JP2023072775A - プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスの制御に用いるパラメータが書き込まれた設定ファイルを利用することが可能なプログラムであって、適切なパラメータの組み合わせでの設定ファイルの利用を図る技術を提供すること。【解決手段】画像処理プログラム22は、設定ファイル25に書き込まれた複数のパラメータを読み出し、読み出された複数のパラメータをMFP3の制御に用いるパラメータのデフォルト値に設定し、ユーザIF13を介して印刷やスキャンの実行指示を受け付けた場合に、パラメータがデフォルト値から変更されていれば変更されたパラメータを用い、パラメータが変更されていなければデフォルト値を用いる。さらに、画像処理プログラム22は、読み出された複数のパラメータの中の組み合わせに、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合に、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理を実行する。【選択図】図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、デバイスの制御に用いるパラメータが書き込まれた設定ファイルを利用することが可能なプログラムに関する。
従来、画像処理を実行可能なデバイスの制御に用いるパラメータが書き込まれた設定ファイルを用意し、その設定ファイルに書き込まれたパラメータを読み出すことで、読み出されたパラメータがそのパラメータを読み出したプログラムないしデバイスに設定される技術が知られている。例えば特許文献1には、ネットワークに接続される画像処理装置が、サーバに記憶されたパラメータ設定ファイルからパラメータを読み出し、読み出したパラメータに基づいてジョブを実行する構成が開示されている。
特開平11-346288号公報
デバイスの制御に用いるパラメータは複数あり、その中の組み合わせには、同時に設定できない組み合わせが存在する場合がある。設定ファイルは、ユーザが手入力によって編集することも可能であり、同時に設定できないパラメータの組み合わせが書き込まれることもある。そのような設定ファイルからパラメータを読み出した場合、適切なパラメータが設定されない可能性がある。特許文献1には、同時に設定できないパラメータの組み合わせがパラメータ設定ファイルに書き込まれていた場合についての記載がない。
本明細書は、デバイスの制御に用いるパラメータが書き込まれた設定ファイルを利用することが可能なプログラムであって、適切なパラメータの組み合わせでの設定ファイルの利用を図る技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記コンピュータに、設定ファイルに書き込まれた複数のパラメータを前記情報処理装置のメモリに読み出す読出し処理を実行させ、前記設定ファイルは、画像処理を実行可能なデバイスの制御に用いる前記複数のパラメータが書き込まれたファイルであり、さらに前記コンピュータに、前記読出し処理によって前記メモリに読み出された前記複数のパラメータを、前記デバイスの制御に用いるパラメータのデフォルト値に設定する設定処理を実行させ、さらに前記コンピュータに、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して前記画像処理の実行指示を受け付けた場合に、前記情報処理装置の通信インタフェースを介して前記デバイスを制御するデバイス制御処理を実行させ、前記デバイス制御処理では、前記デバイスの制御に用いるパラメータが前記デフォルト値から変更されていれば、変更されたパラメータを用いて前記デバイスを制御し、前記デバイスの制御に用いるパラメータが前記デフォルト値から変更されていなければ、前記デフォルト値を用いて前記デバイスを制御し、さらに前記コンピュータに、前記読出し処理によって前記メモリに読み出された前記複数のパラメータの中の組み合わせに、同時に設定できない前記パラメータの組み合わせが存在する場合に、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための処理を実行させる、ように構成されている。
本明細書に開示されるプログラムは、設定ファイルから読み出された複数のパラメータの中の組み合わせに、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合に、その組み合わせを是正するための処理を実行させる。是正するための処理として、例えば、ユーザに報知すれば、ユーザによる設定ファイルの修正が期待でき、適切なパラメータの組み合わせをデフォルト値に設定できる可能性が高まる。
上記プログラムが組み込まれた情報処理装置、プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、およびプログラムの機能を実現するための制御方法も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、デバイスの制御に用いるパラメータが書き込まれた設定ファイルを利用することが可能なプログラムであって、適切なパラメータの組み合わせでの設定ファイルの利用を図る技術が実現される。
PCの電気的構成を示すブロック図である。 パラメータ設定処理の手順を示すフローチャートである。 設定ファイルの例を示す説明図である。 設定確認処理の手順を示すフローチャートである。 不可情報を含む中間データの例を示す説明図である。 不能情報を含む中間データの例を示す説明図である。 無効情報を含む中間データの例を示す説明図である。 パターンの例を示す説明図である。 パラメータ確認処理の手順を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態では、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)にて実行されるプログラムについて説明する。
本形態のPC1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。PC1は、情報処理装置の一例であり、CPU11は、コンピュータの一例である。また、PC1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。なお、図1中のコントローラ10は、PC1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12には、各種のプログラムや各種のデータが記憶されている。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。CPU11が備えるバッファも、メモリの一例である。なお、メモリ12の一例は、PC1に内蔵されるROM、RAM、HDD等に限らず、CPU11が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体、例えば、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体であっても良い。
ユーザIF13は、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザIF13は、情報を表示可能なディスプレイと、入力受付機能を有するマウスやキーボード等と、の組であっても良いし、表示機能と入力受付機能とを備えるタッチパネルであっても良い。
通信IF14は、外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF14の通信規格は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、USBなどである。PC1は、複数の通信規格に対応する複数の通信IF14を備えていてもよい。
本形態のPC1は、通信IF14を介して、例えば、図1に示すように、複合機(以下、「MFP」とする)3に接続されている。MFP3は、画像処理機能と、PC1との通信機能と、を備える装置である。MFP3は、デバイスの一例である。
PC1のメモリ12には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)21と、画像処理プログラム22と、が記憶されている。画像処理プログラム22は、プログラムの一例である。OS21は、例えば、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)である。
画像処理プログラム22は、MFP3等の画像処理を実行可能な装置を制御するプログラムである。本形態の画像処理プログラム22は、少なくともMFP3のモデルに対応可能なプログラムであり、ユーザの指示に基づいて、MFP3にコマンドを送信することでMFP3に各種の動作を行わせることができる。具体的には、画像処理プログラム22は、ユーザの指示に基づいて、印刷コマンドやスキャンコマンドを送信することで、MFP3に印刷やスキャンを実行させることができる。印刷やスキャンは、画像処理の一例である。
さらに、画像処理プログラム22は、MFP3を制御する際に、各種のパラメータを利用することができる。例えば、画像処理プログラム22は、MFP3にスキャンを実行させるスキャンコマンドを送信する際に、実行させるスキャンに関する設定情報をスキャンパラメータとして付加することができる。MFP3は、受信したコマンドとパラメータとに基づいて、印刷やスキャン等のジョブを実行する。
印刷パラメータやスキャンパラメータには複数の項目が有る。画像処理プログラム22は、各パラメータの複数の項目について、それぞれの値であるパラメータの指定を受け付ける。印刷パラメータの項目には、例えば、用紙サイズ、印刷解像度、カラー設定、両面設定、印刷方向、がある。スキャンパラメータの項目には、例えば、原稿サイズ、読み取り解像度、カラー設定、画像補正機能の設定、がある。
スキャンパラメータの項目の1つである画像補正機能は、原稿を読み取って取得した画像データをMFP3が自動的に補正して、補正後のデータをスキャンデータとして出力する機能である。MFP3が複数の画像補正機能を備えている場合、画像処理プログラム22は、画像補正機能ごとに、その機能を利用するか否かを示す情報を、スキャンパラメータに含ませることができる。画像補正機能としては、例えば、白紙除去機能、傾き補正機能、下地色除去機能、がある。
さらに、本形態の画像処理プログラム22は、例えば、図1に示すように、設定ファイル25を利用可能である。設定ファイル25は、画像処理プログラム22が読み出し可能な所定のフォルダに配置される所定のファイル名のファイルである。所定のフォルダは、例えば、画像処理プログラム22と同じフォルダ、画像処理プログラム22の設定情報が保存されているフォルダ、である。なお、設定ファイル25が保存されるフォルダは、PC1の内部メモリであるメモリ12に限らず、画像処理プログラム22が読み出し可能なサーバ等のフォルダであっても良い。設定ファイル25の詳細については、後述する。
続いて、画像処理プログラム22によるパラメータ設定処理の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。このパラメータ設定処理は、画像処理プログラム22が起動されたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。なお、以下の説明における処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、画像処理プログラム22に記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。
CPU11は、画像処理プログラム22が起動されるとまず、所定のフォルダに設定ファイル25が記憶されているか否かを判断する(S101)。設定ファイル25が有ると判断した場合(S101:YES)、CPU11は、設定ファイル25を読み出す(S102)。S102は、読出し処理の一例である。
設定ファイル25は、例えば、MFP3の管理者等によって生成されて所定のフォルダに配置されるファイルであり、画像処理プログラム22が読み出して利用することのできるファイルである。本形態の設定ファイル25は、例えば、iniファイルである。設定ファイル25は、画像処理プログラム22が読み出し可能なファイル形式であれば良く、iniファイルに限らず、例えば、他の形式のテキストファイルであっても良い。設定ファイル25には、例えば、図3に示すように、各行に「項目名=数値」の形式で、複数の項目名とそれぞれ対応するパラメータを示す数値とが記載される。
設定ファイル25に記載される項目名は、パラメータの項目ごとに、画像処理プログラム22によってあらかじめ定められた文字列で記載される。また、項目ごとに、選択可能な複数のパラメータのそれぞれに対応する数値が、あらかじめ定められている。画像処理プログラム22は、設定ファイル25を読み出して解析することで、設定ファイル25に記載されている内容を、パラメータの項目とその項目に対して指定されているパラメータと、の組み合わせとして取得できる。
設定ファイル25に記載される項目には、例えば、画像処理プログラム22の実行モード、選択デバイス、印刷パラメータやスキャンパラメータのデフォルト値、デバイスとの通信に利用するパラメータ、プッシュスキャンを行わせるためのパラメータ、がある。なお、図3では、日本語で各項目名の例を記載しているが、設定ファイル25の項目名は、項目に対応してあらかじめ画像処理プログラム22にて指定されている文字列であり、日本語の用語とは限らず、また、意味のある用語とは限らない。
設定ファイル25の項目のうち、実行モードは、この画像処理プログラム22を管理者モードで動作させるか一般ユーザモードで動作させるかを指定する情報である。画像処理プログラム22には、管理者モードでは受け付けるが、一般ユーザモードで動作された場合には受け付けない指示が有る。例えば、画像処理プログラム22に行わせる一連の動作の指示を記載したワークフローファイルのエクスポートの指示は、管理者モードでのみ受け付け可能である。なお、画像処理プログラム22は、読み出した設定ファイル25に実行モードの記載が無い場合、あるいは、読み出し対象の設定ファイル25がメモリ12等に記憶されていなかった場合、一般ユーザモードで動作する。
CPU11は、読み出した設定ファイル25に基づいて、実行モードが管理者モードであるか否かを判断する(S103)。設定ファイル25に記載される実行モードの情報は、特定情報の一例である。管理者モードは、特定のモードの一例であり、S103は、モード切替処理の一例である。
実行モードが管理者モードではないと判断した場合(S103:NO)、CPU11は、読み出した設定ファイル25の記載に基づいて、各種のパラメータをデフォルト値に設定する(S105)。S105は、設定処理の一例である。例えば、設定ファイル25に、スキャンパラメータの白紙除去機能に対応する項目名に対してオンを示す数値が記載されていれば、CPU11は、デフォルトのスキャンパラメータの白紙除去機能をオンに設定する。なお、設定ファイル25に記載されていない項目については、CPU11は、画像処理プログラム22があらかじめ備えるデフォルト値に設定する。
一方、所定のフォルダに設定ファイル25が記憶されていないと判断した場合(S101:NO)、CPU11は、全ての項目について、画像処理プログラム22があらかじめ備えるデフォルト値に設定する(S106)。
なお、画像処理プログラム22は、MFP3等を制御する処理を実行した場合、例えば、印刷やスキャンを指示するコマンドを送信した場合、その処理において使用した各種のパラメータをユーザ設定値として記憶する。S105またはS106では、CPU11は、ユーザ設定値が記憶されていれば、記憶されているユーザ設定値をデフォルト値に設定する。
S105またはS106の後、CPU11は、例えば、ユーザの指示を受け付けるための指示受付画面をユーザIF13に表示させる(S107)。指示受付画面は、設定を変更する指示、印刷ジョブやスキャンジョブを実行する指示、画像処理プログラム22の終了指示等の、各種の指示を受け付ける画面である。
そして、CPU11は、表示中の指示受付画面にて、設定変更の指示を受け付けたか否かを判断する(S111)。設定変更の指示を受け付けていないと判断した場合(S111:NO)、CPU11は、ジョブの実行指示を受け付けたか否かを判断する(S121)。ジョブの実行指示を受け付けていないと判断した場合(S121:NO)、CPU11は、画像処理プログラム22を終了させる指示を受け付けたか否かを判断する(S131)。終了指示を受け付けていないと判断した場合(S131:NO)、CPU11は、何らかの指示を受け付けるまで待機する。
設定変更の指示を受け付けたと判断した場合(S111:YES)、CPU11は、設定を受け付けるための設定画面をユーザIF13に表示させる(S112)。なお、S105またはS106の後、最初に表示される設定画面では、各種のパラメータとして、S105またはS106にて設定したデフォルト値が表示される。そして、CPU11は、設定画面に表示中のパラメータを確定する指示または設定変更をキャンセルする指示を受け付けるまで、設定画面へのユーザの入力を受け付け、受け付けた入力に基づいて内容を変更した設定画面を表示する。
なお、画像処理プログラム22には、印刷パラメータやスキャンパラメータとして、互いに矛盾するパラメータの組み合わせやMFP3が適切に動作できないパラメータの組み合わせなど、同時に設定できない複数のパラメータの組み合わせが存在する。CPU11は、表示中の設定画面にて、ユーザIF13を介して同時に設定できないパラメータの組み合わせでの設定指示を受け付けた場合、例えば、警告メッセージを表示させる。同時に設定できないパラメータの組み合わせには複数の種類があり、例えば、送信不可の組み合わせと、設定不能の組み合わせと、無効の組み合わせと、がある。
送信不可の組み合わせは、そのパラメータの組み合わせをMFP3に送信した場合のMFP3の挙動が不明であり、画像処理プログラム22にて送信が不可とされている組み合わせである。送信不可の組み合わせは、第1種の組み合わせの一例である。例えば、スキャンパラメータのうち、読み取り解像度として1200×1200dpiを示すパラメータと、原稿サイズとして長尺を示すパラメータと、の組み合わせは、送信不可の組み合わせである。CPU11は、例えば、ユーザIF13を介して、送信不可の組み合わせとなる設定指示を受け付けた場合、警告メッセージを表示させ、その組み合わせでの設定を受け付けない。
設定不能の組み合わせは、そのパラメータの組み合わせをMFP3に送信した場合、MFP3にて自動的に一方が無視される組み合わせである。設定不能の組み合わせは、第2種の組み合わせの一例である。例えば、スキャンパラメータのうち、白紙除去機能の利用を示すパラメータと、原稿サイズとして長尺を示すパラメータと、の組み合わせは、設定不能の組み合わせである。また、例えば、スキャンパラメータのうち、傾き補正機能の利用を示すパラメータと、原稿サイズとして長尺を示すパラメータと、の組み合わせは、設定不能の組み合わせである。CPU11は、例えば、ユーザIF13を介して、設定不能の組み合わせとなる設定指示を受け付けた場合、警告メッセージを表示させるものの、その組み合わせでのパラメータを設定する。
無効の組み合わせは、パラメータの組み合わせのうちの一方が、他方のパラメータが有効となるための条件を満たさない組み合わせである。例えば、白紙除去機能の除去対象となる白レベルのパラメータは、白紙除去機能のパラメータがオフに設定されている場合には無効となる。また、例えば、自動画像回転機能にて画像の向きを判断するための言語を示すパラメータは、自動画像回転機能のパラメータがオフに設定されている場合には無効となる。CPU11は、例えば、ユーザIF13を介して、無効の組み合わせの設定指示を受け付けない。CPU11は、例えば、白紙除去機能のパラメータがオンに設定されている状態でのみ、白レベルのパラメータの設定を受け付け可能とする。
CPU11は、表示中の設定画面にて、表示中の各パラメータに確定する指示または設定変更をキャンセルする指示を受け付けた場合、その指示に基づいて、パラメータを決定して(S113)、S107に戻り、設定画面を非表示として、指示受付画面を表示させる。
なお、画像処理プログラム22は、指示受付画面にて、プッシュスキャンの設定変更の指示をも受け付け可能である。プッシュスキャンは、MFP3等の操作パネルを介して実行指示を受け付けた場合に、あらかじめ画像処理プログラム22に設定されている設定値を利用して実行されるスキャンである。CPU11は、指示受付画面にて受け付けた指示がプッシュスキャンの設定変更の指示であると判断した場合、受け付けた設定をメモリ12に記憶してS107に戻る。
また、表示中の指示受付画面にて、ジョブの実行指示を受け付けたと判断した場合(S121:YES)、CPU11は、ユーザの指示に基づいてコマンドを作成し(S122)、作成したコマンドをMFP3に送信する(S123)。MFP3は、印刷コマンドやスキャンコマンド等のコマンドを受信した場合、受信したコマンドに基づく動作を行う。S123は、MFP3を制御する処理であり、デバイス制御処理の一例である。S123の後、CPU11は、S107に戻り、指示受付画面を表示させる。
なお、S105またはS106にて各パラメータのデフォルト値を設定した後、設定変更の指示を受け付けることなくジョブの実行指示を受け付けた場合、CPU11は、S122にて、デフォルト値のパラメータを用いてコマンドを作成する。一方、S105またはS106にて各パラメータのデフォルト値を設定した後、設定変更の指示を受け付け、パラメータがデフォルト値から変更されている場合、CPU11は、S122にて、デフォルト値から変更されたパラメータを用いてコマンドを作成する。
また、表示中の指示受付画面にて、画像処理プログラム22を終了させる指示を受け付けたと判断した場合(S131:YES)、CPU11は、指示受付画面の表示を終了させ、パラメータ設定処理を終了する。すなわち、CPU11は、画像処理プログラム22を終了させる。
一方、S102にて読み込んだ設定ファイル25に基づいて、実行モードが管理者モードであると判断した場合(S103:YES)、CPU11は、設定確認処理を実行する(S140)。設定確認処理は、S102にて読み込んだ設定ファイル25に記載されている複数のパラメータに、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有る場合に、設定ファイル25を是正するための処理である。
本形態の画像処理プログラム22は、あらかじめ所定のフォルダに設定ファイル25が配置されていれば、その設定ファイル25に基づいてデフォルト値を設定することができる。例えば、複数のPC等に組み込まれた複数の画像処理プログラム22によって制御されるMFP3を管理する管理者は、各画像処理プログラム22のデフォルト値を共通化したい場合に、共通の設定ファイル25を生成して、各PC等の所定のフォルダにそれぞれ配置することができる。
ただし、前述したように、画像処理プログラム22には、同時に設定できないパラメータの組み合わせがある。S102にて読み込んだ設定ファイル25が、適切な記載となっていない場合、S105にて設定されるデフォルト値やそのデフォルト値を利用した際のMFP3の動作は、管理者の意図とは異なるものとなる可能性がある。
なお、本形態の画像処理プログラム22は、設定ファイル25に実行モードの情報を含ませることができ、管理者モードでの動作中に設定確認処理を実行し、管理者モードではない場合には、設定確認処理を実行しない。一般ユーザには設定ファイル25を修正する権限がない可能性が高いことから、本形態の画像処理プログラム22は、一般ユーザモードでは設定確認処理を実行しない。これにより、一般ユーザに不安を与える可能性を低減できる。なお、CPU11は、実行モードが管理者モードであるか否かを、設定ファイル25の記載に限らず、例えば、ログインユーザ名に基づいて判断しても良い。
次に、設定確認処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。設定確認処理では、CPU11は、設定ファイル25に記載されている複数のパラメータに、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有るか否かを判断する(S201)。CPU11は、画像処理プログラム22が備える情報に基づいて、S201の判断を行う。
同時に設定できないパラメータの組み合わせが有ると判断した場合(S201:YES)、CPU11は、メモリ12に中間データ31を生成し(S203)、読み出した設定ファイル25を中間データ31にコピーする。そして、CPU11は、同時に設定できないパラメータの組み合わせとして、送信不可の組み合わせが設定ファイル25に含まれているか否かを判断する(S211)。
送信不可の組み合わせが含まれていると判断した場合(S211:YES)、CPU11は、例えば、図5に示すように、S203にて生成した中間データ31に、不可情報32を追加する(S213)。S213は、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理の一例である。なお、送信不可の組み合わせが、設定ファイル25に複数含まれていれば、CPU11は、S213にて、全ての送信不可の組み合わせについて、それぞれ不可情報32を追加する。
具体的には、設定ファイル25に、読み取り解像度として1200×1200dpiを示すパラメータと、原稿サイズとして長尺を示すパラメータと、が含まれている場合、CPU11は、例えば、図5に示すように、不可情報32をコメントとして追加する。不可情報32には、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有ることを示すメッセージ321と、その組み合わせの各パラメータの内容を示す情報322と、同時に設定できないパラメータを示す目印323と、が含まれる。不可情報32は、排他情報の一例である。
さらに、本形態の画像処理プログラム22は、送信不可の組み合わせを適正な組み合わせに変更するための情報を備えている。CPU11は、中間データ31に含まれる送信不可の組み合わせを、適正な組み合わせのパラメータに自動的に変更する(S214)。この図5の例では、CPU11は、元の「スキャンパラメータA=12」(図3)を、「スキャンパラメータA=3」に変更する。さらに、CPU11は、不可情報32として、あらかじめ定められた適正な組み合わせに変更したことを示すメッセージ324を,中間データ31に追加する。メッセージ324は、変更情報の一例である。
S214の後、または、送信不可の組み合わせが含まれていないと判断した場合(S211:NO)、CPU11は、同時に設定できないパラメータの組み合わせとして、設定不能の組み合わせが設定ファイル25に含まれているか否かを判断する(S221)。なお、S214にて中間データ31を変更した場合、CPU11は、変更後の中間データ31に基づいて、S221の判断を行う。
設定不能の組み合わせが含まれていると判断した場合(S221:YES)、CPU11は、例えば、図6に示すように、中間データ31に不能情報33を追加する(S223)。S223は、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理の一例である。なお、S213にて中間データ31に不可情報32が追加されている場合には、CPU11は、不可情報32に続けて不能情報33を追加する。また、設定不能の組み合わせが、設定ファイル25に複数含まれていれば、CPU11は、S223にて、全ての設定不能の組み合わせについて、それぞれ不能情報33を追加する。
具体的には、設定ファイル25に、白紙除去機能の利用を示すパラメータと、原稿サイズとして長尺を示すパラメータと、の組み合わせが含まれている場合、CPU11は、例えば、図6に示すように、不能情報33をコメントとして追加する。不能情報33には、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有ることを示すメッセージ331と、その組み合わせの各パラメータの内容を示す情報332と、同時に設定できないパラメータを示す目印333と、が含まれる。不能情報33は、排他情報の一例である。
なお、前述したように、設定不能の組み合わせを含むパラメータがMFP3に送信されても、いずれか一方が自動的に無視されるのみで悪影響はない。そのため、CPU11は、設定不能の組み合わせが含まれていても、パラメータの変更は行わない。
S223の後、または、設定不能の組み合わせが含まれていないと判断した場合(S221:NO)、CPU11は、同時に設定できないパラメータの組み合わせとして、無効の組み合わせが設定ファイル25に含まれているか否かを判断する(S231)。なお、S214にて中間データ31を変更した場合、CPU11は、変更後の中間データ31に基づいて、S231の判断を行う。
無効の組み合わせが含まれていると判断した場合(S231:YES)、CPU11は、例えば、図7に示すように、中間データ31に無効情報34を追加する(S233)。S233は、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理の一例である。なお、中間データ31に不可情報32や不能情報33が追加されている場合には、CPU11は、不可情報32や不能情報33に続けて、無効情報34を追加する。また、無効の組み合わせが、設定ファイル25に複数含まれていれば、CPU11は、S233にて、全ての無効の組み合わせについて、それぞれ無効情報34を追加する。
具体的には、設定ファイル25に、白紙除去機能を利用しないことを示すパラメータと、白レベルを指定するパラメータと、の組み合わせが含まれている場合、CPU11は、例えば、図7に示すように、無効情報34をコメントとして追加する。無効情報34には、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有ることを示すメッセージ341と、その組み合わせの各パラメータの内容を示す情報342と、同時に設定できないパラメータを示す目印343と、が含まれる。無効情報34は、排他情報の一例である。情報342は、他方のパラメータを用いてMFP3を制御するために満たさなければならない一方のパラメータの条件を示す情報の一例である。
なお、前述したように、無効の組み合わせを含むパラメータがMFP3に送信されても、自動的に無効となるのみで悪影響はない。そのため、CPU11は、無効の組み合わせが含まれていても、パラメータの変更は行わない。
S233の後、または、無効の組み合わせが含まれていないと判断した場合(S231:NO)、CPU11は、各情報を追加した中間データ31をファイルに書き出す(S241)。CPU11は、例えば、設定ファイル25とは別のファイルとして、新たな設定ファイル26を生成する。S241は、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理の一例である。
なお、画像処理プログラム22は、無効の組み合わせのうちの前提条件となるパラメータが指定されていない場合、そのパラメータがオフに設定されている場合と同様の処理を行う。前提条件となるパラメータは、例えば、白レベルのパラメータに対する白紙除去機能のパラメータ、画像の向きを判断するための言語のパラメータに対する自動画像回転機能のパラメータ、である。例えば、設定ファイル25に、白紙除去機能を利用することを示すパラメータが含まれていない場合、白紙除去機能を利用しないことを示すパラメータが含まれている場合と同様に、白レベルを指定するパラメータは無効となる。CPU11は、設定ファイル25に、前提条件のパラメータが含まれていない場合も、無効の組み合わせが有ると判断しても良い。
S241の後、または、同時に設定できないパラメータの組み合わせが、読み出した設定ファイル25に含まれていないと判断した場合(S201:NO)、CPU11は、設定確認処理を終了して、パラメータ設定処理に戻る。
なお、S241では、CPU11は、設定ファイル26を設定ファイル25とは別に生成する代わりに、設定ファイル25に上書きするとしても良い。上書きすれば、ファイルを混同するおそれが無く、また、一方を削除するなどの手間も無くなる。一方、別ファイルとして生成すれば、設定ファイル25を生成した管理者が両ファイルを比較することができ、同時に設定できないパラメータの組み合わせを、把握し易い。
なお、本形態では、設定ファイル25、26としてiniファイルを利用するものとし、図5、図6、図7では、不可情報32や不能情報33や無効情報34として、各行頭にコメントマーク「;」を付加したコメント行を追加する例を示した。コメントマーク「;」は、iniファイルにおいて、その行の情報を処理の対象としないことを示すマークであり、画像処理プログラム22は、コメントマークの付加されている行を読み出しの対象としない。従って、画像処理プログラム22は、S241にて生成された設定ファイル26を、各情報が含まれているままで利用できる。なお、コメントマークは、その行が画像処理プログラム22による読み出しの対象とならないことを示す情報であれば良く、「;」に限らない。
さらに、送信不可の組み合わせはS214にて変更されているので、S241では、送信不可の組み合わせを含まない設定ファイル26が生成される。従って、設定ファイル25に代えて設定ファイル26を利用することで、画像処理プログラム22に送信不可の組み合わせが含まれるパラメータが設定されることは、回避できる。
なお、設定不能の組み合わせや無効の組み合わせが有る場合には、CPU11は、中間データ31を変更しないとしたが、変更しても良い。CPU11は、例えば、設定不能の組み合わせのいずれかのパラメータを変更して、設定不能の組み合わせを解消した設定ファイル26を生成しても良い。例えば、スキャンパラメータのうち、白紙除去機能の利用を示すパラメータと、原稿サイズとして長尺を示すパラメータと、の組み合わせが含まれていた場合、CPU11は、白紙除去機能を利用しないことを示すパラメータに変更した設定ファイル26を生成しても良い。
また、CPU11は、例えば、無効の組み合わせを有効にするための条件となるパラメータを変更して、無効の組み合わせの無い設定ファイル26を生成しても良い。例えば、白紙除去機能の除去対象となる白レベルのパラメータが設定されている場合、CPU11は、白紙除去機能を利用することを示すパラメータに変更した設定ファイル26を生成しても良い。
ただし、設定不能の組み合わせや無効の組み合わせでは、全ての組み合わせを解消することは不可能である可能性がある。また、1つのパラメータを変更すると、他のパラメータとの組み合わせが、あらたに設定不能の組み合わせや無効の組み合わせとなる場合がある。そこで、CPU11は、例えば、設定不能の組み合わせや無効の組み合わせの少なくとも一部を解消した複数の新たな設定ファイルを生成しても良い。
例えば、CPU11は、設定不能の組み合わせや無効の組み合わせが含まれると判断した場合、S223の後またはS233の後であって、S241の前に、設定不能の組み合わせや無効の組み合わせの少なくとも一部を解消できるパラメータのパターンを抽出する。そして、CPU11は、抽出されたパターンごとに、そのパターンに示される組み合わせとなるようにパラメータを変更した複数の新たな設定ファイルを、S241にて生成しても良い。具体的には、例えば、図8に示すように、白紙除去機能をオフに変更する「パターン1」と、原稿サイズを定型サイズに変更する「パターン2」と、が抽出された場合、CPU11は、これらの2種類のパターンに基づいてパラメータを変更した2つの設定ファイルを、設定ファイル25とは別のファイルとして生成する。
設定不能の組み合わせや無効の組み合わせでは、パラメータの変更が必須ではないため、変更可能なパターンを少なくとも1つ抽出し、抽出されたパターンごとに別のファイルとして設定ファイルを生成することで、変更可能なパラメータの組み合わせを選択可能として提示できる。管理者は、複数の設定ファイルから選択することができるので、設定の自由度が高まる。
図2のパラメータ設定処理の説明に戻る。S140の設定確認処理の終了後、CPU11は、設定確認処理のS241にて新たなファイルを生成したか否かを判断する(S141)。生成していないと判断した場合(S141:NO)、CPU11は、S105に進み、前述したように、デフォルト値を設定してユーザの入力を受け付ける。
一方、新たなファイルを生成したと判断した場合(S141:YES)、CPU11は、元の設定ファイル25に、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在することを示すメッセージを、ユーザIF13に表示させる(S143)。S143は、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理の一例であり、報知処理の一例である。同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在することを報知することで、管理者が、その旨に気付きやすい。その結果、同時に設定できないパラメータの組み合わせが生じないように、設定ファイル25が変更されることが期待できる。
さらに、CPU11は、生成した新たな設定ファイル26を開くことを指示して(S144)、パラメータ設定処理を終了する。すなわち、CPU11は、画像処理プログラム22を終了させる。
管理者は、コメントが書き込まれた設定ファイル26を確認することで、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在することやその内容を把握できる。そして、例えば、設定ファイル25または設定ファイル26を修正して利用できるので、管理者の意図と異なるデフォルトの設定となる可能性が低減される。
なお、画像処理プログラム22とは別に、設定ファイル25の記載を確認するためのパラメータ確認プログラムがあっても良い。パラメータ確認プログラムは、設定ファイル25に同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合に、その組み合わせを是正するための処理を行うプログラムである。パラメータ確認プログラムは、設定ファイル25の読み出し指示を受け付けたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。
パラメータ確認プログラムによるパラメータ確認処理の手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明および図9では、図2のパラメータ設定処理と同じ内容のステップについては、同じ符号を付して、説明を簡略化する。
パラメータ確認処理では、CPU11は、指示された設定ファイル25を読み出し(S102)、設定確認処理(図4)を実行する(S140)。そして、CPU11は、設定確認処理にて新たな設定ファイルを生成したか否かを判断する(S141)。生成したと判断した場合には(S141:YES)、CPU11は、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有ることを報知する(S143)。CPU11は、生成した新たな設定ファイルを開いても良い。S143は、同時に設定できないパラメータの組み合わせを是正するための処理の一例である。
一方、新たな設定ファイルを生成しなかったと判断した場合(S141:NO)、CPU11は、同時に設定できないパラメータの組み合わせが無いことを報知する(S301)。S143またはS301の後、CPU11は、パラメータ確認処理を終了する。
このパラメータ確認プログラムによっても、読み出し対象となった設定ファイル25に、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合には、是正するための処理が実行されるので、ユーザによる設定ファイル25の修正が期待できる。この構成の場合、パラメータ確認プログラムがプログラムの一例であり、画像処理プログラム22はアプリケーションの一例である。PC1がパラメータ確認プログラムを備える場合、画像処理プログラム22は、設定確認処理を実行する機能を備えなくても良い。つまり、画像処理プログラム22に基づいて実行されるパラメータ設定処理には、S140~S144は無くても良い。
以上、詳細に説明したように、本形態の画像処理プログラム22は、設定ファイル25を読み出して、その内容を確認し、設定ファイル25に含まれる複数のパラメータの組み合わせに、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合に、その組み合わせを是正するための処理を実行させる。これにより、ユーザによる設定ファイル25の修正が期待でき、適切なパラメータの組み合わせをデフォルト値に設定できる可能性が高まる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、PC1に代えて、例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォンであってもよい。また、MFPに限らず、プリンタ、コピー機、FAX装置、スキャナ等、画像処理機能と通信機能とを備える装置であればよい。
また、例えば、各図に示した設定ファイルの内容や中間データのコメント等は、いずれも一例であり、含まれる文言や表示形態は、図示の例に限らない。また、例えば、設定ファイルに実行モードの項目や選択デバイスの項目は含まれなくても良い。
また、本形態では、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合、新たな設定ファイル26を生成し、さらに報知するとしたが、ファイルの生成と報知とのいずれか一方のみを行っても良い。例えば、設定確認処理のS241を削除して、中間データ31に追加した情報を報知する、としても良い。また、例えば、パラメータ設定処理のS143を削除し、S141にてYESと判断した場合にはS144に進む、としても良い。また、本形態では、パラメータ設定処理のS144にて、生成した新たな設定ファイルを開くとしたが、開かなくても良い。
また、本形態では、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合、新たな設定ファイル26を生成した後に、報知するとしたが、報知のタイミングはこれに限らない。例えば、CPU11は、設定確認処理のS201にて、同時に設定できないパラメータの組み合わせが有ると判断した場合に、中間データ31の生成前または生成後に報知しても良い。あるいは、CPU11は、同時に設定できないパラメータの組み合わせの種類を特定した後、中間データ31に追加するコメントの内容を報知しても良い。
また、本形態では、同時に設定できないパラメータの組み合わせが存在する場合、コメントを追加した新たな設定ファイル26を生成するとしたが、コメントのみを含むファイルと新たな設定ファイルとを別のファイルとして生成しても良い。コメントのみを含むファイルでは、コメント文のコメントマークは無くても良い。
また、本形態では、送信不可の組み合わせが含まれる場合、パラメータを変更した設定ファイル26を生成するとしたが、パラメータの変更は行わなくても良い。例えば、送信不可の組み合わせのパラメータの少なくとも一方にコメントマークを付加して、設定対象から外すとしても良い。
また、本形態では、画像処理プログラム22の起動時に設定ファイル25を読み出すとしたが、設定ファイル25を読み出すタイミングは、これに限らない。CPU11は、例えば、設定変更の指示やジョブ実行の指示を受け付けた場合に、設定ファイル25を読み出しても良い。この場合、CPU11は、設定ファイル25のうち、受け付けた指示の対象であるジョブの種類に関する部分のみを読み出しても良い。この場合、設定確認処理では、設定ファイル25のうち、読み出しの対象となった部分のみを確認しても良い。
また、本形態の設定確認処理では、同時に設定できないパラメータの組み合わせについて確認する処理のみを説明したが、読み出した設定ファイルの記載に、例えば、項目名や数値としてあらかじめ定められた選択肢以外の記載が含まれている場合にも、コメントとして中間データ31に追加しても良い。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 PC
3 MFP
11 CPU
12 メモリ
13 ユーザIF
14 通信IF

Claims (14)

  1. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    設定ファイルに書き込まれた複数のパラメータを前記情報処理装置のメモリに読み出す読出し処理を実行させ、前記設定ファイルは、画像処理を実行可能なデバイスの制御に用いる前記複数のパラメータが書き込まれたファイルであり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記読出し処理によって前記メモリに読み出された前記複数のパラメータを、前記デバイスの制御に用いるパラメータのデフォルト値に設定する設定処理を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、
    前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して前記画像処理の実行指示を受け付けた場合に、前記情報処理装置の通信インタフェースを介して前記デバイスを制御するデバイス制御処理を実行させ、前記デバイス制御処理では、前記デバイスの制御に用いるパラメータが前記デフォルト値から変更されていれば、変更されたパラメータを用いて前記デバイスを制御し、前記デバイスの制御に用いるパラメータが前記デフォルト値から変更されていなければ、前記デフォルト値を用いて前記デバイスを制御し、
    さらに前記コンピュータに、
    前記読出し処理によって前記メモリに読み出された前記複数のパラメータの中の組み合わせに、同時に設定できない前記パラメータの組み合わせが存在する場合に、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  2. 請求項1に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記設定ファイルに特定のモードを示す特定情報が含まれるか否かを判断し、前記特定情報が含まれると判断した場合に、前記特定のモードで動作させ、前記特定情報が含まれないと判断した場合に、前記特定のモードで動作させない、モード切替処理を実行させ、前記設定ファイルには、前記特定情報を含めることが可能であり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記特定のモードで動作中、前記読出し処理によって読み出された前記複数のパラメータの中の組み合わせに、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせが存在する場合に、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理を実行させ、前記特定のモードで動作していなければ、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理を実行させない、
    ように構成されるプログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理を実行した場合に、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせが存在することを、前記ユーザインタフェースを用いて報知する報知処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせがあることを示す排他情報が書き込まれた新たな設定ファイルを生成する、
    ように構成されるプログラム。
  5. 請求項4に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、前記排他情報として、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせがあることを示すコメントが書き込まれた前記新たな設定ファイルを生成し、前記コメントは、前記読出し処理による読み出し対象とならない情報である、
    ように構成されるプログラム。
  6. 請求項5に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、前記排他情報として、前記パラメータの内容を示す情報を含む前記コメントが書き込まれた前記新たな設定ファイルを生成する、
    ように構成されるプログラム。
  7. 請求項5または請求項6に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせのうち一方が、他方のパラメータを用いて前記デバイスを制御するための条件を満たさない場合に、前記排他情報として、前記他方のパラメータを用いて前記デバイスを制御するために満たさなければならない前記一方のパラメータの条件を示す情報を含む前記コメントが書き込まれた前記新たな設定ファイルを生成する、
    ように構成されるプログラム。
  8. 請求項4から請求項7のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、前記排他情報として、同時に設定できない組み合わせとなる前記パラメータのそれぞれに関連付けて、同時に設定できないことを示す目印が書き込まれた前記新たな設定ファイルを生成する、
    ように構成されるプログラム。
  9. 請求項4から請求項8のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、前記排他情報が書き込まれた前記新たな設定ファイルを、前記読出し処理による読み出し対象となった前記設定ファイルとは別のファイルとして生成する、
    ように構成されるプログラム。
  10. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを、同時に設定できる前記パラメータの組み合わせに変更した新たな設定ファイルを生成する、
    ように構成されるプログラム。
  11. 請求項10に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを、同時に設定できる前記パラメータの前記組み合わせに変更し、さらに同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを変更したことを示す変更情報が書き込まれた前記新たな設定ファイルを生成する、
    ように構成されるプログラム。
  12. 請求項10または請求項11に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、同時に設定できない前記パラメータの組み合わせを、同時に設定できるパラメータの組み合わせに変更した前記新たな設定ファイルを、前記読出し処理による読み出し対象となった前記設定ファイルとは別のファイルとして生成する、
    ように構成されるプログラム。
  13. 請求項10または請求項11に記載するプログラムであって、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせには、第1種の組み合わせと、第2種の組み合わせと、が含まれ、前記第1種の組み合わせは、画像処理を実行可能な前記デバイスへの送信が不可の組み合わせであり、前記第2種の組み合わせは、画像処理を実行可能な前記デバイスへの送信が可能であり、前記デバイスによって前記組み合わせの少なくとも一方のパラメータが利用されない組み合わせであり、
    前記コンピュータに、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための前記処理では、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせが前記第1種の組み合わせであった場合、同時に設定できない前記パラメータの組み合わせを、同時に設定できる前記パラメータの前記組み合わせに変更した前記新たな設定ファイルを生成し、
    同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせが前記第2種の組み合わせであった場合、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせのうちいずれか一方のパラメータを変更することで同時に設定できる前記パラメータの前記組み合わせとなるパターンを少なくとも1つ抽出し、抽出された前記パターンごとに、そのパターンに示される前記パラメータの組み合わせに変更した前記新たな設定ファイルを、前記読出し処理による読み出し対象となった前記設定ファイルとは別のファイルとして生成する、
    ように構成されるプログラム。
  14. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して設定ファイルの読み出し指示を受け付けた場合に、前記設定ファイルに書き込まれた複数のパラメータを前記情報処理装置のメモリに読み出す読出し処理を実行させ、前記設定ファイルは、画像処理を実行可能なデバイスの制御に用いる前記複数のパラメータが書き込まれたファイルであり、前記デバイスを制御するアプリケーションに前記複数のパラメータが読み出されることで、読み出された前記複数のパラメータを、前記アプリケーションに設定することが可能なファイルであり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記読出し処理によって前記メモリに読み出された前記複数のパラメータの中の組み合わせに、同時に設定できない前記パラメータの組み合わせが存在する場合に、同時に設定できない前記パラメータの前記組み合わせを是正するための処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
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