JP2011050005A - 画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】文書データが示す複数頁分の原稿の内、記録シートに形成されている原稿画像の元になった原稿を特定することができる画像処理システムを提供する。
【解決手段】原稿画像及び識別画像が形成されている第1の記録シートから、画像読取部12が識別画像を読み取り、読み取られた識別画像から、画像処理部14が識別情報を抽出する。抽出された識別情報に基づいて、制御部11は、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを記憶部13から読み出す。次に、制御部11は、読み出した文書データから、抽出された識別情報によって特定される1頁分の原稿のデータを抽出し、抽出した原稿のデータ及び識別情報夫々をラスタライズしてなる画像データを生成し、生成した画像データを画像形成部15に与える。画像形成部15は、与えられた画像データに基づいて、原稿画像及び識別画像が形成されている第2の記録シートを出力する。
【選択図】図1
【解決手段】原稿画像及び識別画像が形成されている第1の記録シートから、画像読取部12が識別画像を読み取り、読み取られた識別画像から、画像処理部14が識別情報を抽出する。抽出された識別情報に基づいて、制御部11は、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを記憶部13から読み出す。次に、制御部11は、読み出した文書データから、抽出された識別情報によって特定される1頁分の原稿のデータを抽出し、抽出した原稿のデータ及び識別情報夫々をラスタライズしてなる画像データを生成し、生成した画像データを画像形成部15に与える。画像形成部15は、与えられた画像データに基づいて、原稿画像及び識別画像が形成されている第2の記録シートを出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、識別情報によって特定される文書データを、文書データが記憶されている記憶装置から読み出す画像処理システムに関する。
プリンタは、1頁又は複数頁からなる文書を示す文書データに基づいて、ユーザが所望する頁の原稿を示す原稿画像を記録シートに形成する。
コピー機は、記録シートに形成されている原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像を、この原稿画像が形成されている記録シートとは異なる記録シートに形成(即ち複写)する。ただし、複写された原稿画像は、複写元の原稿画像に比べて、画質が劣化している。
一方、文書データに基づいて原稿画像を記録シートに形成する場合には、原稿画像の画質の劣化は起こらない。
コピー機は、記録シートに形成されている原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像を、この原稿画像が形成されている記録シートとは異なる記録シートに形成(即ち複写)する。ただし、複写された原稿画像は、複写元の原稿画像に比べて、画質が劣化している。
一方、文書データに基づいて原稿画像を記録シートに形成する場合には、原稿画像の画質の劣化は起こらない。
そこで、原稿画像の元になった原稿が含まれる文書を示す文書データ(以下、原稿画像の元になった原稿に係る文書データという)を識別する識別情報を、記録シートに付与しておくことが提案されている(特許文献1〜4参照)。この場合、文書データと文書データを識別する識別情報とが関連付けられて、記憶装置に記憶されている。
画像形成装置は、記録シートに付与されている識別情報を検出し、検出された識別情報によって特定される文書データを記憶装置から読み出し、読み出した文書データに基づいて、原稿画像を記録シートに形成する。
画像形成装置は、記録シートに付与されている識別情報を検出し、検出された識別情報によって特定される文書データを記憶装置から読み出し、読み出した文書データに基づいて、原稿画像を記録シートに形成する。
1個の文書データが示す文書に、多数頁分の原稿が含まれている場合、ユーザは、多数頁分の原稿から抜粋した少数頁分の原稿を所望することがある。この場合、ユーザの手元には、ユーザが所望した少数頁分の原稿画像が形成された少数枚の記録シートが存在する。
ところが、識別情報は、1頁目の原稿画像が形成されている記録シートに付与されることが多い。このため、2頁目以降の原稿画像が形成されている記録シートしかユーザの手元に存在しない場合には、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを特定することができない、という問題が生じる。
ところが、識別情報は、1頁目の原稿画像が形成されている記録シートに付与されることが多い。このため、2頁目以降の原稿画像が形成されている記録シートしかユーザの手元に存在しない場合には、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを特定することができない、という問題が生じる。
この問題を解決するためには、2頁目の原稿画像が形成されている記録シートにも識別情報を付与することが考えられる。
しかしながら、この場合、同一の文書データに基づく複数頁分の原稿画像が形成された複数枚の記録シート夫々に、同一の識別情報が付与される。従って、複数枚の記録シート全てが手元に存在するユーザにとっては、各記録シートに無用の識別情報が付与されていることになるため、冗長である。
しかしながら、この場合、同一の文書データに基づく複数頁分の原稿画像が形成された複数枚の記録シート夫々に、同一の識別情報が付与される。従って、複数枚の記録シート全てが手元に存在するユーザにとっては、各記録シートに無用の識別情報が付与されていることになるため、冗長である。
ここで、例えば2頁目の原稿画像が形成されている記録シートを所持しているユーザが、2頁目の原稿画像のみの複写を所望している場合を考える。
この場合、画像形成装置は、記録シートに付与されている識別情報を検出し、検出した識別情報に基づいて、文書データを特定する。ところが、画像形成装置には、記録シートに形成されている原稿画像が、何頁目の原稿画像であるのかを判定するすべはない。このため、2頁目の原稿画像を記録シートに形成するようユーザが画像形成装置に対して指示を与える必要が生じる。
この場合、画像形成装置は、記録シートに付与されている識別情報を検出し、検出した識別情報に基づいて、文書データを特定する。ところが、画像形成装置には、記録シートに形成されている原稿画像が、何頁目の原稿画像であるのかを判定するすべはない。このため、2頁目の原稿画像を記録シートに形成するようユーザが画像形成装置に対して指示を与える必要が生じる。
しかしながら、頁番号を示す画像が原稿画像に含まれていない場合には、ユーザにさえも、記録シートに形成されている原稿画像が、何頁目の原稿画像であるのかを判断するすべはない。従って、ユーザは、例えば文書データに基づく原稿画像を表示装置に表示させて、記録シートに記録されている原稿画像と同一の原稿画像を目視で探索しなければならない。この後、2頁目の原稿画像を記録シートに形成するようユーザが画像形成装置に対して指示を与える必要が生じる。
以上のことから、画像形成装置には、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを特定して原稿画像を複写する機能のみならず、更に応用的な機能が求められている。
以上のことから、画像形成装置には、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを特定して原稿画像を複写する機能のみならず、更に応用的な機能が求められている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、文書データ及び原稿を個々に識別する識別情報によって文書データを特定する構成とすることにより、特定された文書データが示す複数頁分の原稿の内、記録シートに形成されている原稿画像の元になった原稿を特定することができる画像処理システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、特定された文書データに基づき、少なくとも識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像と、識別情報を示す識別画像とを記録シートに形成する構成とすることにより、ユーザが頁番号を指示することなく、記録シートに形成されている原稿画像の複製を得ることができる画像処理システムを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、特定された文書データと識別情報とをデータ処理装置へ送信する構成とすることにより、データ処理装置が文書データを処理する際の利便性を向上させることができる画像処理システムを提供することにある。
本発明に係る画像処理システムは、複数頁からなる文書を示す文書データを記憶する記憶装置と、複数頁からなる文書の内の1頁分の原稿を示す原稿画像と、前記記憶装置に記憶されており、前記1頁分の原稿が含まれる文書を示す文書データ、及び該文書データが示す文書における前記1頁分の原稿を識別する識別情報を示す識別画像とが形成してある記録シートから、少なくとも前記識別画像を読み取る読取装置と、該読取装置が読み取った識別画像から、前記識別情報を抽出する抽出装置とを備える画像処理システムであって、前記記憶装置に記憶されている文書データには、該文書データ、及び該文書データが示す文書における各1頁分の原稿を識別する識別情報が関連付けられており、前記抽出装置が抽出した識別情報によって特定される文書データを前記記憶装置から読み出す読出装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記読出装置が読み出した文書データに基づいて、少なくとも前記識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像と、前記文書データ、及び該文書データが示す文書における前記1頁分の原稿を識別する識別情報を示す識別画像とを記録シートに形成する画像形成装置を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記読出装置が読み出した文書データ及び前記抽出装置が抽出した識別情報を、受信した文書データを処理するデータ処理装置へ送信する送信装置を更に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、画像処理システムが、記憶装置、読取装置、抽出装置、及び読出装置を備える。
記憶装置には、文書データが記憶されている。
ただし、記憶装置に記憶されている文書データは、N頁からなる文書(即ち、N頁分の原稿)を示すものである。ここで、NはN≧2の自然数である。何故ならば、1頁からなる文書を示す文書データにおいては、1頁分の原稿を識別する必要はないからである。
記憶装置には、文書データが記憶されている。
ただし、記憶装置に記憶されている文書データは、N頁からなる文書(即ち、N頁分の原稿)を示すものである。ここで、NはN≧2の自然数である。何故ならば、1頁からなる文書を示す文書データにおいては、1頁分の原稿を識別する必要はないからである。
また、記憶装置に記憶されている文書データには、識別情報が関連付けられている。文書データに関連付けられている識別情報は、文書データ及び各1頁分の原稿を識別するものである。従って、N頁分の原稿を示す文書データには、N頁分の識別情報が関連付けられている。
記録シートには、N頁からなる文書の内の1頁分の原稿を示す原稿画像と、識別情報を示す識別画像とが形成されている。読取装置は、記録シートから少なくとも識別画像を読み取り、抽出装置は、読取装置が読み取った識別画像が示す識別情報を抽出する。
記録シートには、N頁からなる文書の内の1頁分の原稿を示す原稿画像と、識別情報を示す識別画像とが形成されている。読取装置は、記録シートから少なくとも識別画像を読み取り、抽出装置は、読取装置が読み取った識別画像が示す識別情報を抽出する。
記録シートに形成されている識別画像が示す識別情報は、記録シートに形成されている1頁分の原稿画像が示す1頁分の原稿が含まれる文書を示す文書データ(即ち、この原稿のデータが含まれている文書データ)、及び、この1頁分の原稿を識別するものである。
従って、抽出装置が抽出した識別情報によって、記録シートに形成されている原稿画像の元になった原稿に係る文書データが特定される。更に、特定された文書データが示すN頁分の原稿の内、記録シートに形成されている1頁分の原稿画像の元になった原稿が特定される。
従って、抽出装置が抽出した識別情報によって、記録シートに形成されている原稿画像の元になった原稿に係る文書データが特定される。更に、特定された文書データが示すN頁分の原稿の内、記録シートに形成されている1頁分の原稿画像の元になった原稿が特定される。
本発明にあっては、画像処理システムが、画像形成装置を更に備える。
画像形成装置は、読出装置が読み出した文書データに基づいて、N頁からなる文書の内の1頁分の原稿を示す原稿画像と、この文書データ及びこの1頁分の原稿を識別する識別情報を示す識別画像とを記録シートに形成する。このとき形成される原稿画像は、少なくとも、抽出装置が抽出した識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像である。
画像形成装置は、読出装置が読み出した文書データに基づいて、N頁からなる文書の内の1頁分の原稿を示す原稿画像と、この文書データ及びこの1頁分の原稿を識別する識別情報を示す識別画像とを記録シートに形成する。このとき形成される原稿画像は、少なくとも、抽出装置が抽出した識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像である。
つまり、原稿画像が形成されている第1の記録シートを画像処理システムに与えれば、同一の原稿画像が形成されている第2の記録シートが得られる。しかも、第2の記録シートに形成されている原稿画像は、第1の記録シートに形成されている原稿画像の画質以上の画質を有する。
仮に、コピー機が原稿画像を直接的に複写する場合には、第2の記録シートに形成されている原稿画像の画質は、第1の記録シートに形成されている原稿画像の画質よりも劣化している。
仮に、コピー機が原稿画像を直接的に複写する場合には、第2の記録シートに形成されている原稿画像の画質は、第1の記録シートに形成されている原稿画像の画質よりも劣化している。
本発明にあっては、画像処理システムが、送信装置を更に備える。
送信装置は、読出装置が読み出した文書データと、抽出装置が抽出した識別情報とを、データ処理装置へ送信する。
データ処理装置は、受信した文書データを処理する。ここで、文書データの処理とは、例えば、文書データに含まれる原稿の修正、削除、又は追加等である。
文書データを処理する際に、データ処理装置は、受信した識別情報を利用することが可能である。例えば、データ処理装置は、受信した識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像を、データ処理装置が有する表示画面に表示させる。
送信装置は、読出装置が読み出した文書データと、抽出装置が抽出した識別情報とを、データ処理装置へ送信する。
データ処理装置は、受信した文書データを処理する。ここで、文書データの処理とは、例えば、文書データに含まれる原稿の修正、削除、又は追加等である。
文書データを処理する際に、データ処理装置は、受信した識別情報を利用することが可能である。例えば、データ処理装置は、受信した識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像を、データ処理装置が有する表示画面に表示させる。
本発明の画像処理システムによる場合、1個の文書データが示すN頁分の原稿の内、任意のn頁分の原稿を示す原稿画像と、n頁分の識別情報を示す識別画像とが、n枚の記録シートに形成されている。ここで、nは1≦n≦Nの自然数である。
この場合、n枚の記録シート夫々に形成されている識別画像が示す識別情報の何れによっても、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを特定することができる。つまり、n枚の内の何れかの記録シートが手元に存在すれば、ユーザは、例えば文書データに基づいて形成された高画質の原稿画像を入手することができる。
この場合、n枚の記録シート夫々に形成されている識別画像が示す識別情報の何れによっても、原稿画像の元になった原稿に係る文書データを特定することができる。つまり、n枚の内の何れかの記録シートが手元に存在すれば、ユーザは、例えば文書データに基づいて形成された高画質の原稿画像を入手することができる。
また、n枚の記録シート夫々に形成されている識別画像が示す識別情報は、互いに異なる。このため、n枚の記録シート夫々に、同一の識別情報を示す識別画像が形成されている、という無駄を省くことができる。しかも、画像処理システムは、文書データが示すN頁分の原稿の内、n枚の記録シートに形成されている原稿画像夫々の元になった各1頁分の原稿を容易に特定することができる。
本発明の画像処理システムによる場合、第1の記録シートから得られた識別情報を用いて、第1の記録シートに形成されている原稿画像と同一の原稿画像が形成された第2の記録シートをユーザが入手することができる。たとえ、第1の記録シートに形成されている原稿画像の画質が劣化していたとしても、第2の記録シートに形成される原稿画像は高画質である。
しかも、例えばn頁目の原稿画像が形成されている記録シートを所持しているユーザが、n頁目の原稿画像のみの複写を所望している場合には、画像処理システムに対してユーザが頁番号を指定する必要はない。何故ならば、記録シートから得られた識別情報によって、原稿を特定することができるからである。この結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
更に、第2の記録シートには、原稿画像と共に識別画像も形成されている。従って、第2の記録シートを画像処理システムに与えれば、同一の原稿画像が形成されている第3の記録シートを得ることができる。
更に、第2の記録シートには、原稿画像と共に識別画像も形成されている。従って、第2の記録シートを画像処理システムに与えれば、同一の原稿画像が形成されている第3の記録シートを得ることができる。
本発明の画像処理システムによる場合、記録シートから得られた識別情報を用いて、記録シートに形成されている原稿画像の元になった原稿に係る文書データそのものをユーザが入手することができる。
しかも、識別情報は、文書データ及び原稿を識別するものである。このため、例えば、n頁目の原稿画像が形成されている記録シートを所持しているユーザが、n頁目の原稿に基づく原稿画像の表示を所望している場合には、画像処理システム又はデータ処理装置に対してユーザが頁番号を指定する必要はない。即ち、ユーザの利便性を向上させることができる。
しかも、識別情報は、文書データ及び原稿を識別するものである。このため、例えば、n頁目の原稿画像が形成されている記録シートを所持しているユーザが、n頁目の原稿に基づく原稿画像の表示を所望している場合には、画像処理システム又はデータ処理装置に対してユーザが頁番号を指定する必要はない。即ち、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像処理システムとして機能するデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。以下では、デジタル複合機1を、MFP(Multi Functional Peripheral )1という。
MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、及びファイルサーバ機能等、複数種類の機能を有する。MFP1は、バス又は信号線によって相互に接続されている制御部11、画像読取部12、記憶部13、画像処理部14、画像形成部15、表示部16、操作部17、及びI/F(インタフェース)18を備える。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像処理システムとして機能するデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。以下では、デジタル複合機1を、MFP(Multi Functional Peripheral )1という。
MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、及びファイルサーバ機能等、複数種類の機能を有する。MFP1は、バス又は信号線によって相互に接続されている制御部11、画像読取部12、記憶部13、画像処理部14、画像形成部15、表示部16、操作部17、及びI/F(インタフェース)18を備える。
制御部11は、ROMと、ROMに記憶されているコンピュータプログラムに従って各種処理を実行するCPUと、CPUが作業領域として用いるRAMとを備え、MFP1の制御中枢として機能する。
I/F18は、MFP1とLAN31との間のインタフェースである。
LAN31には、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)2が接続されており、I/F18及びLAN31を介して、MFP1とPC2とが通信する。
I/F18は、MFP1とLAN31との間のインタフェースである。
LAN31には、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)2が接続されており、I/F18及びLAN31を介して、MFP1とPC2とが通信する。
PC2には、ワープロソフト又はドローソフト等のソフトウェアがインストールされている。このようなソフトウェアを用いることによって、PC2は、1頁又はN頁からなる文書を示す文書データ(即ち、1頁分又はN頁分の原稿を示す文書データ)を生成し、また、原稿を修正、追加、及び/又は削除する。ただし、NはN≧2の自然数である。
MFP1の画像読取部12は、自身に載置された記録シートに形成されている画像を読み取ってなるラスタライズデータ(以下、画像データという)を生成する。生成された画像データは、記憶部13に入力される。
MFP1の画像読取部12は、自身に載置された記録シートに形成されている画像を読み取ってなるラスタライズデータ(以下、画像データという)を生成する。生成された画像データは、記憶部13に入力される。
記憶部13は、例えばハードディスクを用いてなる大容量記憶装置である。
MFP1がコピー機又はスキャナとして機能する場合、記憶部13は、自身に入力された画像データを一時的に記憶する。
MFP1がファイルサーバとして機能する場合、記憶部13は、自身に入力された文書データ4を蓄積する。ただし、記憶部13に蓄積されている文書データ4は、N頁分の原稿を示す文書データである。つまり、記憶部13は、本発明の実施の形態における記憶装置として機能する。
MFP1がコピー機又はスキャナとして機能する場合、記憶部13は、自身に入力された画像データを一時的に記憶する。
MFP1がファイルサーバとして機能する場合、記憶部13は、自身に入力された文書データ4を蓄積する。ただし、記憶部13に蓄積されている文書データ4は、N頁分の原稿を示す文書データである。つまり、記憶部13は、本発明の実施の形態における記憶装置として機能する。
本実施の形態における文書データ4は、PC2がワープロソフト又はドローソフト等を用いて生成したものである。PC2は、生成した文書データ4を、ファイルサーバとして機能するMFP1へ送信する。
制御部11は、受信した文書データ4を、記憶部13に入力させる。この結果、記憶部13に文書データ4が蓄積される。このとき、文書データ4を格納したディレクトリには、記憶部13のルートディレクトリからの絶対パスが関連付けられる。
ところで、文書データ4にはファイル名が付与されており、同一のディレクトリに格納されている複数個の文書データ4,4,…夫々には、異なるファイル名が付与される。また、文書データ4に含まれるN頁分の原稿夫々には、頁番号が関連付けられている。
制御部11は、受信した文書データ4を、記憶部13に入力させる。この結果、記憶部13に文書データ4が蓄積される。このとき、文書データ4を格納したディレクトリには、記憶部13のルートディレクトリからの絶対パスが関連付けられる。
ところで、文書データ4にはファイル名が付与されており、同一のディレクトリに格納されている複数個の文書データ4,4,…夫々には、異なるファイル名が付与される。また、文書データ4に含まれるN頁分の原稿夫々には、頁番号が関連付けられている。
従って、記憶部13に蓄積されている個々の文書データ4は、記憶部13における絶対パス及び文書データ4のファイル名によって特定される。また、文書データ4に含まれる個々の原稿は、頁番号によって特定される。
以上のことから、本実施の形態では、文書データ4及び文書データ4における各1頁分の原稿を識別する識別情報として、記憶部13における絶対パスと、文書データ4のファイル名と、頁番号とを用いる。なお、識別情報には、文書データ4に含まれる原稿の全頁数、及びファイルサイズ等が含まれていてもよい。
以上のことから、本実施の形態では、文書データ4及び文書データ4における各1頁分の原稿を識別する識別情報として、記憶部13における絶対パスと、文書データ4のファイル名と、頁番号とを用いる。なお、識別情報には、文書データ4に含まれる原稿の全頁数、及びファイルサイズ等が含まれていてもよい。
制御部11は、受信した文書データ4が記憶部13に記憶された後で、文書データ4が示すN頁分の原稿について、頁毎に識別情報を生成し、生成した識別情報を、文書データ4に関連付けておく。
絶対パスを用いてなる識別情報には、記憶部13におけるカレントディレクトリが何処であるかに関わらず、文書データ4及び原稿を正確に特定することができるというメリットがある。
絶対パスを用いてなる識別情報には、記憶部13におけるカレントディレクトリが何処であるかに関わらず、文書データ4及び原稿を正確に特定することができるというメリットがある。
なお、識別情報には、文書データ4が記憶されている記憶領域のアドレスを特定することが可能な情報が含まれていればよい。このため、例えば、絶対パスの代わりに相対パスを用いてなる識別情報が用いられる構成でもよい。
絶対パスは相対パスに比べて情報量が多いため、絶対パスを用いてなる識別情報を示す識別画像は、サイズが大きくなりがちである。つまり、相対パスを用いてなる識別情報には、識別画像のサイズを抑制することができるというメリットがある。
絶対パスは相対パスに比べて情報量が多いため、絶対パスを用いてなる識別情報を示す識別画像は、サイズが大きくなりがちである。つまり、相対パスを用いてなる識別情報には、識別画像のサイズを抑制することができるというメリットがある。
また、相対パスによって特定することができるディレクトリは、記憶部13におけるカレントディレクトリ、及びカレントディレクトリに含まれるディレクトリのみである。このため、相対パスを用いてなる識別情報による場合には、カレントディレクトリを、例えばユーザが使用を許可されている所定のディレクトリに固定しておくことによって、セキュリティを向上させることができる。何故ならば、この場合には、ユーザが使用を禁止されているディレクトリに格納されている文書データ4及び原稿を、識別情報によって特定することができないからである。
ただし、相対パスを用いてなる識別情報による場合、何らかの事情でカレントディレクトリが変更されてしまうと、文書データ4及び原稿を正確に特定することができない、というデメリットが生じる。
そこで、制御部11に、ユーザが使用を許可されている所定のディレクトリの絶対パスを示すディレクトリ情報を予め与えておくことが考えられる。この場合、制御部11は、識別情報とディレクトリ情報とを組み合わせることによって、文書データ4及び原稿を正確に特定するための絶対パスを得ることができる。
そこで、制御部11に、ユーザが使用を許可されている所定のディレクトリの絶対パスを示すディレクトリ情報を予め与えておくことが考えられる。この場合、制御部11は、識別情報とディレクトリ情報とを組み合わせることによって、文書データ4及び原稿を正確に特定するための絶対パスを得ることができる。
なお、文書データ4は、PC2が生成したものに限定されない。例えば文書データ4は、N枚の記録シート夫々に形成されている画像を、例えば画像読取部12が読み取ることによって生成されたものであってもよい。
図2A及び図2Bは、記録シート41,42に形成されている原稿画像411,421及び識別画像412,422の一例を示す模式図である。
図2A(又は図2B)に示す記録シート41(又は記録シート42)には、文書データ4の1頁目(又は2頁目)の原稿を示す原稿画像411(又は原稿画像421)が形成されている。記録シート41(又は記録シート42)の余白部分には、識別画像412(又は識別画像422)が形成されている。
本実施の形態における識別画像412,422夫々は、二次元コードであるが、一次元コードであってもよい。二次元コードの一例としてはQRコード(登録商標)が挙げられ、一次元コードの一例としてはバーコードが挙げられる。
図2A(又は図2B)に示す記録シート41(又は記録シート42)には、文書データ4の1頁目(又は2頁目)の原稿を示す原稿画像411(又は原稿画像421)が形成されている。記録シート41(又は記録シート42)の余白部分には、識別画像412(又は識別画像422)が形成されている。
本実施の形態における識別画像412,422夫々は、二次元コードであるが、一次元コードであってもよい。二次元コードの一例としてはQRコード(登録商標)が挙げられ、一次元コードの一例としてはバーコードが挙げられる。
記録シート41(又は記録シート42)が載置されている場合の画像読取部12は、原稿画像411及び識別画像412(又は原稿画像421及び識別画像422)を読み取る。なお、記録シート41(又は記録シート42)における識別画像412(又は識別画像422)の形成位置が予め与えられている場合には、画像読取部12は、識別画像412(又は識別画像422)のみを読み取る構成でもよい。
従って、画像読取部12が生成する画像データには、識別画像412(又は識別画像422)を読み取ってなる画像データが含まれている。つまり、画像読取部12は、本発明の実施の形態における読取装置として機能する。
従って、画像読取部12が生成する画像データには、識別画像412(又は識別画像422)を読み取ってなる画像データが含まれている。つまり、画像読取部12は、本発明の実施の形態における読取装置として機能する。
識別画像は、識別情報を示すものである。
具体的には、識別画像412が示す識別情報は、原稿画像411が示す原稿が含まれる文書を示す文書データ4(即ち原稿画像411の元になった原稿に係る文書データ4)を識別するものであり、且つ、原稿画像411が示す原稿の頁番号“1”を識別するものである。以下では、原稿画像が示す原稿の頁番号を、原稿画像に係る頁番号という。
同様に、識別画像422が示す識別情報は、原稿画像421の元になった原稿に係る文書データ4を識別するものであり、且つ、原稿画像421に係る頁番号“2”を識別するものである。
具体的には、識別画像412が示す識別情報は、原稿画像411が示す原稿が含まれる文書を示す文書データ4(即ち原稿画像411の元になった原稿に係る文書データ4)を識別するものであり、且つ、原稿画像411が示す原稿の頁番号“1”を識別するものである。以下では、原稿画像が示す原稿の頁番号を、原稿画像に係る頁番号という。
同様に、識別画像422が示す識別情報は、原稿画像421の元になった原稿に係る文書データ4を識別するものであり、且つ、原稿画像421に係る頁番号“2”を識別するものである。
画像処理部14は、自身に入力された画像データに基づいて、識別画像のデータを抽出し、抽出した識別画像のデータから、識別画像が示す識別情報を抽出する。つまり、画像処理部14は、本発明の実施の形態における抽出装置として機能する。抽出された識別情報は、制御部11に入力される。
制御部11は、入力された識別情報によって特定される文書データ4を記憶部13から読み出す。つまり、制御部11は、本発明の実施の形態における読出装置として機能する。
画像形成部15は、自身に入力された画像データに基づく画像を、トナー又はインク等を用いて、記録用紙又はOHPシート等の記録シートに形成する。
制御部11は、入力された識別情報によって特定される文書データ4を記憶部13から読み出す。つまり、制御部11は、本発明の実施の形態における読出装置として機能する。
画像形成部15は、自身に入力された画像データに基づく画像を、トナー又はインク等を用いて、記録用紙又はOHPシート等の記録シートに形成する。
表示部16は液晶表示パネルを用いてなり、MFP1の作動状況、又はユーザに対するメッセージ等を表示する。
操作部17は、MFP1の使用者が操作すべき複数個の操作キーを備える。具体的には、スタートキー170、複写キー171、及び送信キー172が操作部17に備えられている。本実施の形態における操作キーは、表示部16に積層してあるタッチパネル上に制御部11によって設けられるソフトキーである。なお、操作キーは、ハードキーであってもよい。
操作部17は、MFP1の使用者が操作すべき複数個の操作キーを備える。具体的には、スタートキー170、複写キー171、及び送信キー172が操作部17に備えられている。本実施の形態における操作キーは、表示部16に積層してあるタッチパネル上に制御部11によって設けられるソフトキーである。なお、操作キーは、ハードキーであってもよい。
原稿画像を複写したいユーザは、MFP1をコピー機と同様に扱う。このために、ユーザは、複写したい原稿画像が形成されている記録シートを画像読取部12に載置し、複写キー171を操作する。次いで、ユーザは、原稿画像の複写に必要な設定(例えば複写する枚数、及び形成される画像の濃度等)を、操作部17を操作することによってMFP1に与えてから、スタートキー170を操作する。
一方、原稿画像が示す原稿のデータをPC2で利用したいユーザは、MFP1をスキャナと同様に扱う。このために、ユーザは、所要の原稿画像が形成されている記録シートを画像読取部12に載置し、送信キー172を操作する。次いで、ユーザは、原稿画像の読み取り及び文書データの送信に必要な設定(例えば読み取り時の解像度、及びPC2のIPアドレス等)を、操作部17を操作することによってMFP1に与えてから、スタートキー170を操作する。
図3は、MFP1で実行される原稿特定処理の手順を示すフローチャートである。
図3Aに示すように、制御部11は、実行すべき処理を示すフラグFを“0”にリセットする(S11)。
また、制御部11は、複写キー171が操作されたか否かを判定し(S12)、操作されていない場合(S12でNO)、送信キー172が操作されたか否かを判定し(S13)、操作されていない場合(S13でNO)、処理をS12へ戻す。
図3Aに示すように、制御部11は、実行すべき処理を示すフラグFを“0”にリセットする(S11)。
また、制御部11は、複写キー171が操作されたか否かを判定し(S12)、操作されていない場合(S12でNO)、送信キー172が操作されたか否かを判定し(S13)、操作されていない場合(S13でNO)、処理をS12へ戻す。
複写キー171が操作された場合(S12でYES)、制御部11は、フラグFに“複写”をセットし(S14)、原稿画像の複写に必要な設定を操作部17にて受け付ける(S15)。また、制御部11は、スタートキー170が操作されたか否かを判定し(S16)、操作されていない場合は(S16でNO)、処理をS15へ戻す。
一方、送信キー172が操作された場合(S13でYES)、制御部11は、フラグFに“送信”をセットし(S17)、原稿画像の読み取り及び文書データの送信に必要な設定を操作部17にて受け付ける(S18)。また、制御部11は、スタートキー170が操作されたか否かを判定し(S19)、操作されていない場合は(S19でNO)、処理をS18へ戻す。
一方、送信キー172が操作された場合(S13でYES)、制御部11は、フラグFに“送信”をセットし(S17)、原稿画像の読み取り及び文書データの送信に必要な設定を操作部17にて受け付ける(S18)。また、制御部11は、スタートキー170が操作されたか否かを判定し(S19)、操作されていない場合は(S19でNO)、処理をS18へ戻す。
スタートキー170が操作された場合(S16又はS19でYES)、制御部11は、画像読取部12に載置されている記録シートに形成されている画像を、画像読取部12に読み取らせる(S20)。このとき、画像読取部12によって生成された画像データは、記憶部13に入力される。
次いで、制御部11は、画像処理部14に識別情報を抽出させる(S21)。このために、制御部11は、記憶部13から画像データを読み出し、読み出した画像データを、画像処理部14に入力させる。このとき、画像処理部14によって抽出された識別情報は、制御部11に入力される。
次いで、制御部11は、画像処理部14に識別情報を抽出させる(S21)。このために、制御部11は、記憶部13から画像データを読み出し、読み出した画像データを、画像処理部14に入力させる。このとき、画像処理部14によって抽出された識別情報は、制御部11に入力される。
そして、図3Bに示すように、制御部11は、入力された識別情報、即ちS21で抽出させた識別情報に基づいて記憶部13を検索し(S31)、S21で抽出させた識別情報によって特定される文書データ4を、記憶部13から読み出す(S32)。
次に、制御部11は、フラグFに“複写”がセットされているか否かを判定する(S33)。
フラグFに“複写”がセットされている場合(S33でYES)、制御部11は、S21で抽出させた識別情報によって特定される原稿のデータ(以下、特定原稿データという)を、S32で読み出した文書データ4から抽出する(S34)。
次に、制御部11は、フラグFに“複写”がセットされているか否かを判定する(S33)。
フラグFに“複写”がセットされている場合(S33でYES)、制御部11は、S21で抽出させた識別情報によって特定される原稿のデータ(以下、特定原稿データという)を、S32で読み出した文書データ4から抽出する(S34)。
次に、制御部11は、S34で抽出した特定原稿データをラスタライズすることによって、画像読取部12に載置された記録シートに形成されている原稿画像の画像データを生成する(S35)。また、制御部11は、S21で抽出させた識別情報を示す識別画像の画像データを生成する(S36)。
そして、制御部11は、S35で生成した原稿画像の画像データに、S34で生成した識別画像の画像データを埋め込むことによって、新たな画像データを生成する(S37)。S37における制御部11は、原稿画像の画像データにおける所定範囲(具体的には、記録シートの余白部分に相当する範囲)の画像データを、識別画像の画像データで置き換える。
そして、制御部11は、S35で生成した原稿画像の画像データに、S34で生成した識別画像の画像データを埋め込むことによって、新たな画像データを生成する(S37)。S37における制御部11は、原稿画像の画像データにおける所定範囲(具体的には、記録シートの余白部分に相当する範囲)の画像データを、識別画像の画像データで置き換える。
最後に、制御部11は、画像形成部15に画像を形成させて(S38)、処理をS11へ戻す。S38における制御部11は、S37で生成した画像データを画像形成部15に入力する。この結果、記録シートには、原稿画像と識別画像とを含む画像が形成される。つまり、画像形成部15は、本発明の実施の形態における画像形成装置として機能する。
なお、S34〜S37の処理は、制御部11がソフト的に実行する構成に限定されず、画像処理部14又は図示しない他の画像処理部がハード的に実行する構成であってもよい。
なお、S34〜S37の処理は、制御部11がソフト的に実行する構成に限定されず、画像処理部14又は図示しない他の画像処理部がハード的に実行する構成であってもよい。
また、S31における検索処理の結果、S21で抽出させた識別情報によって特定される文書データ4が記憶部13には存在しないことがわかった場合、MFP1は、一般的なコピー機と同様に作動する。又は、S21における抽出処理の結果、記録シートには識別画像が形成されていないことがわかった場合にも、MFP1は、一般的なコピー機と同様に作動する。一般的なコピー機と同様に作動する場合、制御部11は、記憶部13から画像データを読み出し、読み出した画像データを、そのまま画像処理部14に入力する。
更にまた、制御部11は、S32で読み出した文書データ4が示すN頁分の原稿夫々の画像データを生成し、生成した画像データに、文書データ4及び各原稿を識別する識別情報を示す識別画像の画像データを埋め込んでもよい。この場合、1頁分の原稿画像が形成された1枚の記録シートから、全頁分の原稿画像が形成されたN枚の記録シートが得られる。
更に、MFP1は、S15の処理で、例えば「前後1頁の複写」というような設定が可能な構成でもよい。この場合、1頁分の原稿画像が形成された1枚の記録シートから、この原稿画像が示す原稿の前後1頁分の原稿を含む3頁分の原稿画像が形成された3枚の記録シートが得られる。
更に、MFP1は、S15の処理で、例えば「前後1頁の複写」というような設定が可能な構成でもよい。この場合、1頁分の原稿画像が形成された1枚の記録シートから、この原稿画像が示す原稿の前後1頁分の原稿を含む3頁分の原稿画像が形成された3枚の記録シートが得られる。
一方、フラグFに“送信”がセットされている場合(S33でNO)、制御部11は、S32で読み出した文書データ4と、S21で抽出させた識別情報とを、PC2へ送信する(S39)。このとき、制御部11は、本発明の実施の形態における送信装置として機能する。S39の処理終了後、制御部11は、処理をS11へ戻す。
なお、制御部11は、S39の処理を実行する代わりに、S34〜S37の処理を実行し、S37で生成した画像データを、PC2へ送信する処理を実行してもよい。又は、制御部11は、S39の処理を実行する代わりに、S34の処理を実行し、S34で抽出した特定原稿データと、S21で抽出させた識別情報とを、PC2へ送信する処理を実行してもよい。
なお、制御部11は、S39の処理を実行する代わりに、S34〜S37の処理を実行し、S37で生成した画像データを、PC2へ送信する処理を実行してもよい。又は、制御部11は、S39の処理を実行する代わりに、S34の処理を実行し、S34で抽出した特定原稿データと、S21で抽出させた識別情報とを、PC2へ送信する処理を実行してもよい。
また、S31における検索処理の結果、S21で抽出させた識別情報によって特定される文書データ4が記憶部13には存在しないことがわかった場合、MFP1は、一般的なスキャナと同様に作動する。また、又は、S21における抽出処理の結果、記録シートには識別画像が形成されていないことがわかった場合にも、MFP1は、一般的なスキャナと同様に作動する。一般的なスキャナと同様に作動する場合、制御部11は、記憶部13から画像データを読み出し、読み出した画像データを、そのままPC2へ送信する。
文書データ4及び識別情報を受信したPC2は、受信した文書データ及び識別情報に基づいて、ユーザが所望する各種の処理を実行する。つまり、PC2は、本発明の実施の形態におけるデータ処理装置として機能する。
以上の結果、コピー機として機能するMFP1は、記録シートに形成されている画像を読み取り、読み取った画像と同一であり、且つ、読み取った画像の画質以上の画質を有する画像を、記録シートに形成することができる。
また、スキャナとして機能するMFP1は、記録シートに形成されている画像を読み取り、読み取った画像に含まれている原稿画像及び識別画像に対応する文書データ4及び識別情報をPC2に与えることができる。
また、スキャナとして機能するMFP1は、記録シートに形成されている画像を読み取り、読み取った画像に含まれている原稿画像及び識別画像に対応する文書データ4及び識別情報をPC2に与えることができる。
本実施の形態のMFP1は、記憶装置、読取装置、抽出装置、読出装置、画像形成装置及び送信装置として機能する各部を内蔵している構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、MFP1は、MFP1に外付けされているハードディスク装置、又はLAN31に接続されているファイルサーバ等を、記憶部13と同様に使用する構成でもよい。
実施の形態 2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る画像処理システム5の構成を示すブロック図である。
画像処理システム5は、夫々がLAN50に接続されているファイルサーバ51、スキャナ52、プリンタ53、及びPC54を備えている。
LAN50はインターネット32に接続されており、インターネット32には、PC54とは異なるPC6が接続されている。
画像処理システム5のLAN50は、実施の形態1のMFP1が備えるバス又は信号線に対応する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る画像処理システム5の構成を示すブロック図である。
画像処理システム5は、夫々がLAN50に接続されているファイルサーバ51、スキャナ52、プリンタ53、及びPC54を備えている。
LAN50はインターネット32に接続されており、インターネット32には、PC54とは異なるPC6が接続されている。
画像処理システム5のLAN50は、実施の形態1のMFP1が備えるバス又は信号線に対応する。
ファイルサーバ51、スキャナ52、及びプリンタ53は、本発明の実施の形態における記憶装置、読取装置、及び画像形成装置として機能し、実施の形態1の記憶部13、画像読取部12、及び画像形成部15に対応する。
PC54は、本発明の実施の形態における送信装置及び抽出装置として機能し、実施の形態1の制御部11及び画像処理部14に対応する。また、PC54が備える表示部及び操作部は、実施の形態1の表示部16及び操作部17に対応する。
画像処理システム5は、ファイルサーバ51、スキャナ52、プリンタ53、及びPC54がLAN50を介して相互に通信することによって、実施の形態1の図3に示す原稿特定処理に相当する処理を実行する。
PC54は、本発明の実施の形態における送信装置及び抽出装置として機能し、実施の形態1の制御部11及び画像処理部14に対応する。また、PC54が備える表示部及び操作部は、実施の形態1の表示部16及び操作部17に対応する。
画像処理システム5は、ファイルサーバ51、スキャナ52、プリンタ53、及びPC54がLAN50を介して相互に通信することによって、実施の形態1の図3に示す原稿特定処理に相当する処理を実行する。
PC6は、本発明の実施の形態におけるデータ処理装置として機能し、実施の形態1のPC2に対応する。このために、PC54は、文書データ4及び識別情報が添付された電子メールを、LAN50及びインターネット32を介してPC6へ送信する。
なお、文書データ4の生成は、PC6ではなく、PC54が実行する構成でもよい。
なお、文書データ4の生成は、PC6ではなく、PC54が実行する構成でもよい。
以上のような画像処理システム5は、実施の形態1のMFP1と同様の効果を奏することができる。しかも、各種の処理が1台の装置に集中することがないため、各装置の負担を軽減することができる。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、MFP1又は画像処理システム5に、実施の形態1,2に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、MFP1又は画像処理システム5に、実施の形態1,2に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 MFP(画像処理システム)
11 制御部(読出装置,送信装置)
12 画像読取部(読取装置)
13 記憶部(記憶装置)
14 画像処理部(抽出装置)
15 画像形成部(画像形成装置)
2,6 PC(データ処理装置)
4 文書データ
41,42 記録シート
411,421 原稿画像
412,422 識別画像
5 画像処理システム
51 ファイルサーバ(記憶装置)
52 スキャナ(読取装置)
53 プリンタ(画像形成装置)
54 PC(抽出装置,読出装置,送信装置)
11 制御部(読出装置,送信装置)
12 画像読取部(読取装置)
13 記憶部(記憶装置)
14 画像処理部(抽出装置)
15 画像形成部(画像形成装置)
2,6 PC(データ処理装置)
4 文書データ
41,42 記録シート
411,421 原稿画像
412,422 識別画像
5 画像処理システム
51 ファイルサーバ(記憶装置)
52 スキャナ(読取装置)
53 プリンタ(画像形成装置)
54 PC(抽出装置,読出装置,送信装置)
Claims (3)
- 複数頁からなる文書を示す文書データを記憶する記憶装置と、
複数頁からなる文書の内の1頁分の原稿を示す原稿画像と、前記記憶装置に記憶されており、前記1頁分の原稿が含まれる文書を示す文書データ、及び該文書データが示す文書における前記1頁分の原稿を識別する識別情報を示す識別画像とが形成してある記録シートから、少なくとも前記識別画像を読み取る読取装置と、
該読取装置が読み取った識別画像から、前記識別情報を抽出する抽出装置と
を備える画像処理システムであって、
前記記憶装置に記憶されている文書データには、該文書データ、及び該文書データが示す文書における各1頁分の原稿を識別する識別情報が関連付けられており、
前記抽出装置が抽出した識別情報によって特定される文書データを前記記憶装置から読み出す読出装置を備えることを特徴とする画像処理システム。 - 前記読出装置が読み出した文書データに基づいて、少なくとも前記識別情報によって特定される1頁分の原稿を示す原稿画像と、前記文書データ、及び該文書データが示す文書における前記1頁分の原稿を識別する識別情報を示す識別画像とを記録シートに形成する画像形成装置を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記読出装置が読み出した文書データ及び前記抽出装置が抽出した識別情報を、受信した文書データを処理するデータ処理装置へ送信する送信装置を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009198840A JP2011050005A (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 画像処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009198840A JP2011050005A (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 画像処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011050005A true JP2011050005A (ja) | 2011-03-10 |
Family
ID=43835855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009198840A Pending JP2011050005A (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 画像処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011050005A (ja) |
-
2009
- 2009-08-28 JP JP2009198840A patent/JP2011050005A/ja active Pending
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