JP2023086627A - 回転翼航空機 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関またはバッテリを動力源とする回転翼航空機において、1系統の動力源が失陥しても、墜落の恐れを回避する一方、製造コストの安い回転翼航空機を得ること。
【解決手段】機体(10)に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)と、第1動力源(41)及び第2動力源(42)を備え、第1動力源(41)及び第2動力源(42)が、回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)を、一緒になって又は分担して駆動し、第1動力源(41)及び第2動力源(42)の一方が失陥した場合に、他方が回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)を駆動し続けるように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】機体(10)に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)と、第1動力源(41)及び第2動力源(42)を備え、第1動力源(41)及び第2動力源(42)が、回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)を、一緒になって又は分担して駆動し、第1動力源(41)及び第2動力源(42)の一方が失陥した場合に、他方が回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)を駆動し続けるように構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、一般にドローンまたはマルチコプターと呼ばれ、内燃機関またはバッテリを動力源として、揚力を発出する回転翼(プロペラ)を4つ以上備えた回転翼航空機に関する。
従来、内燃機関またはバッテリを動力源として、揚力を発出する回転翼を4つ以上備えた回転翼航空機としては、内燃機関の動力で発電して、この電力をモータに供給して各回転翼を駆動する例(例えば特許文献1)が知られている。
しかしながら、上記従来の回転翼航空機にあっては、内燃機関が唯一の動力源であり、これが飛行中に失陥した場合に墜落の危険性があるという課題があった。
一方、この問題に対処するために、4個以上の動力源(エネルギー供給機構)を備えて、そのうちの1個が失陥しても、残りの動力源によって飛行を継続して墜落の危険を回避する例(例えば特許文献2)が提案されている。
しかし、4個以上の動力源を備えるのは複雑であり、製造コストが高いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、飛行に用いる動力源が1つの場合に、その動力源が失陥すると墜落の危険性がある半面、4つもの動力源を備えるのは複雑であり、製造コストが高いという点である。
すなわち、本発明の目的は、1系統の動力源が失陥しても、墜落の恐れを回避する一方、製造コストの安い回転翼航空機を得ることにある。
本発明は、機体に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼と、第1動力源及び第2動力源を備え、第1動力源及び第2動力源が、回転翼を、一緒になって又は分担して駆動し、第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が回転翼を駆動し続けるように構成したことを特徴とする。
回転翼はモータと連結しており、第1動力源を第1バッテリ、第2動力源を第2バッテリとしたとき、第1動力源及び第2動力源が、回転翼を半数ずつ分担して駆動することが好ましい。
機体に設けた少なくとも3つのアームの上側と下側に、それぞれ回転翼を有して、第1動力源及び第2動力源の一方が上側の回転翼を駆動し、他方が下側の回転翼を駆動することも好ましい。
第1バッテリ及び第2バッテリの他に、第3バッテリをさらに備え、第1バッテリ及び第2バッテリの一方が失陥した場合に、第3バッテリが、失陥した前記バッテリの代わりに、モータに電力を供給可能にしたことも好ましい。
第1動力源を第1内燃機関、第2動力源を第2内燃機関としたとき、第1内燃機関と第2内燃機関は、4つの回転翼のうち少なくとも2つの回転翼を、それぞれ第1ワンウエイクラッチを介して機械的に駆動可能したことも好ましい。
第1内燃機関および第2内燃機関と連結可能なモータ・ジェネレータを有して、第1内燃機関および第2内燃機関とモータ・ジェネレータとの間に、低速回転において、モータ・ジェネレータが第1内燃機関および第2内燃機関を駆動可能な第2ワンウエイクラッチを備えたことも好ましい。
4つの回転翼の他に、第1動力源及び第2動力源の駆動で機体が進行方向に向かう推力を発出する、少なくとも1つの回転翼をさらに備え、第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が4つの回転翼を駆動して、正常時の半分以上の揚力を発出することも好ましい。
本発明の回転翼航空機は、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼と、第1動力源及び第2動力源を備え、第1動力源及び第2動力源が回転翼を、一緒に又は分担して駆動し、第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が回転翼を駆動し続けるように構成したため、万一動力源の1系統が失陥した場合であっても正常時の約半分の揚力を確保できるので、墜落の恐れを回避するとともに、動力源を2系統に留めたため、製造コストを安くすることができる。
以下、本発明に係る回転翼航空機を、実施形態に基づき図を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図である。同図中、矢印2は、回転翼航空機1が水平方向に飛行する際の前進方向を示す。図2は、図1のバッテリから回転翼に至る駆動及び制御系を示すブロック線図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図である。同図中、矢印2は、回転翼航空機1が水平方向に飛行する際の前進方向を示す。図2は、図1のバッテリから回転翼に至る駆動及び制御系を示すブロック線図である。
回転翼航空機1は、機体10と、この機体10から、それぞれ放射方向外側に伸長する第1アーム11、第2アーム12、及び第3アーム13に、それぞれ支持された、上側の第1回転翼21aおよび第1モータ31a、第2回転翼22aおよび第2モータ32a、第3回転翼23aおよび第3モータ33a、並びに下側の第1回転翼21bおよび第1モータ31b、第2回転翼22bおよび第2モータ32b、第3回転翼23bおよび第3モータ33b、が設けられている。これら各回転翼は、それぞれが連結したモータにより駆動されて回転し、揚力を発出する。また、周知のように同軸上にある上下の各回転翼は互いに逆回転する。
機体1には、第1バッテリ41と第2バッテリが互いに離れて設けられているとともに、これら第1バッテリ41と第2バッテリと上記した各回転翼およびモータとの間に、図2に示すように第1コントローラ51、第2コントローラ52および中央コントローラ53が設けてあり、これらは図2に示すように結ばれている。
本実施形態の回転翼航空機1は、図示を省略するが、上記した第1コントローラ51、第2コントローラ52および中央コントローラ53の他に、各バッテリ及びモータの監視センサ、高度センサ、ジャイロセンサ、通信装置や、必要に応じてカメラ、及びGPS(全地球測位システム)、フライトレコーダ及び測距センサなどを備えている。中でもバッテリの監視センサによる早期の異常検出が重要である。これから説明する動作及び作用は、人の操作によるか又は自動的に、中央コントローラ53の指示で行われる。これらは、基本的に以降の各実施形態に共通する。
次に、第1の実施形態の動作及び作用について説明する。通常は、第1バッテリ41及び第2バッテリ42から、第1コントローラ51および第2コントローラ52を介して以下のように各モータに電力を供給する。すなわち、電力は、上側の第1モータ31a、第2モータ32a、第3モータ33aには、第1バッテリ41から第1コントローラ51を経て、下側の第1モータ31b、第2モータ32b、第3モータ33bには、第2バッテリ42から第1コントローラ52を経て、それぞれ系統を分けて供給され、これらは前述したように中央コントローラ53の指示で行われる。
そして、周知のように、各回転翼の回転速度を自在に制御することで、各回転翼が発出する揚力を制御して、離陸・上昇・空中停止(ホバリング)・前進・後進・方向転換・下降・着陸を行う。これらも中央コントローラ53の指示で行われる。
次に、第1バッテリ41及び第2バッテリ42の一方が、何らかの理由で失陥した場合は、中央コントローラ53の指示で直ちに他方のバッテリのみによる電力供給に切り替えられて、飛行を継続する。この際、明らかに一方のバッテリのみに異常があって、これとつながったコントローラ、モータ及び回転翼に異常がなければ、他方のバッテリからすべてのモータに電力を供給してもよい。すなわち、例えば第1バッテリ41が失陥した場合、上側の第1モータ31a、第2モータ32a、第3モータ33aに異常がないことを確認したら、第2バッテリ42から必要に応じてこれらに若干の電力を供給する。
以上説明した第1の実施形態の回転翼航空機1によれば、本発明の動力源を構成する、第1バッテリ41と第2バッテリ42を、2系統とし、一方の系統に異常が生じて電力供給ができなくなった場合に、他方の系統からの電力供給を維持して、少なくとも通常飛行時の半分の揚力を発揮できるので、安全な降下・着陸を行うことが可能であり、市街地上空などにおける飛行の安全性を確保することができる。そして、本発明の動力源を2系統としたため、製造コストを抑えることができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、図1に対応して描いている。また、図5は、図4のバッテリから回転翼に至る駆動及び制御系を示すブロック線図であり、図2に対応して描いている。ここでは、第1の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については、同じ符号を付しそれらの説明と図示を省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、図1に対応して描いている。また、図5は、図4のバッテリから回転翼に至る駆動及び制御系を示すブロック線図であり、図2に対応して描いている。ここでは、第1の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については、同じ符号を付しそれらの説明と図示を省略する。
第2の実施形態の第1の実施形態との第1の違いは、第2の実施形態では、機体1から円周上の放射方向外側に伸長する第1アーム11から第8アーム18の8つを有して、これらにそれぞれ支持された、第1回転翼21から第8回転翼28と、それぞれの回転翼と連結した第1モータ31から第8モータ38を備えていることである。なお、周知のように、周方向に隣り合った各回転翼同士は互いに逆回転する。これらは、以降の各実施形態に共通する。
第2の実施形態の第1の実施形態との第2の違いは、第2の実施形態では、第1バッテリ41及び第2バッテリ42に加えて、第3バッテリ43を備えていることである。第3バッテリ43は、後述するように予備のバッテリであり、第1バッテリ41及び第2バッテリ42より小さい容量である。そして、第1バッテリ41及び第2バッテリ42の、各モータを駆動する分担は以下のようになっている。すなわち、第1バッテリ41は、第1モータ31、第2モータ32、第4モータ34及び第7モータ37に、第2バッテリ42は、第3モータ33、第5モータ35、第6モータ36及び第8モータ38に、それぞれ通常時に電力供給する。これは、前述したように隣り合った各回転翼同士が互いに逆回転するので、第1バッテリ41及び第2バッテリ42のそれぞれが、分担するモータの回転方向が一方向に偏らないようにするためである。
次に、第2の実施形態の動作及び作用について説明する。ここでも第1の実施形態の場合と同様の部分は説明を省略する。上述したように、回転翼が8つで、第3バッテリ43が追加され、第1バッテリ41及び第2バッテリ42の分担が第1の実施形態の場合と異なるだけであるので、第3バッテリ43の作用を含む非常時の作動についてのみ説明する。
すなわち、第1バッテリ41及び第2バッテリ42のうち、第1バッテリ41が失陥した場合、中央コントローラ53の指令で第1コントローラ51は直ちに、第1バッテリ41に代えて第2バッテリ42から、第1モータ31、第2モータ32、第4モータ34及び第7モータ37に必要な給電を行う。中でも、飛行における各回転翼が発する揚力の前後バランスを考慮して、第1モータ31及び第2モータ32に重点的に電力を供給する。この際に、第2バッテリ42からの電力供給が不足する場合や、着陸の直前などに第3バッテリ53から加勢の電力供給を行う。
以上説明した第2の実施形態の回転翼航空機1によれば、第1の実施形態の場合と同様に、第1バッテリ及び第2バッテリの一方が失陥した場合に、安全な降下・着陸を行うことができる。そして、他方のバッテリの給電能力に不足がある場合などに第3バッテリ43を活用することで、より安全に降下・着陸を行うことができる。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、図1に対応して描いている。また、図6は、図5の第1回転翼21と第1内燃機関60との連結関係を示す模式図であり、進行方向後ろ側から見た図ある。図7は、後述する、第1ワンウエイクラッチ(以降、OWCと記述する)70と第2OWC72の構成を表す断面図である。ここでは、第1の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については、同じ符号を付しそれらの説明と図示を省略する。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、図1に対応して描いている。また、図6は、図5の第1回転翼21と第1内燃機関60との連結関係を示す模式図であり、進行方向後ろ側から見た図ある。図7は、後述する、第1ワンウエイクラッチ(以降、OWCと記述する)70と第2OWC72の構成を表す断面図である。ここでは、第1の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については、同じ符号を付しそれらの説明と図示を省略する。
第3の実施形態の第1の実施形態との第1の違いは、第3の実施形態では、機体10から、放射方向外側に伸長する第1アーム11から第4アーム14の、4つアームと、これらのアームにそれぞれ支持された、第1回転翼21から第4回転翼24の、4つの回転翼が設けられていることである。
第3の実施形態の第1の実施形態との第2の違いは、第3の実施形態では、本発明の動力源が、第1内燃機関60及び第2内燃機関62であることである。なお、後述するように第1内燃機関60及び第2内燃機関62を始動するために、第3バッテリ43を備えているが、この第3バッテリ43は第2の実施形態の場合と同様に補助バッテリの役目を担うこともできる。
第1回転翼21、第2回転翼22は、代表して図6に示すように、それぞれ第1モータ/ジェネレータ(以降、M/Gと記述する)31c、第2M/G32cと連結している。なお、第1回転翼21及び第2回転翼22と第1M/G31c及び第2M/G32cの間に、必要に応じて減速歯車を備えても良い。
図示は省略するが、第3回転翼23、第4回転翼24は、それぞれと連結した、第3モータ33、第4モータ34により駆動可能である。第3モータ33、第4モータ34には、後述するように、第1M/G31c及び第2M/G32cの両者が発電した電力が供給される。
第1内燃機関60及び第2内燃機関62は、レシプロ型であっても良いし、ロータリ型やタービン型であっても良い。また、これらの燃料は化石燃料であってもよいし、水素のように炭酸ガスを出さない燃料であればなおよい。第1M/G31c及び第2M/G32cは、それぞれ第1OWC70及び第2OWC72とを介して第1内燃機関60及び第2内燃機関62と連結可能である。
第1M/G31cと第2M/G32cは、それぞれ第1内燃機関60又は第2内燃機関62から駆動されて発電することができるとともに、発電した電力を第3モータ33及び第4モータ34に供給する。また、第1M/G31cと第2M/G32cは、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合に、失陥した側の第1M/G31c又は第2M/G32cに電力を供給して、これと連結した回転翼を駆動可能である。
ここで、第1OWC70と第2OWC72の詳細を、図7を参照して説明する。なお、第1OWC70と第2OWC72は、周知のラチェット型であり、以降の各実施形態に共通する。図7は、第1内燃機関60の出力軸60aと第1回転翼21と連結した外輪70aが、時計回りする場合を例に描いている。また、図6では、第1OWC70と第2OWC72を軸方向に並べて配置して描いているが、具体的な構成は、図7に示すように第1OWC70と第2OWC72の両者を同一断面に設けることができる。
すなわち、はじめに第1OWC70は、第1出力軸60aの外周の等分3カ所に形成した3カ所のポケット60bに、それぞれ揺動可能な爪体70cを収納している。図のように、爪体70cは外輪70aの内周に形成したノッチ70dと系合してトルクを伝えることができる。図示は省略したが、爪体70cをノッチ70d側へ軽く押圧する弾性体を備えている。ノッチ70dは、図のように円周上の等分9カ所のうちの6カ所に形成している。
つぎに、第2OWC72は、外輪70aの内周の等分3カ所に形成したポケット72bに、それぞれ揺動可能な爪体72cを収納している。爪体72cは、第1出力軸60aと外輪70aとの回転方向の位相が図の状態からずれると、揺動して、第1出力軸60aの外周に形成したノッチ72dと系合してトルクを伝えることができる。ここでも図示は省略したが、爪体72cをノッチ72d側へ軽く押圧する弾性体を備えている。ノッチ72dは、図示のように円周上の等分9カ所のうちの6カ所に形成している。爪体72cが揺動してノッチ72dと系合するのは、第1内燃機関62を始動する低速回転時のみであり、離陸後においては、遠心力の作用で爪体72cは図7のようにポケット72bに収納される。
第1OWC70と第2OWC72の両者に共通するが、ノッチ70dとノッチ72dを円周上の等分9カ所のうちの6カ所に形成している理由は、等分9カ所のうちの3カ所をポケット60bとポケット72bが占めるからである。したがって、第1出力軸60aと外輪70aとの回転方向の位相が図の状態からずれて、爪体70cと爪体72cとが接する状態にあっては、爪体70c及び爪体72cは、相手のノッチ70d及びノッチ72dと噛み合わずにスキップする。むろん、図6に示すように第1OWC70と第2OWC72を軸方向に並べて配置した場合は、ノッチ70dとノッチ72dを円周上の等分9カ所に形成することができる。
ここで、大事なことは、第1OWC70と第2OWC72の相互の干渉を防ぐため、図7に示したように、それぞれの爪体70cと爪体72cが、同時に相手のノッチ70d及びノッチ72dと系合することがない点である。
次に、第3の実施形態の動作及び作用について説明する。ここでも第1の実施形態の場合と同様の部分は説明を省略する。初めに、第3バッテリ43から第1M/G31c、第2M/G32cに電力を供給してこれらを回転させ、第1内燃機関60及び第2内燃機関62を回転させて始動する。この際に、前述したように第2OWC72の作用で第1M/G31c、第2M/G32c側から第1内燃機関60及び第2内燃機関62を駆動するが、第1内燃機関60及び第2内燃機関62が始動すると第3バッテリ43からの電力供給をやめる。そして、第1OWC70が系合して、第1内燃機関60及び第2内燃機関62が、第1M/G31c、第2M/G32cとともに第1回転翼21および第2回転翼22を駆動するようになり、以降は第2OWC72の系合が解除されたままになる。
第1内燃機関60及び第2内燃機関62から駆動された第1M/G31c、第2M/G32cは発電して、これにより得られた電力は第3モータ33及び第4モータ34に供給されて、第3モータ33及び第4モータ34が第3回転翼23及び第4回転翼24をそれぞれ駆動する。つまり、第1内燃機関60及び第2内燃機関62は、第1回転翼21及び第2回転翼22を機械的に駆動するとともに、第3回転翼23及び第4回転翼24を電気的に駆動する。なお、第1M/G31c、第2M/G32cが発電した電力は、必要に応じて第3バッテリ43の充電にも充てられる。
ここで、各回転翼の定格パワーを1とした場合、第3モータ33および第4モータ34も同じくそれぞれ1として、第1内燃機関60及び第2内燃機関62はそれぞれ2とするが、第1M/G31cと第2M/G32cは、後述する非常時に備えてそれぞれ1.5とする。これらの数値は説明のために単純化しているが、実際にはさまざまな効率等を考慮して設定する。
飛行中に、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が、万一故障して停止した場合は、直ちに他方の内燃機関のみによる駆動に切り替える。例えば、第1内燃機関60が故障した場合は、第2M/G32cが発電した電力を、第1M/G31c、第3モータ33および第4モータ34に供給して、第2内燃機関62が全ての回転翼を駆動する。
前述したように、第1M/G31cと第2M/G32cの容量をそれぞれ1.5としているので、いずれか一方のM/Gの発電電力を他の3つの回転翼の駆動に配分すると、全ての回転翼の駆動パワーはそれぞれ0.5になる。したがって、単純計算では第1内燃機関60及び第2内燃機関62が正常な場合の半分の揚力で飛行することになる。
第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が故障した非常時にあっては、仮に正常時の60%の揚力が必要とした場合、一つの手段は、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の非常時短時間出力をそれぞれ2.4として、それに伴って第1M/G31cと第2M/G32cの容量をそれぞれ増やしておくことが考えられる。もう一つの手段は、第3バッテリ43の容量を増やして、この第3バッテリ43から電力を補充して所要の電力をまかなうことである。現実的には、前記の2つの手段を併用することが考えられる。いずれの場合であっても、非常時に第3バッテリ43から電力を補充するのは、着陸の直前から着陸完了までにすることが、安全上望ましい。
以上説明した第3の実施形態の回転翼航空機1によれば、第1の実施形態の場合と同様に、本発明の動力源である、2基の第1内燃機関60及び第2内燃機関62のうち、一方が失陥した場合に、他方の動力による飛行が可能であり、安全に降下して着陸させることができる。そして、基本的に非常時の動力も内燃機関でまかなうので、残る燃料の許す限り長時間の飛行ができるというメリットがある。
本実施形態は、1基の内燃機関が1つの回転翼を機械的に駆動し、他の回転翼を電気的に駆動する、いわゆるパラレル型のハイブリッド駆動であるが、これを1基の内燃機関が専用のジェネレータと連結して発電させ、この電力ですべての回転翼を駆動する、いわゆるシリーズ型とした場合も、内燃機関とジェネレータの組み合わせを2セット備えて、2系統の動力源としての機能を果たすことができる。
[第4の実施形態]
図8は、本発明の第4の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、内燃機関まわりの構成を示すため機体10の一部をくりぬいて、図1に対応して描いている。また、図9は、図8の第1駆動軸60dと第1回転翼21および第2回転翼22との連結関係を示す模式図であり、進行方向後方から見た図である。ここでは、第3の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については、同じ符号を付しそれらの説明と図示を省略する。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、内燃機関まわりの構成を示すため機体10の一部をくりぬいて、図1に対応して描いている。また、図9は、図8の第1駆動軸60dと第1回転翼21および第2回転翼22との連結関係を示す模式図であり、進行方向後方から見た図である。ここでは、第3の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については、同じ符号を付しそれらの説明と図示を省略する。
第4の実施形態の第3の実施形態との第1の違いは、第4の実施形態では、それぞれ第5アーム10e、第6アーム10fに支持された、第5モータ35で駆動する第5回転翼25及び第6モータ36で駆動する第6回転翼26が追加されて合計6つの回転翼になっていることである。また、第5回転翼25及び第6回転翼26は、それぞれ機体10を前進させる方向の推力を発出するように設置されている。第3の実施形態との第2の違いは、2基の第1内燃機関60及び第2内燃機関62が、それぞれ第1OWC70と第2OWC72と第1駆動軸60dを介して、第1回転翼21および第2回転翼22と連結可能になっているとともに、第1駆動歯車60eを介してM/G31cと連結していることである。
すなわち、第1駆動軸60dは、それぞれ第1傘歯車64a及び第2傘歯車64bを介して第1回転翼21及び第2回転翼22と連結している。したがって、第1回転翼21と第2回転翼22は同じ速度で回転する。
そのため、飛行制御において各回転翼の揚力を自在に制御する必要があるので、同じ回転速度の第1回転翼21及び第2回転翼22は、一般的に可変ピッチ翼が必要であるが、第5回転翼25及び第6回転翼26の推力を自在に制御することで揚力の補完が可能であり、第1回転翼21及び第2回転翼22は固定ピッチ翼で済ますことができる。その他の構成は、基本的に第3の実施形態と同様である。
ここで、各回転翼の定格パワーをそれぞれ1とした場合、第3モータ33、第4モータ34、第5モータ35および第6モータ36も同じくそれぞれ1として、第1内燃機関60及び第2内燃機関62はそれぞれ3として、M/G31cは4とする。
次に、第4の実施形態の動作及び作用について説明する。ここでも第3の実施形態の場合と同様の部分は説明を省略する。上述したように、前進方向の推力を発出する第5回転翼25および第6回転翼26が追加されたことと、第1回転翼21と第2回転翼22が駆動軸20dを介して連結されるとともに、M/Gが1つにまとめられたことを除いて、第3の実施形態と基本的に同様であるので、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合についてのみ説明する。
すなわち、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合は、他方の内燃機関が、駆動軸60dを介して第1回転翼21と第2回転翼22を機械的に駆動し続けるとともに、M/G31cが発電した電力で揚力を発出可能な第3回転翼23および第4回転翼24を電気的に駆動する。この場合、第1回転翼21、第2回転翼22、第3回転翼23および第4回転翼24の4つを駆動するパワーは、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の他方のパワーが3であるので、通常飛行における4つの回転翼における駆動パワーの3/4をまかなうことができる。
以上説明した第4の実施形態の回転翼航空機1によれば、第3の実施形態の場合と同様に、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合も、他方の内燃機関による駆動で安全に下降および着陸することができる。本実施形態においては、前進方向に推力を発出する第5回転翼25および第6回転翼26を備えた関係で、通常はより高速な前進飛行が可能であるとともに、非常時においては、第3の実施形態の場合より大きな揚力を得て、安全な下降および着陸ができる。したがって、第3バッテリ43は第1内燃機関60及び第2内燃機関62を始動するのに必要な容量で済む。
なお、本実施形態における第5回転翼25および第6回転翼26は、前進方向の推力を出す例で説明したが、この2つの回転翼も揚力を発出するように配置することができるし、前進方向推力発出と揚力発出との間を変化(チルト)可能にしてもよい。
また、本実施形態は、6つの回転翼を備えた例で説明したが、第5回転翼25および第6回転翼26を削除して4つの回転翼の構成にすることができる。その場合は、M/G31cの容量を2にすることで、全体として第3の実施形態よりも電機容量を減らすことができる。
本実施形態は、2基の内燃機関が2つの回転翼を機械的に駆動し、他の回転翼を電気的に駆動する、いわゆるパラレル型のハイブリッド駆動であるが、これを2基の内燃機関が1つの専用ジェネレータと連結して発電させ、この電力ですべての回転翼を駆動する、いわゆるシリーズ型とした場合も、2基の内燃機関が、2系統の動力源としての機能を果たすことができる。
[第5の実施形態]
図10は、本発明の第5の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、内燃機関まわりの構成を示すため機体10の一部をくりぬいて、図1に対応して描いている。図11は、図10の第1駆動軸60dと第2回転翼22及び第4回転翼24との連結関係を示す模式図であり、図10において第1回転翼21側から見て描いている。ここでは、第3の実施形態及び第4の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については同じ符号を付し、それらの説明と図示を省略する。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る回転翼航空機1の概要を上方から見た状態で表した平面図であり、内燃機関まわりの構成を示すため機体10の一部をくりぬいて、図1に対応して描いている。図11は、図10の第1駆動軸60dと第2回転翼22及び第4回転翼24との連結関係を示す模式図であり、図10において第1回転翼21側から見て描いている。ここでは、第3の実施形態及び第4の実施形態の場合と異なる部分を中心に説明し、それらと実質的に同じ部分については同じ符号を付し、それらの説明と図示を省略する。
第5の実施形態の第3の実施形態との違いは、第5の実施形態では、第1内燃機関60及び第2内燃機関62が駆動可能な第1駆動軸60dおよび第2駆動軸62dが、第1回転翼21から第4回転翼24の4つの回転翼すべてと機械的に連結していることである。すなわち、第1内燃機関60及び第2内燃機関62は、それぞれ第1OWC70及び第2OWC72と、第1駆動歯車60e、第2駆動歯車62e及び第3駆動歯車62fを介して、第1駆動軸60dおよび第2駆動軸62dを駆動可能であるとともに、第4の実施形態の場合と同様に、第4駆動歯車62gを介してM/G31cと連結可能である。第1駆動歯車60e及び第2駆動歯車62eは傘歯車であり、第1駆動軸60dと第2駆動軸62dは、機体10のほぼ中央部で重なって見えるが、両者は上下方向に隙間を有している。
第1内燃機関60と第2内燃機関62、並びに第1駆動軸60dと第2駆動軸62dは、それぞれ同士が同じ回転速度で回転するように、上記の各歯車の歯数比を設定するのが望ましい。また、第1駆動軸60d及び第2駆動軸62dと、第1~第4傘歯車64a、64b、64c、64dを介して連結された、第1回転翼21から第4回転翼24の4つの回転翼は、同じ回転速度で回転する。したがって、それぞれの回転翼が発出する揚力を自在に制御するために、第1回転翼21から第4回転翼24は、それぞれ可変ピッチ翼であるが、回転翼のピッチを可変にするための構成は周知であるので、アクチュエータを含めて図示を省略した。なお、第2回転翼22と第4回転翼24は、互いに周方向に隣合っていないので、両者は同じ方向に回転するため、第2傘歯車64bと第34傘歯車64dの噛み合い関係は、図9に示した例と異なる。
次に、第5の実施形態の動作及び作用について説明する。ここでも第3の実施形態の場合と同様の部分は説明を省略する。上述したように、4つの回転翼の全てを第1内燃機関60及び第2内燃機関62が、一緒に機械的に駆動可能にしたことを除いて、第3の実施形態と基本的に同様であるので、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合についてのみ説明する。
すなわち、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合は、他方の内燃機関が、第1回転翼21から第4回転翼24のすべての回転翼を駆動する。したがって、単純には4つの回転翼の合計揚力は正常時の半分になる。ここでも、第3の実施形態において説明したように、必要に応じて、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の非常時定格出力を増すか、あるいはM/G31cに対して容量を増した第3バッテリ43から電力を供給しての加勢が可能である。
以上説明した第5の実施形態の回転翼航空機1によれば、第3の実施形態の場合と同様に、第1内燃機関60及び第2内燃機関62の一方が失陥した場合も、他方の内燃機関により全ての回転翼を駆動するので、安全に下降・着陸することができる。本実施形態においても、第3バッテリ43の容量を最小限にすることが可能である。
なお、本実施形態においても、第4の実施形態の場合と同様に、M/G31cの容量を増やしてモータで駆動可能な回転翼を追加することができる。
以上、本発明の回転翼航空機の概要を説明したが、各実施形態に共通しているのは、バッテリか内燃機関かを問わず、本発明の動力源を2系統として、一方が失陥した場合に他方が任務を継続して、少なくとも通常の半分の揚力を発揮し続けることである。これにより、動力源の一方が失陥した場合でも安全に降下・着陸することができる。これは、回転翼航空機が市街地上空を飛行するのに欠かせない特性といえる。
本発明の回転翼航空機の具体的な構成は、各実施形態で図示した内容にこだわることなく、各実施形態において説明した特徴同士を組み合わせるなど、種々の工夫をこらした態様で実施することができる。
本発明の回転翼航空機は、有人飛行、無人飛行に関係なく実施できるし、大型で長距離飛行を要求される物品の運搬のみでなく、人の輸送に用いることができる。
1 回転翼航空機
10 機体
21、21a、21b、22、22a、22b、23、23a、23b、24、25、26、27、28 回転翼
31、31a、31b、32、32a、32b、33、33a、33b、34、35、36、37、38 モータ
31c、32c モータ/ジェネレータ(M/G)
41 第1バッテリ
42 第2バッテリ
43 第3バッテリ
51 第1コントロ-ラ
52 第2コントロ-ラ
53 中央コントロ-ラ
60 第1内燃機関
62 第2内燃機関
70 第1ワンウエイクラッチ(OWC)
72 第2ワンウエイクラッチ(OWC)
10 機体
21、21a、21b、22、22a、22b、23、23a、23b、24、25、26、27、28 回転翼
31、31a、31b、32、32a、32b、33、33a、33b、34、35、36、37、38 モータ
31c、32c モータ/ジェネレータ(M/G)
41 第1バッテリ
42 第2バッテリ
43 第3バッテリ
51 第1コントロ-ラ
52 第2コントロ-ラ
53 中央コントロ-ラ
60 第1内燃機関
62 第2内燃機関
70 第1ワンウエイクラッチ(OWC)
72 第2ワンウエイクラッチ(OWC)
Claims (7)
- 機体に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼と、第1動力源及び第2動力源を備え、前記第1動力源及び第2動力源が、前記回転翼を、一緒になって又は分担して駆動し、前記第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が前記回転翼を駆動し続けるように構成したことを特徴とする回転翼航空機。
- 前記回転翼はモータと連結しており、前記第1動力源を第1バッテリ、前記第2動力源を第2バッテリとしたとき、前記第1動力源及び第2動力源が、前記回転翼を半数ずつ分担して駆動することを特徴とする請求項1に記載の回転翼航空機。
- 前記機体に設けた少なくとも3つのアームの上側と下側に、それぞれ前記回転翼を有して、前記第1動力源及び第2動力源の一方が上側の前記回転翼を駆動し、他方が下側の前記回転翼を駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転翼航空機。
- 前記第1バッテリ及び第2バッテリの他に、第3バッテリをさらに備え、前記第1バッテリ及び第2バッテリの一方が失陥した場合に、前記第3バッテリが、前記失陥した前記バッテリの代わりに、前記モータに電力を供給可能にしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転翼航空機。
- 前記第1動力源を第1内燃機関、前記第2動力源を第2内燃機関としたとき、前記第1内燃機関と前記第2内燃機関は、前記4つの回転翼のうち少なくとも2つの前記回転翼を、それぞれ第1ワンウエイクラッチを介して機械的に駆動可能したことを特徴とする請求項1に記載の回転翼航空機。
- 前記第1内燃機関および前記第2内燃機関と連結可能なモータ・ジェネレータを有して、前記第1内燃機関および前記第2内燃機関と前記モータ・ジェネレータとの間に、低速回転において、前記モータ・ジェネレータが前記第1内燃機関および前記第2内燃機関を駆動可能な第2ワンウエイクラッチを備えたことを特徴とする請求項5に記載の回転翼航空機。
- 4つの前記回転翼の他に、前記第1動力源及び第2動力源の駆動で前記機体が進行方向に向かう推力を発出する、少なくとも1つの回転翼をさらに備え、前記第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が4つの前記回転翼を駆動して、正常時の半分以上の揚力を発出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の回転翼航空機。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021201295A JP2023086627A (ja) | 2021-12-11 | 2021-12-11 | 回転翼航空機 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023054224A (ja) * | 2019-04-11 | 2023-04-13 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023054222A (ja) * | 2019-03-28 | 2023-04-13 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023054225A (ja) * | 2019-04-11 | 2023-04-13 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023054223A (ja) * | 2019-03-28 | 2023-04-13 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023060269A (ja) * | 2022-04-01 | 2023-04-27 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023060270A (ja) * | 2022-04-01 | 2023-04-27 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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JP2023071934A (ja) * | 2019-02-15 | 2023-05-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023105101A (ja) * | 2018-12-26 | 2023-07-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023105105A (ja) * | 2020-05-29 | 2023-07-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2021
- 2021-12-11 JP JP2021201295A patent/JP2023086627A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2023063369A (ja) * | 2022-01-07 | 2023-05-09 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2023060269A (ja) * | 2022-04-01 | 2023-04-27 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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