JP2023077156A - 液体吐出装置および液体吐出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高品質な描画物を短時間で描画できるようにすること。【解決手段】液体吐出装置は、液体を吐出する吐出ノズルと、吐出ノズルを保持するキャリッジ部と、キャリッジ部を搬送する搬送部と、吐出ノズルを用いた描画物の描画を制御する制御部とを備え、制御部は、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程で使用する吐出ノズルの特性と、描画物の外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程で使用する吐出ノズルの特性とが異なる。【選択図】図3
Description
本発明は、液体吐出装置および液体吐出方法に関する。
下記特許文献1には、塗装品質を高める目的で、意匠面の外縁に沿って輪郭線を描画した後、外縁を除く内側部分である面状塗り部を描画する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、輪郭線を描画する工程と、面状塗り部を描画する工程とで、共通のノズルを用いているため、各工程において最適な塗料の吐出を行うことができず、高品質な描画物を短時間で描画することができない。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、高品質な描画物を短時間で描画できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、一実施形態に係る液体吐出装置は、液体を吐出する吐出ノズルと、吐出ノズルを保持するキャリッジ部と、キャリッジ部を搬送する搬送部と、吐出ノズルを用いた描画物の描画を制御する制御部とを備え、制御部は、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程で使用する吐出ノズルの特性と、描画物の外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程で使用する吐出ノズルの特性とが異なる。
一実施形態に係る液体吐出装置によれば、高品質な描画物を短時間で描画することができる。
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(塗装装置100の構成)
図1は、一実施形態に係る塗装装置100の構成の一例を示す図である。図2は、図1に示す塗装装置100のA部の拡大図である。図1に示す塗装装置100は、「液体吐出装置」の一例であり、前方(Z軸正方向、図中矢印D方向)に配置される被描画物(図示省略)に向けて、塗料吐出部110を移動させながら、塗料吐出部110から塗料(「液体」の一例)を吐出することにより、被描画物に対して描画物を描画することができる。
図1は、一実施形態に係る塗装装置100の構成の一例を示す図である。図2は、図1に示す塗装装置100のA部の拡大図である。図1に示す塗装装置100は、「液体吐出装置」の一例であり、前方(Z軸正方向、図中矢印D方向)に配置される被描画物(図示省略)に向けて、塗料吐出部110を移動させながら、塗料吐出部110から塗料(「液体」の一例)を吐出することにより、被描画物に対して描画物を描画することができる。
図1および図2に示すように、塗装装置100は、塗料吐出部110、キャリッジ部120、搬送部130、および制御部140を備える。
塗料吐出部110は、複数の吐出ノズル111を有する。複数の吐出ノズル111は、互いに仕様(例えば、ノズル径)が異なる。図2に示すように、本実施形態では、塗料吐出部110は、上下方向(Y軸方向)に並べて配置された、3つの吐出ノズル111-1,111-2,111-3を有する。3つの吐出ノズル111-1,111-2,111-3は、いずれも、前方(Z軸正方向、図中矢印D方向)を吐出方向として、塗料を吐出可能である。但し、これに限らず、塗料吐出部110は、2つまたは4つ以上の吐出ノズル111を有してもよい。複数の吐出ノズル111の各々には、塗料の吐出量を調整可能な吐出ノズル(主に、インクジェットヘッド、または、バブルジェットヘッド)が用いられる。
例えば、吐出ノズル111としてインクジェットヘッドを用いた場合、吐出ノズル111は、インク室、吐出口、注入口、およびアクチュエータ(例えば、ピエゾ素子)を有して構成される。この場合、吐出ノズル111では、加圧手段によって塗料を貯留する貯留容器が加圧されることにより、貯留容器から注入口を介してインク室内に塗料が供給される。さらに、吐出ノズル111では、アクチュエータに電圧が印加されて、インク室内の塗料がアクチュエータによって加圧されることにより、インク室から吐出口を介して、塗料が吐出される。
また、例えば、吐出ノズル111としてバブルジェットヘッドを用いた場合、吐出ノズル111は、注入口、インク室、流路、吐出口、注入口、および発熱体を有して構成される。この場合、吐出ノズル111では、発熱体によって流路内の塗料を沸騰させて、流路内の塗料に気泡を生じさせることにより、気泡の体積に相当する量の塗料を吐出口から吐出できる。
キャリッジ部120は、塗料吐出部110を保持する。具体的には、キャリッジ部120は、後述するZ軸搬送レール133によって、前後方向(Z軸方向)に移動可能に保持されている。
搬送部130は、キャリッジ部120を互いに直交する3軸(X軸、Y軸、およびZ軸)の各々の軸方向に搬送可能である。具体的には、搬送部130は、X軸搬送レール131、Y軸搬送レール132、およびZ軸搬送レール133を有する。
X軸搬送レール131は、左右方向(X軸方向)に直線状に延びるレールである。
Y軸搬送レール132は、上下方向(Y軸方向)に直線状に延びるレールである。Y軸搬送レール132は、X軸搬送レール131によって、左右方向(X軸方向)に移動可能に支持されている。
Z軸搬送レール133は、前後方向(Z軸方向)に直線状に延びるレールである。Z軸搬送レール133は、Y軸搬送レール132によって、上下方向(Y軸方向)に移動可能に支持されている。Z軸搬送レール133は、キャリッジ部120を前後方向(Z軸方向)に移動可能に保持する。
なお、搬送部130は、キャリッジ部120を上記した3軸(X軸、Y軸、およびZ軸)に加えて、ピッチ方向、ロール方向、ヨー方向の各々に回転させることができるように構成されている。
制御部140は、吐出ノズル111を用いた描画物の描画を制御する。具体的には、制御部140は、搬送部130によるキャリッジ部120の3軸(X軸、Y軸、およびZ軸)の各々の軸方向への搬送と、吐出ノズル111による塗料の吐出とを制御することにより、前方(Z軸正方向)に配置される被描画物に向けて、吐出ノズル111を移動させながら、吐出ノズル111から塗料を吐出させることにより、被描画物に対して描画物を描画することができる。
例えば、制御部140は、Y軸搬送レール132を駆動するための駆動モータ(図示省略)に制御信号を送信することによって、Y軸搬送レール132をX軸搬送レール131に沿って左右方向(X軸方向)に移動させることにより、キャリッジ部120を左右方向(X軸方向)に移動させることができる。
また、例えば、制御部140は、Z軸搬送レール133を駆動するための駆動モータ(図示省略)に制御信号を送信することによって、Z軸搬送レール133をY軸搬送レール132に沿って上下方向(Y軸方向)に移動させることにより、キャリッジ部120を上下方向(Y軸方向)に移動させることができる。
また、例えば、制御部140は、キャリッジ部120を駆動するための駆動モータ(図示省略)に制御信号を送信することによって、キャリッジ部120をZ軸搬送レール133に沿って前後方向(Z軸方向)に移動させることができる。
なお、制御部140は、キャリッジ部120を上記した3軸(X軸、Y軸、およびZ軸)の各々の軸方向へ移動させることができるのに加えて、ピッチ方向、ロール方向、ヨー方向の各々に回転させることができる。
制御部140の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
(塗装装置100による描画物の形成手順)
図3は、一実施形態に係る塗装装置100が備える制御部140による処理の手順の一例を示すフローチャートである。図4は、一実施形態に係る塗装装置100による描画物の形成手順の一例を示す図である。
図3は、一実施形態に係る塗装装置100が備える制御部140による処理の手順の一例を示すフローチャートである。図4は、一実施形態に係る塗装装置100による描画物の形成手順の一例を示す図である。
まず、制御部140は、描画物を描画するための描画情報を取得する(ステップS301)。例えば、制御部140は、上位アプリケーション(例えば、塗装ジョブ実行アプリケーション)から、描画情報を取得する。例えば、図4(a)に示す例では、描画物400の描画情報401は、描画物の外縁形状を含んでいる。さらに、描画情報401は、色等の情報を含み得る。
次に、制御部140は、複数の吐出ノズル111の中から、外縁部の描画に好適な吐出ノズル111を選択する(ステップS302)。ここで、塗装装置100は、予め外縁部用に設定されている吐出ノズル111を選択してもよく、描画情報に基づいて好適な吐出ノズル111を選択してもよい。
次に、制御部140は、ステップS301で取得された描画情報に基づいて、ステップS302で選択された吐出ノズル111を用いて、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程を実行する(ステップS303)。具体的には、制御部140は、描画物の外縁部に沿って吐出ノズル111を移動させながら、吐出ノズル111から塗料を吐出させることにより、描画物の外縁部を描画する。例えば、図4(b)に示す例では、外縁部描画工程が実行されたことにより、描画物400の外縁部402が描画されている。
次に、制御部140は、複数の吐出ノズル111の中から、内部描画領域の描画に好適な吐出ノズル111を選択する(ステップS304)。ここで、塗装装置100は、予め内部描画領域用に設定されている吐出ノズル111を選択してもよく、描画情報に基づいて好適な吐出ノズル111を選択してもよい。
次に、制御部140は、ステップS301で取得された描画情報に基づいて、ステップS304で選択された吐出ノズル111を用いて、描画物の外縁部に沿って、描画物の外縁部よりも内側の部分である内部描画領域を描画する内部描画工程を実行する(ステップS305)。具体的には、制御部140は、内部描画領域内で吐出ノズル111を外縁部に沿って移動させながら、吐出ノズル111から塗料を吐出させることにより、描画物の内部描画領域を描画する。
次に、制御部140は、全ての内部描画工程が終了したか否かを判断する(ステップS306)。例えば、制御部140は、内部描画工程を複数回実行することで、描画物の内部描画領域を全て描画する(すなわち、塗り潰す)ことができる。
ステップS306において、全ての内部描画工程が終了していないと判断された場合(ステップS306:No)、制御部140は、ステップS303へ処理を戻す。
一方、ステップS306において、全ての内部描画工程が終了したと判断された場合(ステップS306:Yes)、制御部140は、図3に示す一連の処理を終了する。例えば、図4(c)に示す例では、全ての内部描画工程が終了したことにより、描画物400における外縁部402の内側の内部描画領域403が指定された色で描画されている。
このように、一実施形態に係る塗装装置100によれば、描画物の外縁部に沿って吐出ノズル111を移動させることにより、描画物の描画を行うことができるため、一般的なシリアル走査型記録装置に比べ、外縁部のエッジを美しく仕上げることが可能である。
(塗装装置100による描画の一例(第1例))
図5は、一実施形態に係る塗装装置100による描画の一例(第1例)を示す図である。
図5は、一実施形態に係る塗装装置100による描画の一例(第1例)を示す図である。
図5に示すように、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程において外縁部402を当該外縁部402に沿って描画した後に、内部描画工程において外縁部402の内側の内部描画領域403を外縁部402に沿って描画することにより、描画物400を形成することができる。
この際、図5に示すように、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程と内部描画工程とで使用する吐出ノズル111を異ならせることにより、外縁部描画工程に用いる吐出ノズル111の特性と、内部描画工程に用いる吐出ノズル111の特性とを異ならせることができる。ここで、異ならせる吐出ノズル111の特性とは、例えば、線幅の太さ(太いまたは細い)、単位時間あたりの開放時間の長さ(長いまたは短い)等である。
例えば、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程では、線幅が細い描画を行うことが可能な吐出ノズル111を用い、内部描画工程では、線幅が太い描画を行うことが可能な吐出ノズル111を用いることができる。
加えて、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程と内部描画工程とで、吐出ノズル111の各種パラメータを異ならせることができる。
例えば、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程では、サテライトやミストが少なく、且つ、細線を描画できるように、各種パラメータとして、好適なものを用いることができる。
一方、一実施形態に係る塗装装置100は、内部描画工程では、より多くの塗料を吐出して、太線を描画できるように、各種パラメータとして、好適なものを用いることができる。
各種パラメータとは、例えば、吐出ノズル111のノズル径、吐出ノズル111が備える可動部品の駆動量(例えば、バブルジェットヘッドにおけるニードルリフト量)、吐出ノズル111に印加する電圧波形、吐出ノズル111または塗料を貯留する貯留容器に加える圧力等である。
例えば、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程では、内部描画工程よりも、吐出ノズル111のノズル径を細くする、吐出ノズル111が備える可動部品の駆動量を小さくする、吐出ノズル111に印加する電圧波形によって決まる吐出ノズル111の単位時間あたりの開放時間を短くする、吐出ノズル111または塗料を貯留する貯留容器に加える圧力を低くする、の少なくともいずれか1つを採用することにより、外縁部描画工程に好適な描画を行うことができる。
一方、一実施形態に係る塗装装置100は、内部描画工程では、外縁部描画工程よりも、吐出ノズル111のノズル径を太くする、吐出ノズル111が備える可動部品の駆動量を大きくする、吐出ノズル111に印加する電圧波形によって決まる吐出ノズル111の単位時間あたりの開放時間を長くする、吐出ノズル111または塗料を貯留する貯留容器に加える圧力を高くする、の少なくともいずれか1つを採用することにより、内部描画工程に好適な描画を行うことができる。
上記した各種パラメータの好適な設定値は、シミュレーション、実機テスト等によって予め求められてもよく、塗料の特性、実際に描画される描画物等に応じて調整されてもよい。
なお、一実施形態に係る塗装装置100は、内部描画工程では、スプレーガン式の吐出ノズル111を用いることにより、より多くの塗料を吐出して、太線を描画することもできる。
このように、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程と内部描画工程とで使用する吐出ノズル111を異ならせることにより、外縁部描画工程と内部描画工程との各々において、好適な吐出ノズル111の特性による描画を行うことができ、その結果、高品質な描画物を短時間で描画することができる。
(塗装装置100による描画の一例(第2例))
図6は、一実施形態に係る塗装装置100による描画の一例(第2例)を示す図である。
図6は、一実施形態に係る塗装装置100による描画の一例(第2例)を示す図である。
図6に示すように、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程において外縁部402を当該外縁部402に沿って描画した後に、複数の内部描画工程を実行することによって、外縁部402の内側の内部描画領域403に対して、複数の描画線403A(太線)を外縁部402に沿って順次描画することにより、内部描画領域403を塗り潰して、描画物400を形成することができる。
この際、図6に示すように、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、前の内部描画工程で描画された描画線403Aに対して、後の内部描画工程で描画される描画線403Aの一部を重ねることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、吐出ノズル111の吐出量のばらつき、キャリッジ移動精度のばらつき等に起因して、描画線403Aと描画線403Aとの間に隙間(すなわち、未塗装部分)が生じてしまうことを抑制することができる。
なお、隣接する2本の描画線403Aの重なる合う領域(オーバーラップ領域)の幅が大きすぎると、必要となる描画線403Aの本数が多くなるため、生産性が低下する虞がある。そのため、オーバーラップ領域の幅は、例えば、描画線403Aの幅の1/2~1/3以下であることが好ましい。
なお、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程で描画された外縁部402に対して、その後の内部描画工程で描画される描画線403Aの一部を重ねるようにしてもよい。
(塗装装置100による描画の一例(第3例))
図7は、一実施形態に係る塗装装置100による描画の一例(第3例)を示す図である。
図7は、一実施形態に係る塗装装置100による描画の一例(第3例)を示す図である。
図6に示すように、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程において、外縁部402の描画の終了位置を、外縁部402よりも内側の内部描画領域403に移動させることができる。
同様に、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部描画工程において、外縁部402の描画の開始位置を、外縁部402よりも内側の内部描画領域403に移動させることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程において、塗料の吐出開始時および吐出終了時に、塗料の吐出が不安定であっても、この不安定な吐出によって描画された領域を、その後の内部描画工程で塗り潰すことができる。
なお、一実施形態に係る塗装装置100は、制御部140の制御により、外縁部402の描画の開始時および終了時の少なくともいずれか一方における、吐出ノズル111の移動速度を減速するようにしてもよい。
(効果)
以上説明したように、一実施形態に係る塗装装置100は、液体(塗料)を吐出する吐出ノズル111と、吐出ノズル111を保持するキャリッジ部120と、キャリッジ部120を搬送する搬送部130と、吐出ノズル111を用いた描画物の描画を制御する制御部140とを備え、制御部140は、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程で使用する吐出ノズル111の特性と、描画物の外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程で使用する吐出ノズル111の特性とが異なる。
以上説明したように、一実施形態に係る塗装装置100は、液体(塗料)を吐出する吐出ノズル111と、吐出ノズル111を保持するキャリッジ部120と、キャリッジ部120を搬送する搬送部130と、吐出ノズル111を用いた描画物の描画を制御する制御部140とを備え、制御部140は、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程で使用する吐出ノズル111の特性と、描画物の外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程で使用する吐出ノズル111の特性とが異なる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程と、描画物の外縁部よりも内側の部分(内部描画領域)を描画する内部描画工程との各々において、描画に適した吐出ノズル111の特性を用いることができる。例えば、外縁部描画工程においては、外縁部を高精細に描画できる吐出ノズル111を用いることができ、内部描画工程においては、単位時間により多くの塗料を吐出し、内部描画領域を素早く塗り潰すことが可能な吐出ノズル111を用いることができる。したがって、一実施形態に係る塗装装置100によれば、各工程において最適な塗料の吐出を行うことができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、外縁部描画工程と、内部描画工程とを、ノズル径が異なる吐出ノズル111を用いて行うことができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程と内部描画工程との双方において、好適なノズル径の吐出ノズル111を用いることができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
また、一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、外縁部描画工程と、内部描画工程とで、吐出ノズル111が備える可動部品の駆動量を異ならせることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程と内部描画工程との双方において、吐出ノズル111が備える可動部品の駆動量を、好適な駆動量とすることができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
また、一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、外縁部描画工程と、内部描画工程とで、吐出ノズル111に印加する電圧波形を異ならせることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程と内部描画工程との双方において、吐出ノズル111の開放時間を、好適な開放時間とすることができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
また、一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、外縁部描画工程と、内部描画工程とで、吐出ノズル111または塗料を貯留する貯留容器に加える圧力を異ならせることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、外縁部描画工程と内部描画工程との双方において、吐出ノズル111または貯留容器に加える圧力を、好適な圧力とすることができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
また、一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、内部描画工程において、スプレーガン式の吐出ノズル111を用いることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、内部描画工程において、描画物の外縁部よりも内側の部分(内部描画領域)を、短時間で描画する(すなわち、塗り潰す)ことができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
また、一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、内部描画工程において、描画物が描画される描画領域の特徴(例えば、内部描画領域の面積、幅、長さ、形状、文字種、描画する画像、描画する領域情報等)に応じて、描画物の描画に用いる吐出ノズル111の数を可変とすることができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、内部描画工程において、好適な複数の吐出ノズル111を使い分けることができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
また、一実施形態に係る塗装装置100において、制御部140は、前工程で描画された描画領域の一部に重ねて、後工程の描画領域の描画を行うことができる。
これにより、一実施形態に係る塗装装置100は、前工程で描画される描画領域と、後工程で描画される描画領域との間に、隙間(すなわち、未塗装部分)が生じることを抑制することができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
また、一実施形態に係る液体吐出方法は、塗料を吐出する吐出ノズル111と、吐出ノズル111を保持するキャリッジ部120と、キャリッジ部120を搬送する搬送部130と、を備えた液体吐出装置による液体吐出方法であって、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程と、描画物の外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程とを含み、外縁部描画工程で使用する吐出ノズル111の特性と、内部描画工程で使用する吐出ノズル111の特性とが異なる。
これにより、一実施形態に係る液体吐出方法は、描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程と、描画物の外縁部よりも内側の部分(内部描画領域)を描画する内部描画工程との各々において、描画に適した吐出ノズル111の特性を用いることができる。例えば、外縁部描画工程においては、外縁部を高精細に描画できる吐出ノズル111を用いることができ、内部描画工程においては、単位時間により多くの塗料を吐出し、内部描画領域を素早く塗り潰すことが可能な吐出ノズル111を用いることができる。したがって、一実施形態に係る液体吐出方法によれば、各工程において最適な塗料の吐出を行うことができるため、高品質な描画物を短時間で描画できる。
100 塗装装置(液体吐出装置)
110 塗料吐出部
111,111-1,111-2,111-3 吐出ノズル
120 キャリッジ部
130 搬送部
131 X軸搬送レール
132 Y軸搬送レール
133 Z軸搬送レール
140 制御部
400 描画物
401 描画情報
402 外縁部
403 内部描画領域
403A 描画線
110 塗料吐出部
111,111-1,111-2,111-3 吐出ノズル
120 キャリッジ部
130 搬送部
131 X軸搬送レール
132 Y軸搬送レール
133 Z軸搬送レール
140 制御部
400 描画物
401 描画情報
402 外縁部
403 内部描画領域
403A 描画線
Claims (9)
- 液体を吐出する吐出ノズルと、
前記吐出ノズルを保持するキャリッジ部と、
前記キャリッジ部を搬送する搬送部と、
前記吐出ノズルを用いた描画物の描画を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程で使用する前記吐出ノズルの特性と、前記描画物の前記外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程で使用する前記吐出ノズルの特性とが異なる
ことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前記外縁部描画工程と、前記内部描画工程とを、ノズル径が異なる前記吐出ノズルを用いて行う
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前記外縁部描画工程と、前記内部描画工程とで、前記吐出ノズルが備える可動部品の駆動量を異ならせる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前記外縁部描画工程と、前記内部描画工程とで、前記吐出ノズルに印加する電圧波形を異ならせる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前記外縁部描画工程と、前記内部描画工程とで、前記吐出ノズルまたは前記液体を貯留する貯留容器に加える圧力を異ならせる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前記内部描画工程において、スプレーガン式の前記吐出ノズルを用いる
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前記内部描画工程において、前記描画物が描画される描画領域の特徴に応じて、前記描画物の描画に用いる前記吐出ノズルの数を可変とする
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、
前工程で描画された描画領域の一部に重ねて、後工程の描画領域の描画を行う
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 液体を吐出する吐出ノズルと、前記吐出ノズルを保持するキャリッジ部と、前記キャリッジ部を搬送する搬送部と、を備えた液体吐出装置による液体吐出方法であって、
描画物の外縁部を描画する外縁部描画工程と、
前記描画物の前記外縁部よりも内側の部分を描画する内部描画工程と
を含み、
前記外縁部描画工程で使用する前記吐出ノズルの特性と、前記内部描画工程で使用する前記吐出ノズルの特性とが異なる
ことを特徴とする液体吐出方法。
Priority Applications (2)
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PCT/IB2022/060861 WO2023094927A1 (en) | 2021-11-24 | 2022-11-11 | Liquid discharge apparatus and liquid discharge method |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021190335A JP2023077156A (ja) | 2021-11-24 | 2021-11-24 | 液体吐出装置および液体吐出方法 |
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Family Applications (1)
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WO (1) | WO2023094927A1 (ja) |
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CN102470668B (zh) * | 2009-08-21 | 2015-06-03 | 株式会社御牧工程 | 喷墨打印机以及喷墨印刷方法 |
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JP2021190335A (ja) | 2020-06-01 | 2021-12-13 | 凸版印刷株式会社 | 蓄電装置用外装材及びこれを用いた蓄電装置 |
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2021
- 2021-11-24 JP JP2021190335A patent/JP2023077156A/ja active Pending
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2022
- 2022-11-11 WO PCT/IB2022/060861 patent/WO2023094927A1/en unknown
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