JP2023094787A - シナリオ管理システム、シナリオ管理方法、及びシナリオ管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオの利便性を向上させることが可能なシナリオ管理システム、シナリオ管理方法、及びシナリオ管理プログラムを提供する。【解決手段】シナリオ管理システムは、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理するシナリオ管理システムであって、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定処理部と、前記判定処理部の判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオ(RPAシナリオ)を管理するシナリオ管理システム、シナリオ管理方法、及びシナリオ管理プログラムに関する。
従来、RPA(Robotics Process Automation)と称するシナリオ生成ツールが知られている(例えば特許文献1参照)。前記シナリオ生成ツールを利用することにより簡便にシナリオ(RPAシナリオ)を生成することが可能となる。また、前記シナリオを実行することにより、例えば定型業務を容易に自動化することが可能となる。
特開2020-3905号公報
しかし、従来の技術では、ユーザーが操作画面において、前記シナリオを実行する際に当該シナリオが実行可能な状態であるかどうかを把握することができない。このため、特に前記シナリオが複数存在する場合には、前記シナリオごとの実行可否の状態を把握することができず利便性が悪い。
本発明の目的は、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオの利便性を向上させることが可能なシナリオ管理システム、シナリオ管理方法、及びシナリオ管理プログラムを提供することにある。
本発明の一の態様に係るシナリオ管理システムは、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理するシステムである。前記シナリオ管理システムは、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定処理部と、前記判定処理部の判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係るシナリオ管理方法は、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理する方法である。前記シナリオ管理方法では、一又は複数のプロセッサーが、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示ステップと、を実行する。
本発明の他の態様に係るシナリオ管理プログラムは、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理するプログラムである。前記シナリオ管理プログラムは、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオの利便性を向上させることが可能なシナリオ管理システム、シナリオ管理方法、及びシナリオ管理プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る作成者端末のシナリオ生成画面の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置に記憶されるシナリオ管理情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係るシナリオの実行条件を設定する条件設定画面の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置に表示される管理画面の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置において実行されるシナリオ管理処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置に表示される管理画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置に表示される管理画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置に表示される管理画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
本発明に係るシナリオ管理システムは、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオ(RPAシナリオ)を管理する。例えば、前記シナリオ管理システムでは、ユーザー端末(作成者端末)において、ユーザー(作成者)の操作に基づいて、表示部に複数の処理ステップを含むフローチャートを表示させながら前記シナリオを生成する。前記シナリオ管理システムは、RPA(Robotics Process Automation)などのシナリオ生成ツールを用いて前記シナリオを生成することが可能である。また、前記シナリオ管理システムでは、ユーザー端末(利用者端末)において、一又は複数の前記シナリオに関する情報(シナリオ管理情報)を表示させて、利用者(顧客)から前記シナリオの実行を指示するユーザー操作を受け付ける。また、前記シナリオ管理システムは、前記ユーザー操作に応じて前記シナリオを実行させる。以下、前記シナリオ管理システムの具単体構成を説明する。
本発明のシナリオ管理システムは、一つの装置により構成されてもよいし、複数の装置により構成されてもよい。例えば、本発明のシナリオ管理システムは、一つのシナリオ管理装置1により構成される。シナリオ管理装置1は、例えば、利用者が使用するパーソナルコンピュータ(利用者端末)である。
図1は、本発明の実施形態に係るシナリオ管理装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。シナリオ管理装置1は、例えば、前記シナリオを生成する作成者端末(不図示)から当該シナリオを取得する。
前記作成者端末は、作成者により操作される情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータである。
前記作成者端末は、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを生成する。前記作成者端末は、表示部に表示されるシナリオ生成画面D1において作成者が作成するフローチャートに基づいて前記シナリオを生成する。例えば、前記作成者端末は、記憶部に記憶された制御プログラムに応じたアプリケーション(シナリオ生成プログラム)を起動させることによりシナリオ生成画面D1を表示部に表示させる。
図2は、前記作成者端末に表示されるシナリオ生成画面D1の一例を示す図である。シナリオ生成画面D1の表示領域21には、フローチャートを作成するための処理ステップに対応する複数のノードが表示されている。例えば作成者は、ドラッグアンドドロップ操作等により、シナリオ生成画面D1の表示領域21において所望のノードを選択して、フローチャートの表示領域22に表示させる。表示領域22に表示された各ノードには、作成者の操作に応じて、所定の動作を規定(定義)するパラメータが設定される。図2には、1つのシナリオ(作業手順)に対応するフローチャートを示している。作成者は、利用者(顧客)の要望に応じた作業手順を実行するシナリオを生成する。作成者がフローチャートを作成してシナリオ生成ボタン23を押下すると、前記作成者端末は、前記フローチャートに対応するシナリオを生成する。作成者がシナリオ実行ボタン24を押下すると、前記作成者端末は、前記フローチャートに対応するシナリオを実行する。作成者は、前記作成者端末において前記シナリオが正常に動作するか否かを確認することができる。前記作成者端末は、生成した前記シナリオを記憶部に記憶する。
上記構成によれば、ユーザ(作成者)は、前記フローチャートを作成することにより所望のシナリオを生成することができる。よって、シナリオを生成するための特別な技能を有しないユーザーであっても容易に前記シナリオを生成することができる。前記作成者端末は、生成した前記シナリオを利用者(顧客)の利用者端末(シナリオ管理装置1)に送信する。
シナリオ管理装置1は、前記シナリオを保存及び管理し、利用者の指示に応じて前記シナリオを実行する。例えば利用者は、シナリオ管理装置1においてログイン操作などを行って前記シナリオを管理する管理画面(本発明の操作画面)を表示させ、当該管理画面において前記シナリオの実行を指示する。これにより、シナリオ管理装置1において、前記シナリオが実行される。
図1に示すように、シナリオ管理装置1は、制御部11、記憶部12、操作表示部13、及び通信部14などを備える。シナリオ管理装置1は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置である。
通信部14は、シナリオ管理装置1を有線又は無線でネットワークに接続し、ネットワークを介して他の機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。例えば、シナリオ管理装置1は、前記ネットワークを介して前記作成者端末に接続し、前記作成者端末に記憶された前記シナリオを取得する。なお、前記作成者端末において生成された前記シナリオがサーバー(クラウドサーバーなど)に保存される場合、シナリオ管理装置1は、当該サーバーにアクセスして所望の前記シナリオを取得してもよい。
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるタッチパネル、マウス、又はキーボードなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。操作表示部13には、前記シナリオを管理する管理画面D3(図5等参照)などが表示される。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部12には、制御部11に後述のシナリオ管理処理(図6参照)を実行させるための制御プログラムなどが記憶されている。例えば、前記制御プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、シナリオ管理装置1に電気的に接続されるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。また前記制御プログラムは、サーバーからダウンロードされて記憶部12に記憶されてもよい。
また記憶部12には、前記作成者端末において生成された前記シナリオが記憶される。例えば、制御部11は、利用者のログイン操作に基づいて前記作成者端末にアクセスし、前記作成者端末から前記シナリオを取得して記憶部12に記憶する。
また記憶部12には、取得した前記シナリオに関するシナリオ管理情報P1が記憶される。シナリオ管理情報P1は、前記作成者端末において生成された前記シナリオに関連付けられて記憶される。
図3には、シナリオ管理情報P1の一例を示している。シナリオ管理情報P1には、前記シナリオごとに、タスク名、実行条件、実行可能状態などの情報が登録される。前記タスク名は、前記シナリオに対応するタスク(作業)の名称である。前記実行条件は、前記シナリオを実行するための条件である。前記実行条件は、利用者により設定される。例えば、利用者は、図4に示す条件設定画面D2において前記シナリオごとに、当該シナリオの実行条件を設定する。具体的には、利用者は、条件設定画面D2において、前記シナリオを実行する時間(実行予定時間)、実行頻度、実行前提などを設定する。利用者は、頻度設定ボタンB1を押下して前記シナリオの実行頻度を設定し、前提設定ボタンB2を押下して前記シナリオを実行する前提条件を設定する。
図3の前記実行可能状態は、前記シナリオを実行することが可能な状態であるか否かを示す情報である。前記実行可能状態は、制御部11により判断されてシナリオ管理情報P1に登録される。例えば、シナリオAはシナリオAが導入された初回に1回のみ実行するシナリオであるため、制御部11は、シナリオAを1回実行すると、実行可能状態に「不可」を登録し、以降「不可」を維持する。また、シナリオBは1日1回実行するシナリオであるため、制御部11は、当日の現時点でシナリオを実行していない場合に実行可能状態に「可」を登録し、その後にシナリオを実行した場合に実行可能状態を「不可」に更新する。また、制御部11は、翌日になる(日付が変わる)と、シナリオBの実行可能状態を「可」に更新する。
また、シナリオCは月1回実行するシナリオであるため、制御部11は、当月の現時点でシナリオを実行していない場合に実行可能状態に「可」を登録し、その後にシナリオを実行した場合に実行可能状態を「不可」に更新する。また、制御部11は、翌月になる(月が変わる)と、シナリオCの実行可能状態を「可」に更新する。
このように、制御部11は、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可能状態(本発明の実行可否情報)を登録する。
ここで、例えば、シナリオBは、従業員の勤怠情報(出勤時刻及び退勤時刻)を勤怠表に登録するタスクである。シナリオCは、従業員の1カ月の勤怠情報(日ごとの勤務時間)を集計して給与計算データベースに登録するタスクである。例えば、制御部11は、勤怠管理者によるシナリオの実行指示に応じて、毎日朝8:30にシナリオBを実行させ、毎月月末又は翌月月初の17:00にシナリオCを実行させる。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりシナリオ管理装置1を制御する。
具体的に、制御部11は、表示処理部111、判定処理部112、受付処理部113、実行処理部114などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
表示処理部111は、各種情報を操作表示部13に表示させる。例えば、利用者がシナリオ管理装置1においてシナリオ管理アプリケーションにログインすると、表示処理部111は、前記シナリオを管理する管理画面D3を操作表示部13に表示させる。図5には、管理画面D3の一例を示している。管理画面D3には、シナリオ管理情報P1(図4参照)に含まれる各情報が表示される。また、表示処理部111は、シナリオごとに実行を開始又は停止させる実行ボタンB3と、複数のシナリオに共通する実行ボタンB4とを管理画面D3に表示させる。
また、判定処理部112は、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する。表示処理部111は、判定処理部112の判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可能状態(実行可否情報)を管理画面D3に表示させる。
例えば、判定処理部112は、シナリオAを「初回に1回のみ」実行したか否かを判定する。シナリオAが「初回に1回のみ」実行済みでない場合、表示処理部111は、実行可能状態に「可」を表示させ、当該シナリオを実行済みの場合、表示処理部111は、実行可能状態に「不可」を表示させる。
また、例えば、判定処理部112は、シナリオBを「シナリオAの実行完了を確認した後1日1回」実行したか否かを判定する。シナリオBが当日に未だ実行済みでない場合、表示処理部111は、実行可能状態に「可」を表示させ、当該シナリオを当日に実行した場合、表示処理部111は、実行可能状態に「不可」を表示させる。また、表示処理部111は、翌日になる(日付が変わる)と、シナリオBの実行可能状態を「可」に更新する。
また、例えば、判定処理部112は、シナリオCを「シナリオBの実行完了を確認した月1回」実行したか否かを判定する。シナリオCが当月に未だ実行済みでない場合、表示処理部111は、実行可能状態に「可」を表示させ、当該シナリオを当月に実行した場合、表示処理部111は、実行可能状態に「不可」を表示させる。また、表示処理部111は、翌月になる(月が変わる)と、シナリオCの実行可能状態を「可」に更新する。
このように、表示処理部111は、前記シナリオの識別情報(例えばタスク名)と前記実行条件と前記実行可能状態とを管理画面D3に表示させる。また、表示処理部111は、前記シナリオの識別情報と前記実行条件と前記実行可能状態と前記シナリオの実行を指示するユーザー操作を受け付ける実行ボタンB3,B4(本発明の受付部)とを同一の管理画面D3に表示させる。
また、表示処理部111は、前記シナリオごとに、当該シナリオの識別情報と前記実行条件と前記実行可能状態とを管理画面D3に表示させ、かつ、複数の前記シナリオに共通する一つの実行ボタンB4(本発明の受付部)を同一の管理画面D3に表示させる。
受付処理部113は、利用者から前記シナリオの実行を指示するユーザー操作(実行指示)を受け付ける。例えば、利用者が管理画面D3において実行ボタンB4を押下すると、受付処理部113は、前記シナリオの実行指示を受け付ける。
実行処理部114は、受付処理部113が利用者から前記実行指示を受け付けた場合に、前記実行条件を満たす一又は複数の前記シナリオを実行する。具体的には、実行処理部114は、受付処理部113が利用者から前記実行指示を受け付けると、シナリオ管理情報P1に登録された一又は複数の前記シナリオのうち前記実行可能状態が「可」の前記シナリオを抽出し、抽出した一又は複数の前記シナリオを実行する。
実行処理部114は、前記実行条件を満たす複数の前記シナリオを抽出した場合には、複数の前記シナリオを所定の順に実行する。例えば、図5に示す例では、シナリオB及びシナリオCの実行可能状態が「可」であるため、実行処理部114は、管理画面D3の表示順に各シナリオを実行する。すなわち、実行処理部114は、初めにシナリオBを実行し、シナリオBの実行完了が確認された後に引き続きシナリオCを実行する。このように、実行処理部114は、シナリオ管理情報P1の上位に登録されているシナリオを優先して実行する。
他の実施形態として、実行処理部114は、シナリオの実行頻度が高い順(実行間隔が短い順)にシナリオを実行させてもよい。例えば、シナリオBは「1日1回」であり、シナリオCは「月1回」であり、シナリオBの実行頻度はシナリオCの実行頻度よりも高いため、実行処理部114は、シナリオB、シナリオCの順にシナリオを実行する。
また他の実施形態として、実行処理部114は、利用者が選択した順にシナリオを実行してもよい。例えば、前記実行条件を満たす複数の前記シナリオを抽出した場合に、実行処理部114は、管理画面D3に、複数の前記シナリオの実行順を問い合わせるメッセージを表示(ポップアップ表示)させる。利用者は、最初に実行するシナリオ、次に実行するシナリオなどを選択し、実行処理部114は、利用者の選択した順に複数の前記シナリオを実行する。
以上のように、制御部11は、管理画面D3に複数の前記シナリオのそれぞれに関する情報(タスク名、実行条件、実行可能状態など)を一覧表示させる。また、制御部11は、複数の前記シナリオを実行させるための一つの実行ボタンB4を管理画面D3に表示させる。そして、制御部11は、利用者により実行ボタンB4が押下されると、実行条件を満たすシナリオ、すなわち実行可能状態が「可」のシナリオを順に自動的に実行する。
上記構成によれば、利用者は、管理画面D3において、各シナリオの実行可否の状態を把握することができる。また、利用者はシナリオごとに実行するか否かを判断する必要がなく、実行可能なシナリオが自動的に実行される。よって、前記シナリオの利便性を向上させることができる。
なお、管理画面D3によれば、利用者は、必要に応じてシナリオごとに実行ボタンB3を押下して個別にシナリオを実行させることも可能である。
[シナリオ管理処理]
以下、図6を参照しつつ、シナリオ管理装置1の制御部11によって実行されるシナリオ管理処理の手順の一例について説明する。
なお、本発明は、前記シナリオ管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行するシナリオ管理方法の発明として捉えることができ、ここで説明する当該シナリオ管理処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記シナリオ管理処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここではシナリオ管理装置1の制御部11が前記シナリオ管理処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーが前記シナリオ管理処理における各ステップを分散して実行するシナリオ管理方法も他の実施形態として考えられる。
先ずステップS11において、制御部11は、複数の前記シナリオの情報をシナリオ管理装置1(利用者端末)の管理画面D3に一覧表示させる(図5参照)。制御部11は、管理画面D3において、前記シナリオごとに、タスク名、実行条件、実行可能状態の各情報を表示させる。
次にステップS12において、制御部11は、前記シナリオごとに、当該シナリオに対応して予め設定された実行条件(図3及び図4参照)を満たすか否かを判定する。制御部11は、前記シナリオが前記実行条件を満たす場合(S12:Yes)、処理をステップS13に移行させる。一方、制御部11は、前記シナリオが前記実行条件を満たさない場合(S12:No)、処理をステップS121に移行させる。
ステップS13では、制御部11は、管理画面D3の実行可能状態に「可」を表示させる。一方、ステップS121では、制御部11は、管理画面D3の実行可能状態に「不可」を表示させる。ステップS13、S121の後、制御部11は、処理をステップS14に移行させる。
ステップS14において、制御部11は、利用者から前記シナリオの実行指示を受け付けたか否かを判定する。制御部11は、前記実行指示を受け付けると(S14:Yes)、処理をステップS15に移行させる。制御部11は、前記実行指示を受け付けるまで待機する(S14:No)。
ステップS15において、制御部11は、前記実行条件を満たすか否かを判定する。制御部11は、前記シナリオが前記実行条件を満たす場合(S15:Yes)、処理をステップS16に移行させる。一方、制御部11は、前記シナリオが前記実行条件を満たさない場合(S15:No)、処理をステップS151に移行させる。例えば、管理画面D3に表示された全ての前記シナリオについて、前記実行条件を満たさない場合(実行可能状態が「不可」の場合)、制御部11は、処理をステップS151に移行させる。ステップS151では、制御部11は、エラーメッセージを表示させる。例えば、制御部11は、実行すべき前記シナリオが存在しないことを示すエラーメッセージを管理画面D3に表示させる。制御部11は、ステップS151の後、処理をステップS11に移行させる。
ステップS16において、制御部11は、前記シナリオを実行する。具体的には、制御部11は、前記実行条件を満たす前記シナリオ(実行可能状態が「可」の前記シナリオ)を実行する。また、制御部11は、前記実行条件を満たすシナリオが複数存在する場合には、所定の順にシナリオを実行する。
ステップS17において、制御部11は、実行可能状態を更新する。例えば、制御部11は、シナリオBを実行すると、シナリオBの実行可能状態を「不可」に更新する。制御部11は、管理画面D3において、シナリオBの実行可能状態に「不可」を表示させる。制御部11は、ステップS17の後、処理をステップS11に移行させる。ステップS11に戻り、制御部11は、例えば、シナリオBの実行条件を満たすと(例えば日付が変わると)(S12:Yes)、管理画面D3において、シナリオBの実行可能状態を「可」に更新する(S13)。以上のようにして、制御部11は、前記シナリオ管理処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係るシナリオ管理装置1は、複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理する。また、シナリオ管理装置1は、前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報を表示させる。
上記構成によれば、利用者は各シナリオの実行可否の状態を把握することができるため、前記シナリオの利便性を向上させることができる。また、複数のシナリオが存在する場合に、利用者はシナリオごとに実行するか否かを判断する必要がなく、実行可能なシナリオが自動的に実行される。このため、シナリオを実行させる利用者の業務時間を短縮することができる。また、利用者による判断ミスを防ぐことができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されず、以下に示す実施形態としてもよい。
本発明の他の実施形態として、制御部11(表示処理部111)は、前記シナリオの実行を開始してから終了するまでの時間(所要時間)を予想し、予想した時間(実行予想時間)を管理画面D3(図7参照)に表示させてもよい。具体的には、制御部11は、前記シナリオを作成した作成者端末において前記シナリオを実行した場合(図2参照)の平均所要時間を算出し、算出した平均所要時間を前記実行予想時間として管理画面D3に表示させる。
また、制御部11は、シナリオ管理装置1(利用者端末)において前記シナリオを実行した場合(図5参照)の平均所要時間を算出し、算出した平均所要時間を前記実行予想時間として管理画面D3に表示させてもよい。この場合、制御部11は、前記シナリオを実行するごとに前記実行予想時間を更新する。
また、制御部11は、初めは作成者端末において前記シナリオを実行した場合(図2参照)の平均所要時間を前記実行予想時間として管理画面D3に表示させ、ある程度シナリオ管理装置1(利用者端末)において前記シナリオを実行した場合にシナリオ管理装置1での平均所要時間を前記実行予想時間として管理画面D3に表示させてもよい。
前記実行予想時間を表示させることにより、利用者は各シナリオを処理するための時間を把握することができるため、シナリオを実行するタイミングなどを調整し易くなる。
本発明の他の実施形態として、制御部11(表示処理部111)は、前記シナリオを最後に実行した日時(最終実行日時)を管理画面D3(図8参照)に表示させてもよい。例えば、制御部11は、シナリオBを実行した場合に、管理画面D3において、実行可能状態を「不可」に更新し、実行日時を表示させる。これにより、利用者は、シナリオがいつ実行されたかを把握することができ、実行すべきシナリオを一見して把握することができる。
本発明の他の実施形態として、制御部11(表示処理部111)は、前記シナリオが実行されたときに前記シナリオが正常に終了したか否かを管理画面D3に表示させてもよい。前記シナリオを実行した場合に、例えば、通信環境、装置の処理能力、対象ファイルの使用状況などの影響により、前記シナリオが正常に終了しない場合がある。制御部11は、前記シナリオの実行結果を管理画面D3(図9参照)に表示させる。例えば、制御部11は、シナリオAを正常に終了した場合、実行結果に「正常」を表示させる。
これに対して、制御部11は、シナリオBを正常に終了しなかった場合に、実行結果に「エラー」を表示させる。この場合、シナリオBを再実行する必要があるため、制御部11は、実行可能状態に「可」を表示させる。
上記構成によれば、利用者は、シナリオごとにシナリオが正常に実行されたか否かを把握することができる。また、利用者は、再実行を要するシナリオを容易に把握することができる。また、複数人により共同で1台のシナリオ管理装置1(利用者端末)を使用する環境では、各利用者が管理画面D3を確認することにより各シナリオの実行結果を容易に把握することができるため特に有効である。
なお、管理画面D3にエラーが表示された場合に利用者が実行ボタンB4を押下すると、制御部11は、実行可能状態が「可」のシナリオ(エラーとなったシナリオ)(図9ではシナリオB)を実行する。
本実施形態では、シナリオ管理装置1が本発明のシナリオ管理システムに相当するが、本発明のシナリオ管理システムは、シナリオ管理装置1(利用者端末)、前記作成者端末、及びサーバーで構成されてもよい。また、シナリオ管理装置1がサーバー(クラウドサーバー)で構成され、利用者端末が当該サーバーにアクセスしてブラウザ処理により管理画面D3を表示させてもよい。この場合、前記サーバーが表示処理部111、判定処理部112、受付処理部113、実行処理部114(図1参照)を備える。前記サーバーは、利用者端末から利用者の操作(ログイン操作、実行条件の設定操作、シナリオの実行指示など)を取得する処理、管理画面D3を利用者端末に表示させる処理などを実行する。
なお、本発明に係るシナリオ管理システムは、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :シナリオ管理装置
111 :表示処理部
112 :判定処理部
113 :受付処理部
114 :実行処理部
B3 :実行ボタン
B4 :実行ボタン
D1 :シナリオ生成画面
D2 :条件設定画面
D3 :管理画面
P1 :シナリオ管理情報

Claims (11)

  1. 複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理するシナリオ管理システムであって、
    前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定処理部と、
    前記判定処理部の判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示処理部と、
    を備えるシナリオ管理システム。
  2. 前記表示処理部は、前記シナリオの識別情報と前記実行条件と前記実行可否情報とを前記ユーザー端末の操作画面に表示させる、
    請求項1に記載のシナリオ管理システム。
  3. 前記表示処理部は、前記ユーザー端末において、前記シナリオの識別情報と前記実行条件と前記実行可否情報と前記シナリオの実行を指示するユーザー操作を受け付ける受付部とを同一の前記操作画面に表示させる、
    請求項2に記載のシナリオ管理システム。
  4. 前記シナリオ管理システムが複数の前記シナリオを管理する場合において、
    前記表示処理部は、前記シナリオごとに、当該シナリオの識別情報と前記実行条件と前記実行可否情報とを前記操作画面に表示させ、かつ、
    前記表示処理部は、複数の前記シナリオに共通する一つの前記受付部を同一の前記操作画面に表示させる、
    請求項3に記載のシナリオ管理システム。
  5. 前記表示処理部は、前記シナリオの実行を開始してから終了するまでの時間を予想し、予想した時間を前記操作画面に表示させる、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のシナリオ管理システム。
  6. 前記表示処理部は、前記シナリオを最後に実行した日時を前記操作画面に表示させる、
    請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のシナリオ管理システム。
  7. 前記シナリオを実行する実行処理部をさらに備え、
    前記実行処理部は、前記シナリオの実行を指示するユーザー操作を受け付けた場合に、前記実行条件を満たす一又は複数の前記シナリオを実行する、
    請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のシナリオ管理システム。
  8. 前記実行処理部は、前記実行条件を満たす複数の前記シナリオが含まれる場合に、複数の前記シナリオを所定の順に実行する、
    請求項7に記載のシナリオ管理システム。
  9. 前記表示処理部は、前記実行処理部により前記シナリオが実行されたときに前記シナリオが正常に終了したか否かを前記操作画面に表示させる、
    請求項7又は請求項8に記載のシナリオ管理システム。
  10. 複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理するシナリオ管理方法であって、
    一又は複数のプロセッサーが、
    前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示ステップと、
    を実行するシナリオ管理方法。
  11. 複数の処理ステップを含む作業手順を規定するシナリオを管理するシナリオ管理プログラムであって、
    前記シナリオを実行する実行条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記シナリオを実行可能であるか否かを示す実行可否情報をユーザー端末に表示させる表示ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのシナリオ管理プログラム。
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