JP2023069204A - 車両用外装カバー - Google Patents

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【課題】光輝層を発光させることと、光輝層の光沢値を高く維持することとの両立を図ることができる。【解決手段】車両用外装カバーとしてのカバー内周部11は、電波透過性及び可視光透過性を有する。カバー内周部11は、透明基材20と、透明基材20の表側に設けられたインジウム製の光輝層22とを有している。光輝層22の厚さは、35nm~60nmである。波長550nmにおける光輝層22の光線透過率が、5%~20%である。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用外装カバーに関する。
特許文献1には、車両用装飾部品としてのガーニッシュが記載されている。ガーニッシュは、車両において、ミリ波レーダ装置からのミリ波の送信方向の前方に取り付けられる。ガーニッシュは、黒色基材、黒色基材の前面に設けられた加飾層、加飾層の前面に設けられた透明基材、及び透明基材の前面に設けられた発熱体を備えている。
特開2019-168265号公報
近年、こうしたガーニッシュなどの外装カバーにおいては、外装カバーの裏側に光源を配置するとともに、光源から出射される光によって外装カバーの意匠面を発光させることが望まれている。
上記課題を解決するための車両用外装カバーは、電波透過性及び可視光透過性を有する車両用外装カバーであって、透明基材と、前記透明基材の表側または裏側に設けられたインジウム製の光輝層と、を有しており、前記光輝層の厚さが、35nm~60nmであり、波長550nmにおける前記光輝層の光線透過率が、5%~20%である。
同構成によれば、外装カバーが透明基材とインジウム製の光輝層とを有する。このため、電波レーダ装置から出射される電波が外装カバーを透過できる。すなわち、外装カバーは、電波透過性を有するものとなる。
ところで、光輝層の厚さが大きいほど、光輝層の光沢値が大きくなる一方、光輝層の厚さが大きいほど、光線透過率が低くなる。
上記構成によれば、光輝層の厚さが35nm~60nmである。このため、波長550nmにおける光輝層の光線透過率が5%~20%となるとともに、測定角60度における光輝層の光沢値のグロスが350以上となる。これにより、外装カバーの裏側に配置される光源から出射される可視光(以下、光)によって光輝層を明るく発光させることができるとともに、光輝層による光沢値を高く維持できる。
したがって、光輝層を発光させることと、光輝層の光沢値を高く維持することとの両立を図ることができる。
なお、本願明細書において、「透明」とは、可視光に対して透明であることを意味する。
上記車両用外装カバーにおいて、前記光輝層の厚さが、40nm~50nmであり、波長550nmにおける前記光輝層の光線透過率が、7%~10%であることが好ましい。
同構成によれば、外装カバーの意匠面を発光させることと、意匠面の光沢値を高く維持することとを、より高い次元で両立することができる。
上記車両用外装カバーにおいて、前記光輝層と前記透明基材との間には、透明な接着剤のみが設けられていることが好ましい。
同構成によれば、光輝層に入射するまでに光が吸収されることを抑制できる。これにより、光輝層を一層明るく発光させることができる。
上記車両用外装カバーにおいて、前記光輝層と前記透明基材との間には、遮光層が設けられていることが好ましい。
同構成によれば、遮光層の厚さを適宜変更することによって遮光層及び光輝層の全体の光線透過率を調整することができる。したがって、光輝層の発光度合を調整することができる。
本発明によれば、光輝層を発光させることと、光輝層の光沢値を高く維持することとの両立を図ることができる。
図1は、一実施形態の車両用外装カバーを備える外装部品の断面図である。 図2は、図1の外装部品の正面図である。 図3(a)は、図1の外装部品の加飾部の断面図であり、図3(b)は、変更例の外装部品の加飾部の断面図である。 図4は、光輝層の厚さと、測定角60度における光輝層の光沢値のグロス及び波長550nmにおける光輝層の光線透過率との関係を示すグラフである。
以下、図1~図4を参照して、車両用外装カバーの一実施形態について説明する。
なお、以降において、車両の前後方向の前側及び後側をそれぞれ単に前側及び後側として説明する。
図1に二点鎖線にて示すように、車両には、周知のミリ波レーダ装置90が搭載されている。ミリ波レーダ装置90は、例えば車両の前部に設けられるとともに、前方に向けてミリ波(以下、電波)を出射する。
車両においてミリ波レーダ装置90の前方には、ミリ波レーダ装置90を覆う外装部品10が設けられている。外装部品10は、例えば車両の前部を構成するグリルカバーである。
外装部品10は、カバー内周部11、カバー外周部12、ハウジング13、及び光源14を備えている。
ハウジング13は、前方に向かって開口する開口部13aを有している。
図1及び図2に示すように、カバー内周部11及びカバー外周部12は、外装部品10の意匠面を有している。
カバー外周部12は、カバー内周部11の外周側に一体に連なって設けられている。
図1に示すように、カバー内周部11及びカバー外周部12は、開口部13a全体を覆うとともに開口部13aの周縁部に接合されている。
ハウジング13の内部には、可視光を発生する光源14が設けられている。光源14は、例えば発光ダイオード(LED,Light Emitting Diode)である。
カバー内周部11は、電波透過性及び可視光透過性を有している。カバー内周部11は、透明樹脂製である。
図2に示すように、カバー内周部11には、光輝加飾された加飾部11aが設けられている。本実施形態の加飾部11aは、例えば「TG」の文字形状によって構成されている。なお、カバー内周部11が、本発明に係る外装カバーに相当する。
カバー外周部12は、電波透過性を有する一方、可視光透過性を有していない。カバー外周部12は、例えば黒色樹脂製である。
ハウジング13は、電波透過性を有する一方、可視光透過性を有していない。ハウジング13は、例えば黒色樹脂製である。
次に、加飾部11aの断面構造について説明する。
図3(a)に示すように、カバー内周部11は、透明基材20を有している。
透明基材20は、例えばポリカーボネート製である。透明基材20は、無色透明であってもよいし、有色透明であってもよい。透明基材20は、カバー内周部11の面方向の全体を構成している。
透明基材20の表面には、接着剤21、光輝層22、及び保護層23が設けられている。
接着剤21は、透明なホットメルト接着剤である。
光輝層22は、インジウムの蒸着膜である。
本実施形態では、ホットスタンプ工法によって、接着剤21及び光輝層22が透明基材20の表面に形成されている。
保護層23は、周知の透明樹脂製のハードコートである。
図4は、光輝層22の厚さ(nm)と、測定角60度における光輝層22の光沢値のグロス及び波長550nmにおける光輝層22の光線透過率(%)との関係を示すグラフである。
図4に示すように、光輝層22の厚さが大きいほど、光輝層22の光沢値が大きくなる一方、光線透過率が低くなる。
光輝層22の厚さは、35nm~60nmであることが好ましい。光輝層22の厚さが35nm~60nmの範囲においては、波長550nmにおける光輝層22の光線透過率が5%~20%となるとともに、測定角60度における光輝層22の光沢値のグロスが350以上となる。
また、光輝層22の厚さは、40nm~50nmであることがより好ましい。光輝層22の厚さが40nm~50nmの範囲においては、波長550nmにおける光輝層22の光線透過率が7%~10%となるとともに、測定角60度における光輝層22の光沢値のグロスが450以上となる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)カバー内周部11は、透明基材20と、透明基材20の表側に設けられたインジウム製の光輝層22とを有している。光輝層22の厚さは、35nm~60nmである。波長550nmにおける光輝層22の光線透過率が、5%~20%である。
こうした構成によれば、カバー内周部11が透明基材20とインジウム製の光輝層22とを有する。このため、電波レーダ装置から出射される電波がカバー内周部11を透過できる。すなわち、カバー内周部11は、電波透過性を有するものとなる。
また、上記構成によれば、カバー内周部11の裏側に配置される光源14から出射される可視光(以下、光)によってカバー内周部11の光輝層22を明るく発光させることができるとともに、光輝層22による光沢値を高く維持できる。
したがって、カバー内周部11の光輝層22を発光させることと、光輝層22の光沢値を高く維持することとの両立を図ることができる。
(2)光輝層22の厚さが、40nm~50nmである。波長550nmにおける光輝層22の光線透過率が、7%~10%である。
こうした構成によれば、カバー内周部11の意匠面を発光させることと、意匠面の光沢値を高く維持することとを、より高い次元で両立することができる。
(3)光輝層22と透明基材20との間には、透明な接着剤21のみが設けられている。
こうした構成によれば、光輝層22に入射するまでに光が吸収されることを抑制できる。これにより、光輝層22を一層明るく発光させることができる。
<変形例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・加飾部11aの形状は、文字形状に限定されず、幾何学形状など適宜変更することができる。
・図3(b)に示すように、光輝層22と透明基材20との間に遮光層24が設けられている構成であってもよい。遮光層24は、黒色樹脂によって構成することができる。遮光層24の厚さは、例えば1μm~12μmであることが好ましい。この場合、遮光層24の厚さを適宜変更することによって遮光層24及び光輝層22の全体の光線透過率を調整することができる。したがって、光輝層22の発光度合に調整することができる。
・透明基材20は、ポリカーボネート製に限定されず、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)などの他の透明樹脂によって構成することもできる。
・車両用外装カバーは、車両の前部を構成するグリルカバーに限定されず、エンブレムなどとして具体化することもできる。また、車両用外装カバーは、車両の前部に設けられるミリ波レーダ装置90を覆うものに限定されず、車両の後部に設けられるミリ波レーダ装置90を覆うものであってもよい。
10…外装部品
11…カバー内周部(外装カバー)
11a…加飾部
12…カバー外周部
13…ハウジング
13a…開口部
14…光源
20…透明基材
21…接着剤
22…光輝層
23…保護層
24…遮光層
90…ミリ波レーダ装置

Claims (4)

  1. 電波透過性及び可視光透過性を有する車両用外装カバーであって、
    透明基材と、
    前記透明基材の表側または裏側に設けられたインジウム製の光輝層と、を有しており、
    前記光輝層の厚さが、35nm~60nmであり、
    波長550nmにおける前記光輝層の光線透過率が、5%~20%である、
    車両用外装カバー。
  2. 前記光輝層の厚さが、40nm~50nmであり、
    波長550nmにおける前記光輝層の光線透過率が、7%~10%である、
    請求項1に記載の車両用外装カバー。
  3. 前記光輝層と前記透明基材との間には、透明な接着剤のみが設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の車両用外装カバー。
  4. 前記光輝層と前記透明基材との間には、遮光層が設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の車両用外装カバー。
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