JP2023073744A - 認証装置、キーシステム、及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネスの数を少なく抑えてシステム構造を簡素化できる認証装置、キーシステム、及び通信方法を提供する。【解決手段】認証部26は、端末21に登録されたデジタルキーDkの認証を無線通信によって実行する。作動制御部35は、利用物2を作動させるユーザ操作があった場合、端末21の認証が成立することを条件に、ユーザ操作に基づく作動要求Svを、利用物2に設けられたコントローラ8に出力して、コントローラ8に利用物2を作動させる。利用物2には、検知部15の検知信号S1に基づいて通信を実行する通信デバイス31が設けられている。認証装置23は、通信デバイス31からの電波を受信する受信処理部36を備えている。このように、認証装置23は、検知部15の検知信号S1を、通信デバイス31を介した無線通信によって取得する。【選択図】図1
Description
本発明は、端末を認証して利用物を作動させる認証装置、キーシステム、及び通信方法に関する。
従来、スマートフォン等の端末を車両キーとして用いる技術が周知である(特許文献1参照)。スマートフォンには、ブルートゥース通信(Bluetooth:登録商標)の機能が搭載されている。このため、スマートフォンで車両を作動させる場合には、ブルートゥース通信によってスマートフォンを車両と通信させ、車両に設けられた機器を作動させる。
ところで、車両キーとしてスマートキー(登録商標)を用いるスマートシステムでは、車両ドアの車外ドアハンドルに設けられたタッチセンサによって車外ドアハンドルへのタッチ操作を検出した場合に、車両ドアを解錠したり施錠したりする。スマートフォン等の端末を車両キーとして用いるシステムでも同様の機能を設ける場合、なるべくワイヤハーネスの追加の必要がない簡素な構造が要望されていた。
前記課題を解決する認証装置は、端末に登録されたデジタルキーの認証を無線通信によって実行する認証部と、利用物を作動させるユーザ操作があった場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく作動要求を、前記利用物に設けられたコントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる作動制御部とを備えている構成であって、前記利用物に設けられた検知部の検知信号に基づいて通信を実行する通信デバイスが前記利用物に設けられている場合に、前記通信デバイスからの電波を受信する受信処理部を備えている。
前記課題を解決するキーシステムは、ユーザの電子キーを無線通信によって照合して、ユーザの利用物を作動させるコントローラと、端末に登録されたデジタルキーの認証を無線通信によって実行し、前記利用物を作動させるユーザ操作があった場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく作動要求を、前記利用物に設けられた前記コントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる認証装置とを備えている構成であって、前記利用物に設けられた検知部の検知信号に基づいて通信を実行する通信デバイスが前記利用物に設けられている場合に、前記通信デバイスからの電波を受信する受信処理部を備えている。
前記課題を解決する通信方法は、端末に登録されたデジタルキーの認証を無線通信によって実行する認証部と、利用物を作動させるユーザ操作があった場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく作動要求を、前記利用物に設けられたコントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる作動制御部とを備えている認証装置に用いられる方法であって、前記利用物に設けられた検知部の検知信号に基づいて通信を実行する通信デバイスが前記利用物に設けられている場合に、前記通信デバイスと前記認証装置とを無線によって通信するようにした。
本発明によれば、ワイヤハーネスの数を少なく抑えてシステム構造を簡素化できる。
以下、認証装置、キーシステム、及び通信方法の一実施形態を説明する。
[キーシステム1の構成]
図1に示すように、ユーザによる利用物2は、ユーザ認証を行って利用物2の搭載装置3を作動させるキーシステム1を備えている。キーシステム1は、主にキー機能を有する電子キー4を認証して利用物2を作動させる電子キーシステム5を含む。利用物2は、例えば、車両6である。電子キーシステム5は、利用物2からの通信を契機に認証を実行するスマートシステムと、電子キー4からの通信を契機に認証を実行するワイヤレスキーシステムとの少なくとも一方を含む。電子キーシステム5の無線通信は、利用物2からの通信にLF(Low Frequency)帯の電波を用い、電子キー4からの通信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いることが好ましい。
[キーシステム1の構成]
図1に示すように、ユーザによる利用物2は、ユーザ認証を行って利用物2の搭載装置3を作動させるキーシステム1を備えている。キーシステム1は、主にキー機能を有する電子キー4を認証して利用物2を作動させる電子キーシステム5を含む。利用物2は、例えば、車両6である。電子キーシステム5は、利用物2からの通信を契機に認証を実行するスマートシステムと、電子キー4からの通信を契機に認証を実行するワイヤレスキーシステムとの少なくとも一方を含む。電子キーシステム5の無線通信は、利用物2からの通信にLF(Low Frequency)帯の電波を用い、電子キー4からの通信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いることが好ましい。
電子キーシステム5は、利用物2の作動を制御するコントローラ8を備えている。本例の場合、コントローラ8は、電子キー4の照合を実行する照合装置9であることが好ましい。コントローラ8のメモリ(図示略)には、利用物2に登録された電子キー4のID情報Didが書き込み保存されている。ID情報Didは、電子キー4のメモリ(図示略)にも書き込み保存されている。ID情報Didは、例えば、電子キー4の各々が有するIDコードなどを含む。コントローラ8は、送信部10を介して電子キー4に電波(LF電波)を送信するとともに、電子キー4から送信された電波(UHF電波)を受信部11で受信する。送信部10は、例えば、車外に電波送信を実行する車外用と、車内に電波送信を実行する車内用とを含む。コントローラ8は、無線通信を介して電子キー4のID情報Didを確認することにより、電子キー4の照合を実行する。
コントローラ8は、利用物2に設けられた通信線12を介して、利用物2の搭載装置3に接続されている。搭載装置3は、例えば、ドアロック制御装置、ステアリングロック装置、エンジン制御装置などがある。通信線12は、例えば、CAN(Controller Area Network)や、LIN(Local Interconnect Network)である。
スマートシステムの場合、コントローラ8は、送信部10から周期的にLF帯の電波を送信して、電子キー4の存在を監視する。電子キー4は、コントローラ8から送信された電波を受信すると、その応答としてID情報Didを、UHF帯の電波で送信する。このようにして、電子キー4及びコントローラ8の間のスマート通信が確立すると、電子キー4に登録されたID情報Didの成否を確認することにより、電子キー4の照合が実行される。コントローラ8は、ID情報Didが認証されると、利用物2の作動を許可する。
利用物2は、利用物2の作動のためにユーザが行う操作(ユーザ操作)を検知する検知部15を備えている。検知部15は、例えば、ドア16のドアハンドル17に設けられるとともに、ドアハンドル17に値する施錠操作及び解錠操作の少なくとも一方を検知する。ドアハンドル17は、例えば、車両ドアの車外ドアハンドルであることが好ましい。検知部15は、搭載装置3の1つであるドアロック制御装置に検知信号S1を出力する。検知部15は、センサ及びスイッチのいずれでもよい。
検知部15は、ドアハンドル17ごとに1つのみ設けられてもよい。この場合、ドアハンドル17の検知部15でタッチ操作が検出される度、ドア16の施錠及び解錠が交互に切り替わる。また、検知部15は、1つのドアハンドル17に施錠用と解錠用とで複数設けられてもよい。この場合、ドアハンドル17に対する施錠のタッチ操作が一方の検知部15で検知され、ドアハンドル17に対する解錠のタッチ操作が他方の検知部15で検知される。
利用物2が車両6の場合、コントローラ8は、車外用の送信部10から送信された電波に対する応答を車外の電子キー4から受信すると、車外のスマート照合を実行する。そして、車外スマート照合が成立した場合、ドア16の施解錠を許可又は実行する。すなわち、車外スマート照合が成立すると、ドア16の施解錠が許可又は実行される。これにより、ドア16のドアロックやドアアンロックが可能となる。このため、ドア16の施錠時に検知部15でアンロック操作が検知されると、ドア16が解錠される。また、ドア16の解錠時に検知部15でロック操作が検知されると、ドア16が施錠される。
コントローラ8は、車内用の送信部10から送信された電波に対する応答を車内の電子キー4から受信すると、車内のスマート照合を実行する。そして、車内スマート照合が成立すると、車両電源の遷移操作を許可する。すなわち、車内スマート照合が成立すると、車両電源の遷移操作が許可される。これにより、例えば、ブレーキペダルを踏み込んだ状態で運転席のエンジンスイッチ18が操作されると、エンジンが始動する。
ワイヤレスキーシステムの場合、電子キー4で操作ボタン(図示略)の操作が実行されると、電子キー4は、ボタン操作に応じたワイヤレス信号をUHF帯の電波で送信する。このワイヤレス信号には、電子キー4のID情報Didが含まれる。コントローラ8は、電子キー4からワイヤレス信号を受信すると、ID情報Didを認証し、そして、ワイヤレス信号内のコマンドに応じた作動を利用物2に実行させる。よって、電子キー4でロックボタンが操作されれば、ドア16が施錠され、電子キー4でアンロックボタンが操作されれば、ドア16が解錠される。
[デジタルキーシステム22の構成]
図1に示す通り、キーシステム1は、近距離無線通信によって端末21を認証して利用物2を作動させるデジタルキーシステム22を含む。デジタルキーシステム22は、例えば、端末21に外部(例えば、サーバなど)からデジタルキーDkを登録することにより、端末21を利用物2のキーとして使用するシステムである。端末21は、例えば、モバイル端末である。端末21は、例えば、多機能端末(高機能携帯電話)である。
図1に示す通り、キーシステム1は、近距離無線通信によって端末21を認証して利用物2を作動させるデジタルキーシステム22を含む。デジタルキーシステム22は、例えば、端末21に外部(例えば、サーバなど)からデジタルキーDkを登録することにより、端末21を利用物2のキーとして使用するシステムである。端末21は、例えば、モバイル端末である。端末21は、例えば、多機能端末(高機能携帯電話)である。
デジタルキーDkは、例えば、使用が1度のみ、或いは、一定期間のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましい。デジタルキーDkは、例えば、サーバからのダウンロード、マスターキーからの無線による取得、コード情報の画像読み取りなどの各種方式によって、端末21にダウンロードされることが好ましい。デジタルキーDkは、市場において外部から端末21にダウンロードされてもよいし、出荷時に予め書き込まれていてもよい。
近距離無線通信は、PAN(Personal Area Network:パーソナルエリアネットワーク)通信、又は、近接無線通信のいずれでもよい。パーソナルエリアネットワーク通信には、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信、UWB(Ultra Wide Band)通信、Wi-Fi(登録商標)通信などがある。また、ブルートゥース通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)であることが好ましい。近接無線通信は、RFIDの一種として、例えば、NFC(Near Field Communication)などがある。
デジタルキーシステム22は、デジタルキーシステム22の作動を制御する認証装置23を備えている。本例の場合、認証装置23は、利用物2に後付け可能な用品であることが好ましい。このように、デジタルキーシステム22は、ユーザの要望や用途に応じて利用物2に後付けされるシステムである。認証装置23は、利用物2が車両6の場合に、車内に配置されている。
認証装置23は、近距離無線通信を介して端末21の認証を実行する認証機能部24を備えている。認証機能部24は、端末21と近距離無線通信を実行するアンテナ25と、端末21を認証する認証部26と、端末21の位置を判定する位置判定部27とを備えている。認証部26は、端末21に登録されたデジタルキーDkの認証を、無線通信によって実行する。本例の場合、認証部26は、アンテナ25を介して端末21と近距離無線通信を実行することにより、端末21に登録されたデジタルキーDkを認証する。
位置判定部27は、端末21及び認証装置23の間の近距離無線通信で送受信される電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、この受信信号強度から位置判定を実行する。例えば、位置判定部27は、測定した受信信号強度と閾値とを比較することにより、利用物2に対する端末21の位置(車内/車外)を判定する。
認証装置23は、電子キー4及びコントローラ8の間の無線通信で用いられる通信網を介して、コントローラ8と無線通信が可能な通信機能部28を備えている。本例の場合、通信機能部28は、電子キー4と同様に、個別のID情報(図示略)を有するとともに、キーシステム1(コントローラ8)とスマート通信を実行可能となっている。通信機能部28は、端末21が認証機能部24(認証部26)によって認証された状態下においてコントローラ8とスマート通信を実行した場合、このときのスマート照合を成立に移行させることが可能である。コントローラ8は、通信機能部28とスマート通信を実行した場合、このときのスマート照合の成立可否に基づいて、搭載装置3の作動を制御する。
[デジタルキーシステム22における検知部15の無線化]
図1に示す通り、デジタルキーシステム22は、検知部15でユーザ操作を検知した場合に、その旨を無線通信によって認証装置23に通知する無線通信機能を備えている。本例の場合、利用物2には、検知部15の検知信号S1に基づいて通信を実行する通信デバイス31が設けられている。通信デバイス31は、ドアハンドル17ごと、すなわち検知部15ごとに設けられている。通信デバイス31は、例えば、ドアハンドル17の内部に組み込まれることが好ましい。
図1に示す通り、デジタルキーシステム22は、検知部15でユーザ操作を検知した場合に、その旨を無線通信によって認証装置23に通知する無線通信機能を備えている。本例の場合、利用物2には、検知部15の検知信号S1に基づいて通信を実行する通信デバイス31が設けられている。通信デバイス31は、ドアハンドル17ごと、すなわち検知部15ごとに設けられている。通信デバイス31は、例えば、ドアハンドル17の内部に組み込まれることが好ましい。
通信デバイス31は、通信デバイス31の作動を制御するデバイス制御部32と、認証装置23に電波送信を実行するアンテナ33とを備えている。デバイス制御部32は、検知部15から検知信号S1を入力するとともに、この検知信号S1に基づいて、アンテナ33の電波送信の作動を制御する。通信デバイス31は、利用物2を作動させるユーザ操作(例えば、ドア16の施解錠操作)を検知部15が検知した場合、その旨を通知する無線信号Srを、無線通信によって認証装置23に送信することが好ましい。無線信号Srは、例えば、周期的に繰り返し送信されるアドバタイズであることが好ましい。
アンテナ33は、例えば、近距離無線通信によって電波送信を実行する。この近距離無線通信は、例えば、ブルートゥース通信(BLE通信)であることが好ましい。このため、例えば、端末21及び認証装置23の間の通信を「第1通信」とし、認証装置23及び通信デバイス31の間の通信を「第2通信」とすると、第1通信及び第2通信は、同じ通信方式が使用されている。
認証装置23は、利用物2を作動させるユーザ操作があった場合、端末21の認証が成立することを条件に、ユーザ操作に基づく作動要求Svをコントローラ8に出力することによって利用物2を作動させる作動制御部35を備えている。本例の場合、作動制御部35は、認証機能部24に設けられている。ユーザ操作は、例えば、利用物2に設けられたドア16の施錠及び解錠の少なくとも一方の操作である。
認証装置23は、通信デバイス31からの電波を受信する受信処理部36を備えている。本例の場合、受信処理部36は、認証機能部24に設けられている。受信処理部36は、近距離無線通信の電波、具体的には、ブルートゥース通信(BLE通信)の電波を受信する。認証装置23は、通信デバイス31から無線信号Srが送信された場合、その無線信号Srを受信処理部36で受信する。
作動制御部35は、利用物2を作動させるユーザ操作(例えば、ドア16の施解錠操作)を検知部15が検知した場合に、端末21の認証が成立することを条件に、ユーザ操作に基づく作動要求Svをコントローラ8に出力して、コントローラ8に利用物2を作動させる。本例の場合、作動制御部35は、通信機能部28から作動要求Svを送信することにより、電子キーシステム5の通信網を介して、作動要求Svをコントローラ8に通知することが好ましい。作動要求Svは、例えば、前述のワイヤレス信号と同種の信号であることが好ましい。
次に、本実施形態の認証装置23(キーシステム1、通信方法)の作用について説明する。
[デジタルキーシステム22の後付け]
図3に示すように、利用物2(車両6)を電子キー4のみならず端末21でも操作可能にしたい場合、デジタルキーシステム22を利用物2に後付けする。具体的には、認証装置23を利用物2に搭載するとともに、各々のドアハンドル17に通信デバイス31を取り付けて検知部15に接続する。認証装置23及び通信デバイス31の電源は、電源配線を介して利用物2のバッテリ(車載バッテリ)から入力する。また、通信デバイス31は、ドアハンドル17の内部に組み込まれることが好ましい。
[デジタルキーシステム22の後付け]
図3に示すように、利用物2(車両6)を電子キー4のみならず端末21でも操作可能にしたい場合、デジタルキーシステム22を利用物2に後付けする。具体的には、認証装置23を利用物2に搭載するとともに、各々のドアハンドル17に通信デバイス31を取り付けて検知部15に接続する。認証装置23及び通信デバイス31の電源は、電源配線を介して利用物2のバッテリ(車載バッテリ)から入力する。また、通信デバイス31は、ドアハンドル17の内部に組み込まれることが好ましい。
[端末21の認証]
図2に示すように、ステップ101において、認証装置23は、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。なお、アドバタイズは、例えば、パケットデータの一種であって、認証装置23から常時、定期的に送信されている。
図2に示すように、ステップ101において、認証装置23は、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。なお、アドバタイズは、例えば、パケットデータの一種であって、認証装置23から常時、定期的に送信されている。
ステップ102において、端末21は、認証装置23から送信されるアドバタイズを受信すると、スキャン処理を実行する。なお、端末21は、例えば、アドバタイズを受信したときの受信信号強度が規定値以上となった場合に、スキャン処理を開始することが好ましい。端末21は、スキャン処理後、近距離無線通信の詳細に係る提供の要求として、接続要求を認証装置23に送信する。
ステップ103において、端末21及び認証装置23は、以上のやり取りを遂行すると、近距離無線通信が接続された状態、すなわち通信接続の状態に移行する。
ステップ104において、端末21及び認証装置23は、近距離無線通信が通信接続の状態に移行すると、端末21の認証を実行する。本例の場合、例えば、端末21は、認証装置23からの要求に応答して、自身に登録されているデジタルキーDkを、近距離無線通信によって認証装置23に送信する。
ステップ104において、端末21及び認証装置23は、近距離無線通信が通信接続の状態に移行すると、端末21の認証を実行する。本例の場合、例えば、端末21は、認証装置23からの要求に応答して、自身に登録されているデジタルキーDkを、近距離無線通信によって認証装置23に送信する。
認証装置23は、端末21からデジタルキーDkを受信すると、認証部26でデジタルキーDkの認証を実行する。本例の場合、認証部26は、デジタルキーDkを正しく復号できるなどして、デジタルキーDkの認証が成立に移行した場合、例えば、デジタルキーDkの有効期間、以降の近距離無線通信で使用するセッション鍵、端末21の固有のIDである端末IDなどを取得することができる。一方、認証部26は、デジタルキーDkが正しくない、或いは、デジタルキーDkの有効期間が正しくなければ、処理を強制終了して、利用物2の使用を許可しない。
ステップ105において、端末21及び認証装置23は、デジタルキーDkが認証された場合、認証成立を認識した認証完了状態となる。認証完了状態とは、端末21及び認証装置23の双方が互いに共通のセッション鍵や端末IDを知る状態をいう。これにより、利用物2の利用、具体的には、車両6のドア16の施解錠操作、ステアリングロック装置の解錠、車両電源の遷移操作などが可能となる。
ステップ106において、端末21及び認証装置23は、認証完了状態に移行後、近距離無線通信の確立が維持されているか否かの確認の通信を実行する。本例の場合、端末21及び認証装置23の各々は、所定の周期の間隔(コネクションインターバル)で周期電波Stを送信し、この周期電波Stに対する応答を受信できるか否かを確認することにより、通信確立が維持されているか否かを監視する。すなわち、端末21が所定の周期間隔で周期電波Stを送信し、この周期電波Stに対する応答を受信できれば、通信確立が維持されていると判断し、同様の処理を認証装置23も実行する。
端末21は、自身が送信する周期電波Stに対する応答を認証装置23から受信できなくなると、通信を切断する。また、認証装置23は、自身が送信する周期電波Stに対する応答を端末21から受信できなくなると、通信を切断する。
位置判定部27は、端末21及び認証装置23が近距離無線通信している際、端末21の位置判定を実行する。本例の場合、位置判定は、例えば、コネクションインターバルの周期通信の際に実行されることが好ましい。具体的には、コネクションインターバル間隔で通信された電波の受信信号強度が端末21及び認証装置23の一方で測定され、測定された受信信号強度が位置判定部27に通知される。位置判定部27は、取得した受信信号強度に基づき、端末21の位置を判定する。
なお、位置判定は、例えば、電波が複数回送信されるのであれば、複数の受信信号強度から特性値を求め、この特性値を基に位置判定を実行してもよい。この特性値は、例えば、平均値、加重平均、算術平均、相乗平均、調和平均など、種々のパラメータを用いてもよい。さらに、位置判定に用いる電波は、端末21及び認証装置23の間でやり取りされる電波であれば、どのタイミングで送信される電波を使用してもよい。
認証装置23は、認証完了状態となった端末21が車外に位置すると位置判定部27によって判定されている場合、車外認証を成立とし、ドア16の施解錠を許可する。よって、ロック操作やアンロック操作が実行された場合には、ドア16の施解錠が切り替わる。一方、認証装置23は、認証完了状態となった端末21が車内に位置すると位置判定部27によって判定されている場合、車内認証を成立とし、車両電源の遷移操作を許可する。よって、エンジンスイッチ18を操作することにより、車両6の電源状態の切り替えが可能となる。
[ドア16の施解錠の動作]
図4(a)、(b)に示すように、通信デバイス31は、検知部15によるユーザ操作の検知有り無しに応じた無線信号Srを、近距離無線通信によって周期的に繰り返し送信する。無線信号Srは、例えば、ブルートゥース通信(BLE通信)のアドバタイズである。無線信号Srは、データ列の中に、検知部15の検知有り無しに応じた信号変化情報Dsを含む。このため、無線信号Srは、検知部15がタッチ操作を検知していない場合、「状態変化無し」の情報を含む(図4(a)に図示)。無線信号Srは、タッチ操作を検知している場合、「状態変化有り」の情報を含む(図4(b)に図示)。
図4(a)、(b)に示すように、通信デバイス31は、検知部15によるユーザ操作の検知有り無しに応じた無線信号Srを、近距離無線通信によって周期的に繰り返し送信する。無線信号Srは、例えば、ブルートゥース通信(BLE通信)のアドバタイズである。無線信号Srは、データ列の中に、検知部15の検知有り無しに応じた信号変化情報Dsを含む。このため、無線信号Srは、検知部15がタッチ操作を検知していない場合、「状態変化無し」の情報を含む(図4(a)に図示)。無線信号Srは、タッチ操作を検知している場合、「状態変化有り」の情報を含む(図4(b)に図示)。
図5に示すように、ステップ201において、通信デバイス31は、検知部15によるタッチ操作の検知結果を含む無線信号Srを周期的に繰り返し送信する。本例の場合、通信デバイス31は、周期的に繰り返し送信されるアドバタイズによって、検知部15の検知状態を定期送信する。ここでは、ユーザがドアハンドル17をまだタッチ操作していないとする。よって、通信デバイス31は、「状態変化無し」の情報を含む無線信号Srを、近距離無線通信によってアンテナ33から周期的に送信する。
なお、認証装置23は、近距離無線通信の電波を送信する送信状態と、近距離無線通信の電波を受信する受信状態とが周期的に切り替わる。このため、通信デバイス31から無線信号Srが送信されたとき、認証装置23は、受信状態をとるタイミングで、通信デバイス31から送信された無線信号Srを受信する。
認証装置23は、通信デバイス31から送信された無線信号Sr(本例は、アドバタイズ)の受信を受信処理部36で実行する。本例の場合、受信処理部36は、認証装置23が受信状態をとるとき、通信デバイス31から送信された無線信号Srを受信すれば、これを取得する。
作動制御部35は、認証装置23において無線信号Srが取得されると、無線信号Srの信号内容に応じた作動を実行する。具体的には、作動制御部35は、無線信号Sr内に「状態変化無し」の情報が含まれていれば、利用物2の作動を許可しない。これにより、通信機能部28は、電子キーシステム5に対して作動の実施を要求する作動要求Svを送信する動作を実行しない。作動要求Svは、例えば、ドア16を施錠に切り替える要求であるドア施錠要求や、ドア16を解錠に切り替える要求であるドア解錠要求などがある。よって、利用物2が現状のまま維持される。
ステップ202において、認証装置23は、端末21のデジタルキーDkを認証した場合には、認証完了状態に移行する。すなわち、端末21を所持したユーザが利用物2に近づき、端末21及び認証装置23の間で近距離無線通信によってデジタルキーDkが認証されると、デジタルキーシステム22が認証完了状態に切り替わる。
ステップ203において、通信デバイス31は、いまだ検知部15でタッチ操作が検知されていなければ、「状態変化無し」の情報を含む無線信号Srを送信する。すなわち、端末21を所持したユーザが利用物2の近くに位置しても、ドアハンドル17がまだタッチ操作されていなければ、通信デバイス31からは、「状態変化無し」の情報を含む無線信号Srの送信が継続される。
ステップ204において、ドアハンドル17へのユーザ操作が検知部15で検知された場合、通信デバイス31は、「状態変化有り」の情報を含む無線信号Srを送信する。すなわち、ユーザがドアハンドル17をタッチ操作するなどして検知部15がユーザ操作を検知すると、通信デバイス31からは、「状態変化有り」の情報を含む無線信号Srが送信される。
ステップ205において、作動制御部35は、認証装置23(デジタルキーシステム22)が認証完了状態となっている場合に、通信デバイス31から「状態変化有り」の情報を含む無線信号Srを受信すると、利用物2の作動を許可する。このとき、通信機能部28は、ドア16の施解錠を実行する要求として、作動要求Svをコントローラ8に送信する。作動要求Svには、通信機能部28のID情報(図示略)と、ドア16の施解錠の実施要求のコマンドとが含まれる。作動要求Svは、UHF帯の電波によって送信される。
一方、作動制御部35は、通信デバイス31から「状態変化有り」の情報を含む無線信号Srを受信しても、認証完了状態に移行していなければ、利用物2の作動を許可しない。このため、例えば、端末21を所持しない第三者がドアハンドル17をタッチ操作して、通信デバイス31から「状態変化有り」の情報を含む無線信号Srが送信されても、利用物2の作動が許可されずに済む。
ステップ206において、コントローラ8は、認証装置23(通信機能部28)から作動要求Svを受信すると、ドア16の施解錠動作を実行する。すなわち、コントローラ8は、認証装置23(通信機能部28)から作動要求Svを受信すると、作動要求Svに含まれるID情報(図示略)を認証し、そして、作動要求Sv内のコマンドに応じた作動を利用物2に実行させる。例えば、作動要求Svがドア施錠要求であれば、ドア16が施錠され、作動要求Svがドア解錠要求であれば、ドア16が解錠される。
端末21を所持してドア16を解錠した後、乗車してエンジンを始動するには、ブレーキペダルを踏み込み操作しつつ、エンジンスイッチ18を押し操作する。コントローラ8は、エンジンスイッチ18の押し操作を検出すると、通信機能部28との間でスマート照合を開始する。通信機能部28は、認証装置23(デジタルキーシステム22)が認証完了状態に移行していれば、コントローラ8から送信されたLF電波に応答して、スマート通信を実行する。コントローラ8は、このスマート照合が成立すれば、エンジン始動を許可する。よって、端末21を所持したユーザでも、エンジンを始動に移行し得る。
上記実施形態の認証装置23(キーステム1、通信方法)によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)認証装置23は、端末21に登録されたデジタルキーDkの認証を無線通信によって実行する認証部26を備えている。認証装置23は、コントローラ8を介して利用物2の作動を実行する作動制御部35を備えている。作動制御部35は、利用物2を作動させるユーザ操作があった場合、端末21の認証が成立することを条件に、ユーザ操作に基づく作動要求Svを、利用物2に設けられたコントローラ8に出力して、コントローラ8に利用物2を作動させる。利用物2には、検知部15の検知信号S1に基づいて通信を実行する通信デバイス31が設けられている。認証装置23は、通信デバイス31からの電波を受信する受信処理部36を備えている。
(1)認証装置23は、端末21に登録されたデジタルキーDkの認証を無線通信によって実行する認証部26を備えている。認証装置23は、コントローラ8を介して利用物2の作動を実行する作動制御部35を備えている。作動制御部35は、利用物2を作動させるユーザ操作があった場合、端末21の認証が成立することを条件に、ユーザ操作に基づく作動要求Svを、利用物2に設けられたコントローラ8に出力して、コントローラ8に利用物2を作動させる。利用物2には、検知部15の検知信号S1に基づいて通信を実行する通信デバイス31が設けられている。認証装置23は、通信デバイス31からの電波を受信する受信処理部36を備えている。
本構成によれば、認証装置23と通信可能な通信デバイス31を用いて、検知部15の検知信号S1を無線によって認証装置23に出力することが可能となる。このため、検知部15の検知信号S1を認証装置23に通知する場合に、これらを有線で接続する必要がない。よって、ワイヤハーネスの数を少なく抑えてシステム構造を簡素化することができる。
(2)端末21及び認証装置23との間の無線通信である第1通信、及び、認証装置23と通信デバイス31との間の通信である第2通信は、同じ通信方式が使用されている。この通信方式は、例えば、ブルートゥース通信である。この構成によれば、認証装置23に設けるアンテナ数を少なく抑えることが可能となるので、認証装置23の構成の簡素化に寄与する。
(3)コントローラ8は、利用物2の電子キー4を無線通信によって照合することが可能であり、電子キー4の照合が成立した場合にも、利用物2の作動を許可又は実行する。この構成によれば、端末21のみならず電子キー4も利用物2のキーとして用いることが可能となる。よって、ユーザにとって利便性をよくすることができる。
(4)認証装置23は、電子キー4及びコントローラ8の間の無線通信で用いられる通信網を介してコントローラ8と無線通信が可能な通信機能部28を備えている。作動制御部35は、通信機能部28から作動要求Svを送信することにより、通信網を介して、作動要求Svをコントローラ8に通知する。この構成によれば、認証装置23を電子キー4と類似の構成とすることが可能となる。よって、認証装置23の構成の簡素化に寄与する。
(5)作動制御部35は、検知部15の検知に基づいて通信デバイス31から送信された電波を受信処理部36が受信した場合、端末21の認証が成立することを条件に、ユーザ操作に基づく作動要求Svをコントローラ8に出力して、コントローラ8に利用物2を作動させる。この構成によれば、検知部15がユーザ操作を検知したという最適なタイミングで認証装置23から作動要求Svをコントローラ8に出力することが可能となる。よって、検知部15でユーザ操作が検知された場合に、直ちに利用物2を作動させることができる。
(6)ユーザ操作は、利用物2に設けられたドア16の施錠及び解錠の少なくとも一方の操作である。検知部15は、ドア16のドアハンドル17に設けられ、ドアハンドル17に対する施錠操作及び解錠操作の少なくとも一方を検知する。この構成によれば、ユーザがドアハンドル17をタッチ操作するだけでドア16を施錠又は解錠することが可能となるので、ユーザにとって操作の利便性をよいものとすることができる。
(7)通信デバイス31は、周期的に繰り返し送信されるアドバタイズによって、検知部15の検知状態を定期送信する。受信処理部36は、通信デバイス31から送信されるアドバタイズを受信する。この構成によれば、アドバタイズの受信には、数の制限がない。よって、通信デバイス31からはアドバタイズで検知状態を送信するようにすれば、通信デバイス31が増えたとしても、これら通信デバイス31からの電波を、全て受信処理部36に受信させることができる。
(8)アドバタイズは、検知部15の検知有り無しに応じた信号変化情報Dsを含む。信号変化情報Dsは、検知部15の検知状態に変化が無い場合、状態変化無しの情報を含み、前記検知部15の検知状態に変化があった場合、状態変化有りの情報を含む。作動制御部35は、通信デバイス31から、状態変化有りの情報を含む信号変化情報Dsを受信した場合、コントローラ8に前記作動要求を出力する。この構成によれば、アドバタイズ内の情報書き込みが可能なフレームに信号変化情報Dsを書き込むことによって、コントローラ8に対し、検知部15による検知有り無しの検出結果を簡易に通知することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・端末21の操作を介して、ドア16を施解錠してもよい。一例としては、例えば、端末21の画面に施錠ボタンを表示し、この施錠ボタンが操作されると、端末21が施錠要求の電波が認証装置23に送信されて、ドア16が施錠されてもよい。また、ドア16の解錠も同様である。
・端末21の操作を介して、ドア16を施解錠してもよい。一例としては、例えば、端末21の画面に施錠ボタンを表示し、この施錠ボタンが操作されると、端末21が施錠要求の電波が認証装置23に送信されて、ドア16が施錠されてもよい。また、ドア16の解錠も同様である。
・前部ドアが操作されたときは、前部ドアのみ施解錠され、後部ドアが操作されたときは、後部ドアのみ施解錠されるように、ドア個別に施解錠が実行されてもよい。
・通信デバイス31は、アドバタイズを周期的に送信する動作をとることに限定されない。例えば、通信デバイス31は、検知部15でユーザ操作を検知したタイミングでアドバタイズ(検知状態有りの無線信号Sr)を送信してもよい。
・通信デバイス31は、アドバタイズを周期的に送信する動作をとることに限定されない。例えば、通信デバイス31は、検知部15でユーザ操作を検知したタイミングでアドバタイズ(検知状態有りの無線信号Sr)を送信してもよい。
・通信デバイス31は、検知部15の検知状態を、アドバタイズで通知することに限定されない。例えば、認証装置23及び通信デバイス31を通信接続の状態に移行させ、この状態となったときに、検知部15の検知状態を認証装置23に無線で通知するようにしてもよい。
・通信デバイス31は、ドアハンドル17に組み込まれることに限定されず、ドアハンドル17以外の箇所に配置されてもよい。
・通信デバイス31は、検知部15用に設けられることに限定されず、例えば、GPS(Global Positioning System)などの他の機器用に設けられてもよい。
・通信デバイス31は、検知部15用に設けられることに限定されず、例えば、GPS(Global Positioning System)などの他の機器用に設けられてもよい。
・通信デバイス31の通信は、近距離無線通信(BLE通信)に限定されず、他の周波数や通信方式を利用したものでもよい。
・車内の通信線12に、近距離無線通信可能なロンギングデバイスを設け、ロンギングデバイスから認証装置23を介して、端末21に車両情報を送信してもよい。車両情報としては、例えば、車速情報やシート情報などが挙げられる。
・車内の通信線12に、近距離無線通信可能なロンギングデバイスを設け、ロンギングデバイスから認証装置23を介して、端末21に車両情報を送信してもよい。車両情報としては、例えば、車速情報やシート情報などが挙げられる。
・認証装置23は、後付けに限定されず、利用物2に予め設けられていてもよい。
・コントローラ8及び認証装置23は、無線接続されたものに限定されない。例えば、コントローラ8及び認証装置23を有線接続としてもよい。
・コントローラ8及び認証装置23は、無線接続されたものに限定されない。例えば、コントローラ8及び認証装置23を有線接続としてもよい。
・認証装置23は、コントローラ8と別体であることに限定されず、コントローラ8に一体に組み込まれた構成としてもよい。
・利用物2は、車両6以外の機器や装置に変更してもよい。
・利用物2は、車両6以外の機器や装置に変更してもよい。
・認証部26、位置判定部27、通信機能部28、作動制御部35、及び受信処理部36は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサによって構成されてもよいし、[2]そのようなプロセッサと、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路との組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード、又は指令を格納している。メモリ(コンピュータ可読媒体)は、汎用、又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。或いは、上記プロセッサを含むコンピュータに代えて、各種処理の全てを実行する1つ以上の専用のハードウェア回路によって構成された処理回路が用いられてもよい。
・認証部26、位置判定部27、通信機能部28、作動制御部35、及び受信処理部36は、独立したプロセッサから構成されてもよいし、機能の一部分が共用のプロセッサから構築されてもよい。このように、認証部26、位置判定部27、通信機能部28、作動制御部35、及び受信処理部36は、独立した機能ブロックに限らず、1つの機能ブロックから構成されてもよいし、一部分が共用された機能ブロックから構成されてもよい。
・本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1…キーシステム、2…利用物、4…電子キー、8…コントローラ、15…検知部、16…ドア、17…ドアハンドル、21…端末、23…認証装置、26…認証部、28…通信機能部、31…通信デバイス、35…作動制御部、36…受信処理部、Dk…デジタルキー、Sv…作動要求、S1…検知信号、Ds…信号変化情報。
Claims (10)
- 端末に登録されたデジタルキーの認証を無線通信によって実行する認証部と、
利用物を作動させるユーザ操作があった場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく作動要求を、前記利用物に設けられたコントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる作動制御部とを備えている認証装置であって、
前記利用物に設けられた検知部の検知信号に基づいて通信を実行する通信デバイスが前記利用物に設けられている場合に、前記通信デバイスからの電波を受信する受信処理部を備えている認証装置。 - 前記端末との間の無線通信である第1通信、及び、前記通信デバイスとの間の通信である第2通信は、同じ通信方式が使用されている
請求項1に記載の認証装置。 - 前記コントローラは、前記利用物の電子キーを無線通信によって照合することが可能であり、前記電子キーの前記照合が成立した場合にも、前記利用物の作動を許可又は実行する
請求項1又は請求項2に記載の認証装置。 - 前記電子キー及び前記コントローラの間の無線通信で用いられる通信網を介して、前記コントローラと無線通信が可能な通信機能部を備え、
前記作動制御部は、前記通信機能部から前記作動要求を送信することにより、前記通信網を介して、前記作動要求を前記コントローラに通知する
請求項3に記載の認証装置。 - 前記作動制御部は、前記検知部の検知に基づいて前記通信デバイスから送信された電波を前記受信処理部が受信した場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく前記作動要求を前記コントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の認証装置。 - 前記ユーザ操作は、前記利用物に設けられたドアの施錠及び解錠の少なくとも一方の操作であり、
前記検知部は、前記ドアのドアハンドルに設けられ、前記ドアハンドルに対する施錠操作及び解錠操作の少なくとも一方を検知する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の認証装置。 - 前記通信デバイスは、周期的に繰り返し送信されるアドバタイズによって、前記検知部の検知状態を定期送信し、
前記受信処理部は、前記通信デバイスから送信される前記アドバタイズを受信する
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の認証装置。 - 前記アドバタイズは、前記検知部の検知有り無しに応じた信号変化情報を含み、
前記信号変化情報は、前記検知部の検知状態に変化が無い場合、状態変化無しの情報を含み、前記検知部の検知状態に変化があった場合、状態変化有りの情報を含み、
前記作動制御部は、前記通信デバイスから、前記状態変化有りの情報を含む前記信号変化情報を受信した場合、前記コントローラに前記作動要求を出力する
請求項7に記載の認証装置。 - ユーザの電子キーを無線通信によって照合して、ユーザの利用物を作動させるコントローラと、
端末に登録されたデジタルキーの認証を無線通信によって実行し、前記利用物を作動させるユーザ操作があった場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく作動要求を、前記利用物に設けられた前記コントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる認証装置とを備えているキーシステムであって、
前記利用物に設けられた検知部の検知信号に基づいて通信を実行する通信デバイスが前記利用物に設けられている場合に、前記通信デバイスからの電波を受信する受信処理部を備えているキーシステム。 - 端末に登録されたデジタルキーの認証を無線通信によって実行する認証部と、
利用物を作動させるユーザ操作があった場合、前記認証が成立することを条件に、前記ユーザ操作に基づく作動要求を、前記利用物に設けられたコントローラに出力して、前記コントローラに前記利用物を作動させる作動制御部と
を備えている認証装置に用いられる通信方法であって、
前記利用物に設けられた検知部の検知信号に基づいて通信を実行する通信デバイスが前記利用物に設けられている場合に、前記通信デバイスと前記認証装置とを無線によって通信するようにした通信方法。
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JP2021186391A JP2023073744A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 認証装置、キーシステム、及び通信方法 |
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