JP2022187711A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付け性が良く、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制可能としたワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス11は、芯線12a~14aと該芯線12a~14aの外周を覆う電磁シールド部材12c~14cとを有する複数のシールド電線12~14と、芯線12a~14a同士を接続する圧着端子15と、圧着端子15の外周を覆う絶縁部材16と、圧着端子15の外側から配設可能に構成され、絶縁部材16の外周を覆いつつ複数の電磁シールド部材12c~14cが接続されるシールド連結部材17とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、ワイヤハーネスとしては、複数の電線の芯線同士が接続されてなるものがある(例えば、特許文献1参照)。このワイヤハーネスでは、芯線同士の接続部が電線の絶縁被覆から露出することになるが、接続部を含む導体の露出部は、止水材によって覆われることで外部からの被水が防止されている。
特開2012-248527号公報
ところで、上記のようなワイヤハーネスの電線は、シールド電線が採用される場合がある。シールド電線は、芯線の外周を覆う編組線等の電磁シールド部材を有し、電磁波の放射が抑えられる。しかしながら、シールド電線を採用した場合でも、芯線同士が接続された接続部の周辺は電磁シールド部材から露出してしまい接続部周辺から電磁波が放射される虞があった。なお、接続部の外側で電磁シールド部材同士を直接接続するといった構成も考えられるが、それら電磁シールド部材を接続部の全周を覆うように配置しつつ接続することは困難で電磁波の放射が懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、組み付け性が良く、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、芯線と該芯線の外周を覆う電磁シールド部材とを有する複数のシールド電線と、複数の前記芯線同士を接続する接続部と、前記接続部の外周を覆う絶縁部材と、前記接続部の外側から配設可能に構成され、前記絶縁部材の外周を覆いつつ複数の前記電磁シールド部材が接続されるシールド連結部材とを備える。
本開示のワイヤハーネスによれば、組み付け性が良く、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制できる。
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図2は、一実施形態におけるシールド連結部材の斜視図である。 図3は、一実施形態におけるワイヤハーネスの製造過程を説明するための模式断面図である。 図4は、一実施形態におけるワイヤハーネスの製造過程を説明するための模式断面図である。 図5は、一実施形態におけるワイヤハーネスの製造過程を説明するための模式断面図である。 図6は、一実施形態におけるワイヤハーネスの製造過程を説明するための模式断面図である。 図7は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図8は、別例における絶縁部材の斜視図である。 図9は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図10は、別例における一体物の斜視図である。 図11は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図12は、別例における一体物の斜視図である。 図13は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図14は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図15は、別例におけるシールド連結部材の斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]芯線と該芯線の外周を覆う電磁シールド部材とを有する複数のシールド電線と、複数の前記芯線同士を接続する接続部と、前記接続部の外周を覆う絶縁部材と、前記接続部の外側から配設可能に構成され、前記絶縁部材の外周を覆いつつ複数の前記電磁シールド部材が接続されるシールド連結部材とを備える。
同構成によれば、シールド連結部材によって絶縁部材を介して接続部が覆われるとともにシールド連結部材に複数の電磁シールド部材が接続されるため、接続部周辺からの電磁波の放射が抑えられる。また、シールド連結部材は、接続部の外側から配設可能に構成され、例えば、円筒状に形成されたパイプのように予めシールド電線を通しておくといった必要がないため、組み付け性が良好となる。
[2]前記シールド連結部材は、可撓性を有し、C字形状に形成されていることが好ましい。
同構成によれば、シールド連結部材を撓めつつ接続部をC字形状の開口から内側に通すことが可能であるため、シールド連結部材を接続部の外側から容易に配設することができる。
[3]前記シールド連結部材は、前記接続部の周方向に分割された複数の分割シールド部材であることが好ましい。
同構成によれば、複数の分割シールド部材で接続部を囲う構成であるため、シールド連結部材を接続部の外側から容易に配設することができる。
[4]前記シールド連結部材は、柔軟性を有するシート状シールド部材であることが好ましい。
同構成によれば、シート状シールド部材は巻き付けることが可能であるため、シールド連結部材を接続部の外側から容易に配設することができる。
[5]前記シート状シールド部材は、折り返された前記電磁シールド部材の外側に巻き付けられていることが好ましい。
同構成によれば、電磁シールド部材は、芯線を剥き出しにする際に折り返すことになるが、その折り返された電磁シールド部材の外側にシート状シールド部材を巻き付けることで、電磁シールド部材を再度変形させる必要がなく、組み付け性が良好となる。
[6]前記絶縁部材は、前記接続部の外側から配設可能に構成されていることが好ましい。
同構成によれば、例えば、円筒状に形成された収縮チューブのように予めシールド電線を通しておくといった必要がないため、組み付け性が良好となる。
[7]前記シールド連結部材と前記絶縁部材とは一体物であることが好ましい。
同構成によれば、例えば、シールド連結部材と絶縁部材とが別体である構成に比べて、シールド連結部材と絶縁部材とをそれぞれ組み付ける必要がなく、組み付け性が良好となる。
[8]前記シールド連結部材と複数の前記電磁シールド部材とを固定する固定部材を備えることが好ましい。
同構成によれば、例えば、煩雑な溶接作業等を行うことなく、シールド連結部材と電磁シールド部材とを容易に接続することができる。
[9]前記固定部材は、前記シールド連結部材と複数の前記電磁シールド部材とを囲うように設けられて、かしめ固定されるかしめ部材であることが好ましい。
同構成によれば、かしめ固定によって、シールド連結部材と電磁シールド部材とを容易に接続することができる。
[10]前記かしめ部材とで前記シート状シールド部材及び前記電磁シールド部材を挟み込む下敷きリングを備えることが好ましい。
同構成によれば、下敷きリングとかしめ部材とによって柔軟性を有するシート状シールド部材を安定して固定することができる。
[11]前記シールド連結部材を覆う防水部材を備えることが好ましい。
同構成によれば、シールド連結部材やその内部に配置された接続部が被水することが防止される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、ワイヤハーネス11は、複数のシールド電線12~14と、接続部としての圧着端子15と、絶縁部材16とを備える。シールド電線12~14は、芯線12a~14aと、該芯線12a~14aの外周を覆う内部絶縁被覆12b~14bとを有している。また、シールド電線12~14は、内部絶縁被覆12b~14bの外周を覆う電磁シールド部材12c~14cと、電磁シールド部材12c~14cの外周を覆う外部絶縁被覆12d~14dとを有している。電磁シールド部材12c~14cは、芯線12a~14aからの電磁波の放射を抑えるものである。本実施形態の電磁シールド部材12c~14cは、例えば、アルミニウム合金などの導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線である。シールド電線12~14の端部では、芯線12a~14a及び電磁シールド部材12c~14cは外部に露出するように設けられている。シールド電線12~14の端部は、まず外部絶縁被覆12d~14dが剥がされ、次に電磁シールド部材12c~14cが折り返され、次に内部絶縁被覆12b~14bが剥がされて、芯線12a~14a及び電磁シールド部材12c~14cが露出されている。なお、外部に露出した電磁シールド部材12c~14cは、折り返したり、まとめたり、変形させることが可能とされ、図1等では模式的に図示している。
圧着端子15は、例えば導電性の金属板材からなる。圧着端子15は、複数のシールド電線12~14の各芯線12a~14aをまとめて囲いつつ圧着されて芯線12a~14aを接続する。なお、ワイヤハーネス11は、例えば、バッテリと2つの電気機器とを電気的に接続するためのものである。シールド電線12~14は、圧着端子15を中心として、一方側(図1中、左側)に1つのシールド電線12が延びるように設けられ、他方側(図1中、右側)に2つのシールド電線13,14が延びるように設けられている。圧着端子15の外周は、絶縁部材16に覆われている。絶縁部材16は、圧着端子15の外側から配設可能に構成されている。本実施形態の絶縁部材16は、絶縁テープであり、圧着端子15の外側に巻き付けられている。絶縁部材16は、内部絶縁被覆12b~14bから突出した芯線12a~14aが全て覆われるように設けられている。なお、絶縁部材16は、柔軟性を有する絶縁テープであるため、圧着端子15の外側に巻き付けた状態で、完全な円筒状態になるとは限らないが、図1等では模式的に円筒状に図示している。
そして、本実施形態のワイヤハーネス11は、絶縁部材16を覆うシールド連結部材17を備えている。シールド連結部材17は、絶縁部材16を介して圧着端子15を覆う。シールド連結部材17は、金属製である。シールド連結部材17は、圧着端子15を含む芯線12a~14aからの電磁波の放射を抑えるものである。シールド連結部材17は、圧着端子15の外側から配設可能に構成されている。
詳しくは、図2に示すように、シールド連結部材17は、C字形状に形成されている。言い換えると、シールド連結部材17は、円筒状から周方向の一部を切り欠いた形状に形成されている。シールド連結部材17は、可撓性を有する。シールド連結部材17は、C字形状の開口17aが広がるように撓めることが可能とされ、圧着端子15及び絶縁部材16をC字形状の開口17aから内側に通すことが可能とされている。よって、シールド連結部材17は、圧着端子15の外側から絶縁部材16の外周を覆う位置に配設可能とされている。
例えば、図3に示す状態から図4に示すように、シールド連結部材17は、C字形状の開口17aが広がるように撓められた状態で、絶縁部材16をC字形状の開口17aから内側に通すことで、絶縁部材16の外周を覆う位置に配設される。なお、図3及び図4に示す状態では、外部に露出した電磁シールド部材12c~14cは、まとめられつつ互いに離間する側に折り返されている。また、シールド連結部材17は、ワイヤハーネス11が車両に取り付けられた状態で、C字形状の開口17aの向く方向が電磁波を放射しても悪影響を与え難い方向に向けられることが好ましい。また、図3に示す状態におけるシールド連結部材17は、例えば、予めシールド電線12の外周を囲うように、先に組み付けておく必要はない。
図1及び図5に示すように、シールド連結部材17の外周面には、複数のシールド電線12~14の各電磁シールド部材12c~14cが接続される。本実施形態の電磁シールド部材12c~14cは、前述したように編組線であって、その一部がシールド連結部材17の外周面における周方向の一部に配置されている。すなわち、電磁シールド部材12c~14cは、図3及び図4に示すように折り返された状態でシールド連結部材17が組み付けられた後、図5に示すようにシールド連結部材17の外周面と当接するように再度変形される。
また、ワイヤハーネス11は、シールド連結部材17と複数の電磁シールド部材12c~14cとを固定する固定部材としてのかしめ部材18を備える。本実施形態のかしめ部材18は、例えば、アルミニウム合金などの導電性の金属リングからなる。かしめ部材18は、ワイヤハーネス11の延在方向に沿った長さがシールド連結部材17の長さよりも短く設定されている。かしめ部材18は、2つ設けられている。一方のかしめ部材18は、シールド連結部材17とともにシールド連結部材17の外周面に配置された1つの電磁シールド部材12cを囲うように設けられて、かしめ固定されている。他方のかしめ部材18は、シールド連結部材17とともにシールド連結部材17の外周面に配置された2つの電磁シールド部材13c,14cを囲うように設けられて、かしめ固定されている。すなわち、かしめ部材18は、シールド連結部材17とで電磁シールド部材12c~14cを挟み込むようにかしめ固定される。
図3~図5に示すように、本実施形態のかしめ部材18は、圧着端子15が各芯線12a~14aに圧着される際には既にシールド電線12~14の外周を囲うように、シールド電線12~14が通された状態で配置されている。
そして、かしめ部材18は、前述したようにシールド連結部材17の外周面に電磁シールド部材12c~14cが配置された状態で、ワイヤハーネス11の延在方向に相対移動されてかしめ固定される。
また、図1に示すように、ワイヤハーネス11は、シールド連結部材17を覆う防水部材19を備える。本実施形態の防水部材19は、モールド樹脂である。
図6に示すように、防水部材19は、シールド連結部材17等の外側に配置される成形型20によって囲われた範囲に溶融状態の樹脂材が充填されてモールド成型される。なお、成形型20内に収容される外部絶縁被覆12d~14dには、予め接着剤21が塗布されており、外部絶縁被覆12d~14dと防水部材19との間は隙間無く接着されている。また、溶融状態の樹脂材は、シールド連結部材17の内部に配置された圧着端子15等に達するまで入り込んだ後に硬化してシールド連結部材17を覆う。
次に、上記のように構成されたワイヤハーネス11の作用について説明する。
シールド電線12~14は、内部絶縁被覆12b~14bを介して芯線12a~14aの外周を覆う電磁シールド部材12c~14cを有するため、シールド電線12~14からの電磁波の放射が抑えられる。また、芯線12a~14a同士が接続された接続部である圧着端子15は、外周面に電磁シールド部材12c~14cが接続されたシールド連結部材17に覆われるため、圧着端子15周辺からの電磁波の放射が抑えられる。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)シールド連結部材17によって絶縁部材16を介して圧着端子15が覆われるとともにシールド連結部材17に複数の電磁シールド部材12c~14cが接続されるため、圧着端子15周辺からの電磁波の放射が抑えられる。また、シールド連結部材17は、圧着端子15の外側から配設可能に構成され、例えば、円筒状に形成されたパイプのように予めシールド電線12~14を通しておくといった必要がないため、組み付け性が良好となる。
(2)シールド連結部材17は、可撓性を有し、C字形状に形成されている。よって、シールド連結部材17を撓めつつ圧着端子15をC字形状の開口17aから内側に通すことが可能であるため、シールド連結部材17を圧着端子15の外側から容易に配設することができる。
(3)絶縁部材16は、圧着端子15の外側から配設可能に構成され、例えば、円筒状に形成された収縮チューブのように予めシールド電線12~14を通しておくといった必要がないため、組み付け性が良好となる。
(4)シールド連結部材17と複数の電磁シールド部材12c~14cとを固定する固定部材としてのかしめ部材18を備える。よって、例えば、煩雑な溶接作業等を行うことなく、シールド連結部材17と電磁シールド部材12c~14cとを容易に接続することができる。
(5)固定部材は、シールド連結部材17と複数の電磁シールド部材12c~14cとを囲うように設けられて、かしめ固定されるかしめ部材18である。よって、かしめ固定によって、シールド連結部材17と電磁シールド部材12c~14cとを容易に接続することができる。
(6)シールド連結部材17を覆う防水部材19を備えるため、シールド連結部材17やその内部に配置された圧着端子15が被水することが防止される。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、絶縁部材16は、圧着端子15の外側に巻き付けられる絶縁テープであるとしたが、これに限定されず、他の絶縁部材に変更してもよい。
例えば、図7及び図8に示すように、上記実施形態の絶縁部材16は、可撓性を有し、C字形状に形成された絶縁部材31に変更してもよい。絶縁部材31は、C字形状の開口31aが広がるように撓めることが可能とされ、圧着端子15をC字形状の開口31aから内側に通すことが可能とされている。よって、絶縁部材31は、圧着端子15の外側から圧着端子15の外周を覆う位置に配設可能とされている。このようにしても、上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態の絶縁部材16は、円筒状に形成された収縮チューブに変更してもよい。なお、円筒状に形成された収縮チューブは、圧着端子15の外側から配設可能に構成されていないため、例えば、収縮チューブに予めシールド電線12~14を通しておくといった必要がある。
・上記実施形態では、シールド連結部材17と絶縁部材16とは別体で順次組み付けられる構成であるとしたが、これに限定されず、シールド連結部材と絶縁部材とは一体物としてもよい。
例えば、図9及び図10に示すように、上記実施形態のシールド連結部材17と絶縁部材16とは、シールド連結部材17の内側に絶縁部材32が塗装や一体成形等によって設けられてなる一体物33としてもよい。このようにすると、例えば、シールド連結部材17と絶縁部材16とが別体である構成に比べて、シールド連結部材17と絶縁部材32とをそれぞれ組み付ける必要がなく、一体物33を1つの工程で組み付ければよく、組み付け性が良好となる。
・上記実施形態のシールド連結部材17は、柔軟性を有するシート状シールド部材としてもよい。
例えば、図11及び図12に示すように、上記実施形態のシールド連結部材17は、柔軟性を有するシート状シールド部材34としてもよい。シート状シールド部材34は、金属箔や導電性の素線がシート状に編み込まれた編組部材である。また、この例では、シート状シールド部材34に絶縁部材35が塗装や一体成形等によって設けられ、シート状シールド部材34と絶縁部材35とが柔軟性を有する一体物36とされている。そして、一体物36は、圧着端子15に一周以上巻き付けられている。また、この例では、シールド連結部材としてのシート状シールド部材34が柔軟性を有するため、かしめ部材18と対応した位置の絶縁部材35の内側に下敷きリング37が配設されている。すなわち、かしめ部材18は、下敷きリング37とで絶縁部材35、シート状シールド部材34、及び電磁シールド部材12c~14cを挟み込むようにかしめ固定される。
このようにすると、シート状シールド部材34は柔軟性を有し、巻き付けることが可能であるため、シールド連結部材としてのシート状シールド部材34を圧着端子15の外側から容易に配設することができる。また、この例でも、例えば、シールド連結部材17と絶縁部材16とが別体である構成に比べて、シールド連結部材としてのシート状シールド部材34と絶縁部材35とをそれぞれ組み付ける必要がなく、組み付け性が良好となる。また、下敷きリング37とかしめ部材18とによって柔軟性を有するシート状シールド部材34を安定して固定することができる。
・上記別例では、シート状シールド部材34は、絶縁部材35とともに一体物36とされるとともに、その外側に電磁シールド部材12c~14cが配置される構成としたが、これに限定されず、他の構成としてもよい。
例えば、図13に示すように、シールド連結部材としてのシート状シールド部材38は、折り返された電磁シールド部材12c~14cの外側に巻き付けられる構成としてもよい。詳しくは、この例のシート状シールド部材38は、芯線12a~14aを剥き出しにする際であって内部絶縁被覆12b~14bを剥がす前に折り返した電磁シールド部材12c~14cの外側に巻き付けられている。そして、この例では、外部絶縁被覆12d~14dの外周に下敷きリング39が配設され、固定部材としてのかしめ部材40は、下敷きリング39とで電磁シールド部材12c~14c、及びシート状シールド部材38を挟み込むようにかしめ固定される。
このようにすると、芯線12a~14aを剥き出しにする際に折り返された電磁シールド部材12c~14cの外側にシート状シールド部材34を巻き付けることで、電磁シールド部材12c~14cを再度変形させる必要がなく、組み付け性が良好となる。
・上記実施形態では、防水部材19は、モールド樹脂であるとしたが、これに限定されず、他の構成にしてもよい。
例えば、図14に示すように、防水部材41を樹脂パイプ42とゴム栓43,44とで構成してもよい。樹脂パイプ42は、シールド連結部材17等を覆う筒状に形成されている。そして、一方のゴム栓43は、樹脂パイプ42の一方側の開口端と外部絶縁被覆12dの外周との間を塞ぐように設けられ、他方のゴム栓44は、樹脂パイプ42の他方側の開口端と外部絶縁被覆13d,14dの外周との間を塞ぐように設けられている。
また、ワイヤハーネス11は、ゴム栓43,44のずれを防止するためのリテーナ45,46を備えている。リテーナ45,46は、ゴム栓43,44と隣接してシールド電線12~14における外部絶縁被覆12d~14dの外周に固定され、ゴム栓43,44のずれ、すなわち樹脂パイプ42からの抜けを防止する。
このようにしても、シールド連結部材17やその内部に配置された圧着端子15が被水することが防止される。
・図15に示すように、上記実施形態のシールド連結部材17は、圧着端子15の周方向に分割された複数の分割シールド部材47,48としてもよい。この例の分割シールド部材47,48は、円筒状が周方向に2つに分割された形状とされている。このようにすると、複数の分割シールド部材47,48で圧着端子15を囲う構成であるため、シールド連結部材としての分割シールド部材47,48を圧着端子15の外側から容易に配設することができる。なお、この例では、分割シールド部材47,48は、円筒状が周方向に2つに分割された形状であるとしたが、3つ以上に分割された形状としてもよい。
・上記実施形態では、シールド連結部材17は、撓められつつ圧着端子15をC字形状の開口17aから内側に通すことが可能であるとしたが、これに限定されず、塑性変形されつつ圧着端子15を開口17aから内側に通すことが可能な構成としてもよい。また、シールド連結部材17は、圧着端子15が開口17aから内側に通された後、開口17aの大きさが小さくなるように塑性変形されるものとしてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス11は、シールド連結部材17と電磁シールド部材12c~14cとを固定する固定部材としてのかしめ部材18を備えるとしたが、これに限定されず、かしめ部材18を備えていなくてもよい。例えば、シールド連結部材17と電磁シールド部材12c~14cとを溶接してもよい。また、かしめ固定以外の構成で固定される固定部材に変更してもよい。また、かしめ部材18は、C字形状のCリングとしてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス11は、シールド連結部材17を覆う防水部材19,41を備えるとしたが、これに限定されず、防水部材19,41を備えていない構成としてもよい。また、防水部材19,41は、同様の機能を有する他の構成としてもよく、例えば、収縮チューブ等の他の構成としてもよい。
・上記実施形態では、電磁シールド部材12c~14cは、編組線であるとしたが、電磁波の放射を抑えることができれば、例えば、金属箔等の他の構成としてもよい。
・上記実施形態では、芯線12a~14a同士が接続された接続部が圧着端子15であるとしたが、これに限定されず、例えば、芯線12a~14a同士を溶接にて接続して、その溶接部を接続部としてもよい。
11 ワイヤハーネス
12~14 シールド電線
12a~14a 芯線
12b~14b 内部絶縁被覆
12c~14c 電磁シールド部材
12d~14d 外部絶縁被覆
15 圧着端子(接続部)
16 絶縁部材
17 シールド連結部材
17a 開口
18 かしめ部材(固定部材)
19 防水部材
20 成形型
21 接着剤
31 絶縁部材
31a 開口
32 絶縁部材
33 一体物
34 シート状シールド部材(シールド連結部材)
35 絶縁部材
36 一体物
37 下敷きリング
38 シート状シールド部材(シールド連結部材)
39 下敷きリング
40 かしめ部材(固定部材)
41 防水部材
42 樹脂パイプ
43 ゴム栓
44 ゴム栓
45 リテーナ
46 リテーナ
47 分割シールド部材(シールド連結部材)
48 分割シールド部材(シールド連結部材)

Claims (11)

  1. 芯線と該芯線の外周を覆う電磁シールド部材とを有する複数のシールド電線と、
    複数の前記芯線同士を接続する接続部と、
    前記接続部の外周を覆う絶縁部材と、
    前記接続部の外側から配設可能に構成され、前記絶縁部材の外周を覆いつつ複数の前記電磁シールド部材が接続されるシールド連結部材と
    を備えるワイヤハーネス。
  2. 前記シールド連結部材は、可撓性を有し、C字形状に形成されている請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記シールド連結部材は、前記接続部の周方向に分割された複数の分割シールド部材である請求項1に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記シールド連結部材は、柔軟性を有するシート状シールド部材である請求項1に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記シート状シールド部材は、折り返された前記電磁シールド部材の外側に巻き付けられている請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記絶縁部材は、前記接続部の外側から配設可能に構成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記シールド連結部材と前記絶縁部材とは一体物である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記シールド連結部材と複数の前記電磁シールド部材とを固定する固定部材を備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記固定部材は、前記シールド連結部材と複数の前記電磁シールド部材とを囲うように設けられて、かしめ固定されるかしめ部材である請求項8に記載のワイヤハーネス。
  10. 前記かしめ部材とで前記シート状シールド部材及び前記電磁シールド部材を挟み込む下敷きリングを備える請求項4に従属する請求項9に記載のワイヤハーネス。
  11. 前記シールド連結部材を覆う防水部材を備える請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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