JP2023071036A - 染毛剤または脱色剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】染毛剤または脱色剤組成物の第1剤と第2剤とを用時混合して使用する染毛剤または脱色剤組成物であって、毛髪への脱色性に優れる染毛剤または脱色剤組成物を提供することにある。【解決手段】染毛剤または脱色剤組成物の第1剤と第2剤とを用時混合して使用する染毛剤または脱色剤組成物であって、前記染毛剤または脱色剤組成物が(A)アンモニア、モノエタノールアミン、またはそれらの塩から選ばれる1種以上、(B)過酸化水素を含有し、前記染毛剤または脱色剤組成物における前記(A)成分の含有量が1.2%~9.6質量%、前記(B)成分の含有量が3.2~10質量%であることを特徴とする染毛剤または脱色剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、染毛剤または脱色剤組成物に関し、さらに詳しくは、染毛剤または脱色剤組成物の第1剤および第2剤を用時混合して使用する染毛剤または脱色剤組成物であって、毛髪への脱色性に優れる染毛剤または脱色剤組成物を提供する。
毛髪を染毛する手段としては、酸化染料およびアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを用時混合して使用する染毛剤組成物が一般的である。この染毛剤組成物を毛髪に塗布すると、染毛剤組成物中のアルカリ剤によって毛髪表面のキューティクルが開き、毛髪内部に染毛剤組成物が浸透する。毛髪内部に浸透した染毛剤組成物は、酸化剤により毛髪内のメラニン色素を酸化分解し、酸化染料を化学反応(酸化重合)させて色素を形成し、毛髪内部に固定させることにより毛髪を染色する。
前記の通り、染毛剤組成物は、酸化染料、アルカリ剤および酸化剤を含有しており、用途に応じて酸化染料、アルカリ剤および酸化剤の含有量を調製して使用する。一般的に、染毛剤組成物を用いて毛髪を染毛するのに必要とされる放置時間は30分程度必要であるが、近年では、染毛の放置時間を短時間で処理できる染毛剤組成物が望まれている。短時間で毛髪を染める為には、染毛剤組成物中の酸化染料の含有量を増加させる必要があり、特に染毛剤組成物の第1剤を安定な状態で保つことが困難になっている。
そこで、前記問題を解決するために種々の技術が開示されている。
例えば、特許文献1では、高級アルコール、ノニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤の含有比率および含有比率を調整することで、良好な染毛性を有し、高温時の長期経時安定性および高温時の経時安定性に優れた染毛用第1剤組成物が開示されている。
また、特許文献2では、多価アルコールおよび非イオン性界面活性剤を含有し、かつ高級アルコールの含有量が2質量%以下に調整することで、高温条件下において安定であり、塗布する際の毛髪への伸びが良好な染毛剤または脱色剤組成物が開示されている。
特開2019-64949号公報 特開2021-91614号公報
しかし、上記の特許文献1または特許文献2の技術を用いた染毛剤組成物は、染毛性や長期安定性については検討されているが、短時間で毛髪を染毛した後の仕上がりの明るさ(脱色性)については検討されていない。
そこで本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、短時間での毛髪への脱色性に優れる染毛剤または脱色剤組成物を提供することである。
本発明者は、染毛剤または脱色剤組成物のアルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤とを用時混合して使用する染毛剤または脱色剤組成物であって、前記染毛剤または脱色剤組成物が(A)アンモニア、モノエタノールアミン、またはそれらの塩から選ばれる1種以上、(B)過酸化水素を含有し、前記染毛剤または脱色剤組成物における前記(A)成分の含有量が1.2%~9.6質量%、前記(B)成分の含有量が3.2~10質量%とすることで、上記課題が解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、染毛剤または脱色剤組成物のアルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤とを用時混合して使用する染毛剤または脱色剤組成物であって、前記染毛剤または脱色剤組成物が
(A)アンモニア、モノエタノールアミン、またはそれらの塩から選ばれる1種以上、
(B)過酸化水素
を含有し、
前記染毛剤または脱色剤組成物における前記(A)成分の含有量が1.2%~9.6質量%、前記(B)成分の含有量が3.2~10質量%であることを特徴とする染毛剤または脱色剤組成物を提供するものである。
本発明の染毛剤または脱色剤組成物は、短時間での毛髪への脱色性に優れる。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
本発明における染毛剤または脱色剤組成物は、アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤との混合物である。
本発明における染毛剤または脱色剤組成物の第1剤は、脱色性の観点から、アルカリ剤を含有する。
本発明における前記アルカリ剤は、(A)アンモニア、モノエタノールアミン、またはそれらの塩から選ばれる1種以上である。
本発明の染毛剤または脱色剤組成物における前記(A)成分の含有量は、特に限定されないが、脱色性の観点から、1.2~9.6%が好ましく、2.4~9.6%がより好ましい。前記(A)成分の含有量が1.2%未満の場合、十分な脱色性が得られない恐れがある。また前記(A)成分の含有量が9.6%を超える場合、脱色性はそれ以上の向上を期待できにくい。
本発明における染毛剤組成物の第1剤は、染毛性の観点から、酸化染料を含有することができる。
本発明で用いられる前記酸化染料としては、特に限定されないが、例えば、パラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、オルトアミノフェノール、パラアミノフェノール、メタアミノフェノール、5-アミノオルトクレゾール、2,6-ジアミノピリジン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、1-ナフトール、レゾルシンおよびそれらの塩類などが挙げられ、その他、「医薬部外品原料規格2006 統合版」(2013年11月発行、薬事日報社)に収載されたものも適宜用いることができる。これらは1種または2種以上を含有することができる。
本発明で用いられる前記酸化染料の含有量は、特に限定されないが、染毛性の観点から、0.01~4%が好ましい。前記酸化染料の含有量が0.01%未満の場合、十分な染毛性が得られない恐れがある。また前記酸化染料の含有量が4%を超える場合、染毛性はそれ以上の向上を期待できにくい。
本発明における染毛剤または脱色剤組成物の第2剤は、脱色性の観点から、酸化剤を含有する。
本発明における前記酸化剤は、(B)過酸化水素である。
本発明の染毛剤または脱色剤組成物における前記(B)成分の含有量は、特に限定されないが、脱色性の観点から、3.2~10%が好ましく、3.6~8.6%がより好ましく、4~7.2%がさらに好ましい。前記(B)成分の含有量が3.2%未満の場合、十分な脱色性が得られない恐れがある。また前記(B)成分の含有量が10%を超える場合、毛髪に過度のダメージを与える恐れがある。
本発明における染毛剤または脱色剤組成物の第2剤中の前記(B)成分の含有量は、第1剤と混合して短時間での脱色性を向上させる観点から3.5~12%が好ましく、4~12%がより好ましく、4.5~12%がさらに好ましい。
本発明における第2剤中の前記(B)成分の含有量は3.5~12%であり、第1剤との混合比率を調整し、染毛剤または脱色剤組成物中の前記(B)成分の含有量を3.2~10%とすることで短時間での脱色性が得られる。
本発明における染毛剤または脱色剤組成物の第1剤と第2剤との混合比は、染毛性または脱色性の観点から、1:2~1:9であることが好ましく、さらに1:3~1:9であることが好ましい。
本発明における染毛用または脱色剤組成物の第1剤および第2剤は、前記成分の他に必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で前記成分以外の通常の化粧料、医薬部外品、医薬品などに用いられる各種成分、例えば、直接染料、酸性染料、塩基性染料、HC染料、界面活性剤、油性成分、増粘剤、高分子化合物、シリコーン、多価アルコール、保湿剤、薬効成分、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、金属封鎖剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、防腐剤、色素、顔料、粉体、pH調整剤、紫外線吸収剤、香料などから選ばれる1種以上を含有することができる。ただし、これら例示に限定されるものでない。
本発明の染毛剤または脱色剤組成物の第1剤及び第2剤の剤型は、液状、乳液状、クリーム状、ジェルクリーム状、泡状、エアゾールフォーム状等が挙げられる。
本発明に用いられる染毛剤または脱色剤組成物の第1剤および第2剤を充填および保存する容器は、特に限定されないが、ポリ容器、アルミチューブ容器、ポリチューブ容器、エアゾール容器、パウチ容器などが挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例および比較例の各成分の含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
[脱色性]
本明細書に示す「脱色性」に係る評価試験においては、本明細書に示す実施例の染毛剤組成物を調整し、毛髪の長さを25cmにカットした毛髪試験用ドール(株式会社ビューラックス社製「カットマネキンNO.775N」)を用いる。毛髪試験用ドールの右半分のみに染毛剤組成物を60g塗布し、25℃の条件下において15分間放置した後、全頭をシャンプーでよく洗浄し、タオルで水分を拭き取った後、ドライヤーで乾燥した。この処理を実施した毛髪試験用ドールを、下記の評価基準をもとに評価した。
<評価基準>
◎:毛髪試験用ドールの左半分の黒髪と比較して、しっかり明るく染まっている
〇:毛髪試験用ドールの左半分の黒髪と比較して、明るく染まっている
△:毛髪試験用ドールの左半分の黒髪と比較して、やや明るく染まっている
×:毛髪試験用ドールの左半分の黒髪と比較して、ほとんど明るく染まっていない
Figure 2023071036000001
表1の実施例1から実施例9は、表1の比較例1と比較して、脱色性について良好な結果が得られた。
Figure 2023071036000002
表2の実施例10から実施例16は、表2の比較例2と比較して、脱色性について良好な結果が得られた。
Figure 2023071036000003
表3の実施例17から実施例20は、脱色性について良好な結果が得られた。
本発明は、短時間での毛髪への脱色性に優れる染毛剤または脱色剤組成物を提供することができる。

Claims (2)

  1. 染毛剤または脱色剤組成物の第1剤と第2剤とを用時混合して使用する染毛剤または脱色剤組成物であって、前記染毛剤または脱色剤組成物が、
    (A)アンモニア、モノエタノールアミン、またはそれらの塩から選ばれる1種以上
    (B)過酸化水素
    を含有し、前記染毛剤または脱色剤組成物における前記(A)成分の含有量が1.2%~9.6質量%、前記(B)成分の含有量が3.2~10質量%であることを特徴とする染毛剤または脱色剤組成物。
  2. 染毛剤または脱色剤組成物の第1剤と第2剤との混合比が1:2~1:9であることを特徴とする請求項1に記載の染毛剤または脱色剤組成物。
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