JP2023078900A - 光源装置および投射型表示装置 - Google Patents

光源装置および投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、複数の光源を含む光源装置の熱を大型化することなく放熱する光源装置を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明の光源装置は、第1発光素子と、前記第1発光素子から出射する光の波長とは異なる波長の光を出射する第2発光素子と、前記第1発光素子と接触する第1基板と、前記第2発光素子と接触する第2基板と、前記第1基板に接続され、前記第1発光素子からの熱を放熱する第1放熱部と、前記第2基板に接続され、前記第2発光素子からの熱を放熱する第2放熱部を有し、前記第1基板と前記第2放熱部が接続され、前記第1基板は、ヒートパイプまたはベイパーチャンバーを含むことを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、光源装置および投射型表示装置に関する。
プロジェクタなどの投射型表示装置において、光源のメンテンナンス頻度を低減するために長寿命であるレーザーダイオード(LD)等の固体光源を採用する装置が知られている。特に色域を重視する投射型表示装置においては、RGBの3色光源や白色光源に赤色光源を追加した光源装置が用いられている。このような光源装置を備える投射型表示装置は、複数の画像表示モードを有し、画像表示モードに応じて光源装置の出力モードが切り替わる。
その一方で、光源装置の出力の上限を制約する要件の一つとして光源装置の冷却能力があげられる。固体光源は、光の出射時に多くの熱が発生する。また、固体光源は温度によって光源の寿命及び光の出力効率に影響を受ける。このため、光源装置の出力を大きくするために光源装置の冷却能力を向上する必要があり、光源装置が大型化する恐れがある。特許文献1には、光源装置の大型化を抑制するために、複数の光源を一つの放熱器で冷却する照明装置が開示されている。
特開2006-178350号公報
しかしながら、一つの放熱器に複数の光源を接続した場合、相互に発熱の影響があるため、光源装置の出力モードに応じて光源ごとに冷却を最適化する方法は従来知られていなかった。そのため、光源装置の各出力モードに応じて光源を冷却することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、複数の光源を含む光源装置の熱を大型化することなく放熱する光源装置を提供することである。
本発明の光源装置は、第1発光素子と、前記第1発光素子から出射する光の波長とは異なる波長の光を出射する第2発光素子と、前記第1発光素子と接触する第1基板と、前記第2発光素子と接触する第2基板と、前記第1基板に接続され、前記第1発光素子からの熱を放熱する第1放熱部と、前記第2基板に接続され、前記第2発光素子からの熱を放熱する第2放熱部を有し、前記第1基板と前記第2放熱部が接続され、前記第1基板は、ヒートパイプまたはベイパーチャンバーを含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の光源を含む光源装置の熱を大型化することなく放熱する光源装置を提供することができる。
第一実施形態の光源装置の光学構成を示す図 第一実施形態の光源放熱器の構成を示す図 第一実施形態のベイパーチャンバーの発熱量と熱伝導率の関係を説明する図 第一実施形態のベイパーチャンバーの発熱量と熱伝導率の測定結果を示す図 第一実施形態の投射型表示装置の光学構成を示す図 第二実施形態の光源装置の光学構成を示す図 第二実施形態の光源放熱器の構成を示す図
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。本発明は、光源装置および投射型表示装置に関するものである。特に固体光源を用いた光源装置の冷却に関するものである。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態の光源装置180の光学構成を示す図である。光源装置180は、複数の発光素子(光源)として第1発光素子31、第2発光素子32、第3発光素子33を備える。第1発光素子31、第2発光素子32、第3発光素子33は互いに波長の異なる光を出射する。第1発光素子31は、例えば緑色レーザーダイオードのように最も明るさに寄与する色光を出射する。第2発光素子32は、例えば赤色レーザーダイオードの様なホワイトバランスを重視する際により出力を高めたくなる色光を出射する。第3発光素子33は、例えば青色レーザーダイオード等である。光源装置180は、第1発光素子31、第2発光素子32、第3発光素子33からの三色の色光を同時または時分割で出射することで白色を作り出すことができる。
各発光素子から出射した光は、発光素子の直後に配置されたコンデンサレンズによって平行光となる。第1発光素子31からの第1の光101は、コンデンサレンズ41、42を透過し、第1ダイクロミラー51及び第2ダイクロミラー52を透過し、光源装置180から出射される。第2発光素子32からの第2の光102は、コンデンサレンズ43、44を透過し、第2ダイクロミラー52で反射して、光源装置180から出射される。第3発光素子からの第3の光103は、コンデンサレンズ45、46を透過し、第1ダイクロミラー51で反射して、第2ダイクロミラー52を透過し、光源装置180から出射される。
図2は、第一実施形態の光源放熱器の構成を示す図である。図2に示すように光源装置180は、第1発光素子31で発生する熱を放熱する第1光源放熱器61と第2発光素子32で発生する熱を放熱する第2光源放熱器62が設けられている。第1発光素子31は、第1基板611と接触しており、第2発光素子32は、第2基板621と接触している。
第1光源放熱器61は、第1基板611及び第1放熱部612(フィン部)から構成されている。第1基板611は、板状の形状をしており、ヒートパイプやベイパーチャンバー等の部材内部に設けられた空洞内の液体の蒸発や凝縮の作用によって熱を伝導する部材で構成されている。第1基板611は、熱伝導性を有する基板であり、液体の蒸発及び凝縮の作用によって熱伝導率が変化する。第1放熱部612は、アルミや銅等の熱伝導性を有する複数の金属板を積層することによって構成されている。例えば、第1放熱部612の熱伝導率は、100~500W/m・K程度である。なお、第1放熱部612は、金属板ではなく押し出し成型等で形成される複数の棒状のピン形状であってもよい。第1基板611と第1放熱部612は、カシメ加工、ハンダ付け、接着等手段で接続されている。なお、第1放熱部612に複数の金属板やピン形状の集合体を接続するベース部を形成し、ネジ等で第1基板611に固定してもよい。第1発光素子31は、不図示のケースや基板に配置された状態で、熱伝導グリスや熱伝導接着剤やハンダ等の不図示の熱伝導部材を介して第1基板611に接続される。
第2光源放熱器62は、第2基板621及び第2放熱部622(フィン部)から構成されている。第2基板621は、熱伝導性を有する基板であり、板状の熱伝導率の高い部材で構成されている。例えば、第2基板621は、アルミや銅などの金属板、ベイパーチャンバーを適用することができる。第2放熱部622は、第1放熱部612と同様の構成となる。第2基板621と第2放熱部622の接続方法も、第1光源放熱器61と同様の構成となる。なお、第2基板621と第2放熱部622は金属部材で一体に形成されていてもよい。第2発光素子32は、不図示のケースや基板に配置された状態で、熱伝導グリスや熱伝導接着剤やハンダ等の不図示の熱伝導部材を介して第2基板621に接続される。第2基板621及び第2放熱部622の熱伝導率は、金属板を用いた場合、100~500W/m・K程度である。
これら第1光源放熱器61及び第2光源放熱器62は不図示のファンによる強制対流の効果によって冷却される。なお、発熱量が小さい条件においてはファンがない状態で自然対流の効果で冷却してもよい。なお、光源装置は、第1発光素子31と第2発光素子32の出力モードを制御する不図示の制御基板(電気基板)を有する。
図3は、第一実施形態のベイパーチャンバーの発熱量と熱伝導率の関係を測定した実験の概略を示す図である。ベイパーチャンバー80に発熱体81を配置し、面内の任意の2点を第1の測定点82と第2の測定点83として設定する。設定された任意の2点の温度差及び距離と発熱量からベイパーチャンバー80の熱伝導率を算出することができる。
図4は、図3のベイパーチャンバー80の発熱量と熱伝導率の測定結果を示す図である。図4に示すように、ベイパーチャンバー80は、発熱体81からの発熱量(入熱)を大きくすることで熱伝導率が高くなる。これは、ベイパーチャンバー内部の液体が蒸発するには一定以上の発熱量が必要であり、その条件を満した時に熱伝導率が高くなることを示している。熱伝導率は、図3の点線が示すように発熱体81を中心に放射状に広がっていく。よって、発熱体81からの距離が遠くなるにしたがって断面積が増加し熱流束が小さくなっていく。つまり、発熱体81から遠い点ほど、熱伝導率の変化が起こりやすくなることを示している。図3に示す第2の測定点83は、第1の測定点82よりも熱伝導率の変化が起こりやすい。このように、第1基板611の熱伝導率は、発熱体の入熱量に応じて100~3000W/m・Kの範囲で大きく変化する。
また、このときベイパーチャンバーやヒートパイプを含む第1基板611に接続されている第1放熱部612の熱伝導率はほとんど変化しない。そのため発熱体81として第1発光素子31の発熱量が大きいほど、第1基板611の熱伝導率と第1放熱部612の熱伝導率の差が大きくなる。
図2に示すように第1光源放熱器61と第2光源放熱器62は、接続部70を介して接続されている。接続部70は、第1基板611と第2放熱部622に不図示の熱伝導グリスや熱伝導接着剤やハンダ等の熱伝導部材によって接続されている。第1基板611の材質であるベイパーチャンバーには、上述の通り発熱体(図2では第1発光素子31)の発熱量と発熱体からの距離に応じて熱伝導率が変化する特徴がある。一方で、第1基板611は第2基板621と離間している。
したがって、第1発光素子31の発熱量が大きい時には接続部70まで熱伝導率が高い状態となり、第2放熱部622まで熱伝導することができる。一方で、第1発光素子31の発熱量が小さい時には接続部70は熱伝導率が低い状態となり、第2放熱部622に伝わる熱が減少する。
(投射型表示装置の構成)
図5は、第一実施形態の光源装置180を用いた投射型表示装置200(プロジェクタ)の構成を示す図である。投射型表示装置200は、外装筐体の内部に光源装置180、照明光学系150、画像形成部160、投射光学系170を備える。投射型表示装置200は、光源装置180から出射された光が照明光学系150を介して画像形成部160を照射し、入力信号に応じて形成された画像を投射光学系170によって投射する。
照明光学系150は、光センサが配置されていてもよく、照明光学系150内で光を検出することで、赤色(R)光量、緑色(G)光量、青色(B)光量を検出することができる。
画像形成部160には、デジタルミラーデバイス(DMD)等の微小ミラーの反射方向を調整することで画像を形成する手段や、透過型液晶素子や反射型液晶素子の電圧により液晶の配向を調整することで画像を形成する手段がある。画像形成部160は、画像生成素子によって、光を透過または反射するとともに画像変調することで画像生成を行う。画像生成素子は、投射型表示装置200の外部からの画像信号(入力データ)に応じて駆動することで画像を生成する。また、これらの画像生成素子の素子ごとの明るさを調整することで画像形成部160は画像を形成する。また、多くの投射型表示装置は、投射光の明るさを重要な性能となっているため、各色光源の出力比率は被視感度が高い緑色光が最も高いことが知られている。
色毎に生成された画像は、投射光学系170に導かれる。投射光学系170によって画像の拡大、焦点変動が行われ、投射型表示装置200は、被照射面であるスクリーンに画像を投影する。なお、投射光学系170は投射レンズを含んでおり、投射型表示装置200に対して着脱可能であってもよい。
投射型表示装置200は、用途に合わせて画像表示モードを選択できる技術が知られている。また、画像表示モードごとにホワイトバランスを最適化することが望ましい。例えば、明るさ優先のモードのホワイトバランスは、緑色光の割合を他の色光に対して増やす。そして、色再現性を優先するモードのホワイトバランスは、通常の出力比率で不足しがちな赤色光の割合を増やすことが望ましい。つまり、画像表示モードに応じて、光源装置の出力モードを最適化できることが求められている。
一方で光源装置の出力上限を制約する要件の一つとして光源装置の冷却能力があげられる。光源装置に含まれる固体光源は、光の出射時に大きな発熱量を発生することが知られている。さらに、固体光源は温度によって寿命及び出力効率に影響する。このため、従来の光源装置は光量の出力を大きくするために光源装置の冷却能力を向上する必要があり、光源装置の大型化に繋がる可能性があった。したがって、投射型表示装置の画像表示モードに応じたホワイトバランスの最適化と小型化を両立できる光源装置が求められている。
本実施形態の光源装置180では、第1基板611をベイパーチャンバーで構成し、第1基板611と第2放熱部622を接続部70で接続する構成となっている。そして、最も出力比率が大きく発熱量も大きい緑色光の波長帯域の光を出射する発光素子を第1発光素子31として第1基板611に配置する。また、第2発光素子32として赤色光(または青色光)の波長帯域の光を出射する発光素子を第2基板621に配置する。
これにより、明るさを優先するモードでは緑色光の第1発光素子31の発熱量が高くなり、第1発光素子31で発生した熱は第1基板611を介して接続部70に伝わる。このため、第1発光素子31の放熱に第1放熱部612に加えて第2放熱部622の接続部70周辺の領域も使用することができる。また、色再現性を優先するモードでは、緑色光の発光素子の発熱量が低くなり、接続部70への熱伝導が低減されるため、第2放熱部622全体を第2発光素子32の放熱に使用することができる。したがって、それぞれの発光素子に対して個別に放熱器を設ける場合に比べて光源装置を小型化することができる。
なお、第2発光素子32は青色光の発光素子であってもよく、明るさを優先するモードから色再現性を優先するモードに切り替えた際に発熱量が増加する発光素子であればよい。
接続部70は、第1基板611の第1放熱部612が設けられた第1面91とは異なる面に設けられることが望ましい。第1基板611の第1面91に接続部70を設けてしまうと、第1放熱部612の表面積が減少するため、第1発光素子31の冷却効率が低下する恐れがある。
さらに、投射型表示装置の小型化について重要な要素として、光源装置の高さに影響を受ける。投射型表示装置は略直方体の形状のため、光源装置の高さが高くなった場合には投射型表示装置の筐体全体の高さ(サイズ)に影響を受けてしまう。つまり、体積が同等の光源装置であれば、高さが低い光源装置の方が投射型表示装置の小型化の観点で望ましい。図2に示した光源装置180の構成では、接続部70が設けられる面は、第1基板611における第1発光素子31及び第2発光素子32の形成する面に略垂直な面となっている。これにより、接続部70を設けるために光源装置180の高さを高くする必要がないため、小型化に有利である。
また、本実施形態のように第1発光素子31と第2発光素子32が異なる方向に光を出射する(角度を有する)光学系の場合、第1面91の反対側の面に接続部70を設けると第1基板611の厚みを薄くすることができるため、小型化に有利である。第1基板611はベイパーチャンバーを使用しているため、発熱体(第1発光素子31)からの放射方向の熱伝導率は第1基板611の厚みにほとんど影響されない。つまり、第1基板611の厚みを薄くすることができるため、光源装置180を小型化することができる。
なお、図2に示した本実施形態の光源装置180には、第3発光素子33に接続された光源放熱器(第3光源放熱器)に関する記載を省略している。本実施形態の光源装置180に設けられた第3発光素子33(第3光源放熱器)は、第2光源放熱器62と同様に第1光源放熱器61に対して接続部を設けることができる。これにより、第1発光素子31の放熱に第2光源放熱器62と第3光源放熱器を使用することができ、同様の効果を得ることができる。
このように、本実施形態の光源装置は、投射型表示装置の画像表示モードに応じた光源の出力モードに設定することができ、ホワイトバランスを最適化しつつ光源装置を小型化することができる。本実施形態の光源装置は、第1発光素子31の発熱量が互いに異なる複数の出力モードを有しており、出力モードに応じて第1基板611の熱伝導率が変化する。
(第二実施形態)
図6は、第二実施形態の光源装置180の光学構成を示す図である。光源装置180は、複数の発光素子(光源)として第1発光素子31、第2発光素子32、第3発光素子33を備える。第1発光素子31、第2発光素子32、第3発光素子33は互いに波長の異なる光を出射する。本実施形態の光源装置180は、第1発光素子31から出射した光(励起光)が波長変換部材35(蛍光体)に入射することによって、第1発光素子31からの光の波長とは異なる波長に変換された光が出射する。例えば、波長変換部材35は、光源装置180の最も明るさに寄与する緑色光または黄色光を出射する。第2発光素子32は、例えば赤色レーザーダイオードのようなホワイトバランスを重視する際により出力を高めたくなる色光を出射する。第3発光素子33は、例えば青色レーザーダイオード等である。光源装置180は、波長変換部材35、第2発光素子32、第3発光素子33からの三色の色光を同時にまたは時分割で出射することで白色を作り出すことができる。
各発光素子および波長変換部材から出射された光は、第一実施形態の光源装置と同様の経路を通り、光源装置180から白色光として出射される。
図7は、第二実施形態の光源放熱器の構成を示す図である。図7に示すように光源装置180は、第1発光素子31で発生する熱を放熱する第1光源放熱器61と第2発光素子32で発生する熱を放熱する第2光源放熱器62が設けられている。第1光源放熱器61と第2光源放熱器62の構成は第一実施形態で説明したものと同様である。
第一実施形態と異なる点は、第1光源放熱器61と第2光源放熱器62の配置である。図6で説明した第二実施形態の光源装置の光学構成により、第1光源放熱器61と第2光源放熱器62は並列に配置されている。この場合であっても、第1基板611と第2放熱部622に設けられる接続部70の面は、第1発光素子31と第2発光素子32が形成する面に略垂直な面となる。
図6に示した第二実施形態の光源装置のように、第1発光素子31の出射方向と第2発光素子32の出射方向が略平行となる光学構成の場合、接続部70は第1基板611の厚み方向の面とするほうが望ましい。図7に示すように第1基板611と第2放熱部622に接続部70を設けることにより、不要な突起部を形成する必要がない。そのため、光源装置180の小型化の観点で有利となる。
第二実施形態の光源装置180もまた、第1基板611をベイパーチャンバーで構成し、第1基板611と第2放熱部622を接続部70で接続する構成となっている。そして、最も出力比率が大きく発熱量も大きい緑色光の発光素子を第1発光素子31として第1基板611に配置し、第2発光素子32として赤色光の発光素子を第2基板621に配置する。
これにより、光源装置180の出力モードとして、緑色光の第1発光素子31の発熱量が高くなる場合、第1発光素子31で発生した熱は第1基板611を介して接続部70に伝わる。このため、第1発光素子31の放熱に第1放熱部612に加えて第2放熱部622の接続部70周辺の領域も使用することができる。また、光源装置180の出力モードとして、緑色光の第1発光素子31の発熱量が低くなる場合、接続部70に伝わる第1発光素子31で発生した熱が低減される。そのため、第2放熱部622の全体を第2発光素子32の放熱に使用することができる。第一実施形態の光源装置と同様に、それぞれの発光素子に対して個別に放熱器を設ける場合に比べて光源装置を小型化することができる。
本実施形態の波長変換部材を用いた光源装置であっても、光源装置の出力モードに応じて複数の発光素子の出力を調整しつつ、光源装置の小型化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
31 第1発光素子
32 第2発光素子
33 第3発光素子
61 第1光源放熱器
62 第2光源放熱器
70 接続部
150 照明光学系
160 画像形成部
170 投射光学系
180 光源装置
200 投射型表示装置
611 第1基板
612 第1放熱部
621 第2基板
622 第2放熱部

Claims (12)

  1. 第1発光素子と、
    前記第1発光素子から出射する光の波長とは異なる波長の光を出射する第2発光素子と、
    前記第1発光素子と接触する第1基板と、
    前記第2発光素子と接触する第2基板と、
    前記第1基板に接続され、前記第1発光素子からの熱を放熱する第1放熱部と、
    前記第2基板に接続され、前記第2発光素子からの熱を放熱する第2放熱部を有し、
    前記第1基板と前記第2放熱部が接続され、
    前記第1基板は、ヒートパイプまたはベイパーチャンバーを含むことを特徴とする光源装置。
  2. 前記光源装置は、前記第1発光素子の発熱量が互いに異なる複数の出力モードを有し、
    前記出力モードに応じて前記第1基板の熱伝導率が変化することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1発光素子の発熱量が前記第2発光素子の発熱量より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記第1基板は、前記第1発光素子の発熱量が大きいほど熱伝導率が高くなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記第1発光素子の発熱量が大きいほど、前記第1基板の熱伝導率と前記第1放熱部の熱伝導率の差が大きくなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記第1基板は、前記第1放熱部が接続された面とは異なる面で前記第2放熱部と接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記第1発光素子と前記第2発光素子が互いに異なる方向に光を出射し、前記第2放熱部は、前記第1基板において前記第1放熱部が接続された面と反対側の面に接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記第1基板と前記第2基板が離間して配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 前記第1発光素子は緑色の波長帯域の光を出射し、
    前記第2発光素子は赤色または青色の波長帯域の光を出射することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の光源装置。
  10. 前記第1発光素子から出射される光の波長を変換する波長変換部材を有し、
    前記第1発光素子は青色光の波長帯域の光を出射し、
    前記第1発光素子から出射した光は、前記波長変換部材によって黄色光または緑色光に変換され、
    前記第2発光素子は赤色光または青色光の波長帯域の光を出射することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の光源装置。
  11. 第1発光素子と、
    前記第1発光素子から出射する光の波長とは異なる波長の光を出射する第2発光素子と、
    前記第1発光素子と接触する第1基板と、
    前記第2発光素子と接触する第2基板と、
    前記第1基板に接続され、前記第1発光素子からの熱を放熱する第1放熱部と、
    前記第2基板に接続され、前記第2発光素子からの熱を放熱する第2放熱部を有し、
    前記第1基板と前記第2放熱部が接続され、
    前記第1基板の熱伝導率が前記第1発光素子の発熱量に応じて変化することを特徴とする光源装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を入力データに応じて画像を生成する画像生成素子を備えることを特徴とする投射型表示装置。
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