JP2023080414A - 車両用センサー取付構造 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023080414000001
【課題】高さを変更でき、かつセンサーの位置再現性が高い車両用センサー取付構造を提供する。
【解決手段】車両用センサー取付構造1は、上部に検出部43を有するセンサー3と、車両4の接地面に対して零度より大きい角度をなして上方に延びる案内部16を有して車両4の上に配置される取付部6と、センサー3を支持して案内部16に沿って移動可能な台部7と、台部7を案内部16に沿って移動させる移動装置8と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用センサー取付構造に関する。
車両の自動運転システムは、車両の周囲を認識するセンサーを必要とする。車両の周囲認識のためのセンサーの一例にLiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)がある。LiDARは、例えば水平面の全方位にレーザーを照射して車両の周囲にある物体からの反射光を受光して車両の周囲を認識するためのデータを取得する。LiDARは、取得したデータから周囲の環境の三次元マップを生成する。この三次元マップを用いて、自動運転システムは車両の自動運転を制御する。
特開2019-050035号公報
LiDARは、レーザーを照射して反射光を受光する検出部を有する。また、LiDARは、検出部と交わり水平面に平行な面である基準面から正負それぞれの所定角度の範囲にレーザーを照射して受光する垂直視野を有する。LiDARは、車両の上方、例えばルーフから所定の高さに設置される。これにより、LiDARは、垂直視野、特に基準面より下方の視野が車体によって遮られる範囲を低減し、三次元マップの欠損、つまり死角を低減する。
しかしながら、車両のルーフ上に設置されるセンサーは、立体駐車場や道路等の設備の高さ制限を超える高さに設置される可能性がある。センサーが立体駐車場や道路等の設備の高さ制限を超えている場合には、センサーが設備に当たって破損するおそれがある。
そこで、本発明は、高さを変更でき、かつセンサーの位置再現性が高い車両用センサー取付構造を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明に係る車両用センサー取付構造は、上部に検出部を有するセンサーと、車両の接地面に対して零度より大きい角度をなして上方に延びる案内部を有して車両の上に配置される取付部と、前記センサーを支持して前記案内部に沿って移動可能な台部と、前記台部を前記案内部に沿って移動させる移動装置と、を備える。
本発明によれば、高さを変更でき、かつセンサーの位置再現性が高い車両用センサー取付構造を提供できる。
本発明の実施形態に係る燃料電池装置を示す構成図。本発明の実施形態に係る車両用センサー取付構造を示す側面図。 本発明の実施形態に係る燃料電池装置を示す構成図。本発明の実施形態に係る車両用センサー取付構造を示す側面図。 本発明の実施形態における上側対向面、案内部、および最下端に位置する台部を示す拡大平面図。 本発明の実施形態における鏡面部、案内部、および最下端に位置する台部を示す拡大側面図。 本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの始動動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの異常終了動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの異物検査を示すフローチャート。 本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの異物除去動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの待避動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明に係る車両用センサー取付構造の実施形態について図1から図9を参照して説明する。なお、複数の図面中、同一または相当する構成には同一の符号がふされている。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る車両用センサー取付構造を示す側面図である。具体的には、図1は、センサー3が下側に位置するセンサー取付構造1を示し、図2は、センサー3が上側に位置するセンサー取付構造1を示す。
センサー取付構造1は、車両の周囲を認識するセンサーモジュール2に含まれるセンサー3を車両4に取り付けている。センサー取付構造1は、センサー3と、センサー3を車両4の上方、具体的には車両4のルーフ5に取り付ける取付部6と、センサー3を支持して取付部6を移動可能な台部7と、台部7を移動させる移動装置8と、台部7が所定箇所に位置することを検出する近接センサー9とを備えている。以後、「上」とは、車両4の接地面(以後、接地面という)に対して上方を上といい、その逆を「下」というが、重力の方向と完全に一致するとは限らない。また、「前」とはセンサー3が上方に移動する方向をいい、その逆を「後」というが、特記する場合はこれに限らない。車両4のルーフ5の上面は、例えば接地面に平行である。以後、「高さ」とは、接地面に対する鉛直上向き方向の長さである。
取付部6は、車両4のルーフ5の上面に固定されている下端部11と、下端部11より上方に配置される上端部12と、下端部11と上端部12の間の中間部13とを有する。取付部6の下端部11は、例えば上端部12より車両4の後方に配置されている。取付部6は、例えば下端部11から車両4の前方に向かって斜め上方に延びている。取付部6の下面は、ルーフ5を臨み、取付部6の上面は、ルーフ5同様に車両4の上方を仰ぐ。
取付部6の中間部13の上面とルーフ5の上面との間の角度、つまり、取付部6の中間部13の上面と接地面との間の角度A1は、0度より大きく90度以下であり、好ましくはセンサー3の垂直視野角α、例えば15度である。詳細には、角度A1は、センサー3の負の垂直視野角α1と同じであることが好ましい。このように、取付部6は、接地面に対して角度A1で延びている。また、取付部6、特に中間部13および上端部12は、例えば伸縮や変位などの変形をしない。取付部6は、取付部6に設けられた案内部16と、案内部16に隣接する上側位置決め部17および下側位置決め部18とを有する。
案内部16は、取付部6の例えば上面に設けられている。案内部16の上面19は、取付部6の上面の一部である。案内部16は、例えば、中間部13の下面から上面に向かう方向に突出したレール形状、例えばリニアガイドを含む。また、案内部16は、中間部13の上面から下面に向かう方向に凹んだ溝状を含んでもよく、平坦な面であってもよい。案内部16は、取付部6の下端部11から上端部12に渡って設けられ、取付部6の下端部11から上端部12に向かって延びている。案内部16は、最下端21から最上端22に向かって例えば直線状に延びている。案内部16の最下端21は、例えば最上端22より後方に配置されている。案内部16は、例えば最下端21から車両4の前方に向かって斜め上方に延びている。
案内部16の最上端22から最下端21までの距離は、例えば60cmである。案内部16の上面19と接地面との間の角度A2は、0度より大きく90度以下であり、好ましくは、センサー3の垂直視野角α、例えば15度である。詳細には、角度A2は、センサー3の負の垂直視野角α1と同じであることが好ましい。このように、案内部16は、接地面に対して角度A2で延びている。また、角度A2は、角度A1と同じであるが、異なっていてもよい。
上側位置決め部17は、案内部16の最上端22に隣接して配置されている。具体的には、上側位置決め部17は、案内部16の上方の延長線上において案内部16の最上端22に隣接する。上側位置決め部17は、案内部16より上方に突出し、案内部16の最上端22より上方に位置している。図2に示すように、上側位置決め部17は、上方に移動する台部7に接することで、台部7の更なる上方変位を妨げている。このように、案内部16の最上端22を含む部分の直上域に台部7を配置させる。以後、案内部16の最上端22を含む部分の直上域に位置することを、「案内部16の最上端22に位置する」という。また、案内部16の最下端21を含む部分の直上域に位置することを、「案内部16の最下端21に位置する」という。図1に示すように、上側位置決め部17は、案内部16の最下端21を向いた上側対向面24を含む。上側対向面24には、上側位置決め面25および鏡面部26が設けられている。
図3は、本発明の実施形態における上側対向面、案内部、および最下端に位置する台部を示す拡大平面図である。
図2および図3に示すように、上側位置決め面25は、案内部16の最上端22に位置する台部7に接触する。上側位置決め面25は、案内部16の上方の延長線上において案内部16の最上端22に隣接する。上側位置決め面25は、上方から見て案内部16の最上端22の端縁に略平行である。上側位置決め面25は、案内部16の最上端22に交差、例えば直交している。上側位置決め面25の下端は、案内部16の最上端22に接している。上側位置決め面25は、案内部16の中心軸C1上に配置され、例えば上方から見て案内部16の中心軸C1に対して線対称な面である。
鏡面部26は、案内部16の中心軸C1から離隔して配置されている。鏡面部26は、上側位置決め面25に隣接し、詳細には、案内部16の中心軸C1から離隔する方向で上側位置決め面25に隣接している。
図4は、本発明の実施形態における鏡面部、案内部、および最下端に位置する台部を示す拡大側面図である。
図3および図4に示すように、鏡面部26は、最下端21に位置する台部7およびセンサー3に向かって傾斜して配置されている。また、鏡面部26は、下方および案内部16中心軸C1側に僅かに傾斜している。具体的には、鏡面部26の表面は、接地面の鉛直方向に対して例えば9度下方に傾斜し、上側位置決め面25に対して例えば6度中心軸C1側に傾斜している。
図1に示すように、下側位置決め部18は、案内部16の最下端21に隣接して配置されている。具体的には、下側位置決め部18は、案内部16の下方の延長線上において案内部16の最下端21に隣接する。下側位置決め部18は、案内部16より上方に突出し、案内部16の最下端21より上方に位置している。下側位置決め部18は、案内部16の最下端21に台部7を配置させる。下側位置決め部18は、案内部16の最上端22を向いた下側対向面27を含む。
台部7は、例えば絶縁性樹脂を含む。台部7の下面は、案内部16の上面19が対向し、例えば案内部16の上面19に接する。台部7の下面は、案内部16の中心軸C1に沿って下面から上面に向かう方向に凹んだ溝形状を含む。また、台部7の下面は、案内部16の形状に合わせて上面から下面に向かう方向に突出した凸形状を含んでもよく、平坦な面でもよい。台部7は、下面が案内部16に接する状態で案内部16に沿って移動する。台部7の上面には、センサー3が配置されている。台部7の上面は、接地面に平行であり、センサー3の下面に接している。台部7の上面と下面との間の角度は、例えば15度である。
台部7は、上面と下面との間に前面31および後面32を有する。台部7の前面31は上側位置決め部17を向き、後面32は下側位置決め部18を向いている。台部7の前面31には、台側位置決め面34が設けられている。台側位置決め面34は、台部7の下面に交差、例えば直交している。台側位置決め面34は、上側位置決め面25に対向し、かつ上側位置決め面25と平行である。図2に示すように、最上端22に位置する台部7の台側位置決め面34は、例えば上側位置決め部17の上側位置決め面25に接する。仮に、台部7の前面31と上側対向面24との間、特に、台側位置決め面34と上側位置決め面25との間に異物が挟まれている場合、台側位置決め面34と上側位置決め面25とは接触できず、台部7およびセンサー3は最上端22から最下端21側にずれて配置されるおそれがある。
台部7の後面32は、下側位置決め部18の下側対向面27に対向し、かつ下側対向面27と平行である。最下端21に位置する台部7の後面32は、例えば下側対向面27に隣接して対向、具体的には接触する。台部7の前面31側の高さは、上側位置決め部17の高さより高い。最上端22に位置する台部7の上面とルーフ5との距離は、上側位置決め部17の上面とルーフ5との距離より長い。
最下端21に位置する台部7の前面31と上側位置決め部17の上側対向面24との間の案内部16上の空間は、台部7の移動を許容する変位空間37である。図1および図3に示すように、台部7の移動距離は、変位空間37の中心軸C2方向の長さである。変位空間37は、中心軸C2方向の長さが例えば50cmであり、上方から見た中心軸C2方向の長さ、つまり前後方向の長さが例えば48cmである。変位空間37は、接地面に対して例えば15度の傾きで前方に延びている。変位空間37の中心軸C2は、上方から見て案内部16の中心軸C1に重なっている。
移動装置8は、台部7を案内部16に沿って移動させ、台部7を案内部16の所定位置に留める。移動装置8は、例えば自動運転システムの制御装置を電源として稼働する。移動装置8は、例えば、モーター(図示せず)と、モーターの回転運動を直線運動に変換して台部7を直線運動させる直動機構(図示せず)と、制動装置(図示せず)とを有する。台部7に接続された直動機構は、トルクに上限があるモーターの回転運動を直線運動に変換して台部7を案内部16に沿って移動させる。移動装置8は、正または負の電圧をモーターに印可し、モーターおよび直動機構の回転方向を変えて台部7を上方または下方に移動させる。制動装置は、例えば、電圧を印可されないオフ状態にモーターの回転を抑止して案内部16の所定位置で台部7の停止状態を保ち、電圧を印加されるオン状態にモーターの回転を許容する。
近接センサー9は、例えば金属などの検出物体の接近を検出する近接センサーである。近接センサー9は、例えば、案内部16内に設けられ、案内部16の上面に臨んでいる。近接センサー9は、台部7が案内部16の最上端22に位置することを検出する上側近接センサー38と、台部7が案内部16の最下端21に位置することを検出する下側近接センサー39とを有する。上側近接センサー38は、例えば案内部16の最上端22の近傍に設けられ、下側近接センサー39は、例えば最下端21の近傍に設けられている。上側近接センサー38は、台部7の例えば下部に設けられた検出物体を検出することにより、台部7が最上端22に位置することを検出し、上側検出信号d1を生成する。下側近接センサー39は、検出物体を検出することにより、台部7が最下端21に位置することを検出し、下側検出信号d2を生成する。
センサーモジュール2は、例えばLiDAR方式のセンサーモジュールであり、水平面の全方位および垂直視野角αの視野範囲を測定し、設置された車両4の周囲環境の三次元マッピングを行う。センサーモジュール2は、測定を行うセンサー3の他に三次元マッピングを行う制御部(図示せず)を含む。
センサー3の下面は、接地面に平行に配置されている。センサー3の上部には、検出部43が設けられている。検出部43は、センサー3の下面、つまり接地面に平行に配置され、センサー3の側面の全周囲、つまり全方位に渡って設けられている。同様に、検出部43の略中央に位置する光学中心44は、車両接地面に平行に配置され、センサー3の側面の全周囲に渡って設けられている。図1および図2に示すように、検出部43は、光学中心44を通る基準面の全方位および垂直視野角αの範囲である視野範囲に渡って例えばパルス状に発光するレーザーL1を照射し、レーザーL1の反射光である散乱光を受光して測定情報を生成する。なお、図1および図2は、複数のレーザーL1のうち視野範囲の上端と下端を通過するレーザーL1のみを示している。
案内部16の最上端22に位置する台部7に配置されたセンサー3の頂部は、上側位置決め部17の頂部より上方に位置している。「頂部」とは、車両設置面から最も離隔した部分、つまり最も上方に位置する部分をいう。また、案内部16の最上端22に位置するセンサー3の光学中心44は、上側位置決め部17の頂部より上方に位置している。案内部16の最下端21に位置する台部7に配置されたセンサー3の頂部は、上側位置決め部17の頂部より下方に位置している。また、案内部16の最下端21に位置するセンサー3の光学中心44は、取付部6の上側位置決め部17の頂部より下方に位置している。
最下端21に位置するセンサー3の光学中心44のルーフ5からの距離と、台側位置決め面34の中心部のルーフ5からの距離との差は、例えば15cmである。センサー3の下面と光学中心44との距離は、例えば38mmであり、センサー3の高さは、例えば73mmである。最上端22に位置するセンサー3の頂部のルーフ5からの距離と、最下端21に位置するセンサー3の頂部のルーフ5からの距離との差は、例えば13cmである。車両4の全高は、センサー3が最上端22に位置する場合、接地面とセンサー3の頂部との距離になり、センサー3が最下端21に位置する場合、例えば接地面と上側位置決め部17の頂部との距離になる。センサー3は、案内部16の最上端22で測定し、最下端21で待避または測定する。
センサー3の測定動作で、検出部43は、視野範囲にレーザーL1を照射して散乱光を受光する。センサー3が最上端22に位置する場合、検出部43の全方位および垂直視野角αの視野範囲には、車両4の周囲環境が入る。また、この場合、検出部43の前側方位および垂直視野角αの視野範囲には、例えば取付部6の頂部が入らず、かつ車両4による死角は最小限に抑えられている。検出部43の後側方位および垂直視野角αの視野範囲には、上面が接地面に対して角度A1で延びる取付部6と角度A2で延びる案内部16とは侵入し難く、かつ車両4による死角は最小限に抑えられている。したがって、最上端22に位置するセンサー3は、自動運転システムに用いられる車両4の周囲の測定動作を精度良く行い、制御部は、精度の高い三次元マッピングを行うことができる。
センサー3が最下端21に位置する場合、検出部43の前側方位および垂直視野角αの視野範囲には、例えば、取付部6の中間部13および上端部12の上面側と、案内部16と、変位空間37とが侵入する。このため、検出部43は、これらを測定できるが、車両4の周囲環境を測定し難い。また、検出部43の前側方位および垂直視野角αの視野範囲に鏡面部26が侵入する。図3および図4に示すように、鏡面部26に入射するレーザーL1は反射され、変位空間37を通過して台部7の前面31に照射され、これによって生じる散乱光が変位空間37を通過して鏡面部26に反射されて検出部43に入射する。なお、図3および図4は、検出部43から基準面に沿って照射され、かつ鏡面部26の中心に入射するレーザーL1の光路のみを示している。
鏡面部26に反射されるレーザーL1の光路、つまり、検出部43から照射されたレーザーL1が鏡面部26に反射されて台部7の前面に到達するまでのレーザーL1の光路の長さは、変位空間37の中心軸C1方向の長さの約二倍である。この変位空間37の中心軸C1方向の長さの二倍の値は、検出部43が測定できる下限距離を定める最短測定距離より大きいことが好ましい。この場合、変位空間37に異物がなければ、検出部43は、台部7の前面31、特に台側位置決め面34を鏡面部26の鏡像で測定する。検出部43から最短測定距離より短い範囲のレーザーL1の光路に異物がある場合、検出部43は、異物によって遮断された光路について測定できず、欠損を含む測定情報を生成する。また、検出部43から最短測定距離以上の範囲のレーザーL1の光路に異物がある場合、検出部43は、異物の測定情報を含む測定情報を生成する。このように、欠損または異物の測定情報を含む測定情報を得ることによって、センサーモジュール2の制御部は変位空間37内の異物を検出できる。また、欠損または異物の測定情報を含まず、かつ台部7の前面31の測定情報を含む測定情報を得ることによって、センサーモジュール2の制御部は変位空間37の異物の不検出を判断できる。
検出部43が生成する測定情報は、例えば、視野範囲の散乱光を受光した点群の個数および座標値とレーザーL1の照射から散乱光を受光するまでの時間とを含む。制御部は、この測定情報を用いて情報処理を行い、車両4の周囲の三次元マッピングと変位空間37の異物検査P1とを行う。
異物検査P1では、台部7およびセンサー3を精度良く最上端22に配置するために、制御部が検出部43の測定情報を用いて変位空間37の異物の有無を確認する。異物検査P1は、最下端21に位置するセンサー3が予め測定した正常状態の変位空間37の測定情報(以後、基準情報ということもある)を用いて情報処理P2を行う。正常状態の変位空間37とは、例えば異物が無い変位空間37である。基準情報は、例えば欠損または異物の測定情報を含まず、台部7の前面31の測定情報を含んでいる。正常状態の変位空間では、台部7が正常に移動でき、かつ台部7およびセンサー3が最上端22に的確に配置される。
情報処理P2は、基準情報と、異物検査P1で最下端21に位置するセンサー3が測定した変位空間37の測定情報との間で対応する点を紐付けし、これらの紐付けされた対応点の間の例えば座標値などの差を算出する。紐付けされた対応点の差が許容範囲内である場合は、変位空間37は正常状態である。紐付けされた対応点の差が許容範囲を超える場合は、変位空間37には台部7の最上端22への配置を妨げる異物が存在する可能性がある。
センサーモジュール2の制御部は、例えば車両4の自動運転システムの制御装置(図示せず)にインストールされたアプリケーションである。自動運転システムの制御装置は、センサー3、近接センサー9、および移動装置8などに、例えばケーブル等を介して電気的に接続されている。自動運転システムの制御装置の記憶部(メモリ)には、センサーモジュール2の動作で用いられるプログラム、基準情報、台部7が移動装置8によって最下端21から最上端22に充分到達できる最上端移動時間、および台部7が移動装置8によって最上端22から最下端21に充分到達できる最下端移動時間t1が記憶されている。
制御部は、自動運転システムの制御装置の記憶部に記憶されたプログラムを読み取って実行することにより、センサー3、近接センサー9、移動装置8、および自動運転システムの制御装置を制御する。制御部は、センサー3に車両4の周囲を測定させ、測定情報を制御部に送信させる。具体的には、制御部は、測定命令r1を送信し、センサー3から測定情報を受信する。制御部は、測定情報を用いて行う三次元マッピングで生成した車両4の周囲環境の三次元情報を自動運転システムの制御装置に送信する。
制御部は、近接センサー9に台部7が近接しているか検出させ、近接センサー9が生成した検出信号を制御部に送信させる。具体的には、制御部は、上側近接センサー38に検出命令を送信し、上側近接センサー38が検出動作により台部7を検出した場合に上側近接センサー38から上側検出信号d1を受信する。また、制御部は、下側近接センサー39に検出命令を送信し、下側近接センサー39が検出動作により台部7を検出した場合に下側近接センサー39から下側検出信号d2を受信する。制御部は、移動装置8に台部7を移動または停止させる。具体的には、制御部は、移動装置8に上方移動命令r4、下方移動命令r5、および停止命令r6を送信する。また、センサーモジュール2の制御部は、センサー取付構造1の異常を検出した場合に自動運転システムの制御装置に異常信号r9を送信し、変位空間37の異物を検出した場合に、異物除去信号r11を送信する。
以下、本発明の実施形態におけるセンサーモジュール2の動作について説明する。
センサーモジュール2の制御部は、自動運転システム始動時の始動動作と、例えば自動運転中に三次元マッピングを行う計測動作と、センサー3を案内部16の最下端21側で待避させる待避動作を行う。
図5は、本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの始動動作を示すフローチャートである。
先ず、始動動作では、操作者によるエンジン始動などの操作により自動運転システムが起動し、自動運転システムがセンサーモジュール2の制御部を起動する。センサーモジュール2の制御部は、センサー3、近接センサー9、および移動装置8などを通電状態もしくは通電可能な状態にする。制御部は、下側近接センサー39に検出命令を送信し、下側近接センサー39は、検出動作を行う。
下側近接センサー39は、台部7の検出物体を検出する場合、つまり台部7が最下端21に位置する場合に下側検出信号d2を制御部に送信し、台部7の検出物体を検出しない場合、つまり台部7が最下端21に位置しない場合には下側検出信号d2を制御部に送信しない。制御部は、下側近接センサー39から下側検出信号d2を受信するかどうか判断する(ステップS1)。制御部は、下側検出信号d2を受信する場合、異物検査P1を行う(ステップS2)。制御部は、下側検出信号d2を受信しない場合、上側近接センサー38に検出命令を送信して検出動作をさせ、上側近接センサー38から上側検出信号d1を受信するかどうか判断する(ステップS3)。
制御部が上側検出信号d1を受信する場合、制御部は台部7およびセンサー3が既に最上端22に位置していることを確認する。この場合、センサー3は計測位置である最上端22で精度の高い測定を行うことができる。このため、制御部は、始動動作を終了して計測動作に移行する。制御部が上側検出信号d1を受信しない場合、台部7およびセンサー3が最上端22および最下端21のいずれにも位置しない可能性がある。この場合、移動装置8または近接センサー9などに不具合がある可能性がある。このため、制御部は、異常終了動作P3へ移行する。
図6は、本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの異常終了動作を示すフローチャートである。
異常終了動作P3では、制御部は自動運転システムの制御装置に異常信号r9を送信する(ステップS4)。自動運転システムの制御装置は、操作者にセンサー取付構造1の異常を通知して、操作者は、センサー取付構造1の異常を自ら確認し、またはサポートセンターに連絡して、異常終了に対処できる。制御部は、始動動作を終了する。
図7は、本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの異物検査を示すフローチャートである。
一方、異物検査P1では、先ず制御部が測定命令r1をセンサー3に送信する(ステップS21)。制御部は、情報処理P2を行う(ステップS22)。制御部は、紐付けされた対応点間の差が許容範囲内かどうかを判断する(ステップS23)。制御部は、対応点間の差が許容範囲内であると判断した場合、異物検査P1が完了して終了する。制御部は、対応点間の差が許容範囲を超えていると判断した場合、異物除去動作P4を行う。
図8は、本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの異物除去動作を示すフローチャートである。
異物除去動作P4では、制御部は、異物除去信号r11を自動運転システムの制御装置に送信し(ステップS5)、制御装置は、操作者に異物の除去が必要であることを通知する。操作者が異物除去を行って再始動操作を行うと、制御装置が生成したリスタート信号d5を制御部が受信する(ステップS6)。制御部は、再び、始動動作を初めから行い(ステップS1)、変位空間37の異物検査P1を行う(ステップS2)。
図5に示すように、異物検査P1が完了して終了すると、制御部は、移動装置8に上方移動命令r4を送信する(ステップS7)。上方移動命令r4を受信した移動装置8は、モーターに正電圧をかけ、制動装置をオン状態にする。台部7は、最下端21から最上端22に移動し始め、台部7の台側位置決め面34が上側位置決め部17の上側位置決め面25に接すると、台部7およびセンサー3が案内部16の最上端22に位置するこのとき、台部7の更なる上方移動は、上側位置決め部17に妨げられ、かつトルク上限を超えたモーターの回転が停止する。このため、台部7が上側位置決め面25に接し続け、台部7およびセンサー3は最上端22に位置し続ける。
制御部は、上方移動命令r4の送信から最上端移動時間が経過すると、停止命令r6を移動装置8に送信する(ステップS8)。停止命令r6を受信した移動装置8は、モーターへの電圧印加を停止し、制動装置をオフ状態にする。台部7は、案内部16の現在の位置に固定される。台部7は問題なく案内部16の最上端22に移動している場合は、最上端22に固定される。
次に、制御部は、上側近接センサー38に検出命令を送信する。上側近接センサー38は、検出内容に基づいて上側検出信号d1を送信する。制御部は、上側近接センサー38から上側検出信号d1を受信するかどうか判断する(ステップS9)。制御部が上側検出信号d1を受信しない場合、正常状態と推定される変位空間37を通過した台部7およびセンサー3が最上端移動時間をかけて移動しても最上端22に位置していない可能性があり、移動装置8や近接センサー9などに不具合がある可能性がある。このため、制御部は、異常終了動作P3へ移行する。制御部が上側検出信号d1を受信する場合、制御部は、台部7およびセンサー3が的確に最上端22に位置することを確認したため、始動動作を終了して計測動作に移行する。
計測動作では、最上端22に位置するセンサー3が車両4の周囲を連続的に測定して測定情報を送信し、測定情報を受信する制御部が連続的に三次元マッピングを行って三次元情報を生成し続ける。自動運転システムの制御装置は、三次元情報を連続的に受信して、常に最新の三次元情報に基づいて車両4の運転を自ら制御する。
図9は、本発明の実施形態におけるセンサーモジュールの待避動作を示すフローチャートである。
待避動作では、例えば自動運転システムの制御装置が車両4の運転を自ら制御していない場合に、操作者がセンサー3の待避を操作すると、制御部が上側近接センサー38に検出命令を送信する。上側近接センサー38は、検出内容に基づいて上側検出信号d1を送信する。制御部は、上側近接センサー38から上側検出信号d1を受信するかどうか判断する(ステップS11)。制御部が上側検出信号d1を受信しない場合、下側近接センサー39に検出命令を送信して検出動作をさせ、下側近接センサー39から下側検出信号d2を受信するかどうか判断する(ステップS12)。
制御部が下側検出信号d2の受信を判断しない場合、台部7およびセンサー3が最上端22および最下端21のいずれにも位置していない可能性が高いため、制御部は、異常終了動作P3へ移行する。制御部が下側検出信号d2の受信を判断する場合、制御部は、台部7およびセンサー3が最下端21に既に位置しているため、待避動作を終了する。
一方、制御部が上側検出信号d1の受信を判断した場合(ステップS11)、制御部は、センサー3および台部7が最上端22に位置することを確認して、移動装置8に下方移動命令r5を送信する(ステップS13)。下方移動命令r5を受信した移動装置8は、モーターに負電圧をかけ、制動装置をオン状態にする。台部7は、最上端22から最下端21に移動し始める。次に、制御部は、下側近接センサー39に検出命令を送信し、下側近接センサー39から下側検出信号d2を受信するかどうか判断する(ステップS14)。
制御部が下側検出信号d2の受信を判断する場合、制御部は、台部7およびセンサー3が最下端21に位置していることを確認し、停止命令r6を送信する(ステップS15)。停止命令r6を受信した移動装置8は、モーターへの電圧印加をやめて制動装置をオフ状態にし、台部7およびセンサー3を案内部16の最下端21上に固定する。これにより、センサー3の待避が完了し、制御部は待避動作を終了する。このとき、車両4の全高は、センサー3が最上端22に位置するときの車両4の全高より例えばセンサー3の高さ分小さくなる。このような待避動作により、センサー取付構造1は、車両4の全高を小さくして車高制限のある設備を利用可能にし、センサー3が設備にぶつかって破壊されることを抑止する。
一方、制御部が下側検出信号d2を受信していないと判断した場合(ステップS14)、制御部は、下方移動命令r5の送信から最下端移動時間t1が経過したかどうかを判断する(ステップS16)。制御部が最下端移動時間t1の経過を判断した場合、移動装置8および近接センサーなどに不具合がある可能性があるため、制御部は、異常終了動作P3へ移行する。制御部が最下端移動時間t1を経過していないと判断した場合、制御部は、再び下側近接センサー39に検出命令を送信して下側検出信号d2を受信するかどうか判断し(ステップS14)、待避動作が完了して終了するか、異常終了動作P3に移行するまでこれらを繰り返す。
本実施形態に係る車両用センサー取付構造1は、上部に検出部43を有するセンサー3と、接地面に対して零度より大きい角度A2をなして上方に延びる案内部16を有して車両4の上に配置される取付部6と、センサー3を支持して案内部16に沿って移動可能な台部7と、台部7を案内部16に沿って移動させる移動装置8と、を備えている。このため、センサー取付構造1は、台部7およびセンサー3を移動装置8で案内部16に沿って適宜上下に移動させる。したがって、車両4が例えば車高制限がある設備を利用する場合、センサー3を一時的に下方に待避させて車両4の全高を一時的に低くでき、センサー3が設備にぶつかって破壊されることを抑制できる。
また、センサー取付構造1は、例えば伸縮、変位などの変形をしない取付部6の案内部16に沿ってセンサー3を適宜上下に移動させる。このため、センサー取付構造1は、案内部16上で変位できる台部7およびセンサー3を、例えば上方の計測位置および例えば下方の待避位置へ再現性良く配置する。つまり、センサー取付構造1は、センサー3の位置再現性を良好にできる。さらに、センサー取付構造1は、例えば案内部16の上側の計測位置にあるセンサー3の視野範囲に車両4の周囲環境が入り易く、測定精度を向上できる。さらにまた、移動装置が台部7およびセンサー3の位置を変えるため、操作者が車外に出て手動でセンサー3の位置を変える手間を削減できる。
また、本実施形態に係る車両用センサー取付構造1は、台部7が案内部16の最上端22に位置する場合に、センサー3の頂部を取付部6の頂部より上方に位置させている。センサー取付構造1は、台部7およびセンサー3を案内部16の端部である最上端22に配置するため、センサー3の最上端22への位置再現性が良好である。また、センサー取付構造1は、計測位置である最上端22に位置するセンサー3を取付部6より高く配置する。このため、センサー取付構造1は、最上端22に位置するセンサー3の視野範囲に取付部6が入って死角が生じることを抑制し、測定精度を向上できる。また、センサー取付構造1は、センサー3を案内部16の最上端22より低い位置に移動させてセンサー3を低く配置できるため、車両4の全高を低減できる。
さらに、本実施形態に係る車両用センサー取付構造1は、台部7が案内部16の最下端21に位置する場合に、センサー3の頂部を取付部6の頂部より下方に位置させている。センサー取付構造1は、台部7およびセンサー3を案内部16の端部である最下端21に配置するため、センサー3の最下端21への位置再現性が良好である。また、センサー取付構造1は、例えば待避位置である最下端21に位置するセンサー3の頂部を取付部6の頂部より低く配置するため、センサー3を取付部6から突出させずに車両4の全高を低減できる。
さらにまた、本実施形態における取付部6は、案内部16の最上端22で台部7の位置を決める上側位置決め部17を有する。このため、センサー取付構造1は、上側位置決め部17によって最上端22に台部7およびセンサー3を精度良く配置して、センサー3の位置再現性を向上できる。
さらにまた、本実施形態における上側位置決め部17は、案内部16の最下端21を向く上側位置決め面25を有して、案内部16の最上端22に隣接して設けられている。このため、センサー取付構造1は、上側位置決め部17の上側位置決め面25を最上端22に位置する台部7の前面31に接触させる。センサー取付構造1は、このような確実かつ簡易な構造によって台部7およびセンサー3を的確に最上端22に配置できる。
さらにまた、本実施形態における上側位置決め部17は、案内部16の最下端21を向く鏡面部26を有する。このセンサー取付構造1は、案内部16の例えば下方の位置でセンサー3の視野範囲に例えば案内部16上の変位空間37と鏡面部26とが入る。したがって、センサー取付構造1は、センサー3が鏡面部26を介して変位空間37を測定できる。
さらにまた、本実施形態におけるセンサー3は、台部7が案内部16の最下端21に位置する場合に、鏡面部26を介して案内部16上の異物検査P1をする。このため、台部7が案内部16の最下端21に位置する場合、センサー3は、最大限に広げた案内部16上の変位空間37を視野範囲に効率的に入れる。したがって、センサーモジュール2は、異物検査P1を精度良く行うことができる。また、センサー3は、変位空間37を鏡面部26を介して測定するため、異物検査P1を精度良く行うことができる。さらに、操作者は、車内でセンサー取付構造1の変位空間37の異物検査P1を行うため、車外に出て自ら異物検査をする手間を削減できる。
さらにまた、本実施形態におけるセンサー3は、台部7が案内部16の最下端21に位置する場合に、案内部16上の異物検査P1をする。このため、台部7が案内部16の最下端21に位置する場合、センサー3は、最大限に広げた案内部16上の変位空間37を視野範囲に効率的に入れる。したがって、センサーモジュール2は、異物検査P1を精度良く行うことができる。また、操作者は、車内でセンサー取付構造1の変位空間37の異物検査P1を行うため、車外に出て自ら異物検査をする手間を削減できる。
さらにまた、本実施形態における案内部16は、検出部43の垂直視野角αと同じ角度で接地面に対して傾斜している。このため、案内部16上側の計測位置にあるセンサー3は、視野範囲への取付部6の侵入が抑制され、車両4の周囲環境の測定精度が向上する。案内部16下側の待避位置にあるセンサー3は、視野範囲に案内部16上の変位空間37が入り易いため、変位空間37の測定精度が向上する。
したがって、本実施形態に係る車両用センサー取付構造1によれば、高さを変更でき、かつセンサーの位置再現性を高くできる。
1…車両用センサー取付構造、2…センサーモジュール、3…センサー、4…車両、5…ルーフ、6…取付部、7…台部、8…移動装置、9…近接センサー、11…下端部、12…上端部、13…中間部、16…案内部、17…上側位置決め部、18…下側位置決め部、19…上面、21…最下端、22…最上端、24…上側対向面、25…上側位置決め面、26…鏡面部、27…下側対向面、31…前面、32…後面、34…台側位置決め面、37…変位空間、38…上側近接センサー、39…下側近接センサー、43…検出部、44…光学中心、A1…角度、A2…角度、C1、C2…中心軸、d1…上側検出信号、d2…下側検出信号、d5…リスタート信号、L1…レーザー、P1…異物検査、P2…情報処理、P3…異常終了動作、P4…異物除去動作、r1…測定命令、r4…上方移動命令、r5…下方移動命令、r6…停止命令、r9…異常信号、r11…異物除去信号、S1~S9…ステップ、S11~S16…ステップ、S21~S23…ステップ、t1…最下端移動時間、α、α1…垂直視野角

Claims (9)

  1. 上部に検出部を有するセンサーと、
    車両の接地面に対して零度より大きい角度をなして上方に延びる案内部を有して車両の上に配置される取付部と、
    前記センサーを支持して前記案内部に沿って移動可能な台部と、
    前記台部を前記案内部に沿って移動させる移動装置と、を備える車両用センサー取付構造。
  2. 前記台部が前記案内部の最上端に位置する場合には、前記センサーの頂部は、前記取付部の頂部より上方に位置する請求項1に記載のセンサー取付構造。
  3. 前記台部が前記案内部の最下端に位置する場合には、前記センサーの頂部は、前記取付部の頂部より下方に位置する請求項1または2に記載のセンサー取付構造。
  4. 前記取付部は、前記案内部の最上端で前記台部の位置を決める位置決め部を有する請求項1~3のいずれか一つに記載のセンサー取付構造。
  5. 前記位置決め部は、前記案内部の最下端を向く位置決め面を有して、前記案内部の最上端に隣接して設けられる請求項4に記載のセンサー取付構造。
  6. 前記位置決め部は、前記案内部の最下端を向く鏡面部を有する請求項4または5に記載のセンサー取付構造。
  7. 前記センサーは、前記台部が前記案内部の最下端に位置する場合には、前記鏡面部を介して前記案内部上の異物検査をする請求項6に記載のセンサー取付構造。
  8. 前記センサーは、前記台部が前記案内部の最下端に位置する場合には、前記案内部上の異物検査をする請求項1~6のいずれか一つに記載のセンサー取付構造。
  9. 前記案内部は、前記検出部の垂直視野角と同じ角度で前記車両の接地面に対して傾斜する請求項1~8のいずれか一つに記載のセンサー取付構造。
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