JP2023077647A - 車載機及び車両情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションプログラムが終了状態のときに車載機側からのアクションにより連携動作を開始し得る技術を実現する。【解決手段】携帯端末40は、アプリケーションプログラム48Aを含む。アプリケーションプログラム48Aは、所定の識別情報が含まれた所定フォーマットのビーコン信号を携帯端末40が受信した場合に起動し、起動後に近距離無線通信方式の接続を確立する動作を携帯端末40に行わせる。車載機20の通信部23は、識別情報を含む所定フォーマットの第1アドバタイズ情報をビーコン信号として無線送信する1回以上の第1動作と、近距離無線通信方式の第2アドバタイズ情報を無線送信する1回以上の第2動作とを、交互に繰り返す。【選択図】図1

Description

本発明は、車載機及び車両情報管理システムに関する。
特許文献1には、車両に設けられる車載機の一例が開示される。特許文献1に開示される車載機は、携帯端末と近距離無線通信を行う通信部と、ペアリング許可部と、を備える。ペアリング許可部は、車載機を一意に識別する識別子と同一の識別子が設定された携帯端末が、車載機から所定の距離内に入ったとき、識別子を含むデータを携帯端末に受信させることによって、車載機と携帯端末とのペアリングを許可する。
特開2020-150309号公報
携帯端末においてアプリケーションプログラムが起動しているときに近距離無線通信方式で無線通信を行いながら上記アプリケーションプログラムと連携した動作を行うような車載機では、アプリケーションプログラムが終了状態であると、上記の連携動作を行うことができない。
本発明は、上述された課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、アプリケーションプログラムが終了状態のときに車載機側からのアクションにより連携動作を開始し得る技術を実現することを目的の一つとする。
本発明の一つである車載機は、
車両の状態を示す車両情報を前記車両から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記車両情報を近距離無線通信方式で携帯端末に無線送信する通信部と、を有する車載機であって、
前記携帯端末は、所定の識別情報が含まれた所定フォーマットのビーコン信号を当該携帯端末が受信した場合に当該携帯端末において起動し、起動後に前記近距離無線通信方式の接続を確立する動作を当該携帯端末に行わせるアプリケーションプログラムを含み、
前記通信部は、前記識別情報を含む前記所定フォーマットの第1アドバタイズ情報を前記ビーコン信号として無線送信する1回以上の第1動作と、前記近距離無線通信方式の第2アドバタイズ情報を無線送信する1回以上の第2動作とを、交互に繰り返す。
この車載機は、上記アプリケーションプログラムが備えられた携帯端末がビーコン信号の届く範囲に存在する場合に、ビーコン信号により、アプリケーションプログラムを起動させることができる。そして、ビーコン信号の後には、アプリケーションプログラムが動作する携帯端末に対して第2アドバタイズ情報を与えることができるため、携帯端末と車載機との間で近距離無線通信の接続を確立させることができる。更に、携帯端末がビーコン信号を受信できなかったとしても、その後にも、ビーコン信号の送信が繰り返されるため、携帯端末がビーコン信号の届く範囲にあれば、携帯端末においてビーコン信号の受信が成功しやすい。しかも、各々のビーコン信号の後に第2アドバタイズ情報が送信されるため、ビーコン信号の受信成功の後(即ち、アプリケーションプログラムの起動の後)、速やかに近距離無線通信の接続を確立しやすくなる。
上記ビーコン信号は、iBeacon(登録商標)の規格に従った信号であってもよい。上記近距離無線通信方式は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)方式であってもよい。
この車載機は、iBeaconの規格に従ったビーコン信号によってアプリケーションプログラムを起動することができ、iBeaconの規格に従った汎用的な処理が可能である。そして、アプリケーションプログラムの起動後には、BLE方式の無線通信の接続を確立することができ、BLE方式に従った汎用的な処理が可能である。
上記車載機と、上記アプリケーションプログラムと、を含んだ形で車両情報管理システムが構成されてもよい。
この車両情報管理システムは、上記車載機と同様の効果を奏する。
本発明によれば、アプリケーションプログラムが終了状態のときに車載機側からのアクションにより連携動作を開始し得る。
図1は、第1実施形態の車両情報管理システム及び車両情報管理システムが適用される車両等の構成を概念的に例示するブロック図である。 図2は、第1実施形態の車両情報管理システムに関し、複数の携帯端末が用いられる例を簡略的且つ概念的に説明する説明図である。 図3は、第1データベースを概念的に説明する説明図である。 図4は、第2データベースを概念的に説明する説明図である。 図5は、第1実施形態の車両情報管理システムの動作を説明する説明図である。 図6は、第1実施形態の車両情報管理システムにおいて車載機と携帯端末との間でなされる通信確立動作を概念的に説明する説明図である。
1.第1実施形態
1-1.車両情報管理システム100の構成
図1に示す車両情報管理システム100は、車両10に関する情報を管理するシステムである。車両情報管理システム100は、主に、車載機20と、サーバ30と、携帯端末40に含まれるアプリケーションプログラム48Aとを有する。
車両情報管理システム100が適用される車両10は、例えば、ガソリンエンジンによって駆動するエンジン車である。車両10は、主に、電子制御装置11、バッテリ12、オルタネータ13、エンジン14、コネクタ15、通信線L1、電力線L2、などを有する。
電子制御装置11は、車両10に搭載される機器を制御する装置である。電子制御装置11は、複数設けられている。電子制御装置11は、例えば、公知のECU(Electronic Control Unit)である。図1では、電子制御装置11は、「ECU」と表記される。バッテリ12は、例えば鉛バッテリなどの車載バッテリである。オルタネータ13は、エンジン14により駆動されて発電する公知のオルタネータである。
コネクタ15は、OBD2(On Board Diagnosis second generation)の通信規格に従って車両10の状態を示す車両情報を出力し得るコネクタである。コネクタ15は、第1端子T1と、第2端子T2と、を備える。第1端子T1には、通信線L1が電気的に接続されている。通信線L1は、例えばCAN(Controller Area Network)通信バスである。通信線L1は、電子制御装置11の各々に電気的に接続されている。通信線L1には、電子制御装置11によって送受信される情報が流れる。
第2端子T2には、電力線L2が電気的に接続されている。電力線L2は、バッテリ12及びオルタネータ13にそれぞれ接続されている。電力線L2には、バッテリ12の出力電圧及びオルタネータ13の出力電圧が印加される。オルタネータ13が駆動されていない状態では、電力線L2には、バッテリ12及びオルタネータ13のうちバッテリ12の出力電圧のみが印加される。バッテリ12の満充電時の出力電圧は、0Vよりも大きい値であり、例えば12Vである。オルタネータ13が駆動されている状態では、電力線L2には、バッテリ12及びオルタネータ13のうち高い方の出力電圧が印加される。オルタネータ13が駆動されている状態では、電力線L2に印加される電圧は、例えば最大14Vとなる。
車載機20は、車両情報取得装置として機能する装置である。車載機20は、上述のコネクタ15に対して継続的に接続された状態で車両10内に搭載される。車載機20は、主に、取得部20Aと通信部23とを有する。取得部20Aは、車両10の状態を示す車両情報を車両10から取得する機能を有する。通信部23は、送信部の一例に相当する。
取得部20Aは、第1接続線L3と、第2接続線L4と、電圧検出部21と、制御部22とを有する。取得部20Aは、車両10のコネクタ15に接続され、車両10からの車両情報を取得可能である。取得部20Aは、第1接続線L3及び第2接続線L4の端部の端子を含んだコネクタ(図示省略)を有し、このコネクタが上記コネクタ15に取り付けられる。そして、取得部20Aは、第1接続線L3及び第2接続線L4を介した有線通信によって車両10の状態を示す車両情報を、車両10から取得する。例えば、取得部20Aの上記コネクタ(図示省略)がコネクタ15に接続された場合に、第1接続線L3は、コネクタ15の第1端子T1に電気的に接続される。つまり、第1接続線L3は、第1端子T1を介して、通信線L1に電気的に接続される。その結果、第1接続線L3には、電子制御装置11によって送受信される情報が流れる。
また、車載機20がコネクタ15に接続された場合に、第2接続線L4は、コネクタ15の第2端子T2に電気的に接続される。つまり、第2接続線L4は、第2端子T2を介して、電力線L2に電気的に接続される。その結果、第2接続線L4には、電力線L2に印加される電圧、つまり、バッテリ12の出力電圧及びオルタネータ13の出力電圧のうちの高い方の電圧が印加される。
電圧検出部21は、例えば公知の電圧検出回路として構成されている。電圧検出部21は、第2接続線L4の電圧を、電力線L2の電圧として検出する。電圧検出部21による検出値は、制御部22に入力される。取得部20Aが取得する車両情報には、電圧検出部21が第2接続線L4から取得可能な情報(例えば、バッテリ電圧)が含まれる。
制御部22は、例えばMCU(Micro Controller Unit)などの情報処理装置によって構成される。制御部22は、CPU,ROM,RAMなどを有し、車載機20の動作を制御する。制御部22は、第1接続線L3に接続されており、第1接続線L3を介して、各電子制御装置11と通信可能である。制御部22は、電子制御装置11に対してリクエスト信号を送信することで、電子制御装置11からリクエスト信号に応じた車両情報を取得することができる。制御部22がリクエスト信号によって取得できる車両情報には、例えば、車速、MIL(Malfunction Indication Lamp)状態、エンジン回転数などが含まれる。
通信部23は、公知の無線通信方式によって携帯端末40などの外部装置と無線通信を行う通信インタフェースである。通信部23は、例えばBluetooth(登録商標)通信の無線通信規格に従って、携帯端末40と無線通信を行う機能を有する。更に、通信部23は、ビーコン信号を発信する発信機としての機能も有する。
携帯端末40は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの公知の携帯型情報処理端末として構成されている。携帯端末40は、制御部41,通信部44、表示部42、操作部46、記憶部48などを有する。
制御部41は、例えば、MCU(Micro Controller Unit)などの情報処理装置として構成される。制御部41は、CPU(Central Processing Unit),ROM、RAM等を有し、携帯端末40の動作を制御する。制御部41は、後述されるアプリケーションプログラム48Aに従った制御を行い得る。
通信部44は、公知の通信方式で有線通信や無線通信を行い得る通信装置である。通信部44は、車載機20と通信可能であり、且つサーバ30と通信可能な構成であればよい。代表例では、通信部44は、Bluetooth通信によって車載機20の通信部23と無線通信を行い得る。更に、代表例では、通信部44は、WiFi(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、第4世代移動通信システム、第5世代移動通信システムなどの公知の無線通信規格に従った通信方式で直接又は外部装置を介してインターネットにアクセスし、サーバ30やその他の外部装置と通信を行い得る。
表示部42は、文字や絵などの様々な画像を表示可能な公知のディスプレイである。操作部46は、情報を入力可能な入力インタフェースである。代表例では、表示部42及び操作部46がタッチパネルを構成する。
記憶部48は、半導体メモリなどの公知の記憶手段を有し、様々な情報が記憶可能とされている。記憶部48には、少なくともアプリケーションプログラム48Aが記憶されている。アプリケーションプログラム48Aは、携帯端末40に様々な動作を行わせ得る。
サーバ30は、情報を蓄積する機能及び情報を管理する機能を有する管理装置である。サーバ30は、情報処理機能を有する情報処理装置であり、例えばコンピュータなどによって構成されている。サーバ30は、主に、通信部32、記憶部36、制御装置38などを有する。サーバ30には、マウスやキーボードなどの入力デバイスを有する操作部やディスプレイなどの出力デバイスを有する表示部などが設けられていてもよい。
制御装置38は、例えば、CPU,ROM、RAM等を有する情報処理装置として構成される。制御装置38は、各種演算や制御を行う機能を有し、サーバ30の動作を制御する機能を有する。
通信部32は、公知の方式で無線通信や有線通信を行い得る通信装置である。代表例では、通信部32は、WiFi、LTE、第4世代移動通信システム、第5世代移動通信システムなどの公知の無線通信規格に従った通信方式で直接又は外部装置を介してインターネットにアクセスし、携帯端末40やその他の外部装置と通信を行い得る。通信部32は、携帯端末40から車両情報を受信する機能を有する。
記憶部36は、通信部32が受信した車両情報を蓄積する機能を有する。記憶部36は、少なくとも、第1データベース36Aと第2データベース36Bとを有する。第1データベース36Aは、携帯端末40から送信された車両情報を蓄積するデータベースである。第2データベース36Bは、携帯端末40に送信する配信情報を記憶するデータベースである。
なお、図1には、1つの車載機20及びこの車載機20に対応付けられた携帯端末40が例示され、サーバ30がその携帯端末40から情報を収集する例が示されるが、サーバ30は、図1のような携帯端末40との通信を、図2のように他の携帯端末40とも行い得る。図2の例では、各携帯端末40からサーバ30に車両情報が送信される場合、各携帯端末40に割り当てられた識別情報(ID)と対応付けられて車両情報が送信される。例えば、図1に示される携帯端末40の識別情報がID1である場合、この携帯端末40からサーバ30に車両情報が送信される際には、その車両情報とID1とが対応付けられてサーバ30に送信される。
図3のように、サーバ30に設けられた第1データベース36Aには、識別情報毎(ID毎)の車両情報を特定可能な状態で車両情報が蓄積される。従って、第1データベース36Aから車両情報を読み出す場合、識別情報(ID)が指定されれば、その指定された識別情報(ID)と対応付けられて第1データベース36Aに蓄積されている車両情報を読み出すことができる。図4のように第2データベース36Bには、識別情報毎(ID毎)の配信情報が蓄積される。
1-2.車両情報管理システム100の動作
次の説明は、車両情報管理システム100の動作に関する。
以下では、図1に示される携帯端末40及びアプリケーションプログラム48Aに特定の識別情報(ID1)が割り当てられ、この携帯端末40及びアプリケーションプログラム48Aに対してサーバ30から配信情報が配信される例について説明する。
車載機20は、図1のように車両10に搭載されつつコネクタ15に接続されている状態で、携帯端末40と継続的に無線通信を行う。以下で説明される代表例では、車載機20は、車両10に搭載されつつコネクタ15に接続されている状態で携帯端末40とペアリングされた状態を維持し、携帯端末40との間でBluetooth通信を継続的に行う。そして、車載機20は、車両10及び携帯端末40のいずれとも通信可能な状態を維持しながら、車両10から上述の車両情報を継続的に取得しつつ、取得した車両情報を第1周期t1(例えば10分)毎に携帯端末40に送信する(図5参照)。なお、車載機20が車両10から車両情報を取得する場合、第1周期t1よりも短い時間間隔で断続的に取得してもよく、連続的に取得してもよい。
図1に示される携帯端末40では、所定の開始条件が成立した場合に制御部41によってアプリケーションプログラム48Aが実行される。所定の開始条件は、車載機20と携帯端末40との間でBluetooth通信が開始されることであってもよく、携帯端末40において所定操作がなされることであってもよく、その他の条件であってもよい。アプリケーションプログラム48Aが制御部41によって実行される場合、フォアグラウンドで実行されてもよく、バックグラウンドで実行されてもよい。
アプリケーションプログラム48Aが実行されている状態で通信部23(送信部)から携帯端末40に車両情報が送信され、通信部23が送信する車両情報を通信部44が受信した場合、アプリケーションプログラム48Aは、受信した車両情報をサーバ30に送信する動作を携帯端末40に行わせる。具体的には、アプリケーションプログラム48Aは、車載機20から送信される車両情報を通信部44が受信した場合、この車両情報を記憶部48に記憶させるように制御部41を動作させる。更に、アプリケーションプログラム48Aは、車載機20から受信した車両情報において、「サーバ30に送信されていない未送信の車両情報」が一定量(所定件数)に達した場合に、未送信の車両情報をサーバ30に送信するように動作する(図5参照)。
代表例では、アプリケーションプログラム48Aは、車両情報を所定時間X(例えば、7秒)毎に分け、車両情報において所定時間X毎の情報を1件の情報として扱う。そして、アプリケーションプログラム48Aは、サーバ30に送信されていない車両情報の件数が10件を超えた場合に、サーバ30に送信されないまま携帯端末40に記憶されている未送信の車両情報の全てを即座にサーバ30に送信する。例えば、第1周期t1が10分であり、車載機20が10分毎に携帯端末40に車両情報を送信するような例では、車載機20は10分間分の車両情報を車両10から継続的に取得し、前回の送信タイミングから10分が経過したタイミングで直近に取得した10分間分の車両情報を送信するため、携帯端末40は、その10分間の車両情報を車載機20から取得する。この場合、10分間の車両情報を車載機20から取得した直後の携帯端末40には、サーバ30に送信されていない車両情報の件数が少なくとも10分間分(86件分)あるため、アプリケーションプログラム48Aは、サーバ30に送信されていない車両情報の件数が10件を超えたと判定し、直近に車載機20から取得した10分間分の車両情報を全てサーバ30に送信する。
このように、アプリケーションプログラム48Aは、車載機20が第1周期t1(例えば10分)毎に携帯端末40へ車両情報を送信する度に、即座に、車両情報をサーバ30に送信するように携帯端末40を動作させる。つまり、アプリケーションプログラム48Aは、車両情報をサーバ30に定期的(具体的には、第1周期t1(例えば10分)毎定期的)に送信する基本動作を携帯端末40に行わせる。なお、図1に示されるアプリケーションプログラム48Aがサーバ30に車両情報を送信する場合、このアプリケーションプログラム48Aが備えられた携帯端末40に固有に割り当てられた識別情報(ID1)と対応付けて送信する。
図1に示されるサーバ30は、携帯端末40から送信された車両情報を通信部32によって受信し、通信部32が受信した車両情報を記憶部36(蓄積部)に蓄積する。例えば、ID1の識別情報と対応付けられた車両情報を通信部32が受信した場合に、制御装置38は、この車両情報をID1の識別情報に対応する蓄積情報として第1データベース36Aに蓄積させるように第1制御を行う。
制御装置38は、第1データベース36Aに蓄積された蓄積情報を、第2周期t2で定期的に第1データベース36Aから第2データベース36Bに移すように第2制御を行う(図5参照)。蓄積情報を、第1データベース36Aから第2データベース36Bに移す場合、コピーする方式(第1データベース36Aに残す方式)で移してもよく、第1データベース36Aに残さない方式で移してもよい。例えば、制御装置38は、ID1に対応する蓄積情報を第1データベース36Aから第2データベース36Bに移す場合、第1データベース36A内のID1に対応する蓄積情報のうちの第2データベース36Bに移されていない蓄積情報を、第2周期t2毎に一括して第2データベース36Bに移すように第2制御を行う。第1データベース36Aから第2データベース36Bに移された蓄積情報は、そのまま又は解析処理等がなされて、図4のように配信情報として第2データベース36Bに記憶される。
第2データベース36Bは、第1データベース36Aに蓄積された蓄積情報そのものを記憶してもよく、蓄積情報に代えて又は蓄積情報と共に蓄積情報を解析した解析情報を記憶してもよい。例えば、制御装置38は、ID1に対応する蓄積情報を第1データベース36Aから第2データベース36Bに移すように第2制御を行った場合、ID1に対応する配信情報として、ID1に対応する車両10(図1)の車両情報(車速、MIL状態、エンジン回転数、バッテリ電圧など)の個別値に加え、解析情報として、これら車両情報の統計値(例えば、直近の所定期間の平均値、最大値、最小値、累積値、最新値など)を定期的に蓄積してもよい。車両情報を解析した解析情報は、この例に限定されず、前回のメンテナンス時期からの累積走行距離又は経過期間、前回のオイル交換時期からの累積走行距離又は経過期間、前回のタイヤ交換時期からの累積走行距離又は経過期間などを含んでいてもよい。或いは、上記車両情報を利用して最適オイル交換時期や最適タイヤ交換時期を算出し、これらの時期を解析情報の一つとしてもよい。さらには、上記車両情報を利用して車両10の整備や交換が必要な部品を提案する整備提案情報を算出し、この情報を解析情報の一つとしてもよい。
サーバ30では、制御装置38及び通信部32が配信部として機能し、上記蓄積情報又は上記蓄積情報を解析した解析情報の少なくともいずれかを含む配信情報を、携帯端末40に対して第3周期t3で定期的に配信する。制御装置38及び通信部32は、第2データベース36Bに蓄積された情報に基づいて配信情報を携帯端末40に定期的に配信することができ、第2データベース36Bに蓄積情報(車両情報)が蓄積される場合には、その蓄積情報を配信することができ、第2データベース36Bに蓄積情報及び解析情報が蓄積される場合には、蓄積情報及び解析情報のいずれか又は両方を配信することができる。
アプリケーションプログラム48Aは、サーバ30から配信される配信情報を通信部44が受信した場合に、通信部44が受信した配信情報に基づく表示を表示部42に行わせるように動作する。この動作は、アプリケーションプログラム48Aが実行されているときに自動的に行ってもよく、携帯端末40において所定操作がなされたときに行ってもよい。アプリケーションプログラム48Aは、通信部44が受信した配信情報が、上述された車両情報(車速、MIL状態、エンジン回転数、バッテリ電圧など)の個別値や統計値(例えば、直近の所定期間の平均値、最大値、最小値、累積値、最新値など)を含む場合、これらの数値やグラフを表示部42に表示させてもよい。アプリケーションプログラム48Aは、通信部44が受信した配信情報が、前回のメンテナンス時期からの累積走行距離又は経過期間、前回のオイル交換時期からの累積走行距離又は経過期間、前回のタイヤ交換時期からの累積走行距離又は経過期間、最適オイル交換時期、最適タイヤ交換時期、整備提案情報などを含む場合、これらの情報を文字や絵などによって表示部42に表示させてもよい。
1-3.連携動作
次の説明は、車載機20と携帯端末40を連携させる動作に関する。車載機20に設けられた制御部22及び通信部23は、所定条件が成立した場合に連携動作を開始する。「所定条件が成立した場合」は、例えば、車両10が始動した場合(始動スイッチ(イグニッションスイッチ等)がオフ状態からオン状態に切り替わった場合)であってもよく、車両10と車載機20の通信が開始した場合であってもよく、他の開始条件が成立した場合であってもよい。
本実施形態では、制御部22及び通信部23が無線通信装置の一例に相当する。この無線通信装置(制御部22及び通信部23)は、連携動作を開始した場合、識別情報を含む所定フォーマットの第1アドバタイズ情報をビーコン信号として無線送信する1回以上の第1動作と、近距離無線通信方式の第2アドバタイズ情報を無線送信する1回以上の第2動作とを、交互に繰り返すように通信動作を行う。以下で説明する代表例では、図6のように、1回の第1動作(具体的には、1回のビーコン信号の送信動作)と一回の第2動作(具体的には、1回のBLEアドバタイズの送信動作)を所定時間(例えば5秒)おきに交互に切り替えるように通信動作を行う。
無線通信装置(制御部22及び通信部23)が発信するビーコン信号は、iBeacon(登録商標)の規格に従った信号であり、上記所定フォーマットは、iBeaconのフォーマットである。車載機20は、自身の存在を一定時間ごとに通知するために、iBeaconのフォーマットに従ったアドバタイズパケットを上記第1アドバタイズ情報として発信する。このアドバタイズパケットには、個体を識別するための識別情報として、UUID、Major値、Minor値、TxPower値などが含まれ、これらはBluetooth Low Energyの標準フォーマットに準拠している。車載機20から発せられるビーコン信号には、固有に割り当てられた識別情報が含まれている。
携帯端末40に備えられた上記アプリケーションプログラム48Aは、特定の識別情報を含んだ所定フォーマット(iBeaconのフォーマット)のビーコン信号を受信した場合に起動するように設定されている。従って、携帯端末40においてアプリケーションプログラム48Aが終了状態であっても、無線通信装置(制御部22及び通信部23)から繰り返し発せられるビーコン信号のいずれかを携帯端末40が受信した場合には、アプリケーションプログラム48Aが動作を開始し、「1-2.車両情報管理システム100の動作」で説明されたような動作が行えるようになる。
無線通信装置(制御部22及び通信部23)は、上記ビーコン信号を発信した一定時間後にBLEの規格に準拠したアドバタイズパケット(第2アドバタイズ情報)をBLE方式で無線送信する。アドバタイズパケット(第2アドバタイズ情報)には、車載機20において固有に割り当てられた識別子が含まれる。
アプリケーションプログラム48Aは、動作開始後、携帯端末40が上記アドバタイズパケット(第2アドバタイズ情報)を受信したことを確認した場合に、上記アドバタイズパケット(第2アドバタイズ情報)の発信元(車載機20)に対して接続要求を送信するように携帯端末40を動作させ、車載機20との間でBLE方式の接続を試みる。車載機20は、携帯端末40から発せられる接続要求を受信した場合、接続要求に応答し、携帯端末40との接続を確立する。
1-4.第1実施形態の効果の例
車載機20は、アプリケーションプログラム48Aが備えられた携帯端末40がビーコン信号の届く範囲に存在する場合に、アプリケーションプログラム48Aが終了状態であっても、ビーコン信号により、アプリケーションプログラム48Aを強制的に起動させることができる。そして、ビーコン信号の後に、携帯端末40に対して第2アドバタイズ情報を与えることができるため、携帯端末40と車載機20との間で近距離無線通信(BLE通信)の接続を確立させることができる。更に、携帯端末40がビーコン信号を受信できなかったとしても、その後にビーコン信号が繰り返されるため、携帯端末40がビーコン信号の届く範囲にあれば、携帯端末40側ではいずれかのビーコン信号の受信が成功しやすく、各々のビーコン信号の後には第2アドバタイズ情報が送信されるため、ビーコン信号の受信成功の後(即ち、アプリケーションプログラムの起動の後)、速やかに近距離無線通信の接続を確立しやすくなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態や後述する実施形態の様々な特徴は、矛盾しない組み合わせであればどのように組み合わされてもよい。
上記実施形態では、車両10がガソリンを燃料とするガソリンエンジン車であったが、ガソリン以外の燃料を用いるエンジン車であってもよく、エンジン車でなくてもよい。例えば、車両10は、水素や液化石油ガスなどを燃料とするエンジン車であってもよく、ハイブリッド自動車であってもよく、電気自動車であってもよい。
上記実施形態では、車載機20において第1動作と第2動作とが1回ずつ交互に繰り返されるが、この例に限定されない。交互に繰り返される際に、第1動作又は第2動作のいずれか又は両方が複数回ずつ行われてもよい。例えば、2回の第1動作と2回の第2動作とが交互に繰り返されてもよい。
上記実施形態では、ビーコン信号は、iBeacon(登録商標)の規格に従った信号であるが、アプリケーションプログラムを起動させるトリガとなる信号であれば、他の規格に従ったビーコン信号であってもよい。近距離無線通信方式は、アプリケーションプログラムの起動中に行い得る近距離無線通信方式であれば、BLE方式以外であってもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 :車両
20 :車載機
20A :取得部
22 :制御部(無線通信装置)
23 :通信部(無線通信装置)
40 :携帯端末
48A :アプリケーションプログラム
100 :車両情報管理システム

Claims (3)

  1. 車両の状態を示す車両情報を前記車両から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記車両情報を近距離無線通信方式で携帯端末に無線送信する無線通信装置と、を有する車載機であって、
    前記携帯端末は、所定の識別情報が含まれた所定フォーマットのビーコン信号を当該携帯端末が受信した場合に当該携帯端末において起動し、起動後に前記近距離無線通信方式の接続を確立する動作を当該携帯端末に行わせるアプリケーションプログラムを含み、
    前記無線通信装置は、前記識別情報を含む前記所定フォーマットの第1アドバタイズ情報を前記ビーコン信号として無線送信する1回以上の第1動作と、前記近距離無線通信方式の第2アドバタイズ情報を無線送信する1回以上の第2動作とを、交互に繰り返す
    車載機。
  2. 前記ビーコン信号は、iBeacon(登録商標)の規格に従った信号であり、
    前記近距離無線通信方式は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)方式である
    請求項1に記載の車載機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載機と、前記アプリケーションプログラムと、を含む
    車両情報管理システム。
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