JP2023072788A - 慣性センサー、および慣性計測装置 - Google Patents

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Yoshikazu Eguchi
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Abstract

【課題】検出信号の精度低下を回避できる慣性センサーを提供すること。【解決手段】変位に基づく物理量を検出する慣性センサー1は、基板2と、可動体32と、基板2に設けられ、平面視で、可動体32と重なる固定電極としての被覆電極86と、基板2から可動体32側に突出する突起61と、突起61の頂部611に設けられた被覆電極86tと、を備え、突起61は、被覆電極86tに接する埋め込み金属67を備える。【選択図】図7A

Description

本発明は、慣性センサー、および、当該慣性センサーを備えた慣性計測装置に関する。
特許文献1に記載されている慣性センサーは、それぞれ、Z軸方向の加速度を検出可能なセンサーであり、基板と、基板に対してY軸方向に沿う揺動軸まわりにシーソー揺動する可動体と、基板に設けられた検出電極と、を有する。
可動体は、揺動軸を挟んで設けられ、互いに揺動軸まわりの回転モーメントが異なる第1可動部および第2可動部を有する。
検出電極は、第1可動部と対向して基板に配置された第1検出電極と、第2可動部と対向して基板に配置された第2検出電極と、を有する。
この慣性センサーでは、Z軸方向の加速度が加わると可動体が揺動軸まわりにシーソー揺動し、第1可動部と第1検出電極との間の静電容量および第2可動部と第2検出電極との間の静電容量が互いに逆相で変化する。そして、この静電容量の変化に基づいた信号を、Z軸方向の加速度を検出する検出信号として出力することができる。
また、この慣性センサーは、基板に突起状のストッパーを備える。ストッパーは、可動体が過度にシーソー揺動した際に、可動体と接触して可動体のそれ以上の変位を規制する。
特開2014-224739号公報
しかしながら、特許文献1の慣性センサーでは、ストッパーが可動体と異なる電位を有する第1、第2検出電極に覆われている。
そのため、可動体とストッパーとの間に静電引力が生じ、この静電引力によって、可動体が基板に貼り付いてしまう現象、所謂「スティッキング」が生じ易くなり、スティッキングの発生によって、検出信号の精度が低下してしまう、という課題があった。
本願に係る一態様の慣性センサーは、変位に基づく物理量を検出する慣性センサーであって、基板と、可動体と、前記基板に設けられ、平面視で、前記可動体と重なる固定電極と、前記基板から前記可動体側に突出する突起と、前記突起の頂部に設けられた被覆電極と、を備え、突起は、被覆電極に接する埋め込み金属を備える。
本願に係る一態様の慣性計測装置は、上記記載の慣性センサーを備える。
実施形態1に係る慣性センサーを示す平面図。 図1のA-A線断面図。 突起を有する基板の平面図。 図3のB-B線断面図。 図3のC-C線断面図。 埋め込み金属を有する突起の平面図。 図6のD-D線断面図。 図6のE-E線断面図。 埋め込み金属を有する突起の製造方法を示すフローチャート。 図8のステップS10に対応する突起の図6のD-D線断面。 図8のステップS11に対応する突起の図6のD-D線断面。 図8のステップS12に対応する突起の図6のD-D線断面。 実施形態2にかかる埋め込み金属を有する突起の平面図。 実施形態3にかかる慣性計測装置を示す分解斜視図。 図11の慣性計測装置に搭載された慣性センサーを有する基板の斜視図。
以下、本発明の慣性センサーおよび慣性計測装置を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、以下の各図においては、各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
また、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。X軸に沿う方向すなわちX軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に沿う方向すなわちY軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に沿う方向すなわちZ軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。
また、各軸の矢印方向先端側を「プラス側」とも言い、反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z軸方向プラス側を「上」とも言い、Z軸方向マイナス側を「下」とも言う。
また、本願明細書において「直交」とは、技術常識的に見て直交と同視できるもの、具体的には、90°で交わっている場合の他、90°から若干傾いた角度、例えば90°±5°程度の範囲内で交わっている場合も含む。同様に、「平行」についても、技術常識的に見て平行と同視できるもの、具体的には、両者のなす角度が0°の場合の他、±5°程度の範囲内の差を有する場合も含む。
また、以下では、Z軸方向から見ることを「平面視」あるいは「平面的」という。また、Z軸を含む断面に対して垂直方向から見ることを「断面視」あるいは「断面的」という。
また、以下では、「基板の上面に」との記載は、基板の上面に接して配置される場合、基板の上面に他の構造物を介して配置される場合、または基板の上面に一部が接して配置され、一部が他の構造物を介して配置される場合のいずれかを表すものとする。
1.実施形態1
1.1.慣性センサーの概要
図1は、実施形態1に係る慣性センサーを示す平面図である。図2は、図1のA-A線断面図である。
図1に示す慣性センサー1は、Z軸方向の加速度Azを検出する加速度センサーである。慣性センサー1は、基板2と、基板2上に配置されたセンサー素子3と、基板2に接合され、センサー素子3を覆う蓋5と、を有する。
基板2は、X軸方向およびY軸方向に広がりを有し、Z軸方向を厚さとする。
図2に示すように、基板2は、上面側に開口する凹部21を有する。また、平面視で、凹部21は、センサー素子3を内側に内包し、センサー素子3よりも大きく形成されている。凹部21は、センサー素子3と基板2との接触を抑制する逃げ部として機能する。また、基板2は、凹部21の底面からセンサー素子3側に突出しているマウント22を有する。そして、マウント22の上面にセンサー素子3が接合されている。
基板2としては、例えば、Na+等の可動イオンであるアルカリ金属イオンを含むガラス材料、例えば、パイレックス(登録商標)ガラス、テンパックス(登録商標)ガラスのような硼珪酸ガラスで構成されたガラス基板を用いることができる。ただし、基板2としては、特に限定されず、例えば、シリコン基板やセラミックス基板を用いてもよい。
図1に示すように、基板2は、電極8を有する。
電極8は、図2に示すように、凹部21の底面に配置され、平面視で、センサー素子3と重なっている第1検出電極81、第2検出電極82、第1ダミー電極83および第2ダミー電極84を有する。
図1に示すように、基板2は、その上面に開口する凹部25,26,27を有し、基板2は、凹部25,26,27に配置された配線75、76、77を有する。
各配線75,76,77の一端部は、蓋5の外に露出し、外部装置との電気的な接続を行う電極パッドPとして機能する。
配線75は、センサー素子3、第1ダミー電極83および第2ダミー電極84と電気的に接続されている。つまり、第1ダミー電極83と第2ダミー電極84とは、後述する可動体32と同電位である。
また、配線75は、第1検出電極81と第2検出電極82との間にできる限り広がって形成され、第1ダミー電極83および第2ダミー電極84と同様の機能を発揮する。
配線76は、第1検出電極81と電気的に接続され、配線77は、第2検出電極82と電気的に接続されている。
図2に示すように、蓋5は、下面側に開口する凹部51を有する。蓋5は、凹部51内にセンサー素子3を収納して基板2の上面に接合されている。そして、蓋5および基板2によって、その内側に、センサー素子3を収納する収納空間Sが形成されている。
収納空間Sは、気密空間であり、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入され、使用温度(-40℃~125℃程度)で、ほぼ大気圧となっていることが好ましい。ただし、収納空間Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、減圧状態であってもよいし、加圧状態であってもよい。
蓋5としては、例えば、シリコン基板を用いることができる。ただし、これに特に限定されず、例えば、ガラス基板やセラミックス基板を用いてもよい。
また、蓋5と基板2とは、低融点ガラスからなるガラスフリット59によって接合されている。なお、蓋5と基板2との接合方法は、基板2や蓋5の材料によって適宜選択すればよく、特に限定されない。例えば、陽極接合、プラズマ照射によって活性化させた接合面同士を接合させる活性化接合、ガラスフリット等の接合材による接合、基板2の上面および蓋5の下面に成膜した金属膜同士を接合する拡散接合等を用いることができる。
センサー素子3は、例えば、リン(P)、ボロン(B)、砒素(As)等の不純物がドープされた導電性のシリコン基板をエッチング、特に、深溝エッチング技術であるボッシュ・プロセスによってパターニングすることにより形成される。
センサー素子3は、マウント22の上面に接合されているH型の固定部31と、固定部31に対してY軸に沿う揺動軸Jまわりに揺動可能な可動体32と、固定部31と可動体32とを接続する揺動梁33と、を有する。マウント22と固定部31とは、例えば、陽極接合されている。
図1に示すように、可動体32は、平面視で、X軸方向を長手方向とする長方形形状となっている。また、可動体32は、平面視で、Y軸に沿う揺動軸Jを間に挟んで配置された第1可動部321および第2可動部322を有する。
第1可動部321は、揺動軸Jに対してX軸方向プラス側に位置し、第2可動部322は、揺動軸Jに対してX軸方向マイナス側に位置する。また、第1可動部321は、第2可動部322よりもX軸方向に長く、加速度Azが加わったときの揺動軸Jまわりの回転モーメントが第2可動部322よりも大きい。
第1可動部321は、対称部325と非対称部326とを有する。
対称部325は、平面視で、揺動軸Jに対して第2可動部322と対称的な部分であり、非対称部326は、対称部325よりも揺動軸Jから遠い側に位置し、揺動軸Jに対して第2可動部322と非対称な部分である。
第2可動部322の揺動軸Jからの長さをL2とすると、第1可動部321の揺動軸Jからの距離が長さL2と等しくなる部分が対称部325と非対称部326との境界となり、当該部分よりも揺動軸J側が対称部325であり、揺動軸Jと反対側が非対称部326となる。
非対称部326は、第1可動部321の揺動軸Jまわりの回転モーメントを第2可動部322の揺動軸Jまわりの回転モーメントよりも大きくするためのトルク発生部として機能する。
この回転モーメントの差によって、加速度Azが加わった際に可動体32が揺動軸Jまわりにシーソー揺動する。なお、シーソー揺動とは、第1可動部321がZ軸方向プラス側に変位すると、第2可動部322がZ軸方向マイナス側に変位し、反対に、第1可動部321がZ軸方向マイナス側に変位すると、第2可動部322がZ軸方向プラス側に変位することを意味する。
可動体32は、第1可動部321と第2可動部322との間に位置する開口324を有する。そして、開口324内に固定部31および揺動梁33が配置されている。このように、可動体32の内側に固定部31および揺動梁33を配置することによって、センサー素子3の小型化を図ることができる。
また、可動体32は、その全域に均一に形成されている複数の貫通孔を有する。これによって、粘性によるダンピングを低減することができる。ただし、貫通孔は、省略してもよいし、その配置が均一でなくてもよい。
第1検出電極81は、平面視で、第1可動部321の基端部である対称部325と重なって配置され、第2検出電極82は、第2可動部322と重なって配置されている。
これら第1検出電極81と第2検出電極82とは、加速度Azが加わっていない自然状態で、図2に示したように、静電容量Ca,Cbが等しくなるように、平面視で、揺動軸Jに対して略対称に設けられている。
第1ダミー電極83は、第1検出電極81よりもX軸方向プラス側に位置し、平面視で、第1可動部321の先端部である非対称部326と重なって設けられている。
第1ダミー電極83によって凹部21の底面の非対称部326と重なる領域の露出が阻止されている。
このように、凹部21の底面を第1ダミー電極83で覆うことによって、基板2中のアルカリ金属イオンの移動に伴う凹部21の底面の帯電を抑制することができる。そのため、凹部21の底面と第1可動部321との間に可動体32の誤作動に繋がるような意図しない静電引力が生じることを効果的に抑制することができる。そのため、加速度Azをより精度よく検出することのできる慣性センサー1となる。
一方、第2ダミー電極84は、第2検出電極82よりもX軸方向マイナス側に位置し、第2可動部322とは重ならないように設けられている。
図示しないが、慣性センサー1の駆動時には、配線75を介してセンサー素子3に駆動電圧が印加され、第1検出電極81とQVアンプとが配線76によって接続され、第2検出電極82と別のQVアンプとが配線77によって接続される。これによって、第1可動部321と第1検出電極81との間に静電容量Caが形成され、第2可動部322と第2検出電極82との間に静電容量Cbが形成される。加速度Azが加わっていない自然状態では静電容量Ca,Cbが互いにほぼ等しい。
慣性センサー1に加速度Azが加わると、可動体32が揺動軸Jを中心にしてシーソー揺動する。この可動体32のシーソー揺動によって、第1可動部321と第1検出電極81とのギャップと、第2可動部322と第2検出電極82とのギャップと、が逆相で変化し、これに応じて静電容量Ca,Cbが互いに逆相で変化する。そのため、慣性センサー1は、静電容量Ca,Cbの変化に基づいて加速度Azを検出することができる。
図1に示すように、慣性センサー1は、基板2の凹部21の底面から可動体32側に突出する突起61,62を有する。本実施形態では、突起61,62を複数本有し、それぞれが基板2と一体形成されている。
突起61,62は、可動体32に過度なシーソー揺動が生じた際に可動体32と接触することによって、可動体32のそれ以上のシーソー揺動を規制するストッパーとして機能する。
このような突起61,62を設けることによって、互いに電位が異なる可動体32と第1検出電極81と第2検出電極82との過度な接近または広面積での接触を抑制することができる。そして、可動体32と、第1検出電極81およびまたは第2検出電極82との間に生じる静電引力によって、可動体32が第1検出電極81およびまたは第2検出電極82に引き付けられたまま戻らなくなる「スティッキング」の発生を効果的に抑制することができる。
突起61、平面視で、第1可動部321と重なって設けられ、可動体32と第1検出電極81との過度な接近を抑制する機能を有する。突起62は、第2可動部322と重なって設けられ、可動体32と第2検出電極82との過度な接近を抑制する機能を有する。
突起61,62は、互いに同様の構成であり、平面視で、揺動軸Jに対してほぼ対称に設けられている。以下では、代表として突起61について説明するが、突起62も同様である。
1.2.突起の概要
図3は、突起を有する基板の平面図である。図4は、図3のB-B線断面図である。図5は、図3のC-C線断面図である。
図3に示すように、基板2には、平面視において突起61が揺動軸Jと平行なY軸方向に沿って互いに離間して複数設けられている。本実施形態では、突起61は、一対設けられている。具体的には、平面視で、可動体32の中心と交わりX軸方向に延在する直線を仮想直線Rxとしたとき、仮想直線RxよりもY軸方向プラス側に一方の突起61が設けられ、仮想直線RxよりもY軸方向マイナス側に他方の突起61が設けられている。
これによって、第1可動部321が各突起61と接触した際に、可動体32にX軸まわりの不要な変位が生じ難くなる。なお、以下では、一方の突起61を突起61Aとも言い、他方の突起61を突起61Bとも言う。
図4,5に示すように、突起61Aは、第1可動部321のY軸方向プラス側の端部と重なって設けられ、突起61Bは、第1可動部321のY軸方向マイナス側の端部と重なって設けられている。これによって、突起61A,61Bの離間距離をより大きくすることができ、前述したような可動体32のX軸まわりの不要変位をより効果的に抑制することができる。
突起61の形状、数および配置は、特に限定されない。
例えば、突起61の立体的な形状は、円柱、楕円柱、角柱、円錐台、楕円錘台、角錐台のいずれであってもよく、突起61の平面視の形状は、円、楕円、半円形、三角形、四角形またはその他の多角形、X軸方向またはY軸方向に延びた長手形状であってもよい。また、突起61の数および配置としては、Y軸方向に並んで3つ以上設けられていてもよいし、仮想直線Rxと重なるように1つだけ設けられていてもよい。
また、突起61A,61Bは、平面視で、第1可動部321の対称部325と重なって設けられ、可動体32に過度なシーソー揺動が生じた際には対称部325が突起61A,61Bに接触する。
このような構成によれば、突起61A,61Bをなるべく揺動軸Jの近くに設けることができる。これによって、第1可動部321が突起61A,61Bと接触した際、その衝撃によって、第1可動部321がその先端側の部分が下方に変位するように撓み、第1可動部321の下面にX軸方向への圧縮力が加わる。そのため、その反対の力であるX軸方向への引っ張り力が第1可動部321の下面に加わるのを効果的に抑制することができる。
突起61A,61Bが例えば第1可動部321の先端部と重なって設けられている場合、第1可動部321は、突起61A,61Bと接触した際の衝撃によってマウント22から突起61A,61Bまでの部位がZ軸方向マイナス側に撓むと共に、突起61A,61Bより先端側の部位がZ軸方向プラス側に撓むおそれがある。
したがって、第1可動部321の下面に引っ張り応力が加わり、第1可動部321の下面に形成された微小な凹凸を起点としてクラックが生じるおそれがある。
そのため、本実施形態のように、第1可動部321の下面に圧縮力を加わるように突起61A,61Bを十分に第1可動部321の根元側に配置することによって、第1可動部321へのクラックの発生が好適に抑制され、機械的強度に優れる慣性センサー1となる。
ただし、突起61A,61Bの配置としては、特に限定されず、例えば、非対称部326と重なるように設けられていてもよい。
突起61A,61Bは、凹部21の底面から可動体32側に突出して設けられている。
図3に示すように、第1検出電極81に覆われていない突起61A,61Bを第1検出電極81内に島状に設けることによって、突起61A,61Bを設けることによる第1検出電極81の面積の減少を小さく抑えることができる。そのため、突起61を設けても静電容量Caを十分に大きく確保することができ、高い加速度Azの検出感度を発揮することができる。
図4および図5に示すように、突起61A,61Bの、可動体32との接触部である頂部611には第1検出電極81と電気的に絶縁されている被覆電極86が設けられている。
本実施形態では、被覆電極86は、突起61A,61Bの表面全域を覆って設けられており、突起61A,61Bの表面の露出が阻止されている。
このように、突起61A,61Bを被覆電極86で覆うことによって、基板2中のアルカリ金属イオンの移動に伴う各突起61A,61Bの表面の帯電を抑制することができる。そのため、突起61A,61Bと第1可動部321との間に可動体32の誤作動、特に、検出対象である加速度Az以外の外力による変位に繋がるような意図しない静電引力が生じることを効果的に抑制することができる。
そのため、加速度Azをより精度よく検出することのできる慣性センサー1となる。なお、被覆電極86は、少なくとも突起61A,61Bの頂部611、より具体的には可動体32との接触部に設けられていればよく、突起61A,61Bの一部が被覆電極86から露出していてもよい。
また、図3に示すように、第1検出電極81と突起61との間には、凹部21の底面が露出している間隙部9が設けられている。間隙部9は、突起61Aに対応する間隙部9Aと、突起61Bに対応する間隙部9Bとを有する。
間隙部9Aは、第1検出電極81の外縁に沿って、第1検出電極81と接続配線87との間に配置され、間隙部9Bは、第1検出電極81の外縁に沿って、第1検出電極81と接続配線87との間に配置される。つまり、突起61A,61Bを被覆している被覆電極86は、それぞれ、接続配線87を介して第1ダミー電極83と電気的に接続されている。前述したように、第1ダミー電極83は、可動体32と同電位であるため、これに接続されている各被覆電極86も当然可動体32と同電位となる。
このように、可動体32と同電位である被覆電極86で突起61A,61Bを覆うことによって、第1可動部321と突起61A,61Bとが同電位となり、これらの間に静電引力が実質的に生じない。そのため、可動体32の誤動作や、可動体32のスティッキングを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、間隙部9A,9Bは、突起61A,61BからX軸方向プラス側に向けて直線的に延び、第1検出電極81のX軸方向プラス側の外縁すなわち第1ダミー電極83側の外縁に開口している。これによって、被覆電極86と第1ダミー電極83との間にある第1検出電極81を排除するように間隙部9A,9Bが設けられるため、接続配線87の引き回しが容易となり、接続配線87によって第1ダミー電極83と被覆電極86とを容易に電気接続することができる。また、間隙部9A,9Bの形成領域を小さくすることができ、間隙部9A,9Bを設けることによる第1検出電極81の面積減少を効果的に抑えることができる。
図3に示すように、接続配線87は、その幅W1すなわちY軸方向の長さが延在方向の全域にわたってほぼ一定である。そして、幅W1は、被覆電極86の幅W2すなわちY軸方向の長さと等しい。これによって、接続配線87の幅W1が適度なものとなり、幅W1が小さく過ぎることによる接続配線87の断線を抑制することができると共に、幅W1が大き過ぎることによる第1検出電極81の過度な面積減少を抑制することができる。幅W1と幅W2とが等しいとは、幅W1、W2が互いに一致する場合の他、例えば、製造ばらつき等、技術上生じ得る誤差、例えば、±5%以内程度の誤差を有する場合も含む意味である。
1.3.突起に設けられる埋め込み金属の概要
図6は、埋め込み金属を有する突起の平面図である。図7Aは、図6のD-D線断面図であり、図7Bは、図6のE-E線断面図である。
図6,7A,7Bに示すように、本実施形態において、突起61の平面的な形状は、円形であり、突起61の断面的な形状は長方形であるため、突起61は、円柱形状に形成されている。なお、上述したように、突起61の形状は、円柱以外であってもよい。
図6に示すように、突起61は、頂部611側と側面612側に開口する溝65を有する。溝65は、X軸方向およびY軸方向に沿う溝が突起61の略中央で交わるように形成された、所謂、十字の形状に設けられる。溝65には、埋め込み金属67が充填される。埋め込み金属67の材料として、タングステン(W)が用いられる。
図7A,7Bに示すように、溝65の深さは、突起61の高さよりも深い。埋め込み金属67は、溝65の底面から頂部611まで、充填される。よって、埋め込み金属67のZ軸方向の長さ、すなわち、高さh1は、突起61のZ軸方向の長さ、すなわち、高さh2よりも長い。
被覆電極86は、突起61と、突起61から露出した埋め込み金属67を覆うように、設けられる。被覆電極86は、突起61の頂部611と側面612とに露出した埋め込み金属67と接触し、埋め込み金属67と電気的に接続される。
埋め込み金属67の高さh1を、突起61の高さh2以上とすること、言い換えると、溝65の深さを突起61の高さh2以上とすることによって、図7Bに示すように、突起61の側面612に露出する埋め込み金属67は、突起61の付け根部分613において、被覆電極86のうち基板2に沿った被覆電極86bと、突起61の側面612に沿った被覆電極86sとに接触する。また、突起61の側面612において、埋め込み金属67と被覆電極86とが接触する長さは、突起61の高さh2と同じ長さとなって、突起61の側面612において、接続可能な長さの最大値とすることができる。
したがって、埋め込み金属67によって、被覆電極86のうち、突起61の頂部611に沿った被覆電極86tと基板2に沿った被覆電極86bとの間の電気的な接続を確実に行うことができる。例えば、被覆電極86sの膜厚が、被覆電極86の成膜不良によって薄くなる等して、被覆電極86sの部分で断線しても、突起61の頂部611に配置された被覆電極86tと突起61の付け根部分613に配置された被覆電極86bとの間は、埋め込み金属67を介して、確実に電気的に接続される。
1.4.埋め込み金属を有する突起の製造方法の概要
図8は、埋め込み金属を有する突起の製造方法を示すフローチャートである。図9Aは、図8のステップS10に対応する突起の図6のD-D線断面である。図9Bは、図8のステップS11に対応する突起の図6のD-D線断面である。図9Cは、図8のステップS12に対応する突起の図6のD-D線断面である。
つぎに、図8のフローチャートに基づいて、突起61の製造方法を説明する。
ステップS10では、図9Aに示すように、突起61に溝65を形成する。溝65は、平面視、十字形状に形成される。また、溝65の深さは、突起61の高さh2と同じか、それより深くなるように形成される。
ステップS11では、図9Bに示すように、溝65の内部を埋め尽くすのに十分な厚さのタングステン層68をW-CVD(Chemical Vapor Deposition)により堆積する。タングステン層68の堆積は、例えば原料ガスとして六フッ化タングステン(WF6)、還元ガスとして水素(H2)を用いて行う。
本実施形態において、突起61の直径は10μm、突起61の高さh2は1.5μmである。また、溝65の幅は、1μmである。W-CVDは、ステップカバレッジに優れるため、溝65のアスペクト比が高くなる場合においても、溝65の内部を、タングステン層68により埋め尽くすことができる。
ステップS12では、図9Cに示すように、タングステン層68をエッチバックして、溝65以外の領域に堆積したタングステン層68をすべて除去する。タングステン層68のエッチバックは、例えば、エッチングガスとして六フッ化硫黄(SF6)若しくはブロモトリフルオロメタン(CBrF3)等を用いたドライエッチングにより行う。これによって、溝65の内部に、タングステンからなる埋め込み金属67が残る。
このときに、溝65以外の領域に堆積したタングステン層68を除去するドライエッチングは、溝65の形成されていない領域に、不要なタングステン膜が残留することを防止するために、ややオーバエッチングすることが好ましい。オーバエッチングすると、埋め込み金属67の上面が、突起61の上面よりも僅かに下がり、埋め込み金属67が形成された領域に浅い窪みが形成される。
ステップS13では、埋め込み金属67の上面および側面、突起61の上面および側面を含む基板2上にチタン(Ti)からなる金属からなる電極材料層、または、窒化チタン(TiN)などのチタンを含む金属からなる電極材料層を成膜し、パターニングすることで、図7A,7Bに示すように、基板2に被覆電極86、第1検出電極81を含む電極8を形成する。タングステンからなる埋め込み金属67と接する面にチタンからなる金属またはチタンを含む金属からなる被覆電極86を配置することで、埋め込み金属67と被覆電極86との間の電気的な接続を、良好に行うことができる。なお、被覆電極86は、チタンまたはチタンを含む金属上に、さらに、別の導電材料を積層することで、積層膜としてもよい。
なお、ステップS10とステップS11との間に、溝65の内部および突起61上に、窒化チタン(TiN)などのチタンを含む金属膜を成膜する工程を追加してもよい。この金属膜は、基板2とタングステン層68の密着層、または、タングステン層68の成膜時の反応促進層として機能する機能層である。
上述した実施形態では、突起61は、第1ダミー電極83と電気的に接続された被覆電極86によって覆われているが、突起61を第1検出電極81によって覆う構成としてもよい。
このように構成することで、突起61の側面612に沿って配置される第1検出電極81の部分が、成膜不良によって、膜厚が薄くなる等で断線しても、頂部611に配置される第1検出電極81の部分は、突起61の付け根部分613の第1検出電極81と埋め込み金属67を介して、電気的に接続される。よって、突起61の頂部611に配置される第1検出電極81が、検出電極として機能しなくなることがない。したがって、検出信号の精度が低下することを回避できる。
以上、述べたとおり、本実施形態の慣性センサー1によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の慣性センサーは、変位に基づく物理量を検出する慣性センサー1であって、基板2と、可動体32と、基板2に設けられ、平面視で、可動体32と重なる固定電極としての被覆電極86と、基板2から可動体32側に突出する突起61と、突起61の頂部611に設けられた被覆電極86tと、を備え、突起61は、被覆電極86tに接する埋め込み金属67を備える。
突起61の頂部611に設けられた被覆電極86tは、埋め込み金属67と接することで、被覆電極86tと埋め込み金属67との間の電気的な接続が確保されるので、被覆電極86tが、電気的に切断されて、他の部分から浮いてしまうことで、慣性センサー1の検出信号の精度が低下してしまうことを回避することができる。
本実施形態の慣性センサー1において、埋め込み金属67は、タングステンである。ステップカバレッジの優れたW-CVDを利用することができるので、導電性の高い優れた膜質の埋め込み金属67を成膜することができる。よって、被覆電極86tが、電気的に切断されることを回避することができる。
本実施形態の慣性センサー1において、基板2に設けられ、平面視で、可動体32と重なる第1ダミー電極83をさらに備え、埋め込み金属67は第1ダミー電極83または第2ダミー電極84に接続されている。
本実施形態の慣性センサー1において、埋め込み金属67及び、第1ダミー電極83または第2ダミー電極84は、可動体32と同電位である。
本実施形態の慣性センサー1において、埋め込み金属67は固定電極としての第1検出電極81に接続されている。
本実施形態の慣性センサー1において、埋め込み金属67の厚さである高さh1は、突起の高さ以上である。
本実施形態の慣性センサー1において、被覆電極86tの埋め込み金属67に接する面側には、チタンおよびまたはチタンを含む金属が配置されている。
本実施形態の慣性センサー1において、埋め込み金属67の基板2側には、チタンを含む金属合金が配置されている。
2.実施形態2
図10は、実施形態2に係る埋め込み金属を有する突起の平面図である。なお、以下の説明では、実施形態1と同一の構成に同一の符号を使用して、重複する説明は省略する。
本実施形態では、溝65は、X軸方向に3本、Y軸方向に3本が形成される。溝65の深さは、実施形態1と同様に形成される。
溝65の数が増えることで、溝65に配置される埋め込み金属67の数も増える。よって、埋め込み金属67において、突起61の側面612に露出する部分が増えるため、埋め込み金属67と被覆電極86との間の電気的な接続をより良好なものとすることができる。
なお、溝65の数や、平面視した際の形状は、上記した実施形態に限定されない。溝65は、溝65に設けられる埋め込み金属67が、突起61の側面に露出すればよいため、平面視で曲線であってもよい。
3.実施形態3
図11は、本実施形態に係る慣性計測装置を示す分解斜視図である。図12は、図11に示す慣性計測装置に搭載された慣性センサーを有する基板の斜視図である。
慣性計測装置2000(IMU:Inertial Measurement Unit)は、自動車や、ロボットなどの被装着装置の姿勢や、挙動を検出する慣性計測装置である。慣性計測装置2000は、3軸加速度センサーおよび3軸角速度センサーを備えた6軸モーションセンサーとして機能する。
慣性計測装置2000は、平面形状が略正方形の直方体である。また、正方形の対角線方向に位置する2ヶ所の頂点近傍に固定部としてのネジ穴2110が形成されている。この2ヶ所のネジ穴2110に2本のネジを通して、自動車などの被装着体の被装着面に慣性計測装置2000を固定することができる。なお、部品の選定や設計変更により、例えば、スマートフォンや、デジタルカメラに搭載可能なサイズに小型化することも可能である。
慣性計測装置2000は、アウターケース2100と、接合部材2200と、センサーモジュール2300と、を有し、アウターケース2100の内部に、接合部材2200を介在させて、センサーモジュール2300を挿入した構成となっている。アウターケース2100の外形は、前述した慣性計測装置2000の全体形状と同様に、平面形状が略正方形の直方体であり、正方形の対角線方向に位置する2ヶ所の頂点近傍に、それぞれネジ穴2110が形成されている。また、アウターケース2100は、箱状であり、その内部にセンサーモジュール2300が収納されている。
センサーモジュール2300は、インナーケース2310と、基板2320と、を有する。インナーケース2310は、基板2320を支持する部材であり、アウターケース2100の内部に収まる形状となっている。また、インナーケース2310には、基板2320との接触を防止するための凹部2311や後述するコネクター2330を露出させるための開口2312が形成されている。このようなインナーケース2310は、接合部材2200によってアウターケース2100に接合されている。また、インナーケース2310の下面は接着剤によって基板2320が接合されている。
図12に示すように、基板2320の上面には、コネクター2330、Z軸まわりの角速度を検出する角速度センサー2340z、X軸、Y軸およびZ軸の各軸方向の加速度を検出する加速度センサー2350などが実装されている。また、基板2320の側面には、X軸まわりの角速度を検出する角速度センサー2340xおよびY軸まわりの角速度を検出する角速度センサー2340yが実装されている。そして、加速度センサー2350として、本実施形態の慣性センサー1を用いることができる。
また、基板2320の下面には、制御IC2360が実装されている。制御IC2360は、MCU(Micro Controller Unit)であり、慣性計測装置2000の各部を制御する。記憶部には、加速度および角速度を検出するための順序と内容を規定したプログラムや、検出データをデジタル化してパケットデータに組込むプログラム、付随するデータなどが記憶されている。なお、基板2320にはその他にも複数の電子部品が実装されている。
以上、述べたとおり、本実施形態の慣性計測装置2000によれば、実施形態1,2の効果に加え、検出信号の精度低下を回避できる優れた慣性計測装置を提供することができる。
1…慣性センサー、2…基板、3…センサー素子、5…蓋、6,61,62…突起、8…電極、81…第1検出電極、82…第2検出電極、83…第1ダミー電極、84…第2ダミー電極、86,86b,86s,86t…被覆電極、87…接続配線、9…間隙部、21…凹部、22…マウント、31…固定部、32…可動体、33…揺動梁、59…ガラスフリット、65…溝、67…埋め込み金属、68…タングステン層、75,76,77…配線、611…頂部、612…側面、613…付け根部分、2000…慣性計測装置、2100…アウターケース、2110…ネジ穴、2200…接合部材、2300…センサーモジュール、2310…インナーケース、2320…基板、2340x,2340y,2340z…角速度センサー、2350…加速度センサー、2360…制御IC。

Claims (9)

  1. 変位に基づく物理量を検出する慣性センサーであって、
    基板と、
    可動体と、
    前記基板に設けられ、平面視で、前記可動体と重なる固定電極と、
    前記基板から前記可動体側に突出する突起と、
    前記突起の頂部に設けられた被覆電極と、を備え、
    前記突起は、前記被覆電極に接する埋め込み金属を備える慣性センサー。
  2. 前記埋め込み金属は、タングステンである請求項1に記載の慣性センサー。
  3. 前記基板に設けられ、平面視で、前記可動体と重なるダミー電極をさらに備え、
    前記埋め込み金属は、前記ダミー電極に接続されてなる、請求項1または請求項2に記載の慣性センサー。
  4. 前記埋め込み金属及び前記ダミー電極は、前記可動体と同電位である請求項3に記載の慣性センサー。
  5. 前記埋め込み金属は、前記固定電極に接続されてなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の慣性センサー。
  6. 前記埋め込み金属の厚さは、前記突起の高さ以上である請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の慣性センサー。
  7. 前記被覆電極の前記埋め込み金属に接する面は、チタンを含む請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の慣性センサー。
  8. 前記埋め込み金属の前記基板側は、チタンを含む金属である請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の慣性センサー。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の慣性センサーを備えた慣性計測装置。
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