JP2023062775A - 制御装置及び空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の制御基板を1つの機器に搭載する場合でも、部品点数を抑えることを目的とする。【解決手段】交流電源と接続され、第1制御部を搭載する第1制御基板と、第1制御基板とは分離している別の基板であって、第2制御部を搭載する第2制御基板と、を備えた制御装置であって、第1制御基板は、ノイズフィルタと、交流電圧から直流電圧を生成するAC/DCコンバータと、直流電圧を基板内部で使用するとともに基板外部へも提供する直流出力電路と、を備え、第2制御基板は、直流出力電路から直流電圧の提供を受ける、制御装置である。【選択図】図3

Description

本開示は、制御装置及び、これを含む空気調和装置に関する。
空気調和装置では、室外機及び室内機がそれぞれマイコンを搭載した制御基板を備えていることが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。2つの制御基板のマイコン同士は、伝送線により接続されており、相互に通信することができる。近年、空気調和装置の高機能化に伴い、例えば室外機の1つの機体内に、複数の制御基板を設ける場合もある。
特開2001-41530号公報
複数の制御基板を設ける場合、それぞれに外部の商用交流電源から、基板上で必要な直流電圧を得るための電源回路が必要であり、電源回路に要するトータルの部品数が増える。
そこで本開示は、複数の制御基板を1つの機器に搭載する場合でも、部品点数を抑えることを目的とする。
(1)本開示の制御装置は、交流電源と接続され、第1制御部を搭載する第1制御基板と、前記第1制御基板とは分離している別の基板であって、第2制御部を搭載する第2制御基板と、を備えた制御装置であって、前記第1制御基板は、ノイズフィルタと、交流電圧から直流電圧を生成するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を基板内部で使用するとともに基板外部へも提供する直流出力電路と、を備え、前記第2制御基板は、前記直流出力電路から直流電圧の提供を受ける、制御装置である。
このような制御装置では、第2制御基板には、ノイズフィルタ及びAC/DCコンバータが不要であり、その分、電源回路に関する部品点数の削減が可能となる。従って、複数の制御基板を1つの機器に搭載する場合でも、部品点数を抑えることができる。
(2)前記(1)の制御装置において、前記第1制御基板と前記第2制御基板とは、共通の筐体内にあることが好ましい。
この場合、第1制御部と第2制御部との制御部間通信を行う通信回路にノイズがのることを抑制できる。
(3)前記(1)又は(2)の制御装置において、例えば、前記第2制御基板は、電流信号によって前記第1制御部と前記第2制御部との制御部間通信を行う通信回路を含み、当該通信回路は、前記第1制御基板から前記第2制御部への入力信号を与える入力部と、前記入力部と直列に接続され、前記第2制御部から前記第1制御基板への出力信号を発出する出力部と、前記出力部と並列に形成され、第1スイッチを含むバイパス回路と、を備え、前記第2制御部は、スリープモードに入るときは前記第1スイッチを閉路し、スリープモードを解除するときは前記第1スイッチを開路する。
この場合、バイパス回路を形成することにより、他にも第2制御基板と同様な付帯機能の制御基板があっても、電流信号による通信回路を温存することができる。
(4)前記(3)の制御装置において、前記第1スイッチは、例えば、半導体スイッチであり、制御端子から正電位側に直列に抵抗が接続されている。
この場合、半導体スイッチに流れる制御電流を抑制することができる。
(5)前記(3)又は(4)の制御装置において、前記第1スイッチの閉路時における通電抵抗は、前記出力部の通電抵抗より小さい。
この場合、バイパス回路に確実に電流を流すことができる。
(6)前記(1)から(5)の制御装置において、例えば、前記第2制御部は、換気、加湿、または、洗浄の機能を制御する。
このような機能を第1制御部とは独立して、第2制御部により実現することができる。
(7)前記(1)から(6)のいずれかの制御装置において、前記第2制御基板は、前記直流電圧の提供を受けるスイッチング電源を有し、前記スイッチング電源は、出力側に、第2スイッチを有する、という構成であってもよい。
第2制御部がスリープモードに入った第2制御基板は、第2スイッチを開路することで、電力消費を抑制することができる。
空気調和装置としては、前記(1)から(7)に記載の制御装置を有するものである。
空気調和装置の外観の一例を示す図である。 空気調和装置の機能概略図である。 空気調和装置における制御装置の中心部の一例を示す回路接続図である。 マイコン間通信の通信回路を示す回路図である。 機能制御基板のインターフェース回路の第1例を示す回路図である。 機能マイコンが、通常モードからスリープモードに入るときのタイムチャートの一例である。 機能マイコンが、スリープモードから通常モードに復帰するときのタイムチャートの一例である。 機能制御基板のインターフェース回路の第2例を示す回路図である。 機能制御基板のインターフェース回路の第3例を示す回路図である。 機能制御基板のインターフェース回路の第4例を示す回路図である。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。
《空気調和装置の外観構成》
図1は、空気調和装置100の外観の一例を示す図である。空気調和装置100は、室外機101と、室内機102とを備えている。室外機101の筐体101cは、冷媒回路を内蔵する本体ユニット101aと、上部に設けられた換気加湿ユニット101bとにより、構成されている。なお、ここで言う筐体101cとは、室外機101の最大寸法を成す外箱の部分であり、内部に仕切があるか否かは問わない。室外機101と、室内機102とは、冷媒配管103と、空気配管104とを介して接続されている。
《空気調和装置の機能概略図》
図2は、空気調和装置100の機能概略図である。室外機101の本体ユニット101aは、液閉鎖弁105から順に、フィルタ106、膨張弁107、熱交換器108、四路切替弁109、圧縮機110、アキュムレータ111、ガス閉鎖弁112を備え、これらは図示のように接続された既知の冷媒回路を構成している。熱交換器108には、空気を通すファン113が設けられている。
室内機102は、熱交換器113と、膨張弁114と、ファン115とを備え、図示のように接続されている。室外機101と、室内機102とは、液冷媒管103L及びガス冷媒管103Gにより相互接続されている。
換気加湿ユニット101bは、吸排気用のファン120と、ヒータ121と、加湿ロータ122と、吸着用送風機123とを備えている。換気加湿ユニット101bは、室内機102に取り込んだ室内空気を屋外へ排出できるほか、室外の新鮮な空気に湿気を付与して室内に送り込むことができる。また、冬期には、ヒータ121により暖めた空気を室内に取り入れることができる。換気加湿ユニット101bは、空気配管104を介して、室内機102と接続されている。
室外機101の本体ユニット101aは、後述する自身の基本マイコンにより動作する。換気加湿ユニット101bは、後述する自身の機能マイコンにより、動作する。
《制御装置》
図3は、空気調和装置100における制御装置50の中心部の一例を示す回路接続図である。図において、プリント基板によって構成される制御基板には、空気調和装置100としての基本動作を実現する制御機能を備える基本制御基板1(第1制御基板)と、付帯する機能を実現する制御機能を備える機能制御基板2(第2制御基板)とがある。機能制御基板2は、基本制御基板1とは分離している別の基板である。図示の例では、機能制御基板2は1枚であるが、複数枚設けられる場合もある。
基本制御基板1は、外部の交流電源3と接続されている。基本制御基板1上には、ノイズフィルタ11と、整流回路12及び平滑コンデンサ13を有するAC/DCコンバータ14と、外部への給電用の端子台15と、スイッチング電源16と、コンデンサ17と、基本マイコン(第1制御部)18と、インターフェース回路19とが設けられ、これらは図示のように接続されている。
ノイズフィルタ11は、基本制御基板1から交流電源3へのノイズの漏出を抑制する。AC/DCコンバータ14は、交流電圧(例えば100V)を倍電圧整流して平滑し、直流電圧(約280V)とする。なお、倍電圧整流は一例にすぎず、交流電圧を整流して平滑する回路であればよい。この直流電圧は、スイッチング電源16により所定の電圧に降圧され、基本マイコン18に、安定した制御電圧を提供する。基本マイコン18は、空気調和装置100としての基本動作をソフトウェアにより実現する。ソフトウェアは、基本マイコン18に搭載されたメモリ(図示せず。)に記憶されている。
機能制御基板2は、基本制御基板1と、直流出力電路4により接続されている。機能制御基板2は、直流出力電路4から直流電圧の供給を受ける。機能制御基板2上には、スイッチング電源26と、コンデンサ27と、機能マイコン(第2制御部)28と、インターフェース回路29とが設けられ、これらは図示のように接続されている。
直流出力電路4から供給された直流電圧は、スイッチング電源26により所定の電圧に降圧され、機能マイコン28に、安定した制御電圧を提供する。機能マイコン28は、空気調和装置100の付帯的な機能動作をソフトウェアにより実現する。ソフトウェアは、機能マイコン28に搭載されたメモリ(図示せず。)に記憶されている。基本マイコン18と、機能マイコン28とは、インターフェース回路19、伝送線5、及び、インターフェース回路29を介して、互いに接続され、マイコン間通信が行われる。機能制御基板2は、基本制御基板1とは独立して、例えば、換気、加湿、または、洗浄の機能を制御することができる。
図3に示す制御装置50では、基本機能を実現する基本制御基板1と、付帯機能を実現する機能制御基板2とを分離することで、機能制御基板2による付帯機能を多種多様に用意することができる。機能制御基板2には、ノイズフィルタ及びAC/DCコンバータが不要であり、その分、電源回路に関する部品点数の削減が可能となる。
基本制御基板1と機能制御基板2とは、共に、共通の筐体101c(図1)内にある。共通の筐体内にある場合は、両制御基板1,2が比較的接近するので、基本マイコン18と機能マイコン28とのマイコン間通信を行う通信回路(インターフェース回路19、伝送線5、インターフェース回路29)にノイズがのることを抑制できる。
《マイコン間通信》
次に、マイコン間通信に注目して説明する。図4は、マイコン間通信の通信回路6を示す回路図である。図3では、基本マイコン18と機能マイコン28との通信は一対一の関係として例示したが、図4では、機能制御基板が2つ(複数の一例)ある場合を示している。他の機能制御基板2xは、機能制御基板2と同様に、機能マイコン28xとインターフェース回路29xとを備えている。
通信回路6は電流信号を、時分割で流す閉回路になっている。インターフェース回路19,29,29xにより構成される通信回路6は、ループ状に電流を流すことができる回路である。マイコンの動作状態には、高速に動作する通常モードと、低速で動作し、機能を抑制し節電するスリープモードとがある。
《機能制御基板のインターフェース回路:第1例》
図5は、機能制御基板2のインターフェース回路29の第1例を示す回路図である。図5において、インターフェース回路29は、基本マイコン18から送信される信号の入力部としてのフォトカプラ291と、受信回路292と、基本マイコン18へ送信する信号の出力部としてのフォトカプラ293と、送信回路294と、バイパス回路(ACSスルー回路とも言う。)295と、を備えている。バイパス回路295は、スリープモードにおける出力部293の両端を短絡して無効化するための回路である。
フォトカプラ291に電流信号が流れると、受信回路292を介して、機能マイコン28に入力信号ACS_INPUTが与えられる。機能マイコン28からの出力信号ACS_OUTPUTは、送信回路294を介してフォトカプラ293を、オン/オフ動作させる。
バイパス回路295は、駆動回路295a、フォトカプラ295b、抵抗295c、及び、トランジスタ295dを図示のように接続して構成されている。抵抗295cは、例えば24kΩ程度の高抵抗である。機能マイコン28が通常モード(高速動作)のときは、ACS_THRU信号はHレベル、スリープモード(低速動作)ではLレベルとなる。
ACS_THRU信号がHレベルのときは、駆動回路295aがフォトカプラ295bをオン状態にする。この場合、トランジスタ295dのベース-エミッタ間には電圧が生じないので、トランジスタ295dはオフ状態であり、通信回路6(図4)の電流はフォトカプラ293を通って流れている。言い換えれば、フォトカプラ293が信号を出力できる状態である。この場合、バイパス回路295には、抵抗295cからフォトカプラ295bを通る電流が流れているが、抵抗295cの抵抗値が高いので、電流はごく僅かである。
ACS_THRU信号がLレベルのときは、駆動回路295aがフォトカプラ295bをオフ状態にする。この場合、抵抗295cを介してトランジスタ295dのベース-エミッタ間には電圧が印加されるので、トランジスタ295dはオン状態である。フォトカプラ293は、並列接続されたトランジスタ295dによりバイパスされた状態となり、フォトカプラ293のフォトトランジスタ293dが短絡された状態となる。そのため、機能マイコン28の出力ポート(ACS_OUTPUTのポート)は無効化されている。
スイッチング電源26は、機能マイコン28以外にも給電しており、例えば、スイッチ30aを介して負荷31aに電圧5Vを提供している。同様に、スイッチ30bを介して負荷31bに電圧14Vを提供し、スイッチ30cを介して負荷31cに電圧15Vを提供している。機能マイコン28は、出力ポート281により、スイッチ30a,30b,30cを、オンまたはオフに制御することができる。
(機能マイコンの動作)
図6は、機能マイコン28が、通常モードからスリープモードに入るときのタイムチャートの一例である。上から順に、ACS_OUTPUT、ACS_INPUT、ACS_THRU、ポート状態、負荷切ポート(5V,14V,15V)、及び、マイコン動作モードを表している。ポート状態とは、出力ポート(ACS_OUTPUTのポート)の有効/無効を表す。また、ポート状態が無効のときは、入力ポートも、マイコンリセットとACS_INPUT以外は無効となる。負荷切ポートとは、出力ポート281のことである。
初期状態では、基本マイコン18と機能マイコン28との間で通信が行われている。ACS_THRUはHレベルであり、ACS_OUTPUTのポートは有効である。負荷切ポートもHレベルであり、スイッチ30a,30b,30cは閉路されている。マイコン動作モードは、通常モード(高速)である。
時刻t1において、機能マイコン28から基本マイコン18へ、スリープモードへの切替許可の伺いの信号が送られる。時刻t2において、基本マイコン18は機能マイコン28に対してスリープモードへの切替を許可する信号を送る。以後、マイコン間通信は停止される。時刻t3には、ACS_THRUがLレベルに転じ、時刻t4にはトランジスタ295d(図5)がオンになり、ACS_OUTPUTのポート状態は無効となる。時刻t5には、負荷切ポートがLレベルになり、負荷31a,31b,31cへの給電も停止される。スリープモードに入った機能マイコン28は、スイッチ30a,30b,30cを開路することで、不要な電力消費を抑制することができる。時刻t6には、マイコン動作モードがスリープモードとなる。
このように、機能制御基板2の機能を使用しない場合は、トランジスタ295d(図5)をオン(閉路)にして、スリープモードの機能マイコン28の出力部にバイパス電路を形成する。これにより、出力部は無効化される。バイパス電路を形成することにより、他にも付加機能の機能制御基板があっても、電流信号によるマイコン間通信の通信回路を温存することができる。トランジスタ295dのベースの正電位側に直列に存在する抵抗295cは、高抵抗(例えば24kΩ)であるので、スリープモード中に、抵抗295cを通してトランジスタ295dに流れる電流を抑制することができる。
なお、図5におけるトランジスタ295dのオン抵抗(通電抵抗)は、フォトカプラ293のオン抵抗より小さい。従って、フォトカプラ293側に電流が流れることを抑制し、バイパス回路295のトランジスタ295dに、確実に電流を流すことができる。
図7は、機能マイコン28が、スリープモードから通常モードに復帰するときのタイムチャートの一例である。図5と同様に、上から順に、ACS_OUTPUT、ACS_INPUT、ACS_THRU、ポート状態、負荷切ポート、及び、マイコン動作モードを表している。
スリープモード解除の信号は、基本マイコン18から送られてくる。時刻t1において、スリープモード解除の信号を受信した機能マイコン28は、マイコン動作モードを、スリープモードから通常モードに変更する。時刻t2において、負荷切ポートはHレベルに転じ、負荷31a,31b,31cへの給電が可能となる。時刻t3には、機能マイコン28のポート状態が有効となり、時刻t4にはACS_THRUがHレベルになる。時刻t5には、機能マイコン28から基本マイコン18に対して、通常モードに復帰したことを知らせ、以後、マイコン間通信が可能となる。
以下、機能制御基板のインターフェース回路のバリエーションについて例示する。
《機能制御基板のインターフェース回路:第2例》
図8は、機能制御基板2のインターフェース回路29の第2例を示す回路図である。これは、図5の回路を、より単純化した基本回路とも言える回路図である。スイッチ296以外の回路構成は、図5の回路と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。スイッチ296は、ACS_THRUがHレベルのとき開路し、ACS_THRUがLレベルのとき閉路してフォトカプラ293のフォトトランジスタ293dを短絡し、ACS_OUTPUTを無効化する。スイッチ296としては、半導体スイッチの他、リレーを使うこともできる。リレーの場合、通電抵抗が半導体スイッチの場合より小さいので、通信回路6(図4)の信号レベルの減衰を抑制することができる。
《機能制御基板のインターフェース回路:第3例》
図9は、機能制御基板2のインターフェース回路29の第3例を示す回路図である。図5と回路の構成部品は同じであるので、同一符号を付して各部の説明は省略する。図5との違いは、フォトカプラ291のアノードに、トランジスタ295dのコレクタ及び、抵抗295cが接続されている点である。バイパス回路295の動作は図5の場合と同様である。
《機能制御基板のインターフェース回路:第4例》
図10は、機能制御基板2のインターフェース回路29の第4例を示す回路図である。図8と回路の構成部品は同じであるので、同一符号を付して各部の説明は省略する。図8との違いは、フォトカプラ291と、フォトカプラ293との上下関係が逆になっている点であり、図8の回路と動作は同様である。
なお、上述のインターフェース回路の各例については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。また、インターフェース回路は、その他種々のバリエーションがあり得る。要するに、機能マイコンのACS_OUTPUTを有効化/無効化できるバイパス回路を構成すればよい。
《開示のまとめ》
上記開示は、以下のように一般化して表現することができる。
この制御装置50は、交流電源3と接続され、第1制御部(基本マイコン18)を搭載する第1制御基板(基本制御基板1)と、第1制御基板1とは分離している別の基板であって、第2制御部(機能マイコン28)を搭載する第2制御基板(機能制御基板2)と、を備えた制御装置である。そして、第1制御基板は、ノイズフィルタ11及び、供給された交流電圧から直流電圧を生成するAC/DCコンバータ14と、直流電圧を基板内部で使用するとともに基板外部へも提供する直流出力電路4と、を備え、第2制御基板は、直流出力電路4から直流電圧の提供を受ける。
このような制御装置50では、例えば第1制御基板は装置の基本機能を実現する基板であり、第2制御基板は装置の付帯機能を実現する基板である、とすることで、第2制御基板による付帯機能を多種多様に用意することができる。第2制御基板には、ノイズフィルタ及びAC/DCコンバータが不要であり、その分、電源回路に関する部品点数の削減が可能となる。従って、複数の制御基板を1つの機器に搭載する場合でも、部品点数を抑えることができる。
第1制御基板と第2制御基板とは、共通の筐体内にあることが好ましい。
第1制御基板と第2制御基板とが、共通の筐体内にある場合は、両制御基板が比較的接近するので、第1制御部と第2制御部との制御部間通信を行う通信回路にノイズがのることを抑制できる。なお、ここで言う筐体とは、装置の最大寸法を成す外箱の部分であり、内部に仕切があるか否かは問わない。
第2制御基板は、電流信号によって第1制御部と第2制御部との制御部間通信を行う通信回路を含み、当該通信回路は、第1制御基板から第2制御部への入力信号を与える入力部と、入力部と直列に接続され、第2制御部から第1制御基板への出力信号を発出する出力部と、出力部と並列に形成され、第1スイッチ(295d,296)を含むバイパス回路295と、を備える。第2制御部は、スリープモードに入るときは第1スイッチを閉路し、スリープモードを解除するときは第1スイッチを開路する。
この場合、第2制御基板の機能を使用しない場合は、第1スイッチを閉路して、スリープモードの第2制御部の出力部を無効化するバイパス回路を形成することができる。バイパス回路を形成することにより、他にも第2制御基板と同様な付帯機能の制御基板があっても、電流信号による通信回路を温存することができる。
第1スイッチは、半導体スイッチであり、制御端子から正電位側に直列に抵抗が接続されている。この場合、半導体スイッチに流れる制御電流を抑制することができる。
第1スイッチの閉路時における通電抵抗は、出力部の通電抵抗より小さいことが好ましい。この場合、出力部側に電流が流れることを抑制し、バイパス回路に確実に電流を流すことができる。
第2制御部(機能マイコン28)は、換気、加湿、または、洗浄の機能を制御するものである。このような機能を第1制御部とは独立して、第2制御部により実現することができる。第2制御部は、上記の機能に限らず、室内機が複数あるマルチ接続の場合に複数の室内機を制御するものであってもよい。室外機に給湯装置が接続される場合に、給湯装置を制御するものであってもよい。室外機に搭載されるファンが2台以上の場合に、2台目以降のファンを制御するものであってもよい。
第2制御基板は、直流電圧の提供を受けるスイッチング電源26を有し、スイッチング電源26は、出力側に、第2スイッチ(30a,30b,30c)を有する。
第2制御部がスリープモードに入った第2制御基板は、第2スイッチを開路することで、不要な電力消費を抑制することができる。
空気調和装置としては、上述のいずれかの制御装置を有するものである。
《補記》
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1:基本制御基板(第1制御基板)、2:機能制御基板(第2制御基板)、3:交流電源、4:直流出力電路、5:伝送線、6:通信回路、11:ノイズフィルタ、12:整流回路、13:平滑コンデンサ、14:AC/DCコンバータ、15:端子台、16:スイッチング電源、17:コンデンサ、18:基本マイコン(第1制御部)、19:インターフェース回路、26:スイッチング電源、27:コンデンサ、28:機能マイコン(第2制御部)、29,29x:インターフェース回路、30a,30b,30c:スイッチ(第2スイッチ)、31a,31b,31c:負荷、50:制御装置、100:空気調和装置、101:室外機、101a:本体ユニット、101b:換気加湿ユニット、101c:筐体、102:室内機、103:冷媒配管、103L:液冷媒管、103G:ガス冷媒管、104:空気配管、105:液閉鎖弁、106:フィルタ、107:膨張弁、108:熱交換器、109:四路切替弁、110:圧縮機、111:アキュムレータ、112:ガス閉鎖弁、113:熱交換器、114:膨張弁、115:ファン、120:ファン、121:ヒータ、122:加湿ロータ、123:吸着用送風機、281:出力ポート(負荷切ポート)、291:フォトカプラ(入力部)、292:受信回路、293:フォトカプラ(出力部)、293d:フォトトランジスタ、294:送信回路、295:バイパス回路、295a:駆動回路、295b:フォトカプラ、295c:抵抗、295d:トランジスタ(第1スイッチ)、296:スイッチ(第1スイッチ)

Claims (8)

  1. 交流電源(3)と接続され、第1制御部(18)を搭載する第1制御基板(1)と、
    前記第1制御基板(1)とは分離している別の基板であって、第2制御部(28)を搭載する第2制御基板(2)と、を備えた制御装置であって、
    前記第1制御基板(1)は、ノイズフィルタ(11)と、交流電圧から直流電圧を生成するAC/DCコンバータ(14)と、前記直流電圧を基板内部で使用するとともに基板外部へも提供する直流出力電路(4)と、を備え、
    前記第2制御基板(2)は、前記直流出力電路(4)から直流電圧の提供を受ける、
    制御装置。
  2. 前記第1制御基板(1)と前記第2制御基板(2)とは、共通の筐体(101c)内にある請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2制御基板(2)は、電流信号によって前記第1制御部(18)と前記第2制御部(28)との制御部間通信を行う通信回路(6)を含み、当該通信回路(6)は、
    前記第1制御基板(1)から前記第2制御部(28)への入力信号を与える入力部(291)と、
    前記入力部(291)と直列に接続され、前記第2制御部(28)から前記第1制御基板(1)への出力信号を発出する出力部(293)と、
    前記出力部(293)と並列に形成され、第1スイッチ(295d,296)を含むバイパス回路(295)と、を備え、
    前記第2制御部(28)は、スリープモードに入るときは前記第1スイッチ(295d,296)を閉路し、スリープモードを解除するときは前記第1スイッチ(295d,296)を開路する、請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記第1スイッチ(295d)は、半導体スイッチであり、制御端子から正電位側に直列に抵抗(295c)が接続されている請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第1スイッチ(295d,296)の閉路時における通電抵抗は、前記出力部(293)の通電抵抗より小さい請求項3又は請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記第2制御部(28)は、換気、加湿、または、洗浄の機能を制御する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記第2制御基板(2)は、前記直流電圧の提供を受けるスイッチング電源(26)を有し、
    前記スイッチング電源(26)は、出力側に、第2スイッチ(30a,30b,30c)を有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の制御装置を有する空気調和装置。
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