JP2023086216A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023086216000001
【課題】企業等の送信者がメッセージングサービスを利用して多数のユーザに広告メッセージを送信する場合に、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できるようにする。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るメッセージ制御サーバ1は、広告メッセージを受信する受信部121と、広告メッセージの複数の送信先を取得する取得部122と、複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する選択部123と、選択送信先に対して、広告メッセージを送信する送信部124と、選択送信先における広告メッセージに対する反応を評価する評価部125と、を有し、送信部は、評価部による評価結果が所定の条件を満たす場合に、複数の送信先のうち、選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、広告メッセージを送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信端末に対するメッセージ送信の制御をするための情報処理装置及び情報処理方法に関する。
特許文献1には、ユーザが希望した項目が含まれる広告メッセージを、ユーザが希望した時間帯に、ユーザが希望したメールアドレス宛に送信するシステムが記載されている。
特開2010-176449号公報
企業等の送信者がメッセージングサービスを利用して多数のユーザに広告メッセージを送信したいという要望がある。一方、広告メッセージの内容は送信者によって自由に決定されるため、広告メッセージごとにユーザに対して効果的かどうかは異なる。ユーザに対して効果的でない多数の広告メッセージを送信すると、メッセージングサービス全体におけるメッセージの既読率が低下したり、メッセージングサービス自体の価値が低下したりするおそれがある。特許文献1に記載されたシステムは、ユーザが希望した項目のみが含まれる広告メッセージをユーザに送信するものの、実際に広告メッセージがユーザに対して効果的であったかどうかを考慮することはできない。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、企業等の送信者がメッセージングサービスを利用して多数のユーザに広告メッセージを送信する場合に、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理装置は、広告メッセージを受信する受信部と、前記広告メッセージの複数の送信先を取得する取得部と、前記複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する選択部と、前記選択送信先に対して、前記広告メッセージを送信する送信部と、前記選択送信先における前記広告メッセージに対する反応を評価する評価部と、を有し、前記送信部は、前記評価部による評価結果が所定の条件を満たす場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、前記広告メッセージを送信する。
前記送信部は、前記評価結果が前記条件を満たさない場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対する前記広告メッセージの送信を停止してもよい。
前記送信部は、前記広告メッセージの送信元に、前記広告メッセージを送信した前記送信先と、前記広告メッセージを送信しなかった前記送信先と、の少なくとも一方を示す情報を送信してもよい。
前記取得部は、前記複数の送信先それぞれのユーザの属性を示す情報を取得し、前記選択部は、前記複数の送信先それぞれの前記属性に基づいて、前記選択送信先を選択してもよい。
前記取得部は、過去に送信された前記広告メッセージに対する前記複数の送信先それぞれにおける過去の前記反応を示す情報を取得し、前記選択部は、前記複数の送信先それぞれにおける過去の前記反応に基づいて、前記選択送信先を選択してもよい。
前記受信部は、一部の内容が互いに異なる複数の前記広告メッセージを受信し、前記選択部は、複数の前記広告メッセージのうち1つを、選択広告メッセージとして選択し、前記送信部は、前記選択広告メッセージを前記選択送信先に送信し、前記送信部は、前記評価結果に基づいて、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、複数の前記広告メッセージのうち、前記選択広告メッセージとは異なる前記広告メッセージを送信してもよい。
前記受信部は、一部の内容が互いに異なる複数の前記広告メッセージを受信し、前記送信部は、複数の前記広告メッセージそれぞれを、一又は複数の前記選択送信先を含む互いに異なるグループに送信し、前記送信部は、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、複数の前記広告メッセージのうち前記評価結果に基づいて選択された1つの前記広告メッセージを送信してもよい。
前記送信部は、第1日付において前記広告メッセージの送信元によって指定された時刻に前記選択送信先に対して前記広告メッセージを送信した後、前記第1日付とは異なる第2日付の前記時刻に前記複数の送信先のうち前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して前記広告メッセージを送信してもよい。
前記送信部は、前記選択送信先に対して前記広告メッセージを送信した時刻から所定時間が経過した後に、前記複数の送信先のうち前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して前記広告メッセージを送信してもよい。
前記取得部は、前記広告メッセージの送信元が前記広告メッセージを分割して送信することを許可するか否かを示す情報を取得し、前記送信部は、前記広告メッセージを分割して送信することが許可されている場合に、前記選択送信先に対して前記広告メッセージを送信し、前記広告メッセージを分割して送信することが許可されていない場合に、前記複数の送信先の全てに対して前記広告メッセージを送信してもよい。
前記反応は、前記広告メッセージに対して前記送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、前記広告メッセージの送信元に対して前記送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、前記広告メッセージに関連付けられたWebサイトにおいて前記送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、のうち少なくとも1つを含んでもよい。
本発明の第2の態様の情報処理装置は、広告メッセージを受信する受信部と、前記広告メッセージの複数の送信先を取得する取得部と、前記複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する選択部と、前記選択送信先に対して、前記広告メッセージを送信する送信部と、前記選択送信先における前記広告メッセージに対する反応を評価する評価部と、を有し、前記送信部は、前記評価結果が所定の条件を満たさない場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対する前記広告メッセージの送信を停止する。
本発明の第3の態様の情報処理方法は、プロセッサが実行する、広告メッセージを受信するステップと、前記広告メッセージの複数の送信先を取得するステップと、前記複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択するステップと、前記選択送信先に対して、前記広告メッセージを送信するステップと、前記選択送信先における前記広告メッセージに対する反応を評価するステップと、前記評価するステップにおける評価結果が所定の条件を満たす場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、前記広告メッセージを送信するステップと、を有する。
本発明によれば、企業等の送信者がメッセージングサービスを利用して多数のユーザに広告メッセージを送信する場合に、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できるという効果を奏する。
実施形態に係るメッセージ配信システムの模式図である。 実施形態に係るメッセージ配信システムブロック図である。 選択部が選択送信先を選択する方法を説明するための模式図である。 取得部が取得する反応情報を説明するための模式図である。 送信部が次の送信先に対して広告メッセージを送信する方法を説明するための模式図である。 実施形態に係るメッセージ配信システムが実行する例示的な情報処理方法のシーケンス図である。 変形例に係るメッセージ制御サーバ1が広告メッセージを選択する方法を説明するための模式図である。 変形例に係るメッセージ制御サーバ1が広告メッセージを選択する方法を説明するための模式図である。
[メッセージ配信システムSの概要]
図1は、本実施形態に係るメッセージ配信システムSの模式図である。メッセージ配信システムSは、メッセージ制御サーバ1と、送信者端末2と、仲介装置3と、通信端末4と、を含む。メッセージ配信システムSは、複数の送信者端末2及び複数の通信端末4を含んでもよい。メッセージ配信システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
メッセージ制御サーバ1(情報処理装置)は、送信者端末2において指定された広告メッセージの送信を制御するコンピュータである。メッセージ制御サーバ1は、送信者端末2が送信した広告メッセージを、通信端末4に送信するための制御を行う。メッセージ制御サーバ1は、仲介装置3及び通信端末4と、無線通信又は有線通信をする。
送信者端末2は、メッセージの送信者が利用するコンピュータである。送信者は、例えば、企業、団体又は店舗である。送信者端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。送信者端末2は、例えば、情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示部と、送信者による操作を受け付けるタッチパネルやキーボード等の操作部と、を有する。送信者端末2は、ユーザに対して送信する広告メッセージの指定を、送信者から受け付ける。
仲介装置3は、メッセージの配信を仲介する事業者が利用するコンピュータである。事業者は、例えば、広告メッセージの配信を代行する配信代行事業者である。仲介装置3は、例えば、サーバ等である。仲介装置3は、送信者端末2において指定された広告メッセージを、メッセージ制御サーバ1に送信する。メッセージ配信システムSは、仲介装置3を含まなくてもよい。この場合に、送信者端末2は、送信者によって指定された広告メッセージを、仲介装置3を介さずにメッセージ制御サーバ1に送信する。
通信端末4は、ユーザが利用するコンピュータである。通信端末4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。ユーザは、例えば、送信者が広告メッセージの送信先に対応する人間である。通信端末4は、例えば、情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示部と、ユーザによる操作を受け付けるタッチパネルやキーボード等の操作部と、を有する。通信端末4は、ID(Identification)、電話番号、メールアドレス等の宛先と関連付けられており、当該宛先に送信されたメッセージを受信して表示部上に表示する。
本実施形態に係るメッセージ配信システムSが実行する処理の概要を以下に説明する。仲介装置3は、送信者端末2において指定された広告メッセージを、メッセージ制御サーバ1に送信する。メッセージ制御サーバ1は、仲介装置3から広告メッセージを受信する。また、メッセージ制御サーバ1は、広告メッセージの複数の送信先を取得する。送信先は、ID、電話番号、メールアドレス等の宛先によって表される。
メッセージ制御サーバ1は、取得した複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する。メッセージ制御サーバ1は、選択送信先に対して、広告メッセージを送信する。メッセージ制御サーバ1は、選択送信先における広告メッセージに対する反応を評価する。広告メッセージに対する反応は、例えば、選択送信先のユーザが広告メッセージを開いたこと、選択送信先のユーザが広告メッセージ内にあるリンクを選択したこと、選択送信先のユーザが送信者からの広告メッセージの受信を拒否したこと等である。
メッセージ制御サーバ1は、選択送信先における広告メッセージに対する反応の評価結果が所定の条件を満たす場合に、複数の送信先のうち、選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、広告メッセージを送信する。一方、メッセージ制御サーバ1は、選択送信先における広告メッセージに対する反応の評価結果が所定の条件を満たさない場合に、複数の送信先のうち、選択送信先とは異なる少なくとも一部に対する広告メッセージの送信を停止する。メッセージ制御サーバ1は、全ての送信先への送信が完了するまで、又は評価結果が所定の条件を満たさなくなるまで、広告メッセージの送信を繰り返す。
このように、メッセージ配信システムSは、複数の送信先の一部に広告メッセージを送信し、送信先におけるユーザの反応に応じて、複数の送信先の次の一部に広告メッセージを送信するか否かを切り替える。これにより、メッセージ配信システムSは、ユーザに対して効果的でないと推定される広告メッセージの送信を抑制し、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できる。
[メッセージ配信システムSの構成]
図2は、本実施形態に係るメッセージ配信システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示したもの以外のデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
メッセージ制御サーバ1は、記憶部11と、制御部12とを有する。記憶部11は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部11は、制御部12が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部11は、メッセージ制御サーバ1の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部12との間でデータの授受を行ってもよい。
制御部12は、受信部121と、取得部122と、選択部123と、送信部124と、評価部125と、を有する。制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部11に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部121、取得部122、選択部123、送信部124及び評価部125として機能する。制御部12の機能の少なくとも一部は電気回路によって実行されてもよい。また、制御部12の機能の少なくとも一部は、制御部12がネットワーク経由で実行されるプログラムを実行することによって実現されてもよい。
メッセージ配信システムSは、図2に示す具体的な構成に限定されない。メッセージ制御サーバ1は、例えば、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。また、メッセージ制御サーバ1は、例えばコンピュータ資源の集合であるクラウドによって構成されてもよい。
以下、本実施形態に係るメッセージ配信システムSが実行する処理について詳細に説明する。送信者端末2は、ユーザに対して送信する広告メッセージの指定を、送信者から受け付ける。送信者端末2は、ユーザによる広告メッセージの入力を受け付け、又は予め記憶された複数の広告メッセージの中からユーザによる選択を受け付ける。広告メッセージは、例えば、文字列、画像又は音のうち少なくとも1つのコンテンツを含む。
仲介装置3は、送信者端末2において指定された広告メッセージを取得し、取得した広告メッセージをメッセージ制御サーバ1に送信する。メッセージ配信システムSが仲介装置3を含まない場合に、送信者端末2は、送信者によって指定された広告メッセージを、仲介装置3を介さずにメッセージ制御サーバ1に送信してもよい。
メッセージ制御サーバ1において、受信部121は、送信者端末2において指定された広告メッセージを、送信者端末2又は仲介装置3から受信する。取得部122は、広告メッセージの複数の送信先を取得する。送信先は、通信端末4に関連付けられたID、電話番号、メールアドレス等の宛先によって表される。
取得部122は、例えば、送信者端末2において指定された複数の送信先を、仲介装置3を介して取得してもよい。この場合に、送信者端末2は、広告メッセージの複数の送信先の指定を送信者から受け付け、受け付けた複数の送信先を示す情報をメッセージ制御サーバ1に送信する。
取得部122は、例えば、送信者に予め関連付けられた複数の送信先を取得してもよい。ユーザは、例えば、通信端末4がメッセージの送受信を行うためのメッセージングサービスにおいて、送信者からメッセージを受信するための登録(サブスクライブともいう)をしている。取得部122は、記憶部11又はその他のサーバから、送信者からメッセージを受信するための登録をしている複数のユーザの宛先と、当該送信者と、を示す登録情報を取得する。取得部122は、取得した登録情報が示す複数のユーザの宛先を、当該登録情報が示す送信者に関連付けられた複数の送信先として取得する。取得部122は、ここに示した具体的な方法に限らず、その他の方法によって広告メッセージの複数の送信先を取得してもよい。
また、取得部122は、取得した複数の送信先それぞれに対応するユーザの属性を示す属性情報を取得してもよい。ユーザの属性は、例えば、ユーザの年齢、性別、居住地又は職業のうち少なくとも1つである。取得部122は、例えば、記憶部11又はその他のサーバから、属性情報を取得する。
選択部123は、取得部122が取得した複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する。図3は、選択部123が選択送信先を選択する方法を説明するための模式図である。図3は、取得部122が取得した複数の送信先を含む送信先リストAと、選択部123が複数の送信先の中から選択した一又は複数の選択送信先を含むグループA1と、の関係を表している。
選択部123は、所定の規則に従って、取得部122が取得した複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する。選択部123は、例えば、順に並べられた複数の送信先の1つ目から所定の数の送信先を選択してもよい。選択部123は、選択する送信先の数を、それまでに同じ広告メッセージを送信した回数に応じて変更してもよい。選択部123は、例えば、n回目に広告メッセージを送信する際には第1数の送信先を選択し、n+1回目に当該広告メッセージを送信する際には第1数より大きい第2数の送信先を選択する。これにより、メッセージ配信システムSは、広告メッセージの効果が判定されてから広告メッセージの送信数を増やし、効果的かどうかわからないメッセージをいきなり多数の送信先に送信することを抑制できる。
また、選択部123は、取得部122が取得した属性情報が示す複数の送信先それぞれに対応するユーザの属性に基づいて、複数の送信先の中から選択送信先を選択してもよい。この場合に、記憶部11は、選択に用いる属性と、当該属性の値を用いて選択する順序(優先度)と、を示す順序情報を予め記憶している。選択部123は、記憶部11に記憶された順序情報に従って、複数の送信先それぞれに対応するユーザの属性に基づいて複数の送信先の中から選択送信先を選択する。
また、記憶部11は、送信者と関連付けて、順序情報を予め記憶してもよい。この場合に、選択部123は、記憶部11において今回送信される広告メッセージの送信者に関連付けられた順序情報に従って、複数の送信先それぞれに対応するユーザの属性に基づいて複数の送信先の中から選択送信先を選択する。これにより、選択部123は、送信者ごとに異なる属性及び順序(優先度)を用いて選択送信先を選択できる。
また、取得部122は、送信者端末2において広告メッセージの送信時に指定された順序情報を取得してもよい。この場合に、選択部123は、取得部122が取得した順序情報に従って、複数の送信先それぞれに対応するユーザの属性に基づいて複数の送信先の中から選択送信先を選択する。これにより、選択部123は、送信者が広告メッセージの送信時に指定した属性及び順序(優先度)を用いて選択送信先を選択できる。
選択部123は、例えば、順序情報に従って、20代、30代、40代の順のように、年齢が若い順になるように選択送信先を選択してもよい。選択部123は、例えば、順序情報に従って、東京、大阪、名古屋の順のように、居住地が所定の順になるように選択送信先を選択してもよい。選択部123は、例えば、年齢及び性別の組み合わせ等、複数の属性の組み合わせを用いて選択送信先を選択してもよい。これにより、メッセージ配信システムSは、例えば、広告メッセージの効果の判定に重要な送信先から順に広告メッセージを送信することができる。
送信部124は、選択部123が選択した一又は複数の選択送信先に対して、広告メッセージを送信する。送信部124は、例えば、一又は複数の選択送信先それぞれの電話番号を宛先として、RCS(Rich Communication Services)又はSMS(Short Message Service)等により広告メッセージを送信する。また、送信部124は、例えば、一又は複数の選択送信先それぞれのメールアドレスを宛先として、電子メールにより広告メッセージを送信する。また、送信部124は、例えば、一又は複数の選択送信先それぞれのIDを宛先として、SNS(Social Networking Service)等により広告メッセージを送信する。送信部124は、ここに示した具体的な方法に限らず、その他の方法で広告メッセージを送信してもよい。
選択送信先に対応する通信端末4は、メッセージ制御サーバ1が送信した広告メッセージを受信し、表示部上に表示する。通信端末4のユーザは、表示された広告メッセージに応じて、何らかの行動を行う。
メッセージ制御サーバ1において、取得部122は、送信部124が選択送信先に広告メッセージを送信した後に、選択送信先における広告メッセージに対する反応を示す反応情報を取得する。図4は、取得部122が取得する反応情報を説明するための模式図である。図4は、送信部124が広告メッセージを送信した複数の選択送信先(すなわち、グループA1が含む複数の送信先)に対応する複数の通信端末4それぞれにおける、広告メッセージに対する反応を表している。
反応は、広告メッセージに対して送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、広告メッセージの送信元に対して送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、広告メッセージに関連付けられたWebサイトにおいて送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、のうち少なくとも1つを含む。
広告メッセージに対する行動は、例えば、ユーザが広告メッセージを開いたこと(既読にしたこと)、ユーザが広告メッセージ内にあるリンクを選択したこと等である。広告メッセージが当該メッセージの効果に関する選択肢(例えば、有用であったか否かのボタン)を含む場合に、広告メッセージに対する行動は、ユーザが所定の選択肢(例えば、有用であったこと)を選択したことであってもよい。
広告メッセージの送信元に対する行動は、例えば、ユーザが送信者からの広告メッセージの受信を拒否したこと(すなわち、送信者をブロックしたこと、又は送信者に対する登録を解除したこと)等である。広告メッセージに関連付けられたWebサイトにおける行動は、例えば、ユーザが広告メッセージ内にあるリンクからアクセスされるWebサイトにおいて、購入、契約、登録等を行ったことである。取得部122は、ここに示した具体的な反応に限らず、その他の反応を示す反応情報を取得してもよい。
取得部122は、例えば、通信端末4、広告メッセージを送受信するためのメッセージングサービスを管理するサーバ、又は広告メッセージに関連付けられたWebサイトを管理するサーバから、反応情報を取得する。
評価部125は、取得部122が取得した反応情報に基づいて、選択送信先における広告メッセージに対する反応を評価する。評価部125は、例えば、送信部124が広告メッセージを送信した一又は複数の選択送信先における反応に対応する値を、評価結果として算出する。評価結果の値は、例えば、送信部124が広告メッセージを送信した選択送信先の数に対する、所定の反応をした選択送信先の比率(割合)である。また、評価結果の値は、例えば、所定の反応をした選択送信先の数であってもよい。
評価結果の値は、例えば、広告メッセージの既読率、広告メッセージ内のリンクの選択率、広告メッセージの送信者のブロック率等である。評価結果の値は、例えば、広告メッセージが送信された日時から所定期間内(24時間以内等)の反応に対応する値であってもよい。評価結果の値は、ここに示した具体的な値に限らず、選択送信先における反応に対応するその他の値であってもよい。
送信部124は、評価部125による評価結果に応じて、次の送信先に対して広告メッセージを送信し、又は広告メッセージの送信を停止する。図5は、送信部124が次の送信先に対して広告メッセージを送信する方法を説明するための模式図である。図5は、取得部122が取得した複数の送信先を含む送信先リストAと、広告メッセージが送信された選択送信先とは異なる複数の送信先を含むグループA2と、の関係を表している。
送信部124は、評価部125による評価結果が所定の条件を満たす場合に、複数の送信先のうち、広告メッセージが送信された選択送信先とは異なる少なくとも一部(すなわち、次の選択送信先)に対して、広告メッセージを送信する。
広告メッセージを送信する条件は、例えば、評価結果の値が所定の範囲内であることである。広告メッセージを送信する条件は、例えば、所定の反応をした選択送信先の比率又は数が、所定の基準値以上であること又は所定の基準値以下であることである。具体例として、広告メッセージを送信する条件は、広告メッセージの既読率又は広告メッセージ内のリンクの選択率が所定の基準値以上であること、広告メッセージの送信者のブロック率が所定の基準値以下であること等である。広告メッセージを送信する条件は、ここに示した具体的な条件に限らず、広告メッセージの効果に関連するその他の条件であってもよい。
広告メッセージを送信する条件は、それまでに送信された同じ広告メッセージの数に応じて変更されてもよい。広告メッセージを送信する条件の基準値は、例えば、同じ広告メッセージが送信された選択送信先の数が増加するほど、大きく又は小さくなるように設定される。これにより、メッセージ配信システムSは、例えば、広告メッセージに対する反応が取得された数が少ない段階では広告メッセージを送信する条件を緩くし、広告メッセージに対する反応が取得された数が多くなった段階では広告メッセージを送信する条件を厳しくすること等により、広告メッセージの送信状況に応じた条件を設定できる。
広告メッセージを送信する条件が満たされる場合に、選択部123は、所定の規則に従って、取得部122が取得した複数の送信先のうち、広告メッセージが既に送信された選択送信先とは異なる少なくとも一部を、次の選択送信先として選択する。選択部123は、例えば、順に並べられた複数の送信先の、広告メッセージが既に送信された選択送信先の次から所定の数の送信先を選択してもよい。また、選択部123は、取得部122が取得した属性情報が示す複数の送信先それぞれに対応するユーザの属性に基づいて、複数の送信先のうち、広告メッセージが既に送信された選択送信先を除いた中から送信先を選択してもよい。
そして送信部124は、選択部123が選択した一又は複数の次の選択送信先に対して、広告メッセージを送信する。取得部122は、次の選択送信先における広告メッセージに対する反応を示す反応情報を取得し、評価部125は次の選択送信先における広告メッセージに対する反応を評価する。一方、広告メッセージを送信する条件が満たされない場合に、送信部124は、次の選択送信先に対して広告メッセージを送信しない。
送信部124は、取得部122が取得した全ての送信先への送信が完了するまで、又は評価結果が所定の条件を満たさなくなるまで、広告メッセージの送信を繰り返す。これにより、メッセージ配信システムSは、送信先におけるユーザの反応に応じて、複数の送信先の次の一部に広告メッセージを送信するか否かを切り替えるため、ユーザに対して効果的でないと推定される広告メッセージの送信を抑制できる。
送信部124は、送信者が許可したことを条件として、複数の送信先の一部ごとに広告メッセージを送信してもよい。この場合に、取得部122は、送信者端末2において設定された、送信者が広告メッセージを分割して送信することを許可するか否かを示す情報を、送信者端末2又は仲介装置3から取得する。
送信部124は、広告メッセージを分割して送信することが許可されている場合に、選択送信先に対して広告メッセージを送信し、広告メッセージを分割して送信することが許可されていない場合に、複数の送信先の全てに対して広告メッセージを送信する。これにより、メッセージ配信システムSは、送信者の希望に応じて、複数の送信先の一部ごとに広告メッセージを送信するか、複数の送信先に一度に広告メッセージを送信するかを切り替えることができる。
送信部124は、複数の送信先の一部ごとに広告メッセージを送信する場合に、送信者によって指定された時刻に、広告メッセージを送信してもよい。この場合に、取得部122は、送信者端末2において設定された、広告メッセージの送信を希望する時刻を示す情報を、送信者端末2又は仲介装置3から取得する。送信部124は、例えば、第1日付において送信者によって指定された時刻に選択送信先に対して広告メッセージを送信した後、第1日付とは異なる第2日付の当該時刻に次の選択送信先に対して当該広告メッセージを送信する。
これにより、メッセージ配信システムSは、複数の送信先の一部ごとに広告メッセージを送信する場合であっても、異なる日付において送信者が希望した時刻に広告メッセージを送信できる。
送信部124は、複数の送信先の一部ごとに広告メッセージを送信する場合に、所定の間隔を空けて広告メッセージを送信してもよい。送信部124は、例えば、選択送信先に対して広告メッセージを送信した時刻から所定時間(例えば、24時間)が経過した後に、次の選択送信先に対して当該広告メッセージを送信する。これにより、メッセージ配信システムSは、次の選択送信先に広告メッセージを送信するか否かを判定する前に、広告メッセージに対する反応を十分に得るための猶予を得ることができる。
送信部124は、送信者に対して、広告メッセージの送信結果に関するフィードバック情報を送信する。送信部124は、例えば、全ての送信先への送信が完了した後、又は評価結果が所定の条件を満たさなくなった後に、送信者端末2又は仲介装置3に対して、広告メッセージを送信した送信先と、広告メッセージを送信しなかった送信先と、の少なくとも一方を示すフィードバック情報を送信する。また、送信部124は、送信者端末2又は仲介装置3に対して、評価部125による評価結果を含むフィードバック情報を送信してもよい。
送信者端末2は、メッセージ制御サーバ1が送信したフィードバック情報を、メッセージ制御サーバ1又は仲介装置3から受信し、表示部上に表示する。これにより、メッセージ配信システムSは、送信を希望した広告メッセージがユーザに対して効果的であったか否かを送信者に通知し、送信者がユーザに対して効果的な広告メッセージを作成することを支援できる。
[情報処理方法のシーケンス]
図6は、本実施形態に係るメッセージ配信システムSが実行する例示的な情報処理方法のシーケンス図である。送信者端末2は、ユーザに対して送信する広告メッセージの指定を、送信者から受け付ける(S11)。仲介装置3は、送信者端末2において指定された広告メッセージを取得し、取得した広告メッセージをメッセージ制御サーバ1に送信する。メッセージ配信システムSが仲介装置3を含まない場合に、送信者端末2は、送信者によって指定された広告メッセージを、仲介装置3を介さずにメッセージ制御サーバ1に送信してもよい。
メッセージ制御サーバ1において、受信部121は、送信者端末2において指定された広告メッセージを、送信者端末2又は仲介装置3から受信する。取得部122は、広告メッセージの複数の送信先を取得する(S12)。取得部122は、送信者端末2において指定された複数の送信先を、仲介装置3を介して取得してもよい。また、取得部122は、記憶部11又はその他のサーバから、送信者に予め関連付けられた複数の送信先を取得してもよい。
選択部123は、所定の規則に従って、取得部122が取得した複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する(S13)。送信部124は、選択部123が選択した一又は複数の選択送信先に対して、広告メッセージを送信する(S14)。
選択送信先に対応する通信端末4は、メッセージ制御サーバ1が送信した広告メッセージを受信し、表示部上に表示する(S15)。メッセージ制御サーバ1において、取得部122は、送信部124が選択送信先に広告メッセージを送信した後に、選択送信先における広告メッセージに対する反応を示す反応情報を取得する。取得部122は、例えば、通信端末4、広告メッセージを送受信するためのメッセージングサービスを管理するサーバ、又は広告メッセージに関連付けられたWebサイトを管理するサーバから、反応情報を取得する。
評価部125は、取得部122が取得した反応情報に基づいて、選択送信先における広告メッセージに対する反応を評価する(S16)。評価部125は、例えば、送信部124が広告メッセージを送信した一又は複数の選択送信先における反応に対応する値を、評価結果として算出する。
取得部122が取得した全ての送信先への送信が完了した場合に(S17のYES)、メッセージ制御サーバ1はステップS19に進む。取得部122が取得した全ての送信先への送信が完了していない場合であって(S17のNO)、評価部125による評価結果が所定の条件を満たす場合に(S18のYES)、ステップS13に戻り、選択部123は次の選択送信先を選択し、送信部124は次の選択送信先に対して広告メッセージを送信し、評価部125は次の選択送信先における広告メッセージに対する反応を評価する。一方、評価部125による評価結果が所定の条件を満たさない場合に(S18のNO)、送信部124は、次の選択送信先に対して広告メッセージを送信せず、ステップS19に進む。
送信部124は、全ての送信先への送信が完了した後、又は評価結果が所定の条件を満たさなくなった後に、送信者端末2又は仲介装置3に対して、フィードバック情報を送信する(S19)。送信者端末2は、メッセージ制御サーバ1が送信したフィードバック情報を、メッセージ制御サーバ1又は仲介装置3から受信し、表示部上に表示する(S20)。
[本実施形態の効果]
本実施形態に係るメッセージ配信システムSは、複数の送信先の一部に広告メッセージを送信し、送信先におけるユーザの反応に応じて、複数の送信先の次の一部に広告メッセージを送信するか否かを切り替える。これにより、メッセージ配信システムSは、ユーザに対して効果的でないと推定される広告メッセージの送信を抑制し、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できる。
[第1変形例]
本変形例に係るメッセージ制御サーバ1は、過去に送信された広告メッセージに対する送信先における過去の反応に基づいて、選択送信先を選択する。本変形例において、取得部122は、過去に送信された広告メッセージに対する複数の送信先それぞれにおける過去の反応を示す反応情報を取得する。過去の反応は、今回送信される広告メッセージよりも前に送信先に対して送信された広告メッセージに対する、当該送信先における反応である。取得部122は、記憶部11から過去の反応情報を取得してもよく、通信端末4又はその他のサーバから過去の反応情報を取得してもよい。
選択部123は、取得部122が取得した反応情報が示す、複数の送信先それぞれにおける過去の反応に基づいて、複数の送信先のうち一部を選択送信先として選択する、選択部123は、例えば、過去に広告メッセージを開いた割合又は数が所定の基準値以上である送信先を、選択送信先として選択する。
仮に広告メッセージを確実に開かないユーザが選択送信先として選択された場合に、広告メッセージの内容が当該ユーザの反応に影響することがないため、当該ユーザの反応に基づいて広告メッセージを送信するか否かを適切に判定することは難しい。それに対して、本変形例に係るメッセージ制御サーバ1は、例えば、広告メッセージを開く傾向にあるユーザに対して先に広告メッセージを送信してその反応を優先的に取得することにより、広告メッセージの効果を判定する精度を向上できる。
また、選択部123は、例えば、今回送信される広告メッセージの送信者が過去に送信した広告メッセージに対する反応に基づいて、選択送信先を選択してもよい。これにより、選択部123は、過去に同じ送信者から送信された広告メッセージに対する反応を限定的に考慮して選択送信先を選択し、広告メッセージの効果を判定する精度をさらに向上できる。
[第2変形例]
本変形例に係るメッセージ制御サーバ1は、送信者によって指定された一部の内容が互いに異なる複数の広告メッセージの中から、より効果的な広告メッセージを自動的に選択して送信する。
本変形例において、受信部121は、送信者によって指定された、一部の内容が互いに異なる複数の広告メッセージを、仲介装置3又は通信端末4から受信する。複数の広告メッセージは、例えば、同じ文字列を互いに異なる表示態様(色、大きさ、配置等)で表した複数のメッセージである。また、複数の広告メッセージは、例えば、同じ文字列に加えて、互いに異なる画像を含んだメッセージであってもよい。
図7は、本変形例に係るメッセージ制御サーバ1が広告メッセージを選択する方法を説明するための模式図である。図7の上図は、取得部122が取得した複数の送信先を含む送信先リストAと、広告メッセージを送信する一又は複数の選択送信先を含む第1グループA3と、の関係を表している。図7の下図は、取得部122が取得した複数の送信先を含む送信先リストAと、次に広告メッセージを送信する一又は複数の選択送信先を含む第2グループA4と、の関係を表している。
選択部123は、上述の実施形態における方法で選択送信先を選択するとともに、複数の広告メッセージのうち1つを選択広告メッセージとして選択する。選択部123は、例えば、複数の広告メッセージの中から無作為に選択広告メッセージを選択し、又は送信者によって指定された順序で選択広告メッセージを選択する。
送信部124は、選択部123が選択した選択広告メッセージを、選択部123が選択した一又は複数の選択送信先に送信する。取得部122は、送信部124が選択送信先に選択広告メッセージを送信した後に、選択送信先における選択広告メッセージに対する反応を示す反応情報を取得する。評価部125は、取得部122が取得した反応情報に基づいて、選択送信先における選択広告メッセージに対する反応を評価する。
広告メッセージを送信する条件が満たされた場合に、選択部123は、評価部125による評価結果に基づいて、複数の広告メッセージの中から、次の選択広告メッセージを選択する。選択部123は、例えば、評価部125による評価結果が所定の条件を満たす場合に、複数の広告メッセージのうち、前回送信された選択広告メッセージとは異なる広告メッセージを次の選択広告メッセージとして選択し、そうでない場合に、前回送信された選択広告メッセージを次の選択広告メッセージとして選択する。
異なる選択広告メッセージを選択する条件は、広告メッセージを送信する条件よりも、厳しい条件である。異なる選択広告メッセージを選択する条件は、例えば、広告メッセージの既読率が、広告メッセージを送信するための判定に用いられる第1基準値以上であり、かつ第1基準値よりも大きい第2基準値以下であることである。この場合に、選択部123は、既読率が第1基準値以上第2基準値以下である場合に前回と異なる選択広告メッセージを選択し、既読率が第2基準値より大きい場合に前回と同じ選択広告メッセージを選択する。
送信部124は、選択部123が選択した次の選択送信先に対して、選択部123が選択した次の選択広告メッセージを送信する。送信部124は、取得部122が取得した全ての送信先への送信が完了するまで、又は評価結果が所定の条件を満たさなくなるまで、選択広告メッセージの選択及び送信を繰り返す。
図7の例では、メッセージ制御サーバ1は、第1広告メッセージを第1グループA3が含む送信先に送信した後、第1広告メッセージに対する反応の評価結果に基づいて、第2グループA4が含む次の送信先に対して第1広告メッセージ又は第2広告メッセージのどちらかを送信する。
本変形例に係るメッセージ配信システムSは、複数の送信先の一部に対して複数の広告メッセージの中から選択された広告メッセージを送信し、送信先におけるユーザの反応に応じて、複数の送信先の次の一部に対して次に送信する広告メッセージを切り替える。これにより、メッセージ配信システムSは、ユーザに対してより効果的な広告メッセージを自動的に選択して送信し、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できる。
[第3変形例]
本変形例に係るメッセージ制御サーバ1は、第2変形例とは異なる方法で、送信者によって指定された一部の内容が互いに異なる複数の広告メッセージの中から、より効果的な広告メッセージを自動的に選択して送信する。
本変形例において、受信部121は、送信者によって指定された、一部の内容が互いに異なる複数の広告メッセージを、仲介装置3又は通信端末4から受信する。複数の広告メッセージは、例えば、同じ文字列を互いに異なる表示態様(色、大きさ、配置等)で表した複数のメッセージである。また、複数の広告メッセージは、例えば、同じ文字列に加えて、互いに異なる画像を含んだメッセージであってもよい。
図8は、本変形例に係るメッセージ制御サーバ1が広告メッセージを選択する方法を説明するための模式図である。図8の上図は、取得部122が取得した複数の送信先を含む送信先リストAと、広告メッセージを送信する一又は複数の選択送信先を含む第1グループA5及び第2グループA6と、の関係を表している。図8の下図は、取得部122が取得した複数の送信先を含む送信先リストAと、次に広告メッセージを送信する一又は複数の選択送信先を含む第3グループA7と、の関係を表している。
選択部123は、上述の実施形態における方法で、複数の選択送信先を選択し、選択した複数の選択送信先を互いに異なる複数のグループに分ける。複数のグループそれぞれは、複数の広告メッセージのいずれかに対応している。
送信部124は、複数の広告メッセージそれぞれを、当該広告メッセージに対応するグループが含む一又は複数の選択送信先に送信する。取得部122は、送信部124が選択送信先に広告メッセージを送信した後に、選択送信先における広告メッセージに対する反応を示す反応情報を取得する。評価部125は、取得部122が取得した反応情報に基づいて、複数の広告メッセージそれぞれについて、選択送信先における当該広告メッセージに対する反応を評価する。
広告メッセージを送信する条件が満たされた場合に、選択部123は、評価部125による評価結果に基づいて、複数の広告メッセージの中から、いずれか1つの広告メッセージを選択する。選択部123は、例えば、複数の広告メッセージの中から、評価部125による評価結果の値が最も高い又は最も低い1つの広告メッセージを選択する。
送信部124は、選択部123が選択した次の選択送信先に対して、選択部123が選択した1つの広告メッセージを送信する。送信部124は、取得部122が取得した全ての送信先への送信が完了するまで、又は評価結果が所定の条件を満たさなくなるまで、広告メッセージの送信を繰り返す。
図8の例では、メッセージ制御サーバ1は、第1広告メッセージを第1グループA5が含む送信先に送信し、第2広告メッセージを第2グループA6が含む送信先に送信した後、第1広告メッセージ及び第2広告メッセージそれぞれに対する反応の評価結果に基づいて、第3グループA7が含む次の送信先に対して第1広告メッセージ又は第2広告メッセージのどちらかを送信する。
本変形例に係るメッセージ配信システムSは、複数の送信先の一部に対して複数の広告メッセージを並行して送信し、送信先におけるユーザの反応に応じて、複数の送信先の次の一部に対して次回以降に送信する広告メッセージを決定する。これにより、メッセージ配信システムSは、ユーザに対してより効果的な広告メッセージを自動的に選択して送信し、ユーザに対する広告メッセージの効果を向上できる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
メッセージ制御サーバ1、送信者端末2、仲介装置3及び通信端末4のプロセッサは、図6に示す情報処理方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、メッセージ制御サーバ1、送信者端末2、仲介装置3及び通信端末4のプロセッサは、図6に示す情報処理方法を実行するためのプログラムを実行することによって、図6に示す情報処理方法を実行する。図6に示す情報処理方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S メッセージ配信システム
1 メッセージ制御サーバ
11 記憶部
12 制御部
121 受信部
122 取得部
123 選択部
124 送信部
125 評価部
2 送信者端末
3 仲介装置
4 通信端末

Claims (13)

  1. 広告メッセージを受信する受信部と、
    前記広告メッセージの複数の送信先を取得する取得部と、
    前記複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する選択部と、
    前記選択送信先に対して、前記広告メッセージを送信する送信部と、
    前記選択送信先における前記広告メッセージに対する反応を評価する評価部と、
    を有し、
    前記送信部は、前記評価部による評価結果が所定の条件を満たす場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、前記広告メッセージを送信する、
    情報処理装置。
  2. 前記送信部は、前記評価結果が前記条件を満たさない場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対する前記広告メッセージの送信を停止する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信部は、前記広告メッセージの送信元に、前記広告メッセージを送信した前記送信先と、前記広告メッセージを送信しなかった前記送信先と、の少なくとも一方を示す情報を送信する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、前記複数の送信先それぞれのユーザの属性を示す情報を取得し、
    前記選択部は、前記複数の送信先それぞれの前記属性に基づいて、前記選択送信先を選択する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、過去に送信された前記広告メッセージに対する前記複数の送信先それぞれにおける過去の前記反応を示す情報を取得し、
    前記選択部は、前記複数の送信先それぞれにおける過去の前記反応に基づいて、前記選択送信先を選択する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記受信部は、一部の内容が互いに異なる複数の前記広告メッセージを受信し、
    前記選択部は、複数の前記広告メッセージのうち1つを、選択広告メッセージとして選択し、
    前記送信部は、前記選択広告メッセージを前記選択送信先に送信し、
    前記送信部は、前記評価結果に基づいて、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、複数の前記広告メッセージのうち、前記選択広告メッセージとは異なる前記広告メッセージを送信する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記受信部は、一部の内容が互いに異なる複数の前記広告メッセージを受信し、
    前記送信部は、複数の前記広告メッセージそれぞれを、一又は複数の前記選択送信先を含む互いに異なるグループに送信し、
    前記送信部は、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、複数の前記広告メッセージのうち前記評価結果に基づいて選択された1つの前記広告メッセージを送信する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記送信部は、第1日付において前記広告メッセージの送信元によって指定された時刻に前記選択送信先に対して前記広告メッセージを送信した後、前記第1日付とは異なる第2日付の前記時刻に前記複数の送信先のうち前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して前記広告メッセージを送信する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記送信部は、前記選択送信先に対して前記広告メッセージを送信した時刻から所定時間が経過した後に、前記複数の送信先のうち前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して前記広告メッセージを送信する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記取得部は、前記広告メッセージの送信元が前記広告メッセージを分割して送信することを許可するか否かを示す情報を取得し、
    前記送信部は、前記広告メッセージを分割して送信することが許可されている場合に、前記選択送信先に対して前記広告メッセージを送信し、前記広告メッセージを分割して送信することが許可されていない場合に、前記複数の送信先の全てに対して前記広告メッセージを送信する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記反応は、前記広告メッセージに対して前記送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、前記広告メッセージの送信元に対して前記送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、前記広告メッセージに関連付けられたWebサイトにおいて前記送信先のユーザが所定の行動を行ったことと、のうち少なくとも1つを含む、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 広告メッセージを受信する受信部と、
    前記広告メッセージの複数の送信先を取得する取得部と、
    前記複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択する選択部と、
    前記選択送信先に対して、前記広告メッセージを送信する送信部と、
    前記選択送信先における前記広告メッセージに対する反応を評価する評価部と、
    を有し、
    前記送信部は、前記評価部による評価結果が所定の条件を満たさない場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対する前記広告メッセージの送信を停止する、
    情報処理装置。
  13. プロセッサが実行する、
    広告メッセージを受信するステップと、
    前記広告メッセージの複数の送信先を取得するステップと、
    前記複数の送信先のうち一部を、選択送信先として選択するステップと、
    前記選択送信先に対して、前記広告メッセージを送信するステップと、
    前記選択送信先における前記広告メッセージに対する反応を評価するステップと、
    前記評価するステップにおける評価結果が所定の条件を満たす場合に、前記複数の送信先のうち、前記選択送信先とは異なる少なくとも一部に対して、前記広告メッセージを送信するステップと、
    を有する、情報処理方法。
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