JP2023080715A - 作業車両 - Google Patents

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直之 大田
Naoyuki Ota
尚尋 福山
Naohiro Fukuyama
真司 大久保
Shinji Okubo
憲司 足立
Kenji Adachi
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】エンジンコントロールユニットを熱の影響から保護することを課題とする。【解決手段】エンジンコントロールユニット(100)を搭載した作業車両であって、エンジンルーム(58)内にラジエータ(59)を挟んでエンジン(E)とは反対側の空間にエンジンコントロールユニット(100)を設け、前記エンジン(E)上方のボンネット(62)に開閉窓(62a)を設ける構成とする。また、前記エンジンコントロールユニット(100)を冷却する第1ファン(65)を設ける構成とする。また、エンジン(E)周辺の熱を機外へ排熱する第2ファン(66)を設ける構成とする。【選択図】図6

Description

この発明は、エンジンを制御するエンジンコントロールユニットを搭載した作業車両に関する。
エンジンルーム内において、ラジエータを挟んでエンジンとは反対側の空間にエンジンコントロールユニットが配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2019-209953号公報
前述のような技術では、エンジン停止後にエンジンの熱がエンジンコントロールユニットに伝わってしまう。特に高負荷運転後においては、エンジンが高温状態になっているため、エンジンコントロールユニットがエンジンからの高温の熱の影響を受けて故障することがあった。
本発明の課題は、前述のような不具合を解消する作業車両を提供することである。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、エンジンコントロールユニット(100)を搭載した作業車両であって、エンジンルーム(58)内にラジエータ(59)を挟んでエンジン(E)とは反対側の空間にエンジンコントロールユニット(100)を設け、前記エンジン(E)上方のボンネット(62)に開閉窓(62a)を設けたことを特徴とする作業車両としたものである。
請求項2記載の発明では、前記エンジンコントロールユニット(100)を冷却する第1ファン(65)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両としたものである。
請求項3記載の発明では、エンジン(E)周辺の熱を機外へ排熱する第2ファン(66)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両としたものである。
本発明は上述のごとく構成したので、請求項1記載の発明においては、開閉窓(62a)からエンジン(E)周辺の熱が機外へ排熱されるので、熱の影響からエンジンコントロールユニット(100)を保護できる。
請求項2記載の発明においては、請求項1の効果に加え、エンジンコントロールユニット(100)は第1ファン(65)で冷却されるので、熱の影響からエンジンコントロールユニット(100)を保護できる。
請求項3記載の発明においては、請求項1または請求項2の効果に加え、エンジン(E)周辺の熱は第2ファン(66)で強制的に機外へ排熱されるので、熱の影響からエンジンコントロールユニット(100)を保護できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、蓄圧式燃料噴射装置の全体構成図である。蓄圧式燃料噴射装置は、例えば、多気筒ディーゼル機関に適用されるものであるが、ガソリン機関やその他の内燃機関でもよい。そして、蓄圧式燃料噴射装置は、噴射圧力に相当する高圧燃料を蓄圧するコモンレール1と、このコモンレール1に取り付けられる圧力センサ2と、燃料タンク3より汲み上げた燃料を加圧してコモンレール1に圧送する高圧ポンプ4と、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料をエンジンEのシリンダー5内に噴射する燃料噴射ノズル6と、前記高圧ポンプ4と燃料噴射ノズル6等の動作を制御する制御装置(ECU)等から構成される。ECUとは、エンジンコントロールユニットの略称である。
このように、コモンレール1は、エンジンEの各シリンダー5へ燃料を噴射するものであり、燃料供給を要求された圧力とするものである。
前記燃料タンク3内の燃料は吸入通路により燃料フィルタ7を介してエンジンEで駆動される高圧ポンプ4に吸入され、この高圧ポンプ4によって加圧された高圧燃料は吐出通路8によりコモンレール1に導かれて蓄えられる。
コモンレール1内の高圧燃料は各高圧燃料供給通路9により気筒数分の燃料噴射ノズル6に供給され、エンジンコントロールユニット(以下、ECU100という)からの指令に基づき、各シリンダーに燃料噴射ノズル6が作動して、高圧燃料がエンジンEの各シルンダー5室内に噴射供給され、各燃料噴射ノズル6での余剰燃料(リターン燃料)は各リターン通路10により共通のリターン通路10へ導かれ、このリターン通路10によって燃料タンク3へ戻される。
また、コモンレール1内の燃料圧力(コモンレール圧)を制御するため高圧ポンプ4に圧力制御弁11が設けられており、この圧力制御弁11はECU100からのデューティ信号によって、高圧ポンプ4から燃料タンク3への余剰燃料のリターン通路10の流路面積を調整するものであり、これによりコモンレール1側への燃料吐出量を調整してコモンレール圧を制御することができる。
具体的には、エンジン運転条件に応じて目標コモンレール圧を設定し、レール圧力センサ2により検出されるコモンレール圧が目標コモンレール圧と一致するよう、圧力制御弁11を介してコモンレール圧をフィードバック制御する構成としている。
作業車(農作業機)におけるコモンレール1を有するディーゼルエンジンEのECU100は、図2に示すように、回転数と出力トルクの関係において走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードCの三種類の制御モードを有する構成としている。
走行モードAは、エンジン回転数の変動で出力も変動するドループ制御である。農作業を行わず移動走行する場合に使用するものである。例えば、ブレーキを掛けて走行速度を減速したり停止したりすると、この走行負荷の増大に伴ってエンジン回転数が低下するため走行速度の減速や停止を安全に行うことができるものである。
通常作業モードBは、負荷が変動してもエンジン回転数が一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御である。通常の農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクターであれば耕耘作業時に耕地が固く耕耘刃に抵抗が掛かるときであり、コンバインであれば収穫作業時に収穫物が多く負荷が増大したときでも、出力が変動して回転数を維持するときである。
重作業モードCは、通常作業モードBと同様に負荷が変動してもエンジン回転数一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御に加え、負荷限界近くになると回転数を上昇させて出力を上げる重負荷制御を加えた制御である。特に、負荷限界近くで農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクターで耕耘作業を行っている際に、特に、固い耕地に遭遇してもエンジン出力が通常の限界を越えて増大するので作業を中断することがなく、効率の良い作業が可能となる。
これらの作業モードA,B,Cは、各作業モードA,B,Cを切り替え可能な作業モード切替スイッチの操作、又は農作業車(トラクター、コンバイン、田植機等)の走行変速レバーの変速操作、又は作業クラッチ(トラクターであればロータリであり、コンバインであれば刈取部、脱穀部である)の入り切り操作等によって切り替わるように構成する。
ディーゼルエンジンEでは、メイン噴射に先立って少量の燃料をパルス的に噴射するパイロット噴射を行うことにより、着火遅れを短縮してディーゼルエンジンE特有のノック音を低減し、騒音を低減することが可能な構成としている。
このパイロット噴射は、メイン噴射の前に1回又は2回に限定して行われるものであったが、前記コモンレール1の蓄圧式燃料噴射装置を用いることで、エンジンEの状況に応じてパイロット噴射の状態を変化させ、騒音の低減や不完全燃焼による白煙又は黒煙の発生を抑制できるようになる。また、メイン噴射に先立って少量の燃料をパルス的に噴射するパイロット噴射を行うことにより、排ガス中の窒素酸化物の量が減少するようになる。
図3は、前述のようなコモンレール1を有するディーゼルエンジンを搭載したトラクターの側面図を示し、図4はその平面図を示している。平面図においては、図3に示すキャビン14を省いた状態を示している。
トラクターは、機体の前後部に前輪12、12と後輪13、13を備え、機体の前部に搭載したエンジンEの回転動力をトランスミッションケースT内の変速装置によって適宜減速して、これら前輪12、12と後輪13、13に伝えるように構成している。
機体中央であってキャビン14内のハンドルポスト15にはステアリングハンドル16が支持され、その後方にはシート17が設けられている。ステアリングハンドル16の下方には、機体の進行方向を前後方向に切り換える前後進レバー18が設けられている。この前後進レバー18を前側に移動させると機体は前進し、後方へ移動させると後進する構成である。
また、ハンドルポスト15を挟んで前後進レバー18の反対側にはエンジン回転数を調節するアクセルレバー25が設けられ、またステップフロア19の右コーナー部には、同様にエンジン回転数を調節するアクセルペダル23と、左右の後輪13、13にブレーキを作動させる左右のブレーキペダル24L、24Rが設けられている。ステップフロア19の左コーナー部にはクラッチペダル20が設けられている構成である。
また、主変速レバー26はシート17の左前方部にあり、低速、中速、高速及び中立のいずれかの位置を選択できる副変速レバー27はその後方にあり、さらにその右側にPTO変速レバー28を設けている。さらに、シート17の右側には作業機21(ロータリ等)の高さを設定するポジションレバー29と圃場の耕耘深さを自動的に設定する自動耕深レバー30、これらのレバーの後に作業機21の右上げスイッチ31と右下げスイッチ32が配置され、さらにその後に作業機21の自動水平スイッチ33とバックアップスイッチ34が配置されている。バックアップスイッチ34は、機体が後進時において、作業機21を自動的に上昇させるものである。作業機21は、機体の後方にリンク22で連結されている構成である。トラクターは作業機21を駆動させて機体を走行させることで、圃場内の耕耘等の作業を行なうものである。21aは作業機21を昇降する油圧シリンダーである。
図5はエンジンのシリンダー5内への吸気と排気の模式図であり、4サイクルのディーゼルエンジンの実施例である。過給器TBの吸気タービン36により過給された空気は、エアクリーナー35から吸気タービン36、インタークーラー37を通過して吸気マニホールド38からシリンダー5内へ送られる構成である。39は吸気バルブであり、40はピストンである。48はカムでありロッカーアーム49を介して吸排気バルブ39、41を開閉させるものである。
シリンダー5内で燃焼した排ガスは、排気バルブ41から排気マニホールド42を通過した後、過給器TBの排気タービン45で過給器TBを駆動して排出される構成である。
このディーゼルエンジンは、排気ガスの一部を吸気側に混入させるためのEGR(排気再循環装置)回路44を有している。排気ガスの一部を吸気側に戻すことにより、燃焼温度を下げ、排気ガス中のNOXの排出を抑制する。排気ガスには酸素が少ないため、それに合わせて燃料噴射が抑えられてNOXが減少する。
このように、EGR回路では排気ガスの一部を吸気側に混入させることで酸素量(O2)を減らし、窒素酸化物Noxの発生を低減させるように構成している。ただし、EGR率が上昇しすぎると、逆に酸素量が少なくなって不完全燃焼になるので、燃焼状態によりEGR率を調節する必要がある。この調節は、EGRバルブ43にて行う。EGR回路44は、後述する後処理装置46下流側の排気管55と過給器TBの吸気タービン36上流側の吸入管56との間を接続している。また、EGR回路44の途中にはEGRクーラ57を設ける構成としている。このEGRバルブ43の開閉具合でシリンダー5内への排気ガスの還元量が変化する。
排気タービン45を通過後の排気ガスは、後処理装置46を通過してマフラー50から大気中に排出される。後処理装置46は、酸化触媒(DOC)46aとディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)46bとから構成されている。
酸化触媒(DOC)は不燃物室を燃焼させるものであり、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)は粒状化物室(PM)を捕集するためのものである。前記EGRバルブ43と絞り弁47については、ECU100により制御される構成である。後処理装置46はディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)46bのみで構成してもよい、酸化触媒(DOC)を設けると不燃物質が燃焼するので、よりクリーンな排気ガスとなる。
DPF46bは、排気ガスの温度が低い状態(低負荷)が長時間続くと、PMが溜まってきて能力の低下が懸念される。そこで、後処理装置46の下手側に絞り弁47を設け、この絞り弁47を絞るとDPF46b内の圧力が高く保持されるので温度も高くなる。これにより、高い温度の影響により、DPF46bの再生が可能となる。即ち、高い温度の排気ガスがDPF46bを通過すると、DPF46b内に存在しているPMが焼き飛ばされることでDPF46bが再生される。
DPF46bを再生させるためのDPF再生運転としては、EGRバルブ43と絞り弁47の両方を絞る。そして、燃料噴射タイミングのリタード(遅角)と合わせてDPF46b内のガス温度を上昇させ、DPF46bが再生に入るようにする。これにより、燃料のアフター噴射(排気ガス温度を上昇させるため)が不要となったり、アフター噴射の回数を減らすことができるようになるので、燃料消費量を抑制できて環境にもよい。
このようなDPF再生運転を行うための条件としては、後処理装置46の上手側に圧力センサ52を設けておいて、この圧力センサ52の値が所定値以上になるとDPF46b内にPMが蓄積して抵抗となっている状態なので、DPF再生運転を行うようにする。
また、DPF再生運転に入った状態が長時間続くと、過熱状態となってしまいDPF46bが損傷してしまう。そこで、後処理装置46の下手側に温度センサ53を設け、この温度センサ53の値が所定値を超えるとDPF再生運転を止めて通常運転に戻るようにする。
通常の運転は、EGRバルブ43と絞り弁47を同時に制御してEGR量を適宜コントロールするようにする。特に、絞り弁47を有することで、DPF46b内のガス温度を高く保持することができるようになる。
前述のような構成としたことで、吸気スロットルが不要となる。即ち、過給器付き機関では吸気側圧力が高いので、EGRガス量を確保するために排気絞り弁または吸気スロットルを設け、EGRバルブと連動した制御が必要となるが、このようなシステムが不要となる。
また、DPF46b下流の排気ガスを取り出すために、過給器TBの汚れに伴う性能劣化を生じることを防止できるようになる。そして、EGRガスはEGRクーラ57で冷却されるため、NOx低減に対して効果が大きくなる。
前述したように、DPFの再生運転を行なうDPF強制再生モードにおいては、排気絞り弁47を絞り、ON-OFF制御によってEGRバルブ43を全閉とするように構成する。したがって、排気ガスの還元が行なわれないのでNOが増加し、このNOが酸化触媒(DOC)46aによってNO2に転換され、DPF46bの再生が促進されるようになる。
また、DPF46bの強制再生中において、エンジン回転がローアイドルに移行した場合は、前記EGRバルブ43を全開とする。DPF46bの下流側には温度センサ53を設けているので、この温度センサ53による検出値が所定値以上に上昇したことも条件に加えるようにしてもよい。
図6は前述したトラクターのエンジンルーム58内において、エンジンEなどの配置を示している。エンジンEの前方にラジエータ59を設け、ラジエータ59の前方にECU100を設けている。ECU100は機体フレームから立設しているブラケット(図示せず)等で支持されている。また、エンジンE上方のボンネット62の一部には開閉窓62aを設けている。この開閉窓62aは電動モータM1で開閉する構成としている。また、ラジエータ59とECU100の間には複数の開閉扉63を設けており、この複数の開閉扉63はモータM2で開閉する構成としている。
エンジンEが駆動中においては、冷却ファン61の回転により冷却風が起風されて矢印Y1、矢印Y2の方向に流れる。このとき、開閉窓62aは閉じた状態であり、開閉扉63は開いた状態(点線)である。
エンジンEが停止すると冷却ファン59も停止するため、エンジンEの熱がECU100側に移動し、ECU100に悪影響を及ぼすことがある。
そこで、エンジンEが停止すると、前記開閉扉63を閉める(実線)ことで、エンジンからの熱がECU100側に向かわないようにする。開閉扉63を駆動させる電動モータM2は、エンジンEの停止と略同時にバッテリーで駆動され、タイマーを利用してエンジン停止後数分間のみ動く構成としている。これにより、エンジン停止後において速やかに開閉扉63が閉じるようになり、エンジンの熱がECU100に影響を及ぼすことを防止可能となる。
また、開閉窓62aにおいても、開閉窓62aを駆動させる電動モータM1は、エンジンEの停止と略同時にバッテリーで駆動され、タイマーを利用してエンジン停止後数分間のみ動く構成としている。本実施例では自然換気といているが、図8に示すように開閉窓62aの代わりに第2ファン(以下、換気電動ファン66という)を設け、換気電動ファン66を駆動する電動モータM4を駆動させて、強制的にエンジンルーム58内の熱い空気を機外へ排気(矢印Y6)するように構成してもよい。
この換気電動ファン66の回転方向を逆転させて、エンジンルーム58内の熱い空気をエンジンEの下方に排気(矢印Y7、矢印Y8)するように構成してもよい。
これにより、エンジン停止後において速やかに開閉窓62が開くようになり、エンジンの熱が矢印Y3、矢印Y4の方向に流れて機外へ排出され、エンジンルーム内に配置している電装品を保護可能となる。
また、図7に示すように、ECU100前方のフロントグリル64に第1ファン(以下、吸入電動ファン65という)を設け、エンジンEが停止すると、前記吸入電動ファン65を駆動して起風された風(矢印Y5)をECU100側に向かわせる構成とする。吸入電動ファン65を駆動させる電動モータM3は、エンジンEの停止と略同時にバッテリーで駆動され、タイマーを利用してエンジン停止後数分間のみ動く構成としている。これにより、エンジンの熱がECU100に影響を及ぼすことを防止可能となる。図7の構成では開閉扉63を設けていないが、開閉扉63を設けるように構成してもよい。特に、外気温度が高い場合に有効となる。
また、図9に示すように、ボンネット62の前側ボンネット62bを開閉可能に構成してもよい。前側ボンネット62bは前部側の回動支点に設けた前部モーアM5で開閉可能に構成しているが、前側ボンネット62bの後部側に電動モータM5を設けて、後部側を回動支点として開閉するように構成してもよい。
次に、前述したEGR回路44の還元率について説明する。
排気ガスの還元率はEGRバルブ43で制御する構成としているが、本実施例においては、エアクリーナ35の下流側に設置している圧力センサ67に基づいて行う構成とする(図10)。圧力センサ67による圧力値が下がってくると吸入酸素量も下がってくるので、EGR回路44の還元率も比例して下げる構成とする。これにより、EGR還元率を適正に維持可能となる。廉価な圧力センサ67を用いることで、廉価な構成でEGR還元率を補正可能となる。
また、前記圧力センサ67の圧力値が規定値以下になると、エアクリーナ35が詰まっている状態ないので、エアクリーナエレメントの交換を促す警告を発する構成とする。
トラクターやコンバイン等の農作業機を始め一般車両にも利用可能である。
蓄圧式燃料噴射装置の全体構成図 制御モードによるエンジン回転数と出力トルクの関係を示す線図 トラクタの左側面図 トラクタの平面図 吸気系と排気系の模式図 エンジンルームの断面図 エンジンルームの断面図 エンジンルームの断面図 エンジンルームの断面図 EGR還元率補正のフロチャート
E エンジン
58 エンジンルーム
59 ラジエータ
62 ボンネット
62a 開閉窓
65 第1ファン(吸入電動ファン)
66 第2ファン(換気電動ファン)
100 エンジンコントロールユニット(ECU)

Claims (3)

  1. エンジンコントロールユニット(100)を搭載した作業車両であって、エンジンルーム(58)内にラジエータ(59)を挟んでエンジン(E)とは反対側の空間にエンジンコントロールユニット(100)を設け、前記エンジン(E)上方のボンネット(62)に開閉窓(62a)を設けたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記エンジンコントロールユニット(100)を冷却する第1ファン(65)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. エンジン(E)周辺の熱を機外へ排熱する第2ファン(66)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
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