JP2023086232A - アクセス処理装置、プログラム及びダイレクトメール処理システム - Google Patents

アクセス処理装置、プログラム及びダイレクトメール処理システム Download PDF

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美樹 長瀬
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拓也 八田
Takuya Hatta
綱貴 加藤
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Abstract

【課題】ダイレクトメールが顧客に届いた後の状況を確認するためのアクセス処理装置、プログラム及びダイレクトメール処理システムを提供する。【解決手段】アクセス処理サーバ1は、顧客情報識別用データである個別IDと、顧客情報記憶部32に記憶された顧客情報とを関連付け、顧客に提供するダイレクトメールに付する、個別ID及び専用ウェブページのアドレス情報を含むURLを生成する個別情報処理部12と、アドレス情報により接続される専用ウェブページへのアクセス情報であって、個別IDを含むアクセス情報を取得するアクセス取得部22と、アクセス取得部22が取得したアクセス情報を分析するアクセス分析部23と、アクセス分析部23による分析結果を出力する顧客情報出力部25と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、アクセス処理装置、プログラム及びダイレクトメール処理システムに関する。
従来、ダイレクトメール(DM)の印刷及び発送を行う事業者は、得意先の企業から提供された顧客リストにしたがって、得意先の企業が顧客に対して送付するダイレクトメールの印刷及び発送を、得意先に代わって業務として行っている。
このようなダイレクトメールの代行に係るシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-157954号公報
特許文献1に記載のシステムでは、ダイレクトメールが顧客に発送されたか否かについては、得意先側が把握できるものであった。例えば、ダイレクトメールが顧客に不着であった場合には、発送結果として得意先側に情報が反映されるものであった。
しかし、顧客にダイレクトメールが届いた後、顧客によって開封されたかについては、例えば、顧客からの問合せ等がない限り分からなかった。
そこで、本発明は、ダイレクトメールが顧客に届いた後の状況を確認するためのアクセス処理装置、プログラム及びダイレクトメール処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、顧客情報識別用データである個別識別情報と、顧客情報記憶部に記憶された顧客の個人情報である顧客情報とを関連付ける関連付け手段(12)と、前記顧客に提供するダイレクトメールに付する、前記個別識別情報及び専用ウェブページの接続情報を含む個別情報を生成する個別情報生成手段(12)と、前記接続情報により接続される前記専用ウェブページへのアクセス情報であって、前記個別識別情報を含む前記アクセス情報を取得するアクセス取得手段(22)と、前記アクセス取得手段が取得した前記アクセス情報を分析するアクセス分析手段(23)と、前記アクセス分析手段による分析結果を出力する顧客情報出力手段(25)と、を備える、アクセス処理装置(1)である。
第2の発明は、第1の発明のアクセス処理装置(1)において、前記アクセス取得手段(22)は、前記専用ウェブページにおけるページ遷移情報をさらに含む前記アクセス情報を取得する、アクセス処理装置である。
第3の発明は、第2の発明のアクセス処理装置(1)において、前記専用ウェブページは、動画コンテンツ又は静止コンテンツを含み、前記動画コンテンツ又は静止コンテンツを出力中に閲覧者により選択可能な選択領域を出力し、前記選択領域に対する選択操作の検出によって前記選択領域に対応する動画コンテンツ又は静止コンテンツをさらに出力し、前記ページ遷移情報は、出力した前記動画コンテンツ又は静止コンテンツの遷移情報である、アクセス処理装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのアクセス処理装置において、前記アクセス分析手段は、前記顧客情報記憶部の前記顧客情報をさらに用いて、前記アクセス情報を分析する、アクセス処理装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかのアクセス処理装置(1)において、前記アクセス分析手段(23)による分析結果として所定の条件を満たした前記個別識別情報を特定する個別特定手段(24)を備え、前記顧客情報出力手段(25)は、前記顧客情報記憶部(32)を参照して、前記個別特定手段が特定した前記個別識別情報に対応する前記顧客情報のうち少なくとも一部を、前記所定の条件と共に、通信ネットワーク(N)を介して接続された外部装置(9)に対して出力する、アクセス処理装置である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかのアクセス処理装置(1)において、前記個別識別情報を生成する個別識別生成手段(12)を備え、前記関連付け手段(12)は、前記個別識別生成手段が生成した前記個別識別情報を、前記顧客情報記憶部(32)の前記顧客情報に関連付ける、アクセス処理装置である。
第7の発明は、第6の発明のアクセス処理装置(1)において、前記個別識別生成手段(12)は、ランダムな文字列からなる前記個別識別情報を生成する、アクセス処理装置である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかのアクセス処理装置(1)としてコンピュータを機能させるためのプログラム(31a,31b)である。
第9の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかのアクセス処理装置(1)と、ダイレクトメールの作製及び発送をするメール作製発送装置(4)と、を備えた、ダイレクトメール処理システム(100)であって、前記アクセス処理装置は、前記個別識別情報を含む前記個別情報を読取装置によって読取可能なコードにしたコード情報を生成するコード生成手段(14)と、前記コード生成手段(14)が生成した前記コード情報と、前記顧客情報記憶部を参照して得られる前記個別識別情報に対応する前記顧客の発送先情報とを含む発送物情報を作成する発送物作成手段(15)と、を備え、前記メール作製発送装置は、前記発送物作成手段が作成した前記発送物情報を用いて、前記コード情報と、前記発送先情報とを印字したダイレクトメールを作製する手段を備える、ダイレクトメール処理システムである。
第10の発明は、顧客情報識別用データである個別識別情報と、顧客情報記憶部に記憶された顧客の個人情報である顧客情報とを関連付ける関連付け手段と、前記顧客に提供するダイレクトメールに付する、前記個別識別情報及び専用ウェブページの接続情報を含む個別情報を生成する個別情報生成手段と、を有するメール作製発送装置と、前記接続情報により接続される前記専用ウェブページへのアクセス情報であって、前記個別識別情報を含む前記アクセス情報を取得するアクセス取得手段と、前記アクセス取得手段が取得した前記アクセス情報を分析するアクセス分析手段と、前記アクセス分析手段による分析結果を出力する顧客情報出力手段と、を有するアクセス処理装置と、を備える、ダイレクトメール処理システムである。
本発明によれば、ダイレクトメールが顧客に届いた後の状況を確認するためのアクセス処理装置、プログラム及びダイレクトメール処理システムを提供することができる。
本実施形態に係るダイレクトメール処理システムの全体構成図である。 本実施形態に係るアクセス処理サーバの機能ブロック図である。 本実施形態に係るアクセス処理サーバの記憶部の例を示す図である。 本実施形態に係るアクセス処理サーバの個別情報生成処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るダイレクトメールの例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末に出力される動画コンテンツの例を示す図である。 本実施形態に係るアクセス処理サーバのアクセス分析処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るアクセス分析に係る条件例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
〔ダイレクトメール処理システム100〕
図1は、本実施形態に係るダイレクトメール処理システム100の全体構成図である。
図2は、本実施形態に係るアクセス処理サーバ1の機能ブロック図である。
図3は、本実施形態に係るアクセス処理サーバ1の記憶部30の例を示す図である。
図1に示すダイレクトメール処理システム100は、アクセス処理サーバ1(アクセス処理装置)が、得意先サーバ9(外部装置)から得た顧客の個人情報を含む顧客情報に基づいて紙媒体のダイレクトメール(DM)を作製するための発送物情報を生成する。発送物情報は、個別ID(IDentification)(個別識別情報)を含んだウェブサーバ6のURL(Uniform Resource Locator)(個別情報)を有する。アクセス処理サーバ1において生成された発送物情報は、DM作製サーバ4(メール作製発送装置)に送信され、DM作製サーバ4においてダイレクトメールが作製されて、得意先の顧客に郵送される。
そして、顧客の元に届いたダイレクトメールが顧客等によって開封され、顧客等がユーザ端末7からURLにアクセスすると、ユーザ端末7は、URLに記載されたウェブサーバ6に接続されてダイレクトメールに対応した動画コンテンツ又は静止コンテンツを出力する。アクセス処理サーバ1は、ウェブサーバ6からアクセス情報を取得して分析し、分析結果として顧客に係る情報を、得意先サーバ9に送信する。
このように、ダイレクトメール処理システム100は、得意先サーバ9から得た顧客情報に基づいて、ダイレクトメールを作製し、ユーザ端末7によるウェブサーバ6のアクセス情報を分析することで、顧客にダイレクトメールが届いた後の状況を確認する、といったダイレクトメールに関する一連の処理を行うシステムである。
ダイレクトメール処理システム100は、アクセス処理サーバ1と、DM作製サーバ4と、ウェブサーバ6と、ユーザ端末7と、得意先サーバ9とを備える。
アクセス処理サーバ1と、DM作製サーバ4と、ウェブサーバ6と、ユーザ端末7と、得意先サーバ9とは、各々通信ネットワークNを介して接続されている。
通信ネットワークNは、アクセス処理サーバ1と、DM作製サーバ4と、ウェブサーバ6と、ユーザ端末7と、得意先サーバ9との間のネットワークであり、例えば、インターネット回線等の通信網である。なお、通信ネットワークNは、有線であるか、無線であるかを問わない。また、一部の通信網は、専用回線等であってもよい。
〔アクセス処理サーバ1〕
アクセス処理サーバ1は、例えば、得意先からの依頼を受けてダイレクトメールの作製及び発送を行う事業者が管理及び運営するサーバである。
アクセス処理サーバ1は、得意先サーバ9から得た顧客情報に基づいてダイレクトメールを作製するための発送物情報を生成し、DM作製サーバ4に発送物情報を送信する。本実施形態では、得意先サーバ9から得る顧客情報は、全てダイレクトメールを発送してもよい情報である。発送可の情報だけを使用することで、データ処理の効率化を図ることができる。
また、アクセス処理サーバ1は、ウェブサーバ6からアクセス情報を取得して分析し、分析結果として顧客に係る情報を、得意先サーバ9に送信する。
図2に示すアクセス処理サーバ1は、制御部10と、記憶部30と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、アクセス処理サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、個別情報生成処理部11と、アクセス分析処理部21とを備える。
個別情報生成処理部11は、ダイレクトメールを作製するための発送物情報を作成する。
個別情報生成処理部11は、個別情報処理部12(個別識別生成手段、関連付け手段、個別情報生成手段)と、コード生成部14(コード生成手段)と、発送物処理部15(発送物作成手段)とを備える。
個別情報処理部12は、個別IDを生成する。ここで、個別IDは、顧客情報識別用データであり、例えば、顧客ごとに異なる文字列によって表されるものである。また、個別IDは、顧客に関する顧客情報を含まない、例えば、意味を有しない文字列である。個別IDは、例えば、連続する番号等であってもよいし、又は、ランダムな文字列であってもよく、個別情報処理部12が乱数等によって生成してもよい。
次に、個別情報処理部12は、生成した個別IDと、後述する顧客情報記憶部32に記憶された1つの顧客情報とを関連付ける。
そして、個別情報処理部12は、個別IDと、ウェブサーバ6のウェブページ(専用ウェブページ)へのアドレス情報(接続情報)とを含むURLを生成する。URLは、例えば、ウェブサーバ6のウェブページのアドレス情報に、個別IDを引数として含む。ウェブサーバ6のウェブページは、例えば、得意先の広告や、商品紹介情報を出力するページである。ウェブページは、動画コンテンツ又は静止コンテンツによって構成されていてもよく、動画コンテンツ又は静止コンテンツは、例えば、得意先の商品を紹介するもの等であってもよい。
コード生成部14は、顧客の個別IDを含むURLをコード化した二次元コード(コード情報)を生成する。二次元コードは、カメラを有するユーザ端末7(読取装置)において読取可能なものであり、例えば、QRコード(登録商標)であってもよい。
発送物処理部15は、コード生成部14が生成した二次元コードと、個別IDに対応する顧客情報記憶部32の顧客情報から得られる顧客の住所及び氏名等である発送先情報とを含む発送物情報を作成する。そして、発送物処理部15は、作成した発送物情報を、DM作製サーバ4に送信する。
アクセス分析処理部21は、ウェブサーバ6からアクセス情報を取得して分析し、得意先の要望に応じた各種の分析処理等を行う。
アクセス分析処理部21は、アクセス取得部22(アクセス取得手段)と、アクセス分析部23(アクセス分析手段)と、個別特定部24(個別特定手段)と、顧客情報出力部25(顧客情報出力手段)とを備える。
アクセス取得部22は、URLによって接続された、ユーザ端末7によるウェブページへのアクセス情報を、ウェブサーバ6から取得する。そして、アクセス取得部22は、取得したアクセス情報を、アクセス情報記憶部34に記憶させる。ここで、アクセス情報は、個別IDを含む。また、アクセス情報は、ウェブページにおけるページ遷移情報を含む。
さらに、ウェブページに動画コンテンツ又は静止コンテンツを含む場合に、動画コンテンツ又は静止コンテンツを出力中にユーザが選択可能な選択領域を出力し、選択領域に対する選択操作の検出によって選択領域に対応する動画コンテンツ又は静止コンテンツをさらに出力するものであってもよい。その場合、ページ遷移情報は、出力した動画コンテンツ又は静止コンテンツの遷移情報を含む。
アクセス分析部23は、アクセス取得部22が取得したアクセス情報を分析する。アクセス分析部23は、例えば、得意先が指定する様々な条件(所定の条件)にしたがってアクセス情報を分析する。
個別特定部24は、アクセス分析部23による分析結果として、所定の条件を満たした個別IDを特定する。
顧客情報出力部25は、アクセス分析部23による分析結果を出力する。また、顧客情報出力部25は、顧客情報記憶部32を参照して、個別特定部24が特定した個別IDに対応する氏名等の顧客情報(顧客情報のうち少なくとも一部)を、所定の条件と共に出力してもよい。顧客情報出力部25は、例えば、得意先サーバ9に対して顧客情報等を出力する。さらに、顧客情報出力部25は、例えば、顧客情報記憶部32に記憶されている全ての顧客情報について、アクセス情報と共に得意先サーバ9に対して出力してもよい。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、顧客情報記憶部32と、発送情報記憶部33と、アクセス情報記憶部34とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、個別情報生成プログラム31a及びアクセス分析プログラム31bを記憶している。
個別情報生成プログラム31aは、例えば、上述した制御部10の個別情報生成処理部11に係る各種機能を実行するためのプログラムである。
また、アクセス分析プログラム31bは、例えば、上述した制御部10のアクセス分析処理部21に係る各種機能を実行するためのプログラムである。
なお、上記のプログラムは、一例であって、例えば、1つのプログラムが上述した制御部10に係る各種機能を実行するようにしてもよいし、制御部10に係る各種機能ごとのプログラムを有するようにして、複数のプログラムによって上述した制御部10に係る各種機能を実行するようにしてもよい。
顧客情報記憶部32は、得意先サーバ9から受信した顧客情報を記憶するための記憶領域である。
図3(A)に、顧客情報記憶部32の項目を例示する。
顧客情報記憶部32は、例えば、顧客IDと、氏名と、住所と、生年月日と、性別等とを対応付けて記憶する。
顧客IDは、得意先サーバ9で付与され管理される、顧客を一意に識別するための識別情報である。
氏名、住所は、顧客の個人情報の一部であり、ダイレクトメールを発送するのに必要な情報である。
生年月日、性別等は、顧客の個人情報の一部である。これらの情報は、例えば、アクセス情報を分析する際に用いられてもよい。
発送情報記憶部33は、ダイレクトメールの発送に関する情報を記憶するための記憶領域である。
図3(B)に、発送情報記憶部33の項目を例示する。
発送情報記憶部33は、例えば、個別IDと、顧客IDと、URL情報とを対応付けて記憶する。
個別IDは、個別情報処理部12が生成した顧客を識別するためのものであり、個別ID自体には顧客を特定する意味ある情報を有さない。そして、個別IDと顧客IDとは、異なる。
URL情報には、個別IDと、ウェブサーバ6のウェブページを示すアドレス情報とを含むURLを格納する。
アクセス情報記憶部34は、ウェブサーバ6から受信したアクセス情報を記憶する記憶領域である。
図3(C)に、アクセス情報記憶部34の例を示す。
アクセス情報記憶部34は、例えば、個別IDをキーにし、閲覧履歴として、閲覧状況と、回数と、遷移情報とを対応付けて記憶する。
閲覧状況は、閲覧完了又は閲覧途中が格納される。
回数は、閲覧回数である。
遷移情報は、閲覧時におけるウェブページや動画コンテンツ又は静止コンテンツの遷移情報である。
なお、上記した記憶部30の例は、一例である。つまり、記憶部30には、顧客情報記憶部32と、発送情報記憶部33と、アクセス情報記憶部34とを記憶しているものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、顧客情報記憶部32及び発送情報記憶部33には、さらに、得意先を識別する得意先IDを有してもよい。その場合、記憶部30には、得意先情報記憶部を有し、得意先IDと得意先名等の情報とを対応付けて記憶してもよい。
また、記憶部30の各記憶部の項目は、一例であって、他の項目があってもよいし、ない項目があってもよい。
図2の通信インタフェース部39は、ダイレクトメール処理システム100に有する各サーバとの間で通信を行うための通信インタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、アクセス処理サーバ1は、制御部10、記憶部30等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
また、アクセス処理サーバ1を構成するハードウェアの数に制限はない。例えば、機能ごと等にハードウェアを分ける等、必要に応じて、1又は複数で構成してもよい。また、アクセス処理サーバ1のハードウェアは、必要に応じてWebサーバ、DB(データベース)サーバ、アプリケーションサーバ等の各種サーバを含んで構成してもよく、1台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。また、アクセス処理サーバ1は、例えば、クラウドであってもよい。
〔DM作製サーバ4〕
図1に示すDM作製サーバ4は、例えば、印刷及び発送を行う事業者が管理及び運営するサーバである。DM作製サーバ4は、例えば、ダイレクトメールの作製及び発送を行う事業者から委託を受けた事業者が運営してもよい。
DM作製サーバ4は、ダイレクトメールを作製して、作製したダイレクトメールを発送する処理を行う。DM作製サーバ4は、アクセス処理サーバ1から発送物情報を受信し、ダイレクトメールを作製する。
DM作製サーバ4は、プリンタ5に接続されており、プリンタ5は、ダイレクトメールを印刷するために用いられる。
DM作製サーバ4は、図示しないが、制御部と、記憶部と、通信インタフェース部等とを備える。
DM作製サーバ4の制御部(ダイレクトメールを作製する手段)は、アクセス処理サーバ1から受信した発送物情報を用いて、二次元コードと、発送先情報とを印字したダイレクトメールの封入物51を作製する。
〔ウェブサーバ6〕
ウェブサーバ6は、ウェブページを格納し、例えば、ユーザ端末7からのアクセスに応じてウェブページを送信する。ウェブページは、例えば、動画コンテンツ又は静止コンテンツを含む。動画コンテンツ又は静止コンテンツは、その動画コンテンツ又は静止コンテンツを再生中にユーザが選択可能な選択領域を出力するものであり、選択領域に対する選択操作の検出によって選択領域に対応する動画コンテンツ又は静止コンテンツをさらに出力する、ストーリ分岐するものである。ウェブサーバ6が格納するウェブページは、どの場所からでもアクセスできるウェブページでもよいが、専用のウェブページであってもよい。
また、ウェブサーバ6は、アクセス処理サーバ1にウェブページへのアクセス情報を送信する。ここで、ウェブサーバ6は、アクセス処理サーバ1からの要求に応じてアクセス処理サーバ1にアクセス情報を送信してもよいし、適宜のタイミングでアクセス処理サーバ1にアクセス情報を送信してもよい。
ウェブサーバ6は、図示しないが、制御部と、記憶部と、通信インタフェース部等とを備える。
〔ユーザ端末7〕
ユーザ端末7は、顧客が所有する、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯型の端末である。ユーザ端末7は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。
顧客等は、ユーザ端末7を用いて手元に届いたダイレクトメールの封入物51に印字された二次元コードを撮影することで、URLを得る。そして、顧客等によりURLを用いてウェブブラウザを起動させることで、URLに対応したウェブサーバ6のウェブページが、ユーザ端末7に出力される。
ユーザ端末7は、図示しないが、一般的なコンピュータが有する制御部、記憶部、入力部、表示部、通信インタフェース部等の他、二次元コードを撮影するためのカメラを備える。また、ユーザ端末7の記憶部には、ウェブページを出力させるためのウェブブラウザが記憶されている。
〔得意先サーバ9〕
得意先サーバ9は、アクセス処理サーバ1に対して、ダイレクトメールを発送したい顧客の顧客情報を提供する。ここで、顧客情報の提供は、通信ネットワークNを介して行ってもよいし、顧客情報が記録された記録媒体の運搬によって行ってもよい。また、得意先サーバ9は、アクセス処理サーバ1が送信したアクセス情報に基づく顧客情報のうち少なくとも一部を受信する。
得意先サーバ9は、図示しないが、制御部と、記憶部と、通信インタフェース部等とを備える。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、DM作製サーバ4、ウェブサーバ6、ユーザ端末7及び得意先サーバ9は、それぞれ制御部、記憶部等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
〔処理の説明〕
次に、アクセス処理サーバ1の処理について説明する。
まず、ダイレクトメールを顧客に発送するための処理について説明する。
図4は、本実施形態に係るアクセス処理サーバ1の個別情報生成処理を示すフローチャートである。
図5は、本実施形態に係るダイレクトメール50の例を示す図である。
まず、ダイレクトメール処理システム100において、得意先からダイレクトメールに係る依頼を受けると、例えば、得意先サーバ9からアクセス処理サーバ1に顧客情報と、ウェブサーバ6のアドレス情報とが送信される。
アクセス処理サーバ1の制御部10は、受信した顧客情報を、顧客情報記憶部32に記憶させる。そして、アクセス処理サーバ1の制御部10(個別情報生成処理部11)は、顧客情報記憶部32に記憶された顧客情報ごとに、次に説明する個別情報生成処理を行う。
図4のステップS(以下、「ステップS」を単に「S」という。)11において、アクセス処理サーバ1の制御部10(個別情報処理部12)は、個別IDを生成する。
S12において、制御部10(個別情報処理部12)は、個別IDと顧客情報とを関連付ける。より具体的には、制御部10は、発送情報記憶部33に、個別IDと顧客IDとを対応付けたレコードを生成する。
S13において、制御部10(個別情報処理部12)は、URLを生成する。ここで、生成するURLは、得意先サーバ9から受信したウェブサーバ6のウェブページのアドレス情報に、引数として個別IDを含む。制御部10は、発送情報記憶部33の対応するレコードのURL情報に、生成したURLを追加する。
S14において、制御部10(コード生成部14)は、生成したURLを含む二次元コードを生成する。
S15において、制御部10(発送物処理部15)は、発送物情報を作成し、DM作製サーバ4に発送物情報を送信する。発送物情報は、少なくとも、S14の処理で生成した二次元コードと、二次元コードを印刷した発送物を顧客に発送するために必要な顧客の発送先情報とを含む。その後、制御部10は、本処理を終了する。
発送物情報を受信したDM作製サーバ4では、DM作製サーバ4の制御部が発送物情報を用いてダイレクトメール50を作製する。
具体的には、DM作製サーバ4の制御部は、発送物情報を適宜のフォーマットに変更して、プリンタ5(図1参照)に送信することで、プリンタ5は、例えば、図5(A)に示す封入物51を印刷する。
図5(A)に例示する封入物51は、三つ折りの紙に、宛先部51aと、二次元コード51bとが印刷されたものである。宛先部51aは、顧客の発送先情報が印字された部分である。二次元コード51bは、図4のS15の処理で生成したものであり、宛先部51aに印字された顧客ごとに異なる個別IDとウェブサーバ6のウェブページのアドレス情報とを含むURLを含む。
図5(B)に、ダイレクトメール50を示す。ダイレクトメール50は、封筒55に、封入物51を封入したものである。なお、封筒55には、封入物51の他に、図示しない他の封入物を封入してもよい。他の封入物は、顧客に共通のものであり、例えば、得意先の商品に関するパンフレット等である。
封筒55は、窓部55aを有する。窓部55aは、三つ折りした封入物51の宛先部51aが見えるようにするためのものである。
なお、図5(A)に示す封入物51及び図5(B)に示す封筒55は、一例である。例えば、封入物51は、三つ折りのものでなくてもよい。また、封筒55に、窓部55aを有さなくてもよい。その場合、宛先部及び二次元コードを、封筒55に直接印刷してもよい。また、封筒55に宛先部及び二次元コードが記入された宛名シールを貼付するものであってもよい。さらに、封筒55の形式ではなく、ハガキの形式等であってもよい。
そして、DM作製サーバ4により作製されたダイレクトメール50は、各顧客の元に発送される。
ダイレクトメール50を受け取った顧客や顧客の同居家族等は、図5(C)に示すように、封筒55から封入物51を取り出し、封入物51に印刷された二次元コード51bを、自身のユーザ端末7に読み取らせることができる。
そうすることで、ユーザ端末7の制御部は、二次元コード51bに含まれるURLによりウェブサーバ6にアクセスし、ウェブページを出力する。
ここで、ウェブサーバ6に接続したユーザ端末7に出力される一例として、動画コンテンツの例を説明する。
図6は、本実施形態に係るユーザ端末7に出力される動画コンテンツの例を示す図である。
図6に示す動画コンテンツは、再生中の動画内に複数の選択領域を出力するものである。そして、閲覧者が、複数の選択領域のいずれかを選択することで、選択に応じた異なる動画コンテンツに分岐する。
まず、URLに対応したウェブサーバ6のウェブページとして、ユーザ端末7には、商品説明動画71が出力される。すると、ウェブサーバ6の制御部は、個別IDと商品説明動画71にアクセスされた旨とを含むアクセス情報を、ウェブサーバ6の記憶部に記憶する。その後、再生中の動画が終わりに近づくと、商品説明動画71には、選択領域71a及び71bが出力される。
ここで、閲覧者が選択領域71aを選択すると、次に、ユーザ端末7には、興味あり動画72が出力される。すると、ウェブサーバ6の制御部は、個別IDと興味あり動画72にアクセスされた旨とを含むアクセス情報を、ウェブサーバ6の記憶部に記憶する。
興味あり動画72も、再生中の動画が終わりに近づくと、選択領域72a及び72bが出力される。
閲覧者が選択領域72aを選択すると、ユーザ端末7には、プランA動画73が出力される。そして、ウェブサーバ6の制御部は、個別IDとプランA動画73にアクセスされた旨とを含むアクセス情報を、ウェブサーバ6の記憶部に記憶する。その後、再生中の動画が終わりに近づくと、プランA動画73には、選択領域73aから73cが出力される。
他方、閲覧者が選択領域72bを選択すると、ユーザ端末7には、プランB動画77が出力される。そして、ウェブサーバ6の制御部は、個別IDとプランB動画77にアクセスされた旨とを含むアクセス情報を、ウェブサーバ6の記憶部に記憶する。その後、再生中の動画が終わりに近づくと、プランB動画77には、選択領域77aから77cが出力される。
閲覧者がこのように動画コンテンツの選択領域を選択することで、次に出力される動画コンテンツが決定され、閲覧者は、このように選択及び決定された動画コンテンツを、最後まで閲覧することができる。また、閲覧者は、動画コンテンツが再生されている途中で、閲覧を止めることができる。途中で閲覧を止める場合には、閲覧者は、ウェブブラウザを閉じたり、動画を閉じたりする操作をすればよい。
閲覧者のこのような動画コンテンツにおける遷移情報は、ウェブサーバ6にアクセス情報として記憶される。アクセス情報は、URLに含まれる個別IDと、閲覧履歴とを含む。また、閲覧履歴は、ウェブページの遷移情報や動画コンテンツの遷移情報を含む。
このような個別IDを用いたウェブサーバ6へのアクセスにより、ウェブサーバ6では、個別IDを持ち回って遷移情報を記憶させることができるので、例えば、Cookie等を用いる必要がない。
なお、上記では、動画コンテンツについて説明をしたが、静止コンテンツであっても同様である。
次に、ウェブサーバ6に記憶されたアクセス情報を用いた分析について説明する。
図7は、本実施形態に係るアクセス処理サーバ1のアクセス分析処理を示すフローチャートである。
図8は、本実施形態に係るアクセス分析に係る条件例を示す図である。
図7のアクセス分析処理は、例えば、得意先の指示により適宜のタイミングで実行する。
図7のS31において、アクセス処理サーバ1の制御部10(アクセス取得部22)は、ウェブサーバ6からアクセス情報を取得する。より具体的には、制御部10が、例えば、ウェブサーバ6に対してアクセス情報を要求することで、制御部10は、ウェブサーバ6が送信するアクセス情報を受信する。
S32において、制御部10(アクセス取得部22)は、取得したアクセス情報を、アクセス情報記憶部34に記憶させる。
S33において、制御部10(アクセス分析部23)は、所定の条件を受け付ける。制御部10は、図示しない得意先の端末等から、所定の条件を受け付けてもよい。そして、所定の条件は、図8に示すように、記憶部30に記憶されてもよい。
図8は、所定の条件と、所定の条件を満たす個別IDの顧客への対応とを対応付けたテーブルを示す。例えば、「プランAについて画面遷移あり」の場合、つまり、図6に例示するプランA動画73が出力された顧客に対しては、「プランAの資料をダイレクトメールで送付する」といった顧客の囲い込みのための次のアクションを行うことを示す。次のアクションとしては、図8に例示したダイレクトメールや電話等によるコールの他、ショートメッセージや、電子メール等が想定される。
S34において、制御部10(個別特定部24)は、所定の条件を満たす個別IDを抽出する。所定の条件が、例えば、閲覧したことや遷移情報に関するものであれば、制御部10は、アクセス情報記憶部34から所定の条件を満たす個別IDを抽出することができる。また、所定の条件が、例えば、閲覧の有無に関するものであれば、制御部10は、アクセス情報記憶部34と発送情報記憶部33とに基づいて、発送情報記憶部33にレコードがあるが、アクセス情報記憶部34にレコードがない個別IDを、所定の条件を満たすものとして抽出できる。
S35において、制御部10(顧客情報出力部25)は、抽出した個別IDに対する顧客情報を抽出する。ここで、顧客情報として、氏名等を抽出する場合には、制御部10は、発送情報記憶部33を参照して顧客情報記憶部32から情報を抽出する。また、顧客情報として、顧客IDのみを抽出する場合には、制御部10は、発送情報記憶部33を参照して、個別IDに対応する顧客IDを抽出してもよい。
S36において、制御部10(顧客情報出力部25)は、抽出した顧客情報を、得意先サーバ9に出力する。ここで、制御部10は、顧客情報を、所定の条件と共に得意先サーバ9に送信してもよい。その後、制御部10は、本処理を終了する。
なお、ウェブサーバ6の制御部は、例えば、アクセス情報を記憶するタイミングで、随時アクセス処理サーバ1にアクセス情報を送信してもよい。また、ウェブサーバ6の制御部は、例えば、1日1回や、週次、月次等の予め決められたタイミングで、アクセス処理サーバ1にアクセス情報を送信してもよい。その場合には、制御部10は、S32までの処理を、アクセス情報を取得したタイミングで行えばよい。
このように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)アクセス処理サーバ1は、顧客情報識別用データである個別IDと、顧客情報記憶部32に記憶された当該顧客の顧客情報とを関連付け、顧客に提供するダイレクトメールに付する、個別ID及びウェブページのアドレス情報を含むURLを生成し、URLにより接続されるウェブページへのアクセス情報であって、個別IDを含むアクセス情報を取得し、取得したアクセス情報を分析し、分析結果を出力する。
よって、個別IDを用いて顧客のウェブページへのアクセス情報を分析し、分析結果を出力するので、アクセス情報によって、顧客に提供した情報に対して顧客によるアクセスがあったことを確認できる。そのため、ダイレクトメールが顧客に届いた後の状況を確認することができる。また、個別IDを含むURLを生成し、顧客に提供するので、ウェブページにアクセスする際には、生成したURLを用いればよく、顧客にとってウェブページを閲覧しやすいものにできる。さらに、分析結果により、顧客の動向を得ることができる。
(2)アクセス処理サーバ1は、ウェブページにおけるページ遷移情報をさらに含むアクセス情報を取得する。
また、ウェブページは、動画コンテンツ又は静止コンテンツを含み、動画コンテンツ又は静止コンテンツを出力中に閲覧者により選択可能な選択領域を出力し、選択領域に対する選択操作の検出によって選択領域に対応する動画コンテンツ又は静止コンテンツをさらに出力し、ページ遷移情報は、出力した動画コンテンツ又は静止コンテンツの遷移情報である。
よって、アクセス情報を、ウェブページやコンテンツの遷移情報を含むものにできる。その結果、アクセス情報の分析に、遷移情報を用いることができ、各顧客の分析や、顧客群の分析等のより詳しい分析を行うことができる。また、動画コンテンツや静止コンテンツにより、例えば、得意先の商品に対する顧客の理解が深まることが期待できる。
(3)アクセス処理サーバ1は、分析結果として所定の条件を満たした個別IDを特定し、特定した個別IDに対応する顧客情報のうち少なくとも一部の情報を顧客情報記憶部32から抽出して、所定の条件と共に通信ネットワークNを介して得意先サーバ9に対して出力する。
よって、得意先サーバ9では、所定の条件を満たした顧客に対して、更なるダイレクトメールの発送等を行ったりすることができ、顧客の囲い込み等、得意先においてより特化したアクションを顧客に対して行うことができる。
(4)アクセス処理サーバ1は、個別IDを生成し、生成した個別IDに顧客情報記憶部32の顧客情報を関連付ける。
よって、得意先で用いられる顧客IDではなく、アクセス処理サーバ1で用いる独自の個別IDによって、顧客を識別できる。
また、個別IDは、例えば、ランダムな文字列からなる、特段の意味を有しないものにすることで、第三者によって個別IDが読み取られても、得意先や顧客が特定されることがない。
(5)アクセス処理サーバ1は、個別IDを含むURLをユーザ端末7によって読取可能なコードにした、二次元コードを生成し、生成した二次元コードと、顧客情報記憶部32から得られる個別IDに対応する顧客の発送先情報とを含む発送物情報を作成し、DM作製サーバ4が、作成した発送物情報を用いて、二次元コードと、発送先情報とを印字したダイレクトメールを作製する。
よって、アクセス処理サーバ1が、ユーザ端末7で読み取れるURLを含むコードを生成するので、生成されたコードは、ユーザ端末7等においてURLへの接続を簡単に行えるものにできる。
また、アクセス処理サーバ1が、発送物情報をDM作製サーバ4に受け渡すことで、DM作製サーバ4では、顧客に発送するダイレクトメールの印刷等の作製を行うことができる。さらに、ダイレクトメールには、二次元コードを含むものにできるため、顧客側では、二次元コードをユーザ端末7で読み取れば、簡単にウェブサーバ6にアクセスできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、ダイレクトメールに印刷するコードを二次元コードとして説明したが、これに限定されない。ユーザ端末等の読取装置から読み取れるものであればよく、例えば、バーコード等の他のコードであってもよいし、IC(Integrated Circuit)チップのような記録媒体が貼付されたものであってもよい。さらに、読取装置をかざしたり、無線通信をすることで情報を得られればよく、個別の情報が印字されているものや、可変の情報や符号が印字されているものであってもよい。
(2)本実施形態では、アクセス処理サーバと、DM作製サーバとは、別の装置であるものを例に説明したが、これに限定されない。1つの装置が、両方の機能を有してもよい。また、アクセス処理サーバが、例えば、アクセス分析処理部に係る処理を行い、DM作製サーバが、例えば、個別情報生成処理部に係る処理を行ってもよい。
さらに、ウェブサーバの機能を、他のサーバが有するようにしてもよく、例えば、アクセス処理サーバや、得意先サーバに、ウェブサーバの機能を有するようにしてもよい。
(3)本実施形態では、顧客情報記憶部を有するものを例に説明し、顧客情報記憶部の項目として顧客の個人情報を含むものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、顧客情報記憶部には、顧客IDを記憶しておき、氏名や住所等の個人情報を、発送物情報の作成のために、得意先サーバ9から都度取得するようにしてもよい。そして、アクセス処理サーバでは、発送物情報を作成したことに応じて、受信した個人情報を削除する。そうすることで、アクセス処理サーバでは、最低限必要な顧客の個人情報を、必要最小限の場合にのみ保有することで、アクセス処理サーバにおける個人情報の管理を、最小限に抑えることができる。
(4)本実施形態ではアクセス情報記憶部のアクセス情報を用いて分析するものを例に説明したが、これに限定されない。さらに顧客情報記憶部の顧客情報を用いて、アクセス情報をさらに分析してもよい。例えば、30代女性に限定したり、住所が東京都の顧客に限定したりする。
そのようにすれば、顧客情報の年代や住所、性別等を用いたアクセス情報の分析ができ、得意先がしたい内容に特化した、さらに細かい分析を行うことができる。
(5)本実施形態では、動画コンテンツの遷移情報をアクセス分析に用いるものを例に説明したが、これに限定されない。ウェブページのページ遷移をアクセス分析に用いてもよい。また、閲覧回数等を考慮に入れてもよい。さらに、閲覧者がダイレクトメールの宛先に記載の氏名(顧客名)に一致するか否かを確認するようにし、閲覧者が顧客自身であるか否かをアクセス分析に用いてもよい。
なお、閲覧者が宛先に記載の顧客自身であるか、又は顧客の家族等であるかは、例えば、動画コンテンツに、顧客自身か否かといった選択領域を出力して、閲覧者に選択させることで、情報を得ることができる。また、他の本人認証を行うことで、閲覧者が顧客自身であるか、又は顧客の家族等であるかの情報を得てもよい。
そのようにすれば、ウェブページにアクセスした閲覧者が、URLに含まれる個別IDに対応した者であるか、それ以外の者であるかを含んで、アクセス情報を分析できる。
(6)本実施形態では、ダイレクトメールの発送先に対する処理について説明したが、これに限定されない。例えば、アクセス処理サーバが、顧客ごとにダイレクトメールの発送可否情報を有して、制御部が、顧客ごとにダイレクトメール又は電子メールに振り分けてもよい。そして、制御部は、電子メールに振り分けた顧客の電子メールアドレスを取得し、取得した電子メールアドレスを宛先として、個別IDを含むURLを本文に含む電子メールを作成して送信してもよい。
(7)本実施形態では、発送物情報を作成した顧客については発送済であるとして、発送情報記憶部を使用するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、DM作製サーバからダイレクトメールを発送したことを示す、個別ID及び発送済である旨の情報を含む発送済情報を受信し、発送情報記憶部に発送済である旨を記憶するようにしてもよい。そして、アクセス処理サーバの制御部が、DM作製サーバ4から発送済情報を受信したか否かを判断し、所定の時間受信しない場合には、未受信である旨を通知等してもよい。そのようにすれば、発送物情報を作成しただけでなく、ダイレクトメールを顧客に発送したか否かを、発送情報記憶部を参照して確認することができる。
また、ダイレクトメールの開封の有無を、アクセス有無により分析してもよい。より具体的には、アクセス処理サーバの制御部は、発送情報記憶部に発送済である旨が記憶された個別IDと、アクセス情報記憶部の個別IDとを照合する。そうすることで、発送済であるが未閲覧であるダイレクトメールの顧客を抽出できる。
1 アクセス処理サーバ
4 DM作製サーバ
5 プリンタ
6 ウェブサーバ
7 ユーザ端末
9 得意先サーバ
10 制御部
11 個別情報生成処理部
12 個別情報処理部
14 コード生成部
15 発送物処理部
21 アクセス分析処理部
22 アクセス取得部
23 アクセス分析部
24 個別特定部
25 顧客情報出力部
30 記憶部
31a 個別情報生成プログラム
31b アクセス分析プログラム
32 顧客情報記憶部
33 発送情報記憶部
34 アクセス情報記憶部
50 ダイレクトメール
51 封入物
51a 宛先部
51b 二次元コード
55 封筒
100 ダイレクトメール処理システム

Claims (10)

  1. 顧客情報識別用データである個別識別情報と、顧客情報記憶部に記憶された顧客の個人情報である顧客情報とを関連付ける関連付け手段と、
    前記顧客に提供するダイレクトメールに付する、前記個別識別情報及び専用ウェブページの接続情報を含む個別情報を生成する個別情報生成手段と、
    前記接続情報により接続される前記専用ウェブページへのアクセス情報であって、前記個別識別情報を含む前記アクセス情報を取得するアクセス取得手段と、
    前記アクセス取得手段が取得した前記アクセス情報を分析するアクセス分析手段と、
    前記アクセス分析手段による分析結果を出力する顧客情報出力手段と、
    を備える、アクセス処理装置。
  2. 請求項1に記載のアクセス処理装置において、
    前記アクセス取得手段は、前記専用ウェブページにおけるページ遷移情報をさらに含む前記アクセス情報を取得する、アクセス処理装置。
  3. 請求項2に記載のアクセス処理装置において、
    前記専用ウェブページは、動画コンテンツ又は静止コンテンツを含み、前記動画コンテンツ又は静止コンテンツを出力中に閲覧者により選択可能な選択領域を出力し、前記選択領域に対する選択操作の検出によって前記選択領域に対応する動画コンテンツ又は静止コンテンツをさらに出力し、
    前記ページ遷移情報は、出力した前記動画コンテンツ又は静止コンテンツの遷移情報である、アクセス処理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のアクセス処理装置において、
    前記アクセス分析手段は、前記顧客情報記憶部の前記顧客情報をさらに用いて、前記アクセス情報を分析する、アクセス処理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のアクセス処理装置において、
    前記アクセス分析手段による分析結果として所定の条件を満たした前記個別識別情報を特定する個別特定手段を備え、
    前記顧客情報出力手段は、前記顧客情報記憶部を参照して、前記個別特定手段が特定した前記個別識別情報に対応する前記顧客情報のうち少なくとも一部を、前記所定の条件と共に、通信ネットワークを介して接続された外部装置に対して出力する、アクセス処理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のアクセス処理装置において、
    前記個別識別情報を生成する個別識別生成手段を備え、
    前記関連付け手段は、前記個別識別生成手段が生成した前記個別識別情報を、前記顧客情報記憶部の前記顧客情報に関連付ける、アクセス処理装置。
  7. 請求項6に記載のアクセス処理装置において、
    前記個別識別生成手段は、ランダムな文字列からなる前記個別識別情報を生成する、アクセス処理装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のアクセス処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のアクセス処理装置と、
    ダイレクトメールの作製及び発送をするメール作製発送装置と、
    を備えた、ダイレクトメール処理システムであって、
    前記アクセス処理装置は、
    前記個別識別情報を含む前記個別情報を読取装置によって読取可能なコードにしたコード情報を生成するコード生成手段と、
    前記コード生成手段が生成した前記コード情報と、前記顧客情報記憶部を参照して得られる前記個別識別情報に対応する前記顧客の発送先情報とを含む発送物情報を作成する発送物作成手段と、
    を備え、
    前記メール作製発送装置は、
    前記発送物作成手段が作成した前記発送物情報を用いて、前記コード情報と、前記発送先情報とを印字したダイレクトメールを作製する手段を備える、ダイレクトメール処理システム。
  10. 顧客情報識別用データである個別識別情報と、顧客情報記憶部に記憶された顧客の個人情報である顧客情報とを関連付ける関連付け手段と、
    前記顧客に提供するダイレクトメールに付する、前記個別識別情報及び専用ウェブページの接続情報を含む個別情報を生成する個別情報生成手段と、
    を有するメール作製発送装置と、
    前記接続情報により接続される前記専用ウェブページへのアクセス情報であって、前記個別識別情報を含む前記アクセス情報を取得するアクセス取得手段と、
    前記アクセス取得手段が取得した前記アクセス情報を分析するアクセス分析手段と、
    前記アクセス分析手段による分析結果を出力する顧客情報出力手段と、
    を有するアクセス処理装置と、
    を備える、ダイレクトメール処理システム。
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