JP2023075803A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】着用者とのフィット性が高く、背側からの漏れが生じにくい吸収性物品を提供すること。【解決手段】吸収性物品1は、コアラップシート49及び吸収性コア40を含む吸収体4を含んで構成される吸収性本体5を備える。吸収性コア40は、肌対向面側に位置する上層吸収性コア41と、非肌対向面側に位置する下層吸収性コア42とを備える。吸収性物品1は、サイドパネル6を含んで構成された一対の止着部材8を備える。吸収性本体5を縦方向Xに沿って見たときに、吸収性本体5上のサイドパネル6と縦方向において重なる領域であるパネル存在領域A7における縦方向Xの長さの30%以下の範囲において、吸収体4の縦方向端部域が存在している。これに代えて、パネル存在領域A7と、吸収体4の縦方向端部域とが重なっていない。【選択図】図1
Description
本発明は、吸収性物品に関する。
従来、吸収体を含む吸収性本体における、着用時に着用者の背中側に配される部分に、該吸収性本体の幅方向に伸縮し、かつファスニングテープを備えたサイドパネルを取り付けてなる展開型の使い捨ておむつが知られている。
特許文献1に記載のおむつでは、おむつの背側部に取り付けられたファスニングテープが、該背側部に固定される固定部と、該固定部よりもおむつ幅方向外方に突出する突出部とを有している。この突出部は、先端部と、この先端部よりも固定部寄りに位置する本体部とからなる。該固定部及び該先端部には補強不織布層が設けられている。そして固定部と本体部とに跨るように細長状弾性部材が伸長状態で固定されている。これに加えて、本体部と先端部とに跨るように、細長状弾性部材が伸長状態で固定されている。
しかし、特許文献1に記載のおむつは、着用者の背側のウエスト部に密着せずに該ウエスト部との間に隙間を生じやすく、該隙間から液漏れが生じるおそれがあった。
したがって、本発明は、着用者とのフィット性が高く、背側からの漏れが生じにくい吸収性物品に関する。
本発明は、吸収性物品に関する。
前記吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、着用者の股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有することが好ましい。
前記吸収性物品は、吸収体を含んで構成される吸収性本体を備えることが好ましい。
前記吸収体は、コアラップシート及び吸収性コアを含むことが好ましい。
前記吸収性コアは、肌対向面側に位置する上層吸収性コアと、非肌対向面側に位置し且つ該上層吸収性コアよりも平面積が大きい下層吸収性コアとを備えることが好ましい。
前記上層吸収性コアは、吸水性繊維及び吸水性ポリマーを含む混合積繊体であることが好ましい。
前記下層吸収性コアは、2枚の繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートであることが好ましい。
前記吸収性物品は、前記背側部における該吸収性本体の縦方向に沿う両側縁部に、該両側縁部から横方向外方に延出するように固定された一対の止着部材を備えることが好ましい。
前記各止着部材は、サイドパネルを含んで構成されることが好ましい。
前記吸収性本体の平面視且つ該吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線上において、前記吸収性本体上の前記サイドパネルと縦方向において重なる領域であるパネル存在領域の一部又は全域に前記下層吸収性コアが存在し、且つ、前記パネル存在領域における縦方向の長さの30%以下の範囲に前記上層吸収性コア及び前記下層吸収性コアが存在することが好ましい。
これに代えて、前記パネル存在領域に前記上層吸収性コアが存在しないことが好ましい。
前記吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、着用者の股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有することが好ましい。
前記吸収性物品は、吸収体を含んで構成される吸収性本体を備えることが好ましい。
前記吸収体は、コアラップシート及び吸収性コアを含むことが好ましい。
前記吸収性コアは、肌対向面側に位置する上層吸収性コアと、非肌対向面側に位置し且つ該上層吸収性コアよりも平面積が大きい下層吸収性コアとを備えることが好ましい。
前記上層吸収性コアは、吸水性繊維及び吸水性ポリマーを含む混合積繊体であることが好ましい。
前記下層吸収性コアは、2枚の繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートであることが好ましい。
前記吸収性物品は、前記背側部における該吸収性本体の縦方向に沿う両側縁部に、該両側縁部から横方向外方に延出するように固定された一対の止着部材を備えることが好ましい。
前記各止着部材は、サイドパネルを含んで構成されることが好ましい。
前記吸収性本体の平面視且つ該吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線上において、前記吸収性本体上の前記サイドパネルと縦方向において重なる領域であるパネル存在領域の一部又は全域に前記下層吸収性コアが存在し、且つ、前記パネル存在領域における縦方向の長さの30%以下の範囲に前記上層吸収性コア及び前記下層吸収性コアが存在することが好ましい。
これに代えて、前記パネル存在領域に前記上層吸収性コアが存在しないことが好ましい。
本発明によれば、着用者とのフィット性が高く、背側からの漏れが生じにくい吸収性物品が提供される。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態である使い捨ておむつに基づき図面を参照しながら説明する。
図1に示す使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)1は、展開型のおむつの一実施形態である。同図に示すように、おむつ1は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有する。
図1に示す使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)1は、展開型のおむつの一実施形態である。同図に示すように、おむつ1は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有する。
また、おむつ1は、着用者の股間部に配される股下部Mと、股下部Mよりも着用者の腹側に配される腹側部Fと、股下部Mよりも着用者の背側に配される背側部Rとを縦方向Xに有する。股下部Mは、着用時に尿道又は肛門等の着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部(図示せず)を含んでいる。腹側部F、股下部M及び背側部Rは、おむつ1を縦方向Xに3等分するように区分したときの各領域に相当する。
おむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性若しくは撥水性の裏面シート3、並びに、両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4を備える。表面シート2、裏面シート3及び吸収体4は、接着剤等による接合によって一体化され、吸収性本体5を構成する。吸収性本体5は、図1に示すような平面視において縦方向Xに長い長方形形状となっており、腹側部Fから背側部Rまで連続して配されている。おむつ1は、吸収性本体5を横方向Yに二分して縦方向Xに延びる縦中心線CLxを基準として対称に形成されている。
おむつ1は、背側部Rにおける吸収性本体5の縦方向Xに沿う両側縁部5S,5Sに固定された一対の止着部材8,8を具備している。おむつ1は、吸収性本体5を横方向Yに二分して縦方向Xに延びる縦中心線CLxを基準として対称に形成されている。一対の止着部材8,8は、背側部Rにおける吸収性本体5の両側縁部5S,5Sから横方向Yの外方に延出するように、吸収性本体5に固定されている。
表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の周縁から外方に延出している。表面シート2及び裏面シート3の延出部どうしは、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。
表面シート2及び裏面シート3としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート3としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
裏面シート3には、例えば、液不透過性のフィルムシート単独の形態と、該フィルムシートの非肌対向面、即ち外表面側に外装シートを積層配置した形態とがあり、該外装シートは例えば不織布である。
表面シート2及び裏面シート3としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート3としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
裏面シート3には、例えば、液不透過性のフィルムシート単独の形態と、該フィルムシートの非肌対向面、即ち外表面側に外装シートを積層配置した形態とがあり、該外装シートは例えば不織布である。
吸収体4は、液保持性の吸収性コア40と、該吸収性コア40を被覆するコアラップシート49とを含んで構成されている。
本実施形態の吸収性コア40は、図1に示す平面視において縦方向Xに長い形状をなしている。また、同図に示す吸収性コア40は、肌対向面側に位置する上層吸収性コア41と、非肌対向面側に位置する下層吸収性コア42とを備えた積層構造となっており、これらの吸収性コア41,42が隣接した状態で、その外面を一枚のコアラップシート49によって被覆している。これに代えて、吸収体4は、各吸収性コア41,42をそれぞれ一枚のコアラップシート49で被覆する態様であってもよく、また、複数枚のコアラップシートを用いて吸収性コア40を被覆する態様であってもよい。
以下の説明では、特に断りのない限り、吸収体4という場合には、2層の両吸収性コア41,42を備える吸収性コア40、並びにコアラップシート49の全てを含む態様として説明する。
本実施形態の吸収性コア40は、図1に示す平面視において縦方向Xに長い形状をなしている。また、同図に示す吸収性コア40は、肌対向面側に位置する上層吸収性コア41と、非肌対向面側に位置する下層吸収性コア42とを備えた積層構造となっており、これらの吸収性コア41,42が隣接した状態で、その外面を一枚のコアラップシート49によって被覆している。これに代えて、吸収体4は、各吸収性コア41,42をそれぞれ一枚のコアラップシート49で被覆する態様であってもよく、また、複数枚のコアラップシートを用いて吸収性コア40を被覆する態様であってもよい。
以下の説明では、特に断りのない限り、吸収体4という場合には、2層の両吸収性コア41,42を備える吸収性コア40、並びにコアラップシート49の全てを含む態様として説明する。
各吸収性コア41,42は、平面視において長方形の形状を有しており、いずれも腹側部Fから背側部Rまで連続して配されている。本実施形態の下層吸収性コア42の配置領域は、上層吸収性コア41の配置領域よりも大きく形成されている。つまり、平面視において、下層吸収性コア42の面積は上層吸収性コア41の面積よりも大きい。また、本実施形態の各吸収性コア41,42は、横方向Yの両側縁、並びに、腹側部Fにおける縦方向Xの側縁がそれぞれ一致した状態で配されている。一方、各吸収性コア41,42は、これらの背側部Rにおける縦方向Xの側縁がそれぞれ異なるように配されている。
本実施形態では、背側部Rにおける上層吸収性コア41の縦方向X側縁が、背側部Rにおける下層吸収性コア42の縦方向X側縁よりも縦方向X内方に位置するように配されている。つまり、背側部Rにおける下層吸収性コア42は、背側部Rにおける上層吸収性コア41の縦方向X側縁よりも縦方向X外方に延出している。また、本実施形態では、下層吸収性コア42の厚みは、上層吸収性コア41の厚みよりも薄くなるように構成されている。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側、即ち相対的に着用者の肌から遠い側に向けられる面である。
また、本明細書において、「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
また、本明細書において、「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性体を伸長させて設計寸法(弾性体の影響を一切排除した状態で平面状に拡げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
また、本明細書において、「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
また、本明細書において、「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性体を伸長させて設計寸法(弾性体の影響を一切排除した状態で平面状に拡げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
吸収性コア40は、この種の吸収性コアの形成材料として通常用いられるものを特に制限なく用いることができる。吸収性コア40は、例えば、パルプ等の吸水性繊維の積繊体、該吸水性繊維と吸水性ポリマーとが混合積繊されてなる混合積繊体、吸水性ポリマーの堆積体、同一又は2枚の異なる繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートなどから構成される。これらは複数組み合わせて用いることができる。
コアラップシート49や、上述した吸収性シートの構成シートとしては、それぞれ独立して、例えば、紙、不織布等の液透過性の繊維シート材を用いることができる。
また、上述のように、下層吸収性コア42の厚みが上層吸収性コア41の厚みよりも薄くなるように構成されており、例えば、積繊体の積繊状態を変更して坪量が異なるように各吸収性コア41,42を構成することができる。
コアラップシート49や、上述した吸収性シートの構成シートとしては、それぞれ独立して、例えば、紙、不織布等の液透過性の繊維シート材を用いることができる。
また、上述のように、下層吸収性コア42の厚みが上層吸収性コア41の厚みよりも薄くなるように構成されており、例えば、積繊体の積繊状態を変更して坪量が異なるように各吸収性コア41,42を構成することができる。
これらのうち、上層吸収性コア41は、吸水性繊維と吸水性ポリマーとが混合積繊されてなる混合積繊体で構成される。混合積繊体を用いることで、尿などの排泄液の吸収保持性が高くなり、おむつ外部への液漏れを防止することができる。特に、腹側部F及び股下部Mは排泄液が多くなりやすい部位であるので、混合積繊体で構成することによって液の吸収性を高め、漏れを防止することができる。
また、下層吸収性コア42は、同一又は2枚の異なる繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートで構成される。吸収性シートを用いることで、下層吸収性コア42を吸液性が高い構成としながらも厚みを薄く構成でき、背側部Rを含むおむつ全体を薄型に構成できる。これに加えて、着用性のフィット性を高めて、おむつ外部への液漏れを防止することができる。
このような吸収性シートとしては、例えば国際公開2021/132338号パンフレットに記載のものを用いることができる。
このような吸収性シートとしては、例えば国際公開2021/132338号パンフレットに記載のものを用いることができる。
おむつ1は、吸収性本体5の縦方向Xに沿う両側部に沿って配された一対の防漏カフ55,55を備えている。これらは、吸収性本体5とは別体の部材である。
防漏カフ55は、撥水性且つ通気性のカフ形成用シート56と、一本又は複数本のカフ形成用弾性部材57とを含んで構成される。防漏カフ55におけるカフ形成用シート56は、横方向Yの一端側が他の部材(図示の形態では表面シート2及び裏面シート3)に固定されて固定端部が形成されており、横方向Yの他端側が他の部材に固定されてない自由端部となっている。カフ形成用シート56の自由端部には、カフ形成用弾性部材57が、縦方向Xに伸長状態で固定されている。これによって、防漏カフ55は縦方向Xに伸縮可能となっている。
また、おむつ1の着用時には、弾性部材57の収縮力により、少なくとも股下部Mにおいて、防漏カフ55の自由端部側が、他の部材との固定端部を起立基端として着用者側に起立し、これにより尿等の排泄物の横方向Yの外方への流出が阻止される。
防漏カフ55は、撥水性且つ通気性のカフ形成用シート56と、一本又は複数本のカフ形成用弾性部材57とを含んで構成される。防漏カフ55におけるカフ形成用シート56は、横方向Yの一端側が他の部材(図示の形態では表面シート2及び裏面シート3)に固定されて固定端部が形成されており、横方向Yの他端側が他の部材に固定されてない自由端部となっている。カフ形成用シート56の自由端部には、カフ形成用弾性部材57が、縦方向Xに伸長状態で固定されている。これによって、防漏カフ55は縦方向Xに伸縮可能となっている。
また、おむつ1の着用時には、弾性部材57の収縮力により、少なくとも股下部Mにおいて、防漏カフ55の自由端部側が、他の部材との固定端部を起立基端として着用者側に起立し、これにより尿等の排泄物の横方向Yの外方への流出が阻止される。
おむつ1は、背側部Rにおける吸収性本体5の縦方向Xに沿う両側縁部5S,5Sに固定された一対の止着部材8,8を具備している。一対の止着部材8,8は、背側部Rにおける吸収性本体5の両側縁部5S,5Sから横方向Yの外方に延出するように、吸収性本体5に固定されている。
図1に示すように、一対の止着部材8,8は、それぞれ、吸収性本体5の側縁部5Sから横方向Yの外方に延出するように吸収性本体5に固定された伸縮性のサイドパネル6を備える。これに加えて、止着部材8は、サイドパネル6から横方向Yの外方に延出するようにサイドパネル6に固定されたファスニングテープ7を含んで構成されることが好ましい。止着部材8を構成する上述したサイドパネル6及びファスニングテープ7は、吸収性本体5とは別体の部材である。
サイドパネル6は、図1に示すように、背側部Rにおける横方向両側部に、平面視して四角形形状のパネル材61を備える。これに加えて、サイドパネル6は、伸長状態で固定され且つ横方向Yに延びる複数本の弾性部材62を含んで構成されていることが好ましい。複数本の弾性部材62は、サイドパネル6の横方向Yの中央部にて縦方向Xに所定間隔を置いて配置されている。サイドパネル6は、例えば、2枚のパネル材61間に上述した弾性部材62を固定した態様とすることができる。サイドパネル6に弾性部材62を設けることで、サイドパネル6の近傍に位置する着用者の肌面との隙間の形成が低減され、サイドパネル6近傍の部位からの液漏れを防止することができる。
サイドパネル6における弾性部材62の配置部位(横方向Yの中央部)は、弾性部材62の伸長方向である横方向Yに伸縮可能な伸縮部であり、各サイドパネル6は横方向Yに伸縮性を有している。サイドパネル6の縦方向Xに沿う両側縁部のうち、縦中心線CLxに相対的に近い横方向内側縁部側が、おむつ1の構成部材の間(例えば表面シート2と裏面シート3との間など)に接着剤等の公知の接合手段によって固定されている。
ファスニングテープ7は、図1に示すように、テープ基材71と止着部72とを含んで構成されている。テープ基材71は、図1に示す如き平面視において長方形形状をなし、その長手方向(横方向Y)の一端側が、サイドパネル6の横方向外方端側に接着剤等の公知の接合手段によって固定されている。
テープ基材71の肌対向面には、止着部72が固定されている。止着部72は、例えば機械的面ファスナーや止着剤等からなり、おむつ1の腹側部Fにおける非肌対向面に形成された被止着領域(図示せず)に対して着脱自在に止着可能である。
テープ基材71の肌対向面には、止着部72が固定されている。止着部72は、例えば機械的面ファスナーや止着剤等からなり、おむつ1の腹側部Fにおける非肌対向面に形成された被止着領域(図示せず)に対して着脱自在に止着可能である。
サイドパネル6を構成するパネル材61としては、例えば、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布、織布、編布、紙、樹脂フィルム等、及びこれら2以上を積層一体化させてなるシート材等を用いることができる。
また、ファスニングテープ7を構成するテープ基材71としては、例えば、不織布や不織布と樹脂フィルムの積層体等を用いることができる。
また、ファスニングテープ7を構成するテープ基材71としては、例えば、不織布や不織布と樹脂フィルムの積層体等を用いることができる。
腹側部Fにおけるおむつ1の非肌対向面には、ファスニングテープが止着される被止着領域(図示せず)が形成されている。被止着領域は、吸収性本体5の非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナー等を配する等して形成することができる。
また、図1に示すように、腹側部Fにおける吸収性本体5の縦方向Xに沿う両側縁部5S,5Sには、腹側フラップ59,59が形成されている。腹側フラップ59は、非伸縮性のシート材からなり、該シート材は、サイドパネル6と同様に、その内側縁部側が、おむつ1の構成部材の間に接着剤等の公知の接合手段によって固定されている。このような腹側フラップ59が形成されることで、おむつ1のフィット性が更に向上する。
本発明のおむつは、図1に示すような展開且つ伸長状態における平面視において、止着部材8におけるサイドパネル6の配置位置と、吸収体の配置位置とが所定の関係を有することを特徴の一つとしている。
以下の説明では、説明の便宜上、背側部Rに着目して主に説明する。また、以下の説明では、本発明の好適な態様でとして、上層吸収性コア41が混合積繊体であり且つ下層吸収性コア42が吸収性シートであるとともに、背側部Rにおける下層吸収性コア42が上層吸収性コア41の縦方向X側縁よりも縦方向X外方に延出して平面積が大きくなった態様を例にとり説明する。しかしながら、以下の説明は、本発明の効果が奏される限りにおいて、本実施形態以外の他の形態にも同様に適用される。
以下の説明では、説明の便宜上、背側部Rに着目して主に説明する。また、以下の説明では、本発明の好適な態様でとして、上層吸収性コア41が混合積繊体であり且つ下層吸収性コア42が吸収性シートであるとともに、背側部Rにおける下層吸収性コア42が上層吸収性コア41の縦方向X側縁よりも縦方向X外方に延出して平面積が大きくなった態様を例にとり説明する。しかしながら、以下の説明は、本発明の効果が奏される限りにおいて、本実施形態以外の他の形態にも同様に適用される。
詳細には、おむつ1の背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向Xに沿って見たときに、縦中心線CLx上において、吸収性本体5上のサイドパネル6と縦方向Xにおいて重なる領域であるパネル存在領域における縦方向の長さの30%以下の範囲に上層吸収性コア41が存在する。また、パネル存在領域の一部又は全域に下層吸収性コア42が存在する。
これに代えて、パネル存在領域に上層吸収性コア41が存在しない形態も可能である。より詳細には、パネル存在領域に、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42がともに存在しない形態、あるいは、上層吸収性コア41が存在せず、下層吸収性コア42が存在する形態が可能である。
これに代えて、パネル存在領域に上層吸収性コア41が存在しない形態も可能である。より詳細には、パネル存在領域に、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42がともに存在しない形態、あるいは、上層吸収性コア41が存在せず、下層吸収性コア42が存在する形態が可能である。
本実施形態では、前者の形態、即ち、パネル存在領域における一部の領域に下層吸収性コア42が配されており、下層吸収性コア42は、パネル存在領域の縦方向Xの外方端まで達しないように連続して配されている。また、上層吸収性コア41は、パネル存在領域における縦方向Xの内方端を基準として、縦方向の長さの30%以下の範囲に連続して配されている。
このことは、パネル存在領域に、後述するコア積層領域A3(図1参照)が所定のL2/L1比を満たすように存在することと同義である。
このことは、パネル存在領域に、後述するコア積層領域A3(図1参照)が所定のL2/L1比を満たすように存在することと同義である。
また、本実施形態では、パネル存在領域内の一部に、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42に加えて、コアラップシート49が更に配されている。言い換えると、パネル存在領域内の一部に、コア積層領域A3の縦方向Xの端部域が存在する。コア積層領域A3は、パネル存在領域の縦方向X内方端から縦方向X外方に延出するように存在する。
「パネル存在領域」は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、各サイドパネル6,6の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R1と、各サイドパネル6,6の縦方向X内方端どうしを結ぶ仮想直線R2との間に位置する吸収性本体5上の領域であり、符号A7で示される。
パネル存在領域A7に吸収体4の縦方向Xの端部域が所定の割合で存在することで、おむつの着用時において、着用者の背部とおむつ1との間に隙間が形成されづらく、フィット性を高め、特に背側からの液漏れを防止することができる。
パネル存在領域A7に吸収体4の縦方向Xの端部域が所定の割合で存在することで、おむつの着用時において、着用者の背部とおむつ1との間に隙間が形成されづらく、フィット性を高め、特に背側からの液漏れを防止することができる。
パネル存在領域A7内にコア積層領域A3が存在する場合、パネル存在領域A7の縦方向Xに沿う長さを長さL1とし、パネル存在領域A7内に存在するコア積層領域A3の縦方向X端部域の縦方向Xに沿う長さを長さL2としたときに、長さL1に対する長さL2の比(L2/L1)の百分率は、好ましくは30%以下、より好ましくは25%以下、更に好ましくは20%以下、一層好ましくは10%以下であり、下限は0%である。このような配置関係となっていることで、液吸収保持性とフィット性とを両立して高め、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。
長さL2は、図1に示す平面視において、各サイドパネル6,6の縦方向X内方端どうしを結ぶ仮想直線R2から、吸収体4の背側部Rにおける上層吸収性コア41の縦方向X外方端の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
長さL2は、図1に示す平面視において、各サイドパネル6,6の縦方向X内方端どうしを結ぶ仮想直線R2から、吸収体4の背側部Rにおける上層吸収性コア41の縦方向X外方端の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
パネル存在領域A7において、おむつ1の背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、構成材料が異なる領域を複数有することが好ましい。
詳細には、吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、吸収体4の構成材料のうち上層吸収性コア41が存在せず、下層吸収性コア42が存在する領域であるコア存在領域A2(図3参照)、並びに、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42が存在するコア積層領域A3(図2参照)がこの順で形成されていることが好ましい。これに加えて、吸収体4が存在しない領域である非存在領域A1(図4参照)が、コア存在領域A2よりも縦方向Xの外方域に形成されていることも好ましい。
上述した非存在領域A1、コア存在領域A2及びコア積層領域A3はいずれも、吸収性本体5の縦中心線CLx上において存在することも好ましい。
詳細には、吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、吸収体4の構成材料のうち上層吸収性コア41が存在せず、下層吸収性コア42が存在する領域であるコア存在領域A2(図3参照)、並びに、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42が存在するコア積層領域A3(図2参照)がこの順で形成されていることが好ましい。これに加えて、吸収体4が存在しない領域である非存在領域A1(図4参照)が、コア存在領域A2よりも縦方向Xの外方域に形成されていることも好ましい。
上述した非存在領域A1、コア存在領域A2及びコア積層領域A3はいずれも、吸収性本体5の縦中心線CLx上において存在することも好ましい。
コア存在領域A2は、上層吸収性コア41が少なくとも存在しなければよく、例えば、下層吸収性コア42のみが存在していてもよく、コアラップシート49及び下層吸収性コア42が存在していてもよい。本実施形態では、コア存在領域A2は、上層吸収性コア41が存在せず、コアラップシート49及び下層吸収性コア42が存在する。
コア積層領域A3は、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42が少なくとも存在していればよく、例えば、両吸収性コア41,42のみが存在していてもよく、これに加えてコアラップシート49が更に存在してもよい。本実施形態では、コア積層領域A3は、コアラップシート49、並びに両吸収性コア41,42が存在する。
コア積層領域A3は、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42が少なくとも存在していればよく、例えば、両吸収性コア41,42のみが存在していてもよく、これに加えてコアラップシート49が更に存在してもよい。本実施形態では、コア積層領域A3は、コアラップシート49、並びに両吸収性コア41,42が存在する。
上述のように、構成材料が異なる領域を複数有することによって、パネル存在領域A7における吸収性本体5は、その縦方向X内方から外方に向かって、構成部材が少なくなる構造となるので、パネル存在領域A7において剛性が段階的に小さくなる。その結果、着用者の背部に沿っておむつ1を効果的にフィットさせることができ、背側からの液漏れを更に効果的に防止することができる。
上述した効果を一層顕著なものとする観点から、上層吸収性コア41の縦方向Xにおける端部は、パネル存在領域の縦方向Xにおける内方端部近傍に位置することが好ましい。この場合、上層吸収性コア41の縦方向Xにおける端部は、パネル存在領域の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置していてもよく、あるいは内方に位置していてもよい。より好ましくは、上層吸収性コア41の縦方向Xにおける端部は、パネル存在領域の縦方向Xにおける内方端部よりも内方に位置している。
一方、下層吸収性コア42については、その縦方向Xにおける端部は、パネル存在領域の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置することが好ましい。
一方、下層吸収性コア42については、その縦方向Xにおける端部は、パネル存在領域の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置することが好ましい。
図1に示す実施形態では、パネル存在領域A7に非存在領域A1が存在する。吸収体4が存在しない領域である非存在領域A1(図4参照)は、吸収体4の構成部材である吸収性コア40及びコアラップシート49が存在しない領域であり、厚み方向Zに沿って見たときに、表面シート2及び裏面シート3等の吸収体4の構成部材以外の部材が存在する領域である。つまり、非存在領域A1は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、各サイドパネル6,6の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R1から、背側部Rにおける吸収体4の構成部材が存在する部位のうち最も縦方向X外方端の位置までの間の吸収性本体5上の領域である。本実施形態における非存在領域A1は、パネル存在領域A7のうち縦方向Xの外方域に位置している。これに加えて、非存在領域A1と同一の構成が、該領域よりも外方に位置するおむつ1の縦方向X外方端まで連続して形成されている。
パネル存在領域A7内に存在する非存在領域A1の縦方向Xに沿う長さを長さL3としたときに、長さL1に対する長さL3の比(L3/L1)の百分率は、好ましくは0%以上、より好ましくは2%以上であり、好ましくは25%以下、より好ましくは10%以下である。このような配置関係となっていることで、液吸収保持性とフィット性とを両立して高め、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。
長さL3は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、各サイドパネル6,6の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R1から、吸収体4の構成部材が存在する部位のうち最も縦方向X外方端の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
長さL3は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、各サイドパネル6,6の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R1から、吸収体4の構成部材が存在する部位のうち最も縦方向X外方端の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
図3に示すように、コア存在領域A2は、吸収体4の構成材料のうち上層吸収性コア41が存在せず、下層吸収性コア42が存在する領域である。
本実施形態のコア存在領域A2は、吸収体4の構成材料のうち上層吸収性コア41が存在せず、コアラップシート49及び下層吸収性コア42が存在する領域となっている。
コア存在領域A2は、非存在領域A1よりも縦方向X内方に位置し、且つコア積層領域A3よりも縦方向外方に位置しており、非存在領域A1及びコア存在領域A2と、コア存在領域A2及びコア積層領域A3とはそれぞれ隣接している。
コア存在領域A2の縦方向Xにおける端部は、吸収性本体5上のファスニングテープ7と縦方向Xにおいて重なる領域であるテープ存在領域(図1中、符号A9で示される領域)の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置することが好ましい。より好ましくは、コア存在領域A2の縦方向Xにおける端部は、テープ存在領域内に配される。
本実施形態のコア存在領域A2は、吸収体4の構成材料のうち上層吸収性コア41が存在せず、コアラップシート49及び下層吸収性コア42が存在する領域となっている。
コア存在領域A2は、非存在領域A1よりも縦方向X内方に位置し、且つコア積層領域A3よりも縦方向外方に位置しており、非存在領域A1及びコア存在領域A2と、コア存在領域A2及びコア積層領域A3とはそれぞれ隣接している。
コア存在領域A2の縦方向Xにおける端部は、吸収性本体5上のファスニングテープ7と縦方向Xにおいて重なる領域であるテープ存在領域(図1中、符号A9で示される領域)の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置することが好ましい。より好ましくは、コア存在領域A2の縦方向Xにおける端部は、テープ存在領域内に配される。
本実施形態のコア存在領域A2に存在する下層吸収性コア42は、同一又は異なる二枚の繊維シート材43,44の間に吸水性ポリマー45の粒子の層が形成された吸収性シートの態様である。本実施形態の下層吸収性コア42を構成する吸収性シートは、その平面視全域に吸水性ポリマー45が配されており、その縦方向Xの外方端まで吸水性ポリマー45が存在する。この場合、厚み方向Zに沿って見たときに、コアラップシート49、並びに、下層吸収性コア42を構成する全ての部材である二枚の繊維シート材43,44及び吸水性ポリマー45が存在する領域が、コア存在領域A2である。
パネル存在領域A7内に存在するコア存在領域A2の縦方向Xに沿う長さを長さL4としたときに、長さL1に対する長さL4の比(L4/L1)の百分率は、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上であり、好ましくは100%以下、より好ましくは80%以下である。上述の長さの比は、吸収性本体5を縦方向に沿って見たときに、パネル存在領域A7における縦方向の長さのうちの上述の範囲に、コア存在領域A2が存在することと同義である。
長さL4は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、非存在領域A1の縦方向X内方端から、コア積層領域A3の縦方向X外方端(具体的には上層吸収性コア41の縦方向X外方端)までの縦方向Xに沿う長さである。
このような配置関係となっていることで、フィット性を高め、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。特に、本発明の好適な態様として、コア存在領域A2を下層吸収性コア42を含むように構成したり、下層吸収性コア42として吸収性シートを用いたりすることによって、サイドパネル6の近傍の領域を薄型に形成して、背側部Rの剛性を低くできる。その結果、背側部Rでの液吸収保持性を維持しながらも、着用者の背部とおむつ1との間に隙間が形成されづらく、フィット性を高め、特に背側からの液漏れを防止することができる。
このような配置関係となっていることで、フィット性を高め、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。特に、本発明の好適な態様として、コア存在領域A2を下層吸収性コア42を含むように構成したり、下層吸収性コア42として吸収性シートを用いたりすることによって、サイドパネル6の近傍の領域を薄型に形成して、背側部Rの剛性を低くできる。その結果、背側部Rでの液吸収保持性を維持しながらも、着用者の背部とおむつ1との間に隙間が形成されづらく、フィット性を高め、特に背側からの液漏れを防止することができる。
図2に示すように、コア積層領域A3は、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42が少なくとも存在する領域であり、本実施形態では吸収体4の構成材料の全てが存在する領域となっている。つまり、コア積層領域A3は、厚み方向Zに沿って見たときに、コアラップシート49、並びに、上層吸収性コア41及び下層吸収性コア42を備える吸収性コア40を含む領域である。本実施形態では、コア積層領域A3は、コア存在領域A2よりも縦方向X内方に位置し、コア存在領域A2及びコア積層領域A3とはそれぞれ隣接している。これに加えて、コア積層領域A3と同一の吸収体4の構成が、股下部M及び腹側部Fにわたって連続して形成されている。
おむつ1はその背側部Rにおいて、ファスニングテープ7の配置位置及び吸収体4の配置位置が所定の関係となるように配置されていることが好ましい。
詳細には、おむつ1の背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向Xに沿って見たときに、上層吸収性コア41が存在せず且つ下層吸収性コア42が存在するコア存在領域A2の少なくとも一部が、吸収性本体5上のファスニングテープ7と縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に、コア存在領域A2が存在することが好ましい。つまり、これに加えて、テープ存在領域に、コア積層領域A3が存在しないことも好ましい。つまり、上層吸収性コア41は、テープ存在領域に存在しないことが好ましい。また、これに加えて、コア存在領域A2は、テープ存在領域における縦方向中央部を含むように存在することが好ましい。
詳細には、おむつ1の背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向Xに沿って見たときに、上層吸収性コア41が存在せず且つ下層吸収性コア42が存在するコア存在領域A2の少なくとも一部が、吸収性本体5上のファスニングテープ7と縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に、コア存在領域A2が存在することが好ましい。つまり、これに加えて、テープ存在領域に、コア積層領域A3が存在しないことも好ましい。つまり、上層吸収性コア41は、テープ存在領域に存在しないことが好ましい。また、これに加えて、コア存在領域A2は、テープ存在領域における縦方向中央部を含むように存在することが好ましい。
本実施形態では、テープ存在領域には、上層吸収性コア41を含むコア積層領域A3は存在せず、上層吸収性コア41を含まないコア存在領域A2が存在している。コア存在領域A2は、その縦方向X端縁が、テープ存在領域における縦方向X中央部を結ぶ仮想直線よりも縦方向X外方に位置している。またテープ存在領域内に、非存在領域A1は存在していない。
「テープ存在領域」は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、各ファスニングテープ7,7の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R8と、各ファスニングテープ7,7の縦方向X内方端どうしを結ぶ仮想直線R9との間に位置する吸収性本体5上の領域であり、符号A9で示される。本実施形態におけるテープ存在領域A9は、パネル存在領域A7内の縦方向Xの一部の領域に存在し、また、弾性部材存在領域A8内の縦方向Xの一部の領域に存在する。
一般的に、展開型の使い捨ておむつは、ファスニングテープ7の縦方向X中央部及びその近傍を把持し、その状態で横方向Yに伸ばしながら、着用者に着用させる。したがって、テープ存在領域A9にコア存在領域A2が存在することで、おむつの着用時において、テープ存在領域A9の横方向Yに沿う領域がたるまずに着用者の背部に当接させることができ、着用者の背部とおむつ1との間に隙間が一層形成されづらくなる。その結果、フィット性を高め、特に背側からの液漏れを更に効果的に防止することができる。
一般的に、展開型の使い捨ておむつは、ファスニングテープ7の縦方向X中央部及びその近傍を把持し、その状態で横方向Yに伸ばしながら、着用者に着用させる。したがって、テープ存在領域A9にコア存在領域A2が存在することで、おむつの着用時において、テープ存在領域A9の横方向Yに沿う領域がたるまずに着用者の背部に当接させることができ、着用者の背部とおむつ1との間に隙間が一層形成されづらくなる。その結果、フィット性を高め、特に背側からの液漏れを更に効果的に防止することができる。
テープ存在領域A9の縦方向Xに沿う長さを長さL8とし、テープ存在領域A9内に存在するコア存在領域A2の縦方向Xに沿う長さを長さLaとしたときに、長さL8に対する長さLaの比(La/L8)の百分率は、好ましくは50%以上、より好ましくは55%以上であり、好ましくは100%以下、より好ましくは85%以下である。このような配置関係となっていることで、液吸収保持性とフィット性とを両立して高め、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。
長さL8は、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、各ファスニングテープ7,7の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R8と、各ファスニングテープ7,7の縦方向X内方端どうしを結ぶ仮想直線R9との間の縦方向Xに沿う長さである。
長さLaは、図1に示す平面視かつ背側部Rのテープ存在領域A9内において、各ファスニングテープ7,7の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R8から、吸収体4の背側部Rにおける上層吸収性コア41の縦方向X外方端の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
長さLaは、図1に示す平面視かつ背側部Rのテープ存在領域A9内において、各ファスニングテープ7,7の縦方向X外方端どうしを結ぶ仮想直線R8から、吸収体4の背側部Rにおける上層吸収性コア41の縦方向X外方端の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
図5及び図6には、本発明に係る吸収性物品の別の実施形態が示されている。以下の説明では、上述した図1~図4に示す実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、上述した実施形態についての説明が適宜適用され、また任意の構成を単独で又は組み合わせて採用できる。
図5及び図6に示される吸収性物品の一実施形態である展開型の使い捨ておむつ(おむつ1)は、その吸収体4の構造が上述の実施形態と異なっている。
詳細には、パネル存在領域A7(吸収性本体5上のサイドパネル6と縦方向Xにおいて重なる領域)において、おむつ1の背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、非存在領域A1とコア存在領域A2との間に、コアラップシート49を含むシート材が存在するシート存在領域A4を備えることが好ましい。
つまり、背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、非存在領域A1、シート存在領域A4、コア存在領域A2及びコア積層領域A3がこの順で形成されていることが好ましい。
詳細には、パネル存在領域A7(吸収性本体5上のサイドパネル6と縦方向Xにおいて重なる領域)において、おむつ1の背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、非存在領域A1とコア存在領域A2との間に、コアラップシート49を含むシート材が存在するシート存在領域A4を備えることが好ましい。
つまり、背側部Rにおける吸収性本体5を縦方向X外方から縦方向X内方に向かって見たときに、非存在領域A1、シート存在領域A4、コア存在領域A2及びコア積層領域A3がこの順で形成されていることが好ましい。
図5に示す実施形態では、非存在領域A1とシート存在領域A4とが隣接して配され、シート存在領域A4とコア存在領域A2とが隣接して配され、また、コア存在領域A2とコア積層領域A3とが隣接して配されている。また、シート存在領域A4は、パネル存在領域A7内の縦方向Xの一部の領域に存在する。
このような構成となっていることで、パネル存在領域A7における吸収性本体5は、その縦方向X内方から外方に向かって、構成部材が段階的に少なくなる構造となるので、パネル存在領域A7において剛性が小さくなる部位が段階的に形成されやすい。その結果、着用者の背部に沿っておむつ1を効果的にフィットさせることができ、背側からの液漏れを更に効果的に防止することができる。
この効果を一層顕著なものとする観点から、シート存在領域A4の縦方向Xの端部は、テープ存在領域A9の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置することが好ましい。特に、シート存在領域A4の縦方向Xの端部は、テープ存在領域A9の縦方向Xにおける外方端部よりも外方に位置することが好ましい。
このような構成となっていることで、パネル存在領域A7における吸収性本体5は、その縦方向X内方から外方に向かって、構成部材が段階的に少なくなる構造となるので、パネル存在領域A7において剛性が小さくなる部位が段階的に形成されやすい。その結果、着用者の背部に沿っておむつ1を効果的にフィットさせることができ、背側からの液漏れを更に効果的に防止することができる。
この効果を一層顕著なものとする観点から、シート存在領域A4の縦方向Xの端部は、テープ存在領域A9の縦方向Xにおける内方端部よりも外方に位置することが好ましい。特に、シート存在領域A4の縦方向Xの端部は、テープ存在領域A9の縦方向Xにおける外方端部よりも外方に位置することが好ましい。
シート存在領域A4は、吸収体4の構成部材のうちシート材のみが存在する領域である。シート存在領域A4は、少なくともコアラップシート49が存在し、これに加えて、吸収性コアの構成材料である繊維シート材が存在していてもよい。
図6に示す実施形態では、シート存在領域A4内に上層吸収性コア41は存在しない。そして、同図に示す実施形態では、吸収性シートの形態である下層吸収性コア42に着目したときに、シート存在領域A4は、同一又は異なる二枚の繊維シート材43,44がともに存在し、吸水性ポリマー45の粒子は存在しないように形成された領域である。これに代えて、二枚の繊維シート材43,44のうち一方のシート材のみが存在していてもよい。また、本実施形態では、上層吸収性コア41、及び下層吸収性コア42を構成する吸水性ポリマー45は、シート存在領域A4に存在しない。両繊維シート材43,44は、コアラップシート49によってその外面が被覆されている。
図6に示す実施形態では、シート存在領域A4内に上層吸収性コア41は存在しない。そして、同図に示す実施形態では、吸収性シートの形態である下層吸収性コア42に着目したときに、シート存在領域A4は、同一又は異なる二枚の繊維シート材43,44がともに存在し、吸水性ポリマー45の粒子は存在しないように形成された領域である。これに代えて、二枚の繊維シート材43,44のうち一方のシート材のみが存在していてもよい。また、本実施形態では、上層吸収性コア41、及び下層吸収性コア42を構成する吸水性ポリマー45は、シート存在領域A4に存在しない。両繊維シート材43,44は、コアラップシート49によってその外面が被覆されている。
上述のように、下層吸収性コア42として吸収性シートを用いた場合、両繊維シート材43,44並びにコアラップシート49がシート存在領域A4に存在する形態とするためには、例えば、下層吸収性コア42としての吸収性シートの縦方向Xの端部域に、両繊維シート材43,44間に吸水性ポリマー45が存在しない領域であるポリマー非存在領域を形成すればよい。
このポリマー非存在領域は、少なくともおむつ1の背側部R側に位置する吸収性シートの縦方向Xの端部域に形成されていればよく、他方(腹側部F)の縦方向端部域や、横方向Yの端部域に更に形成されていることは妨げられない。ポリマー非存在領域が形成されることによって、吸水性ポリマー45の吸収性シート外部への脱落を防いで、吸収体4としての吸液保持性を更に高めることができる。
これに代えて、各吸収性コア41,42やコア存在領域A2が混合積繊体等のシート材を含まない態様で構成されている場合には、シート存在領域A4は、例えば、各吸収性コア41,42が存在せず、且つ吸収体4の構成部材のうちコアラップシート49のみが存在する領域とすることができる。
このポリマー非存在領域は、少なくともおむつ1の背側部R側に位置する吸収性シートの縦方向Xの端部域に形成されていればよく、他方(腹側部F)の縦方向端部域や、横方向Yの端部域に更に形成されていることは妨げられない。ポリマー非存在領域が形成されることによって、吸水性ポリマー45の吸収性シート外部への脱落を防いで、吸収体4としての吸液保持性を更に高めることができる。
これに代えて、各吸収性コア41,42やコア存在領域A2が混合積繊体等のシート材を含まない態様で構成されている場合には、シート存在領域A4は、例えば、各吸収性コア41,42が存在せず、且つ吸収体4の構成部材のうちコアラップシート49のみが存在する領域とすることができる。
パネル存在領域A7内に存在するシート存在領域A4の縦方向Xに沿う長さを長さLeとしたときに、長さL1に対する長さLeの比(Le/L1)の百分率は、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、好ましくは30%以下、より好ましくは25%以下である。このような配置関係となっていることで、液吸収保持性とフィット性とを両立して高め、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。
長さLeは、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、吸収体4の構成部材が存在する部位のうち最も縦方向X外方端の位置から、コア存在領域A2の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
長さLeは、図1に示す平面視かつ背側部Rにおいて、吸収体4の構成部材が存在する部位のうち最も縦方向X外方端の位置から、コア存在領域A2の位置までの間の縦方向Xに沿う長さである。
非存在領域A1、シート存在領域A4、コア存在領域A2及びコア積層領域A3の各厚み(厚み方向Zに沿う長さ)に関しては、各領域の厚みが、非存在領域A1、シート存在領域A4、コア存在領域A2及びコア積層領域A3の順に厚くなるように構成することが好ましい。このような構成となっていることで、縦方向Xの外方に向かうにつれて薄い構成となるので、おむつ1の背側部Rが着用者の背部に追従しやすくなり、フィット性を高めて、背側からの液漏れを効果的に防止することができる。
非存在領域A1における厚みH1は、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上であり、好ましくは8mm以下、より好ましくは6mm以下である。
シート存在領域A4における厚みH4は、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2.5mm以上であり、好ましくは8.5mm以下、より好ましくは6.5mm以下である。
コア存在領域A2における厚みH2は、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上であり、好ましくは9mm以下、より好ましくは7mm以下である。
コア積層領域A3における厚みH3は、好ましくは5mm以上、より好ましくは6mm以上であり、好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下である。
これらの厚みはいずれも、無荷重下で断面をマイクロスコープ(株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-1000)を用いて拡大観察して測定される。また、各厚みH1,H2,H3の範囲及び測定方法は、上述した図1に示す実施形態においても適宜適用可能である。なお、厚みへの毛羽立ちの影響を抑制するために0.05kPaの低い荷重を負荷した状態で測定してもよく、画像観察に代えてレーザー変位計を用いてもよい。
シート存在領域A4における厚みH4は、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2.5mm以上であり、好ましくは8.5mm以下、より好ましくは6.5mm以下である。
コア存在領域A2における厚みH2は、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上であり、好ましくは9mm以下、より好ましくは7mm以下である。
コア積層領域A3における厚みH3は、好ましくは5mm以上、より好ましくは6mm以上であり、好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下である。
これらの厚みはいずれも、無荷重下で断面をマイクロスコープ(株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-1000)を用いて拡大観察して測定される。また、各厚みH1,H2,H3の範囲及び測定方法は、上述した図1に示す実施形態においても適宜適用可能である。なお、厚みへの毛羽立ちの影響を抑制するために0.05kPaの低い荷重を負荷した状態で測定してもよく、画像観察に代えてレーザー変位計を用いてもよい。
パネル存在領域A7の縦方向Xに沿う長さL1は、目的とするおむつ1の形態やサイドパネル6の形状によって適宜変更可能であるが、好ましくは70mm以上、より好ましくは75mm以上であり、好ましくは150mm以下、より好ましくは120mm以下である。
パネル存在領域A7内に存在するコア積層領域A3の縦方向Xに沿う長さL2は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下である。
パネル存在領域A7内に存在する非存在領域A1の縦方向Xに沿う長さL3は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上であり、好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下である。
パネル存在領域A7内に存在するコア存在領域A2の縦方向Xに沿う長さL4は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上であり、好ましくは140mm以下、より好ましくは100mm以下である。
パネル存在領域A7内に存在するコア積層領域A3の縦方向Xに沿う長さL2は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下である。
パネル存在領域A7内に存在する非存在領域A1の縦方向Xに沿う長さL3は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上であり、好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下である。
パネル存在領域A7内に存在するコア存在領域A2の縦方向Xに沿う長さL4は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上であり、好ましくは140mm以下、より好ましくは100mm以下である。
テープ存在領域A9の縦方向Xに沿う長さL8は、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは20mm以上、より好ましくは25mm以上であり、好ましくは50mm以下、より好ましくは40mm以下である。
テープ存在領域A9内に存在するコア存在領域A2の縦方向Xに沿う長さLaは、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは5mm以上、より好ましくは10mm以上であり、好ましくは50mm以下、より好ましくは40mm以下である。
シート存在領域A4の縦方向Xに沿う長さLeは、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは2mm以上、より好ましくは5mm以上であり、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下である。
テープ存在領域A9内に存在するコア存在領域A2の縦方向Xに沿う長さLaは、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは5mm以上、より好ましくは10mm以上であり、好ましくは50mm以下、より好ましくは40mm以下である。
シート存在領域A4の縦方向Xに沿う長さLeは、目的とするおむつ1の形態によって適宜変更可能であるが、好ましくは2mm以上、より好ましくは5mm以上であり、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下である。
以上、本発明について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、吸収性本体5の横方向外方の横方向両側部に、股下部Mを通って縦方向Xに延びるように弾性部材を配して、おむつ1の縦方向Xの両側部にレッグギャザーが形成されるようになっていてもよい。
また、例えば、上層吸収性コア41は、その横方向の長さが下層吸収性コア42の横方向の長さよりも小さくなるなどして、横方向Yの両側縁、あるいは、腹側部Fにおける縦方向Xの側縁が異なる状態で配されていてもよい。
更に、背側部Rのフィット性を高めることを目的として、上層吸収性コア41の平面視形状を、背側部の幅が狭く腹側部の幅が広いしゃもじ形状にしてもよい。また、股下部Mのフィット性を高めることを目的として、上層吸収性コア41の平面視形状を、中央部が括れた砂時計状にしてもよい。更に、液吸収性速度向上及びフィット性を向上させることを目的として、上層吸収性コア41に貫通孔や圧搾部を形成してもよい。
例えば、吸収性本体5の横方向外方の横方向両側部に、股下部Mを通って縦方向Xに延びるように弾性部材を配して、おむつ1の縦方向Xの両側部にレッグギャザーが形成されるようになっていてもよい。
また、例えば、上層吸収性コア41は、その横方向の長さが下層吸収性コア42の横方向の長さよりも小さくなるなどして、横方向Yの両側縁、あるいは、腹側部Fにおける縦方向Xの側縁が異なる状態で配されていてもよい。
更に、背側部Rのフィット性を高めることを目的として、上層吸収性コア41の平面視形状を、背側部の幅が狭く腹側部の幅が広いしゃもじ形状にしてもよい。また、股下部Mのフィット性を高めることを目的として、上層吸収性コア41の平面視形状を、中央部が括れた砂時計状にしてもよい。更に、液吸収性速度向上及びフィット性を向上させることを目的として、上層吸収性コア41に貫通孔や圧搾部を形成してもよい。
上述した本発明の実施形態に関し、更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、着用者の股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有する吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、吸収体を含んで構成される吸収性本体を備え、
前記吸収体は、コアラップシート及び吸収性コアを含み、
前記吸収性コアは、肌対向面側に位置する上層吸収性コアと、非肌対向面側に位置し且つ該上層吸収性コアよりも平面積が大きい下層吸収性コアとを備え、
前記上層吸収性コアは、吸水性繊維及び吸水性ポリマーを含む混合積繊体であり、
前記下層吸収性コアは、2枚の繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートであり、
前記吸収性物品は、前記背側部における該吸収性本体の縦方向に沿う両側縁部に、該両側縁部から横方向外方に延出するように配された一対の止着部材を備え、
前記各止着部材は、サイドパネルを含んで構成され、
前記吸収性本体の平面視且つ該吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線上において、前記吸収性本体上の前記サイドパネルと縦方向において重なる領域であるパネル存在領域の一部又は全域に前記下層吸収性コアが存在し、且つ、前記パネル存在領域における縦方向の長さの30%以下の範囲に前記上層吸収性コア及び前記下層吸収性コアが存在するコア積層領域を有するか、又は、
前記パネル存在領域に前記上層吸収性コアが存在しない、吸収性物品。
<1>
着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、着用者の股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有する吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、吸収体を含んで構成される吸収性本体を備え、
前記吸収体は、コアラップシート及び吸収性コアを含み、
前記吸収性コアは、肌対向面側に位置する上層吸収性コアと、非肌対向面側に位置し且つ該上層吸収性コアよりも平面積が大きい下層吸収性コアとを備え、
前記上層吸収性コアは、吸水性繊維及び吸水性ポリマーを含む混合積繊体であり、
前記下層吸収性コアは、2枚の繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートであり、
前記吸収性物品は、前記背側部における該吸収性本体の縦方向に沿う両側縁部に、該両側縁部から横方向外方に延出するように配された一対の止着部材を備え、
前記各止着部材は、サイドパネルを含んで構成され、
前記吸収性本体の平面視且つ該吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線上において、前記吸収性本体上の前記サイドパネルと縦方向において重なる領域であるパネル存在領域の一部又は全域に前記下層吸収性コアが存在し、且つ、前記パネル存在領域における縦方向の長さの30%以下の範囲に前記上層吸収性コア及び前記下層吸収性コアが存在するコア積層領域を有するか、又は、
前記パネル存在領域に前記上層吸収性コアが存在しない、吸収性物品。
<2>
平面視において、前記吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線に沿って該吸収性本体を縦方向外方から縦方向内方に向かって見たときに、前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域と、前記コア積層領域とがこの順で配されており、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記パネル存在領域における縦方向の長さの50%以上の範囲に、前記コア存在領域が存在する、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さを長さL4と定義したときに、
長さL1に対する長さL4の比(L4/L1)の百分率が、50%以上、好ましくは60%以上であり、100%以下、好ましくは80%以下である、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記パネル存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さL4が、40mm以上、好ましくは50mm以上であり、140mm以下、好ましくは100mm以下である、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記コア存在領域における厚みH2が、2mm以上、好ましくは3mm以上であり、9mm以下、好ましくは7mm以下である、前記<2>ないし<4>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<6>
前記下層吸収性コアの厚みが、前記上層吸収性コアの厚みよりも薄い、前記<1>ないし<5>のいずれか一に記載の吸収性物品。
平面視において、前記吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線に沿って該吸収性本体を縦方向外方から縦方向内方に向かって見たときに、前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域と、前記コア積層領域とがこの順で配されており、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記パネル存在領域における縦方向の長さの50%以上の範囲に、前記コア存在領域が存在する、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さを長さL4と定義したときに、
長さL1に対する長さL4の比(L4/L1)の百分率が、50%以上、好ましくは60%以上であり、100%以下、好ましくは80%以下である、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記パネル存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さL4が、40mm以上、好ましくは50mm以上であり、140mm以下、好ましくは100mm以下である、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記コア存在領域における厚みH2が、2mm以上、好ましくは3mm以上であり、9mm以下、好ましくは7mm以下である、前記<2>ないし<4>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<6>
前記下層吸収性コアの厚みが、前記上層吸収性コアの厚みよりも薄い、前記<1>ないし<5>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<7>
前記各サイドパネルは、横方向に延び且つ縦方向に間隔を置いて配置された複数の弾性部材を有する、前記<1>ないし<6>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<8>
前記各止着部材は、前記サイドパネルの横方向外方から延出するように該サイドパネルに固定されたファスニングテープを更に備え、
前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域の少なくとも一部が、前記吸収性本体上の前記ファスニングテープと縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に存在する、前記<1>ないし<7>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<9>
前記各止着部材は、前記サイドパネルの横方向外方から延出するように該サイドパネルに固定されたファスニングテープを更に備え、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記上層吸収性コアは、前記吸収性本体上の前記ファスニングテープと縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に存在しておらず、
前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域が、前記テープ存在領域における縦方向中央部を含むように存在する、前記<1>ないし<8>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<10>
前記テープ存在領域の縦方向に沿う長さL8が、20mm以上、好ましくは25mm以上であり、50mm以下、好ましくは40mm以下である、前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品。
<11>
前記テープ存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さLaが、5mm以上、好ましくは10mm以上であり、50mm以下、好ましくは40mm以下である、前記<8>ないし<10>のいずれか一に記載の吸収性物品。
前記各サイドパネルは、横方向に延び且つ縦方向に間隔を置いて配置された複数の弾性部材を有する、前記<1>ないし<6>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<8>
前記各止着部材は、前記サイドパネルの横方向外方から延出するように該サイドパネルに固定されたファスニングテープを更に備え、
前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域の少なくとも一部が、前記吸収性本体上の前記ファスニングテープと縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に存在する、前記<1>ないし<7>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<9>
前記各止着部材は、前記サイドパネルの横方向外方から延出するように該サイドパネルに固定されたファスニングテープを更に備え、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記上層吸収性コアは、前記吸収性本体上の前記ファスニングテープと縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に存在しておらず、
前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域が、前記テープ存在領域における縦方向中央部を含むように存在する、前記<1>ないし<8>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<10>
前記テープ存在領域の縦方向に沿う長さL8が、20mm以上、好ましくは25mm以上であり、50mm以下、好ましくは40mm以下である、前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品。
<11>
前記テープ存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さLaが、5mm以上、好ましくは10mm以上であり、50mm以下、好ましくは40mm以下である、前記<8>ないし<10>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<12>
平面視において、前記吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線に沿って該吸収性本体を縦方向外方から縦方向内方に向かって見たときに、前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域と、前記コア積層領域とがこの順で配されており、
前記テープ存在領域の縦方向に沿う長さを長さL8とし、
前記テープ存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さを長さLaと定義したときに、
長さL8に対する長さLaの比(La/L8)の百分率が、50%以上、好ましくは55%以上であり、100%以下、好ましくは85%以下である、前記<8>ないし<11>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<13>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する前記コア積層領域の縦方向端部域の縦方向に沿う長さを長さL2としたときに、
長さL1に対する長さL2の比(L2/L1)の百分率が、30%以下、好ましくは25%以下であり、より好ましくは20%以下、更に好ましくは10%以下であり、下限が0%である、前記<1>ないし<12>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<14>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する、前記吸収体が存在しない領域の縦方向に沿う長さを長さL3としたときに、
長さL1に対する長さL3の比(L3/L1)の百分率が、0%以上、好ましくは2%以上であり、25%以下、好ましくは10%以下である、前記<1>ないし<13>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<15>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する、前記コアラップシートを含むシート材が存在する領域の縦方向に沿う長さを長さLeとしたときに、
長さL1に対する長さLeの比(Le/L1)の百分率が、5%以上、好ましくは10%以上であり、30%以下、好ましくは25%以下である、前記<1>ないし<14>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<16>
前記吸収体が存在しない領域における厚みH1が、1mm以上、好ましくは2mm以上であり、8mm以下、好ましくは6mm以下である、前記<1>ないし<15>のいずれか一に記載の吸収性物品。
平面視において、前記吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線に沿って該吸収性本体を縦方向外方から縦方向内方に向かって見たときに、前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域と、前記コア積層領域とがこの順で配されており、
前記テープ存在領域の縦方向に沿う長さを長さL8とし、
前記テープ存在領域内に存在する前記コア存在領域の縦方向に沿う長さを長さLaと定義したときに、
長さL8に対する長さLaの比(La/L8)の百分率が、50%以上、好ましくは55%以上であり、100%以下、好ましくは85%以下である、前記<8>ないし<11>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<13>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する前記コア積層領域の縦方向端部域の縦方向に沿う長さを長さL2としたときに、
長さL1に対する長さL2の比(L2/L1)の百分率が、30%以下、好ましくは25%以下であり、より好ましくは20%以下、更に好ましくは10%以下であり、下限が0%である、前記<1>ないし<12>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<14>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する、前記吸収体が存在しない領域の縦方向に沿う長さを長さL3としたときに、
長さL1に対する長さL3の比(L3/L1)の百分率が、0%以上、好ましくは2%以上であり、25%以下、好ましくは10%以下である、前記<1>ないし<13>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<15>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さを長さL1とし、
前記パネル存在領域内に存在する、前記コアラップシートを含むシート材が存在する領域の縦方向に沿う長さを長さLeとしたときに、
長さL1に対する長さLeの比(Le/L1)の百分率が、5%以上、好ましくは10%以上であり、30%以下、好ましくは25%以下である、前記<1>ないし<14>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<16>
前記吸収体が存在しない領域における厚みH1が、1mm以上、好ましくは2mm以上であり、8mm以下、好ましくは6mm以下である、前記<1>ないし<15>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<17>
前記コアラップシートを含むシート材が存在する領域における厚みH4が、1.5mm以上、好ましくは2.5mm以上であり、8.5mm以下、好ましくは6.5mm以下である、前記<1>ないし<16>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<18>
前記コア積層領域における厚みH3が、5mm以上、好ましくは6mm以上であり、12mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<1>ないし<17>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<19>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さL1が、70mm以上、好ましくは75mm以上であり、150mm以下、好ましくは120mm以下である、前記<1>ないし<18>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<20>
前記パネル存在領域内に存在する前記コア積層領域の縦方向に沿う長さL2が、30mm以下、好ましくは25mm以下である、前記<1>ないし<19>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<21>
前記パネル存在領域内に存在する前記吸収体が存在しない領域の縦方向に沿う長さL3が、1mm以上、好ましくは2mm以上であり、15mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<1>ないし<20>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<22>
前記コアラップシートを含むシート材が存在する領域の縦方向に沿う長さLeが、2mm以上、好ましくは5mm以上であり、30mm以下、好ましくは20mm以下である、前記<1>ないし<21>のいずれか一に記載の吸収性物品。
前記コアラップシートを含むシート材が存在する領域における厚みH4が、1.5mm以上、好ましくは2.5mm以上であり、8.5mm以下、好ましくは6.5mm以下である、前記<1>ないし<16>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<18>
前記コア積層領域における厚みH3が、5mm以上、好ましくは6mm以上であり、12mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<1>ないし<17>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<19>
前記パネル存在領域の縦方向に沿う長さL1が、70mm以上、好ましくは75mm以上であり、150mm以下、好ましくは120mm以下である、前記<1>ないし<18>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<20>
前記パネル存在領域内に存在する前記コア積層領域の縦方向に沿う長さL2が、30mm以下、好ましくは25mm以下である、前記<1>ないし<19>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<21>
前記パネル存在領域内に存在する前記吸収体が存在しない領域の縦方向に沿う長さL3が、1mm以上、好ましくは2mm以上であり、15mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<1>ないし<20>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<22>
前記コアラップシートを含むシート材が存在する領域の縦方向に沿う長さLeが、2mm以上、好ましくは5mm以上であり、30mm以下、好ましくは20mm以下である、前記<1>ないし<21>のいずれか一に記載の吸収性物品。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
F 腹側部
M 股下部
R 背側部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
41 上層吸収性コア
42 下層吸収性コア
49 コアラップシート
6 サイドパネル
7 ファスニングテープ
A1 非存在領域
A2 コア存在領域
A3 コア積層領域
A4 シート存在領域
X 縦方向
Y 横方向
Z 厚み方向
F 腹側部
M 股下部
R 背側部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
41 上層吸収性コア
42 下層吸収性コア
49 コアラップシート
6 サイドパネル
7 ファスニングテープ
A1 非存在領域
A2 コア存在領域
A3 コア積層領域
A4 シート存在領域
X 縦方向
Y 横方向
Z 厚み方向
Claims (6)
- 着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、着用者の股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有する吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、吸収体を含んで構成される吸収性本体を備え、
前記吸収体は、コアラップシート及び吸収性コアを含み、
前記吸収性コアは、肌対向面側に位置する上層吸収性コアと、非肌対向面側に位置し且つ該上層吸収性コアよりも平面積が大きい下層吸収性コアとを備え、
前記上層吸収性コアは、吸水性繊維及び吸水性ポリマーを含む混合積繊体であり、
前記下層吸収性コアは、2枚の繊維シート材間に吸水性ポリマーの層が形成された吸収性シートであり、
前記吸収性物品は、前記背側部における該吸収性本体の縦方向に沿う両側縁部に、該両側縁部から横方向外方に延出するように配された一対の止着部材を備え、
前記各止着部材は、サイドパネルを含んで構成され、
前記吸収性本体の平面視且つ該吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線上において、前記吸収性本体上の前記サイドパネルと縦方向において重なる領域であるパネル存在領域の一部又は全域に前記下層吸収性コアが存在し、且つ、前記パネル存在領域における縦方向の長さの30%以下の範囲に前記上層吸収性コア及び前記下層吸収性コアが存在するコア積層領域を有するか、又は、
前記パネル存在領域に前記上層吸収性コアが存在しない、吸収性物品。 - 平面視において、前記吸収性本体を横方向に二分して縦方向に延びる縦中心線に沿って該吸収性本体を縦方向外方から縦方向内方に向かって見たときに、前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域と、前記コア積層領域とがこの順で配されており、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記パネル存在領域における縦方向の長さの50%以上の範囲に、前記コア存在領域が存在する、請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記下層吸収性コアの厚みが、前記上層吸収性コアの厚みよりも薄い、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記各サイドパネルは、横方向に延び且つ縦方向に間隔を置いて配置された複数の弾性部材を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記各止着部材は、前記サイドパネルの横方向外方から延出するように該サイドパネルに固定されたファスニングテープを更に備え、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域の少なくとも一部が、前記吸収性本体上の前記ファスニングテープと縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に存在する、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記各止着部材は、前記サイドパネルの横方向外方から延出するように該サイドパネルに固定されたファスニングテープを更に備え、
前記吸収性本体を縦方向に沿って見たときに、前記上層吸収性コアは、前記吸収性本体上の前記ファスニングテープと縦方向において重なる領域であるテープ存在領域に存在しておらず、
前記上層吸収性コアが存在せず且つ前記下層吸収性コアが存在するコア存在領域が、前記テープ存在領域における縦方向中央部を含むように存在する、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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