JP2023067005A - 開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器 - Google Patents
開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】第1筐体及び第2筐体の開閉の際の操作性を向上させる。
【解決手段】開閉装置は、第1筐体側へ取り付けられる第1ブラケットと、第2筐体側へ取り付けられる第2ブラケットと、第1ブラケットと第2ブラケットとを同期して開閉可能となるように連結した、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを備えた一対の同期回転機構と、を備える。第1ブラケット及び第2ブラケットは、それぞれその開閉方向に沿った第1湾曲ガイド溝19N112と第2湾曲ガイド溝19N111を有する湾曲ガイド部19N11を有する。第1湾曲ガイド溝19N112には、第1ヒンジシャフトが挿通係合され、第2湾曲ガイド溝19N111には、フレーム側に取り付けたガイド部材の湾曲ガイド部が挿通係合される。
【選択図】図19
【解決手段】開閉装置は、第1筐体側へ取り付けられる第1ブラケットと、第2筐体側へ取り付けられる第2ブラケットと、第1ブラケットと第2ブラケットとを同期して開閉可能となるように連結した、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを備えた一対の同期回転機構と、を備える。第1ブラケット及び第2ブラケットは、それぞれその開閉方向に沿った第1湾曲ガイド溝19N112と第2湾曲ガイド溝19N111を有する湾曲ガイド部19N11を有する。第1湾曲ガイド溝19N112には、第1ヒンジシャフトが挿通係合され、第2湾曲ガイド溝19N111には、フレーム側に取り付けたガイド部材の湾曲ガイド部が挿通係合される。
【選択図】図19
Description
本発明は、端末機器を構成する第1筐体と第2筐体とを開閉可能に連結する開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器に関する。
近年、第1筐体と第2筐体の両表面に渡って1枚の有機EL製のフレキシブルディスプレイシートを取り付けて成る端末機器、例えば携帯電話機が開発され、世の中に出回りつつある。このような開閉装置は、第1筐体と第2筐体を閉じた際にフレキシブルディスプレイシートの折り曲げ部分に湾曲部を作り出して、フレキシブルディスプレイシートが損傷しないようにする機能を持っていることが望まれ、本出願人も例えば下記特許文献1に記載されたような発明の出願を行っている。
上記した特許文献1に記載されたものは、ギア式の同期回転機構を有し、このギア式同期回転機構により第1筐体と第2筐体に取り付けた第1ブラケットと第2ブラケットを同期して互いに相対する方向へ回転させて第1筐体と第2筐体を開閉できる上に、第1筐体と第2筐体の閉成時に正確にフレキシブルディスプレイを湾曲させる湾曲部を形成できるものであり、機能的には十分なものであったが、より安価で操作性を向上させたものが望まれていることから、本発明の目的は、より操作性を向上できる開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器を提供せんとするにある。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、端末機器を構成する第1筐体と第2筐体とを開閉可能に連結する開閉装置であって、前記第1筐体側へ取り付けられる第1ブラケットと、前記第2筐体側へ取り付けられる第2ブラケットと、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとを同期して開閉可能となるように連結した、フレームに設けた一対の同期回転機構と、を備え、前記一対の同期回転機構の各々は、軸方向に配置した互いに対向位置に平行して回転可能に設けた第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトと、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトとの間を連携させるギア式の駆動力伝達機構と、を備え、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットの各々は、それぞれその開閉方向に沿った第1湾曲ガイド溝又はスリットと第2湾曲ガイド溝又はスリットとを有する湾曲ガイド部と、前記湾曲ガイド部に隣接して前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトとに設けた従動ギアに噛み合う駆動ギアと、を有し、前記第1湾曲ガイド溝又はスリットには、前記第1ヒンジシャフトが挿通係合され、前記第2湾曲ガイド溝又はスリットには、前記フレーム側に取り付けたガイド部材の湾曲ガイド部が挿通係合される。
請求項2に記載の発明では、前記フレームはその後部を覆うカバー部材に取り付けられている。
請求項3に記載の発明では、前記フレームに開閉可能に取り付けられた前記第1筐体と前記第2筐体の各後端部は、その開閉時に前記カバー部材の外周に沿って移動する。
請求項4に記載の発明では、前記駆動力伝達機構は、前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に、前記従動ギアの各々と同方向に同期して回転するように、固定された2つの同期回転ギアと、前記2つの同期回転ギアの一方の同期回転ギアの回転を他方の同期回転ギアに互いに反対方向に回転するように、伝達する少なくとも2つの伝達ギアと、を備える。
請求項5に記載の発明では、前記一対の同期回転機構の各々は、フリクショントルク発生機構を備え、前記フリクショントルク発生機構は、前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトとに設けられた従動ギアの回転にフリクショントルクを生じさせるフリクショントルクプレートと、前記フリクショントルクプレートを前記従動ギア側に付勢する弾性部材と、を有する。
請求項6に記載の発明では、前記一対の同期回転機構の各々は、前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に設けられ、それぞれを所定回転方向に回転付勢する回転付勢機構を備え、前記回転付勢機構は、前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々が回転可能に挿入されたカム溝と、前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に固定され、前記カム溝と係合する係合部材と、前記係合部材を前記カム溝側に付勢する弾性部材と、を備える。
請求項7に記載の発明では、前記フレームには、前記湾曲ガイド部を、その外周面が摺動するように案内する円弧内面が形成されている。
請求項8に記載の発明は、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の開閉装置を用いたことを特徴とする、端末機器である。
請求項9に記載の発明では、前記端末機器は、前記第1筐体と前記第2筐体の両表面に跨って取り付けられたフレキシブルディスプレイシートを備える。
請求項10に記載の発明は、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットと前記同期回転機構との間に前記フレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分を収容できる空間部が形成されている。
請求項1のように構成すると、第1湾曲ガイド溝又はスリットには、第1ヒンジシャフトが挿通係合され、第2湾曲ガイド溝又はスリットには、フレーム側に取り付けたガイド部材の湾曲ガイド部が挿通係合されるので、従来の技術よりも、第1筐体及び第2筐体の開閉の際の操作性を向上させることができる。
請求項2のように構成すると、フレームはその後部を覆うカバー部材に取り付けられているので、フレームを保護することができる。
請求項3のように構成すると、前記フレームに開閉可能に取り付けられた前記第1筐体と前記第2筐体の各後端部は、その開閉時に前記カバー部材の外周に沿って移動するので、第1筐体及び第2筐体をスムーズに開閉することができる。
請求項4のように構成すると、比較的に簡単な構成で、駆動力を伝達することができる。
請求項5のように構成すると、一対の同期回転機構の各々は、フリクショントルク発生機構を備えので、第1筐体と第2筐体の開閉動作が安定する。
請求項6のように構成すると、一対の同期回転機構の各々は、前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に設けられ、それぞれを所定回転方向に回転付勢する回転付勢機構を備えるので、第1筐体及び第2筐体の開閉の際の操作性をより向上させることができる。
請求項7のように構成すると、フレームには、湾曲ガイド部を、その外周面が摺動するように案内する円弧内面が形成されているので、第1筐体と第2筐体の開閉動作がより安定する。
請求項8のように構成すると、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の開閉装置を用いた端末機器を提供できる。
請求項9のように構成すると、第1筐体と第2筐体の両表面に跨って取り付けられたフレキシブルディスプレイシートを備える端末機器を提供できる。
請求項10のように構成すると、第1ブラケット及び第2ブラケットと同期回転機構との間に前記フレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分を収容できる空間部が形成されるので、フレキシブルディスプレイシートが折れてしまうことを防止することができる。
以下に本発明に係る開閉装置と、この開閉装置を用いた電子機器の一例としての携帯電話機を例に挙げて説明するが、本発明に係る開閉装置は、携帯電話機だけに用いられるものではなく、上記したように、電子手帳、PDA、ネットブック、さらにはノートパソコンなどのように、表面に1枚のフレキシブルディスプレイシートを取り付けた第1筐体と第2筐体を互いに開閉可能に連結する構成の電子機器にも広く用いることができるものである。
図1~図2は、本発明に係る開閉装置を用いた携帯電話機を概略的に示す。尚、図中、第1筐体2と第2筐体3が開かれる側を前端部側とし、開閉装置6で連結される側を後端部側とする。また、第1筐体2の前端部側から見て左右の方向を左側部と右側部といい、上下の方向を上部側と下部側とする。
以下に説明するように、本発明に係る携帯電話機1は、第1筐体2及び第2筐体3と、これらの第1筐体2と第2筐体3の両上部側の表面に跨ってフレキシブルな保護シート4を介して取り付けたところの、例えば有機EL製のフレキシブルディスプレイシート5と、第1筐体2と第2筐体3の各後端部側を連結する開閉装置6とで構成されている。この開閉装置6は、とくに図2に示したように、保護シート4しかしてフレキシブルディスプレイシート5の下側において、第1筐体2と第2筐体3を開閉可能に連結している。
本発明に係る開閉装置6は、図3~図26に示し、また、本願特許請求の範囲の請求項1に記載されているように、携帯電話機1を構成する第1筐体2と第2筐体3とを開閉可能に連結する開閉装置6であって、第1筐体2側へ取り付けられる第1ブラケット18N1112、第2筐体3側へ取り付けられる第2ブラケット18N2122と、第1ブラケット18N1112と第2ブラケット18N2122とを同期して開閉可能となるように連結した、フレーム12に設けた一対の同期回転機構14N1、14N2と、を備える。
一対の同期回転機構14N1、14N2の各々は、軸方向に配置した互いに対向位置に平行して回転可能に設けた第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2と(図10も参照)、第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2との間を連携させるギア式の駆動力伝達機構36N1122(図14も参照)と、を備える。
第1ブラケット18N1112及び第2ブラケット18N2122の各々は、それぞれその開閉方向に沿った第1湾曲ガイド溝(例えば、19N112(図19も参照))と第2湾曲ガイド溝(例えば、19N111)とを有する湾曲ガイド部(例えば、19N11)と、湾曲ガイド部(例えば、19N11)に隣接して第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2とに設けた従動ギア22N11、22N22に噛み合う駆動ギア21N11、21N21(図14も参照)と、を有する。
第1湾曲ガイド溝(例えば、19N112)には、第1ヒンジシャフト32N1が挿通係合され、第2湾曲ガイド溝(例えば、19N111)には、フレーム12側に取り付けたガイド部材(例えば、16N11)の湾曲ガイド部(17N11(図4も参照))が挿通係合される(図19も参照)。
図3に示すように、第1ブラケット18N1112及び第2ブラケット18N2122と、第1筐体2及び第2筐体3との間には、第1ガイド部材16N11~第4ガイド部材16N21、一対の同期回転機構14N1、14N2、フレーム12,及びカバー部材10が設けられている。第1ブラケット18N1112及び第2ブラケット18N2122は、第1ガイド部材16N11~第4ガイド部材16N21、一対の同期回転機構14N1、14N2、フレーム12,及びカバー部材10を介して、ネジ20により第1筐体2及び第2筐体3と取り付けられている。
第1ブラケット18N1112及び第2ブラケット18N2122は、それらの下側に、第1筐体2と第2筐体3とが、それらの上側に、保護シート4を介してフレキシブルディスプレイシート5の折り畳み部分FP(図1C)を基準に分けた一方の表示部2Dと他方の表示部3D(図1C)とが取り付けられている。
フレーム12はその後部を覆うカバー部材10に取り付けられている。フレーム12に開閉可能に取り付けられた第1筐体2と第2筐体3の各後端部2B、3Bは、その開閉時にカバー部材10の外周10Gに沿って移動する。
次に、上述した開閉装置6の各構成部材についてさらに詳しく説明する。
まず、第1ブラケット18N1112及び第2ブラケット18N2122と、フレーム12とを説明する。
図3に示すように、第1ブラケット18N1112は、連結された第1左側ブラケット体18N11と第1右側ブラケット体18N12とを有し、第2ブラケット18N2122は、連結された第2左側ブラケット体18N21と第2右側ブラケット体18N22とを有する。
図10に示すように、第1ブラケット18N1112の第1左側ブラケット体18N11は、下左側に、湾曲ガイド部19N11と湾曲ガイド部19N11に隣接して駆動ギア21N11とを有する。第1ブラケット18N1112の第1右側ブラケット体18N12は、下左側に、湾曲ガイド部19N12と湾曲ガイド部19N12に隣接して駆動ギア21N12とを有する。このように、第1右側ブラケット体18N12の構成は、第1左側ブラケット体18N11と同様である。
第2ブラケット18N2122の第2左側ブラケット体18N21は、下右側に、湾曲ガイド部19N21と湾曲ガイド部19N21に隣接して駆動ギア21N21とを有する。第2ブラケット18N2122の第2右側ブラケット体18N22は、下右側に、湾曲ガイド部19N22と湾曲ガイド部19N22に隣接して駆動ギア21N22とを有する。このように、第2右側ブラケット体18N22の構成は、第2左側ブラケット体18N21と同様である。
フレーム12には、湾曲ガイド部19N11、19N12の外周を、湾曲ガイド部19N11、19N12が第1軸を中心に回転するように、案内する円弧内面が設けられている。フレーム12には、湾曲ガイド部19N21、19N22の外周を、湾曲ガイド部19N21、19N22が第2軸を中心に回転するように、案内する円弧内面が設けられている。例えば、フレーム12には、図17Bに示すよう、湾曲ガイド部19N21の外周を、湾曲ガイド部19N21が第2軸を中心に回転するように、案内する円弧内面15N21が形成されている。よって、湾曲ガイド部19N11と湾曲ガイド部19N12とは、第1軸を中心に回転し、湾曲ガイド部19N21と湾曲ガイド部19N22とは第2軸を中心に回転する。
図19に示すように、第1左側ブラケット体18N11の湾曲ガイド部19N11は、各々第1軸RCを中心とした円弧状の第1湾曲ガイド溝19N112と第2湾曲ガイド溝19N111とを有する。第1右側ブラケット体18N12の湾曲ガイド部19N12も、各々第1軸RCを中心とした円弧状の第1湾曲ガイド溝と第2湾曲ガイド溝とを有する。
図17Bに示すように、第2左側ブラケット体18N21の湾曲ガイド部19N21は、第2軸を中心とした円弧状の第1湾曲ガイド溝19N212と第2湾曲ガイド溝19N211とを有する。図17Aに示すように、第2右側ブラケット体18N22の湾曲ガイド部19N22も、各々第2軸を中心とした円弧状の第1湾曲ガイド溝と第2湾曲ガイド溝とを有する。
次に、図4~図9を参照して、フレーム12側に取り付けられている第1ガイド部材16N11~第4ガイド部材16N21について説明する。
図4に示すように、第1ガイド部材16N11は、湾曲ガイド部17N11を有する。湾曲ガイド部17N11は、図19に示すように、第1左側ブラケット体18N11の湾曲ガイド部19N11の第2湾曲ガイド溝19N111に摺動可能に挿通係合する。湾曲ガイド部17N11は、上湾曲面17N111と下湾曲面17N112とを有する。上湾曲面17N111と下湾曲面17N112のそれぞれは、第1ブラケット18N1112の第1左側ブラケット体18N11の下左側に設けられた湾曲ガイド部19N11(図10も参照)に形成された、図19に示す第2湾曲ガイド溝19N111の上湾曲面19N1111と下湾曲面19N1112とに対応して形成されている。具体的には、上湾曲面17N111及び下湾曲面17N112と、上湾曲面19N1111及び下湾曲面19N1112とは、第1左側ブラケット体18N11の第1軸RCを中心とした円弧状に形成されている。第1ガイド部材16N11がフレーム12側に取り付けられているので、湾曲ガイド部17N11は、固定されている。よって、湾曲ガイド部17N11は、第1ブラケット18N1112の第1左側ブラケット体18N11(湾曲ガイド部19N11)が回転する場合、第1左側ブラケット体18N11の回転中心が、第1軸RCからずれることを防止することができる。つまり、湾曲ガイド部17N11は、第1左側ブラケット体18N11の回転中心と第1軸RCとの位置関係を保持することができる。
図5及び図6に示すように、第2ガイド部材16N12は、湾曲ガイド部17N12を有する。湾曲ガイド部17N12は、図17Bに示すように、第2左側ブラケット体18N21の湾曲ガイド部19N21の第2湾曲ガイド溝19N211に摺動可能に挿通係合する。湾曲ガイド部17N12は、第2左側ブラケット体18N21(湾曲ガイド部19N21)が回転する場合、第2左側ブラケット体18N21の回転中心が、第2軸からずれることを防止するように、構成されている。つまり、湾曲ガイド部17N12は、第2左側ブラケット体18N21の回転中心と第2軸との位置関係を保持することができる。
図7に示すように、第3ガイド部材16N22は、湾曲ガイド部17N22を有する。湾曲ガイド部17N22は、第1右側ブラケット体18N12の湾曲ガイド部19N12の第2湾曲ガイド溝に摺動可能に挿通係合する。湾曲ガイド部17N22は、第1右側ブラケット体18N12(湾曲ガイド部19N12)が回転する場合、第1右側ブラケット体18N12の回転中心が、第1軸からずれることを防止するように、構成されている。つまり、湾曲ガイド部17N22は、第1右側ブラケット体18N12の回転中心と第1軸との位置関係を保持することができる。
図8及び図9に示すように、第4ガイド部材16N21は、湾曲ガイド部17N21を有する。湾曲ガイド部17N21は、第2右側ブラケット体18N22の湾曲ガイド部19N22の第2湾曲ガイド溝に摺動可能に挿通係合する。湾曲ガイド部17N21は、第2右側ブラケット体18N22(湾曲ガイド部19N22)が回転する場合、第2右側ブラケット体18N22の回転中心が、第2軸からずれることを防止するように、構成されている。つまり、湾曲ガイド部17N21は、第2右側ブラケット体18N22の回転中心と第2軸との位置関係を保持することができる。
次に、図11~図16を参照して、一対の同期回転機構14N1、14N2の各々の構成を説明する。一対の同期回転機構14N1、14N2は、フレーム12に設けられ、第1ブラケット18N1112と第2ブラケット2122とを同期して開閉可能となるように連結する。一対の同期回転機構14N1、14N2の各々の構成は同様であるので、同期回転機構14N1の構成を説明し、同期回転機構14N2の構成の説明を省略する。
同期回転機構14N1は、軸方向に配置した互いに対向位置に平行して回転可能に設けた第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2と、を備える。
第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2とは、図13に示すように、上左側シャフトホルダ24N11及び下左側シャフトホルダ24N12と、上右側シャフトホルダ44N21及び下右側シャフトホルダ44N22とにより、一定間隔で離間すると共に回転可能に保持される。
同期回転機構14N1は、第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2とに設けた従動ギア22N11、22N22を備える。従動ギア22N11、22N22は、第1左側ブラケット体18N11、第2左側ブラケット体18N21に、湾曲ガイド部19N11、19N21に隣接して設けられた駆動ギア21N11、21N21に噛み合う。
同期回転機構14N1は、第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2との間を連携させるギア式の駆動力伝達機構36N1122を備える。駆動力伝達機構36N1122は、第1ヒンジシャフト32N1及び第2ヒンジシャフト32N2の各々に、従動ギア22N11、22N22の各々と同方向に同期して回転するように、固定された2つの同期回転ギア36N11、36N21を備える。駆動力伝達機構36N1122は、2つの同期回転ギア36N11、36N21の一方の同期回転ギアの回転を他方の同期回転ギアに互いに反対方向に回転するように、伝達する少なくとも2つの伝達ギア36N12、36N22を備える。なお、本実施例では、伝達ギア36N12、36N22は、2個備えるが、2以外の偶数、例えば、4個、6個・・・でもよい。
同期回転機構14N1は、第1ヒンジシャフト32N1と第2ヒンジシャフト32N2とのそれぞれに設けられた第1フリクショントルク発生機構2628N1と第2フリクショントルク発生機構2628N2とを備える。第1フリクショントルク発生機構2628N1と第2フリクショントルク発生機構2628N2とは同様の構成であるので、以下、第1フリクショントルク発生機構2628N1の構成を説明し、第2フリクショントルク発生機構2628N2様の構成の説明を省略する。第1フリクショントルク発生機構2628N1は、第1ヒンジシャフト32N1に設けられた従動ギア22N11の回転にフリクショントルクを生じさせるフリクショントルクプレート26N1と、フリクショントルクプレート26N1を従動ギア22N11側に付勢するスプリング28N1と、を有する。フリクショントルクプレート26N1とスプリング28N1とは、上左側シャフトホルダ24N11及び下左側シャフトホルダ24N12と、同期回転ギア36N11との間に配置されている。
このように、第1フリクショントルク発生機構2628N1と第2フリクショントルク発生機構2628N2とは、第1ヒンジシャフト32N1及び第2ヒンジシャフト32N2に設けられた従動ギア22N11、22N22の回転にフリクショントルクを生じさせる。よって、第1フリクショントルク発生機構2628N1と第2フリクショントルク発生機構2628N2とは、第1筐体2及び第2筐体3の開閉に一定の抵抗を与えることができ、第1筐体2及び第2筐体3をフリーストップに開閉でき、第1筐体2及び第2筐体3が自然に開いてしまったり、また、閉じてしまったりすることを防止することができる。
同期回転機構14N1は、第1ヒンジシャフト32N1及び第2ヒンジシャフト32N2の各々に設けられ、それぞれを所定回転方向に回転付勢する回転付勢機構384042N1、384042N2を備える。回転付勢機構384042N1、384042N2とは同様の構成であるので、以下、回転付勢機構384042N1の構成を説明し、回転付勢機構384042N2の構成の説明を省略する。
回転付勢機構384042N1は、第1ヒンジシャフト32N1が回転可能に挿入されたカム溝38N1、第1ヒンジシャフト32N1に固定され、カム溝38N1と係合する係合部材40N1と、係合部材40N1をカム溝38N1側に付勢するスプリング42N1と、を備える。回転付勢機構384042N1は、上右側シャフトホルダ44N21及び下右側シャフトホルダ44N22と、同期回転ギア36N11との間に配置されている。カム溝38N1はホルダ30N2により保持される。ホルダ30N2は、伝達ギア36N12、36N22のシャフト34N1、34N2を回転可能に保持する。
カム溝38N1の位置は、係合部材40N1がカム溝38N1に係合すると、第1ヒンジシャフト32N1を介して回転する第1筐体2が閉じられる位置になる位置である。よって、回転付勢機構384042N1は、第1筐体2が閉じられる位置に近づくつれ、第1筐体2が当該閉じられる位置により早く位置する方向に、第1ヒンジシャフト32N1を回転付勢する。
次に、第1ヒンジシャフト32N1が、第1左側ブラケット体18N11及び第1右側ブラケット体18N12の回転中心が第1軸からずれることを防止する機構と、第2ヒンジシャフト32N2が、第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体12N22の回転中心が第2軸からずれることを防止する機構とを説明する。
上記のように、図19に示すように、第1左側ブラケット体18N11の湾曲ガイド部19N11は、第1軸RCを中心とした円弧状の第1湾曲ガイド溝19N112を有する。具体的には、第1湾曲ガイド溝19N112は、各々第1軸RCを中心とした円弧状の湾曲面である上湾曲面19N1121と下湾曲面19N1122とにより、定まる。図11、図19及び図20に示すように、第1ヒンジシャフト32N1は、第1湾曲ガイド溝19N112に挿通係合する。第1ヒンジシャフト32N1が設けられている同期回転機構14N1は、フレーム12に取り付けられているので、第1ヒンジシャフト32N1は固定される。よって、第1ヒンジシャフト32N1は、第1ブラケット18N1112の第1左側ブラケット体18N11が回転する場合、第1左側ブラケット体18N11の回転中心が、第1軸RCからずれることを防止することができる。つまり、第1ヒンジシャフト32N1は、第1左側ブラケット体18N11の回転中心と第1軸RCとの位置関係を保持することができる。
同様に、第1ヒンジシャフト32N1は、第1ブラケット18N1112の第1右側ブラケット体18N12が回転する場合、第1右側ブラケット体18N12の回転中心が、第1軸RCからずれることを防止することができる。つまり、第1ヒンジシャフト32N1は、第1右側ブラケット体18N12の回転中心と第1軸RCとの位置関係を保持することができる。
更に同様に、第2ヒンジシャフト32N2は、第2ブラケット18N2122の第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体12N22が回転する場合、第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体12N22の回転中心が、第2軸からずれることを防止することができる。つまり、第2ヒンジシャフト32N2は、第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体12N22の回転中心と第2軸との位置関係を保持することができる。
図20~図25には、第1筐体2及び第2筐体3が省略しているが、開閉装置6が閉じられた様子が示されている。図21、図23、図24に示すように、開閉装置6は、第1ブラケット(第1左側ブラケット体18N11及び第2右側ブラケット体18N12)及び第2ブラケット(第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体18N22)と同期回転機構14N1,14N2との間にフレキシブルディスプレイシート5の折り畳み部分FP(図1Cも参照)を収容できる空間部Sが形成される。
次に、本発明に係る開閉装置6の動作について説明する。
例えば、図25、図26に示すように、開閉装置6が開いた状態から、ユーザが、第1筐体2及び第2筐体3を閉じようとすると、図27A~図27Cに示すように、第1筐体2の閉方向への回転に伴い第1左側ブラケット体18N11が第1軸RCを中心に左回転する。このように第1左側ブラケット体18N11が左回転すると、第1左側ブラケット体18N11の駆動ギア21N11が左方向に回転する。駆動ギア21N11が左回転すると、従動ギア22N11が右回転する。従動ギア22N11が右回転すると(図14も参照)、第1ヒンジシャフト32N1及び同期回転ギア36N11も右回転する。同期回転ギア36N11が右回転すると、伝達ギア36N12が左回転し、伝達ギア36N22が右回転し、同期回転ギア36N21が左回転する。同期回転ギア36N21が左回転すると、第2ヒンジシャフト32N2及び従動ギア22N22が左回転し、駆動ギア21N21が右回転する。駆動ギア21N21が右回転すると、第2左側ブラケット体18N21が右回転する。なお、第1右側ブラケット体18N12及び第2右側ブラケット体18N22も同様に回転する。以上より、第2筐体3が閉方向に回転する。このように、ユーザが、第1筐体2及び第2筐体3を閉じようとすると、第1筐体2の閉方向の回転に伴い第2筐体3が閉方向に回転し、同様に、第2筐体3の閉方向の回転に伴い第1筐体2が閉方向に回転する。逆に、ユーザが、第1筐体2及び第2筐体3を開こうとすると、第1筐体2の開方向の回転に伴い第2筐体3が開方向に回転し、同様に、第2筐体3の開方向の回転に伴い第1筐体2が開方向に回転する。
上記のように、湾曲ガイド部17N11及び湾曲ガイド部17N22は、第1左側ブラケット体18N11及び第1右側ブラケット体18N12の回転中心が第1軸からずれることを防止する。湾曲ガイド部17N12及び湾曲ガイド部17N21は、第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体18N22の回転中心が、第2軸からずれることを防止する。また、第1ヒンジシャフト32N1は、第1左側ブラケット体18N11及び第1右側ブラケット体18N12の回転中心が第1軸からずれることを防止することができる。第2ヒンジシャフト32N2は、第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体18N22の回転中心が第2軸からずれることを防止することができる。
よって、第1左側ブラケット体18N11及び第1右側ブラケット体18N12と第2左側ブラケット体18N21及び第2右側ブラケット体18N22とが回転する際に、これらがぐらつかず、第1筐体2及び第2筐体3がスムーズに開閉することができる。よって、従来の技術よりも、第1筐体及び第2筐体の開閉の際の操作性を向上させることができる。
上記のように、第1フリクショントルク発生機構2628N1と第2フリクショントルク発生機構2628N2とは、第1筐体2及び第2筐体3の開閉に一定の抵抗を与えることができ、第1筐体2及び第2筐体3をフリーストップに開閉でき、第1筐体2及び第2筐体3が自然に開いてしまったり、また、閉じてしまったりすることを防止することができる。
また、上記のように回転付勢機構384042N1、384042N2は、第1筐体2及び第2筐体3が閉じられる位置に近づくつれ、第1筐体2及び第2筐体3が当該閉じられる位置により早く位置する方向に、第1ヒンジシャフト32N1及び第2ヒンジシャフト32N2を回転付勢する。
以上説明したように本実施例では、第1筐体2と第2筐体3の両上部側の表面に跨ってフレキシブルディスプレイシート5を取り付けているが、フレキシブルでなく且つ分離した第1表示装置と第2表示装置を取り付けてもよい。
また、上記実施例では、第1湾曲ガイド溝及び第2湾曲ガイド溝は、溝として形成されているが、溝ではなく、スリット(第1湾曲ガイドスリット溝及び第2湾曲ガイドスリット)として形成してもよい。
更に、上記実施例では、回転付勢機構384042N1、384042N2は、第1筐体2及び第2筐体3が閉じられる位置により早く位置する方向に、第1ヒンジシャフト32N1及び第2ヒンジシャフト32N2を回転付勢するが、本発明はこれに限定されない。例えば、回転付勢機構384042N1、384042N2は、第1筐体2及び第2筐体3が開いた位置により早く位置する方向に、第1ヒンジシャフト32N1及び第2ヒンジシャフト32N2を回転付勢するようにしてもよい。
本発明は以上のように構成したので、第1筐体2及び第2筐体3がスムーズに同期して開閉することができ、開閉時にフリクショントルクを創出してフリーストップに停止でき、さらに、特定の方向に回転付勢できる機能を持ち、さらに、第1筐体と第2筐体の両表面に渡って設けたフレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分に必要な曲率半径を形成できる開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた電子機器として好適に用いられるものである。
1 携帯電話機(端末機器)
2 第1筐体
3 第2筐体
4 保護シート
5 フレキシブルディスプレイシート
6 開閉装置
12 フレーム
10 カバー部材
16N11 第1ガイド部材
16N12 第2ガイド部材
16N21 第4ガイド部材
16N22 第3ガイド部材
17N11、17N12、17N21、17N22 湾曲ガイド部
18N1112 第1ブラケット
18N11 第1左側ブラケット体
18N12 第1右側ブラケット体
18N2122 第2ブラケット
18N21 第2左側ブラケット体
18N22 第2右側ブラケット体
21N11 駆動ギア
21N21 駆動ギア
19N11、19N12、19N21、19N22 湾曲ガイド部
19N112 第1湾曲ガイド溝
19N111 第2湾曲ガイド溝
14N1 同期回転機構
14N2 同期回転機構
32N1 第1ヒンジシャフト
32N2 第2ヒンジシャフト
36N1122 駆動力伝達機構
22N11 従動ギア
22N22 従動ギア
36N11、36N21 同期回転ギア
36N12、36N22 伝達ギア
2628N1 第1フリクショントルク発生機構
2628N2 第2フリクショントルク発生機構
384042N1、384042N2 回転付勢機構
2 第1筐体
3 第2筐体
4 保護シート
5 フレキシブルディスプレイシート
6 開閉装置
12 フレーム
10 カバー部材
16N11 第1ガイド部材
16N12 第2ガイド部材
16N21 第4ガイド部材
16N22 第3ガイド部材
17N11、17N12、17N21、17N22 湾曲ガイド部
18N1112 第1ブラケット
18N11 第1左側ブラケット体
18N12 第1右側ブラケット体
18N2122 第2ブラケット
18N21 第2左側ブラケット体
18N22 第2右側ブラケット体
21N11 駆動ギア
21N21 駆動ギア
19N11、19N12、19N21、19N22 湾曲ガイド部
19N112 第1湾曲ガイド溝
19N111 第2湾曲ガイド溝
14N1 同期回転機構
14N2 同期回転機構
32N1 第1ヒンジシャフト
32N2 第2ヒンジシャフト
36N1122 駆動力伝達機構
22N11 従動ギア
22N22 従動ギア
36N11、36N21 同期回転ギア
36N12、36N22 伝達ギア
2628N1 第1フリクショントルク発生機構
2628N2 第2フリクショントルク発生機構
384042N1、384042N2 回転付勢機構
Claims (10)
- 端末機器を構成する第1筐体と第2筐体とを開閉可能に連結する開閉装置であって、
前記第1筐体側へ取り付けられる第1ブラケットと、
前記第2筐体側へ取り付けられる第2ブラケットと、
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとを同期して開閉可能となるように連結した、フレームに設けた一対の同期回転機構と、
を備え、
前記一対の同期回転機構の各々は、
軸方向に配置した互いに対向位置に平行して回転可能に設けた第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトと、
前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトとの間を連携させるギア式の駆動力伝達機構と、
を備え、
前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットの各々は、
それぞれその開閉方向に沿った第1湾曲ガイド溝又はスリットと第2湾曲ガイド溝又はスリットとを有する湾曲ガイド部と、
前記湾曲ガイド部に隣接して前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトとに設けた従動ギアに噛み合う駆動ギアと、
を有し、
前記第1湾曲ガイド溝又はスリットには、前記第1ヒンジシャフトが挿通係合され、
前記第2湾曲ガイド溝又はスリットには、前記フレーム側に取り付けたガイド部材の湾曲ガイド部が挿通係合される、
開閉装置。 - 前記フレームはその後部を覆うカバー部材に取り付けられている、請求項1に記載の開閉装置。
- 前記フレームに開閉可能に取り付けられた前記第1筐体と前記第2筐体の各後端部は、その開閉時に前記カバー部材の外周に沿って移動することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
- 前記駆動力伝達機構は、
前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に、前記従動ギアの各々と同方向に同期して回転するように、固定された2つの同期回転ギアと、
前記2つの同期回転ギアの一方の同期回転ギアの回転を他方の同期回転ギアに互いに反対方向に回転するように、伝達する少なくとも2つの伝達ギアと、
を備える、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の開閉装置。 - 前記一対の同期回転機構の各々は、フリクショントルク発生機構を備え、
前記フリクショントルク発生機構は、
前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトとに設けられた従動ギアの回転にフリクショントルクを生じさせるフリクショントルクプレートと、
前記フリクショントルクプレートを前記従動ギア側に付勢する弾性部材と、
を有する、
請求項1~請求項4の何れか1項に記載の開閉装置。 - 前記一対の同期回転機構の各々は、前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に設けられ、それぞれを所定回転方向に回転付勢する回転付勢機構を備え、
前記回転付勢機構は、
前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々が回転可能に挿入されたカム溝と、
前記第1ヒンジシャフト及び前記第2ヒンジシャフトの各々に固定され、前記カム溝と係合する係合部材と、
前記係合部材を前記カム溝側に付勢する弾性部材と、
を備える、
請求項1~請求項5の何れか1項に記載の開閉装置。 - 前記フレームには、前記湾曲ガイド部を、その外周面が摺動するように案内する円弧内面が形成されている、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の開閉装置。
- 請求項1~請求項7の何れか1項に記載の開閉装置を用いたことを特徴とする、端末機器。
- 前記端末機器は、前記第1筐体と前記第2筐体の両表面に跨って取り付けられたフレキシブルディスプレイシートを備える、請求項8に記載の端末機器。
- 前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットと前記同期回転機構との間に前記フレキシブルディスプレイシートの折り畳み部分を収容できる空間部が形成されている、請求項9に記載の端末機器。
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JP2021177917A JP2023067005A (ja) | 2021-10-29 | 2021-10-29 | 開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器 |
TW111141045A TW202317874A (zh) | 2021-10-29 | 2022-10-28 | 開闔裝置及應用此開闔裝置的終端機器 |
CN202211334794.6A CN116074419A (zh) | 2021-10-29 | 2022-10-28 | 开阖装置及应用此开阖装置的终端机器 |
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JP2021177917A JP2023067005A (ja) | 2021-10-29 | 2021-10-29 | 開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器 |
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- 2021-10-29 JP JP2021177917A patent/JP2023067005A/ja active Pending
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2022
- 2022-10-28 TW TW111141045A patent/TW202317874A/zh unknown
- 2022-10-28 CN CN202211334794.6A patent/CN116074419A/zh active Pending
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Publication number | Publication date |
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