JP2023061510A - 端子付き電線 - Google Patents

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匡司 岩田
Tadashi Iwata
英彦 岩澤
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Abstract

【課題】本発明は、製造コストを低減しつつ、防食信頼性の向上を図った端子付き電線を提供することを目的とする。【解決手段】端子付き電線11は、芯線12および該芯線12を覆う被覆部13を有する電線11と、該電線11に接続される端子2と、電線11に端子2が接続された状態で、芯線12の芯線露出部120を覆う封止部3と、を備え、端子2は、電線11が載置される載置部23と、該載置部23から延びて形成されて芯線12を加締め圧着する一対の芯線圧着片24A、24Aと、載置部23から延びて形成されて被覆部13を加締め圧着する一対の被覆圧着片25A、25Aと、を備え、一対の芯線圧着片24A、24Aが芯線12を加締め圧着した状態で、一対の芯線圧着片24A、24Aは圧着部240を有し、被覆部13における芯線露出部120側の前端部13fは圧着部240に重なって設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、端子付き電線に関する。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスを構成する電線として、アルミニウムが導体芯線の材料として用いられる場合がある。このようなアルミニウム製の導体芯線を有するアルミニウム電線(以下、電線と記す)と端子とを接続するにあたり、電線と端子との接続部分を防食する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、電線と、該電線に接続された端子と、電線と端子との接続部分を覆う防食部と、を備えた端子付き電線が開示されている。電線は、芯線と、該芯線を覆う被覆部、とを備える。また、電線の端末部には、所定長の被覆部が皮剥されて形成された露出芯線部が設けられている。
端子は、相手端子に接続されるコンタクト部と、該コンタクト部の後方X2に連続する電線保持部と、を備える。電線保持部には、電線の露出芯線部を圧着する芯線圧着部と、電線の被覆部を圧着する被覆圧着部と、が設けられている。
防食部は、電線に端子が接続された状態で、流動状態の防食剤を、コンタクト部と電線保持部の芯線圧着部との間、芯線圧着部、電線保持部の被覆圧着部と芯線圧着部との間にそれぞれ滴下することで、被膜が形成されこの被膜が硬化されることにより防食部が形成されている。
特開2015-153721号公報
しかしながら、従来の端子付き電線は、防食部により、端子の相手接続部と電線接続部との間から電線の被覆部まで覆われて防食性が確保されるものの、一対の芯線圧着片が芯線を加締め圧着した際に生じる盛上げ箇所には、流動状態の防食剤が留まり難かった。このため、防食剤の塗布量を増加する必要があり、製造コストが増加する場合があった。
本発明は、製造コストを低減しつつ、防食信頼性の向上を図った端子付き電線を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、芯線および該芯線を覆う被覆部を有する電線と、該電線に接続される端子と、前記電線に前記端子が接続された状態で、前記芯線の芯線露出部分を覆う封止部と、を備えた端子付き電線であって、前記端子は、前記電線が載置される載置部と、該載置部から延びて形成されて前記芯線を加締め圧着する一対の芯線圧着片と、前記載置部から延びて形成されて前記被覆部を加締め圧着する一対の被覆圧着片と、を備え、前記一対の芯線圧着片が前記芯線を加締め圧着した状態で、前記一対の芯線圧着片は圧着部を有し、前記被覆部における前記芯線露出部分側の前端部は、前記圧着部に重なって設けられていることを特徴とする端子付き電線である。
本発明によれば、製造コストを低減しつつ、防食信頼性の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係る端子付き電線を示す断面図である。 図1中のI-I線に沿う断面図である。 図1に示された前記端子付き電線の要部を拡大して示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を図1~3に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る端子付き電線1を示す断面図である。図2は、図1中のI-I線に沿う断面図である。図3は、図1に示された前記端子付き電線1の要部を拡大して示す図である。なお、図3において、封止部3は省略されている。端子付き電線1は、不図示のハウジングに収容されて自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する。
端子付き電線1は、図1に示すように、被覆電線(以下電線11と記す)と、該電線11の端末部に接続される端子2と、該端子2の後述する一対の芯線圧着片24A、24Aが電線11の芯線12を加締め圧着した状態で、芯線12が露出した部分(以下では、芯線露出部120と記す)を覆う封止部3と、を備える。本実施形態では、電線11の軸方向(前後方向と記す)を矢印Xで示し、矢印Xに直交する方向(上下方向)を矢印Zで示し、矢印Xと矢印Zの双方に直交する方向(左右方向)を矢印Yで示す。なお、本実施形態では、電線11の軸方向のうち、芯線露出部120が設けられた側を「前方X1」と記し、被覆部13が設けられた側を「後方X2」と記す場合がある。
電線11は、図1に示すように、導電性を有する線状の素線の集合体である芯線12と、該芯線12を絶縁被覆する被覆部13と、を備える。電線11は、その軸が前後方向Xに沿って設けられている。素線はアルミニウムを含んで構成されている。換言すると、電線11は、アルミニウム電線またはアルミニウム合金電線である。この電線11は、図1に示すように、電線11の前方X1側の端末部分において、被覆部13が皮剥ぎされて、芯線露出部120(芯線露出部分)が形成される。また、本実施形態では、芯線12は複数の素線から成る撚り線から構成されているが、芯線12は単線であってもよい。
端子2は、銅または銅合金から構成されている。端子2は、図1に示すように、不図示の相手端子に接続される相手接続部21と、該相手接続部21に連続して、電線11の各端末部に接続される電線接続部22と、を備える。
電線接続部22は、図1に示すように、電線11の端末部が載置される載置部23と、該載置部23に連続して芯線露出部120に電気接続される芯線接続部24と、載置部23に連続して電線11の被覆部13に機械接続される被覆接続部25と、を備える。被覆接続部25は、芯線接続部24から後方X2に離間した位置に設けられている。以下では、芯線接続部24と被覆接続部25との間を「中間部26(図1、3に示す)」と記す場合がある。
芯線接続部24は、図1に示すように、相手接続部21と電線接続部22の中間部26との間に設けられている。芯線接続部24は、載置部23から延出して、芯線露出部120に加締め圧着される一対の芯線圧着片24A、24Aを有している。一対の芯線圧着片24A、24Aは、芯線12を加締め圧着した状態で、先端同士が対向する程度の長さを有し、図2に示すように、一対の芯線圧着片24A、24Aの先端同士が接触するように加締められている。
一対の芯線圧着片24A、24Aは、図3に示すように、芯線12を加締め圧着した状態で、圧着部240と、該圧着部240の後端240bで折れ曲がって、その後端縁24bが斜め上方(径方向外側)に向けて延びて設けられた逃がし部241と、を備える。この逃がし部241は、図2に示すように、加締めにより形成された一対の湾曲部241A、241Aを有して電線11の被覆部13の前端部13fに重なって設けられているとともに、逃がし部241の各湾曲部241Aと被覆部13の前端部13fとの間にある隙間Sには、後述する封止部3が充填される。この逃がし部241が形成されていることにより、加締め圧着時に、一対の芯線圧着片24A、24Aの後端縁24bによる芯線12への食い込みが抑制される。即ち、芯線接続部24と被覆接続部25との間に位置する中間部26において、芯線露出部120は電線11の被覆部13で覆われている。これにより、芯線接続部24と被覆接続部25との間に位置する中間部26において、芯線12が露出していないことから、水の浸入経路が塞がれる。
被覆接続部25は、図1、3に示すように、載置部23から延出して、電線11の被覆部13に加締め圧着される一対の被覆圧着片25A、25Aを有している。
封止部3は、図1に示すように、芯線露出部120が載置部23に載置され、一対の芯線圧着片24A、24Aに加締め圧着された状態で、溶融されたUV硬化樹脂が、加締め圧着された部分、および芯線露出部120を覆うように塗布され硬化されることで形成されたものであり、芯線露出部120の腐食を抑制するように構成されている。本実施形態では、図1、2に示すように、封止部3は、芯線露出部120が載置部23に載置され、一対の芯線圧着片24A、24Aによって加締め圧着された状態で、芯線接続部24における逃がし部241と被覆部13の前端部13fとの間にある隙間S、芯線接続部24、および芯線接続部24より先端側に芯線12が突出した部分120A(図1に示す)を覆うように、溶融されたUV硬化樹脂が塗布され硬化されて形成されたものであり、封止部3は芯線露出部120の腐食を抑制する。
次に、上述した構成の端子付き電線1を製造する手順を説明する。まず、予め電線11の端末部における被覆部13を皮剥ぎして芯線露出部120を形成する。次に、電線11の端末部を端子2の載置部23に載置し、一対の芯線圧着片24A、24Aで電線11の芯線露出部120を加締め圧着する。これにより、圧着部240と、該圧着部240の後端240bで折れ曲がって、その後端縁24bが斜め上方Z1に向けて延びて設けられた逃がし部241と、が形成される。この際、逃がし部241は、電線11の被覆部13の前端部13fに重なって設けられている。また、一対の被覆圧着片25A、25Aで電線11の被覆部13を加締め圧着する。こうして、芯線接続部24が電線11の端末部に電気接続されるとともに、被覆接続部25が電線11の端末部に機械的に接続されて、端子2が電線11の端末部に接続される。この後、芯線接続部24における逃がし部241と被覆部13の前端部13fとの間にある隙間Sに溶融されたUV硬化樹脂を充填しつつ、芯線接続部24、および芯線接続部24より前方側X1に芯線12が突出した部分120A(図1、2に示す)を覆うように、溶融されたUV硬化樹脂を塗布し、硬化させて、封止部3を形成する。このようにして端子付き電線1を製造する。
上述した実施形態によれば、一対の芯線圧着片24A、24Aが芯線12を加締め圧着した状態で一対の芯線圧着片24A、24Aは、圧着部240を有し、被覆部13の前端部13fは、圧着部240に重なって設けられている。これによれば、電線11に端子2が接続された状態で、一対の芯線圧着片24A、24Aと一対の被覆圧着片25A、25Aとの間が、被覆部13の前端部13fにより覆われて、水の浸入経路が塞がれる。これにより、封止部3の使用量を低減することができるから、製造コストを低減しつつ、防食信頼性の向上を図ることができる。
また、一対の芯線圧着片24A、24Aが芯線12を加締め圧着した状態で、一対の芯線圧着片24A、24Aは、圧着部240の後方X2に連続しかつ斜め上方(径方向外側)に傾斜した逃がし部241を有し、被覆部13の前端部13fは、逃がし部241に重なって設けられている。これによれば、一対の芯線圧着片24A、24Aの後端縁24bによる芯線12への食い込みが抑制される。これにより、より一層、防食信頼性の向上を図ることができる。
また、被覆部13の前端部13fと逃がし部241との間には、封止部3が充填されている。これによれば、水の浸入経路がより一層、塞がれる。これにより、より一層、防食信頼性の向上を図ることができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記実施形態では、芯線接続部24における逃がし部241は、電線11の被覆部13の前端部13fに重なって設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。逃がし部241の後端面(後端縁24bが示す位置)と電線11の被覆部13の前端面(前端部13fが示す位置)が互いに向かい合うように設けられていたとしても、本発明の権利範囲に含むものとする。
また、前記実施形態では、一対の芯線圧着片24A、24Aは、図2に示すように、電線11の芯線12に加締め圧着された状態で、先端同士が対向する程度の長さを有して構成されて、加締め圧着された状態で、各芯線圧着片24Aは湾曲して各先端は芯線12に向けて延びて形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。一対の芯線圧着片24A、24Aは、電線11の芯線12に加締め圧着された状態で、一対の芯線圧着片24A、24Aの先端同士はオーバーラップするように重なっていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 端子付き電線
2 端子
3 封止部
11 電線
12 芯線
120 芯線露出部(芯線露出部分)
13 被覆部
13f 被覆部の前端部(被覆部における芯線露出部分側の前端部)
23 載置部
24A、24A 一対の芯線圧着片
25A、25A 一対の被覆圧着片
240 圧着部
241 逃がし部

Claims (3)

  1. 芯線および該芯線を覆う被覆部を有する電線と、該電線に接続される端子と、前記電線に前記端子が接続された状態で、前記芯線の芯線露出部分を覆う封止部と、を備えた端子付き電線であって、
    前記端子は、前記電線が載置される載置部と、該載置部から延びて形成されて前記芯線を加締め圧着する一対の芯線圧着片と、前記載置部から延びて形成されて前記被覆部を加締め圧着する一対の被覆圧着片と、を備え、
    前記一対の芯線圧着片が前記芯線を加締め圧着した状態で、前記一対の芯線圧着片は圧着部を有し、
    前記被覆部における前記芯線露出部分側の前端部は、前記圧着部に重なって設けられていることを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記一対の芯線圧着片が前記芯線を加締め圧着した状態で、前記一対の芯線圧着片は、前記圧着部の後方に連続しかつ径方向外側に傾斜した逃がし部を有し、
    前記被覆部の前端部は、前記逃がし部に重なって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
  3. 前記被覆部と前記逃がし部との間には、前記封止部が充填されていることを特徴とする請求項2に記載の端子付き電線。
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