JP2023070248A - 電磁シールド構造 - Google Patents

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文孝 岩崎
Fumitaka Iwasaki
義和 田中
Yoshikazu Tanaka
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Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
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Abstract

【課題】 接続作業性が良好であり、その後の配策作業性にも優れた電磁シールド構造等を提供する。【解決手段】 電磁シールド管1は、最内層に樹脂製の内層3が形成され、内層3の外周に金属層5が形成され、金属層5の外周に樹脂製の外層7が形成される。電磁シールド管1は、端部から所定の長さだけ、外層7が除去される。すなわち、電磁シールド管1の端部には、所定の範囲だけ金属層5が露出する。電磁シールド管1の端部が編組線13の端部に挿入される。電磁シールド管1と編組線13は溶接部11によって接合される。【選択図】図4

Description

本発明は、内部に電線が通線され、例えば電気自動車に用いられる電磁シールド構造に関するものである。
従来、ケーブルの保護管としては、鋼管やアルミニウムパイプなどの金属管や樹脂製のコルゲート管が用いられている。この際、保護管に収容されるケーブルから発生するノイズの影響や、外部からのノイズが内部のケーブルに与える影響が問題となる場合がある。例えば、ハイブリッド自動車においては、インバータ装置からの三相交流出力を駆動モータに供給するケーブルを保護するため、車体の下部等に車体の形状に合わせて保護管が配管される。この際、ケーブルから発生するノイズによってラジオ等に雑音が入ることから、シールド対策が必要である。
このような電磁シールド構造としては、金属製の電磁シールド管を用い、電磁シールド管の端部には、例えば編組線などの可撓性導体が被せられて接続される。この状態で、外周からリング状部材で締め込むことで、金属層と可撓性導体との導通をとるとともに、可撓性導体を金属層に接続することができる(例えば特許文献1)。
特開2017-120917号公報
特許文献1のように、可撓性導体を用いることで、電磁シールド管の内部に挿通される電線と、他の電気機器と接続部を導体で覆うことができるため、接続部のシールド性を確保することができる。
しかし、電磁シールド管と可撓性導体との接続にカシメリングを用いる必要があるため、部品点数が多くなるという問題がある。また、カシメリングの先通しが必要であるため、先通しを忘れた場合、工程の後戻りが必要となる。また、特許文献1では、カシメリングが、いわゆるイヤークランプであるため、クランプ後にイヤー部分が電磁シールド管の外径より突出する。このため、車両等への配策時にイヤー部が配策の邪魔になる恐れがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、接続作業性が良好であり、その後の配策作業性にも優れた電磁シールド構造等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明は、内部に電線を挿通可能であり、電磁シールド管と編組線とが接続された電磁シールド構造であって、前記電磁シールド管は、金属層と、前記金属層の外周に形成される樹脂製の外層とを有し、前記電磁シールド管の端部は、前記外層が除去されて前記金属層が露出し、前記電磁シールド管の端部が前記編組線の端部に挿入されて、前記金属層と前記編組線が溶接によって接合されていることを特徴する電磁シールド構造である。
前記金属層と前記編組線の接合部における前記電磁シールド管の内径が、他の部位における前記電磁シールド管の内径と略同一であることが望ましい。
前記金属層と前記編組線は、抵抗溶接、超音波溶接又はレーザ溶接によって溶接されることが望ましい。
本発明によれば、編組線と金属層とが溶接によって接合されるため、他の部材を用いる必要がなく、先通しの作業も不要である。
また、イヤークランプのように突出部がないため、その後の配策作業も容易である。例えば、シールド構造の外周部に突出部がないため、車両に配策する際に省スペースでの配策が可能である。
また、金属層と編組線の接合部における電磁シールド管の内径が、他の部位における電磁シールド管の内径と略同一であれば、内部に電線を挿通する際の妨げとなることがない。例えば、従来のかしめによる方法では、接続部における電磁シールド管が縮径されるため、この縮径部の内径を考慮して、挿通可能な電線径が決まる。このため、接続部以外の部位では、電線と電磁シールド管との間には、不要な隙間が形成される。しかし、縮径部がなければ、接続部以外の部位においても、内部の電線径に対して適切なサイズの電磁シールド管を用いることができるため、車両に配策する際に、より省スペースでの配策が可能である。
本発明によれば、接続作業性が良好であり、その後の配策作業性にも優れた電磁シールド構造等を提供することができる。
(a)は電磁シールド管1を示す斜視図、(b)は(a)のA-A線断面図。 電磁シールド管1の長手方向の断面図であり、図1(a)のB-B線断面図。 (a)、(b)は、電磁シールド管1に編組線を接続する工程を示す図。 電磁シールド構造10を示す図。 電磁シールド構造10の使用状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態にかかる電磁シールド管1について説明する。図1(a)は電磁シールド管1の斜視図であり、図1(b)は電磁シールド管1の長手方向に垂直な断面図であって、図1(a)のA-A線断面図である。また、図2は、電磁シールド管1の長手方向の断面図であって、図1のB-B線断面図である。
電磁シールド管1は、最内層に樹脂製の内層3が形成され、内層3の外周に金属層5が形成され、金属層5の外周に樹脂製の外層7が形成される。すなわち、内層3および外層7の間に金属製の金属層5が形成されて構成される。なお、内層3は、必ずしも必須ではない。内層3を設ける場合、内層3と金属層5との界面には、接着層を有する。内層3は、金属層5との線膨張係数の違いによる歪の影響が大きいため、内層3と金属層5との間に接着層などを介在させることが好ましい。
一方、金属層5と外層7の界面には、接着層は形成されないことが好ましい。このようにすることで、外層7のみを容易に剥離することができ、外層7の剥離時に、金属層5が外層7とともに剥がれて破けることなどを防止することができる。したがって、電磁シールド管1の端部の外層7を容易に剥離することができる。
電磁シールド管1は、端部から所定の長さだけ、外層7が除去される。すなわち、電磁シールド管1の端部には、所定の範囲だけ金属層5が露出する。露出した金属層5は、可撓性導体である編組線が接続される部位となる。なお、編組線が接続されたシールド構造については、後述する。
内層3と外層7を構成する樹脂は、いずれも同じ樹脂であっても異なる樹脂であってもよい。なお、樹脂は架橋や変性してもよい。例えば、耐熱性を向上させるために架橋されていてもよいし、接着性を向上させるためにマレイン酸変性されていてもよい。また、ハロゲン系、リン系、金属水和物等の難燃剤を添加してもよく、酸化チタン等を添加して耐候性を向上させてもよい。
なお、このような難燃剤や耐候性を向上させるための添加剤等は、外層7を構成する樹脂にのみ添加してもよい。すなわち、難燃性や耐候性を必要としない内層3の樹脂には添加しなくてもよい。
金属層5は、シールド効果を得ることが可能であれば、銅や鉄を用いてもよいが、軽量化や曲げ加工性等を考慮すると、アルミニウム製(アルミニウム合金を含む)とすることが望ましい。
金属層5は、例えば、帯状部材である金属薄板(金属シート含む)をフォーミング加工機で、フォーミング加工しつつ、端部同士が突き合わさるように内層3の樹脂管の外周に送り筒状にして、帯状部材の突き合わせ部が溶接機で溶接される。このように製造することで、図1(b)に示すように、金属層5の一部には接合部9が形成される。したがって、図に示す断面において、シールド層を形成する金属層5には隙間が形成されることがない。
次に、本発明の電磁シールド管1を用いた電磁シールド構造の製造方法について説明する。まず、図3(a)に示すように、電磁シールド管1の端部(金属層5)を筒状の編組線13の端部に挿入する。
この状態で、図3(b)に示すように、電磁シールド管1と編組線13との重なり部を外部から溶接する。なお、溶接前に、編組線13の余長部を外層7の外周に配置して、仮止め用のリングやバンドで仮固定してもよい。以上により、金属層5と編組線13が、溶接部11によって接合される。
なお、溶接方法としては、例えばレーザ溶接を適用することができる。レーザ溶接を用いれば、短時間に局所的な加熱が可能となる。このようにすることで、例えば外層7の際による劣化や熱歪を抑制することができる。また、熱源が光であるため、電流や電圧、磁力などの影響が少ない。
なお、溶接部11は、金属層5と編組線13との重なり部の全面に対して形成する必要はない。例えば、編組線13と金属層5との導通が十分に確保できれば、複数個所に対してスポットで溶接部11を形成してもよい。このようにすることで、熱影響をより小さくすることができる。
なお、溶接方法としてはレーザ溶接に限られず、他の方法であってもよい。例えば、抵抗溶接や超音波溶接であれば、溶接後の見た目に優れ、溶接部の厚みを薄くすることができる。
なお、金属層5と編組線13の接合部における外径(図中D)は、外層7の外径(図中C)よりも小さい。このため、外部への突出部がなく、配策作業等において邪魔になることがない。
また、電磁シールド管1は、いずれの位置も縮径されていない。すなわち、金属層5と編組線13の接合部における電磁シールド管1の内径(すなわち、内層3の内径)は、他の部位における電磁シールド管1の内径と略同一である。このため、内部に挿入する電線の径に対して、縮径部を考慮する必要がなく、縮径部がある場合と比較して、電磁シールド管1の断面積に対して挿入可能な電線の径を大きくすることができる。また、縮径(金属層5の変形)がないため、内層3と金属層5との接着層を傷めることを抑制することができる。
最後に、図4に示すように、外層7の外周側に余った編組線13を金属層5の外周側に折り返す。以上により、内部に電線を挿通可能であり、電磁シールド管1と編組線13とが接続された電磁シールド構造10を得ることができる。なお、金属層5に編組線13を被せて、端部の余長分を折り返した後に、折り返し部の外周部から溶接を行ってもよい。
次に、電磁シールド構造10の使用例を説明する。図5は、電磁シールド構造10を示す部分断面図である。電磁シールド管1内部には、電線21が挿通される。被覆線である電線21の端部には、端子23が接続される。なお、電線21の本数は、図示した例には限られない。
電磁シールド管1の端部からは、電線21が引き出される。電線21の端子23は、接続対象である接続機器25に接続される。なお、接続機器25は、例えば、筐体19内部に配置される。筐体19は、例えば金属製であり、シールド性を有する。
電磁シールド管1の端部の金属層5の露出部の外周には、編組線13の一方の端部が被せられ、溶接によって、金属層5と接続される。前述したように、編組線13はシールド性を有する。
編組線13の他方の端部は、筐体19に接続される。編組線13によって、金属層5と筐体19が導通する。また、必要に応じて、電磁シールド管1及び編組線13を覆うように、樹脂製の外装体17が配置される。
なお、図示した電磁シールド構造10では、一つの編組線13が電磁シールド管1(金属層5)に被せられて用いられる例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、電線21が複数に分岐される場合には、それぞれの電線21および接続対象までを覆う編組線13を用い、複数の編組線13を重ねて、金属層5に接合することもできる。
また、外装体17や外層7の端部などにおいて、止水性を確保するための部材を配置してもよい。
以上、本実施の形態によれば、カシメ部材の先通し作業が不要であるため、通し忘れによる作業のやり直しなどを防止することができる。また、カシメ部材のように、外部への突出部がないため、外装体17の取り付け時や車両配策時に邪魔になることがない。また、電磁シールド管1が縮径されないため、内部の電線21の径に対して、適切なサイズの電磁シールド管1を使用することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………電磁シールド管
3………内層
5………金属層
7………外層
9………接合部
10………電磁シールド構造
11………溶接部
13………編組線
17………外装体
19………筐体
21………電線
23………端子
25………接続機器

Claims (3)

  1. 内部に電線を挿通可能であり、電磁シールド管と編組線とが接続された電磁シールド構造であって、
    前記電磁シールド管は、金属層と、前記金属層の外周に形成される樹脂製の外層とを有し、
    前記電磁シールド管の端部は、前記外層が除去されて前記金属層が露出し、前記電磁シールド管の端部が前記編組線の端部に挿入されて、前記金属層と前記編組線が溶接によって接合されていることを特徴する電磁シールド構造。
  2. 前記金属層と前記編組線の接合部における前記電磁シールド管の内径が、他の部位における前記電磁シールド管の内径と略同一であることを特徴とする請求項1記載の電磁シールド構造。
  3. 前記金属層と前記編組線は、抵抗溶接、超音波溶接又はレーザ溶接によって溶接されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電磁シールド構造。
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