WO2020226139A1 - 灯具ユニットおよび給電アタッチメント - Google Patents

Abstract

発光素子（１４）と、発光素子（１４）からの出射光をユニット前方へ向けて反射させるリフレクタ（１６）と、発光素子（１４）およびリフレクタ（１６）を支持するヒートシンク（２２）と、を備えた灯具ユニット（１０）であって、発光素子（１４）に電力を供給するための給電アタッチメント（３０）は、ヒートシンク（２２）に取り付けられており、給電アタッチメント（３０）は、当該給電アタッチメント（３０）の左右２箇所においてヒートシンク（２２）に締結されており、給電アタッチメント（３０）のコネクタ部（３２ｄ）は、左右２箇所の締結位置の内側において、リフレクタ（１６）の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されている。

Description

灯具ユニットおよび給電アタッチメント

　本開示は、給電アタッチメントおよび灯具ユニットに関する。

　従来より、発光素子と、この発光素子からの出射光をユニット前方へ向けて反射させるリフレクタと、を備えた灯具ユニットの構成として、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持されたものが知られている。

　「特許文献１」は、このような灯具ユニットの構成として、発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられたものを開示している。

　この「特許文献１」に記載された給電アタッチメントは、その左右２箇所においてヒートシンクに締結された構成となっており、また、その左右方向の端部にコネクタ部が形成された構成となっている。また、この給電アタッチメントは、発光素子を囲むように形成された開口部と、外部電源と電気的に接続される端子部を収容するコネクタ部とを備えており、そのコネクタ部が該給電アタッチメントにおける左右方向の端部に形成された構成となっている。

　一方「特許文献２」は、このような灯具ユニットの給電アタッチメントの構成として、その左右２箇所のヒートシンクへの締結位置の内側にコネクタ部が形成されたものを開示している。また、「特許文献２」は、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットとして、そのリフレクタが該リフレクタの左右２箇所においてヒートシンクに締結された構成を開示している。

　また、従来より、例えば「特許文献１」に記載されているように、発光ダイオード等の発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントとして、１対のバスバー電極がその一部を露出させた状態で絶縁部材に埋設された構成のものが知られている。

　この「特許文献１」に記載された給電アタッチメントにおいては、１対のバスバー電極における絶縁部材からの露出部分によって、発光素子と電気的に接続される１対の第１端子部と、外部電源と電気的に接続される１対の第２端子部とが構成されており、その絶縁部材には１対の第１端子部を露出させる開口部と１対の第２端子部を収容するコネクタ部とが形成されている。

日本国特開２０１４－１９７５５０号公報 日本国特開２０１４－１７２７４号公報

　上記「特許文献１」に記載された灯具ユニットにおいては、ヒートシンクに対するリフレクタの支持が給電アタッチメントのコネクタ部と干渉しない状態で行われるようにするために、灯具ユニットの左右幅寸法をある程度大きくする必要がある。

　一方「特許文献２」に記載された灯具ユニットは、給電アタッチメントのコネクタ部が左右２箇所の締結位置の内側に形成されているが、この給電アタッチメントはコネクタ部がユニット前方側を向くように形成されているので、灯具ユニットの構成によっては給電アタッチメントに対して給電用配線のコネクタを接続することが困難となっている。

　例えば、灯具ユニットがリフレクタを備えたプロジェクタ型の灯具ユニットである場合には、給電アタッチメントよりもユニット前方側に投影レンズやソレノイド、シェード等のユニット構成部品が配置される。このため、コネクタ部がユニット前方側を向くように形成されていると、給電アタッチメントに対して給電用配線のコネクタを接続することが困難となるばかりでなく、灯具ユニットの前後長を短くすることも困難となる。

　本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットにおいて、給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられた構成となっていても、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えた上で給電アタッチメントに対して給電用配線のコネクタを容易に接続することができる灯具ユニットを提供することを目的とする。

　また、上記「特許文献１」に記載された灯具ユニットにおいては、給電アタッチメントのコネクタ部が該給電アタッチメントにおける左右方向の端部に位置しているので、上記「特許文献２」に記載されているようにリフレクタが該リフレクタの左右２箇所においてヒートシンクに締結された構成とした場合、ヒートシンクに対するリフレクタの支持が給電アタッチメントのコネクタ部と干渉しない状態で行われるようにするために、灯具ユニットの左右幅寸法をある程度大きくする必要がある。

　本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットにおいて、給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられた構成となっていても、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えることができる灯具ユニットを提供することも目的とする。

　また、上記「特許文献１」に記載された給電アタッチメントにおいては、１対の第２端子部がコネクタ部の内部空間において上下方向に並んだ状態で配置されているので、コネクタ部の上下方向の寸法が大きくなってしまい、給電アタッチメントの薄型化を図ることが困難である。

　本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントにおいて、その薄型化を図ることができる給電アタッチメントを提供することおよびこのような給電アタッチメントを備えた灯具ユニットを提供することを目的とするものである。

　本開示は、給電アタッチメントの構成に工夫を施すことにより、上記目的の達成を図るようにしたものである。

　上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットは、
　発光素子と、前記発光素子からの出射光をユニット前方へ向けて反射させるリフレクタと、前記発光素子および前記リフレクタを支持するヒートシンクと、を備えた灯具ユニットであって、
　前記発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントは、前記ヒートシンクに取り付けられており、
　前記給電アタッチメントは、当該給電アタッチメントの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、
　前記給電アタッチメントのコネクタ部は、前記左右２箇所の締結位置の内側において、前記リフレクタの後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されている。

　上記「リフレクタ」は、直接ヒートシンクに支持されていてもよいし、他の部材を介してヒートシンクに支持されていてもよい。

　上記「給電アタッチメント」は、当該給電アタッチメントの左右２箇所においてヒートシンクに締結されていれば、その具体的な締結位置は特に限定されるものではなく、また、その具体的な締結方法についても特に限定されるものではなく、例えばネジ締めやカシメ等が採用可能である。

　上記「コネクタ部」は、左右２箇所の締結位置の内側においてリフレクタの後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されていれば、その具体的な形成位置やその開口の向き等については特に限定されるものではない。

　本開示に係る灯具ユニットは、発光素子およびリフレクタを支持するヒートシンクに給電アタッチメントが取り付けられた構成となっている。給電アタッチメントはその左右２箇所においてヒートシンクに締結されているが、当該給電アタッチメントのコネクタ部は左右２箇所の締結位置の内側においてリフレクタの後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。

　すなわち、本開示に係る灯具ユニットによれば、給電アタッチメントにおける左右方向の端部にコネクタ部が形成されている場合と比べて、給電アタッチメントの左右幅寸法を小さくすることができる。その結果、ヒートシンクに対するリフレクタの支持を給電アタッチメントのコネクタ部と干渉しない状態で行うことが容易に可能となるので、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えることができる。

　その上で、給電アタッチメントは、そのコネクタ部がリフレクタの後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されているので、リフレクタの後方空間を利用して給電用配線のコネクタとの接続作業を容易に行うことができる。

　このように本開示によれば、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットにおいて、給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられた構成となっていても、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えた上で給電アタッチメントに対して給電用配線のコネクタを容易に接続することができる。

　また、本開示のように、給電アタッチメントのコネクタ部がリフレクタの後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成された構成とすることにより、給電アタッチメントに対して給電用配線のコネクタを接続する際、給電アタッチメントのコネクタ部を押さえた状態で接続作業を行うことができる。したがって、当該接続作業の際にリフレクタが不用意に押さえられてしまうことによって、リフレクタの位置が所期の位置からずれてしまうことを未然に防止することができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記コネクタ部は、ユニット後方へ向けて開口するように形成されていてもよい。

　上記のような構成によれば、給電用配線のコネクタとの接続作業を一層容易に行うことが可能となる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記コネクタ部は、前記リフレクタの後端位置よりもユニット後方側において前記リフレクタ側に張り出すように形成されていてもよい。

　上記のような構成によれば左右２箇所の締結位置の内側に給電アタッチメントのコネクタ部が位置している場合には、このコネクタ部との干渉を回避するための凹部をヒートシンクに形成することが必要となる。一方、ヒートシンクにおいて前記左右２箇所の締結位置の内側に位置する部位は発光素子にも近いので、発光素子の点灯によって発生する熱を放散させる必要性が高い。そこで、給電アタッチメントのコネクタ部を、リフレクタの後端位置よりもユニット後方側においてリフレクタ側に張り出すように形成された構成とすることにより、コネクタ部との干渉を回避するためにヒートシンクに形成される凹部を浅いものとすること、あるいはこの凹部を形成不要とすることができる。そしてこれにより、前記左右２箇所の締結位置の内側にコネクタ部が配置されることによってヒートシンクの放熱機能が低下してしまうのを効果的に抑制することができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記コネクタ部は、前記左右２箇所の締結位置の中心位置に形成されていてもよい。

　なお、「中心位置」とは、左右２箇所の締結位置の中心を通るようにしてユニット前後方向に延びる鉛直面と交差する位置を意味するものである。

　上記のような構成によれば、例えばヘッドランプ等の車両用灯具のように左右１対の灯具ユニットが用いられるような場合であっても、両灯具ユニット相互間で給電アタッチメントを共通化することが容易に可能となる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、かつ、当該リフレクタにおける前記左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、前記ヒートシンクに当接する当接部が形成されていてもよい。

　上記のような構成よれば、ヒートシンクによるリフレクタの支持を３点支持構造によって行うことができ、これによりリフレクタの位置決め精度を高めることができる。

　なお、上記「当接部」の具体的な形成位置や具体的な形状等は特に限定されるものではない。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記発光素子は、前記ヒートシンクの上面に搭載されており、
　前記ヒートシンクの上面は、前記発光素子を搭載している領域がユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されていてもよい。

　上記のような構成によれば、発光素子を搭載している領域がユニット後方へ向けて下方側に傾斜した分だけ灯具ユニットの前後長を短くすることができる。また、このような構成を採用することにより、発光素子からの出射光のリフレクタへの入射効率を高めることが可能となる。

　また、本開示は、リフレクタのヒートシンクへの締結位置に工夫を施すことにより、上記目的の達成を図るようにしたものでもある。

　すなわち、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットは、
　発光素子と、この発光素子からの出射光をユニット前方へ向けて反射させるリフレクタと、前記発光素子および前記リフレクタを支持するヒートシンクと、を備えた灯具ユニットであって、
　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、
　前記ヒートシンクには、前記発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントが取り付けられており、
　前記給電アタッチメントは、前記発光素子を囲むように形成された開口部と、外部電源と電気的に接続される端子部を収容するコネクタ部とを備えており、
　前記給電アタッチメントのコネクタ部は、前記リフレクタの左右２箇所の締結位置の内側に位置しており、
　前記リフレクタの左右２箇所の締結位置は、ユニット前後方向に関して前記給電アタッチメントの開口部と重複する位置に設定されている。

　上記「リフレクタ」は、直接ヒートシンクに支持されていてもよいし、他の部材を介してヒートシンクに支持されていてもよい。

　上記「リフレクタ」のヒートシンクへの具体的な締結方法は、特に限定されるものではなく、例えばネジ締めやカシメ等が採用可能である。

　上記「左右２箇所の締結位置」は、ユニット前後方向に関して給電アタッチメントの開口部と重複する位置に設定されていれば、その具体的な位置は特に限定されるものではない。

　上記「コネクタ部」は、リフレクタの左右２箇所の締結位置の内側に位置していれば、その具体的な配置や構成は特に限定されるものではない。

　本願発明に係る灯具ユニットは、発光素子およびリフレクタを支持するヒートシンクに給電アタッチメントが取り付けられるとともに、リフレクタがその左右２箇所においてヒートシンクに締結された構成となっているが、給電アタッチメントはそのコネクタ部がリフレクタの左右２箇所の締結位置の内側に位置しているので、従来のように給電アタッチメントにおける左右方向の端部にコネクタ部が位置している場合に比して、給電アタッチメントの左右幅寸法を小さくすることができる。したがって、ヒートシンクに対するリフレクタの支持を給電アタッチメントのコネクタ部と干渉しない状態で行うことが容易に可能となり、これにより灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えることができる。

　その上で、本願発明に係る灯具ユニットは、リフレクタの左右２箇所の締結位置がユニット前後方向に関して給電アタッチメントの開口部と重複する位置に設定されているので、リフレクタの構成として、ヒートシンクへの締結を行うためのフランジ部等を含む該リフレクタ全体の左右幅寸法を小さくすることができ、これにより灯具ユニットの左右幅寸法をさらに小さく抑えることができる。

　このように本願発明によれば、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットにおいて、給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられた構成となっていても、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えることができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記給電アタッチメントは、当該給電アタッチメントの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、
　前記リフレクタの左右２箇所の締結位置が、前記給電アタッチメントの左右２箇所の締結位置よりもユニット前方側に設定されていてもよい。

　上記のような構成によれば、給電アタッチメントのヒートシンクへの締結を、リフレクタのヒートシンクへの締結部と干渉させることなく行うことができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、前記ヒートシンクに当接する第１当接部を備えていてもよい。

　上記のような構成によれば、ヒートシンクによるリフレクタの支持を３点支持構造によって行うことができ、これによりリフレクタの位置決め精度を高めることができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記発光素子よりもユニット前方側において前記リフレクタからの反射光を入射させるように配置された投影レンズと、この投影レンズを支持するレンズホルダとをさらに備えており、
　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所の締結位置よりもユニット前方側に位置する部位に、前記レンズホルダと当接する第２当接部を備えていてもよい。

　上記のような構成によれば、リフレクタの位置決め精度をより一層高めることができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記発光素子は、前記ヒートシンクの上面に搭載されており、
　前記ヒートシンクの上面は、前記発光素子を搭載している領域および前記リフレクタが締結されている領域がユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されていてもよい。

　上記のような構成によれば、発光素子を搭載している領域およびリフレクタが締結されている領域がユニット後方へ向けて下方側に傾斜した分だけ灯具ユニットの前後長を短くすることができる。また、このような構成を採用することにより、発光素子からの出射光のリフレクタへの入射効率を高めることができる。

　また、本開示は、１対の第２端子部の配置に工夫を施すことにより、上記目的の達成を図るようにしたものでもある。

　すなわち、上記の目的を達成するための一態に係る給電アタッチメントは、
　発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントであって、１対のバスバー電極が当該バスバー電極の一部を露出させた状態で絶縁部材に埋設されてなる給電アタッチメントにおいて、
　上記１対のバスバー電極における上記絶縁部材からの露出部分によって、上記発光素子と電気的に接続される１対の第１端子部と、外部電源と電気的に接続される１対の第２端子部とが構成されており、
　上記絶縁部材に、上記１対の第１端子部を露出させる開口部と、上記１対の第２端子部を収容するコネクタ部とが形成されており、
　上記１対の第２端子部は、上記コネクタ部の内部空間において水平方向に並んだ状態で配置されている。

　上記「絶縁部材」の種類は特に限定されるものではなく、例えば樹脂製の部材やセラミックス製の部材等が採用可能である。

　上記「発光素子」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオードやレーザダイオード等が採用可能である。

　上記「第１端子部」、「第２端子部」の具体的な位置関係は特に限定されるものではない。

　上記のような構成によれば、給電アタッチメントは、絶縁部材に埋設された複数のバスバー電極における絶縁部材からの露出部分によって、発光素子と電気的に接続される第１端子部と、外部電源と電気的に接続される第２端子部とが構成されている。また、絶縁部材には１対の第１端子部を露出させる開口部と１対の第２端子部を収容するコネクタ部とが形成されているが、１対の第２端子部はコネクタ部の内部空間において水平方向に並んだ状態で配置されている。したがって、コネクタ部の上下方向の寸法を小さくすることができ、これにより給電アタッチメントの薄型化を図ることができる。

　このように本開示によれば、発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントにおいて、その薄型化を図ることができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る給電アタッチメントにおいて、
　前記コネクタ部は、前記１対の第２端子部が並んでいる第１方向に関して前記開口部と重複する位置に形成されている。

　上記のような構成によれば、給電アタッチメントが例えば車両用ヘッドランプ等のように左右１対の灯具ユニットに用いられるような場合であっても、両灯具ユニット相互間で給電アタッチメントを共通化することが容易に可能となる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る給電アタッチメントにおいて、
　前記１対の第２端子部は、各々が板状に形成されており、かつ、板面が前記１対の第２端子部が並んでいる第１方向と直交する第２方向を向くように配置されている。

　上記のような構成によれば、コネクタ部の上下方向の寸法をさらに小さくすることができるので、給電アタッチメントの一層の薄型化を図ることができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットは、
　上記給電アタッチメントと、前記発光素子からの出射光を制御する光学部材と、前記発光素子、前記給電アタッチメントおよび前記光学部材を支持するヒートシンクと、を備えており、
　前記ヒートシンクに、前記コネクタ部の少なくとも一部分を収容する凹部が形成されている。

　上記のような構成によれば、ヒートシンクに凹部を形成することにより、コネクタ部との干渉を回避することが容易に可能となり、かつコネクタ部はその上下方向の寸法が小さいので、ヒートシンクに凹部を形成したとしてもこれを浅いものとすることができる。したがって、これによりヒートシンクの放熱機能が低下してしまうのを効果的に抑制することができる。

　また、上記の目的を達成するための一態様に係る灯具ユニットにおいて、
　前記コネクタ部の上壁部に、当該コネクタ部を前記外部電源側のコネクタと係合させるための係合孔が形成されていてもよい。

　上記のような構成によれば、コネクタ部をその係合孔において外部電源側のコネクタと係合させることにより、コネクタ部と外部電源側のコネクタとの嵌合による給電アタッチメントと外部電源との電気的接続を維持することが容易に可能となり、しかも、その嵌合状態をコネクタ部の係合孔において目視で確認することが可能となる。

　本開示によれば、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットにおいて、給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられた構成となっていても、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えた上で給電アタッチメントに対して給電用配線のコネクタを容易に接続することができる灯具ユニットを提供することができる。

　また、本開示によれば、発光素子およびリフレクタがヒートシンクに支持された灯具ユニットにおいて、給電アタッチメントがヒートシンクに取り付けられた構成となっていても、灯具ユニットの左右幅寸法を小さく抑えることができる灯具ユニットを提供することもできる。

　また、本開示によれば、発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントにおいて、その薄型化を図ることができる給電アタッチメントを提供することおよびこのような給電アタッチメントを備えた灯具ユニットを提供することもできる。

図１は、本開示の一実施形態に係る灯具ユニットを備えた車両用灯具を例示する側断面図である。 図２は、灯具ユニットを例示する平面図である。 図３は、図１のIII部の詳細な図である。 図４は、図３のIV方向矢視図である。 図５は、図４のＶ方向矢視図である。 図６は、第１変形例を例示する図である。 図７は、第２変形例を例示する図である。 図８は、上記実施形態の第３変形例を例示する図である。 図９は、上記実施形態の第４変形例を例示する図である。

　以下、図面を用いて、本開示の実施の形態について説明する。

　図１は、本開示の一実施形態に係る給電アタッチメント３０および灯具ユニット１０を備えた車両用灯具１００を例示する側断面図である。また、図２は、灯具ユニット１０を例示する平面図である。

　これらの図において、Ｘで示す方向が「ユニット前方」であり、Ｙで示す方向が「ユニット前方」と直交する「左方向」（ユニット正面視では「右方向」）であり、Ｚで示す方向が「上方向」である。これら以外の図においても同様である。

　車両用灯具１００は、車両の前端部に設けられるヘッドランプであって、ランプボディ１０２と透光カバー１０４とで形成される灯室内に、灯具ユニット１０がその前後方向（すなわちユニット前後方向）を車両前後方向と一致させるように光軸調整が行われた状態で収容されている。

　灯具ユニット１０は、投影レンズ１２と、投影レンズ１２の後側焦点Ｆよりもユニット後方側に配置された発光素子１４と、発光素子１４を上方側から覆うように配置され、当該発光素子１４からの出射光を投影レンズ１２へ向けて反射させるリフレクタ１６と、発光素子１４と投影レンズ１２との間に配置された可動シェード１８と、を備えている。

　投影レンズ１２は、前面が凸面で後面が平面の平凸非球面レンズであって、ユニット前後方向に延びる光軸Ａｘを有している。投影レンズ１２は、当該投影レンズ１２の後側焦点Ｆを含む焦点面である後側焦点面上に形成される光源像を、反転像として、灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影するように構成されている。

　図３は、図１のIII部の詳細な図である。また、図４は、図３のIV方向矢視図であり、図５は、図４のＶ方向矢視図である。

　図３に例示するように、発光素子１４は白色発光ダイオードであって、横長矩形状の発光面１４ａを有している。発光素子１４は、発光面１４ａを光軸Ａｘの下方において上向きにした状態で、光源支持部材２０を介してヒートシンク２２に支持されている。

　ヒートシンク２２の上面２２ａにおいて、光源支持部材２０が支持されている光源支持領域２２ａ１は、その周辺領域に対して上方側に突出した状態で、平面状に形成されている。光源支持領域２２ａ１は、その周辺領域と共にユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されている。したがって、発光素子１４の発光面１４ａは斜め上後方を向いた状態で配置されている。

　ヒートシンク２２の上面２２ａには、発光素子１４に電力を供給するための給電アタッチメント３０が取り付けられている（これについては後述する）。

　リフレクタ１６は、発光素子１４の発光中心を第１焦点とする略楕円面状の曲面を含む反射面１６ａを備えている。反射面１６ａは、その長軸に沿った鉛直断面形状が後側焦点Ｆのやや前方に位置する点を第２焦点とする楕円形状に設定されている。また反射面１６ａの離心率は、反射面１６ａの鉛直断面から反射面１６ａの水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。リフレクタ１６は、その左右両側部においてヒートシンク２２に支持されている（これについても後述する）。

　一方、投影レンズ１２は、図１および図２に例示するように、その外周フランジ部においてレンズホルダ２４に支持されている。

　レンズホルダ２４は、投影レンズ１２を支持するホルダ本体２４Ａと、ホルダ本体２４Ａの左右両側部からユニット後方へ延びるように形成された左右１対のアーム部２４Ｂと、これら左右１対のアーム部２４Ｂの後端部を連結する連結部２４Ｃと、を備えている。左右１対のアーム部２４Ｂは、その後端部において光軸Ａｘ側に折れ曲がるように形成されている。連結部２４Ｃは、リフレクタ１６を略円弧状に囲むように形成されている。レンズホルダ２４は、その左右１対のアーム部２４Ｂの後端部近傍部位においてヒートシンク２２に取り付けられている（これについても後述する）。

　図１に例示するように、可動シェード１８は、光軸Ａｘの下方において左右方向に延びる回動ピン２６を介してヒートシンク２２に回動可能に支持されている。可動シェード１８は、当該可動シェード１８の前端部からユニット後方へ向けて斜め上方へ延びるように形成されている。また可動シェード１８の上端縁１８ａは、左右段違いで水平方向に延びるように形成されている。

　可動シェード１８は、ヒートシンク２２に支持されたアクチュエータ２８の駆動により、投影レンズ１２へ向かうリフレクタ１６からの反射光の一部を遮光する遮光位置（図１において実線で示す位置）と、当該遮光位置から下方側へ所定角度回動して上記遮光を解除する遮光解除位置（図１において２点鎖線で示す位置）と、を採り得る。アクチュエータ２８は、ヒートシンク２２にネジ締め固定によって支持されている。またアクチュエータ２８は、図示しないビーム切換えスイッチの操作が行われたときに駆動する。

　図４に例示するように、発光素子１４を支持する光源支持部材２０は、平面視において横長矩形状の外形形状を有している。光源支持部材２０の上面における発光素子１４の左右両側の位置には、発光素子１４のカソード電極およびアノード電極とそれぞれ電気的に接続された左右１対の端子部２０ａが配置されている。

　給電アタッチメント３０は、光源支持部材２０を囲むように形成された絶縁部材３２に対して、埋設されたインサート成形品として構成されている。このとき、発光素子１４との電気的導通を図るための左右１対のバスバー電極３４のそれぞれは、一部が露出している。

　絶縁部材３２は、平面視において横長矩形状の外形形状を有する板状部材である。絶縁部材３２の左右方向の中心位置には横長矩形状の開口部３２ａが形成されている。

　絶縁部材３２は、その左右両側部から水平方向に突出する左右１対のフランジ部３２ｂを備えている。絶縁部材３２は、各フランジ部３２ｂにおいてネジ４０の締付けによりヒートシンク２２の上面２２ａに固定されている。ヒートシンク２２の上面２２ａには左右１対の位置決めピン２２ｂが形成されている。絶縁部材３２の左右１対のフランジ部３２ｂには、左右１対の位置決めピン２２ｂと係合する係合孔３２ｃがそれぞれ形成されている。左右１対の係合孔３２ｃの一方は円形状に形成されており、他方は横長矩形状に形成されている。

　左右１対のバスバー電極３４は、開口部３２ａに突出する左右２対の端子片３４ａを備えている。左右２対の端子片３４ａが光源支持部材２０の左右１対の端子部２０ａに当接することによって発光ダイオード１４と電気的に接続される。

　また、左右１対のバスバー電極３４は、開口部３２ａに突出する前後２対の押え片３４ｂも備えている。前後２対の押え片３４ｂが光源支持部材２０の上面に当接することによって、発光ダイオード１４が振動等によりヒートシンク２２から浮かないように構成されている。

　この場合、各端子片３４ａおよび各押え片３４ｂは、光源支持部材２０を上方側から弾性的に押圧する弾性片として機能する。

　絶縁部材３２は、その後部からユニット後方へ向けて突出するコネクタ部３２ｄを備えている。

　コネクタ部３２ｄは、リフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されており、ユニット後方へ向けて開口している。図３に例示するように、コネクタ部３２ｄは、絶縁部材３２とヒートシンク２２との左右２箇所の締結位置の中心位置（すなわち光軸Ａｘの真下の位置）に形成されている。また、このコネクタ部３２ｄは、リフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側において上下両側に張り出すように形成されている。

　コネクタ部３２ｄの上壁部には、ユニット前後方向に延びる矩形孔３２ｄ１が形成されている。また、コネクタ部３２ｄの左右両側壁部には、矩形状の凹部３２ｄ２が形成されている（図５参照）。

　図３～５に例示するように、コネクタ部３２ｄの内部空間には、左右１対のバスバー電極３４の端子ピン３４ｃがユニット後方へ向けて突出している。左右１対の端子ピン３４ｃは、各々が板状に形成されており、かつ、その板面が鉛直方向に対してユニット後方側に傾斜した上下方向（すなわち左右１対の端子ピン３４ｃが並んでいる第１方向と直交する第２方向）を向くように配置されている。図３に例示するように、コネクタ部３２ｄの内部空間には、給電用配線５０のコネクタ５２がユニット後方側から挿入される。当該給電用配線のコネクタが、当該コネクタ部３２ｄの矩形孔３２ｄ１および左右１対の凹部３２ｄ２と嵌合することにより、給電アタッチメント３０と給電用配線とが電気的に接続されるようになっている。

　コネクタ５２の上部には、ユニット後方へ向けて延びる弾性アーム５２ａが形成されている。弾性アーム５２ａの上面にはランス部５２ａ１が形成されている。コネクタ５２がコネクタ部３２ｄの内部空間に挿入される際、弾性アーム５２ａが撓み変形するので、ランス部５２ａ１はコネクタ部３２ｄの矩形孔３２ｄ１と係合する。これにより両者の嵌合状態が維持される。

　図３に例示するように、ヒートシンク２２の後端位置は、コネクタ部３２ｄの後端縁の位置と略同じ位置である。また、ヒートシンク２２の後端部の上面２２ａ（すなわち給電アタッチメント３０が載置されている面）には、コネクタ部３２ｄの下端部の形状に沿った形状を有する凹部２２ａ２が形成されている。さらに、ヒートシンク２２の後部領域には、複数の放熱フィン２２ｃが下方へ向けて延びるようにして形成されている（図５参照）。

　図４に例示するように、リフレクタ１６は、その左右両側部の下端位置から水平方向に平板状に突出する左右１対のフランジ部１６ｂを備えている。リフレクタ１６は、各フランジ部１６ｂにおいてネジ４２の締付けによりレンズホルダ２４と共にヒートシンク２２の上面２２ａに固定されている。

　ヒートシンク２２の上面２２ａにおいてリフレクタ１６が取り付けられる部位は、図５に例示するように、上面２２ａの他の部位よりも上方側に突出した左右１対の上方突出面２２ａ３として形成されている。また、レンズホルダ２４における左右１対のアーム部２４Ｂの後端部近傍部位には、リフレクタ１６の左右１対のフランジ部１６ｂを載置するための左右１対の載置面２４Ｂａが形成されている（図２参照）。図３に例示するように、これら左右１対の載置面２４Ｂａは、ユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されている。左右１対の載置面２４Ｂａの傾斜角度はヒートシンク２２の上面２２ａ（左右１対の上方突出面２２ａ３を含む）の傾斜角度と同じ値に設定されている。

　図２および図４に例示するように、左右１対の載置面２４Ｂａには、左右１対の位置決めピン２４ｂが形成されている。一方、リフレクタ１６の左右１対のフランジ部１６ｂには、左右１対の位置決めピン２４ｂと係合する係合孔１６ｃがそれぞれ形成されている。左右１対の係合孔１６ｃの一方は円形状に形成されており、他方は横長長円形に形成されている（図４参照）。

　図４に例示するように、リフレクタ１６の左右１対のフランジ部１６ｂには左右１対のネジ挿通孔１６ｄが形成されている。レンズホルダ２４の左右１対の載置面２４Ｂａには左右１対のネジ挿通孔２４ｄが形成されている。ネジ挿通孔１６ｄおよびネジ挿通孔２４ｄの一方は円形状に形成されており、他方は横長長円形に形成されている。

　リフレクタ１６の左右２箇所の締結位置は、当該リフレクタ１６の後端部寄りの位置に設定されている。具体的には、左右１対のフランジ部１６ｂに形成されたネジ挿通孔１６ｄの位置が、ユニット前後方向に関して絶縁部材３２の開口部３２ａと重複する位置に設定されている。このため、左右１対のネジ挿通孔１６ｄと開口部３２ａは、ユニット前後方向に関して部分的に重複している。

　上述したように、リフレクタ１６の反射面１６ａは略楕円面状の曲面で構成されているので、図３に例示するように、当該リフレクタ１６の左右両側部の下端位置はユニット後方へ向かうに従って左右方向の間隔が狭まっている。したがって、リフレクタ１６の左右２箇所の締結位置が当該リフレクタ１６の後端部寄りの位置に設定されていることにより、左右１対のフランジ部１６ｂの間隔は比較的狭いものとなっている。

　図４および図５に例示するように、リフレクタ１６には、ヒートシンク２２に対する左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、ヒートシンク２２に当接する当接部１６ｅが形成されている。当接部１６ｅは、ヒートシンク２２の凹部２２ａ２の左側近傍位置において、リフレクタ１６の下端部からユニット後方へ延びた後に下方へ向けて延びる突起部として形成されており、ヒートシンク２２の上面２２ａに当接するように構成されている。ヒートシンク２２によるリフレクタ１６の支持は、３点支持構造によって行われているので、リフレクタ１６の位置決め精度は高められている。

　また、図２に例示するように、ヒートシンク２２の上面２２ａにおける左右１対の上方突出面２２ａ３の前端部には、レンズホルダ２４に当接する当接部２２ｄがそれぞれ形成されている。

　図１および図２に例示するように、左右１対の当接部２２ｄは、上方へ向けて延びる突起部として形成されている。左右１対の当接部２２ｄは、レンズホルダ２４の左右１対のアーム部２４Ｂの下面に当接するように構成されている。

　次に本実施形態の作用について説明する。

　本実施形態に係る灯具ユニット１０は、発光素子１４およびリフレクタ１６を支持するヒートシンク２２に給電アタッチメント３０が取り付けられた構成となっている。また、給電アタッチメント３０はその左右２箇所においてヒートシンク２２に締結されている。そして、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄは左右２箇所の締結位置の内側においてリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。

　すなわち、灯具ユニット１０によれば、給電アタッチメント３０における左右方向の端部にコネクタ部３２ｄが形成されている場合と比べて、給電アタッチメント３０の左右幅寸法を小さくすることができる。その結果、ヒートシンク２２に対するリフレクタ１６の支持を給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄと干渉しない状態で行うことが容易に可能となるので、灯具ユニット１０の左右幅寸法を小さく抑えることができる。

　その上で、給電アタッチメント３０は、そのコネクタ部３２ｄがリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されているので、リフレクタ１６の後方空間を利用して給電用配線のコネクタとの接続作業を容易に行うことができる。

　このように本実施形態によれば、発光素子１４およびリフレクタ１６がヒートシンク２２に支持された灯具ユニット１０において、給電アタッチメント３０がヒートシンク２２に取り付けられた構成となっていても、灯具ユニット１０の左右幅寸法を小さく抑えた上で給電アタッチメント３０に対して給電用配線のコネクタを容易に接続することができる。

　また本実施形態のように、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄがリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成された構成とすることにより、給電アタッチメント３０に対して給電用配線のコネクタを接続する際、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄを押さえた状態で接続作業を行うことができる。したがって、当該接続作業の際にリフレクタ１６が不用意に押さえられてしまうことによって、リフレクタ１６の位置が所期の位置からずれてしまうことを未然に防止することができる。

　その際、本実施形態においては、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄがユニット後方へ向けて開口するように形成されているので、給電用配線のコネクタとの接続作業を一層容易に行うことが可能となる。

　また本実施形態においては、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄが、リフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側において上下両側に張り出すように（すなわち、リフレクタ１６側にも張り出すように）形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。

　すなわち、上記左右２箇所の締結位置の内側に給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄが位置している場合には、このコネクタ部３２ｄとの干渉を回避するための凹部２２ａ２をヒートシンク２２に形成することが必要となる。一方、ヒートシンク２２において上記左右２箇所の締結位置の内側に位置する部位は発光素子１４にも近いので、発光素子１４の点灯によって発生する熱を放散させる必要性が高い。そこで、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄを、リフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側においてリフレクタ１６側に張り出すように形成された構成とすることにより、コネクタ部３２ｄとの干渉を回避するためにヒートシンク２２の上面２２ａに形成される凹部２２ａ２を浅いものとすることができる。そしてこれにより、上記左右２箇所の締結位置の内側にコネクタ部３２ｄが配置されることによってヒートシンク２２の放熱機能が低下してしまうのを効果的に抑制することができる。

　さらに本実施形態においては、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄが、左右２箇所の締結位置の中心位置に形成されているので、本実施形態に係る車両用灯具１００のように左右１対の灯具ユニット１０が用いられるような場合であっても、両灯具ユニット１０相互間で給電アタッチメント３０を共通化することが容易に可能となる。

　また本実施形態においては、リフレクタ１６がその左右２箇所においてヒートシンク２２に締結されており、かつ、このリフレクタ１６には、その左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、ヒートシンク２２に当接する当接部１６ｅが形成されている。このため、ヒートシンク２２によるリフレクタ１６の支持を３点支持構造によって行うことができるので、リフレクタ１６の位置決め精度を高めることができる。

　さらに本実施形態においては、ヒートシンク２２の上面２２ａにおける左右１対の上方突出面２２ａ３の前端部に、レンズホルダ２４に当接する当接部２２ｄがそれぞれ形成されているので、ヒートシンク２２によるレンズホルダ２４の支持を４箇所において行うことができ、これにより投影レンズ１２の位置決め精度を高めることができる。

　また本実施形態においては、発光素子１４がヒートシンク２２の上面２２ａに搭載された構成となっており、かつ、この上面２２ａにおいて発光素子１４を搭載する光源支持領域２２ａ１がその周辺領域と共にユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されている。したがって、その傾斜分だけ灯具ユニット１０の前後長を短くすることができる。また、このような構成を採用することにより、発光素子１４からの出射光のリフレクタ１６への入射効率を高めることが可能となる。

　さらに本実施形態においては、レンズホルダ２４が、ホルダ本体２４Ａと左右１対のアーム部２４Ｂと連結部２４Ｃとによって閉じたフレーム状に形成されている。したがって、レンズホルダ２４の剛性を高めることができ、これにより左右１対のネジ挿通孔２４ｄの位置関係精度を高めることができる。

　また、本実施形態に係る灯具ユニット１０は、発光素子１４およびリフレクタ１６を支持するヒートシンク２２に給電アタッチメント３０が取り付けられた構成となっており、その際、リフレクタ１６はその左右２箇所においてヒートシンク２２に締結されているが、給電アタッチメント３０はその絶縁部材３２のコネクタ部３２ｄがリフレクタ１６の左右２箇所の締結位置の内側に位置している。このため、従来のように給電アタッチメント３０における左右方向の端部にコネクタ部３２ｄが位置している場合と比べて、給電アタッチメント３０の左右幅寸法を小さくすることができる。したがって、ヒートシンク２２に対するリフレクタ１６の支持を給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄと干渉しない状態で行うことが容易に可能となり、これにより灯具ユニット１０の左右幅寸法を小さく抑えることができる。

　その上で、本実施形態に係る灯具ユニット１０は、リフレクタ１６の左右２箇所の締結位置がユニット前後方向に関して給電アタッチメント３０の開口部３２ａと重複する位置に設定されている。このため、リフレクタ１６の構成として、左右１対のフランジ部１６ｂを含む該リフレクタ１６全体の左右幅寸法を小さくすることができ、これにより灯具ユニット１０の左右幅寸法をさらに小さく抑えることができる。

　このように本実施形態によれば、発光素子およびリフレクタ１６がヒートシンク２２に支持された灯具ユニット１０において、給電アタッチメント３０がヒートシンク２２に取り付けられた構成となっていても、灯具ユニット１０の左右幅寸法を小さく抑えることができる。

　しかも本実施形態においては、給電アタッチメント３０がその左右２箇所においてヒートシンク２２に締結されており、その上で、リフレクタ１６の左右２箇所の締結位置が給電アタッチメント３０の左右２箇所の締結位置よりもユニット前方側に設定されている。このため、給電アタッチメント３０のヒートシンク２２への締結を、リフレクタ１６のヒートシンク２２への締結部と干渉させることなく行うことができる。

　また本実施形態においては、リフレクタ１６として、その左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、ヒートシンク２２に当接する当接部１６ｅ（第１当接部）を備えた構成となっている。その結果、ヒートシンク２２によるリフレクタ１６の支持を３点支持構造によって行うことができるので、リフレクタ１６の位置決め精度を高めることができる。

　さらに本実施形態において、灯具ユニット１０は、発光素子１４よりもユニット前方側においてリフレクタ１６からの反射光を入射させるように配置された投影レンズ１２と、投影レンズ１２を支持するレンズホルダ２４とを備えており、そして、リフレクタ１６として、該リフレクタ１６の左右２箇所の締結位置よりもユニット前方側に位置する部位に、レンズホルダ２４と当接する当接部２２ｄ（第２当接部）を備えた構成となっているので、リフレクタ１６の位置決め精度をより一層高めることができる。

　また本実施形態においては、発光素子１４がヒートシンク２２の上面２２ａに搭載された構成となっており、かつ、この上面２２ａにおいて発光素子１４を搭載する光源支持領域２２ａ１がその周辺領域と共にユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されている。このため、その傾斜分だけ灯具ユニット１０の前後長を短くすることができる。また、このような構成を採用することにより、発光素子１４からの出射光のリフレクタ１６への入射効率を高めることが可能となる。

　また、本実施形態に係る給電アタッチメント３０は、絶縁部材３２に埋設された左右１対のバスバー電極３４における絶縁部材３２からの露出部分によって、発光素子１４と電気的に接続される端子片３４ａ（第１端子部）と、外部電源と電気的に接続される端子ピン３４ｃ（第２端子部）とが構成されている。絶縁部材３２には１対の端子片３４ａを露出させる開口部３２ａと１対の端子ピン３４ｃを収容するコネクタ部３２ｄとが形成されている。一方、１対の端子ピン３４ｃはコネクタ部３２ｄの内部空間において水平方向に並んだ状態で配置されている。したがって、コネクタ部３２ｄの上下方向の寸法を小さくすることができ、これにより給電アタッチメント３０の薄型化を図ることができる。

　このように本実施形態によれば、発光素子１４に電力を供給するための給電アタッチメント３０において、その薄型化を図ることができる。

　その際、本実施形態に係る給電アタッチメント３０は、絶縁部材３２のコネクタ部３２ｄが左右方向に関して（すなわち１対の端子ピン３４ｃが並んでいる第１方向に関して）、絶縁部材３２の開口部３２ａと重複する位置（具体的には開口部３２ａにおける左右方向の中央位置）に形成されている。したがって、給電アタッチメント３０が本実施形態に係る車両用灯具１００のように左右１対の灯具ユニット１０に用いられる場合であっても、両灯具ユニット１０相互間で給電アタッチメント３０を共通化することが容易に可能となる。

　しかも、左右１対のバスバー電極３４の端子ピン３４ｃは、各々が板状に形成されており、かつ、板面が鉛直方向に対してユニット後方側に傾斜した上下方向（すなわち第１方向と直交する第２方向）を向くように配置されている。したがって、コネクタ部３２ｄの上下方向の寸法をさらに小さくすることができ、これにより給電アタッチメント３０の一層の薄型化を図ることができる。

　そして、本実施形態に係る灯具ユニット１０は、給電アタッチメント３０および発光素子１４が、発光素子１４からの出射光を制御するリフレクタ１６（光学部材）と共にヒートシンク２２に支持されており、ヒートシンク２２の上面２２ａ（すなわち給電アタッチメント３０が載置されている面）には、給電アタッチメント３０の絶縁部材３２におけるコネクタ部３２ｄの少なくとも一部分を収容する凹部２２ａ２が形成されている。ヒートシンク２２の上面２２ａに凹部２２ａ２が形成されることにより、コネクタ部３２ｄとの干渉を回避することが容易に可能となり、かつコネクタ部３２ｄはその上下方向の寸法が小さいので、ヒートシンク２２の上面２２ａに凹部２２ａ２が形成されていることによってヒートシンク２２の放熱機能が低下してしまうのを効果的に抑制することができる。

　また、コネクタ部３２ｄの上壁部には、該コネクタ部３２ｄを外部電源側のコネクタと係合させるための矩形孔３２ｄ１（係合孔）が形成されている。したがって、コネクタ部３２ｄを矩形孔３２ｄ１において外部電源側のコネクタ５２と係合させることにより、コネクタ部３２ｄと外部電源側のコネクタ５２との嵌合による給電アタッチメント３０と外部電源との電気的接続を維持することが容易に可能となり、しかも、その嵌合状態をコネクタ部３２ｄの矩形孔３２ｄ１において目視で確認することが可能となる。

　次に、上記実施形態の変形例のそれぞれについて説明する。なお、これ以降において、上記実施形態と共通する要素には同一の参照符号を付与し、繰り返しとなる説明は省略する。

　まず、上記実施形態の第１変形例について説明する。

　図６は、本変形例に係る灯具ユニット１１０の要部を例示する図である。

　図６に例示するように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、本変形例においては給電アタッチメント１３０の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。

　すなわち、本変形例の給電アタッチメント１３０も、絶縁部材１３２のコネクタ部１３２ｄがリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されているが、当該コネクタ部１３２ｄは、リフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側において上方側にのみ張り出すように（すなわちリフレクタ１６側にのみ張り出すように）形成されている。

　このため、ヒートシンク１２２の上面１２２ａには、上記実施形態のヒートシンク２２においてコネクタ部３２ｄとの干渉を回避するために形成されている凹部２２ａ２が形成されていない。

　本変形例の構成を採用することにより、給電アタッチメント１３０とヒートシンク１２２との左右２箇所の締結位置の内側にコネクタ部１３２ｄが配置されているにもかかわらず、ヒートシンク１２２の放熱機能が低下してしまうのを一層効果的に抑制することができる。

　次に、上記実施形態の第２変形例について説明する。

　図７は、本変形例に係る灯具ユニット２１０の要部を例示する図である。

　図７に例示するように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、本変形例においては給電アタッチメント２３０の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。

　すなわち、本変形例の給電アタッチメント２３０も、その絶縁部材２３２のコネクタ部２３２ｄがリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されているが、コネクタ部２３２ｄは下方へ向けて開口するように形成されている。

　このため、ヒートシンク２２２の後部には、コネクタ部２３２ｄとの干渉を回避するための切欠き部２２２ｅが形成されている。

　本変形例の構成を採用することにより、給電アタッチメント２３０のコネクタ部２３２ｄに対する給電用配線のコネクタの接続作業が下方から行われることとなるので、その接続作業を行うためのスペースを灯室内において容易に確保することができる。

　次に、上記実施形態の第３変形例について説明する。

　図８は、本変形例に係る灯具ユニット３１０の要部を例示する図である。

　図８に例示するように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、本変形例においてはリフレクタ３１６における左右１対のフランジ部３１６ｂの配置が上記実施形態の場合と一部異なっており、これに伴ってレンズホルダ３２４およびヒートシンク３２２の構成も上記実施形態の場合と一部異なっている。

　すなわち、本変形例のリフレクタ３１６においても、左右１対のフランジ部３１６ｂが当該リフレクタ３１６の左右両側部の下端位置から水平方向に平板状に突出するように形成されており、リフレクタ３１６は各フランジ部３１６ｂにおいてネジ４２の締付けによりレンズホルダ３２４と共にヒートシンク３２２の上面３２２ａに固定されているが、左右１対のフランジ部３１６ｂの形成位置が上記実施形態の場合よりもユニット後方側に設定されている。

　具体的には、本変形例においても、左右１対のフランジ部３１６ｂに形成されたネジ挿通孔３１６ｄの位置がユニット前後方向に関して絶縁部材３２の開口部３２ａと重複する位置に設定されているが、本変形例においては、左右１対のネジ挿通孔３１６ｄと絶縁部材３２の開口部３２ａとがユニット前後方向に関して完全に重複している。

　リフレクタ３１６の左右両側部の下端位置は、ユニット後方へ向かうに従って左右方向の間隔が狭まっているので、左右１対のフランジ部３１６ｂ相互の間隔も上記実施形態の場合よりも狭まっている。

　これに伴い、リフレクタ３１６の左右１対のフランジ部３１６ｂに形成された左右１対のネジ挿通孔３１６ｄの位置は、上記実施形態の場合よりも左右方向に関して中心寄りの方向に変位している。また、レンズホルダ３２４の左右１対の載置面３２４Ｂａに形成された左右１対のネジ挿通孔３２４ｄの位置も、上記実施形態の場合よりも左右方向に関して中心寄りの方向に変位している。

　同様に、左右１対の載置面３２４Ｂａに形成された左右１対の位置決めピン３２４ｂの位置および左右１対のフランジ部３１６ｂに形成された左右１対の位置決めピン３２４ｂと係合する係合孔３１６ｃの位置も、上記実施形態の場合よりも左右方向に関して中心寄りの方向に変位している。

　さらに、左右１対のフランジ部３１６ｂが左右方向に関して中心寄りの方向に変位しているのに伴って、レンズホルダ３２４に係る左右１対のアーム部３２４Ｂの位置およびヒートシンク３２２に係る左右１対の上方突出面３２２ａ３の外側面の位置は、上記実施形態の場合よりも左右方向に関して中心寄りの方向に変位している。

　本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と略同様の作用効果を得ることができる。

　また、本変形例の構成を採用することにより、灯具ユニット３１０の左右幅寸法を上記実施形態の場合よりもさらに小さく抑えることができる。

　次に、上記実施形態の第４変形例について説明する。

　図９は、本変形例に係る灯具ユニット４１０の要部を例示する図である。

　図９に例示するように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、本変形例においては給電アタッチメント４３０の構成が上記実施形態の場合と一部異なっており、これに伴ってヒートシンク４２２の構成も上記実施形態の場合と一部異なっている。

　すなわち、本変形例の給電アタッチメント４３０も、絶縁部材４３２のコネクタ部４３２ｄが左右方向に関して（すなわち１対の端子ピン４３４Ａｃ、４３４Ｂｃが並んでいる方向に関して）、絶縁部材４３２の開口部４３２ａと重複する位置に形成されているが、その形成位置が左右方向に関して、開口部４３２ａの中央位置から右方向に変位した位置に設定されている。このため、コネクタ部４３２ｄと開口部４３２ａとが左右方向に関して部分的に重複している。

　これに伴い、左右１対のバスバー電極４３４Ａ、４３４Ｂは、その端子ピン４３４Ａｃ、４３４Ｂｃが開口部４３２ａの中央位置から右方向に変位した位置に形成された構成となっている。

　さらに、ヒートシンク４２２の後端部の上面４２２ａに形成されたコネクタ部４３２ｄの下端部の形状に沿った形状を有する凹部４２２ａ２も、開口部４３２ａの中央位置から右方向に変位している。

　なお、本変形例において、コネクタ部４３２ｄの形状自体は上記実施形態の場合と同様である。コネクタ部４３２ｄの上壁部にはユニット前後方向に延びる矩形孔４３２ｄ１が形成されている。

　本変形例の構成を採用した場合においても、絶縁部材４３２のコネクタ部４３２ｄが左右方向に関して開口部４３２ａと重複する位置に形成されているため、上記実施形態の場合と略同様の作用効果を得ることができる。

　また、本変形例に係る給電アタッチメント４３０のように、絶縁部材４３２のコネクタ部４３２ｄの形成位置が開口部４３２ａの中央位置から右方向に変位している構成を採用することにより、リフレクタ１６に形成された当接部１６ｅの位置をさらにユニット後方側に変位させることが可能となる。これにより、ヒートシンク４２２によるリフレクタ１６の支持をより安定的な３点支持構造によって行うことが可能となる。

　上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。

　また、本開示は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。

　上述した実施形態においては、給電アタッチメント３０のコネクタ部３２ｄ全体がリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側に位置しているものとして説明したが、コネクタ部３２ｄの一部分のみがリフレクタ１６の後端位置よりもユニット後方側に位置していてもよい。

　上述した実施形態においては、給電アタッチメント３０の絶縁部材３２のコネクタ部３２ｄが、左右方向に関して開口部３２ａの中央位置に形成されているものとして説明したが、給電アタッチメント３０の絶縁部材３２のコネクタ部３２ｄは、リフレクタ１６の左右２箇所の締結位置の内側に位置していれば、開口部３２ａの中央位置から左右方向に変位した位置に形成されていてもよい。

　上述した実施形態においては、給電アタッチメント３０の絶縁部材３２のコネクタ部３２ｄに、該コネクタ部３２ｄを外部電源側のコネクタ５２と係合させるための係合孔として矩形孔３２ｄ１が形成されているものとして説明したが、矩形以外の開口形状（例えば長円形状等）を有する係合孔が形成されていてもよい。

　上述した実施形態においては、灯具ユニット１０がリフレクタ１６を備えたプロジェクタ型の灯具ユニットである場合について説明したが、パラボラ型の灯具ユニットであってもよい。

　上述した実施形態においては、灯具ユニット１０が車載用の灯具ユニットであるものとして説明したが、車載用以外の用途に用いてもよい。

　本出願は、２０１９年５月７日出願の日本国特許出願（特願２０１９－０８７８１９号）、２０１９年５月７日出願の日本国特許出願（特願２０１９－０８７８２１号）および２０１９年５月７日出願の日本国特許出願（特願２０１９－０８７８２２号）に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (16)

1. 　発光素子と、前記発光素子からの出射光をユニット前方へ向けて反射させるリフレクタと、前記発光素子および前記リフレクタを支持するヒートシンクと、を備えた灯具ユニットであって、
   　前記発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントは、前記ヒートシンクに取り付けられており、
   　前記給電アタッチメントは、当該給電アタッチメントの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、
   　前記給電アタッチメントのコネクタ部は、前記左右２箇所の締結位置の内側において、前記リフレクタの後端位置よりもユニット後方側まで延びるように形成されている、灯具ユニット。
2. 　前記コネクタ部は、ユニット後方へ向けて開口するように形成されている、請求項１に記載の灯具ユニット。
3. 　前記コネクタ部は、前記リフレクタの後端位置よりもユニット後方側において前記リフレクタ側に張り出すように形成されている、請求項１または２に記載の灯具ユニット。
4. 　前記コネクタ部は、前記左右２箇所の締結位置の中心位置に形成されている、請求項１から３のいずれか一項に記載の灯具ユニット。
5. 　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、かつ、当該リフレクタにおける前記左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、前記ヒートシンクに当接する当接部が形成されている、請求項１から４のいずれか一項に記載の灯具ユニット。
6. 　前記発光素子は、前記ヒートシンクの上面に搭載されており、
   　前記ヒートシンクの上面は、前記発光素子を搭載している領域がユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されている、請求項１から５のいずれか一項に記載の灯具ユニット。
7. 　発光素子と、この発光素子からの出射光をユニット前方へ向けて反射させるリフレクタと、前記発光素子および前記リフレクタを支持するヒートシンクと、を備えた灯具ユニットであって、
   　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、
   　前記ヒートシンクには、前記発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントが取り付けられており、
   　前記給電アタッチメントは、前記発光素子を囲むように形成された開口部と、外部電源と電気的に接続される端子部を収容するコネクタ部とを備えており、
   　前記給電アタッチメントのコネクタ部は、前記リフレクタの左右２箇所の締結位置の内側に位置しており、
   　前記リフレクタの左右２箇所の締結位置は、ユニット前後方向に関して前記給電アタッチメントの開口部と重複する位置に設定されている、灯具ユニット。
8. 　前記給電アタッチメントは、当該給電アタッチメントの左右２箇所において前記ヒートシンクに締結されており、
   　前記リフレクタの左右２箇所の締結位置が、前記給電アタッチメントの左右２箇所の締結位置よりもユニット前方側に設定されている、請求項７に記載の灯具ユニット。
9. 　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所の締結位置よりもユニット後方側に位置する部位に、前記ヒートシンクに当接する第１当接部を備えている、請求項７または８に記載の灯具ユニット。
10. 　前記発光素子よりもユニット前方側において前記リフレクタからの反射光を入射させるように配置された投影レンズと、この投影レンズを支持するレンズホルダとをさらに備えており、
    　前記リフレクタは、当該リフレクタの左右２箇所の締結位置よりもユニット前方側に位置する部位に、前記レンズホルダと当接する第２当接部を備えている、請求項７から９のいずれか一項に記載の灯具ユニット。
11. 　前記発光素子は、前記ヒートシンクの上面に搭載されており、
    　前記ヒートシンクの上面は、前記発光素子を搭載している領域および前記リフレクタが締結されている領域がユニット後方へ向けて下方側に傾斜した傾斜面で構成されている、請求項７から１０のいずれか一項に記載の灯具ユニット。
12. 　発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントであって、１対のバスバー電極が当該バスバー電極の一部を露出させた状態で絶縁部材に埋設されてなる給電アタッチメントにおいて、
    　前記１対のバスバー電極における前記絶縁部材からの露出部分によって、前記発光素子と電気的に接続される１対の第１端子部と、外部電源と電気的に接続される１対の第２端子部とが構成されており、
    　前記絶縁部材に、前記１対の第１端子部を露出させる開口部と、前記１対の第２端子部を収容するコネクタ部とが形成されており、
    　前記１対の第２端子部は、前記コネクタ部の内部空間において水平方向に並んだ状態で配置されている、給電アタッチメント。
13. 　前記コネクタ部は、前記１対の第２端子部が並んでいる第１方向に関して前記開口部と重複する位置に形成されている、請求項１２に記載の給電アタッチメント。
14. 　前記１対の第２端子部は、各々が板状に形成されており、かつ、板面が前記１対の第２端子部が並んでいる第１方向と直交する第２方向を向くように配置されている、請求項１２または１３に記載の給電アタッチメント。
15. 　請求項１２～１４のいずれか一項に記載の給電アタッチメントと、前記発光素子からの出射光を制御する光学部材と、前記発光素子、前記給電アタッチメントおよび前記光学部材を支持するヒートシンクと、を備えた灯具ユニットであって、
    　前記ヒートシンクに、前記コネクタ部の少なくとも一部分を収容する凹部が形成されている、灯具ユニット。
16. 　前記コネクタ部の上壁部に、当該コネクタ部を前記外部電源側のコネクタと係合させるための係合孔が形成されている、請求項１５に記載の灯具ユニット。

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