JP2023078104A - イメージセンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】 実施形態は、信号対雑音比ディップ現象が改善されたイメージセンサーを提供する。【解決手段】 一実施形態によるイメージセンサーは、第1フローティングディフュージョンおよび横型オーバーフロー蓄積容量(LOFIC)を含む第2フローティングディフュージョンを含み、第1フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第1ピクセル信号を生成し、第1フローティングディフュージョンおよび第2フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第2ピクセル信号を生成するピクセル;ピクセルに連結され、第1ピクセル信号または第2ピクセル信号を伝達するカラムライン;第1基準信号および第2基準信号を生成するランプ信号生成器;およびカラムラインに連結され、第1ピクセル信号と第1基準信号を比較した第1比較結果、第2ピクセル信号と第1基準信号を比較した第2比較結果、および第2ピクセル信号と第2基準信号を比較した第3比較結果を含む複数の比較結果に基づいてイメージ信号を生成するリードアウト回路を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、イメージセンサーに関する。
イメージセンサー(image sensor)は、対象物の2次元または3次元イメージをキャプチャー(capture)する装置である。イメージセンサーは、対象物から反射される光の強さにより反応する光電変換素子を利用して対象物のイメージを生成する。
最近、多様な分野で性能が向上したイメージセンサーの需要が増大している。CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサーは、CMOS工程を利用して製造されるイメージ撮像素子であって、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサーと比較して製造単価が低く、電力消費が少なく、高集積が可能であるという長所がある。
ただし、CMOSイメージセンサーを通じて獲得されたイメージは、CMOSイメージセンサーの信号対雑音比(signal to noise ratio、SNR)の影響を多く受けるという問題がある。特に、低照度と高照度のイメージを合成時、信号対雑音比が急激に低くなる信号対雑音比ディップ(SNR dip)現象は、イメージの画質を劣化させる主な要因のうちの一つである。
本発明の目的は、信号対雑音比が減少したイメージセンサーを提供することにある。
また、本発明の目的は、信号対雑音比ディップ現象が改善されたイメージセンサーを提供することにある。
一実施形態によるイメージセンサーは、第1フローティングディフュージョンおよび横型オーバーフロー蓄積容量(Lateral Overflow Integration Capacitor、LOFIC)を含む第2フローティングディフュージョンを含み、第1フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第1ピクセル信号を生成し、第1フローティングディフュージョンおよび第2フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第2ピクセル信号を生成するピクセル;ピクセルに連結され、第1ピクセル信号または第2ピクセル信号を伝達するカラムライン;第1基準信号および第2基準信号を生成するランプ信号生成器;およびカラムラインに連結され、第1ピクセル信号と第1基準信号を比較した第1比較結果、第2ピクセル信号と第1基準信号を比較した第2比較結果、および第2ピクセル信号と第2基準信号を比較した第3比較結果を含む複数の比較結果に基づいてイメージ信号を生成するリードアウト回路を含む。
ある実施形態において、第1基準信号は、第1傾きを有する複数のランプ信号を含み、第2基準信号は、第1傾きと異なる第2傾きを有する複数のランプ信号を含み、複数の比較結果は、第1ピクセル信号と第2基準信号を比較した第4比較結果をさらに含むことができる。
ある実施形態において、ピクセルは、第3フローティングディフュージョンをさらに含み、第2ピクセル信号は、第3フローティングディフュージョンの電荷量にさらに基づいて生成され、ピクセルは、第1フローティングディフュージョンおよび第3フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第3ピクセル信号をさらに生成することができる。
ある実施形態において、第1基準信号は、第1傾きを有する複数のランプ信号を含み、第2基準信号は、第1傾きと異なる第2傾きを有する複数のランプ信号を含み、複数の比較結果は、第3ピクセル信号と第2基準信号を比較した第4比較結果をさらに含むことができる。
ある実施形態において、第1ピクセル信号、第2ピクセル信号、および第1基準信号の入力を受け、第1比較結果および第2比較結果を出力する第1比較器、第2ピクセル信号、第3ピクセル信号、および第2基準信号の入力を受け、第3比較結果および第4比較結果を出力する第2比較器を含むことができる。
ある実施形態において、第1基準信号は、第1傾きを有する複数のランプ信号を含み、第2基準信号は、第1傾きと異なる第2傾きを有する複数のランプ信号を含み、複数の比較結果は、第1ピクセル信号と第2基準信号を比較した第4比較結果をさらに含むことができる。
ある実施形態において、ランプ信号生成器は、第3傾きを有する第3基準信号をさらに生成し、複数の比較結果は、第3ピクセル信号と第3基準信号を比較した第5比較結果をさらに含むことができる。
ある実施形態において、ランプ信号生成器は、イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に第3傾きを維持することができる。
ある実施形態において、リードアウト回路は、第1ピクセル信号、第2ピクセル信号、および第1基準信号の入力を受け、第2比較結果および第4比較結果を出力する第1比較器、第1ピクセル信号、第2ピクセル信号、および第2基準信号の入力を受け、第3比較結果および第4比較結果を出力する第2比較器、第3ピクセル信号と第3基準信号の入力を受け、第5比較結果を出力する第3比較器を含むことができる。
ある実施形態において、ランプ信号生成器は、第3傾きと異なる第4傾きを有する第4基準信号をさらに生成し、複数の比較結果は、第3ピクセル信号と第4基準信号を比較した第6比較結果をさらに含むことができる。
ある実施形態において、ランプ信号生成器は、イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に第4傾きを維持することができる。
ある実施形態において、リードアウト回路は、第3ピクセル信号と第4基準信号の入力を受け、第6比較結果を出力する第4比較器をさらに含むことができる。
ある実施形態において、ピクセルは、第1フローティングディフュージョン、第2フローティングディフュージョン、および第3フローティングディフュージョンを第1サブピクセルとして含み、第1フローティングディフュージョンと同一のキャパシタンスを有する第4フローティングディフュージョン、第2フローティングディフュージョンと同一のキャパシタンスを有する第5フローティングディフュージョン、および第3フローティングディフュージョンと同一のキャパシタンスを有する第6フローティングディフュージョンを第2サブピクセルとして含み、第4フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第4ピクセル信号を生成し、第4フローティングディフュージョンおよび第5フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第5ピクセル信号を生成し、第4フローティングディフュージョン、第5フローティングディフュージョンおよび第6フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第6ピクセル信号を生成し、カラムラインは、第1サブピクセルに連結される第1カラムラインと第2サブピクセルに連結される第2カラムラインを含み、リードアウト回路は、第1ピクセル信号と第1基準信号を比較する時、第1ピクセル信号および第4ピクセル信号の平均値と第1基準信号を比較して第1比較結果を生成し、第2ピクセル信号と第1基準信号を比較する時、第2ピクセル信号および第5ピクセル信号の平均値と第1基準信号を比較して第2比較結果を生成し、第2ピクセル信号と第2基準信号を比較する時、第2ピクセル信号および第5ピクセル信号の平均値と第2基準信号を比較して第3比較結果を生成し、第3ピクセル信号と第2基準信号を比較する時、第3ピクセル信号および第6ピクセル信号の平均値と第2基準信号を比較して第4比較結果を生成することができる。
一実施形態によるイメージセンサーは、光電素子;第1ノードと光電素子の間に連結される転送トランジスター;第1ノードに連結される第1フローティングディフュージョン;第1ノードと第2ノードの間に連結される第1スイッチトランジスター;第2ノードに連結される第2フローティングディフュージョン;電源電圧ラインと第2ノードの間に連結される第2スイッチトランジスター;第1ノードの電圧に応答してピクセル信号を生成し、ピクセル信号をカラムラインに出力する駆動トランジスター;複数のランプ信号を含む複数の基準信号を生成してリードアウト回路に伝達するランプ信号生成器;およびカラムラインに連結され、ピクセル信号および複数の基準信号のうちの第1傾きを有するランプ信号を含む第1基準信号を比較し、ピクセル信号および複数の基準信号のうちの第1傾きと異なる第2傾きを有するランプ信号を含む第2基準信号を比較してイメージ信号を生成するリードアウト回路を含む。
ある実施形態において、ピクセル信号は、第1スイッチトランジスターがターンオフされた状態で駆動トランジスターが生成する第1ピクセル信号;および第1スイッチトランジスターがターンオンされ、第2スイッチトランジスターがターンオフされた状態で駆動トランジスターが生成する第2ピクセル信号を含むことができる。
ある実施形態において、第1ノードと第3ノードの間に連結される第3スイッチトランジスター、および第3ノードに連結される第3フローティングディフュージョンをさらに含み、ピクセル信号は、第1スイッチトランジスターおよび第3スイッチトランジスターがターンオンされた状態で駆動トランジスターが生成する第3ピクセル信号をさらに含むことができる。
ある実施形態において、第2スイッチトランジスターと直列に連結される第3フローティングディフュージョンをさらに含み、ピクセル信号は、第1スイッチトランジスターおよび第2スイッチトランジスターがターンオンされた状態で駆動トランジスターが生成する第3ピクセル信号をさらに含むことができる。
ある実施形態において、リードアウト回路は、第1ピクセル信号および第3ピクセル信号と第1基準信号を比較し、第2ピクセル信号および第3ピクセル信号と第2基準信号を比較してイメージ信号を生成することができる。
ある実施形態において、複数の基準信号は、第3ピクセル信号に同期してランプ信号生成器が生成する第3傾きを有するランプ信号を含む第3基準信号をさらに含み、リードアウト回路は、第1ピクセル信号および第2ピクセル信号と第1基準信号を比較し、第1ピクセル信号および第2ピクセル信号と第2基準信号を比較し、第3ピクセル信号と第3基準信号を比較してイメージ信号を生成することができる。
ある実施形態において、ランプ信号生成器は、イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に第3基準信号内のランプ信号の傾きを維持することができる。
ある実施形態において、複数の基準信号は、第3ピクセル信号に同期してランプ信号生成器が生成する第4傾きを有するランプ信号を含む第4基準信号をさらに含み、リードアウト回路は、第3ピクセル信号および第4基準信号を比較する第4比較器をさらに含むことができる。
ある実施形態において、ランプ信号生成器は、イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に第4基準信号内のランプ信号の傾きを維持することができる。
一実施形態によるイメージセンサーにより実行される方法は、第1フローティングディフュージョンおよび第2フローティングディフュージョンを含むピクセルで、第1フローティングディフュージョンの電荷量に基づいた第1ピクセル信号を生成し、第1フローティングディフュージョンおよび第2フローティングディフュージョンの電荷量に基づいた第2ピクセル信号を生成する段階;第1傾きを有するランプ信号を含む第1基準信号および第1傾きと異なる第2傾きを有するランプ信号を含む第2基準信号を生成する段階;および第1ピクセル信号と第1基準信号を比較した第1比較結果、第2ピクセル信号と第1基準信号を比較した第2比較結果、および第2ピクセル信号と第2基準信号を比較した第3比較結果を含む複数の比較結果に基づいてイメージ信号を生成する段階を含む。
一実施形態によるイメージセンサーの例示ブロック図である。 一実施形態によるピクセルを示す回路図である。 一実施形態によるピクセルを示す回路図である。 一実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。 一実施形態によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 一実施形態によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。 図6によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。 本実施形態による一つのピクセルを示す回路図である。 他の実施形態によるピクセルを示す回路図である。 他の実施形態によるピクセルを示す回路図である。 一実施形態によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 一実施形態によるイメージセンサーの他の動作タイミングを例示する図面である。 本発明の一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 イメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 イメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 本発明の他の実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 本発明の他の実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。 図19によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 図19によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。 図26によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 図26によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。 図29によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。 一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。 一実施形態による一つのピクセルを示す回路図である。 一実施形態によるコンピュータ装置の例示ブロック図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な異なる形態に具現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
そして、図面において、本発明を明確に説明するために説明上不要な部分は省略し、明細書全体にわたって類似の部分については類似の図面符号を付した。図面を参照して説明したフローチャートにおいて、動作順序は変更可能であり、多くの動作が併合されたり、ある動作が分割され得、特定の動作は行われないことがある。
また、単数で記載された表現は「一つ」または「単一」などの明示的な表現を使用しない以上、単数または複数で解釈され得る。第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明することに使用され得るが、構成要素はこのような用語により限定されない。これら用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用され得る。
図1は一実施形態によるイメージセンサーの例示ブロック図である。
図1を参照すれば、本発明の一実施形態によるイメージセンサー100は、コントローラー110、タイミング生成器120、ロードライバー130、ピクセルアレイ140、リードアウト回路150、ランプ信号生成器160、データバッファー170、およびイメージ信号プロセッサー180を含むことができる。ある実施形態において、イメージ信号プロセッサー180は、イメージセンサー100の外部に位置することができる。
イメージセンサー100は、外部から受信した光を電気信号に変換してイメージ信号を生成することができる。イメージ信号IMSは、イメージ信号プロセッサー180に提供され得る。
イメージセンサー100は、イメージまたは光センシング機能を有する電子装置に搭載され得る。例えば、イメージセンサー100は、カメラ、スマートフォン、ウェアラブル機器、もののインターネット(Internet of Things(IoT))機器、家電機器、タブレットPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション(navigation)、ドローン(drone)、先進運転支援システム(advanced drivers assistance system、ADAS)などのような電子装置に搭載され得る。またはイメージセンサー100は、車両、家具、製造設備、ドア、各種計測機器などに部品として備えられる電子装置に搭載され得る。
コントローラー110は、イメージセンサー100に含まれる各構成要素120、130、150、160、170を全般的に制御することができる。コントローラー110は、制御信号を利用して各構成要素120、130、150、160、170の動作タイミングを制御することもできる。実施形態により、コントローラー110は、ランプ信号生成器160を制御してランプ信号生成器160が発生させる基準信号RAMPを調整することができ、タイミング生成器120を制御してロードライバー130を通じてピクセルアレイ140内のピクセル回路のフローティングディフュージョン(Floating Diffusion、FD)キャパシタンスを調整することができる。
ある実施形態において、コントローラー110は、アプリケーションプロセッサーから撮像モードを指示するモード信号を受信し、受信したモード信号に基づいてイメージセンサー100を全般的に制御することができる。例えば、アプリケーションプロセッサーは、撮像環境の照度、使用者の解像度設定、センシングされたり学習された状態など多様なシナリオによりイメージセンサー100の撮像モードを決定し、決定した結果をモード信号でコントローラー110に提供することができる。コントローラー110は、ピクセルアレイ140の複数のピクセルが撮像モードに従ってピクセル信号を出力するように制御することができ、ピクセルアレイ140は、複数のピクセルのそれぞれに対するピクセル信号または複数のピクセルのうちの一部に対するピクセル信号を出力することができ、リードアウト回路150は、ピクセルアレイ140から伝達されたピクセル信号をサンプリングし処理することができる。タイミング生成器120は、イメージセンサー100の構成の動作タイミングの基準となる信号を生成することができる。タイミング生成器120は、ロードライバー130、リードアウト回路150、およびランプ信号生成器160のタイミングを制御することができる。タイミング生成器120は、ロードライバー130、リードアウト回路150、およびランプ信号生成器160のタイミングを制御する制御信号を提供することができる。
ピクセルアレイ140は、複数のピクセルPX、そして複数のピクセルPXにそれぞれ連結される複数のローラインRLおよび複数のカラムラインCLを含むことができる。ある実施形態において、各ピクセルPXは、少なくとも一つの光電素子(または光感知素子という)を含むことができる。光電素子は、入射される光を感知し、入射光を光量に従った電気信号、つまり、複数のアナログピクセル信号に変換することができる。光電素子から出力されるアナログピクセル信号のレベルは光電素子から出力される電荷の量に比例することができる。つまり、光電素子から出力されるアナログピクセル信号のレベルはピクセルアレイ140内に受信される光の量に比例することができる。
ピクセルアレイ140は、複数のアナログピクセル信号を生成する過程で変換ゲイン(Conversion gain)を調節することができる。変換ゲインは、光電変換により生成された単位光電荷に対してピクセルアレイ140から出力されるアナログピクセル信号の大きさである。ここで、変換ゲインは、ピクセルアレイ140内の一つのピクセルに含まれる複数個のトランジスターを使用してフローティングディフュージョンFDキャパシタンスを変更することによって調節され得る。
ローラインRLは、第1方向に延びており、第1方向に沿って配置されたピクセルPXに連結され得る。例えば、ローラインRLは、ピクセルPXに備えられる素子、例えばトランジスターにロードライバー130から出力される制御信号を伝達することができる。ローラインRL以外に他の信号ラインが第1方向に配列されることもできる。カラムラインCLは、第1方向と交差する第2方向に延びており、第2方向に沿って配置されたピクセルPXに連結され得る。カラムラインCLは、ピクセルPXから出力されるピクセル信号をリードアウト回路150に伝達することができる。
ある実施形態において、一つのピクセルPXは、複数のサブピクセルグループを含むことができる。サブピクセルグループは、M*N(M、Nは2以上の整数)形態に配置され得る。M*N形態は、カラムラインCLの配列方向にM個、ローラインRLの配列方向にN個が配列された形態であり得る。
例えば、一つのピクセル1400は、1*2形態に配列された複数のサブピクセルグループ1401、1402を含むことができる。図1で、一つのピクセル1400は、2個のサブピクセルグループ1401、1402を含むものと示されているが、これに限定されるのではなく、一つのピクセルはM*N形態に配列された任意の個数のサブピクセルグループを含むことができる。
ピクセルアレイ140は、サブピクセルグループ単位で動作することができる。一つのサブピクセルグループは、複数のサブピクセルを含むことができる。具体的に、サブピクセルグループ1401は、サブピクセル1401_1、1401_2を含むことができる。サブピクセルグループ1402は、サブピクセル1402_1、1402_2を含むことができる。複数のサブピクセル1401_1、1401_2、1402_1、1402_2のそれぞれは、一つ以上の光電素子(または光感知素子)を含むことができる。
複数のサブピクセルグループ1401、1402のそれぞれは、一つのアナログピクセル信号を出力することができる。この時、一つのサブピクセルグループ1401、1402から出力されるアナログピクセル信号の電圧レベルは、サブピクセルグループ1401、1402内のそれぞれのサブピクセル1401_1、1401_2、1402_1、1402_2から出力される電圧のレベルの総和であり得る。一つのサブピクセルグループ1401、1402に含まれるサブピクセルは、同一のカラーフィルターを有することができる。
一実施形態において、ピクセルアレイ140は、サブピクセル1401_1、1401_2、1402_1、1402_2のそれぞれでアナログ信号を出力することができる。例えば、高照度環境で、アプリケーションプロセッサーはフルモード(full mode)を指示するモード信号をイメージセンサー100に提供することができる。高照度環境は低照度環境より光量が高い環境であり得る。フルモードは、ピクセルアレイ140を構成する全てのサブピクセルにより感知された電圧に対して読み出し動作を行うことを意味し得る。フルモードを指示するモード信号を受信した場合に、イメージセンサー100は、ピクセルアレイ140の全てのサブピクセルのそれぞれにより生成されたピクセル信号を出力するようにピクセルアレイ140を制御し、出力されたピクセル信号を個別的に処理することができる。出力されるアナログ信号の個数が多いため、フルモードでイメージセンサー100の外部環境の形態、明暗などが鮮明に表示され得る。
一実施形態において、ピクセルアレイ140は、サブピクセル1401_1、1401_2、1402_1、1402_2のそれぞれでアナログ信号を出力する代わりに、サブピクセルグループ1401、1402からピクセル信号を出力することができる。サブピクセルグループに受信される光量は、サブピクセルグループ内のそれぞれのサブピクセルに受信される光量の総和であり得る。例えば、低照度環境で、アプリケーションプロセッサーはビニングモード(binning mode)を指示するモード信号をイメージセンサー100に提供することができる。低照度環境は、室内や夜間のように光量(quantity of light)が不足している環境であり得る。ビニングモードとは、一つの集合内に含まれているサブピクセルの出力値を合算した値(または平均値)を一つのアナログピクセル信号で出力するモードを意味し得る。ビニングモードを指示するモード信号を受信した場合に、イメージセンサー100は、一つのサブピクセルグループ内で隣接して位置したサブピクセルまたは所定個数の同一のカラーピクセル単位で生成されたピクセル信号を出力するようにピクセルアレイ140を制御し、出力されたピクセル信号を処理することができる。ビニングモードを指示するモード信号を受信した場合に、イメージセンサー100は一つのサブピクセルグループ1401内の複数のサブピクセル1401_1、1401_2のそれぞれにより感知された電圧が合算された値を一つのピクセル信号で出力することができる。また、イメージセンサー100は、一つのサブピクセルグループ1402内の複数のサブピクセル1402_1、1402_2のそれぞれにより感知された電圧が合算された値を一つのピクセル信号で出力することができる。したがって、ビニングモードで出力されるピクセル信号は、低照度環境でも十分な光量の情報を含むことができるため、イメージセンサー100の外部環境の色が豊富に表示され得る。
以下の説明で、イメージセンサー100はビニングモードで動作すると仮定される。
ロードライバー130は、タイミング生成器120の制御信号に応答してピクセルアレイ140を駆動するための制御信号を生成し、複数のローラインRLを通じてピクセルアレイ140の複数のピクセルPXに制御信号を提供することができる。
ある実施形態において、ロードライバー130は、ローライン単位で複数のピクセルPXが入射される光を感知するように制御することができる。ローライン単位は、少なくとも一つのローラインRLを含むことができる。例えば、ロードライバー130は、後述するようにピクセルアレイ140に転送信号TG、リセット信号(RG)、選択信号(SEL)、ゲイン制御信号(DCG)などを提供することができる。
リードアウト回路150は、タイミング生成器120からの制御信号に応答して複数のピクセルPXのうちで選択されたローラインRLに連結されたピクセルPXからのピクセル信号(または電気信号)を光量を示すピクセル値に変換することができる。リードアウト回路150は、対応するカラムラインCLを通じて出力されるピクセル信号をピクセル値に変換することができる。例えば、リードアウト回路150は、ランプ信号とピクセル信号を比較することによってピクセル信号をピクセル値に変換することができる。ピクセル値は、複数のビットを有するイメージデータであり得る。具体的に、リードアウト回路150は、選択器、複数の比較器、および複数のカウンター回路などを含むことができる。
ランプ信号生成器160は、基準信号を生成してリードアウト回路150に転送することができる。
ランプ信号生成器160は、電流源、抵抗、およびキャパシタを含むことができる。ランプ信号生成器160は、可変電流源の電流大きさや可変抵抗の抵抗値を調節してランプ抵抗にかかる電圧のランプ電圧を調節することによって、可変電流源の電流大きさまたは可変抵抗の抵抗値により決定される傾きで下降または上昇する複数のランプ信号を生成することができる。
また、ランプ信号生成器160は、クロックの周波数を調節してランプ電圧のゲインを調節することができる。ランプ電圧の「ゲイン」とは、信号を増幅する程度を意味し得、アナログゲイン(analog gain)とも定義され得る。
ここで、ランプ電圧のゲインは、ランプ信号の傾きの絶対値の大きさに基づくことができる。例えば、ランプ信号は、一定の電圧を維持してから決定された傾きで低くなり、再び一定の電圧へ復帰する波形を有することができる。ランプ信号の電圧が低くなる部分の傾きの絶対値が大きくなるほど同一時間の間に検出できる信号の個数が減ることができる。したがって、ランプ信号の電圧が低下する部分の傾きが急峻であるほど、アナログゲインは小さくなる。逆に、ランプ信号の電圧が低下する部分の傾きが緩やかなほど、アナログゲインは大きくなる。
データバッファー170は、リードアウト回路150から伝達される選択されたカラムラインCLに連結された複数のピクセルPXのピクセル値を保存し、コントローラー110からのイネーブル信号に応答して保存したピクセル値を出力することができる。
イメージ信号プロセッサー180は、データバッファー170から受信したイメージ信号に対してイメージ信号処理を行うことができる。例えば、イメージ信号プロセッサー180は、データバッファー170から複数のイメージ信号を受信し、受信したイメージ信号を合成して一つのイメージを生成することができる。
図2aは一実施形態によるピクセルを示す回路図である。
一実施形態によるピクセルPX1は、光に反応して電荷を生成する光電素子PD11、PD12、PD13、PD14が生成した電荷を処理して電気信号を出力するピクセル回路PC1を含むことができる。図2aでは一つのピクセルPX1が4個の光電素子PD11、PD12、PD13、PD14を含むと示されているが、発明がこれに限定されるのではなく、一つのピクセルPX1は、より少ないまたはより多くの光電素子を含み得る。光電素子PD11、PD12、PD13、PD14は、外部光をセンシングして電荷を生成することができる。
光電素子PD11、PD12、PD13、PD14のカソード(cathode)は、転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14を通じてフローティングノードFN11に連結され得、光電素子PD11、PD12、PD13、PD14のアノード(anode)は接地され得る。
ピクセル回路PC1は、転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14、駆動トランジスターDX1、選択トランジスターSX1、リセットトランジスターRX1、およびスイッチトランジスターSW1などの複数のトランジスターを含むことができる。ピクセル回路PC1内のトランジスターTX11、TX12、TX13、TX14、SX1、RX1、SW1は、ロードライバー130から提供される制御信号、例えば転送制御信号TG11、TG12、TG13、TG14、選択信号SEL1、リセット制御信号RG1、および第1ゲイン制御信号DCG1に応答して動作することができる。
ある実施形態において、ピクセル回路PC1は、複数個のフローティングディフュージョンFD11、FD12を含むことができる。複数個のフローティングディフュージョンFD11、FD12のそれぞれは、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD11、PD12が生成した電荷を保存することができる。図2aには2個のフローティングディフュージョンFD11、FD12が図示されているが、ピクセル回路PC1は3個以上のフローティングディフュージョンを有することができる。
転送トランジスターTX11は、光電素子PD11とフローティングノードFN11の間に連結されて、転送信号TG11により制御され得る。転送トランジスターTX11がターンオン(turn on)されると、光電素子PD11が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。
転送トランジスターTX12は、光電素子PD12とフローティングノードFN11の間に連結されて、転送信号TG12により制御され得る。転送トランジスターTX12がターンオンされると、光電素子PD12が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。転送トランジスターTX11と転送トランジスターTX12は並列に連結されている。
転送トランジスターTX13は、光電素子PD13とフローティングノードFN11の間に連結されて、転送信号TG13により制御され得る。転送トランジスターTX13がターンオンされると、光電素子PD13が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。
転送トランジスターTX14は、光電素子PD14とフローティングノードFN11の間に連結されて、転送信号TG14により制御され得る。転送トランジスターTX14がターンオンされると、光電素子PD14が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。
フローティングディフュージョンFD11に蓄積された電荷によりフローティングノードFN11の電圧が決定され得る。電荷が電圧に変換される比率であるコンバージョンゲイン(Conversion gain)は、フローティングディフュージョンFD11のキャパシタンスの大きさに反比例することができる。例えば、フローティングディフュージョンFD11のキャパシタンスが増加すればコンバージョンゲインが減少し、キャパシタンスが減少すればコンバージョンゲインが増加する。
駆動トランジスターDX1のゲートは、フローティングノードFN11に連結される。駆動トランジスターDX1は、フローティングノードFN11の電圧に対してソース-フォロア増幅器で動作することができる。駆動トランジスターDX1は、フローティングノードFN11の電圧に応答して選択トランジスターSX1を通じてピクセル信号VSをカラムラインCLに出力することができる。
選択トランジスターSX1は、駆動トランジスターDX1とカラムラインCLの間に連結されて、選択信号SEL1により制御され得る。選択トランジスターSX1がターンオンされると、駆動トランジスターDX1から出力されるピクセル電圧VSは、選択トランジスターSX1に連結されたカラムラインCLを通じてリードアウト回路(図1の150)に出力され得る。
リセットトランジスターRX1は、電源電圧VDDを供給する電源電圧ラインとフローティングノードFN12の間に連結され、リセット制御信号RG1により制御され得る。リセット信号RG1によりリセットトランジスターRX1がターンオンされる場合、フローティングノードFN12に電源電圧VDDが印加されてフローティングノードFN12がリセットされ得る。リセットトランジスターRX1がターンオンされている間にスイッチトランジスターSW1がターンオンされると、フローティングノードFN11およびフローティングノードFN12が全て電源電圧VDDでリセットされ得る。
スイッチトランジスターSW1は、フローティングノードFN11とフローティングノードFN12の間に連結され、第1ゲイン制御信号DCG1により制御され得る。
スイッチトランジスターSW1がターンオフされた場合、フローティングノードFN11はフローティングディフュージョンFD11のキャパシタンスを有する。この時、フローティングノードFN11に連結されたキャパシタンスの大きさが小さいため、イメージセンサー100はハイコンバージョンゲイン(High Conversion gain、HCG)モードでイメージ信号を生成することができる。HCGモードで動作時、ピクセル信号VSを処理するための回路(例えばリードアウト回路150)のゲインがローコンバージョンゲイン(Low Conversion gain、LCG)モードで動作する時のリードアウト回路150のゲインより相対的に小さくてもよい。したがって、イメージセンサー100のSNRが増加して感知可能な最低光量が低くなり得、イメージセンサー100の低光量感知性能が向上することができる。
スイッチトランジスターSW1がターンオンされた場合、フローティングディフュージョンFD12はフローティングノードFN11に連結され得る。フローティングノードFN11にはフローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12が並列に連結されるため、フローティングノードFN11のキャパシタンスはスイッチトランジスターSW1がターンオンされる前に比べて、フローティングディフュージョンFD12のキャパシタンスだけ増加する。この時、スイッチトランジスターSW1がターンオンされる前に比べて、フローティングノードFN11に連結されたキャパシタンスの大きさがより大きいため、イメージセンサー100はHCGモードに比べてピクセル内で処理できる電荷量がより大きいLCGモードで動作してイメージ信号を生成することができる。したがって、イメージセンサー100の高光量感知性能が向上することができる。
ある実施形態において、フローティングディフュージョンFD12は、横型オーバーフロー蓄積容量(Lateral Overflow Integration Capacitor、LOFIC)を含むことができる。フローティングディフュージョンFD12がLOFICを含めば、光電素子PD11、PD12からフローティングディフュージョンFD11に伝達される電荷のうちのオーバーフロー(Over-flow)された電荷がフローティングディフュージョンFD12により共有され得る。この時、フローティングノードFN11に連結されたキャパシタンスの大きさが大きく増加するため、イメージセンサー100はLOFICコンバージョンゲイン(LOFIC Conversion gain)モードでイメージ信号を生成することができる。同様に、LOFICコンバージョンゲインモードでもFWC(Full Well Capacity)が増加することができる。したがって、イメージセンサー100の高光量感知性能がより向上することができる。つまり、光電素子PD11、PD12からオーバーフローされる大量の電荷がフローティングディフュージョンFD12により捨てられずに集積され得るため、イメージセンサー100は相対的に高い光量下でセンシングされたイメージ信号を生成することができる。
整理すれば、ピクセルPX1は、スイッチトランジスターSW1がターンオンされた時はLCGモード、スイッチトランジスターSW1がターンオフされた時はHCGモードで動作することができる。またはピクセルPX1は、スイッチトランジスターSW1がターンオンされた時はLOFICモード、スイッチトランジスターSW1がターンオフされた時はHCGモードで動作することができる。一方、LOFICを含むフローティングディフュージョンFD12は、一つのフローティングディフュージョンに多量の信号を保存するために使用される場合が多いため、一つのサブピクセルにより生成された電荷を保存しなければならないフルモードよりは、複数個のサブピクセルにより生成された電荷を保存しなければならないビニングモードで主に使用され得る。
ある実施形態において、ピクセルアレイ140が1フレーム期間に2つのモード(HCGモードおよびLCGモード;またはHCGモードおよびLOFICモード)で動作するため、イメージ信号プロセッサー180はそれぞれのモードによるイメージ信号を合成して高いダイナミックレンジ(dynamic range)を有する一つの合成されたイメージ信号を生成することができる。
一方、イメージ信号プロセッサー180が異なる条件下で生成されたイメージ信号を併合する時、信号対雑音比ディップ(SNR dip)が発生することがある。SNRディップは、ピクセルが互いに異なるキャパシタンスを有して動作する二つのモードで生成したイメージ信号をイメージ信号プロセッサー180が合成する時、イメージ信号のそれぞれの境界でSNRが急激に減少する現象を意味する。
例えば、ピクセルアレイ140が1フレーム期間にHCGモードおよびLCGモードで動作する場合に、HCGモードによるイメージ信号とLCGモードによるイメージ信号との合成時、HCGモードによるイメージ信号とLCGモードによるイメージ信号との境界でSNRディップが発生することがある。またはピクセルアレイ140が1フレーム期間にHCGモードおよびLOFICモードで動作する場合に、HCGモードによるイメージ信号とLOFICモードによるイメージ信号との合成時、HCGモードによるイメージ信号とLOFICモードによるイメージ信号との境界でSNRディップが発生することがある。LCGモードとLOFICモードでは互いに並列に連結された第1フローティングディフュージョンFD11と第2フローティングディフュージョンFD12が使用され、HCGモードでは第1フローティングディフュージョンFD11が使用されるため、第1フローティングディフュージョンFD11および第2フローティングディフュージョンFD12間のキャパシタンス差が大きくなるほど、一つの合成されたイメージ信号内で発生するSNRディップの大きさはより大きくなり得る。SNRディップは、一つの合成されたイメージ信号内で照度が変わる領域で急激に現れることがあり、イメージの画質を劣化させることがある。
図2bは他の実施形態によるピクセルを示す回路図である。
図2bに示されたピクセルPX2の光電素子PD21、PD22、PD23、PD24、転送トランジスターTX21、TX22、TX23、TX24、駆動トランジスターDX2、選択トランジスターSX2、およびリセットトランジスターRX2のそれぞれは図2aに示されたピクセルPX1の光電素子PD11、PD12、PD13、PD14、転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14、駆動トランジスターDX1、選択トランジスターSX1、およびリセットトランジスターRX1のそれぞれの構成と同一であり得る。
一方、いくつかの実施形態では、ピクセル回路PC2は、上に挙げた複数のトランジスターに加えて、複数のフローティングディフュージョンFD21およびFD22を含むことができる。フローティングディフュージョンFD21、FD22は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD21、PD22、PD23、PD24が生成した電荷を保存することができる。図2bには2個のフローティングディフュージョンFD21、FD22が図示されているが、ピクセル回路PC2は、3個以上のフローティングディフュージョンを有することができる。
スイッチトランジスターSW2は、フローティングノードFN21とフローティングディフュージョンFD22の間に連結され、第1ゲイン制御信号DCG1により制御され得る。
スイッチトランジスターSW2がターンオフされた場合、フローティングノードFN21はフローティングディフュージョンFD21のキャパシタンスを有する。この時、フローティングノードFN21に連結されたキャパシタンスの大きさが小さいため、イメージセンサー100はHCGモードでイメージ信号を生成することができる。
スイッチトランジスターSW2がターンオンされた場合、フローティングディフュージョンFD22はフローティングノードFN21に連結され、フローティングノードFN21のキャパシタンスはフローティングディフュージョンFD22のキャパシタンスだけ増加する。この時、フローティングディフュージョンFD22のキャパシタンスにより、イメージセンサー100はLCGモードでイメージ信号を生成したり、またはLOFICコンバージョンゲイン(LOFIC Conversion gain)モードでイメージ信号を生成することができる。
整理すれば、ピクセルPX2は、スイッチトランジスターSW2がターンオンされた時はLCGモード、スイッチトランジスターSW2がターンオフされた時はHCGモードで動作することができる。またはピクセルPX2は、スイッチトランジスターSW2がターンオンされた時はLOFICモード、スイッチトランジスターSW2がターンオフされた時はHCGモードで動作することができる。
本発明によるピクセルPXに含まれる複数個のフローティングディフュージョン間の連結関係は図2aおよび図2bに示された具体的なピクセル回路の構造に限定されるのではなく、ピクセル回路は、任意の連結関係を有して連結されたフローティングディフュージョンを含む構造を有することができる。以下、説明の便宜のために本発明によるピクセルPXが図2aによる構造を有すると仮定して記述する。
図3は一実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。
図3を参照すれば、ピクセルアレイ140は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは転送信号TGi、TGi+1、TGi+2のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VSを出力することができる。ここで、複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、一つのサブピクセルからなると仮定する。
リードアウト回路150は、ピクセルアレイ140のそれぞれのカラムラインCLに連結された選択器151、比較器153、カウンター155、およびCDS回路157を含むことができる。
選択器151は、例えばデマルチプレクサー(de-multiplexer)で具現され得るが、これに限定されない。選択器151は、対応する一つのカラムラインCLに連結され得、連結されたカラムラインCLからピクセル信号VSを受信することができる。選択器151は、コントローラー110からDEMUX選択信号SEL_Mを受信し、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを比較器153に出力することができる。一実施形態において、選択器151は、二つの出力端子を含むことができる。選択器151は、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを二つの出力端子のうちのいずれか一つに出力することができる。
比較器153は、ピクセル信号VSおよび基準信号RAMPを比較して、その結果をカウンター155に出力することができる。一実施形態において、比較器153は、第1比較器153_1および第2比較器153_2を含むことができる。第1比較器153_1および第2比較器153_2のそれぞれは、二つの入力端子と一つの出力端子を有することができる。第1比較器153_1の二つの入力端子のうちの一つは選択器151の二つの出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器160に連結され得る。第1比較器153_1の出力端子はカウンター155_1に連結され得る。第2比較器153_2の二つの入力端子のうちの一つは選択器151の二つの出力端子のうちの他の一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器160に連結され得る。第2比較器153_2の出力端子はカウンター155_2に連結され得る。
ランプ信号生成器160は、コントローラー110から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して基準信号RAMPを生成することができる。ある実施形態において、基準信号RAMPは、時間の経過により電圧レベルが増加または減少するランプ信号を含むことができる。ある実施形態において、基準信号RAMPに含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器151を通じて比較器153_1に入力される信号の大きさが基準信号RAMPのランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。また、選択器151を通じて比較器153_2に入力される信号の大きさが基準信号RAMPのランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。比較器153_1、153_2に入力される信号の大きさと基準信号RAMPのランプ信号の大きさが同じ時点に同期して比較器153_1、153_2から出力される信号のレベルが遷移され得る。
カウンター155は、比較器153から出力された信号の特定レベルがどのくらい維持されるのかをカウンティングすることができる。具体的に、カウンター155は、タイミング生成器120からクロックを受信することができる。カウンター155は、クロック信号のライジングエッジまたはフォーリングエッジを利用して比較器153から伝達された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。一実施形態において、カウンター155は、第1カウンター155_1および第2カウンター155_2を含むことができる。カウンター155_1は、比較器153_1の出力端に連結され得る。また、カウンター155_2は、比較器153_2の出力端に連結され得る。カウンター155_1は、比較器153_1から論理レベル「1」に対応するハイレベルが出力される時間をカウンティングすることができる。カウンター155_2は、比較器153_2から論理レベル「1」に対応するハイレベルが出力される時間をカウンティングすることができる。カウンター155_1、155_2は、アップ/ダウンカウンター(up/downcounter)あるいはビット-ワイズカウンター(bit-wise counter)を含むことができる。
CDS回路157は、カウンター155から伝達されたカウンティング信号に対して相関二重サンプリング(Correlated double sampling、CDS)方式を行ってイメージ信号を生成することができる。CDS方式は、二つの入力、つまり、知られた条件での出力量と知られていない条件での出力量に基づいて所望しないオフセットを除去することによって所望する値を測定する方式である。イメージセンサーで、CDSは、リセット電圧と信号電圧間の差に基づいて行われ得る。一実施形態において、CDS回路157は、CDS回路157_1およびCDS回路157_2を含むことができる。CDS回路157_1は、カウンター155_1の出力端に連結されて、カウンター155_1から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行うことができる。また、CDS回路157_2は、カウンター155_2の出力端に連結されて、カウンター155_2から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行うことができる。
図4は一実施形態によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図4では、ローライン単位で複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図4は、イメージセンサー100のフローティングディフュージョンFD12がLOFICを含まない場合にRST-RST-SIG-SIG(RRSS)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
図2a、図3、および図4を参照して、イメージセンサーの動作について説明する。
リセット区間Resetでは、第1フローティングディフュージョンFD11および第2フローティングディフュージョンFD12に保存されている電荷がリセットされる。
具体的に、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1が第1スイッチトランジスターSW1のゲートに印加されて第1スイッチトランジスターSW1がターンオンされる。フローティングノードFN11にフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12が連結される。
転送トランジスターTX11に印加される転送信号TG11、転送トランジスターTX12に印加される転送信号TG12、転送トランジスターTX13に印加される転送信号TG13、および転送トランジスターTX14に印加される転送信号TG14は、全て同一の波形を有することができ、これは図4および図5で転送信号TGで示した。ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14のゲートにそれぞれ印加されて転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14がターンオンされる。光電素子PD11、PD12、PD13、PD14により生成された電荷がフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12に提供され得る。ただし、ハイレベルのリセット信号RG1がリセットトランジスターRX1のゲートに印加されてリセットトランジスターRX1がターンオンされる。そうすると、フローティングノードFN11に電源電圧VDDが供給されて、フローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12がリセットされる。本実施形態において、リセット電圧は、例えば、電源電圧VDDであり得る。この時、選択トランジスターSX1にはローレベルの選択信号SEL1が印加されて選択トランジスターSX1はターンオフされている。
露出区間Exposureは、光電素子PD11、PD12、PD13、PD14が光に露出して電荷が生成される区間である。露出区間では、転送信号TGがハイレベルからローレベルに遷移されて、転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14がターンオフされる。また、リセット制御信号RG1はローレベルに遷移されてから再びハイレベルになってフローティングノードFN12に電源電圧VDDが供給される。
読み出し区間Readoutは、ピクセルPX1で生成されたピクセル信号VSがリードアウト回路150に伝達される区間である。LCGリセット信号RST_L、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、およびLCG信号SIG_Lのそれぞれがピクセル信号VSとして出力され得る。
第1ゲイン制御信号DCG1によるスイッチトランジスターSW1の駆動有無により変換ゲインの調節が行われ得る。例えば、ピクセルPXは、スイッチトランジスターSW1がターンオフされると、フローティングディフュージョンFD11に保存された電荷に基づいてピクセル信号VSを生成するHCGモードで動作することができ、スイッチトランジスターSW1がターンオンされると、フローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷に基づいてピクセル信号VSを生成するLCGモードで動作することができる。
まず、ハイレベルの選択信号SEL1が選択トランジスターSX1のゲートに印加されて選択トランジスターSX1がターンオンされる。そして、第1ゲイン制御信号DCG1がハイレベルに遷移されて、フローティングノードFN11でフローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12が連結される。そのために、期間401の間、フローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷によるフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、LCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
次に、第1ゲイン制御信号DCG1がローレベルに遷移すると、スイッチトランジスターSW1がターンオフされる。期間402の間、フローティングディフュージョンFD11に保存されている電荷によるフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、HCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
以降、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14のゲートに印加されて光電素子PD11、PD12、PD13、PD14により生成された電荷がフローティングディフュージョンFD11に提供され得る。したがって、フローティングディフュージョンFD11に保存されていた電荷量が変更され得る。期間403の間、変更されたフローティングディフュージョンFD11に保存された電荷によるフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、HCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
そして、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1がスイッチトランジスターSW1に印加されてフローティングノードFN11にフローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12が連結される。また、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14のゲートに印加されて光電素子PD11、PD12、PD13、PD14により生成された電荷がフローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12に提供され、フローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷が変更され得る。したがって、期間404の間、フローティングディフュージョンFD11とフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷によるフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、LCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間401の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCGリセット信号RST_Lは第1比較器153_1に出力され得る。期間402の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_Hは第2比較器153_2に出力され得る。期間403の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCG信号SIG_Hは第2比較器153_2に出力され得る。期間404の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器153_1に出力され得る。ただし、選択器151は、DEMUX選択信号SEL_Mがローレベルである場合に入力されたピクセル信号VSを第2比較器153_2に出力し、DEMUX選択信号SEL_Mがハイレベルである場合に入力されたピクセル信号VSを第1比較器153_1に出力することもできる。
一方、図4に示された基準信号RAMPは、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路150内の比較器153に提供される信号である。
図4に示された基準信号RAMPの波形は図4に示された期間の間に発生するピクセル信号VSの種類により決定され得る。
第1比較器153_1には第1周期を有する第1ランプ信号R41および第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R44が比較対象信号(例えば、ピクセル信号VS)に同期して提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R41は期間401内に第1比較器153_1に提供され得、第4ランプ信号R44は期間404内に第1比較器153_1に提供され得る。
また、第2比較器153_2には第1周期を有する第2ランプ信号R42および第2周期を有する第3ランプ信号R43が比較対象信号(例えば、ピクセル信号VS)に同期して提供され得る。具体的に、第2ランプ信号R42は期間402内に第2比較器153_2に提供され得、第3ランプ信号R43は期間403内に第2比較器153_2に提供され得る。以下、本明細書で、ランプ信号の周期とは、ランプ信号が所定の傾きで減少する期間を意味する。「第1」、「第2」、「第3」などの序数は、特定の要素、ステップなどを互いに区別するために、単に特定の要素、ステップなどのラベルとして使用される場合がある。明細書で「第1」、「第2」などを使用して説明されていない用語が、請求項では「第1」または「第2」と呼ばれることがある。さらに、特定の序数(たとえば、特定の請求項の「第1」)で参照される用語が、別の場所で別の序数(たとえば、明細書または別の請求項の「第2」)で記述される場合がある。
比較器153は、ピクセルPX1から出力されるピクセル信号VSを基準信号と比較することができる。具体的に、第1比較器153_1は、選択器151を通じて入力されるLCGリセット信号RST_Lと第1周期を有する第1ランプ信号R41を比較した結果を出力することができる。また、第1比較器153_1は、選択器151を通じて入力されるLCG信号SIG_Lと第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R44を比較した結果を出力することができる。第2比較器153_2は、選択器151を通じて入力されるHCGリセット信号RST_Hと第1周期を有する第2ランプ信号R42を比較した結果を出力することができる。また、第2比較器153_2は、選択器151を通じて入力されるHCG信号SIG_Hと第2周期を有する第3ランプ信号R43を比較した結果を出力することができる。ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器160は第1ランプ信号R41乃至第4ランプ信号R44を含む異なる波形の基準信号を生成することもできる。
LCGリセット信号RST_LおよびHCGリセット信号RST_Hは変化される程度が相対的に小さく、HCG信号SIG_HおよびLCG信号SIG_Lは変化される程度が相対的に大きいため、第1周期は第2周期に比べて短くてもよい。
通常、それぞれのモードでアナログゲインは同一に調整されるため、第1ランプ信号R41乃至第4ランプ信号R44は全て同一の傾きを有することができる。もし、アナログゲインを調整する場合、第1ランプ信号R41乃至第4ランプ信号R44の傾きは変動され得る。
一方、前述のようにCDS回路157_1は、カウンター155_1から伝達されたピクセル信号VSに対するカウンティング信号に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができ、CDS回路157_2は、カウンター155_2から伝達されたピクセル信号VSに対するカウンティング信号に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。例えば、CDS回路157_1は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_LにCDS方式を行って一つのイメージ信号を生成することができる。また、CDS回路157_2は、HCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_HにCDS方式を行って一つのイメージ信号を生成することができる。ピクセル信号VS読み出し方式がRRSSであるため、リセット雑音(kTC noise)を除去するためにLCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_LとHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは別個の比較器に入力されなければならない。
図5は一実施形態によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図5では、ローライン単位の複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット(Reset)区間、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図5は、イメージセンサー100のフローティングディフュージョンFD12がLOFICを含む場合にRST-SIG-SIG-RST(RSSR)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
図2a、図3、および図5を参照して、イメージセンサーの動作について説明する。
図5のリセット(Reset)区間の動作は、図4のリセット(Reset)区間の動作と同一であり得る。
露出区間Exposureは、光電素子PD11、PD12、PD13、PD14が光に露出して電荷が生成される区間である。露出区間では、リセット制御信号RG1および転送信号TGがローレベルに遷移されて、リセットトランジスターRX1および転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14がターンオフされる。また、第1ゲイン制御信号DCG1は、ローレベルに遷移されてから再びハイレベルになり、フローティングノードFN11にフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12が連結される。
読み出し区間Readoutは、ピクセルPX1で生成されたピクセル信号VSがリードアウト回路150に伝達される区間である。HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、およびLOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれがピクセル信号VSとして出力され得る。
第1ゲイン制御信号DCG1によるスイッチトランジスターSW1の駆動有無により変換ゲインの調節が行われ得る。例えば、ピクセルPX1は、スイッチトランジスターSW1がターンオフされると、フローティングディフュージョンFD11に保存された電荷に基づいてピクセル信号VSを生成するHCGモードで動作することができ、スイッチトランジスターSW1がターンオンされると、LOFICを含むフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷に基づいてピクセル信号VSを生成するLOFICモードで動作することができる。
まず、ハイレベルの選択信号SEL1が選択トランジスターSX1のゲートに印加されて選択トランジスターSX1がターンオンされる。そして、第1ゲイン制御信号DCG1はローレベルに遷移される。そのために、期間501の間、フローティングディフュージョンFD11に保存された電荷によるフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、HCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
以降、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14のゲートに印加されて光電素子PD11、PD12、PD13、PD14により生成された電荷がフローティングディフュージョンFD11に提供され得る。そのために、フローティングディフュージョンFD11に保存されていた電荷量が変更され得る。期間502の間、変更されたフローティングディフュージョンFD11に保存された電荷によるフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、HCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
その後、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1がスイッチトランジスターSW1に印加されてフローティングノードFN11にフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12が連結される。また、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14のゲートに印加されて光電素子PD11、PD12、PD13、PD14により生成された電荷がフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12に提供され得る。期間503の間、フローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷に基づいたフローティングノードFN11の電圧が駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号、つまり、LOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
その後、ハイレベルのリセット信号RG1がリセットトランジスターRX1に印加されてフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12が電源電圧VDDによりリセットされる。そのために、期間504の間、リセットされたフローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD12に保存された電荷に基づいたフローティングノードFN11の電圧が、駆動トランジスターDX1を通じてピクセル信号VS、つまり、LOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間501、期間502、期間503、および期間504の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、およびLOFICリセット信号RST_LOFICは、全て第1比較器153_1に出力され得る。
図5に示された基準信号RAMPは、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路150内の比較器153に提供される信号である。図5に示された基準信号RAMPの波形は、図5に示された期間の間に発生するピクセル信号VSの種類により決定され得る。例えば、RSSRリードアウト方式の場合に、ピクセルPXは、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、およびLOFICリセット信号RST_LOFICを順次に出力することができる。
一方、前述のようにCDS回路157は、対応するカウンター155から伝達されたピクセル信号VSに対するカウンティング信号に対して、相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。しかし、フローティングディフュージョンFD12がLOFICを含む場合に、フローティングディフュージョンFD12にはフローティングノードFN12に伝達される電荷のうちのオーバーフローされた電荷が保存される。したがって、LOFICリセット信号RST_LOFICの後にLOFIC信号SIG_LOFICが出力されるのではなく、LOFIC信号SIG_LOFICの後にLOFICリセット信号RST_LOFICがピクセル信号VSとして出力され得る。したがって、一つの比較器を使用しても全てのピクセル信号VSの読み出しが可能であり得る。
これを考慮すれば、第1比較器153_1または第2比較器153_2には第1周期を有する第1ランプ信号R51、第1周期より大きい第2周期を有する第2ランプ信号R52、第2周期を有する第3ランプ信号R53、および第1周期を有する第4ランプ信号R54が比較対象信号(例えば、ピクセル信号VS)に同期して提供され得る。以下、第1比較器153_1にピクセル信号VSが提供されると仮定して記述する。具体的に、第1ランプ信号R51は期間501内に第1比較器153_1に提供され得、第2ランプ信号R52は期間502内に第1比較器153_1に提供され得る。また、第3ランプ信号R53は期間503内に第1比較器153_1に提供され得、第4ランプ信号R54は期間504内に第1比較器153_1に提供され得る。
第1比較器153_1は、選択器151を通じて入力されるHCGリセット信号RST_Hと第1周期を有する第1ランプ信号R51を比較した結果を出力し、選択器151を通じて入力されるHCG信号SIG_Hと第1周期より大きい第2周期を有する第2ランプ信号R52を比較した結果を出力することができる。以降、第1比較器153_1は、選択器151を通じて入力されるLOFIC信号SIG_LOFICと第2周期を有する第3ランプ信号R53を比較した結果を出力し、選択器151を通じて入力されるLOFICリセット信号RST_LOFICと第1周期を有する第4ランプ信号R54を比較した結果を出力することができる。
HCGリセット信号RST_HおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは変化される程度が相対的に小さく、HCG信号SIG_HおよびLOFIC信号SIG_LOFICは変化される程度が相対的に大きいため、第1周期は第2周期に比べて短くてもよい。
通常、それぞれのモードでアナログゲインは同一に調整されるため、第1ランプ信号R51乃至第4ランプ信号R54は全て同一の傾きを有することができる。もし、アナログゲインを調整する場合、第1ランプ信号R51乃至第4ランプ信号R54の傾きは変動され得る。
図6は他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。
図6を参照すれば、ピクセルアレイ640は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1、TGi+2のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VSを出力することができる。ここで、複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、一つのサブピクセルからなると仮定する。
図6を参照すれば、他の実施形態によるイメージセンサー600は、ピクセルアレイ640およびリードアウト回路650を含むことができる。
リードアウト回路650は、ピクセルアレイ640のそれぞれのカラムラインCLに連結された選択器651、比較器653、カウンター655、およびCDS回路657を含むことができる。選択器651は、例えばデマルチプレクサーで具現され得るが、これに限定されない。
選択器651は、対応するカラムラインCLからピクセル信号VSを受信することができる。選択器651は、コントローラー610からDEMUX選択信号SEL_Mを受信し、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを比較器653に出力することができる。
比較器653は、第1比較器653_1および第2比較器653_2を含む。第1比較器653_1および第2比較器653_2のそれぞれの二つの入力端子のうちの一つは選択器651の出力端子に連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器660に連結され得る。第1比較器653_1は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第1比較器653_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1とを比較し、その結果をカウンター655_1に出力することができる。第2比較器653_2は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第2比較器653_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2とを比較し、その結果をカウンター655_2に出力することができる。
ランプ信号生成器660は、コントローラー610から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。基準信号RAMP1、RAMP2のそれぞれは、複数のランプ信号を含むことができる。複数のランプ信号は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少する信号であり得る。ある実施形態において、基準信号RAMP1に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器651を通じて比較器653_1に入力される信号の大きさが基準信号RAMP1のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。また、基準信号RAMP2に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有すれば、選択器651を通じて比較器653_2に入力される信号の大きさが基準信号RAMP2のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。比較器653_1に入力される信号の大きさと基準信号RAMP1の大きさが同じ時点および比較器653_2に入力される信号の大きさと基準信号RAMP2の大きさが同じ時点に同期して比較器653_1、653_2から出力される信号のレベルが遷移され得る。
カウンター655は、第1カウンター655_1および第2カウンター655_2を含む。カウンター655_1は比較器653_1の出力端に連結され得、カウンター655_2は比較器653_2の出力端に連結され得る。カウンター655_1、655_2のそれぞれは、アップ/ダウンカウンターあるいはビット-ワイズカウンターを含むことができる。
例えば、カウンター655は、タイミング生成器(図1の120)からクロックを受信することができる。カウンター655は、クロック信号のライジングエッジまたはフォーリングエッジを利用して比較器から出力された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。例えば、カウンター655_1は、比較器653_1から論理レベル「1」に対応するハイレベルが出力される時間をカウンティングすることができる。
CDS回路657は、第1CDS回路657_1および第2CDS回路657_2を含む。CDS回路657_1は、カウンター655_1の出力端に連結されて、カウンター655_1から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。CDS回路657_2は、カウンター655_2の出力端に連結されて、カウンター655_2から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。
図7は図6によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図7では、ローライン単位で複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図7は、イメージセンサー600がRST-SIG-SIG-RST(RSSR)のリードアウト方式で動作する場合を示す図面である。まず、図7のリセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutでの選択信号SEL1、DEMUX選択信号SEL_M、リセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、転送信号TGの波形は、図5の選択信号SEL1、DEMUX選択信号SEL_M、リセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、転送信号TGの波形と類似しているため、図5の説明は図7にも適用され得る。
図5と同様に、ピクセルPXは、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、およびLOFICリセット信号RST_LOFICを順次に出力することができる。具体的に、期間701の間、HCGリセット信号RST_HがカラムラインCLに出力され得る。期間702の間、HCG信号SIG_HがカラムラインCLに出力され得る。期間703の間、LOFIC信号SIG_LOFICがカラムラインCLに出力され得る。期間704の間、LOFICリセット信号RST_LOFICがカラムラインCLに出力され得る。
一方、図7に示された基準信号RAMP1、RAMP2は、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路650内の比較器653に提供される信号である。このような基準信号RAMP1、RAMP2の形態はピクセル信号VS形態に起因することができる。
ランプ信号生成器660は、読み出し期間Readoutの間にランプイネーブル信号R_ENに応答して、第1および第2基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。
ランプ信号生成器660は、傾きが異なる複数個のランプ信号を含む基準信号を生成することができる。例えば、第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きと第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きとが異なり得る。ランプ信号生成器660は、第1傾きs1を有する複数個のランプ信号を含む第1基準信号RAMP1および第2傾きs2を有する複数個のランプ信号を含む第2基準信号RAMP2を生成することができる。例えば、図7に示されているように、第1傾きs1の絶対値は第2傾きs2の絶対値の2倍であり得るが、実施形態がこれに制限されるのではない。このように、異なる傾きを有するランプ信号を含む二つの基準信号RAMPを通じて一つのピクセル信号VSに対して二つのアナログゲインで一つのイメージを読み出す方式をデュアルスロープゲイン(Dual Slope Gain、DSG)方式という。DSG方式を適用することによって、イメージ信号に対する量子化ノイズ(Quantization Noise、QN)を減少させてSNRディップは減少し、ダイナミックレンジは増加することができる。
一方、第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器653_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器653_2に提供される信号である。
第1基準信号RAMP1は、期間701内に出力される第1ランプ信号R71、期間702内に出力される第2ランプ信号R72、期間703内に出力される第3ランプ信号R73、および期間704内に出力される第4ランプ信号R74を含むことができる。
また、第2基準信号RAMP2は、期間701内に出力される第1’ランプ信号R71’、期間702内に出力される第2’ランプ信号R72’、期間703内に出力される第3’ランプ信号R73’、および期間704内に出力される第4’ランプ信号R74’を含むことができる。
第1比較器653_1は、ピクセルPXから出力されるピクセル信号VSとピクセル信号VSが第1比較器653_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1を比較し、比較結果による出力を生成することができる。また、第2比較器653_2は、ピクセルPXから出力されるピクセル信号VSとピクセル信号VSが比較器653_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2を比較し、比較結果による出力を生成することができる。
実施形態はこれに制限されるのではなく、異なる傾きを有するランプ信号を通じてLOFICリセット信号RST_LOFIC、LOFIC信号SIG_LOFIC、HCGリセット信号RST_H、およびHCG信号SIG_Hのそれぞれを異なるアナログゲインで読み出すことも可能であり得る。
図8は一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。
具体的に、図8には第1グラフ801および第2グラフ803が示されている。第1グラフ801は、図5に示されたタイミング図により読み出したHCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示すグラフである。第2グラフ803は、図7に示されたタイミング図により読み出したHCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示すグラフである。この時、図7の第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きs1の絶対値と第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きs2の絶対値の比は、4:1に設定されていると仮定する。
つまり、第1グラフ801は、DSG方式を適用せずに第1アナログゲインでピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフであり、第2グラフ803は、DSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフである。つまり、第2グラフ803は、二つのアナログゲイン、つまり、第1アナログゲインと第1アナログゲインの4倍の第2アナログゲインでDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出す時、合成されたイメージ信号のSNRを示すグラフである。
第1グラフ801でHCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd8011の大きさは、第2グラフ803でHCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd8031の大きさより大きい。また、第1グラフ801でのダイナミックレンジDR801より第2グラフ803でのダイナミックレンジDR803がより広い。
図9は他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。
図9を参照すれば、他の実施形態によるイメージセンサー900は、ピクセルアレイ940およびリードアウト回路950を含むことができる。
ピクセルアレイ940は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1、TGi+2、TGi+3、TGi+4、TGi+5のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。
複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、2個のサブピクセルからなると仮定する。例えば、一つのピクセルPXaは、複数のサブピクセル9401、9402を含むことができる。複数のサブピクセル9401、9402のそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1および選択信号SELiにより選択されて、ピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。
一つのピクセルPXa内に含まれる光電素子の個数が多くなるほど、光電素子により生成された電荷の総量は多くなり得る。そのために、全ての光電素子により生成された電荷を処理して生成されたピクセル信号の大きさも大きくなり得る。多量の電荷を一つのフローティングディフュージョンに保存(つまり、一つのカラムラインを通じて読み出し)するようになると、HCGモードで動作する場合に変換ゲインが減少してランダムノイズ(Random Noise、RN)が増加することができる。したがって、一つのピクセル内に含まれている光電素子により生成されたピクセル信号を複数のフローティングディフュージョンに保存し、それぞれのフローティングディフュージョンに対応するカラムラインを通じて読み出す方式を使用することができる。
ピクセルアレイ940と関連して図10を共に参照して具体的に記述する。図10は本実施形態による一つのピクセルを示す回路図である。
サブピクセル9401は、光に反応して電荷を生成する光電素子PD11、PD12、PD13、PD14および光電素子PD11、PD12、PD13、PD14が生成した電荷を処理して電気信号を出力するピクセル回路を含むことができる。サブピクセル9402は、光電素子PD21、PD22、PD23、PD24および光電素子PD21、PD22、PD23、PD24が生成した電荷を処理して電気信号を出力するピクセル回路を含むことができる。図10では複数のサブピクセル9401、9402のそれぞれが4個の光電素子を含むと示されているが、発明がこれに限定されるのではなく、複数のサブピクセル9401、9402のそれぞれは、より少ないまたはより多くの光電素子を含むことができる。
ある実施形態において、サブピクセル9401内の光電素子PD11、PD12、PD13、PD14により生成された電荷はカラムラインCL1でリードアウト回路950に出力され、サブピクセル9402内の光電素子PD21、PD22、PD23、PD24により生成された電荷はカラムラインCL2でリードアウト回路950に出力され得る。
光電素子PD11、PD12、PD13、PD14のカソード(cathode)は、転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14を通じてフローティングノードFN11に連結され得、光電素子PD11、PD12、PD13、PD14のアノード(anode)は接地され得る。同様に、光電素子PD21、PD22、PD23、PD24のカソードは、転送トランジスターTX21、TX22、TX23、TX24を通じてフローティングノードFN21に連結され得、光電素子PD21、PD22、PD23、PD24のアノードは接地され得る。
ピクセル回路は、転送トランジスターTX11、TX12、TX13、TX14、TX21、TX22、TX23、TX24、駆動トランジスターDX1、DX2、選択トランジスターSX1、SX2、リセットトランジスターRX1、RX2、およびスイッチトランジスターSW1、SW2を含むことができる。ピクセル回路内のトランジスターTX11、TX12、TX13、TX14、TX21、TX22、TX23、TX24、DX1、DX2、SX1、SX2、RX1、RX2、SW1、SW2は、ロードライバー130から提供される制御信号、例えば転送制御信号TG11、TG12、TG13、TG14、選択信号SEL1、リセット制御信号RG1、および第1ゲイン制御信号DCG1に応答して動作することができる。
ある実施形態において、サブピクセル9401は、複数個のフローティングディフュージョンFD11、FD12を含むことができる。フローティングディフュージョンFD11、FD12は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD11、PD12、PD13、PD14が生成した電荷を保存することができる。サブピクセル9402は、複数個のフローティングディフュージョンFD21、FD22を含むことができる。フローティングディフュージョンFD21、FD22は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD21、PD22、PD23、PD24が生成した電荷を保存することができる。フローティングディフュージョンFD11およびフローティングディフュージョンFD21は同一のキャパシタンスを有することができ、フローティングディフュージョンFD12およびフローティングディフュージョンFD22は同一のキャパシタンスを有することができる。
転送トランジスターTX11は、光電素子PD11とフローティングノードFN11の間に連結され、転送トランジスターTX21は、光電素子PD21とフローティングノードFN21の間に連結されて、転送信号TG11により制御され得る。転送トランジスターTX11がターンオンされると、光電素子PD11が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。転送トランジスターTX21がターンオンされると、光電素子PD21が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD21に伝達され得る。
また、転送トランジスターTX12は、光電素子PD12とフローティングノードFN11の間に連結され、転送トランジスターTX22は、光電素子PD22とフローティングノードFN21の間に連結されて、転送信号TG12により制御され得る。転送トランジスターTX12がターンオンされると、光電素子PD12が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。転送トランジスターTX22がターンオンされると、光電素子PD22が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD21に伝達され得る。
また、転送トランジスターTX13は、光電素子PD13とフローティングノードFN11の間に連結され、転送トランジスターTX23は、光電素子PD23とフローティングノードFN21の間に連結されて、転送信号TG13により制御され得る。転送トランジスターTX13がターンオンされると、光電素子PD13が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。転送トランジスターTX23がターンオンされると、光電素子PD23が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD21に伝達され得る。
転送トランジスターTX14は、光電素子PD14とフローティングノードFN11の間に連結され、転送トランジスターTX24は、光電素子PD24とフローティングノードFN21の間に連結されて、転送信号TG14により制御され得る。転送トランジスターTX14がターンオンされると、光電素子PD14が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD11に伝達され得る。転送トランジスターTX24がターンオンされると、光電素子PD24が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD21に伝達され得る。
フローティングディフュージョンFD11に蓄積された電荷によりフローティングノードFN11の電圧が決定され得る。駆動トランジスターDX1のゲートはフローティングノードFN11に連結される。駆動トランジスターDX1はフローティングノードFN11の電圧に対してソース-フォロア増幅器で動作することができる。駆動トランジスターDX1は、フローティングノードFN11の電圧に応答して選択トランジスターSX1を通じてピクセル信号VS1をカラムラインCL1に出力することができる。
また、フローティングディフュージョンFD21に蓄積された電荷によりフローティングノードFN21の電圧が決定され得る。駆動トランジスターDX2のゲートはフローティングノードFN21に連結される。駆動トランジスターDX2は、フローティングノードFN21の電圧に対してソース-フォロア増幅器で動作することができる。駆動トランジスターDX2は、フローティングノードFN21の電圧に応答して選択トランジスターSX2を通じてピクセル信号VS2をカラムラインCL2に出力することができる。
選択トランジスターSX1は、駆動トランジスターDX1と対応するカラムラインCL1の間に連結され、選択トランジスターSX2は、駆動トランジスターDX2と対応するカラムラインCL2の間に連結されて、全て選択信号SEL1により制御され得る。つまり、サブピクセル9401およびサブピクセル9402は同時に選択され得る。選択トランジスターSX1がターンオンされると、駆動トランジスターDX1から出力されるピクセル電圧VS1は、選択トランジスターSX1に連結されたカラムラインCL1を通じてリードアウト回路950に出力され得る。また、選択トランジスターSX2がターンオンされると、駆動トランジスターDX2から出力されるピクセル電圧VS2は選択トランジスターSX2に連結されたカラムラインCL2を通じてリードアウト回路950に出力され得る。
リセットトランジスターRX1、RX2は、電源電圧VDDを供給する電源電圧ラインとそれぞれのフローティングノードFN12、FN22の間に連結され、リセット制御信号RG1により制御され得る。リセット信号RG1によりリセットトランジスターRX1、RX2がターンオンされる場合、フローティングノードFN12、FN22に電源電圧VDDが印加されてフローティングノードFN12、FN22がリセットされ得る。リセットトランジスターRX1、RX2がターンオンされている間にスイッチトランジスターSW1、SW2がターンオンされると、フローティングノードFN11とフローティングノードFN12、そしてフローティングノードFN21とフローティングノードFN22が全て電源電圧VDDでリセットされ得る。
スイッチトランジスターSW1は、フローティングノードFN11とフローティングノードFN12の間に連結され、スイッチトランジスターSW2は、フローティングノードFN21とフローティングノードFN22の間に連結されて、第1ゲイン制御信号DCG1により制御され得る。
それぞれのサブピクセル9401およびサブピクセル9402は、図2a、図4、および図5を参照して記述したピクセルPX1と同一に動作することができる。
再び図9を参照すれば、リードアウト回路950は、ピクセルアレイ940に連結された選択器951、比較器953、カウンター955、およびCDS回路957を含むことができる。
選択器951は、例えばデマルチプレクサーで具現され得るが、これに限定されない。選択器951は、ピクセルアレイ940から伝達された2個のピクセル信号VS1、VS2を平均して一つの平均値を生成することができる。選択器951は、コントローラー910からDEMUX選択信号SEL_Mを受信し、比較器953_1、953_2のうちDEMUX選択信号SEL_Mに基づいて選択された一つに生成した平均値を出力することができる。
比較器953は、第1比較器953_1および第2比較器953_2を含む。第1比較器953_1および第2比較器953_2のそれぞれの二つの入力端子のうちの一つは選択器951の出力端子に連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器960と連結され得る。第1比較器953_1は、2個のピクセル信号VS1、VS2の平均値に対応するピクセル信号VSが第1比較器953_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1を比較して、その結果をカウンター955_1に出力することができる。第2比較器953_2は、2個のピクセル信号VS1、VS2の平均値に対応するピクセル信号VSが第2比較器953_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2を比較して、その結果をカウンター955_2に出力することができる。
ランプ信号生成器960は、コントローラー910から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。それぞれの基準信号RAMP1、RAMP2内のランプ信号は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少する信号であり得る。ある実施形態において、基準信号RAMP1に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有すれば、選択器951を通じて比較器953_1に入力される信号の大きさが基準信号RAMP1のランプ信号の大きさと一致する時点が発生し得る。また、ある実施形態において、基準信号RAMP2に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有すれば、選択器951を通じて比較器953_2に入力される信号の大きさが基準信号RAMP2のランプ信号の大きさと一致する時点が発生し得る。比較器953_1に入力される信号の大きさと基準信号RAMP1のランプ信号の大きさが同じ時点および比較器953_2に入力される信号の大きさと基準信号RAMP2のランプ信号の大きさが同じ時点に同期して比較器953_1、953_2から出力される信号のレベルが遷移され得る。
カウンター955は、第1カウンター955_1および第2カウンター955_2を含む。第1カウンター955_1は比較器953_1の出力端に連結され得、第2カウンター955_2は比較器953_2の出力端に連結され得る。カウンター955_1、955_2のそれぞれは、アップ/ダウンカウンターあるいはビット-ワイズカウンターを含むことができる。
CDS回路957は、第1CDS回路957_1および第2CDS回路957_2を含む。第1CDS回路957_1は、カウンター955_1の出力端に連結されてカウンター955_1から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号を生成することができる。第2CDS回路957_2は、カウンター955_2の出力端に連結されてカウンター955_2から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号を生成することができる。
図9および図10によるイメージセンサー900は、図6および図7を参照して記述したイメージセンサーの動作と類似に動作することができる。
図2乃至図10を参照して2個のモード(HCGモードおよびLCGモード;またはHCGモードおよびLOFICモード)で動作できるピクセルに対して記述した。一方、2個のモードで動作時に図8を参照して記述したようにSNRディップの大きさが大きいという問題があり得る。そのために、3個のモードで動作できるピクセルについて記述する。
図11aは他の実施形態によるピクセルを示す回路図である。
一実施形態によるピクセルPX3は、光に反応して電荷を生成する光電素子PD31、PD32、PD33、PD34が生成した電荷を処理して電気信号を出力するピクセル回路を含むことができる。図11aでは一つのピクセルPX3が4個の光電素子PD31、PD32、PD33、PD34を含むと示されているが、発明がこれに限定されるのではなく、1つのピクセルPX3は、より少ないまたはより多くの光電素子を含むことができる。光電素子PD31、PD32、PD33、PD34は、外部光をセンシングして電荷を生成することができる。光電素子PD31、PD32、PD33、PD34のカソードは、転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34を通じてフローティングノードFN31に連結され得、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34のアノードは接地され得る。
ピクセル回路PC3は、転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34、駆動トランジスターDX3、選択トランジスターSX3、リセットトランジスターRX3、第1スイッチトランジスターSW31、および第2スイッチトランジスターSW32を含むことができる。ピクセル回路PC3内のトランジスターTX31、TX32、TX33、TX34、SX3、RX3、SW31、SW32は、ロードライバー130から提供される制御信号、例えば転送制御信号TG31、TG32、TG33、TG34、選択信号SEL1、リセット制御信号RG1、およびゲイン制御信号DCG1、DCG2に応答して動作することができる。
ある実施形態において、ピクセル回路PC3は、複数個のフローティングディフュージョンFD31、FD32、FD33を含むことができる。複数のフローティングディフュージョンFD31、FD32、FD33は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34が生成した電荷を保存することができる。図11aには3個のフローティングディフュージョンFD31、FD32、FD33が示されているが、発明がこれに限定されるのではない。
転送トランジスターTX31は、光電素子PD31と第1フローティングノードFN31の間に連結されて、転送信号TG31により制御され得る。転送トランジスターTX31がターンオンされると、光電素子PD31が生成した電荷が第1フローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。また、転送トランジスターTX32は、光電素子PD32と第1フローティングノードFN31の間に連結されて、転送信号TG32により制御され得る。転送トランジスターTX32がターンオンされると、光電素子PD32が生成した電荷が第1フローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。転送トランジスターTX33は、光電素子PD33と第1フローティングノードFN31の間に連結されて、転送信号TG33により制御され得る。転送トランジスターTX33がターンオンされると、光電素子PD33が生成した電荷が第1フローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。転送トランジスターTX34は、光電素子PD34と第1フローティングノードFN31の間に連結されて、転送信号TG34により制御され得る。転送トランジスターTX34がターンオンされると、光電素子PD34が生成した電荷が第1フローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。
第1フローティングディフュージョンFD31に蓄積された電荷により第1フローティングノードFN31の電圧が決定され得る。
駆動トランジスターDX3のゲートは、第1フローティングノードFN31に連結される。駆動トランジスターDX3は、第1フローティングノードFN31の電圧に対してソース-フォロア増幅器で動作することができる。駆動トランジスターDX3は、第1フローティングノードFN31の電圧に応答して選択トランジスターSX3を通じてピクセル信号VSをカラムラインCLに出力することができる。
選択トランジスターSX3は、駆動トランジスターDX3とカラムラインCLの間に連結されて、選択信号SELにより制御され得る。選択トランジスターSX3がターンオンされると、駆動トランジスターDX3から出力されるピクセル電圧VSは、選択トランジスターSX3に連結されたカラムラインCLを通じてリードアウト回路150に出力され得る。
リセットトランジスターRX3は、電源電圧VDDを供給する電源電圧ラインと第2フローティングノードFN32の間に連結され、リセット制御信号RGにより制御され得る。リセット信号RGによりリセットトランジスターRX3がターンオンされる場合、第2フローティングノードFN32に電源電圧VDDが印加されて第2フローティングノードFN32がリセットされ得る。リセットトランジスターRX3がターンオンされている間に第1スイッチトランジスターSW31および第2スイッチトランジスターSW32がターンオンされると、第1フローティングノードFN31および第2フローティングノードFN32が全てリセットされ得る。
第1スイッチトランジスターSW31は、第1フローティングノードFN31と第2フローティングノードFN32の間に連結され、第1ゲイン制御信号DCG1により制御され得る。
第1スイッチトランジスターSW31がターンオフされた場合、第1フローティングノードFN31は第1フローティングディフュージョンFD31のキャパシタンスを有する。この時、第1フローティングノードFN31に連結されたキャパシタンスの大きさが小さいため、イメージセンサー100はHCGモードでイメージ信号を生成することができる。HCGモードで動作時、ピクセル信号VSを処理するための回路(例えばリードアウト回路150)のゲインがLCGモードまたはLOFICモードで動作する時のリードアウト回路150のゲインより相対的に小さくてもよい。したがって、イメージセンサー100のSNRが増加して感知可能な最低光量が低くなり得、イメージセンサー100の低光量感知性能が向上することができる。
第1スイッチトランジスターSW31がターンオンされた場合、第2フローティングディフュージョンFD32は第1フローティングノードFN31に連結され、第1フローティングノードFN31のキャパシタンスは第2フローティングディフュージョンFD32のキャパシタンスだけ増加する。この時、第1フローティングノードFN31に連結されたキャパシタンスの大きさが大きいため、イメージセンサー100はLCGモードでイメージ信号を生成することができる。LCGモードで動作時、ピクセル内で処理できる電荷量が増加することができる。したがって、イメージセンサー100の高光量感知性能が向上することができる。
一方、ピクセル回路PC3は、第2スイッチトランジスターSW32をさらに含むことができる。第2スイッチトランジスターSW32は、第2フローティングノードFN32と第3フローティングディフュージョンFD33の間に連結されて、第2ゲイン制御信号DCG2により制御され得る。
第3フローティングディフュージョンFD33は、横型オーバーフロー蓄積容量(Lateral Overflow Integration Capacitor、LOFIC)を含むことができる。
第2スイッチトランジスターSW32がターンオンされた場合、第3フローティングディフュージョンFD33は第2フローティングノードFN32に連結される。この時、第1スイッチトランジスターSW31もターンオンされていると、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34から第1フローティングノードFN31に伝達される電荷のうちのオーバーフロー(Over-flow)された電荷が第2フローティングディフュージョンFD32および第3フローティングディフュージョンFD33により共有され得る。この時、第1フローティングノードFN31に連結されたキャパシタンスの大きさが大きく増加するため、イメージセンサー100はLOFICコンバージョンゲイン(LOFIC Conversion gain)モードでイメージ信号を生成することができる。同様に、LOFICコンバージョンゲインモードでもFWCが増加することができる。したがって、イメージセンサー100の高光量感知性能がより向上することができる。つまり、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34からオーバーフローされる大量の電荷が第3フローティングディフュージョンFD33により捨てられずに集積され得るため、イメージセンサー100は相対的に高い光量下でセンシングされたイメージ信号を生成することができる。
整理すれば、ピクセルPX3は、第1スイッチトランジスターSW31および第2スイッチトランジスターSW32のターンオンおよびターンオフによりHCGモード(SW31およびSW32オフ)、LCGモード(SW31だけオン)、およびLOFICモード(SW31およびSW32オン)のうちの一つで動作することができる。
ある実施形態において、ピクセルアレイ140が1フレーム期間にHCGモード、LCGモード、およびLOFICモードで動作することによってイメージ信号プロセッサー180はデータバッファー170からHCGモードによるHCGイメージ信号、LCGモードによるLCGイメージ信号、およびLOFICモードによるLOFICイメージ信号を受信し、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成して高いダイナミックレンジを有する一つの合成されたイメージ信号を生成することができる。
HCGモードによるイメージ信号とLCGモードによるイメージ信号との境界でSNRディップが発生することがあり、LCGモードによるイメージとLOFICモードによるイメージ信号との境界でSNRディップが発生することがある。第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33間のキャパシタンス差が大きくなるほど一つの合成されたイメージ信号内で発生するSNRディップの大きさはより大きくなり得る。
図11bは他の実施形態によるピクセルを示す回路図である。
図11bの光電素子PD41、PD42、PD43、PD44、転送トランジスターTX41、TX42、TX43、TX44、駆動トランジスターDX4、選択トランジスターSX4、およびリセットトランジスターRX4のそれぞれは、図11aの光電素子PD31、PD32、PD33、PD34、転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34、駆動トランジスターDX3、選択トランジスターSX3、およびリセットトランジスターRX3のそれぞれの構成と同一であり得る。
一方、ある実施形態において、ピクセル回路PC4は、複数個のフローティングディフュージョンFD41、FD42、FD43を含むことができる。フローティングディフュージョンFD41、FD42、FD43は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44が生成した電荷を保存することができる。図11bには3個のフローティングディフュージョンFD41、FD42、FD43が示されているが、これに限定されるのではない。
第1スイッチトランジスターSW41は、第1フローティングノードFN41と第2フローティングノードFN42の間に連結され、第1ゲイン制御信号DCG1により制御され得る。
第2スイッチトランジスターSW42がターンオフされた場合、第1フローティングノードFN41は第1フローティングディフュージョンFD41のキャパシタンスを有する。この時、第1フローティングノードFN41に連結されたキャパシタンスの大きさが小さいため、イメージセンサー100はHCGモードでイメージ信号を生成することができる。
第1スイッチトランジスターSW41がターンオンされた場合、第2フローティングディフュージョンFD42は第1フローティングノードFN41に連結され、第1フローティングノードFN41のキャパシタンスは第2フローティングディフュージョンFD42のキャパシタンスだけ増加する。この時、第1フローティングノードFN41に連結されたキャパシタンスの大きさが大きいため、イメージセンサー100はLCGモードでイメージ信号を生成することができる。
一方、ピクセル回路PC4は、第2スイッチトランジスターSW42をさらに含むことができる。第2スイッチトランジスターSW42は、第1フローティングディフュージョンFD41と第3フローティングディフュージョンFD43の間に連結されて、第2ゲイン制御信号DCG2により制御され得る。
第3フローティングディフュージョンFD43は、LOFICを含むことができる。
第2スイッチトランジスターSW42がターンオンされた場合、第3フローティングディフュージョンFD43は第1フローティングノードFN41に連結される。この時、第1スイッチトランジスターSW41もターンオンされていると、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44から第1フローティングノードFN41に伝達される電荷のうちのオーバーフローされた電荷が第2フローティングディフュージョンFD42および第3フローティングディフュージョンFD43により共有され得る。この時、第1フローティングノードFN41に連結されたキャパシタンスの大きさが大きく増加するため、イメージセンサー100は、LOFICコンバージョンゲインモードでイメージ信号を生成することができる。同様に、LOFICコンバージョンゲインモードでもFWCが増加することができる。したがって、イメージセンサー100の高光量感知性能がより向上することができる。つまり、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44からオーバーフローされる大量の電荷が第3フローティングディフュージョンFD43により捨てられずに集積され得るため、イメージセンサー100は、相対的に高い光量下でセンシングされたイメージ信号を生成することができる。
整理すれば、ピクセルPX4は、第1スイッチトランジスターSW41および第2スイッチトランジスターSW42のターンオンおよびターンオフによりHCGモード(SW41およびSW42オフ)、LCGモード(SW41だけオン)、およびLOFICモード(SW41およびSW42オン)のうちの一つで動作することができる。
前述した図11aおよび図11bは一実施形態による光電素子およびピクセル回路を示す回路図である。しかし、本発明によるピクセルに含まれる複数個のフローティングディフュージョン間の連結関係は、図11aおよび図11bに示された具体的なピクセル回路の構造に限定されるのではなく、ピクセル回路は任意の連結関係を有し、連結されたフローティングディフュージョンを含む構造を有することができる。以下、説明の便宜のために本発明によるピクセルが図11aによる構造を有すると仮定して記述する。
図12は一実施形態によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図12では、ローライン単位で複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図12は、イメージセンサー100がRST-RST-SIG-SIG-SIG-RST(RRSS-SR)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
前述した図3および図11aと共に参照して、図12によるイメージセンサーの動作について説明する。
リセット区間Resetでは、第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に保存されている電荷がリセットされる。
具体的に、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1が第1スイッチトランジスターSW31のゲートに印加され、第2ゲイン制御信号DCG2が第2スイッチトランジスターSW32のゲートに印加されて第1スイッチトランジスターSW31および第2スイッチトランジスターSW32が全てターンオンされる。第1フローティングノードFN31に第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33が連結される。
転送トランジスターTX31に印加される転送信号TG31、転送トランジスターTX32に印加される転送信号TG32、転送トランジスターTX33に印加される転送信号TG33、および転送トランジスターTX34に印加される転送信号TG34は、全て同一の波形を有することができ、これは図12乃至図13、図15乃至図16、図20乃至図21、図27乃至図31で転送信号TGで示した。
ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34のゲートに印加されて転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34がターンオンされる。光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷が第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に提供され得る。また、ハイレベルのリセット信号RG1がリセットトランジスターRX3のゲートに印加されてリセットトランジスターRX3がターンオンされる。そうすると、第1フローティングノードFN31に電源電圧VDDが供給されて、第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33がリセットされる。本実施形態において、リセット電圧は、例えば、電源電圧VDDであり得る。この時、選択トランジスターSX3はターンオフされている。
露出区間Exposureは、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34が光に露出して電荷が生成される区間である。露出区間では、リセット信号RG1および転送信号TGがハイレベルからローレベルに遷移されて、リセットトランジスターRX3および転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34がターンオフされる。また、第1ゲイン制御信号DCG1および第2ゲイン制御信号DCG2は全てハイレベルを維持しているため、第1フローティングノードFN31および第2フローティングノードFN32に第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33が全て連結されている。
読み出し区間Readoutは、ピクセルPX3で生成されたピクセル信号VSがリードアウト回路150に伝達される区間である。LCGリセット信号RST_L、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LCG信号SIG_L、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれがピクセル信号VSとして出力され得る。
第1ゲイン制御信号DCG1および第2ゲイン制御信号DCG2による第1スイッチトランジスターSW31および第2スイッチトランジスターSW32の駆動有無により変換ゲインの調節が行われ得る。例えば、ピクセルPX3は、スイッチトランジスターSW31がターンオフされると、第1フローティングディフュージョンFD31に保存された電荷に基づいてピクセル信号VSを生成するHCGモードで動作することができ、スイッチトランジスターSW31がターンオンされ、スイッチトランジスターSW32がターンオフされると第1フローティングディフュージョンFD31および第2フローティングディフュージョンFD32に保存された電荷に基づいてピクセル信号VSを生成するLCGモードで動作することができ、スイッチトランジスターSW31およびスイッチトランジスターSW32がターンオンされると第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に保存された電荷に基づいてピクセル信号を生成するLOFICモードで動作することができる。
まず、ハイレベルの選択信号SEL1が選択トランジスターSX3のゲートに印加されて選択トランジスターSX3がターンオンされる。そして、第1ゲイン制御信号DCG1のハイレベルが維持されているため、第1フローティングノードFN31で第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32が連結されている。そのために、期間101の間、第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号VS、つまり、LCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
次に、第1ゲイン制御信号DCG1がローレベルに遷移すると、第1スイッチトランジスターSW31がターンオフされる。そのために、期間102の間、第1フローティングディフュージョンFD31に保存されている電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号VS、つまり、HCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
以降、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34のゲートに印加されて光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷が第1フローティングディフュージョンFD31に提供され得る。したがって、第1フローティングディフュージョンFD31に保存されていた電荷量が変更され得る。そのために、期間103の間、変更された第1フローティングディフュージョンFD31に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号VS、つまり、HCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
そして、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1が第1スイッチトランジスターSW31に印加されて第1フローティングノードFN31に第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32が連結される。また、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34のゲートに印加されて光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷が第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に提供され、第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に保存された電荷が変更され得る。そのために、期間104の間、第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号VS、つまり、LCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
以降、ハイレベルの第2ゲイン制御信号DCG2が第2スイッチトランジスターSW32に印加されて第1フローティングノードFN31に第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33が連結される。また、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34のゲートに印加されて光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷が第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に提供され得る。そのために、期間105の間、第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に保存された電荷に基づいた第1フローティングノードFN31の電圧が駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号、つまり、LOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
その後、ハイレベルのリセット信号RG1がリセットトランジスターRX3に印加されて第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33が電源電圧VDDによりリセットされる。そのために、期間106の間、リセットされた第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に保存された電荷に基づいた第1フローティングノードFN31の電圧は駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号VS、つまり、LOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間101の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCGリセット信号RST_Lは第1比較器153_1に出力され得る。期間102および期間103の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第2比較器153_2に出力され得る。期間104の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器153_1に出力され得る。期間105および期間106の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第2比較器153_2に出力され得る。
一方、図12に示された基準信号RAMPは、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路150内の比較器153に提供される信号である。
図12に示された基準信号RAMPの波形は、図12に示された期間の間に発生するピクセル信号VSの種類により決定され得る。
比較器153_1、153_2は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSがそれぞれの比較器153_1、153_2に入力される時点に同期して入力される基準信号RAMPとを比較して、その結果をカウンター155_1、155_2に出力することができる。
第1比較器153_1には第1周期を有する第1ランプ信号R1および第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R4が比較対象信号に同期して提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R1は期間101内に第1比較器153_1に提供され得、第4ランプ信号R4は期間104内に第1比較器153_1に提供され得る。
第1比較器153_1は、選択器151を通じて入力されるLCGリセット信号RST_Lと第1周期を有する第1ランプ信号R1を比較した結果を出力し、選択器151を通じて入力されるLCG信号SIG_Lと第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R4を比較した結果を出力することができる。
第2比較器153_2には、第1周期を有する第2ランプ信号R2、第2周期を有する第3ランプ信号R3および第5ランプ信号R5、および第1周期を有する第6ランプ信号R6が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第2ランプ信号R2は期間102内に第2比較器153_2に提供され得、第3ランプ信号R3は期間103内に第2比較器153_2に提供され得、第5ランプ信号R5は期間105内に第2比較器153_2に提供され得、第6ランプ信号R6は期間106内に第2比較器153_2に提供され得る。
第2比較器153_2は、選択器151を通じて入力されるHCGリセット信号RST_Hと第1周期を有する第2ランプ信号R2を比較した結果を出力し、選択器151を通じて入力されるHCG信号SIG_Hと第2周期を有する第3ランプ信号R3を比較した結果を出力し、選択器151を通じて入力されるLOFIC信号SIG_LOFICと第2周期を有する第5ランプ信号R5を比較した結果を出力し、選択器151を通じて入力されるLOFICリセット信号RST_LOFICと第2周期を有する第6ランプ信号R6を比較した結果を出力することができる。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器160は、第1ランプ信号R1乃至第6ランプ信号R6を含む異なる波形の基準信号RAMPを生成することもできる。
ここで、LCGリセット信号RST_L、HCGリセット信号RST_H、およびLOFICリセット信号RST_LOFICは変化される程度が相対的に小さく、HCG信号SIG_H、LCG信号SIG_L、およびLOFIC信号SIG_LOFICは変化される程度が相対的に大きいため、第1周期は第2周期に比べて短くてもよい。
通常、それぞれのモードでアナログゲインは同一に調整されるため、第1ランプ信号R1乃至第6ランプ信号R6は全て同一の傾きを有することができる。もし、アナログゲインを調整する場合、第1ランプ信号R1乃至第6ランプ信号R6の傾きは変動され得る。
図13は一実施形態によるイメージセンサーの他の動作タイミングを例示する図面である。
図13では、ローライン単位で複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図13は、イメージセンサー100がSIG-RST-RST-RST-SIG-SIG(SR-RRSS)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
前述した図3および図11aと共に参照して、図13によるイメージセンサーの動作について説明する。まず、図13のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、および転送信号TGの波形は、図12のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、および転送信号TGの波形と類似しているため、図12の説明が図13にも適用され得る。読み出し区間Readoutは、ピクセルPX3で生成されたピクセル信号VSがリードアウト回路150に伝達される区間である。
読み出し区間Readoutで、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFIC、LCGリセット信号RST_L、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、およびLCG信号SIG_Lのそれぞれがピクセル信号VSとして出力され得る。
まず、ハイレベルの選択信号SEL1が選択トランジスターSX3のゲートに印加されて選択トランジスターSX3がターンオンされる。そして、第1ゲイン制御信号DCG1および第2ゲイン制御信号DCG2のハイレベルが維持されているため、第1フローティングノードFN31に第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33が連結される。露出区間Exposureで光電素子PD31、PD32、PD33、PD34からオーバーフローされた電荷が第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33により共有され得る。そのために、期間111の間、第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号、つまり、LOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
その後、ハイレベルのリセット信号RG1がリセットトランジスターRX3に印加されて第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33が電源電圧によりリセットされる。そのために、期間112の間、リセットされた第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、および第3フローティングディフュージョンFD33に保存された電荷に基づいた第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号、つまり、LOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
以降、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1が維持されているため、第1フローティングノードFN31で第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32は連結されている。そのために、期間113の間、第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号、つまり、LCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
その後、第1ゲイン制御信号DCG1がローレベルに遷移すると、第1スイッチトランジスターSW31がターンオフされる。そのために、期間114の間、第1フローティングディフュージョンFD31に保存されている電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号VS、つまり、HCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
次に、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34のゲートに印加されて光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷が第1フローティングディフュージョンFD31に提供され得る。したがって、第1フローティングディフュージョンFD31に保存されていた電荷量が変更され得る。そのために、期間115の間、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷により変更された第1フローティングディフュージョンFD31に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号、つまり、HCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。
そして、ハイレベルの第1ゲイン制御信号DCG1が第1スイッチトランジスターSW31に印加されて第1フローティングノードFN31に第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32が連結される。また、ハイレベルの転送信号TGが転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34のゲートに印加されて光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷が第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に提供され得る。そのために、期間116の間、第1フローティングディフュージョンFD31と第2フローティングディフュージョンFD32に保存された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を通じてピクセル信号、つまり、LCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間111および期間112の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第2比較器153_2に出力され得る。期間113の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCGリセット信号RST_Lは第1比較器153_1に出力され得る。期間114および期間115の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのために、HCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第2比較器153_2に出力され得る。期間116の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器153_1に出力され得る。
一方、図13に示された基準信号RAMPは、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路150内の比較器153に提供される信号である。
基準信号RAMPの波形は、図13に示された期間の間に発生するピクセル信号VSの種類により決定され得る。
比較器153_1、153_2は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSがそれぞれの比較器153_1、153_2に入力される時点に同期して入力される基準信号RAMPとを比較して、その結果をカウンター155_1、155_2に出力することができる。
第1比較器153_1には、第1周期を有する第3ランプ信号R13および第1周期より大きい第2周期を有する第6ランプ信号R16が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第3ランプ信号R13は期間113内に第1比較器153_1に提供され得、第6ランプ信号R16は期間116内に第1比較器153_1に提供され得る。
また、第2比較器153_2には、第2周期を有する第1ランプ信号R11、第2周期より小さい第1周期を有する第2ランプ信号R12および第4ランプ信号R14、第2周期を有する第5ランプ信号R15が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R11は期間111内に第2比較器153_2に提供され得、第2ランプ信号R12は期間112内に第2比較器153_2に提供され得、第4ランプ信号R14は期間114内に第2比較器153_2に提供され得、第5ランプ信号R15は期間115内に第2比較器153_2に提供され得る。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器160は、第1ランプ信号R11乃至第6ランプ信号R16を含む異なる波形の基準信号RAMPを生成することもできる。
比較器153は、ピクセルPX3から出力されるピクセル信号VSとピクセル信号VSが比較器153に入力される時点に同期して入力される基準信号RAMPを比較し、比較結果による出力を生成することができる。これに関しては図12を参照して具体的に記述しており、図13に示された実施形態でも当該説明が同一に適用され得る。
図14は本発明の一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。
図14で、x軸は光電素子PD31、PD32、PD33、PD34が生成した電荷の量を示したものであり、y軸はイメージ信号プロセッサー180がHCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示したものである。
第1グラフ1401は、予め設定されたアナログゲインに対して2倍のアナログゲインでピクセル信号VSを読み出した場合にイメージ信号プロセッサー180から出力される合成された信号のSNRを示すグラフである。この時、第1グラフ1401に示されているように、FWCは感知できる最大入射光の大きさf1に比例することができる。また、第1グラフ1401でHCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップd1411およびLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1412が示されている。
第2グラフ1403は、予め設定されたアナログゲインに対して4倍のアナログゲインでピクセル信号VSを読み出した場合にイメージ信号プロセッサー180から出力される合成された信号のSNRを示すグラフである。この時、第2グラフ1403に示されているように、FWCは感知できる最大入射光の大きさf2に比例することができる。また、第2グラフ1403でHCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップd1421およびLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1422が示されている。
図14に示されているように、アナログゲインを増加させる場合、SNRグラフは変化することができる。アナログゲインが増加するほどダイナミックレンジは減少することができる。また、アナログゲインを増加させるとLOFICイメージ信号の信号対雑音比(SNR)グラフが左側に移動してSNRディップがより大きくなることが分かる。特に、アナログゲインの増加により、SNRディップd1411からSNRディップd1421に増加したHCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップの大きさの増加より、SNRディップd1412からSNRディップd1422に増加したLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップの大きさの増加がより大きくなり得る。
図15および図16はイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図6および図11aと共に参照して、図15および図16によるイメージセンサーの動作について説明する。
図15では、ローライン単位の複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット区間Reset、露出区間Exposure、読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図15は、イメージセンサー600がSIG-RST-RST-RST-SIG-SIG(SR-RRSS)のリードアウト方式で動作する場合を示す図面である。まず、図15のリセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TGの波形は、図13のリセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TGの波形と類似しているため、図13の説明は図15にも適用され得る。
読み出し区間Readoutは、ピクセルPXで生成されたピクセル信号VSがリードアウト回路650に伝達される区間である。
期間121の間、第1フローティングディフュージョンFD31、第2フローティングディフュージョンFD32、及び第3フローティングディフュージョンFD33に保存された電荷に基づく第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を介してカラムラインCLに画素信号VS、すなわちLOFIC信号SIG_LOFICとして出力される。期間122の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間123の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間124の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間125の間、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34によって変化した第1フローティングディフュージョンFD31に蓄積された電荷による第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を介して画素信号VS、すなわちHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力される。期間126の間、第1フローティングディフュージョンFD31及び第2フローティングディフュージョンFD32に蓄積された電荷量に応じた第1フローティングノードFN31の電圧が、駆動トランジスターDX3を介してカラムラインCLに画素信号VS、すなわちLCG信号SIG_Lとして出力されることができる。
期間121および期間122の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第2比較器653_2に出力され得る。期間123の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、LCGリセット信号RST_Lは第1比較器653_1に出力され得る。期間124および期間125の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第2比較器653_2に出力され得る。最後に、期間126の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器653_1に出力され得る。
図15に示された基準信号RAMP1、RAMP2は、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路650内の比較器653に提供される信号である。基準信号RAMP1、RAMP2の形態は、ピクセル信号VS形態に起因することができる。
一方、第1基準信号RAMP1は読み出し期間Readoutの間に第1比較器653_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は読み出し期間Readoutの間に第2比較器653_2に提供される信号である。ランプ信号生成器660は、読み出し期間Readoutの間にランプイネーブル信号R_ENに応答して、第1および第2基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。
第1比較器653_1には、第1周期を有する第3ランプ信号R23および第1周期より長い周期の第2周期を有する第6ランプ信号R26が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第3ランプ信号R23は期間123内に第1比較器653_1に提供され得、第6ランプ信号R26は期間126内に第1比較器653_1に提供され得る。
また、第2比較器653_2には、第2周期を有する第1ランプ信号R21、第1周期を有する第2ランプ信号R22および第4ランプ信号R24、第2周期を有する第5ランプ信号R25が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R21は期間121内に第2比較器653_2に提供され得、第2ランプ信号R22は期間122内に第2比較器653_2に提供され得、第4ランプ信号R24は期間124内に第2比較器653_2に提供され得、第5ランプ信号R25は期間125内に第2比較器653_2に提供され得る。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器660は、第1ランプ信号R21乃至第6ランプ信号R26を含む異なる波形の基準信号を生成することもできる。
第1ランプ信号R21乃至第6ランプ信号R26は、全て同一の傾きs1を有することができる。
第1比較器653_1は、ピクセルPXから出力されるピクセル信号VSとピクセル信号VSが第1比較器653_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1を比較し、比較結果による出力を生成することができる。また、第2比較器653_2は、ピクセルPXから出力されるピクセル信号VSとピクセル信号VSが比較器653_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2を比較し、比較結果による出力を生成することができる。
具体的に図16は、図15に示された第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きと第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きとが異なる場合にイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図15と同様に、期間131の間、ピクセル信号VSがLOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間132の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間133の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間134の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間135の間、ピクセル信号VSがHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間136の間、ピクセル信号VSがLCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間131および期間132の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第2比較器653_2に出力され得る。期間133の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、LCGリセット信号RST_Lは第1比較器653_1に出力され得る。期間134および期間135の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第2比較器653_2に出力され得る。最後に、期間136の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器653_1に出力され得る。
第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器653_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器653_2に提供される信号である。ランプ信号生成器660は、読み出し期間Readoutの間にランプイネーブル信号R_ENに応答して、第1および第2基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。例えば、第1基準信号RAMP1は、第1傾きs1を有する複数個のランプ信号を含むことができ、第2基準信号RAMP2は、第2傾きs2を有する複数個のランプ信号を含むことができる。ランプ信号生成器660が第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きを調整すると、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFIC、HCGリセット信号RST_H、およびHCG信号SIG_Hを読み出す場合のアナログゲインが変動され得る。
第1比較器653_1には、第1周期を有する第3ランプ信号R33および第1周期より長い周期である第2周期を有する第6ランプ信号R36が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第3ランプ信号R33は期間133内に第1比較器653_1に提供され得、第6ランプ信号R26は期間136内に第1比較器653_1に提供され得る。
また、第2比較器653_2には、第2周期を有する第1ランプ信号R31、第1周期を有する第2ランプ信号R32および第4ランプ信号R34、第2周期を有する第5ランプ信号R35が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R31は期間131内に第2比較器653_2に提供され得、第2ランプ信号R32は期間132内に第2比較器653_2に提供され得、第4ランプ信号R34は期間134内に第2比較器653_2に提供され得、第5ランプ信号R35は期間135内に第2比較器653_2に提供され得る。
実施形態はこれに制限されるのではなく、異なる傾きを有するランプ信号を通じてLOFICリセット信号RST_LOFIC、LOFIC信号SIG_LOFIC、LCGリセット信号RST_L、LCG信号SIG_L、HCGリセット信号RST_H、およびHCG信号SIG_Hのそれぞれを異なるアナログゲインで読み出すことも可能であり得る。
図17および図18は本発明の他の実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。具体的に、図17および図18は図6のリードアウト回路650によるHCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示したものである。
第1グラフ1701は、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号に対するアナログゲインが予め設定されたアナログゲインに対して2倍である時、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。この時、第1および第2基準信号RAMP1、RAMP2は、全て同一の傾きを有する。第1グラフ1701で、HCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップd1711、LCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1712が示されている。
第2グラフ1703は、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号に対するアナログゲインが予め設定されたアナログゲインに対して2倍のアナログゲインであり、LCGイメージ信号に対するアナログゲインは予め設定されたアナログゲインと同一のアナログゲインである時、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。この時、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号を読み出す時のランプ信号の傾きは、LCGイメージ信号を読み出す時のランプ信号の傾きの1/2倍とし得る。第2グラフ1703で、HCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップd1721、およびLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1722が示されている。
図17に示されているように、第1グラフ1701でのLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1712の大きさより、第2グラフ1703でのLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1722の大きさがより小さい。つまり、LCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップは、LCGイメージ信号に対するアナログゲインを増加させずにイメージ信号を獲得した場合により小さくなり得る。
第3グラフ1801は、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号に対して予め設定されたアナログゲインに対してアナログゲインが4倍である時、LCG信号SIG_H、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。この時、第1および第2基準信号RAMP1、RAMP2は、全て同一の傾きを有する。第3グラフ1801で、HCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップd1811、LCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1812が示されている。
第4グラフ1803は、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号に対するアナログゲインが予め設定されたアナログゲインに対して4倍であり、LCGイメージ信号に対するアナログゲインは予め設定されたアナログゲインである時、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。この時、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号を読み出す時のランプ信号の傾きは、LCGイメージ信号を読み出す時のランプ信号の傾きの1/4倍とし得る。第4グラフ1803には、HCGイメージ信号とLCGイメージ信号間のSNRディップd1821、およびLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1822が示されている。
図18に示されているように、第3グラフ1801でのLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1812の大きさより、第4グラフ1803でのLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd1822の大きさがより小さい。
図17および図18を参照すれば、本発明の一実施形態によりLCGイメージ信号に対してはアナログゲインを維持し、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号に対するアナログゲインを増加させるほどLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップの程度がより改善されることが分かる。
実施形態はこれに限定されず、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号に対するアナログゲインよりLCGイメージ信号に対するアナログゲインをより低く維持する場合に全て適用され得るだろう。例えば、HCGイメージ信号のアナログゲイン、LCGイメージ信号のアナログゲイン、LOFICイメージ信号のアナログゲインの比率は、2:1:2、4:1:4、4:2:4、8:2:8、16:4:16などであり得、これに制限されない。
図19は他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。
図19を参照すれば、他の実施形態によるイメージセンサー1900は、ピクセルアレイ1940およびリードアウト回路1950を含むことができる。
ピクセルアレイ1940は、複数のピクセルPXを含むことができる。各ピクセルPXは、転送信号TGおよび選択信号SEL1により選択されて、ピクセル信号VSを出力することができる。図19を参照すれば、ピクセルアレイ1940は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1、TGi+2のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VSを出力することができる。ここで、複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、一つのサブピクセルからなると仮定する。
リードアウト回路1950は、ピクセルアレイ1940のそれぞれのカラムラインCLに連結された選択器1951、比較器1953、カウンター1955、およびCDS回路1957を含むことができる。
選択器1951は、例えばデマルチプレクサーで具現され得るが、これに限定されない。選択器1951は、対応する一つのカラムラインCLに対応することができ、連結されたカラムラインCLからピクセル信号VSを受信することができる。選択器1951は、コントローラー1910からDEMUX選択信号SEL_Mを受信し、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを比較器1953に出力することができる。一実施形態において、選択器1951は、4個の出力端子を含むことができる。選択器1951は、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを4個の出力端子のうちのいずれか一つに出力することができる。
ランプ信号生成器1960は、コントローラー1910から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して複数の基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3、RAMP4を生成することができる。基準信号内のランプ信号は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少する信号であり得る。
比較器1953は、ピクセル信号VSおよび複数の基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3、RAMP4のうちの一つを比較することができる。
一実施形態において、比較器1953は、第1比較器1953_1乃至第4比較器1953_4を含むことができる。第1比較器1953_1の二つの入力端子のうちの一つは選択器1951の4個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器1960に連結され得る。第2比較器1953_2の二つの入力端子のうちの一つは選択器1951の4個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器1960に連結され得る。第3比較器1953_3の二つの入力端子のうちの一つは選択器1951の4個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器1960に連結され得る。第4比較器1953_4の二つの入力端子のうちの一つは選択器1951の4個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器1960に連結され得る。
カウンター1955は、対応する比較器1953から出力された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。具体的に、カウンター1955は、タイミング生成器(図1の120)からクロックを受信することができる。カウンター1955は、クロック信号のライジングエッジまたはフォーリングエッジを利用して対応する比較器1953から伝達された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。一実施形態において、カウンター1955は、第1カウンター1955_1乃至第4カウンター1955_4を含む。ある実施形態において、第1比較器1953_1の出力端子はカウンター1955_1に連結され得る。第2比較器1953_2の出力端子はカウンター1955_2に連結され得る。第3比較器1953_3の出力端子はカウンター1955_3に連結され得る。第4比較器1953_4の出力端子はカウンター1955_4に連結され得る。
整理すれば、第1比較器1953_1は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第1比較器1953_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1とを比較し、比較結果を第1カウンター1955_1に出力することができる。第2比較器1953_2は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第2比較器1953_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2とを比較し、比較結果を第2カウンター1955_2に出力することができる。第3比較器1953_3は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第3比較器1953_3に入力される時点に同期して入力される第3基準信号RAMP3とを比較して、比較結果を第3カウンター1955_3に出力することができる。第4比較器1953_4は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第4比較器1953_4に入力される時点に同期して入力される第4基準信号RAMP4とを比較して、比較結果を第4カウンター1955_4に出力することができる。
ある実施形態において、基準信号に含まれているランプ信号は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少するランプ信号を含むことができる。ある実施形態において、第1基準信号RAMP1に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器1951を通じて比較器1953_1に入力される信号の大きさが
第1基準信号RAMP1のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。また、第2基準信号RAMP2に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器1951を通じて比較器1953_2に入力される信号の大きさが
第2基準信号RAMP2のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。第3基準信号RAMP3に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器1951を通じて比較器1953_3に入力される信号の大きさが第3基準信号RAMP3のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。第4基準信号RAMP4に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器1951を通じて比較器1953_4に入力される信号の大きさが第4基準信号RAMP4のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。ピクセル信号VSと基準信号が一致する時点に同期して比較器1953_1、1953_2、1953_3、1953_4から出力される信号のレベルが遷移され得る。
CDS回路1957は、対応するカウンター1955から伝達されたカウンティング信号に対して相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。ある実施形態において、CDS回路1957は、第1CDS回路1957_1乃至第4CDS回路1957_4を含むことができる。CDS回路1957_1は、カウンター1955_1の出力端に連結されてカウンター1955_1から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。CDS回路1957_2は、カウンター1955_2の出力端に連結されてカウンター1955_2から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。CDS回路1957_3は、カウンター1955_3の出力端に連結されてカウンター1955_3から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。CDS回路1957_4は、カウンター1955_4の出力端に連結されてカウンター1955_4から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。
ただし、ピクセル信号VSを読み出すのに必要な比較器1953、カウンター1955およびCDS回路1957の個数を減少させるために、一実施形態はHCG信号SIG_H、HCGリセット信号RST_H、LOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICに対しては同一の基準信号で読み出し、アナログゲインが増加しても基準信号の傾きが不変するLCG信号SIG_LおよびLCGリセット信号RST_Lの場合には別個の基準信号で読み出すことができる。
図20は図19によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図20では、ローライン単位で複数のピクセルを駆動させるためのスキャン区間が示されている。一つのスキャン区間は、リセット区間Reset、露出区間Exposure、および読み出し区間Readoutを順次に含むことができる。
図20は、イメージセンサー1900がRST-RST-SIG-SIG-SIG-RST(RRSS-SR)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
前述した図11aと共に参照して、図20によるイメージセンサーの動作について説明する。
図20のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TGの波形は、図12のリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TGの波形と類似しているため、図12の説明が図20にも適用され得る。この時、リードアウト回路1950は、伝達されたピクセル信号VSを相関二重サンプリング(CDS)方式で読み出すことができる。ここで、ピクセル信号VSは、一つのフレーム内でピクセル回路PX3からカラムラインCLを通じて出力される信号であり得る。
期間141の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間142の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間143の間、ピクセル信号VSがHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間144の間、ピクセル信号VSがLCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間145の間、ピクセル信号VSがLOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間146の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間141の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCGリセット信号RST_Lは第1比較器1953_1および第2比較器1953_2に出力され得る。期間142および期間143の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第3比較器1953_3および第4比較器1953_4に出力され得る。期間144の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器1953_1および第2比較器1953_2に出力され得る。期間145および期間146の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第3比較器1953_3および第4比較器1953_4に出力され得る。
一方、ランプ信号生成器1960は、ランプイネーブル信号R_ENに応答して、第1乃至第4基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3、RAMP4を生成することができる。図20に示された基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3、RAMP4は、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路1950内の比較器1953に提供される信号である。
具体的に、第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器1953_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器1953_2に提供される信号であり、第3基準信号RAMP3は、読み出し期間Readoutの間に第3比較器1953_3に提供される信号であり、第4基準信号RAMP4は、読み出し期間Readoutの間に第4比較器1953_4に提供される信号である。
第1比較器1953_1には、第1周期を有する第1ランプ信号R41および第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R44が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R41は期間141内に第1比較器1953_1に提供され得、第4ランプ信号R44は期間144内に第1比較器1953_1に提供され得る。
第2比較器1953_2には、第3周期を有する第1’ランプ信号R41’、第3周期より大きい第4周期を有する第4’ランプ信号R44’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1’ランプ信号R41’は期間141内に第2比較器1953_2に提供され得、第4’ランプ信号R44’は期間144内に第2比較器1953_2に提供され得る。
第3比較器1953_3には、第1周期を有する第2ランプ信号R42、第2周期を有する第3ランプ信号R43および第5ランプ信号R45、第1周期を有する第6ランプ信号R46が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第2ランプ信号R42は期間142内に第3比較器1953_3に提供され得、第3ランプ信号R43は期間143内に第3比較器1953_3に提供され得、第5ランプ信号R45は期間145内に第3比較器1953_3に提供され得、第6ランプ信号R46は期間146内に第3比較器1953_3に提供され得る。
第4比較器1953_4には、第3周期を有する第2’ランプ信号R42’、第4周期を有する第3’ランプ信号R43’および第5’ランプ信号R45’、および第3周期を有する第6’ランプ信号R46’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第2’ランプ信号R42’は期間142内に第4比較器1953_4に提供され得、第3’ランプ信号R43’は期間143内に第4比較器1953_4に提供され得、第5’ランプ信号R45’は期間145内に第4比較器1953_4に提供され得、第6’ランプ信号R46’は期間146内に第4比較器1953_4に提供され得る。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器1960は、第1ランプ信号R41乃至第6ランプ信号R46、第1’ランプ信号R41’乃至第6’ランプ信号R46’を含む異なる波形の基準信号を生成することもできる。
図20に示されているように、第1基準信号RAMP1内に含まれているランプ信号の第1傾きs1と第2基準信号RAMP2内に含まれているランプ信号の第2傾きs2が異なり得る。第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きの絶対値が第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きの絶対値より小さいように調整され得る。第1傾きs1に対する第2傾きs2の比は予め設定され得る。
また、第3基準信号RAMP3内に含まれているランプ信号の第3傾きs3と第4基準信号RAMP4内に含まれているランプ信号の第4傾きs4が異なり得る。第4基準信号RAMP4内に含まれているランプ信号の傾きの絶対値が第3基準信号RAMP3内に含まれているランプ信号の傾きの絶対値より小さいように調整され得る。第3傾きs3に対する第4傾きs4の比は予め設定され得る。例えば、図20に示されているように、第1傾きs1と第3傾きs3の絶対値は、第2傾きs2と第4傾きs4の絶対値の2倍であり得るが、実施形態がこれに制限されるのではない。
第1比較器1953_1は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_Lのそれぞれを、それぞれの信号が第1比較器1953_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1と比較して第1比較結果を出力することができる。第1比較器1953_1の動作と同時に、第2比較器1953_2は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_Lのそれぞれを、それぞれの信号が第2比較器1953_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2と比較して第2比較結果を出力することができる。
第3比較器1953_3は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LCG信号SIG_L、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第3比較器1953_3に入力される時点に同期して入力される第3基準信号RAMP3と比較して第3比較結果を出力することができる。第3比較器1953_3の動作と同時に、第4比較器1953_4は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LCG信号SIG_L、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第4比較器1953_4に入力される時点に同期して入力される第4基準信号RAMP4と比較して第4比較結果を出力することができる。
図21は図19によるイメージセンサーの他の動作タイミングを例示する図面である。
図21は、イメージセンサー1900がSIG-RST-RST-RST-SIG-SIG(SR-RRSS)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。これと関連して、図11aと共に参照して説明する。
図21のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TGの波形は、図13のリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TGの波形と類似しているため、図13の説明が図21にも適用され得る。この時、リードアウト回路1950は、伝達されたピクセル信号VSをCDS方式で読み出すことができる。ここで、ピクセル信号VSは、一つのフレーム内でピクセル回路PX3からカラムラインCLを通じて出力される信号であり得る。
期間151の間、ピクセル信号VSがLOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間152の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間153の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間154の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間155の間、ピクセル信号VSがHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間156の間、ピクセル信号VSがLCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間151および期間152の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第3比較器1953_3および第4比較器1953_4に出力され得る。期間153の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、LCGリセット信号RST_Lは第1比較器1953_1および第2比較器1953_2に出力され得る。期間154および期間155の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第3比較器1953_3および第4比較器1953_4に出力され得る。最後に、期間156の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器1953_1および第2比較器1953_2に出力され得る。
一方、ランプ信号生成器1960は、ランプイネーブル信号R_ENに応答して、第1乃至第4基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3、RAMP4を生成することができる。
第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器1953_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器1953_2に提供される信号であり、第3基準信号RAMP3は、読み出し期間Readoutの間に第3比較器1953_3に提供される信号であり、第4基準信号RAMP4は、読み出し期間Readoutの間に第4比較器1953_4に提供される信号である。
第1比較器1953_1には、第1周期を有する第3ランプ信号R53および第1周期より大きい第2周期を有する第6ランプ信号R56が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第3ランプ信号R53は期間153内に第1比較器1953_1に提供され得、第6ランプ信号R56は期間156内に第1比較器1953_1に提供され得る。
第2比較器1953_2には、第3周期を有する第3’ランプ信号R53’、第3周期より大きい第4周期を有する第6’ランプ信号R56’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第3’ランプ信号R53’は期間153内に第2比較器1953_2に提供され得、第6’ランプ信号R46’は期間156内に第2比較器1953_2に提供され得る。
第3比較器1953_3には、第2周期を有する第1ランプ信号R51、第1周期を有する第2ランプ信号R52および第4ランプ信号R54、第2周期を有する第5ランプ信号R55が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R51は期間151内に第3比較器1953_3に提供され得、第2ランプ信号R52は期間152内に第3比較器1953_3に提供され得、第4ランプ信号R54は期間154内に第3比較器1953_3に提供され得、第5ランプ信号R55は期間155内に第3比較器1953_3に提供され得る。
第4比較器1953_4には、第4周期を有する第1’ランプ信号R51’、第3周期を有する第2’ランプ信号R52’および第4’ランプ信号R54’、および第4周期を有する第5’ランプ信号R55’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1’ランプ信号R51’は期間151内に第4比較器1953_4に提供され得、第2’ランプ信号R52’は期間152内に第4比較器1953_4に提供され得、第4’ランプ信号R54’は期間154内に第4比較器1953_4に提供され得、第5’ランプ信号R55’は期間155内に第4比較器1953_4に提供され得る。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器1960は、第1ランプ信号R51乃至第6ランプ信号R56、第1’ランプ信号R51’乃至第6’ランプ信号R56’を含む異なる波形の基準信号を生成することもできる。
第1基準信号RAMP1内に含まれているランプ信号の第1傾きs1と第2基準信号RAMP2内に含まれているランプ信号の第2傾きs2が異なり得る。第2基準信号RAMP2内に含まれているランプ信号の傾きの絶対値が第1基準信号RAMP1内に含まれているランプ信号の傾きの絶対値より小さいように調整され得る。第1傾きs1に対する第2傾きs2の比は予め設定され得る。
また、第3基準信号RAMP3内のランプ信号の第3傾きs3と第4基準信号RAMP4内のランプ信号の第4傾きs4が異なり得る。第4基準信号RAMP4内のランプ信号の傾きの絶対値が第3基準信号RAMP3内のランプ信号の傾きの絶対値より小さいように調整され得る。第3傾きs3に対する第4傾きs4の比は予め設定され得る。例えば、図13に示されているように、第1傾きs1と第3傾きs3の絶対値は、第2傾きs2と第4傾きs4の絶対値の2倍であり得るが、実施形態がこれに制限されるのではない。
第1比較器1953_1は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_Lのそれぞれを、それぞれの信号が第1比較器1953_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1と比較して第1比較結果を出力することができる。第1比較器1953_1の動作と同時に、第2比較器1953_2は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_Lのそれぞれを、それぞれの信号が第2比較器1953_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2と比較して第2比較結果を出力することができる。
第3比較器1953_3は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LCG信号SIG_L、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第3比較器1953_3に入力される時点に同期して入力される第3基準信号RAMP3と比較して第3比較結果を出力することができる。第3比較器1953_3の動作と同時に、第4比較器1953_4は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LCG信号SIG_L、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第4比較器1953_4に入力される時点に同期して入力される第4基準信号RAMP4と比較して第4比較結果を出力することができる。
図22および図23は一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。具体的に、図22および図23は図19のリードアウト回路1950によるHCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示すグラフである。この時、第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きの絶対値と第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きの絶対値の比は、2:1に設定されているとする。
図22は、HCG映像信号、LCG映像信号及びLOFIC映像信号を合成した信号のSNRの第1グラフ2201及び第2グラフ2203を示すものであり、第1グラフ2201及び第2グラフ2203共にアナログゲインが所定のアナログゲインの2倍である。第1グラフ2201は、DSG方式を適用せずにピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフであり、第2グラフ2203は、DSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフである。つまり、第2グラフ2203は、2倍のアナログゲイン(つまり、予め設定されたアナログゲインに対して4倍)でDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出す時の、合成された信号のSNRを示すグラフである。
図22に示されているように、第1グラフ2201でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd221の大きさは、第2グラフ2203でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd223の大きさより大きい。また、第1グラフ2201でのダイナミックレンジDR1より第2グラフ2203でのダイナミックレンジDR3がより大きくなる。
図23には第3グラフ2301および第4グラフ2303が示されており、第3グラフ2301および第4グラフ2303共にアナログゲインが予め設定されたアナログゲインに対して4倍である時、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。第3グラフ2301は、DSG方式を適用せずにピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフであり、第4グラフ2303はDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフである。つまり、第4グラフ2303は、2倍のアナログゲイン(つまり、予め設定されたアナログゲインに対して8倍)でDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出す時、合成された信号のSNRを示すグラフである。
図23に示されているように、第3グラフ2301でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd231の大きさは、第4グラフ2303でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd233の大きさより大きい。
ただし、アナログゲインが増加されることによって、QNが減少するため、光量が少ない場合におけるSNRグラフが上昇する傾向を示すことができる。これに基づいて、アナログゲインが低い場合、DSGを適用することによってSNRディップの減少に大きい効果を有するが、アナログゲインが増加するほど全体ノイズでQNが占める比率が少なくなるため、DSG方式を適用することによって獲得できるSNRディップ改善効果は減少し得る。
図24および図25は一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。具体的に、図24および図25は図19によるリードアウト回路1950によるHCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示すグラフである。この時、第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きの絶対値と第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きの絶対値の比は、2:1に設定されているとする。
図24には第1グラフ2401および第2グラフ2403が示されており、第1グラフ2401は、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号に対してアナログゲインが予め設定されたアナログゲインに対して2倍である時、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。第2グラフ2403は、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号に対しては2倍のアナログゲイン(つまり、予め設定されたアナログゲインに対して4倍)でDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出し、LCGイメージ信号に対してはDSG方式を適用せずにピクセル信号VSを読み出す時、合成された信号のSNRを示すグラフである。
図24に示されているように、第1グラフ2401でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd241の大きさは、第2グラフ2403でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd243の大きさより大きい。
図25には第1グラフ2501および第2グラフ2503が示されており、第1グラフ2501は、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号に対してアナログゲインが予め設定されたアナログゲインに対して4倍である時、HCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。第2グラフ2503は、HCGイメージ信号およびLOFICイメージ信号に対しては2倍のアナログゲイン(つまり、予め設定されたアナログゲインに対して8倍)でDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出し、LCGイメージ信号に対してはDSG方式を適用せずにピクセル信号VSを読み出す時、合成された信号のSNRを示すグラフである。
同様に図25に示されているように、第1グラフ2501でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd251の大きさは、第2グラフ2503でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd253の大きさより大きい。
図26は他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。
図26を参照すれば、他の実施形態によるイメージセンサー2600は、ピクセルアレイ2640およびリードアウト回路2650を含むことができる。
ピクセルアレイ2640は、複数のピクセルPXを含むことができる。各ピクセルPXは、転送信号TGおよび選択信号SEL1により選択されて、ピクセル信号VSを出力することができる。
図26を参照すれば、ピクセルアレイ2640は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1、TGi+2のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VSを出力することができる。ここで、複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、一つのサブピクセルからなると仮定する。
リードアウト回路2650は、ピクセルアレイ2640のそれぞれのカラムラインCLに連結された選択器2651、比較器2653、カウンター2655、およびCDS回路2657を含むことができる。
選択器2651は、例えばデマルチプレクサーで具現され得るが、これに限定されない。選択器2651は、対応する一つのカラムラインCLに対応することができ、連結されたカラムラインCLからピクセル信号VSを受信することができる。選択器2651は、コントローラー2610からDEMUX選択信号SEL_Mの入力を受け、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを比較器2653に出力することができる。一実施形態において、選択器2651は、3個の出力端子を含むことができる。選択器2651は、DEMUX選択信号SEL_Mに基づいてピクセル信号VSを3個の出力端子のうちのいずれか一つに出力することができる。
ランプ信号生成器2660は、コントローラー2610から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して複数の基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3を生成することができる。基準信号内のランプ信号は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少する信号であり得る。
比較器2653は、ピクセル信号VSおよび複数の基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3のうちの一つを比較することができる。
一実施形態において、比較器2653は、第1比較器2653_1乃至第3比較器2653_3を含む。第1比較器2653_1の二つの入力端子のうちの一つは選択器2651の3個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器2660に連結され得る。第2比較器2653_2の二つの入力端子のうちの一つは選択器2651の3個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器2660に連結され得る。第3比較器2653_3の二つの入力端子のうちの一つは選択器2651の3個の出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器2660に連結され得る。
カウンター2655は、対応する比較器2653から出力された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。具体的に、カウンター2655は、タイミング生成器(図1の120)からクロックを受信することができる。カウンター2655は、クロック信号のライジングエッジまたはフォーリングエッジを利用して対応する比較器2653から伝達された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。一実施形態において、カウンター2655は、第1カウンター2655_1乃至第3カウンター2655_3を含む。カウンター2655_1は、比較器2653_1の出力端に連結され得る。カウンター2655_2は、比較器2653_2の出力端に連結され得る。カウンター2655_3は、比較器2653_3の出力端に連結され得る。カウンター2655は、アップ/ダウンカウンターあるいはビット-ワイズカウンターを含むことができる。
整理すれば、第1比較器2653_1は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第1比較器2653_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1とを比較して、その結果をカウンター2655_1に出力することができる。第2比較器2653_2は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第2比較器2653_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2とを比較して、その結果をカウンター2655_2に出力することができる。第3比較器2653_3は、ピクセル信号VSと、ピクセル信号VSが第3比較器2653_3に入力される時点に同期して入力される第3基準信号RAMP3とを比較して、その結果をカウンター2655_3に出力することができる。
ランプ信号生成器2660は、コントローラー2610から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3を生成することができる。それぞれの基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3内のランプ信号は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少する信号であり得る。ある実施形態において、基準信号RAMP1に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有すれば、選択器2651を通じて比較器2653_1に入力される信号の大きさが基準信号RAMP1のランプ信号の大きさと一致する時点が発生し得る。また、ある実施形態において、基準信号RAMP2に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有すれば、選択器2651を通じて比較器2653_2に入力される信号の大きさが基準信号RAMP2のランプ信号の大きさと一致する時点が発生し得る。ある実施形態において、基準信号RAMP3に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有すれば、選択器2651を通じて比較器2653_3に入力される信号の大きさが基準信号RAMP3のランプ信号の大きさと一致する時点が発生し得る。比較器2653_1に入力される信号の大きさと基準信号RAMP1のランプ信号の大きさが同じ時点、比較器2653_2に入力される信号の大きさと基準信号RAMP2のランプ信号の大きさが同じ時点、および比較器2653_3に入力される信号の大きさと基準信号RAMP3のランプ信号の大きさが同じ時点に同期して比較器2653_1、2653_2、2653_3から出力される信号のレベルが遷移され得る。
CDS回路2657は、対応するカウンター2655から伝達されたカウンティング信号に対してCDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。ある実施形態において、CDS回路2657は、第1CDS回路2657_1乃至第3CDS回路2657_3を含むことができる。CDS回路2657_1は、カウンター2655_1の出力端に連結されて、カウンター2655_1から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して、CDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。CDS回路2657_2は、カウンター2655_2の出力端に連結されて、カウンター2655_2から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して、CDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。CDS回路2657_3は、カウンター2655_3の出力端に連結されて、カウンター2655_3から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して、CDS方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。
ただし、ピクセル信号VSを読み出すのに必要な比較器2653、カウンター2655およびCDS回路2657の個数を減少させるためにHCG信号SIG_H、HCGリセット信号RST_H、LOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは一つの基準信号で読み出し、アナログゲインが増加しても基準信号の傾きが不変するLCG信号SIG_LおよびLCGリセット信号RST_Lの場合には別個の基準信号で読み出すことができる。
図27は図26によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図27は、イメージセンサー2600がRST-RST-SIG-SIG-SIG-RST(RRSS-SR)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
図27のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TG、およびDEMUX選択信号SEL_Mの波形は、図20のリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TG、およびDEMUX選択信号SEL_Mの波形と類似しているため、図20の説明が図27にも適用され得る。この時、リードアウト回路2650は、伝達されたピクセル信号VSを相関二重サンプリング(CDS)方式で読み出すことができる。ここで、ピクセル信号VSは、一つのフレーム内でピクセル回路PX3からカラムラインCLを通じて出力される信号であり得る。
期間161の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間162の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間163の間、ピクセル信号VSがHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間164の間、ピクセル信号VSがLCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間165の間、ピクセル信号VSがLOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間166の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間161の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCGリセット信号RST_Lは第1比較器2653_1に出力され得る。期間162および期間163の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第2比較器2653_2および第3比較器2653_3に出力され得る。期間164の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器2653_1に出力され得る。期間165および期間166の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第2比較器2653_2および第3比較器2653_3に出力され得る。
一方、ランプ信号生成器2660は、読み出し期間Readoutの間にランプイネーブル信号R_ENに応答して、3個の基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3を生成することができる。図27に示された基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3は、読み出し期間Readoutの間に比較器2653に提供される信号である。
具体的に、第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器2653_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器2653_2に提供される信号であり、第3基準信号RAMP3は、読み出し期間Readoutの間に第3比較器に提供される信号である。
第1比較器2653_1には、第1周期を有する第1ランプ信号R61および第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R64が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R61は期間161内に第1比較器2653_1に提供され得、第4ランプ信号R64は期間164内に第1比較器2653_1に提供され得る。
第2比較器2653_2には、第1周期を有する第2ランプ信号R62、第2周期を有する第3ランプ信号R63および第5ランプ信号R65および第1周期を有する第6ランプ信号R66が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第2ランプ信号R62は期間162内に第2比較器2653_2に提供され得、第3ランプ信号R63は期間163内に第2比較器2653_2に提供され得、第5ランプ信号R65は期間165内に第2比較器2653_2に提供され得、第6ランプ信号R66は期間166内に第2比較器2653_2に提供され得る。
第3比較器2653_3には、第3周期を有する第2’ランプ信号R62’、第3周期より大きい第4周期を有する第3’ランプ信号R63’および第5’ランプ信号R65’、および第3周期を有する第6’ランプ信号R66’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第2’ランプ信号R62’は期間162内に第3比較器2653_3に提供され得、第3’ランプ信号R63’は期間163内に第3比較器2653_3に提供され得、第5’ランプ信号R65’は期間165内に第3比較器2653_3に提供され得、第6’ランプ信号R66’は期間166内に第3比較器2653_3に提供され得る。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器2660は、第1ランプ信号R61乃至第6ランプ信号R66、第1’ランプ信号R61’乃至第6’ランプ信号R66’を含む異なる波形の基準信号RAMPを生成することもできる。
図27に示されているように、第2基準信号RAMP2内に含まれるランプ信号の第2傾きs2と第3基準信号RAMP3内に含まれるランプ信号の第3傾きs3とは異なり得る。第3基準信号RAMP3内に含まれるランプ信号は、その傾きの絶対値が第1基準信号RAMP1および第2基準信号RAMP2内に含まれるランプ信号の傾きの絶対値より小さいように調整され得る。第2傾きs2に対する第3傾きs3の比は予め設定され得る。例えば、図27に示されているように、第1傾きs1および第2傾きs2の絶対値は第3傾きs3の絶対値の2倍であり得るが、実施形態がこれに制限されるのではない。
第1比較器2653_1は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_Lのそれぞれを、それぞれの信号が第1比較器2653_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1と比較して第1比較結果を出力することができる。第2比較器2653_2は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第2比較器2653_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2と比較して第2比較結果を出力することができる。また、第3比較器2653_3は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第3比較器2653_3に入力される時点に同期して入力される第3基準信号RAMP3と比較して第3比較結果を出力することができる。
図28は図26によるイメージセンサーの他の動作タイミングを例示する図面である。
図28は、イメージセンサー2600がSIG-RST-RST-RST-SIG-SIG(SR-RRSS)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。図28のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TG、およびDEMUX選択信号SEL_Mの波形は、図21のリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、転送信号TG、およびDEMUX選択信号SEL_Mの波形と類似しているため、図21の説明が図28にも適用され得る。
期間171の間、ピクセル信号VSがLOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間172の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間173の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間174の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間175の間、ピクセル信号VSがHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間176の間、ピクセル信号VSがLCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間171および期間172の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第2比較器2653_2および第3比較器2653_3に出力され得る。期間173の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、LCGリセット信号RST_Lは第1比較器2653_1に出力され得る。期間174および期間175の間、DEMUX選択信号SEL_Mはハイレベルであり、そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第2比較器2653_2および第3比較器2653_3に出力され得る。最後に、期間176の間、DEMUX選択信号SEL_Mはローレベルであり、そのためにLCG信号SIG_Lは第1比較器2653_1に出力され得る。
一方、ランプ信号生成器2660は、読み出し期間Readoutの間にランプイネーブル信号R_ENに応答して、第1乃至第3基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3を生成することができる。図28に示された基準信号RAMP1、RAMP2、RAMP3は、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路2650内の比較器2653に提供される信号である。
第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器2653_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器2653_2に提供される信号であり、第3基準信号RAMP3は、読み出し期間Readoutの間に第3比較器2653_3に提供される信号である。
第1比較器2653_1には、第1周期を有する第3ランプ信号R73および第1周期より大きい第2周期を有する第6ランプ信号R76が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第3ランプ信号R73は期間173内に第1比較器2653_1に提供され得、第6ランプ信号R76は期間176内に第1比較器2653_1に提供され得る。
第2比較器2653_2には、第2周期を有する第1ランプ信号R71、第1周期を有する第2ランプ信号R72および第4ランプ信号R74、および第5ランプ信号R75が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1ランプ信号R71は期間171内に第2比較器2653_2に提供され得、第2ランプ信号R72は期間172内に第2比較器2653_2に提供され得、第4ランプ信号R74は期間174内に第2比較器2653_2に提供され得、第5ランプ信号R75は期間175内に第2比較器2653_2に提供され得る。
また、第3比較器2653_3には、第3周期を有する第1’ランプ信号R71’、第3周期より小さい第4周期を有する第2’ランプ信号R72’および第4’ランプ信号R74’、および第3周期を有する第5’ランプ信号R75’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第1’ランプ信号R71’は期間171内に第3比較器2653_3に提供され得、第2’ランプ信号R72’は期間172内に第3比較器2653_3に提供され得、第4’ランプ信号R74’は期間174内に第3比較器2653_3に提供され得、第5’ランプ信号R75’は期間175内に第3比較器2653_3に提供され得る。
ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器2660は、第1ランプ信号R71乃至第6ランプ信号R76、第1’ランプ信号R71’乃至第6’ランプ信号R76’を含む異なる波形の基準信号RAMPを生成することもできる。
第1基準信号RAMP1に含まれるランプ信号の第1傾きs1と第2基準信号RAMP2に含まれるランプ信号の第2傾きs2とは同一であり得る。しかし、第2基準信号RAMP2に含まれるランプ信号の第2傾きs2と第3基準信号RAMP3に含まれるランプ信号の第3傾きs3とは異なり得る。第3基準信号RAMP3に含まれるランプ信号の傾きの絶対値が第1基準信号RAMP1および第2基準信号RAMP2に含まれるランプ信号の傾きの絶対値より小さいように調整され得る。第2傾きs2に対する第3傾きs3の比は予め設定され得る。例えば、図28に示されているように、第1傾きs1および第2傾きs2の絶対値は第3傾きs3の絶対値の2倍であり得るが、実施形態がこれに制限されるのではない。
第1比較器2653_1は、LCGリセット信号RST_LおよびLCG信号SIG_Lのそれぞれを、それぞれの信号が第1比較器2653_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1と比較して第1比較結果を出力することができる。第2比較器2653_2は、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFIC、HCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hのそれぞれを、それぞれの信号が第2比較器2653_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2と比較して第2比較結果を出力することができる。第2比較器2653_2の動作と同時に、第3比較器2653_3は、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFIC、HCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hのそれぞれを、それぞれの信号が第3比較器2653_3に入力される時点に同期して入力される第3基準信号RAMP3と比較して第3比較結果を出力することができる。
図27および図28を整理すれば、ランプ信号生成器2660は、LCG信号SIG_LおよびLCGリセット信号RST_Lに対してはDSG方式を適用しないため、一つの傾きを有するランプ信号を含む1個の基準信号を使用して読み出し、HCG信号SIG_H、HCGリセット信号RST_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、およびLOFICリセット信号RST_LOFICに対してはDSG方式を適用するため、異なる傾きを有するランプ信号を含む2個の基準信号を使用して読み出すことができる。これと同時に、ランプ信号生成器2660は、HCGおよびLOFIC信号に対して変動するアナログゲインを使用する反面、LCG信号を読み出す場合には固定されたアナログゲインを使用することによってイメージ信号に対するSNRディップを減少させることができるという効果を有する。
図29は他の実施形態によるピクセルアレイとリードアウト回路を示すブロック図である。
図29を参照すれば、ピクセルアレイ2940は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1、TGi+2のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VSを出力することができる。ここで、複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、一つのサブピクセルからなると仮定する。
リードアウト回路2950は、ピクセルアレイ2940のそれぞれのカラムラインCLに連結された選択器2951、比較器2953、カウンター2955、およびCDS回路2957を含むことができる。
選択器2951は、例えばデマルチプレクサーで具現され得るが、これに限定されない。選択器2951は、対応する一つのカラムラインCLに連結され得、連結されたカラムラインCLからピクセル信号VSを受信することができる。選択器2951は、コントローラー2910からDEMUX選択信号SEL_M1、SEL_M2を受信し、DEMUX選択信号SEL_M1、SEL_M2に基づいてピクセル信号VSを比較器2953に出力することができる。一実施形態において、選択器2951は、二つの出力端子を含むことができる。選択器2951は、DEMUX選択信号SEL_M1、SEL_M2に基づいてピクセル信号VSを二つの出力端子のうちのいずれか一つに出力することができる。
比較器2953は、ピクセル信号VSおよび基準信号RAMP1、RAMP2のそれぞれを比較し、その結果をカウンター2955に出力することができる。一実施形態において、比較器2953は、第1比較器2953_1および第2比較器2953_2を含むことができる。第1比較器2953_1および第2比較器2953_2のそれぞれは、二つの入力端子と一つの出力端子を有することができる。第1比較器2953_1の二つの入力端子のうちの一つは選択器2951の二つの出力端子のうちの一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器2960に連結され得る。第1比較器2953_1の出力端子は、カウンター2955_1に連結され得る。第2比較器2953_2の二つの入力端子のうちの一つは選択器2951の二つの出力端子のうちの他の一つに連結され、二つの入力端子のうちの他の一つはランプ信号生成器2960に連結され得る。第2比較器2953_2の出力端子は、カウンター2955_2に連結され得る。
ランプ信号生成器2960は、コントローラー2910から入力されたランプイネーブル信号R_ENに応答して基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。ある実施形態において、基準信号RAMP1、RAMP2は、時間の経過により電圧レベルが増加または減少するランプ信号を含むことができる。ある実施形態において、基準信号RAMP1に含まれているランプ信号が所定の傾きで減少する波形を有する信号であれば、選択器2951を通じて比較器2953_1に入力される信号の大きさが基準信号RAMP1のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。また、選択器2951を通じて比較器2953_2に入力される信号の大きさが基準信号RAMP2のランプ信号の大きさと同じ時点が発生し得る。比較器2953_1に入力される信号の大きさと基準信号RAMP1のランプ信号の大きさが同じ時点に同期して比較器2953_1から出力される信号のレベルが遷移され得る。また、比較器2953_2に入力される信号の大きさと基準信号RAMP2のランプ信号の大きさが同じ時点に同期して比較器2953_2から出力される信号のレベルが遷移され得る。
カウンター2955は、比較器2953から出力された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。具体的に、カウンター2955は、タイミング生成器2920からクロックを受信することができる。カウンター2955は、クロック信号のライジングエッジまたはフォーリングエッジを利用して比較器2953から伝達された信号の特定レベルがどのくらい維持するのかをカウンティングすることができる。一実施形態において、カウンター2955は、第1カウンター2955_1および第2カウンター2955_2を含むことができる。カウンター2955_1は、比較器2953_1の出力端に連結され得る。また、カウンター2955_2は、比較器2953_2の出力端に連結され得る。カウンター2955_1は、比較器2953_1から論理レベル「1」に対応するハイレベルが出力される時間をカウンティングすることができる。カウンター2955_2は、比較器2953_2から論理レベル「1」に対応するハイレベルが出力される時間をカウンティングすることができる。カウンター2955_1、2915_2は、アップ/ダウンカウンターあるいはビット-ワイズカウンターを含むことができる。
CDS回路2957は、カウンター2955から伝達されたカウンティング信号に対してCDS方式を行ってイメージ信号を生成することができる。一実施形態において、CDS回路2957は、CDS回路2957_1およびCDS回路2957_2を含むことができる。CDS回路2957_1は、カウンター2955_1の出力端に連結されて、カウンター2955_1から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行うことができる。また、CDS回路2957_2は、カウンター2955_2の出力端に連結されて、カウンター2955_2から受信したカウンティング信号に対してCDS方式を行うことができる。
図30は図29によるイメージセンサーの動作タイミングを例示する図面である。
図30は、イメージセンサー2900がRST-RST-SIG-SIG-SIG-RST(RRSS-SR)のリードアウト方式で動作することを示す図面である。
図30のリセット区間Resetおよび露出区間Exposureでのリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、および転送信号TGの波形は、図20のリセット信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、第2ゲイン制御信号DCG2、および転送信号TGの波形と類似しているため、図12の説明が図30にも適用され得る。
期間201の間、ピクセル信号VSがLCGリセット信号RST_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間202の間、ピクセル信号VSがHCGリセット信号RST_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間203の間、ピクセル信号VSがHCG信号SIG_HとしてカラムラインCLに出力され得る。期間204の間、ピクセル信号VSがLCG信号SIG_LとしてカラムラインCLに出力され得る。期間205の間、ピクセル信号VSがLOFIC信号SIG_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。期間206の間、ピクセル信号VSがLOFICリセット信号RST_LOFICとしてカラムラインCLに出力され得る。
期間201の間、DEMUX選択信号SEL_M1はローレベルであり、DEMUX選択信号SEL_M2はハイレベルである。そのためにLCGリセット信号RST_Lは第2比較器2953_2に出力され得る。期間202および期間203の間、DEMUX選択信号SEL_M1はハイレベルであり、DEMUX選択信号SEL_M2はローレベルである。そのためにHCGリセット信号RST_HおよびHCG信号SIG_Hは第1比較器2953_1に出力され得る。期間204の間、DEMUX選択信号SEL_M1はローレベルであり、DEMUX選択信号SEL_M2はハイレベルである。そのためにLCG信号SIG_Lは第2比較器2953_2に出力され得る。期間205および期間206の間、DEMUX選択信号SEL_M1およびDEMUX選択信号SEL_M2はハイレベルであり、そのためにLOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICは第1比較器2953_1および第2比較器2953_2に出力され得る。
一方、ランプ信号生成器2960は、読み出し期間Readoutの間にランプイネーブル信号R_ENに応答して、2個の基準信号RAMP1、RAMP2を生成することができる。図30に示された基準信号RAMP1、RAMP2は、読み出し期間Readoutの間にリードアウト回路2950内の比較器2953に提供される信号である。
第1基準信号RAMP1は、読み出し期間Readoutの間に第1比較器2953_1に提供される信号であり、第2基準信号RAMP2は、読み出し期間Readoutの間に第2比較器2953_2に提供される信号である。第1比較器2953_2には、第1周期を有する第2ランプ信号R102、第2周期を有する第3ランプ信号R103および第5ランプ信号R105および第1周期を有する第6ランプ信号R106が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。具体的に、第2ランプ信号R102は、期間202内に第1比較器2953_1に提供され得、第3ランプ信号R103は期間203内に第1比較器2953_1に提供され得、第5ランプ信号R105は期間205内に第1比較器2953_1に提供され得、第6ランプ信号R106は期間206内に第1比較器2953_1に提供され得る。
第2比較器2953_2には、第1周期を有する第1ランプ信号R101、第1周期より大きい第2周期を有する第4ランプ信号R104、第2周期を有する第5’ランプ信号R105’、および第1周期を有する第6’ランプ信号R106’が比較対象信号に同期して順次に提供され得る。
具体的に、第1ランプ信号R101は期間201内に第2比較器2953_2に提供され得、第4ランプ信号R104は期間204内に第2比較器2953_2に提供され得、第5’ランプ信号R105’は期間205内に第2比較器2953_2に提供され得、第6’ランプ信号R106’は期間206内に第2比較器2953_2に提供され得る。ただし、実施形態はこれに限定されず、ランプ信号生成器2960は第1ランプ信号R101乃至第6ランプ信号R106、および第5’ランプ信号R105’乃至第6’ランプ信号R106’を含む異なる波形の基準信号RAMPを生成することもできる。
第1基準信号RAMP1内に含まれるランプ信号の第1傾きs1と第2基準信号RAMP2内に含まれるランプ信号の第2傾きs2とは異なり得る。第2基準信号RAMP2内に含まれるランプ信号は、その傾きの絶対値が第1基準信号RAMP1内に含まれるランプ信号の傾きの絶対値より大きいように調整され得る。第2傾きs2に対する第1傾きs1の比は予め設定され得る。
例えば、図30に示されているように、第2傾きs2の絶対値は第1傾きs1の絶対値の2倍であり得るが、実施形態がこれに制限されるのではない。
第1比較器2953_1は、HCGリセット信号RST_H、HCG信号SIG_H、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第1比較器2953_1に入力される時点に同期して入力される第1基準信号RAMP1と比較して第1比較結果を出力することができる。第2比較器2953_2は、LCGリセット信号RST_L、LCG信号SIG_L、LOFIC信号SIG_LOFIC、LOFICリセット信号RST_LOFICのそれぞれを、それぞれの信号が第2比較器2953_2に入力される時点に同期して入力される第2基準信号RAMP2と比較して第2比較結果を出力することができる。
図30を整理すれば、ランプ信号生成器2960は、LCG信号SIG_LおよびLCGリセット信号RST_Lに対してはDSG方式を適用しないため、予め定められた傾きs1を有するランプ信号を含む1個の基準信号RAMP1を使用して読み出し、HCG信号SIG_HおよびHCGリセット信号RST_Hに対してはDSG方式を適用するため、予め定められた傾きと異なる傾きs2を有するランプ信号を含む基準信号RAMP2を使用して読み出し、LOFIC信号SIG_LOFICおよびLOFICリセット信号RST_LOFICに対してはDSG方式を適用するため、異なる傾きs1、s2を有するランプ信号を含む2個の基準信号RAMP1、RAMP2を使用して読み出すことができる。
図31は一実施形態による信号対雑音比を示すグラフである。具体的に、図31は図29のリードアウト回路650によるHCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号の信号対雑音比をdB単位で示すグラフである。この時、第1基準信号RAMP1内のランプ信号の傾きの絶対値と第2基準信号RAMP2内のランプ信号の傾きの絶対値の比は、1:2に設定されていると仮定する。
図31には第1グラフ3101および第2グラフ3103が示されており、それぞれのグラフはHCGイメージ信号、LCGイメージ信号、およびLOFICイメージ信号を合成した信号に対するSNRを示すグラフである。第1グラフ3101は、DSG方式を適用せずにピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフであり、第2グラフ3103は、DSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出した場合のSNRグラフである。つまり、第2グラフ3103は、予め設定されたアナログゲインに対して2倍のアナログゲインでDSG方式を適用してピクセル信号VSを読み出す時、合成された信号のSNRを示すグラフである。
図31に示されているように、第1グラフ3101でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd3111の大きさは、第2グラフ3103でLCGイメージ信号とLOFICイメージ信号間のSNRディップd3113の大きさより大きい。また、第1グラフ3101でのダイナミックレンジDR1より第2グラフ3103でのダイナミックレンジDR3がより大きい。
一方、前述のように一つのピクセルPX内に含まれる光電素子の個数が多くなるほど、それぞれの光電素子により生成された電荷の量は多くなり、生成された電荷に基づいたピクセル信号の大きさも大きくなり得る。HCGモードで動作する場合にピクセルの変換ゲインの減少によるランダムノイズの増加を防止するために、一つのピクセルから生成されたピクセル信号を複数のカラムラインを通じて読み出す方式を使用することができる。
図32は一実施形態による一つのピクセルを示す回路図である。
前述した図9を共に参照すれば、他の実施形態によるイメージセンサー900は、ピクセルアレイ940およびリードアウト回路950を含むことができる。
前述のように、ピクセルアレイ940は、複数のピクセルPXa、PXb、PXcを含むことができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、転送信号TGi、TGi+1、TGi+2、TGi+3、TGi+4、TGi+5のうち対応する転送信号および選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信することができる。複数のピクセルPXa、PXb、PXcのそれぞれは、選択信号SELi、SELi+1、SELi+2のうち対応する選択信号を受信してピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。図32に示すように、一つのピクセルPXaは、複数のサブピクセル9401、9402を含むことができる。各サブピクセル9401、9402は、転送信号TGi、TGi+1および選択信号SELiにより選択されて、ピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。
一実施形態によるピクセルPXaは、光に反応して電荷を生成する光電素子PD31、PD32、PD33、PD34、PD41、PD42、PD43、PD44および光電素子PD31、PD32、PD33、PD34、PD41、PD42、PD43、PD44が生成した電荷を処理して電気信号を出力するピクセル回路を含むことができる。図32では一つのピクセルPXaが8個の光電素子PD31、PD32、PD33、PD34、PD41、PD42、PD43、PD44を含むと示されているが、これに限定されるのではなく、一つのピクセルPXaは、複数個の光電素子を含むこともできる。
ある実施形態において、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34、PD41、PD42、PD43、PD44は、外部光をセンシングして電荷を生成することができる。サブピクセル9401内の光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷とサブピクセル9402内の光電素子PD41、PD42、PD43、PD44により生成された電荷のそれぞれは、2個のカラムラインCL1、CL2に分けて出力され得る。具体的に、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34により生成された電荷はカラムラインCL1を通じてリードアウト回路950に出力され得、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44により生成された電荷はカラムラインCL2を通じてリードアウト回路950に出力され得る。
光電素子PD31、PD32、PD33、PD34のカソード(cathode)は、転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34を通じてフローティングノードFN31に連結され得、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34のアノード(anode)は接地され得る。同様に、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44のカソードは、転送トランジスターTX41、TX42、TX43、TX44を通じてフローティングノードFN41に連結され得、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44のアノードは接地され得る。
ピクセル回路PXは、転送トランジスターTX31、TX32、TX33、TX34、TX41、TX42、TX43、TX44、駆動トランジスターDX3、DX4、選択トランジスターSX3、SX4、リセットトランジスターRX3、RX4、およびスイッチトランジスターSW31、SW32、SW41、SW42を含むことができる。ピクセル回路内のトランジスターTX31、TX32、TX33、TX34、TX41、TX42、TX43、TX44、DX3、DX4、SX3、SX4、SX1、SX2、RX3、RX4、SW31、SW32、SW41、SW42は、ロードライバー130から提供される制御信号、例えば転送制御信号TG31、TG32、TG33、TG34、選択信号SEL1、リセット制御信号RG1、第1ゲイン制御信号DCG1、および第2ゲイン制御信号DCG2に応答して動作することができる。
ある実施形態において、サブピクセル9401は、複数個のフローティングディフュージョンFD31、FD32、FD33を含むことができる。フローティングディフュージョンFD31、FD32、FD33は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD31、PD32、PD33、PD34が生成した電荷を保存することができる。サブピクセル9402は、複数個のフローティングディフュージョンFD41、FD42、FD43を含むことができる。フローティングディフュージョンFD41、FD42、FD43は、所定のキャパシタンスを有し、光電素子PD41、PD42、PD43、PD44が生成した電荷を保存することができる。フローティングディフュージョンFD31およびフローティングディフュージョンFD41は、同一のキャパシタンスを有することができ、フローティングディフュージョンFD32およびフローティングディフュージョンFD42は、同一のキャパシタンスを有することができる。第3フローティングディフュージョンFD33およびフローティングディフュージョンFD43は、横型オーバーフロー蓄積容量(LOFIC)を含むことができ、同一のキャパシタンスを有することができる。
転送トランジスターTX31は、光電素子PD31とフローティングノードFN31の間に連結され、転送トランジスターTX41は、光電素子PD41とフローティングノードFN41の間に連結され、転送信号TG31により制御され得る。転送トランジスターTX31がターンオンされると、光電素子PD31が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。転送トランジスターTX41がターンオンされると、光電素子PD41が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD41に伝達され得る。
また、転送トランジスターTX32は、光電素子PD32とフローティングノードFN31の間に連結され、転送トランジスターTX42は、光電素子PD42とフローティングノードFN41の間に連結されて、転送信号TG32により制御され得る。転送トランジスターTX32がターンオンされると、光電素子PD32が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。転送トランジスターTX42がターンオンされると、光電素子PD42が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD41に伝達され得る。
転送トランジスターTX33は、光電素子PD33とフローティングノードFN31の間に連結され、転送トランジスターTX43は、光電素子PD43とフローティングノードFN41の間に連結されて、転送信号TG33により制御され得る。転送トランジスターTX33がターンオンされると、光電素子PD33が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。転送トランジスターTX43がターンオンされると、光電素子PD43が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD41に伝達され得る。
転送トランジスターTX34は、光電素子PD34とフローティングノードFN31の間に連結され、転送トランジスターTX44は、光電素子PD44とフローティングノードFN41の間に連結されて、転送信号TG34により制御され得る。転送トランジスターTX34がターンオンされると、光電素子PD34が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD31に伝達され得る。転送トランジスターTX44がターンオンされると、光電素子PD44が生成した電荷がフローティングディフュージョンFD41に伝達され得る。
フローティングディフュージョンFD31に蓄積された電荷によりフローティングノードFN31の電圧が決定され得る。駆動トランジスターDX3のゲートはフローティングノードFN31に連結される。駆動トランジスターDX3はフローティングノードFN31の電圧に対してソース-フォロア増幅器として動作することができる。駆動トランジスターDX3は、フローティングノードFN31の電圧に応答して選択トランジスターSX3を通じてピクセル信号VS1をカラムラインCL1に出力することができる。
また、フローティングディフュージョンFD41に蓄積された電荷によりフローティングノードFN41の電圧が決定され得る。駆動トランジスターDX4のゲートはフローティングノードFN41に連結される。駆動トランジスターDX4は、フローティングノードFN41の電圧に対してソース-フォロア増幅器として動作することができる。駆動トランジスターDX4は、フローティングノードFN41の電圧に応答して選択トランジスターSX4を通じてピクセル信号VS2をカラムラインCL2に出力することができる。
選択トランジスターSX3は、駆動トランジスターDX3と対応するカラムラインCL1の間に連結され、選択トランジスターSX4は、駆動トランジスターDX4と対応するカラムラインCL2の間に連結されて、全て選択信号SEL1により制御され得る。つまり、サブピクセル9401およびサブピクセル9402は同時に選択され得る。選択トランジスターSX3がターンオンされると、駆動トランジスターDX3から出力されるピクセル電圧VS1は、選択トランジスターSX3に連結されたカラムラインCL1を通じてリードアウト回路950に出力され得る。また、選択トランジスターSX4がターンオンされると、駆動トランジスターDX4から出力されるピクセル電圧VS2は、選択トランジスターSX4に連結されたカラムラインCL2を通じてリードアウト回路950に出力され得る。
リセットトランジスターRX3、RX4は、電源電圧VDDを供給する電源電圧ラインとそれぞれのフローティングノードFN32、FN42の間に連結され、リセット制御信号RG2により制御され得る。リセット信号RG2によりリセットトランジスターRX3、RX4がターンオンされる場合、フローティングノードFN32、FN42に電源電圧VDDが印加されてフローティングノードFN32、FN42がリセットされ得る。リセットトランジスターRX3がターンオンされている間にスイッチトランジスターSW31、SW32がターンオンされると、フローティングノードFN31およびフローティングノードFN32が全て電源電圧VDDでリセットされ得る。また、リセットトランジスターRX4がターンオンされている間にスイッチトランジスターSW41、SW42がターンオンされると、フローティングノードFN41およびフローティングノードFN42が全て電源電圧VDDでリセットされ得る。
スイッチトランジスターSW31は、フローティングノードFN31とフローティングノードFN32の間に連結され、スイッチトランジスターSW41は、フローティングノードFN41とフローティングノードFN42の間に連結されて、第1ゲイン制御信号DCG1により制御され得る。スイッチトランジスターSW32は、フローティングノードFN32とフローティングディフュージョンFD33の間に連結され、スイッチトランジスターSW42は、フローティングノードFN42とフローティングディフュージョンFD43の間に連結されて、第2ゲイン制御信号DCG2により制御され得る。
スイッチトランジスターSW31およびスイッチトランジスターSW41がターンオフされた場合、フローティングノードFN31はフローティングディフュージョンFD31のキャパシタンスを有し、フローティングノードFN41は、フローティングディフュージョンFD41のキャパシタンスを有する。この時、フローティングノードFN31およびフローティングノードFN41に連結されたキャパシタンスの大きさが小さいため、ピクセルPXはHCGモードで動作し、それぞれのカラムラインCL1、CL2を通じて同一のピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。
スイッチトランジスターSW31およびスイッチトランジスターSW41がターンオンされ、スイッチトランジスターSW32およびスイッチトランジスターSW42がターンオフされた場合、第2フローティングディフュージョンFD32は第1フローティングノードFN31に連結され、フローティングディフュージョンFD42はフローティングノードFN41に連結される。つまり、第1フローティングノードFN31のキャパシタンスは第2フローティングディフュージョンFD32のキャパシタンスだけ増加し、フローティングノードFN41のキャパシタンスは第2フローティングディフュージョンFD42のキャパシタンスだけ増加する。この時、ピクセルPXは、LCGモードで動作し、それぞれのカラムラインCL1、CL2を通じて同一のピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。
スイッチトランジスターSW31およびスイッチトランジスターSW41がターンオンされ、スイッチトランジスターSW32およびスイッチトランジスターSW42がターンオンされた場合、第3フローティングディフュージョンFD33は第1フローティングノードFN31に連結され、フローティングディフュージョンFD43はフローティングノードFN41に連結される。つまり、第1フローティングノードFN31のキャパシタンスは第2フローティングディフュージョンFD32および第3フローティングディフュージョンFD33のキャパシタンスだけ増加し、フローティングノードFN41のキャパシタンスは第2フローティングディフュージョンFD42および第3フローティングディフュージョンFD43のキャパシタンスだけ増加する。この時、ピクセルPXは、LOFICモードで動作し、それぞれのカラムラインCL1、CL2を通じて同一のピクセル信号VS1、VS2を出力することができる。
それぞれのサブピクセル9401およびサブピクセル9402は、図11aを参照して記述したピクセルPX3と同一に動作することができる。
図9を参照して前述したように、以降、選択器951は、ピクセル信号VS1、VS2を平均して一つの平均値VSを生成し、生成した平均値を比較器953_1、953_2に出力することができる。比較器953_1は、2個のピクセル信号VS1、VS2の平均値に対応するピクセル信号VSがそれぞれの比較器953_1に入力される時点に同期して入力される基準信号を比較して、その結果をカウンター955_1に出力することができる。以降、CDS回路957_1は、カウンター955_1の出力端に連結されてカウンター955_1から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して、相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。
また、比較器953_2は、ピクセル信号VSがそれぞれの比較器953_2に入力される時点に同期して入力される基準信号を比較し、その結果をカウンター955_2に出力することができる。以降、CDS回路957_2は、カウンター955_2の出力端に連結されてカウンター955_2から伝達されたピクセル信号VSに対する出力に対して、相関二重サンプリング(CDS)方式を行ってイメージ信号IMSを生成することができる。
図33は一実施形態によるコンピュータ装置の例示ブロック図である。
図33を参照すれば、コンピューティング装置3300は、カメラ3310、コントローラー3320、メモリ3330およびディスプレイ3340を含むことができる。
カメラ3310は、イメージセンサー3311を含むことができる。イメージセンサー3311は、図1乃至図32を参照して説明したイメージセンサーで具現され得る。カメラ3310は、イメージセンサー3311を利用してイメージ信号を生成し、イメージ信号に対してイメージ信号処理を行い、処理されたイメージ信号をコントローラー3320に出力することができる。
コントローラー3320は、プロセッサー3321を含むことができる。プロセッサー3321は、コンピューティング装置3300の各構成の全般的な動作を制御することができる。プロセッサー3321は、CPU(central processing unit)、AP(application processor)、GPU(graphic processing unit)などの多様なプロセシングユニットのうちの少なくとも一つで具現され得る。ある実施形態において、コントローラー3320は、集積回路またはシステムオンチップ(system on chip、SoC)で具現され得る。
ある実施形態において、図33に示したように、コントローラー3320は、インターフェース3332、メモリコントローラー3323、ディスプレイコントローラー3324およびバス3325をさらに含むことができる。ある実施形態において、インターフェース3332、メモリコントローラー3323、ディスプレイコントローラー3324およびバス3325のうちの少なくとも一部は、コントローラー3320外部に提供され得る。ある実施形態において、コントローラー3320は、イメージ信号プロセッサーをさらに含むことができる。
インターフェース3322は、イメージセンサー3311から受信されたイメージ信号をバス3325を通じてメモリコントローラー3323またはディスプレイコントローラー3324に転送することができる。
メモリ3330は、各種データおよび命令を保存することができる。メモリコントローラー3323は、メモリ3330へのおよびメモリ3330からのデータまたは命令の伝達を制御することができる。
ディスプレイコントローラー3324は、プロセッサー3321の制御によりディスプレイ3340で表示されるデータをディスプレイ3340に転送し、ディスプレイ3340は、受信したデータにより画面を表示することができる。ある実施形態において、ディスプレイ3340は、タッチスクリーンをさらに含むことができる。タッチスクリーンは、コンピューティング装置3300の動作を制御することができるユーザー入力をコントローラー3320に転送することができる。ユーザー入力は、ユーザーがタッチスクリーンをタッチする時に生成され得る。
バス3325は、コントローラー3320の構成要素間の通信機能を提供することができる。バス3325は、構成要素間の通信プロトコルにより少なくとも一つの類型のバスを含むことができる。
以上で本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるのではなく、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や本質的な特徴を変更することなく他の特定の形態で具現できることが理解されるであろう。したがって、上記で説明した実施形態はすべての点で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。
100 イメージセンサー
110 コントローラー
120 タイミング生成器
130 ロードライバー
140 ピクセルアレイ
1400 ピクセル
150 リードアウト回路
151 選択器
153 比較器
155 カウンター
157 CDS回路
160 ランプ信号生成器
170 データバッファー
180 イメージ信号プロセッサー
600、900、1900、2600、2900 イメージセンサー
610、910、1910、2610、2910 コントローラー
640、940、1940、2640、2940 ピクセルアレイ
650、950、1950、2650、2950 リードアウト回路
651、951、1951、2651、2951 選択器
653、953、1953、2653、2953 比較器
655、955、1955、2655、2955 カウンター
657、957、1957、2657、2957 CDS回路
660、960、1960、2660、2960 ランプ信号生成器

Claims (23)

  1. 第1フローティングディフュージョンおよび横型オーバーフロー蓄積容量(LOFIC)を含む第2フローティングディフュージョンを含み、前記第1フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第1ピクセル信号を生成し、前記第1フローティングディフュージョンおよび前記第2フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第2ピクセル信号を生成するピクセル;
    前記ピクセルに連結され、前記第1ピクセル信号または前記第2ピクセル信号を伝達するカラムライン;
    第1基準信号および第2基準信号を生成するランプ信号生成器;および
    前記カラムラインに連結され、前記第1ピクセル信号と前記第1基準信号を比較した第1比較結果、前記第2ピクセル信号と前記第1基準信号を比較した第2比較結果、および前記第2ピクセル信号と前記第2基準信号を比較した第3比較結果を含む複数の比較結果に基づいてイメージ信号を生成するリードアウト回路
    を含むイメージセンサー。
  2. 前記第1基準信号は、第1傾きを有する複数のランプ信号を含み、
    前記第2基準信号は、前記第1傾きと異なる第2傾きを有する複数のランプ信号を含み、
    前記複数の比較結果は、前記第1ピクセル信号と前記第2基準信号を比較した第4比較結果をさらに含む、請求項1に記載のイメージセンサー。
  3. 前記ピクセルは、第3フローティングディフュージョンをさらに含み、前記第2ピクセル信号は、前記第3フローティングディフュージョンの電荷量にさらに基づいて生成され、前記ピクセルは、前記第1フローティングディフュージョンおよび前記第3フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第3ピクセル信号をさらに生成する、請求項1に記載のイメージセンサー。
  4. 前記第1基準信号は、第1傾きを有する複数のランプ信号を含み、
    前記第2基準信号は、前記第1傾きと異なる第2傾きを有する複数のランプ信号を含み、
    前記複数の比較結果は、前記第3ピクセル信号と前記第2基準信号を比較した第4比較結果をさらに含む、請求項3に記載のイメージセンサー。
  5. 前記第1ピクセル信号、前記第2ピクセル信号、および前記第1基準信号の入力を受け、前記第1比較結果および前記第2比較結果を出力する第1比較器、
    前記第2ピクセル信号、前記第3ピクセル信号、および前記第2基準信号の入力を受け、前記第3比較結果および前記第4比較結果を出力する第2比較器を含む、請求項4に記載のイメージセンサー。
  6. 前記第1基準信号は、第1傾きを有する複数のランプ信号を含み、
    前記第2基準信号は、前記第1傾きと異なる第2傾きを有する複数のランプ信号を含み、
    前記複数の比較結果は、前記第1ピクセル信号と前記第2基準信号を比較した第4比較結果をさらに含む、請求項3に記載のイメージセンサー。
  7. 前記ランプ信号生成器は、第3傾きを有する第3基準信号をさらに生成し、
    前記複数の比較結果は、前記第3ピクセル信号と前記第3基準信号を比較した第5比較結果をさらに含む、請求項6に記載のイメージセンサー。
  8. 前記ランプ信号生成器は、前記イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に前記第3傾きを維持する、請求項7に記載のイメージセンサー。
  9. 前記リードアウト回路は、
    前記第1ピクセル信号、前記第2ピクセル信号、および前記第1基準信号の入力を受け、前記第2比較結果および前記第4比較結果を出力する第1比較器、前記第1ピクセル信号、前記第2ピクセル信号、および前記第2基準信号の入力を受け、前記第3比較結果および前記第4比較結果を出力する第2比較器、前記第3ピクセル信号と前記第3基準信号の入力を受け、前記第5比較結果を出力する第3比較器を含む、請求項7に記載のイメージセンサー。
  10. 前記ランプ信号生成器は、前記第3傾きと異なる第4傾きを有する第4基準信号をさらに生成し、
    前記複数の比較結果は、前記第3ピクセル信号と前記第4基準信号を比較した第6比較結果をさらに含む、請求項9に記載のイメージセンサー。
  11. 前記ランプ信号生成器は、前記イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に前記第4傾きを維持する、請求項10に記載のイメージセンサー。
  12. 前記リードアウト回路は、
    前記第3ピクセル信号と前記第4基準信号の入力を受け、前記第6比較結果を出力する第4比較器をさらに含む、請求項10に記載のイメージセンサー。
  13. 前記ピクセルは、前記第1フローティングディフュージョン、前記第2フローティングディフュージョン、および前記第3フローティングディフュージョンを第1サブピクセルとして含み、
    前記第1フローティングディフュージョンと同一のキャパシタンスを有する第4フローティングディフュージョン、前記第2フローティングディフュージョンと同一のキャパシタンスを有する第5フローティングディフュージョン、および前記第3フローティングディフュージョンと同一のキャパシタンスを有する第6フローティングディフュージョンを第2サブピクセルとして含み、
    前記第4フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第4ピクセル信号を生成し、前記第4フローティングディフュージョンおよび前記第5フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第5ピクセル信号を生成し、前記第4フローティングディフュージョン、前記第5フローティングディフュージョンおよび前記第6フローティングディフュージョンの電荷量に基づいて第6ピクセル信号を生成し、
    前記カラムラインは、前記第1サブピクセルに連結される第1カラムラインと前記第2サブピクセルに連結される第2カラムラインを含み、
    前記リードアウト回路は、前記第1ピクセル信号と前記第1基準信号を比較する時、前記第1ピクセル信号および前記第4ピクセル信号の平均値と第1基準信号を比較して前記第1比較結果を生成し、
    前記第2ピクセル信号と前記第1基準信号を比較する時、前記第2ピクセル信号および前記第5ピクセル信号の平均値と第1基準信号を比較して前記第2比較結果を生成し、
    前記第2ピクセル信号と前記第2基準信号を比較する時、前記第2ピクセル信号および前記第5ピクセル信号の平均値と前記第2基準信号を比較して前記第3比較結果を生成し、
    前記第3ピクセル信号と前記第2基準信号を比較する時、前記第3ピクセル信号および前記第6ピクセル信号の平均値と前記第2基準信号を比較して前記第4比較結果を生成する、請求項4に記載のイメージセンサー。
  14. 光電素子;
    第1ノードと前記光電素子の間に連結される転送トランジスター;
    前記第1ノードに連結される第1フローティングディフュージョン;
    前記第1ノードと第2ノードの間に連結される第1スイッチトランジスター;
    前記第2ノードに連結される第2フローティングディフュージョン;
    電源電圧ラインと前記第2ノードの間に連結される第2スイッチトランジスター;
    前記第1ノードの電圧に応答してピクセル信号を生成し、前記ピクセル信号をカラムラインに出力する駆動トランジスター;
    複数のランプ信号を含む複数の基準信号を生成してリードアウト回路に伝達するランプ信号生成器;および
    前記カラムラインに連結され、前記ピクセル信号および前記複数の基準信号のうちの第1傾きを有するランプ信号を含む第1基準信号を比較し、前記ピクセル信号および前記複数の基準信号のうちの前記第1傾きと異なる第2傾きを有するランプ信号を含む第2基準信号を比較してイメージ信号を生成するリードアウト回路
    を含むイメージセンサー。
  15. 前記ピクセル信号は、前記第1スイッチトランジスターがターンオフされた状態で前記駆動トランジスターが生成する第1ピクセル信号;および前記第1スイッチトランジスターがターンオンされ、前記第2スイッチトランジスターがターンオフされた状態で前記駆動トランジスターが生成する第2ピクセル信号を含む、請求項14に記載のイメージセンサー。
  16. 前記第1ノードと第3ノードの間に連結される第3スイッチトランジスター、および
    前記第3ノードに連結される第3フローティングディフュージョンをさらに含み、
    前記ピクセル信号は、前記第1スイッチトランジスターおよび前記第3スイッチトランジスターがターンオンされた状態で前記駆動トランジスターが生成する第3ピクセル信号をさらに含む、請求項15に記載のイメージセンサー。
  17. 前記第2スイッチトランジスターと直列に連結される第3フローティングディフュージョンをさらに含み、
    前記ピクセル信号は、前記第1スイッチトランジスターおよび前記第2スイッチトランジスターがターンオンされた状態で前記駆動トランジスターが生成する第3ピクセル信号をさらに含む、請求項15に記載のイメージセンサー。
  18. 前記リードアウト回路は、前記第1ピクセル信号および前記第3ピクセル信号と前記第1基準信号を比較し、前記第2ピクセル信号および前記第3ピクセル信号と前記第2基準信号を比較して前記イメージ信号を生成する、請求項17に記載のイメージセンサー。
  19. 前記複数の基準信号は、前記第3ピクセル信号に同期して前記ランプ信号生成器が生成する第3傾きを有するランプ信号を含む第3基準信号をさらに含み、
    前記リードアウト回路は、前記第1ピクセル信号および前記第2ピクセル信号と前記第1基準信号を比較し、前記第1ピクセル信号および前記第2ピクセル信号と前記第2基準信号を比較し、前記第3ピクセル信号と前記第3基準信号を比較して前記イメージ信号を生成する、請求項17に記載のイメージセンサー。
  20. 前記ランプ信号生成器は、前記イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に前記第3基準信号内のランプ信号の傾きを維持する、請求項19に記載のイメージセンサー。
  21. 前記複数の基準信号は、前記第3ピクセル信号に同期して前記ランプ信号生成器が生成する第4傾きを有するランプ信号を含む第4基準信号をさらに含み、
    前記リードアウト回路は、前記第3ピクセル信号および前記第4基準信号を比較する第4比較器をさらに含む、請求項19に記載のイメージセンサー。
  22. 前記ランプ信号生成器は、前記イメージセンサーに対してアナログゲインを増加させる場合に前記第4基準信号内のランプ信号の傾きを維持する、請求項21に記載のイメージセンサー。
  23. イメージセンサーにより実行される方法であって、
    第1フローティングディフュージョンおよび第2フローティングディフュージョンを含むピクセルで、前記第1フローティングディフュージョンの電荷量に基づいた第1ピクセル信号を生成し、前記第1フローティングディフュージョンおよび前記第2フローティングディフュージョンの電荷量に基づいた第2ピクセル信号を生成する段階;
    第1傾きを有するランプ信号を含む第1基準信号および前記第1傾きと異なる第2傾きを有するランプ信号を含む第2基準信号を生成する段階;および
    前記第1ピクセル信号と前記第1基準信号を比較した第1比較結果、前記第2ピクセル信号と前記第1基準信号を比較した第2比較結果、および前記第2ピクセル信号と前記第2基準信号を比較した第3比較結果を含む複数の比較結果に基づいてイメージ信号を生成する段階を含む方法。
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