JP2023069927A - 什器ユニット - Google Patents

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真也 川本
Shinya Kawamoto
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Abstract

【課題】棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときに、天板上の執務スペースの狭小化や見栄えの低下を招くことなく、棚什器の設置安定性を高めることができる什器ユニットを提供する。【解決手段】什器ユニットは、棚什器10と天板付き什器11と連結ブラケット19とを備える。棚什器10は一対の支持体12と棚板を有する。天板付き什器11は、一対の脚体14と天板15を有し、一対の支持体12の下部領域間に配置可能とされる。連結天板付き什器11の各脚体14の上部と天板15は、各脚体14の上面と天板15の下面の間に幅方向に連通する連通空間18を形成するように、連結部材によって連結される。連結ブラケット19は、天板付き什器11に固定されるとともに、連通空間18を通して脚体14の幅方向の外側に延び、幅方向の外側に延びた端部が棚什器10の支持体12に連結される。【選択図】図4

Description

本発明は、棚什器と天板付きを備えた什器ユニットに関するものである。
オフィスや公共施設、学校、住居等の執務環境下においては、執務空間内に、書籍や資料等を載置可能な棚什器と、デスク装置等の天板付き什器を併せて設置することがある。この場合、通常、棚什器と天板付き什器は執務空間内で離間して配置されるが、使用者によっては二つの什器を近接させて使用したい要望がある。
この対策として、棚什器と天板付き什器の単独での各使用と、組み合わせての使用を使用者の要望に応じて自由に選択できるようにした什器ユニットが案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の什器ユニットは、床面上に離間して配置される棚什器の一対の支持体(側板)の下部領域の間に、天板付き什器の前部領域が挿入配置可能とされている。この什器ユニットの場合、使用者の要望に応じて棚什器と天板付き什器を夫々単独でも組み合わせても使用できるため、様々な執務環境下において利便性が高まる。
しかし、この什器ユニットでは、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときには、棚什器の下部領域の棚板を取り外し、その棚板を取り外した空間部内に天板付き什器の前部領域を収容配置することになる。このため、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときには、棚什器の下部領域の棚板が支持体を補強する補強板として機能しなくなり、棚什器の設置安定性が低下し易い。
これに対し、特許文献2に記載の什器ユニットは、天板付き什器の天板の側部に略L字状の連結金具が取付可能とされている。連結金具は、一片が天板の側部下面に固定され、他辺が天板の側面に沿って天板の上方側に延びている。連結金具の他辺は、天板付き什器の後部が棚什器の一対の支持体の下部領域間に挿入配置されたときに、棚什器の支持体の内側面にねじ止めによって固定される。
このため、特許文献2に記載の什器ユニットでは、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときには、連結金具の他辺を棚什器の支持体の内側面にねじ固定することにより、棚什器の設置安定性を天板付き什器によって高めることができる。
実開平1-112729号公報 特許第5593151号公報
しかし、特許文献2に記載の什器ユニットは、天板付き什器を棚什器の支持体に固定するための連結金具が天板の側部から上方に突出する構造とされている。このため、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときに、天板上の側部の執務スペースが連結金具によって狭められるうえに、天板の上方からの見栄えが連結金具によって損なわれ易い。
そこで本発明は、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときに、天板上の執務スペースの狭小化や見栄えの低下を招くことなく、棚什器の設置安定性を高めることができる什器ユニットを提供しようとするものである。
本発明に係る什器ユニットは、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る什器ユニットは、床面上に幅方向に離間して立設される一対の支持体、及び、一対の前記支持体に架設される棚板を有する棚什器と、床面上に前記幅方向に離間して立設される一対の脚体、及び、一対の前記脚体に架設される天板を有し、かつ前記幅方向と直交する奥行方向の少なくとも一部が前記棚什器の一対の前記支持体の下部領域間に配置可能とされた天板付き什器と、前記天板付き什器の前記奥行方向の少なくとも一部が一対の前記支持体の下部領域間に配置された状態において、前記天板付き什器を前記棚什器の前記支持体に連結する連結ブラケットと、を備え、前記天板付き什器の各前記脚体の上部と前記天板は、各前記脚体の上面と前記天板の下面の間に前記幅方向に連通する連通空間を形成するように、連結部材によって連結され、前記連結ブラケットは、前記天板付き什器に固定されるとともに、前記連通空間を通して前記脚体の前記幅方向の外側に延び、前記幅方向の外側に延びた端部が前記棚什器の前記支持体に連結されることを特徴とする。
上記の構成により、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用する場合には、天板付き什器の奥行方向の少なくとも一部を棚什器の一対の支持体の下部領域間に挿入配置する。この状態において、天板と各脚体の間の連通空間を通して脚体の幅方向外側に延びた連結ブラケットの端部を棚什器の対応する支持体に連結する。これにより、棚什器の一対の支持体の下部領域が天板付き什器に固定され、棚什器の設置安定性が棚什器によって高められる。このとき、連結ブラケットは、天板の下方に配置されるとともに、主要な部分が各脚体の上面と天板の下面の間に形成される連通空間と、その外側領域(支持体に臨む領域)に位置されることになる。連結ブラケットは、天板上の執務スペースを狭めることがなく、天板の上方からの見栄えを損なうこともない。
前記天板付き什器の脚体は、板厚方向が前記幅方向を向き、前記奥行方向に沿って延在するパネル材によって構成されるようにしても良い。
この場合、天板付き什器を側方から見たときに、天板付き什器に向かって執務を行う使用者の足元空間がパネル材によって隠されることになる。このため、外部から見栄えが良好になる。この種の天板付き什器では、天板の下方で天板付き什器と棚什器の支持体の連結を行うことが難しくなるが、連結ブラケットの主要部が脚体と天板の間の連通空間に配置されることになるため、棚什器の支持体に対する連結ブラケットの連結作業を、連通空間を通して容易に行うことができる。
前記連結ブラケットは、前記天板付き什器の前記脚体に固定されることが望ましい。
この場合、連結ブラケットが、床面上に設置される脚体側に固定されるため、連結ブラケットの端部が棚什器の支持体に連結されたときに、支持体の設置安定性がより高まる。
前記連結部材は、各前記脚体の上部に前記奥行方向に離間して複数配置され、前記連結ブラケットは、前記奥行方向で隣り合う二つの前記連結部材の間に配置されるようにしても良い。
この場合、奥行方向で隣り合う二つの連結部材に挟まれた部分は、天板の奥行方向の撓み変形が生じにくくなる。このため、棚什器の支持体に対する連結ブラケットの連結作業空間を安定して維持することが可能になる。この結果、棚什器の支持体に対する連結ブラケットの連結作業を容易に行うことが可能になる。また、天板付き什器の使用時に天板に上方から大きな荷重が作用した場合には、天板の撓みによって天板が連結ブラケットと強接触して、天板に劣化や破損が生じるのを回避することができる。
前記連結ブラケットは、クランク形状の板金によって構成され、前記脚体の上面に重ねられる基部壁と、前記基部壁の前記幅方向の内側の端部から下方に屈曲して前記脚体の前記幅方向の内側面に連結される脚体側連結壁と、前記基部壁の前記幅方向の外側の端部から上方に屈曲して前記支持体の前記幅方向の内側面に連結される支持体側連結壁と、を備えるようにしても良い。
この場合、大きなスペースを占有しない簡素な形状の連結ブラケットによって天板付き什器の脚体と、棚什器の支持体とを確実に連結することが可能になる。また、連結ブラケットの脚体側連結壁は天板の下方の空間に直接臨み、連結ブラケットの支持体側連結壁は連通空間を通して天板の下方の空間に臨む。このため、連結ブラケットをねじ止め等によって脚体や支持体に固定する場合、天板の下方の広い空間において容易に固定作業を行うことができる。
前記支持体側連結壁の上縁部には、前記幅方向の内側に屈曲する補強壁が連設されるようにしても良い。
この場合、連結ブラケットの支持体側連結壁の上縁部が補強壁によって補強されるため、使用時に、天板付き什器や棚什器を通して大きな外力が作用した場合にも、連結ブラケットの支持体側連結壁に撓み変形が生じにくくなる。この結果、棚什器の支持体に対する支持剛性が高まる。
前記天板付き什器が前記棚什器の前記支持体に連結された状態において、前記天板と前記連通空間の一部は、前記支持体に対して前記奥行方向の一方にずれた位置に配置され、前記支持体に対して前記奥行方向の一方にずれた位置に配置される前記天板の側縁部は、追加機能部品の取付け可能なクランプ装着部とされるようにしても良い。
この場合、脚体の上面と天板の下面の間に形成される連通空間を利用し、追加機能部品をクランプ装置によって天板の側縁部に容易に取り付けることが可能になる。
本発明に係る什器ユニットは、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用する場合に、天板と各脚体の間の連通空間を通して脚体の幅方向外側に延びた連結ブラケットの端部を棚什器の対応する支持体に連結することができる。したがって、本発明に係る什器ユニットを採用した場合には、棚什器に天板付き什器を組み合わせて使用するときに、天板上の執務スペースの狭小化や見栄えの低下を招くことなく、棚什器の設置安定性を高めることができる。
本発明の実施形態の什器ユニットを後方側から見た斜視図である。 本発明の実施形態の什器ユニットを前方側から見た斜視図である。 本発明の実施形態の棚什器の斜視図である。 本発明の実施形態の什器ユニットの図1のIV矢視図である。 本発明の実施形態の什器ユニットの図1のV矢視図である。 本発明の実施形態の天板付き什器の一部を示す斜視図である。 本発明の実施形態の什器ユニットに追加機能部品を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の什器ユニットに別の追加機能部品を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の什器ユニットの図8のIX矢視図である。 本発明の他の実施形態の什器ユニットの側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2は、本実施形態の什器ユニット1を夫々異なる方向から見た斜視図である。
什器ユニット1は、棚什器10と、天板付き什器11とを備えている。什器ユニット1は、棚什器10及び天板付き什器11の各単独での使用と、組み合わせての使用が可能とされている。
棚什器10は、床面F上に離間して立設される一対の支持体12と、一対の支持体12に架設される複数枚の棚板13と、を備えている。天板付き什器11は、床面F上に離間して立設される一対の脚体14と、一対の脚体14に架設される天板15と、を備えている。
以下では、棚什器10の一対の支持体12が離間して配置される方向を「幅方向」と呼び、鉛直方向及び幅方向に対して直交する方向を「奥行方向」と呼ぶものとする、また、鉛直方向の上側を「上」と呼び、その逆側を「下」と呼ぶものとする。さらに、奥行方向について、什器ユニット1の棚什器10の配置される側を「前」と呼び、それと逆側を「後」と呼ぶものとする。
なお、図面の適所には、什器ユニット1の前側を指す矢印FRと、什器ユニット1の上側を指す矢印UPと、什器ユニット1の前方に向かって左側方を指す矢印LHが記されている。
図3は、棚什器10の単体を後右上方から見た斜視図である。
棚什器10の各支持体12は、側面視が縦長の長方形状のパネル材によって形成されている。一対の支持体12に架設される各棚板13は、平面視が横長の長方形状のパネル材によって形成されている。棚什器10は、図3に示すように単体で用いる場合には、例えば、5枚の棚板13が上下方向に間隔を離して一対の支持体12に架設される。各棚板13は、支持体12の任意の高さ位置に脱着可能に取り付けられる。支持体12に対する棚板13の取付け位置や棚板13の使用枚数は、利用者が自由に選択することができる。
なお、図1,図2に示すように、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用する場合には、例えば、支持体12の下部領域の3枚の棚板13を取り外し、棚板13を取り外した一対の支持体12の下部領域間に天板付き什器11の前部領域を挿入配置する。この場合、棚板13を取り外した一対の支持体12の下部領域の後端部には、図2に示すように、一対の支持体12に掛け渡すに補強用の梁部材25が取り付けられる。
図4は、什器ユニット1の図1のIV矢視図であり、図5は、什器ユニット1の図1のV矢視図である。また、図6は、天板付き什器11の一部を後右上方から見た斜視図である。
天板付き什器11の各脚体14は、上下高さが棚什器10よりも低い縦長の長方形状のパネル材によって形成されている。各脚体14は、板厚方向が幅方向を向き、その板厚が奥行方向に延在している。一対の脚体14の上部には、上面側が執務作業面として機能する天板15が架設されている。天板15は、幅方向の長さが一対の脚体14の外側面同士の離間幅よりも若干長くなっている。天板15の奥行方向の長さ(前後長さ)は、各脚体14の奥行方向の長さ(前後長さ)とほぼ同長さで、かつ棚什器10の支持体12の奥行方向の長さよりも充分に長い長さとされている。
なお、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用する際に、棚什器10の一対の支持体12の間に天板付き什器11の前部領域を挿入配置する関係上、天板15の幅方向の長さは、棚什器10の一対の支持体12の離間幅よりも僅かに短くなっている。
各脚体14の上面には、奥行方向に離間して一対の連結支柱16が突設されている。連結支柱16は、脚体14と略同幅のボックス形状のプレート材によって構成されている。連結支柱16は図示しない下壁がねじ止めによって脚体14の上面に固定されている。また、連結支柱16の幅方向内側の側壁の上端部には、幅方向内側に屈曲して延びるフランジ部17が延設されている。一対の連結支柱16の上面には、天板15の側縁部が載置される。連結支柱16の上面に載置された天板15は、連結支柱16のフランジ部17が天板15の下面にねじ止めされることにより、連結支柱16に固定されている。こうして、一対の連結支柱16を介して脚体14の上部に連結された天板15の下面は、脚体14の上面との間に幅方向に連通る連通空間18を形成している。連通空間18は、奥行方向で隣り合う一対の連結支柱16の間と、前側の連結支柱16の前方側と、後側の連結支柱16の後方側に形成される。
本実施形態では、連結支柱16が、脚体14の上部と天板15を連結する連結部材を構成している。ただし、連結部材は、柱状形状である連結支柱に限定されるものではなく、ブロック状やその他の様々な形状であっても良い。
各脚体14の上部のうちの、奥行方向で隣り合う一対の連結支柱16の間に位置される領域には、金属製の連結ブラケット19が取り付け可能とされている。連結ブラケット19は、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用する際に、棚什器10の一対の支持体12の間に挿入配置された天板付き什器11を棚什器10の左右の対応する支持体12に連結するためのブラケットである。
連結ブラケット19は、断面がクランク形状の板金によって形成されている。連結ブラケット19は、脚体14の上面に重ねられる基部壁19aと、基部壁19aの幅方向の内側の端部から下方に屈曲して延びる脚体側連結壁19bと、基部壁19aの幅方向の外側の端部から上方に屈曲して延びる支持体側連結壁19cと、を備えている。基部壁19aは、脚体14の上面の幅方向内側の端部から脚体14の上面の幅方向外側の端部を超える位置まで延びている。図5に示すように、基部壁19aの幅方向外側の端部は、天板15の幅方向外側の端部を僅かに超える位置まで延びている。連結ブラケット19の基部壁19aは、脚体14と天板15の間の連通空間18を通して脚体14の幅方向外側位置まで延びている。支持体側連結壁19cは、連通空間18を通して脚体14の幅方向外側位置まで延びた基部壁19aの端部に一体に設けられている。
連結ブラケット19の脚体側連結壁19bは、左右の対応する支持体12の幅方向内側面に重ねられ、その状態でねじ20によって脚体14の幅方向内側面に固定される。また、支持体側連結壁19cは、棚什器10の左右の対応する支持体12の幅方向内側面に重ねられ、その状態でねじ21によって支持体12の幅方向内側面に固定される。
なお、脚体側連結壁19bと支持体側連結壁19cは、夫々奥行方向に比較的長く延び、夫々が奥行方向に離間した2位置において各二つのねじ20,21によって対応部に固定されている。
連結ブラケット19の支持体側連結壁19cの上縁部には、幅方向内側に屈曲する補強壁19dが延設されている。補強壁19dは、支持体側連結壁19cの上縁部の全域に亘って延び、基部壁19aに比較して幅方向の延出長さが充分に短くなっている。補強壁19dは、支持体側連結壁19cの上縁部に連続して設けられることにより、支持体側連結壁19cの奥行方向の曲げ剛性を高める。
また、天板付き什器11の左右の脚体14の後縁部には、両者を連結するように幕板22が取り付けられている。幕板22は、天板15の後部下方において、天板付き什器11の利用者の足元を前方側から覆い隠す。
なお、図4中の符号23は、幕板22の後面に取り付けられた配線支持ブロックである。配線支持ブロック23には、天板15上で使用する機器等に電気や信号を供給するための配線が支持される。
棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用する場合には、図1,図2,図4に示すように、天板付き什器11の天板15と脚体14の後部領域が、棚什器10の支持体12に対して後方側にずれた位置(奥行方向の一方にずれた位置)に配置される。このとき、天板15の後部の側縁部と、その下方の連通空間18も、支持体12に対して後方側に位置される。このため、天板15の後部の側縁部と、その下方の連通空間18には、幅方向の外側からアクセスが可能となる。本実施形態では、天板15の後部の側縁部(連結支柱16のある部分を除く部分)がクランプ装着部28とされている。
クランプ装着部28には、図7に示す照明スタンド30や、図8,図9に示す電源タップ35等の追加機能部品がクランプ装置40によって取り付け可能とされている。クランプ装置40は、天板15の側部上面に載置される基部ブロック40aと、基部ブロック40aの幅方向の外側端に支持された挟持爪40bと、基部ブロック40aと挟持爪40bの離間幅を調整する操作リング40cと、を備えている。クランプ装置40は、操作リング40cの回転操作により、挟持爪40bと基部ブロック40aの間に天板15の側縁のクランプ装着部28を挟み込み、それによって天板15に固定することができる。このとき、クランプ装置40の挟持爪40bは、連通空間18において天板15の下面に当接する。
なお、基部ブロック40aの上部に図示しない差込孔を設け、照明スタンド30と電源タップ35に差込孔に挿入可能な同サイズの差込突起を設けるようにすれば、照明スタンド30と電源タップ35で共通のクランプ装置40を利用することができる。
以上のように、本実施形態の什器ユニット1は、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用する場合に、天板15と各脚体14の間の連通空間18を通して脚体14の幅方向外側に延びた連結ブラケット19の端部を棚什器10の対応する支持体12に連結することができる。これにより、棚什器10の一対の支持体12の下部領域が天板付き什器11に固定され、棚什器10の設置安定性が天板付き什器11によって高められる。このとき、連結ブラケット19は、天板15の下方に配置されるとともに、主要な部分が各脚体14の上面と天板15の下面の間に形成される連通空間18と、その外側領域(支持体12に臨む領域)に位置されることになる。このため、連結ブラケット19は、天板15上の執務スペースを狭めることがなく、天板15の上方からの見栄えを損なうこともない。
したがって、本実施形態の什器ユニット1を採用した場合には、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用するときに、天板15上の執務スペースの狭小化や見栄えの低下を招くことなく、棚什器10の設置安定性を高めることができる。
また、本実施形態の什器ユニット1は、天板付き什器11の脚体14が、板厚方向が幅方向を向き、奥行方向に沿って延在するパネル材によって構成されている。このため、天板付き什器11を側方から見たときに、天板付き什器11に向かって執務を行う使用者の足元空間が脚体14のパネル材によって隠され、外部から見栄えが良好になる。
脚体14がパネル材によって構成される天板付き什器11では、奥行方向に延在するパネル材が支障になって天板15の下方で天板付き什器11と棚什器10の連結を行うことが難しくなるが、本実施形態では、連結ブラケット19の主要部が脚体14と天板15の間の連通空間18に配置されることになるため、棚什器10の支持体12に対する連結ブラケット19の連結作業を、連通空間18を通して容易に行うことができる。
また、本実施形態の什器ユニット1は、天板付き什器11に関しては、連結ブラケット19が脚体14に固定されている。この場合、脚体14が床面F上に直接接地される部材であることから、連結ブラケット19が棚什器10の支持体12に連結されたときに、支持体12の設置安定性をより高めることができる。
ただし、連結ブラケット19は、天板付き什器11の天板15に固定することも可能である。また、連結ブラケット19は、天板付き什器11の脚体14と天板15の両方に固定することも可能である。
さらに、本実施形態の什器ユニット1では、天板付き什器11の脚体14の上部において、奥行方向で隣り合う二つの連結支柱16の間に連結ブラケット19が配置されている。天板15の側縁部うちの奥行方向で隣り合う二つの連結支柱16に挟まれた部分は、天板15の奥行方向の撓み変形が生じにくくなる。このため、連通空間18を通して連結ブラケット19を棚什器10の支持体12に連結する際には、天板15の下方の作業空間を安定して維持することができる。この結果、棚什器10の支持体12に対する連結ブラケット19の連結作業を容易に行うことが可能になる。
また、本構成では、連結ブラケット19の設置部の前後において天板15が二つの連結支柱16によって支持されることになるため、天板付き什器11の使用時に天板15に上方から大きな荷重が作用した場合にも、天板15の撓みによって天板15が連結ブラケット19と強接触することが無くなる。したがって、本構成を採用した場合には、天板15に劣化や破損が生じるのを回避することができる。
また、本実施形態の什器ユニット1は、連結ブラケット19がクランク形状の板金によって形成され、脚体14の上面に重ねられる基部壁19aと、基部壁19aの幅方向の内側の端部から下方に屈曲する脚体側連結壁19bと、基部壁19aの幅方向の外側の端部から上方に屈曲する支持体側連結壁19cと、を備えている。そして、脚体側連結壁19bが脚体14の幅方向内側面に連結され、支持体側連結壁19cが支持体12の幅方向内側面に連結される。このため、本構成の連結ブラケット19を採用した場合には、大きなスペースを占有しない簡素な形状でありながら、天板付き什器11の脚体14と棚什器10の支持体12とを確実に連結することができる。
また、本構成の場合、連結ブラケット19の脚体側連結壁19bが天板15の下方の空間に直接臨み、連結ブラケット19の支持体側連結壁19cが連通空間18を通して天板15の下方の空間に臨むことになる。このため、連結ブラケット19をねじ止めによって脚体14や支持体12に固定する場合、天板15の下方の広い空間において容易に固定作業を行うことができる。
また、本実施形態の什器ユニット1では、連結ブラケット19の支持体側連結壁19cの上縁部に、幅方向内側に屈曲する補強壁19dが連設されている。このため、使用時に、天板付き什器11や棚什器10を通して連結ブラケット19の支持体側連結壁19cに大きな外力が作用した場合にも、支持体側連結壁19cに奥行方向の撓み変形が生じにくくなる。したがって、本構成を採用した場合には、棚什器10の支持体12に対する支持剛性をより高めることができる。
さらに、本実施形態の什器ユニット1は、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用するときに、天板15と連通空間18の後部が、棚什器10の支持体12に対して後方にずれた位置に配置され、後方にずれた位置に配置される天板15の側縁部がクランプ装着部28とされている。このため、本構成を採用した場合、脚体14の上面と天板15の下面の間に形成される連通空間18を利用し、照明スタンド30や電源タップ35等の追加機能部品を天板15の側縁部にクランプ装置40によって容易に取り付けることができる。
したがって、本実施形態で採用する天板付き什器11のように、天板15が脚体14の上部から側方に大きく張り出さない構造であっても、クランプ装置40によって照明スタンド30や電源タップ35等の追加機能部品を天板15の側部に確実に取り付けることができる。
<他の実施形態>
図10は、他の実施形態の什器ユニット101の側面図である。なお、図10では、上記の実施形態と共通部分に同一符号が付されている。
本実施形態の什器ユニット101は、一つの棚什器10に対し、二つの天板付き什器11が組み合わせて使用できる構造とされている。具体的には、棚什器10の支持体12は奥行方向に長く形成され、一対の支持体12の下方領域間には、奥行方向の前方側と後方側から二つの天板付き什器11が収容配置可能とされている。
各天板付き什器11は、上記の実施形態と同様に各脚体14の上部と天板15が一対の連結支柱16によって連結され、各脚体14の上面と天板15の下面の間に幅方向に連通する連通空間18が形成されている。そして、各天板付き什器11は、上記の実施形態と同様の連結ブラケット19を用い、上記の実施形態と同様にして棚什器10の支持体12に連結されている。各天板付き什器11の脚体14は、板厚方向が幅方向を向き、奥行方向に延在するパネル材によって構成されている。
本実施形態の什器ユニット101は、一つの棚什器10に対し、二つの天板付き什器11が組み合わせて使用できる構造であるが、各天板付き什器11は上記の実施形態と同様にして棚什器10の脚体14に連結されるため、上記と同様の基本的な効果を得ることができる。
したがって、本実施形態の什器ユニット101を採用した場合にも、棚什器10に天板付き什器11を組み合わせて使用するときに、天板15上の執務スペースの狭小化や見栄えの低下を招くことなく、棚什器10の設置安定性を高めることができる。
また、本実施形態の什器ユニット101は、棚什器10の一対の支持体12の下部領域に二つの天板付き什器11を連結する際に、各天板付き什器11の天板15の後方側に回り込んで連結作業を行う必要がなく、各天板付き什器11の天板15の下方の空間において容易に連結作業を行うことができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1,101…什器ユニット
10…棚什器
11…天板付き什器
12…支持体
13…棚板
14…脚体
15…天板
16…連結支柱(連結部材)
18…連通空間
19…連結ブラケット
19a…基部壁
19b…脚体側連結壁
19c…支持体側連結壁
19d…補強壁
28…クランプ装着部
30…照明スタンド(追加機能部品)
35…電源タップ(追加機能部品)

Claims (7)

  1. 床面上に幅方向に離間して立設される一対の支持体、及び、一対の前記支持体に架設される棚板を有する棚什器と、
    床面上に前記幅方向に離間して立設される一対の脚体、及び、一対の前記脚体に架設される天板を有し、かつ前記幅方向と直交する奥行方向の少なくとも一部が前記棚什器の一対の前記支持体の下部領域間に配置可能とされた天板付き什器と、
    前記天板付き什器の前記奥行方向の少なくとも一部が一対の前記支持体の下部領域間に配置された状態において、前記天板付き什器を前記棚什器の前記支持体に連結する連結ブラケットと、を備え、
    前記天板付き什器の各前記脚体の上部と前記天板は、各前記脚体の上面と前記天板の下面の間に前記幅方向に連通する連通空間を形成するように、連結部材によって連結され、
    前記連結ブラケットは、前記天板付き什器に固定されるとともに、前記連通空間を通して前記脚体の前記幅方向の外側に延び、前記幅方向の外側に延びた端部が前記棚什器の前記支持体に連結されることを特徴とする什器ユニット。
  2. 前記天板付き什器の脚体は、板厚方向が前記幅方向を向き、前記奥行方向に沿って延在するパネル材によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の什器ユニット。
  3. 前記連結ブラケットは、前記天板付き什器の前記脚体に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の什器ユニット。
  4. 前記連結部材は、各前記脚体の上部に前記奥行方向に離間して複数配置され、
    前記連結ブラケットは、前記奥行方向で隣り合う二つの前記連結部材の間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の什器ユニット。
  5. 前記連結ブラケットは、クランク形状の板金によって構成され、
    前記脚体の上面に重ねられる基部壁と、
    前記基部壁の前記幅方向の内側の端部から下方に屈曲して前記脚体の前記幅方向の内側面に連結される脚体側連結壁と、
    前記基部壁の前記幅方向の外側の端部から上方に屈曲して前記支持体の前記幅方向の内側面に連結される支持体側連結壁と、を備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の什器ユニット。
  6. 前記支持体側連結壁の上縁部には、前記幅方向の内側に屈曲する補強壁が連設されていることを特徴とする請求項5に記載の什器ユニット。
  7. 前記天板付き什器が前記棚什器の前記支持体に連結された状態において、前記天板と前記連通空間の一部は、前記支持体に対して前記奥行方向の一方にずれた位置に配置され、
    前記支持体に対して前記奥行方向の一方にずれた位置に配置される前記天板の側縁部は、追加機能部品の取付け可能なクランプ装着部とされていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の什器ユニット。
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