JP2023094760A - エアーベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、仙骨の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なエアーベルトを提供することを目的とする。【解決手段】エアーベルト1は、身体Aに巻かれるベルト本体10と、ベルト本体10に設けられる第一エアバッグ20と、第一エアバッグ20を膨張させるコントローラ40と、を備えている。ベルト本体10は、骨盤Bを周方向に包囲し、その包囲した範囲内で骨盤Bの位置を固定可能に設けられている。第一エアバッグ20は、ベルト本体10が骨盤Bを包囲した状態で膨張することにより、仙骨B1を押圧可能に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、エアーベルトに関する。
従来、人体の骨盤を構成する仙骨の傾きは、骨盤に歪みを生じさせ、猫背、反り腰、下腹部の出っ張り、こり、痛み等の様々な問題を引き起こす原因となることが知られている。そこで、仙骨を正しい状態に調整する器具(例えば、特許文献1参照)や骨盤を含む腰部全体をマッサージする装置(例えば、特許文献2参照)が提供されている。特許文献1に記載の関節包内矯正具は、装着者に巻きつけられるコルセットと、コルセットに設けられ仙骨を押圧するテニスボールと、を備えて構成されている。特許文献2に記載のエアーマッサージ装置は、身体に巻回装着される複数のベルトと、各ベルトに内装されたエアバッグと、エアバックを膨張及び収縮するコントローラと、を備えて構成されている。
特開2015-177897号公報 特開2016-214284号公報
ところが、上述の関節包内矯正具のように、テニスボールによって仙骨を押圧する場合、その押圧力は、装着者がコルセットを締め付ける力に依存することから、装着者の力次第では当該押圧力を十分に得られない場合がある。また、コルセットを巻いている途中に骨盤の位置が変位することで、当該押圧力が逃げてしまう場合がある。このため、効果的に仙骨の傾きを調整することが難しい。一方、関節包内矯正具を装着した状態で、床面に仰向けになる、壁面にすがる、等することで自重によりテニスボールを仙骨に押し付けることも考えられるが、仰向けになるためのスペースの確保や、手間の観点から簡易に仙骨の傾きを調整することができない。一方、特許文献2に記載のエアーマッサージ装置によれば、腰部全体を圧迫することで筋肉をほぐしマッサージ効果を得ることができるものの、マッサージでは仙骨自体の傾きの調整をすることができず、姿勢不良の根本的な原因を取り除くことができない。
本発明の目的は、仙骨の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なエアーベルトを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、身体に巻かれるベルト本体と、前記ベルト本体に設けられる第一エアバッグと、前記第一エアバッグを膨張させる制御部と、を備え、前記ベルト本体は、骨盤を周方向に包囲し、その包囲した範囲内で前記骨盤の位置を固定可能に設けられ、前記第一エアバッグは、前記ベルト本体が前記骨盤を包囲した状態で膨張することにより、仙骨を押圧可能に設けられていることを特徴とする。
このような本発明によれば、第一エアバッグが膨張することにより、仙骨を押圧することができる。このため、エアーベルトの装着者によるベルト本体を締め付ける力に依存することなく、仙骨に対する押圧力を得ることができる。また、ベルト本体は、骨盤を周方向に包囲し、その包囲した範囲内で骨盤の位置を固定可能に設けられており、このベルト本体で骨盤を包囲した状態で第一エアバッグを膨張させることができるので、骨盤の変位により仙骨への押圧力が逃げてしまうことを抑制することができる。したがって、仙骨の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なエアーベルトを提供することができる。
また、この際、前記ベルト本体には、膨張収縮により前記骨盤まわりの筋肉をストレッチし又は引き締めるとともに、膨張した状態を維持することで、前記骨盤の位置を前記ベルト本体に囲まれた範囲内で固定する第二エアバッグが更に設けられ、前記制御部は、前記第一エアバッグ及び前記第二エアバッグを膨張又は収縮させるように設けられ、前記第一エアバッグは、前記骨盤の背側に配置され、膨張により前記身体の背側から前記仙骨を押圧可能に設けられていることが好ましい。このような構成によれば、ベルト本体に更に設けられた第二エアバッグの膨張収縮によって、骨盤まわりの筋肉をストレッチすることで、より効果的に仙骨の傾きを調整することができる。具体的には、人体の骨盤まわりには、約80もの筋肉が複雑に配置されており、仙骨の傾きの問題が生じている場合には、これらの筋肉を構成する筋膜同士が癒着して筋肉が伸縮しにくい状態となることがある。この場合、仙骨は動きにくいため、単に押圧しても傾きを調整することが難しい。しかしながら、第二エアバッグによる上述のストレッチにより、筋肉同士の癒着を解消し、各筋肉の伸縮性を向上させることができるので、まず第二エアバッグによって仙骨を動きやすくした状態で、第一エアバッグによる押圧を行うことができる。また、この際、第二エアバッグは、膨張した状態を維持することで、骨盤の位置をベルト本体に囲まれた範囲内で固定できるので、上述のベルト本体による骨盤の位置固定の効果と相まって、更に、第一エアバッグの押圧力が逃げることを抑制することができる。また、第一エアバッグは、身体の背側から仙骨を押圧可能に設けられているので、特に前傾又は後傾していた仙骨を、鉛直方向に沿って延びた理想的な状態の、立った状態とすることができる。さらに、第二エアバッグは、膨張収縮により骨盤を引き締めることができるので、仙骨を理想的な状態にした上で骨盤の引き締めを行うことができる。
また、前記制御部は、前記第一エアバッグが膨張しない状態で前記第二エアバッグが膨張収縮するストレッチ状態と、前記第二エアバッグの膨張が維持された状態で前記第一エアバッグが膨張する仙骨調整状態と、前記第一エアバッグの膨張が維持された状態で前記第二エアバッグが膨張収縮する引き締め状態と、を切り換えるように設けられていることが好ましい。このような構成によれば、制御部によって、エアーベルトをストレッチ状態と、仙骨調整状態と、引き締め状態と、に切り換えることができる。このため、エアーベルトをストレッチ状態に切り換えることで、骨盤まわりの筋肉をストレッチさせることができ、仙骨調整状態に切り換えることで仙骨の傾きを調整することができ、引き締め状態に切り換えることで骨盤の引き締めを行うことができる。
また、前記第二エアバッグには、前記骨盤の体外方向に突出する部分がある位置に配置され、膨張及び収縮を抑制可能な非変形部が設けられていることが好ましい。例えば、骨盤には、腸骨の縁部、尾骨の先端など、体外方向に突出する、いわゆる出っ張った部分があり、これらの部分に向かって皮膚が押し付けられると不快や痛みを感じることがある。しかし、このような出っ張った部分に配置するように非変形部を設けることで、第二エアバッグが骨盤を締め付ける際に、骨盤の出っ張った部分への押圧力を、他の部分への押圧力よりも小さくすることができ、上述の出っ張った部分が押圧されることによる不快感や痛みを低減することができる。
また、前記ベルト本体は、表地と、前記表地の反対側に設けられ前記身体と当接可能な裏地と、を備え、前記第二エアバッグは、前記表地と前記裏地との間で前記骨盤を周方向に包囲するように配置され、前記第一エアバッグは、前記第二エアバッグと前記裏地との間に配置されていることが好ましい。このような構成によれば、第二エアバッグは、骨盤を周方向に包囲するように配置されているので、膨張した状態を維持することで、骨盤を、周方向全体から中心に向かって締め付け、その骨盤の位置を、ベルト本体に囲まれた範囲内で固定することができる。また、第一エアバッグは、第二エアバッグと裏地との間に配置されており、ベルト本体が身体に巻かれた状態では、第一エアバッグは、身体と第二エアバッグとで挟まれた状態となる。このため、膨張を維持することで骨盤の位置をベルト本体に囲まれた範囲内で固定した状態の第二エアバッグの内側(身体側)から、第一エアバッグを膨張させることができるので、第一エアバッグの膨張時の押圧力を逃がすことなく仙骨に伝えることができる。
また、前記第一エアバッグは、前記ベルト本体の長辺方向に並ぶ左部分及び右部分と、前記左部分と前記右部分とをつなぐ中間部分と、を備え、前記左部分及び前記右部分における前記長辺方向に交差する上下方向の寸法は、前記中間部分における前記上下方向の寸法よりも大きく設定されていることが好ましい。このような構成によれば、中間部分よりも上下方向の寸法が大きくされた左部分及び右部分を備える第一エアバッグによって、仙骨を押圧することができる。
また、前記左部分は、左側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、前記右部分は、右側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、前記左部分と、前記中間部分と、前記右部分と、で前記第一エアバッグは、正面視M字状に形成されていることが好ましい。このような構成によれば、第一エアバッグは、中間部分と、中間部分よりも上下方向の寸法が大きい左部分及び右部分と、で正面視M字状に形成されている。そして、左部分は、左側の臀部がある位置に配置され、右部分は右側の臀部がある位置に配置されるように設けられている。このため、左右の臀部を包むようにして、当該臀部を、第一エアバッグによって左右方向及び上下方向に渡ってカバーしやすくなる。したがって、左右の臀部全体を押圧しながら、仙骨に対して第一エアバッグの押圧力を伝達することができる。
また、前記ベルト本体には、左右の臀部の間の溝にフィット可能に設けられ、前記仙骨に沿って上下方向に延びる位置決めポールが設けられていることが好ましい。このような構成によれば、ベルト本体には、左右の臀部の間の溝にフィット可能な位置決めポールが設けられているので、この位置決めポールを当該溝にフィットさせることでベルト本体を簡易に正しい位置に装着することができる。また、位置決めポールを当該溝にフィットさせることで、ベルト本体の位置ずれが防止され、第一エアバッグ及び第二エアバッグの膨張収縮の効果を最大にすることができる。
請求項9に記載された発明は、身体に巻かれ、骨盤を周方向に包囲し、その包囲した範囲内で前記骨盤の位置を固定可能なベルト本体と、前記ベルト本体に設けられ、前記骨盤の背側に配置され、前記ベルト本体が前記骨盤を包囲した状態で膨張することにより前記身体の背側から仙骨を押圧可能な第一エアバッグと、前記ベルト本体に設けられ、膨張収縮により前記骨盤まわりの筋肉をストレッチし又は引き締めるとともに、膨張した状態を維持することで、前記骨盤の位置を前記ベルト本体に囲まれた範囲内で固定する第二エアバッグと、前記第一エアバッグ及び前記第二エアバッグを膨張又は収縮させる制御部と、を備えたエアーベルトの制御方法であって、前記エアーベルトを、前記第一エアバッグが膨張しない状態で前記第二エアバッグが膨張収縮するストレッチ状態にする第一工程と、前記第一工程の後に行われ、前記エアーベルトを、前記第二エアバッグの膨張が維持された状態で前記第一エアバッグが膨張する仙骨調整状態にする第二工程と、前記第二工程の後に行われ、前記エアーベルトを、前記第一エアバッグの膨張が維持された状態で前記第二エアバッグが膨張収縮する引き締め状態にする第三工程と、を備えることを特徴とする。
このような本発明によれば、まず、第一工程でエアーベルトをストレッチ状態にすることで、骨盤まわりの筋肉をストレッチさせることができる。これにより、骨盤まわりの筋肉同士の癒着を解消し、各筋肉の伸縮性を向上させることができる。次に、第二工程でエアーベルトを仙骨調整状態にすることで、上述のようにスムーズに動きやすくなった仙骨の傾きを調整することができる。次に、第三工程でエアーベルトを引き締め状態にすることで、仙骨を理想的な状態にした上で骨盤の引き締めを行うことができる。したがって、仙骨の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なようにエアーベルトを制御することができる。なお、第一工程、第二工程、第三工程を一セットとし、このセットを複数回繰り返すようにエアーベルトを制御してもよい。
本発明によれば、仙骨の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なエアーベルトを提供することできる。
(A)は、本発明の実施形態に係るエアーベルトの表地の正面図であり、(B)は、前記エアーベルトの裏地の正面図であり、(C)は、前記エアーベルトの内部構造を示す図。 前記エアーベルトを人体に装着した状態を示す図。 前記エアーベルトのストレッチ状態を示す概念図。 前記エアーベルトの仙骨調整状態を示す概念図。 前記エアーベルトの引き締め状態を示す概念図。 (A)は、姿勢調整前と姿勢調整後の骨盤を側面から見た概念図であり、(B)は、姿勢調整前と姿勢調整後の骨盤を正面から見た概念図。
以下、本発明の一の実施形態を図1~図6に基づいて説明する。図1(A)は、本発明の実施形態に係るエアーベルト1の表地の正面図であり、図1(B)は、エアーベルト1の裏地の正面図であり、図1(C)は、エアーベルト1の内部構造を示す図である。エアーベルト1は、身体Aの主に腰部周辺に巻きつけて使用されるエクササイズ器具であり、骨盤Bまわりの筋肉を運動させ、骨盤Bを構成する各骨の傾きを調整することで姿勢の調整を促すものである。
エアーベルト1は、身体Aに巻かれるベルト本体10と、ベルト本体10に内蔵される第一エアバッグ20及び第二エアバッグ30と、第一エアバッグ20及び第二エアバッグ30を膨張又は収縮させるコントローラ40(制御部)と、を備えて構成されている。なお、本実施形態において、エアーベルト1の長辺方向を左右方向とし、エアーベルト1の短辺方向(幅方向)を上下方向とする。
図1(A)及び(B)に示すように、ベルト本体10は、骨盤Bを周方向に包囲し、その包囲した範囲内で骨盤Bの位置を固定可能に設けられるベルトであり、表地10Aと、表地10Aの反対側に設けられ身体Aと当接可能な裏地10Bと、を備えている。表地10Aは、ポリエステル繊維やナイロン繊維を用いて、左右方向に延びる帯状に形成されている。この表地10Aは、左右両端側に向かうに従って上下方向の寸法が小さくなるようになっており、その左右両端部は角が取れた先丸形状となっている。表地10Aは、裏地10Bよりも厚く形成され、クッション性を有するように構成されている。裏地10Bは、表地10Aと略同形状及び略同サイズに形成され、その周縁が表地10Aの周縁に縫い合わされている。
表地10Aの左端部には面ファスナー11のループ部11Aが配置され、裏地10Bの左端部には面ファスナー11のフック部11Bが配置され、この面ファスナー11によって、ベルト本体10の左右両端部同士が着脱可能となっている。図2に示すように、エアーベルト1を身体Aに装着する際には、ベルト本体10を身体Aの所定の部位(特に腰部周辺)に巻きつけた状態で、面ファスナー11同士を接触させることでエアーベルト1を身体Aに固定することができるようになっている。なお、面ファスナー11の配置位置は、表地10A及び裏地10Bの各左端部に限られず、各右端部でもよく、ループ部11Aとフック部11Bの配置は本実施形態とそれぞれ反対になってもよい。すなわち、表地10Aにフック部11Bを配置し、裏地10Bにループ部11Aを配置してもよい。
裏地10Bの裏面(表地10Aと対向する面)の左右方向中央部には、図1(B)に示すように、上下方向に延びるポケット状のポール収容部12が縫い付けられている。このポール収容部12の内部には、ウレタン材料等の弾性変形可能な材料を用いて円柱状に形成された仙骨サポートポール13(位置決めポール)が収容されている。仙骨サポートポール13は、人体における左右の臀部の間の溝(いわゆる臀裂)にフィット可能に設けられた部材である。仙骨サポートポール13は、エアーベルト1を身体Aに装着した状態で、人体の骨盤Bを構成する骨の1つである仙骨B1に沿って上下方向に延びるようになっている。この仙骨サポートポール13は、エアーベルト1を身体Aに装着する際の位置決めの機能を有しており、仙骨サポートポール13を臀部の溝にフィットさせることで、ベルト本体10の身体Aに対する位置ずれが防止されるようになっている。
第一エアバッグ20は、第二エアバッグ30とともにベルト本体10に設けられたエアバッグであり、後述するコンプレッサーから送られた空気を用いて膨張及び収縮可能となっている。第一エアバッグ20は、第二エアバッグ30と裏地10Bとの間に配置され、第二エアバッグ30の左右方向略中央部に重なるように設けられている。第一エアバッグ20が配置されている位置は、エアーベルト1が身体Aに装着された際に骨盤Bの背側にあたる位置である。そして、第一エアバッグ20は、ベルト本体10が骨盤Bを包囲した状態で膨張することにより、仙骨B1を押圧できるように構成されている。すなわち、第一エアバッグ20は、骨盤Bの背側に配置され、膨張により、身体Aの背側から仙骨B1を押圧可能に設けられている。
この第一エアバッグ20は、第二エアバッグ30よりも左右方向の寸法が小さい二枚の生地を重ねてその周縁部を縫い合わせることで袋状に形成されている。第一エアバッグ20は、左右方向(ベルト本体10の長辺方向)に並ぶ左部分20A及び右部分20Bと、左部分20Aと右部分20Bとをつなぐ中間部分20Cと、を備えている。左部分20Aは、左側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、右部分20Bは、右側の臀部がある位置に配置されるように設けられている。図1(C)に示すように、左部分20A及び右部分20Bにおける上下方向(ベルト本体10の長辺方向に交差する方向)の寸法は、中間部分20Cにおける上下方向の寸法よりも大きく設定されており、これによって、第一エアバッグ20は、左部分20Aと、中間部分20Cと、右部分20Bと、で正面視略M字状となっている。そして、この第一エアバッグ20の形状及び寸法の関係により、左部分20A及び右部分20Bが臀部にそれぞれフィットするようになっている。このため、左右の臀部を包むようにして、当該臀部を、第一エアバッグ20によって、左右方向及び上下方向に渡ってカバーしやすくなっている。第一エアバッグ20が膨張する際には、左右の臀部全体を押圧しながら、仙骨B1に対して第一エアバッグ20の押圧力が伝達されるようになっている。
第二エアバッグ30は、第一エアバッグ20とともにベルト本体10に設けられるエアバッグである。この第二エアバッグ30は、コンプレッサーから送られた空気を用いて膨張及び収縮可能となっており、膨張収縮により骨盤Bまわりの筋肉をストレッチし又は引き締めるように設けられている。また、第二エアバッグ30は、膨張した状態を維持することで、骨盤Bを周方向全体から中心に向かって締め付けるように構成されており、これによって、骨盤Bの位置をベルト本体10に囲まれた範囲内で固定するように設けられている。第二エアバッグ30は、ベルト本体10の左端側から右端側に渡って延びる二枚の生地を重ねてその周縁部を縫い合わせることで、袋状に形成されており、表地10Aと裏地10Bとの間で骨盤Bを周方向に包囲するように配置されている。
第二エアバッグ30には、膨張及び収縮を抑制可能な第一非変形部30A(非変形部)及び第二非変形部30B(非変形部)が設けられている。第一非変形部30Aは、第二エアバッグ30を構成する二枚の生地の一部分を互いに密着させて貼り合わせた部分であり、当該部分に空気が入り込まないことで、膨張及び収縮が抑制されている。第一非変形部30Aは、第二エアバッグ30の左右方向中央部と、この中央部の左右両側と、にそれぞれ間隔を空けて形成されている。左右方向中央部に形成された第一非変形部30Aは上下方向に延びる長方形状に形成され、この中央部の左右両側に形成された第一非変形部30Aは、上下方向に延びる長円形状に形成されている。第二非変形部30Bは、第二エアバッグ30の下縁部の左右両端側を、図1(C)に示す正面視で上側に向かって長方形状に切り欠いて形成された部分である。第二非変形部30Bを形成したことで、第二エアバッグ30自体が一部切り欠かれていることとなり、当該部分の膨張及び収縮が抑制されている。
第一非変形部30Aと第二非変形部30Bとは、それぞれ膨張及び収縮が抑制されているので、第二エアバッグ30の他の部分と比較して身体Aに対する押圧力が小さくなっている。これらの第一非変形部30A及び第二非変形部30Bが形成される位置は、骨盤Bの体外方向に突出する部分がある位置である。すなわち第一非変形部30A及び第二非変形部30Bは、骨盤Bの体外方向に突出する部分がある位置に配置されている。骨盤Bの体外方向に突出する部分とは、例えば、骨盤Bを構成する骨の1つである腸骨B2、尾骨B3の縁部や先端部などの、いわゆる出っ張った部分である。本実施形態では、特に第二非変形部30Bが、ベルト本体10を装着した状態で、腸骨B2の前縁部(上前腸骨棘等)がある部分に配置されるようになっている。
コントローラ40は、エアーベルト1を操作するためのものであり、第一エアバッグ20及び第二エアバッグ30を膨張又は収縮させるための制御部である。このコントローラ40は、筐体41と、筐体41内に設置される不図示の制御基板と、空気を圧縮する不図示のコンプレッサーと、コンプレッサーと第一エアバッグ20とを接続する第一接続路43と、コンプレッサーと第二エアバッグ30とを接続する第二接続路44と、不図示の充電バッテリーと、を備えている。筐体41は、図2に示すように、上下方向に延びる略直方体の箱状に形成され、表地10Aの表面に配置されている。この筐体41は、図1(C)に示すように、表地10Aの裏面のうち第二エアバッグ30の左側の第二非変形部30Bが配置された位置に取り付けられた台座42に、螺子を用いて固定されている。すなわち、台座42と筐体41とでベルト本体10の表地10Aを表裏方向から挟むようにして、筐体41がベルト本体10に固定されている。
筐体41の内部には、制御基板やコンプレッサー、充電バッテリーが収容されている。筐体41の表側の面には、不図示の操作ボタンが配置されている。筐体41の下端部には、不図示の充電ポートが形成されている。充電ポートには、不図示の電源に接続される着脱式の充電コード(例えば、USBケーブル)が差し込まれるようになっている。これにより、充電バッテリーを充電することができるので、エアーベルト1は、コードレスで使用することができるようになっている。なお、充電ポートは、コンプレッサーに出入りする空気の吸排気孔としても機能している。第一接続路43は、一端部がコンプレッサーに接続され、他端部が台座42を板厚方向に貫通して第一エアバッグ20に接続されている。第二接続路44は、一端部がコンプレッサーに接続され、他端部が台座42を板厚方向に貫通して第二エアバッグ30に接続されている。
コントローラ40は、操作ボタンの操作により、エアーベルト1を、ストレッチ状態S1と、仙骨調整状態S2と、引き締め状態S3と、に切り換えることができるように構成されている。ストレッチ状態S1とは、第一エアバッグ20が膨張しない状態で第二エアバッグ30が膨張収縮する状態をいう。このストレッチ状態S1では、図3に示すように(第一エアバッグ20は図示省略)、第二エアバッグ30が膨張することで骨盤Bまわりの筋肉が身体Aの中心部に向かって押圧されて同方向にストレッチされる。一方、第二エアバッグ30が収縮することで、骨盤Bまわりの筋肉への押圧力が弱まり身体Aの中心部に向かってストレッチされていた骨盤Bまわりの筋肉が弛緩する。このような、第二エアバッグ30の膨張及び収縮により、骨盤Bまわりの筋肉が繰り返しストレッチされて、当該筋肉同士の癒着が解消される。これにより、骨盤Bまわりの筋肉の伸縮性が向上する。
仙骨調整状態S2とは、第二エアバッグ30の膨張が維持された状態で第一エアバッグ20が膨張する状態をいう。すなわち、この状態では、まず、第二エアバッグ30が膨張し、その状態を維持したまま、第一エアバッグ20が膨張するようになっている。図4に示すように、仙骨調整状態S2では、第二エアバッグ30の膨張した状態が維持されることで、骨盤Bは、周方向全体から中心に向かって締め付けられ、その位置が、ベルト本体10に囲まれた範囲内で固定される。そして、この状態で第一エアバッグ20が膨張することで、身体Aの背側から仙骨B1が押圧され、前傾又は後傾していた仙骨B1は、図6(A)に示すように、鉛直方向に沿って延び、理想的な状態である、いわゆる立った状態となる。
引き締め状態S3とは、第一エアバッグ20の膨張が維持された状態で第二エアバッグ30が膨張収縮する状態をいう。図5に示すように、引き締め状態S3では、上述の仙骨B1が立った状態で、第二エアバッグ30が膨張収縮を繰り返すことにより骨盤Bまわりの筋肉が身体Aの中心部に向かって引き締められるようになっている。これにより、仙骨B1を理想的な状態にした上で骨盤Bの引き締めが行われるようになっている。例えば、図6(B)に示すように、仙骨B1と腸骨B2との間の仙腸関節Cに配置される靭帯Dが伸びることで骨盤Bが左右方向に開いていた場合、骨盤Bまわりの筋肉が引き締められることで当該骨盤Bの開きが解消されることとなる。
次に、エアーベルト1のベルト本体10を腰部の周方向に巻いた状態で実行される制御方法100の一例を説明する。この制御方法100は、第一工程s1と、第一工程s1の後に行われる第二工程s2と、第二工程s2の後に行われる第三工程s3と、を備えている。第一工程s1では、エアーベルト1は、第一エアバッグ20が膨張しない状態で第二エアバッグ30が膨張収縮するストレッチ状態S1にされる。第二工程s2では、エアーベルト1は、第二エアバッグ30の膨張が維持された状態で第一エアバッグ20が膨張する仙骨調整状態S2にされる。第三工程s3では、エアーベルト1は、第一エアバッグ20の膨張が維持された状態で第二エアバッグ30が膨張収縮する引き締め状態S3にされる。この制御方法100は、第一工程s1、第二工程s2、第三工程s3を実行するプログラムを用いて、コンピュータにより自動で実行できるようにしてもよいし、各工程s1、s2、s3を、コントローラ40の操作によって都度手動で実行できるようにしてもよい。また、各工程s1、s2、s3を1セットとし、このセットを複数回繰り返すようなプログラムを作成してもよい。
次に、エアーベルト1の使用例を説明する。まず、エアーベルト1を使用する際には、左右の両脚を閉じて立ち、エアーベルト1の両端を持ち、腰部周辺(特に臀部)にベルト本体10を巻きつける。この際、仙骨サポートポール13を左右の臀部の間の溝にフィットさせることで、エアーベルト1を正しい位置に位置決めする。そして、この状態で面ファスナー11によりエアーベルト1を身体Aに固定する。次に、コントローラ40の操作ボタンを操作し、第一工程s1を実行する。これによりエアーベルト1は、ストレッチ状態S1となる。ストレッチ状態S1では、上述のとおり、骨盤Bまわりの筋肉が繰り返しストレッチされて、当該筋肉同士の癒着が解消される。したがって、骨盤Bまわりの筋肉の伸縮性が向上する。そして、このように骨盤Bまわりの筋肉の伸縮性を十分に向上させた状態で、第二工程s2を実行する。第二工程s2では、エアーベルト1が仙骨調整状態S2となる。仙骨調整状態S2では、上述の通り、第二エアバッグ30の膨張した状態が維持されることで、骨盤Bは、周方向全体から中心に向かって締め付けられ、その位置が、ベルト本体10に囲まれた範囲内で固定される。そして、この状態で第一エアバッグ20が膨張することで、身体Aの背側から仙骨B1が押圧され、前傾又は後傾していた仙骨B1は、いわゆる立った状態となる。最後に、第三工程s3を実行する。第三工程s3では、エアーベルト1が引き締め状態S3となる。引き締め状態S3では、上述の通り、仙骨B1を理想的な状態にした上で骨盤Bの引き締めが行われる。
このような本発明によれば、第一エアバッグ20が膨張することにより、仙骨B1を押圧することができる。このため、エアーベルト1の装着者のベルト本体10を締め付ける力に依存することなく、仙骨B1に対する押圧力を得ることができる。また、ベルト本体10は、骨盤Bを周方向に包囲し、その包囲した範囲内で骨盤Bの位置を固定可能に設けられており、このベルト本体10で骨盤Bを包囲した状態で第一エアバッグを膨張させることができるので、骨盤Bの変位により仙骨B1への押圧力が逃げてしまうことを抑制することができる。したがって、仙骨B1の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なエアーベルト1を提供することができる。
また、ベルト本体10に更に設けられた第二エアバッグ30の膨張収縮によって、骨盤Bまわりの筋肉をストレッチすることで、筋肉同士の癒着を解消し、各筋肉の伸縮性を向上させることができるので、まず第二エアバッグ30によって仙骨B1を動きやすくした状態で、第一エアバッグ20による押圧を行うことができる。また、この際、第二エアバッグ30は、膨張した状態を維持することで、骨盤Bの位置をベルト本体10に囲まれた範囲内で固定できるので、上述のベルト本体10による骨盤Bの位置固定の効果と相まって、更に、第一エアバッグ20の押圧力が逃げることを抑制することができる。また、第一エアバッグ20は、身体Aの背側から仙骨B1を押圧可能に設けられているので、特に前傾又は後傾していた仙骨B1を、鉛直方向に沿って延びた理想的な状態の、立った状態とすることができる。さらに、第二エアバッグ30は、膨張収縮により骨盤Bを引き締めることができるので、仙骨B1を理想的な状態にした上で骨盤Bの引き締めを行うことができる。
また、コントローラ40は、ストレッチ状態S1と、仙骨調整状態S2と、引き締め状態S3と、を切り換えるように設けられている。このため、エアーベルト1をストレッチ状態S1に切り換えることで、骨盤Bまわりの筋肉をストレッチさせることができ、仙骨調整状態S2に切り換えることで仙骨B1の傾きを調整することができ、引き締め状態S3に切り換えることで骨盤Bの引き締めを行うことができる。また、第二エアバッグ30には、骨盤Bの体外方向に突出する部分がある位置に配置され、膨張及び収縮を抑制可能な第一非変形部30A及び第二非変形部30Bが設けられている。このため、腸骨B2の縁部、尾骨B3の先端など、体外方向に突出する、いわゆる出っ張った部分に配置するように第一非変形部30A及び第二非変形部30Bを設けることで、第二エアバッグ30が骨盤Bを締め付ける際に、骨盤Bの出っ張った部分への押圧力を、他の部分への押圧力よりも小さくすることができ、上述の出っ張った部分が押圧されることによる不快感や痛みを低減することができる。
また、第二エアバッグ30は、骨盤Bを周方向に包囲するように配置されているので、膨張した状態を維持することで、骨盤Bを、周方向全体から中心に向かって締め付け、その骨盤Bの位置を、ベルト本体10に囲まれた範囲内で固定することができる。また、第一エアバッグ20は、第二エアバッグ30と裏地10Bとの間に配置されており、ベルト本体10が身体Aに巻かれた状態では、第一エアバッグ20は、身体Aと第二エアバッグ30とで挟まれた状態となる。このため、膨張を維持することで骨盤Bの位置をベルト本体10に囲まれた範囲内で固定した状態の第二エアバッグ30の内側(身体側)から、第一エアバッグ20を膨張させることができるので、第一エアバッグ20の膨張時の押圧力を逃がすことなく仙骨B1に伝えることができる。
また、第一エアバッグ20は、中間部分20Cよりも上下方向の寸法が大きく設定された左部分20A及び右部分20Bを備えているので、中間部分20Cよりも上下方向の寸法が大きくされた左部分20A及び右部分20Bを備える第一エアバッグ20によって、仙骨B1を押圧することができる。また、左部分20Aは、左側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、右部分20Bは、右側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、左部分20Aと、中間部分20Cと、右部分20Bと、で第一エアバッグ20は、正面視M字状に形成されている。このため、左右の臀部を包むようにして、当該臀部を、第一エアバッグ20によって左右方向及び上下方向に渡ってカバーしやすくなる。したがって、左右の臀部全体を押圧しながら、仙骨B1に対して第一エアバッグ20の押圧力を伝達することができる。
また、ベルト本体10には、左右の臀部の間の溝にフィット可能な仙骨サポートポール13が設けられているので、この仙骨サポートポール13を当該溝にフィットさせることでベルト本体10を簡易に正しい位置に装着することができる。また、仙骨サポートポール13を当該溝にフィットさせることで、ベルト本体10の位置ずれが防止され、第一エアバッグ20及び第二エアバッグ30の膨張収縮の効果を最大にすることができる。
また、本発明におけるエアーベルト1の制御方法100によれば、まず、第一工程s1でエアーベルト1をストレッチ状態S1にすることで、骨盤Bまわりの筋肉をストレッチさせることができる。これにより、骨盤Bまわりの筋肉同士の癒着を解消し、各筋肉の伸縮性を向上させることができる。次に、第二工程s2でエアーベルト1を仙骨調整状態S2にすることで、上述のようにスムーズに動きやすくなった仙骨B1の傾きを調整することができる。次に、第三工程s3でエアーベルト1を引き締め状態S3にすることで、仙骨B1を理想的な状態にした上で骨盤Bの引き締めを行うことができる。したがって、仙骨B1の傾きを簡易に、効果的に、調整可能なようにエアーベルト1を制御することができる。なお、第一工程s1、第二工程s2、第三工程s3を一セットとし、このセットを複数回繰り返すようにエアーベルト1を制御してもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施形態では、ベルト本体10に第二エアバッグ30を設けたが、この第二エアバッグ30は省略することもできる。また、第二エアバッグ30と同様に、仙骨サポートポール13も省略することができる。これによれば、よりシンプルな構造で、仙骨B1の傾きを調整可能なエアーベルト1を提供することができる。また、第一エアバッグ20は、骨盤Bの背側に配置することとしたが、調整の対象となる骨盤Bの傾き方に合わせて、適宜第一エアバッグ20の配置を変更することは可能である。同様に、第二エアバッグ30の配置についても、適宜変更することは可能であり、第二エアバッグ30が骨盤Bの全周を包囲せず、骨盤Bの一部に沿って配置されてもよい。ただし、第一エアバッグ20と第二エアバッグ30とが対向するように配置され、各エアバッグ20、30によって骨盤Bが挟まれるようにすると、第一エアバッグ20の押圧力が逃げにくくなるのでより望ましい。
また、本実施形態では、第一エアバッグ20を正面視略M字状に形成したが、第一エアバッグ20の形状はこれに限らず、例えば、長円形状、半円形状、C字状等、適宜変更することができる。ただし、本実施形態のように、ベルト本体10の長辺方向に並ぶ左部分20Aと、右部分20Bと、中間部分20Cと、を備えるように第一エアバッグ20を構成し、左部分20A及び右部分20Bにおける上下方向の寸法を、中間部分20Cにおける上下方向の寸法よりも大きく設定すると、第一エアバッグ20で左右の臀部を包むようにして、左右方向及び上下方向に渡って臀部をカバーしやすくなるのでより望ましい。また、第一非変形部30A及び第二非変形部30Bの形状、配置、及び個数等についても、適宜変更することが可能である。例えば、第一非変形部30A及び第二非変形部30Bのうち一方のみを採用してもよいし、全て省略してもよい。また、第一非変形部30A及び第二非変形部30Bは、3つ以上設けてもよいし、3つよりも少なく設けてもよい。また、第一非変形部30Aの形状は、長方形状や長円形状に限らず、真円形状や楕円形状に形成してもよい。また、第二非変形部30Bは、第二エアバッグ30の下縁部の左右両端側を長方形状に切り欠くのではなく、円弧状に切り欠いて形成してもよい。
また、例えば、本実施形態では、第一工程s1と、第二工程s2と、第三工程s3と、で仙骨B1の傾きを調整し、姿勢を調整することとしたが、各工程s1、s2、s3を実行する際に、第一エアバッグ20及び第二エアバッグ30の膨張率を本実施形態よりも小さくし、全体的に骨盤Bへの押圧力を小さくする制御を行うモードを追加してもよい。すなわち、本実施形態における制御方法100を実行するモードを例えば、骨盤ストレッチモードM1とした場合、骨盤ストレッチモードM1よりも小さな刺激を骨盤Bまわりの筋肉に加えることができる方法を制御方法200とし、当該制御方法200を実行する骨盤リラックスモードM2なるモードを設定してもよい。また、膨張率に限らず、第一エアバッグ20と第二エアバッグ30を膨張又は収縮させる際の強度、周期、タイミング等について、本実施形態で示された以外の制御を行うことはもちろん可能である。また、エアーベルト1は、腰部以外に例えば、両脚の太ももに装着してもよい。そして、エアーベルト1を太ももに装着した状態で、第一エアバッグ20及び第二エアバッグ30を膨張又は収縮させることで、太ももまわりの筋肉を刺激することもできる。
A 身体
B 骨盤
B1 仙骨
1 エアーベルト
10 ベルト本体
20 第一エアバッグ
30 第二エアバッグ
40 コントローラ(制御部)

Claims (9)

  1. 身体に巻かれるベルト本体と、
    前記ベルト本体に設けられる第一エアバッグと、
    前記第一エアバッグを膨張させる制御部と、を備え、
    前記ベルト本体は、骨盤を周方向に包囲し、その包囲した範囲内で前記骨盤の位置を固定可能に設けられ、
    前記第一エアバッグは、前記ベルト本体が前記骨盤を包囲した状態で膨張することにより、仙骨を押圧可能に設けられていること特徴とするエアーベルト。
  2. 前記ベルト本体には、膨張収縮により前記骨盤まわりの筋肉をストレッチし又は引き締めるとともに、膨張した状態を維持することで、前記骨盤の位置を前記ベルト本体に囲まれた範囲内で固定する第二エアバッグが更に設けられ、
    前記制御部は、前記第一エアバッグ及び前記第二エアバッグを膨張又は収縮させるように設けられ、
    前記第一エアバッグは、前記骨盤の背側に配置され、膨張により前記身体の背側から前記仙骨を押圧可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエアーベルト。
  3. 前記制御部は、前記第一エアバッグが膨張しない状態で前記第二エアバッグが膨張収縮するストレッチ状態と、前記第二エアバッグの膨張が維持された状態で前記第一エアバッグが膨張する仙骨調整状態と、前記第一エアバッグの膨張が維持された状態で前記第二エアバッグが膨張収縮する引き締め状態と、を切り換えるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエアーベルト。
  4. 前記第二エアバッグには、前記骨盤の体外方向に突出する部分がある位置に配置され、膨張及び収縮を抑制可能な非変形部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のエアーベルト。
  5. 前記ベルト本体は、表地と、前記表地の反対側に設けられ前記身体と当接可能な裏地と、を備え、前記第二エアバッグは、前記表地と前記裏地との間で前記骨盤を周方向に包囲するように配置され、前記第一エアバッグは、前記第二エアバッグと前記裏地との間に配置されていることを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載のエアーベルト。
  6. 前記第一エアバッグは、前記ベルト本体の長辺方向に並ぶ左部分及び右部分と、前記左部分と前記右部分とをつなぐ中間部分と、を備え、前記左部分及び前記右部分における前記長辺方向に交差する上下方向の寸法は、前記中間部分における前記上下方向の寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のエアーベルト。
  7. 前記左部分は、左側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、前記右部分は、右側の臀部がある位置に配置されるように設けられ、
    前記左部分と、前記中間部分と、前記右部分と、で前記第一エアバッグは、正面視M字状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のエアーベルト。
  8. 前記ベルト本体には、左右の臀部の間の溝にフィット可能に設けられ、前記仙骨に沿って上下方向に延びる位置決めポールが設けられていることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のエアーベルト。
  9. 身体に巻かれ、骨盤を周方向に包囲し、その包囲した範囲内で前記骨盤の位置を固定可能なベルト本体と、
    前記ベルト本体に設けられ、前記骨盤の背側に配置され、前記ベルト本体が前記骨盤を包囲した状態で膨張することにより前記身体の背側から仙骨を押圧可能な第一エアバッグと、
    前記ベルト本体に設けられ、膨張収縮により前記骨盤まわりの筋肉をストレッチし又は引き締めるとともに、膨張した状態を維持することで、前記骨盤の位置を前記ベルト本体に囲まれた範囲内で固定する第二エアバッグと、
    前記第一エアバッグ及び前記第二エアバッグを膨張又は収縮させる制御部と、を備えたエアーベルトの制御方法であって、
    前記エアーベルトを、前記第一エアバッグが膨張しない状態で前記第二エアバッグが膨張収縮するストレッチ状態にする第一工程と、
    前記第一工程の後に行われ、前記エアーベルトを、前記第二エアバッグの膨張が維持された状態で前記第一エアバッグが膨張する仙骨調整状態にする第二工程と、
    前記第二工程の後に行われ、前記エアーベルトを、前記第一エアバッグの膨張が維持された状態で前記第二エアバッグが膨張収縮する引き締め状態にする第三工程と、を備えることを特徴とする制御方法。
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