JP2023078984A - 通信方法、判定装置、識別子特定装置、及びファクシミリ装置 - Google Patents

通信方法、判定装置、識別子特定装置、及びファクシミリ装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023078984000001
【課題】ファクシミリの利点を活用しつつ、データ通信を可能にする。
【解決手段】開示の通信方法は、第1ファクシミリ装置を送信元とするデータ通信を行うことを備える。前記第1ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作を受付可能に構成される。前記データ通信は、前記第1通信網とは異なる第2通信網を利用して行われる非ファクシミリ通信であるとともに、前記宛先指定操作によって指定された前記宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子を宛先とする通信である。前記宛先電話番号は、設置場所が特定された電話番号である。
【選択図】図1

Description

本開示は、通信方法、判定装置、識別子特定装置、及びファクシミリ装置に関する。
特許文献1は、ファクシミリ装置を開示している。ファクシミリは、文字などの情報を、静止画像データの一種であるファクシミリデータの形式で送信する通信方式である。
特開2013-77919号公報
ファクシミリは、電子メールに比べて、機密性の高い情報を扱う上で有利であるという利点がある。このため、デジタルトランスフォーメーションの流れの中においても、医療機関、行政機関、警察、弁護士事務所、弁理士事務所においては、ファクシミリの利用が必要とされている。とりわけ、病院などの医療機関においては、情報は患者の命に関わるため、最も確実・単純な通信手段であるファクシミリの利用が、今後も見込まれている。
医療機関等において、電子メールがファクシミリの代替とならない理由としては、「どこに送信されるかわからない。」、「インターネット回線がどこにでもあるとは限らない。」「電子メールは様々な設定が必要で、既存のファクシミリユーザーすべてが電子メールを利用可能とは限らない。」、「情報漏洩を防ぐサイバーセキュリティの観点で不安を持つ人が多い。」といった問題が挙げられる。また、重要な情報のやりとりにおいては、電子メールが「迷惑メール」フォルダに入っていて確認できなかった、ということは許されない。これらの理由から、電子メールはファクシミリの代替とはなり難い。
一方、デジタルトランスフォーメーションの流れにおいては、ファクシミリは廃止されるべきという主張も存在する。ファクシミリは、基本的に、紙をベースとしたやりとりに類似しており、テキストデータなどのデータとしての扱いが困難であるという問題がある。例えば、文章・数値データなどのテキストデータを、ファクシミリで送信する場合、そのテキストデータが印刷された紙を、ファクシミリ送信することになる。このファクシミリ通信で送信されるファクシミリデータにおいて、テキストデータは失われている。したがって、ファクシミリ受信側は、印刷されたファクシミリデータから、文章・数値データを目視で認識又は機械で文字認識する必要がある。しかし、ファクシミリデータは、画質が低いことがあり、文字等が不鮮明になりやすい。このため、ファクシミリ受信側における文章・数値データの利用に手間・制約が生じる。
このように、ファクシミリは、ファクシミリデータが扱えるだけで、それ以外の一般的なデータ(例えば、テキストデータ、動画、音声データなどのデジタルデータ)が扱えないという欠点がある。
そこで、本発明者は、かかる欠点を有するファクシミリを廃止するのではなく、その欠点を解消してファクシミリの利用を継続するという着想を得た。すなわち、本発明者は、ファクシミリの利点を活用しつつ、一般的なデータ通信をも可能にすることで、ファクシミリの利用を継続するという着想を得た。かかる着想を実現するため、ファクシミリの利点を活用しつつ、データ通信をも可能にする技術が望まれる。
本開示のある側面は、通信方法である。開示の通信方法は、第1ファクシミリ装置を送信元とするデータ通信を行う、ことを備え得る。前記第1ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作を受付可能に構成され得る。前記データ通信は、前記第1通信網とは異なる第2通信網を利用して行われる非ファクシミリ通信であるとともに、前記宛先指定操作によって指定された前記宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子を宛先とする通信であり得る。前記宛先電話番号は、設置場所が特定された電話番号であり得る。
本開示の他の側面は、判定装置である。本開示の更に他の側面は、識別子判定装置である。本開示の更に他の側面は、ファクシミリ装置である。これらの装置は、前記通信方法に用いられ得る。更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
図1は、通信システムの構成図である。 図2は、登録処理のフローチャートである。 図3は、監視処理のフローチャートである。 図4は、通信方法のフローチャートである。 図5は、従来ファクシミリ装置が混在する場合の通信方法のフローチャートである。 図6は、データ通信の許可/禁止切替手順のフローチャートである。
<1.通信方法、判定装置、識別子特定装置、及びファクシミリ装置の概要>
(1)実施形態に係る通信方法は、第1ファクシミリ装置を送信元とするデータ通信を行う、ことを備える。前記第1ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作を受付可能に構成され得る。前記データ通信は、前記第1通信網とは異なる第2通信網を利用して行われる非ファクシミリ通信であるとともに、前記宛先指定操作によって指定された前記宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子を宛先とする通信であり得る。前記宛先電話番号は、設置場所が特定された電話番号であり得る。
本発明者が着目したファクシミリの利点の一つは、通信の宛先を電話番号で指定できることである。電子メールの問題の一つとして、既存のファクシミリユーザーが、電子メールを利用可能とは限らない、という点が挙げられる。実施形態に係る通信方法では、宛先指定操作において、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定すればよいため、既存のファクシミリユーザーにとって親しみのある、電話番号による宛先指定が可能である。つまり、従来のファクシミリの利点を活用できている。
そして、実施形態に係る通信方法では、ファクシミリ通信に用いられる電話番号を、宛先指定に用いつつも、ファクシミリ通信ではなく非ファクシミリ通信であるデータ通信が利用される。したがって、ファクシミリの利点を活用しつつ、データ通信が可能である。
また、実施形態においては、データ通信の宛先は、宛先電話番号ではなく、宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子である。この識別子は、第2通信網を利用したデータ通信の宛先になり得る識別子である。このように、実施形態の通信では、従来のファクシミリと同様の電話番号による宛先指定が可能であるが、データ通信の宛先は、宛先電話番号ではなく、その宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子が用いられる。識別子は、例えば、IPアドレス、携帯電話番号又はその他のデータ通信のための宛先となり得る識別子である。
さらに、電子メールアドレスは地理的な場所に関連しているとは限らないため、送信された電子メールが、どこに送信されるのかわからないという、セキュリティ上の問題点がある。これに対して、実施形態においては、宛先電話番号が、設置場所が特定された電話番号であるため、受信場所が特定される。
実施形態においては、データ通信の宛先は、第2ファクシミリ装置に付与された識別子であるが、この識別子は、宛先電話番号とは別に、第2ファクシミリ装置に付与されたものである。そして、実施形態においては、識別子が付与された第2ファクシミリ装置には、設置場所が特定された宛先電話番号も付与されている。つまり、実施形態においては、設置場所が特定された宛先電話番号が、データ通信の宛先になっているわけではないが、第2ファクシミリ装置は、設置場所が特定された宛先電話番号が付与されたものである。この結果、データ通信の宛先は、宛先電話番号によって間接的に、設置場所(受信場所)が特定されたものとなっている。したがって、実施形態によれば、受信場所が特定されるため、セキュリティ上、好ましい。
ここで、「設置場所が特定された電話番号」とは、携帯電話などの移動体電話のように設置場所が特定されていない電話のための電話番号ではなく、設置場所が電気通信事業者等によって特定されている電話番号である。「設置場所が特定された電話番号」とは、例えば、固定電話のための電話番号である。固定電話は、例えば、0AB~J方式の電話番号が付与された加入者電話又はIP電話である。0AB~J方式の電話番号は、0から始まる10桁の電話番号であり、日本の東京23区であれば、03で始まる電話番号である。0AB~J方式の電話番号は、設置場所(発信場所)が電気通信事業者によって特定されている。なお、携帯電話の電話番号(070番号/080番号/090番号など)は、0A0方式と呼ばれる11桁の電話番号である。
「設置場所が特定された電話番号」は、場所が移動しない050番号を有するIP電話番号、又はその他、設置場所が移動せず設置場所が特定された電話(携帯電話方式を利用した電話を含む)のための電話番号であってもよい。「設置場所が特定された電話番号」は、一般に、電話番号の利用者(加入者)が、その場所を無断で変更することはできない。「設置場所が特定された電話番号」を利用して送信又は受信する装置(ファクシミリ装置又は電話機)は、例えば、「設置場所が特定された電話番号」のための電話回線(加入者線)に有線接続して使用され、又は、「設置場所が特定された電話番号」を利用するためのアダプタ装置(中継装置)に無線接続して使用される。
「設置場所が特定された電話番号」を利用して送信又は受信する装置は、前述の電話回線又はアダプタ装置に接続されている場合に、「設置場所が特定された電話番号」が付与された状態となり、前述の電話回線又はアダプタ装置に接続されてない場合には、「設置場所が特定された電話番号」が付与されていない状態となる。したがって、前述の電話回線又はアダプタ装置に接続されていない装置を移動させても、電話番号は移動しない。
(2)実施形態に係る通信方法は、前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応しているかどうかを、判定装置によって判定することを更に備えるのが好ましい。前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応していると判定された場合、前記データ通信が行われ、前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応していないと判定された場合、前記第1ファクシミリ装置を送信元とし前記宛先電話番号を宛先とするファクシミリ通信が前記第1通信網を利用して行われるのが好ましい。この場合、第2ファクシミリ装置がデータ通信に対応していない場合には、ファクシミリ通信が行われる。なお、判定装置は、第1ファクシミリ装置又は第2ファクシミリ装置とは別の装置(例えば、後述のサーバ15)として構成されていてもよいし、第1ファクシミリ装置又は第2ファクシミリ装置12が備えていてもよい。
(3)実施形態に係る通信方法は、前記宛先電話番号と前記識別子との対応関係を把握している識別子特定装置によって、前記宛先電話番号から前記識別子を特定する、ことを更に備えるのが好ましい。前記データ通信は、前記識別子特定装置によって特定された前記識別子を宛先として行われるのが好ましい。この場合、識別子は、宛先電話番号から容易に特定される。なお、識別子特定装置は、第1又は第2ファクシミリ装置とは別の装置(例えば、後述のサーバ15)として構成されていてもよいし、第1又は第2ファクシミリ装置が備えていてもよい。
(4)前記データ通信は、前記第1ファクシミリ装置に、前記第1通信網のための電話番号であって設置場所が特定された電話番号が付与されていない場合には行えず、前記第1ファクシミリ装置に、前記第1通信網のための電話番号であって設置場所が特定された電話番号が付与されている場合に行えるのが好ましい。この場合、データ通信の送信元場所が特定され、好ましい。
(5)実施形態に係る判定装置は、前述の通信方法に用いられる。判定装置は、前記宛先電話番号を前記第1ファクシミリ装置から受信し、前記宛先電話番号が付与された前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応しているかどうかを判定し、前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応しているかどうかの判定結果を前記第1ファクシミリ装置へ送信する、ことを実行するよう構成されている。
(6)実施形態に係る識別子特定装置は、前述の通信方法に用いられる。識別子特定装置は、前記宛先電話番号を前記第1ファクシミリ装置から受信し、前記宛先電話番号と前記識別子との対応関係に基づいて、前記宛先電話番号から前記識別子を特定し、前記識別子を前記第1ファクシミリ装置へ送信する、ことを実行するよう構成されている。
(7)実施形態に係るファクシミリ装置は、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作を受け付けるための操作部と、前記宛先電話番号を指定する前記宛先指定操作を受け付けると、第1ファクシミリ装置を送信元とするデータ通信を行うデータ通信部と、を備えるのが好ましい。前記データ通信は、前記第1通信網とは異なる第2通信網を利用して行われる非ファクシミリ通信であるとともに、前記宛先指定操作によって指定された前記宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子を宛先とする通信であり、前記宛先電話番号は、設置場所が特定された電話番号である。
(8)実施形態に係るファクシミリ装置は、前記宛先電話番号と前記識別子との対応関係を把握している識別子特定装置へ、前記宛先電話番号を送信し、前記識別子特定装置から前記識別子を受信するよう構成されているのが好ましい。
<2.通信方法、判定装置、識別子特定装置、及びファクシミリ装置の例>
以下、図面に基づき、実施形態の一例をより具体的に説明する。図1は、実施形態に係る通信方法を実行するための通信システム10の一例を示している。通信システム10は、例えば、送信元である第1ファクシミリ装置11から、宛先である第2ファクシミリ装置12へデータ通信を行うために用いられる。通信システム10は、第1通信網21と第2通信網22とを備え得る。
図1に示すファクシミリ装置11,12は、実施形態に係るファクシミリ装置であり、非ファクシミリ通信であるデータ通信が可能である。なお、実施形態に係るファクシミリ装置11,12は、ファクシミリ通信も可能である。ここで、ファクシミリ通信とは、文字・図形などの情報を、静止画像データの一種であるファクシミリデータの形式で送信する方式の通信である。ファクシミリ通信は、国際通信連合の電気通信標準化部門(ITU-T)のファクシミリ規格に準拠した通信である。ITU-Tのファクシミリ規格は、例えば、G1,G2,G3,SuperG3,又はG4である。
非ファクシミリ通信であるデータ通信は、ファクシミリ通信以外のデータ通信一般をいい、例えば、インターネット通信、携帯電話通信網を利用したデータ通信、イントラネット通信、その他のデータ通信である。データ通信は、少なくともテキストデータを送信可能であるのが好ましく、テキストデータ以外のデジタルデータをも送信可能であるのがより好ましい。データ通信は、無線通信であっても、有線通信であってもよい。
ファクシミリ装置11、12は、それぞれ、ファクシミリ通信を行うための第1通信部111,121(ファクシミリ通信部111,121)を備える。第1通信部111,121は、ファクシミリ規格(例えば、SuperG3)に準拠した通信を実行するよう構成されている。
第1通信部111,121は、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網21に接続される。第1通信網21は、例えば、固定電話回線である。固定電話回線においては、電話/ファクシミリ装置の設置場所まで敷設された電話回線(加入者線)毎に電話番号が割り当てられている。この設置場所は、第1通信網21を利用した通信サービスを提供する電気通信事業者によって特定されている。つまり、第1通信網21のための電話番号は、設置場所が特定された電話番号である。実施形態において、第1通信網21のための電話番号は、一例として、0AB~J方式の電話番号であり、図1においては、03で始まる10桁の番号として示されている。
第1通信部111,121は、ファクシミリ装置11,12を第1通信網21の電話回線から外した場合には、電話番号が付与されていない状態にあり、ファクシミリ装置11,12を第1通信網21の電話回線に接続すると、電話番号が付与された状態になる。
例えば、第1ファクシミリ装置11の第1通信部111が第1通信網21の電話回線(加入者線)に接続されていると、第1ファクシミリ装置11には、接続された電話回線に割り当てられた電話番号(図1において、03-●●●●-●●●1)が付与された状態になる。第1ファクシミリ装置11を電話回線から外すと、第1ファクシミリ装置11には、第1通信網21の電話番号が付与されていない状態になる。
同様に、第2ファクシミリ装置12の第1通信部121が第1通信網21の電話回線(加入者線)に接続されていると、第2ファクシミリ装置12には、接続された電話回線に割り当てられた電話番号(図1において、03-●●●●-●●●3)が付与された状態になる。第2ファクシミリ装置12を電話回線から外すと、第2ファクシミリ装置12には、第1通信網21の電話番号が付与されていない状態になる。
なお、ファクシミリ装置11,12を第1通信網21に接続するには、例えば、第1通信部111,121に接続された電話用モジュラーケーブル(図示省略)のモジュラープラグを、第1通信網21の電話回線が引き込まれた建物に設置されたモジュラージャックに挿入すればよい。なお、第1通信網21への接続は、有線接続に限られず、無線接続が利用されてもよい。
ファクシミリ装置11,12は、それぞれ、非ファクシミリ通信であるデータ通信を行うための第2通信部112,122(データ通信部112,122)を備える。第2通信部112,122は、第2通信網22を利用した通信を実行するよう構成されている。第2通信網22は、例えば、インターネット回線又は移動体通信網(携帯電話回線)である。移動体通信網は、セキュアな通信が可能である。
第2通信網22が、インターネット回線である場合、第2通信部112,122には、第2通信網22を利用した通信のための識別子として、IPアドレスが付与されている。識別子は、MACアドレスを含んでもよい。また、第2通信網22が移動体通信網である場合、第2通信部112,122は、図示しないSIM(Subscriber Identity Module)カードを備える。SIMカードは、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれる固有の番号が付与されたICカードである。IMSIには、第2通信網22のための電話番号(いわゆる携帯電話番号)が対応付けられている。つまり、SIMカードが装着された第2通信部112,122は、第2通信網を利用した通信のための識別子として携帯電話番号が付与された状態にある。SIMカードは、建物ごとのネットワーク環境に依存した設定が必要ないため、複雑な設定の必要がない。
このように、実施形態に係るファクシミリ装置11,12それぞれは、第1通信網21のための電話番号と、第2通信網22のための識別子と、を有している。実施形態においては、第1通信網21のための電話番号(ファクシミリ番号)と、第2通信網22のための識別子(データ通信用識別子)と、が対応付けられることで、ファクシミリ番号を、従来のファクシミリで用いられているように、送信元/宛先として使用しつつ、第2通信網22を利用したデータ通信を行うことができる。
また、ファクシミリ装置11,12それぞれは、コントローラ110,120を備える。コントローラ110,120は、ファクシミリ装置11,12の動作を制御する。コントローラ110,120は、第1通信部111,121及び第2通信部112,122に接続されており、通信を制御する。
コントローラ110,120は、図示しないプロセッサ及びそのプロセッサに接続された記憶装置を備えるコンピュータによって構成され得る。記憶装置は、プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを備える。プロセッサは、記憶装置に格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行する。コンピュータプログラムは、ファクシミリ装置11,12の動作又はファクシミリ装置11,12による通信に関する処理をコンピュータに実行させる命令を示すプログラムコードを有する。
ファクシミリ装置11,12それぞれは、操作部113,123を備える。操作部113,123は、第1通信網21のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作及びその他の操作を、ユーザから受け付けるよう構成されている。操作部113,123は、例えば、タッチパネル又は物理的なボタン又はキーによって構成され得る。ユーザは、操作部113を操作することで、宛先電話番号の手動入力又は記憶された宛先電話番号の選択し、宛先電話番号を指定することができる。
なお、ファクシミリ装置11、12は、ファクシミリ専用の装置として構成されていてもよいし、コピー機能なども有する複合機として構成されていてもよいし、第2通信網22に接続可能なスマートフォン又はタブレット端末などのコンピュータによって構成されていてもよい。スマートフォンなどコンピュータを、ファクシミリ装置11,12として構成するには、実施形態のファクシミリ装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムを、コンピュータにインストールすればよい。また、スマートフォンなどのコンピュータは、第1通信部111,121を内部に有している必要はなく、外部に備えていてもよい。例えば、コンピュータは、第1通信網21に接続されたアダプタ(中継器)に無線又は有線接続することで、第1通信網21に接続されてもよい。
通信システム10は、ファクシミリ装置11,12を利用した通信をサポートするため、サーバ15を備え得る。サーバ15は、実施形態に係る通信方法のサービスを提供する事業者によって運用され得る。サーバ15は、ファクシミリ装置11,12を利用した通信をサポートするため、例えば、登録処理151,監視処理152,宛先判定処理153(図5参照),及び識別子特定処理154(図4参照)などの処理を実行し得る。なお、宛先判定処理153を実行するサーバ15は、判定装置として機能する。また、識別子特定処理154を実行するサーバ15は、識別子特定装置として機能する。
サーバ15は、ファクシミリ装置11,12と通信可能である。サーバ15とファクシミリ装置11との通信は、第1通信網21が利用されてもよいし、第2通信網22が利用されてもよいし、第1通信網21及び第2通信網22の両方が利用されてもよいし、他の通信網が利用されてもよい。以下では、一例として、サーバ15とファクシミリ装置11との通信は、第1通信網21が利用されるものとする。
サーバ15は、図示しないプロセッサ及びそのプロセッサに接続された記憶装置を備えるコンピュータによって構成され得る。サーバ15は、複数のコンピュータによって構成されていてもよい。記憶装置は、プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを備える。プロセッサは、記憶装置に格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行する。コンピュータプログラムは、前述の処理151,152,153,154をコンピュータに実行させる命令を示すプログラムコードを有する。
また、サーバ15は、登録テーブル156を備え得る。登録テーブル156は、サーバ15の記憶装置に保存される。登録テーブル156には、第1通信網21のための電話番号(ファクシミリ番号)と、第2通信網22のためのデータ通信用識別子と、が対応付けて保存される。したがって、登録テーブル156を備えるサーバ15は、第1通信網21のための電話番号(ファクシミリ番号)と、第2通信網22のためのデータ通信用識別子と、の対応関係を把握している装置である。
ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網21には、従来ファクシミリ装置13も接続され得る。ここでの従来ファクシミリ装置13は、ファクシミリ番号を宛先として用いたデータ通信に対応していない通常のファクシミリ装置である。つまり、従来のファクシミリ装置13は、ファクシミリ通信のための第1通信部を備えているが、データ通信のための第2通信部を備えていない。このように、第1通信網21には、データ通信に対応したファクシミリ装置11,12と、データ通信に対応していない従来のファクシミリ装置13と、が混在し得る。
図2は、サーバ15によって実行される登録処理151を示している。登録処理151は、第1通信網21のための電話番号と、第2通信網22のための識別子と、を対応付けて保存するための処理である。登録処理151は、ファクシミリ装置11,12が第1通信網21に接続されたときに実行される。実施形態のファクシミリ装置11,12は、サーバ15に登録されることで、データ通信による送信及び受信が可能になる。なお、サーバ15に登録されていないファクシミリ装置11,12は、データ通信による送信及び受信が不可であるのが好ましい。
実施形態においては、一例として、ファクシミリ装置11,12がデータ通信を使用可能になるには、ファクシミリ装置11,12が第1通信網21に接続されていることを要する。そのため、サーバ15は、ファクシミリ装置11,12が第1通信網21へ接続されたことを、第1通信網21を介して検出すると(ステップS21)、接続されたファクシミリ装置11,12から、第2通信網22のための識別子を取得する(ステップS22)。サーバ15は、ファクシミリ装置11,12に付与された電話番号(ファクシミリ番号;0AB~J番号)と、取得した識別子と、を対応付けて、登録テーブル156に保存する(ステップS23)。
例えば、第1ファクシミリ装置11が第1通信網21に接続されると、第1ファクシミリ装置11の第1通信部111は、接続されたことを示す信号(接続信号)を第1通信網21へ送信する。サーバ15は、第1通信網21を介して、接続信号を受信すると、第1ファクシミリ装置11が第1通信網に接続されたことを検出できる(ステップS21)。この際、サーバ15は、接続信号の送信元が、第1ファクシミリ装置11に付与された電話番号である03-●●●●-●●●1であることも併せて把握することができる。
さらに、第1ファクシミリ装置11の第1通信部111は、第1ファクシミリ装置11の第2通信部112に付与された識別子を、第1通信網21へ送信する(ステップS22)。サーバ15は、送信された識別子を、第1通信網21を介して受信する。以上の手順によって、サーバ15は、第1ファクシミリ装置11に付与された電話番号及び識別子を取得でき、これらの電話番号及び識別子を対応付けて、登録テーブル156に保存する(ステップS23)。
第2ファクシミリ装置12が第1通信網21に接続された場合も同様に、第2ファクシミリ装置12に付与された電話番号及び識別子が登録テーブル156に保存される。図2に示す登録テーブル156には、第1ファクシミリ装置11の電話番号及び第1識別子が登録されているとともに、第2ファクシミリ装置12の電話番号及び第2識別子が登録されている。
なお、登録テーブル156に登録された電話番号が付与されたファクシミリ装置11,12は、データ通信に対応しているファクシミリ装置ともいえる。従来ファクシミリ装置13は、データ通信に対応していないため、第1通信網21に接続されても、登録テーブル156には登録されない。つまり、登録テーブル156は、登録された電話番号が付与されたファクシミリ装置がデータ通信に対応しているかどうかの判定にも用いられ得る。
図3は、サーバ15によって実行される監視処理152を示している。監視処理152は、ファクシミリ装置11,12が第1通信網21に接続されているかどうかを監視する処理である。監視処理152は、常時、実行される。
監視処理152において、サーバ15は、各ファクシミリ装置11,12が、第1通信網21に接続されているかどうかを、判定する(ステップS31)。ファクシミリ装置11,12が第1通信網21に接続されている場合、登録テーブル156の内容は維持される。ファクシミリ装置11,12と第1通信網21との接続が解除された場合、接続が解除されたファクシミリ装置11,12の登録が、登録テーブル156から削除される。例えば、第1ファクシミリ装置11の接続が解除された場合、登録テーブル156から、03-●●●●-●●●1及び第1識別子が削除される。
図4は、電話番号(ファクシミリ番号;0AB~J番号)を利用したデータ通信の手順の一例を示している。ここでは、第1ファクシミリ装置11を送信元とし、第2ファクシミリ装置12を宛先として、データ通信が行われる。なお、ここでは、データ通信によって送信されるデータを対象データという。対象データは、例えば、テキストデータ及び画像データである。
まず、対象データを送信したい第1ファクシミリ装置11のユーザは、第1ファクシミリ装置11の操作部113を操作して、宛先である第2ファクシミリ装置12の電話番号(宛先電話番号;宛先0AB~J番号)を指定する。第1ファクシミリ装置11は、その指定を受け付ける(ステップS41)。宛先電話番号の指定を受け付けた第1ファクシミリ装置11のコントローラ110は、第1通信部111から、第1通信網21を介して、サーバ15へ、宛先電話番号を送信する(ステップS42)。
サーバ15は、第1ファクシミリ装置11から送信された宛先電話番号を受信する(ステップS43)。サーバ15は、登録テーブル156を参照し、受信した宛先電話番号に対応する識別子を特定する(ステップS44)。サーバ15は、特定した識別子を第1ファクシミリ装置11へ送信する。第1ファクシミリ装置11は、送信された識別子を受信する(ステップS46)。
第1ファクシミリ装置11のコントローラ110は、受信した識別子を宛先として、第2通信部112によって、対象データを第2通信網22へ送信する(ステップS47)。つまり、対象データは、電話番号(宛先電話番号)が付与された第2ファクシミリ装置12に付与された識別子を宛先として送信される。
送信された対象データは、第2ファクシミリ装置12の第2通信部122によって受信される(ステップS48)。第2ファクシミリ装置12は、受信した対象データを、ディスプレイ又は外部装置へ出力することができる(ステップS49)。本実施形態では、対象データに含まれるテキストデータ、画像データであるファクシミリデータとして送信されるのではなく、テキストデータのまま送信されるため、画質の劣化が生じることはなく、受信側においてテキストデータとして情報処理に利用することができる。
図5は、第1通信網21に接続されたファクシミリ装置に、従来ファクシミリ装置13が含まれている場合の通信方法の例を示している。第1ファクシミリ装置11は、宛先電話番号の指定を受け付けると(ステップS51)、サーバ15へ、その宛先電話番号を送信する(ステップS52)。
サーバ15は、第1ファクシミリ装置11から送信された宛先電話番号を受信すると(ステップS53)。宛先電話番号が付与されたファクシミリ装置がデータ通信に対応しているかどうかを、登録テーブル156を用いて判定する(ステップS54)。サーバ15は、受信した宛先電話番号が、登録テーブル156に存在していれば、宛先電話番号が付与されたファクシミリ装置がデータ通信に対応していると判定し、存在してなければ対応していないと判定する。
宛先電話番号が付与されたファクシミリ装置がデータ通信に対応している場合、サーバ15は、登録テーブル156において、受信した宛先電話番号に対応する識別子を特定する(ステップS55)。サーバ15は、ステップS54の判定結果(対応/非対応)を、第1ファクシミリ装置11へ送信する(ステップS56)。第1ファクシミリ装置11は、送信された判定結果を受信する(ステップS57)。ステップS54の判定結果が「対応」である場合、宛先電話番号に対応する識別子も、サーバ15から第1ファクシミリ装置11へ送信される。
ステップS54の判定結果を受信した第1ファクシミリ装置11のコントローラ110は、ステップS54の判定結果を識別する(ステップS58)。判定結果が「対応」であればステップS59-1が実行され、「非対応」であればステップS59-2が実行される。
ステップS59-1の場合、第1ファクシミリ装置11のコントローラ110は、受信した識別子を宛先として、第2通信部112によって、対象データを第2通信網22へ送信する。つまり、対象データは、非ファクシミリ通信であるデータ通信によって、データ通信に対応したファクシミリ装置12の第2通信部122へ送信される。換言すると、対象データは、宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置12に付与された識別子を宛先として送信される。
ステップS59-2の場合、第1ファクシミリ装置11のコントローラ110は、対象データを、画像データであるファクシミリデータの形式に変換し、宛先電話番号(宛先0AB~J番号)自体を宛先として、第1通信部111によって、第1通信網21へ送信する。つまり、対象データは、ファクシミリ通信によって、従来ファクシミリ装置13へ送信される。
図5の例の場合、第1ファクシミリ装置11は、データ通信に対応した第2ファクシミリ装置12へ送信することもできるし、データ通信に対応していない従来ファクシミリ装置13へも送信することができる。
前述の例では、送信元となる第1ファクシミリ装置11は、第1通信網21に接続されていない場合、宛先となる識別子を取得できないので、第2通信部112を用いたデータ送信は実質的に行えない。また、宛先となる第2ファクシミリ装置12は、第1通信網21に接続されていないと、登録テーブル156に登録されていないため、他のファクシミリ装置11が、第2ファクシミリ装置12の識別子を取得できないので、第2通信部122を用いたデータ受信は実質的に行えない。すなわち、第2通信部112,122は、第1通信部111,121が第1通信網21に接続されているかどうかにかかわらず、通信可能であるが、前述の例では、第1通信部111,121が第1通信網21に接続されていない場合には、第2通信部112,122によるデータ通信が実質的に禁止されている。ただし、ファクシミリ装置11,12自体が、第2通信部112,122によるデータ通信を禁止する機能を有していてもよい。
図6は、第2通信部112,122によるデータ通信を禁止する機能を有するファクシミリ装置11,12のコントローラ110,120の処理の手順を示している。コントローラ110,120は、第1通信部111,121が、第1通信網(固定電話回線)に接続されているかどうかを、常時、監視する(ステップS61)。コントローラ110,120は、第1通信部111,121が第1通信網(固定電話回線)に接続されている場合、第2通信部112,122によるデータ通信を許可し(ステップS62)、第1通信部111,121が第1通信網(固定電話回線)に接続されていない場合、第2通信部112,122によるデータ通信を禁止する(ステップS63)。
ファクシミリ装置11,12が、第2通信部112,122によるデータ通信を禁止する機能を有していることで、ファクシミリ装置11,12が第1通信網21に接続されていない状態で、データ通信が行われるのを防止できる。なお、第2通信部112,122によるデータ通信の禁止は、全ての通信が禁止される必要はなく、ユーザが意図するデータ送信が禁止されれば足りる。例えば、ユーザの意図とは無関係に、保守・管理のために、第2通信網22と第2通信部112,122との間で行われる通信は、ステップS63の禁止状態においても、許可してもよい。
なお、実施形態においては、送信元である第1ファクシミリ装置及び宛先である第2ファクシミリ装置12の両方が、第1通信網21に接続されている場合に限り、第2通信網22を利用したデータ通信が可能であるのが好ましい。ただし、宛先である第2ファクシミリ装置12が、第1通信網21に接続されていれば、受信場所が特定されるため、第2通信網22を利用したデータ通信を許容してもよい。送信元である第1ファクシミリ装置が送信専用である場合等には、送信元である第1ファクシミリ装置が第1通信網21に接続されていなくてもよい。第1ファクシミリ装置が第1通信網21に接続されていなくてもよい場合、第1ファクシミリ装置11は、第1通信部111を備える必要がなく構成を簡素化できる。
一方、送信元である第1ファクシミリ装置が第1通信網21に接続されていることを条件として、データ通信を許容する場合、発信場所が特定されるため好適である。すなわち、第2通信網22を利用したデータ通信は、第1ファクシミリ装置11に、設置場所が特定された電話番号が付与されていない場合には行えず、設置場所が特定された電話番号が付与されている場合に行えるのが好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
10 :通信システム
11 :第1ファクシミリ装置
12 :第2ファクシミリ装置
13 :従来ファクシミリ装置
15 :サーバ(判定装置;識別子特定装置)
21 :第1通信網(固定電話回線)
22 :第2通信網
110 :コントローラ
111 :第1通信部(ファクシミリ通信部)
112 :第2通信部(データ通信部)
113 :操作部
120 :コントローラ
121 :第1通信部(ファクシミリ通信部)
122 :第2通信部(データ通信部)
123 :操作部
151 :登録処理
152 :監視処理
153 :宛先判定処理
154 :識別子特定処理
156 :登録テーブル

Claims (8)

  1. 第1ファクシミリ装置を送信元とするデータ通信を行う、ことを備え、
    前記第1ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作を受付可能に構成され、
    前記データ通信は、前記第1通信網とは異なる第2通信網を利用して行われる非ファクシミリ通信であるとともに、前記宛先指定操作によって指定された前記宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子を宛先とする通信であり、
    前記宛先電話番号は、設置場所が特定された電話番号である、
    通信方法。
  2. 前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応しているかどうかを、判定装置によって判定することを更に備え、
    前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応していると判定された場合、前記データ通信が行われ、
    前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応していないと判定された場合、前記第1ファクシミリ装置を送信元とし前記宛先電話番号を宛先とするファクシミリ通信が前記第1通信網を利用して行われる
    請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記宛先電話番号と前記識別子との対応関係を把握している識別子特定装置によって、前記宛先電話番号から前記識別子を特定する、ことを更に備え、
    前記データ通信は、前記識別子特定装置によって特定された前記識別子を宛先として行われる
    請求項1又は請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記データ通信は、
    前記第1ファクシミリ装置に、前記第1通信網のための電話番号であって設置場所が特定された電話番号が付与されていない場合には行えず、
    前記第1ファクシミリ装置に、前記第1通信網のための電話番号であって設置場所が特定された電話番号が付与されている場合に行える
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信方法。
  5. 請求項1に記載の通信方法に用いられる判定装置であって、
    前記宛先電話番号を前記第1ファクシミリ装置から受信し、
    前記宛先電話番号が付与された前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応しているかどうかを判定し、
    前記第2ファクシミリ装置が前記データ通信に対応しているかどうかの判定結果を前記第1ファクシミリ装置へ送信する、
    ことを実行するよう構成されている、判定装置。
  6. 請求項1に記載の通信方法に用いられる識別子特定装置であって、
    前記宛先電話番号を前記第1ファクシミリ装置から受信し、
    前記宛先電話番号と前記識別子との対応関係に基づいて、前記宛先電話番号から前記識別子を特定し、
    前記識別子を前記第1ファクシミリ装置へ送信する、
    ことを実行するよう構成されている、識別子特定装置。
  7. ファクシミリ通信に用いられ得る第1通信網のための宛先電話番号を指定する宛先指定操作を受け付けるための操作部と、
    前記宛先電話番号を指定する前記宛先指定操作を受け付けると、第1ファクシミリ装置を送信元とするデータ通信を行うデータ通信部と、
    を備え、
    前記データ通信は、前記第1通信網とは異なる第2通信網を利用して行われる非ファクシミリ通信であるとともに、前記宛先指定操作によって指定された前記宛先電話番号が付与された第2ファクシミリ装置に付与された識別子を宛先とする通信であり、
    前記宛先電話番号は、設置場所が特定された電話番号である、
    ファクシミリ装置。
  8. 前記宛先電話番号と前記識別子との対応関係を把握している識別子特定装置へ、前記宛先電話番号を送信し、前記識別子特定装置から前記識別子を受信するよう構成されている
    請求項7に記載のファクシミリ装置。
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