JP2023071038A - 表示装置及びテレビジョン受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の前方に向け音を好適に放出することができ、自然な音像定位が得られる。【解決手段】1又は複数のスピーカを備えた表示装置であって、上記スピーカは、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかに配置されており、上記スピーカの放音面は、当該放音面の法線が当該表示装置の正面側に傾斜するよう、傾斜して設けられている。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトの掲載日 令和3年10月26日 公開者 シャープ株式会社 ウェブサイトのアドレス ▲1▼https://corporate.jp.sharp/news/211026-b.html ▲2▼https://jp.sharp/aquos/products/dp1/ ▲3▼https://www.youtube.com/embed/GPd-KYggKDQ?rel=0 ▲4▼https://www.youtube.com/watch?v=GPd-KYggKDQ&t=62s
本発明は、表示装置及びテレビジョン受像機に関する。
従来、下記の多チャンネル音声再生装置が知られている。例えば、特許文献1には、映像表示装置の画面上側に第1のセンター用スピーカを上向きに配置し、画面下側に第2のセンター用スピーカを前向きに配置した多チャンネル音声再生装置において、第1のセンター用スピーカにオブリコーンスピーカを用いる構成が開示されている。
ここで、映像表示装置は、ブラウン管テレビに代表される比較的奥行きがあるものが想定されている。そのため、オブリコーンスピーカも本来の性能を発揮できるだけの奥行きが確保できるものを画面上側に搭載できることが前提となっている。
特開平6-070393号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、オブリコーンスピーカの奥行が十分確保できない場合は、映像表示装置の前方に向け音を放出する効果が十分ではなく、映像表示装置前方エリアへ音が届きにくいという問題がある。
本発明の一態様は、表示装置の前方に向け音を好適に放出することができ、自然な音像定位が得られる技術を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、1又は複数のスピーカを備えた表示装置であって、上記スピーカは、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかに配置されており、上記スピーカの放音面は、当該放音面の法線が当該表示装置の正面側に傾斜するよう、傾斜して設けられている。
本発明の一態様によれば、表示装置の前方に向け音を好適に放出することができ、自然な音像定位が得られる技術を実現できる。
本発明の実施形態1に係る表示装置の正面図および斜め後ろから見た斜視図である。 図1に示す表示装置の(画面上辺における)スピーカの配置状態を示す模式図である。 図1に示す表示装置の(画面上辺における)スピーカの配置状態を示す模式図である。 図2に示す表示装置のスピーカの詳細構造を示す図である。 図1に示す表示装置の背面図である。 図2に示す表示装置のスピーカの詳細構成を示すX-Z面に沿って切断した部分断面図である(その1)。 図1に示す表示装置のスピーカの作動状態を示す模式図である。 図1に示す表示装置のスピーカの詳細構成を示す図である(その1)。 図1に示す表示装置のスピーカの詳細構成を示す図である(その2)。 図1に示す表示装置のスピーカの詳細構成を示す図である(その3)。 図2に示す表示装置のスピーカの詳細構成を示すX-Z面に沿って切断した部分断面図である(その2)。 図1に示す表示装置のスピーカの取付状態を示す図である。 図1に示す表示装置のスピーカの作動状態を示す背面模式図である。 本発明の実施形態2に係る表示装置の背面図である。 本発明の実施形態3に係る表示装置の背面図である(その1)。 本発明の実施形態3に係る表示装置の背面図である(その2)。 本発明の実施形態3に係る表示装置の背面図である(その3)。 本発明の実施形態4に係る表示装置の背面図である(その1)。 本発明の実施形態4に係る表示装置の背面図である(その2)。 本発明の実施形態5に係る表示装置の背面図である(その1)。 本発明の実施形態5に係る表示装置の背面図である(その2)。 本発明の実施形態5に係る表示装置の背面図である(その3)。 本発明の実施形態6に係る表示装置の背面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る表示装置1の正面図および斜め後ろから見た斜視図である。表示装置1は、一例として、テレビジョン受像機が挙げられる。
なお、ここでいう表示装置とは、LCD(Liquid Crystal Display)方式/OLED(Organic Light Emitting Diode)方式などに代表される表示装置のことを指す。
図2は、図1に示す表示装置1の(画面上辺における)スピーカの配置状態を示す模式図である。図2に示すように、表示装置1は、スピーカ10を備えている。スピーカ10の数量は特に限定されず、1又は複数であってもよい。また、図1における符号11は、スピーカ10を保持するためのバックキャビネットを示す。
図3は、図1に示す表示装置1(画面上辺における)のスピーカ10の配置状態を示す模式図である。図2及び図3に示すように、スピーカ10が表示装置1の正面側へ傾斜するように配置されている。図2及び図3において、左側が表示装置1の正面側を示し、右側が表示装置1の背面側を示す。
具体的には、図2において、スピーカ10の放音面15の正面側が背面側よりも低くなるように配置されている。換言すれば、スピーカ10の放音面15は、当該放音面15の法線NLが表示装置1の正面側に傾斜するよう、傾斜して設けられている。
ここでいう「正面側」とは、図2に示す座標軸Xが示す方向の逆方向側(表示装置1の前方とも呼ぶ)で、「背面側」とは、図2に示す座標軸Xが示す方向側を指す。
スピーカ10の配置位置について、表示装置1の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかに配置可能である。図2及び図3では、スピーカ10が表示装置1の背面側の周辺部のうち、上辺に配置していることを示している。スピーカ10が表示装置1の背面側の周辺部のうち、右辺、及び左辺に配置する構成を後述する。
ここでいう「右辺」(正面側からは「左辺」)とは、図2に示す座標軸Yが示す方向側の辺で、「左辺」(正面側からは「右辺」)とは、図2に示す座標軸Yが示す方向の逆方向側の辺を指す。また、「上辺」とは、図2に示す座標軸Zが示す方向側の辺を指す。
なお、一例として、図3の右側の図に示すように、スピーカ10の放音面15が含まれる面と図3におけるX-Y面とがなす角度は20°となることを示している。これは本実施形態を限定するものではなく、この傾斜角度は15°でもよいし、25°でもよい。また、10°でもよいし、45°でもよい。
上述のように、スピーカの放音面15は、当該放音面15の法線NLが表示装置1の正面側に傾斜するよう、傾斜して設けられていることにより、スピーカ10から放出された音のうち正面側への成分が増え、表示装置1の前方に向け音を好適に放出することができ、自然な音像定位が得られる。
特に従来技術を液晶表示装置またはOLED表示装置などの薄型表示装置に適用しようとすると、オブリコーンスピーカの奥行が十分確保できないため映像表示装置の前方に向け音を放出する効果が十分ではなく、映像表示装置前方エリアへ音が届きにくいという問題がより大きい。本発明によれば、当該問題に対する改善効果がより大きくなる。
説明を継続する。図4は、図2に示す表示装置1のスピーカ10の詳細構造を示す図である。図示では、1つのスピーカの例である。図示では、スピーカ10がツイーター16を備えている構造を示している。図4に示すように、ツイーター16は、スピーカ10の放音面15の近傍に設けられている。
図4に示す20°は、上述の放音面15と上述のX-Y面とがなす傾斜角度であり、55°は、ツイーター16の長軸方向が放音面15の長辺の延長線に対する傾斜角度である。当該傾斜角度は55°に限定するものではなく、0°から90°の角度をなしてもよい。
表示装置1は、ツイーター16を備えていることにより、表示装置1の中央付近への定位感を高め、表示装置1の左右方向の広がり感を高めることができ、表示装置1を視聴する視聴者に対してよりよい音声を提供することができる。
また、本実施形態によれば、視聴者の部屋の天井が高く、天井反射が期待できない環境であっても、スピーカ10からの直接音が表示装置1の前方へ届きやすいため、環境による影響が少ない。
図5は、図1に示す表示装置1の背面図である。図5では、表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺に2つのスピーカを配置していることを示している。図6は、図2に示す表示装置1のスピーカ10の詳細構成の一例を示すX-Z面に沿って切断した部分断面図である。
図6では、符号12はネットを示し、符号13はパネルを示す。図6に示すように、ネット12は、少なくともスピーカ10の放音面15を覆う。また、パネル13はネット12を覆う。また、ネット12はスピーカ10が備える振動板と対向する。なお、ネット12及びパネル13の詳細について、図8~図10を参照して後述する。
図7は、図1に示す表示装置1のスピーカ10の作動状態を示す模式図である。上述したように、本実施形態によれば、スピーカ10から放出された音のうち正面側への成分が増え、表示装置の前方に向け音を好適に放出することができ、自然な音像定位が得られる。また、図7における座標軸は、表示装置を上から見たことを示している。
説明を継続する。図8は、図1に示す表示装置1のスピーカ10の詳細構成の一例を示す図である。上述したように、表示装置1がネット12を備えている。ネット12を備えていることにより、表示装置の上から降ってくる物体からスピーカ含む内蔵物を保護する。
ネット12の材質は、金属でもよいし樹脂でもよい。本実施形態では、一例として、金属製ネットを用いる。また、図8では、ネット12は、スピーカ10の放音面15を含む全面を覆う構成を示している。
図9は、図1に示す表示装置のスピーカの詳細構成の他の例を示す図である。上述したように、表示装置1がネット12に加え、パネル13をさらに備えている。パネル13は、フルレンジ部およびツイーター部のそれぞれの形状に沿うようにくりぬいてあり、くりぬき部のR形状を施すことで、それらの放出効果を調整している。パネル13により、表示装置1の音響放出効果を調整し、斜め前方方向及び左右方向への音の放出効率を高めることができる。
パネル13の材質は、金属でもよいし樹脂でもよい。本実施形態では、一例として、樹脂製パネルを用いる。また、図9に示すように、パネル13の、スピーカ10の放音面15に対応する位置に、スピーカ10の放音面15の形状と同様な貫通孔がある。また、パネル13の厚さは均一である。
(ネットの変形例)
また、上記の説明では、ネット12によりスピーカ10の放音面15を含む全面を覆う構成を説明したが、これは本実施形態を限定するものではなく、ネットによりスピーカの放音面15のみを覆うよう構成されてもよい。
図10は図1に示す表示装置のスピーカの詳細構成のさらに他の例を示す図である。図10に示すように、表示装置1aにおいて、ネット12aは、スピーカ10aの放音面15、図示では2つの放音面15のみを覆っている。
上記の構成によれば、ネットの形状を小型化でき、材料費及び加工費等の削減ができる。
さらには、ネットは使用せず、キャビネットのみでの開口構造でもよい(微細孔による開口もしくは1つの開口など)。その場合、パネルはあってもなくてもよい。パネルがある場合はフルレンジ部およびツイーター部のそれぞれの形状に対応するパネルの領域に開口(くりぬき部)があってよい。また、パネルはあってネットはない場合の別の例として、パネルのくりぬき部について、くりぬいて開口とする代わりに、フルレンジ部およびツイーター部のそれぞれの形状に対応する領域に微細孔による開口を複数開けてよい。また、このようなパネルを備える代わりに、キャビネットとしてパネルの部分も一体として形成し、フルレンジ部およびツイーター部のそれぞれの形状に対応する領域に微細孔による開口を複数開けてよい。
(パネルの変形例)
また、上記の説明では、パネル13の厚さは均一である構成を説明したが、これは本実施形態を限定するものではなく、パネルの厚さが均一でなくてもよい。
パネル13は、フルレンジ部およびツイーター部のそれぞれの形状に沿うようにくりぬいていなくてもよく、両者をふくめた一つの大きなくりぬき形状であってもよい。
図11は、図2に示す表示装置のスピーカの詳細構成の他の例を示すX-Z面に沿って切断した部分断面図である。図6に示す構成と比較すると、図11では、パネル13aの正面側に、図11に示す座標軸Zが示す方向に突起するガイド部14が形成されている。
この構成によれば、表示装置1bが備えているスピーカ10が放出する音を表示装置1の前方へガイドして、当該音の乱反射を低減することができる。
なお、上記の説明では、スピーカ10がツイーター16を備える構成を説明したが、これは本実施形態を限定するものではなく、本実施形態のスピーカがツイーターを備えなくてもよい。
(スピーカの取付状態)
続いて、表示装置1のスピーカ10の取付状態について、図12を参照しながら説明する。図12は、図1に示す表示装置のスピーカの取付状態を示す図である。図12において、中部の図は、表示装置1を座標軸Y方向に沿った側面図であり、右側の図は、中部の図のAの拡大図である。
図12に示すように、スピーカ10は、表示装置1の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れか(図示では上辺)において、表示装置1の正面側からは視認不能となるように配置されている。
詳しくは、ある辺(図示では上辺)に配置されるスピーカ10は、当該スピーカ10の放音面15が、当該辺よりも表示装置1の中心側に位置するように配置される。図12では、符号Hは、スピーカ10の上端と表示装置1の上辺との距離を示す。また、図12において、符号Lはスピーカ10の背面端から表示装置1の正面までの距離を示す。
一例として、スピーカの取り付け位置は、OLED型の表示装置であれば、表示画面上端まで突起がない表示装置の場合は、表示画面上端位置付近に取りつけてもよい。一方、
液晶型の表示装置であれば、バックライト構造があり、表示画面背面にバックライトシャーシの突起形状がある場合は、その傾斜になっていない箇所に取りつけてもよい。
また、デザイン的に強調したい場合は、表示装置の正面側から少し視認できる位置にスピーカを取り付けてもよい。
図13は、図1に示す表示装置1のスピーカ10の作動状態を示す背面模式図である。図13に示すように、表示装置1の背面側の周辺部のうち、下辺にアンダースピーカ20が配置されている。図示ではアンダースピーカ20の数量は2である。
図13に示すように、表示装置1の背面側の周辺部のうち、上辺にスピーカ10が配置されている。図示ではスピーカ10の数量も2である。そして、図示のように、2つのスピーカ10の間の間隔は、2つのアンダースピーカ20の間の間隔よりも狭い。
上記の構成によれば、表示装置1の表示画面中心付近に総合ファントム・センタ、つまり仮想センタが形成され、表示画面と音像定位位置の一致、つまり画音一致の効果が得られる。
図13において、この場合のスピーカの駆動条件は、アンダースピーカ20とスピーカ10はそれぞれ、同一信号、同相かつ同等の音圧レベルで駆動する。すなわち、図中の右側のアンダースピーカ20と右側のスピーカ10は右側チャンネル用音声信号により同一信号、同相かつ同等の音圧レベルで駆動し、左側のアンダースピーカ20と左側のスピーカ10は左側チャンネル用音声信号により同一信号、同相かつ同等の音圧レベルで駆動する。
図13に示すように、2つのアンダースピーカ20の中央付近にアンダーファントム・センタが形成され、同様に、2つのスピーカ10の中央付近にハイトファントム・センタが形成される。上述のように、これにより、表示画面中心付近に総合ファントム・センタが形成され、画音一致の効果が得られる。音像定位を向上する効果と表示画面中央付近へのセンタ定位効果の両方を兼ね備えた、いわゆるセンターハイトスピーカ的な音響システムが構築される。
さらに、スピーカ10が表示装置の正面側に傾斜していることにより、総合ファントム・センタがより表示画面前方位置に形成されるため、従来技術と比べ、立体感及び奥行感が良くなる効果が得られる。
なお、本実施形態において、アンダースピーカ20とスピーカ10とは形状、性能が異なるものである。一方の音圧が大きいと、必然的にそちらに音像位置が引っ張られてしまうため、あくまで、画面中央付近に音像を定位させるために限っては、両者を同等の音圧レベルで駆動することが好ましい。
一例として、スピーカ10オフすると表示画面下部中央付近に音像は定位される。また、スピーカ10のレベル(音圧)をあげると、音像の位置をアップさせることができる。一方、スピーカ10のレベルを下げると、音像の位置をダウンさせることができる。
また、スピーカ10の帯域をフィルタで一部制限した場合、一例として、中域のみに制限した場合、スピーカ10の再生帯域以外の音声信号(中域以外)は図中の下部から再生され下部に定位される。スピーカ10の再生帯域内の音声信号(中域)は、図中の下部および上部の両方から再生され、中域に画面中央付近に定位される。
アンダースピーカ20とスピーカ10の再生帯域が重複している帯域の音声信号は、音像をあげることができる。
この観点から、重低域(サブウーハが再生する帯域)以外は、全帯域で音像をアップさせる目的で、スピーカ10はフルレンジ再生帯域を持つものを搭載することが好ましい。本実施形態ではツイーター16も搭載している。
一方、アンダースピーカ20の帯域を一部フィルタで制限するような駆動も考えられる。一例として、アンダースピーカ20は中域のみ音圧レベルを低下させた場合は、中域はスピーカ10のみから再生され、中域の音像は表示画面中心よりも上の位置付近に定位させることができ、中域以外は、表示画面中心付近の高さの位置に定位させることができる。アンダースピーカ20及びアンダースピーカ20の再生帯域及び再生レベルにより、音像の定位位置の調整も可能である。
また、スピーカ10の出力を切れば、仮想センタ位置は画面下部付近に限定することができ、逆にアンダースピーカ20の出力を切れば、画面上部付近に仮想センタ位置を限定することも可能である。ユーザの利用目的や設置・試聴環境に合わせて自由に調整できる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図14は、本実施形態に係る表示装置1cの背面図である。図14に示すように、本実施形態において、表示装置1cの背面側の周辺部のうち、上辺の中部に1つのスピーカ10が配置されている。
上記の構成によっても、表示装置1と同様に、表示装置1cの表示画面中心付近に総合ファントム・センタ、つまり仮想センタが形成され、表示画面と音像定位位置の一致、つまり画音一致の効果が得られる。
図14において、この場合のスピーカ10の駆動条件は、右側チャンネル用音声信号と左側チャンネル用音声信号とを足し合わせた信号(スピーカ10用信号)により同相かつ同等の音圧レベルで駆動する。
上記の構成によれば、スピーカ10およびAMP回路が1つずつになるので、コスト面で有利である。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図15は、本実施形態に係る表示装置1dの背面図である。図16は、本実施形態に係る表示装置1eの背面図である。図17は、本実施形態に係る表示装置1fの背面図である。
また、本実施形態において、表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺に2つのスピーカ10が配置されて、かつ2つのスピーカの間の間隔が調整可能に配置されている。一例として、例えば、表示装置1dの背面側の上辺に複数個の係止用部材を設け、スピーカ10を所定の当該係止部材に係止及び固定することにより、2つのスピーカ10の間の間隔が調整可能に構成されてもよい。
一例として、図15に示すように、2つのスピーカ10の間の間隔は、2つのアンダースピーカ20の間の間隔よりも狭くなるように配置されている。他の例として、図16に示すように、2つのスピーカ10の間の間隔は、2つのアンダースピーカ20の間の間隔略同様になるように配置されている。さらに他の例として、図17に示すように、2つのスピーカ10の間の間隔は、2つのアンダースピーカ20の間の間隔よりも広くなるように配置されている。
本実施形態のスピーカ10の駆動条件は、上述の表示装置1のスピーカ10と同様のため、その説明を省略する。
上記の構成によれば、多様な音響効果が得られる。例えば、表示装置1dの場合、総合ファントム・センタの定位感及び音像感がほど良くなる効果が得られる。一方、表示装置1eの場合、表示装置1eの左右方向の広がり感は良くなる。他方、表示装置1fの場合、表示装置1fの左右方向の広がり感はさらに良くなる。
このように、スピーカ10の間隔を広げていくように調整すると、総合ファントム・センタが大きくなっていき、表示画面上部の左右方向の広がり感は良くなる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図18は、本実施形態に係る表示装置1gの背面図である。図19は、本実施形態に係る表示装置1hの背面図である。
本実施形態では、スピーカ10が左右傾斜して配置する点で上述の実施形態と異なる。以下この相違点について説明する。
図18、図19に示すように、本実施形態において、スピーカ10が、当該表示装置の背面の法線を回転軸として、表示装置の上辺と角度をなすように傾斜して配置されている。
一例として、図18に示すように、右側のスピーカ10は、表示装置1gの背面の法線を回転軸として、時計方向に沿って回転するように傾斜して配置され、左側のスピーカ10は、表示装置1gの背面の法線を回転軸として、反時計方向に沿って回転するように傾斜して配置されている。傾斜角度について、一例として、0°から135°の角度であってもよい。
他の例として、図19に示すように、右側のスピーカ10は、表示装置1hの背面の法線を回転軸として、反時計方向に沿って回転するように傾斜して配置され、左側のスピーカ10は、表示装置1hの背面の法線を回転軸として、時計方向に沿って回転するように傾斜して配置されている。傾斜角度について、一例として、0°から45°の角度であってもよい。
上記の構成によれば、例えば、表示装置1gの場合、フルレンジの長軸側が装置の内方向に向くので、フルレンジの音は装置の中心方向への中域の指向性がよくなり、表示画面内エリアで中域の定位感等の向上が図れる。一方、表示装置1hの場合、フルレンジの音は装置の外方向への指向性がよくなり広がり感がよくなる。また、表示装置1g/1hどちらの場合でもツイーター16の長軸側が装置の内方向に向くので、ツイーター16は表示画面位置での指向性が良くなる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図20は、本実施形態に係る表示装置1jの背面図である。図21は、本実施形態に係る表示装置1kの背面図である。図22は、本実施形態に係る表示装置1mの背面図である。
本実施形態では、スピーカ10が表示装置の左右両辺にも配置する点で上述の実施形態と異なる。以下この相違点について説明する。
図20~図22に示すように、本実施形態において、表示装置の背面側の周辺部のうち、右辺、及び左辺にもスピーカ10が配置されている。
また、本実施形態において、スピーカ10が、表示装置の背面の法線を回転軸として、右辺、及び左辺とそれぞれ角度をなすように傾斜して配置されている。
一例として、図20に示すように、スピーカ10が、表示装置1jの背面側の周辺部のうち、右辺、及び左辺に座標軸Zが示す方向に沿って配置されている。他の例として、図21に示すように、右側のスピーカ10は、表示装置1kの背面の法線を回転軸として、反時計方向に沿って回転するように傾斜して配置され、左側のスピーカ10は、表示装置1kの背面の法線を回転軸として、時計方向に沿って回転するように傾斜して配置されている。
一方、さらに他の例として、図22に示すように、右側のスピーカ10は、表示装置1mの背面の法線を回転軸として、時計方向に沿って回転するように傾斜して配置され、左側のスピーカ10は、表示装置1mの背面の法線を回転軸として、反時計方向に沿って回転するように傾斜して配置されている。
上記の構成によれば、表示画面中央方向への音の放出が増加するため、総合ファントム・センタが表示画面中央付近に形成されやすくなり、総合定位感はよくなりつつ、左右方向の広がり感も演出でき、より広がり感のある表示装置が実現できる。
〔実施形態6〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図23は、本実施形態に係る表示装置1nの背面図である。
本実施形態では、表示装置1nの上辺にはスピーカ10を配置しない点で実施形態5と異なる。以下この相違点について説明する。
図23に示すように、本実施形態において、表示装置1nの背面側の周辺部のうち、下辺に2つのアンダースピーカ20が配置され、表示装置1nの背面側の周辺部のうち、右辺、及び左辺にスピーカ10が配置されている。
上記の構成によれば、表示画面中央方向への音の放出が増える。また、実施形態5の構成と比較すると、総合ファントム・センタ位置が画面下部から中央位置へ上がり、定位感はよくなりつつ、左右方向の広がり感も演出できる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置は、1又は複数のスピーカを備えた表示装置であって、上記スピーカは、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかに配置されており、上記スピーカの放音面は、当該放音面の法線が当該表示装置の正面側に傾斜するよう、傾斜して設けられている。
本発明の態様2に係る表示装置は、上記態様1において、上記スピーカは、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかにおいて、当該表示装置の正面側からは視認不能となるように配置されていてもよい。
本発明の態様3に係る表示装置は、上記態様1または2において、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、下辺に2つのアンダースピーカが配置され、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺に2つの上記スピーカが配置され、2つの上記スピーカの間の間隔は、2つの上記アンダースピーカの間の間隔よりも狭くてもよい。
本発明の態様4に係る表示装置は、上記態様1~3の何れかにおいて、上記スピーカの上記放音面の近傍に設けられたツイーターをさらに備えていてもよい。
本発明の態様5に係る表示装置は、上記態様4において、少なくとも上記スピーカの上記放音面を覆うネットをさらに備えていてもよい。
本発明の態様6に係る表示装置は、上記態様5において、上記ネットを覆うパネルをさらに備えていてもよい。
本発明の態様7に係る表示装置は、上記態様3において、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺に1つの上記スピーカが配置されていてもよい。
本発明の態様8に係る表示装置は、上記態様3において、2つの上記スピーカの間の間隔が調整可能であってもよい。
本発明の態様9に係る表示装置は、上記態様3または8において、2つの上記スピーカの間の間隔は、2つの上記アンダースピーカの間の間隔と同様、または2つの上記アンダースピーカの間の間隔よりも広くてもよい。
本発明の態様10に係る表示装置は、上記態様3において、上記スピーカが、当該表示装置の背面の法線を回転軸として、上記上辺と角度をなすように傾斜して配置されていてもよい。
本発明の態様11に係る表示装置は、上記態様3において、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、右辺、及び左辺にも上記スピーカが配置されていてもよい。
本発明の態様12に係る表示装置は、上記態様11において、上記スピーカが、当該表示装置の背面の法線を回転軸として、上記右辺、及び左辺とそれぞれ角度をなすように傾斜して配置されていてもよい。
本発明の態様13に係る表示装置は、上記態様1または2において、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、下辺に2つのアンダースピーカが配置され、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上記右辺、及び左辺に上記スピーカが配置されていてもよい。
本発明の態様14に係るテレビジョン受像機は、態様1~13の何れに記載の表示装置を備えていてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1j、1k、1m、1n 表示装置
10 スピーカ
11 バックキャビネット
12、12a ネット
13 パネル
14 ガイド部
15 放音面
16 ツイーター
20 アンダースピーカ
NL 法線

Claims (14)

  1. 1又は複数のスピーカを備えた表示装置であって、
    上記スピーカは、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかに配置されており、
    上記スピーカの放音面は、当該放音面の法線が当該表示装置の正面側に傾斜するよう、傾斜して設けられている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 上記スピーカは、当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺、右辺、及び左辺の少なくとも何れかにおいて、当該表示装置の正面側からは視認不能となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 当該表示装置の背面側の周辺部のうち、下辺に2つのアンダースピーカが配置され、
    当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺に2つの上記スピーカが配置され、
    2つの上記スピーカの間の間隔は、2つの上記アンダースピーカの間の間隔よりも狭い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 上記スピーカの上記放音面の近傍に設けられたツイーターをさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 少なくとも上記スピーカの上記放音面を覆うネットをさらに備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 上記ネットを覆うパネルをさらに備えている
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上辺に1つの上記スピーカが配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  8. 2つの上記スピーカの間の間隔が調整可能である
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  9. 2つの上記スピーカの間の間隔は、2つの上記アンダースピーカの間の間隔と同様、または2つの上記アンダースピーカの間の間隔よりも広い
    ことを特徴とする請求項3または8に記載の表示装置。
  10. 上記スピーカが、当該表示装置の背面の法線を回転軸として、上記上辺と角度をなすように傾斜して配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  11. 当該表示装置の背面側の周辺部のうち、右辺、及び左辺にも上記スピーカが配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  12. 上記スピーカが、当該表示装置の背面の法線を回転軸として、上記右辺、及び左辺とそれぞれ角度をなすように傾斜して配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 当該表示装置の背面側の周辺部のうち、下辺に2つのアンダースピーカが配置され、
    当該表示装置の背面側の周辺部のうち、上記右辺、及び左辺に上記スピーカが配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  14. 請求項1~13の何れか1項に記載の表示装置を備えている
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
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