JP2023094823A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023094823A
JP2023094823A JP2021210346A JP2021210346A JP2023094823A JP 2023094823 A JP2023094823 A JP 2023094823A JP 2021210346 A JP2021210346 A JP 2021210346A JP 2021210346 A JP2021210346 A JP 2021210346A JP 2023094823 A JP2023094823 A JP 2023094823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
circuit breaker
wall
hot gas
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021210346A
Other languages
English (en)
Inventor
岳 浅沼
Takeshi Asanuma
祥太郎 中山
Shotaro Nakayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2021210346A priority Critical patent/JP2023094823A/ja
Publication of JP2023094823A publication Critical patent/JP2023094823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Breakers (AREA)

Abstract

【課題】収納される配電盤などの装置の小型化が可能であり、しかも作業性に優れる回路遮断器を提供する。【解決手段】回路遮断器10は、電源側端子12に接続される固定子24と、負荷側端子14に接続されて固定子24に対して接離する可動子26と電流遮断時に固定子24と可動子26との間に発生するアークAを消弧するための複数のグリッド52と、グリッド52が収納されている消弧室30と、消弧室30に形成されてアークAから発生するホットガスGを排出する排気口50と、消弧室30内でホットガスGが触れる箇所に設けられた電圧誘導体62とを有する。電圧誘導体62は抵抗器64を介して負荷側端子14と接続されている。電圧誘導体62は、消弧室30における固定子24の固定接点24aと対向する側の第1壁44に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、端子間で回路を接続および遮断する回路遮断器に関する。
回路遮断器において、電流遮断時のアークから発生するホットガスは電極材料や消弧用の金属グリッドの溶発ガスを含むため、導電性のガスとなっている。回路遮断器では、消弧室の内圧上昇を抑制するため排気口を通して導電性のホットガスを外部に排気する。
回路遮断器は配電盤の内部に配置されることがある。回路遮断器から排気された導電性を有するホットガスは、配電盤の金属筐体に接触すると地絡・短絡事故に発展する懸念がある。ホットガスの温度を十分に冷やすとともに十分に拡散させるように、排気口と配電盤筐体との間に広いアークスペースを確保する必要があり、装置の小型化が阻害されることになる。
このため、特許文献1に記載の回路遮断器では、排気口の外側に樹脂材料で構成したラビリンス構造物を配置し、ホットガスをこの構造物の内部で温度および導電率を低下させてから外部空間に排出している。
特開2017-103005号公報
ところで、回路遮断器ではその構成上、ホットガスの排出口は端子の近傍に設けられることが多い。そのため、特許文献1に記載されているラビリンス構造物についても端子の近傍に配置されることになり、端子に対する電線の着脱作業が行いにくくなる。したがって、ラビリンス構造物は電線の接続作業後に装着することが好ましいが、それだけ作業工程が増えることになる。また、回路遮断器が三相である場合にはラビリンス構造物についても3つ装着する必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、収納される配電盤などの装置の小型化が可能であり、しかも作業性に優れる回路遮断器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる回路遮断器は、一方および他方の端子間で回路を接続および遮断する回路遮断器であって、一方の端子に接続される固定子と、他方の端子に接続されて前記固定子に対して接離する可動子と、電流遮断時に前記固定子と前記可動子との間に発生するアークを消弧するための複数のグリッドと、前記グリッドが収納されている消弧室と、前記消弧室に形成されて前記アークから発生するホットガスを排出する排気口と、前記消弧室内で前記ホットガスが触れる箇所に設けられ、導体または抵抗体で構成されている電圧誘導体と、を有し、前記電圧誘導体は前記他方の端子と電気的に接続されていることを特徴とする。このような回路遮断器は、収納される配電盤などの装置の小型化が可能であり、しかも作業性に優れる。
前記電圧誘導体は、前記消弧室における前記固定子の固定接点と対向する側の第1壁に設けられていてもよい。これにより、ホットガスが一層電圧誘導体に触れやすくなる。
前記消弧室は、前記アークが伸長する際に移動する側に設けられた第2壁を有し、前記排気口は、前記第2壁における前記第1壁との隅部の近傍に設けられ、複数の前記グリッドの端部と前記第2壁との隙間において、前記第1壁の側へ向かって前記ホットガスを前記排気口から離間させるように傾斜した案内面が設けられていてもよい。これにより、ホットガスが電圧誘導体に導かれやすくなる。
前記電圧誘導体は、少なくとも前記第1壁における前記案内面の延長面と交差する箇所に設けられていてもよい。これにより、ホットガスが一層確実に電圧誘導体に触れるようになる。
前記電圧誘導体は抵抗器を介して前記他方の端子と接続されていてもよい。これにより、アークが電圧誘導体に転流されにくくなる。
本発明にかかる回路遮断器では、電圧誘導体は負荷側端子と接続されていることから、電圧誘導体に触れたホットガスは負荷側端子と同じか、またはそれに近い電圧まで電位が低下する。電位が低下したホットガスは排気口から排出された後に配電盤などに触れても地絡が発生する懸念がなく、アークスペースを抑制することができ、装置の小型化を図ることができる。また、このような作用は基本的に回路遮断器の内部で行われるため、排気口に対して外付けの付加要素が不要であり、電線端子の着脱の作業性が優れる。
図1は、本発明の実施形態にかかる回路遮断器の斜視図である。 図2は、回路遮断器の模式断面図である。 図3は、回路遮断器の一部拡大模式断面図である。 図4は、アークが発生した状況における回路遮断器および配電盤の断面側面図である。
以下に、本発明にかかる回路遮断器の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる回路遮断器10の斜視図である。回路遮断器10は、配線用遮断器および漏電遮断器などであり電源と負荷との間に設けられ、回路に大電流が流れることを検知して自動的に遮断する。回路遮断器10は電源側端子(一方の端子)12と負荷側端子(他方の端子)14との間を接続および遮断する。回路遮断器10は三相交流用であるが、二相用であってもよいし直流用であってもよい。
この場合の回路遮断器10は三相交流用であることから、電源側端子12は3つ設けられている。各電源側端子12は両側を壁15で仕切られた電線接続スペース16の内部に設けられている。電線接続スペース16は、電線の延在方向、および接続のためのネジを差し入れる方向の2方向が開口している。負荷側端子14は電源側端子12とは逆側にあり、電源側端子12とほぼ同様の構成となっている。以下の説明では方向識別のために、電源側端子12が設けられている側を電源側とも呼び、負荷側端子14が設けられている側を負荷側とも呼ぶ。また、上下方向については各図の矢印に示すように識別する。これらの呼称は、説明の便宜上のものであり、回路遮断器10の取付向きは制限されない。
図2は、回路遮断器10の模式断面図である。図2では三相のうちの一相について示しているが各相とも同構成である。回路遮断器10は本体22内に、固定接点24aを備えた固定子24と、固定子24に対して相対的に動作を行い固定接点24aに対して可動接点26aを接離させる可動子26とを備えている。
固定子24は電源側端子12から延在している電源側プレート28の一部である。電源側端子12は電源側プレートの一端部である。可動子26は、軸26bを中心として回動するアーム状の部材である。可動接点26aは可動子26における先端で、固定接点24aと対面する側に設けられている。可動接点26aは、可動子26の回動により消弧室30の内部で昇降して固定接点24aに対して接離する。つまり、回路遮断器10は可動子26が倒れこんだときに固定接点24aと可動接点26aとが接触して閉極し、起き上がったときに固定接点24aと可動接点26aとが離間して開極し電流遮断を行う。可動子26の姿勢は、例えば閉極時に図2における略水平となり、開極時に図2における略30度となる。
可動子26の軸26bは金属材の軸座32に軸支されている。軸座32には金属材の小さい中継ブラケット34が接続されている。負荷側端子14は負荷側プレート36の一端部である。中継ブラケット34は負荷側プレート36によって負荷側端子14とつながっている。つまり、可動子26は負荷側端子14に対して、軸座32、中継ブラケット34および負荷側プレート36を介して電気的に接続されている。図2における符号38は操作ハンドルであり、符号40は開閉機構であり、符号42は引き外し装置である。
図3は、回路遮断器10の一部拡大模式断面図である。消弧室30内の下方には、固定接点24aが上方を指向して設けられている。可動接点26aは消弧室30内における負荷側で昇降するようになっている。
消弧室30における上側(固定接点24aと対向する側)の壁を第1壁44とする。この場合、第1壁44は、回路遮断器10における筐体の上壁を形成している。後述するように電流遮断時には固定接点24aと可動接点26aとの間にはアークAが発生しうる。発生したアークAは磁束の作用により電源側に向かって伸長しながら移動する。消弧室30においてアークAが移動していく側の壁を第2壁46とする。この場合、第2壁46は消弧室30と電線接続スペース16(図1参照)との仕切壁となっている。第2壁46における上方で第1壁44との隅部48の近傍には排気口50が設けられている。排気口50は消弧室30と外部の電線接続スペース16とを連通している。第1壁44における電源側端部は隅部48へ向かう傾斜面44aとなっている。
消弧室30には、アークAを消弧するための多数のグリッド52が収納されている。各グリッド52は、消弧室30内側壁を構成する一対の側板54に固定されている。複数のグリッド52は上端と下端のものを除き板形状となっており、上下方向に狭い間隔でほぼ平行に配置されている。複数のグリッド52は、消弧室30のほぼ全域にわたって設けられている。グリッド52は、例えば磁性体である。
これらのグリッド52は開路状態における可動子26とほぼ同じ傾斜に設定されている。これらのグリッド52の電源側の端部は、下方に配置されているのものから上方に配置されているものにしたがって、次第に第2壁46から離間するように設定されている。つまり、第2壁46と複数のグリッド52の端部との間には、上方に向かって広がる鋭角状の隙間56が存在する。
複数のグリッド52のうち上端のもの(上端グリッド52aと呼ぶ)は、端部52aaが他のものよりやや負荷側に寄っている。上端グリッド52aの負荷側端部はやや上方に向かうように屈曲部52abを形成している。屈曲部52abは、可動子26との干渉を避けるとともに、アークAが当たりやすくなっている。
隙間56には傾斜板60が設けられている。傾斜板60は下端が第2壁46に固定され、上方に向かって負荷側に寄るように緩やかに傾斜している。傾斜板60は上端グリッド52a以外のグリッド52における電源側端部とほぼ一定間隔となっている。傾斜板60の上端部は排気口50よりやや低い位置にある。傾斜板60は第2壁46および側板54に固定されていて安定している。傾斜板60と第2壁46との間は中実構成であってもよい。つまり、傾斜板60は負荷側の傾斜面である案内面60aが形成される構成になっていればよい。
図2、図3に示すように、回路遮断器10では、消弧室30における第1壁44の壁面から中継ブラケット34にわたって電圧誘導体62が設けられている。回路遮断器10は三相用であり、電圧誘導体62は基本的に各相に設けられる。電圧誘導体62は、例えば金属板を経路に沿うように曲げ加工したものであり回路遮断器10内で安定している。電圧誘導体62は、中継ブラケット34に至る一部を可撓性ワイヤで構成してもよい。可撓性ワイヤによれば組み立て工程における配策が容易となる。電圧誘導体62は、中継ブラケット34以外にも軸座32または負荷側プレート36と接続されていればよい。換言すれば、電圧誘導体62は負荷側端子14と電気的に接続されていればよい。電圧誘導体62は可動子26と接続しても負荷側端子14と電気的に接続されるが、固定されて動くことのない軸座32、中継ブラケット34または負荷側プレート36と接続することが好ましい。
電圧誘導体62は、抵抗器64を介して中継ブラケット34と接続されている。概念的には抵抗器64は電圧誘導体62の一部とみなすこともできる。抵抗器64は電圧誘導体62の途中に設けられていればよい。図2においては抵抗器64の一端が中継ブラケット34と接続されている例を示す。
次に、回路遮断器10の作用について説明する。図4は、アークAが発生した状況における回路遮断器10および配電盤66の断面側面図である。
図4に示すように、回路遮断器10は金属筐体を有する配電盤66の内部に設けられることがある。回路遮断器10では、電流遮断動作時に固定子24と可動子26との間にアークAが発生しうる。アークAは磁束によりグリッド52の切欠きの奥のほうへ駆動され、該グリッド52によって分断および冷却されてアーク抵抗が大きくなる。これにより、電源電圧がアーク電圧を維持できなくなりアークAは消弧する。
アークAが引き延ばされてグリッド52によって消弧される過程ではホットガスGが発生する。図4では、概念的にホットガスGの範囲をドット地で示している。消弧室30内はアークAによるガス過熱によって圧力が上昇しており、消弧室30内で発生したホットガスGはガス流を形成して排気口50から外部に排出される。ホットガスGは金属性蒸気を含んでいることから導電性を有している。
ところで、従来技術にかかる回路遮断器において発生するホットガスGは、固定子24および可動子26までの距離に応じた電位となる。この電位は、例えば電源側電位と負荷側電位との中間程度であり十分に高電位となりうる。高電位のホットガスGは排気口50から排出された後に配電盤66の筐体と接触すると地絡が発生する懸念がある。そのため、回路遮断器と筐体との間にアークスペースを確保する必要があり、装置の小型化が阻害されていた。
これに対して本実施の形態にかかる回路遮断器10においては、消弧室30内の第1壁44に電圧誘導体62が設けられていることから、ホットガスGは電圧誘導体62に触れる。電圧誘導体62は導体や抵抗体で構成されていることから電圧を誘導する作用があり、該電圧誘導体62に触れたホットガスGは電位が低下する。電圧誘導体62は負荷側端子14と接続されていることから、ホットガスGは負荷側端子14と同じか、またはそれに近い電圧まで電位が低下する。電位が低下したホットガスGは排気口50から排出された後に配電盤66に触れても地絡が発生する懸念がなく、アークスペースを抑制することができ、装置の小型化を図ることができる。
ホットガスGは基本的にアークAが流れるのと同じ箇所で発生すると考えられる。アークAは、少なくとも当初は固定接点24aと可動接点26aとの間で発生する。そして、電圧誘導体62はホットガスGの電位を負荷側端子14および可動接点26と同電位に近づける作用を有するものであるから、固定接点24aと対向する側の第1壁44に設けることで効果的に電圧の誘導が行われる。また、第1壁44は消弧室30内で固定子24から最も離れている壁であり、該第1壁44に設けた電圧誘導体62にアークAが転流してしまうことがない。さらに、第1壁44は、消弧室30内における他の壁と比較して、中継ブラケット34や軸座32に対してレイアウト的観点から電圧誘導体62の経路設定が容易である。
また、回路遮断器10では、発生するホットガスGは排気口50から排出される時点で電位が適度に低下していることから、特許文献1に記載のような構造物を排気口50に設ける必要はない。そのため、電線接続スペース16が広くなり電源側端子12が露呈され、電線端子の着脱の作業性が優れる。ただし、条件によっては回路遮断器10に特許文献1に記載のような構造物を設けてホットガスGの一層の電圧抑制を図ってもよい。
また、電圧誘導体62は基本的に金属板などの導体であるが、抵抗器64を介して負荷側端子14と接続されていることから、負荷側端子14から見て少なくとも可動子26よりも抵抗が大きく、固定子24と可動子26との間で発生しているアークAが固定子24と電圧誘導体62との間に転流してしまうことがない。抵抗器64は、ホットガスGの電位を低下させる際に流れると想定される電流と通電時間とに基づいて適切な容量を選択するとよい。
さらに、電圧誘導体62をカーボンやカーボンを含む樹脂板などの抵抗体で構成すると抵抗器64を省略しても同様の作用が得られる。さらにまた、電圧誘導体62と固定子24との距離、電圧誘導体62と固定子24との間のグリッド52の配置状態などから勘案しまたは実験などを行い、アークAが固定子24からホットガスGを介して電圧誘導体62に転流することがないと確認される場合には、電圧誘導体62が導体であっても抵抗器64を省略してもよい。
図3に示すように、ホットガスGは複数のグリッド52の間を通って電源側に移動し、やがて合流して排気口50から排出される。各グリッド52は電源側に向かって上向きの傾斜となっており、さらに排気口50は第2壁46の上端近傍に設けられていることから、ホットガスGは概ね隅部48へ向かうように斜め上方を指向する流れとなる。したがって、ホットガスGは第1壁44に設けられた電圧誘導体62に対して、特に隅部48の近傍で接触しやすくなっている。ホットガスGは主にグリッド52の間から流れ出てくることから、消弧室30内における電圧誘導体62は、横方向に関して少なくとも上端グリッド52aの端部52aaから隅部48に亘る範囲の第1壁44に設けられているとよい。これにより、電圧誘導体62にホットガスGが触れやすくなる。
上記のとおり、第2壁46と複数のグリッド52の端部との間には、上方に向かって広がる鋭角状の隙間56が存在しているが、該隙間56には傾斜板60が設けられているため、各グリッド52の隙間から流出したホットガスGは、案内面60aに沿って上方へ案内される。そのため、ホットガスGのうち消弧室30内における比較的下方で発生した分は、第2壁46に沿って鉛直に上昇するのではなく、上方へ向かって案内面60aに案内されて排気口50から離間するようにやや負荷側に案内される。
したがって、ホットガスGは排気口50から直接的に排出されるのではなく、第1壁44の近傍を迂回してから排気口50へ流れるようになり、電圧誘導体62に一層触れやすくなっている。換言すれば、案内面60aは第1壁44の側へ向かってホットガスGを排気口50から離間させるように傾斜して設定されており、これによりホットガスGは第1壁44の電圧誘導体62に触れやすくなっている。
また、電圧誘導体62は、第1壁44において、少なくとも案内面60aの仮想上の延長面60axと交差する箇所に設けられているとよい。これにより、案内面60aによって案内されたホットガスGが相当確実に電圧誘導体62に触れるようになる。
ただし、消弧室30の形状、排気口50の位置、グリッド52の配置など様々な影響によりホットガスGの流路は変わり得る。そのため、電圧誘導体62は上記の例に限らず、ホットガスGの流れに応じて該ホットガスGが触れる箇所に設けられていればよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 回路遮断器
12 電源側端子(一方の端子)
14 負荷側端子(他方の端子)
24 固定子
24a 固定接点
26 可動子
26a 可動接点
28 電源側プレート
30 消弧室
36 負荷側プレート
44 第1壁
46 第2壁
48 隅部
50 排気口
52 グリッド
52a 上端グリッド
52aa 端部
56 隙間
60 傾斜板
60a 案内面
60ax 延長面
62 電圧誘導体
64 抵抗器
66 配電盤
A アーク
G ホットガス

Claims (5)

  1. 一方および他方の端子間で回路を接続および遮断する回路遮断器であって、
    一方の端子に接続される固定子と、
    他方の端子に接続されて前記固定子に対して接離する可動子と、
    電流遮断時に前記固定子と前記可動子との間に発生するアークを消弧するための複数のグリッドと、
    前記グリッドが収納されている消弧室と、
    前記消弧室に形成されて前記アークから発生するホットガスを排出する排気口と、
    前記消弧室内で前記ホットガスが触れる箇所に設けられ、導体または抵抗体で構成されている電圧誘導体と、
    を有し、
    前記電圧誘導体は前記他方の端子と電気的に接続されている
    ことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記電圧誘導体は、前記消弧室における前記固定子の固定接点と対向する側の第1壁に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記消弧室は、前記アークが伸長する際に移動する側に設けられた第2壁を有し、
    前記排気口は、前記第2壁における前記第1壁との隅部の近傍に設けられ、
    複数の前記グリッドの端部と前記第2壁との隙間において、前記第1壁の側へ向かって前記ホットガスを前記排気口から離間させるように傾斜した案内面が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 前記電圧誘導体は、少なくとも前記第1壁における前記案内面の延長面と交差する箇所に設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の回路遮断器。
  5. 前記電圧誘導体は抵抗器を介して前記他方の端子と接続されている
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の回路遮断器。
JP2021210346A 2021-12-24 2021-12-24 回路遮断器 Pending JP2023094823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021210346A JP2023094823A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 回路遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021210346A JP2023094823A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 回路遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023094823A true JP2023094823A (ja) 2023-07-06

Family

ID=87002159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021210346A Pending JP2023094823A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 回路遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023094823A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100304150B1 (ko) 회로차단기의아아크소멸장치
EP2393095B1 (en) Mold cased circuit breaker
KR20060035194A (ko) 배선용 차단기의 소호장치
US8772665B2 (en) Circuit breaker with arc extinguishing mechanism
US20130153538A1 (en) Arc extinguishing apparatus for ring main unit
JP4466237B2 (ja) 回路遮断器
JP2009054389A (ja) 回路遮断器
JP2012138173A (ja) 回路遮断器
EP3667690A1 (en) Molded case circuit breaker
JP5116582B2 (ja) 漏電遮断器
KR20140079302A (ko) 개폐기
EP3618092B1 (en) Molded case circuit breaker
JP2023094823A (ja) 回路遮断器
KR20130120221A (ko) 진공 차단기의 가동 접촉자의 편심 방지 구조
JP6966002B2 (ja) 回路遮断器
US20210035762A1 (en) Device for door and phase segregation in molded case circuit breakers
KR100364825B1 (ko) 배선용차단기의 아크가스 배기장치
JP5279614B2 (ja) 回路遮断器
KR200428491Y1 (ko) 모터보호용 차단기의 트립아세이 고정장치
KR100475069B1 (ko) 회로차단기의 소호장치
CN115315768A (zh) 阻断构件及包括该阻断构件的布线用断路器
KR200454822Y1 (ko) 배선용차단기의 아크 차폐판 기구
JP5478756B2 (ja) 回路遮断器
KR20160003478U (ko) 배선용 차단기의 소호장치 및 그에 사용되는 라인 배리어
JP6198450B2 (ja) 開閉器