JP2023071079A - 検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの導通検査を複数の作業者で行う際、作業者の待ち時間を削減できる検査システムを提供する。【解決手段】検査システムは、ワイヤハーネスの複数箇所にそれぞれ設けられた各コネクタについて、嵌合確認及び回路検査を行う。導通検査装置が、各コネクタについて、予め定められた順序で回路検査を行う。制御器が、各コネクタと、各コネクタにそれぞれ対応した各嵌合確認治具との嵌合確認を行い、各コネクタの全てについて嵌合確認がなされたことを示す合格信号SG4を出力する。導通検査装置は、前記順序に従って、嵌合確認されたコネクタの回路検査を行い、各コネクタの全てについて回路検査の結果がいずれも合格であり、かつ、制御器から合格信号SG4を受信した場合に、ワイヤハーネスが導通検査に合格したと判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、ワイヤハーネスの検査システムに関する。
ワイヤハーネスは、複数の電線を含む電線束を有し、電線束の端部には、電装部品等との電気的な接続のためのコネクタが設けられている。電線束端部に設けられたコネクタを、嵌合相手のコネクタ等と嵌合することによって、対応する端子同士が電気的に接続される。
このようなワイヤハーネスの製造工程においては、配線状態の良否の検査(以下、導通検査という。)が行われる(例えば、特許文献1参照。)。導通検査では、例えば、端子がコネクタの対応する端子挿入孔に正確に挿入されているか否かや、各電線が途中で断線を起こしていないか否か、或いは各電線が他の電線と短絡していないか否か等が検査される。
特開2009-236750号公報
ワイヤハーネスには、丸形端子やジョイントコネクタバスバー等の各種部品が組み込まれており、導通検査には部品組込み確認検査も含まれる。部品組込み確認検査を行う際、作業者は、載置台に配索されたワイヤハーネスに取り付けられた複数のコネクタを、載置台上に配置された複数の嵌合確認治具にそれぞれ嵌合させる。各嵌合確認治具は導通検査装置(YCチェッカー)と電気的に接続されている。導通検査装置は、嵌合確認治具に正しいコネクタが嵌合された場合(例えば、嵌合確認治具の押ボタンスイッチがコネクタに押されてオンされた場合)、嵌合確認結果が合格であると判定する。また、導通検査装置は、ワイヤハーネスに関する正しい配線状態を示す検査データを保持しており、各電線が形成する各回路の導通状態の検査結果とこの検査データとを比較することにより、導通状態の良否を判定する。導通検査装置は、複数箇所にそれぞれ設けられた各コネクタについて、予め定められた順序に従って一箇所ずつ、嵌合確認及び回路検査を行い、全ての箇所の回路検査が合格と判定された場合に、ワイヤハーネスが導通検査に合格したと判定している。
しかしながら、導通検査装置は、所定順序に従って、箇所1,箇所2,・・について順送りでデータを進行させるため、複数の作業者で作業を分担した場合であっても、データを作業者ごとに同時進行させることができず、各作業者に待ち時間が発生していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤハーネスの導通検査を複数の作業者で行う際、作業者の待ち時間を削減できる検査システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る検査システムは、下記(1)~(5)を特徴としている。
(1)ワイヤハーネスの複数箇所にそれぞれ設けられた各コネクタについて、嵌合確認及び回路検査を行う検査システムであって、
前記各コネクタについて、予め定められた順序で回路検査を行う第一検査装置と、
前記各コネクタと、前記各コネクタにそれぞれ対応した各嵌合確認治具との嵌合確認を行い、前記各コネクタの全てについて嵌合確認がなされたことを示す嵌合確認合格信号を出力する第二検査装置と、を備え、
前記第一検査装置は、前記順序に従って、嵌合確認されたコネクタの回路検査を行い、前記各コネクタの全てについて回路検査の結果がいずれも合格であり、かつ、前記第二検査装置から前記嵌合確認合格信号を受信した場合に、前記ワイヤハーネスが導通検査に合格したと判定する、検査システム。
(2)前記ワイヤハーネスは、載置台に載置され、
前記載置台には、前記ワイヤハーネスが載置された状態における前記各コネクタの近傍に、前記各確認嵌合治具と、前記各確認嵌合治具にそれぞれ付随する複数の発光部とが配置され、
前記第二検査装置は、所定作業順序に従って、前記複数の発光部を順次発光させる誘導指示部を有する、
上記(1)に記載の検査システム。
(3)前記複数の発光部は、前記載置台の一部領域に配置された少なくとも一の第一発光部と、前記載置台における前記一部領域と異なる他の領域に配置される少なくとも一の第二発光部とを含み、
前記所定作業順序は、前記第一発光部について発光する順序を定めた第一順序と、前記第二発光部について発光する順序を定めた第二順序と、を含み、
前記誘導指示部は、前記第一順序に従って前記第一発光部を順次発光させ、前記第一発光部の発光とは独立して、前記第二順序に従って前記第二発光部を順次発光させる、
上記(2)に記載の検査システム。
(4)前記第二検査装置から出力された前記嵌合確認合格信号を保持し、前記第一検査装置に出力する信号保持部を備える、
上記(1)~(3)のいずれか一に記載の検査システム。
(5)前記ワイヤハーネスの品番を特定する識別情報を読み込み、品番切替信号を出力する品番読取部を備え、
前記第一検査装置及び前記第二検査装置は、前記品番切替信号を受信し、前記品番切替信号に応じて検査データを切り替える、
上記(1)~(4)のいずれか一に記載の検査システム。
上記(1)の構成の検査システムによれば、回路検査については第一検査装置に、嵌合確認については第二検査装置に振り分けたことで、作業者は回路検査の進行状況を考慮することなく、嵌合確認治具へのコネクタのセット(嵌合作業)を行うことができる。例えば、複数の作業者1,2で作業を分担する場合、作業者1は、他の作業者2の作業完了を待つことなく、自身が担当する作業(コネクタの嵌合確認治具へのセット)を進めることができる。また、嵌合確認された各コネクタについては、第一検査装置によって順次回路検査が行われる。第一検査装置は、全ての回路検査の結果が合格であり、かつ、第二検査装置から出力された嵌合確認合格信号を受信した場合に、製品合格と判定する。このように、複数の作業者のうち各作業者は他の作業者の作業状況にかかわらず自身の作業を進めることができるので、作業者の待ち時間を削減できる。本開示において、コネクタについて行う回路検査とは、そのコネクタが取り付けられた一又は複数の電線が形成する各回路の導通状態の検査を意味する。
上記(2)の構成の検査システムによれば、発光部の発光により、作業者を誘導できるので、作業効率向上を図れる。
上記(3)の構成の検査システムによれば、載置台の領域毎に作業者を配置して、作業者ごとの順序で作業を誘導できるので、作業効率を一層向上できる。
上記(4)の構成の検査システムによれば、第一検査装置への嵌合確認合格信号を出力するタイミングを調整できる。
上記(5)の構成の検査システムによれば、品番切替信号により検査データを切り替えて、品番変更に容易に対応できる。
本発明によれば、ワイヤハーネスの導通検査を複数の作業者で実施する際、作業者の待ち時間を削減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態に係る導通検査システムを説明するための図である。 図2は、導通検査システムのブロック図である。 図3は、比較例に係る導通検査の進行及び作業状態の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る導通検査の進行及び作業状態の一例を示す図である。 図5は、導通検査システムにおける、導通検査装置と制御器との連動を説明するための図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。図1は、実施形態に係る導通検査システムを説明するための図であり、図2は、導通検査システムのブロック図である。
(検査システムの構成)
図1及び図2に示す導通検査システムは、一又は複数の電線を含む電線束を有し、電線束の端部には、電装部品等との電気的な接続のためのコネクタCが複数箇所に設けられたワイヤハーネスWの導通検査を行うものである。ワイヤハーネスWには、丸形端子やジョイントコネクタバスバー等の各種部品が組み込まれており、導通検査には部品組込み確認検査も含まれる。
ワイヤハーネスWは、載置台101に配置された複数のUフォーク102に、配索(展開)された状態で保持される。載置台101は、検査対象のワイヤハーネスWが載置される板状の台であり、例えば木材により形成され、作業者が検査作業を容易に進めることができるように傾斜して設けられる。載置台101には、ワイヤハーネスWが載置された状態における各コネクタCの近傍に、各コネクタCにそれぞれ対応した各嵌合確認治具103が配置される。
コネクタCは、挿通される電線の数や、組み込まれる部品の種類、嵌合相手等に応じて、異なる形状に形成されているが、一部のコネクタが同一の形状に形成されてもよい。
嵌合確認治具103は、嵌合されるコネクタCの外形に合う形状の嵌合凹部を有し、対応する(正しい)コネクタCが嵌合されると、一例として、嵌合凹部内に設けられた押ボタンスイッチがコネクタCに押されてオンされる。各嵌合確認治具103は、例えば載置台101の裏面側から、後述する導通検査装置30(第一検査装置)及び制御器40(第二検査装置)にそれぞれ電気的に接続される。また、各嵌合確認治具103は、制御器40からの指示に従って発光する発光部103aを有する。発光部103aの発光により、作業者は次の作業対象となる嵌合確認治具103の位置を把握でき、作業効率が向上する。発光部103aは、嵌合確認治具103の近傍に設けられてもよい。
図2に示すように、導通検査システムは、上位制御部20と、導通検査装置30と、制御器40と、リレー装置50と、複数の嵌合確認治具103と、を備える。
上位制御部20は、導通検査装置30及び制御器40にそれぞれ接続され、情報の入出力を行う。上位制御部20は、一般的なPCで構成され、ワイヤハーネスWに付随するネームから、図示しない読取装置によって、ワイヤハーネスWを特定するための識別情報を含むコードを読み込む。上位制御部20は、読み込んだコードに基づいて、ワイヤハーネスWの品番を特定する。上位制御部20は、導通検査装置30から品番問い合わせ情報SG1が入力されると、その応答として、導通検査装置30の多品番切替装置31に品番切替情報SG2を出力する。また、上位制御部20は、制御器40に制御器品番切替情報SG3を出力する。品番切替情報SG2及び制御器品番切替情報SG3は、コードに基づいて特定されたワイヤハーネスWの品番の情報を含む。
導通検査装置30は、ワイヤハーネスWに関する正しい配線状態を示す検査データを保持しており、各電線が形成する各回路の導通状態の検査結果とこの検査データとを比較することにより、導通状態の良否を判定する、すなわち、回路検査を行う。導通検査装置30は、各コネクタCについて、予め定められた順序で回路検査を行う。導通検査装置30は、この予め定められた順序に従って、嵌合確認されたコネクタCの回路検査を行う。導通検査装置30は、各コネクタCの全てについて回路検査の結果がいずれも合格であり、かつ、制御器40から制御器合格信号SG4(嵌合確認合格信号)を受信した場合に、ワイヤハーネスWが導通検査に合格したと判定する。
導通検査装置30は、上位制御部20から入力された品番切替情報SG2に応じて、導通検査装置30が導通検査を行うワイヤハーネスWの検査データを切り替える多品番切替装置31を有する。導通検査装置30は、多品番切替装置31によって切り替えられた検査データを用いて、回路検査を行う。
制御器40は、演算部及び記憶部を有する。制御器40は、記憶部に、ワイヤハーネスWの品番ごとに、各コネクタCにそれぞれ対応した各嵌合確認治具103についての検査データを保持している。また、制御器40は、記憶部に、いずれの順序で嵌合確認治具103へのコネクタCのセット(嵌合)を行う順序を定めた所定作業順序を保持している。制御器40は、演算部の処理により、上位制御部20から入力された制御器品番切替情報に応じて、嵌合確認を行うワイヤハーネスWの検査データを切り替え、各コネクタCにそれぞれ対応した各嵌合確認治具103との嵌合確認を行う。制御器40は、作業者によって、嵌合確認治具103に正しいコネクタCがセット(嵌合)されると、保持された検査データ及び所定作業順序を参照して、嵌合確認を行う。制御器40は、例えば、一番目の嵌合確認治具103の押ボタンスイッチがコネクタCに押されてオンされたことを検知することで、一番目の嵌合確認治具103の嵌合確認を行う。制御器40は、各コネクタCの全てについて、作業者が嵌合確認治具103にセットし、嵌合確認を行うと、各コネクタCの全てについて嵌合確認がなされたことを示す制御器合格信号SG4(嵌合確認合格信号)を、導通検査装置30に出力する。
制御器40は、記憶部に保持した所定作業順序に従って、複数の発光部103aを順次発光させる誘導指示部41を有する。所定作業順序は、第一順序と第二順序とを含む。第一順序は、複数の発光部103aのうち、載置台101の一部領域(例えば、図1に示す載置台101の中央よりも左側領域)に配置された発光部103aについて発光する順序を定める。第二順序は、複数の発光部103aのうち、載置台101の他の領域(例えば、図1に示す載置台101の中央よりも右側領域)について発光する順序を定める。誘導指示部41は、第一順序に従って、載置台101の一部領域に配置された発光部103aを順次発光させ、第二順序に従って、載置台101の他の領域に配置された発光部103aを順次発光させる。載置台101の領域ごとに、例えば、左側領域及び右側領域のそれぞれに、作業者を配置して、作業者ごとの順序で作業を誘導できるため、作業効率を一層向上できる。
リレー装置50は、制御器40から入力された制御器合格信号SG4を、一時的に保持して、導通検査装置30に出力する。
(検査システムの動作)
図2を参照して、検査システムの動作について説明する。まず、作業者が図示しない読取装置によって、検査対象のワイヤハーネスWに付属するネームからコードを読み込ませると、上位制御部20は、コードに基づいてワイヤハーネスWの品番を特定する(1.ネームコード読み込み)。上位制御部20は、特定した品番に基づいて、導通検査装置30の多品番切替装置31に、品番切替情報SG2を出力し、制御器40に、制御器品番切替情報SG3を出力する。
多品番切替装置31は、品番切替情報SG2に基づいて、検査データを切り替え(2.検査データ切替)る。導通検査装置30は、切り替えられた検査データを参照した検査として、回路検査(W/Hモード)及び部品組込み確認検査(P/Dモード)を順次開始する(4.検査開始(W/H)、5.検査開始(P/D))。一方、制御器40は、制御器品番切替情報SG3に基づいて、検査データを切り替え(3.制御器検査データ切替)、部品組込み確認検査(P/Dモード)を開始する(6.制御器検査開始(P/D))。
部品組込み確認検査を行う際、作業者は、載置台101に配索されたワイヤハーネスWに取り付けられた複数のコネクタCを、載置台101上に配置された複数の嵌合確認治具103にそれぞれ嵌合させる。各嵌合確認治具103は導通検査装置30及び制御器40と電気的に接続されている。制御器40は、嵌合確認治具103に正しいコネクタが嵌合された場合(例えば、嵌合確認治具の押ボタンスイッチがコネクタCに押されてオンされた場合)、嵌合確認結果が合格であると判定(嵌合確認)する。また、導通検査装置30は、ワイヤハーネスWに関する正しい配線状態を示す検査データを保持しており、各電線が形成する各回路の導通状態の検査結果とこの検査データとを比較することにより、導通状態の良否を判定する。ある嵌合確認治具103に嵌合された(対応する)コネクタCに含まれるすべての回路の導通状態が良好な場合、導通検査装置30は、この嵌合確認治具103に対応するコネクタCについて回路検査合格と判定する。
ここで、図3~図5を参照して、導通検査装置30及び制御器40における部品組込み検査(P/Dモード)の詳細を説明する。図3は、比較例に係る導通検査の進行及び作業状態の一例を示す図であり、図4は、実施形態に係る導通検査の進行及び作業状態の一例を示す図である。図5は、導通検査システムにおける、導通検査装置と制御器との連動を説明するための図である。以下、二名の作業者が嵌合確認治具103-1、103-2、103-3、103-4、103-5、103-6、103-7、…に、それぞれ対応するコネクタCを嵌合させて回路検査を行う例について説明する。嵌合確認治具103-1から103-7は、図1に示した嵌合確認治具103に相当し、図3から図5においては各嵌合確認治具103-1、103-2、・・・を丸付き数字でそれぞれ表す。作業者1は、載置台101の左側領域に配置された、嵌合確認治具103-1、103-2、103-5、103-6について、作業者2は、載置台101の右側領域に配置された嵌合確認治具103-3、103-4、103-7について、それぞれ作業を行う。
図3は、図2に示す制御器40を用いず、導通検査装置30のみで、すべての嵌合確認治具103-1~103-7にコネクタCを嵌合させて導通検査を行う場合の作業状態例を示す。導通検査装置30は、嵌合確認治具103-1~103-7について、予め定められた順序に従って一箇所ずつ、嵌合確認及び回路検査を行い、全ての箇所の回路検査が合格と判定された場合に、ワイヤハーネスが導通検査に合格したと判定する。導通検査装置30は、嵌合確認治具103-1~103-7のそれぞれに関する検査データを順送りするため、作業者1と作業者2とが互いに独立して同時に作業しようとすると、検査データと実際の作業箇所とが一致せず、正しい検査ができない場合がある。このため、作業者1が、嵌合確認治具103-1にコネクタCをセットして回路検査が行われ、嵌合確認治具103-2にコネクタCをセットして回路検査が行われるまで、作業者2は嵌合確認治具103-3へのコネクタCのセット作業を行うことができない。すなわち、作業者2は、作業者1が嵌合確認治具103-1,103-2について作業を終えるまで待つこととなる。同様に、作業者2が嵌合確認治具103-3,4について作業を終えるまで、作業者1は嵌合確認治具103-5についての作業開始を待つこととなる。また、作業者1が嵌合確認治具103-5,6について作業を終えるまで、作業者2は嵌合確認治具103-7についての作業開始を待つこととなる。このように、作業者1,2には、待ち時間が発生する。
一方、すべての嵌合確認治具103-1~103-7に関する回路検査を導通検査装置30へ、すべての嵌合確認治具103-1~103-7に関する嵌合確認を制御器40へ振り分けた場合、図4に示す作業状態となる。制御器40は、作業者1が担当する嵌合確認治具103-1、103-2、103-5、103-6についての作業順序(第一順序)と、作業者2が担当する嵌合確認治具103-3、103-4、103-7についての作業順序(第二順序)と、を記憶する。作業順序は、各嵌合確認治具103に関する検査データの進行順序であり、誘導順序(発光部103aの発光順序)に一致する。制御器40は、第一順序及び第二順序のデータを並列して進行できる。すなわち、制御器40は、作業者1,2による嵌合確認治具103-1~7についてのデータ進行をそれぞれ管理できる。このため、嵌合確認治具103-1,103-2のセット(及び制御器40による嵌合確認)を終えた作業者1は、他の作業者2の作業完了を待つことなく、次の嵌合確認治具103-5,6の作業を進めることができる。また、作業者2は、作業者1と同時に作業を開始でき、自身が担当する嵌合確認治具103-3、103-4、103-7についての作業を終えた後に、作業者1の作業状況にかかわらず、他作業を行うことができる。
導通検査装置30は、所定順序(嵌合確認治具103-1~103-7の順)に従って、制御器40で嵌合確認された時点で、自動で、次の嵌合確認治具103のデータに進行する。このため、作業者1,2は、導通検査装置30による回路検査の進行状況を考慮することなく、嵌合確認治具103へのコネクタCのセット作業を進めることができる。
図5に示すように、制御器40側で、作業者1,2による嵌合作業が完了すると、制御器合格信号SG4が、制御器40から導通検査装置30へ出力される(図2の7.制御器検査合格(P/D))。制御器合格信号SG4各嵌合確認治具103-1~103-7に対応する各コネクタCの全てについて嵌合確認がなされたことを示す。制御器合格信号SG4は、リレー装置50に保持され(図2の8.制御器合格信号SG4保持)、適宜なタイミングで導通検査装置30に出力される。導通検査装置30は、各嵌合確認治具103-1~103-7の全てについて回路検査が合格であり、かつ、制御器40から制御器合格信号SG4を受信した場合に(図2の9.制御器合格信号受信)、ワイヤハーネスWが導通検査に合格した(製品合格)と判定する(図2の10.検査合格)。作業者1,2のいずれかは、ワイヤハーネスWのネームタグ等に合格印を押印して(図2の11.合格印押印)、検査が完了する(図2の12.検査完了)。
以上説明したように、本実施形態の検査システムでは、回路検査については導通検査装置30(第一検査装置)に、嵌合確認については制御器40(第二検査装置)に振り分けた。この構成により、作業者は回路検査の進行状況を考慮することなく、嵌合確認治具103へのコネクタCのセット(嵌合作業)を行うことができる。例えば、複数の作業者1,2で作業を分担する場合、作業者1は、他の作業者2の作業完了を待つことなく、自身が担当する作業(コネクタCの嵌合確認治具103へのセット)を進めることができる。また、嵌合確認された各コネクタCについては、導通検査装置30によって順次回路検査が行われ、制御器40から出力された制御器合格信号SG4を導通検査装置30が受信すると、導通検査装置30は製品合格と判定する。このように、各作業者は他の作業者の作業状況にかかわらず自身の作業を進めることができるので、作業者の待ち時間を削減できる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る検査システムの特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]ワイヤハーネス(W)の複数箇所にそれぞれ設けられた各コネクタ(C)について、嵌合確認及び回路検査を行う検査システムであって、
前記各コネクタについて、予め定められた順序で回路検査を行う第一検査装置(導通検査装置30)と、
前記各コネクタと、前記各コネクタにそれぞれ対応した各嵌合確認治具(103)との嵌合確認を行い、前記各コネクタの全てについて嵌合確認がなされたことを示す嵌合確認合格信号(制御器合格信号SG4)を出力する第二検査装置(制御器40)と、を備え、
前記第一検査装置は、前記順序に従って、嵌合確認されたコネクタの回路検査を行い、前記各コネクタの全てについて回路検査の結果がいずれも合格であり、かつ、前記第二検査装置から前記嵌合確認合格信号を受信した場合に、前記ワイヤハーネスが導通検査に合格したと判定する、検査システム。
[2]前記ワイヤハーネスは、載置台(101)に載置され、
前記載置台には、前記ワイヤハーネスが載置された状態における前記各コネクタの近傍に、前記各確認嵌合治具と、前記各確認嵌合治具にそれぞれ付随する複数の発光部とが配置され、
前記第二検査装置は、所定作業順序に従って、前記複数の発光部を順次発光させる誘導指示部を有する、
上記[1]に記載の検査システム。
[3]前記複数の発光部は、前記載置台の一部領域に配置された少なくとも一の第一発光部と、前記載置台における前記一部領域と異なる他の領域に配置される少なくとも一の第二発光部とを含み、
前記所定作業順序は、前記第一発光部について発光する順序を定めた第一順序と、前記第二発光部について発光する順序を定めた第二順序と、を含み、
前記誘導指示部は、前記第一順序に従って前記第一発光部を順次発光させ、前記第一発光部の発光とは独立して、前記第二順序に従って前記第二発光部を順次発光させる、
上記[2]に記載の検査システム。
[4]前記第二検査装置から出力された前記嵌合確認合格信号を保持し、前記第一検査装置に出力する信号保持部を備える、
上記[1]~[3]のいずれか一に記載の検査システム。
[5]前記ワイヤハーネスの品番を特定する識別情報を読み込み、品番切替信号(品番切替情報SG2、SG3)を出力する品番読取部(上位制御部20)を備え、
前記第一検査装置及び前記第二検査装置は、前記品番切替信号を受信し、前記品番切替信号に応じて検査データを切り替える、
上記[1]~[4]のいずれか一に記載の検査システム。
20 上位制御部
30 導通検査装置
31 多品番切替装置
40 制御器
41 誘導指示部
50 リレー装置
101 載置台
102 Uフォーク
103 嵌合確認治具
103a 発光部
C コネクタ
W ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスの複数箇所にそれぞれ設けられた各コネクタについて、嵌合確認及び回路検査を行う検査システムであって、
    前記各コネクタについて、予め定められた順序で回路検査を行う第一検査装置と、
    前記各コネクタと、前記各コネクタにそれぞれ対応した各嵌合確認治具との嵌合確認を行い、前記各コネクタの全てについて嵌合確認がなされたことを示す嵌合確認合格信号を出力する第二検査装置と、を備え、
    前記第一検査装置は、前記順序に従って、嵌合確認されたコネクタの回路検査を行い、前記各コネクタの全てについて回路検査の結果がいずれも合格であり、かつ、前記第二検査装置から前記嵌合確認合格信号を受信した場合に、前記ワイヤハーネスが導通検査に合格したと判定する、検査システム。
  2. 前記ワイヤハーネスは、載置台に載置され、
    前記載置台には、前記ワイヤハーネスが載置された状態における前記各コネクタの近傍に、前記各確認嵌合治具と、前記各確認嵌合治具にそれぞれ付随する複数の発光部とが配置され、
    前記第二検査装置は、所定作業順序に従って、前記複数の発光部を順次発光させる誘導指示部を有する、
    請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記複数の発光部は、前記載置台の一部領域に配置された少なくとも一の第一発光部と、前記載置台における前記一部領域と異なる他の領域に配置される少なくとも一の第二発光部とを含み、
    前記所定作業順序は、前記第一発光部について発光する順序を定めた第一順序と、前記第二発光部について発光する順序を定めた第二順序と、を含み、
    前記誘導指示部は、前記第一順序に従って前記第一発光部を順次発光させ、前記第一発光部の発光とは独立して、前記第二順序に従って前記第二発光部を順次発光させる、
    請求項2に記載の検査システム。
  4. 前記第二検査装置から出力された前記嵌合確認合格信号を保持し、前記第一検査装置に出力する信号保持部を備える、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の検査システム。
  5. 前記ワイヤハーネスの品番を特定する識別情報を読み込み、品番切替信号を出力する品番読取部を備え、
    前記第一検査装置及び前記第二検査装置は、前記品番切替信号を受信し、前記品番切替信号に応じて検査データを切り替える、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の検査システム。
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