JP2023092397A - せりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラム - Google Patents

せりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラム Download PDF

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Yasuharu Yoshida
広史 須田
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Abstract

【課題】せりを円滑且つ効率的に進行させるせりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラムを提供する。【解決手段】せりサーバ10は、せり開始後に買い手用端末20のいずれかから応札の通知を受けた場合に、せり開始からの経過時間を取得する時間計測部と、経過時間及び応札を行った応札者の情報を取得して各買い手用端末20へ送信する情報管理部とを備える。買い手用端末20は、自装置を操作する応札者から応札の指示を受けて、応札の通知をせりサーバ10へ送信する入力部204と、情報管理部103から送信された経過時間及び応札者の情報を基に、連続する応札間の応札間隔と連続する応札のうち後の応札を行った応札者との関係を表す画面を生成する画面生成部203と、画面を表示する表示部205とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、せりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラムに関する。
中古車等のせり会場では、設置されているせりシステムにより出品情報、価格状況及び応札者の位置などの情報が各応札者に提供される。例えば、中古車せりの場合のシステムは、主にせりサーバアプリが動作するせりサーバ及び買い手用端末アプリが動作する買い手用端末で構成される。そして、中古車せりのせりシステムによる以下のような処理でせりが進んでいく。なお、上記及び以降において応札を行った買い手を応札者という。
まず、車輛の画像、出品票及び価格などの中古車せりの出品情報が、予めデータベースに格納される。そして、1台1台のせり開始時に、せりサーバがデータベースを読み込んで、買い手用端末に配信する。次に、せりに参加したい買い手が、会員番号が書き込まれたICカードを買い手用端末にかざすことで、買い手用端末は、会員番号をせりサーバへ送信する。せりサーバは、買い手用端末から送信された会員番号とデータベースに登録された会員番号とを照合し、認証結果を買い手用端末へ送信する。せりが開始されると、現在の価格で買いたい買い手は、買い手用端末の応札ボタンを押下する。応札ボタンが押下されると、買い手用端末は、価格と会員番号とをせりサーバへ送信する。せりサーバは、価格に1値幅を加算して現在の価格として買い手用端末へ送信する。複数の買い手により応札が繰り返されることで、せりサーバは、売り手の応札順位を更新する。その車輛を出品した売り手が現在の価格で販売してもよいと判断した場合、売り手からの販売の指示を受けて、せりサーバが、応札順位1位の買い手用端末に落札の通知を送信して、落札が決定する。
例えば、中古車せりの応札に関するシステムとして、せりの会場に設けられた画面において、各応札者のおおよその位置を格子で表現するシステムがある。このシステムでは、応札ボタンを押下した応札者に対応する位置の格子状領域に赤色点灯させて提示することで応札状況を提供する。この場合、応札者の減少にしたがい、赤色の格子状領域が減少する。
このような応札に関するシステムの従来技術として、以下のような技術が提案されている。例えば、入札金額及び入札時間から入札状況を計算し、求めた入札状況から入札の継続又は締め切りを判定して締め切り時間を決定する技術がある。また、入札日時と入札金額とを記憶し、締切日と入札時間との差が大きい順に優先して落札者を決定する技術がある。他にも、中古車及び中古車部品にIDを付与し、車両のIDに部品のIDを紐づけして入札情報を生成し、入札したバイヤー全ての入札情報を一覧表示するオークション入札状況データを生成する技術がある。
特開2003-16307号公報 特開2007-272696号公報 特開2021-117933号公報
しかしながら、応札者に対応する格子状領域を赤色点灯させ、応札者の減少にしたがって赤色点灯が減るように表示される技術では、応札者数、各応札者の応札ボタンを押す間隔にあたる応札間隔及び価格の時間推移を瞬時に把握することが困難である。この場合、競り合っている応札者が何人いるか、競り合っている応札者がどの程度の時間間隔で追い越し応札したかなどの把握が難しい。そのため、買い手にとって応札を続けて強気で落札を行うか、応札を止めて落札を諦めるかといった適切な応札行動の判断が難しく、応札が停滞するおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、応札を円滑且つ効率的に行うようにさせるせりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示するせりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラムの一つの態様において、せりシステムは、せり管理装置及び複数の応札者のそれぞれが操作する複数の端末装置を有する。前記せり管理装置は、せり開始後にいずれかの前記端末装置から応札の通知を受けた場合に、前記せり開始からの経過時間を取得する時間計測部と、前記時間計測部により取得された前記経過時間及び前記応札を行った前記応札者の情報を取得して各前記端末装置へ送信する情報管理部とを備える。前記端末装置は、自装置を操作する前記応札者から前記応札の指示を受けて、前記応札の通知を前記せり管理装置へ送信する応札通知部と、前記情報管理部から送信された前記経過時間及び前記応札者の情報を基に、連続する応札間の応札間隔と前記連続する応札のうち後の応札を行った前記応札者との関係を表す画面を生成する画面生成部と、前記画面生成部により生成された前記画面を表示する表示部とを備える。
1つの側面では、本発明は、応札を円滑且つ効率的に行うようにさせることができる。
図1は、本発明に係るせりシステム1の構成図である。 図2は、応札状況テーブル151の一例を示す図である。 図3は、仮割り当てテーブル152の一例を示す図である。 図4は、買い手用端末20のブロック図である。 図5は、実施例1に係るせり情報提供画面300の一例を示す図である。 図6は、応札状況表示情報の一例を示す図である。 図7は、応札状況表示情報の他の例を示す図である。 図8は、実施例1に係るせりサーバ10によるせり管理処理のフローチャートである。 図9は、実施例1に係る買い手用端末20による応札処理のフローチャートである。 図10は、変形例に係る応札状況表示情報の一例を示す図である。 図11は、直近追越し応札回数モードの場合の応札状況表示情報の一例を示す図である。 図12は、実施例2に係るせり情報提供画面340の一例を示す図である。 図13は、実施例2に係る買い手用端末20による応札処理のフローチャートである。 図14は、コンピュータのハードウェア構成図である。
以下に、本願の開示するせりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示するせりシステム、せりシステムの制御方法及びせりシステムの制御プログラムが限定されるものではない。
図1は、本発明に係るせりシステム1の構成図である。本実施例に係るせりシステム1は、せりサーバ10、買い手用端末21~25、入力端末30及びデータベース40を有する。
入力端末30は、せりの管理者が操作する端末である。入力端末30は、せりサーバに接続される。入力端末30は、管理者からの操作を受けて、せりの開始を通知するせり開始電文やせりの終了通知などをせりサーバ10へ送信する。
データベース40は、中古車などのせりに出品される出品物の情報が予め登録される。例えば、中古車せりの場合、データベース40は、車両の画像、出品票及び価格などの出品情報が登録される。以下では、中古車せりを例に説明する。
買い手用端末21~25は、それぞれせりサーバ10に接続される。買い手用端末21~25は、それぞれ、買い手X及びA~Dがせりに参加するために使用する端末である。例えば、買い手用端末21は買い手Xが使用し、買い手用端末22~25は買い手A~Dのそれぞれが使用する。買い手用端末21~25は、いずれも以下に説明する機能を有するため、以下の説明では、買い手用端末21~25のそれぞれを区別しない場合には、「買い手用端末20」と呼ぶ。買い手用端末20の詳細については、後で説明する。
せりサーバ10は、せりを管理し円滑に進めるための処理を行うサーバである。せりサーバ10は、図1に示すように、通信部101、せり管理部102、情報管理部103、時間計測部104及び記憶部105を有する。
記憶部105は、各種情報を記憶する。記憶部105は、例えば、応札状況テーブル151及び仮割り当てテーブル152を記憶する。
図2は、応札状況テーブル151の一例を示す図である。応札状況テーブル151は、最新の応札が行われた時点でのそれまでの応札状況を格納するテーブルである。例えば、応札状況テーブル151には、図2に示すように、せり開始からの時間や、応札者の情報及び応札価格などが登録される。応札状況テーブル151は、情報管理部103により生成される。
図3は、仮割り当てテーブル152の一例を示す図である。仮割り当てテーブル152は、買い手X及びA~Dの個人情報を隠蔽するために、各人に割り当てる仮称が登録されたテーブルである仮割り当てテーブル152には、買い手の識別情報と仮称とが対応付けられて登録される。仮割り当てテーブル152は、参加が分かっている買い手については各人に対応付けて仮称が予め登録される。また、登録されていない買い手が参加した場合には、仮割り当てテーブル152は、新たな買い手の情報が情報管理部103により追加登録される。
通信部101は、各買い手用端末20との通信を行い、各種情報を送受信する。通信部101は、せり管理部102及び情報管理部103と各買い手用端末20との間のデータの送受信を中継する。ただし、以下の説明では、分かり易いように通信部101による中継を省略して、せり管理部102及び情報管理部103と買い手用端末20とが通信するように説明する場合がある。
せり管理部102は、せりの開始を通知するせり開始電文を入力端末30から受信する。せり開始電文には、せりの対象となる出品物の識別情報が含まれる。せり管理部102は、せり開始電文に含まれる出品物の識別情報を基に、出品物情報をデータベース40から取得する。そして、せり管理部102は、出品物情報を買い手用端末20へ送信する。また、せり管理部102は、せりの開始を時間計測部104に通知する。
また、せり管理部102は、応札が行われた場合の次の価格を算出するために現在の価格に加算する1値幅を取得して値幅変数として設定する。また、せり管理部102は、せりの対象の出品物の初期価格を取得して現在価格変数として設定する。例えば、予めデータベース40に1値幅や初期価格などの設定情報が登録されている場合は、せり管理部102は、データベース40からそれらの情報を取得しても良い。他にも、せり開始電文で1値幅や初期価格が指定された場合には、せり管理部102は、せり開始電文で指定された値を使用してもよい。せり管理部102は、現在価格変数で表される出品物の現在価格を買い手用端末20へ送信する。
さらに、せり管理部102は、せりの開始後に応札が行われた場合、応札電文を買い手用端末20から受信する。そして、せり管理部102は、応札の通知を情報管理部103及び時間計測部104へ出力する。また、せり管理部102は、応札を行った買い手である応札者の情報を情報管理部103に通知する。さらに、せり管理部102は、その時点での現在価格変数の値を情報管理部103に通知する。その後、せり管理部102は、現在価格変数に値幅変数を加算して現在価格変数の値を更新する。そして、せり管理部102は、更新した現在価格変数で表される出品物の次の現在価格を買い手用端末20へ送信する。
その後、せり管理部102は、落札の通知を含むせり終了指示を入力端末30から受信する。その場合、せり管理部102は、現在の応札者の中から落札者を決定する。例えば、せり終了指示を受けた時点での応札者が複数いる場合、せり管理部102は、最も早く応札した応札者を落札者と決定する。その後、せり管理部102は、落札者の買い手用端末20に落札の通知を送信するともに、他の買い手用端末20にせりの終了を通知する。
時間計測部104は、せり開始の通知をせり管理部102から受けると、そのせりに関する時間計測を開始する。その後、応札の通知を受けると、時間計測部104は、せり開始からその応札が行われた時点までの経過時間を情報管理部103に通知する。
情報管理部103は、応札の通知とともに、その応札の応札者の情報及びその時点での現在価格変数の値の通知をせり管理部102から受ける。さらに、情報管理部103は、せり開始からその応札が行われた時点までの経過時間の入力を時間計測部104から受ける。
次に、情報管理部103は、応札者の仮称を仮割り当てテーブル152から取得する。この時、その応札者の仮称が仮割り当てテーブル152に登録されていない場合、情報管理部103は、その応札者に対して新たな仮称を割り当てて、仮割り当てテーブル152に追加登録する。
その後、情報管理部103は、せり開始からの経過時間、応札を行った買い手の仮称及び応札価格を含む新たなエントリを応札状況テーブル151に追加登録する。ここで、情報管理部103は、取得した現在価格変数の値を応札価格として登録する。その後、情報管理部103は、最新の応札の情報を登録した応札状況テーブル151の全てのレコードを応札状況電文にセットして各買い手用端末20へ送信する。
次に、買い手用端末20について説明する。図4は、買い手用端末20のブロック図である。買い手用端末20は、図4に示すように、通信部201、算出部202、画面生成部203、入力部204及び表示部205を有する。
通信部201は、せりサーバ10との通信を行い、各種情報を送受信する。通信部201は、算出部202、画面生成部203及び入力部204とせりサーバ10との間のデータの送受信を中継する。ただし、以下の説明では、分かり易いように通信部201による中継を省略して、算出部202、画面生成部203及び入力部204とせりサーバ10とが通信するように説明する場合がある。
算出部202は、自装置を操作する買い手を含むいずれかの買い手により応札が行われた場合に、応札状況テーブル151に登録された情報を含む応札状況電文をせりサーバ10から受信する。そして、算出部202は、最新の応札までの経過時間から1つ前の応札までの経過時間を減算してその2つの応札間の間隔である経過時間を表す追越し応札時間を算出する。また、算出部202は、買い手毎の追い越し応札の合計である追い越し応札回数を算出する。また、算出部202は、買い手毎の追い越し応札時間の最大値、最小値及び平均値を算出する。その後、算出部202は、追い越し応札時間、並びに、買い手毎の追い越し応札回数、追い越し応札時間の最大値、最小値及び平均値を画面生成部203へ出力する。
画面生成部203は、せり開始時に、出品物情報及び出品物の初期価格を現在価格としてせりサーバ10のせり管理部102から受信する。そして、画面生成部203は、出品物情報や現在価格を提供するためのせり情報提供画面を生成する。その後、画面生成部203は、生成したせり情報提供画面を表示部205へ出力する。
図5は、実施例1に係るせり情報提供画面300の一例を示す図である。図5のせり情報提供画面300は、2つのレーンにおいてせりが同時に行われている場合に、買い手Xが両方のせりに参加した場合の画面である。例えば、一方のレーンではセダンタイプの輸入車のせりがおこなわれ、他方のレーンでは2BOXタイプの輸入車のせりが行われる。せり情報提供画面300における領域301は、一方のレーンにおけるせりの情報を提供する。また、せり情報提供画面300における領域302は、他方のレーンにおけるせりの情報を提供する画面である。領域301及び302には、それぞれのレーンにおいてせりの対象となっている出品物の出品物情報が登録される。
ここで、領域303及び304は、現在進行しているせりにおける直近の応札状況を提供するための応札状況表示情報を表示する領域である。せり開始時には、まだ応札が行われていないため、領域303及び304は空欄となる。
せり開始後、自装置を操作する買い手を含むいずれかの買い手により応札が行われた場合に、画面生成部203は、追い越し応札時間、買い手毎の追い越し応札回数、並びに、買い手毎の追い越し応札時間の最大値、最小値及び平均値の入力を算出部202から受ける。さらに、画面生成部203は、出品物の次の現在価格をせりサーバ10のせり管理部102から受信する。
次に、画面生成部203は、自装置を操作する買い手に対して、現在進行しているせりにおける直近の応札状況を提供するための応札状況表示情報を生成する。以下に応札状況表示情報の生成について説明する。
図6は、応札状況表示情報の一例を示す図である。ここでは、買い手Xが使用する買い手用端末21に表示される応札状況表示情報について説明する。画面生成部203は、せり開始から現在までの時間を縦軸で表し、横軸で応札者となった買い手X及びA~Dを表す棒グラフ311を生成する。画面生成部203は、棒グラフ311により、各買い手の応札した際の1つ前に行われた応札との間の2つの応札間の間隔にあたる追越し応札時間を応札が行われた時刻に合わせて積み上げて表示する。この表示の場合、追越し応札を行うまでの経過時間が長いほどグラフの時間方向の範囲が長くなる。すなわち、出品物を落札したい応札者ほど、複数の応札を行い、グラフの縦方向の範囲が短くなる傾向がある。そこで、買い手Xは、棒グラフ311を参照してグラフの縦方向の範囲が短い買い手や応札回数の多い応札者について、出品物を落札する気の強い応札者と判断できる。
ここで、画面生成部203は、棒グラフ311の紙面に向かって左端、すなわち買い手の先頭に買い手用端末21の使用者である買い手Xの応札状況の情報を配置する。棒グラフ311では、買い手用端末20の使用者である買い手Xを、「お客様」と表示している。
さらに、画面生成部203は、棒グラフ311の買い手Xの紙面に向かって右隣りから右に向かって追い越し回数が多い順に応札者を配置する。ここで、買い手X以外の買い手A~Dの中で追い越し応札回数が最大の応札者は買い手Bなので、画面生成部203は、棒グラフ313の買い手Xの紙面に向かって右隣りに買い手Bのグラフを配置する。また、追い越し応札回数が同じ買い手がいる場合には、画面生成部203は、応札価格が高い方から順に棒グラフ311の右に向かって配置する。ここでは、画面生成部203は、各買い手を仮称で表示する。これにより、実際のどの買い手が応札を行っているのかを分からなくすることができる。
応札が行われ応札者の追越し応札回数が変化すると、画面生成部203は、それに合わせて棒グラフ311の買い手X以外の買い手の表示位置を変化させる。図6では、買い手Bが最も追越し応札回数が多いため、画面生成部203は、買い手Xの右隣に買い手Bの応札状況を表すグラフを表示させる。これにより、買い手Xが出品物に対して競り合っている場合に、他の応札者との競り合いが把握し易くなる。
さらに、画面生成部203は、各応札者の追越し応札の状態を定量的に分かり易く提供するため、表312を生成する。例えば、画面生成部203は、買い手Xを表312における買い手の先頭である最上段に配置する。さらに、画面生成部203は、買い手X以降に棒グラフ311の表示順に対応するように買い手A~Dの情報を並べて表312に配置する。画面生成部203は、表312において買い手毎に仮称で表し、それぞれの買い手にパターンを付加して棒グラフ311との対応を分かり易くする。画面生成部203は、このパターンとして買い手毎に異なる色を与えてもよい。さらに、画面生成部203は、表312に、各買い手の追越し応札回数、追い越し応札時間の最大値、最小値及び平均値を登録する。
以上では買い手Xに対する表示を示したが、同じせりにおける他の買い手である買い手Aに対する表示についても説明する。図7は、応札状況表示情報の他の例を示す図である。買い手Aに対する応札状況表示情報の場合、画面生成部203は、買い手Aのグラフを棒グラフ313における紙面に向かって左端の買い手の先頭に配置する。また、買い手A以外の買い手X及びB~Dの中で、追越し応札回数が最大の買い手は買い手Xなので、画面生成部203は、棒グラフ313の買い手Aの紙面に向かって右隣りに買い手Xの情報を配置する。さらに、画面生成部203は、右方向に追越し応札回数が多い順に買い手X、C及びDの情報を並べて棒グラフ313に配置する。また、画面生成部203は、表314についても、買い手Aを先頭にして棒グラフ313に対応するように買い手X及びB~Dの情報を並べて配置する。このように、応札状況表示情報を提供する相手に応じて表示内容を変えることで、画面生成部203は、応札者である買い手X及びA~Dが応札状況を把握し易くする。
そして、画面生成部203は、生成した棒グラフ311及び表312を含む応札状況表示情報を、対象となるせりに合わせて図5のせり情報提供画面300の領域303又は304に配置する。そして、画面生成部203は、応札状況表示情報を含むせり情報提供画面300を表示部205へ出力する。
ここで、本実施例では、画面生成部203は、買い手X及びA~Dの応札状況の情報を含む応札状況表示情報を生成したが、応札状況表示情報で示される買い手は全ての買い手でてなくてもよい。例えば、画面生成部203は、追越し応札回数の上位5名や10名といった予め決められた人数の応札状況の情報を含む応札状況表示情報を生成して表示させてもよい。
入力部204は、キーボードやマウス、タッチパネル、専用応札ボタンなどの入力機器を有する。入力部204は、自装置を操作する買い手からの応札の指示の入力を受ける。例えば、買い手は、表示部205に表示された画面を参照して、専用応札ボタンを買い手用端末20により押下することで、応札の指示の入力を行う。そして、入力部204は、応札した現在価格と応札者である買い手の識別情報を含む応札電文を生成する。その後、入力部204は、応札電文をせりサーバ10へ送信する。この入力部204が、「応札通知部」の一例にあたる。
表示部205は、モニタなどの出力機器を有する。表示部205は、応札状況表示情報を含むせり情報提供画面の入力を画面生成部203から受ける。そして、表示部205は、出力機器にせり情報提供画面を表示させて、各種のせり情報を自装置の操作者である買い手に提示する。
図8は、実施例1に係るせりサーバ10によるせり管理処理のフローチャートである。次に、図8を参照して、本実施例に係るせりサーバ10によるせり管理処理の流れを説明する。
せり管理部102は、せり開始電文を入力端末30から受信する(ステップS101)。次に、せり管理部102は、せり開始電文に含まれる出品物の識別情報を基に、出品物情報をデータベース40から取得する。そして、せり管理部102は、出品物情報を買い手用端末20へ送信する。
次に、せり管理部102は、開始時における値幅変数及び現在価格変数といった開始時情報の設定を行なう。そして、せり管理部102は、現在価格変数で表される出品物の現在価格を買い手用端末20へ送信する。また、せり管理部102は、せりの開始を時間計測部104に通知する。時間計測部104は、せりの開始の通知を受けてそのせりの時間計測を開始する(ステップS102)。
次に、せり管理部102は、応札電文を受信したか否かを判定する(ステップS103)。応札電文を受信した場合(ステップS103:肯定)、せり管理部102は、応札を情報管理部103及び時間計測部104に通知する。時間計測部104は、応札の通知を受けて、せり開始からその応札が行われた時点までの経過時間を情報管理部103に通知する。情報管理部103は、応札を行った応札者の仮称を仮割り当てテーブル152から取得する。そして、情報管理部103は、せり開始からの時間、応札者の仮称及び現在価格を含む新たなエントリを応札状況テーブル151に書き込む(ステップS104)。
せり管理部102は、現在価格変数に値幅変数を加算して次の現在価格変数の値を算出する。そして、せり管理部102は、算出した現在価格変数を買い手用端末20へ送信する(ステップS105)。
情報管理部103は、最新の応札の情報を登録した応札状況テーブル151の全てのレコードを応札状況電文にセットして各買い手用端末20へ送信する(ステップS106)。その後、せり管理処理は、ステップS103へ戻る。
一方。応札電文を受信していない場合(ステップS103:否定)、せり管理部102は、終了指示を入力端末30から受信したか否かを判定する(ステップS107)。終了指示を受信していない場合(ステップS107:否定)、せり管理処理は、ステップS103へ戻る。
これに対して、終了指示を受信した場合(ステップS107:肯定)、せり管理部102は、応札者の中から落札者を決定する。そして、せり管理部102は、落札者の買い手用端末20に対して落札通知を送信するとともに、その他の買い手用端末20に対してせりの終了を通知する(ステップS108)。
図9は、実施例1に係る買い手用端末20による応札処理のフローチャートである。次に、図9を参照して、本実施例に係る買い手用端末20による応札処理の流れを説明する。
算出部202は、応札状況電文を受信したか否かを判定する(ステップS201)。応札状況電文を受信した場合(ステップS201:肯定)、算出部202は、追越し応札情報を算出する(ステップS202)。追越し応札情報には、追越し応札時間、買い手毎の追越し応札回数、並びに、買い手毎の追越し応札時間の最大値、最小値及び平均値が含まれる。その後、算出部202は、追越し応札情報を画面生成部203へ出力する。
画面生成部203は、追越し応札情報の入力を算出部202から受ける。そして、画面生成部203は、応札状況表示情報を生成する。次に、画面生成部203は、応札状況表示情報を配置してせり情報提供画面を生成する。その後、画面生成部203は、せり情報提供画面を表示部205へ出力する。表示部205は、モニタなどの表示装置にせり情報提供画面を表示させる(ステップS203)。その後、応札処理はステップS201へ戻る。
一方、応札状況電文を受信していない場合(ステップS201:否定)、入力部204は、自装置を操作する買い手からの応札指示の入力を受けたか否かを判定する(ステップS204)。
応札指示の入力を受けた場合(ステップS204:肯定)、入力部204は、通信部201を介して応札電文をせりサーバ10へ送信する(ステップS205)。その後、応札処理はステップS201へ戻る。
一方、応札指示の入力を受けていない場合(ステップS204:否定)、算出部202及び画面生成部203は、終了指示をせりサーバ10から受けたか否かを判定する(ステップS206)。終了指示を受けていない場合(ステップS206:否定)、応札処理はステップS201へ戻る。
これに対して、終了指示を受けた場合(ステップS206:肯定)、算出部202及び画面生成部203は、応札処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例に係るせりシステム1では、せりサーバ10が、せり開始から各応札までの経過時間及び応札した買い手の仮称を各買い手用端末20に送信する。そして、買い手用端末20は、受信した情報から応札毎の時間間隔、各買い手の追越し応札状況情報を算出して、グラフや表を作成して買い手に提供する。これにより、応札者は、他の応札者によってどの様な応札が行われているかを直感的に瞬時に把握することができ、適切な応札行動をとることができる。したがって、応札をより円滑且つ効率的に実施させることができる。
また、買い手用端末20は、操作者である買い手に合わせて応札状況を提示する画面を生成する。これにより、各応札者は、より自分と他の応札者とのせりあいの状態などを容易に把握することができ、より適切な応札行動をとることが可能となる。
(変形例)
以上の実施例1では、買い手用端末20の画面生成部203が、応札状況表示情報を棒グラフで提示する場合で説明したが、応札状況表示情報の提示方法は応札者が他の応札者とのせりあいの状況を把握できる方法であれば他の方法を用いてもよい。図10は、変形例に係る応札状況表示情報の一例を示す図である。
例えば、画面生成部203は、図10に示すように、折れ線グラフ321を用いて応札者毎の応札状況を提示してもよい。折れ線グラフ321は、縦軸で価格を表し、横軸で時間を表す。そして、画面生成部203は、各グラフに付加されたパターンにより応札者を表す。この場合、画面生成部203は、追越し応札が行われた場合の応札時刻と価格との対応する位置にその応札を行った買い手を示すパターンを付した点を配置する。さらに、画面生成部203は、同じ応札者を表す点を結んでいくことで応札者毎の応札の時間的変化を表すグラフを生成する。
さらに、画面生成部203は、図10に示すように、応札者毎に異なるパターンを付して追越し応札毎の時間間隔を示す帯グラフ323を折れ線グラフ321に付加してもよい。この場合も、画面生成部203は、他の応札者の応札状況をより把握し易くするために、追越し応札回数や、追越し応札時間の最大値、最小値及び平均値が登録された表322を生成してもよい。
折れ線グラフ321は、応札の時間間隔が短く且つ多くなれば急激に上昇するため、応札者は、折れ線グラフ321の上昇傾向を基に競り合っている他の応札者の応札しようとする気持ちの強さを推測することができる。また、図10のように折れ線グラフ321に応札の時間間隔を表す帯グラフ323を付加することで、応札者は、応札の状況をより直感的に把握し易くなる。また、折れ線グラフ321を用いる場合、各応札時の現在価格を参照することができ、応札者は、競り合っている他の応札者の応札状況だけでなく、価格でも応札行動を判断することが可能である。
画面生成部203は、折れ線グラフ321及び表322を含む応札状況表示情報を配置してせり情報提供画面300を生成する。その後、画面生成部203は、生成したせり情報提供画面300を表示部205へ出力する。
以上に説明したように、変形例に係る買い手用端末20は、折れ線グラフを用いて応札状況を操作者である買い手に提供する。このように、棒グラフ以外の他のグラフを用いても、応札者に応札状況を直感的に瞬時に把握させることができ、適切な応札行動をとらせることができる。したがって、棒グラフ以外の他のグラフを用いて応札状況を提供する構成であっても、応札をより円滑且つ効率的に実施させることができる。
次に、実施例2について説明する。本実施例に係る買い手用端末20は、応札状況表示情報を生成するモードとして2つの表示モードを有し、買い手はそれぞれの表示モードを選択することで画面表示を切り替えられることが実施例1と異なる。本実施例に係る買い手用端末20も図4のブロック図で表される。以下では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
算出部202及び画面生成部203は、応札状況表示情報を生成して表示させる動作モードとして、全体追越し応札回数モードと直近追越し応札回数モードといった2つの動作モードを有する。
全体追越し応札回数モードは、実施例1における図6で示した棒グラフ311及び表312を含む応札状況表示情報を表示させる動作モードである。すなわち、全体追越し応札回数モードは、せりの開始から最新の応札時点までの応札状況を表示し、且つ、そこまでのせり全体を通した追越し応札回数を基に各買い手の応札状況の表示位置を決めるなどして棒グラフ311を生成する。
これに対して、直近追越し応札回数モードは、最新の応札時点から所定期間前までの直近における各買い手の追越し応札を基に応札状況表示情報を生成して表示させる動作モードである。例えば、経験が多く且つ落札意欲が高い応札者の特徴として、せり中盤の無駄な応札を省き、せり終了間際に現在価格を見て他の応札者に落札されないように高値で小数回の応札を行う場合がある。このような場合、買い手用端末20に全体追越し応札回数モードよりも直近追越し応札モードで表示させた方が、応札者にとってせり合いが見やすくなる。
図11は、直近追越し応札回数モードの場合の応札状況表示情報の一例を示す図である。ここで、図11を参照して、直近追越し応札モードでの画面生成について詳細に説明する。
算出部202は、自装置の操作者である買い手により選択された動作モードの情報の入力を画面生成部203から受ける。選択された動作モードが全体追越し応札回数モードの場合、算出部202は、以下の処理を実行する。算出部202は、せり開始から最新の応札時点までに行われた追越し応札の情報を用いて、応札間毎の時間間隔、買い手毎の追越し応札の回数、並びに、買い手毎の追越し応札時間の最大値、最小値及び平均値を算出して画面生成部203へ出力する。
これに対して、選択された動作モードが直近追越し応札回数モードの場合、算出部202は、以下の処理を実行する。算出部202は、所定時間前から最新の応札までの応札間毎の時間間隔を算出する。また、算出部202は、所定時間前から最新の応札までにおける各買い手の追越し応札回数を算出する。さらに、算出部202は、所定時間前から最新の応札までにおける買い手毎の追越し応札時間の最大値、最小値及び平均値を算出する。そして、算出部202は、所定時間前から最新の応札までにおける、応札間毎の時間間隔、買い手毎の追越し応札の回数、並びに、買い手毎の追越し応札時間の最大値、最小値及び平均値を画面生成部203へ出力する。なお、所定時間前とは、せり開始時間から指定(設定)時間経過した時間より棒グラフ311等を生成することである。
画面生成部203は、操作者により選択された動作モードの情報の入力を入力部204から受ける。次に、画面生成部203は、選択された動作モードを算出部202へ通知する。
選択された動作モードが全体追越し応札回数モードの場合、画面生成部203は、算出部202から取得したせり開始から最新の応札時点までの追越し応札に関する情報を用いて図6の棒グラフ311及び表312のような情報を含む応札状況表示情報を生成する。そして、画面生成部203は、生成した応札状況表示情報を配置してせり情報提供画面を生成する。
これに対して、選択された動作モードが直近追越し応札回数モードの場合、画面生成部203は、以下の処理を実行する。画面生成部203は、所定時間前から最新の応札までにおける、応札間毎の時間間隔、応札者毎の追越し応札の回数、並びに、応札者毎の追越し応札時間の最大値、最小値及び平均値の情報を算出部202から取得する。次に、画面生成部203は、図11に示すように、自装置の操作者である買い手の応札状況を表すグラフを棒グラフ331の紙面に向かって左端に配置する。グラフ331は、100秒前までを所定時間として表示している。さらに、画面生成部203は、自装置の操作者である買い手の応札状況を表すグラフの紙面に向かって右隣から順に右に向かって応札回数の多い順に各応札者の応札状況を表すグラフを並べて棒グラフ331に配置する。また、画面生成部203は、買い手毎に対応するパターンを各応札者の応札状況を表すグラフに付加する。さらに、画面生成部203は、表332における応札者の先頭である最上段に自装置の操作者である買い手の応札状況を表す各項目を登録する。また、画面生成部203は、表332の紙面に対して下に向かって棒グラフ331と対応させて各応札者の応札状況を表す各項目を登録する。そして、画面生成部203は、棒グラフ331及び表332を含む応札状況表示情報をせり情報提供画面に配置する。
さらに、画面生成部203は、全体追越し応札回数モード及び直近追越し応札回数モードのいずれの場合も、図12に示すように、せり情報提供画面340に、応札状況表示切替ボタン341を配置する。図12は、実施例2に係るせり情報提供画面340の一例を示す図である。操作者である買い手は、入力部204を用いて応札状況表示切替ボタン341を押下することで、全体追越し応札回数モードと直近追越し応札回数モードとを切り替えることができ、表示される応札状況表示情報を切り替えることができる。
ここで、本実施例では、時間単位でグラフに表す応札状況の情報の使用範囲を決定したが、最新の応札時点から近い期間における範囲を使用できれば他の情報を用いてもよい。例えば、算出部202及び画面生成部203は、価格単位でグラフに表す応札状況の情報の使用範囲を決定してもよい。すなわち、算出部202及び画面生成部203は、最新の応札時点での現在価格から所定価格下までの価格の範囲における応札状況の情報を使用して応札状況表示情報を生成してもよい。
図13は、実施例2に係る買い手用端末20による応札処理のフローチャートである。次に、図13を参照して、本実施例に係る買い手用端末20による応札処理の流れを説明する。ここでは、買い手用端末20における動作モードの初期値として、全体追越し応札回数モードが選択されている場合で説明する。
算出部202は、応札状況電文を受信したか否かを判定する(ステップS301)。応札状況電文を受信した場合(ステップS301:肯定)、算出部202は、選択された動作モードに応じて、追越し応札情報を算出する(ステップS302)。その後、算出部202は、追越し応札情報を画面生成部203へ出力する。
画面生成部203は、追越し応札情報の入力を算出部202から受ける。そして、画面生成部203は、選択された動作モードに応じて、応札状況表示情報を生成する。次に、画面生成部203は、応札状況表示情報を配置してせり情報提供画面300を生成する。その後、画面生成部203は、せり情報提供画面300を表示部205へ出力する。表示部205は、モニタなどの表示装置にせり情報提供画面300を表示させる(ステップS303)。その後、応札処理はステップS301へ戻る。
一方、応札状況電文を受信していない場合(ステップS301:否定)、画面生成部203は、表示切替指示の入力を受けたか否かを判定する(ステップS304)。表示切替指示の入力を受けた場合(ステップS304:肯定)、算出部202及び画面生成部203は、動作モードを切り替える(ステップS305)。その後、応札処理はステップS302へ進む。
これに対して、表示切替指示の入力を受けていない場合(ステップS304:否定)、入力部204は、自装置を操作する買い手からの応札指示の入力を受けたか否かを判定する(ステップS306)。
応札指示の入力を受けた場合(ステップS306:肯定)、入力部204は、通信部201を介して応札電文をせりサーバ10へ送信する(ステップS307)。その後、応札処理はステップS301へ戻る。
これに対して、応札指示の入力を受けていない場合(ステップS306:否定)、算出部202及び画面生成部203は、終了指示をせりサーバ10から受けたか否かを判定する(ステップS308)。終了指示を受けていない場合(ステップS308:否定)、応札処理はステップS301へ戻る。
これに対して、終了指示を受けた場合(ステップS308:肯定)、算出部202及び画面生成部203は、応札処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例に係るせりシステム1では、買い手用端末20は、操作者による選択に応じて全体追越し応札回数モードか直近追越し応札回数モードかのどちらかに動作モードを切り替えて、表示画面を変更する。全体追越し応札回数モードでは、最新の応札までのせり全体の各買い手の応札状況が表示され、直近追越し応札回数モードでは、最新の応札の直近における各買い手の応札状況が表示される。これにより、応札者は、他の各応札者によってどの様な応札が行われているかを、自分の求める表示方法を用いて直感的に瞬時に把握することができ、より応札行動を適切に判断することができる。したがって、応札をより円滑且つ効率的に実施させることができる。
(ハードウェア構成)
図14は、コンピュータのハードウェア構成図である。せりサーバ10及び買い手用端末20は、図14に示すコンピュータ90により実現することができる。コンピュータ90は、CPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、ハードディスク93、ネットワークインタフェース94、入力装置95及び出力装置96を有する。CPU91は、バスを介して、メモリ92、ハードディスク93、ネットワークインタフェース94、入力装置95及び出力装置96と接続される。
ネットワークインタフェース94は、CPU91と外部装置との通信を行うインタフェースである。ネットワークインタフェース94は、せりサーバ10の通信部101や買い手用端末20の通信部201の機能を実現する。
入力装置95は、例えば、キーボードやマウスである。入力装置95は、買い手用端末20の入力部204の一部の機能を実現する。また、出力装置96は、例えば、モニタである。出力装置96は、買い手用端末20の表示部205の機能を実現する。
ハードディスク93は、補助記憶装置である。ハードディスク93は、せりサーバ10の記憶部105の機能を実現し、応札状況テーブル151及び仮割り当てテーブル152を格納する。する。また、ハードディスク93は、図1に例示したせりサーバ10の場合、せり管理部102、情報管理部103及び時間計測部104の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。また、ハードディスク93は、図4に例示した買い手用端末20の場合、算出部202、画面生成部203及び入力装置95の一部の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを格納する。
メモリ92は、主記憶装置である。メモリ92は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
CPU91は、ハードディスク93に格納された各種プログラムを読み出してメモリ92に展開して実行する。これにより、CPU91は、図1に例示したせりサーバ10の場合、せり管理部102、情報管理部103及び時間計測部104の機能を実現する。また、CPU91は、図4に例示した買い手用端末20の場合、算出部202、画面生成部203及び入力装置95の一部の機能を実現する。
1 せりシステム
10 せりサーバ
20~25 買い手用端末
30 入力端末
40 データベース
101 通信部
102 せり管理部
103 情報管理部
104 時間計測部
105 記憶部
151 応札状況テーブル
152 仮割り当てテーブル
201 通信部
202 算出部
203 画面生成部
204 入力部
205 表示部

Claims (7)

  1. せり管理装置及び複数の応札者のそれぞれが操作する複数の端末装置を有するせりシステムであって、
    前記せり管理装置は、
    せり開始後にいずれかの前記端末装置から応札の通知を受けた場合に、前記せり開始からの経過時間を取得する時間計測部と、
    前記時間計測部により取得された前記経過時間及び前記応札を行った前記応札者の情報を取得して各前記端末装置へ送信する情報管理部とを備え、
    前記端末装置は、
    自装置を操作する前記応札者から前記応札の指示を受けて、前記応札の通知を前記せり管理装置へ送信する応札通知部と、
    前記情報管理部から送信された前記経過時間及び前記応札者の情報を基に、連続する応札間の応札間隔と前記連続する応札のうち後の応札を行った前記応札者との関係を表す画面を生成する画面生成部と、
    前記画面生成部により生成された前記画面を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とするせりシステム。
  2. 前記端末装置は、複数の前記応札者のそれぞれから別個に複数の前記応札が行われた場合の前記応札毎の前記経過時間及び前記応札者の情報を基に、前記応札間隔及び前記応札者毎の応札回数を算出する算出部をさらに備え、
    前記画面生成部は、前記応札者毎の前記応札回数を基に前記画面に配置するグラフにおける各前記応札者の情報の配置位置を決定し、且つ、前記応札間隔を基に前記応札者毎の応札状況を表示する前記グラフを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のせりシステム。
  3. 前記画面生成部は、前記複数の応札者のうち前記端末装置の操作者である前記応札者を先頭としてその後に前記応札回数が多い順に前記グラフに並べて配置することを特徴とする請求項2に記載のせりシステム。
  4. 前記算出部は、前記応札毎の前記経過時間及び前記応札者の情報を基に、前記応札者毎の前記応札間隔及び前記応札間隔の最大、最小及び平均を求め、
    前記画面生成部は、前記応札者毎の前記応札間隔、前記応札間隔の最大、最小及び平均を登録した表を生成して前記画面に配置する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のせりシステム。
  5. 前記画面生成部は、所定の期間における前記応札間隔と前記応札者との関係を表す前記画面を生成することを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載のせりシステム。
  6. せり管理装置及び複数の応札者のそれぞれが操作する複数の端末装置を有するせりシステムの制御方法であって、
    前記端末装置に、せり開始後に前記応札者から応札の指示を受けた場合に、前記応札の通知を前記せり管理装置へ送信させ、
    前記せり管理装置に、前記端末装置から前記応札の通知を受けた場合に、前記せり開始からの経過時間を取得させ、取得した前記経過時間及び前記応札を行った前記応札者の情報を取得して各前記端末装置へ送信させ、
    前記端末装置に、前記せり管理装置から送信された前記経過時間及び前記応札者の情報を基に、連続する応札間の応札間隔と前記連続する応札のうち後の応札を行った前記応札者との関係を表す画面を生成する
    ことを特徴とするせりシステムの制御方法。
  7. せり管理装置及び複数の応札者のそれぞれが操作する複数のコンピュータを有するせりシステムの制御プログラムであって、
    せり開始後に前記応札者から応札の指示を受けた場合に、前記応札の通知を前記せり管理装置へ送信し、
    前記せり開始からの経過時間及び前記応札を行った前記応札者の情報を前記せり管理装置から受信し、
    前記経過時間及び前記応札者の情報を基に、連続する応札間の応札間隔と前記連続する応札のうち後の応札を行った前記応札者との関係を表す画面を生成する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするせりシステムの制御プログラム。
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