JP2023084895A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023084895000001
【課題】媒体の浮きから生じる印刷の品質の低下を抑制する。
【解決手段】プリンタ100は、媒体5の一部5aを支持するプラテン50と、プラテン50と副走査方向Xに連続するように配置され、媒体5の他の一部5bを支持するエプロン52と、プラテン50に支持された媒体5の一部5aを副走査方向Xに移動させる移動機構60と、プラテン50に支持された媒体5の一部5aに紫外線を照射する紫外線照射装置30と、エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bに熱を付与するヒータ55と、制御装置90と、を備えている。制御装置90は、印刷中、エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55を制御する温度調整部95を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタに関する。
例えば特許文献1には、媒体に紫外線硬化型インク(以下、単にインクともいう。)を吐出するインクジェットプリンタが開示されている。上記インクジェットプリンタは、媒体を支持するテーブルと、テーブルに支持された媒体にインクを吐出するインクヘッドと、テーブルに支持された媒体に紫外線を照射する紫外線照射装置とを備えている。インクヘッドおよび紫外線照射装置は、主走査方向に移動可能なキャリッジに搭載されている。
上記インクジェットプリンタでは、媒体に吐出されたインクに紫外線を照射することで、インクの乾燥を促進することができる。よって、媒体上にインクを定着させ易くなる。
特開2017-124639号公報
ところで、上記インクジェットプリンタにおいて、印刷時間を短縮するために、キャリッジ、インクヘッド、および、紫外線照射装置の移動速度を速くすることがあり得る。紫外線照射装置の移動速度が速くなると、媒体への紫外線の照射時間が短くなる。そこで、照射時間が短い場合であっても、媒体へ吐出されたインクを十分に乾燥させるために、例えば紫外線照射装置の発熱量を大きくすることがあり得る。
しかしながら、紫外線照射装置の発熱量を大きくすることで、媒体に比較的に高い熱が付与され、媒体が熱変形で伸縮することがあり得る。その結果、テーブルに対して媒体が浮き、媒体が浮いた状態で印刷されることで、印刷のズレが生じ、印刷の品質が低下することがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷の品質が低下することを抑制することが可能なプリンタを提供することである。
本発明に係るプリンタは、媒体を支持するプラテンと、前記プラテンと第1方向に連続するように配置され、媒体を支持するエプロンと、前記プラテンに支持された媒体を前記第1方向に移動させる移動機構と、前記プラテンに支持された媒体に紫外線を照射する紫外線照射装置と、前記エプロンに支持された媒体に熱を付与する発熱体と、制御装置と、を備えている。前記制御装置は、移動制御部と、温度調整部とを備えている。前記移動制御部は、印刷中、前記プラテンに支持された媒体を前記第1方向に移動させるように前記移動機構を制御する。前記温度調整部は、印刷中、媒体のうち、前記エプロンに支持された媒体の部分の温度が、前記プラテンに支持された媒体の部分の温度よりも高くなるように、前記紫外線照射装置および前記発熱体を制御する。
本発明に係るプリンタによれば、媒体は、プラテン上で紫外線照射装置から紫外線が照射されることで温められることに加えて、エプロン上で発熱体によって温められることで、媒体の浮きを発生し難くすることができる。よって、媒体の浮きが発生することで生じる印刷の品質の低下を抑制することができる。なお、ここでは、発熱体は、媒体に吐出されたインクの乾燥を促進することを目的に設けられたものではなく、媒体の浮きを抑制するために設けられたものである。
実施形態に係るプリンタの正面図である。 図1のII-II断面に沿ったプリンタの断面図である。 キャリッジ、インクヘッドおよび紫外線照射装置を模式的に示した底面図である。 実施形態に係るプリンタのブロック図である。 印刷開始時の制御手順を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の正面図である。図2は、図1のII-II断面に沿ったプリンタ100の断面図である。以下の説明において、図面中の符号F、Rr,L、R、U、Dは、プリンタ100を正面から見たとき(ここでは、後述の操作パネル13(図1参照)と対向する方から見たとき)の前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。
図面中の符号Yは主走査方向を示し、符号Xは副走査方向を示している。本実施形態では、主走査方向Yは左右方向である。副走査方向Xは、平面視において主走査方向Yと直交している。ただし、副走査方向Xは、主走査方向Yと直交しておらず、平面視において単に交差していてもよい。本実施形態では、副走査方向Xは前後方向である。図面中の符号X1は、印刷時における媒体5の移動方向を示しており、副走査方向Xのうち上流側から下流側へ向かう方向を示している。本実施形態では、移動方向X1は、後ろから前に向かう方向であり、後側が上流側を示し、前側が下流側を示している。ここでは、移動方向X1は、本発明の第1方向の一例である。主走査方向Yは、本発明の第2方向の一例である。ただし、これら方向は便宜的に定めた方向に過ぎず、限定的に解釈するべきものではない。
本実施形態に係るプリンタ100は、いわゆるロールtoロールタイプのプリンタである。また、本実施形態に係るプリンタ100は、いわゆるインクジェット方式のプリンタである。ただし、プリンタ100は、ロールtoロールタイプのプリンタに限定されない。また、プリンタ100は、インクジェット方式に限定されず、例えばドットインパクト方式のプリンタであってもよいし、レーザプリンタやサーマルプリンタであってもよい。
図2に示すように、プリンタ100は、媒体5に対して印刷を行う。媒体5の種類は特に限定されないが、本実施形態では、媒体5は、熱が付与されることで温められて、熱膨張する性質を持つ材料によって形成されている。言い換えると、媒体5は、熱が付与されることで、後述のプラテン50からの浮きが発生する材料によって形成されている。媒体5は、例えばポリ塩化ビニルやポリエステルなどの樹脂製のシートやフィルムである。
図1に示すように、プリンタ100は、本体10と、操作パネル13とを備えている。本体10は、主走査方向Yに延びたケーシングを有している。図2に示すように、本体10の下部には、本体10から下方に延びた脚11が設けられている。脚11は、本体10を支持する。
図1に示す操作パネル13は、利用者が印刷に関することを操作するものである。操作パネル13は、例えば解像度、インクの濃さなどの印刷に関する各種設定の値を利用者が操作して入力する操作部と、各種設定を表示する表示部とを備える。ここでは、操作パネル13は、本体10の右部の前面に配置されている。
プリンタ100は、ガイドレール15と、キャリッジ20と、インクヘッド22(図2参照)と、紫外線照射装置30と、ヘッド移動機構40とを備えている。ガイドレール15は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール15は、本体10に固定されている。
キャリッジ20は、ガイドレール15に摺動自在に係合している。キャリッジ20は、ガイドレール15に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。
図2に示すように、インクヘッド22は、後述するプラテン50に向かってインクを吐出する。詳しくは、インクヘッド22は、プラテン50に支持された媒体5に向かって下方にインクを吐出する。インクヘッド22は、キャリッジ20に設けられている。インクヘッド22は、キャリッジ20と共にガイドレール15に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。
なお、インクヘッド22の数は特に限定されない。図3は、キャリッジ20、インクヘッド22および紫外線照射装置30を模式的に示した底面図である。図3に示すように、本実施形態では、インクヘッド22の数は4つである。4つのインクヘッド22は、主走査方向Yに並んで配置されている。
インクヘッド22の下面には、複数のノズル24が形成されたノズル面23が設けられている。1つのインクヘッド22において、複数のノズル24が副走査方向Xに並んで配置されている。ノズル24から下方に向かってインクが吐出される。
インクヘッド22から吐出されるインクは、紫外線が照射されることで硬化が促進される紫外線硬化型インクである。紫外線硬化型インクは、UVインクとも呼ばれるインクである。本実施形態では、各インクヘッド22から異なる色のインクが吐出される。各インクヘッド22から吐出されるインクの色は、特に限定されないが、例えばシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクなどのプロセスカラーインク、および、クリアインク、ホワイトインクなどの特色インクのうちの何れかの色である。
紫外線照射装置30は、プラテン50に支持された媒体5(詳しくは、媒体5に吐出されたインク)に紫外線を照射する装置である。媒体5に紫外線が照射されることで、インクの乾燥が促進される。図1に示すように、紫外線照射装置30は、キャリッジ20に設けられている。
本実施形態では、図3に示すように、紫外線照射装置30は、キャリッジ20の左側および右側に設けられており、インクヘッド22の左方および右方に配置されている。2つの紫外線照射装置30、および、4つのインクヘッド22は、主走査方向Yに並んで配置されている。本実施形態では、紫外線照射装置30の数は2つであるが、当該数は特に限定されない。例えば紫外線照射装置30は1つであってもよく、1つの場合、左の紫外線照射装置30、および、右の紫外線照射装置30の何れか一方が省略される。
なお、紫外線照射装置30の構成は特に限定されない。本実施形態では、図3に示すように、紫外線照射装置30は、照射本体31を有している。照射本体31は、例えば四角柱形状であり、かつ、中空である。照射本体31の内部には、紫外線を含む光を発する光源32(図4参照)が配置されている。光源32の種類は特に限定されないが、例えば発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))である。
図3に示すように、照射本体31の下面には、照射口33が形成されている。光源32から発せられた紫外線は、照射口33を通過する。照射口33を通過した紫外線は、プラテン50に支持された媒体5に照射される。本実施形態では、照射口33の形状は、矩形状であるが、特に限定されるものではない。
図1に示すように、ヘッド移動機構40は、キャリッジ20、インクヘッド22および紫外線照射装置30を主走査方向Yに移動させる機構である。ヘッド移動機構40は、本発明の他の移動機構の一例である。ヘッド移動機構40の構成は特に限定されない。本実施形態では、ヘッド移動機構40は、左右のプーリ41a、42bと、ベルト42と、スキャンモータ43とを有している。
左のプーリ41aは、ガイドレール15の左端部に設けられており、右のプーリ41bは、ガイドレール15の右端部に設けられている。ベルト42は、無端状であり、左右のプーリ41a、41bに巻き掛けられている。ベルト42には、キャリッジ20が取り付け固定されている。スキャンモータ43は、例えば右のプーリ41bに接続されている。スキャンモータ43が駆動することで、右のプーリ41bが回転し、ベルト42が走行する。このことで、キャリッジ20、インクヘッド22、および、紫外線照射装置30は、ガイドレール15に沿って主走査方向Yに移動する。
本実施形態では、図2に示すように、プリンタ100は、プラテン50と、上流側エプロン51と、下流側エプロン52とを備えている。プラテン50は、媒体5を支持する。媒体5への印刷は、プラテン50上で行われる。プラテン50は、ガイドレール15、キャリッジ20、インクヘッド22および紫外線照射装置30の下方に配置されている。プラテン50は、平面視においてキャリッジ20、インクヘッド22および紫外線照射装置30と一部が重なる位置に配置されている。プラテン50は、主走査方向Yおよび副走査方向Xに広がっている。プラテン50の上面は平らな面である。
上流側エプロン51は、プラテン50よりも副走査方向Xの上流側に配置されており、ここでは、プラテン50の後方に位置している。上流側エプロン51は、媒体5をプラテン50に案内するものである。上流側エプロン51は、例えば横断面円弧状に形成されている。上流側エプロン51は、プラテン50から離れるほど下方に向かうように湾曲している。
下流側エプロン52は、プラテン50よりも副走査方向Xの下流側に配置されており、ここでは、プラテン50の前方に位置している。下流側エプロン52は、プラテン50に支持された媒体5を、後述する巻き取り装置80(図2参照)に案内するものである。下流側エプロン52は、例えば横断面円弧状に形成されている。下流側エプロン52は、プラテン50から離れるほど下方に向かうように湾曲している。なお、本実施形態では、下流側エプロン52は、本発明のエプロンの一例である。
本実施形態では、媒体5は、ロール状のものであり、図2に示すように、上流側エプロン51、プラテン50および下流側エプロン52に亘って支持されている。そこで、以下の説明では、プラテン50に支持されている媒体5の部分のことを媒体5の一部5aと説明し、下流側エプロン52に支持されている媒体5の部分のことを媒体5の他の一部5bと説明している。
本実施形態では、プリンタ100は、ヒータ55を備えている。ヒータ55は、下流側エプロン52に熱を付与して、下流側エプロン52を温めるものである。下流側エプロン52が温められることで、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bに熱が付与されて、当該媒体5の他の一部5bが温められる。ヒータ55は、下流側エプロン52の下方に配置されており、平面視において下流側エプロン52と重なっている。ここでは、ヒータ55は、下流側エプロン52の裏面に取り付けられている。本実施形態では、ヒータ55の数は1つであるが、当該数は特に限定されない。ヒータ55の種類も特に限定されず、例えば電熱線によって構成されている。なお、本実施形態では、ヒータ55は、本発明の発熱体の一例である。
本実施形態では、プリンタ100は、媒体移動機構60を備えている。媒体移動機構60は、プラテン50に支持された媒体5の一部5a、および、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bを副走査方向Xの移動方向X1に移動させるものである。媒体移動機構60は、印刷中、プラテン50に支持された媒体5の一部5aを下流側エプロン52に向かって移動させ、かつ、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bを、巻き取り装置80に向かって移動させるように構成されている。媒体移動機構60は、本発明の移動機構の一例である。媒体移動機構60の構成は特に限定されない。本実施形態では、媒体移動機構60は、グリットローラ61と、ピンチローラ62と、フィードモータ63とを有している。
グリットローラ61は、プラテン50に設けられており、グリットローラ61の一部は、プラテン50から露出している。ピンチローラ62は、媒体5を上から押さえつけるものであり、グリットローラ61の上方に配置され、グリットローラ61と対向している。ピンチローラ62は、上下方向に移動可能に構成されている。なお、グリットローラ61およびピンチローラ62のそれぞれの設置位置および数は特に限定されない。本実施形態では、図1に示すように、グリットローラ61およびピンチローラ62は、それぞれ7つずつ設けられている。複数のグリットローラ61は、主走査方向Yに並んで配置され、複数のピンチローラ62は、主走査方向Yに並んで配置されている。
図2に示すように、フィードモータ63は、グリットローラ61に接続されている。グリットローラ61とピンチローラ62との間に媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ63が駆動してグリットローラ61が回転すると、媒体5は移動方向X1に移動する。
プリンタ100は、供給ローラ71を有する供給装置70を備えている。供給装置70は、プラテン50に媒体5を供給する装置である。供給ローラ71はプラテン50よりも後方かつ下方に配置されている。図1に示すように、供給ローラ71は、主走査方向Yに延びる円柱形状に形成されている。供給ローラ71の周面には、印刷前の帯状の媒体5がロール状に巻かれている。
供給ローラ71の左端部は左ガイド板72Lに回転可能に支持され、供給ローラ71の右端部は右ガイド板72Rに回転可能に支持されている。媒体移動機構60が媒体5を移動方向X1に移動させることにより、媒体5は供給ローラ71からプラテン50に向かって送り出される。
図2に示すように、プリンタ100は、プラテン50に支持された媒体5をロール状に巻き取る巻き取り装置80を備えている。巻き取り装置80は、巻き取りローラ81と、巻き取りモータ85(図1参照)とを備えている。巻き取りローラ81は、媒体5を巻き取る。図1に示すように、巻き取りローラ81は、主走査方向Yに延びる円柱形状に形成されている。図2に示すように、巻き取りローラ81は、プラテン50よりも下方および前方に配置されている。図1に示すように、巻き取りローラ81は、本体10に固定された左側壁86Lおよび右側壁86Rに回転可能に支持されている。巻き取りモータ85が駆動することで、媒体5は、巻き取りローラ81の周面に巻き取られる。
本実施形態では、プリンタ100は、制御装置90を備えている。制御装置90は、媒体5への印刷に関する制御をする装置である。制御装置90の構成は特に限定されない。制御装置90は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、I/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、記憶装置と、を備えている。制御装置90は、本体10の内部に設けられている。ただし、制御装置90は本体10の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置90は、本体10の外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置90は、有線または無線を介して本体10と通信可能に接続されている。
図4は、プリンタ100のブロック図である。図4に示すように、制御装置90は、操作パネル13、インクヘッド22、紫外線照射装置30(詳しくは光源32)、ヘッド移動機構40(詳しくはスキャンモータ43)、ヒータ55、媒体移動機構60(詳しくはフィードモータ63)、巻き取り装置80(詳しくは巻き取りモータ85)と通信可能に接続されている。制御装置90は、操作パネル13、インクヘッド22、紫外線照射装置30、ヘッド移動機構40、ヒータ55、媒体移動機構60、巻き取り装置80を制御する。
本実施形態では、制御装置90は、印刷制御部93を備えている。印刷制御部93は、媒体5に対する印刷に関する制御を行う。ここでは、印刷制御部93は、吐出制御部93aと、移動制御部93bとを有している。
吐出制御部93aは、ヘッド移動機構40を制御して、インクヘッド22を主走査方向Yに移動させる。インクヘッド22が主走査方向Yに移動している間、吐出制御部93aは、プラテン50に支持された媒体5の一部5aに向かって、インクヘッド22からインクを吐出させる。このことで、吐出制御部93aによる1スキャン分の印刷が完了する。
吐出制御部93aによる1スキャン分の印刷の後、移動制御部93bは、媒体5を移動方向X1に所定の距離移動させるように、媒体移動機構60を制御する。ここでは、プラテン50に支持された媒体5の一部5aは、媒体移動機構60によって下流側エプロン52に向かって移動する。このように、媒体5の移動方向X1への移動が完了した後、次のスキャン分の印刷を行うため、吐出制御部93aは、インクヘッド22を主走査方向Yに移動させつつ、インクヘッド22からインクを吐出させる。このように、インクヘッド22の主走査方向Yへの移動と、媒体5の移動方向X1への移動とを繰り返し行うことで、媒体5への印刷が行われる。
ところで、本実施形態では、印刷中、紫外線照射装置30からプラテン50に支持された媒体5の一部5aに向かって、紫外線が照射される。インクヘッド22から吐出されたインクは、紫外線硬化型インクであるため、媒体5の一部5aに吐出されたインクは、紫外線照射装置30から発せられた紫外線によって乾燥が促進される。
本実施形態のような紫外線照射装置30を備えたプリンタ100において、印刷時間を短縮するために、インクヘッド22の主走査方向Yへの移動速度を速くすることがあり得る。インクヘッド22の移動速度を速くすることで、インクヘッド22と共に移動するキャリッジ20および紫外線照射装置30の移動速度も速くなる。紫外線照射装置30の移動速度が速くなると、媒体5への紫外線の照射時間が短くなる。そこで、照射時間が短い場合であっても、媒体5へ吐出されたインクを十分に乾燥させるために、例えば紫外線照射装置30の光源32の発熱量を大きくする。
このように、光源32の発熱量を大きくすることで、媒体5の一部5aに対して局所的に高い熱が付与され、媒体5の一部5aが温められる。このように、媒体5に比較的に高い熱が付与されることで、媒体5が熱変形して伸縮することがあり得る。媒体5が熱変形して伸縮することで、プラテン50に対して媒体5が浮く。媒体5が浮いた状態で印刷されることで、印刷のズレが生じ、印刷の品質が低下することがあり得る。
そこで、本願発明者は、媒体5の浮きが発生し難くなる技術について種々検討した。検討の結果、上流側エプロン51または下流側エプロン52にヒータを設け、ヒータが設けられた上流側エプロン51または下流側エプロン52に支持された媒体5の部分を温めることで、上記のような媒体5の浮きが発生し難くなることを見出した。本実施形態では、下流側エプロン52にヒータ55が設けられているものとする。本実施形態では、ヒータ55は、媒体5の浮きを発生し難くするためのものであり、媒体5に吐出されたインクの乾燥を促進するためのものではない。
本実施形態では、媒体5の浮きを発生し難くするために、図4に示すように、制御装置90は、温度調整部95を備えている。温度調整部95は、印刷中、紫外線照射装置30およびヒータ55を制御することで、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度と、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度とを調整する。ここで、紫外線照射装置30を制御するとは、光源32の発熱量の大きさを制御することであり、光源32の発熱量を大きくするほど、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度が高くなり易い。ヒータ55を制御するとは、ヒータ55の発熱量の大きさを制御することであり、ヒータ55の発熱量を大きくするほど、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度が高くなり易い。
図5は、印刷開始時の制御手順を示したフローチャートである。図5に示すように、ステップS101では、印刷制御部93は、媒体5に対する印刷を開始する。このように、媒体5への印刷が開始されたあと、ステップS103に進む。
ステップS103では、温度調整部95は、印刷制御部93による印刷中、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度T1が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55を制御する。すなわち、T1>T2の関係が成り立つように、紫外線照射装置30およびヒータ55が温度調整部95によって制御される。言い換えると、温度調整部95は、印刷中、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの熱量が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの熱量よりも高くなるように制御を行う。
本実施形態では、温度調整部95は、印刷中、下流側エプロン52の温度(詳しくは、下流側エプロン52の表面の温度)が、紫外線照射装置30の照射口33内の温度よりも高くなるように紫外線照射装置30およびヒータ55を制御する。印刷中、下流側エプロン52の熱量は、照射口33内を通過する空気の熱量よりも大きい。また、本実施形態では、温度調整部95は、印刷中、下流側エプロン52の温度が、プラテン50の温度(詳しくは、プラテン50の表面の温度)よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55を制御する。印刷中、下流側エプロン52の熱量は、プラテン50の熱量よりも大きい。
なお、印刷中において、プラテン50に支持される媒体5の一部5aの具体的な温度T2は特に限定されないが、少なくとも媒体5の一部5aに吐出されたインクの乾燥が促進される程度の温度であることが好ましい。温度T2は、例えばプラテン50に支持される媒体5の一部5aの直上(例えば媒体5の一部5aの真上)を紫外線照射装置30が通過する通過回数によって推定される。
本実施形態では、下流側エプロン52に支持された媒体5の温度T1は、外気温度に、エプロン側上昇温度を足し合わせた温度になる。また、プラテン50に支持された媒体5の温度T2は、外気温度に、プラテン側上昇温度を足し合わせた温度になる。ここで、外気温度とは、プリンタ100が設置された場所(例えば部屋)の温度のことである。エプロン側上昇温度とは、ヒータ55によって、外気温度から上昇した温度のことである。
プラテン側上昇温度とは、紫外線照射装置30から照射された紫外線によって、外気温度から上昇した温度のことである。本実施形態では、上述のように、紫外線照射装置30は、印刷時、ヘッド移動機構40によってインクヘッド22と共に主走査方向Yに往復移動する。紫外線照射装置30が主走査方向Yに移動しているときに、媒体5の一部5aの直上を通過する。ここでは、媒体5の一部5aの直上を紫外線照射装置30が通過する度に、媒体5の一部5aの温度が上昇する。すなわち紫外線照射装置30の通過回数が多い程、媒体5の一部5aのプラテン側上昇温度が大きくなる。
本実施形態では、プラテン50に支持される媒体5の一部5aの温度T2は、紫外線照射装置30の通過回数に応じたプラテン側上昇温度と、外気温度とを合わせた温度であると推定される。例えば紫外線照射装置30が1回通過すると、媒体5の一部5aが紫外線照射装置30から紫外線を照射されることで、一定の温度だけ上昇する。この一定の温度のことを「単数上昇温度」という。単数上昇温度は、予め定められたものであり、制御装置90の記憶部(図示せず)に記憶されている。単数上昇温度は、紫外線照射装置30の光源32の発熱量や、紫外線照射装置30の移動速度に応じて適宜設定される。
本実施形態では、プラテン側上昇温度をT10、紫外線照射装置30の通過回数をN、単数上昇温度をT11とすると、T10=T11×Nとなる。ここでは、温度調整部95は、通過回数Nに、単数上昇温度T11を掛け合わせることで、プラテン側上昇温度T10を算出する。媒体5の一部5aの温度T2は、外気温度をT20としたとき、T2=T10+T20となる。すなわち、温度T2は、外気温度T20とプラテン側上昇温度T10とを足し合わせることで得られる温度である。
印刷中において、下流側エプロン52に支持される媒体5の他の一部5bの具体的な温度T1も特に限定されないが、例えば上記の媒体5の一部5aに吐出されたインクの乾燥が促進される程度の温度よりも高い。本実施形態では、温度T1は、上述のように、温度T2よりも高い温度になるように、温度調整部95によって制御される。言い換えると、温度調整部95は、紫外線照射装置30が主走査方向Yに移動している間に、紫外線照射装置30が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aを通過する通過回数Nに応じたプラテン側上昇温度T10よりも、エプロン側上昇温度が高くなるように、ヒータ55を制御する。ここでは、温度調整部95は、エプロン側上昇温度が、プラテン側上昇温度よりも高くなるように、ヒータ55の熱量が、紫外線照射装置30の熱量よりも高くなるように制御する。例えば温度調整部95は、温度T2に、予め定められた余剰温度を足し合わせた温度(すなわち、温度T2+余剰温度)が温度T1になるように、ヒータ55を制御する。この余剰温度は、温度T1と温度T2との差となる温度であり、制御装置90の上記記憶部に予め記憶されている。
本実施形態では、印刷中、プラテン50に支持される媒体5の一部5aの温度T2は、例えば40度程度であり、下流側エプロン52に支持される媒体5の他の一部5bの温度T1は、例えば50度程度である。下流側エプロン52に支持される媒体5の他の一部5bの温度T1は、プラテン50に支持される媒体5の一部5aの温度T2の1.1倍~1.4倍であり、好ましくは1.2倍~1.3倍であり、例えば1.25倍である。
なお、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2、および、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度T1を検出する構成は、特に限定されない。例えばプリンタ100には、温度T1および温度T2を検出するそれぞれのセンサが設けられていてもよい。当該センサによって検出された温度T1および温度T2に基づいて、温度調整部95は、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度T1が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55を制御する。なお、温度T2を検出センサは、外気温度T20を検出するセンサであってもよい。この場合、センサによって検出された外気温度T20と、通過回数Nに応じたプラテン側上昇温度T10とから温度T2が算出される。
なお、本実施形態では、プリンタ100の機種によって、印刷中におけるヒータ55の発熱量は、紫外線照射装置30(詳しくは光源32)の発熱量よりも小さいことがあり得るし、逆に紫外線照射装置30の発熱量よりも大きいことがあり得る。例えばプラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2を、例えば温度Aまで上げる場合について考える。ここで、インクヘッド22の移動速度が比較的に速い場合には、紫外線照射装置30の発熱量が比較的に小さくても、媒体5の一部5aの温度T2を温度Aまで上げることができる。一方、インクヘッド22の移動速度が比較的に遅い場合には、紫外線照射装置30の発熱量を比較的に大きくすることで、媒体5の一部5aの温度を温度Aまで上げることができる。このように、インクヘッド22の移動速度に応じて紫外線照射装置30の発熱量は変化するため、紫外線照射装置30の発熱量は、ヒータ55の発熱量よりも小さことがあり得るし、ヒータ55の発熱量よりも大きいことがあり得る。
以上、本実施形態では、図5のステップS103のように、印刷中において、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度T1は、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2よりも高い。このように、媒体5は、プラテン50上で紫外線照射装置30によって温められることに加えて、下流側エプロン52でヒータ55によって温められることで、媒体5の浮きを発生し難くすることができる。よって、媒体5の浮きが発生することによって生じる印刷の品質の低下を抑えることができる。
なお、上記のように媒体5の浮きが発生し難くするメカニズムについて、本願発明者は以下のように推察している。まず、本実施形態では、媒体移動機構60は、印刷中、プラテン50に支持された媒体5の一部5aを下流側エプロン52に向かって移動させるように構成されている。そのため、媒体5の一部5aは、紫外線照射装置30で温められた後、ヒータ55で更に温められることになる。
ここでは、プラテン50に支持された媒体5の一部5aが紫外線照射装置30によって温められることで、媒体5の一部5aの伸びが発生する可能性がある。ここでは、媒体5の一部5aが伸びることで、プラテン50上において、主走査方向Yの両端に位置するピンチローラ62の間で、媒体5の一部5aに浮きが発生する。これに対して、下流側エプロン52では、プラテン50よりも温度を高くして、下流側エプロン52に支持されている媒体5の他の一部5bの伸びを、プラテン50に支持されている媒体5の一部5aよりも大きくしている。その結果、プラテン50上における媒体5の一部5aの浮きが、下流側エプロン52側に引っ張られることで、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの伸びが解消される。その結果、媒体5の浮きを発生し難くすることができる。
なお、本実施形態では、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2を高くするほど、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度T1を更に高くする。そのため、この場合、ヒータ55の発熱量を更に大きくする。消費電力の観点から、ヒータ55の発熱量は小さい方が好ましく、ヒータ55の発熱量を小さくするためには、媒体5の一部5aの温度T2を高くし過ぎない方が好ましい。よって、媒体5の一部5aの温度T2を高くし過ぎないために、紫外線照射装置30以外に、プラテン50に支持された媒体5の一部を温める部材はない方がよい。例えばプラテン50には、プラテン50の下方において、平面視においてプラテン50と重なる位置に配置され、プラテン50に熱を直接付与するヒータ(例えばヒータ55のようなヒータ)は設けられていない方がよい。
本実施形態では、印刷中、下流側エプロン52の温度が、紫外線照射装置30の照射口33(図3参照)の温度よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55が制御されている。また、印刷中、下流側エプロン52の温度は、プラテン50の温度よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55が制御されている。このように、下流側エプロン52の温度と、紫外線照射装置30の照射口33内の温度、および、プラテン50の温度とを調整することで、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bの温度T1を、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度T2よりも高くすることができる。
本実施形態では、図2に示すように、ヒータ55は、下流側エプロン52の下方において、平面視において下流側エプロン52と重なる位置に配置されている。このことによって、ヒータ55は、下流側エプロン52を温めることで、下流側エプロン52に支持された媒体5の他の一部5bを温めることができる。例えば下流側エプロン52の下方の空間は、デッドスペースである。よって、下流側エプロン52の下方のデッドスペースにヒータ55を配置することで、当該デッドスペースを有効利用することができる。
本実施形態では、インクヘッド22から吐出されるインクは、紫外線硬化型インクである。従来では、紫外線硬化型インクを吐出するプリンタでは、紫外線照射装置によって紫外線照射型インクを硬化(言い換えると乾燥)させる。そのため、紫外線硬化型インクを吐出するプリンタにおいて、プラテン、上流側エプロン、および、下流側エプロンには、媒体5に吐出された紫外線硬化型インクの硬化を促進するためのヒータは設けられていない。しかしながら、本実施形態では、紫外線硬化型インクを吐出するプリンタ100であっても、下流側エプロン52にヒータ55を設けることで、媒体5の浮きを発生し難くすることができる。
本実施形態では、プラテン50に支持された媒体5における外気温度からの上昇温度を、プラテン側上昇温度T10という。下流側エプロン52に支持された媒体5における外気温度からの上昇温度を、エプロン側上昇温度という。プラテン側上昇温度T10は、紫外線照射装置30が主走査方向Yに移動している間に、紫外線照射装置30がプラテン50に支持された媒体5の一部5aの直上を通過する通過回数Nに応じて設定される温度である。温度調整部95は、プラテン側上昇温度T10よりも、エプロン側上昇温度が高くなるように、ヒータ55を制御する。このように、紫外線照射装置30の通過回数Nに応じて、プラテン側上昇温度T10が設定される。よって、プラテン側上昇温度T10よりもエプロン側上昇温度が高くなるようにヒータ55を制御することで、媒体5の浮きを発生し難くすることができる。
本実施形態では、温度調整部95は、通過回数Nに、予め定められた単数上昇温度T11を掛け合わせることで、プラテン側上昇温度T10を算出する。ここでは、紫外線照射装置30が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの直上を1回通過する度に、一定の温度(ここでは単数上昇温度T11)だけ上昇する。そのため、通過回数Nに単数上昇温度T11を掛け合わせるという簡単な方法で、プラテン側上昇温度T10を算出することができる。
本実施形態では、下流側エプロン52にヒータ55が設けられており、プラテン50に支持された媒体5の一部5aが下流側エプロン52に移動することで、ヒータ55によって温められていた。しかしながら、ヒータ55は、上流側エプロン51に設けられてもよい。この場合、ヒータ55は、上流側エプロン51の下方において、平面視において上流側エプロン51と重なる位置に配置されているとよい。この場合、温度調整部95は、印刷中、上流側エプロン51に支持された媒体5の他の一部の温度が、プラテン50に支持された媒体5の一部5aの温度よりも高くなるように、紫外線照射装置30およびヒータ55を制御する。
このような場合であっても、媒体5は、プラテン50上で紫外線照射装置30によって温められることに加えて、上流側エプロン51でヒータ55によって温められることで、媒体5の浮きを発生し難くすることができる。よって、媒体5の浮きが発生することによって生じる印刷の品質の低下を抑えることができる。
5a 媒体の一部
5b 媒体の他の一部
22 インクヘッド
30 紫外線照射装置
32 光源
33 照射口
50 プラテン
52 下流側エプロン(エプロン)
55 ヒータ(発熱体)
60 媒体移動機構(移動機構)
90 制御装置
93b 移動制御部
95 温度調整部
100 プリンタ

Claims (6)

  1. 媒体を支持するプラテンと、
    前記プラテンと第1方向に連続するように配置され、媒体を支持するエプロンと、
    前記プラテンに支持された媒体を前記第1方向に移動させる移動機構と、
    前記プラテンに支持された媒体に紫外線を照射する紫外線照射装置と、
    前記エプロンに支持された媒体に熱を付与する発熱体と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    印刷中、前記プラテンに支持された媒体を前記第1方向に移動させるように前記移動機構を制御する移動制御部と、
    印刷中、媒体のうち、前記エプロンに支持された媒体の部分の温度が、前記プラテンに支持された媒体の部分の温度よりも高くなるように、前記紫外線照射装置および前記発熱体を制御する温度調整部と、
    を備えた、プリンタ。
  2. 前記移動機構は、印刷中、前記プラテンに支持された媒体が前記第1方向に移動することにより、前記エプロンに支持されるように制御する、請求項1に記載されたプリンタ。
  3. 前記発熱体は、前記エプロンの下方において、平面視において前記エプロンと重なる位置に配置されている、請求項1または2に記載されたプリンタ。
  4. 前記温度調整部は、前記エプロンの温度が、前記プラテンの温度よりも高くなるように、前記紫外線照射装置および前記発熱体を制御する、請求項1から3までの何れか1つに記載されたプリンタ。
  5. 前記紫外線照射装置を第2方向に移動させる他の移動機構を備え、
    前記プラテンに支持された媒体における外気温度からの上昇温度を、プラテン側上昇温度とし、
    前記エプロンに支持された媒体における前記外気温度からの上昇温度を、エプロン側上昇温度としたとき、
    前記プラテン側上昇温度は、前記紫外線照射装置が前記第2方向に移動している間に、前記紫外線照射装置が前記プラテンに支持された媒体の直上を通過する通過回数に応じて設定される温度であり、
    前記温度調整部は、前記プラテン側上昇温度よりも、前記エプロン側上昇温度が高くなるように、前記発熱体を制御する、請求項1から4までの何れか1つに記載されたプリンタ。
  6. 前記温度調整部は、前記通過回数に、予め定められた単数上昇温度を掛け合わせることで、前記プラテン側上昇温度を算出する、請求項5に記載されたプリンタ。
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