JP2023074756A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することが可能な定着装置及び当該定着装置を備える画像形成装置を提供する。【解決手段】用紙に転写されたトナー像を熱により用紙に定着させる定着部材(定着ベルト162)と、定着部材に当接して、定着部材を清掃する複数の第1クリーニング部材(上流側クリーニングローラー165A、下流側クリーニングローラー165B)と、を備える。また、複数の第1クリーニング部材は、表層の離型性が異なる。【選択図】図3
Description
本発明は、定着装置及び当該定着装置を備える画像形成装置に関する。
従来、感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を用紙に転写し、転写されたトナー像を加熱定着することで、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
上記の画像形成装置において、定着部による定着時にトナーから染み出したワックスが定着ベルトに付着し、定着ベルトが次の周で画像面に接触した際に、ワックスが付着した場所と付着していない場所とで定着状態が異なることで、画像にムラ(光沢メモリー)が生じる。これに対し、クリーニングローラー(CLローラー)を定着ベルトに押圧して定着ベルトからワックスを除去することで、光沢メモリーの発生を抑制することができる。
上記の構成において、定着部内でジャムが発生した場合、ジャムを処理した後に用紙上のトナーが定着ベルトに転移した状態となる。さらに、定着ベルトにより運ばれたトナーがCLローラー上に転移することで、CLローラーのワックスの除去効率を大幅に悪化させてしまう。
そこで、ジャムが発生した場合、クリーニングモードを実行し、CLローラー上に付着したトナーを除去するまでウェブで清掃する手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、ジャムが発生した場合、クリーニングモードを実行し、CLローラー上に付着したトナーを除去するまでウェブで清掃する手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1記載の構成の場合、定着ベルトのワックス清掃を行えるようにするためにCLローラーの離型性を低くしているため、CLローラーへのトナー付着が発生する。定着ベルトのトナー除去の目的であればCLローラー上のトナー付着をある程度許容することができるが、定着ベルトのワックス除去が目的の場合はCLローラー上に付着したトナーからもワックスが染み出すため、CLローラー上のトナーをより多く除去しなければならず、クリーニングモードの実行に大幅な時間を要する。クリーニングモード動作時は、画像出力ができない状態となってしまうため、クリーニングモードの実行に大幅な時間を要すると、ユーザーの待機時間が長期化するなどの問題がある。
本発明は、ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することが可能な定着装置及び当該定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
定着装置において、
用紙に転写されたトナー像を熱により前記用紙に定着させる定着部材と、
前記定着部材に当接して、前記定着部材を清掃する複数の第1クリーニング部材と、
を備え、
前記複数の第1クリーニング部材は、表層の離型性が異なることを特徴とする。
定着装置において、
用紙に転写されたトナー像を熱により前記用紙に定着させる定着部材と、
前記定着部材に当接して、前記定着部材を清掃する複数の第1クリーニング部材と、
を備え、
前記複数の第1クリーニング部材は、表層の離型性が異なることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の前記第1クリーニング部材よりも前記離型性が低いことを特徴とする。
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の前記第1クリーニング部材よりも前記離型性が低いことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置において、
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、純水による接触角が80~90°であることを特徴とする。
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、純水による接触角が80~90°であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載の定着装置において、
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の前記第1クリーニング部材よりも表層の表面粗さが小さいことを特徴とする。
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の前記第1クリーニング部材よりも表層の表面粗さが小さいことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の定着装置において、
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、表層の表面粗さがRa0.2μm以下であることを特徴とする。
前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、表層の表面粗さがRa0.2μm以下であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1~5のいずれか一項に記載の定着装置において、
前記第1クリーニング部材を清掃する第2クリーニング部材を備え、
前記第1クリーニング部材は、クリーニングローラーであり、
前記第2クリーニング部材は、ウェブであり、
前記ウェブを前記クリーニングローラーに押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とする。
前記第1クリーニング部材を清掃する第2クリーニング部材を備え、
前記第1クリーニング部材は、クリーニングローラーであり、
前記第2クリーニング部材は、ウェブであり、
前記ウェブを前記クリーニングローラーに押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の定着装置において、
前記押圧部材は、前記クリーニングローラーと同数備えられ、前記クリーニングローラーと1対1で対向するように配置され、
元巻きローラーに巻かれた前記ウェブが、前記クリーニングローラーと前記押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラーに巻き取られるように配置されていることを特徴とする。
前記押圧部材は、前記クリーニングローラーと同数備えられ、前記クリーニングローラーと1対1で対向するように配置され、
元巻きローラーに巻かれた前記ウェブが、前記クリーニングローラーと前記押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラーに巻き取られるように配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の定着装置において、
前記ウェブを前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、前記クリーニングローラーを清掃することを特徴とする。
前記ウェブを前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、前記クリーニングローラーを清掃することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の定着装置において、
複数の前記押圧部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流のクリーニングローラーと対向する押圧部材は、他の前記押圧部材よりも、前記ウェブを前記クリーニングローラーに押圧する押圧力が高いことを特徴とする。
複数の前記押圧部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流のクリーニングローラーと対向する押圧部材は、他の前記押圧部材よりも、前記ウェブを前記クリーニングローラーに押圧する押圧力が高いことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の定着装置において、
前記複数の第1クリーニング部材は、2本のクリーニングローラーであり、
一の前記押圧部材が前記ウェブを前記2本のクリーニングローラーに押圧するように配置され、
元巻きローラーに巻かれた前記ウェブが、前記2本のクリーニングローラーと前記一の押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラーに巻き取られるように配置されていることを特徴とする。
前記複数の第1クリーニング部材は、2本のクリーニングローラーであり、
一の前記押圧部材が前記ウェブを前記2本のクリーニングローラーに押圧するように配置され、
元巻きローラーに巻かれた前記ウェブが、前記2本のクリーニングローラーと前記一の押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラーに巻き取られるように配置されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の定着装置において、
前記ウェブを前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、前記2本のクリーニングローラーを清掃することを特徴とする。
前記ウェブを前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、前記2本のクリーニングローラーを清掃することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の定着装置において、
前記一の押圧部材は、前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラーよりも、前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラーに対して、前記ウェブを押圧する押圧力が高いことを特徴とする。
前記一の押圧部材は、前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラーよりも、前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラーに対して、前記ウェブを押圧する押圧力が高いことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、
画像形成装置において、
用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されたトナー像を前記用紙に定着させる請求項1~12のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする。
画像形成装置において、
用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されたトナー像を前記用紙に定着させる請求項1~12のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、タンデム型カラー画像形成装置であり、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を用紙に形成(印刷)する。また、画像形成装置100は、ネットワークを通じて外部のクライアント端末からPDL(Page Description Language)形式の印刷データ及び印刷設定情報を含む印刷ジョブを受信し、これに基づいて用紙に画像を形成する。クライアント端末は、例えばPC、タブレット端末、スマートフォンなどである。
画像形成装置100は、図1及び図2に示すように、画像読取部110と、画像処理部120と、画像形成部130と、給紙部140と、用紙搬送部150と、定着部(定着装置)160と、通信部180と、操作表示部190と、制御部200と、を備えて構成されている。これらの構成要素は、内部バス210により相互に通信可能に接続されている。
画像読取部110は、原稿を読み取り、画像情報信号を出力する。原稿台112上に載置された原稿は、画像読取装置111の走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサーに読み込まれる。光電変換された画像情報信号は、画像処理部120において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、印刷画像データとして画像形成部130の光書込部3Y、3M、3C、3Kに入力される。
画像形成部130は、帯電、露光、現像及び転写の各工程を含む電子写真方式などの周知の作像プロセスを用いて、印刷画像データに基づいて画像(トナー像)を用紙上に形成する。画像形成部130は、それぞれイエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色及び黒(K)色の画像を形成する4組のサブユニット13Y、13M、13C、13Kを有する。
サブユニット13Yは、感光体ドラム1Y、その周囲に配置された帯電部2Y、光書込部3Y、現像装置4Y及びドラムクリーナー5Yを有して構成される。同様に、他のサブユニット13M、13C、13Kもそれぞれ、感光体ドラム1M、1C、1K、その周囲に配置された帯電部2M、2C、2K、光書込部3M、3C、3K、現像装置4M、4C、4K及びドラムクリーナー5M、5C、5Kを有して構成される。各サブユニット13Y、13M、13C、13Kの構成はそれぞれ共通するので、以下、特に区別が必要な場合を除き、符号Y 、M 、C 、Kを付さずに表記することにする。
画像形成部130は、光書込部3にて印刷画像データを感光体ドラム1に書き込み、感光体ドラム1に印刷画像データに基づく潜像を形成する。そして、潜像は、現像装置4により現像され、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。なお、現像装置4は、離型剤としてのパラフィン又はポリオレフィンからなるワックスを含有(内包)しているトナーを使用する。
各サブユニット13Y、13M、13C、13Kの各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに、それぞれイエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、黒(K)色の画像が形成される。
中間転写ベルト6は、複数のローラーにより巻回され、走行可能に支持されている。サブユニット13Y、13M、13C、13Kにより形成された各色のトナー像は、走行する中間転写ベルト6上に一次転写部7Y、7M、7C、7Kにより逐次転写されて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色層が重畳したカラー画像が形成される。
給紙部140は、記録材としての用紙301を画像形成部130に供給する。給紙部140は、上段トレイ141、中段トレイ142及び下段トレイ143を有し、各々のトレイには、例えばA4サイズやA3サイズなどのサイズの異なる用紙が収容されている。
用紙搬送部150は、用紙301を搬送する。上段トレイ141、中段トレイ142又は下段トレイ143から供給された用紙301は、レジストローラー151を経て、二次転写部7Aに搬送され、用紙301上に中間転写ベルト6上のカラー画像が転写される。
また、用紙搬送部150は、用紙反転部152を備えており、定着がなされた用紙301を用紙反転部152に導いて表裏を反転し排出、或いは、用紙301の両面に画像形成を行うことを可能としている。
定着部160は、用紙301に形成されたトナー像を定着させる。カラー画像が定着された用紙301は、排紙部153を通じて画像形成装置100の外部に排出される。
通信部180は、ネットワークを経由して、例えばPCなどのクライアント端末に接続し、印刷ジョブなどのデータを送受信する。
操作表示部190は、入力部及び出力部を有する。入力部は、例えば、キーボード及びタッチパネルを備え、文字入力、各種設定、印刷指示などの各種指示(入力)をユーザーが行うために利用される。また、出力部は、ディスプレイを備え、機器構成、印刷ジョブの実施状況、用紙搬送における異常(例えば、ジャム)の発生状況などを、ユーザーに提示するために使用される。
制御部200は、画像読取部110、画像処理部120、画像形成部130、給紙部140、用紙搬送部150、定着部160、通信部180及び操作表示部190を制御する。制御部200は、CPU201、補助記憶装置202、RAM203及びROM204を有する。
CPU201は、画像形成装置用の制御プログラムを実行する。制御プログラムは、補助記憶装置202に記憶されており、CPU201によって実行される際に、RAM203にロードされる。補助記憶装置202は、例えば、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリーなどの大容量の記憶装置を備える。RAM203には、CPU201の実行に伴う演算結果などが格納される。ROM204には、各種のパラメーター、各種プログラムなどが記憶されている。CPU201は、上記制御プログラムを実行し、様々な機能を実現する。
<定着部160の構成>
次に、定着部160の具体的な構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、図1に示す定着部160の構成を例示する模式的な図である。
次に、定着部160の具体的な構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、図1に示す定着部160の構成を例示する模式的な図である。
定着部160は、図1~図3に示すように、加熱ローラー161と、定着ベルト162と、定着ローラー163と、加圧ローラー164と、クリーニングローラー165と、クリーニング駆動機構166(図2参照)と、ウェブ167と、元巻きローラー168と、巻き取りローラー169と、押圧ローラー170と、押圧駆動機構171(図2参照)と、を有する。
加熱ローラー161は、例えば、アルミニウム等の金属から形成された円筒状の芯金そのまま又はその外周面を、フッ素系樹脂等で被覆したものである。加熱ローラー161は、定着ベルト162を加熱するヒーター(例えば、ハロゲンヒーター)H1を内蔵している。
定着ベルト162は、例えば、厚さ70[μm]のPI(ポリイミド)の基体の外周面を弾性層で被覆し、さらに表層を耐熱性樹脂で被覆したものである。弾性層としては、例えば厚さ200[μm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS-A30[°])が使用される。また、耐熱性樹脂としては、例えば厚さ30[μm]のPFA(パーフルオロアルコキシ)が使用される。定着ベルト162は、無端状であり、加熱ローラー161と定着ローラー163との間に所定のベルト張力(例えば、250[N])で張架されている。
定着ベルト162は、用紙301に転写されたトナー像を熱により用紙301に定着させる本発明の定着部材として機能し、トナー像が形成された用紙301に接触して、用紙301を定着温度で加熱する。ここで、定着温度とは、用紙301上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度(例えば、160~200℃)であり、画像形成される用紙301の紙種等によって異なる。なお、定着ベルト162の表面温度は、不図示の非接触温度センサーにより検知され、制御部200によりヒーターH1の加熱を制御し、所定の設定温度に維持される。
定着ローラー163は、内側から順に円筒形の金属からなる芯金、その表面に形成されたシリコーンゴムや発泡シリコーンゴム等の素材からなる弾性層及びフッ素樹脂等の離型層を備える。定着ローラー163の軸方向の長さは、搬送可能な最大の用紙幅(例えば、300mm)に十分対応した長さである。定着ローラー163は、不図示の駆動手段(例えば、モーター)から動力が伝達されることにより、例えば図3のR方向に回転駆動される。定着ローラー163の周速度は、例えば200[mm/s]程度に設定される。定着ベルト162は、定着ローラー163の回転に従動して回転する。したがって、定着ローラー163は、定着ベルト162を介してヒーターH1によって間接的に加熱されることになる。
加圧ローラー164は、内側から順に、円筒形の金属からなる芯金、その表面に形成された弾性層及び離型層を備える。加圧ローラー164の外径や軸方向の長さ及び弾性層、離型層は、定着ローラー163と同様である。加圧ローラー164は、定着ベルト162を介して定着ローラー163を所定の定着荷重で圧接する。
画像形成部130でトナー画像が形成された用紙301は、定着部160に搬送される。画像形成部130から定着部160に搬送された用紙301は、定着ベルト162と加圧ローラー164との間に形成された定着ニップNにおいて加熱及び加圧されつつ搬送されて、トナー像が用紙301に定着される。
この際、トナー画像が定着された用紙301上のトナーから定着ベルト162へワックスが転移し、ワックスが定着ベルト162上に付着することがある。そして、定着ベルト162に付着しているワックスが、定着部160に搬送される後続の用紙の画像面に付着した場合、後続の用紙の画像に光沢メモリー(画像のムラ)が発生する原因となりうる。
クリーニングローラー165は、定着ベルト162の回転方向上流側に配置された上流側クリーニングローラー165Aと、定着ベルト162の回転方向下流側に配置された下流側クリーニングローラー165Bと、を含んで構成されている。上流側クリーニングローラー165A及び下流側クリーニングローラー165Bは、本発明の第1クリーニング部材として機能し、定着ベルト162に当接して定着ベルト162の外周面に付着したトナーやワックス等を清掃する。上流側クリーニングローラー165Aと下流側クリーニングローラー165Bとは、表層の離型性が異なり、上流側に離型性が高い上流側クリーニングローラー165Aを配置してトナー清掃を行い、下流側に離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bを配置してワックス清掃を行う。
上流側クリーニングローラー165Aは、トナー清掃用のクリーニングローラー165であり、例えばアルミニウム等の金属から形成された円筒状の芯金の外周面を、フッ素系樹脂(例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン))等で被覆したものである。本実施形態では、上流側クリーニングローラー165A及び下流側クリーニングローラー165Bの表面の離形性は、純水による接触角(上流側クリーニングローラー165A及び下流側クリーニングローラー165Bの表面を基準にした純水の液滴の端点における液面(液面の接線)の角度)を使用して規定される。上流側クリーニングローラー165Aの表層は、純水に対する離型性(接触角)が90~110°、望ましくは100~110°であり、定着ベルト162の表層(PFAチューブ)の離型性と同等かやや小さくなっている。上流側クリーニングローラー165Aの表面粗さはRa0.2~0.6μmであり、定着ベルト162に対して粗さが大きくてもトナー粘性が高いため、清掃効果が得られる。
下流側クリーニングローラー165Bは、ワックス清掃用のクリーニングローラー165であり、例えば鉄やアルミニウム等の金属から形成された円筒状の芯金の外周面を、例えばPI(ポリイミド)で被覆したものである。下流側クリーニングローラー165Bの表層は、純水に対する離型性(接触角)が80~100°、望ましくは80~90°である。ワックスの清掃効果を得るためには、定着ベルト162に対して密着性を高くする必要があるため、下流側クリーニングローラー165Bの表層の表面粗さはRa0.2μm以下である。すなわち、下流側クリーニングローラー165Bは、上流側クリーニングローラー165Aよりも表層の表面粗さが小さくなっている。
下流側クリーニングローラー165Bは、ワックス清掃用のクリーニングローラー165であり、例えば鉄やアルミニウム等の金属から形成された円筒状の芯金の外周面を、例えばPI(ポリイミド)で被覆したものである。下流側クリーニングローラー165Bの表層は、純水に対する離型性(接触角)が80~100°、望ましくは80~90°である。ワックスの清掃効果を得るためには、定着ベルト162に対して密着性を高くする必要があるため、下流側クリーニングローラー165Bの表層の表面粗さはRa0.2μm以下である。すなわち、下流側クリーニングローラー165Bは、上流側クリーニングローラー165Aよりも表層の表面粗さが小さくなっている。
クリーニングローラー165は、クリーニング駆動機構166によって、定着ベルト162に対して近づく方向(圧着方向)又は遠ざかる方向(離間方向)に移動可能である。クリーニングローラー165は、定着ベルト162を清掃する際に、定着ベルト162に近接する所定位置に移動され、不図示のバネ等の付勢手段によって付勢されて、定着ベルト162の外周面の一部を押圧する。
また、クリーニングローラー165は、プリント待機中など定着ベルト162の清掃を行わない場合は、定着ベルト162から遠ざかる方向に移動して、定着ベルト162に対する当接を解除することができる。これにより、クリーニングローラー165の表層が摩耗することを抑制することができる。
また、クリーニングローラー165は、プリント待機中など定着ベルト162の清掃を行わない場合は、定着ベルト162から遠ざかる方向に移動して、定着ベルト162に対する当接を解除することができる。これにより、クリーニングローラー165の表層が摩耗することを抑制することができる。
また、定着ローラー163の回転により定着ベルト162が回転し、クリーニングローラー165も定着ベルト162の回転に合わせて回転する。すなわち、クリーニングローラー165は、定着ベルト162に圧接している場合、定着ローラー163の回転に従動して、定着ローラー163の回転方向とは反対方向に回転する。その結果、定着ベルト162の外表面に付着したトナーやワックスなどがクリーニングローラー165に転移し、定着ベルト162の外周面が清掃される。
ウェブ167は、本発明の第2クリーニング部材として機能し、クリーニングローラー165に付着したトナーやワックス等を除去する。ウェブ167は、例えば、アラミド繊維等の耐熱性の繊維を用いた不織布であって、通気性を有する。元巻きローラー168から供給されたウェブ167は、クリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A及び下流側クリーニングローラー165B)の外周面に摺接し、押圧ローラー170に巻き掛けられて巻き取りローラー169に巻き取られる。
巻き取りローラー169は、不図示のモーターにより少しずつ回転し、ウェブ167を巻き取っていく。巻き取り量は、例えば、A4サイズの用紙1枚の印刷につき0.01~0.1[mm]程度である。また、元巻きローラー168は、制動手段を有し、ウェブ167の進行に常時制動をかけてウェブ167の送り動作中の弛み発生を防止している。
押圧ローラー170は、SUS芯金の金属により構成される円筒状のローラーであり、外周面が弾性部材(発泡シリコーンゴム等)で被膜されている。押圧ローラー170は、クリーニングローラー165と同数(2本)備えられ、クリーニングローラー165と1対1で対向するように配置されている。
押圧ローラー170は、押圧駆動機構171によって、クリーニングローラー165に対して近づく方向(圧着方向)又は遠ざかる方向(離間方向)に移動可能である。クリーニングローラー165を清掃する場合、押圧ローラー170は、クリーニングローラー165に近接する所定位置に移動され、不図示のバネ等の付勢手段によってクリーニングローラー165の外周面に対してウェブ167を押圧する。すなわち、押圧ローラー170は、本発明の押圧部材として機能する。これにより、クリーニングローラー165にウェブ167が圧接し、回転するクリーニングローラー165の外周面がウェブ167により摺擦される。その結果、定着ベルト162の外周面に付着したトナーやワックスなどはウェブ167に取り込まれ、クリーニングローラー165の外周面が清掃される。
また、押圧ローラー170は、プリント待機中などウェブ167によるクリーニングローラー165の清掃を行わない場合は、クリーニングローラー165から遠ざかる方向に移動して、クリーニングローラー165とウェブ167の当接を解除することができる。これにより、ウェブ167に付着したトナーが冷えて固まることにより、ウェブ167がクリーニングローラー165に貼り付く現象を抑制することが可能となり、再稼働時にウェブ167が破れる等の不具合を防止することができる。
押圧ローラー170は、押圧駆動機構171によって、クリーニングローラー165に対して近づく方向(圧着方向)又は遠ざかる方向(離間方向)に移動可能である。クリーニングローラー165を清掃する場合、押圧ローラー170は、クリーニングローラー165に近接する所定位置に移動され、不図示のバネ等の付勢手段によってクリーニングローラー165の外周面に対してウェブ167を押圧する。すなわち、押圧ローラー170は、本発明の押圧部材として機能する。これにより、クリーニングローラー165にウェブ167が圧接し、回転するクリーニングローラー165の外周面がウェブ167により摺擦される。その結果、定着ベルト162の外周面に付着したトナーやワックスなどはウェブ167に取り込まれ、クリーニングローラー165の外周面が清掃される。
また、押圧ローラー170は、プリント待機中などウェブ167によるクリーニングローラー165の清掃を行わない場合は、クリーニングローラー165から遠ざかる方向に移動して、クリーニングローラー165とウェブ167の当接を解除することができる。これにより、ウェブ167に付着したトナーが冷えて固まることにより、ウェブ167がクリーニングローラー165に貼り付く現象を抑制することが可能となり、再稼働時にウェブ167が破れる等の不具合を防止することができる。
元巻きローラー168に巻かれたウェブ167が、クリーニングローラー165と押圧ローラー170とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラー169に巻き取られるように配置されている。
また、ウェブ167を定着ベルト162の回転方向下流側のクリーニングローラー165(下流側クリーニングローラー165B)側から定着ベルト162の回転方向上流側のクリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A)側に移動させることで、クリーニングローラー165を清掃する。これにより、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165B→トナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aの順でウェブ167による清掃が行われるので、ウェブ167を介してトナーがワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bに転写することを抑制することができる。
また、複数の押圧ローラー170のうち、定着ベルト162の回転方向最下流のクリーニングローラー(下流側クリーニングローラー165B)と対向する押圧ローラー170は、他の押圧ローラー170(上流側クリーニングローラー165Aと対向する押圧ローラー170)よりも、ウェブ167をクリーニングローラー165に押圧する押圧力が高くなっている。例えば、ジャムが発生してトナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aに定着ベルト162を介して大量の未定着トナーが付着し、ウェブ167が上流側クリーニングローラー165Aと押圧ローラー170とで形成されるニップを1回通過しただけではトナーを清掃しきれないような場合、上流側クリーニングローラー165A上のトナーがウェブ167に貼り付き、上流側クリーニングローラー165Aの回転により元巻きローラー168に巻かれているウェブ167を必要以上に引き出そうとする力が働く。そこで、定着ベルト162の回転方向最下流のクリーニングローラー(下流側クリーニングローラー165B)と対向する押圧ローラー170の押圧力を他の押圧ローラー170よりも大きく設定することで、ウェブ167を引き出そうとする力に抵抗することができる。
また、ウェブ167を定着ベルト162の回転方向下流側のクリーニングローラー165(下流側クリーニングローラー165B)側から定着ベルト162の回転方向上流側のクリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A)側に移動させることで、クリーニングローラー165を清掃する。これにより、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165B→トナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aの順でウェブ167による清掃が行われるので、ウェブ167を介してトナーがワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bに転写することを抑制することができる。
また、複数の押圧ローラー170のうち、定着ベルト162の回転方向最下流のクリーニングローラー(下流側クリーニングローラー165B)と対向する押圧ローラー170は、他の押圧ローラー170(上流側クリーニングローラー165Aと対向する押圧ローラー170)よりも、ウェブ167をクリーニングローラー165に押圧する押圧力が高くなっている。例えば、ジャムが発生してトナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aに定着ベルト162を介して大量の未定着トナーが付着し、ウェブ167が上流側クリーニングローラー165Aと押圧ローラー170とで形成されるニップを1回通過しただけではトナーを清掃しきれないような場合、上流側クリーニングローラー165A上のトナーがウェブ167に貼り付き、上流側クリーニングローラー165Aの回転により元巻きローラー168に巻かれているウェブ167を必要以上に引き出そうとする力が働く。そこで、定着ベルト162の回転方向最下流のクリーニングローラー(下流側クリーニングローラー165B)と対向する押圧ローラー170の押圧力を他の押圧ローラー170よりも大きく設定することで、ウェブ167を引き出そうとする力に抵抗することができる。
制御部200は、定着ローラー163の駆動手段、ヒーターH1、クリーニング駆動機構166、巻き取りローラー169のモーター及び押圧駆動機構171を制御する。
本実施形態に係る定着装置(定着部160)においては、まず、定着ベルト162上にオフセットしたトナーがトナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aに到達し、上流側クリーニングローラー165Aによりトナーが清掃される。
トナーに含まれるワックスは、純水に対する接触角が100°以下で清掃しやすくなり、好ましくは90°より小さくすることで清掃効果が大きくなるため、純水に対する接触角が100~110°であるトナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aでは十分な清掃効果が得られずに、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bにより十分に清掃される。
また、各クリーニングローラー165に押圧されるウェブ167を設置することで、各クリーニングローラー165が清掃したトナーやワックスを清掃することができるため、トナーやワックスの清掃効率を維持することができる。
トナーに含まれるワックスは、純水に対する接触角が100°以下で清掃しやすくなり、好ましくは90°より小さくすることで清掃効果が大きくなるため、純水に対する接触角が100~110°であるトナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aでは十分な清掃効果が得られずに、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bにより十分に清掃される。
また、各クリーニングローラー165に押圧されるウェブ167を設置することで、各クリーニングローラー165が清掃したトナーやワックスを清掃することができるため、トナーやワックスの清掃効率を維持することができる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置100の定着装置(定着部160)は、用紙に転写されたトナー像を熱により用紙に定着させる定着部材(定着ベルト162)と、定着部材に当接して、定着部材を清掃する複数の第1クリーニング部材(上流側クリーニングローラー165A、下流側クリーニングローラー165B)と、を備える。また、複数の第1クリーニング部材は、表層の離型性が異なる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、離型性の高い第1クリーニング部材(上流側クリーニングローラー165A)でトナー清掃することで、定着ベルト162上にオフセットしたトナーを清掃することができるので、離型性の低い第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)にトナーが付着して汚れてしまうことを防止することができる。これにより、トナー清掃のためのクリーニングモードを設ける必要がなくなるため、クリーニングモード中の待ち時間を削減することができる。よって、ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、離型性の高い第1クリーニング部材(上流側クリーニングローラー165A)でトナー清掃することで、定着ベルト162上にオフセットしたトナーを清掃することができるので、離型性の低い第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)にトナーが付着して汚れてしまうことを防止することができる。これにより、トナー清掃のためのクリーニングモードを設ける必要がなくなるため、クリーニングモード中の待ち時間を削減することができる。よって、ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、複数の第1クリーニング部材のうち、定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の第1クリーニング部材よりも離型性が低い。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、上流側に配置された離型性の高い第1クリーニング部材(上流側クリーニングローラー165A)でトナー清掃することで、定着ベルト162上にオフセットしたトナーを清掃することができるので、最下流に配置された離型性の低い第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)にトナーが付着して汚れてしまうことを防止することができる。これにより、トナー清掃のためのクリーニングモードを設ける必要がなくなるため、クリーニングモード中の待ち時間を削減することができる。よって、ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、上流側に配置された離型性の高い第1クリーニング部材(上流側クリーニングローラー165A)でトナー清掃することで、定着ベルト162上にオフセットしたトナーを清掃することができるので、最下流に配置された離型性の低い第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)にトナーが付着して汚れてしまうことを防止することができる。これにより、トナー清掃のためのクリーニングモードを設ける必要がなくなるため、クリーニングモード中の待ち時間を削減することができる。よって、ユーザーに負荷を与えることなく、光沢メモリーの発生しない安定した画像を提供することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、複数の第1クリーニング部材のうち、定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、純水による接触角が80~90°である。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、最下流の第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)によりワックスを清掃することができるので、光沢メモリーの発生を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、最下流の第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)によりワックスを清掃することができるので、光沢メモリーの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、複数の第1クリーニング部材のうち、定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の第1クリーニング部材よりも表層の表面粗さが小さい。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、表層が平滑な最下流の第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)によりワックスをムラなく清掃することができるので、清掃ムラや光沢メモリーの発生を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、表層が平滑な最下流の第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)によりワックスをムラなく清掃することができるので、清掃ムラや光沢メモリーの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、複数の第1クリーニング部材のうち、定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、表層の表面粗さがRa0.2μm以下である。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、表層が平滑な最下流の第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)によりワックスをムラなく清掃することができるので、清掃ムラや光沢メモリーの発生をより確実に抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、表層が平滑な最下流の第1クリーニング部材(下流側クリーニングローラー165B)によりワックスをムラなく清掃することができるので、清掃ムラや光沢メモリーの発生をより確実に抑制することができる。
また、本実施形態に係る定着装置は、第1クリーニング部材を清掃する第2クリーニング部材を備える。また、第1クリーニング部材は、クリーニングローラー(上流側クリーニングローラー165A、下流側クリーニングローラー165B)であり、第2クリーニング部材は、ウェブ167であり、ウェブ167をクリーニングローラーに押圧する押圧部材(押圧ローラー170)をさらに備える。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、クリーニングローラー上のトナーやワックスを清掃することができるので、クリーニングローラー上にトナーやワックスが蓄積することを防止することができる。これにより、クリーニングローラーが定着ベルト162からトナーやワックスを除去する効率を高めることができるので、安定して光沢メモリーの発生を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、クリーニングローラー上のトナーやワックスを清掃することができるので、クリーニングローラー上にトナーやワックスが蓄積することを防止することができる。これにより、クリーニングローラーが定着ベルト162からトナーやワックスを除去する効率を高めることができるので、安定して光沢メモリーの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、押圧部材(押圧ローラー170)は、クリーニングローラーと同数備えられ、クリーニングローラーと1対1で対向するように配置され、元巻きローラー168に巻かれたウェブ167が、クリーニングローラーと押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラー169に巻き取られるように配置されている。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、クリーニングローラーが定着ベルト162からトナーやワックスを除去する効率を高めることができるので、安定して光沢メモリーの発生を抑制することができる。また、クリーニングローラーと押圧ローラー170の設計が容易であるので、容易に光沢メモリーの発生を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、クリーニングローラーが定着ベルト162からトナーやワックスを除去する効率を高めることができるので、安定して光沢メモリーの発生を抑制することができる。また、クリーニングローラーと押圧ローラー170の設計が容易であるので、容易に光沢メモリーの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、ウェブ167を定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、クリーニングローラーを清掃する。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165B→トナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aの順でウェブ167による清掃が行われるので、ウェブ167を介してトナーがワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bに転写することを抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165B→トナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aの順でウェブ167による清掃が行われるので、ウェブ167を介してトナーがワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bに転写することを抑制することができる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、複数の押圧部材のうち、定着部材の回転方向最下流のクリーニングローラーと対向する押圧部材は、他の押圧部材よりも、ウェブ167をクリーニングローラーに押圧する押圧力が高い。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、上流側クリーニングローラー165A上のトナーがウェブ167に貼り付いて、元巻きローラー168に巻かれているウェブ167を必要以上に引き出そうとする力が働く場合であっても、ウェブ167を引き出そうとする力に抵抗することができるので、ウェブ167によるクリーニングローラーの清掃やクリーニングローラーによる定着ベルト162の清掃を安定的に実施することができる。
したがって、本実施形態に係る定着装置によれば、上流側クリーニングローラー165A上のトナーがウェブ167に貼り付いて、元巻きローラー168に巻かれているウェブ167を必要以上に引き出そうとする力が働く場合であっても、ウェブ167を引き出そうとする力に抵抗することができるので、ウェブ167によるクリーニングローラーの清掃やクリーニングローラーによる定着ベルト162の清掃を安定的に実施することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例1)
例えば、上記実施形態では、押圧ローラー170をクリーニングローラー165と同数(2本)備えるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、2本のクリーニングローラー165と、一の押圧ローラー170を備えるようにし、一の押圧ローラー170がウェブ167を2本のクリーニングローラー165に同時に押圧するように配置するようにしてもよい。この場合、元巻きローラー168に巻かれたウェブ167が、2本のクリーニングローラー165と一の押圧ローラー170とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラー169に巻き取られるように配置される。
上記のように、複数の第1クリーニング部材が、2本のクリーニングローラーであり、一の押圧部材(押圧ローラー170)がウェブ167を2本のクリーニングローラーに押圧するように配置され、元巻きローラー168に巻かれたウェブ167が、2本のクリーニングローラーと一の押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラー169に巻き取られるように配置されていることで、クリーニングローラーが定着ベルト162からトナーやワックスを除去する効率を高めることができるので、安定して光沢メモリーの発生を抑制することができる。また、押圧ローラー170の本数を減らすことができるので、コストを削減しつつ光沢メモリーの発生を抑制することができる。
また、変形例1では、ウェブ167を定着ベルト162の回転方向下流側のクリーニングローラー165(下流側クリーニングローラー165B)側から定着ベルト162の回転方向上流側のクリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A)側に移動させることで、2本のクリーニングローラー165を清掃する。
上記のように、ウェブ167を定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側(下流側クリーニングローラー165B)から定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー(上流側クリーニングローラー165A)側に移動させることで、2本のクリーニングローラーを清掃することで、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165B→トナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aの順でウェブ167による清掃が行われるので、ウェブ167を介してトナーがワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bに転写することを抑制することができる。
また、一の押圧ローラー170は、定着ベルト162の回転方向上流側のクリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A)よりも、定着ベルト162の回転方向下流側のクリーニングローラー165(下流側クリーニングローラー165B)に対して、ウェブ167を押圧する押圧力が高くなっている。
上記のように、一の押圧部材が、定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー(上流側クリーニングローラー165A)よりも、定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー(下流側クリーニングローラー165B)に対して、ウェブ167を押圧する押圧力が高いことで、上流側クリーニングローラー165A上のトナーがウェブ167に貼り付いて、元巻きローラー168に巻かれているウェブ167を必要以上に引き出そうとする力が働く場合であっても、ウェブ167を引き出そうとする力に抵抗することができるので、ウェブ167によるクリーニングローラーの清掃やクリーニングローラーによる定着ベルト162の清掃を安定的に実施することができる。
例えば、上記実施形態では、押圧ローラー170をクリーニングローラー165と同数(2本)備えるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、2本のクリーニングローラー165と、一の押圧ローラー170を備えるようにし、一の押圧ローラー170がウェブ167を2本のクリーニングローラー165に同時に押圧するように配置するようにしてもよい。この場合、元巻きローラー168に巻かれたウェブ167が、2本のクリーニングローラー165と一の押圧ローラー170とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラー169に巻き取られるように配置される。
上記のように、複数の第1クリーニング部材が、2本のクリーニングローラーであり、一の押圧部材(押圧ローラー170)がウェブ167を2本のクリーニングローラーに押圧するように配置され、元巻きローラー168に巻かれたウェブ167が、2本のクリーニングローラーと一の押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラー169に巻き取られるように配置されていることで、クリーニングローラーが定着ベルト162からトナーやワックスを除去する効率を高めることができるので、安定して光沢メモリーの発生を抑制することができる。また、押圧ローラー170の本数を減らすことができるので、コストを削減しつつ光沢メモリーの発生を抑制することができる。
また、変形例1では、ウェブ167を定着ベルト162の回転方向下流側のクリーニングローラー165(下流側クリーニングローラー165B)側から定着ベルト162の回転方向上流側のクリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A)側に移動させることで、2本のクリーニングローラー165を清掃する。
上記のように、ウェブ167を定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側(下流側クリーニングローラー165B)から定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー(上流側クリーニングローラー165A)側に移動させることで、2本のクリーニングローラーを清掃することで、ワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165B→トナー清掃用の上流側クリーニングローラー165Aの順でウェブ167による清掃が行われるので、ウェブ167を介してトナーがワックス清掃用の下流側クリーニングローラー165Bに転写することを抑制することができる。
また、一の押圧ローラー170は、定着ベルト162の回転方向上流側のクリーニングローラー165(上流側クリーニングローラー165A)よりも、定着ベルト162の回転方向下流側のクリーニングローラー165(下流側クリーニングローラー165B)に対して、ウェブ167を押圧する押圧力が高くなっている。
上記のように、一の押圧部材が、定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー(上流側クリーニングローラー165A)よりも、定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー(下流側クリーニングローラー165B)に対して、ウェブ167を押圧する押圧力が高いことで、上流側クリーニングローラー165A上のトナーがウェブ167に貼り付いて、元巻きローラー168に巻かれているウェブ167を必要以上に引き出そうとする力が働く場合であっても、ウェブ167を引き出そうとする力に抵抗することができるので、ウェブ167によるクリーニングローラーの清掃やクリーニングローラーによる定着ベルト162の清掃を安定的に実施することができる。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、トナー清掃用の離型性が高い上流側クリーニングローラー165Aとワックス清掃用の離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bの2本のクリーニングローラー165を備えた構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。すなわち、クリーニングローラー165は、少なくともトナー清掃用の離型性が高い上流側クリーニングローラー165Aとワックス清掃用の離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bと、を含んで構成されていればよく、例えば、上記2本のクリーニングローラー165に加えて、トナー清掃用の離型性が高い離型性が高いクリーニングローラー165を1本又は複数本追加するようにしてもよいし、ワックス清掃用の離型性が低いクリーニングローラー165を1本又は複数本追加するようにしてもよい。また、例えば白トナーやクリアトナーなど特殊トナーを用いる場合、さらに、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165を追加するようにしてもよい。この場合、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165の離型性は、各特殊トナーの物性に合わせたものとすることで、清掃効率を維持することができる。
上記のように、クリーニングローラー165を3本以上備える構成とする場合、少なくともワックス清掃用の離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bを最下流に配置することが好ましい。また、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165を含めてトナー清掃用のクリーニングローラー165をまとめて上流側に配置し、ワックス清掃用のクリーニングローラー165をまとめて下流側に配置することが好ましい。
また、上記実施形態では、トナー清掃用の離型性が高い上流側クリーニングローラー165Aとワックス清掃用の離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bの2本のクリーニングローラー165を備えた構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。すなわち、クリーニングローラー165は、少なくともトナー清掃用の離型性が高い上流側クリーニングローラー165Aとワックス清掃用の離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bと、を含んで構成されていればよく、例えば、上記2本のクリーニングローラー165に加えて、トナー清掃用の離型性が高い離型性が高いクリーニングローラー165を1本又は複数本追加するようにしてもよいし、ワックス清掃用の離型性が低いクリーニングローラー165を1本又は複数本追加するようにしてもよい。また、例えば白トナーやクリアトナーなど特殊トナーを用いる場合、さらに、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165を追加するようにしてもよい。この場合、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165の離型性は、各特殊トナーの物性に合わせたものとすることで、清掃効率を維持することができる。
上記のように、クリーニングローラー165を3本以上備える構成とする場合、少なくともワックス清掃用の離型性が低い下流側クリーニングローラー165Bを最下流に配置することが好ましい。また、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165を含めてトナー清掃用のクリーニングローラー165をまとめて上流側に配置し、ワックス清掃用のクリーニングローラー165をまとめて下流側に配置することが好ましい。
また、上記実施形態では、クリーニング駆動機構166により、上流側クリーニングローラー165A及び下流側クリーニングローラー165Bを、定着ベルト162に対して接離可能に構成し、押圧駆動機構171により、ウェブ167を各クリーニングローラー165に対して接離可能に構成しているが、クリーニングローラー165を3本以上備える構成であっても、全てのクリーニングローラー165を定着ベルト162に対して接離可能に構成してもよい。例えば、各クリーニングローラー165やウェブ167を独立して接離可能に構成することで、特殊トナーを使用しない場合などは、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165を定着ベルト162に対して離間し、ウェブ167を特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165に対して離間して使用することができるので、ウェブ167の使用量を削減することができるとともに、特殊トナー清掃用のクリーニングローラー165の寿命を長くすることができる。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 画像形成装置
110 画像読取部
111 画像読取装置
112 原稿台
120 画像処理部
130 画像形成部
13Y、13M、13C、13K サブユニット
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
2Y、2M、2C、2K 帯電部
3Y、3M、3C、3K 光書込部
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5Y、5M、5C、5K ドラムクリーナー
6 中間転写ベルト
7Y、7M、7C、7K 一次転写部
7A 二次転写部
140 給紙部
141 上段トレイ
142 中段トレイ
143 下段トレイ
150 用紙搬送部
151 レジストローラー
152 用紙反転部
153 排紙部
160 定着部(定着装置)
161 加熱ローラー
162 定着ベルト(定着部材)
163 定着ローラー
164 加圧ローラー
165 クリーニングローラー
165A 上流側クリーニングローラー(第1クリーニング部材)
165B 下流側クリーニングローラー(第1クリーニング部材)
166 クリーニング駆動機構
167 ウェブ(第2クリーニング部材)
168 元巻きローラー
169 巻き取りローラー
170 押圧ローラー(押圧部材)
171 押圧駆動機構
180 通信部
190 操作表示部
200 制御部
201 CPU
202 補助記憶装置
203 RAM
204 ROM
210 内部バス
301 用紙
110 画像読取部
111 画像読取装置
112 原稿台
120 画像処理部
130 画像形成部
13Y、13M、13C、13K サブユニット
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
2Y、2M、2C、2K 帯電部
3Y、3M、3C、3K 光書込部
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5Y、5M、5C、5K ドラムクリーナー
6 中間転写ベルト
7Y、7M、7C、7K 一次転写部
7A 二次転写部
140 給紙部
141 上段トレイ
142 中段トレイ
143 下段トレイ
150 用紙搬送部
151 レジストローラー
152 用紙反転部
153 排紙部
160 定着部(定着装置)
161 加熱ローラー
162 定着ベルト(定着部材)
163 定着ローラー
164 加圧ローラー
165 クリーニングローラー
165A 上流側クリーニングローラー(第1クリーニング部材)
165B 下流側クリーニングローラー(第1クリーニング部材)
166 クリーニング駆動機構
167 ウェブ(第2クリーニング部材)
168 元巻きローラー
169 巻き取りローラー
170 押圧ローラー(押圧部材)
171 押圧駆動機構
180 通信部
190 操作表示部
200 制御部
201 CPU
202 補助記憶装置
203 RAM
204 ROM
210 内部バス
301 用紙
Claims (13)
- 用紙に転写されたトナー像を熱により前記用紙に定着させる定着部材と、
前記定着部材に当接して、前記定着部材を清掃する複数の第1クリーニング部材と、
を備え、
前記複数の第1クリーニング部材は、表層の離型性が異なることを特徴とする定着装置。 - 前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の前記第1クリーニング部材よりも前記離型性が低いことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、純水による接触角が80~90°であることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、他の前記第1クリーニング部材よりも表層の表面粗さが小さいことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記複数の第1クリーニング部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流の第1クリーニング部材は、表層の表面粗さがRa0.2μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 前記第1クリーニング部材を清掃する第2クリーニング部材を備え、
前記第1クリーニング部材は、クリーニングローラーであり、
前記第2クリーニング部材は、ウェブであり、
前記ウェブを前記クリーニングローラーに押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の定着装置。 - 前記押圧部材は、前記クリーニングローラーと同数備えられ、前記クリーニングローラーと1対1で対向するように配置され、
元巻きローラーに巻かれた前記ウェブが、前記クリーニングローラーと前記押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラーに巻き取られるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。 - 前記ウェブを前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、前記クリーニングローラーを清掃することを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
- 複数の前記押圧部材のうち、前記定着部材の回転方向最下流のクリーニングローラーと対向する押圧部材は、他の前記押圧部材よりも、前記ウェブを前記クリーニングローラーに押圧する押圧力が高いことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
- 前記複数の第1クリーニング部材は、2本のクリーニングローラーであり、
一の前記押圧部材が前記ウェブを前記2本のクリーニングローラーに押圧するように配置され、
元巻きローラーに巻かれた前記ウェブが、前記2本のクリーニングローラーと前記一の押圧部材とで形成されるニップを通過した後、巻き取りローラーに巻き取られるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。 - 前記ウェブを前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラー側から前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラー側に移動させることで、前記2本のクリーニングローラーを清掃することを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
- 前記一の押圧部材は、前記定着部材の回転方向上流側のクリーニングローラーよりも、前記定着部材の回転方向下流側のクリーニングローラーに対して、前記ウェブを押圧する押圧力が高いことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
- 用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されたトナー像を前記用紙に定着させる請求項1~12のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021187871A JP2023074756A (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 定着装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021187871A JP2023074756A (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 定着装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023074756A true JP2023074756A (ja) | 2023-05-30 |
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ID=86541379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021187871A Pending JP2023074756A (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 定着装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023074756A (ja) |
-
2021
- 2021-11-18 JP JP2021187871A patent/JP2023074756A/ja active Pending
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