JP2023070561A - スターリングエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルシールの機能を持ち、スターリングエンジンに適した高圧ガスシールを有するスターリングエンジンを提供する。【解決手段】クロスヘッド機構を有するスターリングエンジン10は、低圧空間114と高圧空間115と備えている。高圧空間115では、作動流体の加熱/冷却サイクルによってピストン112を駆動させる。低圧空間114には、ピストンロッド118を介してピストン112と接続されるクロスヘッド部116と、クロスヘッド部116の移動に伴ってクランクシャフト113を回転させるクランク機構とが収容されている。低圧空間114と高圧空間115との間の仕切り箇所においては、ピストンロッド118の周囲に、シールリップのリップ角度が低圧側よりも高圧側の方が小さくされた高圧ガスシール119を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、クロスヘッド機構を有するスターリングエンジンに関する。
クロスヘッド機構を有するスターリングエンジンにおいては、製造コスト低減を目的に、クロスヘッド部からクランクシャフトまでのクランク機構を収納するクランクケースとして安価な部材(例えば汎用内燃機関のシリンダブロックなど)が用いられることがある。また、スターリングエンジンでは、クランクケースに高圧ガス(作動流体)が漏れないように、ピストンロッド上に高圧ガスシールを設置して作動空間の高圧ガスをシールしている。このとき、高圧ガスシールに対するピストンロッドの潤滑を目的に、潤滑用のオイルをピストンロッドに注油することが行われる。しかしながら、高圧側の作動空間にオイルが多量に侵入すると、熱交換器の目詰まりが起き、機関出力が低下する。特許文献1には、オイルスクレーパを設置し、高圧側へのオイルの侵入を抑制することが開示されている。
特許第5945574号公報
特許文献1の構成では、高圧ガスシールとオイルスクレーパとの両方が必要であり、コストアップに繋がるといった課題がある。また、この構成でも、オイルの高圧部への侵入を完全に止めることができず、かつ、高圧側に一部侵入したオイルを除去することもできない。
高圧ガスシールにオイルシールの機能を持たせ、オイルスクレーパを省略すればコストダウンを図ることができる。但し、スターリングエンジンでは、低圧側が油密側となるといった特有の条件があり、そのため、スターリングエンジン用として提案された高圧ガスシールは従来技術には見当たらない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、オイルシールの機能を持ち、スターリングエンジンに適した高圧ガスシールを有するスターリングエンジンを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のスターリングエンジンは、クロスヘッド機構を有するスターリングエンジンであって、作動流体の加熱/冷却サイクルによってピストンを駆動させる高圧空間と、ピストンロッドを介して前記ピストンと接続されるクロスヘッド部と、前記クロスヘッド部の移動に伴ってクランクシャフトを回転させるクランク機構とが収容される低圧空間と備えており、前記低圧空間と前記高圧空間との間の仕切り箇所において、前記ピストンロッドの周囲に、シールリップのリップ角度が低圧側よりも高圧側の方が小さくされガスシールを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、ピストンロッド表面に付着する潤滑油は、ピストンロッドの引き行程(下死点位置から上死点位置へ向かう行程)において高圧側へ輸送されるが、ガスシールにおける高圧側と低圧側とのリップ角度の違いにより、ガスシールによって低圧側へ掻き出される。これにより、ガスシールがオイルシールを兼ねることができ、オイルスクレーパなどが不要となるため、スターリングエンジンのコストダウンを図ることができる。
また、上記スターリングエンジンは、前記低圧空間を形成する部材および前記高圧空間を形成する部材が、別部材である構成とすることができる。
上記の構成によれば、低圧空間を形成する部材に汎用内燃機関(例えばディーゼルエンジン)のシリンダブロックなど(すなわち、安価な量産部品)を使用することができ、スターリングエンジンの製造コストを低減することができる。また、汎用内燃機関のシリンダブロックは、クランク機構やオイル循環システムなども備えており、これらもスターリングエンジンにおいて援用することができる。
また、上記スターリングエンジンは、前記クロスヘッド部には、その摺動方向に沿って貫通する貫通孔が設けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、クロスヘッド部の上昇時にクロスヘッド部の上部空間で空気が圧縮され、クロスヘッド部の移動抵抗となることを防止できる。また、低圧空間内(クランクケース内)を飛散する潤滑油を、貫通孔を通してクロスヘッド部の上部に送り込み、ガスシールの潤滑を良好に行うことができる。
また、上記スターリングエンジンでは、前記クロスヘッド部は、当該クロスヘッド部の摺動を保持するシリンダライナとの間にシールリングを備えない構成とすることができる。
上記の構成によれば、シールリングを備えないことで、クロスヘッド部とシリンダライナとの隙間面積が増え、この隙間からクランクケースからクロスヘッド部上部への潤滑油の移行量を増やすことができる。また、クロスヘッド部とシリンダライナとの隙間を空気が移動できるため、空気圧縮によるクロスヘッド部の移動抵抗も軽減することができる。
また、上記スターリングエンジンは、クランクケース下部に溜まった潤滑油を前記クランクシャフトの回転を利用して上部に跳ねかける跳ねかけ式のオイル循環システムを有し、前記ガスシールの下段にダストシールが配置され、前記ダストシールと前記ガスシールとの間に、前記ダストシールの上方と前記低圧空間とを繋ぐ第1連通路が設けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、ダストシールの上部に溜まる潤滑油を、第1連通路によって低圧空間へ逃がすことができ、ダストシールに起因するオイル蓄圧の悪影響を防止することができる。
また、上記スターリングエンジンは、クランクケース下部に溜まった潤滑油を前記クランクシャフトの回転を利用して上部に跳ねかける跳ねかけ式のオイル循環システムを有し、前記ガスシールが多段に配置され、かつ、前記ガスシールの下段にダストシールが配置され、多段に設けられた前記ガスシール間と前記高圧空間とを繋ぐ第2連通路と、前記第2連通路に配置された逆止弁とが設けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、ダストシールの上部に溜まる潤滑油を、第2連通路によって高圧空間へ逃がすことができ、ダストシールに起因するオイル蓄圧の悪影響を防止することができる。加えて、ガスシール間に入り込んだ作動流体を高圧空間に戻すことができるため、高圧空間のガスシール性を担保することができる。
また、上記スターリングエンジンは、前記ガスシールの潤滑に使用された潤滑油を収集するオイル収集部と、オイルポンプおよび逆止弁を介して前記オイル収集部に接続され、前記オイルポンプによって前記オイル収集部から潤滑油が送り込まれる注油タンクとを備え、前記注油タンクは、前記ガスシールに対して上部から潤滑油を注油する構成とすることができる。
上記の構成によれば、オイルポンプ式のオイル循環システムを利用することで、跳ねかけ式と比べて、エンジン運転状態(回転数)に関係なく、ガスシールに安定して潤滑油を供給することができる。
また、上記スターリングエンジンは、前記ガスシールの周囲に水冷ジャケットが設けられ、前記水冷ジャケットに対して冷却水を供給可能な冷却水循環システムを備えている構成とすることができる。
上記の構成によれば、ガスシールを冷却することで、摩擦熱によるガスシールの熱膨張を抑制することができる。
また、上記スターリングエンジンでは、前記冷却水循環システムは、バイパス経路と、前記バイパス経路に配置されるバイパス弁とを備え、前記バイパス弁の開度を調整することで、前記水冷ジャケットに供給する冷却水の温度を調整可能である構成とすることができる。
上記の構成によれば、ガスシールの温度を、運転条件に応じて適切な温度範囲に制御することができ、ガスシールの潤滑性とシール性とを維持することができる。
本発明のスターリングエンジンは、ガスシールにオイルシールの機能を持たせ(ガスシールをスターリングエンジンに適したものとし)、オイルスクレーパなどを不要として、スターリングエンジンのコストダウンを図ることができるといった効果を奏する。
スターリングエンジンの概略構成を示す模式図である。 スターリングエンジンにおけるエンジン部の概略構成を示す模式図である。 (a)は一般的なロッドシールを高圧ガスシールとして用いた場合の構造を示す模式図であり、(b)は本発明の一実施形態に係る高圧ガスシールの構造を示す模式図である。 実施の形態3に係るオイル供給機構を示す模式図である。 実施の形態4における高圧ガスシール付近の構成を示す模式図である。 実施の形態4における高圧ガスシール付近の構成を示す模式図である。 実施の形態5に係る冷却水循環システムを示す模式図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、スターリングエンジン10の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、スターリングエンジン10は、エンジン部11、ヒータ熱交換器12、再生器13、クーラ熱交換器14を有している。スターリングエンジン10では、エンジン部11のクランクシャフト113に発電機(図示せず)を接続し、スターリングエンジン10の駆動によって発電機にて発電を行うことが可能である。
スターリングエンジン10は、高温熱源(例えば高温流体の流れる高温パイプ)にヒータ熱交換器12を挿入し、ヒータ熱交換器12において作動流体(例えば、ヘリウムガス)を加熱する。さらに、クーラ熱交換器14では、冷却水によって作動流体を冷却する(冷却水の供給手段については図示省略)。スターリングエンジン10は、こうして加熱/冷却される作動流体の移動によってエンジン部11を駆動するようになっている。尚、エンジン部11は単気筒タイプのエンジンであってもよく多気筒タイプのエンジンであってもよいが、本実施の形態1では4気筒複動型エンジンを例示する。
エンジン部11は、図3に示すように、4つの気筒111-1~111-4(特に区別しない場合は単に気筒111と称する)を有している。ここでは、クランクシャフト113に対して直線状に配置された4つの気筒を、その配置順に従って気筒111-1~111-4としている。それぞれの気筒111にはピストン112が備えられ、ピストン112の摺動方向(図1では上下方向)に対する一方側(図1では上側)に高温室111aが設けられ、他方側(図1では下側)に低温室111bが設けられる。高温室111aはヒータ熱交換器12と接続され、低温室111bはクーラ熱交換器14と接続されている。ヒータ熱交換器12およびクーラ熱交換器14は、間に再生器13を挟んで接続されている。再生器13は、ヒータ熱交換器12とクーラ熱交換器14との間の蓄熱手段となるものであり、作動流体がヒータ熱交換器12からクーラ熱交換器14に移動するときに作動流体から蓄熱し、反対の流れのときにその熱を作動流体に回収させることで熱を有効利用する。尚、図1に例示される4気筒複動型エンジンでは、間に同じ再生器13を挟んで接続されたヒータ熱交換器12およびクーラ熱交換器14は、それぞれ異なる気筒111に対して接続される。
スターリングエンジン10の動作は、各気筒111におけるピストン112が、第1位置(上死点位置:図1では気筒111-1)、第2位置(ピストン112が下向きに移動する間に、上死点位置からクランクシャフト113を90°回転させる位置:図1では気筒111-4)、第3位置(下死点位置:図1では気筒111-3)、および第4位置(ピストン112が上向きに移動する間に、下死点位置からクランクシャフト113を90°回転させる位置:図14では気筒111-2)を順にとるようなサイクルを繰り返すことで成立する。
図2は、スターリングエンジン10におけるエンジン部11の概略構成を示す模式図である。図2のエンジン部11は、製造コスト低減のために構造の一部に汎用内燃機関(例えばディーゼルエンジン)のシリンダブロックが用いられ、汎用内燃機関のピストン部品をクロスヘッド部116として援用するクロスヘッド機構とされている。すなわち、図2のエンジン部11では、汎用内燃機関のシリンダブロックによって低圧空間114が形成され、低圧空間114内にクロスヘッド部116が配置されている。また、低圧空間114内ではクロスヘッド部116が連接棒117を介してクランクシャフト113に接続されている。クロスヘッド部116の移動に伴ってクランクシャフト113を回転させるクランク機構(すなわち、クロスヘッド部116、連接棒117およびクランクシャフト113からなる機構)も、汎用内燃機関のシリンダブロックから援用されるものである。
低圧空間114の上方には、各気筒111の高圧空間115(図1の高温室111aおよび低温室111bは、ともに高圧空間115に含まれる)が設けられ、高圧空間115内にピストン112が配置されている。すなわち、高圧空間115では、作動流体の加熱/冷却サイクルによってピストン112が駆動される。高圧空間115は、低圧空間114を形成する汎用内燃機関のシリンダブロックとは、別部材にて形成されている。ピストン112とクロスヘッド部116とは、ピストンロッド118によって接続されている。すなわち、ピストン112、ピストンロッド118およびクロスヘッド部116は、所定の摺動方向(図2では上下方向)に沿って一体的に往復運動を行う。
低圧空間114と高圧空間115との間の仕切り箇所においては、作動流体が高圧空間115から低圧空間114へ漏れないよう、ピストンロッド118の周囲に高圧ガスシール(ガスシール)119が設置される。また、ピストンロッド118と高圧ガスシール119との間の潤滑のため、高圧ガスシール119にはオイル(潤滑油)が供給される。このため、クランクケースから軸受けなどに供給されるオイルが、ピストンロッド118にも注油されるようになっている。このような高圧ガスシール119へのオイル供給機構にも、汎用内燃機関のシリンダブロックに備え付けのオイル循環システムを援用することができる。備え付けのオイル循環システムは、オイルポンプ式であってもよく、跳ねかけ式(クランクケース下部のオイルパンに溜まったオイルをクランクシャフトの回転を利用して上部に跳ねかける方式)であってもよい。
高圧ガスシール119は、低圧空間114から高圧空間115へのオイルの侵入を防止するオイルシールも兼ねることが好ましく、一般の油圧機器などに用いられるロッドシールを用いることが考えられる。一般の油圧機器は高圧側が油密側であるため、油圧機器で使用される既存のロッドシールを高圧ガスシール119としてそのまま用いた場合、図3(a)に示すように、シールリップのリップ角度(ピストンロッド118の中心軸を通る断面において、リップ表面とロッド表面とのなす角)が低圧側よりも高圧側の方が大きくされ(図3(a)においてα>β)、高圧側から低圧側へのオイル侵入を防ぐ構造となる。具体的には、ピストンロッド118の往復運動に伴って高圧ガスシール119の上下に生じるピストンロッド118表面の油膜が、高圧ガスシール119におけるリップ角度の小さい側(低圧側)で薄くなり、リップ角度の大きい側(高圧側)で厚くなることで高圧側から低圧側へのオイル侵入が防止される。
一方、スターリングエンジン10では、一般の油圧機器とは逆に低圧側が油密側となるため、高圧ガスシール119は低圧側から高圧側へのオイル侵入を防ぐ必要がある。このため、既存のロッドシールを高圧ガスシール119として使用すると、低圧側から高圧側へのオイル侵入が発生してしまう。その結果、低圧空間114から高圧空間115へオイルが断続的に送り込まれてしまい、熱交換器(ヒータ熱交換器12やクーラ熱交換器14)の目詰まりが起きて出力低下の原因となるほか、クランクケース内のオイルが枯渇して駆動部品の焼け付を引き起こすリスクがある。
上記の課題を解決し、高圧ガスシール119にオイルシールを兼ねさせるため、本実施の形態1に係るスターリングエンジン10では、エンジン部11における高圧ガスシール119は、図3(b)に示すように、シールリップのリップ角度が低圧側よりも高圧側の方が小さくされ(図3(b)においてα<β)、低圧側から高圧側へのオイル侵入を防ぐ構造となっている。
尚、図3(a),(b)に示されている“120”はOリングであり、ピストンロッド118に対する高圧ガスシール119の接触圧(面圧)を調整するために用いられている。また、高圧ガスシール119の作動流体に対するガスシール性は、高圧ガスシール119の面圧によって得られるものであり、図3(b)に示す構造の高圧ガスシール119のガスシール性能は、図3(a)の高圧ガスシール119と同等の性能を得ることができる。
図3(b)の構成では、ピストンロッド118表面の微細な凹凸部分に入り込んだオイルは、ピストンロッド118の引き行程(下死点位置から上死点位置へ向かう行程)において高圧側へ輸送される。但し、高圧ガスシール119における高圧側と低圧側とのリップ角度の違いにより、ピストンロッド118表面の油膜は、高圧ガスシール119におけるリップ角度の大きい側(低圧側)で厚くなり、リップ角度の小さい側(高圧側)で薄くなる。その結果、ピストンロッド118表面のオイルは高圧ガスシール119によって低圧側へ掻き出される。これにより、高圧側にオイルが侵入および滞留することを防止できる。また、高圧ガスシール119がオイルシールを兼ねることで、オイルスクレーパが不要となり、スターリングエンジン10のコストダウンを図ることができる。
〔実施の形態2〕
上述したように、スターリングエンジン10のエンジン部11では、汎用内燃機関のシリンダブロックが用いられ、汎用内燃機関のピストン部品をクロスヘッド部116として援用している。このとき、汎用内燃機関のピストン部品をそのままクロスヘッド部116として用いると、低圧空間114内において、クロスヘッド部116の上昇時にクロスヘッド部116の上部空間で空気が圧縮されることになる。これにより、クロスヘッド部116に移動抵抗が発生し、スターリングエンジン10の出力が低下する。
これを防止するため、クロスヘッド部116には、その摺動方向に沿って貫通する(好ましくは複数の)貫通孔116a(図2参照)が設けられている。クロスヘッド部116に貫通孔116aを設けることで、クロスヘッド部116の移動抵抗を軽減し、スターリングエンジン10の出力低下を防止することができる。
また、エンジン部11では、高圧ガスシール119にオイルを供給するために、汎用内燃機関のシリンダブロックに備え付けのオイル循環システムを援用している。しかしながら、汎用内燃機関に備え付けのオイル循環システム(特に、跳ねかけ式のオイル循環システム)は、本来、汎用内燃機関のピストン部品(すなわち、クロスヘッド部116)やクランク機構の軸受けにオイルを供給するものであり、クロスヘッド部116よりも上部にある高圧ガスシール119に対してオイル供給することを意図するものではない。
これに対し、クロスヘッド部116に貫通孔116aを設けることで、低圧空間114内(クランクケース内)を飛散するオイルを、貫通孔116aを通してクロスヘッド部116の上部に送り込むことができ、ピストンロッド118にオイルを付着させて高圧ガスシール119を潤滑することができる。これにより、高圧ガスシール119の異常摩耗を防止することができる。尚、貫通孔116aは、クロスヘッド部116の円周方向に沿って等角度間隔で複数設けられていることが好ましい。
また、汎用内燃機関のピストン部品は、通常、ピストン側面にガスシールやオイルシールとなるシールリングが取り付けられている。しかしながら、このピストン部品を援用するクロスヘッド部116では、これらのシールリングは取り外されて使用されることが好ましい。これにより、クロスヘッド部116とクロスヘッド部116の摺動を保持するシリンダライナとの隙間面積が増え、この隙間からもクランクケースからクロスヘッド部116上部へのオイル移行量を増やすことができる。また、クロスヘッド部116とシリンダライナとの隙間を空気が移動できるため、空気圧縮によるクロスヘッド部116の移動抵抗も軽減することができる。
〔実施の形態3〕
本実施の形態3では、高圧ガスシール119へのオイル供給機構の好適例について説明する。図4は、本実施の形態3に係るオイル供給機構の模式図である。
図4のオイル供給機構は、オイルポンプ式のオイル循環システムを利用するものであり、高圧ガスシール119の潤滑に使用されたオイルをオイルパン(オイル収集部)131(オイルタンクであってもよい)に収集し、オイルパン131とガスシール用注油タンク(注油タンク)130とを高圧オイルポンプ(オイルポンプ)132および逆止弁133を介して接続した構成を有している。さらに、ガスシール用注油タンク130からは、絞り134を介して高圧ガスシール119の上部にオイルを供給するオイル連通路135と、高圧空間115との圧力バランスを取るための連通口136とが接続されている。
図4のオイル供給機構では、高圧オイルポンプ132が常時もしくは定期的に動作され、一定量のオイルがオイルパン131からガスシール用注油タンク130に送り込まれる。そして、ガスシール用注油タンク130内のオイルがオイル連通路135から高圧ガスシール119に注油される。このとき、オイル連通路135がオイルを注油するのは、高圧ガスシール119の上部、すなわち高圧空間115側であるが、高圧ガスシール119を図3(b)の構成とすることで、高圧ガスシール119の上部に溜まるオイルはピストンロッド118の往復運動に伴って高圧側から低圧側へ移送され、高圧空間115にオイルが滞留することはない。
図4のオイル供給機構は、オイルポンプ式のオイル循環システムを利用することで、跳ねかけ式と比べて、エンジン運転状態(回転数)に関係なく、高圧ガスシール119に安定してオイルを供給することができる。
〔実施の形態4〕
潤滑用のオイル内には異物(いわゆるコンタミ)が含まれる場合がある。特に、跳ねかけ式のオイル供給機構を採用する場合、異物が高圧ガスシール119にまで到達し、異物の挟み込みによって高圧ガスシール119に摩耗が発生したり、高圧空間115への異物侵入が生じたりすることがある。このため、図5に示すように、高圧ガスシール119の下段(高圧ガスシール119に対して低圧側)にダストシール140を配置し、異物が高圧ガスシール119に到達する前に、ダストシール140によってオイル中の異物を除去することが行われる。
しかしながら、単にダストシール140を備えるのみでは、ダストシール140の上部に溜まったオイルが下部へ流れにくくなる(ダストシール140によって、ピストンロッド118表面に付着したオイルが下に流れ落ちる速度が低下する)。そのため、ダストシール140の使用によって、ダストシール140と高圧ガスシール119との間にオイルが溜まってオイル圧が高くなる現象(オイル蓄圧)が生じる場合がある。また、部品のメンテナンスインターバルを延長するために、高圧ガスシール119を多段(図5では2段)に備える場合もあるが、この場合は、多段に配置された高圧ガスシール119間でオイル蓄圧が発生することもある。このようなオイル蓄圧が発生すると、オイル圧によって高圧ガスシール119が適正な姿勢から傾くことがあり、それによって高圧ガスシール119のシール性が低下したり、高圧ガスシール119の異常摩耗が発生したりする。
このため、図5のオイル供給機構は、ダストシール140と高圧ガスシール119との間に、ダストシール140上方と低圧空間114とを繋ぐ連通路(第1連通路)141を設ける構成としている。この構成では、ダストシール140の上部に溜まるオイルは、連通路141を通って低圧空間114へ逃がされるため、オイル蓄圧を防止することができる。その結果、高圧ガスシール119の姿勢を安定化させ、良好なシール性を確保でき、また、高圧ガスシール119の異常摩耗を防止することができる。
また、高圧ガスシール119が多段に設けられている場合には、高圧ガスシール119間でのオイル蓄圧を防止するために、図6に示すように、高圧ガスシール119間と高圧空間115とを繋ぐ連通路(第2連通路)142を設け、連通路142に逆止弁143を設ける構成としてもよい。図6の構成では、高圧ガスシール間の蓄圧を防止できることに加え、高圧ガスシール119間に入り込んだ作動流体を高圧空間115に戻すことができるため、高圧空間115のガスシール性を担保することができる。
〔実施の形態5〕
スターリングエンジン10においては、高温熱源から吸収した熱量の一部はクーラ熱交換器14を介して外部環境へ放出される。工場などの排熱回収を目的とした排熱回収スターリングエンジンにおいては、クーラ冷却水として、設置設備(顧客側設備)からの外部冷却水やその循環システムを利用する方法が一般的である。しかしながら、そのような方法では、冷却水のコストや顧客側設備への改造(クーラ熱交換器14へ冷却水を供給するための設備改造)など、顧客負担が発生する。
一方、スターリングエンジン10は、構成の一部に汎用内燃機関のシリンダブロックを使用しているものであり、通常、ディーゼルエンジンなどは冷却水循環システムを既存システムとして備えている。本実施の形態5では、汎用内燃機関に備わっている既存部品を用いた冷却水循環システムを備えるスターリングエンジン10について説明する。
図7は、本実施の形態5に係る冷却水循環システムを示す模式図である。図7の冷却水循環システムは、汎用内燃機関に備わっている既存部品として、循環ポンプ150、ラジエータ151および冷却ファン152を用いている。循環ポンプ150は、冷却水を循環させる駆動源である。ラジエータ151は、冷却水からの放熱を行うための熱交換機である。冷却ファン152は、ラジエータ151に風を当てて放熱を促進させるものであり、クランクシャフト113の一端に接続されている。この冷却水循環システムは、少なくともクーラ熱交換器14に冷却水を供給できる冷却水経路を有している。
図7に示すように、本実施の形態5に係るスターリングエンジン10は、少なくともクーラ熱交換器14に冷却水を供給できる冷却水経路を有している。また、この冷却水循環システムは、ラジエータ151および冷却ファン152を備えることで冷却水を循環させて使用することができ、外部冷却水を必要としない。このため、冷却水のコストや顧客側設備の改造などを不要とすることができる。
また、本実施の形態5に係る冷却水循環システムは、クーラ熱交換器14以外の冷却に使用することも可能であり、例えば、高圧ガスシール119の冷却や、高圧空間115における気筒111の冷却に使用することもできる。
樹脂製の高圧ガスシール119は線膨張係数が高いため、摩擦熱により熱膨張し、ピストンロッド118の緊縛力を増加させることが懸念される。この場合、オイルの油膜厚さが低下し、シールの早期摩耗が発生する。このため、高圧ガスシール119の温度は、運転条件に応じて適切な温度範囲に制御されることが好ましい。
図7の冷却水循環システムでは、高圧ガスシール119の周囲に水冷ジャケット160を設け、水冷ジャケット160にも冷却水を供給できる冷却水経路とされている。これにより、高圧ガスシール119の熱膨張を抑制することができる。また、図7の冷却水循環システムでは、冷却水経路の一部にバイパス経路161とバイパス弁162を備えている。
この例では、バイパス経路161は、水冷ジャケット160の上流側において、バイパス経路161と合流する冷却水経路よりも温度の低い冷却水をバイパス供給できるようになっている。この構成では、バイパス弁162の開度を調整することで、高圧ガスシール119を適温に調節することが可能となる。具体的には、バイパス弁162の開度を大きくし、バイパス経路161を介して水冷ジャケット160に供給される冷却水の水量を増やすことで、高圧ガスシール119の冷却効果を上げることができる。
また、スターリングエンジン10の高圧空間115における気筒111では、ピストン112に対してオイル潤滑ができないため、内燃機関に使用しているような金属リングが使用できない。このため、ピストン112と気筒111の内壁との潤滑には、個体潤滑性が高い樹脂リングが採用される。しかし、樹脂リングは、高圧空間115にからの受熱により、強度低下や破損が発生するリスクがある。
このため、図7の冷却水循環システムでは、気筒111のシリンダ周囲に高温シリンダ用の水冷ジャケット163を設け、水冷ジャケット163にも冷却水を供給できる冷却水経路とされている。これにより、ピストン112の潤滑に使用される樹脂リングに対しても、冷却水循環システムによる冷却を行うことができ、樹脂リングの強度低下や破損が発生することを防止できる。
尚、図7の例では、冷却水経路は、ラジエータ151で放熱を受けた冷却水をクーラ熱交換器14、水冷ジャケット163、水冷ジャケット160の順に流すものとなっている。この場合、バイパス経路161は、水冷ジャケット163と水冷ジャケット160との間において、クーラ熱交換器14および水冷ジャケット163の通過後よりも温度の低い冷却水をバイパス供給できるようになっている。
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
10 スターリングエンジン
11 エンジン部
111 気筒
111a 高温室
111b 低温室
112 ピストン
113 クランクシャフト
114 低圧空間
115 高圧空間
116 クロスヘッド部
116a 貫通孔
117 連接棒
118 ピストンロッド
119 高圧ガスシール(ガスシール)
120 Oリング
130 ガスシール用注油タンク(注油タンク)
131 オイルパン(オイル収集部)
132 高圧オイルポンプ(オイルポンプ)
133 逆止弁
134 絞り
135 オイル連通路
136 連通口
140 ダストシール
141 連通路(第1連通路)
142 連通路(第2連通路)
150 循環ポンプ
151 ラジエータ
152 冷却ファン
160 水冷ジャケット
161 バイパス経路
162 バイパス弁
163 水冷ジャケット
12 ヒータ熱交換器
13 再生器
14 クーラ熱交換器

Claims (8)

  1. クロスヘッド機構を有するスターリングエンジンであって、
    作動流体の加熱/冷却サイクルによってピストンを駆動させる高圧空間と、
    ピストンロッドを介して前記ピストンと接続されるクロスヘッド部と、前記クロスヘッド部の移動に伴ってクランクシャフトを回転させるクランク機構とが収容される低圧空間と備えており、
    前記低圧空間と前記高圧空間との間の仕切り箇所において、前記ピストンロッドの周囲に、シールリップのリップ角度が低圧側よりも高圧側の方が小さくされたガスシールを備えていることを特徴とするスターリングエンジン。
  2. 請求項1に記載のスターリングエンジンであって、
    前記クロスヘッド部には、その摺動方向に沿って貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とするスターリングエンジン。
  3. 請求項1または2に記載のスターリングエンジンであって、
    前記クロスヘッド部は、当該クロスヘッド部の摺動を保持するシリンダライナとの間にシールリングを備えないことを特徴とするスターリングエンジン。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のスターリングエンジンであって、
    クランクケース下部に溜まった潤滑油を前記クランクシャフトの回転を利用して上部に跳ねかける跳ねかけ式のオイル循環システムを有し、
    前記ガスシールの下段にダストシールが配置され、前記ダストシールと前記ガスシールとの間に、前記ダストシールの上方と前記低圧空間とを繋ぐ第1連通路が設けられていることを特徴とするスターリングエンジン。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のスターリングエンジンであって、
    クランクケース下部に溜まった潤滑油を前記クランクシャフトの回転を利用して上部に跳ねかける跳ねかけ式のオイル循環システムを有し、
    前記ガスシールが多段に配置され、かつ、前記ガスシールの下段にダストシールが配置され、多段に設けられた前記ガスシール間と前記高圧空間とを繋ぐ第2連通路と、前記第2連通路に配置された逆止弁とが設けられていることを特徴とするスターリングエンジン。
  6. 請求項1から3の何れか1項に記載のスターリングエンジンであって、
    前記ガスシールの潤滑に使用された潤滑油を収集するオイル収集部と、
    オイルポンプおよび逆止弁を介して前記オイル収集部に接続され、前記オイルポンプによって前記オイル収集部から潤滑油が送り込まれる注油タンクとを備え、
    前記注油タンクは、前記ガスシールに対して上部から潤滑油を注油することを特徴とするスターリングエンジン。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のスターリングエンジンであって、
    前記ガスシールの周囲に水冷ジャケットが設けられ、前記水冷ジャケットに対して冷却水を供給可能な冷却水循環システムを備えていることを特徴とするスターリングエンジン。
  8. 請求項7に記載のスターリングエンジンであって、
    前記冷却水循環システムは、バイパス経路と、前記バイパス経路に配置されるバイパス弁とを備え、前記バイパス弁の開度を調整することで、前記水冷ジャケットに供給する冷却水の温度を調整可能であることを特徴とするスターリングエンジン。
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