JP2023080865A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】より適した冷却制御を行うことができる冷蔵庫を提供することである。【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、サーバと通信可能な冷蔵庫であって、冷却部と、制御指令取得部と、制御部とを備える。前記冷却部は、貯蔵室を冷却する。前記制御指令取得部は、前記冷蔵庫の過去の過去の運転情報または使用状況に基づいて前記サーバによって生成される前記冷蔵庫の制御指令を前記サーバから取得する。前記制御部は、前記制御指令取得部により取得される前記制御指令に基づいて前記冷却部を制御する制御モードを実行中において所定の条件が満たされる場合に、前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替える。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
サーバからの指示に基づいて圧縮機とファンとを制御する冷蔵庫が知られている。ところで、冷蔵庫は、より適した冷却制御を行うことができると望ましい。
特開2018-185079号公報
本発明が解決しようとする課題は、より適した冷却制御を行うことができる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、サーバと通信可能な冷蔵庫であって、冷却部と、制御指令取得部と、制御部とを備える。前記冷却部は、貯蔵室を冷却する。前記制御指令取得部は、前記冷蔵庫の過去の運転情報または使用状況に基づいて前記サーバによって生成される前記冷蔵庫の制御指令を前記サーバから取得する。前記制御部は、前記制御指令取得部により取得される前記制御指令に基づいて前記冷却部を制御する制御モードを実行中において所定の条件が満たされる場合に、前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替える。
実施形態の冷蔵庫システムの全体構成を示す図。 実施形態の冷蔵庫システムにおける基本的な処理の概要を示す図。 実施形態の冷蔵庫の概略構成を示す正面図。 実施形態の冷蔵庫の機能構成を示すブロック図。 実施形態のサーバの機能構成を示すブロック図。 実施形態の運転計画の一例を示す図。 実施形態の端末装置の機能構成を示すブロック図。 実施形態の制御装置の制御の流れを示すフローチャート。 実施形態の動作例を示すシーケンス図。 実施形態の動作例を示すシーケンス図。 実施形態の動作例を示すシーケンス図。 実施形態の動作例を示すシーケンス図。 実施形態の動作例を示すシーケンス図。 実施形態の端末装置の表示画面の一例を示す図。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。
(実施形態)
<1.冷蔵庫システム>
図1は、実施形態の冷蔵庫システム1の全体構成を示す図である。冷蔵庫システム1は、例えば、冷蔵庫100、サーバ200、および端末装置300を含む。なお、冷蔵庫100、サーバ200、および端末装置300のうち1つ以上は、冷蔵庫システム1の外部の構成として設けられてもよい。例えば、冷蔵庫100とサーバ200とによって冷蔵庫システム1の一例が構成されてもよいし、冷蔵庫100のみによって冷蔵庫システム1の一例が構成されてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
冷蔵庫100は、ユーザUの住居内に配置される。冷蔵庫100は、例えば、ユーザUの住居内に設置される無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。冷蔵庫100は、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信可能である。
サーバ200は、冷蔵庫100を管理する管理サーバである。サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。サーバ200は、「サーバシステム」と称されてもよい。サーバ200は、ネットワークNWを介して、冷蔵庫100または端末装置300と通信可能である。サーバ200は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。サーバ200は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータ(例えば無線ルータWR)などでもよい。
端末装置300は、冷蔵庫100のユーザUが使用する端末装置である。端末装置300は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置300は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータなどでもよいし、スマートスピーカのような音声対話装置などでもよい。
端末装置300は、例えば、種々の情報を表示可能な表示画面301aを含む表示装置301と、ユーザUの入力を受け付け可能な入力装置302とを有する。入力装置302は、例えば表示装置301の表示画面301aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置302は、端末装置300に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。端末装置300には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。以下では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。
本実施形態の冷蔵庫システム1は、ユーザUの冷蔵庫100の使用状況を学習し、冷蔵庫100の使用に関するユーザUの生活パターン(冷蔵庫100に関するユーザUの使用習慣)を推定し、推定した生活パターンに基づいて冷蔵庫100の運転モードを通常の冷却モードと省エネ(節電)に適した冷却モードとで切り替える。本実施形態では、上記生活パターンに基づく冷却モードの切替制御の様式を「学習制御モード」という。また、学習制御モードによる冷蔵庫100の運転を省エネ運転という。省エネ運転では、まず、サーバ200が、冷蔵庫100の使用に関するユーザUの生活パターンを学習して推定する。次に、サーバ200が、推定した生活パターンに基づいて冷蔵庫100の運転計画を生成する。そして、ユーザUによって学習制御モードが選択された場合、サーバ200が上記運転計画に基づいて冷蔵庫100に対して所定単位時間ごとに運転指示(制御指令)を送信する。運転指示は、例えば、冷蔵庫100の冷却モードについての指示である。本実施形態の冷蔵庫システム1では、省エネ運転において、省エネに適した2つの冷却モードが存在する。予め設定された設定温度に対して設定温度を高めに設定するエコ運転(第1特別運転)と、予め設定された設定温度に対して設定温度を低めに設定する予冷運転(第2特別運転)である。なお、第1特別運転と第2特別運転とを区別しない場合は、単に「特別運転」と称される。通常運転は、予め設定された設定温度に基づく運転である。
エコ運転は、例えば、ユーザUの生活パターンにおいて、冷蔵庫100の扉開閉回数の少ない時間帯(例えば扉開閉回数が1時間に5回以下の時間帯)が推定されて実施される。予冷運転は、例えば、ユーザUの生活パターンにおいて、冷蔵庫100の貯蔵室で大きな温度上昇(閾値を超える温度上昇)がある時間帯が推定されて実施される。予冷運転は、冷蔵庫100の貯蔵室で大きな温度上昇がある時間帯に対して事前に(例えば1時間前に)設定温度を低く設定し、予め冷やしこみを実施する運転である。予冷運転は、冷蔵庫100の貯蔵室の温度上昇のピークをカットすることで冷却効率(COP:Coefficient Of Performance)の低下を抑制する運転である。
次に、冷蔵庫システム1における基本的な処理の概要について説明する。
図2は、冷蔵庫システム1における基本的な処理の概要を示す図である。冷蔵庫システム1では、サーバ200が運転計画を生成するための情報として、冷蔵庫100から運転データを所定単位時間ごと(例えば1時間ごと)に取得する(S11)。運転データは、冷蔵庫100の所定単位時間ごとの扉開閉回数や貯蔵室の温度に関する情報を含む。サーバ200は、受信した運転データを蓄積し、例えば省エネ運転の実行日の過去1週間前と2週間前の情報に基づき、省エネ運転の運転計画を所定単位時間ごと(例えば1時間ごと)に生成する(S21)。運転計画は、最新の運転データに基づいて随時更新される。
一方、ユーザUは、端末装置300(家電管理アプリAPP)に対する操作に基づき学習制御モードをONに設定し、この設定が端末装置300からサーバ200経由で冷蔵庫100に指示される(S31、S22およびS12)。
サーバ200は、所定単位時間ごと(例えば1時間ごと)に、あるいは省エネ運転の切り替わりタイミングで、上記運転計画に応じた運転指示(制御指令)を冷蔵庫100に送る(S23)。冷蔵庫100は、サーバ200から受信する運転指示に基づき運転する(S13)。ただし、所定の条件が満たされる場合、冷蔵庫100は、サーバ200から指示されたエコ運転または予冷運転を、通常運転に変更して運転する。
また、冷蔵庫100は、運転指示の実行結果(運転実績ともいう)を定期的にサーバ200へ送信する(S14)。サーバ200は、冷蔵庫100から受信した実行結果(運転実績)のデータを蓄積する(S24)。実行結果は、例えば、運転指示に対して実際にどの冷却モード(エコ運転、通常運転または予冷運転のいずれの冷却モード)で運転されたのかという結果である。上記実行結果は、サーバ200から端末装置300に送信され、端末装置300の表示画面301aに表示される(S32)。
なお、上記のS11およびS21はユーザUが学習制御モードをONに設定していなくても動作する。S13およびS14とS23およびS24については、学習制御モードがONの場合に動作する。
以上のような基本動作において、もし、生活パターンを推定した結果と現実との間に乖離が発生した場合、そのままサーバ200側の運転指示で例えばエコ運転を継続してしまうと、頻繁な扉開閉で庫内が十分に冷えない状態になる可能性がある。そのため、本実施形態では、学習制御モードの実行中において所定の条件が満たされる場合、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100へ切り替えるようにする。
以下、本実施形態の構成および動作について詳細に説明する。
<2.冷蔵庫>
まず、冷蔵庫100について詳しく説明する。
図3は、冷蔵庫100の概略構成を示す正面図である。冷蔵庫100は、例えば、筐体10と、複数の扉20とを備えている。
筐体10は、断熱性を有し、矩形箱状に形成されている。筐体10の内部には、複数の貯蔵室30が設けられている。複数の貯蔵室30は、例えば、冷蔵室31、野菜室32、製氷室33、小冷凍室34、および主冷凍室35を含む。冷蔵室31および野菜室32は、冷蔵温度帯(例えば、1~4℃のプラス温度帯)の貯蔵室である。製氷室33、小冷凍室34、および主冷凍室35は、冷凍温度帯(例えば、-10~-20℃のマイナス温度帯)の貯蔵室である。
複数の貯蔵室30の開口は、複数の扉20によって開閉可能に閉じられる。複数の扉20は、冷蔵室31の開口を閉じる左右の冷蔵室扉21A,21B、野菜室32の開口を閉じる野菜室扉22、製氷室33の開口を閉じる製氷室扉23、小冷凍室34の開口を閉じる小冷凍室扉24、および主冷凍室35の開口を閉じる主冷凍室扉25を含む。以下では、左右の冷蔵室扉21A、21Bを区別しない場合、「冷蔵室扉21」と称する。
図4は、冷蔵庫100の機能構成を示すブロック図である。冷蔵庫100は、例えば、扉開閉検知センサ110、温度センサ120、冷却部130、通信部140、制御装置150、報知器170、および記憶部180を有する。
扉開閉検知センサ110は、扉20の開閉を検出するセンサである。扉開閉検知センサ110は、例えば、冷蔵室扉21の開閉を検出する冷蔵室扉センサ111、野菜室扉22の開閉を検出する野菜室扉センサ112、製氷室扉23の開閉を検出する製氷室扉センサ113、小冷凍室扉24の開閉を検出する小冷凍室扉センサ114、および主冷凍室扉25の開閉を検出する主冷凍室扉センサ115を含む。扉開閉検知センサ110の検出結果は、制御装置150に出力される。
温度センサ120は、貯蔵室30の温度(例えば貯蔵室30内の空気温度)を検出する温度センサである。温度センサ120は、例えば、冷蔵室31の温度を検出する冷蔵室温度センサ121、および主冷凍室35の温度を検出する主冷凍室温度センサ122を含む。温度センサ120の検出結果は、制御装置150に出力される。
冷却部130は、貯蔵室30を冷却する装置である。冷却部130は、例えば、第1冷却器131、第2冷却器132、圧縮機133、第1送風機134、および第2送風機135を含む。第1冷却器131は、冷蔵温度帯の貯蔵室30(冷蔵室31および野菜室32)に対応して配置されている。第2冷却器132は、冷凍温度帯の貯蔵室30(製氷室33、小冷凍室34、および主冷凍室35)に対応して配置されている。圧縮機133は、第1冷却器131および第2冷却器132に冷媒を供給する。第1送風機134は、第1冷却器131により冷却された冷気を冷蔵温度帯の貯蔵室30に供給する。第2送風機135は、第2冷却器132により冷却された冷気を冷凍温度帯の貯蔵室30に供給する。
通信部140は、例えば無線通信モジュールである。通信部140は、ユーザUの住居に配置された無線ルータWRおよびモデムMを介してサーバ200と通信可能である。通信部140は、当該通信部140とサーバ200との間の通信が途絶した場合および途絶が解消した場合、その旨を示す信号を制御部151に対して出力する。
報知器170は、操作パネルのLED(Light Emitting Diode)や、ディスプレイなどの表示装置、または音声対話装置などである。報知器170は、後述する報知部153の指示に基づきユーザUに向けて所定の情報を報知する。
制御装置150は、冷蔵庫100に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、制御装置150の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
制御装置150は、制御部151と、制御指令取得部152と、報知部153と、タイマ154と、記憶部155とを含む。
ここでは先に、記憶部155について説明する。記憶部155は、例えば揮発性メモリである。記憶部155に記憶された内容は、冷蔵庫100の電源がOFFにされた場合に消去される。記憶部155は、制御権1551と、制御指令1552とを記憶する。
制御権1551は、冷却部130に関する冷蔵庫100の制御権が、サーバ200にあるのか、あるいは、冷蔵庫100にあるのかを示す情報である。「サーバに制御権がある場合」とは、例えば、サーバ200からの運転指示などの制御指令に基づいて冷蔵庫100の制御(例えば冷却部130の制御)が行われる場合を広く意味する。すなわち、「サーバに制御権がある場合」とは、サーバ200からの制御指示のみに基づいて冷却部130の制御が行われる場合に限定されず、サーバ200からの制御指示と、冷蔵庫100で検出される情報(例えば温度センサ120により検出される情報)とに基づいて制御部151により冷却部120が制御される場合も含み得る。「サーバに制御権がある場合」とは、例えば、冷蔵庫100に設定された設定値よりも、サーバ200からの制御指示に含まれる設定値が優先される場合である。
一方で、「冷蔵庫に制御権がある場合」とは、例えば、サーバ200からの運転指示などの制御指令が無い場合、またはサーバ200からの運転指示などの制御指令はあるが、当該制御指令とは異なる基準(例えば冷蔵庫に予め設定された設定値)に基づいて冷蔵庫100の制御(例えば冷却部130の制御)が行われる場合である。「冷蔵庫に制御権がある場合」とは、例えば、サーバ200からの制御指示に含まれる設定値よりも、冷蔵庫100に設定された設定値が優先される場合である。
本実施形態では、学習制御モードがONに設定される場合において、制御権がサーバ200に設定されている場合、冷蔵庫100はサーバ200からの運転指示(制御指令)に基づいて冷却部130を制御する。一方、学習制御モードがONに設定されている場合でも、制御権が冷蔵庫100に設定されている場合には、冷蔵庫100はサーバ200の運転指示(制御指令)に基づかずに、学習制御モードがOFFに設定されるときと同様の基準(例えば冷蔵庫に予め設定された設定値)に基づいて冷却部130を制御する。
制御指令1552は、サーバ200から受信した冷蔵庫100の制御指令(例えば、サーバ200から最後に受信した制御指令、最新の制御指令)を示す情報である。制御指令は、冷却部130の運転に関する運転指示の内容を含む。また、制御指令1552は、サーバ200から最後に受信した制御指令の有効期間を示す情報を含む。有効期間は、例えば、制御指令の一部としてサーバ200から通知される。
制御部151は、冷蔵庫100の全体を統括的に制御する。例えば、制御部151は、各貯蔵室30の設定温度(目標温度)と温度センサ120の検出結果とに基づき冷却部130を制御することで、冷却部130により各貯蔵室30を冷却する。例えば、制御部151は、各貯蔵室30の設定温度(目標温度)と、温度センサ120により検出された温度との差分に基づくPID(Proportional-Integral-Differential)制御により冷却部130に含まれる圧縮機133、第1送風機134、または第2送風機135を制御する。
制御部151は、扉開閉検知センサ110の検出結果を、扉開閉情報181として記憶部180に記憶させる。扉開閉情報181は、所定単位時間(例えば1時間)ごとの扉開閉に関する情報を含む。例えば、扉開閉情報181は、所定単位時間ごとの扉開閉回数または扉開時間を示す。「扉開時間」とは、扉が開き状態にある時間の合計である。
制御部151は、温度センサ120の検出結果と予め設定された閾値とに基づき、各貯蔵室30で上記閾値を超える大きな温度上昇(例えば温度差として10℃を超える温度上昇)が生じたか否かを所定の周期で判定する。「大きな温度上昇」とは、例えば、貯蔵室30に温かい貯蔵物が収容された場合に生じる温度上昇である。制御部151は、ある貯蔵室30で大きな温度上昇が生じたと判定した場合、当該貯蔵室30で大きな温度上昇が生じたことを温度上昇情報182として記憶部180に記憶させる。温度上昇情報182は、所定単位時間(例えば1時間)ごとの貯蔵室30での大きな温度上昇の有無を含む。
制御部151は、タイマ154によって計測される所定単位時間(例えば1時間)ごとに、直近の所定単位時間における冷蔵庫100の運転情報または使用状況を示す情報(以下では「使用状態情報」と称する)をサーバ200に送信する。「運転情報」とは、例えば、冷却部130の駆動状態(圧縮機133の運転周波数、第1送風機134の回転速度、第2送風機135の回転速度など)の設定値または履歴を示す情報である。「使用状況」とは、例えば、冷蔵庫100の扉開閉に関する履歴(扉開閉回数または扉開時間などの履歴)、貯蔵室30の温度の履歴、または貯蔵室30における大きな温度上昇(閾値を超える温度上昇)の有無などである。「使用状況」は、例えば、冷蔵庫100で検出された情報(例えば、扉開閉検知センサ110や温度センサ120により検出された情報)を含む。本実施形態では、使用状態情報は、記憶部180に記憶された扉開閉情報181および温度上昇情報182を含む。
制御部151は、詳しくは後述する冷蔵庫100の特別運転の実行結果を、所定単位時間ごとにサーバ200に送信する。特別運転の実行結果は、例えば、所定単位時間(例えば1時間)ごとに、後述する通常運転、第1特別運転、または第2特別運転のいずれを実行したかを示す情報である。
制御指令取得部152は、通信部140を介して、サーバ200によって生成された冷蔵庫100の制御指令をサーバ200から取得する。冷蔵庫100の制御指令の一例は、冷蔵庫100の消費電力を低減させる特別運転の実行命令である運転指示である。本出願で「取得する」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置(例えばサーバ200)から送信される情報を受け身で受信することで取得する場合なども含む。なお、特別運転については、詳しく後述する。
制御指令取得部152は、例えば、サーバ200から取得した最新の制御指令を制御指令1552として記憶部155に記憶する。また、制御指令取得部152は、サーバ200から学習制御モードの設定変更についての指示を示す制御指令を取得した場合、学習制御モードのONまたはOFFの設定を、設定情報183として記憶部180に記憶する。
制御指令取得部152は、例えば、冷蔵庫100の電源が入れ直された後、またはサーバ200との通信途絶が解消された後、サーバ200に制御指令の送信を要求してもよい。例えばサーバ200からの制御指令の送信が所定単位時間ごとに固定されている場合は、制御指令取得部152は、最大で所定単位時間に亘り制御指令を受信できなくなる。このような場合、制御指令取得部152からサーバ200に制御指令を問い合わせることで、すぐに省エネ運転を再開することができる。制御部151は、学習制御モードがONに設定される場合、制御指令取得部152によりサーバ200から取得される制御指令に基づき冷却部130を制御する。例えば、制御部151は、上記制御指令として特別運転の実行命令を取得する場合、当該実行命令に基づき冷蔵庫100の特別運転を行う。
本実施形態では、制御部151は、制御指令取得部152により取得される制御指令に基づいて冷却部130を制御する学習制御モードを実行可能であり、学習制御モードの実行中に所定の条件が満たされる場合に、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える。ここで、制御指令取得部152が取得する制御指令は、冷蔵庫100の過去の運転情報または使用状況に基づいてサーバ200によって生成される。このような構成によれは、例えば、サーバ200で冷蔵庫100の過去の運転情報もしくは使用状況に基づいて冷蔵庫100に関するユーザUの使用習慣を推定し、ユーザUの使用習慣に応じた制御指令に基づいて冷蔵庫100を制御する学習制御モードを有した冷蔵庫システム1において、特定の条件下では、サーバ200と冷蔵庫100との間で制御権を切り替えることができる。これにより、推定した使用習慣と現実に乖離が発生した場合、現実に即した運転を実施することができる。
本実施形態では、制御部151は、上記所定の条件が満たされるか否かを冷蔵庫100側で判定し、冷蔵庫100側で上記所定の条件が満たされると判定される場合、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える。このような構成によれば、冷却の制御権の切り替えを冷蔵庫100側で判定することができる。すなわち、現実に即した運転が可能な冷蔵庫100側で判定を行うことができる。特に無線接続の環境下においては、無線切断時でも冷蔵庫100側で判定することができる。
本実施形態では、制御部151は、例えば、冷蔵庫100の直近の運転情報または使用状況に基づき、上記所定の条件が満たされるか否かを判定する。このような構成によれば、冷却の制御権の切り替えを冷蔵庫100の実際の状態に応じて実施することで、冷蔵庫100に関するユーザUの使用習慣の推定が間違っていても、現実の状態に沿って制御権の切り替えることで、臨機応変に対応することができる。
本実施形態では、制御部151は、冷蔵庫100に設定された設定値に基づき冷却部130を制御する通常制御モードと、冷蔵庫100の過去の運転情報または使用状況に基づき学習が行われたサーバ200から取得される制御指令に基づいて冷却部130を制御する学習制御モードとで冷却部130を制御可能である。制御部151は、例えば、冷蔵庫100の操作パネルまたは端末装置300に対するユーザの操作に基づき、通常制御モードの設定と学習制御モードの設定とを切り替え可能である。制御部151は、学習制御モードが設定された状態で上記所定の条件が満たされて冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える場合、学習制御モードの設定を継続しつつ、通常制御モードと同じ内容で冷却部130を制御する。すなわち、制御部151は、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える場合でも、制御モードの切り替えは行わず、上記所定の条件が満たされる状態が解消される場合に、学習制御モードによる制御を再開させる。このような構成によれば、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える場合でも、学習制御モードの設定OFF時と同様の動きとすることで、イレギュラーが発生しても、冷蔵庫100としての冷却性能を確保することができる。また、ユーザUが任意で設定しているモード(学習制御モード)を勝手にOFFする必要もなくなる。
報知部153は、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える場合、冷蔵庫100の制御権を切り替えることを報知する。例えば、報知部153は、通信部140を介してサーバ200と通信を行い、サーバ200を介して端末装置300に報知用の情報(制御権の切り替えが行われたことを示す情報)を出力したり、冷蔵庫100の報知器170を通じて報知したりする。報知部153が設けられていると、ユーザUは、生活パターンが異なった箇所を把握でき、扉開閉回数が多い場合には自身で改善することができる。
記憶部180は、各種情報を記憶する機能部である。記憶部180は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、またはSSD(Solid State Drove)などの組み合わせにより実現される。記憶部180は、扉開閉情報181、温度上昇情報182、および設定情報183を記憶する。
<3.サーバ>
次に、サーバ200について詳しく説明する。
図5は、サーバ200の機能構成を示すブロック図である。サーバ200は、例えば、情報取得部210、運転計画生成部220、制御指令出力部230、情報出力部240、報知部250、および記憶部280を有する。
情報取得部210、運転計画生成部220、制御指令出力部230、情報出力部240、および報知部250は、サーバ200に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。また、これら機能部のうち1つ以上は、サーバ200に代えて、端末装置300または冷蔵庫100に設けられてもよい。
情報取得部210は、冷蔵庫100から送信される使用状態情報を含む運転データを取得する。情報取得部210は、冷蔵庫100から取得される使用状態情報を、使用状態蓄積情報281の一部として記憶部280に記憶させる。また、情報取得部210は、冷蔵庫100から送信される特別運転の実行結果を示す情報を取得する。情報取得部210は、冷蔵庫100から取得される特別運転の実行結果を示す情報を、実行結果蓄積情報282の一部として記憶部280に記憶させる。
運転計画生成部220は、使用状態蓄積情報281に含まれる所定期間(例えば過去2週間)の使用状態情報に基づきユーザUの生活パターン(冷蔵庫100に関するユーザUの使用習慣)を分析し、ユーザUの生活パターンに応じた冷蔵庫100の運転計画を生成する。言い換えると、運転計画生成部220は、ユーザUによる冷蔵庫100の使用習慣を学習する学習機能部である。本出願で「学習」とは、新しい情報に基づき過去の決定内容を更新することを広く意味する。
本実施形態では、運転計画生成部220は、過去2週間の同じ曜日の使用状態情報に基づき、次回の同じ曜日の運転計画を生成する。例えば、運転計画生成部220は、前回及び前々回の月曜日の使用状態情報に基づき、次回の月曜日の運転計画を生成する。火曜日から日曜日についても同様である。
本実施形態では、冷蔵庫100の運転計画は、冷蔵庫100が通常運転を実行する時間帯と、冷蔵庫100が特別運転を実行する時間帯とを規定した計画である。特別運転は、冷蔵庫100の消費電力を低減させる運転である。本実施形態では、特別運転は、第1特別運転(エコ運転)と、第2特別運転(予冷運転)とを含む。なお以下では、扉開閉回数に基づき第1特別運転が実行される例について説明する。これに代えて/加えて、扉開時間に基づき第1特別運転が実行されてもよい。
上述したように、通常運転は、例えば、冷蔵庫100の初期設定で設定された運転である。例えば、通常運転は、ユーザUによって冷蔵庫100が使用される(例えば扉20が開閉される)ことを前提とした運転である。すなわち、通常運転は、扉20が開閉された場合でも貯蔵室30の温度上昇を一定以下に抑えることができるように、ある程度低めの設定温度(目標温度)が設定された運転である。通常運転は、上述した通常制御モードと同じ内容の運転である。
第1特別運転(エコ運転)は、扉20の開閉回数が少ないと推定される時間帯に貯蔵室30の設定温度(目標温度)を通常運転と比べて高め、冷却部130の運転を抑制することで冷蔵庫100の消費電力を低減させる運転である。例えば、第1特別運転は、通常運転と比べて貯蔵室30の設定温度を1℃または2℃高めることで、圧縮機133の運転周波数、第1送風機134の回転速度、または第2送風機135の回転速度を低下させる運転である。
本実施形態では、運転計画生成部220は、過去2週間の同じ曜日の同じ時間帯において、所定単位時間(例えば1時間)における扉20の扉開閉回数が所定回数以下(例えば5回以下)である場合に、次回の同じ曜日の同じ時間帯に第1特別運転を実行する。一方で、運転計画生成部220は、過去2週間の同じ曜日の同じ時間帯において、上記所定単位時間における扉20の扉開閉回数が上記所定回数を超える日がある場合、次回の同じ曜日の同じ時間帯には第1特別運転を実行せず、通常運転を行う。
なお、扉20の扉開閉回数とは、例えば、冷蔵庫100に含まれる全ての扉20(冷蔵室扉21、野菜室扉22、製氷室扉23、小冷凍室扉24、および主冷凍室扉25)の扉開閉回数の合計値である。これに代えて、扉20の扉開閉回数とは、代表的な特定の扉(例えば、冷蔵室扉21、野菜室扉22、および主冷凍室扉25)の扉開閉回数の合計値でもよい。
第2特別運転(予冷運転)は、貯蔵室30で大きな温度上昇(閾値を超える温度上昇)が予想される場合に、貯蔵室30の温度を事前に低下させておく(いわゆる冷やし込みを行う)ことで、貯蔵室30の温度上昇のピークをカットすることで冷却効率(COP)の低下を抑制し、冷蔵庫100の消費電力を低減させる運転である。例えば、第2特別運転は、特定の貯蔵室30で大きな温度上昇があることが推定される所定単位時間に対して、当該所定単位時間およびその直前の所定単位時間に上記特定の貯蔵室30の設定温度(目標温度)を通常運転と比べて低く設定し、上記特定の貯蔵室30の温度を事前に低下させる運転である。例えば、第2特別運転は、通常運転と比べて貯蔵室30の設定温度を1℃または2℃低下させることで、圧縮機133の運転周波数、第1送風機134の回転速度、または第2送風機135の回転速度を増加させる。
本実施形態では、運転計画生成部220は、過去2週間の同じ曜日の同じ時間帯において、貯蔵室30で大きな温度上昇が検出された場合に、次回の同じ曜日の同じ時間帯およびその直前の時間帯に、第2特別運転を実行する。一方で、運転計画生成部220は、過去2週間の同じ曜日の同じ時間帯において、貯蔵室30で大きな温度上昇が検出されない日がある場合、次回の同じ曜日では第2特別運転を行わず、通常運転または第1特別運転を行う。
本実施形態では、冷蔵庫100の運転計画は、所定単位時間ごと(例えば1時間ごと)に、通常運転、第1特別運転、または第2特別運転のいずれを行うかを規定した計画である。なお、運転計画生成部220は、同じ時間帯において、第1特別運転の実行予定と、第2特別運転の実行予定とが重なる場合、第2特別運転を優先して設定する。
図6は、運転計画生成部220により作成される運転計画の一例を示す図である。図6に示す例は、前回および前々回の月曜日の使用状況情報に基づき、次回の月曜日の運転計画が生成される場合を示す。
図6中に示す例では、(A)0時から6時までの各時間帯は、前回および前々回の月曜日の扉開閉回数が所定回数以下であり、且つ、大きな温度上昇も検出されていないため、次回の月曜日の運転計画として第1特別運転の実施時間帯として割り当てられる。(B)6時から8時までの各時間帯は、前回および前々回の月曜日において7時から8時の間に大きな温度上昇が検出されているため、次回の月曜日の運転計画として第2特別運転の実施時間帯として割り当てられる。(C)8時から9時までの時間帯は、前回および前々回の月曜日において、大きな温度上昇は検出されていないが、扉開閉回数が所定回数以上の日があるため、次回の月曜日の運転計画として通常運転の実施時間帯として割り当てられる。(D)9時から11時までの各時間帯は、前回および前々回の月曜日の扉開閉回数が所定回数以下であり、且つ、大きな温度上昇も検出されていないため、次回の月曜日の運転計画として第1特別運転の実施時間帯として割り当てられる。
制御指令出力部230は、運転計画生成部220により生成された運転計画に応じた制御指令を、冷蔵庫100に送信する。例えば、制御指令出力部230は、所定単位時間ごと(例えば1時間ごと)に、次の所定単位時間に関する制御指令を冷蔵庫100に送信する。あるいは、制御指令出力部230は、冷蔵庫100(制御指令取得部152)からの問い合わせに応じてその時点で有効な制御指令を冷蔵庫100に送信する。本実施形態では、制御指令は、通常運転の実行命令である運転指令、第1特別運転の実行命令である運転指令、または第2特別運転の実行命令である運転指令のいずれかを含む。
情報出力部240は、端末装置300の表示画面301aに表示させる情報(以下「表示情報」と称する)を生成し、生成した表示情報を端末装置300に送信する。表示情報は、使用状態蓄積情報281に含まれる使用状態情報、および実行結果蓄積情報282に含まれる特別運転の実行結果を含む。
報知部250は、冷蔵庫100の制御権がサーバ200から冷蔵庫100に切り替えられ、制御権が切り替えられたことを示す情報を冷蔵庫100から受信する場合、制御権が切り替えられたことを示す情報を端末装置300に転送する。また、報知部250は、例えば、サーバ200と冷蔵庫100との間に通信途絶が生じ、当該通信途絶が所定時間以上に亘る場合、冷蔵庫100の制御権がサーバ200から冷蔵庫100に切り替えられたことを示す情報を端末装置300に送信する。
記憶部280は、RAM、ROM、EEPROM、またはSSDなどの組み合わせにより実現される。記憶部280は、使用状態蓄積情報281を記憶する。
<4.端末装置>
次に、端末装置300について詳しく説明する。
図7は、端末装置300の機能構成を示すブロック図である。端末装置300は、例えば、情報取得部310、操作受付部320、表示制御部330、および記憶部380を有する。情報取得部310、操作受付部320、および表示制御部330は、端末装置300に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがアプリケーションプログラムPを実行することにより実現される。言い換えると、情報取得部310、操作受付部320、および表示制御部330は、家電管理アプリAPPに含まれるソフトウェア機能部である。
情報取得部310は、家電管理アプリAPPに関連してサーバ200から受信する情報を取得する。例えば、情報取得部310は、サーバ200により生成された表示情報をサーバ200から取得する。
操作受付部320は、家電管理アプリAPPに関連して入力装置302に対して行われるユーザUの操作を受け付ける。例えば、操作受付部320は、通常制御モードの設定と、学習制御モードの設定とを切り替えるユーザUの操作を受け付ける。
表示制御部330は、端末装置300の表示装置301を制御することで、表示装置301の表示画面301aに表示される内容を制御する。例えば、表示制御部330は、情報取得部310により取得される表示情報を表示画面301aに表示させる。
記憶部380は、RAM、ROM、EEPROM、またはSSDなどの組み合わせにより実現される。記憶部380は、アプリケーションプログラムPを記憶する。
<5.制御の流れ>
次に、制御の流れについて説明する。
図8は、制御装置150の制御の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理は、制御部151によって所定の周期で繰り返し実行される。図8に示す処理が開始されると、制御部151は、学習制御モードがONに設定されているか否かを判定する(S101)。学習制御モードがONに設定されている場合(S101:YES)、制御部151は、有効な(有効期間内の)制御指令が取得されているか否かを判定する(S102)。有効な制御指令が取得されている場合(S102:YES)、制御部151は、温度上昇が発生したか否かを判定する(S103)。温度上昇が発生していない場合(S103:NO)、制御部151は、後述する時間限定の制御権が冷蔵庫100に設定されているか否かを判定する(S104)。時間限定の制御権が冷蔵庫100に設定されていない場合(S104:NO)、制御部151は、所定時間以内に所定回数以上(例えば1時間以内に6回以上)の扉開閉があったか否かを判定する(S105)。所定時間以内に所定回数以上の扉開閉がなかった場合(S105:NO)、制御部151は、サーバ200と冷蔵庫100との間の通信が途絶している否かを判定する(S106)。通信が途絶していない場合(S106:NO)、制御部151は、サーバ200に制御権を設定し(あるいは設定したままとし)(S107)、サーバ200からの制御指令に基づく制御を実行し(あるいは実行中の制御指令に基づく制御を継続し)(S108)、図8に示す処理を終了する。
一方、学習制御モードがONに設定されていない場合(S101:NO)、有効な運転指示が取得されていない場合(S102:NO)、温度上昇が発生していた場合(S103:YES)、制御部151は、冷蔵庫100に制御権を設定し(あるいは設定したままとし)(S113)、学習モードOFF時の制御を実行し(あるいは実行中の学習モードOFF時の制御を継続し)(S114)、図8に示す処理を終了する。
また、所定時間以内に所定回数以上の扉開閉があった場合(S105:YES)、制御部151は、冷蔵庫100に時間限定で制御権(例えば1時間限定の制御権)を設定し(あるいは設定したままとし)(S109)、学習モードOFF時の制御を実行し(あるいは実行中の学習モードOFF時の制御を継続し)(S110)、図8に示す処理を終了する。
また、時間限定の制御権が設定されていた場合(S104:YES)、制御部151は、限定された時間が経過したか否かを判定する(S111)。限定された時間が経過した場合(S111:YES)、制御部151は、S105の判定処理を実行する。限定された時間が経過していない場合(S111:NO)、制御部151は、実行中の学習モードOFF時の制御を継続し(S110)、図8に示す処理を終了する。
また、通信が途絶していた場合(S106:YES)、制御部151は、サーバ200から受信した最後の制御指令の期間が終了していたか否かを判定する(S112)。最後の制御指令の期間が終了していた場合(S112:YES)、制御部151は、冷蔵庫100に制御権を設定し(あるいは設定したままとし)(S113)、学習モードOFF時の制御を実行し(あるいは実行中の学習モードOFF時の制御を継続し)(S114)、図8に示す処理を終了する。最後の運転指示の期間が終了していなかった場合(S112:NO)、制御部151は、サーバ200に制御権を設定し(あるいは設定したままとし)(S107)、運転指示に基づく制御を実行し(あるいは実行中の運転指示に基づく制御を継続し)(S108)、図8に示す処理を終了する。
<6.動作例>
次に、図9から図12を参照して、動作例について説明する。なお、図9から図12に示す例は図8に示すフロー図に従った動作である。図13に示す例は図8に示すフロー図と異なり、運転指示が無い場合(S102:NO)に、制御指令取得部152がサーバ200へ運転指示を問い合わせる処理が追加された場合の動作である。図9から図13に示す例では、制御指令が所定単位時間(例えば1時間)ごとにサーバ200から冷蔵庫100へ送信される。また、各制御指令の有効期間は上記所定単位時間(例えば1時間)である。また、図9から図13に示す例では、学習モードOFF時の制御を「通常運転」と記載している。また、冷蔵庫100に制御権がある場合を「冷蔵庫判断」と記載し、サーバ200に制御権がある場合を「サーバ指示」と記載している。
(動作例1)
図9は、所定時間以内に所定回数以上の扉開閉が発生し、制御権が時間限定で冷蔵庫100に設定される例を示す。なお、図9に示す例では、所定時間を60分、所定回数を6回、制御権が冷蔵庫100側に移る時間限定の時間を60分としている。図9に示す例では、サーバ200から0時、1時、…、10時と繰り返しエコ運転指示が送信される(S201、S202、S203)。そして、10時30分に60分以内に6回以上の扉開閉が発生する(S121)。ここで、制御権が冷蔵庫100に切り替えられ、通常運転が実施される(S122)。その後、11時にサーバ200からエコ運転指示が送信される(S204)。この場合、10時30分に制御権が切り替わった後(S122)、60分後の11時30分までは制御権が冷蔵庫100に設定され、11時30分に通常運転が終了し(S123)、その後、制御権がサーバ200に切り替えられ、11時のエコ運転指示に基づきエコ運転が実施される(S124)。その後、12時にサーバ200からエコ運転指示が送信される(S205)。この場合、12時のエコ運転指示に基づきエコ運転が引き続き実施される。
すなわち、本動作例では、サーバ200は、冷蔵庫100の過去の運転情報または使用状況に基づいて冷蔵庫100に関するユーザUの使用習慣を推定し、推定した使用習慣において冷蔵庫100が第1状態(例えば扉開閉が所定時間以内に所定回数以上)になる第1時間帯に対応して第1制御指令(通常運転指示)を冷蔵庫100に送信し、推定した使用習慣において冷蔵庫100が第2状態(例えば扉開閉が所定時間以内に所定回数未満)になる第2時間帯に対応して第2制御指令(エコ運転指示)を冷蔵庫100に送信する。上記第2状態は、上記第1状態と比べて貯蔵室30の空気温度が安定した状態である。冷蔵庫100の制御部151は、上記所定の条件として、上記第2時間帯における冷蔵庫100の実際の状態(例えば実際の扉開閉回数)が上記第2状態とは異なる場合に、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える。このような構成によれば、推定されたユーザUの使用習慣と実際の状況とが乖離した場合でも、現実に即した運転(冷蔵庫100としての通常運転)を行うことができ、臨機応変な制御を実施できる。
本動作例では、サーバ200は、冷蔵庫100の過去の運転情報または使用状況に基づいて冷蔵庫100の使用習慣を推定し、推定した使用習慣に応じた制御指令を所定単位時間(例えば1時間)ごと送信する。冷蔵庫100の制御部151は、上記所定の条件が満たされて冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替えた場合、上記所定の条件が満たされてから所定時間(例えば1時間)が経過する前にサーバ200から再び制御指令が取得されても(例えば11:00にエコ運転指示を受信しても)、少なくとも上記所定時間が経過するまでの間は、冷蔵庫100側に制御権を持たせて、冷蔵庫100に設定された設定値に基づき冷却部130を制御する。このような構成によれば、推定した使用習慣とは異なる状況が生じている場合に、現実に即した運転(冷蔵庫100としての通常運転)を行うことができる。
本動作例では、冷蔵庫100の制御部151は、上記所定の条件が満たされて冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替えた後にサーバ200から再び制御指令が取得される場合(例えば11:00にエコ運転指示を受信する場合)、取得された制御指令を記憶部155に記憶させ、上記所定の条件が満たされる状態が解消されてサーバ200による冷蔵庫100の制御を再開させる場合(例えば11:30の場合)、所定単位時間ごとにサーバ200から受信する制御指令を次に取得するまでの間(例えば11:30から12:00の間)は記憶部155に記憶させた制御指令(例えば11:00に受信した制御指令)に基づいて冷却部130を制御する。このような構成によれば、冷蔵庫100の制御を再開させる度に冷蔵庫100からサーバ200に問い合わせが発生することを抑制することができ、サーバ200の負担を軽減することができる。
(動作例2)
図10は、冷蔵庫100で温度上昇が発生および解消した例を示す。なお、図10に示す例では、温度上昇の閾値を10℃としている。図10に示す例では、サーバ200から0時、1時、…、10時と繰り返しエコ運転指示が送信される(S201、S202、S203)。そして、10時30分に閾値を超える温度上昇が発生する(S131)。ここで、制御権が冷蔵庫100に切り替えられ、通常運転が実施される(S132)。その後、11時にサーバ200からエコ運転指示が送信される(S204)。その後、11時45分に温度上昇が解消されると(S133)、制御権がサーバ200に切り替えられ、11時のエコ運転指示に基づきエコ運転が実施される(S134)。その後、12時にサーバ200からエコ運転指示が送信される(S205)。この場合、12時のエコ運転指示に基づきエコ運転が引き続き実施される。
S134の動作は、例えば、動作例1のS124の動作と同様に、サーバ200から受信する制御指令を次に取得するまでの間(すなわち、11:45から12:00の間)は記憶部155に記憶させた制御指令(例えば11:00に受信した制御指令)に基づいて冷却部130を制御する。
(動作例3)
図11は、通信途絶(無線切断ともいう)が発生した例を示す。図11に示す例では、サーバ200から0時、1時、…、10時と繰り返しエコ運転指示が送信される(S201、S202、S203)。そして、10時30分に無線切断が発生する(S141)。この場合、10時のエコ運転指示の有効期間が11時までなので、エコ運転が11時まで継続し、11時で終了する(S142)。そして、11時の段階で無線切断が解消していない場合、制御権が冷蔵庫100に切り替えられ、通常運転が実施される(S143)。
すなわち、本動作例では、冷蔵庫100の制御部151は、上記所定の条件としてサーバ200と冷蔵庫100との間で通信途絶が生じる場合、サーバ200から最後に取得された制御指令(例えば10時のエコ運転指示)に対応する時間分に亘り上記制御指令に基づく冷却部130の制御を継続し、その後、通信途絶が解消していない場合に冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替える。なお、制御部151は、最後に取得された制御指令に対応する時間分(有効期間)に代えて、通信途絶が生じた時間から一定時間(例えば30分)に亘り上記制御指令に基づく冷却部130の制御を継続してもよい。これら構成によれば、電子レンジなどの使用による一時的な通信途絶が生じた場合に、制御権を即時に切り替えは実施せず、最後に受信された制御指令に基づいてしばらく運転を継続することで、不要な動作を抑制することができる。
(動作例4)
図12は、電源OFFと電源ONが発生した例を示す。図12に示す例では、サーバ200から0時、1時、…、10時と繰り返しエコ運転指示が送信される(S201、S202、S203)。そして、10時30分に冷蔵庫100の電源がOFFされ(S151)、10時45分に電源がONされ、無線接続が完了する(S152)。ここでは、電源が入れ直された場合の初期設定として制御権が冷蔵庫100に設定され、通常運転が実施される(S153)。その後、11時にサーバ200からエコ運転指示が送信される(S204)。この場合、その後、制御権がサーバ200に切り替えられ、11時のエコ運転指示に基づきエコ運転が実施される(S154)。
すなわち、本動作例では、冷蔵庫100の制御部151は、上記所定の条件として冷蔵庫100の電源が入れ直される場合、冷蔵庫100の制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替え、その後、サーバ200から制御指令が再び取得されるまでの間は、冷蔵庫100側に制御権を持たせて、冷蔵庫100に設定された設定値に基づき冷却部130を制御する。このような構成によれば、冷蔵庫100の電源がON/OFFされるような通常と異なる状況が生じている場合に、現実に即した運転(冷蔵庫100としての通常運転)を行うことができる。
(動作例5)
図13は、電源OFFと電源ONが発生し、さらに電源ON後に制御指令取得部152がサーバ200へ運転指示を問い合わせる例を示す。図13に示す例では、サーバ200から0時、1時、…、10時と繰り返しエコ運転指示が送信される(S201、S202、S203)。そして、10時30分に冷蔵庫100の電源がOFFし(S161)、10時45分に電源がONし、無線接続が完了する(S162)。ここで制御指令取得部152がサーバ200へ運転指示を問い合わせる(S163)。次に、サーバ200が問い合わせに対してエコ運転指示を送信する(S205)。その後、制御権がサーバ200に切り替えられ、問い合わせに応じて送信されたエコ運転指示に基づきエコ運転が実施される(S164)。
なお、動作例4または動作例5の変形例として、制御部151は、時刻情報を参照可能である場合、電源OFF前の時刻と電源ON後の時刻との差分値に応じて、動作を変えてもよい。すなわち、上記差分値が所定値未満(短時間しか電源が切られていない場合)、電源OFF前に受信した制御指令に基づき、電源ON後の制御を行ってもよい。一方で、上記差分値が所定値以上(長時間に亘り電源が切られている場合)、電源ON後の制御については、制御権をサーバ200から冷蔵庫100に切り替え、冷蔵庫100の設定値に基づく制御を行ってもよく、電源ON後にサーバ200に問い合わせを行ってもよい。
<7.端末装置による報知例>
次に、端末装置300の表示内容について説明する。
図14は、端末装置300の表示画面301aに表示される表示情報の一例であり、冷蔵庫100の節電実績を示す節電実績表示画面D1の一例を示す図である。図14は、例えば、2021年5月17日の10時の時点で表示される画面である。なお図14中に示される符号301aで示す鎖線の黒枠は、表示装置301の表示画面301aに1度に表示される内容を示す。
節電実績表示画面D1は、当日未明から現在までに実施された運転の種類を表示する。例えば、運転の種類は、時系列上のタイムバー401により表示される。タイムバー401は、例えば、色分けなどにより各所定単位時間に行われた運転の種類を示す。図14に示す例では、0時から3時まで第1特別運転(エコ運転)が行われ、3時から6時までは通信途絶(オフライン)のためデータが存在せず、6時から7時まで第2特別運転(予冷運転)が行われ、7時から8時まで通常運転が行われ、8時から10時まで第1特別運転(エコ運転)が行われた場合である。
節電実績表示画面D1は、タイムバー401の時系列に関連付けて、特別表示402を表示させる。特別表示402は、冷蔵庫100の制御権がサーバ200から冷蔵庫100に切り替えられたことを示す表示である。この例では、特別表示402は、通信途絶によって冷蔵庫100の制御権が切り替えられた時刻に対応付けて表示される。特別表示402は、例えば、冷蔵庫100の報知部153またはサーバ200の報知部250から受信する情報に基づいて表示される。なお、通信途絶以外の上述した所定の条件が満たされることで制御権が切り替えられる場合も、同様の特別表示402が表示される。これにより、制御権が切り替えられたことをユーザUが容易に知ることができる。
以上のように本実施形態によれば、冷蔵庫100側のリアルタイムでの使用状況に応じて、生活パターンを基に運転指示しているサーバ200から冷蔵庫100に冷却の制御権を切り替えることで、生活パターンの予測結果が外れてしまっても、現実に即した運転(冷蔵庫としての通常運転)を行うことができ、臨機応変な制御を実施することができる。よって、本実施形態によれば、より適した冷却制御を行うことができる冷蔵庫を提供することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、冷蔵庫は、所定の条件が満たされる場合に、冷蔵庫の制御権をサーバから冷蔵庫に切り替える制御部を有することにより、より適した冷却制御を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫システム、10…筐体、20…扉、100…冷蔵庫、150…制御装置、151…制御部、152…制御指令取得部、153…報知部、200…サーバ、300…端末装置。

Claims (10)

  1. サーバと通信可能な冷蔵庫であって、
    貯蔵室を冷却する冷却部と、
    前記冷蔵庫の過去の運転情報または使用状況に基づいて前記サーバによって生成される前記冷蔵庫の制御指令を前記サーバから取得する制御指令取得部と、
    前記制御指令取得部により取得される前記制御指令に基づいて前記冷却部を制御する制御モードを実行中において所定の条件が満たされる場合に、前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替える制御部と、
    を備えた冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、前記所定の条件が満たされるか否かを前記冷蔵庫側で判定し、前記冷蔵庫側で前記所定の条件が満たされると判定される場合、前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替える、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記冷蔵庫の直近の運転情報または使用状況に基づき、前記所定の条件が満たされるか否かを判定する、
    請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記サーバは、前記冷蔵庫の過去の運転情報または使用状況に基づいて前記冷蔵庫に関するユーザの使用習慣を推定し、推定した前記使用習慣において前記冷蔵庫が第1状態になる第1時間帯に対応して前記制御指令として第1制御指令を送信し、前記使用習慣において前記冷蔵庫が第2状態になる第2時間帯に対応して前記制御指令として前記第1制御指令とは異なる第2制御指令を送信し、
    前記第2状態は、前記第1状態と比べて前記貯蔵室の空気温度が安定した状態であり、
    前記所定の条件は、前記第2時間帯における前記冷蔵庫の実際の状態が前記第2状態とは異なることである、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記サーバは、前記冷蔵庫の過去の運転情報または使用状況に基づいて前記冷蔵庫の使用習慣を推定し、推定した前記使用習慣に応じた前記制御指令を所定単位時間ごと送信し、
    前記制御部は、前記所定の条件が満たされて前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替えた場合、前記所定の条件が満たされてから所定時間が経過する前に前記サーバから再び前記制御指令が取得されても、少なくとも前記所定時間が経過するまでの間は前記冷蔵庫に設定された設定値に基づき前記冷却部を制御する、
    請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記所定の条件が満たされて前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替えた後に前記サーバから再び前記制御指令が取得される場合、取得された前記制御指令を前記記憶部に記憶させ、前記所定の条件が満たされる状態が解消されて前記サーバによる前記冷蔵庫の制御を再開させる場合、前記所定単位時間ごとに前記サーバから受信する前記制御指令を次に取得するまでの間は前記記憶部に記憶させた前記制御指令に基づいて前記冷却部を制御する、
    請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記所定の条件は、前記サーバと前記冷蔵庫との間で通信途絶が生じることであり、
    前記制御部は、前記所定の条件が満たされる場合、前記サーバから最後に取得された前記制御指令に対応する時間分または一定時間に亘り前記制御指令に基づく前記冷却部の制御を継続し、その後、前記通信途絶が解消していない場合に前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替える、
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記所定の条件は、前記冷蔵庫の電源が入れ直されることであり、
    前記制御部は、前記所定の条件が満たされる場合、前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替え、その後、前記サーバから前記制御指令が再び取得されるまでの間は前記冷蔵庫に設定された設定値に基づき前記冷却部を制御する、
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記制御部は、前記冷蔵庫に設定された設定値に基づき前記冷却部を制御する通常制御モードと、前記冷蔵庫の過去の運転情報または使用状況に基づき学習が行われた前記サーバから取得される前記制御指令に基づいて前記冷却部を制御する学習制御モードとで前記冷却部を制御可能であるとともに、前記通常制御モードの設定と前記学習制御モードの設定とを切り替え可能であり、
    前記制御部は、前記学習制御モードが設定された状態で前記所定の条件が満たされて前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替えた後、前記学習制御モードの設定を継続しつつ、前記通常制御モードと同じ内容で前記冷却部を制御する、
    請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記冷蔵庫の制御権を前記サーバから前記冷蔵庫に切り替えた場合、前記冷蔵庫の制御権を切り替えたことを報知する報知部をさらに備える、
    請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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