JP2023082731A - 非空気圧タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ピッチノイズを低減することが可能な非空気圧タイヤを提供する。【解決手段】内側環状部20と、内側環状部20の外周側に内側環状部20と同心状に配置される外側環状部30と、内側環状部20と外側環状部30とを連結し、タイヤ周方向Dに配列される複数のスポーク40と、外側環状部30の外周面に設けられるトレッド50と、を備え、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40の間の間隔であるスポーク間間隔Gが不均一である。【選択図】図1

Description

本発明は、非空気圧タイヤに関する。
近年、パンクの発生等の問題が起こらず、空気圧調整も不要な非空気圧タイヤが開発されている。一般に、非空気圧タイヤは、同軸に配置される内周側環状部及び外周側環状部が、複数のスポークによって連結された構造を有する。複数のスポークはタイヤ周方向に間隔をおいて放射状に配列される。外側環状部の外周面には、路面と接地するトレッドが設けられる。
例えば、特許文献1には、スポークに補強部を設け、補強部の面積等を適切に設定することにより、乗り心地を高めることができる非空気圧タイヤが開示されている。
特開2019-43505号公報
この種の非空気圧タイヤは、走行時にピッチノイズが生じる。このピッチノイズは、路面に対するスポークの打撃時に生じる。上記特許文献1の構成によれば、乗り心地を高めることができるものの、走行時のピッチノイズについては考慮されていない。
そこで本発明は、ピッチノイズを低減することが可能な非空気圧タイヤを提供することを目的としている。
本発明は、内側環状部と、前記内側環状部の外周側に同軸に配置される外側環状部と、前記内側環状部と前記外側環状部とを連結し、タイヤ周方向に沿って配列される複数のスポークと、前記外側環状部の外周面に設けられるトレッドと、を備える非空気圧タイヤであって、タイヤ周方向に隣接する前記スポークの間の間隔が不均一である。
本発明によれば、ピッチノイズを低減することが可能な非空気圧タイヤを提供することができる。
第1実施形態の非空気圧タイヤを示す側面図である。 図1のII-II断面図である。 図2に示す部分を斜めから見た非空気圧タイヤの一部斜視図である。 図1のIV部拡大図であり、非空気圧タイヤの一部側面図である。 第1実施形態の非空気圧タイヤの外側環状部の内周面を示す展開図であって、当該内周面に接続するスポークの接続部のタイヤ周方向間隔を説明するための図である。 第2実施形態の非空気圧タイヤの一部側面図であり、図4に対応する図である。 第2実施形態の非空気圧タイヤの外側環状部の内周面を示す展開図であって、当該内周面に接続するスポークのタイヤ周方向間隔及びタイヤ周方向寸法を説明するための図である。 第3実施形態の非空気圧タイヤの外側環状部の内周面を示す展開図であって、当該内周面に接続するスポークの接続部のタイヤ周方向間隔を説明するための図である。 図8のIX-IX断面図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態の非空気圧タイヤ1をタイヤ回転軸(タイヤ子午線)と平行な方向、すなわち図1で紙面表裏方向に沿う方向から側面視した側面図である。図1に示す非空気圧タイヤ1は、無荷重状態である。図2は、図1のII-II断面図である。図3は、図2に示す部分を斜めから見た非空気圧タイヤ1の一部斜視図である。
図1及び図3において、矢印Dはタイヤ周方向を示している。図1~図3において、矢印Xはタイヤ径方向を示している。図2及び図3において、矢印Yはタイヤ幅方向を示している。図1においてのタイヤ幅方向Yは、紙面表裏方向である。図2の符号S1は、タイヤ赤道面である。図2においてのタイヤ周方向Dは、紙面表裏方向である。
タイヤ周方向Dは、タイヤ回転軸周りの方向であって非空気圧タイヤ1が回転する方向と同一の方向である。タイヤ径方向Xは、タイヤ回転軸に垂直な方向である。タイヤ幅方向Yは、タイヤ回転軸と平行な方向である。図2及び図3においては、タイヤ幅方向Yの一方側をY1として示し、タイヤ幅方向Yの他方側をY2として示している。図2に示すタイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸に直交する面で、かつ、タイヤ幅方向Yの中心に位置する面である。
なお、これら符号で示す各方向については、図4~図9においても同様である。
第1実施形態の非空気圧タイヤ1は、内側環状部20と、外側環状部30と、複数のスポーク40と、トレッド50と、を備える。
なお、以下において、内側環状部20及び外側環状部30の厚みとは、タイヤ径方向Xに沿った方向の寸法である。内側環状部20及び外側環状部30の幅とは、図2に示すタイヤ幅方向Yに沿った方向の寸法である。
内側環状部20は、非空気圧タイヤ1の内周部を構成するタイヤ周方向Dに沿った環状の部分である。内側環状部20の厚み及び幅は、ユニフォミティを向上させるために一定に設定される。内側環状部20の内周側の空間に、図示しないタイヤホイールが配置される。そのタイヤホイールのリムの外周部に、内側環状部20の内周部が嵌合して装着される。内側環状部20がリムに装着されて、非空気圧タイヤ1は当該タイヤホイールに装着される。内側環状部20の内周面には、当該リムとの嵌合のために、凸部や溝等で構成される嵌合部が設けられる場合がある。
内側環状部20は、例えば、弾性を有する樹脂材料によって形成することができるが、材料は樹脂に限定されない。
内側環状部20は、上記タイヤホイールの回転をスポーク40及び外側環状部30に伝達する。内側環状部20の厚みは、スポーク40に回転力を十分に伝達する機能を満たしつつ、軽量化及び耐久性も得られる観点から決定される。内側環状部20の厚みは特に限定されないが、例えば、図2に示すタイヤ断面高さHの2%以上7%以下であることが好ましく、3%以上6%以下であることがより好ましい。
内側環状部20の内径は、非空気圧タイヤ1が装着されるタイヤホイールのリムの寸法や車両の用途等に応じて決定される。例えば、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、内側環状部20の内径は、例えば、250mm以上500mm以下といった寸法が挙げられるが、これに限定されない。
内側環状部20の幅は、非空気圧タイヤ1が装着される車両の用途等に応じて適宜決定される。例えば、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、内側環状部20の幅は、100mm以上300mm以下といった寸法が挙げられるが、これに限定されない。
外側環状部30は、非空気圧タイヤ1の外周部を構成するタイヤ周方向Dに沿った環状の部分である。外側環状部30は、内側環状部20の外周側に、内側環状部20と同軸に配置される。外側環状部30の厚み及び幅は、ユニフォミティを向上させるために一定に設定される。
外側環状部30は、例えば、弾性を有する樹脂材料によって形成することができるが、材料は樹脂に限定されない。
外側環状部30は、内側環状部20及びスポーク40の回転を、トレッド50を介して路面に伝達する。外側環状部30の厚みは、スポーク40から路面に回転力を十分に伝達する機能を満たしつつ、軽量化及び耐久性も得られる観点から決定される。外側環状部30の厚みは特に限定されないが、例えば、図2に示すタイヤ断面高さHの2%以上7%以下であることが好ましく、2%以上5%以下であることがより好ましい。
外側環状部30の内径は、非空気圧タイヤ1が装着されるタイヤホイールのリムの寸法や車両の用途等に応じて適宜決定される。例えば、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、外側環状部30の内径は、420mm以上750mm以下といった寸法が挙げられるが、これに限定されない。
外側環状部30の幅は、非空気圧タイヤ1が装着される車両の用途等に応じて適宜決定される。例えば、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、外側環状部30の幅は、100mm以上300mm以下といった寸法が挙げられるが、これに限定されない。
複数のスポーク40は、内側環状部20と外側環状部30とを連結する。複数のスポーク40で連結された内側環状部20と外側環状部30とは、互いに同軸に配置される。複数のスポーク40のそれぞれは、タイヤ周方向Dに沿って各々独立して配列される。図1に示すように、複数のスポーク40は、非空気圧タイヤ1が無荷重状態では、側面視した場合においてタイヤ径方向Xと略平行でラジアル方向に直線状に延びている。
図2及び図3に示すように、第1実施形態の複数のスポーク40は、複数の第1のスポーク41と、複数の第2のスポーク42と、を含む。第1のスポーク41及び第2のスポーク42のいずれも、その延在方向は、タイヤ周方向Dに沿った方向で見た場合において、タイヤ径方向Xとは平行ではない。第1のスポーク41は、タイヤ軸方向すなわちタイヤ幅方向Yの一方側へ傾斜している。第2のスポーク42は、第1のスポーク41とは反対側へ傾斜している。第1のスポーク41と第2のスポーク42とは、タイヤ周方向Dに交互に配置されている。
詳しくは、図2及び図3に示すように、第1のスポーク41は、外側環状部30のタイヤ幅方向Yの一方側であるY1側から、内側環状部20のタイヤ幅方向Yの他方側であるY2側へ向かって傾斜して延びている。第2のスポーク42は、外側環状部30のタイヤ幅方向Yの他方側であるY2側から、内側環状部20のタイヤ幅方向Yの一方側であるY1側へ向かって傾斜して延びている。
第1のスポーク41及び第2のスポーク42の傾斜角度は同じである。このため、タイヤ周方向Dに隣接する第1のスポーク41と第2のスポーク42とは、タイヤ周方向Dに沿う方向から見た場合、略X字状に配置されている。図2に示すように、第1のスポーク41及び第2のスポーク42は、幅方向Yに対して角度θで傾斜しており、その角度θは、例えば30°以上60°以下が好ましい。
図2に示すように、タイヤ周方向Dに沿う方向から見た状態での第1のスポーク41及び第2のスポーク42のそれぞれは、タイヤ赤道面S1に対して対称な同一形状である。したがって、以下においては、第1のスポーク41及び第2のスポーク42を区別する必要がなく、まとめて説明できる場合には、第1のスポーク41及び第2のスポーク42を、スポーク40と総称する。
スポーク40は板状であって、内側環状部20から外側環状部30に向けて、上記のように角度θの角度で斜めに延びている。図3示すように、スポーク40は、タイヤ周方向に沿った板厚tが、板幅wよりも小さく、板厚tの方向がタイヤ周方向Dに沿っている。すなわち、スポーク40は、タイヤ径方向X及びタイヤ幅方向Yの面内に沿って延びる板状に形成されている。なお、ここでいう板幅wは、図2にも示すように、スポーク40をタイヤ周方向Dに沿う方向から見た場合での、スポーク40が延在する傾斜方向に直交する方向の寸法である。第1実施形態においては、全てのスポーク40の板厚tは同じである。また、全てのスポーク40の板幅wは同じである。
スポーク40は長尺板状であるため、板厚tを薄くしても、板幅wを広く設定することによってスポーク40の耐久性を向上させることができる。さらに、板厚tを薄くしてスポーク40の数を増やすことにより、非空気圧タイヤ1全体の剛性を維持しつつ、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40の間の間隔を小さくできる。これによって、スポーク40によるタイヤ転動時の接地圧が分散し、接地圧を小さくできる。
なお、第1実施形態のスポーク40は側面視においてタイヤ径方向Xと平行であるが、スポーク40は側面視においてタイヤ径方向Xと交差するようにタイヤ径方向Xに対し斜めに配置されてもよい。
図2及び図3に示すように、第1のスポーク41は、内側環状部20のタイヤ幅方向Y2側に接続する第1の内側接続部411と、外側環状部30のタイヤ幅方向Y1側に接続する第1の外側接続部412と、を有する。第2のスポーク42は、内側環状部20のタイヤ幅方向Y1側に接続する第2の内側接続部421と、外側環状部30のタイヤ幅方向Y2側に接続する第2の外側接続部422と、を有する。第1の外側接続部412及び第2の外側接続部422のそれぞれは、接続部の一例である。
図2に示すように、第1のスポーク41の第1の内側接続部411は、内側環状部20に近付くにつれてタイヤ幅方向Yに沿って広がる形状を有している。第1の内側接続部411のタイヤ幅方向Y2側の側面411aは、内側環状部20のタイヤ幅方向Y2側の端部20bまでなだらかに湾曲しながら延びている。第1の内側接続部411のタイヤ幅方向Y1側の側面411bは、内側環状部20のタイヤ赤道面S1の位置までタイヤ幅方向Y1側に向かって湾曲して延びている。
第1のスポーク41の第1の外側接続部412は、第1の内側接続部411と同様の形状であって、外側環状部30に近付くにつれてタイヤ幅方向に沿って広がる形状を有している。第1の外側接続部412のタイヤ幅方向Y1側の側面412aは、外側環状部30のタイヤ幅方向Y1側の端部30aまでなだらかに湾曲しながら延びている。第1の外側接続部412のタイヤ幅方向Y2側の側面412bは、外側環状部30のタイヤ赤道面S1の位置までタイヤ幅方向Y2側に向かって湾曲して延びている。
第1の内側接続部411は、内側環状部20のタイヤ幅方向Y2側の半分の領域に設けられている。第1の外側接続部412は、外側環状部30のタイヤ幅方向Y1側の半分の領域に設けられている。
図2に示すように、第2のスポーク42の第2の内側接続部421は、内側環状部20に近付くにつれてタイヤ幅方向Yに沿って広がる形状を有している。第2の内側接続部421のタイヤ幅方向Y1側の側面421aは、内側環状部20のタイヤ幅方向Y1側の端部20aまでなだらかに湾曲しながら延びている。第2の内側接続部421のタイヤ幅方向Y2側の側面421bは、内側環状部20のタイヤ赤道面S1の位置までタイヤ幅方向Y2側に向かって湾曲して延びている。
第2のスポーク42の第2の外側接続部422は、第2の内側接続部421と同様の形状であって、外側環状部30に近付くにつれてタイヤ幅方向に沿って広がる形状を有している。第2の外側接続部422のタイヤ幅方向Y2側の側面422aは、外側環状部30のタイヤ幅方向Y2側の端部30bまでなだらかに湾曲しながら延びている。第2の外側接続部422のタイヤ幅方向Y1側の側面422bは、外側環状部30のタイヤ赤道面S1の位置までタイヤ幅方向Y1側に向かって湾曲して延びている。
第2の内側接続部421は、内側環状部20のタイヤ幅方向Y1側の半分の領域に設けられている。第2の外側接続部422は、外側環状部30のタイヤ幅方向Y2側の半分の領域に設けられている。
上述したように、第1実施形態の全てのスポーク40の板厚tは同じである。板厚tの寸法は特に限定されないが、スポーク40が内側環状部20及び外側環状部30からの回転力を十分受けつつ、荷重を受けた際には適度に撓み変形が可能なようにする上で、1mm以上30mm以下であることが好ましく、5mm以上25mm以下であることがより好ましい。
上述したように、第1実施形態の全てのスポーク40の板幅wは同じである。スポーク40の板幅wは特に限定されないが、内側環状部20及び外側環状部30からの回転力を十分受けつつ、荷重を受けた際には適度に撓み変形が可能なようにする上で、5mm以上25mm以下であることが好ましく、10mm以上20mm以下であることがより好ましい。また、板幅wは、耐久性を向上させつつ接地圧を分散させ得る観点から、板厚tの110%以上であることが好ましく、115%以上であることがより好ましい。
スポーク40の数としては、車両からの荷重を十分支持しつつ、軽量化が可能で、動力伝達性及び耐久性の向上をともに図ることを可能とする観点から、80個以上300個以下であることが好ましく、100個以上200個以下であることがより好ましい。
スポーク40は、下記に挙げる弾性材料によって形成することができる。まず、その弾性材料の特性としては、十分な耐久性を確保しながら、適度な剛性を付与する観点から、JIS K7312:1996に準じて行う引張試験を行い、10%伸び時の引張応力から算出した引張モジュラスが、3MPa以上12MPa以下が好ましい。
スポーク40において、10%伸び時の引張応力から算出した引張モジュラスが3MPaを下回る場合、十分な剛性が得られず、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40どうしが接触する可能性がある。一方、10%伸び時の引張応力から算出した引張モジュラスが12MPaを上回る場合、過度に剛性が高くなり、乗り心地が悪化する。
スポーク40の母材として用いられる弾性材料としては、熱可塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリエステルエラストマー、ポリオレフィンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー、ポリ塩化ビニルエラストマー、ポリウレタンエラストマー等が例示される。
架橋ゴムを構成するゴム材料としては、天然ゴム及び合成ゴムのいずれを使用することもできる。合成ゴムとしては、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IIR)、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(水添NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等が例示される。これらのゴム材料は、必要に応じて2種以上を併用してもよい。
その他の樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
スポーク40には、上記の弾性材料のうち、成形、加工性及びコストの観点から、ポリウレタン樹脂が好ましく用いられる。なお、弾性材料としては、発泡材料を使用することもできる。すなわち、上記の熱可塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂を発泡させたものを使用することができる。
なお、スポーク40の母材として用いられる弾性材料は、補強繊維により補強されていてもよい。補強繊維としては、長繊維、短繊維、織布、不織布等が挙げられる。補強繊維の種類としては、レーヨンコード、ナイロン-6,6等のポリアミドコード、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルコード、アラミドコード、ガラス繊維コード、カーボンファイバー、スチールコード等が挙げられる。
なお、弾性材料の補強は、補強繊維による補強に限らない。例えば、粒状フィラーの添加による補強が行われてもよい。添加される粒状フィラーとしては、カーボンブラック、シリカ、アルミナ等のセラミックス、その他の無機材料のフィラー等が挙げられる。
ところで、上述した内側環状部20及び外側環状部30は、スポーク40と同じ樹脂材料で形成されると好ましく、その場合には、例えば注型成形法によって、内側環状部20、外側環状部30及びスポーク40を一体成形することができる。
トレッド50は、外側環状部30の外周面に設けられている。
トレッド50は、非空気圧タイヤ1の最外周部分を構成する。トレッド50は、トレッドゴム51を含む。トレッドゴム51は、路面に接地する踏面51aを外周面に有する。トレッドゴム51のゴム材料としては、特にその種類に制限はなく、車両用タイヤのトレッドを構成するゴムとしての一般的な加硫ゴム等を使用することができる。トレッドゴム51の踏面51aには、従来の空気入りタイヤと同様にして、複数の溝及び陸部で形成されるトレッドパターンが設けられる。
なお、トレッドゴム51は、成分や特性が異なる複数のゴム層が積層された構成(例えば、2層あるいは3層)でもよい。また、トレッド50は、樹脂で形成されてもよい。
第1実施形態の非空気圧タイヤ1は、さらに補強層55を備える。図2及び図3に示すように、第1実施形態では、外側環状部30に補強層55が埋設されている。
補強層55は、外側環状部30がタイヤ幅方向Yの中央部でタイヤ径方向Xの内側(タイヤ回転軸側)に撓む座屈の発生を抑制するために、タイヤ全周にわたって均等に配置される。補強層55は、例えば、スチール製、あるいはCFRP、GFRP等の繊維強化プラスチック製のコードがタイヤ幅方向Yと概ね平行になるように配置されて構成される。補強層55としてはこの他に、円筒状の金属製リング、高モジュラス樹脂製リング等を用いてもよい。また、補強層55は、外側環状部30に埋設された状態で設けられてもよい。
補強層55を設けることにより、非空気圧タイヤ1の剛性が確保され、路面に対するトレッド50の接地性が向上する。なお、補強層55は必要に応じて設けられてよく、省略されてもよい。
図4は、図1のIV部拡大図であり、非空気圧タイヤ1の一部側面図である。図5は、非空気圧タイヤ1の外側環状部30の内周面を示す展開図であって、この内周面に、第1のスポーク41の第1の外側接続部412と、第2のスポーク42の第2の外側接続部422とが、それぞれ接続されている状態を模式的に示している。
図4及び図5に示すように、第1実施形態の非空気圧タイヤ1は、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40の間の間隔Gが不均一である。なお、以下の説明では、スポーク40の間の間隔Gを、スポーク間間隔Gという。第1実施形態におけるスポーク間間隔Gは、タイヤ周方向Dに隣接する第1のスポーク41の第1の外側接続部412と、第2のスポーク42の第2の外側接続部422との間の距離である。より詳細には、図5に示すように、スポーク間間隔Gは、タイヤ周方向Dに隣接する第1のスポーク41及び第2のスポーク42における、第1の外側接続部412における外側環状部30の内周面との境界の、第2の外側接続部422側の第1の外周端412cと、第2の外側接続部422における外側環状部30の内周面との境界の、第1の外側接続部412側の第2の外周端422cと、の間のタイヤ周方向Dの距離である。
第1実施形態のスポーク間間隔Gは、第1間隔Sと、第1間隔Sよりも長い第2間隔Mと、第2間隔Mよりも長い第3間隔Lの少なくとも3つを含む。これら3つのスポーク間間隔Gが、タイヤ周方向Dに分散して存在している。すなわち、タイヤ周方向Dに隣接する第1の外側接続部412の第1の外周端412cと、第2の外側接続部422の第2の外周端422cとの間の隙間を示すスポーク間間隔Gは、第1間隔S、第2間隔M及び第3間隔Lの3つがタイヤ1の全周にわたり周期的にならないように不規則にタイヤ周方向Dに配置されている。したがって第1実施形態では、タイヤ周方向Dに配列された複数のスポーク40のピッチも不均一である。なお、ここでいうピッチは、隣接するスポーク40のそれぞれのタイヤ周方向Dの中央の間の距離をいう。
なお、スポーク間間隔Gは、2mm以上30mm以下で設定されることが好ましい。スポーク間間隔Gは、例えば、第1間隔Sが7mm、第2間隔Mが9mm、第3間隔Lが11mmであってもよいが、これに限らない。なお、スポーク40の10%伸び時の引張応力から算出した引張モジュラスを3MPa以上とし、かつ、最小のスポーク間間隔Gを2.5mm以上とすることが好ましい。これにより、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40どうしが接触する状況を抑制することができる。
なお、第1実施形態のスポーク間間隔Gは、例えば、第1間隔Sと、第1間隔Sの隣に配置され、第1間隔Sとは異なる距離である第2間隔Mと、第2間隔Mの隣に配置され、第2間隔Mとは異なる距離である第3間隔Lと、が順に並ぶ配列順序を含む。スポーク間間隔Gは、例えば、第1間隔Sと、第1間隔Sの隣に配置され、第1間隔Sとは異なる距離である第2間隔Mと、第2間隔Mの隣に配置され、第2間隔Mとは異なる距離である第3間隔Lと、第3間隔Lの隣に配置され、第3間隔Lとは異なる距離である第4間隔Kと、が順に並ぶ配列順序を含んでもよい。このような構成を含むことにより、タイヤ転動時のピッチノイズの周波数成分を効果的に分散させることができる。
第1実施形態によれば、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40の間の間隔であるスポーク間間隔Gが不均一であるため、スポーク40の板厚tが均一であっても、複数のスポーク40のピッチも不均一にすることができる。タイヤ転動時は、スポークの外側接続部の配置位置に応じた周波数のノイズが問題となるが、第1実施形態によれば、簡単な構成により、タイヤ転動時のピッチノイズの周波数を分散させて、スポーク40が路面を打撃することによって生じるピッチノイズを低減することができる。
また、第1実施形態の非空気圧タイヤ1は、スポーク間間隔Gが不均一であり、かつスポーク40の10%伸び時の引張応力から算出した引張モジュラスが3MPa以上12MPa以下である。さらに、スポーク40として、第1のスポーク41及び第2のスポーク42が、タイヤ周方向Dに沿った方向から見た場合に略X字状に配置される構成が採用されている。これにより、ピッチノイズを低減しつつ、タイヤの耐久力の低減を抑制し、さらに乗り心地を良好に保つことができる。
本実施形態の非空気圧タイヤ1によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1実施形態に係る非空気圧タイヤ1は、内側環状部20と、内側環状部20の外周側に当該内側環状部20と同軸に配置される外側環状部30と、内側環状部20と外側環状部30とを連結し、タイヤ周方向Dに配列される複数のスポーク40と、外側環状部30の外周面に設けられるトレッド50と、を備える非空気圧タイヤ1であって、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40の間の間隔であるスポーク間間隔Gが不均一である。
これにより、スポーク間間隔Gが不均一であるためタイヤ転動時にスポーク40が路面を打撃することによって生じる打撃音が不連続になり、ピッチノイズが低減する。
(2)第1実施形態の非空気圧タイヤ1において、複数の第1のスポーク41のそれぞれは、外側環状部30に接続する第1の外側接続部412を有し、複数の第2のスポーク42のそれぞれは、外側環状部30に接続する第2の外側接続部422を有し、スポーク間間隔Gは、タイヤ周方向Dに隣接する第1の外側接続部412と第2の外側接続部422との間の距離であることが好ましい。
第1のスポーク41及び第2のスポーク42による路面の打撃音は、外側環状部30に接続する部分である第1の外側接続部412及び第2の外側接続部422によって生じる。このため、これら第1の外側接続部412と第2の外側接続部422との間の間隔を不均一にすることにより、ピッチノイズを効果的に低減することができる。
(3)第1実施形態の非空気圧タイヤ1において、スポーク間間隔Gは、第1間隔Sと、第1間隔Sよりも長い第2間隔Mの2つ以上あり、第1間隔Sと第2間隔Mとが周期的にならないようにスポーク40が配置されることが好ましい。
これにより、スポーク40による路面の打撃音が効果的に不連続になり、ピッチノイズの低減効果をより一層得ることができる。
(4)第1実施形態の非空気圧タイヤ1においては、JIS K7312:1996に準じて行う引張試験を行った際の10%伸び時の引張応力から算出されるスポーク40の引張モジュラスが、3MPa以上12MPa以下であることが好ましい。
これにより、スポーク40が適度な剛性を有し、スポーク40が撓んで隣接するスポーク40に接触することが抑制されるため、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク40どうしの接触を起こりにくくすることができる。したがって、スポーク40の損傷によるタイヤの耐久力の低減を抑制することができる。
(5)第1実施形態の非空気圧タイヤ1において、スポーク40は、タイヤ軸方向の一方側へ傾斜する第1のスポーク41と、第1のスポーク41とは反対側に傾斜する第2のスポーク42と、を含み、第1のスポーク41と第2のスポーク42とが、タイヤ周方向Dに交互に配置されていることが好ましい。
これにより、第1のスポーク41及び第2のスポーク42は、タイヤ周方向Dに沿った方向から見た場合に略X字状に配置される。第1のスポーク41及び第2のスポーク42は、それぞれがタイヤ軸方向に傾斜しているため過度に剛性が高くなることが抑えられ、乗り心地の向上が図られる。
続いて、第2実施形態及び第3実施形態を説明する。
なお、第2実施形態及び第3実施形態は、上記第1実施形態のスポーク40を変形させたものであり、この点以外の構成は第1実施形態と同じである。したがって以下の説明では、第1実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、相違点を中心に説明する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の非空気圧タイヤの一部側面図であり、図4に対応する図である。図7は、第2実施形態の非空気圧タイヤにおける外側環状部30の内周面の展開図である。
第2実施形態においては、タイヤ周方向Dにおいて、相対的に、スポーク40の間の間隔が長い長間隔領域Eと、スポーク40の間の間隔が短い短間隔領域Fと、が存在している。同数のスポーク40が配置されている場合、長間隔領域Eは、短間隔領域Fよりもタイヤ周方向Dの距離が長い。スポーク40は、長間隔領域Eに配置されている長間隔側スポーク40e1と、短間隔領域Fに配置されている短間隔側スポーク40f1と、を含む。長間隔側スポーク40e1のタイヤ周方向Dの寸法teは、短間隔側スポーク40f1のタイヤ周方向Dの寸法tfよりも大きい。
具体的には、第2実施形態においては、タイヤ周方向Dにおいて、2つのスポーク40の間に少なくとも1つのスポーク40が配置される長間隔領域Eと、同じく2つのスポーク40の間に少なくとも1つのスポーク40が配置される短間隔領域Fと、が存在している。長間隔領域Eは、短間隔領域Fよりもタイヤ周方向Dの距離が長い。
第2実施形態では、長間隔領域Eに、2つの長間隔側スポーク40e1が配置され、短間隔領域Fに、2つの短間隔側スポーク40f1が配置されている。2つの長間隔側スポーク40e1のうちの一方は第1のスポーク41であり、他方は第2のスポーク42である。2つの短間隔側スポーク40f1のうちの一方は第1のスポーク41であり、他方は第2のスポーク42である。すなわちスポーク40は、長間隔側スポーク40e1と、短間隔側スポーク40f1と、を含む。
長間隔側スポーク40e1の板厚(タイヤ周方向Dの寸法)teは、短間隔側スポーク40f1の板厚tfよりも厚い。すなわち第2実施形態では、スポーク40のタイヤ周方向Dの間隔が比較的大きい長間隔領域Eには、板厚が比較的厚い長間隔側スポーク40e1が配置され、スポーク40のタイヤ周方向Dの間隔が比較的小さい短間隔領域Fには、板厚が比較的薄い短間隔側スポーク40f1が配置されている。
例えば、スポーク40の板厚について、例えば、長間隔側スポーク40e1の板厚teが17mm、短間隔側スポーク40f1の板厚tfの板厚tfが12mmであってもよいが、これに限らず、長間隔側スポーク40e1の板厚teが、短間隔側スポーク40f1の板厚tfよりも厚ければよい。
(6)第2実施形態は、タイヤ周方向Dにおいて、相対的に、スポーク40の間の間隔が長い長間隔領域Eと、スポーク40の間の間隔が短い短間隔領域Fと、が存在し、スポーク40は、長間隔側スポーク40e1と、短間隔側スポーク40f1と、を含み、長間隔領域Eには、2つのスポーク40の間に少なくとも1つの長間隔側スポーク40e1が配置されており、短間隔領域Fには、2つのスポーク40の間に少なくとも1つの短間隔側スポーク40f1が配置されており、長間隔側スポーク40e1のタイヤ周方向Dの寸法は、短間隔側スポーク40f1のタイヤ周方向Dの寸法よりも大きい。
これにより、タイヤ剛性が低くなる傾向にある長間隔領域Eに、板厚が大きい長間隔側スポーク40e1が配置されるため、長間隔領域Eのタイヤ剛性が低くなることが抑制される。そして、短間隔領域Fには板厚が薄い短間隔側スポーク40f1が配置されるため、タイヤ周方向Dの剛性が均一化し、ユニフォミティが向上する。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態の非空気圧タイヤにおける外側環状部30の内周面の展開図である。図9は、図8のIX-IX断面図である。
第3実施形態は、上記第2実施形態と同様に、タイヤ周方向Dにおいて、2つのスポーク40の間に少なくとも1つのスポーク40が配置される長間隔領域Eと、同じく2つのスポーク40の間に少なくとも1つのスポーク40が配置される短間隔領域Fと、が存在している。
第3実施形態では、長間隔領域Eに、2つの長間隔側スポーク40e2が配置され、短間隔領域Fに、2つの短間隔側スポーク40f2が配置されている。2つの長間隔側スポーク40e2のうちの一方は第1のスポーク41であり、他方は第2のスポーク42である。2つの短間隔側スポーク40f2のうち、一方は第1のスポーク41であり、他方は第2のスポーク42である。すなわちスポーク40は、長間隔側スポーク40e2と、短間隔側スポーク40f2と、を含む。
図9に示すように、長間隔側スポーク40e2の板幅(タイヤ周方向Dの寸法)weは、短間隔側スポーク40f2の板幅wfよりも大きい。すなわち第3実施形態では、スポーク40のタイヤ周方向Dの間隔が比較的大きい長間隔領域Eには、板幅が比較的大きい長間隔側スポーク40e2が配置され、スポーク40のタイヤ周方向Dの間隔が比較的小さい短間隔領域Fには、板幅が比較的小さい短間隔側スポーク40f2が配置されている。
(7)第3実施形態は、タイヤ周方向Dにおいて、相対的に、スポーク40の間の間隔が長い長間隔領域Eと、スポーク40の間の間隔が短い短間隔領域Fと、が存在し、スポーク40は、長間隔側スポーク40e2と、短間隔側スポーク40f2と、を含み、長間隔領域Eは、2つのスポーク40の間に少なくとも1つの長間隔側スポーク40e2が配置されており、短間隔領域Fは、2つのスポーク40の間に少なくとも1つの短間隔側スポーク40f2が配置されており、長間隔側スポーク40e2のタイヤ幅方向Yの寸法は、短間隔側スポーク40f2のタイヤ幅方向Yの寸法よりも大きい。
これにより、タイヤ剛性が低くなる傾向にある長間隔領域Eに、板幅が大きい長間隔側スポーク40e2が配置されるため、長間隔領域Eのタイヤ剛性が低くなることが抑制される。そして、短間隔領域Fには板幅が小さい短間隔側スポーク40f2が配置されるため、タイヤ周方向Dの剛性が均一化し、ユニフォミティが向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に含まれる。
例えば、タイヤ周方向Dに隣接するスポーク間間隔Gは、第1間隔S、第2間隔M、第3間隔Lの3つに限定はされず、2つの間隔が設定されてよく、4つ以上あってもよい。
スポーク40は、タイヤ周方向Dに沿う方向から見て略X字状に交差する第1のスポーク41及び第2のスポーク42を含むが、スポーク40はこれに限らず、タイヤ径方向Xに真っ直ぐ延びる板状の部分で構成されてよい。
スポーク40の板厚t及び板幅wは一定でなくてもよく、例えば内側環状部20から外側環状部30に向かうにつれて、板厚tがしだいに大きくなったり、板幅wがしだいに大きくなったりしてもよい。
1 非空気圧タイヤ
20 内側環状部
30 外側環状部
40 スポーク
40e1、40e2 長間隔側スポーク
40f1、40f2 短間隔側スポーク
41 第1のスポーク
42 第2のスポーク
412 第1の外側接続部(接続部)
422 外側接続部(接続部)
50 トレッド
D タイヤ周方向
E 長間隔領域
F 短間隔領域
G スポーク間間隔
Y タイヤ幅方向

Claims (7)

  1. 内側環状部と、
    前記内側環状部の外周側に同軸に配置される外側環状部と、
    前記内側環状部と前記外側環状部とを連結し、タイヤ周方向に沿って配列される複数のスポークと、
    前記外側環状部の外周面に設けられるトレッドと、を備える非空気圧タイヤであって、
    タイヤ周方向に隣接する前記スポークの間の間隔が不均一である、非空気圧タイヤ。
  2. 複数の前記スポークのそれぞれは、前記外側環状部に接続する接続部を有し、
    前記スポークの間の間隔は、タイヤ周方向に隣接する前記接続部の間の距離である、請求項1に記載の非空気圧タイヤ。
  3. 前記スポークの間の間隔は、第1間隔と、前記第1間隔よりも長い第2間隔の2つ以上あり、
    前記第1間隔と第2間隔とが周期的にならないように前記スポークが配置される、請求項1または2に記載の非空気圧タイヤ。
  4. JIS K7312:1996に準じて行う引張試験を行った際の10%伸び時の引張応力から算出される前記スポークの引張モジュラスが、3MPa以上12MPa以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の非空気圧タイヤ。
  5. タイヤ周方向において、相対的に、前記スポークの間の間隔が長い長間隔領域と、前記スポークの間の間隔が短い短間隔領域と、が存在し、
    前記スポークは、長間隔側スポークと、短間隔側スポークと、を含み、
    前記長間隔領域には、2つの前記スポークの間に少なくとも1つの前記長間隔側スポークが配置されており、
    前記短間隔領域には、2つの前記スポークの間に少なくとも1つの前記短間隔側スポークが配置されており、
    前記長間隔側スポークのタイヤ周方向の寸法は、前記短間隔側スポークのタイヤ周方向の寸法よりも大きい、請求項1~4のいずれか1項に記載の非空気圧タイヤ。
  6. タイヤ周方向において、相対的に、前記スポークの間の間隔が長い長間隔領域と、前記スポークの間の間隔が短い短間隔領域と、が存在し、
    前記スポークは、長間隔側スポークと、短間隔側スポークと、を含み、
    前記長間隔領域は、2つの前記スポークの間に少なくとも1つの前記長間隔側スポークが配置されており、
    前記短間隔領域は、2つの前記スポークの間に少なくとも1つの前記短間隔側スポークが配置されており、
    前記長間隔側スポークのタイヤ幅方向の寸法は、前記短間隔側スポークのタイヤ幅方向の寸法よりも大きい、請求項1~4のいずれか1項に記載の非空気圧タイヤ。
  7. 前記スポークは、
    タイヤ軸方向の一方側へ傾斜する第1のスポークと、
    前記第1のスポークとは反対側に傾斜する第2のスポークと、を含み、
    前記第1のスポークと前記第2のスポークとが、タイヤ周方向に交互に配置されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の非空気圧タイヤ。
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