JP2023068390A - 魚介類の仔稚魚用飼料、魚介類の仔稚魚の飼育方法、及び魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法、並びに餌料生物用飼料及び餌料生物用飼料の製造方法 - Google Patents

魚介類の仔稚魚用飼料、魚介類の仔稚魚の飼育方法、及び魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法、並びに餌料生物用飼料及び餌料生物用飼料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】粒子径を容易に制御することができ、グリーン資源を用いて製造可能な、魚介類の仔稚魚用飼料等を提供すること。【解決手段】メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む、魚介類の仔稚魚用飼料。【選択図】 図1

Description

本発明は、魚介類の仔稚魚用飼料、魚介類の仔稚魚の飼育方法、及び魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法、並びに餌料生物用飼料及び餌料生物用飼料の製造方法に関する。
近年、魚介類等の水産物の養殖量が増加している。そのため、養殖で使用する餌の重要性が高まっている。一方、魚介類の餌となる飼料は水産資源から採取されることが多く、環境資源に依存せずに、魚介類用飼料を人工的に製造する方法が求められている。人工的に製造される魚介類用飼料として、例えばパン酵母及び/又はビール酵母を含む飼料が知られている(特許文献1)。
他方、魚介類の養殖において、仔稚魚用の飼料には、仔稚魚の咽頭径に見合った大きさであること、形状が単純かつ壊れやすいこと、消化吸収されやすいこと、入手が容易であること、十分な栄養を備えていること、及び水質を悪化させないこと等の特性が求められている(特許文献2)。
特開昭53-069196号公報 特開2019-97432号公報
本発明者らが従来の魚介類の仔稚魚用飼料を詳細に検討したところ、いくつかの課題があることを見出した。
例えば、特許文献1のようにパン酵母及び/又はビール酵母を飼料に用いる場合、酵母を培養及び成長させるための飼料が別途必要となり、そのような飼料は環境資源から完全に独立しているとはいえない。
また、魚介類用飼料として、魚粉又はワムシが用いられる場合がある。しかしながら、魚粉の価格は、水揚げ量及び魚類の需要によって変動しやすく、近年高騰し続けている。また、広く使われているワムシの培養方法では原因不明の培養不良が発生する場合があることが知られている。
さらに、特許文献2に記載のとおり、魚介類の仔稚魚用飼料は、仔稚魚の咽頭径に見合った大きさを有することが好ましいが、一般的な魚粉は仔稚魚の咽頭径に比べて非常に大きい。したがって、魚粉を用いる場合、仔稚魚の種類及び/又は日齢に合わせて、適切な粒子径の飼料を造粒することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、粒子径を容易に制御することができ、グリーン資源を用いて製造可能な、魚介類の仔稚魚用飼料、及びその製造方法、並びに当該飼料を用いた魚介類の仔稚魚の飼育方法等を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、メタノール資化微生物を飼料に用いることで上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む、魚介類の仔稚魚用飼料。
[2]
前記メタノール資化微生物は、酵母及びバクテリアからなる群から選択される少なくとも1種である、[1]に記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
[3]
前記メタノール資化微生物は、シュードモナス属、ピキア属、ハンセヌラ属、メチロバクテリウム属、メチロコッカス属、メチロモナス属、メチロサイナス属、メチロシスチス属、メチロマイクロビウム属、メチロフィラス属、メチロバクター属、メチロバチルス属、バチルス属、キサントバクター属、ハイホミクロビウム属、及びパラコッカス属のいずれかに属する微生物の少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
[4]
前記飼料中に含まれる総数を基準として前記メタノール資化微生物及びその処理物の50%以上が、0.1μm以上20.0μm以下のサイズを有する、[1]~[3]のいずれか1つに記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
[5]
前記粒子の平均粒子径が108μm以上500μm以下である、[1]~[4]のいずれか1つに記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
[6]
[1]~[5]のいずれか1つに記載の魚介類の仔稚魚用飼料を与えることを含む、魚介類の仔稚魚の飼育方法。
[7]
前記仔稚魚は、うなぎ、タイ類、ヒラメ類、カレイ類、フグ類、ハタ類、ブリ類、及びマグロ類のいずれかに属する魚類の仔稚魚の少なくとも1種である、[6]に記載の飼育方法。
[8]
0日齢以上20日齢以下の仔稚魚を飼育するための、[6]又は[7]に記載の飼育方法。
[9]
メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を凝集させて凝集体を得ること、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方をマトリックス材料と合わせて造粒することを含む、[1]~[5]のいずれか1つに記載の魚介類の仔稚魚用飼料の、製造方法。
[10]
メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む、餌料生物用飼料。
[11]
メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を凝集させて凝集体を得ること、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方をマトリックス材料と合わせて造粒することを含む、[10]に記載の餌料生物用飼料の、製造方法。
本発明によれば、粒子径を容易に制御することができ、グリーン資源を用いて製造可能な、魚介類の仔稚魚用飼料、及びその製造方法、並びに当該飼料を用いた魚介類の仔稚魚の飼育方法等を提供することができる。
実施例1のメタノール資化酵母の光学顕微鏡による観察像を示す図である。 実施例2のメタノール資化バクテリアの光学顕微鏡による観察像を示す図である。 実施例3のメタノール資化バクテリアの光学顕微鏡による観察像を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
[魚介類の仔稚魚用飼料]
本実施形態の魚介類の仔稚魚用飼料(以下、単に「本実施形態の飼料」ともいう。)は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む。
メタノール資化微生物は、メタノールを炭素源として栄養にできる微生物であり、その培養及び生育に、再生可能原料又は再生可能エネルギー由来の、いわゆるグリーンメタノールを用いることができる。そのため、本実施形態の飼料は、漁獲量及び栽培量に依存しないで、安定的に製造することができる。また、近年ではメタノールを二酸化炭素から作り出す方法が開発されている。本実施形態の飼料は、そのようなメタノールを用いて製造することができるため、持続可能な飼料として有望である。
また、メタノール資化微生物は、一般に魚介類の仔稚魚の咽頭径よりも十分に小さい。したがって、増粘剤等のマトリックス材料等を用いてメタノール資化微生物を造粒することにより、制御された粒子径を有する飼料を容易に製造することができる。
さらに、本実施形態の飼料によれば、ワムシ等の動物プランクトンを要することなく、魚介類の仔稚魚を成長させることができる。また、メタノール資化微生物は陸上培養により、工業的に生産することができ、飼料化する前に滅菌処理をすることも可能である。したがって、本実施形態の飼料は、大量培養が容易であり、安定に供給することができ、飼料に起因する仔稚魚の疾病等を抑制することができる。
本明細書において、「魚介類の仔稚魚」とは、魚類の仔稚魚だけでなく、その他の魚介類(例えば、貝類、甲殻類等)の幼生又は幼体をも包含するものとする。したがって、本明細書において、「仔稚魚」とは、稚魚及び仔魚といった、魚類の幼生又は幼体に限らず、貝類及び甲殻類(例えば、エビ、カニ等)等の幼生又は幼体の形態をも包含するものとする。仔稚魚は、例えば日齢40日以下、30日以下、25日以下、又は20日以下の個体を意味してもよい。
本実施形態の飼料に含まれるメタノール資化微生物としては、生育に必要な炭素及び/又はエネルギーをメタノールから生成することができる微生物であれば特に限定されない。すなわち、本実施形態のメタノール資化微生物はメタノールの供給により、培養し、成長させ、及び/又は増殖させることができる。
メタノール資化微生物は、上記のような特性を有する限りにおいて、原核生物であってよく、真核生物であってもよい。また、単細胞生物であってよく、多細胞生物であってもよいが、典型的には単細胞生物である。本明細書において、「微生物」とは、当業界において一般的に微生物であると認識されている生物を意味し、例えば大きさが1mm以下の生物を意味してもよい。
本実施形態の飼料は、好ましくは酵母及びバクテリアからなる群から選択される少なくとも1種であるメタノール資化微生物を含む。
メタノール資化微生物は、天然で(形質転換をせずに)メタノール資化性を有する微生物であってよく、メタノール資化性を発揮するように形質転換された微生物であってもよい。形質転換されたメタノール資化微生物において、宿主及び導入される遺伝子は特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。宿主に導入する遺伝子としては、後述の天然メタノール資化微生物に由来する遺伝子が挙げられ、その中でもメタノール資化反応に関連する遺伝子が好ましい。宿主としては、大腸菌等の単純モデルや、乳酸菌及び酵母等の人体及び/又は魚介類に対する毒性が低い微生物等が挙げられる。
典型的なメタノール資化微生物としては、酵母及びバクテリアが挙げられる。
メタノール資化性を有する酵母としては、ピキア属、キャンディダ属、ハンセヌラ属、又はトルロフシス属に属する酵母が挙げられる。メタノール資化性を有する酵母の好ましい態様としては、ピキア属又はハンセヌラ属に属する酵母が挙げられる。上記のような酵母は、サイズ、製造の容易さ、及び栄養価の高さのうち少なくとも1つ以上が良好である傾向にある。
メタノール資化性を有するバクテリアとしては、シュードモナス属、メチロバクテリウム属、メチロコッカス属、メチロモナス属、メチロサイナス属、メチロシスチス属、メチロマイクロビウム属、メチロフィラス属、メチロバクター属、メチロバチルス属、バチルス属、キサントバクター属、ハイホミクロビウム属、及びパラコッカス属のいずれかに属するバクテリアが挙げられる。メタノール資化性を有するバクテリアの好ましい態様としては、シュードモナス属に属するバクテリアが挙げられる。上記のようなバクテリアは、サイズ、製造の容易さ、及び栄養価の高さのうち少なくとも1つ以上が良好である傾向にある。
上記のメタノール資化微生物の中でも、所定のサイズを有するメタノール資化微生物が好ましい。メタノール資化微生物は、飼料に用いる総個体数を基準として50%以上が0.01μm以上100μm以下のサイズを有すると好ましく、0.05μm以上50.0μm以下のサイズを有するとより好ましく、0.1μm以上20.0μm以下のサイズを有すると更に好ましく、1.0μm以上10.0μm以下のサイズを有すると更により好ましい。そのようなメタノール資化微生物を用いる態様によれば、飼料として成形する粒子の粒子径を容易に制御できる傾向にある。
なお、メタノール資化微生物のサイズは、微生物を適当な液体(例えば蒸留水)に懸濁させ、当該懸濁液を光学顕微鏡(マイクロスコープ)により観察して得られる観察像における各個体の円相当直径を測定することにより測定すればよい。
メタノール資化微生物は、飼料に用いる総個体数を基準として20%以上、30%以上、40%以上、60%以上、70%以上、80%以上、又は90%以上が、0.01μm以上100μm以下、0.05μm以上50.0μm以下、0.1μm以上20.0μm以下、又は1.0μm以上10.0μm以下のサイズを有していてもよい。
メタノール資化微生物は、タンパク質含有量が所定の範囲内にあると好ましい。メタノール資化微生物のタンパク質含有量は、好ましくは30%以上80%以下、より好ましくは40%以上70%以下である。そのようなメタノール資化微生物を用いる態様によれば、栄養価の高い飼料を提供することができる傾向にある。
メタノール資化微生物のタンパク質含有量は、微生物を元素分析した後、得られた窒素含有量を基準として算出することができる。具体的には実施例に記載の方法により、測定すればよい。
本実施形態の飼料は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む。当該粒子において、メタノール資化微生物は、生細胞の態様で含まれていてもよいし、死細胞の態様で含まれていてもよい。また、「メタノール資化微生物の処理物」とは、メタノール資化微生物に対して何らかの処理を施した物を意味し、例えば抽出物(例えば、生細胞又は死細胞の抽出物等)、乾燥物(例えば、凍結乾燥物等)、破砕物(例えば、生細胞又は死細胞の破砕物、及び凍結乾燥物の破砕粉末等)等の態様を含む。
メタノール資化微生物の生細胞を用いる態様によれば、後述のマトリックス材料(例えば、ゲル化剤及びタンパク質凝集体等)を用いない場合でも、細胞の栄養素を高効率で飼料に保持することができる傾向にある。一方、上記のような処理されたメタノール資化微生物の細胞を用いる態様によれば、仔稚魚における良好な消化及び吸収が期待できる。また、細胞の処理物は、安定的に供給することが容易な傾向にあり、また長期保存性に優れる傾向にある。
比較的サイズの大きい(例えば、50μm以上、又は20μm以上)メタノール資化微生物を用いて本実施形態の飼料を製造する場合は、メタノール資化微生物を抽出、又は破砕してから、当該処理物を粒子化することが好ましい。この態様によれば、飼料として成形する粒子の粒子径を容易に制御できる傾向にある。
上記粒子中における、メタノール資化微生物及びその処理物のサイズは、特に限定されないが、飼料中に含まれるメタノール資化微生物及びその処理物の総数を基準として、その50%以上が、0.01μm以上100μm以下のサイズを有すると好ましく、0.05μm以上50.0μm以下のサイズを有するとより好ましく、0.1μm以上20.0μm以下のサイズを有すると更に好ましく、1.0μm以上10.0μm以下のサイズを有すると更により好ましい。
なお、粒子中における、メタノール資化微生物及びその処理物のサイズは、粒子を適当な溶媒に溶解させて、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含む懸濁液を調製したうえで、当該懸濁液をメタノール資化微生物のサイズの測定方法と同様の方法を用いて測定することができる。
飼料中に含まれる総数を基準としてメタノール資化微生物及びその処理物の20%以上、好ましくは、30%以上、40%以上、60%以上、70%以上、80%以上、又は90%以上が、0.01μm以上100μm以下、0.05μm以上50.0μm以下、0.1μm以上20.0μm以下、又は1.0μm以上10.0μm以下のサイズを有していてもよい。
本実施形態の飼料に含まれる粒子の大きさ(平均粒子径)は、仔稚魚の口径及び/又は咽頭径に応じて適宜変更することができ、例えば魚介類の種類及び仔稚魚の日齢に応じて、適宜異なる平均粒子径を有する粒子を用いることができる。上記粒子の平均粒子径は、仔稚魚が粒子を識別できる観点から、好ましくは38μm以上、より好ましくは108μm以上である。上記粒子の平均粒子径は、仔稚魚の口径及び/又は咽頭径より著しく大きくなることを防ぐ観点から、好ましくは500μm以下であり、より好ましくは334μm以下である。
粒子の粒子径は、メタノール資化微生物のサイズの測定方法と同様の方法を用いて測定することができ、その相加平均を算出することで平均粒子径を算出することができる。
本実施形態の飼料に含まれる粒子は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子であれば特に限定されない。当該粒子は、本質的にメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方からなる粒子(この場合、粒子は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方の凝集体である。)であってよく、母材となるマトリックス材料にメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方が含有されてなる粒子であってもよい。
また、マトリックス材料又は凝集体に気泡を含有させたり、脂肪酸、油脂(植物性油脂、動物性油脂)等の浮力が大きい成分を添加したりすることにより、粒子に浮遊性を付与してもよい。
上記粒子がマトリックス材料を含む場合、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方の凝集体がマトリックス材料に分散していてもよい。マトリックス材料としては、高分子(ゲル化剤)及び溶媒を含有するゲル材料、卵黄及び/又は卵白等のタンパク質の凝集体等が挙げられる。
ゲル材料に含まれるゲル化剤としては、アルギン酸又はその塩(例、アルギン酸ナトリウム)、アガロース、ゼラチン、キトサン、ペクチン、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グアガム、タラガム、及びマンナン類等が挙げられる。ゲル化剤は、好ましくは、アルギン酸又はその塩(例、アルギン酸ナトリウム)、アガロース又はゼラチンである。
上記粒子がゲル材料を含む態様によれば、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方がゲル内に固定されるため、粒子からメタノール資化微生物及びその処理物が流出することを抑制することができる傾向にある。
タンパク質の凝集体としては、好ましくはニワトリ等の鳥類、又は魚介類の卵の卵白及び/又は卵黄の凝集体である。
上記粒子がタンパク質の凝集体を含む態様によれば、魚介類の仔稚魚の成育の促進が期待できる。
上記の粒子は、メタノール資化微生物、及びその処理物、並びにマトリックス材料以外の成分を含んでいてもよい。そのような成分としては、通常魚介類の仔稚魚用飼料に使用又は配合される成分であれば特に限定されない。具体的には、例えば脂肪酸、油脂(植物性油脂、動物性油脂)、カゼイン、糖類、アミノ酸類、タンパク質、グルテン類、デンプン類、ガム類、ミネラル、ビタミン、及びセルロース等が挙げられる。
上記粒子中のメタノール資化微生物及びその処理物の含有量の合計は、通常10質量%以上100質量%以下であり、好ましくは20質量%以上100質量%以下、30質量%以上100質量%以下、40質量%以上100質量%以下、50質量%以上100質量%以下、60質量%以上100質量%以下、70質量%以上100質量%以下、80質量%以上100質量%以下、又は90質量%以上100質量%以下である。
本実施形態の飼料は、メタノール資化微生物を含有する粒子を含む限りその他の構成は特に限定されず、例えば当該粒子以外の成分を含んでいてよい。そのような成分としては、通常魚介類の仔稚魚用飼料に使用又は配合される成分であれば特に限定されない。具体的には、例えばシオミズツボワムシ、及びコペポーダ等の動物プランクトンの生体やその処理物、魚粉、魚卵やその処理物、カゼイン、糖類、アミノ酸類、タンパク質、グルテン類、デンプン類、ガム類、ミネラル、ビタミン、並びにセルロース等が挙げられる。
本実施形態の飼料は、一態様において、メタノール資化微生物を含有する粒子の水性溶液中の懸濁液である。また、一態様において、メタノール資化微生物を含有する粒子の凍結乾燥物である。
本実施形態の飼料は、魚介類の仔稚魚を飼育するために用いられる。本実施形態の飼料を適用することができる魚介類としては特に限定されず、種々の魚類、貝類、及び甲殻類等が挙げられる。本実施形態の飼料を適用する魚介類は、例えば、うなぎ、タイ類(例えば、マダイ)、ヒラメ類(例えば、ヒラメ)、カレイ類(例えば、カレイ)、フグ類(例えば、トラフグ)、ハタ類、ブリ類、及びマグロ類等が挙げられる。仔稚魚の日齢は、特に限定されないが、例えば、孵化後0日齢~20日齢である。
[魚介類の仔稚魚の飼育方法]
本実施形態の魚介類の仔稚魚の飼育方法は、魚介類の仔稚魚に対して、上記いずれかの本実施形態の魚介類の仔稚魚用飼料を与えることを含む。
飼育対象とする魚介類の例示は、本実施形態の飼料の項においてした例示と同様である。また、仔稚魚の日齢の例示も本実施形態の飼料の項においてした例示と同様である。したがって、本実施形態の飼育方法の一態様において、飼育対象は、うなぎ、タイ類、ヒラメ類、カレイ類、フグ類、ハタ類、ブリ類、及びマグロ類のいずれかに属する魚類の仔稚魚の少なくとも1種である。この態様において、仔稚魚は0日齢以上20日齢以下の仔稚魚であってよい。
[魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法]
本実施形態の魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を凝集させて凝集体を得ること、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方をマトリックス材料と合わせて造粒することを含む。
メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方の凝集体は、例えば、メタノール資化微生物を含有する培養液、又はメタノール資化微生物に何らかの処理を施した溶液を遠心分離に付し、上清を廃棄し、下層に残った細胞塊(ペレット)を4℃で24~168時間保存し、水性液体(例えば、水、海水等)で懸濁することにより得ることができる。あるいは、凝集体を形成しやすいメタノール資化微生物の株を選抜し、これを用いてもよい。所望の孔径を有するメッシュを通して分画することにより、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方の、所望の粒子径を有する凝集体を得てもよい。
メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方とマトリックス材料とを含む粒子は、例えば以下のようにして造粒してよい。
マトリックス材料として、ゲル材料を用いる場合は、ゲル化剤の種類により、適宜適当な方法を選択すればよい。ゲル化剤としてアルギン酸又はその塩(例えば、アルギン酸ナトリウム)を用いる場合、アルギン酸又はその塩の水溶液(例えば、濃度0.5~5%(w/v)、好ましくは1~2%(w/v)の水溶液)に、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を懸濁し、得られた懸濁液を凝固剤溶液中に滴下することで造粒することができる。凝固剤としては、多価金属塩類、糖類、糖アルコール類、有機酸類、及びタンニン等が使用できる。代表的な凝固剤としては、塩化カルシウムが挙げられる。
ゲル化剤としてアガロースを用いる場合、まず、ゲル化温度を上回る温度(例えば、31~37℃)のアガロースの水溶液(例えば、濃度0.1~2%(w/v)、好ましくは0.25~1%(w/v)の水溶液)に、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を懸濁し、得られた懸濁液を油性液体に入れ、撹拌する。その後、当該油性液体を、アガロースのゲル化温度を下回る温度(例えば、0~10℃)まで温度を低下させることにより、造粒することができる。
ゲル化剤としてゼラチンを用いる場合、まず、加熱溶解したゼラチンの水溶液中にメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を添加し、ホモジナイザー等で混合する。その後、加温した油中に得られた混合物を添加し、油浴を、ゼラチンのゲル化温度を下回る温度まで冷却することにより、造粒することができる。
マトリックス材料として、卵白及び/又は卵黄を用いる場合は、まず、卵白及び/又は卵黄とメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方とをホモジナイザー等で混合する。その後、油中で撹拌しながら、卵白及び/又は卵黄の変性温度(例えば、約80℃)まで加温し、熱変性によって造粒することができる。なお、粒子中の卵白及び卵黄の含有量の合計は、特に限定されないが、例えば70質量%以上90質量%以下であってよい。
なお、メタノール資化微生物は従来公知の方法により生産してもよいし、市販のものを購入することにより入手してもよい。メタノール資化微生物を生産する場合、連続式又はバッチ式のどちらを用いてもよい。有価物をつくる場合、有価物をとった残渣を使用してもよい。
メタノール資化微生物は適当なメタノール資化微生物株を培養することで生産してもよい。メタノール資化微生物株はNIESコレクション等の微生物株保存機関から入手してもよく、その場合、培養条件は当該機関のプロトコルを参照することができる。
[餌料生物用飼料]
上記のようなメタノール資化微生物及びメタノール資化微生物等を含む粒子は、ワムシ等の餌料に与えるための飼料に用いることもできる。すなわち、本実施形態の一態様は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む、餌料生物用飼料である。
メタノール資化微生物としては、上記において例示したもの、及び好ましい態様等(好ましい態様だけでなく、より好ましい、更に好ましい、及び更により好ましい態様等を含む。)として挙げたものと同様の構成を有する微生物を用いることができる。また、メタノール資化微生物を含む粒子の他の構成についても上記したものと同様のものとしてよい。
なお、「餌料生物」とは、一般に魚介類の飼料とされている生物を意味し、典型的には数百μm~数mmの小型生物、より典型的にはワムシ等の動物プランクトンである。
[餌料生物用飼料の製造方法]
また、本実施形態の魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法と同様の方法を用いて餌料生物用飼料を製造することができる。すなわち、本実施形態の別の一態様は、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を凝集させて凝集体を得ること、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方をマトリックス材料と合わせて造粒することを含む餌料生物用飼料の製造方法である。各工程として、本実施形態の魚介類の仔稚魚用飼料の製造方法と同様の各工程を用いてよい。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
[メタノール資化微生物の平均サイズの測定方法]
本実施例において、メタノール資化微生物の平均サイズは以下のように測定した。
培養したメタノール資化微生物を蒸留水に懸濁し、当該懸濁液を光学顕微鏡(NIKON社製、品番ECLIPSE Ts2)により観察した。得られた観察像から各微生物のサイズを測定した。
[メタノール資化微生物のタンパク質含有量の測定方法]
本実施例において、メタノール資化微生物のタンパク質含有量は以下のように測定した。
メタノール資化微生物を試料として、CHN元素分析を行った。得られた窒素含有量に窒素-タンパク質換算係数(6.25)を乗ずることによりタンパク質含有量(質量%)を測定した。
[実施例1]:メタノール資化酵母の培養
Hansenula Polymorpha MGU株を、メタノール1%、硫酸アンモニウム3g/L、リン酸2水素カリウム4g/L、リン酸水素2カリウム2g/L、硫酸マグネシウム・7水和物0.4g/L、ビタミン・ミネラル混合水0.1%の組成を有する培地(以下、単に「培地」という。)に植菌し、30℃で適宜50%メタノールを流加しながら7日培養した。
その結果、タンパク質含有量56%のメタノール資化酵母が得られた。観察像において、酵母の大部分(凝集している個体を除いた総個体数の少なくとも50%以上)が2-4μmのサイズを有していた。観察像の一例を図1に示す。
[実施例2]:メタノール資化バクテリアの培養
Pseudomnas utilis MGF株を培地に植菌し、30℃で適宜50%メタノールを流加しながら3日培養した。培養後遠心分離して菌体を得た。これに水を加え再懸濁して再度遠心分離した。得られた菌体を-60℃で凍結後、凍結乾燥して菌体固体を得た。これを乳鉢で破砕してメタノール資化バクテリアの破砕物を得た。
タンパク質含有量は42%であった。観察像において、菌体(破砕処理前)の大部分(凝集している個体を除いた総個体数の少なくとも50%以上)が2μmのサイズを有していた。観察像の一例を図2に示す。
[実施例3]:メタノール資化バクテリアの培養
Pseudomonas methanolovora MGT株を培地に植菌し、30℃で適宜50%メタノールを流加しながら3日培養した。培養後遠心分離して菌体を得た。これに水を加え再懸濁して再度遠心分離した。得られた菌体を-60℃で凍結後、凍結乾燥して菌体固体を得た。これを乳鉢で破砕してメタノール資化バクテリアの破砕物を得た。
タンパク質含有量は42%であった。観察像において、菌体(破砕処理前)の大部分(凝集している個体を除いた総個体数の少なくとも50%以上)が4μmのサイズを有していた。観察像の一例を図3に示す。
[造粒例]
上記のようにして得られたメタノール資化微生物及びその処理物は、例えば以下のようにして造粒できる。
まず、31~37℃のアガロースの水溶液(0.25~1%(w/v))に、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を添加及び懸濁し、得られる懸濁液を油性液体に入れ、撹拌する。その後、当該油性液体を、0~10℃まで冷却することにより造粒する。
このようにして得られる粒子は、少なくとも、メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方と、アガロース分子と、水とを含有する。粒子の粒子径は上記工程における撹拌速度及び/又は油性液体の冷却温度等を適宜調整することにより制御することができる。
上記のようにして得られたメタノール資化微生物、並びにメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子は、魚介類の仔稚魚用飼料として用いることができる。また、これらのメタノール資化微生物及び粒子はワムシ等の餌料の口にも入ることができ、餌料生物の飼育にも使用できる。

Claims (11)

  1. メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む、魚介類の仔稚魚用飼料。
  2. 前記メタノール資化微生物は、酵母及びバクテリアからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
  3. 前記メタノール資化微生物は、シュードモナス属、ピキア属、ハンセヌラ属、メチロバクテリウム属、メチロコッカス属、メチロモナス属、メチロサイナス属、メチロシスチス属、メチロマイクロビウム属、メチロフィラス属、メチロバクター属、メチロバチルス属、バチルス属、キサントバクター属、ハイホミクロビウム属、及びパラコッカス属のいずれかに属する微生物の少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
  4. 前記飼料中に含まれる総数を基準として前記メタノール資化微生物及びその処理物の50%以上が、0.1μm以上20.0μm以下のサイズを有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
  5. 前記粒子の平均粒子径が108μm以上500μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の魚介類の仔稚魚用飼料。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の魚介類の仔稚魚用飼料を与えることを含む、魚介類の仔稚魚の飼育方法。
  7. 前記仔稚魚は、うなぎ、タイ類、ヒラメ類、カレイ類、フグ類、ハタ類、ブリ類、及びマグロ類のいずれかに属する魚類の仔稚魚の少なくとも1種である、請求項6に記載の飼育方法。
  8. 0日齢以上20日齢以下の仔稚魚を飼育するための、請求項6又は7に記載の飼育方法。
  9. メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を凝集させて凝集体を得ること、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方をマトリックス材料と合わせて造粒することを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の魚介類の仔稚魚用飼料の、製造方法。
  10. メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を含有する粒子を含む、餌料生物用飼料。
  11. メタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方を凝集させて凝集体を得ること、又はメタノール資化微生物及びその処理物の少なくとも一方をマトリックス材料と合わせて造粒することを含む、請求項10に記載の餌料生物用飼料の、製造方法。
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