JP2023064217A - 運転講習システム、及び運転講習システムの制御方法 - Google Patents

運転講習システム、及び運転講習システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従業員P1に対して適切な運転講習を選択できるようにする。【解決手段】運転講習システム1000は、従業員P1が運転した車両1の走行データを取得する第1取得部302と、評価項目ごとに評価値を求めることによって、第1取得部302が取得した走行データに基づいて従業員P1の運転技量を評価する評価部306と、評価部306が求めた評価値が所定値以下の評価項目、又は、評価部306が求めた評価値のなかで最も値の小さい評価項目を抽出する抽出部307と、抽出部307が抽出した評価項目に対応する運転講習を選択する選択部308と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、運転講習システム、及び運転講習システムの制御方法に関する。
従来、運転講習に係わる技術が知られている。
例えば、特許文献1は、運転講習に係わる技術として、動的に変化する周囲の状況の中で危険シーンの予測を研修者が訓練できる技術を開示している。
特開2017-60164号公報
ところで、車両の運転者は、運転で苦手な項目に対応する運転講習を受講することで運転技量が向上し得る。そのため、特許文献1のような運転講習に係わる技術においては、車両の運転者に対して、適切な運転講習を選択できることが要求されている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両の運転者に対して適切な運転講習を選択できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するための一態様の運転講習システムは、運転者が運転した車両の走行データを取得する第1取得部と、評価項目ごとに評価値を求めることによって、前記第1取得部が取得した前記走行データに基づいて前記運転者の運転技量を評価する評価部と、前記評価部が求めた前記評価値が所定値以下の前記評価項目、又は、前記評価部が求めた前記評価値のなかで最も値の小さい前記評価項目を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記評価項目に対応する運転講習を選択する選択部と、を備える。
上記運転講習システムにおいて、前記車両を運転しているときの前記運転者の生体に関する生体関連データを取得する第2取得部と、前記第2取得部が取得した前記生体関連データに基づいて、前記運転者の健康状態を含む前記運転者の身体状態、及び、前記運転者の精神的な状態であるメンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを検知する検知部と、を備え、前記評価部は、前記身体状態及び前記メンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを前記検知部が検知した場合、前記評価値を下げる、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記車両を運転しているときの前記運転者の生体に関する生体関連データを取得する第2取得部と、前記第2取得部が取得した前記生体関連データに基づいて、前記運転者の健康状態を含む前記運転者の身体状態、及び、前記運転者の精神的な状態であるメンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを検知する検知部と、を備え、前記評価部は、前記身体状態及び前記メンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを前記検知部が検知した場合、前記運転者の運転技量を評価しない、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記検知部は、前記身体状態の不良として、前記運転者が酒気帯び運転をしていたこと、及び、前記車両を運転しているときの前記運転者に眠気があったことの少なくともいずれかを検知する、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記運転者に、前記選択部が選択した運転講習の受講を促す通知を行う第1通知部を備える、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記選択部が選択した運転講習を前記運転者が受講したか否かを判定する第1判定部を備え、前記第1通知部は、前記第1判定部が受講していないと判定した場合、前記運転者に、前記選択部が選択した運転講習の受講を促す通知を行う、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記選択部が選択した運転講習を前記運転者が受講してから所定期間が経過した場合、前記運転者が受講した運転講習に対応する前記評価項目の前記評価値が、受講前の値より大きいか否かを判定する第2判定部、を備え、前記選択部は、受講前の値より大きくなっていないと前記第2判定部が判定した場合、前記抽出部が抽出した前記評価項目に対応する運転講習であって、前記運転者が受講した運転講習と異なる講習内容の運転講習を選択する、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記車両を管理する管理者に、前記選択部が選択した運転講習の情報を通知する第2通知部を備える、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記第1取得部が取得した前記走行データに基づいて、前記運転者が前記車両の運転において危険と感じた場所を認識する認識部を備え、前記第2通知部は、前記認識部が認識した前記場所の情報も前記管理者に通知する、構成としてもよい。
上記運転講習システムにおいて、前記走行データは、前記車両に設けられたカメラの撮影データ、及び、前記車両の加減速のデータを含む、構成としてもよい。
上記目的を達成するための別の一態様の運転講習システムの制御方法は、運転者が運転した車両の走行データを取得する取得ステップと、評価項目ごとに評価値を求めることによって、前記取得ステップで取得した前記走行データに基づいて前記運転者の運転技量を評価する評価ステップと、前記評価ステップで求めた前記評価値が所定値以下の前記評価項目、又は、前記評価ステップで求めた前記評価値のなかで最も値の小さい前記評価項目を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出した前記評価項目に対応する運転講習を選択する選択ステップと、含む。
本発明によれば、車両の運転者に対して適切な運転講習を選択できるとの効果を奏する。
図1は、運転講習システムの概要を示す図である。 図2は、車両の一例を示す図である。 図3は、車両の構成の一例を示す図である。 図4は、サーバ装置の構成の一例を示す図である。 図5は、運転講習システムの動作を示すフローチャートである。 図6は、運転講習システムの動作を示すフローチャートである。 図7は、受講済対応処理の動作を示すフローチャートである。
[1.運転講習システムの概要]
図1を参照して、本実施形態の運転講習システム1000の概要を説明する。
図1は、運転講習システム1000の概要を示す図である。
本実施形態の運転講習システム1000は、会社CPに勤める従業員P1の運転技量を評価し、従業員P1に対して、評価が低い評価項目に対応する運転講習を選択する。運転講習とは、運転技量の向上を目的とした講習であり、動画を見る講習(以下、「動画講習」という)や、実際に運転を行う講習(以下、「走行講習」という)などを含む。運転講習システム1000は、選択した運転講習の受講を促す通知を従業員P1に行う。また、運転講習システム1000は、選択した運転講習の情報を、従業員P1が使用する車両1を管理する管理者P2に通知する。なお、管理者P2は、従業員P1とは異なる人物である。本実施形態において運転講習の情報は、運転講習の講習名の情報と、運転講習の講習内容の情報とが含まれる。
従業員P1は、本開示の「運転者」に相当する。
従業員P1は、業務において車両1を運転する。図2を参照して、従業員P1が運転する車両1について説明する。
図2は、車両1の一例を示す図である。
本実施形態の車両1は、乗車定員5名の四輪車両である。車両1は、運転席10A、助手席10B、リア右席10C、リア中央席10D、及びリア左席10Eを備える。図2の車両1では、従業員P1が運転席10Aに着座している状況を示している。着座している従業員P1の腕には、ウェアラブル端末2が装着されている。ウェアラブル端末2は、脈拍センサや、温度センサなどの各種のセンサを備える。ウェアラブル端末2は、装着者の脈拍や、装着者の体温などを検出する。ウェアラブル端末2は、車両1に搭載される車載装置100と通信可能である。
車両1は、右前ドア11A、左前ドア11B、右後ドア11C、左後ドア11D、及び、テールゲート11Eを備える。右前ドア11A、左前ドア11B、右後ドア11C、及び左後ドア11Dを開くことにより車両1の車室空間への出入りが可能となる。テールゲート11Eは、車両1のトランクを開閉する。
車両1は、ダッシュボード12を備える。ダッシュボード12は、タッチパネル13、スピーカ14、及びマイク15が設置される。タッチパネル13は、文字や画像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルへの接触を検出するタッチセンサーとが重畳された構成を有する。スピーカ14は、車両1の車室空間に音を出力する。マイク15は、音声を集音する。マイク15は、車両1に搭乗している人が発話する音声等、車両1の車室空間の音を集音する。スピーカ14及びマイク15の設置位置および数は任意に変更可能である。
ダッシュボード12には、運転席10Aに着座した人と対向する位置に、車内カメラ16が設定される。車内カメラ16は、車両1の車室内を撮影する。車内カメラ16の撮影範囲は、運転席10Aに着座した人の頭部を含む範囲である。
車内カメラ16は、本開示の「カメラ」に相当する。
ダッシュボード12には、ステアリングホイール17が設置される。ステアリングホイール17のステアリングコラムカバーの上面には、アルコール検知センサ18が設置される。アルコール検知センサ18は、運転席10Aに着座した人の呼気中に含まれるアルコール濃度を測定する。なお、アルコール検知センサ18が設置される位置は、ステアリングコラムカバーの上面に限定されない。
車両1の車室内には、ドライブレコーダ19が設置される。ドライブレコーダ19は、車両1の前方を撮影する。ドライブレコーダ19は、車載装置100と通信可能である。
ドライブレコーダ19は、本開示の「カメラ」に相当する。
車両1の前部には、車両1の前方を撮影するフロントカメラ20Aが設けられている。車両1の後部には、車両1の後方を撮影するリアカメラ20Bが設けられている。また、車両1の右側部には、車両1の右側方を撮影する右サイドカメラ20Cが設けられている。また、車両1の左側部には、車両1の左側方を撮影する左サイドカメラ20Dが設けられている。フロントカメラ20A、リアカメラ20B、右サイドカメラ20C、及び左サイドカメラ20Dは、車両1の周囲を撮影する車外カメラである。
フロントカメラ20A、リアカメラ20B、右サイドカメラ20C、及び左サイドカメラ20Dは、本開示の「カメラ」に相当する。
車両1は、車載装置100を備える。車載装置100は、車両1に設けられるタッチパネル13を備える装置であり、例えば、ディスプレイオーディオ(DA)と呼ばれる装置、或いはカーナビゲーション装置である。車載装置100は、TCU(Telematics Control Unit)21と接続し、TCU21によってサーバ装置3と通信する。車載装置100には、ペダルセンサ24や、車両状態センサ25、ステアリングセンサ26などのデバイスが接続する。
図1の説明に戻り、従業員P1が運転した車両1の車載装置100は、所定のタイミングで、アップロードデータADをサーバ装置3に送信する。所定のタイミングは、日付が変わったタイミングや、従業員P1が業務を終了したタイミング、従業員P1が業務において車両1の使用を終了したタイミングが例に挙げられる。アップロードデータADは、従業員P1が運転した車両1の走行データ、及び、運転しているときの従業員P1の生体に関する生体関連データを含む。これらデータについては後に詳述する。
サーバ装置3は、通信ネットワークNWに接続する。通信ネットワークNWは、データ通信ネットワークであればよく、例えば公衆回線網を含む広域通信ネットワークである。サーバ装置3は、車載装置100からアップロードデータADを受信する。サーバ装置3は、受信したアップロードデータADに基づいて従業員P1の運転技量を評価する。サーバ装置3は、複数の評価項目ごとに評価値を求めることで従業員P1の運転技量を評価する。サーバ装置3は、求めた評価値が所定値以下の評価項目を抽出し、複数の運転講習から抽出した評価項目に対応する運転講習を選択する。サーバ装置3は、従業員P1が使用する第1端末装置4に、選択した運転講習の受講を促す第1通知情報J1を送信する。これにより、サーバ装置3は、従業員P1に、選択した運転講習の受講を促す通知を行う。また、サーバ装置3は、管理者P2が使用する第2端末装置5に、従業員P1に受講を促した運転講習の情報を通知する第2通知情報J2を送信する。これにより、サーバ装置3は、管理者P2に、従業員P1に受講を促した運転講習の情報を通知する。
第1端末装置4は、モバイルデバイス、或いはハンドヘルドコンピュータと呼ばれる携帯型のコンピュータであり、例えばスマートフォンである。なお、第1端末装置4は、ラップトップ型のコンピュータでもデスクトップ型のコンピュータでもタブレット型のコンピュータでもよい。第1端末装置4は、第1通知情報J1をサーバ装置3から受信すると、受信した第1通知情報J1を表示する。例えば、第1端末装置4は、「次の運転講習の受講をお奨めします。講習名「合流動画講習」・講習内容「合流の動画を見る講習」」との情報を表示する。
第2端末装置5は、モバイルデバイス、或いはハンドヘルドコンピュータと呼ばれる携帯型のコンピュータであり、例えばスマートフォンである。なお、第2端末装置5は、ラップトップ型のコンピュータでもデスクトップ型のコンピュータでもタブレット型のコンピュータでもよい。第2端末装置5は、第2通知情報J2をサーバ装置3から受信すると、受信した第2通知情報J2を表示する。例えば、第2端末装置5は、「次の運転講習をお奨めしました。講習名「合流動画講習」・講習内容「合流の動画を見る講習」」との情報を表示する。
サーバ装置3は、選択した運転講習を従業員P1が受講したか否かを判定する。運転講習を従業員P1が受講していないと判定した場合、サーバ装置3は、再度、第1通知情報J1を第1端末装置4に送信する。サーバ装置3は、従業員P1の運転技量の向上を監視する。サーバ装置3は、第1通知情報J1で通知した運転講習を従業員P1が受講した後、従業員P1が受講した運転講習に対応する評価項目について、従業員P1の運転技量が向上したか否かを判定する。サーバ装置3は、従業員P1の運転技量が向上していないと判定した場合、従業員P1が受講した運転講習に対応する評価項目に対応する他の運転講習を選択する。そして、サーバ装置3は、第1通知情報J1を送信することで、選択した他の運転講習の受講を促す通知を行う。
[2.車両の構成]
次に、車両1の構成について説明する。
図3は、車両1の構成の一例を示す図である。
運転講習システム1000は、車両1を備える。
車両1は、車載装置100、TCU(Telematics Control Unit)21、通信ユニット22、GNSS(Global Navigation Satellite System)23、タッチパネル13、スピーカ14、マイク15、車内カメラ16、アルコール検知センサ18、ドライブレコーダ19、フロントカメラ20A、リアカメラ20B、右サイドカメラ20C、左サイドカメラ20D、ペダルセンサ24、車両状態センサ25、及びステアリングセンサ26を備える。
車載装置100は、CPU(Central Processing Unit)やMPC(Micro-processing unit)等のプロセッサである車載プロセッサ110、及びプログラムやデータを記憶するメモリである車載メモリ120を備える。
車載プロセッサ110は、車載メモリ120が記憶する制御プログラム121を読み出して実行することにより、第1車載通信制御部111、第2車載通信制御部112、データ収集部113、及びアップロードデータ生成部114として機能する。
車載メモリ120は、車載プロセッサ110が実行するプログラムや、車載プロセッサ110に処理されるデータを記憶する。車載メモリ120は、車載プロセッサ110が実行する制御プログラム121、地図データ122、その他の各種データを記憶する。車載メモリ120は、不揮発性の記憶領域を有する。また、車載メモリ120は、揮発性の記憶領域を備え、車載プロセッサ110のワークエリアを構成してもよい。
地図データ122は、道路地図情報や、各種施設等の施設情報、マップマッチング用のデータ等を格納するデータである。道路地図情報は、地図上の道路を線で表現した道路ネットワークからなり、交差点や分岐点等をノードとして複数の部分に分割し、各ノード間の部分をリンクとして規定したリンクに関する情報を含む。施設情報は、施設の位置(緯度、経度)や、施設の名称等を示す。
車載装置100には、TCU21、通信ユニット22、GNSS23、タッチパネル13、スピーカ14、マイク15、車内カメラ16、アルコール検知センサ18、ドライブレコーダ19、フロントカメラ20A、リアカメラ20B、右サイドカメラ20C、左サイドカメラ20D、ペダルセンサ24、車両状態センサ25、及びステアリングセンサ26が接続する。なお、車載装置100に接続するデバイスは、これらデバイスに限定されず、他の種類のデバイスが接続してもよい。
通信ユニット22は、アンテナ、RF回路、エンコーダ、デコーダ等を有する無線通信装置を備える。本実施形態の通信ユニット22は、ウェアラブル端末2及び第1端末装置4と通信する。
GNSS23は、車両1の現在位置を測位する。車両1が不図示のカーナビゲーションシステムを搭載している場合、GNSS23として、カーナビゲーション装置が備えるGPS(Global Positioning System)ユニット等を利用してもよい。
ペダルセンサ24は、アクセルペダルセンサ及びブレーキペダルセンサを含む。ペダルセンサ24は、所定の周期で、踏み込み量を示す検出値を車載装置100に出力する。ペダルセンサ24の検出値は、本開示の「加減速のデータ」に相当する。
車両状態センサ25は、例えば3軸加速度センサ、ヨーレートセンサ、及び速度センサを含む。車両状態センサ25は、所定の周期で検出値を車載装置100に出力する。
ステアリングセンサ26は、ステアリングホイール17の操作トルク又は舵角を検出する。ステアリングセンサ26は、所定の周期で検出値を車載装置100に出力する。
上述したように、車載プロセッサ110は、第1車載通信制御部111、第2車載通信制御部112、データ収集部113、及びアップロードデータ生成部114として機能する。
第1車載通信制御部111は、TCU21を介して、サーバ装置3と通信する。
第2車載通信制御部112は、通信ユニット22を介して、ウェアラブル端末2と通信する。
データ収集部113は、アップロードデータADに含まれる各種のデータを収集する。データ収集部113は、従業員P1が業務を開始したと見做せるタイミングでデータの収集を開始する。従業員P1が業務を開始したと見做せるタイミングは、1日で最初にイグニッションがオンにされたタイミングや、従業員P1がタッチパネル13を介して業務を開始したことを示す情報を車載装置100に入力したタイミングなどである。
データ収集部113は、車内カメラ16、ドライブレコーダ19、フロントカメラ20A、リアカメラ20B、右サイドカメラ20C、及び左サイドカメラ20Dの各々の撮影結果である動画データを、車両1の走行データとして収集する。この動画データは、本開示の「撮影データ」に相当する。
また、データ収集部113は、ペダルセンサ24、車両状態センサ25、及びステアリングセンサ26の各々の検出値を、車両1の走行データとして収集する。
また、データ収集部113は、GNSS23が測位する車両1の現在位置、及び地図データ122を参照し、車両1が走行したルートRTのデータを、車両1の走行データとして収集する。図1のルートRTの場合、データ収集部113は、会社CPの所在地点PTを起点とし会社CPの所在地点PTを終点としたルートRTのデータを、車両1の走行データとして収集する。
また、データ収集部113は、GNSS23が測位した車両1の現在位置を示す現在位置データを、車両1の走行データとして収集する。
また、データ収集部113は、車内カメラ16の撮影結果である動画データを、生体関連データとして収集する。
また、データ収集部113は、アルコール検知センサ18が出力した検出値を、生体関連データとして収集する。
また、データ収集部113は、第2車載通信制御部112がウェアラブル端末2から受信した脈拍数などの生体データを、生体関連データとして収集する。
アップロードデータ生成部114は、所定のタイミングが到来すると、データ収集部113が収集した各種のデータを含むアップロードデータADを生成し、生成したアップロードデータADを第1車載通信制御部111に出力する。第1車載通信制御部101は、アップロードデータ生成部114から入力されたアップロードデータADをサーバ装置3に送信する。
アップロードデータ生成部114は、アップロードデータADの生成に際して、従業員P1の識別情報である従業員ID(Identification)を取得する。アップロードデータ生成部114は、従業員IDが車載メモリ120に記録されている場合、車載メモリ120から従業員IDを読み出すことで取得する。第1端末装置4と車載装置100とが通信可能である場合、アップロードデータ生成部114は、第2車載通信制御部112を介して第1端末装置4から従業員IDを取得してもよい。アップロードデータ生成部114は、取得した従業員IDをアップロードデータADに含める。
[3.サーバ装置の構成]
次に、サーバ装置3の構成について説明する。
運転講習システム1000は、サーバ装置3を備える。
図4は、サーバ装置3の構成の一例を示す図である。
サーバ装置3は、CPUやMPC等のプロセッサであるサーバプロセッサ30、プログラムやデータを記憶するメモリであるサーバメモリ31、及びサーバ通信ユニット32を備える。
サーバプロセッサ30は、サーバメモリ31が記憶する制御プログラム313を読み出して実行することにより、サーバ受信部301、第1取得部302、第2取得部303、検知部304、認識部305、評価部306、抽出部307、選択部308、第1通知部309、第2通知部310、第1判定部311、及び第2判定部312として機能する。
サーバメモリ31は、サーバプロセッサ30が実行するプログラムや、サーバプロセッサ30に処理されるデータを記憶する。サーバメモリ31は、サーバプロセッサ30が実行する制御プログラム313、従業員DB(database)314、評価結果DB315、運転講習DB316、管理者DB317、受講前評価値DB318、地図データ319、その他の各種データを記憶する。サーバメモリ31は、不揮発性の記憶領域を有する。また、サーバメモリ31は、揮発性の記憶領域を備え、サーバプロセッサ30のワークエリアを構成してもよい。
従業員DB314は、従業員P1ごとに、従業員P1の情報を有するレコードが格納されている。従業員P1の情報は、従業員ID、第1端末装置4と通信するための通信情報、受講対象の運転講習の情報、受講対象の運転講習を受講したか否かを示す受講有無情報、受講対象の運転講習を受講した日時を示す受講日時情報などを含む。従業員DB314に格納される1件のレコードには、受講対象の運転講習ごとに、運転講習の情報、受講有無情報、及び受講日時情報を含む。受講有無情報及び受講日時情報は、従業員P1が受講対象の運転講習を受講すると、適切に更新される。
評価結果DB315は、従業員P1ごとに、従業員IDと評価結果の情報とを有するレコードが格納されている。評価結果の情報は、評価項目ごとに、評価項目の項目名の情報と評価値とを含む。評価項目とは、評価部306が評価する項目である。本実施形態では、合流、駐車、及び狭路の3つ評価項目がある場合を例示する。そのため、本実施形態の評価結果DB315が格納する1件のレコードは、合流、駐車、及びルートの3つの評価項目の各々について、評価結果の情報を含む。
運転講習DB316は、運転講習の情報を有するレコードが格納されている。運転講習DB316が格納するレコードは、評価項目ごとに、評価項目の項目名の情報と、運転講習の情報とを含む。
本実施形態において、運転講習DB316が格納するレコードは、項目名「合流」の情報に、講習名「合流動画講習」の情報及び講習内容「合流の動画を見る講習」の情報と、講習名「合流走行講習」の情報及び講習内容「実際に運転して合流を行う講習」の情報とが対応付いている。
本実施形態において、運転講習DB316が格納するレコードは、項目名「駐車」の情報に、講習名「駐車動画講習」の情報及び講習内容「駐車の動画を見る講習」の情報と、講習名「駐車走行講習」の情報及び講習内容「実際に運転して駐車を行う講習」の情報とが対応付いている。
本実施形態において、運転講習DB316が格納するレコードは、項目名「狭路走行」の情報に、講習名「狭路動画講習」の情報及び講習内容「狭路の走行の仕方の動画を見る講習」の情報と、講習名「狭路走行講習」の情報及び講習内容「実際に運転して狭路を走行する講習」の情報とが対応付いている。
管理者DB317は、管理者P2ごとに、管理者P2の情報を有するレコードが格納されている。管理者P2の情報は、管理者P2が使用する第2端末装置5と通信するための通信情報と、管理者P2が管理する車両1を使用し得る従業員P1の従業員IDとを含む。
受講前評価値DB318は、従業員P1が受講対象の運転講習を受講していないときの評価値、すなわち受講前の評価値を有するレコードが格納されている。受講前評価値DBが格納する1件のレコードは、従業員ID、評価項目の項目名の情報、及び評価値を含む。
地図データ319は、道路地図情報や、各種施設等の施設情報、マップマッチング用のデータなどを格納するデータである。地図データ319の道路地図情報には、リンクごとに狭路か否かの情報が含まれる。
サーバ通信ユニット32は、アンテナ、RF回路、エンコーダ、デコーダ等を有する通信装置を備える。サーバ通信ユニット32は、通信ネットワークNWを介して、車両1、第1端末装置4、及び第2端末装置5と通信する。
上述した通り、サーバプロセッサ20は、サーバ受信部301、第1取得部302、第2取得部303、検知部304、認識部305、評価部306、抽出部307、選択部308、第1通知部309、第2通知部310、第1判定部311、及び第2判定部312として機能する。
サーバ受信部301は、サーバ通信ユニット32を介して、車両1からアップロードデータADを受信する。すなわち、サーバ受信部301は、サーバ通信ユニット32を介して、車載装置100からアップロードデータADを受信する。
第1取得部302は、サーバ受信部301によって受信されたアップロードデータADから車両1の走行データを取得する。
第2取得部303は、サーバ受信部301によって受信されたアップロードデータADから生体関連データを取得する。
検知部304は、第2取得部303が取得した生体関連データに基づいて、運転中における従業員P1の身体状態の不良を検知する。なお、従業員P1の身体状態の不良とは、運転に適していない従業員P1の身体状態のことを指す。本実施形態において、検知部304は、従業員P1の身体状態の不良として、従業員P1が酒気帯び運転していたこと、及び、車両1を運転しているときの従業員P1に眠気があったことの少なくともいずれかを検知する。
例えば、検知部304は、生体関連データに含まれるアルコール検知センサ18の検出値が、所定値以上のアルコール濃度を示す場合、従業員P1が酒気帯び運転であったと検知する。
また、例えば、検知部304は、生体関連データに含まれる車内カメラ16の動画データを解析し、動画に写る従業員P1の顔色が飲酒をしたときの顔色か否かを判定し、飲酒をしたときの顔色であると判定した場合、従業員P1が酒気帯び運転であったと検知する。
また、例えば、検知部304は、生体関連データに含まれる生体データが示す脈拍数に基づいて、従業員P1に眠気があったか否かを検知する。
また、例えば、検知部304は、生体関連データに含まれる車内カメラ16の動画データを解析し、動画に写る従業員P1の目が所定時間以上閉じた状態であった場合、従業員P1に眠気があったと検知する。
検知部304は、検知結果を評価部306に出力する。検知部304が出力する検知結果は、眠気があったことを検知したこと、酒気帯び運転であったことを検知したこと、眠気があったこと及び酒気帯び運転であったことを検知したこと、及び、眠気があったこと及び酒気帯び運転であったことを検知しなかったこと、のいずれかである。
認識部305は、第1取得部302が取得した車両1の走行データに基づいて、車両1を運転しているときに従業員P1が危険を感じた場所を認識する。例えば、認識部305は、アップロードデータADが含む現在位置データ、及びアップロードデータADが含むペダルセンサ24の検出値に基づいて、単位時間あたりの踏み込み量が所定値以上となった車両1の位置を認識し、地図データ319を参照してその位置がどの場所に該当するかを認識する。
評価部306は、第1取得部302が取得した車両1の走行データ、及び検知部304の検知結果に基づいて、従業員P1の運転技量を評価項目ごとに評価する。評価部306は、車両1の走行データを解析して、評価を行う評価項目を特定する。
例えば、評価部306は、フロントカメラ20Aの動画データや、ルートRTのデータ、車両1の現在位置データなどを解析して、車両1が合流車線を走行したと認識する。この場合、評価部306は、評価を行う評価項目として合流の評価項目を特定する。
また、例えば、評価部306は、フロントカメラ20A、右サイドカメラ20C、左サイドカメラ20D、及びリアカメラ20Bの動画データや、ルートRTのデータ、車両状態センサ25の検出値などを解析して、車両1が駐車場で駐車をしたと認識する。この場合、評価部306は、評価を行う評価項目として駐車の評価項目を特定する。
また、例えば、評価部306は、フロントカメラ20Aの動画データや、ルートRTのデータ、車両1の現在位置データ、地図データ319などを解析することで、車両1が狭路を走行したと認識する。この場合、評価部306は、評価を行う評価項目として狭路の評価項目を特定する。
評価部306は、評価項目の特定を行うと、特定した評価項目に対応する基準データを取得する。基準データは、評価の基準となるデータであり、例えば、動画データや所定の数値を含むデータである。基準データは、サーバ装置3が記憶していてもよいし、通信ネットワークNWに接続する他の機器が記憶していてもよい。評価部306は、車両1の走行データと取得した基準データとを比較して、特定した評価項目について評価値を求める。評価値の算出方式は、どのような方式でもよいが、本実施形態では減算方式を例示する。本実施形態では、「100」の評価値が最も評価が高い評価値とする。
例えば、評価部306は、基準データには運転者が右後ろを目視する映像がある一方で車内カメラ16の動画データには従業員P1が右後ろを目視する映像がない場合、合流の評価項目について評価値を下げる。
また、例えば、評価部306は、基準データが示す切り返しの回数より、車両1の走行データが示す切り返しの回数が多い場合、駐車の評価項目について評価値を下げる。なお、評価部306は、ステアリングセンサ26の検出値に基づいて、車両1の走行データが示す切り返しの回数を認識する。
また、例えば、評価部306は、ルートRTのデータ、及び地図データ319などを解析して、車両1が走行したルートRTが所定距離以上の狭路を走行したルートRTである場合、ルート選択が不適切であったとして、狭路の評価項目について評価値を下げる。
評価部306は、検知部304から入力された検知結果が、酒気帯びであったこと及び眠気があったことの少なくともいずれかを示す場合、評価値をさらに下げる。評価部306は、特定した評価項目の全てを対象に、車両1の走行データから求めた評価値から値をさらに下げる。
評価部306は、評価を行うと、評価結果DB315に評価結果を記録する。評価部306は、記録に際して、サーバ受信部301が受信したアップロードデータADの従業員IDと一致する従業員IDを有するレコードを、評価結果DB315から特定する。次いで、評価部306は、特定したレコードについて、評価した評価項目の項目名の情報に対応付く評価値を、求めた評価値に更新する。また、評価部306は、受講前評価値DB318に評価結果を記録する。評価部306は、サーバ受信部301が受信したアップロードデータADの従業員IDと、評価した評価項目の項目名の情報と、この評価項目に対して求めた評価値とを有するレコードを生成し、生成したレコードを受講前評価値DB318に格納する。
評価部306は、評価結果DB315の更新、及び受講前評価値DB318への格納を行うと、評価を終了した旨を抽出部307に出力する。
抽出部307は、評価が終了した旨が評価部306から入力されると、評価部306によって評価値が更新されたレコードを対象に、所定値以下の評価値が対応付く評価項目を抽出する。この所定値は、評価項目ごとに異なってもよい。抽出部307は、所定値以下の評価値が対応付く評価項目を抽出できた場合、抽出した評価項目の項目名の情報を選択部308に出力する。なお、評価値との比較に用いられる所定値は、所定値以下である場合の評価項目を苦手な項目であると見做すことができる値に設定される。この所定値は、事前のテストやシミュレーションなどによって適切に定められる。
選択部308は、抽出部307が抽出した評価項目に対応する運転講習を選択する。選択部308は、運転講習DB316を参照し、抽出部307が出力した項目名の情報に対応付く運転講習の情報から1つの運転講習の情報を選択する。選択基準は任意であるが、例えば、選択部308は、評価部306が求めた評価値に応じて、動画講習の情報又は走行講習の情報を選択してもよい。選択部308は、運転講習の情報を選択すると、選択した運転講習の情報を第1通知部309及び第2通知部310に出力する。選択部308は、運転講習を選択すると、選択した運転講習の情報を従業員DB314に記録する。選択部308は、サーバ受信部301が受信したアップロードデータADの従業員IDと一致する従業員IDを有するレコードを特定し、特定したレコードに、選択した運転講習の情報、受講無しを示す受講有無情報、及び受講日時がブランクの受講日時情報を記録する。
第1通知部309は、選択部308が運転講習を選択すると、第1通知情報J1を生成する。第1通知情報J1には、選択部308が選択した運転講習の情報が含まれる。第1通知部309は、従業員DB314を参照して、サーバ受信部301が受信したアップロードデータADの従業員IDを有するレコードを特定し、特定したレコードに含まれる通信情報を読み出す。そして、第1通知部309は、読み出した通信情報に基づいて、生成した第1通知情報J1を第1端末装置4に送信する。
第2通知部310は、選択部308が運転講習を選択すると、第2通知情報J2を生成する。第2通知情報J2には、選択部308が選択した運転講習の情報や、認識部305が認識した場所の情報、サーバ受信部301が受信したアップロードデータADの従業員IDなどが含まれる。第2通知部310は、管理者DB317を参照して、サーバ受信部301が受信したアップロードデータADの従業員IDに対応付く通信情報を読み出す。そして、第2通知部310は、読み出した通信情報に基づいて、生成した第2通知情報J2を第2端末装置5に送信する。
第1判定部311は、従業員P1が、選択部308が選択した運転講習を受講したか否かを判定する。第1判定部311は、受講有無情報が受講有りを示す場合、この受講有無情報に対応付く従業員IDが示す従業員P1が、選択部308が選択した運転講習を受講したと判定する。第1判定部311は、受講有無情報が受講無しを示す場合、この受講有無情報に対応付く従業員IDが示す従業員P1が、選択部308が選択した運転講習を受講していないと判定する。第1判定部311は、判定結果を第1通知部309に出力する。
第2判定部312は、選択部308が選択した運転講習を受講してから所定期間が経過した場合、従業員P1が受講した運転講習に対応する評価項目の評価値が、受講前の値より大きいか否かを判定する。第2判定部312は、判定結果を選択部308に出力する。
[4.運転講習システムの動作]
次に、運転講習システム1000の動作について説明する。
図5は、運転講習システム1000の動作を示すフローチャートである。図5において、フローチャートFAは車両1の動作を示し、フローチャートFBはサーバ装置3の動作を示し、フローチャートFCは第1端末装置4の動作を示し、フローチャートFDは第2端末装置5の動作を示す。
フローチャートFAで示すように、車両1の車載装置100のアップロードデータ生成部114は、所定のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップSA1)。
アップロードデータ生成部114は、所定のタイミングが到来していないと判定した場合(ステップSA1:NO)、再度、ステップSA1の判定を行う。
一方、アップロードデータ生成部114は、所定のタイミングが到来したと判定した場合(ステップSA1:YES)、アップロードデータADを生成する(ステップSA2)。
次いで、第1車載通信制御部111は、ステップSA2で生成されたアップロードデータADをサーバ装置3に送信する(ステップSA3)。
フローチャートFBで示すように、サーバ装置3のサーバ受信部301は、車両1からアップロードデータADを受信する(ステップSB1)。
次いで、第1取得部302は、ステップSB1で受信されたアップロードデータADから車両1の走行データを取得する(ステップSB2)。
ステップSB2は、本開示の「取得ステップ」に相当する。
次いで、第2取得部303は、ステップSB1で受信されたアップロードデータADから従業員P1の生体関連データを取得する(ステップSB3)。
なお、ステップSB2とステップSB3との処理順は、逆でもよい。
次いで、検知部304は、ステップSB3で取得された生体関連データに基づいて、従業員P1の酒気帯び、及び従業員P1の眠気を検知する(ステップSB4)。
次いで、認識部305は、ステップSB2で取得された車両1の走行データに基づいて、従業員P1が危険を感じた場所を認識する(ステップSB5)。
なお、ステップSB4とステップSB5の処理順は、逆でもよい。
次いで、評価部306は、ステップSB2で取得された車両1の走行データ、及びステップSB4で行われた検知の検知結果に基づいて、従業員P1の運転技量を評価する(ステップSB6)。
ステップSB6は、本開示の「評価ステップ」に相当する。
次いで、抽出部307は、所定値以下の評価値の評価項目を抽出する(ステップSB7)。
ステップSB7は、本開示の「抽出ステップ」に相当する。
次いで、選択部308は、ステップSB7において、抽出部307が評価項目を抽出できたか否かを判定する(ステップSB8)。選択部308は、抽出部307から項目名の情報が入力された場合、ステップSB8で肯定判定し、抽出部307から項目名の情報が入力されなかった場合、ステップSB8で否定判定する。
選択部308が、抽出部307が評価項目を抽出できなかったと判定した場合(ステップSB8:NO)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、選択部308は、抽出部307が評価項目を抽出できたと判定した場合(ステップSB8:YES)、抽出部307が抽出した評価項目に対応する運転講習を選択する(ステップSB9)。
ステップSB9は、本開示の「選択ステップ」に相当する。
次いで、第1通知部309は、第1通知情報J1を生成する(ステップSB10)。ステップSB10で生成される第1通知情報J1には、ステップSB9で選択された運転講習の情報が含まれる。
次いで、第1通知部309は、ステップSB10で生成した第1通知情報J1を第1端末装置4に送信する(ステップSB11)。
次いで、第2通知部310は、第2通知情報J2を生成する(ステップSB12)。ステップSB12で生成される第2通知情報J2には、ステップSB9で選択された運転講習の情報が含まれる。また、ステップSAB12で生成される第2通知情報J2には、ステップSB5で認識された場所の情報が含まれる。
次いで、第2通知部310は、ステップSB12で生成した第2通知情報J2を第2端末装置5に送信する(ステップSB13)。
フローチャートFCで示すように、第1端末装置4は、第1通知情報J1をサーバ装置3から受信し(ステップSC1)、受信した第1通知情報J1を表示する(ステップSC2)。
フローチャートFDで示すように、第2端末装置5は、第2通知情報J2をサーバ装置3から受信し(ステップSD1)、受信した第2通知情報J2を表示する(ステップSD2)。
次に、第1通知情報J1を送信した後の運転講習システム1000の動作について説明する。
図6は、運転講習システム1000の動作を示すフローチャートである。
図6において、フローチャートFEはサーバ装置3の動作を示し、フローチャートFFは第1端末装置4の動作を示す。
フローチャートFEで示すように、第1判定部311は、処理対象のレコードを1つ従業員DB314から特定する(ステップSE1)。
次いで、第1判定部311は、ステップSE1で特定したレコードに対応する従業員P1が、選択部308が選択した運転講習を受講したか否かを判定する(ステップSE2)。
第1判定部311が、選択部308が選択した運転講習を受講していないと判定した場合(ステップSE2:NO)、第1通知部309は、第1通知情報J1を生成する(ステップSE3)。ステップSE3で生成される第1通知情報J1は、選択部308が選択した運転講習であって従業員P1が受講していない運転講習の情報を含む。
次いで、第1通知部309は、第1通知情報J1を第1端末装置4に送信する(ステップSE4)。
フローチャートFFで示すように、第1端末装置4は、第1通知情報J1をサーバ装置3から受信し(ステップSF1)、受信した第1通知情報J1を表示する(ステップSF2)。
ステップSE2の説明に戻り、選択部308が選択した運転講習を受講したと第1判定部311が判定した場合(ステップSE2:YES)、サーバプロセッサ30は、受講済対応処理を行う(ステップSE5)。
図7は、受講済対応処理におけるサーバ装置3の動作を示すフローチャートである。
第2判定部312は、選択部308が選択した運転講習を従業員P1が受講してから、所定期間(例えば2週間)が経過したか否かを判定する(ステップSE501)。第2判定部312は、ステップSE1で特定したレコードに含まれる受講日時情報が示す受講日時を基準として、所定期間が経過したか否かを判定する。
第2判定部312が、所定期間が経過していないと判定した場合(ステップSE501:NO)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、第2判定部312が、所定期間が経過したと判定した場合(ステップSE501:YES)、選択部308は、従業員P1が受講した運転講習に対応する評価項目の評価が向上したか否かを判定する(ステップSE502)。
ステップSE502について詳述する。
第2判定部312は、ステップSE1で特定されたレコードの従業員IDを含むレコードを評価結果DB315から特定し、特定したレコードから、従業員P1が受講した運転講習に対応する評価項目の評価値を特定する。また、第2判定部502は、ステップSE1で特定されたレコードの従業員IDを含むレコードを受講前評価値DB318から特定し、特定したレコードから、従業員P1が受講した運転講習に対応する評価項目の評価値を特定する。そして、第2判定部312は、特定した両者の評価値を比較し、評価結果DB315から特定した評価値が、受講前評価値DB318から特定した評価値より大きいか否かを判定する。第2判定部312は、評価結果DB315から特定した評価値が、受講前評価値DB318から特定した評価値より大きいと判定した場合、ステップSE502で肯定判定し、そうでない場合、ステップSE502で否定判定する。
選択部308が、受講した運転講習に対応する評価項目の評価が向上したと判定した場合(ステップSE502:YES)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、受講した運転講習に対応する評価項目の評価が向上していないと判定した場合、選択部308は、当該評価項目に対応する運転講習であって、受講した運転講習と異なる他の運転講習を選択する(ステップSE503)。例えば、従業員P1が受講した運転講習が、講習名「合流動画講習」である場合、選択部308は、ステップSE503において、講習名「合流走行講習」の運転講習を選択する。
第1通知部309は、第1通知情報J1を生成する(ステップSE504)。ステップSE3で生成される第1通知情報J1は、ステップSE503で選択された運転講習の情報を含む。
次いで、第1通知部309は、第1通知情報J1を第1端末装置4に送信する(ステップSE505)。
[5.他の実施形態]
上述した実施形態では、検知部304が、従業員P1の身体状態の不良として、従業員P1が酒気帯び運転していたこと、及び、車両1を運転しているときの従業員P1に眠気があったことの少なくともいずれかを検知する構成である。しかしながら、他の実施形態では、検知部304が検知する検知対象は、酒気帯び運転していたこと、及び眠気があったことに限定されない。
検知部304は、運転中における従業員P1の精神的な状態の不良、換言すると、運転中における従業員P1のメンタル状態の不良を、生体関連データに基づいて検知してもよい。なお、従業員P1のメンタル状態の不良とは、運転に適していない従業員P1のメンタル状態のことを指す。検知部304が検知するメンタル状態としては、例えば、不安を感じてたことや、焦っていたこと、苛立っていたことなどである。例えば、検知部304は、生体関連データに含まれる生体データが示す脈拍数に基づいて、従業員P1のメンタル状態が焦っていたか否かを検知する。また、例えば、検知部304は、生体関連データに含まれる車内カメラ16の動画データを解析し、動画に写る従業員P1の顔が苛立っている顔であるか否かを判定し、苛立っている顔であると判定した場合、従業員P1が苛立っていたと検知する。
また、検知部304は、従業員P1の身体状態の不良として、運転中における従業員P1の健康状態の不良を、生体関連データに基づいて検知してもよい。なお、従業員P1の健康状態の不良とは、運転に適していない従業員P1の健康状態のことを指す。検知部304が検知する健康状態としては、例えば、疲労があることや、体調不良であることなどである。例えば、検知部304は、生体関連データに含まれる生体データが示す脈拍数や車内カメラ16の動画データに基づいて、従業員P1に疲労があるか否か、及び、従業員P1が体調不良であるか否かを検知する。
なお、評価部306は、検知部304がこれら状態を検知した場合、評価を下げてもよい。
上述した実施形態では、合流、駐車、及び狭路の3つの評価項目がある場合を例示した。しかしながら、評価項目はこの3つに限定されず、さらに多くの種類があってもよく少なくてもよい。また、1の評価項目に対応付く運転講習の種類は、2種類に限定されず、さらに多くの種類の運転講習があってもよい。
上述した実施形態では、抽出部307が、所定値以下の評価値が対応付く評価項目を抽出する構成である。しかしながら、抽出部307は、評価部306が求めた評価値のなかで最も評価値が低い評価項目を抽出する構成でもよい。
上述した実施形態では、本開示の「運転者」として従業員P1を例示した。しかしながら、本開示の「運転者」は、従業員P1に限定されない。
上述した実施形態では、車両1として四輪車両を例示したが、車両1が四輪以外の車両でもよい。
車載プロセッサ110、及びサーバプロセッサ30は、複数のプロセッサにより構成されてもよいし、単一のプロセッサで構成されてもよい。車載プロセッサ110、及びサーバプロセッサ30は、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、車載プロセッサ110、及びサーバプロセッサ30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成される。
図2、図3、及び図4に示した各部の構成は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、運転講習システム1000、車両1、車載装置100、及びサーバ装置3の他の各部の具体的な細部構成についても、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
図5、図6、及び図7に示す動作のステップ単位は、動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、動作が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
[6.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)運転者が運転した車両の走行データを取得する第1取得部と、評価項目ごとに評価値を求めることによって、前記第1取得部が取得した前記走行データに基づいて前記運転者の運転技量を評価する評価部と、前記評価部が求めた前記評価値が所定値以下の前記評価項目、又は、前記評価部が求めた前記評価値のなかで最も値の小さい前記評価項目を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記評価項目に対応する運転講習を選択する選択部と、を備える、運転講習システム。
構成1の運転講習システムによれば、車両の運転で苦手な項目に対応する運転講習を運転者に選択できる。よって、運転者に対して適切な運転講習を選択できる。
(構成2)前記車両を運転しているときの前記運転者の生体に関する生体関連データを取得する第2取得部と、前記第2取得部が取得した前記生体関連データに基づいて、前記運転者の健康状態を含む前記運転者の身体状態、及び、前記運転者の精神的な状態であるメンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを検知する検知部と、を備え、前記評価部は、前記身体状態及び前記メンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを前記検知部が検知した場合、前記評価値を下げる、構成1に記載の運転講習システム。
構成2の運転講習システムによれば、運転者の身体状態、及び、運転者のメンタル状態の少なくともいずれかに不良が検知された場合、評価値を下げるため、異常な状態で運転していた運転者の評価を低くできる。よって、運転者の運転技量を適切に評価できる。
(構成3)前記車両を運転しているときの前記運転者の生体に関する生体関連データを取得する第2取得部と、前記第2取得部が取得した前記生体関連データに基づいて、前記運転者の健康状態を含む前記運転者の身体状態、及び、前記運転者の精神的な状態であるメンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを検知する検知部と、を備え、前記評価部は、前記身体状態及び前記メンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを前記検知部が検知した場合、前記運転者の運転技量を評価しない、構成1に記載の運転講習システム。
構成3の運転講習システムによれば、運転者の身体状態、及び、運転者のメンタル状態の少なくともいずれかに不良が検知された場合、運転者の運転技量を評価しないため、異常な状態で運転していた運転者の評価を行わないようにできる。よって、運転者の運転技量を適切に評価できる。
(構成4)前記検知部は、前記身体状態の不良として、前記運転者が酒気帯び運転をしていたこと、及び、前記車両を運転しているときの前記運転者に眠気があったことの少なくともいずれかを検知する、構成2又は構成3に記載の運転講習システム。
構成4の運転講習システムによれば、運転者が酒気帯び運転をしていたこと、及び、運転者に眠気があったことの少なくともいずれかの検知によって、運転者の運転技量を適切に評価できる。
(構成5)前記運転者に、前記選択部が選択した運転講習の受講を促す通知を行う第1通知部を備える、構成1から構成4のいずれか一項に記載の運転講習システム。
構成5の運転講習システムによれば、運転技量を向上させる運転講習がどのような運転講習であるかを運転者が把握できるため、運転者の運転技量の向上を支援できる。
(構成6)前記選択部が選択した運転講習を前記運転者が受講したか否かを判定する第1判定部を備え、前記第1通知部は、前記第1判定部が受講していないと判定した場合、前記運転者に、前記選択部が選択した運転講習の受講を促す通知を行う、構成5に記載の運転講習システム。
構成6の運転講習システムによれば、運転者が運転講習を受講し忘れることを低減できるため、運転者の運転技量の向上をより支援できる。
(構成7)前記選択部が選択した運転講習を前記運転者が受講してから所定期間が経過した場合、前記運転者が受講した運転講習に対応する前記評価項目の前記評価値が、受講前の値より大きいか否かを判定する第2判定部、を備え、前記選択部は、受講前の値より大きくなっていないと前記第2判定部が判定した場合、前記抽出部が抽出した前記評価項目に対応する運転講習であって、前記運転者が受講した運転講習と異なる講習内容の運転講習を選択する、構成1から構成6のいずれか一項に記載の運転講習システム。
構成7の運転講習システムによれば、抽出部が抽出した評価項目に対応する運転講習であって、運転者が受講した運転講習と異なる講習内容の運転講習を選択するため、受講した運転講習から運転者が効果を得られなかった場合に、運転者に対して適切な他の運転講習を選択できる。
(構成8)前記車両を管理する管理者に、前記選択部が選択した運転講習の情報を通知する第2通知部を備える、構成1から構成7のいずれか一項に記載の運転講習システム。
構成8の運転講習システムによれば、運転者に対して選択された運転講習がどのような講習であるかを管理者が把握できるようになる。そのため、車両の運転でどのようなことに注意すべきかを、管理者が運転者に対して指示できるようになる。よって、運転講習システムは、運転者の運転技量の向上を支援できる。
(構成9)前記第1取得部が取得した前記走行データに基づいて、前記運転者が前記車両の運転において危険と感じた場所を認識する認識部を備え、前記第2通知部は、前記認識部が認識した前記場所の情報も前記管理者に通知する、構成8に記載の運転講習システム。
構成9の運転講習システムによれば、運転者が運転で危険を感じた場所を管理者が把握できるようになる。そのため、管理者が、運転者が運転を行う際、当該場所の走行について注意喚起などを行うことができるようになる。よって、運転講習システムは、運転者の運転技量の向上を支援できる。
(構成10)前記走行データは、前記車両に設けられたカメラの撮影データ、及び、前記車両の加減速のデータを含む、構成1から構成9のいずれか一項に記載の運転講習システム。
構成10の運転講習システムによれは、実際に得られたデータを用いて運転者の運転技量を評価できる。よって、運転者の運転技量を正確に評価できる。
(構成11)運転者が運転した車両の走行データを取得する取得ステップと、評価項目ごとに評価値を求めることによって、前記取得ステップで取得した前記走行データに基づいて前記運転者の運転技量を評価する評価ステップと、前記評価ステップで求めた前記評価値が所定値以下の前記評価項目、又は、前記評価ステップで求めた前記評価値のなかで最も値の小さい前記評価項目を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出した前記評価項目に対応する運転講習を選択する選択ステップと、含む、運転講習システムの制御方法。
構成11の運転講習システムの制御方法によれば、構成1の運転講習システムと同様の効果を奏する。
1…車両、3…サーバ装置、4…第1端末装置、5…第2端末装置、16…車内カメラ(カメラ)、19…ドライブレコーダ(カメラ)、20A…フロントカメラ(カメラ)、20B…リアカメラ(カメラ)、20C…右サイドカメラ(カメラ)、20D…左サイドカメラ(カメラ)、30…サーバプロセッサ、31…サーバメモリ、32…サーバ通信ユニット、301…サーバ受信部、302…第1取得部、303…第2取得部、304…検知部、305…認識部、306…評価部、307…抽出部、308…選択部、309…第1通知部、310…第2通知部、311…第1判定部、312…第2判定部、313…制御プログラム、314…従業員DB、315…評価結果DB、316…運転講習DB、317…管理者DB、318…地図データ、1000…運転講習システム、NW…通信ネットワーク、P1…従業員(運転者)、P2…管理者。

Claims (11)

  1. 運転者が運転した車両の走行データを取得する第1取得部と、
    評価項目ごとに評価値を求めることによって、前記第1取得部が取得した前記走行データに基づいて前記運転者の運転技量を評価する評価部と、
    前記評価部が求めた前記評価値が所定値以下の前記評価項目、又は、前記評価部が求めた前記評価値のなかで最も値の小さい前記評価項目を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記評価項目に対応する運転講習を選択する選択部と、を備える、
    運転講習システム。
  2. 前記車両を運転しているときの前記運転者の生体に関する生体関連データを取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した前記生体関連データに基づいて、前記運転者の健康状態を含む前記運転者の身体状態、及び、前記運転者の精神的な状態であるメンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを検知する検知部と、を備え、
    前記評価部は、前記身体状態及び前記メンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを前記検知部が検知した場合、前記評価値を下げる、
    請求項1に記載の運転講習システム。
  3. 前記車両を運転しているときの前記運転者の生体に関する生体関連データを取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した前記生体関連データに基づいて、前記運転者の健康状態を含む前記運転者の身体状態、及び、前記運転者の精神的な状態であるメンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを検知する検知部と、を備え、
    前記評価部は、前記身体状態及び前記メンタル状態の少なくともいずれかが不良であることを前記検知部が検知した場合、前記運転者の運転技量を評価しない、
    請求項1に記載の運転講習システム。
  4. 前記検知部は、前記身体状態の不良として、前記運転者が酒気帯び運転をしていたこと、及び、前記車両を運転しているときの前記運転者に眠気があったことの少なくともいずれかを検知する、
    請求項2又は3に記載の運転講習システム。
  5. 前記運転者に、前記選択部が選択した運転講習の受講を促す通知を行う第1通知部を備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の運転講習システム。
  6. 前記選択部が選択した運転講習を前記運転者が受講したか否かを判定する第1判定部を備え、
    前記第1通知部は、
    前記第1判定部が受講していないと判定した場合、前記運転者に、前記選択部が選択した運転講習の受講を促す通知を行う、
    請求項5に記載の運転講習システム。
  7. 前記選択部が選択した運転講習を前記運転者が受講してから所定期間が経過した場合、前記運転者が受講した運転講習に対応する前記評価項目の前記評価値が、受講前の値より大きいか否かを判定する第2判定部、を備え、
    前記選択部は、受講前の値より大きくなっていないと前記第2判定部が判定した場合、前記抽出部が抽出した前記評価項目に対応する運転講習であって、前記運転者が受講した運転講習と異なる講習内容の運転講習を選択する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の運転講習システム。
  8. 前記車両を管理する管理者に、前記選択部が選択した運転講習の情報を通知する第2通知部を備える、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の運転講習システム。
  9. 前記第1取得部が取得した前記走行データに基づいて、前記運転者が前記車両の運転において危険と感じた場所を認識する認識部を備え、
    前記第2通知部は、
    前記認識部が認識した前記場所の情報も前記管理者に通知する、
    請求項8に記載の運転講習システム。
  10. 前記走行データは、前記車両に設けられたカメラの撮影データ、及び、前記車両の加減速のデータを含む、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の運転講習システム。
  11. 運転者が運転した車両の走行データを取得する取得ステップと、
    評価項目ごとに評価値を求めることによって、前記取得ステップで取得した前記走行データに基づいて前記運転者の運転技量を評価する評価ステップと、
    前記評価ステップで求めた前記評価値が所定値以下の前記評価項目、又は、前記評価ステップで求めた前記評価値のなかで最も値の小さい前記評価項目を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出した前記評価項目に対応する運転講習を選択する選択ステップと、含む、
    運転講習システムの制御方法。
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