JP2023086308A - 車両用空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の乗車時の快適性を向上させることができる車両用空調システムを提供する。【解決手段】使用者が車両5に乗車する前に車室内6を空調する車両用空調システム10であって、使用者が車両5に乗車した後に、所定時間だけ空調出力を増加させて車室内6を強く空調する。【選択図】図1

Description

本発明は、使用者が車両に乗車する前に車室内を空調する車両用空調システムに関する。
車両用空調システムには、使用者が車両に乗車する前に車室内を空調する場合がある。特許文献1には、使用者が夏季に車両に乗車する前に車室内を空調し、使用者が乗車した後に、車室内下部の冷たい空気を車室内上部へ吹き出し、使用者に冷たい空気を送風し快適感を与える技術が開示されている。
特開2007-055315号公報
ところで、夏季には、使用者が乗車する際に、使用者の身体又は衣服が熱を持ったままの場合がある。このような場合には、車室内下部の冷たい空気を車室内上部へ吹き出すのみでは使用者が涼しいと感じるまでに至らない場合がある。そのため、乗車前の空調が終了した後の空調制御には改良の余地がある。
そこで、本発明は、乗車前の空調が終了した後の使用者の乗車時の快適性を向上させることができる車両用空調システムを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用空調システムは、使用者が車両に乗車する前に車室内を空調する車両用空調システムであって、使用者が車両に乗車した後に、所定時間だけ空調出力を増加させて車室内を強く空調することを特徴とする。
このように、使用者が乗車した後に、所定時間だけ空調出力を増加させることによって、夏季では強い風量の冷たい空気を、冬季では強い風量の暖かい空気を車室内に送風することができる。
本発明に係る車両用空調システムにおいて、外気温度センサを有し、外気温度センサによって検出される外気温度が高い第1所定温度以上、又は外気温度が低い第2所定温度以下の場合に、乗車後から所定時間だけ空調出力を増加させて強く空調することが好ましい。
このように、外気温度が高い第1所定温度以上、又は外気温度が低い第2所定温度以下の場合に、所定時間だけ空調出力を増加させることによって、快適な空調制御とすることができる。
本発明に係る車両用空調システムにおいて、空調出力の増加分は、外気温度に応じて決定されることが好ましい。
このように、空調出力の増加分が外気温度に応じて決定されることによって、真夏は強い風量のより冷たい空気を、真冬は強い風量のより暖かい空気を車室内に送風することができる。
本発明に係る車両用空調システムにおいて、所定時間は、外気温度に応じて決定されることが好ましい。
このように、所定時間が外気温度に応じて決定されることによって、真夏は強い風量の冷たい空気を、真冬は強い風量の暖かい空気を最適時間車室内に送風することができる。
本発明に係る車両用空調システムにおいて、日射センサを有し、所定時間は、日射センサによって検出される日射量に応じて決定されることが好ましい。
このように、所定時間が日射量に応じて決定されることによって、夏季の外気温度がそれほど高くなくても日射量が多い場合には、強い風量の冷たい空気を最適時間車室内に送風することができる。
本発明に係る車両用空調システムは、シートに着座する使用者に向けて送風するシートベンチレーション、シートを加熱するシートヒータ、ステアリングを加熱するステアリングヒータ、及び輻射熱を車室内に放射する輻射ヒータを含む補助空調装置を含み、使用者が車両に乗車した後に、所定時間だけ空調出力を増加させて車室内を強く空調することが好ましい。
本発明の車両用空調システムによれば、乗車前の空調が終了した後の使用者の乗車時の快適性を向上させることができる。
実施形態の一例である車両用空調システムを備える車両を示す模式図である。 実施形態の一例である車両用空調システムを示す模式図である。 空調装置を示す模式図である。 車両用空調システムの構成を示すブロック図である。 外気温度と目標吹出口温度の補正値との関係を示すグラフである。 外気温度と出力増加時間との関係を示すグラフである。 日射量と出力増加時間の補正値との関係を示すグラフである。 車両用空調システムの冷房時の動作の流れを示すフローチャートである。 車両用空調システムの冷房時の動作の流れを示すタイムチャートである。 車両用空調システムの暖房時の動作の流れを示すフローチャートである。 車両用空調システムの暖房時の動作の流れを示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。
「車両」
図1を用いて、実施形態の一例である車両用空調システム10を備える車両5について説明する。
図1に示すように、車両5は、バッテリから供給される電力によってモータを駆動し、モータを動力として走行する電動車両である。なお、車両5は、本実施形態に限定されることなく、ハイブリッド車両又はエンジン車両であってもよい。
車両5は、車室内6を空調する車両用空調システム10と、車外の外気温度を検出する外気温度センサ11と、車外の日射量を検出する日射センサ12と、を備えている。また、車両5では、使用者が車両5に乗車する前に車室内6を空調する(以下、プレ空調と言う)ために、使用者がスマートフォン13の遠隔操作によって車両用空調システム10を始動する。
「車両用空調システム」
図2を用いて、実施形態の一例である車両用空調システム10について説明する。
図2に示すように、車両用空調システム10は、車室内6を空調する空調装置20と、使用者の周囲を補助的に空調する補助空調装置30とを有する。補助空調装置30は、それぞれ後述するシートベンチレーション31と、シートヒータ32と、ステアリングヒータ33と、輻射ヒータ34と、これらの装置を制御するECU(Electronic Control Unit)40とを有する。空調装置20及びECU40について詳細は後述する。
シートベンチレーション31は、シート7に着座する使用者に向けて送風する冷房装置である。シートベンチレーション31は、シート7の背面部分に設けられる。シートベンチレーション31は、送風量を3段階に切り替え可能であってもよい。
シートヒータ32は、通電によって発熱してシート7を加熱する暖房装置である。シートヒータ32は、シート7の座面部分及び背面部分に設けられる。シートヒータ32は、加熱出力を3段階に調節可能であってもよい。
ステアリングヒータ33は、通電によって発熱してステアリング8を加熱する暖房装置である。ステアリングヒータ33は、ステアリング8に設けられる。ステアリングヒータ33は、加熱出力を3段階に調節可能であってもよい。
輻射ヒータ34は、通電によって発熱して輻射熱を車室内6に放射する暖房装置である。輻射ヒータ34は、ステアリングコラム9の底面に設けられるが、本実施形態に限定されることなく、インストルメントパネル、ドアトリム、天井等の内装部材に設けられてもよい。輻射ヒータ34は、加熱出力を3段階に調節可能であってもよい。
「空調装置」
図3を用いて、空調装置20について説明する。
図3に示すように、空調装置20は、温度調整された空気を車室内6に供給する空気通路21と、車室内6に向かう空気流を発生させる送風機22と、車室内6の空気(内気)の導入、又は車両5の外部の空気(外気)の導入を切替える内外切替ドア23と、後述する冷凍サイクル24とを有している。
冷凍サイクル24は、冷媒を圧縮する圧縮機25と、冷房運転又は暖房運転を切り替える四方切替弁26と、車体前部に配置される室外熱交換器27と、冷媒を膨張させる膨張弁28と、空気通路21に配置される室内熱交換器29とが接続されて構成されている。
「ECU」
図4から図7を用いて、ECU40について説明する。
ECU40は、上述したように、車両用空調システム10を構成する各装置を制御する。ECU40は、CPUを有するプロセッサ41と、制御プログラム、制御データ等を記憶したメモリ42とを有する。メモリ42は、例えばRAM、ROM、フラッシュメモリ等である。プロセッサ41は、メモリ42に記憶された制御プログラムに従って動作することによって車両用空調システム10の各装置を制御する
図4に示すように、ECU40は、外気温度センサ11、日射センサ12、内気温度センサ14、車室内6の設定温度等が入力される操作部15、送風機22、内外切替ドア23、圧縮機25、四方切替弁26、膨張弁28、シートベンチレーション31、シートヒータ32、ステアリングヒータ33、輻射ヒータ34と接続され、スマートフォン13と無線によって接続されている。
ECU40は、外気温度センサ11、日射センサ12及び内気温度センサ14から検出信号を受信し、またスマートフォン13から指令信号を受信して、送風機22、内外切替ドア23、圧縮機25、四方切替弁26、膨張弁28、シートベンチレーション31、シートヒータ32、ステアリングヒータ33、輻射ヒータ34に制御信号を送信する。
プロセッサ41は、外気温度センサ11によって検出される外気温度、内気温度センサ14によって検出される内気温度、日射センサ12から検出される日射量、操作部15によって設定される設定温度に基づいて目標吹出口温度、目標風量及び目標内外気切替ドア開度を算出する。
プロセッサ41は、算出した目標吹出口温度、目標風量及び目標内外気切替ドア開度となるように、圧縮機25、四方切替弁26、膨張弁28、内外切替ドア23の開度及び送風機22の風量等を調整する。
プロセッサ41は、使用者が車両5に乗車する前にスマートフォン13による遠隔操作によって車両用空調システム10を始動して車室内6をプレ空調する。また、プロセッサ41は、使用者が車両5に乗車した場合にはプレ空調を終了する。使用者が車両5に乗車したことは、着座センサ又はドアの開閉によって検出してもよい。プレ空調の終了は、本実施形態に限られることなく、プレ空調開始から所定時間経過した場合、又は消費電力が所定電力以上消費された場合であってもよい。
プロセッサ41は、使用者が車両5に乗車してプレ空調を終了した場合には、「所定時間(以下、出力増加時間)」だけ車両用空調システム10の「空調出力」を増加させて車室内6を強く空調する。このように、使用者が乗車した後に、出力増加時間だけ空調出力を増加させることによって、夏季では強い風量の冷たい空気を、冬季では強い風量の暖かい空気を車室内6に送風することができる。
プロセッサ41は、冷房時には、外気温度が高い第1所定温度T1以上の場合に出力増加時間だけ空調出力を増加させて車室内6を冷房する。具体的には、図5に示す例では、外気温度が30℃以上の場合に出力増加時間だけ空調出力を増加させて車室内6を冷房する。また、暖房時には、外気温度が低い第2所定温度T2以下の場合に出力増加時間だけ空調出力を増加させて車室内6を暖房する。具体的には、図5に示す例では、外気温度が10℃以下の場合に出力増加時間だけ空調出力を増加させて車室内6を冷房する。このように、外気温度が第1所定温度以上又は第2所定温度以下の場合にのみ、出力増加時間だけ空調出力を増加させることによって、快適な空調制御とすることができる。
「空調出力」
車両用空調システム10の空調出力には、空調装置20の冷媒循環量と送風量とを含み、換言すれば、これらの目標となる目標吹出口温度及び目標風量を含む。空調出力を増加させるとは、冷房時には出力増加時間だけ目標吹出口温度を減少させると共に目標風量を増加して車室内6を空調し、暖房時には出力増加時間だけ目標吹出口温度を増加させると共に目標風量を増加させて車室内6を空調する。
図5に示すように、空調出力の増加分は、外気温度に応じて決定されている。具体的には、冷房時の目標吹出口温度の減少量(補正値)は、外気温度が高くなるに従って減少させている。図5に示す例では、補正値は、外気温度30℃であれば7℃減少させ、外気温度40℃であれば14℃減少させるように次第に減少させている。一方、暖房時の目標吹出口温度の増加量(補正値)は、外気温度が低くなるに従って増加させている。図5に示す例では、補正値は、外気温度5℃であれば7℃増加させ、外気温度-20℃であれば14℃増加させるように次第に増加させている。また、冷房時の風量は、外気温度が高くなるに従って増加させてもよい。同様に、暖房時の風量は、外気温度が低くなるに従って増加させてもよい。
このように、増加又は減少させる目標吹出口温度が外気温度に応じて決定されることによって、真夏は強い風量のより冷たい空気を、真冬は強い風量のより暖かい空気を車室内6に送風することができる。
また、車両用空調システム10の空調出力には、少なくとも補助空調装置30のシートベンチレーション31の風量と、シートヒータ32、ステアリングヒータ33及び輻射ヒータ34の出力とを含む。具体的には、冷房時には出力増加時間だけシートベンチレーション31の風量を増加させて車室内6を空調し、暖房時には出力増加時間だけシートヒータ32と、ステアリングヒータ33と、輻射ヒータ34の出力を増加させて車室内6を空調する。
なお、補助空調装置30の出力が目標吹出口温度に応じて決定される場合には、増加又は低減された目標吹出口温度に従って補助空調装置30の出力が決定されてもよい。また、全ての補助空調装置30を一律に出力増加時間だけ最大出力として車室内6を空調してもよい。
「出力増加時間」
図6に示すように、出力増加時間は、外気温度に応じて決定されている。より詳細には、冷房時の出力増加時間は、外気温度が高くなるに従って長くなるようにしている。図6に示す例では、外気温度30℃であれば5分増加させ、外気温度40℃であれば10分増加させるように次第に長くなるようにしている。また、暖房時の出力増加時間は、外気温度が低くなるに従って長くなるようにしている。図6に示す例では、外気温度5℃であれば5分増加させ、外気温度-20℃であれば10分増加させるように次第に長くなるようにしている。
このように、出力増加時間が外気温度に応じて決定されることによって、真夏は強い風量の冷たい空気を、真冬は強い風量の暖かい空気を車室内6に最適時間送風することができる。
図7に示すように、出力増加時間は、日射量に応じて補正される。より詳細には、冷房時の出力増加時間は、日射量が多くなるに従って長くなるように補正される。図7に示す例では、日射量500W/mであれば5分増加させ、日射量1000W/mであれば10分増加させるように次第に長くなるようにしている。このように、出力増加時間が日射量に応じて補正されることによって、外気温度がそれほど高くなくても日射量が多い場合には、強い風量の冷たい空気を車室内6に最適時間送風することができる。
「車両用空調システムの動作」
図8及び図9を用いて、冷房時の車両用空調システム10の動作の流れについて説明する。
ステップS11において、プロセッサ41は、使用者が車両5に乗車してプレ空調が終了したかを確認する。プレ空調が終了した場合にはステップS12へ移行する。ステップS12において、外気温度センサ11より外気温度を取得し、外気温度が第1所定温度T1以上であるかを確認する。第1所定温度T1以上であればステップS13へ移行する。
ステップS13において、外気温度より出力増加分と出力増加時間を決定する。ステップS14において、日射センサ12より日射量を取得し、ステップS13にて決定された出力増加時間を日射量に応じて補正する。
ステップS15において、出力増加分を加えた出力にて空調装置20及びシートベンチレーション31を作動し車室内6を空調する。シートベンチレーション31は、最高出力としてもよい。ステップS16において、プレ空調終了後から出力増加時間経過した場合には、通常の空調制御に移行する。シートベンチレーション31は、段階的に出力を下げてもよい。
図10及び図11を用いて、暖房時の車両用空調システム10の動作の流れについて説明する。
ステップS21において、プロセッサ41は、使用者が車両5に乗車してプレ空調が終了したかを確認する。プレ空調が終了した場合にはステップS22へ移行する。ステップS22において、外気温度センサ11より外気温度を取得し、外気温度が第2所定温度T2以下であるかを確認する。第2所定温度T2以下であればステップS23へ移行する。
ステップS23において、外気温度より出力増加分と出力増加時間を決定する。ステップS24において、出力増加分を加えた空調出力にて空調装置20、シートヒータ32、ステアリングヒータ33及び輻射ヒータ34を作動し車室内6を空調する。シートヒータ32、ステアリングヒータ33及び輻射ヒータ34は、最高出力としてもよい。ステップS25において、プレ空調終了後から出力増加時間経過した場合には、通常の空調制御に移行する。シートヒータ32、ステアリングヒータ33及び輻射ヒータ34は、段階的に出力を下げてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
5 車両、6 車室内、7 シート、8 ステアリング、9 ステアリングコラム、10 車両用空調システム、11 外気温度センサ、12 日射センサ、13 スマートフォン、20 空調装置、21 空気通路、22 送風機、23 内外切替ドア、24 冷凍サイクル、25 圧縮機、26 四方切替弁、27 室外熱交換器、28 膨張弁、29 室内熱交換器、30 補助空調装置、31 シートベンチレーション、32 シートヒータ、33 ステアリングヒータ、34 輻射ヒータ、40 ECU、41 プロセッサ、42 メモリ

Claims (6)

  1. 使用者が車両に乗車する前に車室内を空調する車両用空調システムであって、
    前記使用者が前記車両に乗車した後に、所定時間だけ空調出力を増加させて前記車室内を強く空調する、
    車両用空調システム。
  2. 請求項1に記載の車両用空調システムであって、
    外気温度センサを有し、
    前記外気温度センサによって検出される外気温度が高い第1所定温度以上、又は外気温度が低い第2所定温度以下の場合に、前記所定時間だけ前記空調出力を増加させて空調する、
    車両用空調システム。
  3. 請求項2に記載の車両用空調システムであって、
    前記空調出力の増加分は、前記外気温度に応じて決定される、
    車両用空調システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用空調システムであって、
    外気温度センサを有し、
    前記所定時間は、前記外気温度センサによって検出される外気温度に応じて決定される、
    車両用空調システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用空調システムであって、
    日射センサを有し、
    前記所定時間は、前記日射センサによって検出される日射量に応じて決定される、
    車両用空調システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用空調システムは、シートに着座する前記使用者に向けて送風するシートベンチレーション、前記シートを加熱するシートヒータ、ステアリングを加熱するステアリングヒータ、及び輻射熱を前記車室内に放射する輻射ヒータを含む補助空調装置を含み、前記使用者が前記車両に乗車した後に、前記所定時間だけ前記空調出力を増加させて前記車室内を強く空調する、
    車両用空調システム。
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