JP2023066697A - 加工装置 - Google Patents

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Tetsuo Kubo
一孝 桑名
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Abstract

【課題】加工装置において、加工室開口から加工具を容易に出し入れ可能とする。【解決手段】スピンドル200の先端に研削ホイール204を装着しスピンドル200を回転させ、研削ホイール204、及びチャックテーブル30に保持された被加工物に加工水を供給しつつチャックテーブル30と研削ホイール204とを収容する加工室4内で被加工物を加工する加工装置1であって、加工室4は、側板5と、天板6とを備え、天板6は、研削ホイール204にアクセスするための開口69を開閉する扉機構を備え、側板5は、上端に天板6を載置する第1載置部525、及び第2載置部526を備え、第1載置部525、及び第2載置部526と共に所定の矩形エリア524を加工室4内に90度倒し開口69を拡張する可動側板52と、可動側板52以外の固定側板53と、可動側板52に配設されたシール部を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物を加工する加工装置に関する。
研削ホイールの砥石でチャックテーブルの保持面に保持された被加工物を研削する研削装置は、例えば下記特許文献1、又は特許文献2に開示されているように、チャックテーブル、及び砥石を収容する加工室を備え、加工室内で被加工物に加工水を供給しながら砥石で研削している。そして、砥石が消耗したら研削ホイールを交換している。研削ホイールの交換は、加工室の天板を跳ね上げ研削ホイールの出し入れが可能な開口を形成することで、作業者が研削ホイールにアクセス可能な状態にしてから行っている。
特開2019-093458号公報 特開2020-082204号公報
しかし、研削装置等の小型化に伴って加工室も小さくしたため、研削ホイールの開口からの出し入れが困難となった。
よって、加工装置においては、研削ホイール等の加工具を容易に出し入れ可能な加工室が求められている。
上記課題を解決するための本発明は、スピンドルの先端に加工具を装着し該スピンドルを回転させ、該加工具、及びチャックテーブルに保持された被加工物に加工水を供給しながら該チャックテーブルと該加工具とを収容する加工室内で被加工物を加工する加工装置であって、該加工室は、側板と、天板とを備え、該天板は、該加工具にアクセスするための開口を開閉する扉機構を備え、該側板は、上端に該天板を載置する載置部を備え、該載置部と共に所定の矩形エリアを該加工室内に90度倒し該開口を拡張する可動側板と、該可動側板以外の固定側板と、該可動側板に配設されたシール部と、を備える加工装置である。
本発明に係る加工装置は、加工室を形成する側板が90度に倒れる可動側板を備えているので、作業者が加工具にアクセスするための開口を広げることが可能となるため、加工室内に研削ホイールなどの加工具を出し入れするのが容易となる。また、可動側板は、90度倒した状態で、加工具を交換する交換作業の際に作業台として利用することができる。また、可動側板は、シール部を備えているため、垂直に立っている固定側板と一体となった際に加工水を外に噴出させない。
加工装置の一例を示す斜視図である。 天板が開いていない状態の加工室の全体を拡大して示す斜視図である。 天板が開いた状態の加工室の全体を拡大して示す斜視図である。 可動側板を90度倒して開口を拡張した状態を示す斜視図である。 90度加工室内に倒した可動側板を上方から見た場合を説明する説明図である。 90度加工室内に倒した可動側板を斜め上方から見た場合を説明する説明図である。
図1に示す加工装置1(以下、研削装置1とする)は、例えば、粗研削ユニット20、及び仕上げ研削ユニット21を備え、いずれかのチャックテーブル30上に保持された被加工物90を粗研削ユニット20及び仕上げ研削ユニット21により研削する装置である。なお、本発明に係る加工装置は、被加工物90を研磨パッドで研磨する研磨装置であってもよいし、研削ユニットと研磨ユニットとを備える研削研磨装置、又は旋回する切削バイトで被加工物90を旋削するサーフェスプレーナーであってもよい。
研削装置1は、例えば、第1の装置ベース10の後方(+Y方向側)に第2の装置ベース11を連結して構成されている。第2の装置ベース11上は、粗研削ユニット20、又は仕上げ研削ユニット21によってチャックテーブル30で保持された被加工物90が加工される加工領域となっており、その一部が、チャックテーブル30に対して被加工物90を搬入又は搬出するための搬入出エリア112となっている。
図1に示す被加工物90は、例えば、シリコン母材等からなる円形板状の半導体ウェーハであり、図1においては下方を向いている被加工物90の表面902は、複数のデバイスが形成されており、保護テープ91が貼着されて保護されている。被加工物90の上側を向いている裏面901は、研削加工が施される被加工面となる。
第1の装置ベース10の正面側(-Y方向側)には、第1のカセット載置部、及び第2のカセット載置部が設けられており、第1のカセット載置部には加工前の被加工物90が収容される第1のカセット121が載置され、第2のカセット載置部には加工後の被加工物90が収容される第2のカセット122が載置される。
第1のカセット121の開口の後方には、第1のカセット121から加工前の被加工物90を搬出するとともに加工後の被加工物90を第2のカセット122に搬入するロボット123が配設されている。
ロボット123に隣接する位置には、仮置き領域124が設けられており、仮置き領域124には位置合わせユニット125が配設されている。位置合わせユニット125は、第1のカセット121から搬出され仮置き領域124に載置された被加工物90を、縮径する位置合わせピンで所定の位置に位置合わせ(センタリング)して、被加工物90の中心位置を決定する。
位置合わせユニット125と隣接する位置には、被加工物90を保持した状態で旋回するローディングアーム126が配置されている。ローディングアーム126は、位置合わせユニット125において位置合わせされた被加工物90を保持し、搬入出エリア内に位置づけされたチャックテーブル30へ搬送する。ローディングアーム126の隣には、加工後の被加工物90を保持した状態で旋回するアンローディングアーム127が設けられている。アンローディングアーム127の可動範囲内には、アンローディングアーム127により搬送された加工後の被加工物90を洗浄する枚葉式の洗浄ユニット128が配置されている。洗浄ユニット128で洗浄された被加工物90は、ロボット123によって第2のカセット122に搬入される。
図1に示すように、第2の装置ベース11上の後方(+Y方向側)には第1のコラム13が立設されており、第1のコラム13の前面には粗研削送りユニット22が配設されている。粗研削送りユニット22は、鉛直方向(Z軸方向)の軸心を有するボールネジ220と、ボールネジ220と平行に配設された一対のガイドレール221と、ボールネジ220に連結しボールネジ220を回動させるモータ222と、内部のナットがボールネジ220に螺合し側部がガイドレール221に摺接する昇降ブロック223と、昇降ブロック223に連結され粗研削ユニット20を保持するホルダ224とから構成され、モータ222がボールネジ220を回動させると、これに伴い昇降ブロック223がガイドレール221にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ224に支持された粗研削ユニット20もZ軸方向に往復移動する。
粗研削ユニット20は、軸方向が鉛直方向(Z軸方向)であるスピンドル200と、スピンドル200を回転可能に支持する図示しないハウジングと、スピンドル200を回転駆動するモータ202と、スピンドル200の下端に接続された円形状のマウント203の下面に着脱可能に接続された加工具である研削ホイール204(図2参照)とを備える。そして、研削ホイール204は、ホイール基台と、ホイール基台の底面に環状に装着された略直方体形状の複数の図示しない粗研削砥石とを備える。粗研削砥石は、例えば、砥石中に含まれる砥粒が比較的大きな砥石である。
例えば、図1に示すスピンドル200の内部には、Z軸方向に延びる研削水流路が形成されており、この研削水流路に図示しない研削水供給部が連通している。研削水供給部からスピンドル200に対して供給される加工水(研削水であり、例えば純水)は、研削水流路の下端の開口から粗研削砥石に向かって下方に噴出し、粗研削砥石とチャックテーブル30に吸引保持された被加工物90との接触部位に到達する。
また、図1に示す第2の装置ベース11上の後方には、第2のコラム14が第1のコラム13にX軸方向に並んで立設しており、第2のコラム14には仕上げ研削送りユニット23が配設されている。仕上げ研削送りユニット23は、粗研削送りユニット22と同様に構成されており、仕上げ研削ユニット21をZ軸方向に研削送りすることができる。仕上げ研削ユニット21は、砥石中に含まれる砥粒が比較的小さな図2に示す仕上げ研削砥石206を備えており、その他の構成は先に説明した粗研削ユニット20と略同様となっている。
第2の装置ベース11の中央領域には、ターンテーブル15が配設され、ターンテーブル15の上面には、例えば3つのチャックテーブル30(図1においては1つのみ図示)が周方向に等間隔を空けて配設されている。ターンテーブル15は、Z軸を軸に回転可能となっており、ターンテーブル15が回転することで、3つのチャックテーブル30を公転させ、各チャックテーブル30を搬入出エリア112、粗研削ユニット20の下方、又は仕上げ研削ユニット21の下方に順次移動させることができる。なお、研削装置1が、例えば研削ユニットが一軸の研削加工装置である場合には、ターンテーブル15ではなく、電動スライダ等がチャックテーブル30をY軸方向に直動させる構成となっていてもよい。
チャックテーブル30は、例えば、その外形が円形状であり、図示しない吸引源に連通し、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が伝達されるポーラス部材等で構成される保持面300を備えており、被加工物90を保持面300で吸引保持することができる。
研削装置1は、被加工物90の研削加工を行うためにチャックテーブル30と研削ホイール204とを収容する加工室を備えている。例えば、加工室は、本実施形態においては、研削装置1が粗研削ユニット20と仕上げ研削ユニット21との2軸の加工ユニットを備えているため、第2の装置ベース11上の粗研削ユニット20の下方の第1の加工室49と、仕上げ研削ユニット21の下方の第2の加工室4との計2つ配設されている。そして、第2の装置ベース11の第1の加工室49、及び第2の加工室4から露出している領域が、搬入出エリア112となっている。なお、第1の加工室49と第2の加工室4は内部で分かれておらず、一体となった一つの加工室となっていてもよい。
図1に示す粗研削ユニット20の下方に配設された第1の加工室49は、仕上げ研削ユニット21の下方に配設された第2の加工室4と同様の構成となっているため、以下に、仕上げ研削ユニット21の下方に配設された第2の加工室4(以下、加工室4と省略する。)について説明し、第1の加工室49の説明は省略する。図1~図3に示す加工室4は、側板5と、天板6とを備え、天板6は、研削ホイール204にアクセスするための開口69(図3参照)を開閉する扉機構を備え、側板5は、上端に天板6を載置する図3に示す第1載置部525及び第2載置部526を備え、第1載置部525及び第2載置部526と共に所定の矩形エリア524を加工室4内に90度倒し開口69を拡張する可動側板52と、可動側板52以外の固定側板53と、可動側板52に配設されたシール部54(図4参照)と、を備えている。第1の加工室49も、側板5、及び開口69を広く開けることができる天板6を同様に備えている。
図1及び図2に示す固定側板53は、例えば、図1に示す搬入出エリア112側の正面側板530と、正面側板530に連結されターンテーブル15上で粗研削ユニット20の下方に配設された第1の加工室49と第2の加工室4とを区分けする区分け側板531と、区分け側板531とX軸方向に対向して+X方向側に配設された側面側板533と、側面側板533と区分け側板531とに連結された背面側板532とを備えている。なお、正面側板530と区分け側板531とは、図1にのみ図示している。
図1に示す正面側板530はその下部側が略長方形状に切り欠かれており、この切り欠かれた部分である入口を回転するターンテーブル15が通過することで、チャックテーブル30を第1の加工室49内に収容することができ、また、チャックテーブル30を第2の加工室4から該切り欠かれた部分である出口を通過させて退出させる。なお、正面側板530には、該入口や出口を開閉する図示しないシャッター又は水カーテンが配設されている。なお、シャッター又は水カーテンは、ターンテーブル15に備えていてもよい。研削加工中は図示しない該シャッター等によって該入口や出口から研削水噴霧が第1の加工室49や第2の加工室4外に飛散しないようになる。
また、図1に示す区分け側板531には、チャックテーブル30を通過させる図示しない通過口が形成されており、チャックテーブル30は第1の加工室49から該図示しない通過口を通過して、第2の加工室4内に入る。なお、区分け側板531は無くてもよい。
図2は、固定側板53を構成する側面側板533側(即ち、研削装置1の+X方向側)から天板6が閉じられた状態の第2の加工室4を見た場合を示している。図2に示す天板6は、図1に示す区分け側板531により近い-X方向側にその大部分が位置する固定天板60と、一枚板で形成され固定天板60に連結され谷折りヒンジ611によって固定天板60の上面側に回動するように谷折り可能な第1開閉天板61と、図2においてその全体が示され背面側板532に谷折りヒンジ621によって接続された第2開閉天板62と、を備えている。
図2に示すように、第1開閉天板61よりも大きな第2開閉天板62は、一端が背面側板532に谷折りヒンジ621を介して接続され加工室4の外側に向かって回動可能である回転天板622と、一端が回転天板622の他端に山折りヒンジ623を介して接続され加工室4の内側に向かって回転可能である折り畳み天板626と、開かれた状態の回転天板622を支える背もたれ624と、回転天板622の上面に配設された取っ手625とを備えている。本実施形態においては、上記谷折りヒンジ611、第1開閉天板61、谷折りヒンジ621、山折りヒンジ623、及び第2開閉天板62によって、加工室4内に位置付けされた研削ホイール204にアクセスするための開口69(図3参照)を開閉する扉機構が形成される。
図2、図3に示すように、折り畳み天板626の側面は一部が円弧状に切り欠かれている。第1開閉天板61もその外側面の一部が円弧状に切り欠かれている。そして、固定天板60に形成された円弧状の切り欠きと、折り畳み天板626の円弧状の切り欠きと、第1開閉天板61の円弧状の切り欠きとによって、図2に示すように加工室4が閉じた状態において、研削ホイール204を加工室4内に進入させる円形状のホイール通過口63が研削ホイール204の直下に形成される。
図2~図4に示す可動側板52は、本実施形態においては、側面側板533の上部側に図4に示す谷折りヒンジ521を介して接続されている。図2、図3に示す加工室4内に90度倒されていない状態の可動側板52は、側面側板533の矩形の切り欠き部分に嵌められ側面側板533の加工室4内側に配設された谷折りヒンジ521に接続された矩形板状の可倒部523と、可倒部523の上端から水平に折り畳み天板626側に延在する平面視略矩形で板状の矩形エリア524とを備えている。
天板6を構成する折り畳み天板626の先端側の一部は、略矩形に切り欠かれており、該矩形の切り欠き部分に矩形エリア524が対応している。図3に示す矩形エリア524の上面の外周側の領域と可倒部523の上端面とによって、天板6を構成する閉じられた状態の第2開閉天板62の外周側下面が載置される第2載置部526が形成される。なお、閉じられた状態の第2開閉天板62の外周側下面は、図3に示す固定天板60に形成され水平に延在する張り出し部606にも載置される。
また、図3に示す矩形エリア524の上面の外周側の領域は、閉じられた状態の第1開閉天板61の外周側下面が載置される第1載置部525となる。
図2に示すように、可動側板52を構成する可倒部523の外面の左右両端側には、例えばL字フック551がそれぞれ取り付けられており、その両脇には側面側板533に取り付けられたハンドルストッパ552がそれぞれ位置しており、図2、図3においては、ハンドルストッパ552がL字フック551に係合しており、可動側板52が加工室4内に倒れないように固定された状態になっている。
例えば、図2、図3に示す側面側板533の上部側には、折り畳み天板626が開口69を開くために折り畳まれた状態において折り畳み天板626の先端がつっかえることで支えられる凸状ストッパ535が配設されている。凸状ストッパ535は、第2開閉天板62が開口69を閉じている状態においては、回転天板622に形成された嵌合孔627に嵌っている。
図4~図6に示すように、可動側板52の可倒部523の左右両端には、シール部54が配設されている。シール部54は、本実施形態においては、固定側板53を構成する側面側板533の内側面に配設されZ軸方向に延在する棒状部537(図5、図6のみ図示)と組み合わさることによってラビリンス構造を形成して、加工室4内から加工水が外に噴出してしまうことを防ぐ。即ち、天板6が閉じられ、可動側板52が90度倒されておらずハンドルストッパ552によって固定されて立っている状態において、図6に示す凹状に形成されたシール部54に棒状部537が嵌ることで、漏水を防ぐラビリンス構造が形成される。
なお、シール部54は、上記ラビリンス構造を形成する形態に限定されるものではなく、例えば、可倒部523と側面側板533との左右の境界部分に、スポンジをシール部として可倒部523又は側面側板533に配設してもよい。
以下に、図1、図2に示す第1の加工室49及び第2の加工室4が閉じられた状態の研削装置1において、チャックテーブル30に保持された被加工物90を研削する場合の研削装置1の動作について説明する。まず、図1に示すターンテーブル15が回転することで、被加工物90が載置されていない状態のチャックテーブル30が公転し、チャックテーブル30がローディングアーム126の近傍まで移動し搬入出エリア112内に位置付けされる。そして、ロボット123が第1のカセット121から一枚の被加工物90を引き出し、被加工物90を仮置き領域124に移動させる。次いで、位置合わせユニット125により被加工物90が仮置き領域124上でセンタリングされる。
ローディングアーム126が、センタリングされた被加工物90をチャックテーブル30上に搬送する。図示しない吸引源が作動して、チャックテーブル30が保持面300上で被加工物90を裏面901が上方に露出した状態で吸引保持する。チャックテーブル30が被加工物90を吸引保持した後、ターンテーブル15が回転することで、ターンテーブル15、及び被加工物90を保持したチャックテーブル30が、第1の加工室49内に正面側板530の入口を通過して進入する。そして、粗研削ユニット20の回転しながら下降する粗研削砥石によって、被加工物90が粗研削される。
粗研削完了後に、ターンテーブル15が所定角度公転することで、仕上げ研削ユニット21の研削ホイール204の回転中心が被加工物90の回転中心に対して所定距離だけ水平方向にずれ、仕上げ研削砥石206の回転軌跡がチャックテーブル30に吸引保持された被加工物90の回転中心を通るように位置合わせが行われる。また、モータ202がスピンドル200を回転させ、研削ホイール204が所定の回転速度で回転する。
仕上げ研削ユニット21が仕上げ研削送りユニット23によって降下していき、研削ホイール204(図2参照)が加工室4内にホイール通過口63を通り進入し、図2に示す仕上げ研削砥石206が被加工物90の裏面901に当接することで研削加工が行われる。研削中は、チャックテーブル30が回転し被加工物90も回転するので、研削ホイール204が被加工物90の裏面901の全面の研削加工を行う。また、仕上げ研削砥石206と被加工物90の裏面901との接触箇所に対してスピンドル200を通して研削水が供給され、研削水による接触箇所の冷却及び研削屑の洗浄除去が行われる。研削屑を含んだ研削水は、加工室4内の図示しない排水口から排水される。
研削加工が開始されることで細かな研削屑が生成されて研削水に混じって噴霧となって飛散する。図1、図2に示すホイール通過口63は、例えば研削ホイール204よりも僅かに大きく形成されており、その周囲には例えばシール部材が配設されており、該シール部材と加工室4内に進入した研削ホイール204とによって、ホイール通過口63から噴霧が加工室4外に飛散してしまうことが無いようになっている。また、図1に示す加工室4の正面側板530の入口も、シャッター又は水カーテンなどによって噴霧の外部への飛散が無いようになっている。さらに、閉じられた状態の加工室4は、シール部54(図6参照)を備えているため、図2に示すように可動側板52が90度倒されておらずハンドルストッパ552によって固定されて立っている状態においてラビリンス構造が形成され、シール部54によって加工室4から噴霧が外に漏れてしまうことが防がれる。
仕上げ研削厚みまで被加工物90が研削された後に、図1、図2に示す仕上げ研削ユニット21が上昇して、研削ホイール204が被加工物90から離間する。
仕上げ研削が完了した後、ターンテーブル15及び被加工物90を保持するチャックテーブル30が加工室4の正面側板530に形成されている出口を通過して、搬入出エリア112に位置づけされる。そして、図1に示すアンローディングアーム127が、研削後の被加工物90を洗浄ユニット128に搬送する。洗浄ユニット128が被加工物90を洗浄した後、ロボット123が被加工物90を第2のカセット122に搬入する。
上記のように被加工物90に対して仕上げ研削砥石206で研削加工を施していくことで、仕上げ研削砥石206は消耗していくため、適宜のタイミング(例えば、複数枚の被加工物90を研削した後)で仕上げ研削ユニット21の研削ホイール204の交換を行う必要がある。その際に、図2示す状態から図3に示す状態のように、天板6を開いて開口69を開いた状態にするとともに、可動側板52を加工室4内に90度倒して図3に示す状態から図4に示す状態のように開口69を拡張して、作業者が加工室4内の研削ホイール204に容易にアクセスできるようにする。
天板6の研削ホイール204にアクセスするための開口69を開閉する扉機構を使用する。具体的には、まず、作業者が図2に示す取っ手625を把持して、図2においては閉じられた状態(図3に示す第2載置部526及び張り出し部606に載置された状態)の折り畳み天板626及び回転天板622を上側に引き上げることで、凸状ストッパ535が回転天板622の嵌合孔627からはずれる。
そして、回転天板622を、谷折りヒンジ621を支点として回転させて、図3に示すように立てた状態にしつつ、その上面を背もたれ624に当接させる。さらに、折り畳み天板626を、山折りヒンジ623を支点として加工室4内側に回転させて折り畳み、かつ、その先端を図3に示す凸状ストッパ535の外側面につっかける。その結果、回転天板622の加工室4内側の面と折り畳み天板626の加工室4側の面とを向かい合わせて、回転天板622を背もたれ624で支え、折り畳み天板626の先端を凸状ストッパ535で支え、回転天板622と折り畳み天板626とを加工室4上で立設させて開口69を開いた状態で維持することが可能となる。
なお、折り畳み天板626を折り畳む最中には、折り畳み天板626の先端側の矩形エリア524に対応する部分は矩形状に切り欠かれているため、該切り欠き部分を可倒部523が通過するため、折り畳み天板626が可倒部523に衝突してしまうことはない。
次いで、第1載置部525に載置されている状態の第1開閉天板61を持ち上げて開いて、図3に示すようにさらに開口69が広げられるとともに、加工室4内の研削ホイール204の周囲に作業者がさらにアクセスしやすくなる。
次いで、図3に示す可動側板52を加工室4内に向かって90度倒す。即ち、作業者が2つのハンドルストッパ552を外に向かって回動させてそれぞれL字フック551から外す。そして、可動側板52を加工室4内に向かって90度倒すことで、水平に延在していた矩形エリア524が鉛直方向(Z軸方向)に延在して図4~図6に示すように開口69がより広がった状態になる。また、可動側板52とともに倒れるシール部54が、側面側板533の棒状部537(図5、図6参照)から外れてラビリンス構造が解除される。
図4に示すように、開口69が大きく開かれた状態とすることで、加工室4内にあるチャックテーブル30及び研削ホイール204が露出した状態になるため、作業者が研削ホイール204にアクセスして新しいものと交換することができ、研削ホイール204等の開口69からの出し入れも容易となる。また、図4~図6に示す90度倒された状態の可倒部523の上面527は、作業者が交換する研削ホイール204やその他交換の際に用いる治具等を仮置きする作業台として使用することが可能となる。
なお、図1に示す粗研削ユニット20の粗研削砥石を有する研削ホイール204を交換する場合においても、第1の加工室49の開口69が同様に大きく開かれて交換が行われる。
本発明に係る加工装置1(研削装置1)は上記実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、研削装置1を用いた研削の各工程、及び研削ホイール204の交換の各工程についても、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
1:加工装置(研削装置) 10:第1の装置ベース 11:第2の装置ベース
112:搬入出エリア
121:第1のカセット 122:第2のカセット 123:ロボット
124:仮置き領域 125:位置合わせユニット 126:ローディングアーム
127:アンローディングアーム 128:洗浄ユニット
13:第1のコラム 14:第2のコラム 15:ターンテーブル
20:粗研削ユニット 204:研削ホイール 21:仕上げ研削ユニット
22:粗研削送りユニット 23:仕上げ研削送りユニット
30:チャックテーブル 300:保持面
49:第1の加工室 4:第2の加工室
5:側板
52:可動側板 521:谷折りヒンジ 523:可倒部 524:矩形エリア
53:固定側板
530:正面側板 531:区分け側板 532:背面側板 533:側面側板
535:凸状ストッパ 537:棒状部
54:シール部 551:L字フック 552:ハンドルストッパ
6:天板
60:固定天板
61:第1開閉天板 611:谷折りヒンジ
62:第2開閉天板 621:谷折りヒンジ 622:回転天板 623:山折りヒンジ
624:背もたれ 625:取っ手 626:折り畳み天板 627:嵌合孔
63:ホイール通過口 69:開口
90:被加工物 901:裏面 902:表面 91:保護テープ

Claims (1)

  1. スピンドルの先端に加工具を装着し該スピンドルを回転させ、該加工具、及びチャックテーブルに保持された被加工物に加工水を供給しながら該チャックテーブルと該加工具とを収容する加工室内で被加工物を加工する加工装置であって、
    該加工室は、側板と、天板とを備え、
    該天板は、該加工具にアクセスするための開口を開閉する扉機構を備え、
    該側板は、上端に該天板を載置する載置部を備え、該載置部と共に所定の矩形エリアを該加工室内に90度倒し該開口を拡張する可動側板と、該可動側板以外の固定側板と、該可動側板に配設されたシール部と、を備える加工装置。
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