JP2023089438A - 車両運転支援装置 - Google Patents

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梨沙 内田
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Abstract

【課題】自車両の運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを防止しつつ、車線逸脱防止制御を実行することができる車両運転支援装置を提供する。【解決手段】車両運転支援装置10は、自車両100が走行車線を逸脱する可能性があるときに自車両が該車線を逸脱することを防止するための車線逸脱防止制御を実行する。車両運転支援装置は、自車両が駐車場300内を走行している間は、車線逸脱防止制御を実行しないように構成されている。【選択図】 図7

Description

本発明は、車両運転支援装置に関する。
自車両が走行車線から逸脱することを防止するための車線逸脱防止制御を実行する車両運転支援装置が知られている。又、高速道路の本線からサービスエリアやパーキングエリアに続く分岐路に分岐する地点(分岐点)や高速道路の料金所が設置されている地点等、車線逸脱防止制御を実行する必要性の低い地点に自車両がさしかかった場合、車線逸脱防止制御を実行しないようにしている車両運転支援装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-116436号公報
上述した従来の車両運転支援装置は、車線逸脱防止制御を実行する必要性の低い地点に自車両がさしかかったときに車線逸脱防止制御を実行しないようにするのみである。即ち、従来の車両運転支援装置は、自車両が特定の地点にさしかかったときにのみ車線逸脱防止制御を実行しないようになっており、例えば、駐車場の入口や出口に自車両がさしかかったときに車線逸脱防止制御を実行しないようになっている。
ところが、自車両が駐車場内を走行しているとき、自車両を駐車可能な駐車スペースが見つかるまでの間、駐車場内を歩行している人等を避けるために、自車両が駐車場内の走行路から逸脱しそうになることがある。こうしたときに車線逸脱防止制御が実行されると、運転者に煩わしさを感じさせてしまう可能性がある。
本発明の目的は、自車両の運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを防止しつつ、車線逸脱防止制御を実行することができる車両運転支援装置を提供することにある。
本発明に係る車両運転支援装置は、自車両が走行車線を逸脱する可能性があるときに該自車両が該車線を逸脱することを防止するための車線逸脱防止制御を実行する制御装置を備えている。前記制御装置は、前記自車両が駐車場内を走行している間は、前記車線逸脱防止制御を実行しないように構成されている。
本発明によれば、自車両が駐車場内を走行している間は、車線逸脱防止制御が実行されることはない。従って、自車両が駐車場内を走行しているときに車線逸脱防止制御が実行されて運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを防止することができる。
本発明の構成要素は、図面を参照しつつ後述する本発明の実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置及びそれが搭載される車両(自車両)を示した図である。 図2は、自車両が走行している場面を示した図である。 図3の(A)は、警報開始ライン及び操舵開始ラインを示した図であり、図3の(B)は、警報開始ライン距離及び操舵開始ライン距離を示した図である。 図4の(A)は、自車両が警報開始ラインに達した場面を示した図であり、図4の(B)は、自車両が操舵開始ラインに達した場面を示した図である。 図5は、操作制御により自車両が自律的に操舵されている場面を示した図である。 図6は、駐車場を示した図である。 図7は、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置が実行するルーチンを示した図である。 図8は、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置が実行するルーチンを示した図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置について説明する。図1に示したように、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置10は、自車両100に搭載されている。
<ECU>
車両運転支援装置10は、制御装置としてのECU90を備えている。ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称である。ECU90は、マイクロコンピュータを主要部として備える。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたインストラクション又はプログラム又はルーチンを実行することにより、各種機能を実現するようになっている。
<駆動装置等>
又、自車両100には、駆動装置21、制動装置22及び操舵装置23が搭載されている。
<駆動装置>
駆動装置21は、自車両100を走行させるために自車両100に与えられる駆動トルク(駆動力)を出力する装置であり、例えば、内燃機関及びモータ等である。駆動装置21は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、駆動装置21の作動を制御して駆動装置21から出力される駆動トルクを制御することができる。
<制動装置>
制動装置22は、自車両100を制動するために自車両100に与えられる制動トルク(制動力)を出力する装置であり、例えば、油圧ブレーキ装置である。制動装置22は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、制動装置22の作動を制御して制動装置22から出力される制動トルクを制御することができる。
<操舵装置>
操舵装置23は、自車両100を操舵するために自車両100に与えられる操舵トルク(操舵力)を出力する装置であり、例えば、パワーステアリング装置である。操舵装置23は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、操舵装置23の作動を制御して操舵装置23から出力される操舵トルクを制御することができる。
<センサ等>
更に、自車両100には、アクセルペダル31、アクセルペダル操作量センサ32、ブレーキペダル33、ブレーキペダル操作量センサ34、ハンドル35、ステアリングシャフト36、操舵角センサ37、操舵トルクセンサ38、車線逸脱防止要求ボタン39、車速検出装置40、周辺情報検出装置50、自車位置取得装置60及び警報装置70が搭載されている。
<アクセルペダル操作量センサ>
アクセルペダル操作量センサ32は、アクセルペダル31の操作量を検出するセンサである。アクセルペダル操作量センサ32は、ECU90に電気的に接続されている。アクセルペダル操作量センサ32は、検出したアクセルペダル31の操作量の情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいてアクセルペダル31の操作量をアクセルペダル操作量APとして取得する。
ECU90は、アクセルペダル操作量AP及び自車両100の走行速度(車速)に基づいて要求駆動トルク(要求駆動力)を演算により取得する。要求駆動トルクは、駆動装置21に出力が要求されている駆動トルクである。ECU90は、要求駆動トルクが出力されるように駆動装置21の作動を制御する。
<ブレーキペダル操作量センサ>
ブレーキペダル操作量センサ34は、ブレーキペダル33の操作量を検出するセンサである。ブレーキペダル操作量センサ34は、ECU90に電気的に接続されている。ブレーキペダル操作量センサ34は、検出したブレーキペダル33の操作量の情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいてブレーキペダル33の操作量をブレーキペダル操作量BPとして取得する。
ECU90は、ブレーキペダル操作量BPに基づいて要求制動トルク(要求制動力)を演算により取得する。要求制動トルクは、制動装置22に出力が要求されている制動トルクである。ECU90は、要求制動トルクが出力されるように制動装置22の作動を制御する。
<操舵角センサ>
操舵角センサ37は、中立位置に対するステアリングシャフト36の回転角度を検出するセンサである。操舵角センサ37は、ECU90に電気的に接続されている。操舵角センサ37は、検出したステアリングシャフト36の回転角度の情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいてステアリングシャフト36の回転角度を操舵角θとして取得する。
<操舵トルクセンサ>
操舵トルクセンサ38は、自車両100の運転者がハンドル35を介してステアリングシャフト36に入力したトルクを検出するセンサである。操舵トルクセンサ38は、ECU90に電気的に接続されている。操舵トルクセンサ38は、検出したトルクの情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいて運転者がハンドル35を介してステアリングシャフト36に入力したトルク(ドライバー入力トルクTQd)を取得する。
<車線逸脱防止要求ボタン>
車線逸脱防止要求ボタン39は、自車両100の運転者が後述する車線逸脱防止制御の実行を要求するときに操作する機器である。車線逸脱防止要求ボタン39は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、車線逸脱防止要求ボタン39がオン状態に操作された場合、車線逸脱防止制御の実行が要求されたと判定する。
<車速検出装置>
車速検出装置40は、自車両100の走行速度を検出する装置であり、例えば、車輪速センサである。車速検出装置40は、ECU90に電気的に接続されている。車速検出装置40は、検出した自車両100の走行速度の情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいて自車両100の走行速度を自車速Vとして取得する。
ECU90は、取得した操舵角θ、ドライバー入力トルクTQd及び自車速Vに基づいて要求操舵トルクを演算により取得する。要求操舵トルクは、操舵装置23に出力が要求されている操舵トルクである。ECU90は、後述する車線逸脱防止制御を実行する場合を除き、要求操舵トルクが操舵装置23から出力されるように操舵装置23の作動を制御する。
<周辺情報検出装置>
周辺情報検出装置50は、自車両100の周辺の情報を検出する装置であり、本例においては、画像センサ51及び電波センサ52を備えている。本例において、画像センサ51は、カメラである。又、電波センサ52は、レーダセンサ(ミリ波レーダ等)である。尚、電波センサ52は、超音波センサ(クリアランスソナー)等の音波センサやレーザーレーダ(LiDAR)等の光センサであってもよい。
<画像センサ>
画像センサ51は、ECU90に電気的に接続されている。画像センサ51は、自車両100の周辺を撮像し、撮像した画像の情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報(カメラ画像情報)に基づいて自車両100の周辺に関する情報(周辺検出情報IS)を取得することができる。
<電波センサ>
電波センサ52は、ECU90に電気的に接続されている。電波センサ52は、電波を発信するとともに、物体で反射した電波(反射波)を受信する。電波センサ52は、発信した電波及び受信した電波(反射波)に係る情報(検知結果)をECU90に送信する。別の言い方をすると、電波センサ52は、自車両100の周辺に存在する物体を検知し、その検知した物体に係る情報(検知結果)をECU90に送信する。ECU90は、その情報(電波情報)に基づいて自車両100の周辺に存在する構造物等の物体に係る情報(周辺検出情報IS)を取得することができる。
<自車位置取得装置>
自車位置取得装置60は、地図上での自車両100の位置を取得する装置であり、本例においては、GPS装置61及び地図データベース62を備えている。
<GPS装置及び地図データベース>
GPS装置61は、GPS信号を受信する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。又、地図データベース62は、地図情報を保存する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、GPS装置61を介してGPS信号を受信し、そのGPS信号に基づいて自車両100の現在位置を取得する。更に、ECU90は、取得した自車両100の現在位置と地図データベース62に保存されている地図情報とを照合することにより、地図上での自車両100の位置を取得する。尚、地図データベース62に保存されている地図情報には、駐車場に関する情報も含まれている。
<警報装置>
警報装置70は、自車両100が自車両100の走行車線(自車線LN)から逸脱する可能性があることを運転者に知らせるための装置であり、本例においては、表示装置71、音響装置72及び振動装置73を備えている。
<表示装置>
表示装置71は、画像を表示する装置であり、例えば、コンビネーションメータやヘッドアップディスプレイ(HUD)等のヒューマンマシーンインターフェース(HMI)である。表示装置71は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、表示装置71に各種画像を表示させることができる。
<音響装置>
音響装置72は、アナウンス等の音声やブザー音等の電子音を出力する装置であり、例えば、スピーカーやブザーである。音響装置72は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、音響装置72から各種音声又は各種電子音を出力させることができる。
<振動装置>
振動装置73は、運転者に対して振動を与える装置であり、例えば、ハンドル35や運転席の座席に内蔵されたバイブレータである。振動装置73は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、振動装置73を作動させることにより運転者に振動を与えることができる。
<車両運転支援装置の作動>
次に、車両運転支援装置10の作動について説明する。車両運転支援装置10は、図2に示したように自車両100が走行しているときに、自車両100が自車線LNから逸脱する可能性があると判断した場合、自車両100が自車線LNから逸脱することを防止するために車線逸脱防止制御を実行するようになっている。本例において、車線逸脱防止制御は、警報制御及び操舵制御を含んでいる。
警報制御は、自車両100が自車線LNを逸脱する可能性があることを自車両100の運転者に知らせるための警報を行う制御である。本例において、警報制御による警報は、自車両100が自車線LNから逸脱する可能性があることを表す画像の表示装置71での表示及び/又はランプの表示装置71での点灯、自車両100が自車線LNから逸脱する可能性があることを表す音声の音響装置72からの出力及び/又はブザー音の音響装置72からの出力、並びに、振動装置73によるハンドル35及び/又は運転席の座席の振動の少なくとも1つによりなされる。
又、操舵制御は、ハンドル35に対する運転者による操舵操作がなくても、自車両100を自律的に操舵して自車両100が自車線LNから逸脱することを防止する自律操舵を行う制御である。
次に、これら警報制御及び操舵制御の実行について説明する。
図3の(A)に示したように、車両運転支援装置10は、自車両100の走行中、警報制御を開始するか否か(警報制御の実行の要否)を判定するために用いる警報開始ラインLAを設定し、又、操舵制御を開始するか否か(操舵制御の実行の要否)を判定するために用いる操舵開始ラインLSを設定している。
警報開始ラインLAは、左側警報開始ラインLAL及び右側警報開始ラインLARであり、左側警報開始ラインLALは、自車線LNの左側の端(例えば、左側区画線200L)に沿って延びるラインであり、右側警報開始ラインLARは、自車線LNの右側の端(例えば、右側区画線200R)に沿って延びるラインである。図3の(A)に示した警報開始ラインLAは、左側警報開始ラインLALである。
尚、車両運転支援装置10は、周辺検出情報ISに基づいて左側区画線200L及び右側区画線200Rを取得する。
本例においては、自車線LNの端(区画線200)から内側に所定の距離を開けたラインが警報開始ラインLAとして設定される。より具体的には、自車線LNの左側の端(左側区画線200L)から内側に所定の距離を開けたラインが左側警報開始ラインLALとして設定され、自車線LNの右側の端(右側区画線200R)から内側に所定の距離を開けたラインが右側警報開始ラインLARとして設定される。
一方、操舵開始ラインLSは、左側操舵開始ラインLSL及び右側操舵開始ラインLSRであり、左側操舵開始ラインLSLは、自車線LNの左側の端(例えば、左側区画線200L)に沿って延びるラインであり、右側操舵開始ラインLSRは、自車線LNの右側の端(例えば、右側区画線200R)に沿って延びるラインである。図3の(A)に示した操舵開始ラインLSは、左側操舵開始ラインLSLである。
本例においては、自車線LNの端(区画線200)上のラインが操舵開始ラインLSとして設定される。より具体的には、自車線LNの左側の端(左側区画線200L)上のラインが左側操舵開始ラインLSLとして設定され、自車線LNの右側の端(右側区画線200R)上のラインが右側操舵開始ラインLSRとして設定される。
又、車両運転支援装置10は、自車両100の走行中、警報開始ライン距離DA及び操舵開始ライン距離DSを取得している。
警報開始ライン距離DAは、図3の(B)に示したように、自車両100と警報開始ラインLAとの間の距離である。より具体的には、警報開始ライン距離DAは、左側警報開始ライン距離DAL及び右側警報開始ライン距離DARであり、左側警報開始ライン距離DALは、自車両100の左前端部と左側警報開始ラインLALとの間の距離であり、右側警報開始ライン距離DARは、自車両100の右前端部と右側警報開始ラインLARとの間の距離である。
操舵開始ライン距離DSは、図3の(B)に示したように、自車両100と操舵開始ラインLSとの間の距離である。より具体的には、操舵開始ライン距離DSは、左側操舵開始ライン距離DSL及び右側操舵開始ライン距離DSRであり、左側操舵開始ライン距離DSLは、自車両100の左前端部と左側操舵開始ラインLSLとの間の距離であり、右側操舵開始ライン距離DSRは、自車両100の右前端部と右側操舵開始ラインLSRとの間の距離である。
そして、車両運転支援装置10は、警報開始条件が成立しているか否かを判定する。警報開始条件は、警報開始ライン距離DAがゼロ以下であるとの条件である。従って、図4の(A)に示したように、自車両100が警報開始ラインLAに達したとき、車両運転支援装置10は、警報開始条件が成立したと判定し、その後、自車両100が警報開始ラインLAを越えている間、警報開始条件が成立していると判定する。警報開始条件が成立している場合、車両運転支援装置10は、警報制御を実行する。
更に、車両運転支援装置10は、操舵開始条件が成立しているか否かを判定する。操舵開始条件は、操舵開始ライン距離DSがゼロ以下であるとの条件である。従って、図4の(B)に示したように、自車両100が操舵開始ラインLSに達したとき、車両運転支援装置10は、操舵開始条件が成立したと判定し、その後、自車両100が自車線LNに戻されるまでの間、操舵開始条件が成立していると判定する。操舵開始条件が成立している場合、車両運転支援装置10は、操舵制御を実行する。これにより、図5に示したように、自車両100が自律的に操舵されて自車線LN内に戻される。
尚、車両運転支援装置10は、操舵制御を実行しているとき、警報制御も実行するように構成されているが、操舵制御を開始したときに警報制御を終了するように構成されてもよい。
ところで、図6に示したように、自車両100が駐車場300に入り、駐車場300内を走行することがある。このとき、自車両100を駐車可能な駐車スペースが見つかるまでの間、自車両100は、駐車場300内で歩行する人を避けたりすることなどにより、駐車場300内の走行路を逸脱しそうになることがある。こうしたときに車線逸脱防止制御が実施されると、そうした車線逸脱防止制御の実施は、運転者にとって煩わしいものとなる。
そこで、車両運転支援装置10は、自車両100が駐車場300内を走行しているとの条件(システム介入禁止条件)が成立している場合、操舵回避制御を実行しないように構成されている。
本例において、車両運転支援装置10は、GPS信号から取得した自車位置を地図データベース62と照合することにより、自車両100が駐車場300内を走行しているか否かを判定する。ここで、車両運転支援装置10は、自車両100が駐車場300内を走行していると判定した場合、システム介入禁止条件が成立していると判定する。一方、車両運転支援装置10は、自車両100が駐車場300内を走行していないと判定した場合、或いは、自車両100が駐車場300内を走行しているか否かを判定することができない場合、カメラ画像情報に基づいて自車両100が駐車場300の入口301又は出口302を通過したか否かを判定する。
車両運転支援装置10は、カメラ画像情報に基づいて自車両100が駐車場300の入口301を通過したと判定した場合、自車両100が駐車場300内を走行していると判定し、システム介入禁止条件が成立したと判定する。一方、車両運転支援装置10は、カメラ画像情報に基づいて自車両100が駐車場300の出口302を通過したと判定した場合、自車両100が駐車場300内を走行していないと判定し、システム介入禁止条件が成立しなくなったと判定する。
尚、車両運転支援装置10は、各種の駐車場の入口及び出口の画像データを記憶しており、それら画像データとカメラ画像情報とを照合することにより、自車両100が駐車場300の入口301を通過したか否か、及び、自車両100が駐車場300の出口302を通過したか否かを判定するようになっている。
又、車両運転支援装置10は、GPS信号から取得した自車位置を地図データベース62と照合した結果、自車両100が駐車場300内を走行していると判定し、且つ、カメラ画像情報に基づいて自車両100が駐車場300の入口301を通過したと判定した場合に、システム介入禁止条件が成立していると判定するように構成されてもよい。
<効果>
車両運転支援装置10によれば、自車両100が駐車場300内を走行している間は、車線逸脱防止制御が実行されないので、自車両100が駐車場300内を走行しているときに車線逸脱防止制御が実行されることにより運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを防止することができる。
<車両運転支援装置の具体的な作動>
次に、車両運転支援装置10の具体的な作動について説明する。車両運転支援装置10は、図7に示したルーチンを所定演算周期で実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、車両運転支援装置10は、図7に示したルーチンのステップ700から処理を開始し、その処理をステップ705に進め、車線逸脱防止制御の実行が要求されているか否かを判定する。
車線逸脱防止制御の実行が要求されている場合、車両運転支援装置10は、ステップ705にて「Yes」と判定し、処理をステップ710に進め、図8に示したルーチンを実行することにより、システム介入禁止条件が成立しているか否かを判定する。従って、車両運転支援装置10は、処理をステップ710に進めると、図8に示したルーチンのステップ800から処理を開始し、その処理をステップ805に進め、GPS信号及び地図データベース62を利用して自車両100の位置(自車位置)を取得する。
次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ810に進め、ステップ805の処理により取得した自車位置に基づいて自車両100が駐車場300内を走行しているか否かを判定する。車両運転支援装置10は、ステップ810にて自車両100が駐車場300内を走行していると判定した場合、そのステップ810にて「Yes」と判定し、処理をステップ815に進め、システム介入禁止条件が成立していると判定する。そして、車両運転支援装置10は、処理をステップ895を経由して図7に示したルーチンのステップ715に進める。
一方、車両運転支援装置10は、ステップ810にて駐車場300内を走行していないと判定した場合、そのステップ810にて「No」と判定し、処理をステップ820に進め、画像情報を取得する。次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ825に進め、ステップ820にて取得した画像情報に基づいて自車両100が駐車場300内を走行しているか否かを判定する。
車両運転支援装置10は、ステップ825にて自車両100が駐車場300内を走行していると判定した場合、そのステップ825にて「Yes」と判定し、処理をステップ830に進め、システム介入禁止条件が成立していると判定する。そして、車両運転支援装置10は、処理をステップ895を経由して図7に示したルーチンのステップ715に進める。
一方、車両運転支援装置10は、ステップ825にて自車両100が駐車場300内を走行していないと判定した場合、そのステップ825にて「No」と判定し、処理をステップ835に進め、システム介入禁止条件が成立していないと判定する。そして、車両運転支援装置10は、処理をステップ895を経由して図7に示したルーチンのステップ715に進める。
車両運転支援装置10は、処理を図7に示したルーチンのステップ715に進めると、ステップ710の処理によりシステム介入禁止条件が成立していると判定したか否かを判定する。車両運転支援装置10は、システム介入禁止条件が成立していないと判定した場合、ステップ715にて「No」と判定し、処理をステップ720に進め、警報開始ラインLA及び操舵開始ラインLSを設定する。次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ725に進め、警報開始ライン距離DA及び操舵開始ライン距離DSを取得する。
次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ730に進め、警報開始条件が成立しているか否かを判定する。警報開始条件が成立している場合、車両運転支援装置10は、ステップ730にて「Yes」と判定し、処理をステップ735に進め、警報制御を実行する。次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ740に進め、操舵開始条件が成立しているか否かを判定する。操舵開始条件が成立している場合、車両運転支援装置10は、ステップ740にて「Yes」と判定し、処理をステップ745に進め、操舵制御を実行する。次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ795に進め、本ルーチンの処理を一旦終了する。
一方、操舵開始条件が成立していない場合、車両運転支援装置10は、ステップ740にて「No」と判定し、処理をステップ750に進め、その時点で操舵制御を実行している場合、操舵制御を終了する。次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ795に進め、本ルーチンの処理を一旦終了する。
又、警報開始条件が成立していない場合、車両運転支援装置10は、ステップ730にて「No」と判定し、処理をステップ755に進め、その時点で警報制御を実行している場合、警報制御を終了する。又、車両運転支援装置10は、その時点で操舵制御を実行している場合、操舵制御も終了する。次いで、車両運転支援装置10は、処理をステップ795に進め、本ルーチンの処理を一旦終了する。
又、車両運転支援装置10は、ステップ710の処理によりシステム介入禁止条件が成立していると判定した場合、ステップ715にて「Yes」と判定し、処理をステップ795に直接進め、本ルーチンの処理を一旦終了する。この場合、自車両100が駐車場300内を走行しており、従って、車両運転支援装置10は、車線逸脱防止制御を実行することはない。
又、車線逸脱防止制御の実行が要求されていない場合、車両運転支援装置10は、ステップ705にて「No」と判定し、処理をステップ795に直接進め、本ルーチンの処理を一旦終了する。
以上が車両運転支援装置10の具体的な作動である。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
10…車両運転支援装置、23…操舵装置、50…周囲情報検出装置、51…画像センサ、60…自車位置取得装置、61…GPS装置、62…地図データベース、70…警報装置、71…表示装置、72…音響装置、73…振動装置、90…ECU、100…自車両、200…区画線、300…駐車場、301…入口、302…出口

Claims (1)

  1. 自車両が走行車線を逸脱する可能性があるときに該自車両が該車線を逸脱することを防止するための車線逸脱防止制御を実行する制御装置を備えた車両運転支援装置において、
    前記制御装置は、前記自車両が駐車場内を走行している間は、前記車線逸脱防止制御を実行しないように構成されている、
    車両運転支援装置。

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