JP2023071274A - 給湯器 - Google Patents

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JP2023071274A
JP2023071274A JP2021183938A JP2021183938A JP2023071274A JP 2023071274 A JP2023071274 A JP 2023071274A JP 2021183938 A JP2021183938 A JP 2021183938A JP 2021183938 A JP2021183938 A JP 2021183938A JP 2023071274 A JP2023071274 A JP 2023071274A
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Tomoaki Hori
純 笠
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Abstract

【課題】センサバーナに供給される混合ガス中の酸素濃度の低下の検出を早め得る技術を提供する。【解決手段】給湯器1は、燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する第1炎孔23及び第2炎孔24を有する燃焼プレート20と、燃焼プレート20の下流側且つ上方側に設けられ、第1炎孔23及び第2炎孔24から噴出された混合ガスが通過する筒状部30と、筒状部30内に設けられ、筒状部30内の温度を検出する熱電対40と、を有するセンサバーナ10を備える。第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速は、第2炎孔24から噴出する混合ガスの流速よりも大きい。【選択図】図4

Description

本発明は、給湯器に関する。
特許文献1に開示される給湯器は、センサバーナ、及び制御装置を備える。この給湯器において、センサバーナは、バーナプレート、筒状部、及び熱電対を有する。バーナプレートには、燃料用のガスと空気の混合気が噴出する炎口が設けられている。筒状部は、炎口から混合気が噴出する上方側に延びている。熱電対は、筒状部を貫通して配置され、筒状部内に位置する先端部にて筒状部内の火炎の温度を検出する。制御装置は、熱電対によって検出される温度に基づいて、完全燃焼状態を維持するように、混合気の混合比調整等の制御を行う。
特開2009-300040号公報
特許文献1に開示される給湯器のようなものでは、センサバーナの筒状部に供給される混合気中の酸素濃度が低下した場合、火炎が上方側(下流側)に浮き上がる状態(リフト状態)が生じる。このようなリフト状態が生じると、熱電対で生じる起電力が変化する。この種の給湯器は、このような起電力の変化が生じた場合に、適切な制御(例えば、混合気の遮断等)を行うことで、不完全燃焼を未然に防ぐことができる。
しかしながら、特許文献1に開示されるセンサバーナを含め、従来のセンサバーナは、酸素濃度が低下するように変化したときに、火炎が上方側に浮き上がる反応が遅い又は浮き上がりにくい場合があり、その場合、酸素濃度が低下したことを検出するまでに時間がかかってしまう。
本開示は、給湯器内のセンサバーナに供給される混合ガス中の酸素濃度の低下をより迅速に検出し得る技術を提供することを一つの目的とする。
本開示の一つである給湯器は、
燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する炎孔を有する燃焼プレートと、
前記燃焼プレートの下流側且つ上方側に設けられ、前記炎孔から噴出された混合ガスが通過する筒状部と、
前記筒状部内に配置され、前記筒状部内の温度を検出する熱電対と、
を有し、前記炎孔の上方で火炎を生じさせるセンサバーナを備える給湯器であって、
前記炎孔は、複数の第1炎孔を有する第1炎孔群と、前記第1炎孔とは異なる第2炎孔を複数有する第2炎孔群と、を含み、
前記第1炎孔から噴出する混合ガスの流速は、前記第2炎孔から噴出する混合ガスの流速よりも大きい。
本開示の一つである給湯器は、
燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する炎孔を有する燃焼プレートと、
前記燃焼プレートの下流側且つ上方側に設けられ、前記炎孔から噴出された混合ガスが通過する筒状部と、
前記筒状部内に配置され、前記筒状部内の温度を検出する熱電対と、
を有するセンサバーナを備える給湯器であって、
前記炎孔は、複数の第1炎孔を有する第1炎孔群と、前記第1炎孔とは異なる第2炎孔を複数有する第2炎孔群と、を含み、
記第1炎孔の入口から出口までの長さは、前記第2炎孔の入口から出口までの長さよりも短い。
本開示に係る技術は、給湯器内のセンサバーナに供給される混合ガス中の酸素濃度の低下をより迅速に検出し得る。
図1は、実施例1の給湯器の概要を示す模式図である。 図2は、給湯器の電気的構成を例示するブロック図である。 図3は、センサバーナの燃焼プレートの斜視図である。 図4は、混合ガス中の酸素濃度が十分であるときのセンサバーナ及び火炎を概略的に示す説明図である。 図5は、第1炎孔からの火炎がリフトした状態のときのセンサバーナ及び火炎を概略的に示す説明図である。 図6は、従来構成のセンサバーナの燃焼プレートの斜視図である。 図7は、従来構成のセンサバーナにおいて第1炎孔からの火炎がリフトした状態のときのセンサバーナ及び火炎を概略的に示す説明図である。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される〔1〕~〔6〕の特徴は、矛盾しない組み合わせでどのように組み合わされてもよい。
〔1〕燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する炎孔を有する燃焼プレートと、
前記燃焼プレートの下流側且つ上方側に設けられ、前記炎孔から噴出された混合ガスが通過する筒状部と、
前記筒状部内に配置され、前記筒状部内の温度を検出する熱電対と、
を有し、前記炎孔の上方で火炎を生じさせるセンサバーナを備える給湯器であって、
前記炎孔は、複数の第1炎孔を有する第1炎孔群と、前記第1炎孔とは異なる第2炎孔を複数有する第2炎孔群と、を含み、
前記第1炎孔から噴出する混合ガスの流速は、前記第2炎孔から噴出する混合ガスの流速よりも大きい
給湯器。
〔1〕に記載の給湯器では、センサバーナに供給される混合ガス中の酸素濃度が低下した場合に、火炎が上方側(下流側)に浮き上がる状態(リフト状態)が生じ得る。そして、第1炎孔から噴出する混合ガスの流速が第2炎孔から噴出する混合ガスの流速よりも大きくなるように第1炎孔及び第2炎孔が構成されるため、混合ガス中の酸素濃度が低下することに応じて火炎が上方側(下流側)へ浮き上がろうと変化する際に、第1炎孔側により混合ガスが流れ込みやすく、第1炎孔側がより迅速に反応しやすい。従って、上記の酸素濃度が大きく低下するように変化した場合に、応答性良くリフト状態が促進される領域を部分的に生じさせ、熱電対によって検出される温度をより迅速に変化させることができる。
〔2〕前記第1炎孔の入口から出口までの長さは、前記第2炎孔の入口から出口までの長さよりも短い〔1〕に記載の給湯器。
〔2〕に記載の給湯器は、第1炎孔の入口から出口までの長さを相対的に短くするという簡易な構造を利用し、第1炎孔から噴出する混合ガスの流速を大きくすることができる。
〔3〕燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する炎孔を有する燃焼プレートと、
前記燃焼プレートの下流側且つ上方側に設けられ、前記炎孔から噴出された混合ガスが通過する筒状部と、
前記筒状部内に配置され、前記筒状部内の温度を検出する熱電対と、
を有するセンサバーナを備える給湯器であって、
前記炎孔は、複数の第1炎孔を有する第1炎孔群と、前記第1炎孔とは異なる第2炎孔を複数有する第2炎孔群と、を含み、
記第1炎孔の入口から出口までの長さは、前記第2炎孔の入口から出口までの長さよりも短い
給湯器。
〔3〕に記載の給湯器は、センサバーナに供給される混合ガス中の酸素濃度が低下した場合に、火炎が上方側(下流側)に浮き上がる状態(リフト状態)が生じる。そして、第1炎孔における入口から出口までの長さが第2炎孔の入口から出口までの長さよりも短いため、第1炎孔の長さが第2炎孔の長さと同等である構成と比較して、第1炎孔での流速が高められる。従って、混合ガス中の酸素濃度が低下することに応じて火炎が上方側(下流側)へ浮き上がろうと変化する際に、第1炎孔に混合ガスが流れ込みやすく、第1炎孔側がより迅速に反応しやすい。ゆえに、上記の酸素濃度が大きく低下するように変化した場合に、応答性良くリフト状態が促進される領域を部分的に生じさせ、熱電対によって検出される温度をより迅速に変化させることができる。
〔4〕前記燃焼プレートの上面部は、前記第1炎孔群の出口が設けられる第1上面部と、前記第2炎孔群の出口が設けられる第2上面部と、を含み、
前記第1上面部が前記第2上面部よりも下方側に位置する段差が構成されている
〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の給湯器。
〔4〕に記載の給湯器は、第1炎孔群の出口が設けられる第1上面部が、第2炎孔群の出口が設けられる第2上面部に対して下方側に位置するため、第1炎孔群からの火炎と第2炎孔群からの火炎とが連続することを遮りやすい。従って、この給湯器は、混合ガス中の酸素濃度が低下する変化が生じた場合に、第1炎孔群からの火炎がリフトしやすい。
〔5〕前記第1上面部は、前記燃焼プレートの前記上面部における中央側に設けられ、
前記第2上面部は、前記燃焼プレートの前記上面部における前記第1上面部を囲んで設けられ、
前記段差は、環状に構成されている
〔4〕に記載の給湯器。
〔5〕に記載の給湯器は、第1上面部を囲む第2上面部が第1上面部よりも上方側に位置するため、第1上面部周りの全周で、第1炎孔群からの火炎と第2炎孔群からの火炎とが連続することを遮りやすい。しかも、この給湯器は、「燃焼プレートの上面部の中央部分を凹ませる」という簡易な構成によって上記効果を生じさせることができる。
〔6〕前記熱電対は、前記燃焼プレートの板厚方向において前記第1炎孔と重なっている
〔1〕から〔5〕のいずれかに記載の給湯器。
〔6〕に記載の給湯器では、熱電対が第1炎孔に対して下流で重なる位置にあるため、第1炎孔からの火炎に当たり易い。従って、筒状部に供給される混合ガス中の酸素濃度が低下することに伴って火炎のリフトが生じた場合に、熱電対において温度変化が迅速に生じやすい。ゆえに、この給湯器は、混合ガス中の酸素濃度の低下をより迅速に検出しやすい。
<第1実施形態>
以下では、第1実施形態のセンサバーナ10を備えた給湯器1等が説明される。
1.給湯器1の概要
給湯器1は、送風機にて混合気用の一次空気を供給する強制燃焼方式の燃焼装置である。具体的には、図1に示すように、給湯器1は、メインバーナ3、熱交換機5、流量調整弁7、送風機8、水量制御モータ9、センサバーナ10、及び制御装置13(図2参照)を備えている。メインバーナ3は、ガスを燃焼させることにより給湯用の水( 以下、給湯水という。) を加熱する。熱交換機5は、メインバーナ3により加熱される給湯水が流通する。流量調整弁7は、メインバーナ3に供給するガスの量を制御する比例制御方式の調整弁である。送風機8は、混合気用の空気を供給する。水量制御モータ9は、熱交換機5に流通させる給湯水の量を調整するモータである。制御装置13は、流量調整弁7、送風機8等を制御する装置である。
給湯器1は、図1に示すように、さらに、第1開閉弁7A、第2開閉弁7B、及び第3開閉弁7Cを備えている。第1開閉弁7Aは、給湯器1に供給されるガスの供給口を開閉する電磁弁である。第2開閉弁7Bは、流量調整弁7とメインバーナ3とを繋ぐガス通路を開閉する電磁弁である。これらの開閉弁7A,7B,7Cは、制御装置13により制御される。なお、ここで例示される開閉弁の配置や数はあくまで例示である。例えば、第1開閉弁7Aの下流側に2つの電磁弁(第2開閉弁7B及び第3開閉弁7C)が設けられているが、電磁弁の数は2つに限定されない。
センサバーナ10は、メインバーナ3の燃焼状態を検出するために設けられたバーナである。センサバーナ10では、混合ガス(ガス及び一次空気の一部)が供給されて燃焼が実行される。センサバーナ10に供給される混合ガスの混合比は、メインバーナに供給される混合ガスの混合比とは異なる。センサバーナ10は、後述する炎孔23,24の上方で火炎を生じさせる。本開示において、上下方向は、後述する燃焼プレート20の軸A1の軸方向(図3参照)、及び筒状部30の軸の軸方向に相当する。燃焼プレート20の外周面の大部分又は全部は、軸A1を中心とする円筒面である。本構成では、筒状部30の外周面の大部分又は全部は、所定の軸を中心とする円筒面であり、この軸の方向が上下方向である。なお、本構成では、各炎孔23,24が延びる方向が上下方向となっている。燃焼プレート20に着目した場合、燃焼プレート20における上方側は、上記上下方向において各出口23B,24Bが設けられる側である。燃焼プレート20において上方側は、混合ガスの流れの下流側に相当する。燃焼プレート20における下方側は、上記上下方向において各入口23A,24Aが設けられる側である。燃焼プレート20における下方側は、混合ガスの流れの上流側に相当する。筒状部30において、下方側は、筒状部30に対して混合ガスが導入される側であり、図4の例では、燃焼プレート20が配置された側である。筒状部30において、上方側は、筒状部30から燃焼後の排気が流出する側である。
2.制御装置の構成
制御装置13は、上述したように、流量調整弁7、各開閉弁7A,7B,7C、及び送風機8等を制御する。この制御装置13には、図2に示すように、センサバーナ10から出力される火炎温度を示す信号(後述する熱電対40の出力) が入力されるとともに、ユーザにより設定、操作される操作パネル13Aが接続されている。
制御装置13は、CPU、ROM、及びRAM等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成されたものである。この制御装置13は、ROMに予め記憶されているプログラムに従って流量調整弁7等を制御する。
メインバーナ3に供給される一次空気や燃焼ガスの排出が滞ると、メインバーナ3の燃焼状態が変化し、これに連動してセンサバーナ10の燃焼状態が不完全燃焼状態に遷移するため、熱電対40から出力される信号(起電圧)が変化する。
制御装置13は、熱電対40から出力される信号により不完全燃焼状態を検出すると、センサバーナ10が完全燃焼状態となるように流量調整弁7や送風機8を制御する。また、センサバーナ10は、メインバーナ3より燃焼状態が大きく変化するように設定されているので、センサバーナ10の燃焼状態を監視し、センサバーナ10の燃焼状態を完全燃焼状態に維持することにより、メインバーナ3の不完全燃焼を未然に防止することができる。
3.センサバーナの構造
センサバーナ10は、図3、図4に示すように、燃焼プレート20、筒状部30、及び熱電対40を有している。
燃焼プレート20は、図3に示すように、円板状の本体部21を有している。燃焼プレート20は、セラミックス等の耐火性及び断熱性に優れた材料等によって構成されている。燃焼プレート20の少なくとも一部は、筒状部30内に挿入されている。
本体部21には、図3に示すように、溝部22が設けられている。溝部22は、本体部21の一方面(燃焼プレート20が筒状部30に組み付けられた状態(図4参照)の下流側の面)から他方面(上流側の面)に向かって凹んでいる。溝部22は、一方面(下流側の面)の中央(中心を含む部分)に設けられている。溝部22は、平面視円形状である。溝部22の軸は、例えば本体部21の軸A1と一致している。
本体部21には、図3、図4に示すように、第1炎孔群23Z、及び第2炎孔群24Zが設けられている。第1炎孔群23Zは、複数の第1炎孔(主炎孔)23を有している。第2炎孔群24Zは、第1炎孔23とは異なる第2炎孔(袖火炎孔)24を複数有している。第1炎孔23、及び第2炎孔24は、本開示の「炎孔」の一例に相当する。第1炎孔23は、相対的に大きな火炎を形成する孔であり、加熱に大きく寄与する主炎を生じさせるための炎孔である。第2炎孔24は、袖火を生成して第1炎孔23からの火炎を保炎する孔である。第1炎孔23の径は、第2炎孔24の径と同じである。第1炎孔23及び第2炎孔24は、本体部21を板厚方向(上下方向)に貫通している。第1炎孔23及び第2炎孔24は、上下方向に延びる直線状である。第1炎孔23の入口23A、及び第2炎孔24の入口24Aは、本体部21の下面部21Aに設けられている。第1炎孔23の入口23A、及び第2炎孔24の入口24Aは、後述する混合管(図示略)側に開放されている。第1炎孔23、及び第2炎孔24は、燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスを噴出する。
第1炎孔23は、図3、図4に示すように、本体部21の上面部21Bにおける中央側に設けられている。第1炎孔23は、上面部21Bの第1上面部P1に設けられている。第1上面部P1は、溝部22の底面部(上面部21Bの中央側部分)である。第1炎孔23の出口23Bは、第1上面部P1に設けられている。複数の第1炎孔23は、例えば、第1上面部P1において本体部21の軸A1を中心とした多層リング状に配列されている。
第2炎孔24は、図3、図4に示すように、燃焼プレート20の上面部21Bにおける外縁部側に設けられている。第2炎孔24は、上面部21Bの第2上面部P2に設けられている。第2上面部P2は、上面部21Bにおいて第1上面部P1を囲んで設けられている。第2炎孔24の出口24Bは、第2上面部P2に設けられている。複数の第2炎孔24は、第2上面部P2において本体部21の軸A1を中心とする周方向に沿って等間隔に配列されている。
第1上面部P1が第2上面部P2よりも下方側に位置する段差25が構成されている。段差25は、本体部21の軸A1を中心とする円環状に設けられている。
第1炎孔23の入口23Aから出口23Bまでの長さは、第2炎孔24の入口24Aから出口24Bまでの長さよりも短い。第1炎孔23の入口23Aから出口23Bまでの長さは、下面部21Aと第1上面部P1との間の距離(図4に示すL1)である。第2炎孔24の入口24Aから出口24Bまでの長さは、下面部21Aと第2上面部P2との間の距離(図4に示すL2)である。第1炎孔23を通過する混合ガスの経路は、第2炎孔24を通過する混合ガスの経路よりも短い。また、上述したように、第1炎孔23の径は、第2炎孔24の径と同じである。そのため、第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速は、第2炎孔24から噴出する混合ガスの流速よりも大きくなる。
センサバーナ10は、例えば図示しない混合管が設けられている。混合管は、燃焼用ガスと空気を混合した混合ガスを、燃焼プレート20を介して筒状部30内に供給する。混合管の内部には、燃焼用ガスと空気とを混合される混合空間が設けられている。混合管には、燃焼用ガス、及び空気が導入される。
筒状部30は、図4に示すように、円筒状である。筒状部30は、ステンレス等の耐食性に優れた金属材料等によって構成されている。筒状部30の一部(図4に示す上端部分)は、燃焼プレート20の下流側且つ上方側に設けられている。筒状部30内には、燃焼プレート20の一部(図4に示す上端側部分)が挿入されている。筒状部30の軸方向は、燃焼プレート20の本体部21の軸A1の軸方向と平行である。筒状部30は、第1炎孔23から生じる火炎、及び第2炎孔24から生じる火炎を保護する。第1炎孔23及び第2炎孔24から噴出された混合ガスは、筒状部30の内部空間を通過する。
熱電対40は、図4に示すように、筒状部30内に露出するように設けられている。熱電対40は、筒状部30内の温度を検出する。熱電対40は、筒状部30をその径方向に貫通する。熱電対40は、筒状部30内に位置する先端部にて筒状部30内の火炎の温度を検出する。
熱電対40は、図4に示すように、燃焼プレート20の板厚方向(図3に示す軸A1に沿う方向)において第1炎孔23と重なっている。具体的には、熱電対40の先端部は、軸A1の軸方向から見て第1炎孔23に対して下流側から重なっている。このように、熱電対40が第1炎孔23に対して重なる位置にあるため、第1炎孔23からの火炎に当たり易い。そのため、酸素濃度の低下に基づく筒状部30内の温度の変化を検出し易くなるため、筒状部30に供給される混合ガス中の酸素濃度の低下をより早く検出することができる。
4.センサバーナの燃焼制御
センサバーナ10の燃焼が実行されると、図4に示すように、第1炎孔23から混合ガスが噴出して、第1炎孔23からの火炎が生じる。また、第2炎孔24から混合ガスが噴出して、第2炎孔24からの火炎が生じる。熱電対40は、筒状部30内の温度(より具体的には第1炎孔23からの火炎の温度)を検出する。
センサバーナ10では、筒状部30に供給される混合ガス中の酸素濃度が低下した場合、図5に示すように、第1炎孔23からの火炎が下流側にリフトする(浮き上がる)現象がみられる。そこで、本開示のセンサバーナ10では、第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速が第2炎孔24から噴出する混合ガスの流速よりも大きくする構成としており、第1炎孔23からの火炎の下流側へのリフト(浮き上がり)を第2炎孔24からの火炎の下流側へのリフト(浮き上がり)に対して早めることができる。
熱電対40によって検出される温度は、火炎のリフト(浮き上がり)によって変化する。例えば、図4に示す火炎のリフト前の状態では、熱電対40は、比較的温度の高い外炎F1に近く、比較的温度の低い内炎F2から遠い位置にある。これに対し、筒状部30に供給される混合ガス中の酸素濃度が低下し始めると、図5の実線で示すような火炎のリフト状態が迅速に生じ、更に促進されると図5の二点鎖線のような一層のリフト状態に迅速に移行する。図5のようなリフト状態では、熱電対40は、比較的温度の高い外炎F1から遠く、比較的温度の低い内炎F2に近い位置にある。ゆえに、熱電対40に生じる起電力が低下することになる。
センサバーナ10は、「第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速」が「第2炎孔24から噴出する混合ガスの流速」よりも大きくなるように第1炎孔23及び第2炎孔24が構成されている。そのため、混合ガス中の酸素濃度が低下することに応じて火炎が上方側(下流側)へ浮き上がろうと変化する際には、第1炎孔23側に、より混合ガスが流れ込みやすく、第1炎孔23側がより迅速に反応しやすい。つまり、図5のような状態が迅速に発生しやすい。従って、上記の酸素濃度が大きく低下するように変化した場合に、応答性良くリフト状態が促進される領域を部分的に生じさせ、熱電対40によって検出される温度をより迅速に変化させることができる。
例えば、制御装置13は、熱電対40によって検出される起電力の低下量が、予め設定された起電力の低下量となった場合に、混合ガスの供給を遮断する制御を行う。これにより、メインバーナ3の不完全燃焼を未然に防止することができる。なお、制御装置13は、熱電対40によって検出される起電力の値が、予め設定された所定の閾値を下回った場合に、混合ガスの供給を遮断する制御を行ってもよい。また、制御装置13は、熱電対40によって検出される起電力の低下率が、予め設定してある起電力の低下率となった場合に、混合ガスの供給を遮断する制御を行ってもよい。
図6、図7は、従来構成のセンサバーナ210の構成を説明する図である。図6、図7に示すように、従来構成の燃焼プレート220は、本開示の溝部22に相当する構成が設けられていない。第1炎孔223の入口から出口までの長さは、第2炎孔224の入口から出口までの長さと同じである。そのため、第1炎孔223から噴出する混合ガスの流速は、第2炎孔224から噴出する混合ガスの流速と同程度となる。そのため、混合ガス中の酸素濃度が低下することに応じて火炎が上方側(下流側)へ浮き上がろうと変化する際に、第1炎孔223側に混合ガスが流れ込みやすくはならず、第1炎孔223側がより迅速に反応しやすくなることもない。つまり、第1炎孔223側と第2炎孔224側とでは混合ガスの流入速度に大きな差が生じにくく、火炎のリフトは局所的な偏りが抑えられた形で、図7の二点鎖線のように全体的に浮き上がる。従って、上記の酸素濃度が大きく低下するように変化した場合に、本開示のセンサバーナ10のように応答性良くリフト状態が促進される領域を部分的に生じさせることができず、熱電対40によって検出される温度をより迅速に変化させることが難しい。
本開示のセンサバーナ10は、第2炎孔24から噴出する混合ガスの流速が第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速よりも小さいため、第1炎孔23からの火炎を第2炎孔24からの火炎によって保炎しやすくなっている。このため、筒状部30に供給される混合ガス中の酸素濃度の低下が小さい場合等に、熱電対40の起電力の変化を抑制して、不用意に混合ガスの供給が遮断されることを抑制することができる。
本開示のセンサバーナ10は、第1炎孔23の出口23Bが設けられる第1上面部P1と、第2炎孔24の出口24Bが設けられる第2上面部P2とによって段差25が構成されているため、第1炎孔23からの火炎と第2炎孔24からの火炎との間の縁を切りやすくなっている。そのため、混合ガス中の酸素濃度に低下傾向が生じる場合に、迅速に第1炎孔23からの火炎をリフトさせる(浮き上がらせる)ことができる。一方で、混合ガス中の酸素濃度の低下が許容範囲(検出を望まない程度の低下度合い)である場合には、燃焼プレート20から離れた火炎が燃焼プレート20の下流側で第2炎孔24からの火炎によって保炎されるため、不用意な酸素濃度の低下の検出を抑制することができる。さらに、このように、燃焼プレート20からわずかに離れた第1炎孔23からの火炎は、燃焼プレート20に近接して燃焼する場合に比べて酸素濃度の低下に対して影響を受け易い。そのため、酸素濃度がさらに低下して許容範囲を外れた場合には、火炎を迅速にリフトさせることができ、酸素濃度の低下を迅速に検出することができる。
5.効果の例
本開示の給湯器1では、センサバーナ10に供給される混合ガス中の酸素濃度が低下した場合に、火炎が上方側(下流側)に浮き上がる状態(リフト状態)が生じ得る。そして、第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速が第2炎孔24から噴出する混合ガスの流速よりも大きくなるように第1炎孔23及び第2炎孔24が構成されるため、混合ガス中の酸素濃度が低下することに応じて火炎が上方側(下流側)へ浮き上がろうと変化する際に、第1炎孔23側により混合ガスが流れ込みやすく、第1炎孔23側がより迅速に反応しやすい。従って、上記の酸素濃度が大きく低下するように変化した場合に、応答性良くリフト状態が促進される領域を部分的に生じさせ、熱電対40によって検出される温度をより迅速に変化させることができる。
本開示の給湯器1は、「異なるガス成分を流入させる場合に、ガス成分毎にリフト状態の起こりやすさが異なる」という問題に対して対策することができる。
例えば、給湯器の分野では、プロパン系のガスよりも天然ガス系のガスを使用した時のほうが、リフトが発生しやすいという事情がある。この事情は、プロパン系のガスのほうが天然ガス系のガスよりも燃焼スピードが速いためリフトが発生しにくいということに起因する。そして、図7のような構造のものでは、プロパン系と天然ガス系のリフトの発生度合いの相違が顕著に表れる。このような事情があるため、同一構造の給湯器に対して異なるガス種が適用される場合にはリフトの発生を検出する難易度が高くなってしまう。このような問題に対し、本構成の給湯器1は、図3のように炎口群に段差25を設けることにより、第1炎孔群23Zの流速を相対的に高めることができ、中央側のリフトを促進することができる。よって、図5のような状態になりやすい。そして、図5の二点鎖線のような状態では、火炎部の火炎基部の流速は第1炎孔群23Zの流速よりも小さくなる(遅くなる)ため、火炎が維持されやすい。このような状態が維持されるため、リフト発生がしやすくなり、プロパン系のガスを燃焼させる場合でも、リフトの発生しやすさは、天然ガス系のガスを燃焼させる場合に近くなる。
本開示の給湯器1では、第1炎孔23の入口23Aから出口23Bまでの長さは、第2炎孔24の入口24Aから出口24Bまでの長さよりも短い。これにより、第1炎孔23の入口23Aから出口23Bまでの長さを相対的に短くするという簡易な構造を利用し、第1炎孔23から噴出する混合ガスの流速を大きくすることができる。
本開示の給湯器1では、第1炎孔23の出口23Bが設けられる第1上面部P1が、第2炎孔24の出口24Bが設けられる第2上面部P2に対して下方側に位置するため、第1炎孔23からの火炎と第2炎孔24からの火炎との間の縁を切りやすくなる。そのため、混合ガス中の酸素濃度に低下傾向が生じる際に、第1炎孔23からの火炎をリフトさせやすくなる。
本開示の給湯器1では、第1上面部P1の外周に設けられる面部(第2上面部P2)が上方側に位置するため、第1上面部P1周りの全周で第1炎孔23からの火炎と第2炎孔24からの火炎との間の縁を切りやすくなる。また、燃焼プレート20の上面部21Bにおける中央部分を凹ませる簡易な構成によって、環状の段差25を容易に形成することができる。
本開示の給湯器1では、熱電対40が第1炎孔23に対して下流で重なる位置にあるため、第1炎孔23からの火炎に当たり易い。そのため、酸素濃度の低下に基づく筒状部30内の温度の変化を検出し易くなるため、筒状部30に供給される混合ガス中の酸素濃度の低下をより早く検出することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。さらに、上述された実施形態は、次のように変更されてもよい。
上述の実施形態において、第1上面部P1と第2上面部P2とによって段差25が構成されていたが、第1上面部P1が第2上面部P2よりも上流側に位置する構成であれば、その他の構成であってもよい。例えば、燃焼プレート20は、溝部22の代わりにすり鉢状(上流側に凸となる湾曲形状)の凹部が設けられており、凹部における底部(第1上面部P1に相当する上面部)に第1炎孔が設けられ、凹部における外周側の上面部(第2上面部P2に相当する上面部)に第2炎孔が設けられていてもよい。このような構成によっても、第1炎孔を介して噴出する混合ガスの経路の長さが、第2炎孔を介して噴出する混合ガスの経路の長さよりも短くなる。
上述の実施形態の説明では、第1炎孔23の径が第2炎孔24の径と同じであったが、異なっていてもよい。
上述の実施形態において、第1炎孔23の数及び第2炎孔24の数は、特に限定されない。また、第1炎孔23の出口23B及び第2炎孔24の出口24Bは、それぞれ第1上面部P1及び第2上面部P2に設けられる構成であれば、配列の仕方等の配置構成は特に限定されない。
上述の実施形態において、熱電対40が燃焼プレート20の板厚方向(軸A1に沿う方向)において第1炎孔23と重なる構成を例示したが、熱電対40が第1炎孔23に重ならずに第1上面部P1に重なる構成であってもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…給湯器
3…メインバーナ
5…熱交換機
7…流量調整弁
7A…第1開閉弁
7B…第2開閉弁
7C…第3開閉弁
8…送風機
9…水量制御モータ
10…センサバーナ
13…制御装置
13A…操作パネル
20…燃焼プレート
21…本体部
21A…上面部
21B…下面部
22…溝部
23…第1炎孔(炎孔)
23A…入口
23B…出口
23Z…第1炎孔群
24…第2炎孔(炎孔)
24A…入口
24B…出口
24Z…第2炎孔群
25…段差
26…第1流路
27…第2流路
30…筒状部
40…熱電対
A1…軸
F1…外炎
F2…内炎
P1…第1上面部
P2…第2上面部

Claims (6)

  1. 燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する炎孔を有する燃焼プレートと、
    前記燃焼プレートの下流側且つ上方側に設けられ、前記炎孔から噴出された混合ガスが通過する筒状部と、
    前記筒状部内に配置され、前記筒状部内の温度を検出する熱電対と、
    を有し、前記炎孔の上方で火炎を生じさせるセンサバーナを備える給湯器であって、
    前記炎孔は、複数の第1炎孔を有する第1炎孔群と、前記第1炎孔とは異なる第2炎孔を複数有する第2炎孔群と、を含み、
    前記第1炎孔から噴出する混合ガスの流速は、前記第2炎孔から噴出する混合ガスの流速よりも大きい
    給湯器。
  2. 前記第1炎孔の入口から出口までの長さは、前記第2炎孔の入口から出口までの長さよりも短い
    請求項1に記載の給湯器。
  3. 燃焼用ガスと空気とを混合した混合ガスが噴出する炎孔を有する燃焼プレートと、
    前記燃焼プレートの下流側かつ上方側に設けられ、前記炎孔から噴出された混合ガスが通過する筒状部と、
    前記筒状部内に配置され、前記筒状部内の温度を検出する熱電対と、
    を有する前記炎孔の上方で火炎を生じさせるセンサバーナを備える給湯器であって、
    前記炎孔は、複数の第1炎孔を有する第1炎孔群と、前記第1炎孔とは異なる第2炎孔を複数有する第2炎孔群と、を含み、
    前記第1炎孔の入口から出口までの長さは、前記第2炎孔の入口から出口までの長さよりも短い
    給湯器。
  4. 前記燃焼プレートの上面部は、前記第1炎孔群の出口が設けられる第1上面部と、前記第2炎孔群の出口が設けられる第2上面部と、を含み、前記第1上面部が前記第2上面部よりも下方側に位置する段差が構成されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給湯器。
  5. 前記第1上面部は、前記燃焼プレートの前記上面部における中央側に設けられ、
    前記第2上面部は、前記燃焼プレートの前記上面部における前記第1上面部を囲んで設けられ、
    前記段差は、環状に構成されている
    請求項4に記載の給湯器。
  6. 前記熱電対は、前記燃焼プレートの板厚方向において前記第1炎孔と重なっている
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給湯器。
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