、実施者Uが実施する遠隔心臓リハビリテーションの実施の1回のうちでの進捗を示している。具体的には、プログレスバー71に含まれる複数の図形のうち、実施者Uが実施している工程に対応する図形の表示態様が、他の図形の表示態様と異なるように制御されている。図5では、「バイク」の工程に対応する図形の表示態様としての当該図形の内部の色が、他の図形の内部の色と異なるように制御されている。なお、表示態様は、図形の内部の色のほか、図形の内部の模様、図形の大きさもしくは色、または、文字の大きさ、色もしくはフォントなどであってもよい。
なお、プログレスバー71に含まれる複数の図形の形状は、図5に示される矢羽形状に限定されず、矩形などの多角形または円形など、任意の形状であってよい。
コマ送り画像72は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの外観を示すコマ送り画像であり、端末20のカメラ25によって撮影されたものである。
心拍数73は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの心拍数を示す情報であり、端末20のセンサ26に含まれる心電計によって撮影されたものである。
心電図波形74は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの心電図波形を示す情報であり、端末20のセンサ26に含まれる心電計によって撮影されたものである。
時間情報75は、遠隔心臓リハビリテーションにおける当該工程に関する時間を示す情報であり、当該工程の開始時刻から現時点までの時間(経過時間)、または、現時点から当該工程の終了時刻までの時間(残時間)を含む。
回転速度76は、遠隔心臓リハビリテーションに含まれる「バイク」工程における負荷装置31であるエルゴメータのペダルの回転速度を示す情報であり、端末20の制御部22によって取得されたものである。
呼吸に関するボルグ指数77は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの主観による呼吸のきつさを示す数値であり、実施者Uが端末20に設定したものである。
運動に関するボルグ指数78は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの主観による運動のきつさを示す数値であり、実施者Uが端末20に設定したものである。
負荷量79は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uに提供されている負荷の量を示す情報である。
ビデオ通話ボタン80は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uと管理者Vとのビデオ通話を開始する場合に操作されるボタンである。
図6は、本実施の形態に係る管理装置40が表示する画像の第三例を示す説明図である。図6に示される画像は、1人の実施者Uと管理者Vとのビデオ通話において、管理装置40が表示する画像の一例であり、管理者Vに視認されることが想定される。
図6に示されるように、管理装置40が表示する画像は、動画像83と、クールダウンボタン84とを含む。
動画像83は、実施者Uの動画像である。動画像83は、遠隔心臓リハビリテーションを実施している実施者Uの外観を示す動画像であり、端末20のカメラ25によって撮影されたものである。
クールダウンボタン84は、ビデオ通話の通話相手である実施者Uを除く実施者U全員を対象として、負荷装置が提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受けるボタンである。言い換えれば、クールダウンボタン84は、複数の端末20のうちの特定の端末が接続された特定の負荷装置が提供する負荷を減少させる指示を管理者Vから受けるボタンである。クールダウンボタン84は、特定クールダウンボタンに相当する。
以上のように構成された支援システム1の処理を以降で説明する。
ここでは例として、実施者Uとして2人の実施者AおよびBが遠隔心臓リハビリテーションを実施しているとする。実施者Aが使用する端末20を端末20Aといい、実施者Bが使用する端末20を端末20Bという。
図7は、本実施の形態に係る支援システム1の処理を示す第一のシーケンス図である。図7に示される処理は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施している最中に、管理装置40が実施者Uのコマ送り画像と状態情報とを表示するときの支援システム1の処理を示している。
ステップS101において、端末20Aは、カメラ25を用いて実施者Aのコマ送り画像を取得し、取得したコマ送り画像をサーバ10に送信する。送信されるコマ送り画像は、実施者Aを撮影した静止画を少なくとも1枚含む。また、端末20Aは、センサ26を用いて実施者Aの状態情報を取得し、取得した状態情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、端末20Aが送信した実施者Aのコマ送り画像と状態情報とを受信する。
ステップS102において、端末20Bは、ステップS101と同様に、実施者Bのコマ送り画像を取得してサーバ10に送信し、また、実施者Bの状態情報を取得してサーバ10に送信する。サーバ10は、端末20Bが送信した実施者Bのコマ送り画像と状態情報とを受信する。
ステップS103において、ステップS101およびS102でサーバ10が受信した、実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを、管理装置40に送信する。このとき、サーバ10は、例えば、実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを、一覧形式(図4参照)で示すように加工して管理装置40に送信する。管理装置40は、サーバ10が送信した実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを受信する。
ステップS104において、管理装置40は、ステップS103で受信した実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを表示する(図4参照)。ステップS104が実行される前にすでに実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを管理装置40が表示している場合には、その表示を更新することで、ステップS103で受信した実施者AおよびBのコマ送り画像と状態情報とを表示する。
なお、図7に示される処理は、実施者Uが遠隔心臓リハビリテーションを実施している最中に繰り返し実行される。
また、ステップS101およびステップS102は、どちらが先になされてもよい。また、ステップS101およびステップS102の一方が実行されなくてもよい。一方が実行されない場合、ステップS104では、実行されなかった処理に対応するコマ送り画像と状態情報との更新がなされない。
図8は、本実施の形態に係る支援システム1の処理を示す第二のシーケンス図である。
図8は、遠隔心臓リハビリテーションが実施されている最中において、管理者Vにより負荷減少ボタンが操作されたことに基づいて負荷装置31の負荷が制御されるときの支援システム1の処理を示している。
ステップS201において、管理装置40は、クールダウンボタンを表示する。クールダウンボタンは、全員クールダウンボタンである場合と、特定クールダウンボタンである場合とがある。
ステップS202において、管理装置40は、クールダウンボタンが操作されるまで待ち、クールダウンボタンの操作を受け付ける。
ステップS203において、管理装置40は、ステップS202で操作を受け付けたことに基づいて、対象情報をサーバ10に送信する。対象情報は、ステップS201で表示したクールダウンボタンが全員クールダウンボタンである場合には、すべての負荷装置31を対象とすることを示す情報を含み、ステップS201で表示したクールダウンボタンが特定クールダウンボタンである場合には、特定の負荷装置31を対象とすることを示す情報を含む。サーバ10は、対象情報を受信する。
ステップS204において、サーバ10は、ステップS203で受信した対象情報に示される対象の負荷装置31に接続される端末20である対象端末を特定する。
ステップS205において、サーバ10は、ステップS204で特定した対象端末に制御情報を送信する。図8では、対象が端末20Aと20Bとである場合を図示している。この場合、サーバ10は、端末20Aと20Bとに制御情報を送信する。端末20Aおよび20Bは、それぞれ、送信された制御情報を受信する。
ステップS206において、端末20Aは、ステップS205で受信した制御情報に従って、端末20Aに接続された負荷装置31に対して負荷を減少させる制御をする。
ステップS207において、端末20Bは、ステップS205で受信した制御情報に従って、端末20Bに接続された負荷装置31に対して負荷を減少させる制御をする。
なお、ステップS205において対象が端末20Aだけである場合には、サーバ10は、端末20Aだけに制御情報を送信する。この場合、制御情報を受信した端末20Aは、送信された制御情報を受信して、端末20Aに接続された負荷装置31に対して負荷を減少させる制御をする。
図8に示される一連の処理により、支援システム1は、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
以上のように、本実施の形態の支援システムは、複数の実施者が映っている画像と、実施者の状態情報とを管理装置に送信して管理者に視認させるので、管理者が遠隔心臓リハビリテーションの実施の管理を行うことに寄与し得る。ここで、複数の実施者それぞれが映っているコマ送り画像、および、複数の実施者それぞれの状態情報を監視者に視認させるので、監視者は、複数の実施者の様子を並行して確認することができる。また、監視者に視認させる画像が、実施者が映っているコマ送り画像であり、言い換えれば動画ではないので、端末、サーバおよび管理装置の通信の通信量を削減し、また、端末、サーバおよび管理装置の処理負荷を低減できる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、負荷装置が実施者に提供する負荷を制御する指示を、監視者による操作により受けることができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、実施者に提供する負荷を容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、負荷装置が実施者に提供する負荷を制御する指示を受けた場合に、対象情報および制御情報を用いて、提供する負荷の制御対象である負荷装置の制御を行うことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、実施者に提供する負荷をより容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、対象情報および制御情報を用いて、すべての負荷装置が提供する負荷を減少させる制御を行うことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、すべての実施者に提供する負荷をより容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、対象情報および制御情報を用いて、特定の負荷装置が提供する負荷を減少させる制御を行うことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、特定の実施者に提供する負荷をより容易に制御することで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、適正な状態でない実施者に紐づけたアラート情報を管理装置に表示し、または、音として出力するので、適正な状態でない実施者を容易に管理者に認識させることができる。管理者が複数の実施者の様子を並行して確認しているときには、そのうちの特定の実施者の様子の異変に気付かないことが想定され得るが、上記アラート情報の表示または音出力によって、管理者が上記異変に容易に気付かせることができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適正な状態でない実施者を管理者に容易に認識させることで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、実施者の血圧、心拍数、負荷量、血中酸素飽和度、呼吸数、もしくは、身体の部位の加速度、または、顔認識処理の成否を用いて、より容易に、実施者の状態が適正であるか否かを判定する。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適正な状態でない実施者をより容易に判定して管理者に認識させることで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、実施者の身体の部位の加速度、および、顔認識処理の成否を用いて、より高い確度で、実施者の状態が適正であるか否かを判定する。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適正な状態でない実施者をより容易に判定して管理者に認識させることで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、端末に表示されているビデオ通話ボタンの表示態様を変更させることで、実施者にビデオ通話ボタンに気付かせ、実施者にビデオ通話を開始させることを促すことができる。よって、支援システムは、通信量を抑制しながら、適切なタイミングでビデオ通話を促すことで、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
また、支援システムは、コマ送り画像として1/3fps以上1fps以下のフレームレート(つまり、1秒に1枚から、3秒に1枚までの範囲のフレームレート)を有する画像を用いて、より容易に、通信量を抑制しながら遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援することができる。
以上、本発明の1つまたは複数の態様に係る支援システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援する支援システムとして利用できる。
1 支援システム
10 サーバ
11、21、41 通信部
12、22、42 制御部
12A 判定部
13 中継部
20、20A、20B 端末
23、43 表示部
24、44 操作部
25、45 カメラ
26 センサ
27、47 スピーカ
30 住居
31 負荷装置
40 管理装置
46 マイク
51、72 コマ送り画像
52、73 心拍数
53 血圧値
54、76 回転速度
55、56、77、78 ボルグ指数
55A、55B、56A、56B ボタン
57、80 ビデオ通話ボタン
60、84 クールダウンボタン
61、62、63、64 画像
71 プログレスバー
74 心電図波形
75 時間情報
79 負荷量
83 動画像
N ネットワーク
U 実施者
V 管理者

Claims (14)

  1. 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムであって、
    それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
    前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、
    前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、
    前記複数の端末それぞれは、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記複数の端末から受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記サーバから受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを表示画面に表示する
    支援システム。
  2. 前記複数の端末それぞれは、当該端末を使用する前記実施者に負荷を提供する負荷装置に接続されており、前記負荷を制御する機能を有し、
    前記管理装置は、さらに、
    前記負荷装置が前記実施者に提供する前記負荷を減少させる指示を前記管理者から受ける負荷減少ボタンを前記表示画面に表示する
    請求項1に記載の支援システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記負荷減少ボタンの操作がなされた場合に、前記負荷を減少させる対象である前記負荷装置を示す対象情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、
    前記対象情報を受信した場合に、前記対象情報に示される前記負荷装置に接続されている端末に、前記負荷を減少させる制御情報を送信し、
    前記複数の端末のうち前記制御情報を受信した端末は、当該端末に接続された前記負荷装置が前記実施者に提供する前記負荷を減少させる制御をする
    請求項2に記載の支援システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記負荷減少ボタンとして、前記複数の端末のすべてに接続された前記負荷装置が提供する前記負荷を減少させる指示を前記管理者から受けるボタンを前記表示画面に表示する
    請求項2または3に記載の支援システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記負荷減少ボタンとして、前記複数の端末のうちの特定の端末が接続された特定の前記負荷装置が提供する前記負荷を減少させる指示を前記管理者から受けるボタンを前記表示画面に表示する
    請求項2または3に記載の支援システム。
  6. 前記サーバは、
    前記複数の端末から受信した前記状態情報が、前記実施者の状態が適正であることを示す条件を満たしているか否かを判定し、
    前記状態情報が前記条件を満たしていないと判定した場合に、前記条件を満たしていない前記状態情報に対応する前記実施者に紐づけたアラート情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記サーバから受信した前記アラート情報を前記表示画面にさらに表示し、または、前記アラート情報を音として出力する
    請求項1~5のいずれか1項に記載の支援システム。
  7. 前記サーバは、
    前記実施者の状態が適正であることを示す条件として、前記実施者の血圧、心拍数、負荷量、血中酸素飽和度、呼吸数もしくは身体の部位の加速度が適正範囲から逸脱しているという条件、または、前記実施者を撮影した画像に対する顔認識処理が失敗しているという条件を用いて、前記判定をする
    請求項6に記載の支援システム。
  8. 前記サーバは、
    前記実施者の状態が適正であることを示す条件として、前記実施者の身体の部位の加速度が適正範囲から逸脱しているという条件、および、前記実施者を撮影した画像に対する顔認識処理が失敗しているという条件を用いて、前記判定をする
    請求項6に記載の支援システム。
  9. 前記複数の端末のそれぞれは、当該端末を使用する前記実施者が前記管理者とのビデオ通話を開始する指示を受けるビデオ通話ボタンを表示画面に表示しており、
    前記複数の端末のうちの前記アラート情報に紐づけられた前記実施者が使用する前記端末は、表示している前記ビデオ通話ボタンの表示態様を変更する
    請求項6に記載の支援システム。
  10. 前記コマ送り画像のフレームレートは、1/3fps以上1fps以下である
    請求項1~9のいずれか1項に記載の支援システム。
  11. 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備えるサーバであって、
    前記支援システムは、
    それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
    前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、
    前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されている前記サーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記複数の端末それぞれから、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを受信し、
    受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを前記管理装置に送信する
    サーバ。
  12. 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える端末であって、
    前記支援システムは、
    それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末であって、前記端末を含む複数の端末と、
    前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、
    前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、
    前記端末は、
    当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバに送信する
    端末。
  13. 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが備える管理装置であって、
    前記支援システムは、
    それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
    前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される前記管理装置と、
    前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、
    前記管理装置は、
    前記端末により取得された、前記端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバから受信し、
    受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを表示画面に表示する
    管理装置。
  14. 遠隔心臓リハビリテーションの支援システムが実行する支援方法であって、
    前記支援システムは、
    それぞれが前記遠隔心臓リハビリテーションを実施する実施者により使用される複数の端末と、
    前記遠隔心臓リハビリテーションを管理する管理者により使用される管理装置と、
    前記複数の端末と前記管理装置とのそれぞれと通信可能に接続されているサーバとを備え、
    前記支援方法では、
    前記複数の端末それぞれが、当該端末を使用する前記実施者が映っているコマ送り画像と、当該端末を使用する前記実施者の状態を示す状態情報とを前記サーバに送信し、
    前記サーバが、前記複数の端末から受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを前記管理装置に送信し、
    前記管理装置が、前記サーバから受信した前記コマ送り画像と前記状態情報とを表示画面に表示する
    支援方法。
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