JP2023092669A - 車両用ヘッドライト周辺構造 - Google Patents

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宏之 小山
Hiroyuki Koyama
賢治 田村
Kenji Tamura
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Abstract

【課題】バンパとヘッドライトとの見切り線の精度向上および衝撃発生時のヘッドライトの破損回避が可能な車両用ヘッドライト周辺構造を提供する。【解決手段】バンパ102は、バンパ本体106と、ヘッドライトユニット104を露出させる開口108と、開口108の縁に沿って設けられるリブ126とを有する。ヘッドライトユニット104は、基部116と、開口108から露出するレンズ部110と、レンズ部110の車幅方向外側の脇から車両前方に突出しリブ126に車幅方向外側から接触する外側ライト凸部122と、レンズ部110の下方から車両前方に突出する下側ライト凸部124とを有する。バンパ102はさらに、開口108の下方に設けられリブ126から下方に突出して下側ライト凸部124に接触する下側バンパ凸部130を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ヘッドライト周辺構造に関するものである。
従来から、車両のバンパは、車体に取り付けるときにボルトやクリップ等が使用されている。バンパは、衝撃吸収ができるようある程度の柔らかさを有していて、ボルトを締結するときに過度のトルクがかかると変形するおそれがある。そのため、バンパの取付作業は、ヘッドライトとの位置関係に影響が出ないよう調節しながら行う必要があった。
例えば、特許文献1は、車両用灯具に関する技術であって、バンパ2に囲まれたヘッドランプ1が開示されている。特許文献1では、図2に示されているように、ヘッドランプ1のアウターレンズ6の下縁近傍に、バンパ2を保持するためのバンパ保持部62が設けられている。特許文献1では、バンパ保持部62をランプハウジング5から突出する支持ロッド60で支えることで、バンパ2の取付けを行っている。
特開2010-215080号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ヘッドランプ1の下側のみにおいてバンパ2を支えているため、バンパ2とヘッドランプ1との位置合わせが不十分になることも考えられる。また、軽衝突などが起こった場合に、バンパ2とヘッドランプ1とが干渉することもあるため、そのような場合にヘッドランプ1の破損を回避する手段の検討も求められる。
本発明は、このような課題に鑑み、バンパとヘッドライトとの見切り線の精度向上および衝撃発生時のヘッドライトの破損回避が可能な車両用ヘッドライト周辺構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ヘッドライト周辺構造の代表的な構成は、車体の前部に取り付けたヘッドライトユニットと、ヘッドライトユニットに覆いかぶさるようにして車体に取り付けられたバンパとを備えた車両用ヘッドライト周辺構造において、バンパは、車両外側に露出するバンパ本体と、バンパ本体の所定箇所に開けられヘッドライトユニットを露出させる開口と、開口の縁に沿って設けられバンパ本体から車体側に屈曲して延びるリブとを有し、ヘッドライトユニットは、車体に接続された基部と、基部から開口に向かって突出し開口から露出するレンズ部と、基部のうちレンズ部の車幅方向外側の脇から車両前方に突出しリブに車幅方向外側から接触する外側ライト凸部と、基部のうちレンズ部の下方から車両前方に突出する下側ライト凸部とを有し、バンパはさらに、開口の下方に設けられリブから下方に突出して下側ライト凸部に接触する下側バンパ凸部を有することを特徴とする。
本発明によれば、バンパとヘッドライトとの見切り線の精度向上および衝撃発生時のヘッドライトの破損回避が可能な車両用ヘッドライト周辺構造を提供することが可能になる。
本発明の実施例に係る車両用ヘッドライト周辺構造の概要を示す図である。 図1(a)のバンパを車両後方から示した斜視図である。 図1のヘッドライト構造を車両前方から正対して見た図である。 図3(a)のヘッドライト構造の各断面図である。 図3(a)のヘッドライト構造の各断面図である。 図3(b)のヘッドライトユニットの変形例を示した図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用ヘッドライト周辺構造は、車体の前部に取り付けたヘッドライトユニットと、ヘッドライトユニットに覆いかぶさるようにして車体に取り付けられたバンパとを備えた車両用ヘッドライト周辺構造において、バンパは、車両外側に露出するバンパ本体と、バンパ本体の所定箇所に開けられヘッドライトユニットを露出させる開口と、開口の縁に沿って設けられバンパ本体から車体側に屈曲して延びるリブとを有し、ヘッドライトユニットは、車体に接続された基部と、基部から開口に向かって突出し開口から露出するレンズ部と、基部のうちレンズ部の車幅方向外側の脇から車両前方に突出しリブに車幅方向外側から接触する外側ライト凸部と、基部のうちレンズ部の下方から車両前方に突出する下側ライト凸部とを有し、バンパはさらに、開口の下方に設けられリブから下方に突出して下側ライト凸部に接触する下側バンパ凸部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、ヘッドライトユニットの各ライト凸部に、バンパのリブおよび下側バンパ凸部が接触することで、バンパの位置を規制し、レンズ部の周囲におけるバンパとの見切り線を精度よく形成することができる。特に、上記構成では、レンズ部に対して車幅方向外側および下方それぞれにライト凸部を設けている。すなわち、上記構成であれば、左右のヘッドライトユニットそれぞれに対して車幅方向外側および下側からバンパを接触させて位置合わせをすることができ、車両前面におけるヘッドライトユニットの見切り線の精度向上を効率よく図ることができる。
また、上記構成では、ヘッドライトユニットとバンパとを直接的に締結等させないため、締結時の外力によるバンパの歪みを抑えることができる。この構成によっても、レンズ部の周囲の見切り線を精度よく形成し、かつ見切り線を修正しやすくすることができる。
上記のバンパ本体は、車体の前部に沿って車幅方向に延びる前壁と、前壁の車幅方向の端部から車体の側部に沿って車両後方に延びる側壁とを含み、外側ライト凸部と前壁との間に車両前後方向の間隙が形成され、外側ライト凸部と側壁との間に車幅方向の間隙が形成されている。
上記の外側ライト凸部は、バンパのうちリブにのみ接触し、バンパ本体には接触していない。この構成によれば、軽衝突時等によってバンパ本体に衝撃が加えられた場合に、バンパ本体がヘッドライトユニットに干渉する機会を減らし、ヘッドライトユニットの破損を抑えることができる。
上記のヘッドライトユニットはさらに、基部のうちレンズ部の周囲に取り付けられた所定のホルダ部材を有し、外側ライト凸部および下側ライト凸部は、ホルダ部材に設けられている。
上記構成によれば、ヘッドライトユニットの基部とは別部品のホルダ部材に各ライト凸部を設けることで、各ライト凸部とバンパとの接触具合の調節が容易になり、また、ヘッドライトユニットの基部を異なる車種間で共通化してその汎用性を高めることが可能になる。さらに、ホルダ部材に各ライト凸部を設けることで、仮に軽衝突等によってバンパが各ライト凸部に干渉したとしても、その衝撃をホルダ部材が受けることで、ヘッドライトユニットの基部の破損を抑えることができる。
上記のホルダ部材の下側ライト凸部と基部との間に所定の間隙が形成されている。
上記構成によっても、軽衝突時等によってバンパがホルダ部材に干渉した場合に、ホルダ部材がヘッドライトユニットの基部に干渉する機会を減らし、ヘッドライトユニットの基部の破損を抑えることができる。
上記のヘッドライトユニットはさらに、基部のうちレンズ部の上方から車両前方に突出する上側ライト凸部を含み、バンパはさらに、開口の上方に設けられリブから上方に突出して上側ライト凸部の側部に接触する上側バンパ凸部を有する。
上記構成によれば、レンズ部の上側においても上側ライト凸部を設けてバンパとの位置決めを行うことで、レンズ部の周囲の見切り線のさらなる精度向上を図ることが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両用ヘッドライト周辺構造(以下、ヘッドライト構造100)の概要を示す図である。図1(a)は、車両の左側のヘッドライト構造100を示した斜視図である。以下、図1その他の本願のすべての図面において、車両前後方向をそれぞれ矢印F(Forward)、B(Backward)、車幅方向の左右をそれぞれ矢印L(Leftward)、R(Rightward)、車両上下方向をそれぞれ矢印U(upward)、D(downward)で例示する。
ヘッドライト構造100は、バンパ102とヘッドライトユニット104とを含んで構成されている。バンパ102は、本実施例ではフロントバンパとして実施されていて、車体の前部の構造物にヘッドライトユニット104に覆いかぶさるようにして取り付けられる。なお、バンパ102は、ヘッドライトユニット104に対して直接には固定されない。
バンパ本体106は、バンパ102のうち車両外側に露出する部位である。バンパ本体106には、前壁106aと、側壁106bとが含まれている。前壁106aは、車体の前部に沿って車幅方向に延びる部位である。側壁106bは、前壁106aの車幅方向の端部から車体の側部に沿って車両後方に湾曲しながら延びている。
開口108は、ヘッドライトユニット104のレンズ部110を露出させる部位であり、前壁106aの車幅方向の両端近傍の箇所を車両前後方向に貫通するよう開けた状態に形成されている。
図1(b)は、図1(a)のバンパ102を取り外してヘッドライトユニット104を露出させた図である。ヘッドライトユニット104は、ヘッドライト本体112と、後述するホルダ部材114とを有して、車体の前部の構造物に取り付けられている。
ヘッドライト本体112は、基部116およびレンズ部110を含んで構成されている。基部116は、ヘッドライト本体112の主要な部分であり、固定部118a~118c等の複数の固定部によって車体に取り付けられている。レンズ部110は、光源の前方を覆う透明な構造物であり、基部116から開口108に向かって突出し、開口108から露出する。
ホルダ部材114は、レンズ部110の周囲に取り付けられる樹脂製の部材である。ホルダ部材114は、基部116のうちレンズ部110の周囲のフランジ部120に、ボルト等を使用して取り付けられる。ホルダ部材114は、外側ライト凸部122および下側ライト凸部124などの複数のライト凸部を有していて、各ライト凸部を利用してバンパ102の位置決めを行う。
図2は、図1(a)のバンパ102を車両後方から示した斜視図である。バンパ102には、開口108の車両後側を縁取るようにリブ126が設けられている。リブ126は、開口108の縁に沿って、バンパ本体106から後方の車体側に屈曲して延びるように形成されている。前述したホルダ部材114(図1(b)参照)の外側ライト凸部122等は、このリブ126に干渉して、バンパ102の位置決めを行う。
リブ126の周囲には、ヘッドライトユニット104に対する位置決めを行う部位として、上側バンパ凸部128および下側バンパ凸部130が設けられている。上側バンパ凸部128は、開口108の上方に設けられていて、リブ126の上側から上方および車両後方に突出している。下側バンパ凸部130は、開口108の下方に設けられていて、リブ126の下側から車両下方に突出している。
図3は、図1のヘッドライト構造100を車両前方から正対して見た図である。図3(a)は、図1(a)のヘッドライト構造100を車両前方から正対して見た図である。ヘッドライト構造100を車両前方から見た場合、ヘッドライトユニット104のうちレンズ部110の周囲はバンパ本体106で囲まれた状態になり、フランジ部120(図1(b)参照)やホルダ部材114はバンパ本体106で覆い隠された状態になる。
図3(b)は、図1(b)のヘッドライトユニット104を車両前方から正対して見た図である。ホルダ部材114は、車両前方から見た状態において、レンズ部110の周囲のフランジ部120のうち、車両幅方向外側から下側にかけての範囲を囲う形状になっている。
外側ライト凸部122および下側ライト凸部124は、ホルダ部材114のうち車両前方に突出する部位である。外側ライト凸部122は、レンズ部110に対して、車幅方向外側の脇に形成されている。下側ライト凸部124は、レンズ部110に対して、下方に形成されている。
上記の各ライト凸部の他、ヘッドライト本体112には上側ライト凸部132も設けられている。上側ライト凸部132もまた、車両前方に突出する部位であり、フランジ部120のうちレンズ部110の上方の箇所に設けられている。
図4は、図3(a)のヘッドライト構造100の各断面図である。図4(a)は、図3(a)のヘッドライト構造100のA-A断面図である。
バンパ102には、バンパ本体106とリブ126とによって、開口108の周囲の後側にバンパ凹部134が形成されている。上述した各ライト凸部は、このバンパ凹部134に嵌め込まれ、バンパ102の位置決めを行う。
外側ライト凸部122は、バンパ102のバンパ凹部134の車幅方向外側の箇所に嵌め込まれる。外側ライト凸部122は、リブ126に車幅方向外側から接触して、車幅方向内側の部分でリブ126を把持する。
図4(b)は、図3(b)のヘッドライト構造100のB-B断面図である。下側ライト凸部124は、バンパ102の下側バンパ凸部130に接触する。詳しくは、レンズ部110の下方において、リブ126の下面から下側バンパ凸部130が下方に突出していて、この下側バンパ凸部130の下端がホルダ部材114の下側ライト凸部124の上面136に接触する。
ここで、図3(b)に示すように、下側ライト凸部124は、車両前方から見て、下側部分124aと、下側部分124aの車幅方向内側に設けられた内側部分124bとを有している。内側部分124bは下側部分124aよりも上方にまで形成されていて、内側部分124bと下側部分124aとの間には内角138が形成されている。前述した下側バンパ凸部130は、この内角138に嵌り、下端が下側部分124aの上面136に接触する。
図5は、図3(a)のヘッドライト構造100の各断面図である。図5(a)は、図3(a)のヘッドライト構造100のC-C断面図である。図5(a)に示すように、下側バンパ凸部130は、車幅方向内側の部分が、下側ライト凸部124の内側部分124bの車幅方向外側の側面140に接触する。
図5(b)は、図3(b)のヘッドライト構造100のD-D断面図である。フランジ部120の上側ライト凸部132には、上側バンパ凸部128が接触する。詳しくは、上側バンパ凸部128は、開口108(図2参照)の上方にてリブ126から上方および後方に突出していて、上側ライト凸部132の車幅方向外側の側部に接触する。
これらのように、本実施例では、ヘッドライトユニット104のレンズ部110の周囲に外側ライト凸部122、下側ライト凸部124、および上側ライト凸部132が設けられていて、各ライト凸部がバンパ102のリブ126や下側バンパ凸部130および上側バンパ凸部128に接触する。これらによって、ヘッドライトユニット104はバンパ102の位置を規制することができる。この構成によれば、レンズ部110と開口108との見切り線を、設定した通りの幅等に精度よく形成することが可能になる。
本実施例では、車幅方向それぞれのレンズ部110に対して、車幅方向外側と下方とに外側ライト凸部122および下側ライト凸部124を設けることができる。この構成によれば、左右のヘッドライトユニット104それぞれに対して車幅方向外側および下側からバンパ102を接触させて位置合わせをすることができ、車両前面におけるヘッドライトユニット104の見切り線の精度向上を効率よく図ることが可能になる。特に、この構成によれば、レンズ部110の下側をバンパ102によって支えることができるため、ヘッドライトユニット104の重量による見切り線のずれを簡易な構成で修正することが可能になる。
本実施例では、レンズ部110の上側においても上側ライト凸部132を設けてバンパ102の位置決めを行うことで、レンズ部110の周囲の見切り線のさらなる精度向上を図ることが可能になっている。
本実施例では、ヘッドライトユニット104とバンパ102とを直接的に締結等させないため、締結時の外力によるバンパ102の歪みの発生を抑えることができる。この構成によっても、レンズ部110の周囲の見切り線を精度よく形成し、かつ見切り線を修正しやすくすることができる。
本実施例では、ヘッドライト本体112とは別部品のホルダ部材114に外側ライト凸部122および下側ライト凸部124を設けることで、外側ライト凸部122および下側ライト凸部124とバンパ102との接触具合の調節を容易に行うことが可能である。加えて、ホルダ部材114を独立した部材にしていることで、ヘッドライト本体112を異なる車種間で共通化してその汎用性を高めることも可能になっている。
さらに、ホルダ部材114に外側ライト凸部122等を設けることで、仮に軽衝突等によってバンパ102が外側ライト凸部122等に干渉したとしても、その衝撃をホルダ部材114が受け、ヘッドライト本体112の破損を抑えることが可能になっている。
再び図4(a)を参照する。外側ライト凸部122の先端と、バンパ本体106の前壁106aとの間には、車両前後方向において間隙S1が形成されている。また、外側ライト凸部122と、側壁106bとの間には、車幅方向において間隙S2が形成されている。
上記の外側ライト凸部122は、バンパ102のうちリブ126にのみ接触し、バンパ本体106には接触していない。この構成によれば、軽衝突時等によってバンパ本体106に衝撃が加えられた場合に、バンパ本体106がヘッドライトユニット104に干渉する機会を減らし、ヘッドライトユニット104の破損を抑えることができる。
図4(b)においても、ホルダ部材114の下側ライト凸部124と、バンパ102の下側バンパ凸部130との間には、車両前後方向において間隙S3が形成されている。そして、ホルダ部材114の下側ライト凸部124と、ヘッドライト本体112のフランジ部120との間には、車両前後方向において間隙S4が形成されている。
間隙S3、S4が形成されていることによっても、軽衝突時等によってバンパ102がホルダ部材114に干渉した場合に、ホルダ部材114がヘッドライト本体112に干渉する機会を減らし、ヘッドライト本体112の破損を抑えることができる。
図6は、図3(b)のヘッドライトユニットの変形例(ヘッドライトユニット200)を示した図である。図6では、上記実施例にて既に説明した構成要素と同じものには同じ符号を付していて、これによって既出の構成要素については説明を省略する。また、以下の説明において、既に説明した構成要素と同じ名称のものについては、例え異なる符号を付していても、特に明記しない場合は同じ機能を有しているものとする。
本実施例のヘッドライトユニット200は、ホルダ部材114(図3(b)参照)を省略し、外側ライト凸部202および下側ライト凸部204をフランジ部120に直接に設けている点で、図3(b)のヘッドライトユニット104と構成が異なっている。
外側ライト凸部202は、図4の外側ライト凸部122と同様に、リブ126に車幅方向外側から接触して、車幅方向内側の部分でリブ126を把持する。外側ライト凸部202もまた、前壁106aとの間に間隙S1を形成し、側壁106bとの間に間隙S2を形成することが可能である。
下側ライト凸部204は、図4(b)の下側ライト凸部124と同様に、下側バンパ凸部130の下端が上面に接触する。下側ライト凸部204もまた、バンパ102の下側バンパ凸部130との間に、間隙S3を形成することが可能である。
当該ヘッドライトユニット200によっても、外側ライト凸部202および下側ライト凸部204を利用して、バンパ102の位置を規制し、レンズ部110と開口108との見切り線を精度よく形成することが可能である。また、ヘッドライトユニット200は、外側ライト凸部202および下側ライト凸部204がバンパ102との間に間隙S1、S2、S3(図4参照)を形成することで、軽衝突時等においてバンパ本体106と干渉する機会を減らして破損を回避することが可能になっている。
さらなる変形例として、上述した外側ライト凸部122(図3(b)参照)と車幅方向において対称な構成のライト凸部を、レンズ部110の車幅方向内側の箇所に設けることも可能である。この場合、ホルダ部材114をレンズ部110の車幅方向内側まで囲う形状に構成してもよいし、レンズ部110の車幅方向内側のフランジ部120に直接にライト凸部を設けてもよい。この構成によれば、レンズ部110の車幅方向外側から下側、および車幅方向内側にまでの範囲において、バンパ102を位置決めすることができ、レンズ部110の周囲の見切り線をより精度よく形成することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用ヘッドライト周辺構造に利用することができる。
100…ヘッドライト構造、102…バンパ、104…ヘッドライトユニット、106…バンパ本体、106a…前壁、106b…側壁、108…開口、110…レンズ部、112…ヘッドライト本体、114…ホルダ部材、116…基部、118a~118c…固定部、120…フランジ部、122…外側ライト凸部、124…下側ライト凸部、124a…下側部分、124b…内側部分、126…リブ、128…上側バンパ凸部、130…下側バンパ凸部、132…上側ライト凸部、134…バンパ凹部、136…上面、138…内角、140…側面、S1~S3…間隙、200…ヘッドライトユニット、202…外側ライト凸部、204…下側ライト凸部

Claims (5)

  1. 車体の前部に取り付けたヘッドライトユニットと、該ヘッドライトユニットに覆いかぶさるようにして該車体に取り付けられたバンパとを備えた車両用ヘッドライト周辺構造において、
    前記バンパは、
    車両外側に露出するバンパ本体と、
    前記バンパ本体の所定箇所に開けられ前記ヘッドライトユニットを露出させる開口と、
    前記開口の縁に沿って設けられ前記バンパ本体から前記車体側に屈曲して延びるリブとを有し、
    前記ヘッドライトユニットは、
    前記車体に接続された基部と、
    前記基部から前記開口に向かって突出し該開口から露出するレンズ部と、
    前記基部のうち前記レンズ部の車幅方向外側の脇から車両前方に突出し前記リブに車幅方向外側から接触する外側ライト凸部と、
    前記基部のうち前記レンズ部の下方から車両前方に突出する下側ライト凸部とを有し、
    前記バンパはさらに、前記開口の下方に設けられ前記リブから下方に突出して前記下側ライト凸部に接触する下側バンパ凸部を有することを特徴とする車両用ヘッドライト周辺構造。
  2. 前記バンパ本体は、車体の前部に沿って車幅方向に延びる前壁と、該前壁の車幅方向の端部から該車体の側部に沿って車両後方に延びる側壁とを含み、
    前記外側ライト凸部と前記前壁との間に車両前後方向の間隙が形成され、
    前記外側ライト凸部と前記側壁との間に車幅方向の間隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヘッドライト周辺構造。
  3. 前記ヘッドライトユニットはさらに、前記基部のうち前記レンズ部の周囲に取り付けられた所定のホルダ部材を有し、
    前記外側ライト凸部および前記下側ライト凸部は、前記ホルダ部材に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ヘッドライト周辺構造。
  4. 前記ホルダ部材の下側ライト凸部と前記基部との間に所定の間隙が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ヘッドライト周辺構造。
  5. 前記ヘッドライトユニットはさらに、前記基部のうち前記レンズ部の上方から車両前方に突出する上側ライト凸部を含み、
    前記バンパはさらに、前記開口の上方に設けられ前記リブから上方に突出して前記上側ライト凸部の側部に接触する上側バンパ凸部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ヘッドライト周辺構造。
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