JP2023091416A - 制御装置、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023091416A
JP2023091416A JP2021206152A JP2021206152A JP2023091416A JP 2023091416 A JP2023091416 A JP 2023091416A JP 2021206152 A JP2021206152 A JP 2021206152A JP 2021206152 A JP2021206152 A JP 2021206152A JP 2023091416 A JP2023091416 A JP 2023091416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
control
vehicle
display
guidance information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021206152A
Other languages
English (en)
Inventor
晃 杉山
Akira Sugiyama
八州志 照田
Yasushi Teruda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2021206152A priority Critical patent/JP2023091416A/ja
Publication of JP2023091416A publication Critical patent/JP2023091416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】自動駐車が継続できなくなった場合でも、その後に車両を駐車位置へスムーズに移動させることが可能な制御装置を提供する。【解決手段】車両10を駐車位置に移動させて駐車させる。車両10の外界を認識するカメラ12Fr、12Rr、12L、12Rの認識結果に基づいて車両10を駐車位置に移動させる駐車制御部55と、駐車位置への運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる表示制御部56と、を備える。駐車制御部55は、認識結果に基づいて自動駐車を開始可能と判定した場合に自動駐車を開始し、自動駐車の開始後における認識結果に基づいて駐車制御が継続できないと判定した場合に自動駐車を中止する。表示制御部56は、自動駐車を中止する場合に運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
近年、地球の気候変動に対する具体的な対策として、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化している。車両においても、CO排出量の削減が強く要求され、燃費効率の向上に寄与する車両の自動運転及び運転支援の導入が急速に進んでいる。
ユーザが選択した目標駐車枠に対して車両を自動的に移動させて駐車させる自動駐車が知られている。特許文献1には、車両に接触し得る障害物が存在すると判定された場合、目標駐車位置への車両の自動操舵による移動を中断し、その中断の後にユーザが操作入力部に対する長時間操作を行った場合、目標駐車位置への車両の自動操舵による移動を再開させるように制御する駐車制御装置が記載されている。
特開2020-40440号公報
特許文献1にも記載されているように駐車位置に障害物が存在する場合、あるいは駐車位置が規定よりも狭いような場合には、運転者の監視能力であれば手動駐車によりその駐車位置に対して駐車可能であっても、自動駐車では車両のセンサ性能等の観点から駐車させることができない。したがって、自動駐車ができなくなった場合には手動駐車を開始しなければならないが、それまで自動駐車しようとしていた運転者にとって、自動駐車の中止後にスムーズに手動駐車を続行させることは容易ではない場合もある。
しかしながら、自動駐車から手動駐車へスムーズに移行させる制御に関しては特許文献1には開示されていない。したがって、自動駐車が中止された後の手動駐車への移行に関しては、改良の余地がある。
本発明は、自動駐車が継続できなくなった場合でも、その後に車両を駐車位置へスムーズに移動させることが可能な制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、
移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置において、
前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行う制御部を備え、
前記制御部は、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御装置である。
本発明は、
移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置による制御方法であって、
前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行うプロセッサが、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御方法である。
本発明は、
移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置の制御プログラムであって、
前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行うプロセッサに、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
処理を実行させるための制御プログラムである。
本発明の制御装置、制御方法、及び制御プログラムによれば、駐車位置への自動駐車が継続できなくなった場合でも、その後に車両を駐車位置へスムーズに移動させることができる。
本実施形態の制御装置を搭載した車両の一例を示す側面図である。 図1に示す車両の上面図である。 図1に示す車両の内部構成を示すブロック図である。 制御ECUによる駐車制御の一例を示すフローチャートである。 駐車位置に車両を自動駐車させようとしている状況を示す俯瞰画像である。 駐車枠が狭く自動駐車を継続できないと判定した状況を示す図である。 案内情報に従って駐車枠に車両を手動駐車している状況を示す図である。 運転支援に関する案内情報の一例を示す図である。 駐車位置に車両を自動駐車させようとしている状況を示す俯瞰画像である。 枠線の長さが短く自動駐車を継続できないと判定した状況を示す図である。 案内情報に従って駐車枠に車両を手動駐車している状況を示す図である。 制御ECUによる駐車制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の制御装置、制御方法、及び制御プログラムの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、本明細書等では説明を簡単かつ明確にするために、前後、左右、上下の各方向は、図1及び図2に示す車両10の運転者から見た方向に従って記載し、図面には、車両10の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
<本発明の制御装置を搭載した車両10>
図1は、本発明の制御装置を搭載した車両10の側面図である。図2は、図1に示した車両10の上面図である。車両10は、本発明の移動体の一例である。
車両10は、駆動源(図示略)と、駆動源の動力によって駆動される駆動輪及び転舵可能な転舵輪を含む車輪と、を有する自動車である。本実施形態では、車両10は、左右一対の前輪及び後輪を有する四輪の自動車である。車両10の駆動源は、例えば電動機である。なお、車両10の駆動源は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関であってもよいし、電動機と内燃機関との組み合わせであってもよい。また、車両10の駆動源は、左右一対の前輪を駆動してもよいし、左右一対の後輪を駆動してもよいし、左右一対の前輪及び後輪の四輪を駆動してもよい。前輪及び後輪は、双方が転舵可能な転舵輪であってもよいし、いずれか一方が転舵可能な転舵輪であってもよい。
車両10は、更にサイドミラー11L,11Rを備える。サイドミラー11L,11Rは、車両10の前席ドアの外側に設けられた、運転者が後方及び後側方を確認するためのミラー(バックミラー)である。サイドミラー11L,11Rは、垂直方向に延びる回転軸によって車両10の本体に固定されており、この回転軸を中心に回転することにより開閉可能である。サイドミラー11L,11Rの開閉は、運転席付近に設けられた操作部の操作によって電動で行われる。サイドミラー11L,11Rが閉じた状態の車両10の幅は開いた状態の幅よりも狭くなる。このため、サイドミラー11L,11Rは、狭い駐車空間への進入時などには、周辺の障害物と衝突しないように閉状態とされることが多い。
車両10は、更に前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rを備える。前方カメラ12Frは、車両10の前方に設けられ、車両10の前方を撮像するデジタルカメラである。後方カメラ12Rrは、車両10の後方に設けられ、車両10の後方を撮像するデジタルカメラである。左側方カメラ12Lは、車両10の左のサイドミラー11Lに設けられ、車両10の左側方を撮像するデジタルカメラである。右側方カメラ12Rは、車両10の右のサイドミラー11Rに設けられ、車両10の右側方を撮像するデジタルカメラである。前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L及び右側方カメラ12Rは、本発明の外界認識部の一例である。
<車両10の内部構成>
図3は、図1に示した車両10の内部構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、車両10は、センサ群16と、ナビゲーション装置18と、制御ECU(Electronic Control Unit)20と、EPS(Electric Power Steering)システム22と、通信部24と、を有する。車両10は、更に駆動力制御システム26と、制動力制御システム28と、を有する。制御ECU20は、本発明の制御装置の一例である。
センサ群16は、制御ECU20による制御に用いられる各種の検出値を取得する。センサ群16には、前方カメラ12Frと、後方カメラ12Rrと、左側方カメラ12Lと、右側方カメラ12Rとが含まれる。また、センサ群16には、前方ソナー群32aと、後方ソナー群32bと、左側方ソナー群32cと、右側方ソナー群32dとが含まれる。また、センサ群16には、車輪センサ34a,34bと、車速センサ36と、操作検出部38とが含まれる。
前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rは、車両10の周辺を撮像することにより、車両10の外界を認識するための外界認識画像を取得する。前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、右側方カメラ12Rによって撮像される外界認識画像は、それぞれ前方画像、後方画像、左側方画像、右側方画像と称される。左側方画像と右側方画像とによって構成される画像は側方画像とも称してもよい。外界認識部によって取得される外界認識画像は、本発明の外界認識部の認識結果の一例である。
前方ソナー群32aと、後方ソナー群32bと、左側方ソナー群32cと、右側方ソナー群32dとは、車両10の周辺に音波を発射すると共に、他物体からの反射音を受信する。前方ソナー群32aは、例えば4つのソナーを含む。前方ソナー群32aを構成するソナーは、車両10の左斜め前方、前方左側、前方右側及び右斜め前方にそれぞれ設けられている。後方ソナー群32bは、例えば4つのソナーを含む。後方ソナー群32bを構成するソナーは、車両10の左斜め後方、後方左側、後方右側及び右斜め後方にそれぞれ設けられている。左側方ソナー群32cは、例えば2つのソナーを含む。左側方ソナー群32cを構成するソナーは、車両10の左側部前方及び左側部後方にそれぞれ設けられている。右側方ソナー群32dは、例えば2つのソナーを含む。右側方ソナー群32dを構成するソナーは、車両10の右側部前方及び右側部後方にそれぞれ設けられている。
車輪センサ34a,34bは、車両10の車輪の回転角度を検出する。車輪センサ34a,34bは、角度センサによって構成されていてもよいし、変位センサによって構成されていてもよい。車輪センサ34a,34bは、車輪が所定角度回転する毎に検出パルスを出力する。車輪センサ34a,34bから出力される検出パルスは、車輪の回転角度及び車輪の回転速度の算出に用いられる。車輪の回転角度に基づいて、車両10の移動距離が算出される。車輪センサ34aは、例えば、左後輪の回転角度θaを検出する。車輪センサ34bは、例えば、右後輪の回転角度θbを検出する。
車速センサ36は、車両10の車体の速度、すなわち車速Vを検出し、検出した車速Vを制御ECU20に出力する。車速センサ36は、例えば、トランスミッションのカウンタシャフトの回転に基づいて車速Vを検出する。
操作検出部38は、操作入力部14を用いて行われるユーザによる操作内容を検出し、検出した操作内容を制御ECU20に出力する。操作入力部14には、例えばサイドミラー11L,11Rの開閉状態を切り替えるサイドミラースイッチや、シフトレバー(セレクトレバーやセレクタ)など各種のユーザインタフェースが含まれる。
ナビゲーション装置18は、例えばGPS(Global Positioning System)を用いて車両10の現在位置を検出すると共に、目的地までの経路をユーザに案内する。ナビゲーション装置18は、地図情報データベースが備えられた不図示の記憶装置を有する。
ナビゲーション装置18には、タッチパネル42と、スピーカ44とが備えられている。タッチパネル42は、制御ECU20の入力装置及び表示装置として機能する。スピーカ44は、車両10の搭乗者に対して各種の案内情報を音声で出力する。
タッチパネル42は、制御ECU20に対する各種の指令を入力することができるように構成されている。例えば、ユーザは、タッチパネル42を介して、車両10の駐車支援に関する指令を入力することが可能である。また、タッチパネル42は、制御ECU20の制御内容に関する各種の画面を表示するように構成されている。例えば、タッチパネル42には、車両10の駐車支援に関する画面が表示される。具体的には、タッチパネル42には、車両10の駐車支援を要求する駐車支援ボタンが表示される。駐車支援ボタンには、制御ECU20の自動操舵による駐車を要求する自動駐車ボタンや、運転者の操作で駐車する際の補助を要求する駐車補助ボタンが含まれる。なお、タッチパネル42以外の構成要素、例えばスマートフォン等を入力装置又は表示装置として用いるようにしてもよい。
制御ECU20は、入出力部50と、演算部52と、記憶部54とを有する。演算部52は、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成される。演算部52は、記憶部54に記憶されているプログラムに基づいて各部を制御することにより各種の制御を行う。
演算部52は、車両10の駐車を制御する駐車制御部55と、タッチパネル42への表示を制御する表示制御部56と、を含む。演算部52は、本発明の制御部の一例である。
駐車制御部55は、ステアリング110の操作を駐車制御部55によって自動で制御し自動操舵による車両10の自動駐車支援を行う。自動操舵の支援では、アクセルペダル(図示せず)、ブレーキペダル(図示せず)及び操作入力部14の操作が自動で行われる。また、駐車制御部55は、アクセルペダル、ブレーキペダル及び操作入力部14の操作を運転者が行って車両10を手動駐車させる際の手動駐車支援を行う。
例えば、駐車制御部55は、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得される外界認識画像と、ユーザから指定された所定の駐車位置とに基づいて、車両10を指定された所定の駐車位置に駐車させる自動駐車の制御を行う。
また、駐車制御部55は、外界認識画像に基づいて車両10の自動駐車の開始が可能か否かを判定し、開始可能と判定した場合に自動駐車を開始する。
また、駐車制御部55は、自動駐車の開始後に、外界認識画像に基づいて車両10の自動駐車の継続が可能か否かを判定し、継続が可能ではないと判定した場合に自動駐車を中止する。
また、駐車制御部55は、自動駐車の開始後に、外界認識画像に基づいて車両10に接触する可能性がある障害物が存在するか否かを判定し、障害物が存在すると判定した場合に自動駐車を継続することができないと判定する。駐車制御部55は、車両10に接触する可能性がある障害物が存在すると判定した場合であっても、時間経過によって、その障害物が車両10に接触しない状態となると予測できた場合には、自動駐車を一時停止する。
また、駐車制御部55は、自動駐車の開始後に、外界認識画像に基づいて駐車位置に表示されている枠線を検出し、枠線の有無等に基づいて自動駐車が継続できるか否かを判定する。
表示制御部56は、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得された外界認識画像を車両10のタッチパネル42に表示させる。例えば、表示制御部56は、取得された外界認識画像を車両10の外界の俯瞰画像として表示させる。
また、表示制御部56は、ユーザが車両10を駐車位置へ手動駐車させる際に、その手動駐車の運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる。
例えば、表示制御部56は、駐車制御部55によって車両10の自動駐車が中止されると判定された場合に、手動駐車の運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる。表示制御部56は、手動駐車の運転支援に関する案内情報として、車両10の運転操作に関する案内情報を表示させる。
また、例えば、表示制御部56は、自動駐車が中止されると判定された場合、手動駐車の運転支援に関する案内情報の表示の是非を車両10のユーザに問い合わせ、その問い合わせに対するユーザからの回答操作に応じて手動駐車の運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる。
又は、表示制御部56は、自動駐車が中止されると判定された場合、ユーザの運転意思の有無を判定し、ユーザの運転意思がある際は、手動駐車の運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させてもよい。ユーザの運転意思の有無は、例えば、車両10に対するユーザからの運転操作に基づいて判定することができる。車両10に対するユーザからの運転操作は、例えば、アクセルペダルの操作、ブレーキペダルの操作、ステアリングの操作(例えば把持状態)などである。
更に、駐車制御部55は、外界認識画像に基づいて、車両10の自動駐車を開始した後、自動駐車を完了することが困難であると判定した場合には、自動駐車を開始する自動優先制御と、自動駐車を開始せずに手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示させる手動優先制御と、のうちユーザ設定に応じた制御を行う。自動優先制御は、本発明の第1制御の一例である。手動優先制御は、本発明の第2制御の一例である。
EPSシステム22は、舵角センサ100と、トルクセンサ102と、EPSモータ104と、レゾルバ106と、EPS ECU108と、を有する。舵角センサ100は、ステアリング110の舵角θstを検出する。トルクセンサ102は、ステアリング110に加わるトルクTQを検出する。
EPSモータ104は、ステアリング110に連結されたステアリングコラム112に対して駆動力又は反力を付与することにより、乗員によるステアリング110の操作支援や駐車支援時の自動操舵を可能とする。レゾルバ106は、EPSモータ104の回転角度θmを検出する。EPS ECU108は、EPSシステム22の全体の制御を司る。EPS ECU108には、入出力部(図示せず)と、演算部(図示せず)と、記憶部(図示せず)とが備えられている。
通信部24は、他の通信装置120との間で無線通信を行うことを可能とするものである。他の通信装置120とは、基地局や、他車両の通信装置や、車両10のユーザが所持するスマートフォン等の情報端末などである。
駆動力制御システム26には、駆動ECU130が備えられている。駆動力制御システム26は、車両10の駆動力制御を実行する。駆動ECU130は、不図示のアクセルペダルに対するユーザによる操作に基づいて、不図示のエンジン等を制御することによって、車両10の駆動力を制御する。
制動力制御システム28には、制動ECU132が備えられている。制動力制御システム28は、車両10の制動力制御を実行する。制動ECU132は、不図示のブレーキペダルに対するユーザによる操作に基づいて、不図示のブレーキ機構等を制御することによって、車両10の制動力を制御する。
[制御ECU20による車両10の駐車制御]
<第1の駐車制御例>
次に、車両10を所定の駐車位置に自動駐車する場合の制御ECU20による第1の駐車制御例について説明する。
図4は、制御ECU20による車両10の駐車制御の一例を示すフローチャートである。図4に示す処理は、例えば、ナビゲーション装置18のタッチパネル42に表示される自動駐車ボタン(図示省略)をタッチ操作すると開始される。
制御ECU20は、駐車制御部55により、自動駐車の指示を受け付けたか否か、すなわち自動駐車ボタンがタッチ操作されたか否かの判定を行う(ステップS11)。ステップS11において、自動駐車の指示を受け付けていない場合(ステップS11:No)には、駐車制御部55は、自動駐車の指示を受け付けるまでステップS11の処理を繰り返して待機する。
ステップS11において、自動駐車の指示を受け付けた場合(ステップS11:Yes)には、駐車制御部55は、車両10のユーザがどこの駐車位置に車両10を駐車させようとしているかを認識するために、車両10を駐車させる駐車枠の選択を受け付ける(ステップS12)。制御ECU20は、表示制御部56により、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得された外界認識画像を例えば俯瞰画像としてタッチパネル42に表示させる。タッチパネル42に表示された俯瞰画像において、ユーザが車両10を駐車させようとする駐車位置(駐車枠)をタッチすると、駐車枠の選択が駐車制御部55によって受け付けられることになる。
次に、駐車制御部55は、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得された現時点の外界認識画像に基づいて、車両10の外界の認識結果を取得する(ステップS13)。次に、駐車制御部55は、ステップS13で取得した認識結果に基づいて、ユーザが選択した駐車枠への車両10の自動駐車の開始が可能であるか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14において、自動駐車の開始が可能ではない場合(ステップS14:No)には、表示制御部56は、自動駐車を開始することができない旨を報知する「エラー表示」を行って(ステップS15)、本駐車制御の処理を終了する。自動駐車の開始が可能ではない場合とは、例えば、選択した駐車枠内に障害物が存在すると検出された場合等である。
ステップS14において、自動駐車の開始が可能である場合(ステップS14:Yes)には、駐車制御部55は、選択された駐車枠に対しての車両10の自動駐車を開始する(ステップS16)。
次に、駐車制御部55は、自動駐車が開始されてからの外界認識画像を前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって継続的に取得する。駐車制御部55は、取得された外界認識画像に基づいて、車両10の外界の認識結果を取得する(ステップS17)。
次に、駐車制御部55は、ステップS17で取得した認識結果に基づいて、ユーザが選択した駐車枠への車両10の自動駐車の継続が可能であるか否かを判定する(ステップS18)。
ステップS18において、自動駐車の継続が可能である場合(ステップS18:Yes)には、駐車制御部55は、その自動駐車を継続する。そして、駐車制御部55は、選択された駐車枠への車両10の自動駐車が完了したか否かを判定する(ステップS19)。
ステップS19において、自動駐車が完了していない場合(ステップS19:No)には、駐車制御部55は、ステップS17に戻り、各処理を繰り返す。
ステップS19において、自動駐車が完了した場合(ステップS19:Yes)には、駐車制御部55は、本駐車制御の処理を終了する。
一方、ステップS18において、自動駐車の継続が可能ではない場合(ステップS18:No)には、駐車制御部55は、自動駐車の制御を中止する(ステップS20)。
次に、表示制御部56は、自動駐車を中止したことをユーザに報知するとともに、この後にユーザが行う手動駐車の運転支援に関して案内情報が用意されていることを報知し、その案内情報をタッチパネル42に表示するか否かユーザに問い合わせる(ステップS21)。自動駐車を中止したことの報知、案内情報が用意されていることの報知、及び案内情報をタッチパネル42に表示するかの問い合わせは、表示制御部56によりタッチパネル42に文字情報として表示してもよいし、スピーカ44を介して音声出力してもよい。案内情報をタッチパネル42に表示するかの問いに対するユーザの応答は、タッチパネル42に表示される、例えば、「案内情報表示ボタン」又は「案内情報非表示ボタン」のタッチ操作により行ってもよい。
次に、駐車制御部55は、ステップS21の問い合わせに対して、案内情報を表示するボタンの操作がなされたか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、案内情報を表示するボタン操作がなされなかった場合(ステップS22:No)には、駐車制御部55は、ユーザの手動駐車に対する案内情報を表示せずに本駐車制御の処理を終了する。
一方、ステップS22において、案内情報を表示するボタン操作がなされた場合(ステップS22:Yes)には、表示制御部56は、ユーザが行う手動駐車の運転支援に関する案内情報のタッチパネル42への表示を開始し(ステップS23)、本駐車制御の処理を終了する。
<制御ECU20の駐車制御による第1駐車例>
図5から図8を参照して、制御ECU20の駐車制御による第1駐車例を説明する。
図5は、ユーザがA駐車場60において車両10を自動駐車させようとしている状況を示す俯瞰画像である。車両10のタッチパネル42に表示される自動駐車ボタン(図示省略)をタッチ操作すると、例えば、図5に示すような俯瞰画像がタッチパネル42に表示される。
この俯瞰画像において、ユーザが車両10を駐車させる場所として駐車位置61を選択したとする。
制御ECU20は、駐車制御部55により、選択された駐車位置61に対する車両10の駐車枠として、枠線62A,62Bに基づいて検出される領域、すなわち枠線62A,62Bを囲う矩形状の破線枠内を、指定された駐車枠63として認識する。なお、図5において、当該A駐車場60には、他車両100a,100bが駐車されている。また、他車両100aは枠線62Bと62Cの間に駐車されており、他車両100bは枠線62Dと62Eの間に駐車されている。
駐車制御部55は、例えばこの俯瞰画像に基づいて、すなわち前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得された現時点の外界認識画像に基づいて、駐車枠63に車両10を自動駐車させることが可能であるか否かを判定する。そして、駐車制御部55は、現時点の外界認識画像において自動駐車が可能であると判定した場合に、駐車枠63に対する自動駐車を開始する。
図6は、車両10が自動駐車を開始し、その自動駐車が継続されている状態において、自動駐車の開始時点では認識できなかったが、駐車枠63の幅が予想よりも狭いために、これ以上、自動駐車を継続することができないと判定した状況を示す図である。
駐車制御部55は、自動駐車の制御を中止して、一旦この位置で車両10を停車させる。そして、制御ECU20は、表示制御部56により、例えば、「これ以上、自動駐車を継続することができません。この後は手動駐車に切り替わります。」と音声案内する。そして、更に「手動駐車の運転支援に関する案内情報が用意されていますがご利用になりますか。ご利用なさる場合は、タッチパネル42に表示されたボタンを操作してください。」と音声案内する。タッチパネル42に表示されたボタン(例えば、「案内情報表示ボタン」)を操作すると、手動駐車の運転支援に関する案内情報が表示される。
図7は、タッチパネル42に表示された手動駐車の運転支援に関する案内情報に従って、ユーザが手動運転により駐車枠63に車両10を手動駐車している状況を示す図である。図8は、タッチパネル42に表示される手動駐車の運転支援に関する案内情報の一例を示す図である。
図8に示すように、タッチパネル42には、例えば、ハンドル71と、そのハンドル71の回転方向及び回転量を示す矢印72と、が運転操作に関する図柄情報として表示される。ハンドル71の回転量は、矢印72の長さの違いによって表示される。矢印72が短いほどハンドル71を小さく回転させ、長いほど大きく回転させることを案内する。自動駐車が中止されて手動駐車に切り替えられた状況においても、狭い駐車枠63に対して車両10を駐車させるための最適と推定される進行経路が検出されて、ハンドル71の操作の目安となる運転操作に関する案内情報が車両10のユーザに提供される。
なお、本例の図7に示されている車両10は、この後、真っすぐに後進することが必要な状態である。このため、タッチパネル42には、運転操作に関する案内情報としてハンドル71をセンター位置に維持するように案内するセンター維持図柄73のみがハンドル71の上側の位置に表示される。ハンドル71を回転する必要がないためハンドル71の回転方向及び回転量を示す矢印72は表示されない。案内情報としては、この他に例えば、「駐車枠の後線の位置に達するまであと3メートルです。」などと文字情報がタッチパネル42に表示されてもよい。
<制御ECU20の駐車制御による第2駐車例>
図9から図11を参照して、制御ECU20の駐車制御による第2駐車例を説明する。
図9は、ユーザがB駐車場80において車両10を自動駐車させようとしている状況を示す俯瞰画像である。車両10のタッチパネル42に表示される自動駐車ボタン(図示省略)をタッチ操作すると、例えば、図9に示すような俯瞰画像がタッチパネル42に表示される。
この俯瞰画像において、ユーザが車両10を駐車させる場所として駐車位置81を選択したとする。
制御ECU20は、駐車制御部55により、選択された駐車位置81に対する車両10の駐車枠として、枠線82A,82Bに基づいて予想される駐車可能な領域、すなわち枠線82A,82Bを囲うと予想される矩形状の破線枠内を、指定された駐車枠83として認識する。駐車枠83は、車両10の全長、前幅等に基づいて設定される。なお、図9において、当該B駐車場80には、他車両100c,100dが駐車されている。また、他車両100cは枠線82Bと82Cの間に駐車されており、他車両100dは枠線82Dと82Eの間に駐車されている。また、隣接する枠線間の後側には縁石84A~84Dが設けられている。
駐車制御部55は、この俯瞰画像に基づいて、すなわち前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得された現時点の外界認識画像に基づいて、駐車枠83に車両10を自動駐車させることが可能であるか否かを判定する。そして、駐車制御部55は、現時点の外界認識画像において自動駐車が可能であると判定した場合に、駐車枠83に対する自動駐車を開始する。
図10は、車両10が自動駐車を開始し、その自動駐車が継続されている状態において、自動駐車の開始時点では認識できなかったが、駐車枠83内の枠線82A,82Bの長さが予想よりも短い(又は途中で消えている)ために、これ以上、自動駐車を継続することができないと判定した状況を示す図である。駐車制御部55は、駐車位置に表示されている枠線に従って車両10の自動駐車を行っている。したがって、例えば、車両10のリアバンパー10Rの位置が枠線82A,82Bの後端82Ar,82Brの位置まで達すると、それ以上には自動駐車で後進することができない。このため、枠線82A,82Bの後端82Ar,82Brの位置が縁石84Aの手前までしか存在していない駐車枠83では、縁石84Aの位置まで自動駐車で後進することができない。
駐車制御部55は、自動駐車の制御を中止して、一旦この位置で車両10を停車させる。そして、制御ECU20は、表示制御部56により、上述した第1駐車例と同様に、手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示するかユーザに問い合わせする。
図11は、タッチパネル42に表示された手動駐車の運転支援に関する案内情報に従って、ユーザが手動運転により駐車枠83に車両10を手動駐車している状況を示す図である。
この手動駐車においても、例えば、図8に示すタッチパネル42のように、ハンドル71と、そのハンドル71の回転方向及び回転量を示す矢印72が運転操作に関する図柄情報として表示される。なお、自動駐車が中止された図10の状態では車両10を真っすぐに後進させることが必要であるため、車両10のタッチパネル42には、上述した第1駐車例と同様に、ハンドル71の上側の位置にセンター維持図柄73のみが表示された図柄情報が表示される。また、案内情報としてこの他に例えば、「縁石84Aの位置に達するまであと1メートルです。」などと文字情報が表示されてもよい。ユーザは、これらの図柄情報、文字情報等に基づいて車両10の手動駐車を実行し、縁石84Aの位置まで車両10を到達させる。
<制御ECU20の駐車制御によるその他の駐車例>
上述した駐車例では、自動駐車の途中で、車両10を駐車させようとしている駐車枠63が予想よりも狭くて自動駐車を継続できないと認識された場合と、駐車枠83に表示されている枠線82A,82Bが予想よりも短くて自動駐車を継続できないと認識された場合の駐車制御について説明したが、これに限定されない。例えば、自動駐車の途中で、車両10の進行経路や駐車枠等に車両10に接触する可能性がある障害物が検出されて自動駐車を継続できないと認識された場合においても同様の駐車制御を行ってよい。具体的には、自動駐車の開始時においては障害物の存在を検出することができなかったが、その途中で障害物を検出し自動駐車の継続が困難であると認識した場合には、自動駐車を中止し、手動駐車をする際に運転支援に関する案内情報を表示するようにしてもよい。
また、自動駐車の途中で、車両10の進行経路や駐車枠等に車両10に接触する可能性がある障害物が検出された場合であっても、その障害物がその後に車両10に接触しない状態になると予測できる場合には、自動駐車を中止せずに一時停止するようにしてもよい。例えば、車両10の進行経路や駐車枠等にショッピングカートが検出されるが、そのショッピングカートが進行経路や駐車枠等の外へ移動しつつある場合や、隣の駐車枠に駐車している車両のドアが開いていることが検出されるが、そのドアが閉められようとしている場合には、自動駐車を継続できないと判定しないで、自動駐車を一時停止するようにしてもよい。したがって、この場合には、自動駐車を中止していないので、手動駐車の運転支援に関する案内情報は表示させない。
更に、この他に自動駐車を継続できないと認識される場合としては、例えば、自動駐車の途中で、目標駐車位置が認識できなくなった場合や、外部認識部の不良により認識可能な画像が取得できなくなった場合等が含まれてもよい。
以上説明したように、第1の駐車制御例における制御ECU20は、駐車制御部55により、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rの認識結果に基づいて自動駐車を開始可能と判定した場合に自動駐車を開始し、自動駐車の開始後における認識結果に基づいて自動駐車が継続できないと判定した場合に自動駐車を中止する。そして、自動駐車を中止する場合には、表示制御部56により、運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示する。これにより、自動駐車の開始後に自動駐車の継続ができなくなった場合でも、運転支援に関する案内情報に基づいて手動駐車により車両10を駐車位置へ移動することが可能となる。このため、自動駐車により車両10を駐車させようとしているユーザにとって、自動駐車が途中で中止されても、戸惑うことなく案内情報に従って車両10を目標駐車位置に手動駐車させることができユーザビリティが向上する。
また、制御ECU20において、駐車制御部55は、自動駐車の開始後における前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rの認識結果に基づいて、車両10と接触する可能性がある障害物が存在すると認識した場合に、自動駐車が継続できないと判定する。これにより、自動駐車における車両10と障害物が接触してしまう事態を未然に防ぐことができる。
また、制御ECU20において、駐車制御部55は、時間経過によって、自動駐車を行っても障害物が車両10と接触しない状態となると予測した場合は、手動駐車の運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させず、自動駐車を一時停止する。これにより、例えば、自動駐車を中止させる必要がない場合にまで途中で自動駐車を中止させる事態を抑制することができる。
また、制御ECU20において、駐車制御部55は、自動駐車の開始後における前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rの認識結果に含まれる駐車位置81の枠線82A,82Bに基づいて、自動駐車が継続できないと判定する。これにより、例えば、枠線82A,82Bが通常より短く、その結果、適切な駐車位置(縁石84Aの位置)まで自動駐車が継続できない場合に、手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示することで、適切な駐車位置よりも手前の位置で車両10が駐車されてしまう事態を防止することができる。
また、制御ECU20において、表示制御部56は、自動駐車を中止する場合に、手動駐車の運転支援に関する案内情報の表示の是非を車両10のユーザに問い合わせ、問い合わせに対するユーザからの回答操作に応じて手動駐車の運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる。これにより、車両10のユーザが希望する場合のみ手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示させることが可能となり、タッチパネル42に不要な表示が行われてしまう事態を抑制でき、ユーザビリティを向上させることができる。
また、制御ECU20において、表示制御部56は、手動駐車の運転支援に関する案内情報として、車両10の運転操作に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる。これにより、車両10のユーザは運転操作に関する案内情報に基づいて、手動運転による車両10の移動を行うことが可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
<第2の駐車制御例>
次に、車両10を所定の駐車位置に自動駐車する場合の制御ECU20による第2の駐車制御例について説明する。
図12は、制御ECU20による車両10の駐車制御の一例を示すフローチャートである。図12に示す処理は、上述した第1の駐車制御例と同様に、自動駐車ボタン(図示省略)をタッチ操作すると開始される。
制御ECU20は、駐車制御部55により、自動駐車の指示を受け付けたか否か、すなわち自動駐車ボタンがタッチ操作されたか否かの判定を行う(ステップS31)。なお、ステップS31からステップS35までの各処理は、図4に示すステップS11からステップS15までの各処理と同じ処理内容である。
ステップS31において、自動駐車の指示を受け付けていない場合(ステップS31:No)には、駐車制御部55は、自動駐車の指示を受け付けるまでステップS11の処理を繰り返して待機する。一方、ステップS31において、自動駐車の指示を受け付けた場合(ステップS31:Yes)には、駐車制御部55は、車両10を駐車させる駐車枠の選択を受け付ける(ステップS32)。
次に、駐車制御部55は、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rによって取得された現時点の外界認識画像に基づいて、車両10の外界の認識結果を取得する(ステップS33)。
次に、駐車制御部55は、ステップS33の認識結果に基づいて、ユーザが選択した駐車枠への車両10の自動駐車の開始が可能であるか否かを判定し(ステップS34)、可能でない場合(ステップS34:No)には「エラー表示」を行って(ステップS35)、本駐車制御の処理を終了する。
一方、ステップS34において、自動駐車の開始が可能である場合(ステップS34:Yes)には、駐車制御部55は、ステップS33の認識結果に基づいて、ユーザが選択した駐車枠への車両10の自動駐車の完了が困難であるか否かを判定する(ステップS36)。すなわち、現在取得されている外界認識画像に基づいて、駐車枠への車両10の自動駐車を完了させることが可能であるか否かを判定する。
ステップS36において、自動駐車の完了が困難である場合(ステップS36:Yes)には、駐車制御部55は、自動駐車を優先して行うか否かを判定する(ステップS37)。すなわち、駐車制御部55は、自動駐車の完了は困難であるがまずは自動駐車を開始するか、自動駐車を開始せずに手動駐車に切り替えるかの判定を行う。自動駐車を優先するか否かは、ユーザの選択により設定することができるように構成されている。表示制御部56は、自動駐車を完了させることが困難な状況であることをユーザに通知し、このまま自動駐車を開始するか、あるいは手動駐車に切り替えるか、をユーザに選択させる。例えば、タッチパネル42に「自動優先ボタン」と「手動優先ボタン」を表示してタッチ操作を受け付ける。なお、自動駐車の完了が困難な場合の自動駐車を優先するか否かの選択は、例えば、自動駐車の指示を受け付けた時点(ステップS31の後)で行うようにしてもよい。
ステップS37において、自動駐車が優先された、すなわちユーザが自動駐車を優先する自動優先制御の設定をした場合(ステップS37:Yes)には、駐車制御部55は、選択された駐車枠に対しての車両10の自動駐車を開始する(ステップS38)。すなわち、駐車制御部55は、自動駐車を完了させることが困難ではあるが、自動駐車を継続することができるところまで行うように制御する。
一方、ステップS36において、自動駐車の完了が困難ではない場合(ステップS36:No)には、駐車制御部55は、そのままステップS38に進み、選択された駐車枠に対しての車両10の自動駐車を開始する。
次に、駐車制御部55は、自動駐車の開始後に取得された外界認識画像に基づいて、車両10の外界の認識結果を取得する(ステップS39)。なお、ステップS39からステップS45までの各処理は、図4に示すステップS17からステップS23までの各処理と同じ処理内容である。
駐車制御部55は、ステップS39の認識結果に基づいて、車両10の自動駐車が継続可能であるか否かを判定し(ステップS40)、継続可能である場合(ステップS40:Yes)には自動駐車を継続しつつ、その自動駐車が完了したか否かを判定する(ステップS41)。そして、駐車制御部55は、ステップS41において、自動駐車が完了していない場合(ステップS41:No)にはステップS17に戻って各処理を繰り返し、自動駐車が完了した場合(ステップS41:Yes)には本駐車制御の処理を終了する。
一方、ステップS40において、自動駐車が継続可能ではない場合(ステップS40:No)には、駐車制御部55は、自動駐車の制御を中止する(ステップS42)。
次に、表示制御部56は、手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示するか否かユーザに問い合わせし(ステップS43)、その問い合わせに対して案内情報を表示させるユーザの操作がなされたか否かを判定する(ステップS44)。そして、駐車制御部55は、ステップS44において、ユーザの操作がなされた場合(ステップS44:Yes)にはユーザが行う手動駐車の運転支援に関する案内情報の表示を開始し(ステップS45)、ユーザの操作がなされなかった場合(ステップS44:No)には案内情報を表示せずに本駐車制御の処理を終了する。
一方、ステップS37において、自動駐車が優先されなかった、すなわちユーザが自動駐車を優先しない手動優先制御の設定をした場合(ステップS37:No)には、表示制御部56は、自動駐車を開始せずにステップS43に進んで、手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示するか否かユーザに問い合わせする。その後の処理は、上記ステップS44とステップS45で説明した通りである。
以上説明したように、第2の駐車制御例における制御ECU20は、駐車制御部55により、前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、及び右側方カメラ12Rの認識結果に基づいて、自動駐車を開始可能かつ自動駐車を完了困難と判定した場合に、自動駐車を開始する自動優先制御(第1制御)と、自動駐車を開始せずに運転支援に関する案内情報をタッチパネル42に表示させる手動優先制御(第2制御)と、のうちユーザ設定に応じた制御を実行する。これにより、自動駐車を途中まで可能な状況において、自動駐車を途中まで実行してその後に手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示するか、自動駐車を実行せずに手動駐車の運転支援に関する案内情報を表示するかをユーザがカスタマイズできるためユーザビリティを向上させることができる。
なお、上記第2の駐車制御例では、自動駐車が開始可能かつ完了困難な場合に、ユーザが自動優先制御(第1制御)と手動優先制御(第2制御)のいずれかを設定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザの設定によらず、常に自動優先制御(第1制御)を実行するようにしてもよいし、常に手動優先制御(第2制御)を実行するようにしてもよい。
また、駐車制御の中止に伴って運転支援に関する案内情報の表示が行われた駐車位置を記憶しておき、将来その駐車位置で再度駐車する場合は、駐車制御が完了可能か否かを判断せずに、あるいはユーザに対して案内情報の表示の是非を問い合わせずに、最初から運転支援に関する案内情報の表示を行うようにしてもよい。また、記憶した駐車位置の情報をサーバにアップロードし、将来その所定の駐車位置で駐車制御を行う他車両に対して、駐車制御の中止に伴って運転支援に関する案内情報の表示が行われたことを情報共有するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、表示制御部56が運転支援に関する案内情報を車両10のタッチパネル42に表示する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、表示制御部56は、通信部24を介して、車両10の搭乗者が所持する情報端末(例えばスマートフォン等)の表示画面上に運転支援に関する案内情報を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、移動体を車両(四輪の自動車)とした例を説明したが、これに限らない。例えば、二輪車、セグウェイ等の車両であってもよい。更に、本発明の思想は、車両に限らず、駆動源を備えて駆動源の動力により移動可能なロボット、船舶、航空機などにも適用することができる。
なお、前述した実施形態で説明した制御方法は、予め用意された制御プログラムをコンピュータで実行することにより実現できる。本制御プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録され、記憶媒体から読み出されることによって実行される。また、本制御プログラムは、フラッシュメモリ等の非一過性の記憶媒体に記憶された形で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介して提供されてもよい。本制御プログラムを実行するコンピュータは、制御装置に含まれるものであってもよいし、制御装置と通信可能なスマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータ等の電子機器に含まれるものでもあってもよいし、これら制御装置及び電子機器と通信可能なサーバ装置に含まれるものであってもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 移動体(車両10)を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置において、
前記移動体の外界を認識する外界認識部(前方カメラ12Fr、後方カメラ12Rr、左側方カメラ12L、右側方カメラ12R)の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御(駐車制御部55)と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置(タッチパネル42)に表示させる表示制御(表示制御部56)と、を行う制御部(演算部52)を備え、
前記制御部は、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御装置。
(1)によれば、駐車制御の開始後に駐車制御の継続ができなくなった場合でも、運転支援に関する案内情報に基づいて駐車位置への移動を行うことが可能となり、ユーザビリティが向上する。
(2) (1)に記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて、前記駐車制御により前記移動体と接触する可能性がある障害物が存在する場合に、前記駐車制御が継続できないと判定する、
制御装置。
(2)によれば、移動体と障害物が接触してしまう事態を未然に防ぐことが可能となる。
(3) (2)に記載の制御装置であって、
前記制御部は、時間経過によって、前記駐車制御により前記障害物が前記移動体と接触しない状態となると予測した場合は、前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させず、前記駐車制御を一時停止する、
制御装置。
(3)によれば、自動駐車を中止させる必要がない場合にまで途中で自動駐車を中止させる事態を抑制することができる。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に含まれる前記駐車位置の枠線に基づいて、前記駐車制御が継続できないと判定する、
制御装置。
(4)によれば、枠線が通常より短く、その結果、適切な駐車位置(輪留めの位置)まで駐車制御が継続できない場合に運転支援に関する案内情報を表示することで、適切な駐車位置より手前の位置で駐車されてしまう事態を防止できる。
(5) (1)から(4)のいずれかに記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記駐車制御を中止する場合に、前記運転支援に関する案内情報の表示の是非を前記移動体のユーザに問い合わせ、前記問い合わせに対する前記ユーザからの回答操作に応じて前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御装置。
(5)によれば、移動体のユーザが希望する場合のみ運転支援に関する案内情報を表示させることが可能となり、不要な表示が行われてしまう事態を抑制でき、ユーザビリティが向上する。
(6) (1)から(4)のいずれかに記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記駐車制御を中止する場合に、前記移動体のユーザの運転意思がある際は、前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御装置。
(6)によれば、移動体のユーザに運転意思がある場合のみ運転支援に関する案内情報を表示させることが可能となり、不要な表示が行われてしまう事態を抑制でき、ユーザビリティが向上する。
(7) (1)から(6)のいずれかに記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記運転支援に関する案内情報として、前記移動体の運転操作に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御装置。
(7)によれば、移動体のユーザは運転操作に関する案内情報に基づいて、移動体の移動を行うことが可能となり、ユーザビリティが向上する。
(8) (1)から(7)のいずれかに記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能かつ前記駐車制御を完了困難と判定した場合に、前記駐車制御を開始する第1制御と、前記駐車制御を開始せずに前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる第2制御と、のうちユーザ設定に応じた制御を実行する、
制御装置。
(8)によれば、駐車制御を途中まで可能な状況において、駐車制御を途中まで実行してその後に運転支援に関する案内情報を表示するか、駐車制御を実行せずに運転支援に関する案内情報を表示するかをユーザがカスタマイズできるため、ユーザビリティが向上する。
(9) 移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置による制御方法であって、
前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行うプロセッサが、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
制御方法。
(9)によれば、駐車制御の開始後に駐車制御の継続ができなくなった場合でも、運転支援に関する案内情報に基づいて駐車位置への移動を行うことが可能となり、ユーザビリティが向上する。
(10) 移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置の制御プログラムであって、
前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行うプロセッサに、
前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
処理を実行させるための制御プログラム。
(10)によれば、駐車制御の開始後に駐車制御の継続ができなくなった場合でも、運転支援に関する案内情報に基づいて駐車位置への移動を行うことが可能となり、ユーザビリティが向上する。
10 車両(移動体)
12Fr 前方カメラ(外界認識部)
12Rr 後方カメラ(外界認識部)
12L 左側方カメラ(外界認識部)
12R 右側方カメラ(外界認識部)
42 タッチパネル(表示装置)
52 演算部(制御部)
55 駐車制御部
56 表示制御部

Claims (10)

  1. 移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置において、
    前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行う制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
    前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
    前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
    制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて、前記駐車制御により前記移動体と接触する可能性がある障害物が存在する場合に、前記駐車制御が継続できないと判定する、
    制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、時間経過によって、前記駐車制御により前記障害物が前記移動体と接触しない状態となると予測した場合は、前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させず、前記駐車制御を一時停止する、
    制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に含まれる前記駐車位置の枠線に基づいて、前記駐車制御が継続できないと判定する、
    制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記駐車制御を中止する場合に、前記運転支援に関する案内情報の表示の是非を前記移動体のユーザに問い合わせ、前記問い合わせに対する前記ユーザからの回答操作に応じて前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
    制御装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記駐車制御を中止する場合に、前記移動体のユーザの運転意思がある際は、前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
    制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記運転支援に関する案内情報として、前記移動体の運転操作に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
    制御装置。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能かつ前記駐車制御を完了困難と判定した場合に、前記駐車制御を開始する第1制御と、前記駐車制御を開始せずに前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる第2制御と、のうちユーザ設定に応じた制御を実行する、
    制御装置。
  9. 移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置による制御方法であって、
    前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行うプロセッサが、
    前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
    前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
    前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
    制御方法。
  10. 移動体を駐車位置に移動させて駐車させる制御装置の制御プログラムであって、
    前記移動体の外界を認識する外界認識部の認識結果に基づいて前記移動体を前記駐車位置に移動させる駐車制御と、前記駐車位置への運転支援に関する案内情報を表示装置に表示させる表示制御と、を行うプロセッサに、
    前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御を開始可能と判定した場合に前記駐車制御を開始し、
    前記駐車制御の開始後における前記外界認識部の認識結果に基づいて前記駐車制御が継続できないと判定した場合に前記駐車制御を中止し、
    前記駐車制御を中止する場合に前記運転支援に関する案内情報を前記表示装置に表示させる、
    処理を実行させるための制御プログラム。
JP2021206152A 2021-12-20 2021-12-20 制御装置、制御方法、及び制御プログラム Pending JP2023091416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021206152A JP2023091416A (ja) 2021-12-20 2021-12-20 制御装置、制御方法、及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021206152A JP2023091416A (ja) 2021-12-20 2021-12-20 制御装置、制御方法、及び制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023091416A true JP2023091416A (ja) 2023-06-30

Family

ID=86940884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021206152A Pending JP2023091416A (ja) 2021-12-20 2021-12-20 制御装置、制御方法、及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023091416A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7480822B2 (ja) 駐車支援装置
JP5446500B2 (ja) 駐車支援装置及び駐車支援方法
JP2023091416A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7408714B2 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7451616B2 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7408715B2 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7408740B1 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7398492B2 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
WO2023181122A1 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7444915B2 (ja) 情報端末、制御方法、及び制御プログラム
JP7360484B2 (ja) 制御装置、制御システム、制御方法、及び制御プログラム
US20240149628A1 (en) Control device, control method, and storage medium
US11981325B2 (en) Control device and movement control system
JP2023148508A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
EP4360999A1 (en) Moving body control device, moving body control method, and moving body control program
JP2024062073A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
US20230192072A1 (en) Control device and movement control system
EP4361001A1 (en) Control device, control method, and control program
US20240135725A1 (en) Control device, control method, and control program
EP4361000A1 (en) Moving body control device, moving body control method, and moving body control program
JP2024062074A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2023134329A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2024064414A (ja) 移動体制御装置、移動体制御方法、及び移動体制御プログラム
JP2024064411A (ja) 移動体制御装置、移動体制御方法、及び移動体制御プログラム
JP2023082953A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム